JP5892427B2 - ホルダ及びこれを用いた編組線の端末接続構造 - Google Patents
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Description
(1)本発明のホルダは、編組線の接続部が、編組線の端末であって前記シールドパイプの内周面に沿う内周側接続部とこの内周側接続部から前記シールドパイプの前記端面で折り返され前記シールドパイプの外周面に沿う外周側接続部とを有する一方、前記筒部が前記基部から同心で突設された外筒部と内筒部とからなり、前記外筒部と前記内筒部との間には前記接続部のうち前記外周側接続部から前記内周側接続部にかけての範囲を前記シールドパイプと共に挟圧して保持可能な挟圧溝が形成されている構成としてもよい。
このような構成によれば、編組線がホルダによって接続された状態では、編組線がシールドパイプの内周面側から外周面側にかけて広範囲に接触するため、電気的導通領域が広範囲に確保され、シールド性能を向上させることができる。
このような構成によれば、ロック片とロック孔とが弾性係止することにより、編組線の保持力を高めることができる。
このような構成によれば、編組線がホルダによって接続された状態では、編組線がシールドパイプの内周面側から外周面側にかけて広範囲に接触するため、電気的導通領域が広範囲に確保され、シールド性能を向上させることができる。
(4)また、本発明の編組線の端末接続構造は、前記シールドパイプの端末部の周面には複数個所にロック孔が開口する一方、前記筒部には、前記各ロック孔に対し弾性的に係止する複数のロック片がそれぞれ撓み可能に形成された構成としてもよい。
このような構成によれば、ロック片とロック孔とが弾性係止することにより、編組線の保持力を高めることができる。
以下、本発明の実施例1を図1乃至図3に基づいて説明する。図1はハイブリッド車両あるいは電気自動車において、車両後部に搭載されたインバータ1と、エンジンルーム内に搭載されたモータ2との間を接続するワイヤハーネスWHの配索状況を示している。本実施例におけるワイヤハーネスWHは3本の高圧電線3によって構成されている。
図4乃至図6は本発明の実施例2を示している。実施例1では編組線4とシールドパイプ5とを挟圧溝12内において挟圧して保持するようにしたが、実施例2では実施例1の挟圧構造に加え、ホルダ20をシールドパイプ5に弾性係止させる機構を追加することで、編組線4に対する接続機能の強化を図ったものである。
このように構成された実施例2によれば、実施例1の効果に加えロック片23,24とロック孔25との弾性係止により編組線4に対する保持力を一層高めることができる。
図7は本発明の実施例3を示している。実施例3では編組線4の端末部がシールドパイプ5内ヘの折り返しを持たずに接続される構成である。つまり、編組線4の接続作業にあたり、編組線4は内周側接続部13および第1方向転換部14を構成せず、編組線4の端末をシールドパイプ5の外周側端縁に位置させ、そこを始端としてシールドパイプ5の外周面に沿わせておく。その状態で、ホルダ30の嵌め付けを行い、挟圧溝31内に外周側接続部15とシールドパイプ5の端末部とを挟圧状態で差し込む。ホルダ30は実施例2とは異なり、外筒部33側には外側ロック片が形成されておらず、内筒部32側にのみ一対の内側ロック片34が撓み可能に形成されていて、ホルダ30の嵌め付けによってロック孔35に係止して抜け止めされる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例ではホルダは合成樹脂材によって形成したが、金属製であってもよい。
(2)上記実施例では、編組線4の端末部をシールドパイプ5の端末部と共に挟圧溝12内に圧入することによって保持する形態のものを示したが、弾性力によって内外方向から挟み付けるようにして保持する形態としてもよい。
(3)実施例2では、内側ロック片24あるいは外側ロック片23を一対ずつ設けるようにしたが、その数及び位置は限定されるべきものではない。この点は、実施例3における内側ロック片34についても同様である。
(4)本発明においては、図7に示す実施例3のように、編組線4に必ずしも内周側接続部13を構成する必要はない。実施例3のホルダに代えて外周側接続部15をシールドパイプ5に対して締め上げるようなカシメリングを用いてもよい。その場合においても、カシメリングにはシールドパイプ5の端面を軸方向外方から覆うようにして対向する基部を一体に形成する必要はある。すなわち、カシメリングは基部から軸方向に沿って突設する筒部を構成することになる。
4…編組線
5…シールドパイプ
6,20,30…ホルダ
7…基部
9,22,32…内筒部
10,21…外筒部
12,26,31…挟圧溝
13…内周側接続部
14…第1方向転換部
15…外周側接続部
16…第2方向転換部
23…外側ロック片
24,34…内側ロック片
25…ロック孔
Claims (6)
- 内部に電線が挿通された導電性金属材料よりなるシールドパイプの端部に対し、筒状に形成された編組線の端末部を接続して前記シールドパイプに取り付けられるホルダであって、
前記シールドパイプの端面に軸方向外方から対向して覆う基部と、
この基部から軸方向に沿って一体に突設され前記編組線の端部において内周側へ折り返すことによって形成された接続部を、前記編組線の一般部の内側で保持する筒部とを備えることを特徴とするホルダ。 - 前記接続部は、前記編組線の端末であって前記シールドパイプの内周面に沿う内周側接続部とこの内周側接続部から前記シールドパイプの前記端面で折り返され前記シールドパイプの外周面に沿う外周側接続部とを有する一方、前記筒部は前記基部から同心で突設された外筒部と内筒部とからなり、前記外筒部と前記内筒部との間には前記接続部のうち前記外周側接続部から前記内周側接続部にかけての範囲を前記シールドパイプと共に挟圧して保持可能な挟圧溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のホルダ。
- 前記筒部には撓み可能な複数のロック片が形成され、各ロック片はシールドパイプの端末部の周面の対応箇所に設けられたロック孔に係止可能となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のホルダ。
- 内部に電線が挿通された導電性金属材料よりなるシールドパイプの端部に対し、筒状に形成された編組線の端末を接続するための編組線の端末接続構造であって、
前記編組線の端部において内周側への折り返しによって形成された接続部と、
前記シールドパイプの端末部に装着され前記シールドパイプの端面に軸方向外方から対向して前記端面を覆う基部とこの基部から軸方向に沿って一体に突設され前記接続部を前記編組線の一般部の内側で保持する筒部とが形成されたホルダとを備えることを特徴とする編組線の端末接続構造。 - 前記編組線の前記接続部は、
前記編組線の末端に形成され前記シールドパイプの端部の開口面から挿入されて前記シールドパイプの内周面に沿う内周側接続部と、この内周側接続部に連続し前記シールドパイプの端面を覆いつつ前記シールドパイプの外周側へ折り返される第1方向転換部と、この第1方向転換部に連続し前記シールドパイプの外周面に沿う外周側接続部と、この外周側接続部から外周側へ折り返されて前記編組線の一般部に連続する第2方向転換部とから形成され、
前記ホルダの前記筒部は、前記基部から同心で突設された外筒部と内筒部とから形成され、前記外筒部と前記内筒部との間には前記接続部のうち前記外周側接続部から前記内周側接続部にかけての範囲を前記シールドパイプと共に挟圧して保持可能な挟圧溝が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の編組線の端末接続構造。 - 前記シールドパイプの端末部の周面には複数個所にロック孔が開口する一方、前記筒部には、前記各ロック孔に対し弾性的に係止する複数のロック片がそれぞれ撓み可能に形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の編組線の端末接続構造。
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