JP5892278B1 - スクリーン装置、画像表示システム、画像表示方法 - Google Patents

スクリーン装置、画像表示システム、画像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表現の幅を拡大する。【解決手段】スクリーン装置1は、画像の表示に使用される複数のスクリーン面18を備えたスクリーン部材10と、スクリーン部材10を鉛直軸Ax周りに回転させるように構成された回転駆動装置12とを有する。また、スクリーン装置1は、前後方向にスクリーン部材10を移動するように構成された直動駆動装置14を有する。さらに、スクリーン装置1は、回転駆動装置12及び直動駆動装置14を制御するコントローラ22を有し、コントローラ22は、隣り合うスクリーン部材10の位置を前後方向にずらした状態で隣り合うスクリーン部材10の一方又は両方を回転させるように、回転駆動装置12及び直動駆動装置14を制御する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、スクリーン装置、画像表示システム、画像表示方法に関する。
特許文献1には、一方表面側に映写面が形成されるスクリーン本体を備えた映像スクリーン装置が記載されている。
特開平5−34827号公報
上記従来技術は、静止したスクリーン本体に対して映像が投射されるものであり、表現が単調で、表現の幅に制約があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、表現の幅を拡大することができるスクリーン装置、画像表示システム、画像表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、画像の表示に使用されるスクリーン部を備えたスクリーン装置であって、前記画像の表示に使用される複数の平面をそれぞれ備えた複数の多面体と、前記多面体を少なくとも1軸周りに回転させるように構成された第1駆動装置と、前記スクリーン部の面方向に交差する第1方向に前記多面体を移動するように構成された第2駆動装置と、を有するスクリーン装置が適用される。
また、本発明の別の観点によれば、前記スクリーン装置と、前記スクリーン装置の前記スクリーン部に画像を投影する投影装置と、を有する画像表示システムが適用される。
また、本発明のさらに別の観点によれば、投影装置によりスクリーン装置のスクリーン部に投影される画像と、前記スクリーン装置の多面体の少なくとも1軸周りの回転動作、及び、前記スクリーン部の面方向に交差する第1方向への移動動作、とを同期させることを有する画像表示方法が適用される。
本発明のスクリーン装置等によれば、表現の幅を拡大することができる。
一実施形態の画像表示システムの全体構成の一例を表す構成図である。 メイン架台による駆動ユニットの支持態様の一例を表す斜視図である。 メイン架台による駆動ユニットの支持態様の一例を表す斜視図である。 駆動ユニットの構成の一例を表す斜視図である。 駆動ユニットの構成の一例を表す斜視図である。 駆動ユニット、特に直動駆動装置の構成の一例を表す分解斜視図である。 スクリーン部材及び回転駆動装置の構成の一例を表す分解斜視図である。 直動駆動装置の一部分の構成の一例を表す分解斜視図である。 スクリーン部材を回転動作させるときの制御内容の一例を説明するための模式図である。 スクリーン部材を回転動作させるときの制御内容の一例を説明するための模式図である。 スクリーン部材を回転動作させるときの制御内容の一例を説明するための模式図である。 スクリーン部材を回転動作させるときの制御内容の一例を説明するための模式図である。 スクリーン部材を回転動作させるときの制御内容の一例を説明するための模式図である。 画像表示方法による画像表示システムの動作の一例を説明するための模式図である。 画像表示方法による画像表示システムの動作の一例を説明するための模式図である。 画像表示方法による画像表示システムの動作の一例を説明するための模式図である。 三角柱形状のスクリーン部材を用いる変形例における、スクリーン部材の構成の一例、及び、スクリーン部材を回転動作させるときの挙動の一例を説明するための模式図である。 スクリーン部材の構成の一例、及び、スクリーン部材を回転動作させるときの挙動の一例を説明するための模式図である。 スクリーン部材の構成の一例、及び、スクリーン部材を回転動作させるときの挙動の一例を説明するための模式図である。
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、原則として同一の符号で表し、これらの構成要素についての重複説明は、適宜省略する。また、図面中に注記された「前」「後」「左」「右」「上」「下」の方向は、本明細書の説明において「前」「後」「左」「右」「上」「下」と記述される方向にそれぞれ対応する。但し、スクリーン装置等の各構成要素の位置関係は、「前」「後」「左」「右」「上」「下」の概念に限定されるものではない。
ここで、スクリーン装置は、画像の表示に使用される様々なタイプのスクリーン装置に適用可能である。なお、本明細書において、「画像」とは、事象を視覚的に媒体に定着させたものを指し、文字、記号、図形等のいずれも含み、また手書きされたもの、印刷されたもの、コンピュータにより作成されたもののいずれも含み、また静止画及び動画の両方を含む。以下では、スクリーン装置を、投影装置により投影された画像を表示するスクリーン装置に適用した場合を例にとって説明する。
