JP5891887B2 - 画像形成媒体充填装置及び画像形成媒体充填方法 - Google Patents

画像形成媒体充填装置及び画像形成媒体充填方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5891887B2
JP5891887B2 JP2012065319A JP2012065319A JP5891887B2 JP 5891887 B2 JP5891887 B2 JP 5891887B2 JP 2012065319 A JP2012065319 A JP 2012065319A JP 2012065319 A JP2012065319 A JP 2012065319A JP 5891887 B2 JP5891887 B2 JP 5891887B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming medium
toner
distribution
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012065319A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013193783A (ja
Inventor
吉田 隆司
隆司 吉田
哲人 上田
哲人 上田
一矢 斎藤
一矢 斎藤
直志 早川
直志 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012065319A priority Critical patent/JP5891887B2/ja
Priority to US13/842,081 priority patent/US20130248562A1/en
Priority to CN201310221841.0A priority patent/CN103324059B/zh
Publication of JP2013193783A publication Critical patent/JP2013193783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5891887B2 publication Critical patent/JP5891887B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0865Arrangements for supplying new developer
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
    • G03G15/0877Arrangements for metering and dispensing developer from a developer cartridge into the development unit

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Description

本発明は、トナー等の画像形成媒体を、トナー容器、トナーカートリッジ、またはプロセスカートリッジなどに充填するための画像形成媒体充填装置、及び画像形成媒体充填方法に関する。
電子写真方式による画像形成装置に用いられているトナーは、画像形成装置を生産するメーカーが純正品として提供するトナーと、トナー供給業者が補充してユーザーに再充填品として提供するトナーとがある。この場合、ユーザーにとって、よりコストパフォーマンスに優れた後者、つまり、再充填品として提供されるトナーの方がニーズが高い。
しかし、新興国では再充填品としてトナーを提供する供給業者は少なく、また輸送インフラの整備が十分でないため、地域によっては再充填品のトナーを使用することができない。
従来、画像形成装置に使用されるトナー容器、トナーカートリッジ、またはプロセスカートリッジ(以下、単にトナー容器という)にトナーを充填する場合、トナーを収納したトナー充填容器に気流を流し込み、その気流の力を利用して、トナーをトナー容器に充填するトナー充填装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、粉体を充填する装置についてであるが、粉体が入れられた容器内に気体を導入して、粉体を流動化させて粉体容器に充填する粉体充填装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記従来の充填装置は、工場などの作業環境の整った特別な施設などで、大量のトナー容器(又は粉体容器)に充填する上では適しているが、装置が大掛かりであるため、供給者の初期投資費用への負担は大きくなり、充填を依頼する画像形成装置のユーザーには、その分だけ高価格な充填費用を要求することになる。
また、工場などの施設での充填作業となり、地域によっては輸送インフラが不十分で、さらに高価な充填費用となってしまう。一方、供給業者にとっては、大量のロット数をこなす上では生産性の高い装置であっても、小ロット多品種のトナー充填のためには、トナー種(又は粉体種)の切り替えに工数を取られ、生産性が落ちるといった問題がある。
また、装置が大掛かりであるから、装置を稼働させるにも大量の電力を必要とし、この面においても充填費用が高くなってしまうという問題もある。
本発明の課題は、簡単な構造で安価に、しかも誰でも何処ででも、画像形成媒体を充填対象物に容易に充填することのできる画像形成媒体充填装置、及び画像形成媒体充填方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成媒体充填装置は、回動自在に支持され内部に画像形成媒体を収納する収納部と、前記収納部を回動させることにより、該収納部内の画像形成媒体を一定量に仕分けして取り入れる分配部と、前記分配部内の画像形成媒体を画像形成媒体充填対象物に排出する排出部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構造で安価に、しかも誰でも何処ででも、画像形成媒体を充填対象物に容易に充填することができる。
