JP5891088B2 - Rfidタグ - Google Patents

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本発明は、RFIDタグに関し、さらに詳しくは、アンテナとICチップがシリコーンゴムに封止されたRFIDタグに関する。
RFIDタグは、例えば物品の流通過程で、その物品の加工、移動、出荷等の履歴情報を、移動、加工等が行われるたびごとに記録されることで、物品の管理及び追跡を可能にする。種々の形態を有する物品に貼り付けられることを考えると、RFIDタグは柔軟性を有することが望ましい。また、屋外に配置される物品に貼り付けられ場合もあるので、アンテナ部やICチップが他の物品との接触や気象環境から保護されていることが望ましい。
特許文献1においては、衣料品に使用することを想定し、シリコーンゴムよりなる弾性があり変形可能な成形体に、チップとアンテナ手段が収容されたRFIDタグが開示されている。
特表2012−502380号公報
RFIDタグは、例えばガスボンベのような、金属部材に貼り付けて使用されることも多い。しかし、図6に模式的に示すように、RFIDタグ50のアンテナ51の近傍に大体積の金属体55が存在すると、情報を読み取り又は書き込みするために入射される電磁波RFinの大部分を金属体55が吸収してしまい、アンテナ51で受信される電磁波の強度が低下してしまうので、受信が困難になる。その結果、RFIDタグ50を非金属体に使用する場合よりも、金属体に使用する場合の方が、受信距離が短くなってしまう。
RFIDタグの受信距離を長くする方法としては、アンテナを大面積に形成することが考えられる。しかし、この方法によると、RFIDタグ全体が大型化してしまい、現実的ではない。
本発明が解決しようとする課題は、高い柔軟性と耐候性を有し、金属体に取り付けて使用しても、長い受信距離を有するRFIDタグを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかるRFIDタグは、対象物に取り付けられるRFIDタグにおいて、ICチップとアンテナがシリコーンゴム層の内部に収容され、前記シリコーンゴム層は、電磁波を透過する透過層と、形状異方性を有する導電性フィラーを含有し、電磁波を反射する反射層とからなる2層構造を有し、前記反射層側で前記対象物に取り付けられ、前記アンテナは、前記透過層側の前記反射層の表面よりも前記透過層側に配置されることを要旨とする。
ここで、前記導電性フィラーは、前記反射層の面方向に厚さ方向に垂直な面を向けて配向していることが好適である。
また、前記導電性フィラーは、金属よりなると良い。
さらに、前記導電性フィラーは、アルミニウム、黄銅、銅より選ばれる金属よりなるとより良い。
また、前記導電性フィラーは、扁平形状を有すると良い。
ここで、前記アンテナは、前記透過層と前記反射層との界面に配置されるものとすることができる。
または、前記アンテナは、前記透過層の内部に配置されるものとすることもできる。
上記発明にかかるRFIDタグによると、ICチップとアンテナが高い耐候性と柔軟性を有するシリコーンゴム層の中に収容されているので、耐候性と柔軟性に優れたRFIDタグとなる。さらに、電磁波を透過する透過層と、電磁波を反射する反射層とからなる2層構造を有し、アンテナが反射層の表面よりも透過層側に配置されているので、対象物が金属体である場合にも、電磁波が対象物に吸収されずに反射層によって反射され、その反射した電磁波をアンテナによって受信することができる。よって、対象物が金属であっても、長い受信距離を確保することができる。反射層に形状異方性を有する金属フィラーが含まれていることで、電磁波を透過するシリコーンゴムよりなる反射層に、電磁波に対する高い反射率を簡便に付与することができる。
ここで、導電性フィラーが反射層の面方向に厚さ方向に垂直な面を向けて配向していると、反射層における電磁波の反射率が高められる。
また、導電性フィラーが金属よりなり、さらに、アルミニウム、黄銅、銅より選ばれる金属よりなる場合には、反射層における電磁波の反射率はさらに高められる。
また、前記導電性フィラーが扁平形状を有すると、各導電フィラー粒子が高い電磁波反射率を有するという効果と、扁平形状によって導電フィラー粒子が配向しやすいという効果の両方によって、反射層における電磁波の反射率が一層高められる。