<1.画像表示システムの全体構成の例>
まず、図1〜図3を参照しつつ、本実施形態の画像表示システムの全体構成の一例について説明する。
図1〜図3に示すように、画像表示システムSは、スクリーン装置1と、スクリーン装置1のスクリーン部1aに画像を投影する1台以上の投影装置2(図1中ではスクリーン部1aに前方から画像を投影する1台の投影装置2のみ図示)と、投影装置2と相互通信可能に接続され投影装置2の動作を制御する投影コントローラ3と有する。なお、図1に示す例では、スクリーン部1aには、「ABCDEFG」の画像が投影されている。
(1−1.スクリーン装置の例)
スクリーン装置1は、投影装置2により投影された画像を表示する装置である。スクリーン装置1は、スクリーン部材10と、回転駆動装置12と、直動駆動装置14と、モータ制御装置20と、コントローラ22と、メイン架台24と、サブ架台26と、統合コントローラCTとを有する。この例では、スクリーン部材10、回転駆動装置12、及び直動駆動装置14は、駆動ユニットUとしてユニット化されている。なお、スクリーン部材10、回転駆動装置12、及び直動駆動装置14の少なくとも一部は、ユニット化されなくてもよい。
(1−1−1.駆動ユニットの例)
駆動ユニットUは、この例では128組設けられている。128組の駆動ユニットUは、互いに同一の向き(この例ではスクリーン部材10が前側となる向き)で、縦方向(この例では上下方向)及び横方向(この例では左右方向)に格子状に配列されている。具体的には、128組の駆動ユニットUは、横16列×縦8行の格子状配列とされている。図1中には、128組の駆動ユニットUの横方向・縦方向における位置(順番)を表す数字を付記している。なお、駆動ユニットUの配列及び組数は、上記以外の配列及び組数であってもよい(1組のみであってもよい)。
各スクリーン部材10は、立方体(正六面体)形状を備える。各スクリーン部材10では、その4つの側面(図2及び図3の状態での前面、後面、左面、及び右面)の各々が、画像が投影されるスクリーン面18として構成されている。なお、スクリーン部材10は、「多面体」及び「立方体」の一例に相当する。また、スクリーン部材10の4つのスクリーン面18は、「画像の表示に使用される複数の平面」の一例に相当する。また、128個のスクリーン部材10のスクリーン面18により、上記スクリーン部1aが構成されている。
各回転駆動装置12は、同一の駆動ユニットUのスクリーン部材10を鉛直軸Ax周りに回転(横回転)させる装置である。なお、回転駆動装置12は、「第1駆動装置」の一例に相当する。各回転駆動装置12は、同一の駆動ユニットUのスクリーン部材10を鉛直軸Ax周りに横回転させることで、当該スクリーン部材10の4つのスクリーン面18の向き(位置)を変更し、画像が投影されるスクリーン面18を切り替えることができる。なお、回転駆動装置12は、スクリーン部材10を縦回転させるように構成されてもよい。あるいは、回転駆動装置12は、スクリーン部材10を横回転及び縦回転のいずれもできるように構成されてもよい。
各直動駆動装置14は、同一の駆動ユニットUのスクリーン部材10を上記スクリーン部1aの面方向に垂直な方向(この例では前後方向)に移動する装置である。なお、直動駆動装置14は、「第2駆動装置」の一例に相当する。また、前後方向は、「第1方向」の一例に相当する。なお、直動駆動装置14によるスクリーン部材10の移動方向は、スクリーン部1aの面方向に交差する方向であれば、前後方向以外の方向であってもよい。
(1−1−2.モータ制御装置の例)
モータ制御装置20は、制御対象とする駆動ユニットUの、回転駆動装置12のモータM12(後述の図7参照)、及び、直動駆動装置14のモータM14と相互通信可能に接続され、当該モータM12,M14の動作を制御する。例えば、モータ制御装置20は、制御対象とする駆動ユニットUに係るモータM12,M14のエンコーダ(図示せず)から位置データ等を取得し、その位置データ等に基づいて当該モータM12,M14の動作を制御する。なお、モータM12,M14は、上記のようなサーボモータである場合に限定されるものではなく、モータ制御装置20から供給されるパルス電力に同期して動作するステッピングモータであってもよい。この例では、モータ制御装置20は、1台で1組の駆動ユニットUに係るモータM12,M14を制御可能に構成され、合計128台設けられている。なお、1台のモータ制御装置20で2組以上の駆動ユニットUに係るモータM12,M14の動作を制御可能としてもよい。また、1台のモータ制御装置20でモータM12,M14の一方のみの動作を制御可能としてもよい。
(1−1−3.コントローラの例)
コントローラ22は、制御対象とする駆動ユニットUに係るモータ制御装置20と相互通信可能に接続され、当該駆動ユニットUに係るモータM12,M14の動作をモータ制御装置20を介して制御する。なお、コントローラ22は、「第1コントローラ」の一例に相当する。この例では、コントローラ22は、1台で64組の駆動ユニットUを制御可能に構成され、合計2台設けられている。具体的には、一方のコントローラ22は、128個の駆動ユニットUのうち横1〜8列目かつ縦1〜8行目に位置する64組の駆動ユニットUを制御対象とする。また、他方のコントローラ22は、128個の駆動ユニットUのうち横9〜16列目かつ縦1〜8行目に位置する64組の駆動ユニットUを制御対象とする。なお、1台のコントローラ22で制御可能な駆動ユニットUの数は、64組に限定されるものでなく、他の数であってもよい。