実施例1に係るトナー充填装置の概略構成を示した断面図であり、(A)はトナー充填装置の収納部を倒立状態にしたときの図、(B)はトナー充填装置の収納部を正立状態にしたときの図である。 図1のトナー充填装置における分配部付近の拡大図である。 実施例2に係るトナー充填装置の概略構成を示した断面図であり、(A)はトナー充填装置の収納部を正立状態にしたときの図、(B)はトナー充填装置の収納部を倒立状態にしたときの図である。 図3のトナー充填装置における分配部付近の拡大図である。 図3のトナー充填装置における分配部付近の拡大図であり、図4の場合よりもトナー充填補助容器を回動させたときの図である。 トナー充填補助容器の斜視図である。 トナー容器本体内の底部に設けられた内方突出部の斜視図である。 トナー充填補助容器、ハンドル及びボールバルブの断面図である。 トナー容器本体を正立状態にしたときの断面図である。 (A)、(B)、(C)共に、内方突出部の取り入れ穴とトナー充填補助容器の取り入れ穴との位置関係、及びトナー充填補助容器の戻し穴と内方突出部の戻し穴との位置関係を示した図である。 実施例2の特徴的な構成を示しており、(A)は残留トナーが残ってしまうことを説明した図、(B)は残留トナーが残らないことを説明した図である。 実施例2の他の特徴的な構成を示しており、(A)は残留トナーが残ってしまうことを説明した図、(B)は残留トナーが残らないことを説明した図である。 トナー容器本体に運搬補助部材が設けられた様子を示しており、(A)は支持脚を拡げた場合の斜視図、(B)は支持脚を折り畳んだ場合の斜視図である。 トナー容器本体を倒立状態にしたときの斜視図である。 実施例2の変形例を示した斜視図である。 フレキシブルホースを用いた実施例3を示しており、(A)はトナー充填対象物の高さが高い場合におけるトナー充填の様子を示す図、(B)はトナー充填対象物の高さが低い場合におけるトナー充填の様子を示す図である。 フレキシブルホース内にコイルばねが挿入された例を示す図である。 蛇腹状ホースを用いた例を示しており、(A)は床面からのボールバルブの位置が高い場合の様子を示す図、(B)は床面からのボールバルブの位置が低い場合の様子を示す図である。 フレキシブルホースまたは蛇腹状ホースとボールバルブ先端とを接続するねじ部の断面図である。 実施例4によるトナー容器本体の斜視図である。 開閉機構の分解斜視図である。 開閉機構の他の例を説明した図である。 トナー充填補助容器の詳細構成を説明した分解斜視図である。 調整部材を示しており、(A)はその正面図、(B)は底面図である。 排出調整板及びトナー充填具の分解斜視図である。 排出調整板及びトナー充填具の断面図である。 他の例による排出調整板及びトナー充填具の分解斜視図である。 他の例による排出調整板及びトナー充填具の断面図である。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。なお、画像形成媒体としてはトナーがあるので、以下の実施例では、画像形成媒体をトナーとして説明する。
《実施例1》
図1は実施例1に係るトナー充填装置の概略構成を示した断面図であり、(A)はトナー充填装置の収納部を倒立状態にしたときの図、(B)はトナー充填装置の収納部を正立状態にしたときの図である。
収納部であるトナー容器本体11は主要部11Aが有底円筒形を成し、その上部には円錐状部分11Bが形成されている。トナー容器本体11は、その側面の2箇所がステンレス製の支持脚12によって保持されている。すなわち、トナー容器本体11の主要部11Aの側面には支持軸13,14が固定され、支持軸13に支持脚12の一側端部12Aが、支持軸14に支持脚12の他側端部12Bがそれぞれ回動自在に取り付けられている。支持軸13,14には、支持脚12以外に、ステンレス製の支持脚15(図13、図14参照)が取り付けられている。この支持脚15も、一側端部15Aが支持軸13に、他側端部15Bが支持軸14にそれぞれ回動自在に取り付けられている。なお、トナー容器本体11は全体がABS材で形成されている。
支持軸13,14は、トナー容器本体11を挟んで互いに反対側に配置されている。支持脚12,15は略U字型を成し、底部側の2箇所がL字型に折り曲げられている。そして、底部側の幅L1は、上部側の幅(支持脚12における一側端部12Aと他側端部12B間の幅)L2よりも大きく設定されている。また、トナー容器本体11の回動中心である支持軸13,14は、トナー容器本体11の正立状態において、トナー容器本体11の重心位置よりも上方に配置されている。
トナー容器本体11の上下方向中央には円筒状部材16が設けられている。円筒状部材16には、分配部17及び排出部18がそれぞれ設けられている。トナー容器本体11の倒立状態において、分配部17はトナー容器本体11の下部側に、分配部17はトナー容器本体11の上部側にそれぞれ位置している。分配部17は下部が閉じられた円筒形状を成している。排出部18は上部が細く形成されており、その先端部にボールバルブ19が取り付けられている。
分配部17は、トナー容器本体11の円錐状部分11Bの先端を貫通した状態に設けられて、円錐状部分11Bに一体的に形成されている(図2も参照)。また、排出部18は、トナー容器本体11の底壁11Cを貫通した状態に設けられて、底壁11Cに一体的に形成されている。
図2は、分配部17付近の拡大図である。上述したように、分配部17の周壁17Aは、トナー容器本体11の円錐状部分11Bに一体的に形成されている。すなわち、トナー容器本体11の円錐状部分11Bの先端部は、分配部17の周壁17Aに密接した格好となっている。そして、分配部17の周壁17Aには、トナー容器本体11の円錐状部分11Bが密接した箇所付近に、流入穴20が複数個形成されている。流入穴20は、トナー容器本体11内のトナーを分配部17へ流入させるためのもので、この流入穴20の底辺20Aは、上記密接箇所において、トナー容器本体11の円錐状部分11Bの上面11Dと面一となるよう設定されている。
分配部17の上部には逆止弁21が設けられている。この逆止弁21は円形状板部材で形成され、その一側側(図2において右側)がヒンジ22を介して円筒状部材16の内周壁面に取り付けられている。また、円筒状部材16の内周壁面には、前記ヒンジ22が取り付けられた箇所の反対側にストッパ23が設けられている。これにより、逆止弁21は、A1,A2方向に回動自在となっている。そして、逆止弁21は、A1方向へ回動したときはストッパ23に当接して、分配部17内と円筒状部材16内との連通を遮断し(つまり、閉弁状態となる)、A2方向へ回動したときは、分配部17内と円筒状部材16内とを連通させる(つまり、開弁状態となる)。なお、逆止弁21には、ストッパ23に当接する面の反対側の面に重り24が設けられている。
また、図1に示すように、トナー容器本体11の側面には支持軸14の近傍に棒状の保持部材25が突出して設けられている。この保持部材25は、トナー容器本体11が倒立状態になったときに、支持脚12の他側端部12Bが延長して設けられた延設部12Cに当接することにより、トナー容器本体11の倒立状態を保持する。なお、符号26は、作業者が手を掛けてトナー容器本体11を回動させるための取っ手であり、トナー容器本体11の側面に2箇所設けられている。
次に、本実施例の作用について説明する。
通常、トナー容器本体11は、図1(B)のような正立状態に置かれている。なお、図1(B)では、排出部18にトナー(網掛けの部分)が存在するが、トナー容器本体11の運搬時や保管時など通常時には、排出部18にトナーは存在しない。
先ず、トナー充填対象物にトナーを充填する際には、図1(A)のようにトナー容器本体11を回動させて倒立状態にする。そうすると、トナー容器本体11内のトナー(網掛けの部分)が流入穴20を介して分配部17に流入する。分配部17の容積は一定に設定されており、分配部17に流入するトナーを一定量に仕分けることができる。特に、本実施例においては、逆止弁21に重り24が設けられているので、分配部17内に流入したトナーに、トナー容器本体11内のトナーから圧力(当該トナーの自重による圧力)が加わっても、逆止弁21が開いてしまうことがない。その結果、分配部17内のトナーを一定量に保持することができる。
