JP5890423B2 - Isfet装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サンプルのイオン濃度に従って電気的出力を切り替えるための装置および方法に関する。
一般に、ISFETは、そのまわりのアナログ前処理回路による連続時間(アナログ)測定のために構築された。通常、アナログからデジタルへの変換は処理工程のうちの1つである。これは値の連続性が要求される場合である。しかしながら、イエス/ノーの判断が求められる多くの応用がある。例えば、DNAハイブリダイゼーションおよびSNP挿入検出では、イエス/ノー(5)(6)の答えでプロセスが行なわれたことを検知することで充分である。他の応用は、溶液中の2つの化学薬品の濃度の単なる比較を必要とする。例えば、クレアチニンの濃度が尿素の濃度より高いか、またはその逆である(7)。
イオン感応性電界効果トランジスタ(ISFET)は、そのゲートが電解質へのイオン電荷に露出される電界効果トランジスタ(FET)を備える。参照電極は、トランジスタのゲート酸化物と接触する電解質溶液に浸される。
図1を参照されたい。したがって、電解質と参照電極の組み合わせは、正常なMOSFETでゲートの役割を果たす。ゲート酸化物はイオン感知膜になる。FETの電気的な動作モードは次によって表現され得る:
参照電極、電解質、およびイオン感応膜の相互作用から起こる電圧降下は、ゲート・ソース電圧(Vgs)または閾値電圧(V)のいずれかの一部として見られ得る。これは、動作のすべての領域でのMOSFETのl−Vgsの関係に現われる差であるという事実によって裏付けられている(式(1))。上記の類似性から、参照電極がMOSゲート(1)の役割を遠隔的に果たすかどうかが討議された。それゆえ、電解質は、ゲート酸化物と接触するゲートメタル(gate metal)の役割を果たす。MOSFETでは、Vは、ゲート材料、基質ドーピング、それらの絶縁体、およびこのシステムにおける電荷によって決定される(式(2))。それは各デバイスで一定である。なぜなら、製造プロセスが非常に良好に制御されており、デバイスに亘って変化が良好に制御されるからである。しかしながら、この類似性に従うISFETにおいて、電解質はこのシステムの一部となり、そのVを電解質特性に依存させる(式(3)(1))。この閾値電圧は次によって表現され得る。
ここで、φは金属仕事関数で、φSiはケイ素仕事関数で、qは電子の電荷で、Qoxは酸化物絶縁体に蓄積された電荷で、Qssは酸化物−ケイ素インターフェースのトラップ電荷(trapped charge)で、Qはシリコンバルクにおける消耗電荷で、COXはゲート酸化物のキャパシタンスで、φはシリコン・ドーピングレベルに依存する反転の開始を定義する。式(3)において、φはイオン感応性膜−電解質インターフェース・ポテンシャルΨと、イオン感応性膜と接触する電解質の表面双極子ポテンシャルχsolの両方の化学的パラメータに置換される。前者は、電解質のイオン濃度の関数であり、pHはその可能な尺度である。後者は定数である。式(3)は、ISFETの閾値電圧が、電解質のイオン濃度を使用して(1)修正され得ることを示唆している。
1999年には、Bausellsらが、AtmelES2(10)の1μmの単一のポリシリコン、ダブル金属標準CMOSプロセスを使用して、ISFETを集積した。それらは、同一のダイで標準CMOS増幅器を集積した。基本的に、ISFETは、初めてフローティングのポリシリコン・ゲートであって、最上部の金属層まで積み重ねられた金属に接続されたがポリシリコン・ゲートが与えられ、ここで、イオンは、酸窒化物パッシベーションを介して検知された。この根本概念は他のものによって実行され、ISFETは、複合のメタル層(10)(11)(12)を備えた異なる商用CMOSプロセにより構築された。
トランジスタ部品が、ここでは有効なFG−MOSFETであり、感応性の部品がイオン感応性のコンデンサのようであり、このキャパシタンスで最頂部の金属が1枚のプレートであり、電解質が第2層を形成し、同時にパッシベーションが絶縁層であることに流することは興味深い。これは、参照電極が除去される場合に生じる従来のキャパシタンス性イオンセンサーに非常に似ている。
トランジスタのゲートからのパッシベーション・キャパシタンスは、2つの異なる構造を作るために分離していると考えられる。従って、ISFETのトランジスタ・ゲートは「電気的ゲート」と呼ばれ得る、そしてイオン感応性の膜の下の最頂部の金属は「化学的ゲート」と呼ばれ得る。