(1−1−4.メイン架台の例)
メイン架台24は、駆動ユニットUを支持する架台である。この例では、メイン架台24は、128個の駆動ユニットUを1台のコントローラ22により制御可能な64組ごとに支持するように、合計2台設けられている。なお、メイン架台24は、「架台」の一例に相当する。具体的には、2台のメイン架台24は、横方向に並べて配置され連結されている。そして、一方のメイン架台24(この例では右側に位置するメイン架台24)は、一方のコントローラ22の制御対象である横1〜8列目かつ縦1〜8行目に位置する64組の駆動ユニットUを支持する。また、他方のメイン架台24(この例では左側に位置するメイン架台24)は、他方のコントローラ22の制御対象である横9〜16列目かつ縦1〜8行目に位置する64組の駆動ユニットUを支持する。なお、メイン架台24により支持する駆動ユニットUの数及び対象は、上記以外の数及び対象であってもよい。例えば、1台のメイン架台24で全ての駆動ユニットUを支持してもよい。
各メイン架台24は、フレーム部材28と、ベース30と、バックベース32と、フレーム部材28の下端部に固定された複数の脚34とを備え、複数の脚34により自立可能かつ高さ調整可能に構成されている。なお、メイン架台24は、自立可能に構成されなくてもよく、また高さ調製可能に構成されなくてもよい。
ベース30は、その面方向が水平方向(この例では上下方向に垂直な方向)となるようにフレーム部材28に固定されている。ベース30の上面には、その前端部に横方向に並べて固定された8個のガイドアダプタ38の各々を介して、64組の駆動ユニットUのうち縦8行目に位置する8組の駆動ユニットUが固定される。なお、64組の駆動ユニットUのうち縦1〜7行目に位置する56組の駆動ユニットUは、各々の下段に位置する駆動ユニットUの後述のガイドアダプタ40に固定されることで、当該下段に位置する駆動ユニットUに固定される。
バックベース32は、その面方向がベース30の面方向に垂直な方向(この例では前後方向に垂直な方向)となるようにフレーム部材28に固定されている。バックベース32の前面には、64組の駆動ユニットUが固定される。バックベース32の各駆動ユニットUの固定位置近傍には、ケーブル等が挿通される挿通孔32aが設けられている。
(1−1−5.サブ架台の例)
サブ架台26は、コントローラ22及びモータ制御装置20を支持する架台である。この例では、サブ架台26は、2台のコントローラ22を1台ずつ支持すると共に、128台のモータ制御装置20を当該1台のコントローラ22により制御可能な64組ごとに支持するように、合計2台設けられている。なお、図1中では、2台のサブ架台26は、メイン架台24の両側に分かれて配置されているが、2台のサブ架台26の配置は特に限定されるものではなく、2台のサブ架台26は、例えばメイン架台24の後部等に配置されてもよい。そして、一方のサブ架台26(この例ではメイン架台24の右側に位置するサブ架台26)は、上記横1〜8列目かつ縦1〜8行目に位置する64組の駆動ユニットUを制御対象とする一方のコントローラ22を支持すると共に、当該コントローラ22と接続される64台のモータ制御装置20を支持する。また、他方のサブ架台26(この例ではメイン架台24の左側に位置するサブ架台26)は、上記横9〜16列目かつ縦1〜8行目に位置する64組の駆動ユニットUを制御対象とする他方のコントローラ22を支持すると共に、当該コントローラ22と接続される64台のモータ制御装置20を支持する。なお、コントローラ22やモータ制御装置20は、上記メイン架台24により支持されてもよい。
各サブ架台26は、複数の脚42と、複数のキャスター44と、ケーブル等が収納される複数のラック46を備え、複数の脚42により自立可能に構成されると共に、複数のキャスター44により移動可能に構成されている。
(1−1−6.統合コントローラの例)
統合コントローラCTは、2台のコントローラ22及び投影コントローラ3と相互通信可能に接続され、2台のコントローラ22を統合して制御する。なお、統合コントローラCTは、「第2コントローラ」の一例に相当する。例えば、統合コントローラCTは、投影コントローラ3から画像の投影タイミングを表す情報(以下適宜「タイミング情報」という)を取得し、そのタイミング情報に基づいて各コントローラ22を統合して制御する。これにより、各コントローラ22は、統合コントローラCTの制御に基づいて、投影装置2により投影された画像に同期して制御対象とする64組の駆動ユニットUに係るモータM12,M14の動作をモータ制御装置20を介して制御することができる。なお、コントローラ22が1台のみしか設けられない場合等には、統合コントローラCTは省略可能である。
上記のような構成の画像表示システムSでは、スクリーン部1aの所望の位置に所望の画像を投影して、いわゆる「プロジェクションマッピング」を実施しつつ、投影された画像に同期して所望のスクリーン部材10を回転・直動動作させることができる。なお、本明細書において、画像とスクリーン部材10の動作(モータM12,M14の動作)との同期は、厳密な意味での同期でなくてもよく、観客目線において画像とスクリーン部材10とが同時に動いていると感じる程度の比較的疎漏な意味での同期であってもよい。