次に、トナー容器本体11を図1(B)の矢印Bのように回動させる。そうすると、逆止弁21には重り24が設けられているので、逆止弁21はヒンジ22を中心に矢印A2方向(図2参照)に回動し、図1(B)のように開弁状態となる。その結果、分配部17内のトナーは、その自重により円筒状部材16を介して排出部18へ落下し、当該排出部18内に溜められる。そして、ボールバルブの先端をトナー充填対象物に接続してから、当該ボールバルブを開くことにより、排出部18内のトナーをトナー充填対象物に充填することができる。
このように本実施例によれば、トナー容器本体11を正立状態から倒立状態にすることにより、トナー容器本体内のトナーが分配部17内に一定量ずつ流入し、引き続いて、トナー容器本体11を倒立状態から正立状態にすることにより、分配部17内のトナーを排出部18へ移動させた後、該排出部18内のトナーをトナー充填対象物に充填することが可能となり、トナー充填の作業を誰でも(経験を要することなく)何処ででも、スムーズに行うことができる。
《実施例2》
図3は実施例2を示している。なお、実施例1と同一の箇所には同一の符号を記し、その詳細な説明は省略する。
本実施例では、トナー容器本体11内のトナーを一定量ずつに仕分けして分配するとともに、その分配したトナーをトナー充填対象物に排出する部分の構造が、実施例1とは異なっている。すなわち、本実施例においては、トナー容器本体11の正立状態において、トナー容器本体11の円錐状部分11Bの上部先端部に分配排出部であるトナー充填補助容器31が設けられている。
本実施例では、図4に示すように、トナー容器本体11の円錐状部分11Bの先端部に、外方へ突出した円筒状の外方突出部11Eが形成されている。そして、この外方突出部11E内にトナー充填補助容器31が嵌合されている。
トナー充填補助容器31は、図4においては、底壁31Aを有する有底円筒形状の主要部31Bと、主要部31Bの上部に設けられて絞り部31Cとから成っている。トナー充填補助容器31には、図6に示すように、その主要部31Bの側壁に取り入れ穴31Dが、絞り部31Cの上端に扇形の戻し穴31Eがそれぞれ形成されている。扇形の戻し穴31Eの中心角θ1は120度である。ここで、取り入れ穴31Dはトナー容器本体11内のトナーを分配排出部内に取り入れるためのものであり、戻し穴31Eはトナー充填補助容器31内に残ったトナーをトナー容器本体11に戻すためのものである。取り入れ穴31Dは2箇所に設けられ、これら取り入れ穴31Dはトナー充填補助容器31の中心軸を挟んで互いに反対側に形成されている。
また、トナー充填補助容器31には、その主要部31Bの外周面に一周に亘って突条31Fが設けられている。この突条31Fは、トナー充填補助容器31をトナー容器本体11の外方突出部11Eに嵌合させたときに、外方突出部11Eの内周面に一周に亘って形成された溝11Fに嵌り込む。これにより、トナー充填補助容器31は外方突出部11Eに嵌合したとき、その中心軸周り(矢印C1,C2方向)には容易に回動するが、中心軸に沿った方向(矢印D方向)には移動しにくくなる。つまり、トナー充填補助容器31が外方突出部11Eからは容易に抜けにくくなる。なお、突条31Fや溝11Fの代わりに、外方突出部11Eの内周面に雌ねじを、トナー充填補助容器31の外周面に雄ねじをそれぞれ形成し、これら雌ねじ及び雄ねじを互いに螺合させる構成でもよい。
トナー充填補助容器31の底壁31AにはT字型のハンドル32が設けられ、このハンドルを作業者が手で操作することにより、分配排出部を矢印C1,C2方向に容易に回動させることができる。
図7は、トナー容器本体11の円錐状部分11Bの先端内側に設けられた内方突出部33の斜視図である。この内方突出部33は、トナー容器本体11の内側に向けて突出して設けられており、一端側(図において上面側)が閉塞した円筒形状を成している。内方突出部33の他端側は開放され、この開放端は、トナー容器本体11の円錐状部分11Bの先端に接合され、内方突出部33はトナー容器本体11に一体的に形成されている。
内方突出部33の一端側には閉塞壁33Aが設けられ、この閉塞壁33Aには扇形の戻し穴33Bが形成されている。扇形の戻し穴33Bの中心角θ2は120度である。また、内方突出部33の周壁には、開放端に近い側に取り入れ穴33Cが形成されている。取り入れ穴33Cは2箇所に設けられ、これら取り入れ穴33Cは内方突出部33の中心軸を挟んで互いに反対側に形成されている。ここで、戻し穴33Bは、トナー充填補助容器31の絞り部31Cに形成された戻し穴31Eと略同じ形状を成しており、取り入れ穴33Cは、トナー充填補助容器31の主要部31Bに形成された戻し穴31Eと略同じ形状を成している。
そして、トナー充填補助容器31を外方突出部11E及び内方突出部33に完全に嵌合させたとき、内方突出部33の取り入れ穴33Cの底辺とトナー充填補助容器31の取り入れ穴31Dの底辺は合致するように構成されている。
なお、ハンドル32には、図8に示すように、その中心部にトナー通路32Aが形成され、このトナー通路32Aは、ハンドル32に取り付けられたボールバルブ34に繋がっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
トナー容器本体11の運搬時や保管時など通常時には、トナー容器本体11は、図3(B)のような正立状態に置かれている。トナー充填対象物にトナーを充填する際には、先ず、図3(B)のようにトナー容器本体11を矢印E方向に回動させて倒立状態にする。そしてさらに、ハンドル32を操作して、トナー充填補助容器31を図6の矢印C1,C2方向に回動させることにより、トナー充填補助容器31の取り入れ穴31Dを内方突出部33の取り入れ穴33Cに合致させる。そうすると、トナー容器本体11内のトナー(網掛けの部分)が取り入れ穴33C及び取り入れ穴31Dを介してトナー充填補助容器31内に流入する。
トナー充填補助容器31内にトナーが流入し終わったら、ハンドル32を操作してトナー充填補助容器31を矢印C1又はC2方向に120度回動させて、トナー充填補助容器31の取り入れ穴31Dを内方突出部33の取り入れ穴33Cからずらせる。トナー充填補助容器31の容積は一定に設定されており、これにより、トナー充填補助容器31内に流入するトナーを一定量に仕分けることができる。
ハンドル32には、上述したように、その中心部にトナー通路32Aが形成され、このトナー通路32Aが、ハンドル32に取り付けられたボールバルブ34に繋がっている。そして、トナー充填補助容器31内のトナーをトナー充填対象物(図示省略)に充填する際には、ボールバルブ34の先端部をトナー充填対象物に接続して、ボールバルブ34を開く。そうすると、トナー充填補助容器31内のトナーがトナー充填対象物に流れ、一定量のトナーをトナー充填対象物に充填することができる。