したがって、Vは式(2)によって与えられたプロセス依存性の定数である。式(3)に導入された化学的依存性は、次式から与えられるISFETのフローティング・ゲート電圧の一部として表現され得る。
FG=Vref−Ψ+χsol +VQpass (4)
ここで、VQpassはパッシベーション層へのトラップ電荷による。
位置解離モデルおよびGouy−Chapman−Stern二重層モデルを使用して、図2のとおりに、ISFETはモデル化され得る。ここでVchemは、電解質とそのインターフェースから、参照電極、および膜(6)を検知するイオンの両方に発生する化学的電圧である。
chem=γ+VQpass+2.3αUpH (5)
ここで、γは、VQpassであるパッシベーション・トラップ電荷とは別のすべてのpH非依存性の項のグルーピング(grouping)である。Uは通常の熱の電圧であり、αは0<α<1の間の値をもつ感応性パラメータである。その最大値は、25°Cで59.2mV/pHによって与えられたNernstian感度として知られている理論的な限界を与える(1)。ISFETに関するほとんどの刊行物は、VをpH依存性のパラメータと見なしている。本発明者らは、純粋な回路の観点から、ISFETは、重畳された電圧VrefとVchemに容量的に結合されたそのゲートを備えた有効な標準FGMOSであることを認識した。したがって、本発明者らは、フローティング・ゲート入力を形成し、かつ標準MOSFETのように、Vを定数と仮定するようにそれらを考慮した。したがって、pHの変化は、Vの代わりにVgsのための変調と見なされ得る。しかしながら、物理的な観点からは、システムに変更はなく、同じ分析が保持される。したがって、式(1)および(2)はまだ有効であり、式(3)はもはや適切ではない。また、式(5)は化学的電圧を表わす。
インバータを構築するためにISFETを使用する最初の試みは、Shepard博士および彼女の同僚によるものであった(5)(16)。図4は、通常のトランジスタによって得られたPMOSの役割を備えた標準等級ABの反転増幅器におけるNMOSとしてISFETを示す。その入力は、PMOS(M2)のゲートおよびn−ISFET(X1)の参照電極の両方に接続される。したがって、回路のスイッチング閾値は、溶液のpHに比例してシフトする。
したがって、pHの変化は、p−MOSではなくn−MOSのゲート電圧を変調する。すなわち、相補対の半分だけが、pH感度である。プルアップ・トランジスタにより、プルダウン・トランジスタとは異なる入力値が確かめられる。その差はVchemである。
しかしながら、ドリフト若しくはパッシベーション・トラップ電荷がなければ、これは許容可能である。ISFETのVは、数ボルトの範囲で、パッシベーション・トラップ電荷により、初期の変化を有し得る(17)(12)。特にn−ISFETが負の閾値電圧を有している場合、これは回路のスイッチング機能を非動作にすることができる。
本発明の第1の態様によれば、サンプルのイオン濃度の変化を検知するための半導体装置が提供され、前記半導体装置は、共通のフローティング・ゲートに結合された複数の電界効果トランジスタ(FET)と、サンプルに露出され、前記フローティング・ゲートに結合されたイオン感応性層とを備えている。
使用の際、トランジスタを通過する電流は、スイッチング閾値と比較して、感応性層の近傍でのサンプルのイオン濃度の大きさに依存して、「オン」又は「オフ」に切り替えられる。前記半導体装置は、商用のCMOSプロセスを構築され得る。
本発明の第2の態様によれば、サンプルのイオン濃度を検知するための装置が提供され、当該装置は、フローティング・ゲートに結合された電界効果トランジスタと、サンプルに露出され、前記フローティング・ゲートに結合されるイオン感応性層と、電荷の除去又は前記フローティング・ゲートに対する追加のために前記フローティング・ゲートに結合された1つ以上の電気的入力信号とを備えて、複数のトランジスタのためのスイッチング閾値を設定する。電気的入力信号は、スイッチング閾値を設定するために前記フローティング・ゲートに結合され、かつスイッチング閾値を設定しない時、離脱するように配列され得る。
本発明の第3の態様によれば、サンプルのイオン濃度を検知するための装置が提供され、当該装置は、フローティング・ゲートに結合された電界効果トランジスタ(FET)と、サンプルに露出され、前記フローティング・ゲートに結合されたイオン感応性層と、および前記フローティング・ゲートに結合された電気的入力信号とを備え、ここで、前記電気的入力信号は前記複数の電界効果トランジスタを切り替えるように大きさを変化するように配列される。