なお、上記で説明した画像表示システムS及びスクリーン装置1の構成は、あくまで一例であり、上記以外の構成であってもよい。例えば、スクリーン部材10の動作を回転動作のみとし、スクリーン部材10を直動動作しないようにしてもよく、この場合には直動駆動装置14は省略可能である。また、スクリーン部材10の形状は、立方体に限定されるものでなく、例えば三角柱等の他の多面体であってもよい(後述の(5−1)の変形例も参照)。
<2.駆動ユニットの構成の例>
次に、図4〜図8を参照しつつ、駆動ユニットUの構成の一例について説明する。
図4〜図8に示すように、駆動ユニットUは、上記スクリーン部材10と、上記回転駆動装置12と、上記直動駆動装置14とを有する。
(2−1.スクリーン部材の例)
スクリーン部材10は、1つの底面49(図7の状態での上面)及び4つの側面50(図7の状態での前面、後面、左面、及び右面)を備えた中空立方体形状のフレーム部材48と、各側面50に固定される4枚の平板52とを備える。すなわち、スクリーン部材10では、4枚の平板52の表面の各々が上記スクリーン面18として構成されている。4つのスクリーン面18は、この例では全て白色面となっている。また、フレーム部材48の各側面50には、複数の孔50aが形成されており、これによりフレーム部材48の軽量化が図られている。
なお、上記で説明したスクリーン部材10の構成は、あくまで一例であり、上記以外の構成であってもよい。例えば、スクリーン部材10のスクリーン面18の数は、4つに限定されるものではなく、3つ又は2つであってもよく、またスクリーン部材10の側面の1つを例えば撥水加工等を施した保護面としてもよい。また、スクリーン面18は、白色面に限定されるものではなく、黒色等の他の色の面としたり、光源等を備えた面等をとしてもよい。
(2−2.回転駆動装置の例)
回転駆動装置12は、Bベース84と、Rベース68と、Uベース54と、Sベース58と、2つのSベース66と、モータベース64と、回転型モータである上記モータM12と、プーリ74と、ベルト78と、プーリ76と、メインシャフト62と、カラー82と、ベアリング56と、シャフトホルダ60と、ベアリング80と、ケーブルカバー72と、ケーブルカバー70とを備える。これら回転駆動装置12の構成要素のうち、2つのSベース66、モータベース64、モータM12、プーリ74、ベルト78、プーリ76、メインシャフト62、カラー82、シャフトホルダ60、ケーブルカバー72、及びケーブルカバー70等は、上記スクリーン部材10の内部に設けられている。
Bベース84の後端部には、Rベース68の下端部が固定されている。Rベース68の上端部には、Uベース54の後端部が固定されている。Rベース68の右端部、Uベース54の右後端部、及びBベース84の右後端部には、Sベース58の後端部、上端部、及び下端部が固定されている。上記スクリーン部材10は、Bベース84、Rベース68、及びUベース54の間に設けられている。
Bベース84の上面には、2つのSベース66が固定されている。2つのSベース66の上端部には、モータベース64を介してモータM12が取り付けられている。
2つのSベース66の間には、プーリ74が配置されている。プーリ74の内周部には、モータM12のモータシャフトSH12が固定されており、プーリ74は、モータシャフトSH12と共に横回転する。プーリ74の外周部には、ベルト78が取り付けられている。ベルト78は、プーリ76の外周部にも取り付けられており、プーリ76は、プーリ74の回転に従動して上記鉛直軸Ax周りに横回転する。
プーリ76の内周部には、メインシャフト62の下端部が固定されている。メインシャフト62の上記プーリ76への固定部位よりもさらに下端部は、カラー82を貫通し、Bベース84に取り付けられたベアリング56により、Bベース84に対し回転自在に支持されている。メインシャフト62の上端部は、上記スクリーン部材10の上面部の内面に固定されたシャフトホルダ60に固定されている。メインシャフト62の上記シャフトホルダ60への固定部位よりもさらに上端部は、スクリーン部材10の上面部を貫通し、Uベース54に取り付けられたベアリング80により、Uベース54に対し回転自在に支持されている。
また、Bベース84の上面には、ケーブルカバー72が固定されたケーブルカバー70が固定されている。
上記のような構成の回転駆動装置12では、モータM12が駆動されると、モータシャフトSH12が横回転し、その回転力がプーリ74、ベルト78、及びプーリ76を介してメインシャフト62に伝達され、メインシャフト62が鉛直軸Ax周りに横回転する。これにより、回転駆動装置12は、メインシャフト62に連結されたスクリーン部材10を、メインシャフト62と共に鉛直軸Ax周りに横回転させることができる。
なお、上記で説明した回転駆動装置12の構成は、あくまで一例であり、上記以外の構成であってもよい。例えば、回転駆動装置12のモータM12の動力を伝達する機構は、上記のようなプーリ及びベルトを用いた機構に限定されるものでなく、例えば歯車を用いた機構やチェーンを用いた機構等であってもよい。また、回転駆動装置12のモータM12等を、スクリーン部材10の外部に設けてもよい。