トナー充填対象物へのトナーの充填が完了したら、ボールバルブ34を閉じるとともに、ハンドル32を更に120度回動させて、トナー充填補助容器31の戻し穴31Eを内方突出部33の戻し穴33Bに合致させる。引き続いて、トナー容器本体11を図3の矢印E方向とは逆方向に回動させて、トナー容器本体11を図9のように正立状態にする。そうすると、トナー充填補助容器31内に残ったトナーは、その自重により戻し穴31E及び戻し穴33Bを介してトナー容器本体11に落下する。
トナー充填補助容器31内のトナーをトナー充填対象物に充填する際、トナー充填補助容器31内のトナーは完全には排出されず、トナー充填補助容器31内に若干残ってしまうことがあるが、戻し穴31Eを戻し穴33Bに合致させることにより、トナー充填補助容器31内に残ったトナーをトナー容器本体11へ完全に戻すことができる。
図10は、内方突出部33の取り入れ穴33Cとトナー充填補助容器31の取り入れ穴31Dとの位置関係、及びトナー充填補助容器31の戻し穴31Eと内方突出部33の戻し穴33Bとの位置関係を示した図である。
すなわち、図10(A)においては、内方突出部33の取り入れ穴33Cとトナー充填補助容器31の取り入れ穴31Dとは合致しているが、トナー充填補助容器31の戻し穴31Eと内方突出部33の戻し穴33Bは合致していない。
図10(B)は、トナー充填補助容器31を図10(A)の状態から矢印C1方向へ120度回動させた状態である。図10(B)においては、内方突出部33の取り入れ穴33Cとトナー充填補助容器31の取り入れ穴31Dとが合致しておらず、トナー充填補助容器31の戻し穴31Eと内方突出部33の戻し穴33Bとも合致していない。
図10(C)は、トナー充填補助容器31を図10(B)の状態から矢印C1方向へ更に120度回動させた状態である。図10(C)においては、内方突出部33の取り入れ穴33Cとトナー充填補助容器31の取り入れ穴31Dとが合致していないが、トナー充填補助容器31の戻し穴31Eと内方突出部33の戻し穴33Bとは合致している。
本実施例によれば、トナー容器本体11を正立状態から倒立状態にすることにより、トナー容器本体内のトナーをトナー充填補助容器31内に一定量ずつ流入させてから、ボールバルブ34を開くことで、トナー充填補助容器31内のトナーをトナー充填対象物に充填することが可能となり、トナー充填の作業を誰でも(経験を要することなく)スムーズに行うことができる。
図11は、本実施例によるトナー充填装置の特徴的な構成の効果を説明した図である。すなわち、図11(A)のように、内方突出部33の取り入れ穴33Cの下辺がトナー充填補助容器31の取り入れ穴31Dの下辺よりも僅かに上方に位置していると、トナー容器本体11内のトナーが少なくなったときに、トナー容器本体11内のトナーがトナー充填補助容器31の取り入れ穴31Dで堰き止められて、僅かではあるがトナー容器本体11内に残ってしまう。
これに対し、本実施例では、図11(B)のように、内方突出部33の取り入れ穴33Cの下辺がトナー充填補助容器31の取り入れ穴31Dの下辺に一致している(面一である)ので、トナー容器本体11内のトナーが少なくなったときに、トナー容器本体11内のトナーがトナー充填補助容器31の取り入れ穴31Dで堰き止められることがなく、トナー容器本体11内にトナーが残ってしまうことはない。
図12は、本実施例によるトナー充填装置の特徴的な構成の効果を説明した図である。すなわち、図12(A)のように、トナー容器本体11のうちトナー充填補助容器31が設けられた側の端面が平坦であると、トナー容器本体11内のトナーが少なくなったときに、トナー容器本体11内のトナーが前記平坦な部分に残ってしまう。
これに対し、本実施例では、図12(B)のように、トナー容器本体11の円錐状部分11Bが傾斜面であるから、トナー容器本体11内のトナーが少なくなったときに、トナー容器本体11内のトナーが円錐状部分11Bの内面に沿って容易に流れ、トナー容器本体11内にトナーが残ってしまうことはない。
図13は、トナー容器本体11に運搬補助部材35を設けた様子を示す斜視図である。上述したように、トナー容器本体11の側面には2箇所に支持軸13,14が固定され、これら支持軸13,14に支持脚12,15が回動自在に取り付けられている。このため、図13(A)のように支持脚12,15を回動させて支持脚12,15の底部を互いに離間させれば、トナー容器本体11を床等に安定して置くことができる。また、トナー容器本体11を運搬する際には、図13(B)のように支持脚12,15を折り畳み、作業者が運搬補助部材35を用いてトナー容器本体11を肩に背負うことにより、トナー容器本体11を容易に運搬することができる。
図14は、支持脚12,15を離間させてトナー容器本体11を床等に安定して置いた状態を示している。この状態で、トナー充填補助容器31をボールバルブ34(図8参照)を介してトナー充填対象物に接続すれば、トナー充填補助容器31内のトナーをトナー充填対象物に充填することが可能となる。
図15は、本実施例の変形例を示している。この変形例では、トナー充填補助容器31を矢印C1,C2方向(図6参照)に回動させるためのハンドル36と、ボールバルブ34とが一体化されて形成されている。すなわち、ハンドル36は、リング状の把持部36Aと、把持部36Aの内側に設けられた3本のステー36Bとからなっており、3本のステー36Bは、一端側が把持部36Aの内周面に、他端側がボールバルブ34のバルブハウジング34Aにそれぞれ接合されている。3本のステー36Bは、一端側から他端側に向かって昇り勾配を有するよう斜めに配置されており、ボールバルブ34の位置は、トナー充填補助容器31の底壁31Aと把持部36Aとの間に位置し、ボールバルブ34の操作ハンドル34Bを容易に操作できるようになっている。
《実施例3》
本実施例は、トナー充填補助容器31内のトナーをトナー充填対象物に充填するための機構に関するものである。図16に示すように、トナー充填補助容器31に底壁31Aにはハンドル32が設けられており、そのハンドル32にはボールバルブ34が取り付けられている。そして、本実施例では、ボールバルブ34の先端とトナー充填対象物41又は42とがフレキシブルホース43で互いに接続されている。フレキシブルホース43は、一部または全部が透明になっている。ここで、図16(A)ではトナー充填対象物41は高さh1で、図16(B)ではトナー充填対象物42は高さh2(h2<h1)であり、高さはトナー充填対象物42よりもトナー充填対象物41の方が高い。
本実施例では、フレキシブルホース43を用いているので、高さの高いトナー充填対象物41の場合はフレキシブルホース43の中間部は緩やかに傾斜し、高さの低いトナー充填対象物42の場合はフレキシブルホース43の中間部は急勾配で傾斜するので、ボールバルブ34の先端部とトナー充填対象物41,42とを同一のフレキシブルホース43で兼用して使用することができる。また、フレキシブルホース43の一部または全部を透明にしたので、フレキシブルホース43の内部を流れるトナーの様子を確認することができる。また、フレキシブルホース43は柔軟性があるので、ボールバルブ34の先端の口径や、トナー充填対象物41又は42のトナー受け口の口径に多少の違いがあっても、当該フレキシブルホース43を用いて、ボールバルブ34とトナー充填対象物41又は42とを確実に連結することができる。