本発明の第4の態様によれば、複数の化学反応を検知し、その入力として前記複数の化学反応のおのおのの結果を有する論理関数を評価するための回路が提供され、前記回路は、前記複数の化学反応のおのおののための少なくとも1つの反応チャンバを備え、前記化学反応は当該反応チャンバ内のイオン濃度を変化させる。各反応チャンバには前記第1の態様による装置が設けられ、各装置はデジタル出力信号を提供し、その状態は当該チャンバのイオン濃度に依存し、ここで出力は、論理関数の評価のためデジタル信号処理回路を形成するために互いに結合される。
本発明の第5の態様によれば、サンプル中の標的イオンの濃度を表す出力を提供するための方法が提供される。前記方法は、共通フローティング・ゲートに結合された複数の電界効果トランジスタと、サンプルに露出され、前記フローティング・ゲートに結合されたイオン感応性層とを備えたCMOSスイッチを提供する工程と、前記CMOSスイッチの状態をオンまたはオフに切り替えるために、前記サンプルに前記感応性層を露出する工程と、前記CMOSスイッチから信号を出力する工程とを含む。共通フローティング・ゲートを用いて、前記装置は、イオンの変化に高い感度で、そしてトラップ電荷のような他の成分に対して低い感度で、切り替えることができる。
本発明者らは、公知のインバータ回路を修正して、大きさに従った感度を増加させた。高感度のpH駆動インバータは、他のやり方では実現不可能である小さいpHの変化を検知させ得る。これは、測定の感度を高め、サンプルの体積と濃度の制約を緩和する。
この回路は、反応チャンバの反応の監視と、pH−閾値動作を実行するために使用され得る。そのデジタル出力は、異なる反応チャンバから来る入力を用いた備えた標準デジタル回路を構築するために使用され得る。これは、チップの応用についての完全なデジタルISFETに基づくラブ・オン・チップ(lab on chip)を促進する。
本発明の特定の実施形態は、添付図面を参照しつつ、あくまでも例示のために記載される。
図1は、ISFETとMOSFETとの類似性の断面図である。 図2の(A)は標準CMOSプロセスで構築されたISFETの断面説明図であり、(B)はその回路説明図である。 図3はISFETのモデルである。 図4は先行技術のISFETインバータである。 図5は、多数の入力部を備える一般化されたイオン感応性装置を例証する図である。 図6の(A)はFGMOSの概略説明図であり、(B)はISFETインバータの概略説明図であり、(C)はISFETインバータの等価回路である。 図7は増幅された化学的インバータの回路説明図である。 図8はISFETインバータ用のスイッチング点を示すグラフである。 図9は、第2の入力部を備えたISFETインバータを示す。 図10は、感度が高められたISFETに基づく化学的インバータのモデルである。 図11は、一定の第2の入力部Vin2を備えた図10の回路の掃引電圧Vref出力を示すグラフである。 図12のa)は、ANDゲートの回路図であり、b)はORゲートの回路図である。
下記の説明において、ISFETは化学信号に容量的に結合されたFETとして見られ得る。トランジスタ部品は通常のFGMOSとして扱われ得る。システムは、参照電極、電解質、感応性膜および金属を備え、これらは、下方で、ひとまとめにして、イオン感応性キャパシタンス(ISCAP)と呼ばれ得る1つの実体を形成している。
この観点から、従来のISFETは、基本的に1つのFGMOSに対する入力部としての一つのISCAPである。しかし、一般に、1つ以上のISCAPは、n個のFGMOSトランジスタのフローティング・ゲートのネットワークに対する入力部であり得る。図5のVin1およびVin2によって示されるように、多くの他の容量的に結合された入力部が可能である。
フローティング・ゲート電圧は、それに容量的に結合される電圧の重みが加えられた和として表現され得る。すなわち、
g1とCg2は、図で2つのトランジスタのゲート酸化物キャパシタンスである。反転で、かつチャネルが形成され場合、それらはトランジスタのキャパシタンスのよい近似であり得る。簡略化のために、それらは一定であると仮定され、ゲートの寸法は十分に大きいので、寄生キャパシタンスに取って代わる。
フローティング・ゲートには容量的に多くの入力を結合することができ、そのポテンシャルは、入力ゲートの電圧(13)の重みが加えられた和によって定義される。それゆえ、図5のISFETは、唯一の入力部を有するFG−MOSであり、パッシベーション・イオン感応性層によって容量的に結合されたVrefとVchemの重畳である。そのフローティング・ゲート電圧(Vfg)は次によって与えられる。