(2−3.直動駆動装置の例)
直動駆動装置14は、メインベース36と、Mベース110と、2つのSベース108と、Mベース86と、回転型モータである上記モータM14と、プーリ94と、Mシャフト88と、ベアリング104と、ベルト98と、プーリ96と、Pシャフト92と、ベアリング90と、ベアリング106と、Pベース124と、2つのSベース122と、Pベース112と、プーリ116と、Pシャフト118と、ベアリング114と、ベアリング120と、ベルトベース102と、ベルト金具100と、リニアガイド128と、Mテーブル130と、フレーム132と、フレームサポート134と、フレームカバー136と、Gベース140と、リニアガイド142と、ガイドアダプタ40と、3つのケーブルカバー138と、ケーブルベア(登録商標)150と、ベア金具152と、配線ダクト144とを備える。
メインベース36の上面の後端側には、Mベース110が固定されている。Mベース110の上面には、2つのSベース108が固定されている。2つのSベース108の上端部には、Mベース86を介してモータM14が取り付けられている。
2つのSベース108の間には、プーリ94が配置されている。プーリ94の内周部には、モータM14のモータシャフトSH14が固定されたMシャフト88が固定されている。Mシャフト88の上記プーリ94への固定部位よりもさらに下端部は、Mベース110に取り付けられたベアリング104により、Mベース110に対し回転自在に支持されている。したがって、プーリ94は、モータシャフトSH14及びMシャフト88と共に横回転する。プーリ94の外周部には、ベルト98が取り付けられている。
また、2つのSベース108の間における上記プーリ94の近傍には、プーリ96が配置されている。プーリ96の内周部には、Pシャフト92の下端部が固定されている。Pシャフト92の上端部は、Mベース86に取り付けられたベアリング90により、Mベース86に対し回転自在に支持されている。Pシャフト92の上記プーリ96への固定部位よりもさらに下端部は、Mベース110に取り付けられたベアリング106により、Mベース110に対し回転自在に支持されている。プーリ96の外周部には、上記ベルト98が取り付けられており、プーリ96は、プーリ94の回転に従動して横回転する。
メインベース36の上面の前端側には、Pベース124が固定されている。Pベース124の上面には、2つのSベース122が固定されている。2つのSベース122の上端部には、Pベース112が固定されている。2つのSベース122の間には、プーリ116が配置されている。プーリ116の内周部には、Pシャフト118の上端部が固定されている。Pシャフト118の上記プーリ116への固定部位よりもさらに上端部は、Pベース112に取り付けられたベアリング114により、Pベース112に対し回転自在に支持されている。Pシャフト118の下端部は、Pベース124に取り付けられたベアリング120により、Pベース124に対し回転自在に支持されている。プーリ116の外周部には、上記ベルト98が取り付けられており、プーリ116は、プーリ94の回転に従動して横回転する。
ベルト98の外周側には、ベルトベース102がベルト金具100により取り付けられており、ベルトベース102は、ベルト98の回転に伴い前後方向に移動する。
また、メインベース36の上面における上記ベルト98の内周側には、リニアガイド128が設けられている。リニアガイド128は、前後方向に延設されるようにメインベース36の上面に固定されたレール128aと、レール128a上を摺動可能な2つのブロック128bとを備える。2つのブロック128bの上面には、Mテーブル130が固定されている。Mテーブル130の上面部は、ベルト98の上端部よりも上側に位置する。Mテーブル130の上面には、フレーム132がその上面に配置されたフレームサポート134と共に固定されている。
フレーム132の後端部には、フレームカバー136が固定されている。フレーム132の上面には、Gベース140が固定されている。
Gベース140の上面には、リニアガイド142が設けられている。リニアガイド142は、前後方向に延設されるようにGベース140の上面に固定されたレール142aと、レール142a上に取り付けられたブロック142bとを備える。レール142a及びブロック142bは、前後方向に相対的に摺動可能に構成されている。ブロック142bの上面には、ガイドアダプタ40が固定されている。ガイドアダプタ40は、Pフランジ154を介して、上段に位置する駆動ユニットUに係るPベース124の前端部に固定される。なお、図6中には、実線で示す直動駆動装置14を備えた駆動ユニットUを基準として、その下段に位置する駆動ユニットUの各構成要素を想像線で図示している。
また、フレーム132の前端部は、上記Rベース68の後面に固定されている。フレーム132の左面には、3つのケーブルカバー138が固定されている。
また、Mテーブル130の上面部には、ケーブルが挿通されるケーブルベア150がその一端部に固定されたベア金具152を介して固定されている。ケーブルベア150の他端部は、メインベース36の上面の左端部に固定されている。
また、メインベース36の上面の右端部には、ケーブルが挿通される配線ダクト144が設けられている。