また、図17では、フレキシブルホース43の内部にコイル状ばね44が設けられている。フレキシブルホース43の一端部は排出機構部45に接続され、コイル状ばね44の一端側は排出機構部45の内部で手動回転部材46に連結されている。また、フレキシブルホース43の他端部はトナー充填対象物47に接続されている。なお、図には示してないが、排出機構部45はトナー充填補助容器31に接続されている。
上記構成において、作業者が手で手動回転部材46を回転させると、コイル状ばね44が回転して、スクリュウコンベアのように、フレキシブルホース43内のトナーをトナー充填対象物47へ搬送することができる。また、フレキシブルホース43内のコイル状ばね44は、フレキシブルホース43が曲げられたときに、フレキシブルホース43に沿って自由に曲がり、フレキシブルホース43をトナー充填対象物47等に接続する際の操作性が向上する。
図18は、ボールバルブ34の先端とトナー充填対象物48とが蛇腹状ホース49で互いに接続されている。ここで、トナー充填対象物48が置かれた位置の高さは、つまりトナー充填対象物48が置かれた床面50からボールバルブ34の先端部までの距離は、図18(A)ではh3で、図18(B)ではh4(h4<h3)であり、図18(B)の方が図18(A)の場合よりも短い。
本実施例では、蛇腹状ホース49を用いているので、前記距離の長い図18(A)の場合は蛇腹状ホース49は長く伸びているが、前記距離の短い図18(B)の場合は蛇腹状ホース49は縮むので、ボールバルブ34の先端部と2つのトナー充填対象物48とを同一の蛇腹状ホース49で兼用して使用することができる。
図19は、ボールバルブ34の先端部とフレキシブルホース43との間、またはボールバルブ34の先端部と蛇腹状ホース49との間の接続機構を示している。ボールバルブ34の先端部には雄ねじ51が、フレキシブルホース43または蛇腹状ホース49の一端部には雌ねじ52がそれぞれ形成されており、雌ねじ52を雄ねじ51に螺合させて締め付けることにより、フレキシブルホース43または蛇腹状ホース49をボールバルブ34の先端部に容易に取り付けることができる。フレキシブルホース43または蛇腹状ホース49をボールバルブ34から取り外すときは、雌ねじ52と雄ねじ51との螺合を解けばよい。
《実施例4》
図20は、実施例4に係るトナー充填装置を示した斜視図である。本実施例においては、トナー容器本体11は円筒形を成し、その底部に底壁55により、上部は蓋体56によりそれぞれ閉じられている。
トナー容器本体11は全体が肉厚5mmのABS材で形成され、高さ40cm、外径40cmで、内容積50リットルに設定されている。トナー容器本体11内のトナーの内容量は、0.3g/ccの15kgである。
トナー容器本体11の蓋体56の中央には、分配排出部であるトナー充填補助容器57が設けられている。トナー充填補助容器57は円筒状のトナー充填補助容器本体57Aを有し、このトナー充填補助容器本体57Aはトナー容器本体11と同じABS材で形成されている。
トナー充填補助容器57は、外径10cm、高さ5cmで、容積は約400ccに設定されている。そして、トナー容器本体11からトナーを一時的にトナー充填補助容器本体57A内に移してから、トナー充填対象物であるトナー容器、トナーカートリッジ、またはプロセスカートリッジに充填する。
トナー充填補助容器本体57Aのトナー容器本体11との間には、開閉部材58,59からなる開閉機構60が設けられている。開閉部材58,59は、図21に示すように円板状を成し、その円板内部に半円形状の貫通穴58A,59Aがそれぞれ形成されている。開閉部材58はトナー容器本体11の蓋体56に固定され、蓋体56からは容易に外れないようになっている。また、開閉部材59はトナー充填補助容器本体57Aに固定され、トナー充填補助容器本体57Aからは容易に外れないようになっている。さらに、開閉部材58と開閉部材59は互いに密着しているが、その密着面において互いに回動自在となっている。つまり、トナー充填補助容器本体57Aを矢印F1,F2方向に回動させると、開閉部材58は回動しないが、開閉部材59はトナー充填補助容器本体57Aと共に矢印F1,F2方向に回動する。
そして、開閉部材59が矢印F1,F2方向に回動することにより、トナー容器本体11内とトナー充填補助容器本体57A内とを空間的に連通させたり、空間的に遮断したりすることができる。
なお、開閉部材58,59には、図22に示すように、中心角が90度の扇形の貫通穴58B,59Bを2つずつ形成してもよい。図21の場合は、全開から全閉へ、また逆に全閉から全開へという操作を繰り返し行うには、トナー充填補助容器本体57Aを180度ずつ回動させなければならないが、図22の場合は、全開から全閉へ、また逆に全閉から全開へという操作を繰り返し行うには、トナー充填補助容器本体57Aを90度ずつだけ回動させればよく、回動操作量が少なくて済む。
また、開閉部材58及び59には、図23に示すように、それらの外周面に、開閉部材58,59をトナー充填補助容器57に固定するための固定機構61が設けられている。すなわち、開閉部材58の外周面には、軸方向に沿った溝と周方向に沿った溝からなる逆L字型の溝62が形成され、また、開閉部材59の外周面には,軸方向に沿って溝63が形成されている。一方、トナー充填補助容器本体57Aの外周面には溝62,63に合わせて固定具64が設けられている。固定具64は矢印G1,G2方向に傾動自在であるとともに、この固定具64の先端には、トナー充填補助容器本体57Aの開口端57Bと平行な面内で矢印H1,H2方向に回動自在なピン64Aが取り付けられている。ピン64Aはばね等の付勢手段によって、通常、矢印H1方向に付勢されている。
そして、トナー充填補助容器57をトナー容器本体11に取り付けて、当該トナー容器本体11を運搬または保管するときは、固定具64を矢印G2方向に傾動させて溝62,63内に嵌合させる。このとき、ピン64Aは溝62に当接して矢印H2方向へ回動し、溝62内に完全に填り込む。このように、固定具64を溝62,63内に嵌合させると、トナー充填補助容器本体57Aを強固に固定することができ、トナー充填補助容器本体57Aがトナー容器本体11に対して不用意に動いて(回動)してしまうのを防ぐことができる。
図20に示すように、トナー容器本体11内の上部には、当該トナー容器本体11を逆さにしたときに、トナー容器本体11内のトナーのトナー充填補助容器57へ流れを調整する調整部材65が設けられている。
図24は調整部材65を示しており、(A)はその正面図、(B)は底面図である。調整部材65は全体が深皿状を成し、その傾斜側面に6個の長穴65Aが形成されている。一端側(図の左側)65Bを残して略円形の切り込み65Cが入れられ、一端側65Bを中心にして下方にのみ回動可能なトナー受け部65Dが設けられている。この調整部材65は上部が開放されており、図20に示すようにトナー容器本体11の上部(蓋体56の下面)に設けられたとき、トナー容器本体11の内部は調整部材65を介して開閉機構60に空間的に繋げられる。