ここで、Cpassはパッシベーション・キャパシタンスであり、Ctotはフローティング・ゲート(15)によって見られた全キャパシタンスである。そしてVGD、VGS、VGB、CGD、CGS、CGBは、トランジスタのゲート−ドレインの、ゲート−ソースの、およびゲート・バルクの、連続的な電圧とキャパシタンスである。係数Cpass/Ctotは、Vchemの効果を縮小し、その結果pH感度を縮小する。しかしながら、(Cpass/Ctot)比を最大化することは、電気的ゲートよりはるかに大きな化学的ゲートを設計して最大化することで、単一性に近似させることができる。これは標準CMOSプロセスで構築されたISFETの公知の準Nernstian感度の1つの理由である。
標準FGインバータは、図6−Aに概略的に示された標準等級ABの反転増幅器におけるフローティング・ゲートNMOSトランジスタとPMOSトランジスタから構成される。このインバータの単一の入力は、2つのフローティング・ゲートに容量的に結合される。
本発明の実施形態において、複数のISFETが、同じイオン感応性膜と、フローティング・ゲートを共有している。インバータを提供する好ましい実施形態において、図6−Bで示されるように、2つのISFET、1つのNMOSおよび1つのPMOSが配列される。図6−Cは、そのようなインバータのための等価回路の概略図である。この回路は、反応チャンバのための反応の監視と、pHの閾値の動作を実行するために使用され得る。それは、反応チャンバのアレイに露出されたISFETのアレイからの信号を処理するために使用され得る。各チャンバは、大域的又は局所的のいずれかのVrefを備えたISFETペア・インバータの上に置かれる。当該アレイのピクセルは、それぞれ、アナログ−デジタル変換の必要なしに、同じICでラッチ処理されるか、或いはデジタル処理され得るデジタル出力部を与える。これは、完全にデジタルISFETに基づいたラブ・オン・チップの構成を促進する。
pH感度を向上させるために、増幅器は、Vchemを増幅し得る。当該Vchemは、有効に試験中の電解質に浸された、フローティング・ゲートと参照電極の間の有効な差である。図7における回路は実現可能である。電圧[V=2Achem]は、ISCAPに亘る電圧の増幅されたものであり、電解質のpHを反映する。その出力はSchmitt・Trigger回路に供給される。その出力(Vout)は、溶液のpHが閾値より大きな変更を受ける場合、状態を切り替えるデジタル信号である。
結果:
図6−BのISFETで、入力は単一のトランジスタ増幅器のフローティング・ゲートに供給される。動作の領域に依存して、それは、式(1)のI−Vgsの関係の1つに従う。通常は、IまたはVdsのいずれかが一定にされ、他方は出力を表す。
図6Cのインバータについて、スイッチング閾値電圧を見つけるために、その回路は2つの部分(Vfgを見つけるために使用される入力部分と、標準インバータ)に分割される。Vfgは第2の部分(標準インバータ)への入力部である。電荷保存によって、Vfgは次によって与えられる。
ここで、(VCxMos=VGDXGDx+VGSXGSX+VGBXGBX)及び(x)はn−MOSの(n)であり、およびp−MOSの(p)である。
標準インバータについては、入力フローティング・ゲート電圧(Vfg)が出力(V)に等しい場合、スイッチング閾値電圧(Vsth)は点である。したがって、両方のトランジスタは、Vgs=Vdsのとおりに、飽和している。両方のトランジスタを通る電流を均等化し、それは、この点を解決することにより見出される。それは、(18)−p.186においてつぎのとおりに見出された。
ここで、VtnとVtpは閾値電圧であり、一方、KとKは、それぞれ、NMOSとPMOSの{移動度(μ)×ゲート酸化物キャパシタンス(COX)}である。これは、両方のトランジスタが速度飽和に達しないような、強い反転および低いVddのためである。したがって、Vfg=Vsthの時、スイッチングが起こり、つぎの式を与える(18)。
スイッチングはVchemとVrefの和が引き金となって起きる。式(5)にみられるように、第1項はpHに依存する。それは、VQpassを含んでおり、スイッチング点のシフトとして現われる。Vrefはユーザーによって決定され、かつ結合キャパシタンスの差に留意すれば、FGインバータのVinに類似している。Vrefが入力されると、Vchemは、スイッチング閾値電圧をシフトする効果を有する。同じ方法で、Vchemが入力されると、Vrefはスイッチング点をシフトするであろう。
[結果]
装置の例証的な実施形態は、方法の例証的な実施形態におけるその使用の結果を含めて、以下に詳述する。