ここで、アンテナが透過層と反射層との界面に配置される場合には、透過層内部にアンテナが配置される場合に比べて、反射層で反射された電磁波が透過層を通過せずに直接にアンテナで受信されるため、高い受信効率を確保することができる。
または、アンテナが透過層の内部に配置されると、透過層と反射層の界面にアンテナが存在する場合よりも、透過層と反射層の接着性が高められ、RFIDタグの強度が向上するとともに、耐候性が高められる。
本発明の一実施形態にかかるRFIDタグの概略構成を示す断面図であり、(a)は全体像を示し、(b)は反射層の拡大像を示している。 反射層の断面SEM像である。 反射層による電磁波の反射率を計測する方法を示す側面図である。 RFIDタグの受信距離を計測する方法を示す側面図である。 導電性フィラー粒子のアスペクト比及び長径/短径比の定義を示す模式図である。(a)は側面図であり、(b)は上面図である。 従来のRFIDタグの概略構成を示す断面図である。
以下に、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1に示すように、RFIDタグ1は、ともにシリコーンゴムを主成分とする反射層2と透過層3とを有する。反射層2は、RFIDタグ1の読み取り及び書き込みに使用される電磁波(高周波)を高効率で反射する。一方、透過層3は、RFIDタグ1の読み取り及び書き込みに使用される電磁波を高効率で透過する。反射層2と透過層3は、反射層2の表面2bと透過層3の表面3bで相互に接合されている。
反射層2の透過層3と接合されている側の表面2bよりも外側には、電磁波を受信するためのアンテナ4が配置されている。アンテナ4の配置位置としては、反射層2と透過層3の界面、つまり表面2bと表面3bの間、又は透過層3の内部の2通りから選択可能である。図1(a)では、代表例として透過層3の内部にアンテナ4が配置される場合が示されている。
RFIDタグ1は、この他に、電子情報を記憶するためのICチップを備える。ICチップは、図示しないが、透過層3における電磁波の透過、反射層2における電磁波の反射、アンテナ4における電磁波の受信を妨げることがなければ、反射層2、透過層3の任意の位置に配置することができる。さらに、RFIDタグ1は、必要に応じて、電源等他の部材を備えることができる。そのような他の部材を設ける場合、その部材が、透過層3における電磁波の透過、反射層2における電磁波の反射、アンテナ4における電磁波の受信を妨げることがないように、配置箇所を設定する必要がある。
RFIDタグ1は、反射層2の表面2bと反対側の表面2c又はそれよりも外側で、対象物(不図示)に、貼り付けなどの手法で取り付けられる。一方、反射層2と接合されている側と反対側の透過層3の表面3aから、読み取り及び書き込み用の電磁波RFinが入射される。
RFIDタグ1に表面3aから電磁波が入射されると、入射電磁波RFinが透過層3を透過し、透過層3と反射層2の界面に達する。入射電磁波RFinは、反射層2の表面2b及び反射層2の内部で反射される。
図1(a)のようにアンテナ4が透過層3の内部に配置されている場合には、反射電磁波RFrefは再び透過層3をアンテナ4が存在する位置まで透過し、アンテナ4によって受信される。
アンテナ4が反射層2と透過層3の界面に配置されている場合には、反射電磁波RFrefは透過層3に入る前に、反射層2の表面2bの位置でアンテナ4によって受信される。
シリコーンゴムは、メガヘルツ帯域の電磁波に対して、高い透過性を示す。つまり、メガヘルツ帯域の電磁波をほとんど反射、吸収しない。反射層2において、シリコーンゴムを主成分としつつも電磁波を反射する特性を付与するために、反射層2には、導電性フィラー2aが含有される。導電性フィラー2aは、形状異方性を有するものである。
導電性を有する物質は、自由電子の働きにより、電磁波を表面近傍のごく薄い領域で反射する性質を有する。ただし、その導電性を有する物質が、電磁波の入射方向に厚すぎると、電磁波の吸収による損失が大きくなってしまう。また、表面での反射が有効に起こるためには、その導電性を有する物質が、電磁波の電場方向つまり入射方向と垂直な方向に十分な面積を有する必要がある。この意味において、導電性フィラー2aの混合によって、反射層2に電磁波に対する反射率を付与し、かつ吸収による電磁波の損失を回避するためには、導電性フィラー2aが十分に薄く、かつ十分に面積の広い表面を有している必要がある。つまり、導電性フィラー2aは、形状に異方性を有している必要がある。
導電性フィラー2aの粒子が有する形状の異方性は大きい方がよい。例えば扁平形状のように、1方向の寸法が小さく、それに直交する方向の面積が大きい方が望ましい。図5(a)に示したように、フィラー粒子2aのアスペクト比、つまり厚さ(フィラー粒子2aの中心を通る最も短い直線の長さ)に対するD50%径(メディアン径)の比で記述すると、20〜120の範囲にあることが望ましい。
ここで、導電性フィラー粒子2aの厚さに対するD50%径の比という意味でのアスペクト比が大きくても、針状粒子のように、細長い粒子であれば、導電性フィラー粒子2a表面での電磁波の反射が有効に起こらない。導電性フィラー粒子2aは箔のような扁平形状を有していることが好ましい。この意味において、図5(b)に示したように、導電性フィラー粒子2aの厚さ方向に垂直な面内において、面内の中心を通る最も短い直線の長さ(短径)に対する最も長い直線の長さ(長径)の比(長径/短径比)が、ある程度小さい方が良い。具体的には、長径/短径比は1〜3の範囲にあることが好適である。
また、吸収による電磁波の損失を回避するためには、導電性フィラー粒子2aの厚さは小さい方が好ましい。概ね、RFIDタグ1の読み書きに使用される帯域の電磁波について、侵入した電磁波の強度が1/eとなるいわゆる表皮深さ程度よりも薄いことが望ましい。具体的には、フィラー粒子2aの厚さが0.1〜1.0μmの範囲にあることが好適である。
一方、上記のように、導電性フィラー粒子2a表面での電磁波の反射を有効に利用するためには、導電性フィラー粒子2aの厚さ方向と直交する方向の面積は、ある程度大きい方がよい。一方、大きすぎると、下層2中に空間的に均一に含有させることが困難になるうえ、下層2の柔軟性が損なわれてしまう。D50%径で規定すると、10〜100μmの範囲にあることが好適である。
上記したように、電磁波の入射面が導電性フィラー粒子2aの厚さ方向に平行になる場合に、最も電磁波に対する反射率が高くなる。アスペクト比の大きい異方形状を有する導電性フィラー粒子2aが、ランダムな配向で反射層2中に分布されている場合にも、電磁波の入射方向に近い方向に厚さ方向を向けているフィラー粒子2aが主に寄与することにより、電磁波に対する反射性を得ることができる。しかしながら、導電性フィラー粒子2aが反射層2の面内方向つまり表面2bと平行な方向に厚さ方向と直行する面を向けて配向している場合には、入射電磁波RFinが表面2bからどのような角度で反射層2に入射した場合にも、高い反射率を発揮することが可能となり、好ましい。導電性フィラー粒子2aの厚さ方向と直交する面が電磁波の入射面と平行になっている場合の配向角を0度、電磁波の入射面と直交している場合の配向角を90度とすると、好ましい配向角は0〜30度である。
導電性フィラー粒子2aのアスペクト比が大きいと、導電性フィラー間で配向が揃いやすくなる。よって、導電性フィラー粒子2aのアスペクト比が大きいことで、粒子1つ1つによる電磁波反射率を向上させるという効果のみならず、配向性を向上させるという効果を通じても、反射層2の電磁波反射率が高められる。
導電性フィラー2aを構成する導電性材料としては、高い導電率と低い透磁率を有するものが、電磁波に対する高い反射率と低い吸収率を有し、好適である。この意味で、金属よりなる導電性フィラー2aを用いることが好ましい。金属よりなる導電性フィラー2aとしては、純金属よりなるもの、又は合金よりなるもののいずれでもよい。具体的には、メガヘルツ帯の電磁波に対して高い反射率と低い吸収率を有するアルミニウム、銅、黄銅などよりなるフィラーが特に好適である。中でもアルミニウムが最も好適である。これらは、単独で用いられても、2種以上が混合して用いられてもよい。
反射層2中における導電性フィラー2aの配合量については、ある程度多くないと、電磁波の反射を有効に行うことができない。しかし、配合量が多すぎると、導電性フィラー2aによる電磁波の吸収も無視できなくなってしまう。また、導電性フィラー2aの配合量が多すぎると、シリコーンゴムの有する柔軟性が損なわれてしまう。この意味で、導電性フィラー2aの配合量は、シリコーンゴム100質量部に対して、10〜100質量部、特に20〜50質量部の範囲にあることが好ましい。
反射層2の厚さについても、ある程度大きくなければ、電磁波に対する反射率を十分に確保することができない反面、大きくしすぎると、反射層2での電磁波の吸収が無視できなくなる。また、RFIDタグ1全体の厚さが大きくなってしまうので、RFIDタグ1を小型化するという本発明の課題に鑑みても好ましくない。反射層2の好ましい厚さの範囲は0.5〜4mmである。
反射層2に電磁波に対する反射性を付与するために、例えば、導電性材料よりなる板材を配置するというような手法も考えうるが、上記のように導電性フィラー2aを混合する方法によれば、板材などを使用する場合と比較して、シリコーンゴムによってもたらされる柔軟性が損なわれることがない。また、導電性フィラー2aを反射層2に含有させるのに、後述するように、シリコーンゴム材料の中に導電性フィラー2aを混合するだけでよいので、簡便な方法で反射層2に電磁波反射性を付与することができる。
反射層2を構成するシリコーンゴムは、十分な柔軟性を有し、導電性フィラー2aを、高い親和性をもって、かつ空間的に均一に、配向させて含有させることができるならば、どのような化学組成、分子構造を有するものでもよい。具体的には、シリコーンゲル、付加反応型シリコーンゴム、過酸化物架橋型シリコーンゴム、縮合反応型シリコーンゴム等を例示することができる。
上記シリコーンゴムのベースポリマーとしては、オルガノポリシロキサンとして通常広く知られているものを用いることができる。シリコーンゴムは、液状ゴムであっても良いし、ミラブルゴムであっても良いが、導電性フィラー2aを高配向にかつ空間的に均一に分散させることを考えると、液状ゴムであることが好ましい。
オルガノポリシロキサンは、有機基を有する。有機基は、1価の置換または非置換の炭化水素基である。非置換の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ドデシル基などのアルキル基、フェニル基などのアリール基、β−フェニルエチル基、β−フェニルプロピル基などのアラルキル基などが挙げられる。置換の炭化水素基としては、クロロメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基などが挙げられる。オルガノポリシロキサンとしては、一般的には、有機基としてメチル基を有するものが、合成のしやすさ等から多用される。オルガノポリシロキサンは、直鎖状のものが好ましいが、分岐状もしくは環状のものであっても良い。
オルガノポリシロキサンは、その架橋機構(硬化機構)に応じて、所定の反応性基(官能基)を有する。反応性基としては、アルケニル基(ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基など)などが挙げられる。アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンは、有機過酸化物を架橋剤とする過酸化物架橋反応や、ヒドロシリル基を有するオルガノポリシロキサン(オルガノハイドロジェンポリシロキサン)を架橋剤とする付加反応により架橋される。付加反応には、ヒドロシリル化触媒を組み合わせて用いることができる。
アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンは、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有することが好ましい。また、ヒドロシリル基を有するオルガノポリシロキサンは、1分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有することが好ましい。また、シラノール基を有するオルガノポリシロキサンは、1分子中に少なくとも2個のシラノール基を有することが好ましい。
有機過酸化物としては、ベンゾイルペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、p−メチルベンゾイルパーオキサイド、o−メチルベンゾイルパーオキサイド、ジクミルペルオキシド、クミル−t−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルペルオキシヘキサン、ジ−t−ブチルペルオキシドなどが挙げられる。
有機過酸化物の添加量は、特に限定されるものではないが、通常、アルケニル基を有するオルガノポリシロキサン100質量部に対して0.1〜10質量部の範囲とされる。
ヒドロシリル基を有するオルガノポリシロキサン(オルガノハイドロジェンポリシロキサン)として、具体的には、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、(CHHSiO1/2単位とSiO4/2単位とから成る共重合体、(CHHSiO1/2単位とSiO4/2単位と(C)SiO3/2単位とから成る共重合体などが挙げられる。
ヒドロシリル基を有するオルガノポリシロキサンの配合量は、特に限定されるものではないが、通常、アルケニル基を有するオルガノポリシロキサン100質量部に対して0.1〜40質量部の範囲とされる。
ヒドロシリル化触媒としては、白金系触媒が挙げられる。白金系触媒としては、微粒子状白金、白金黒、白金担持活性炭、白金担持シリカ、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、白金のオレフィン錯体、白金のアルケニルシロキサン錯体などが挙げられる。
ヒドロシリル化触媒の添加量は、特に限定されるものではないが、白金系金属の金属量に換算して、通常、アルケニル基を有するオルガノポリシロキサン100質量部に対して1ppm〜1質量部の範囲とされる。
反射層2は、シリコーンゴムと導電性フィラー2a以外の成分を適宜含有してもよい。添加可能な添加剤としては、充填剤、架橋促進剤、架橋遅延剤、架橋助剤、スコーチ防止剤、老化防止剤、軟化剤、熱安定剤、難燃剤、難燃助剤、紫外線吸収剤、防錆剤などが挙げられる。ただし、導電性フィラー2aによる電磁波に対する反射性を低下させたり、電磁波を吸収したりすることがない添加剤を選択する必要がある。
透過層3は、RFIDタグ1の読み書きに使用される電磁波に対して高い透過率を有するものであれば、どのようなものでも構わない。透過層3を構成するシリコーンゴム材料としては、上記した反射層2を構成しうるシリコーンゴムから同様に選択することができる。
透過層3を構成するシリコーンゴムは、反射層2を構成するシリコーンゴムと同種のものであっても、異なるものであっても構わない。ただし、反射層2との間に高い接合性が得られるという点において、また、RFIDタグ1の製造工程が簡素化されるという点において、反射層2と透過層3を同種のシリコーンゴムから構成することが好ましい。
透過層3にも、充填剤、架橋促進剤、架橋遅延剤、架橋助剤、スコーチ防止剤、老化防止剤、軟化剤、熱安定剤、難燃剤、難燃助剤、紫外線吸収剤、防錆剤などの添加物が配合されてもよいが、これらが、電磁波を反射したり吸収したりすることにより、電磁波の透過を妨げるものでないことが要請される。
透過層3の厚さが小さすぎると、RFIDタグの耐候性やアンテナ4に対する保護性が低下する。一方、透過層3が厚すぎると、透過層3での電磁波の損失や屈折が無視できなくなる場合があるうえ、RFIDタグ1全体が大型化してしまい、好ましくない。この意味において、透過層3の厚さは0.1〜4mmの範囲にあることが好適である。
既に述べたように、アンテナ4を設置する位置は、反射層2の透過層3側の表面2bよりも透過層3側であれば、反射層2と透過層3の界面であっても、透過層3の内部であっても、いずれでも構わない。反射層2と透過層3の界面に設ける場合は、反射層2で反射された電磁波を直接アンテナ4で受信するので、高効率に電磁波を受信することができる。一方、透過層3の内部にアンテナ4が配置される場合には、アンテナ4の存在によって透過層3と反射層2の間に剥離が発生してRFIDタグ1全体の強度や耐候性が低下したり、アンテナ4に対する保護性が低下したりという事態が発生しにくい。
以上のような構成を有するRFIDタグ1が、十分な受信距離を有するためには、RFIDタグ1の読み取りに使用される電磁波に対して、反射層2が十分な反射率を有していることが必要である。透過層3及びアンテナ4を配置しない単独の状態の反射層2に、電磁波を直入射した場合の反射率が40%以上である場合が好適である。
また、RFIDタグ1全体として、対応規格に準拠した読み書き装置を使用した際の受信距離が、5m以上であることが望ましい。
上記のようなRFIDタグ1を製造する方法は、特に限定されるものではないが、例えば以下のようにして製造することができる。
まず、反射層2及び透過層3を構成する組成物は、それぞれ以下のようにして調製することができる。すなわち、液状シリコーンゴムと、必要に応じて添加される補強性充填剤等の各種添加剤(導電性金属フィラー、架橋剤、触媒除く)を、プラネタリーミキサー、ヘンシェルミキサー、ロスミキサー、ホバートミキサー、ニーダーミキサー等を用いて混合し、次いで、必要に応じて架橋剤、触媒を加え、プラネタリーミキサー、ヘンシェルミキサー、ロスミキサー、ホバートミキサー、ニーダーミキサー、ロール等により混練することにより、調製することができる。
反射層2を構成する組成物の調製に際しては、この後更に、導電性フィラーを添加し、手動又は上記各種ミキサーのいずれかを使用して、導電性フィラーの沈降が見られなくなるまで攪拌する。
上記各組成物を金型内に導入し、加熱して架橋、硬化させることにより、反射層2及び透過層3を形成することができる。この際、インジェクション成形、コンプレッション成形等、公知のプレス成形法を適用すればよい。
ここで、導電性フィラーが十分に大きなアスペクト比と配合量を有していれば、特に配向させるための操作を行わなくても、上記のように反射層2の材料中に導電性フィラーをよく混合し、プレス成形を行うだけで、導電性フィラー2aが反射層2の面方向に厚さ方向に垂直な面を向けて良く配向する。これは、シリコーンゴムが未硬化の状態では流動性を持っているため、コンプレッション成形やインジェクション成形など、シリコーンが流動する成形方法において、金型とシリコーンの間に生じるせん断速度と同じ方向に沿って、導電性フィラーが配向することによる。
反射層2と透過層3の積層構造を形成するには、例えば、先に硬化させて形成した反射層2に接触させて、硬化させていない透過層3形成用の組成物を導入して硬化させる、又は逆に先に硬化させて形成した透過層3に接触させて、硬化させていない反射層2形成用の組成物を導入して硬化させるという方法をとることができる。あるいは、透過層3と反射層2をそれぞれ独立に硬化させて形成してから、接合するという方法もとりうる。
RFIDタグ1中にアンテナ4及びICチップを導入するためには、例えば、まず、反射層2又は透過層3の一方を硬化させて成形した上にアンテナ4及びICチップを配置する。次いで、その上に他方の層の未硬化材料を導入してから、硬化させればよい。すると、反射層2と透過層3の間の界面にアンテナ4及びICチップが配置されたRFIDタグが得られる。
一方、透過層3の内部にアンテナ4及びICチップを配置するには、透過層3の硬化時にアンテナ4及びICチップを含ませて硬化させた後、反射層を硬化接着させればよい。また、アンテナ4及びICチップを両面透過層で封止し、対象物と接する面に反射層を有する、反射層/透過層/アンテナ/透過層の3層構成としてRFIDタグを形成することも可能であるが、この場合は、硬化した透過層の上にアンテナ4及びICチップを乗せ、未硬化の透過層材料を導入してから硬化させる。その後、未硬化層の反射層を硬化接着させればよい。
以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
<材料>
実施例、比較例において用いた材料の詳細は以下の通りである。
(シリコーンゴム)
・2液混合熱硬化液状シリコーンゴム(信越化学工業社製、「KE1935」)
(金属フィラー)
・扁平形状黄銅フィラー(福田金属箔粉工業社製、「E5」)
・扁平形状銅フィラー(福田金属箔粉工業社製、「MS800」)
・扁平形状アルミニウムフィラー(大和金属粉工業社製、「No300」)
・粒状黄銅フィラー(福田金属箔粉工業社製、「4L5」)
・粒状銅フィラー(福田金属箔粉工業社製、「Cu−HWQ」)
・粒状アルミニウムフィラー(大和金属粉工業社製、「No18000」
なおここで、「粒状」とは、異方性がない又は極めて低いことを表す。
上記の各種金属フィラーについて、アスペクト比、長径/短径比等の寸法を以下の表1に示す。なお、粒状金属フィラーについては、形状に異方性がない又は極めて低いため、D50%径のみを示す。
(アンテナ部品)
・UHF帯アンテナ回路
(ICチップ)
・RFIDタグ用ICチップ(Alien Technology社製、「Alien Higgs 3」、ISO/IEC 1800−6C(Class Gen2)準拠、対応周波数:860〜960MHz)
<下層の作成>
(実施例1〜6)
液状シリコーンゴム材料の2液(KE1935 A液及びB液)を重量比1:1の割合で混合、攪拌し、液状シリコーンゴム組成物を得た。さらに、表2に示すように、ここに扁平形状黄銅フィラー(実施例1、4)、扁平形状アルミニウムフィラー(実施例2、5)、扁平形状銅フィラー(実施例3、6)をそれぞれ上記シリコーンゴム組成物100質量部に対して50質量部添加し、フィラーの沈降が見られなくなるまで、十分に攪拌した。
次に、それぞれの材料をシート状の金型に充填し、170℃で30分間プレス成形した。この際、コンプレッション成形法(実施例1〜3)又は、インジェクション成形法(実施例4〜6)を用いた。その後得られたシート状の成形体について、オーブンにて200℃、4時間の条件で2次キュアを行った。このようにして、実施例1〜6にかかる、縦400mm、横400mm、厚さ2mmのシート状の下層(反射層)を得た。
これらの下層の代表として、実施例2にかかる下層について、断面を走査型電子顕微鏡(SEM)によって観察し、金属フィラーの分散と配向を評価した。電子線のエネルギーを10kVとし、200倍の倍率で観察したSEM像を図2に示す。これによると、扁平形状の金属フィラーが、下層中に空間的に均一に分散されている。また、フィラーは、厚さ方向に直交する面を下層の面方向に向けて、高い配向度で配向していることが確認された。
(比較例1)
金属フィラーを含有させず、液状シリコーンゴムのみを材料として、実施例1〜6と同様にして比較例1にかかる下層を形成した。プレス成形は、コンプレッション成形法にて行った。
(比較例2〜4)
扁平形状金属フィラーではなく、粒状金属フィラーを含有させた以外は、実施例1〜6と同様にして比較例2〜4にかかる下層を得た。プレス成形は、コンプレッション成形法にて行った。
<RFIDタグの作成>
(実施例1〜6)
まず、上記と同様にして、扁平形状金属フィラーを含む実施例1〜6にかかる下層を形成した。ただし、170℃でのプレス成形の時間は15分とした。
次に、金型内に配置したシート状の各下層の表面に、アンテナ部品とICチップを配置した。さらに、その上部から、上層(透過層)となる液状シリコーンゴム材料(KE1935A液及びB液を重量比で1:1の割合で混合、上記比較例1にかかる材料と同一)を導入し、コンプレッション成形法によって成形加工することで、アンテナ部品及びICチップを封止した。ここで、コンプレッション成形は170℃、15分の条件で行った。上層の厚さは0.5mmであった。
最後に、得られた成形体について、200℃、4時間の条件で2次キュアを行い、実施例1〜6にかかるRFIDタグを得た。
(比較例1〜4)
比較例1にかかる金属フィラーを含有しない下層、及び比較例2〜4にかかる粒状金属フィラーを含有する下層を、上記と同様に形成した。ここで、170℃でのコンプレッション成形の時間は15分とした。これらを用いて、実施例1〜3にかかるRFIDタグと同様に、比較例1〜4にかかるRFIDタグを作成した。
<評価>
(下層の反射率)
実施例1〜6及び比較例1〜4で作成した単独状態の下層を用いて、電磁波の反射率を測定した。
測定は、自由空間測定法によって行った。測定の概略を図3に示す。上記の各下層(反射層)を試料30として、台座31に固定された支柱32に、一方の面で固定した。試料30に対向して、700mm離れた位置にネットワークアナライザ34に接続されたホーンアンテナ33を配置した。
ネットワークアナライザ34から700〜1300MHzの周波数領域の電磁波を出力して、ホーンアンテナを介して試料30に照射し、試料30からの反射波をネットワークアナライザで検出した。入射波に対する反射波の強度比から、1000MHzにおける電磁波減衰値A(s)をdB単位で得た。
次に、上記と同様の測定を、試料30の代わりに縦400mm、横400mm、厚さ2mmのアルミニウム板を配置して行った。これにより、1000MHzにおけるアルミニウム板の電磁波減衰値A(Al)をdB単位で得た。アルミニウムは、この周波数域の電磁波を非常によく反射する材料であり、試料30の電磁波反射率の較正用に使用した。
試料の電磁波反射率Ref(s)を、試料について測定した電磁波減衰値A(s)と、アルミニウムについて測定した電磁波減衰値A(Al)から、以下のようにして求めた。つまり、まず、試料の電磁波反射値R(s)を、R(s)[dB]=A(Al)[dB]−A(s)[dB]として算出した。さらに、a=R(s)[dB]/20として、%単位の電磁波反射率Ref(s)を、Ref(s)[%]=10として求めた。
(RFIDタグの受信距離)
実施例1〜6及び比較例1〜4で作成したRFIDタグを用いて、受信距離を測定した。
受信距離の測定の概略を図4に示す。円偏波アンテナを備えるICチップ用のリーダライタ41(出力:1W、対応周波数:952〜954MHz、対応規格:ISO/IEC 1800−6C(Class Gen2準拠))を、支持具42を用いて固定した。リーダライタ41の受信面に対向させて、上記の各ICチップを試料40として、下層(反射層)側の面をSUS板43に固定して配置した。リーダライタ41の受信面と試料40の間の距離dを変化させながら、リーダライタ41によるRFIDタグの読み取りを行い、読み取ることができる最大の距離を各RFIDタグの最大受信距離とした。
<評価結果及び考察>
実施例1〜6及び比較例1〜4にかかる下層の電磁波反射率とRFIDタグの受信距離を、下層における金属フィラーの種類とともに表2に示す。
まず、比較例1の導電性フィラーを下層に含まない場合には、電磁波反射率が7%と低い値であり、それに伴って、RFIDタグの受信距離も1.0mと短い。これは、RFIDタグがSUS板上に配置されているため、入射した電磁波の大部分がSUS板によって吸収されたことによると考えられる。
下層に導電性フィラーを含有させると、フィラーが3種の金属いずれよりなる場合でも、また扁平形状又は粒状いずれの形状の場合でも、比較例1にかかる導電性フィラーを含有しない場合と比較して、下層の電磁波反射率及びRFIDタグ受信距離が向上している。しかし、比較例2〜4にかかる粒状の導電性フィラーを含有する場合に比べ、実施例1〜6にかかる扁平形状の導電性フィラーを含有する場合に、著しく電磁波反射率及びRFIDタグ受信距離が向上している。金属種が同じ場合同士で比較すると、フィラーが粒状の場合に比べて扁平形状の場合に、下層の電磁波反射率は2.5〜4倍程度、RFIDタグの受信距離は5〜6倍程度にもなっている。下層の電磁波反射率とRFIDタグの受信距離の間には、良い相関が見られる。
つまり、扁平形状の導電性フィラーが下層に含有され、下層の面方向に厚さ方向に垂直な面を向けて配向していることにより、下層に高い電磁波反射率が付与され、それによって、長いRFIDタグの受信距離が達成されている。RFIDタグが金属板に取り付けられているにもかかわらず、下層での電磁波の反射の効果で、電磁波が金属板に吸収されることなく反射され、リーダライタによって検出されるようになっている。
フィラーを構成する3種の金属を比較した時、実施例2及び実施例5にかかるアルミニウムよりなる扁平形状フィラーを下層に含有する場合に、ひときわ高い電磁波反射率と、長いRFIDタグ受信距離が達成されている。これは、アルミニウムがメガヘルツ帯の電磁波に対して高い反射率を有することによると考えられる。
なお、実施例1〜3にかかるコンプレッション成形法によって下層を形成した場合と、実施例4〜6にかかるインジェクション成形法によって下層を形成した場合とで、電磁波反射率とRFIDタグ読み取り距離を金属フィラーの種類が同じ場合同士で比較すると、いずれの金属についても、有意な差は見られない。つまり、いずれの成形法を採用した場合にも、扁平形状の導電性フィラーが下層の面方向に厚さ方向に垂直な面を向けて配向し、高い電磁波反射率が得られると考えられる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 RFIDタグ
2 反射層
2a 導電性フィラー(導電性フィラー粒子)
3 透過層
4 アンテナ
RFin 入射電磁波
RFref 反射電磁波

Claims (6)

  1. 対象物に取り付けられるRFIDタグにおいて、
    ICチップとアンテナがシリコーンゴム層の内部に収容され、
    前記シリコーンゴム層は、電磁波を透過する透過層と、導電性フィラーを含有し、電磁波を反射する反射層とからなる2層構造を有し、前記反射層側で前記対象物に取り付けられ、
    前記アンテナは、前記透過層側の前記反射層の表面よりも前記透過層側に配置され
    前記導電性フィラーは、扁平形状を有し、厚さ方向に垂直な面内において、面内の中心を通る最も短い直線の長さに対する最も長い直線の長さの比である長径/短径比が1〜3の範囲にあることを特徴とするRFIDタグ。
  2. 前記導電性フィラーは、前記反射層の面方向に厚さ方向に垂直な面を向けて配向していることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグ。
  3. 前記導電性フィラーは、金属よりなることを特徴とする請求項1又は2に記載のRFIDタグ。
  4. 前記導電性フィラーは、アルミニウム、黄銅、銅より選ばれる金属よりなることを特徴とする請求項3に記載のRFIDタグ。
  5. 前記アンテナは、前記透過層と前記反射層との界面に配置されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のRFIDタグ。
  6. 前記アンテナは、前記透過層の内部に配置されることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のRFIDタグ。
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