トナー充填補助容器本体57Aの一端面(開閉機構60が設けられた側と反対側の端面)には、図25及び図26に示すような円形の排出調整板66が固定されている。排出調整板66はトナーの排出量を調整するものであり、この排出調整板66には略中央部に半円形状の貫通穴66Aが形成され、さらに2箇所にねじ穴66Bが設けられている。通常時、排出調整板66には、ねじ穴66Bを利用して円形の閉塞板67(図20参照)が取り付けられており、トナー充填補助容器57内のトナーが外部に漏出しないようになっている。
次に、本実施例の作用について説明する。
通常時、トナー容器本体11は、図20のように正立状態に置かれている。トナー容器本体11内のトナーをトナー充填対象物に充填する際には、トナー充填補助容器本体57Aを一方向(矢印F1又はF2方向)に回動させて、開閉部材59の貫通穴59Aを開閉部材58の貫通穴58Aに合致させておく。そして、トナー容器本体11の上下を逆さにしてトナー容器本体11を倒立状態にすると、トナー容器本体11内のトナーは、その自重により調整部材65の長穴65Aを介して開閉機構60の方へ流れる。このとき、トナーは調整部材65によってその流れが適正に調整される。すなわち、トナー容器本体11の上下を逆さにすると、トナー受け部65Dはトナーの重さにより押し付けられ隙間Gが無くなり、トナーは長穴65Aだけを通って開閉機構60の方へ流れる。
さらに、開閉機構60へ流れたトナーは、開閉部材58の貫通穴58A及び開閉部材59の貫通穴59Aを通過して、トナー充填補助容器本体57A内に流れ込む。トナー充填補助容器本体57A内にトナーが十分に流れ込んだら、トナー充填補助容器本体57Aを逆方向に回動させて、開閉部材59の貫通穴59Aと開閉部材58の貫通穴58Aとが合致しないようにして、トナー充填補助容器本体57A内を密閉状態にする。トナー充填補助容器本体57Aの内部は、開閉部材59の貫通穴59A及び排出調整板66の貫通穴66Aを含めて、一定の容積に設定されており、上記のように操作することで、トナーを一定量に仕分けることができる。
次に、トナー充填補助容器本体57A内のトナーをトナー充填対象物に充填する方法について説明する。トナー充填補助容器本体57Aの一端面の排出調整板66には閉塞板67が設けられているが、トナー充填補助容器本体57A内のトナーをトナー充填対象物に充填する際には、当該閉塞板67を取り外して、図25に示すように、排出調整板66にトナー充填具68を取り付ける。
トナー充填具68は、リング状を成した基部68Aと、基部68Aの中央部に設けられた円錐筒型の充填部68Bとを有し、充填部68Bの先端に充填口68Cが形成されている。また、基部68Aには、排出調整板66のねじ穴66Bに合わせてねじ穴68Dが2箇所に形成されている。そして、トナー充填具68を排出調整板66に取り付けるには、2本のねじ69を、トナー充填具68のねじ穴68Dを通して排出調整板66のねじ穴66Bに螺合させ締め付けることにより、トナー充填具68を排出調整板66に強固に取り付けることができる。
トナー充填具68を取り付けたら、トナー充填具68の充填口68Cをトナー充填対象物に接続し、トナー充填補助容器本体57A内のトナーをトナー充填対象物に充填する。そして、充填作業が終了したら、トナー容器本体11を正立状態にする。トナー容器本体11を正立状態にすると、トナー受け部65Dは自重で下がり、隙間Gが形成されるので、トナー充填補助容器本体57A内に残っていたトナーは、隙間Gを介してトナー容器本体11内に落下する。
図27及び図28は本実施例の変形例を示している。図25及び図26のようにトナー充填具68をねじ69で取り付けると手間がかかる。本変形例では、トナー充填具68の基部68Aの外径を排出調整板66の外径よりも少し張り出させ、その張り出した部分に、排出調整板66側に向かって突出した円環状の突出部68Eが設けられている。他の構成は図25及び図26の場合と同様である。
このように構成すれば、トナー充填具68の突出部68Eを排出調整板66の外周面に合わせて押し込むだけで、トナー充填具68を排出調整板66にワンタッチで取り付けることができる。トナー充填具68を排出調整板66から取り外すのも容易である。
なお、図には示さなかったが、本実施例においても、図13等に示した支持脚12,15及び運搬補助部材35が取り付けたられている。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記各実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記各実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
例えば、本発明の画像形成媒体充填装置は、トナーの充填だけでなく、トナー以外の粉体の充填にも適用することができる。
11 トナー容器本体
11B 円錐状部分
12,15 支持脚
13,14 支持軸
16 円筒状部材
17 分配部
18 排出部
19 ボールバルブ
20 流入穴
21 逆止弁
24 重り
31 トナー充填補助容器
31D 取り入れ穴
31E 戻し穴
32 ハンドル
33 内方突出部
33B 戻し穴
33C 取り入れ穴
34 ボールバルブ
35 運搬補助部材
36 ハンドル
41,42,47,48 トナー充填対象物
43 フレキシブルホース
44 コイルばね
49 蛇腹状ホース
57 トナー充填補助容器
57A トナー充填補助容器本体
58,59 開閉部材
60 開閉機構
66 排出調整板
68 トナー充填具
特開2005−92100号公報 特開2003−104301号公報

Claims (21)

  1. 回動自在に支持され内部に画像形成媒体を収納する収納部と、
    前記収納部を回動させることにより、該収納部内の画像形成媒体を一定量に仕分けして取り入れる分配部と、
    前記分配部内の画像形成媒体を画像形成媒体充填対象物に排出する排出部と、を備えたことを特徴とする画像形成媒体充填装置。
  2. 回動自在に支持され内部に画像形成媒体を収納する収納部と、
    前記収納部の上部に設けられ、前記収納部が回動して倒立状態になったときに該収納部内の画像形成媒体を一定量に仕分けして取り入れる分配部と、
    前記収納部の下部に設けられ、前記収納部が再度回動して正立状態になったときに前記分配部内の画像形成媒体を画像形成媒体充填対象物に排出する排出部と、を備えたことを特徴とする画像形成媒体充填装置。
  3. 前記収納部の内部には、前記分配部と前記排出部とを連結する筒状部材が設けられ、前記分配部で仕分けされた画像形成媒体は、前記収納部が正立状態になったときに、前記筒状部材を介して前記排出部に送られることを特徴とする請求項2に記載の画像形成媒体充填装置。
  4. 前記収納部と前記分配部との間には、収納部内の画像形成媒体を分配部に流入させる流入穴が形成され、かつ前記分配部と前記筒状部材との間には、前記収納部が正立状態になったとき、前記分配部内の画像形成媒体の前記排出部への搬送を許可する逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成媒体充填装置。