上記のような構成の直動駆動装置14では、モータM14が駆動されると、モータシャフトSH14及びMシャフト88が横回転し、その回転力がプーリ94、ベルト98、プーリ96,116を介してPシャフト92,118に伝達され、Pシャフト92,118が横回転する。この際、ベルト98の回転に伴い、ベルトベース102、Mテーブル130、及びフレーム132等が、リニアガイド128,142によりガイドされつつ前後方向に移動する。これにより、直動駆動装置14は、フレーム132に連結されたスクリーン部材10を、フレーム132等と共に前後方向に移動することができる。
なお、上記で説明した直動駆動装置14の構成は、あくまで一例であり、上記以外の構成であってもよい。例えば、直動駆動装置14のモータM14の動力を伝達する機構は、上記のようなプーリ及びベルトを用いた機構に限定されるものでなく、例えば歯車を用いた機構やチェーンを用いた機構等であってもよい。また、直動駆動装置14の動力発生源をリニアモータ等としてもよい。
<3.画像表示システムの動作の例>
次に、画像表示システムSの動作の一例について説明する。
(3−1.スクリーン部材を回転動作させるときの制御内容の例)
ここで、本実施形態では、上記128個のスクリーン部材10は、横方向に隣り合うスクリーン部材10の位置が前後方向に一致する状態で当該隣り合うスクリーン部材10の底面49の外接円同士が一部重なり合うように、当該隣り合うスクリーン部材10同士の隙間が極力小さく決められ、配置されている(後述の図9A参照)。各コントローラ22は、統合コントローラCTの制御に基づいて、横方向に隣り合うスクリーン部材10の一方又は両方を横回転させるときには、当該隣り合うスクリーン部材10の位置を前後方向にずらした状態としてから回転させるように、モータM12,M14の動作をモータ制御装置20を介して制御する。
以下、図9A〜図9Eを参照しつつ、上記のようなコントローラ22の制御に基づくスクリーン部材10の動作の一例について説明する。図9A〜図9Eでは、128個のスクリーン部材10のうち横方向に隣り合う3個のスクリーン部材10(図中では「10a」「10b」「10c」と図示)に係る駆動ユニットU(図中では「Ua」「Ub」「Uc」と図示)のみを抽出して図示し、スクリーン部材10a,10bが鉛直軸Ax周りに横回転する場合を例にとって説明する。なお、図9A〜図9E中では、説明の便宜上、各スクリーン部材10の4つのスクリーン面18を互いに異なる態様で図示している
図9A〜図9Eにおいて、図9Aに示す状態では、スクリーン部材10a,10b,10cは、全て後方に位置している。この状態では、スクリーン部材10a,10b,10cに係る外接円同士は、一部重なり合っている。
そして、駆動ユニットUbにおいて、コントローラ22の制御に基づいて直動駆動装置14が駆動され、スクリーン部材10bが前方に移動する(図9A及び図9B参照)。図9Bに示す状態では、スクリーン部材10a,10b,10cに係る外接円同士は、重なり合っていない。
その後、駆動ユニットUa,Ubの各々において、コントローラ22の制御に基づいて回転駆動装置12が駆動され、スクリーン部材10a,10bの各々が鉛直軸Ax周りに横回転する(図9B〜図9D参照)。
そして、駆動ユニットUbにおいて、コントローラ22の制御に基づいて直動駆動装置14が駆動され、スクリーン部材10bが後方に移動する(図9D及び図9E参照)。
(3−2.画像表示方法による動作の例)
上述したように、画像表示システムSでは、スクリーン部1aの所望の位置に所望の画像を投影してプロジェクションマッピングを実施しつつ、投影された画像に同期して所望のスクリーン部材10を回転・直動動作させることができる。すなわち、画像表示システムSでは、投影装置2によりスクリーン部1aに投影される画像と、スクリーン部材10の鉛直軸Ax周りの回転動作とを同期させることができる。
以下、図10A〜図10Cを参照しつつ、上記のような画像表示方法による画像表示システムSの動作の一例について説明する。
図10A〜図10Cにおいて、図10Aに示す状態では、横3〜12列目かつ縦4,5行目に位置する20個のスクリーン部材10のスクリーン面18に亘って、「ABCDEF」の画像が投影され、128個のスクリーン部材10の全てが後方に位置している。
そして、上記画像が投影された状態で、横13列目かつ縦4,5行目の2個のスクリーン部材10が前方に移動し、その後、横13,14列目かつ縦4,5行目の4個のスクリーン部材10のスクリーン面18に亘って、横回転する「G」の画像が投影され、その画像の回転に同期して当該4個のスクリーン部材10が横回転する(図10B参照)。そして、横3〜14列目かつ縦4,5行目に位置する24個のスクリーン部材10のスクリーン面18に亘って、「ABCDEFG」の画像が投影された状態となる(図10C参照)。
なお、上記で説明した画像表示システムSの動作は、あくまで一例であり、上記以外の動作であってもよい。
<4.本実施形態による効果の例>
以上説明したように、本実施形態の画像表示システムSは、スクリーン装置1と投影装置2とを有する。スクリーン装置1は、スクリーン部材10と回転駆動装置12とを有し、回転駆動装置12によりスクリーン部材10を回転させることができる。これにより、投影された画像を表示しつつスクリーン部材10を回転動作させることができるので、スクリーン装置1にスクリーン部材10の回転動作による表現態様を加えることができ、表現の幅を大幅に拡大することができる。その結果、画像の表示とスクリーン部材10の実際の回転動作との相乗効果により、観客により強い印象を与えたり、より楽しませることが可能となる。