トランジスタは、0.35μmの長さを有するが、それらの幅はそれぞれnとpの装置用で、4μmと12μmであった。図において、VrefはISFETのために掃引され、スイッチング点は、4.0、7.0および10.0のpH値に対して見出された。スイッチング点は、それぞれ、1.49V、1.63Vおよび1.76Vであった。これは、44.52mV/pHの感度を与える。2.2VのVddが使用された。
出力は、ボンドパッドとテストPCBによって導入された負荷を駆動するために充分な電流を提供するために大きさが増大されて2つのMOSインバータによってバッファ処理された。化学的感応性領域は35x200μmであった。単一接合Ag/AgClガラス参照電極はVrefを印加するためにテスト下で電解質に浸された。その安定した接合電圧ゆえに、それが選ばれました。3つの異なるpH緩衝液(4.0、7.0および10.0)がテストされた。
参照電圧は異なるpH値に対してスイッチングを引き起こした値を見つけるために各実例に対して掃引された。スイッチング電圧のシフトとして測定された感度は28.33mV/pHであることが見出された。
に示されるように、本発明の第3の態様に係る実施形態は、ISFETのフローティング・ゲートに第2の入力部を提供する。この配置はインバータに2つの入力部を提供する。すなわち、パッシベーション・キャパシタンスを介して結合されたイオン感応性の入力部と、キャパシタンス(C)を介して結合された第2の入力部(Vin2)である。合成のフローティング・ゲート電圧はこれらの2つの入力の重みが加えられた和である。パッシベーション・キャパシタンス(Cpass)と比較して、第2の入力部のキャパシタンス(C)を非常に小さくすることによって、化学信号を制御ゲートとして使用しつつ、電気的なインバータ入力としてこの入力(Vin2)を使用することができる。したがって、*Vin2を指されたスイッチング点は、pHの変更に非常に敏感になる。実際、それはVrefに言及されたpH感度のスケール処理された値である。スケール係数は比率Cpass/Cである。この比率の選択は、適用に依存して、好ましくは10を超え、より好ましくは、50を超え、100を超え、500を超えるか、或いは1000を超えることが好ましい。
図に示されるように、本発明の第3の態様に係る実施形態は、ISFETのフローティング・ゲートに第2の入力部を提供する。この配置はインバータに2つの入力部を提供する。すなわち、パッシベーション・キャパシタンスを介して結合されたイオン感応性の入力部と、キャパシタンス(C)を介して結合された第2の入力部(Vin2)である。合成のフローティング・ゲート電圧はこれらの2つの入力の重みが加えられた和である。パッシベーション・キャパシタンス(Cpass)と比較して、第2の入力部のキャパシタンス(C)を非常に小さくすることによって、化学信号を制御ゲートとして使用しつつ、電気的なインバータ入力としてこの入力(Vin2)を使用することができる。したがって、*Vin2を指されたスイッチング点は、pHの変更に非常に敏感になる。実際、それはVrefに言及されたpH感度のスケール処理された値である。スケール係数は比率Cpass/Cである。この比率の選択は、適用に依存して、好ましくは10を超え、より好ましくは、50を超え、100を超え、500を超えるか、或いは1000を超えることが好ましい。
多くのノードがフローティング・ゲートに容量的に結合されるので、そのポテンシャルは入力の重みが加えられた和によって定義される。フローティング・ゲート電圧(Vfg)は次式から与えられる。
ここで、VCnMosはnMOSのフローティング・ゲート電圧への寄与である。それは、ゲート・ドレイン・キャパシタンス(CGDn)を乗じたドレイン電圧(VDn)、そのゲート・ソース・キャパシタンス(CGsn)を乗じたその電源電圧(VSn)、およびゲート・ボディ・キャパシタンス(CGBn)を乗じたボディ電圧(VBn)である。すべての電圧は、接地を指す。添え字(n)はnMOSを表わす。VCpMosはpMOSのフローティング・ゲート電圧への寄与である。それは同様の方法で計算される。Cpassはパッシベーション・キャパシタンスであり、Vchemは、式(11)から与えられる、pH依存性の化学的電圧である。Vrefは参照電極電圧である。また、Ctotはフローティング・ゲートに見られた全キャパシタンスである。それは、ここでは別に扱われない他のすべての寄生キャパシタンスを含む。
フローティング・ゲートが電荷を有しておらず、それゆえに零の初期電圧を有していると仮定することは慣習的である。しかしながら、これは、フローティング・ゲートの初期の電圧のシフトとして、それら自身を明示する現実の実例ではない可能性がある。
式(11)から、係数Cpass/Ctotは、Vchemの効果を縮小し、それゆえpH感度の効果を縮小する。しかしながら、それは(Cpass/Ctot)の比率を最大化することにより単一性に近くし得る。それは回路中のすべてのキャパシタンスの和よりもはるかに大きくパッシベーション・キャパシタンスを設計することによる。これは、標準CMOSプロセスで構築されたISFETの準Nernstian感度の1つの理由である。式(11)の第2項はC/Cpassで縮小された第2の入力部である。この比率の逆数はVin2を指されたpH感度の増幅である。したがって、その選択は、適用要件と、同時に化学的感度に対してより多くの余地を能にするためにCを最小化することを考慮するべきである。
両方のトランジスタが同じ電流を有するとき、弱い反転で動作するインバータは、そのスイッチング閾値電圧(Vsth)を有する。
tnとVtpは閾値電圧である一方で、IsnとIspは、それぞれNMOSトランジスタとPMOSトランジスタのソース電流である。Vddは電源電圧である。
式(3)のスイッチング閾値電圧はMOSパラメータのみに依存する。VfgがVstより高くなったり、低くなったり交互に変化すると、スイッチングが生じる。
フローティング・ゲート電圧が式(1)におけるような結合された電圧の関数であるので、これらの入力はそのスイッチング点に影響を及ぼす。したがって、そのpH感度を定義することは、単一のISFETの場合ほど簡単ではない。pHが誘発したVfgにシフトすると定義され得る。しかし、それに直接アクセスすることができないので、測定することは難しい。しかし、入力部のうちの1つ、すなわちVrefまたはVin2のいずれかにそれを帰することは可能である。したがって、それらいずれかを掃引する一方で他の一つを一定に保つことによって見られるように、pH感度はpHの変化によるスイッチング電圧の際のシフトとして明示される。
in2を一定にしている間に、pHをVrefに帰するようにするためのこのインバータのフローティング・ゲートの感度は、次式によって見出される。
したがって、Vfgに対するVrefの効果が(Cpass/Ctot)の比率によって縮小されるという事実にもかかわらず、Vrefに帰するpHの感度は、Vchemが同じ比率だけ縮小したときには縮小しない。縮小が相殺される。
しかしながら、Vin2が、Vfgをシフトするために使用される一方で、Vrefが固定されると、
したがって、Vin2が入力として使用され、Vrefが定数で、かつ化学的ゲートがスイッチング点をシフトするコントロールゲートの役割を果たす場合、Vin2に関しての回路のpHの感度はCpass/Cに拡大される。
設計によって、Cpass=ACとすることは可能である。その後、pH感度は任意のタイプの増幅器を必要とすることなく、比率Aだけ拡大される。したがって、インバータの電気的入力としてVin2を使用することによって、結合の重みはpH感度を向上させるために使用される。
当業者は、Vin2がその全範囲にわたって掃引されたとき、観察し得るpH値に相当するように、その適用に応じて増幅率を選択するであろう。例えば、予期されたpHの変化が2つのpHの単位にまたがり(例えば、pH6〜pH8の変化)、かつVin2が0〜1Vまでに及び、Vrefに帰する予期されたpH感度が30mV/pHであるとき、Cpass/Cの値A=1V/30mV/2≒16である。Vrefは、所望の初期論理で回路の出力を設定し、かつスイッチングの直前に、インバータをしぼませるように選択されるべきである。これは、pHの変化がVin2によって容易に検知可能であることを可能にする。
例えば、例示的な実施形態において、N−MOSデバイスの閾値電圧は0.59Vである。また、PMOSデバイスの閾値電圧は−0.72Vである。故に、0.5VのVddの使用は、トランジスタがその閾値電圧未満に見る最大電圧をしのぐことにより、準スレッショルド動作を保証する。その後、Vrefはスイッチング(Vref,sth)を引き起こす値を見つけるために掃引され得る。電解質のpHは、pH4.0からpH7.0、そしてpH10.0まで階段状に変化する。Vin2は、零ボルトに設定された。
出力が図示される。故に、シミュレートされた感度は、
(ΔVrefsth/ΔpH)=(33.9mV/pH)である。
pass=420fFと、C=3fFとが、(Cpass/C)=140のスケーリング係数を与える。したがって、Vin2に対するpH感度は、
{(Cpass/C)×0.0339}=4.7(V/pH)である。
refは、スイッチングの直前で一定に保たれている一方で、Vin2はpHのためのスイッチング点(Vin2,sth)を見つけるために掃引される。
0.1pHの変化を検知するために、インバータの配列を使用することができる。その一方で、任意に大きいスケーリング係数によってフローティング・ゲートに結合された付加的なVin2信号は、さらにより小さい変化(例えば0.001)を検知することができる。
高い感度は、ISFETの物理的な感度の改善によっては達成できない。その代わりに、pH感度は、修正されていないCMOSプロセスによって構築されたISFETのフローティング・ゲートの本質を利用することで、非常に高くされ得る。増幅器を使用して、同様の結果が到達可能である一方で、これは面積、出力およびノイズの追加の費用をきたす。本発明の利点はこれらの関連する問題のない高いゲインである。
この回路は、ピクセルを形成する、pHスイッチのアレイのための基本的なビルディングブロックとしての役割を果たし得る。それらは、化学的或いは生物学的入力からデジタル出力を提供することができる。参照電極へのフィードバックで、必要とされるpHの関心領域を反映するスイッチング閾値電圧を変更することは可能である。
好ましくは、感応性層は、標的イオンの濃度を有するチャンバに露出される。イオン濃度は、ISFETスイッチの出力信号が一定になるように一定であり得る。ISFETスイッチの出力信号がイオン濃度の変化を検知するように、イオン濃度は経時的に、或いは化学反応の結果として変化し得る。
好ましくは、化学反応は、陽子が放出されるような核酸上へのヌクレオチドの取り込みである。核酸は未知であり得、そしてヌクレオチド試薬は既知であり、その結果、回路の出力は、未知の核酸に相補的な(或いは、相補的でない)核酸試薬によって観察されるpHの変化(その欠如)を示す。
幾つかの実施形態では、複数のチャンバが存在し、そのおのおのが、標的イオンの濃度を検知するか、或いは標的イオンの濃度の変化を検知するために、本発明の装置に露出される。当該装置の出力はAND、NAND、OR、NOR、XOR、XNORなどの論理演算、またそれらの組み合わせを行なうために接続することができる。当業者は、これがどのように実行されるかを認識するであろう。例証的な回路が図12に示される。
本発明は上述された通りの好ましい実施形態の用語で記述したが、これらの実施形態があくまでも例証であり、特許請求の範囲がこれらの実施形態に限定されないことは理解されるべきである。当業者は、添付された特許請求の範囲以内にあると意図される開示に照らして修正及び代替を作ることができるであろう。本明細書に開示或いは例証されたおのおのの特徴は、単独であれ、本明細書に開示又は例証された任意の組み合わせであれ、本発明に組み込まれ得る。
<参考文献>

Claims (23)

  1. サンプルのイオン濃度の変化を検知するための半導体装置であって、
    共通のフローティング・ゲートに結合された複数の電界効果トランジスタ(FET)と、
    前記サンプルに露出し、かつ前記フローティング・ゲートに結合された、イオン感応性層と、
    前記サンプルに露出された参照電極をさらに含み、
    前記参照電極に結合された入力電圧は複数のFETのスイッチング閾値を設定するために配列され、
    使用の際に、トランジスタを通過する電流が、スイッチング閾値と比較して、前記イオン感応性層近傍の前記サンプルのイオン濃度の大きさに依存してオンまたはオフに切り替えられてなる半導体装置。
  2. 前記複数のFETが、コンパレーターの形態で配列されたP型FETおよびN型FETを含む請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数のFETが、インバータの形態で配列されたP型FETおよびN型FETを含む請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記複数のFETが、前記サンプルのイオン濃度に従って、論理1又は論理0の出力信号を有するインバータの形態で配列されたP型FETおよびN型FETを含む請求項1又は2に記載された半導体装置。
  5. 前記FETが弱い反転でバイアスをかけられる請求項1乃至4のいずれかに記載の半導装置。
  6. 前記FETが飽和とカットオフの間で切り替わるようにバイアスがかけられる請求項1乃至のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記複数の電界効果トランジスタのためのスイッチング閾値を設定するために、電荷を除去するか、或いは前記フローティング・ゲートに電荷を追加するための前記フローティング・ゲートに結合された1以上の第1の電気的入力信号を含んでなる請求項1乃至のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 1以上の第1の電気的入力信号が、スイッチング閾値を設定するためにフローティング・ゲートに結合され、かつスイッチング閾値を設定しないときに、離脱されるように配列されてなる請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記1以上の第1の電気的入力信号は、正電圧に接続された1つの信号、および負電圧に接続された1つの信号を含んでなる請求項7又は8に記載の半導体装置。
  10. 前記フローティング・ゲートに結合された第2の電気的入力信号をさらに含み、前記第2の電気的入力信号は複数の電界効果トランジスタを切り替えるように大きさを変化させるために配列されてなる請求項1乃至9のいずれかに記載の半導体装置。
  11. 前記イオン感応性層が第1のキャパシタンスによってフローティング・ゲートに結合され、かつ前記第2の電気的入力信号が第2のキャパシタンスによってフローティング・ゲートに結合されてなる請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記第2のキャパシタンスに対する前記第1のキャパシタンスの比率が1を超える請求項11に記載の半導体装置。
  13. 複数の化学反応を検知し、その入力として前記複数の化学反応のおのおのの結果を有する論理関数を評価するための回路であって、
    前記回路は、
    前記複数の化学反応のおのおののために、少なくとも1つの反応チャンバーを含み、
    前記化学反応は反応チャンバーのイオン濃度を変更し、
    ここで、おのおのの反応チャンバーに、請求項1乃至12のいずれかに従う装置が設けられ、おのおのの装置は、デジタル出力信号を提供し、当該デジタル出力信号の状態は、そのチャンバー中のサンプルのイオン濃度に依存し、かつ論理関数の評価のため、デジタル信号処理回路を形成するために、当該デジタル出力信号の出力は互いに結合されてなる回路。
  14. 請求項1乃至12のいずれかに従う複数の装置を含む回路。
  15. AND、NAND、OR、NOR、XOR、XNOR、およびそれらの組み合わせの1つから選択された論理関数を実行するために、前記複数の装置が互いに接続されてなる請求項14に記載の回路。
  16. サンプル中の標的イオン濃度を表す出力を提供する方法であって、
    前記方法は、
    共通のフローティング・ゲートに結合された複数の電界効果トランジスタ(FET)と、前記フローティング・ゲートに露出され、かつ前記フローティング・ゲートに結合された感応性層とを備えるCMOSスイッチを設ける工程と、
    前記CMOSスイッチの状態をオンまたはオフに切り替えるために、前記サンプルにイオン感応性層を露出する工程と、および
    前記CMOSスイッチから信号を出力する工程
    を含んでなる方法。
  17. 前記フローティング・ゲートに電荷を設定するために、前記フローティング・ゲートに結合された第1の電気的入力信号電圧を設定する工程をさらに含み、前記電荷は零ボルトである請求項16に記載の方法。
  18. 前記CMOSスイッチのスイッチング閾値を設定し、前記複数のFETにバイアスをかけるために、前記サンプルに参照電極を露出する工程をさらに含む請求項16又は17に記載の方法。
  19. 予め定められたイオン濃度に対応するCMOSスイッチのスイッチング閾値を設定するために参照電極に接続された参照電圧を設定する工程をさらに含む請求項16乃至17のいずれかに記載の方法。
  20. 現在のイオン濃度を測定するために前記参照電圧を変化させ、しかる後に、前記イオン濃度が予め定めされた量を越えて変化する場合に、前記CMOSスイッチが状態を切り替えるように、前記参照電圧を設定する工程をさらに含む請求項18又は19に記載の方法。
  21. 前記CMOSスイッチの状態を切り替えるために、フローティング・ゲートに結合された第2の電気的入力の電圧を変化させる工程さらに含む請求項16乃至20のいずれかに記載の方法。
  22. 出力信号は、デジタル信号である請求項16乃至21のいずれかに記載の方法。
  23. 化学反応を開始する工程をさらに含み、そのプロダクトが標的イオンを含む請求項16乃至22のいずれかに記載の方法。
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