  5. 前記収納部は上部が円錐状であり、かつ前記収納部を倒立状態にしたとき、前記流入穴はその下辺が前記円錐状の上面よりも下方に位置することを特徴とする請求項4に記載の画像形成媒体充填装置。
  6. 回動自在に支持され内部に画像形成媒体を収納する収納部と、
    前記収納部の上部に設けられ、前記収納部が回動して倒立状態になったときに該収納部内の画像形成媒体を一定量に仕分けして取り入れるとともに、画像形成媒体充填対象物に接続され前記取り入れた画像形成媒体を前記画像形成媒体充填対象物に排出する分配排出部と、を備えたことを特徴とする画像形成媒体充填装置。
  7. 前記分配排出部は、前記収納部に回動自在で、かつ前記収納部から取り外し自在であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成媒体充填装置。
  8. 前記分配排出部は、収納部内の画像形成媒体を分配排出部本体に取り入れるための取り入れ穴と、分配排出部本体内の画像形成媒体を前記収納部に戻すための戻し穴とを有し、かつ分配排出部本体内と前記収納部内とを遮断する遮断機能を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成媒体充填装置。
  9. 前記分配排出部には、画像形成媒体を通過させたり、その通過を遮断したりする開閉機構が設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成媒体充填装置。
  10. 前記分配排出部には、内部に取り入れた画像形成媒体を画像形成媒体充填対象物に充填するための充填具が着脱自在なことを特徴とする請求項6又は9に記載の画像形成媒体充填装置。
  11. 前記収納部は上部が円錐状であり、かつ前記収納部を倒立状態にしたとき、前記取り入れ穴付近では、該取り入れ穴の下辺が前記円錐状の上面と面一となることを特徴とする請求項10に記載の画像形成媒体充填装置。
  12. 前記排出部または前記分配排出部の先端には、前記画像形成媒体充填対象物との間に画像形成媒体排出用のフレキシブルホースが取り付けられることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成媒体充填装置。
  13. 前記フレキシブルホースの内側には、回転可能なコイル状のばねが設けられていることを特徴とする請求項12に記載の画像形成媒体充填装置。
  14. 前記フレキシブルホースとして、蛇腹状のホースが取り付けられていることを特徴とする請求項12に記載の画像形成媒体充填装置。
  15. 前記フレキシブルホースは、一部または全部が透明であることを特徴とする請求項12〜14のいずれか一項に記載の画像形成媒体充填装置。
  16. 前記フレキシブルホースの端部には取付ねじが設けられ、前記排出部または前記分配排出部の先端ねじと前記取付ねじとは、着脱自在であることを特徴とする請求項12〜15のいずれか一項に記載の画像形成媒体充填装置。
  17. 前記収納部の側面には脚部が設けられ、該脚部によって前記収納部は回動自在に支持されることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の画像形成媒体充填装置。
  18. 前記収納部の回動中心は、前記収納部の正立状態において、該収納部の重心位置よりも上方に位置していることを特徴とする請求項17に記載の画像形成媒体充填装置。
  19. 前記収納部の側面には、前記収納部が倒立状態になったとき、その倒立状態を保持する保持部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜18のいずれか一項に記載の画像形成媒体充填装置。
  20. 前記収納部の側面には、当該収納部を背負って運搬可能な運搬補助部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜19のいずれか一項に記載の画像形成媒体充填装置。
  21. 内部に画像形成媒体を収納する収納部を回動させることにより、該収納部内の画像形成媒体を一定量に仕分けして分配部に取り入れるとともに、前記分配部内の画像形成媒体を画像形成媒体充填対象物に排出して充填することを特徴とする画像形成媒体充填方法。
JP2012065319A 2012-03-22 2012-03-22 画像形成媒体充填装置及び画像形成媒体充填方法 Expired - Fee Related JP5891887B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012065319A JP5891887B2 (ja) 2012-03-22 2012-03-22 画像形成媒体充填装置及び画像形成媒体充填方法
US13/842,081 US20130248562A1 (en) 2012-03-22 2013-03-15 Medium Filling Device And Method
CN201310221841.0A CN103324059B (zh) 2012-03-22 2013-03-22 媒介充填装置和方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012065319A JP5891887B2 (ja) 2012-03-22 2012-03-22 画像形成媒体充填装置及び画像形成媒体充填方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013193783A JP2013193783A (ja) 2013-09-30
JP5891887B2 true JP5891887B2 (ja) 2016-03-23

Family

ID=49192883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012065319A Expired - Fee Related JP5891887B2 (ja) 2012-03-22 2012-03-22 画像形成媒体充填装置及び画像形成媒体充填方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20130248562A1 (ja)
JP (1) JP5891887B2 (ja)
CN (1) CN103324059B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016012115A (ja) 2014-06-05 2016-01-21 株式会社リコー 現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US616124A (en) * 1898-12-20 Nelson likins
US922315A (en) * 1908-07-22 1909-05-18 John T Mclellan Sugar-bowl.