また、本実施形態では特に、スクリーン装置1は、直動駆動装置14を有し、直動駆動装置14によりスクリーン部材10を前後方向に移動させることができる。つまり、スクリーン装置1は、スクリーン部材10を回転動作だけでなく直動動作させることができるので、より複雑な動作が実行可能となる。これにより、スクリーン装置1の表現態様をさらに増大できるので、表現の幅をさらに拡大することができる。
また、本実施形態では特に、スクリーン装置1は、コントローラ22を有し、コントローラ22は、隣り合うスクリーン部材10の位置を前後方向にずらした状態で当該隣り合うスクリーン部材10の一方又は両方を回転させるように、回転駆動装置12及び直動駆動装置14を制御する。このようにスクリーン部材10の動作を制御することにより、隣り合うスクリーン部材10同士の隙間が極力小さくなるように複数のスクリーン部材10を配置しつつ、各スクリーン部材10を回転動作させることができる。したがって、スクリーン部1aの面方向におけるスクリーン部材10間の隙間を小さくすることができるので、画像の表示性能を向上できる。
また、本実施形態では特に、コントローラ22は、投影された画像に同期して回転駆動装置12及び直動駆動装置14を制御する。これにより、投影された画像の内容に合わせてスクリーン部材10を動作(回転及び直動)させることができる。その結果、画像の表示とスクリーン部材10の実際の動作(回転及び直動)との相乗効果により、観客により強い印象を与えたり、より楽しませることができる。
また、本実施形態では特に、スクリーン部材10、回転駆動装置12、及び直動駆動装置14は、駆動ユニットUとしてユニット化される。また、縦方向と横方向に格子状に配列された複数の駆動ユニットUは、コントローラ22により制御可能な数ごとにメイン架台24により支持される。これにより、複数の駆動ユニットUとそれらを制御するコントローラ22とをメイン架台24ごとにユニット化することが可能である。この場合、スクリーン装置1の拡張・縮小を機械的にも電気的にもユニット単位で行うことが可能となるので、拡張・縮小が容易となる。また、本実施形態では、メイン架台24が自立可能であるため、スクリーン装置1をアンカーボルト等を使用することなく容易に設置できる。
また、本実施形態では特に、メイン架台24は、複数台が並べて配置されており、スクリーン装置1は、複数のメイン架台24の各々に対応した複数のコントローラ22を統合して制御する統合コントローラCTを有する。これにより、統合コントローラCTで制御可能な範囲でコントローラ22及びメイン架台24の数を増やすことができる。したがって、拡張性を高めることができる。
また、本実施形態では特に、回転駆動装置12のモータM12等は、スクリーン部材10の内部に設けられる。これにより、モータM12等の設置スペースが不要となり、駆動ユニットUをコンパクト化できる。
また、本実施形態では特に、スクリーン部材10は、立方体形状を備え、回転駆動装置12は、立方体形状のスクリーン部材10を鉛直軸Ax周りに横回転させ、画像の表示に使用されるスクリーン面18を切り替える。これにより、例えば縦回転とする場合には立方体形状のスクリーン部材10内部に配置した回転駆動装置12のモータM12等の支持が片持ち梁上となり構造的に不安定となるのに対して、横回転とする場合には回転駆動装置12のモータM12等を下方から支持することが可能となるので、部品を増やすことなく構造的に安定させることができる。
<5.変形例等>
なお、実施形態は、上記内容に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例について説明する。
(5−1.三角柱形状のスクリーン部材を用いる場合)
上記実施形態では、多面体として、立方体形状のスクリーン部材10を用いた場合を例にとって説明したが、例えば図11A〜図11Cに示すような正三角柱形状のスクリーン部材10′を用いてもよい。スクリーン部材10′では、その3つの側面の各々が、上記スクリーン面18として構成されている。このとき、鉛直軸Ax周りに横回転する複数のスクリーン部材10′を、横方向に隣り合うスクリーン部材10′の位置が前後方向に一致する状態で当該隣り合うスクリーン部材10′の底面49′の外接円同士が重なり合わないように配置してもよい。この場合には、横方向に隣り合うスクリーン部材10′の位置が前後方向に一致する状態であっても、当該隣り合うスクリーン部材10′の一方又は両方を円滑に横回転させることができる。
(5−2.一般的なスクリーンと組み合わせて使用する場合)
上記実施形態等では、スクリーン装置1のスクリーン部1aに画像を投影する場合を例にとって説明したが、例えば、スクリーン装置1のスクリーン部1aと(回転・直動動作しない)一般的なスクリーンとを組み合わせた領域に画像を投影してもよい。この場合、例えば、スクリーン装置1のスクリーン部1aの上方に、スクリーン部1aと同程度の画像表示領域を有する一般的なスクリーンを配置し、投影装置2によりスクリーン部1aとその上方の一般的なスクリーンとを組み合わせた領域に画像を投影する。この場合には、比較的安価な構成で画像表示領域を約2倍に拡大しつつ、表現の幅を拡大することができる。
(5−3.他のスクリーン装置に適用する場合)
以上では、スクリーン装置を、投影装置2により投影された画像を表示するスクリーン装置1に適用した場合を例にとって説明したが、例えば、スクリーン部材の複数のスクリーン面の各々に予め印刷された画像を表示して、全体として模様や文字を表現する、いわゆる「人文字」を実施するスクリーン装置に適用してもよい。この場合には、上記実施形態等と同様、回転駆動装置によりスクリーン部材を回転させ、画像の表示に使用されるスクリーン面を切り替えることで、表現の幅を大幅に拡大することができ、画像の表示とスクリーン部材の実際の回転動作との相乗効果により、観客により強い印章を与えたり、より楽しませることが可能となる。
(5−4.その他)
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」等とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」等という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」等とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」等という意味である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、上記実施形態や各変形例は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 スクリーン装置
2 投影装置
10 スクリーン部材(多面体及び立方体の一例)
10′ スクリーン部材(多面体の一例)
12 回転駆動装置(第1駆動装置の一例)
14 直動駆動装置(第2駆動装置の一例)
18 スクリーン面(平面の一例)
22 コントローラ(第1コントローラの一例)
24 メイン架台(架台の一例)
Ax 鉛直軸
CT 統合コントローラ(第2コントローラの一例)
S 画像表示システム
U 駆動ユニット

Claims (9)

  1. 画像の表示に使用されるスクリーン部を備えたスクリーン装置であって、
    前記画像の表示に使用される複数の平面をそれぞれ備えた複数の多面体と、
    前記多面体を少なくとも1軸周りに回転させるように構成された第1駆動装置と、
    前記スクリーン部の面方向に交差する第1方向に前記多面体を移動するように構成された第2駆動装置と、
    を有することを特徴とするスクリーン装置。
  2. 前記第1駆動装置及び前記第2駆動装置を制御する第1コントローラをさらに有し、
    前記第1コントローラは、
    隣り合う前記多面体の位置を前記第1方向にずらした状態で前記隣り合う多面体の一方又は両方を回転させるように、前記第1駆動装置及び前記第2駆動装置を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン装置。
  3. 前記スクリーン部は、
    投影装置により投影された前記画像を表示し、
    前記第1コントローラは、
    前記スクリーン部に投影された前記画像に同期して前記第1駆動装置及び前記第2駆動装置を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載のスクリーン装置。
  4. 前記多面体、前記第1駆動装置、及び前記第2駆動装置を備えた駆動ユニットと、
    縦方向と横方向に格子状に配列された複数の前記駆動ユニットを、前記第1コントローラにより制御可能な数ごとに支持する架台と、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のスクリーン装置。
  5. 前記架台は、
    複数台が並べて配置されており、
    前記スクリーン装置は、
    前記複数の架台の各々に対応した複数の前記第1コントローラを統合して制御する第2コントローラをさらに有する
    ことを特徴とする請求項4に記載のスクリーン装置。
  6. 前記第1駆動装置は、
    前記多面体の内部に設けられる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のスクリーン装置。
  7. 前記多面体は、
    立方体であり、
    前記第1駆動装置は、
    前記立方体を鉛直軸周りに回転させて、前記スクリーン部の一部として前記画像の表示に使用される前記平面を切り替える
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のスクリーン装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のスクリーン装置と、
    前記スクリーン装置の前記スクリーン部に画像を投影する投影装置と、を有する
    ことを特徴とする画像表示システム。
  9. 投影装置によりスクリーン装置のスクリーン部に投影される画像と、前記スクリーン装置の多面体の少なくとも1軸周りの回転動作、及び、前記スクリーン部の面方向に交差する第1方向への移動動作、とを同期させることを有する
    ことを特徴とする画像表示方法。
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