US1206513A (en) * 1915-05-06 1916-11-28 Harold Frank Coppes Flour-bin.
US1557273A (en) * 1924-01-02 1925-10-13 Secrist Joseph Powder-dispensing device
US1654810A (en) * 1926-08-21 1928-01-03 Newton S Hillyard Liquid receptacle
US1687705A (en) * 1928-01-09 1928-10-16 Androff Lambro Dispensing device
US1987578A (en) * 1933-12-12 1935-01-08 William W Ower Measuring dispensing device
US2122695A (en) * 1936-07-01 1938-07-05 Thadeus K Podwyszynski Dispenser
US2190111A (en) * 1938-08-03 1940-02-13 Clark L Zellers Coffee measuring device
US2387374A (en) * 1944-12-08 1945-10-23 Edward C Watters Fluid dispensing device
US2901150A (en) * 1954-04-26 1959-08-25 Gustave O Matter Measuring dispenser
US2898010A (en) * 1955-07-13 1959-08-04 Tepper Solomon Measuring and dispensing device
US3093270A (en) * 1961-01-04 1963-06-11 Sarmento Frank Automatic livestock feeder
US3231141A (en) * 1963-02-08 1966-01-25 Union Carbide Corp Portable, invertible container
US3204833A (en) * 1964-02-18 1965-09-07 Weitzner Adolph Never open container with a dispensing and measuring device
JPS5728109Y2 (ja) * 1976-09-16 1982-06-18
US4587929A (en) * 1984-11-30 1986-05-13 Xerox Corporation Closed loop mechanical development control system
JPH08334397A (ja) * 1995-06-06 1996-12-17 Showa Jushi:Kk 洗濯機用粉粒体計量取出装置
JP2002268351A (ja) * 2001-03-09 2002-09-18 Hitachi Koki Co Ltd 現像剤容器
JP4334169B2 (ja) * 2001-09-28 2009-09-30 株式会社リコー 粉体充填システム、粉体充填方法
JP4241172B2 (ja) * 2003-05-06 2009-03-18 株式会社リコー トナー補給装置および画像形成装置
JP3816469B2 (ja) * 2003-08-29 2006-08-30 シャープ株式会社 現像剤収納容器および画像形成装置
US7187876B2 (en) * 2003-11-27 2007-03-06 Oki Data Corporation Image forming apparatus with mechanism to control toner replenishment
EP1584990A1 (en) * 2004-04-05 2005-10-12 Ricoh Co., Ltd. Toner supplying device with gas feeding
JP2006208431A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Ricoh Co Ltd トナー、トナーの使用方法、トナー補給装置及び画像形成装置
CN2793779Y (zh) * 2005-05-12 2006-07-05 珠海天威飞马打印耗材有限公司 余粉填充装置
US7837076B2 (en) * 2007-01-23 2010-11-23 Welker Wildlife Equipment, Inc. Combination backpack and granular material dispenser
US20090289080A1 (en) * 2008-05-23 2009-11-26 Edward Jared Murray Fluid container
US8640925B1 (en) * 2010-01-11 2014-02-04 Katie R. Schwegman Divot fill/repair apparatus
JP6086319B2 (ja) * 2012-06-03 2017-03-01 株式会社リコー 粉体収納容器及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN103324059A (zh) 2013-09-25
CN103324059B (zh) 2016-12-28
US20130248562A1 (en) 2013-09-26
JP2013193783A (ja) 2013-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11067918B2 (en) Developer supply container and developer supplying apparatus
US10301168B2 (en) Lock-out device and method
US9649608B2 (en) Paint dispensing system
CN103676549B (zh) 显影剂收纳容器,显影剂补给装置,显影装置,图像形成装置
US20090212073A1 (en) Soap dispensing apparatus
JPH0796944A (ja) 燃料容器キャリア
US20090074471A1 (en) Conveyor device and image forming apparatus
US11013263B2 (en) Electronic cigarette and power supply device
JP5891887B2 (ja) 画像形成媒体充填装置及び画像形成媒体充填方法
JP2010020343A (ja) 画像形成装置
EP3765912A1 (en) Contact pads for a print particle replenishment device
JP3536019B2 (ja) 現像剤補給装置
JP4911498B2 (ja) 複数の開口形態を選択できるキャップ
US11571854B2 (en) Print particle replenishment device
JP4892269B2 (ja) 定量吐出容器
EP3765911B1 (en) Print particle output assembly
JP7549434B2 (ja) パウチ容器用の計量キャップ
JP5664972B2 (ja) 粉体物収納容器及びこれを備えた画像形成装置、並びに、粉体物補充方法
US10627758B2 (en) Power supply lock structure and image forming apparatus
US20240176259A1 (en) Cartridge and method of supplying toner
JP2014037274A (ja) キャップ装置
JP2021062906A (ja) 注出用スパウト
JP2020083339A (ja) バッグインボックス支持治具
JP2018079975A (ja) 薬剤供給装置および薬剤包装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160208

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5891887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees