JP5890014B2 - ティッシュマネージメントの印象材及び分配システム - Google Patents

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Description

関連出願の説明
本願は、2011年6月22日出願された米国仮特許出願第61/499875号に優先権を主張するものである。
クラウンなど、歯科用デバイスの製造に必要なコードレスの、歯科印象の製造に有用なシステムが本明細書に開示される。
特許文献1は、クレイ系歯科用組成物で歯肉溝を拡大することにより、ヒトの歯から歯肉を退縮させる(retract)ことに使用することを記載する。デバイスは、クレイ系歯科用組成物を分配するための開口部を有する自由端を備えたカニューレを含む。自由端は、歯肉溝の入口のその前面に挿入され、そしてカニューレが歯肉溝で動くとき、歯肉を歯から側方に移動させる(displace)ような形状をしている。
特許文献2及び特許文献3及び特許文献4は、特に、歯科印象の製造に使用するための改良された引き裂き強度及び濡れ性を有するビニルシロキサン印象材組成物を記載している。
特許文献5は、歯肉縁下の解剖学的構造の歯科印象を得るための方法を記載する。
特許文献6は、クラウン又はブリッジを作るための歯の印象を取る前に歯肉溝組織のコードレスの退縮に影響を与えるための方法及びデバイスに関し、それは、歯肉溝領域での出血を制御することにより、及び調製した歯の周囲に埋め込まれる収斂する補強されたシリコーン印象材を含むために、好ましくは、スポンジ又はフォーム状の材料から形成された歯科用ダムを活用することにより、及びシリコーン印象材が、歯から設定された印象材の容易な除去を強化するために設定し及びダムに接着するまで、ダム上に必要な圧力を適用するために患者の噛む力を用いることにより、達成される。
特許文献7は、収斂性と流動性の吸収剤を含む材料を用いて、歯肉組織を退縮させるための方法及び材料を記載する。
特許文献8は、歯肉退縮コードで歯列を調製することを含む歯列の歯科印象を取る方法を記載する。
特許文献9は、チューブ状のアプリケータのチップを通してリザーバから材料を押し出すことを意図するデバイスを記載する。
特許文献10は、調製された歯の印象を取るために使用される方法とシリンジを記載する。チューブは完全に調製された歯に嵌合し、そして事前混合された印象材は、シリンジを用いて、歯の上に、及び歯肉溝の内に押し込まれる。印象トレイは、材料で充填され、そして最終印象の一部になる、注入された材料を採り上げるための調製物(prep)の上に置かれる。
この方法は、使用者が早まってチップを引く場合、ボイドを発生させるかもしれない。
特許文献11は、二腔(dual chamber)カートリッジからの歯科用の印象材を分配するのに有用な手動で作動するデバイスを開示する。デバイスは、ラチェット機構を介して前進するプランジャを備えた機械的ハンドピースである。それは大きく、そして、さもなければ、この場合のように少しずつ増分する材料の正確な送達に不適である。
特許文献12は、二つのデバイスを記載し、一つは往復運動用の配置ツール(ハンマ)を備えた退縮コードを詰めるためのもの、及び第二の実施態様は、事前混合された印象材を単一のシリンジバレルから回転可能なアプリケータのチップを通して押し出されるシリンジ様の機器である。
特許文献13は、印象採取用の乾燥歯肉のトラフを製造するため、粘着性で、流動可能で、成形可能な材料の本体を用いて歯肉を移動させる方法を記載する。成形可能な本体は、シリコーンのパテ、ハイドロコロイド、及びある種の非重合性合成ゴム、木の繊維、木綿の繊維などの不織性の吸収繊維を導入することにより、吸湿性と想定できるある種のゲル及びゾル−ゲルのプラスチックのチクソトロピック媒体から作ることができる。
特許文献14は、閉鎖位置から開放位置へ枢動する事前に組立てられた混合チップを備えたカプセル(カートリッジ)を記載する。枢動軸は、カプセル本体の縦軸に横断する通りに記載される。
特許文献15は、放出ガン(discharge gun)を用いて二成分を保存し、放出するための単回用量の送達カートリッジを記載する。ミキサは、カートリッジに事前に配置され、そしてカートリッジは、未配置のミキサなしで開放できる。
特許文献16は、天然カオリン、湿潤剤、例えば、プロピレングリコール、及びハイドロゲル形成剤、例えば、セルロースを含む、口腔又は皮膚上の粘膜の縫合に有用な、水性賦形剤を含む生体適合性のあるペーストに関する。
特許文献17は、歯肉溝を拡大し、処置するのに有用な歯肉退縮ペーストの組成物に関する。組成物は、粘土、微粒子化したガラスフィラ、収斂剤及び水を含む。
特許文献18は、拡大のために歯肉溝内に未硬化の組成物を挿入し、歯肉溝内に組成物を維持し、そして硬化した組成物を提供するために、未硬化の組成物を光硬化することによる歯肉溝を一時的に拡大するための方法を記載する。
特許文献19は、歯科印象を作るために歯科用の印象材を注入することに使用する溝印象チップを記載する。装置は、握り部分及び放出チップを有する本体を含む。本体は、フランジと流体連通するニードルカニューレを含み、ここでフランジは、印象材を受け、保持し、及び握り部分の内面に固定される。放出チップは、そこを通してニードルカニューレの外径との摩擦嵌合を可能にする穴を有する。ニードルカニューレの長さは、放出チップの長さより大よそ長い。本体は更に、歯科医が握り部分を握るとき、放出チップとニードルカニューレを、歯科医が口腔キャビティ内へ容易にアクセスできるように位置することを可能にするような角度を画成する。放出チップは、ニードルカニューレが、溝に沿って歯科用の印象材の配置のために正確な位置付けを可能にするために位置するように選択された領域において歯からガムを効率的に分離するためにサイズと形状が決められる。
特許文献20は、ペン型グリップで保持し、印象材の正確な配置を可能となるように設計したエア駆動の印象シリンジを記載する。デバイスの実施態様は、二つの端部を備えた円筒状の握り部本体、中心ロッドを備えたエア駆動のピストンを含む印象材を押し出すことが可能な義歯の製造における有用な歯科ツールであり、ここで、円筒状の本体は、エア駆動のピストン、シリンジの一端上のチャンネル、及び圧気源を受けるための穴を画成する。シリンジは、歯科用の印象材を含む前記シリンジチップにおける第二の穴がロッドを心合わせするように、チャンネルに取り付けられた歯科用の印象材で事前積載された使い捨てのチップを含み、ここで、ロッドは、チップから材料を押し出すために、本体の端部を超えて第二の穴内へ延長することができる。
US第2011/0151403号 US第5661222号 US第5863965号 EP第820265号B1 US第4468202号 US第7195483号 WO第2010/117442号 US第2007/0184410号 US第6170714号 US第4255140号 US第6182867号 WO第90/09151号 US第4531914号 WO第2007/104037号 WO第2009/036963号 US第2007/0264315号A1 US第2008/0220050号A1 US第2010/0248190号A1 US第2011/0223556号 US第2010/0285485号
本明細書に開示されたシステムは、ネガティブな(negative)印象技術における歯科解剖学的構造を正確に記録するティッシュマネージメントの印象材の正確な配置を支援するエア駆動の空圧式ディスペンサーを含む。
本明細書に開示されるシステムは、特に、正確な配置が達成できる医学的手法に不可欠である歯科用材料と一緒に使用することである。そのようにして、デバイスは、印象摂取のためのジュアルキュア又は自己硬化樹脂、漂白材料、種々のクラウン及びブリッジ材料、セメント、根管処置のための歯内療法材料、歯科修復剤、麻酔剤の適用、歯周材料、及び歯科技工室用の生成物のような修復用の歯科生成物送達に有用性を有し得る。加えて、デバイスそれ自身は、また、動力を受けた送達と連結する正確な配置を必要とする薬学的又は医学的生成物の有用性を有し得る。
クラウンのような歯科用デバイスの製造のために調製された歯の印象を製造するとき、患者の歯肉溝内へ適用し得るアプリケ−シンデバイス及びティッシュマネージメントの印象材が本明細書に開示される。組み合わせて、デバイス及びティッシュマネージメントの印象材は、コードレス印象技術で正確に解剖学的構造を記録するために、溝内へ前記材料を正確に沈着させる方法を含む。
一般的に、歯科医は、歯肉を横方向に移動させるために退縮コード又はクレイ系退縮ペーストを使用する。これは組織退縮と呼ばれ、そして、それは、歯科印象を取るとき、印象材のための空間を提供する。コードで歯肉を退縮させることは、患者にとって苦痛であり、そして組織に対して外傷を与える、何故ならば、歯科医が機器の端部でそれを押さなければならないからである。コードを詰めることは溝を退縮させ、そして一時的に、歯の縮小中に引き起こされたいかなる大量出血をも停止させる。しかし、コードは、印象の直前に除去され、それは通常大量出血を引き起こし、満足すべき印象を得るために逆効果となる。コードを包装するための現在の代替肢は、クレイ系退縮ペーストである。退縮ペーストは、一般的に、大量出血を制御するのに効果的であるが、組織の退縮に効果がないとみなされている。何故ならば、ペーストを洗い流すと直ちに(印象の前に)、組織が反発し、組織と歯の間の空間を放置し、不適切な印象をもたらすからである。
実施態様において、ティッシュマネージメントの印象材を患者の調製した歯の歯肉溝内に適用するのに好適な歯科用デバイスが、本明細書に記載される。
尚、更なる実施例において、患者の歯肉溝内にティッシュマネージメントの印象材を適用する方法が、本明細書に記載され、それにより、ティッシュマネージメントの印象材は、クラウンなどの歯科用デバイスを製造するとき、作られた最終の歯科印象の一部である。
開示したデバイス、材料、システム及び方法の目的は、ディスペンサーを用いて、歯肉溝内にティッシュマネージメントの印象材を分配することである。ティッシュマネージメントの印象材は、最終印象の一部になり、そして充填コード又はクレイ系退縮ペーストを使用する必要性を取り除く。
方法の別の実施態様は、ピックアップ技術と呼ばれ得る、印象材のトレイを座らせる(seat)前に、ティッシュマネージメントの印象材を所定の位置で硬化させることである。尚、別の実施態様において、自己硬化組織の退縮材料は、歯肉溝内に沈着させ、そして治療を可能にする。自己硬化組織の退縮材料は、その後、除去され、そして通常のコードレスの印象技術に対して一時的な退縮を提供するであろう。
本明細書に開示されたティッシュマネージメントの印象材を分配するのに好適な空圧式ディスペンサーの組立図である。 図1の詳細図を示す。 前進位置にプランジャロッドを備えた(明確にするために退縮スプリングは省略した)図1で示すディスペンサーを示す。 図1で示すカートリッジの積載位置、及び図4Aのバヨネット本体とプランジャロッドの初期関係を示す断面図である。 図2の断面図であり、そして90°回転した後、図4で示すカートリッジの最終位置を示す。幾つかの構成成分は、明確にするために断面図から省略されている。 図1のディスペンサーの分解組立図を示す。 単一のプランジャロッド及び単一のカートリッジバレル又は単一の構成材料を示す図5のアセンブリの一つの実施態様を示す。 図1のディスペンサーのイラストである。 図1のディスペンサーのイラストである。 図1のディスペンサーの一つの実施態様のイラストである。 図9のバヨネットキャップの一つの実施態様を示す。 図1のディスペンサーの一つの実施態様のイラストである。 本明細書に開示されたティッシュマネージメントの印象材用のディスペンサーの一つの実施態様を示す。 図12のディスペンサーのアセンブリを示す。 使用者がいかにして図12のディスペンサーを保持するかを示す。 本明細書で開示したティッシュマネージメントの印象材のための手動ディスペンサーの一つの実施態様を示す。 図15の手動ディスペンサーのアダプタのイラストを示す。 単一構成成分、クレイ系退縮ペーストのために、従来技術の動力付きのディスペンサーを示す。 図17のディスペンサーの従来技術のアセンブリを示す。 本明細書に開示されたティッシュマネージメントの印象材を複数相に分配するために好適な層状の生成物で充填されたカートリッジを示す。 本明細書に開示されたティッシュマネージメントの印象材のためのカートリッジ、ミックスチップ、及び口腔内送達チップのサブアセンブリの一つの実施態様を示す。 図20のサブアセンブリの断面図を示す。 図20の口腔内送達チップの一つの実施態様を示す。 本明細書に開示されたティッシュマネージメントの印象材のためのカートリッジ、ミックスチップ、及び口腔内送達チップのサブアセンブリの別の実施態様を示す。この実施態様の口腔内送達チップは、カートリッジの主軸から軸オフセットの周囲を回転できる。 図23のサブアセンブリの断面図を示す。 本明細書で開示された歯科解剖学的構造及びティッシュマネージメントの印象材料の沈着に関連して示される図24の口腔内チップの実施態様の詳細図である。 回転する口腔内送達チップの別の実施態様である。 図26の回転する口腔内チップの一連の図面である。 回転する口腔内送達チップの別の実施態様である。 本明細書に開示されたティッシュマネージメントの印象材のためのカートリッジ、及びミックスチップのサブアセンブリの一つの実施態様である。カートリッジ及びミックスチップは、三角形の心ずれで示される閉鎖位置である。 図29のカートリッジのサブアセンブリのイラストであり、ここで、ミックスチップは、三角形の心合わせにより表示された通り、分配のために、開放位置へ回転する。
歯科医により正確に配置され得る歯科材料の正確な配置を支援する空気で動力を得る空圧式ディスペンサーを含むシステムが本明細書に開示される。実施態様において、ディスペンサーは、材料がネガティブな印象技術で歯科解剖学的構造を正確に記録するように、ティッシュマネージメントの印象材を配置するために使用し得る。
本明細書に開示されるシステムは、正確な配置(placement)が成功する医学的手法に必要不可欠である歯科材料の特別の使用である。そのように、デバイスは、印象摂取のためのジュアルキュア又は自己硬化樹脂、漂白材、種々のクラウン及びブリッジ材料、セメント、根管処理のための歯内療法材料、歯科修復剤、麻酔剤の適用、歯周材料、及び歯科技工室用の工作物のような修復性の歯科生成物送達の有用性を有し得る。また、デバイスそれ自身は、動力付き送達と連結する正確な配置をまた要求する、薬学的又は医学的生成物の有用性を有し得る。
ビニルシロキサン、ポリエーテル、ポリアクリレート、ポリスルフィド、アルギネートなどのエラストマーの印象材であってもよいティッシュマネージメントの印象材が、本明細書に開示される。例えば、これらの材料の粘度は、単一相で、高粘調度体又はパテとして記載される。実施態様において、ティッシュマネージメントの印象材の粘度は、ISO−4823規格のタイプ0、1、2又は3などいかなるタイプのエラストマーの印象材であってもよく、ティッシュマネージメントの印象材として、タイプ1又はGタイプ2のエラストマーの印象材(ISO−4823で定義された)を使用することは好ましい。本明細書での使用に好適なティッシュマネージメントの印象材は、ビニルシロキサン、ポリエーテル、ポリアクリレート、ポリスルフィド、アルギネートなどのいかなる印象材のいかなる方法によって製造してもよい。方法は、エラストマーの洗浄及びトレイの印象材と関連する親和性のあるティッシュマネージメントの印象材を必要とする。
更なる反応にも耐えられる二成分の室温で加硫化するビニルポリシロキサン材料は、最も広く使用される印象材である。歯科印象材は、少なくとも一つのビニル基が、各々のトリオルガノシロキシ基に存在する末端トリオルガノシロキシ基を含むジオルガノポリシロキサン;一分子当たり三つのSiに結合した水素原子を有するオルガノポリシロキサン;室温でSiに結合した水素のビニル基への付加を促進することが可能な有機白金錯体の触媒;もし必要なら、充填材、着色剤、香味物質及び可塑剤の混合物であり得る。このタイプのジオルガノポリシロキサンは、一般式:
Figure 0005890014
であり、式中、各々のRは、未置換、又は脂肪族多重結合のない置換された一価の炭化水素基を意味し、nは整数を意味する。nの値は、ポリマーが25℃で200〜300000cPsの粘度を有するようであるべきである。VPS印象材は、一般的に、良好な寸法精度及び詳細、並びに変形に対する耐性を有する。
しかし、ビニルポリシロキサンを歯科印象の材料として採用する場合、多くの困難性が発生し、特に、引き裂き強度及び濡れ性が低くなる傾向にある。問題を解決するために、ビニル基を有するQM樹脂が使用される。文字Q及びMは、樹脂を構成する四官能性及び単官能性の単量体を表す。四官能性の親水性の化学は、架橋ポリマー・ウェブを特許で保護された(proprietary)表面活性成分と組み合わせる。ポリマー・ウェブは、並外れた引き裂き強度を提供し、特許で保護された表面活性成分は、ポリエーテルに等しい濡れ性能を有する。この新規な改変されたビニルシロキサンの化学は、従来の印象材に適合しない湿気の多い環境で詳細な表面を提供する。それは、引き裂くことなく、深い溝の周縁部、及び歯間の詳細を捕えることができる。
ポリエーテル系二成分処方(formulation)は、広く使用されている印象材の別タイプである。ポリエーテルは、テトラヒドロフラン/エチレンオキシドで構築された直鎖であり、鎖それ自身は、テトラヒドロフラン/エチレンオキシド比、ポリエーテル直鎖の末端にあるアジリジン部分で調整され得る親水性の特性を有し、それは、また、エチレンイミン化合物、又は置換されたアジリジン及びアジリジン誘導体として知られ、そして、導入し、その結果、重合を開始することになる触媒を用いて、芳香族アルキルスルホネートで橋かけすることにより、高度に高分子量のポリイミン化合物に転換できる。重合開始剤をアジリジン化合物と、常温より高い温度又は低い温度も活用してもよいが、常温で混合することにより、重合を開始することができる。ポリエーテル印象材は、一般的に、作業中、良好な濡れ性、良好な寸法精度と詳細を有するが、しかし、高度の恒久的変形、低い引き裂き強度、不快な味と臭いを有し、そして取り外しが困難である。
すくなくとも一つのイソシアネートアクリルの側鎖基を有するウレタンポリアクリレートは、口腔に使用したとき、無毒である良好な歯科用組成物成分を提供し、及び印象材として使用するために硬化したとき、恒久的なエラストマーのメモリを想定する。印象材は、ラジカル重合可能な樹脂、アルキルベンゼンスルホニルチタネート、重合開始剤及び充填剤を含み、それは以下の一般式:
Figure 0005890014
を有する化合物形態の物質組成であり、ここで、式中、R1は:
Figure 0005890014
であり、及びR1は、同一又は異なってもよく、そして各々独立して、5〜100個のC原子、より好ましくは5〜15個のC原子、及び最も好ましくは、6〜11個のC原子を有する。R3は、H、アルキル、サブアルキル、アリール、サブアリール、F、CNである。R3は、各々の位置で同一又は異なってもよい。R4は、二価の炭化水素基又は二価のサブ炭化水素基であり、そして直鎖又は分枝鎖又は環状又はその組合せであってもよい。[A]は、ポリウレタン、ポリエステル、又はポリエーテルオリゴマーのいずれかである。例えば、[A]は、相対的に剛性ポリマーが望ましいとき、低分子量のポリエーテルを選択しもよく、[A]及び他の置換基は、相対的に軟質で曲げやすいポリマーを望むとき、高分子量を有することを選択してもよい。好ましい組成は、[A]が、[R5]−X−[R6]で表される場合である。Xはポリウレタンであり、R5−X及びR6−Xは、ウレタン又はポリウレタン結合で組み合わされる。Xは、幅広く炭化水素又はサブ炭化水素基を含んでもよく、そして直鎖又は分枝鎖又は環状又はその組合せであってもよく、そして、また、一つ又はそれ以上の次の基:シロキサン、サブシロキサン、スルホンなどを含んでもよいが、好ましくは、ポリエーテル又はポリエステル又はその混合物であり、最も好ましくは、Xがポリエーテルであり、ポリエーテル基は直鎖である。R5及びR6は、各々独立して、二価の炭化水素基、又は二価のサブ炭化水素基であり、そして、直鎖又は分枝鎖又は環状又はその組合せであってもよく、そして、また、シロキサン又はサブシロキサン基であってもよい。サブ又は置換基は、ハロゲン、低級アルキル、オキシ低級アルキル、シリル低級アルキル、フェニル、ハロフェニル、アルコキシフェニル、トリハロメチル、ジハロメチル、及び低級アルキルが1〜6個の炭素原子を有する同様の置換基から成るグループから選択される、それに限定されないが、代表例としての基を含むことを意味する。重合可能なオリゴマー又はそれから形成される化合物は、好ましくは、印象を形成するための歯科印象材である組成物に含まれる。
金属過酸化物、例えば、過酸化亜鉛、2,2′−ジチオビスベンゾチアゾール及び2−メルカプトベンゾチアゾールを含む相乗的なアクセラレータシステムでもって液状のポリスルフィドを処理することにより製造される材料は、また、常温及び体温で正確で詳細な表面の最生産能力を有する半固体又はペースト状のエラストマー材料をつくることができる。これらの歯科用の印象材は、例えば、ジスルフィド結合を含むビス(エチレンオキシ)メタンのポリマーであるThiokol LP-2などの液状のポリスルフィドポリマーである。ポリマーのセグメントは、チオール基で末端処理される。液状ポリスルフィド又はLP−2ポリマーの平均構造は:HS−(R−S−S)−R−SHであり、ここでRは、有機基:
Figure 0005890014
を表す。Thiokol LP-2ポリマーの平均分子量は、約4000である。
歯科用のアルギナート印象材において、粉末と水を混合し練ることにより作られる粉末状の歯科用アルギナート印象材は、最も広く使用されている。ペースト状のアルギナートを元にする材料は、また、この開示に対してより好適である印象材として使用される。印象組成物は、二つのペースト状成分より成り、水の存在下での使用態様から悪い方向に変化する構成成分が、無水のペーストAに含まれ、そして水の存在下での使用態様から逆方向に変化しない構成成分と水は、ペーストBに含まれることを特徴とする。アルギン酸アルカリ金属塩、無水の硫酸カルシウム、リン酸アルカリ金属塩、フッ化物、及び金属酸化物などの構成成分は、ペーストA内に導入され、そして不活性な充填材はペーストBに導入される。ペーストAの基剤は、グリセロール、グリコール、ポリエチレングリコール、及びポリプロピレングリコール、及び他の無水物質中でのこれらの混合物である。ゲル形成剤は、水系ペーストBで採用され、他方で、充填材の沈降を阻止するために、そして粘度をペーストAのそれに調整することにより、その後、このペーストとの容易な混合を確実にする。そのようなゲル形成剤は、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、並びにポリアクリル酸アルカリ金属塩及び共重合体を含むが、それに限定されない。
本明細書で開示されたディスペンサーの一つの実施態様は、歯科用椅子(示されていない)上の供給空気に連結する空圧式ディスペンサー10である。そのような連結は、便利であり、そして歯科治療室で容易に利用可能なエネルギ源の経済的な使用である。デバイスは、複合空気の制御復帰機構の必要性なしで、シリンダのピストン3を出発位置へ復帰するための空圧式シリンダ1及びコイルばね2より成る。シリンダの空圧の量は、約250kPa〜約450kPa、又は約300kPa〜約400kPaなどの、約200kPa〜約500kPaであり得る。シリンダのピストン3に連結するフォーク状のプランジャ4は、カートリッジをシールするカートリッジピストン5に作用する。
デバイスの本体は、US第8016161号に示されたものと類似の単位用量カートリッジを取り付けるための手段を有する。これにより、その特許の内容全体を参照により本明細書に取り入れるものとする。本体7は、カートリッジリテーナキャップ20を取り付けるためのバヨネットねじ6を有する。単位用量カートリッジの上部(ミックスチップのハウジングを備えた部分)は、リテーナキャップ20の内側のポケット9内に嵌合する。ミキシングチップ(mixing tip)又はミックスチップ(mixtip)16は、ミキシングハウジング11とミキサ83をその中に含む。ポケット9は、ミックスチップハウジング11と密接に嵌合し、そしてリテーナキャップ20の内側にカートリッジ15を固定する。カートリッジ15は、ミックスチップ16のアンダーカット部13内に嵌合するショルダ12を有し、及びミックスチップ16は、リテーナキャップ20内に密接に嵌合する。このアセンブリ構造は、カートリッジショルダ12をミックスチップのアンダーカット部13内に固定し、さもなければ、カートリッジ15を、材料を押し出すのに必要な高圧に起因してミックスチップ16においてその位置からのずれを引き起こす力を相殺する。一つの具体的なディスペンサーアセンブリにおいて、ディスペンサーは、O−リング76、プランジャロッド77及びプランジャロッド77をフォーク状のプランジャロッド4に連結するためにコネクタ79を含んでもよい。当業者が理解する通り、フォーク状のプランジャロッド4は、ディスペンサーが、図5で示す通りの二成分のバレルカートリッジを含むとき必要である。更なる実施態様において、ディスペンサーが、単一のバレルカートリッジ80を含むとき、その結果、単一本体のプランジャロッド81は、フォーク状のプランジャロッドの代わりに使用してもよい。図6参照。プランジャロッド77は、即ち、任意であり、そしてプランジャロッド用のコネクタ79を介して単一の本体プランジャロッド81に連結してもよい。又は、単一の本体プランジャロッド81は、プランジャロッド77及びプランジャロッドのためのコネクタ79の必要性のために、ピストンが、直接、単一本体プランジャロッド81に作用するように、一体化して形成されてもよい(図示されていないが)。図6の実施態様において、歯科用の材料が、押し出しする前に、混合する必要がない場合、ミキシングチップは押し出しチップ16Aで置換されてもよい。そのような押し出しチップ16Aは、ミキシングチップ16内のミキサ83が必要でない場合を除いて、他の実施態様のミキシングチップ16と類似している。
カートリッジ15が、また、ミックスチップ16の正方形の穴18に嵌合するスパー17を有する。スパー17より下のミックスチップハウジング11は、高圧下で発生するかもしれない変形を相殺するために、密接な嵌合を通してリテーナキャップ20により同様に支持され、さもなければ、ミックスチップ16からカートリッジ15の本体を取り除くことになる。
空圧式ディスペンサーの本体7は、リテーナキャップ20がバヨネットねじ6を用いて本体7に固定されるとき、第一のカートリッジフランジ22の底に隣接する上部のレッジ21を有する。このレッジは、更に、カートリッジを支え、そして、極端な圧力下、カートリッジをミックスチップから位置ずれする(dislocate)のを阻止する。効果的に、カートリッジは、カートリッジ、ミックスチップ、リテーナキャップ及びディスペンサー本体の組立てから所定の位置に保持される。
前述した第一のカートリッジフランジ22を超えて、延長部分28を備えた第二のカートリッジ23は、大量の材料を送達するために同一のディスペンサー内で活用できる。延長部分28は、第一の隣接フランジ22と同じ楕円形の外形を備えた第二の末端フランジ24を有する。延長部28を備えたカートリッジ23は、延長部28がリテーナキャップ20から外側に突出することを除いて、前述の方法と同じ方法でリテーナキャップ20内へ挿入される。リテーナキャップ20内に負荷されると直ちに、カートリッジの延長部分28は、リテーナキャップ20の下端部における位置29が、ディスペンサーの外部スリーブ25に出会うまで、ディスペンサー本体7の開口部内へ挿入され、それにより、ロッキング位置でバヨネットねじ6を位置付けする。この点において、第一のフランジ22は、また、レッジ21で隣接する。バヨネットねじ6の回転時に、末端フランジ24は、隣接面を形成する支持レッジにおけるアンダーカット部83の下で回転する。約90°回転したとき、延長部の外部部屋の側壁26がレッジの末端壁面27と接触し、そして回転を停止する。停止時、カートリッジの部屋は、フォーク状のプランジャ4のピストンロッドと適切に心合わせする。この構成は、カートリッジの延長部28を長さ方向で変更可能にし、そして、製品分野に依存して様々なカートリッジの容積に好適である。
上部のレッジ21は、レッジの上面に導く面取り面30を有する。面取り面30は、カートリッジミックスチップのアセンブリの第一のフランジ22を、もしそれが既に完全に着座されていない場合、リテーナキャップ20内へ前進するためのランプとして作用する。
カートリッジ延長フランジがそれを通して嵌合するディスペンサー本体におけるクリアランス開口部31は、リテーナキャップ20の回転の前に、フォーク状プランジャ4に対して90°向けられる(oriented)。
前述したカートリッジのロッキング及び心合わせの組立法は独特で、本開示の新規な機能である。それは、延長部を備えても備えてなくても、カートリッジと同等に都合よく作動する。カートリッジが所定の位置で回転するこの構造及び組立方法の別の利点は、キャップは、一片から構築することができ、その結果、製造コストを低下することができることである。
リテーナキャップ20の別の実施態様は、図10で示す通りである。この実施態様において、カートリッジはプランジャロッドに向けられ、そして回転しない。バヨネットキャップ32が回転する間、バヨネットキャップ32は、カートリッジ室の向き(orientation)を静止状態に留めることを可能とする回転部材を含む。
図7、8、9及び11は、種々の可能なティッシュマネージメントの印象材の好適であり得るディスペンサーの実施態様を示す。例えば、図9は、充填するためにポート82を含むワイヤレスのディスペンサーの一つの実施態様を図示する。これらのポート82は、デバイスが充填可能である限り、分配デバイス上のいかなる好適な位置にも置くことができる。図7、8、9及び11の様々な実施態様は、また、種々の可能なリテーナキャップ20及び種々の好適な口腔内チップを図示し得る。各々のこれらの機能は、例であり、そして必要に応じて、改変可能であることが理解される。
空圧式ディスペンサーの別の実施態様は、図12〜14で示される。このデバイスは、同一のカートリッジ及びミックスチップシステムを使用するように構成されるが、しかし、装填(loading)裂け目45(側面)及びルア43をねじ連結したアプリケータチップ34を有する。図12で図示する通り、デバイスは、フォーク状プランジャロッド4に連結したプランジャロッド36を駆動するエアシリンダ44を加圧するために、空気供給管40に連結される。チューブは、オン/オフスイッチ38に、その後、圧力調整器39、及び最後に、歯科送達ユニットのチューブを歯科用のイスに取り付けるためのねじ山付きISO−4穴のコネクタ41に連結する。図13は組立てない空圧式デバイス120を図示する。
別の実施態様において、調整器39及びオン/オフスイッチ38は、図11で示す通り、ディスペンサーのハンドピース85それ自身内へ導入できる。
ISO−4穴コネクタ41は、エア供給40及び排出42用の取り付け金具のみを有する(電気及び水は、このコネクタで終端処理をした)。ISOコネクタの内部に、好ましくは、直径0.018インチのベント穴は、供給エアラインを排出エアラインに連結する。ベントは、エアを起動後システムから抜き取ることを可能とし、そして、プランジャを出発位置へ退縮することを許容する。このベントは、特に、ヨーロッパに頻繁に使用されている電気で作動する足スイッチを備えた歯科用いすに必要である(アメリカにおける最も多い歯科用いすは、供給エアを排出するために流出するエアで駆動する足スイッチを有する)。ベントなしで、電気足スイッチを備えたいす上で、プランジャは、前方位置でロックされたまま留まり、そしてオペレーターは、足スイッチを押し下げることなしでは、流れを停止することができないであろう。0.025、0.036及び0.052インチの直径を有するベントは、また、適切な結果を得るために活用された。
他のデバイスは、本明細書に開示されたティッシュマネージメントの印象材を歯肉溝内に押し出すために使用してもよい。好適なデバイスの例としては、手動のディスペンサー、スプリングが積載されたディスペンサー、機械的ディスペンサー、バッテリで作動する自動化ディスペンサー、電気モータで駆動するディスペンサー、圧縮ガスカートリッジディスペンサー、及び空圧式ディスペンサーを含む。多くのタイプのディスペンサーが想定されるが、ディスペンサーは、均一に、そして正確に、少量のティッシュマネージメントの印象材を患者の歯肉溝内へ押し出すことができることが必要である。実施態様において、ディスペンサーは、2gより少なく、又は1.5gより少なく、又は1gより少なく、又は0.5gより少ないなどの極端に少量のティッシュマネージメントの印象材を、患者の調製された歯に対して完全な歯肉溝の中に押し出すことができる。そのような少量の粘調なティッシュマネージメントの印象材を正確に押し出すために、ディスペンサーは、十分な圧力を提供しなければならず、そして一貫して押し出し、そしてティッシュマネージメントの印象材を患者の歯肉溝内に正確に置くために、十分な強度がなければならない。カートリッジにおけるティッシュマネージメントの印象材上の圧力の量は、約3000kPa〜約4500kPa、又は約3500kPa〜約4000kPaなど、約2600kPa〜約5000kPaであり得る。
更に、材料を押し出すためにディスペンサーに圧力を同時にかける必要のある煩わしいことなしで、ティッシュマネージメントの印象材の正確な配置に完全に焦点を置けるように、デバイスは、歯科医が材料を押し出すために物理的強度の負荷を緩和すべきである。当業者は、歯の調製などの小さいサイトに対して材料を正確に送達しよう試みている間、ディスペンサーに同時に圧力をかける必要のない利点を容易に分かるであろう。更に、ペン形のディスペンサーは、材料の正確な配置を支援する人間工学的送達を可能にするであろう。
ディスペンサーの一つの実施態様は、手動のシリンジ又はガンスタイルのディスペンサーである。そのようなディスペンサーは、動力付き送達の人間工学的利点を提供しないかもしれないが、さもなければ、そのような正確な配置を要求しない材料送達のためには十分であろう。手動ディスペンサーは、手動の手段で駆動し得るフォーク状のプランジャ4を有するかもしれない。図15及び16は、一般的なカプセル押出機のような手動力の(手動の)ディスペンサー46の一つの実施態様を図示する。この実施態様において、フォーク状のアダプタ47が一般的なカプセル押出機に取り付けられる。アダプタ47は、二成分カートリッジ15及びミックスチップ16を保持し、そして単一ピストンロッド77の運動をフォーク状のピストンロッド4内へ伝達する。ガンスタイルのディスペンサー46を起動するために、歯科医は、レバー(引金)49を引いて、連結プランジャロッドを前進させる。
Pierson 161特許で記載されている通りのシリンジ形ディスペンサーの場合、歯科医は、フォーク状プランジャロッドに結びついているプランジャに対して自分の手のひらを押す。
ディスペンサーの別の実施態様は、エネルギ源として歯科用マイクロモータ又は遅速のエアタービンを活用する機械版である。図17及び18は、クレイ系退縮材料を分配するために使用された従来技術を図示する。同様に機械的に駆動するデバイスは、二つのプランジャで構成され得て、そして本明細書で開示したティッシュマネージメントの印象材の二成分カートリッジを保持するように適合され得る。
ディスペンサーの別の実施態様は、バッテリで駆動するモータ付きのデバイスである。この実施態様において、プランジャロッドは、例えば、ステッパモータなどのモータで駆動し得る。バッテリ駆動の代わりに、そのようなデバイスは、例えば、電源コード、及び120V電源で駆動するモータで電気的に動力を受ける。
前述した手動の、機械的及び空圧式ディスペンサーの全ては、手動のシリンジを除いて、ティッシュマネージメントの印象材を表現するとき、機械的利点を提供するように設計される。機械的利点は有利である。何故ならば、溝間配置のために必要な薄いゲージアプリケータのチップは、機械的支援が認識できる点まで押出力を増大させるからである。
実施態様において、ティッシュマネージメントの印象材が歯肉溝に置かれた後で、それが硬化する前に、印象材のトレイは、最終印象において、ティッシュマネージメントの印象材を捕捉するために挿入してもいい。材料は口の中で硬化し、そして除去される。ティッシュマネージメントの印象材は、クラウン作成のために必要な最終印象における歯科用の縁を再生産する。理想的には、ティッシュマネージメントの印象材は、十分な引き裂き強度、及び最終印象において歯科解剖学的構造を詳細に記録するための事前生産を有する。
一つの実施態様において、充填された単位用量のカートリッジは、二つの異なった材料のために二つのバレルを含んでもよい。例えば、一つのバレルは基礎材料を含み、一方、他方のバレルは、触媒材料を含んでもよい。基礎材料と触媒材料が押し出されるとき、それらは反応して、ティッシュマネージメントの印象材を形成する。
本開示の一つの更なる実施態様は、前述のティッシュマネージメントの印象材とそれに続く粘度の薄い洗浄材料で層を形成する充填された単位用量のカートリッジ50を使用することである。積層化は、図19で図示される。カートリッジの一つの側面は、二つの触媒材料53及び54を、そして他の側面は基礎材料51及び52を含む。初めに出てくる一つは基礎材料及び一つはティッシュマネージメントの印象材を形成する触媒である、増分材料51及び53は、歯肉溝に使用するために望ましい取扱いと流動特性を具体的に設計できる。次の材料は、低い粘性の洗浄材料52及び54で、調製物を溢れさせる(flood)ための基礎材料及び触媒材料であり得る。ペーストの各層(ミックスチップを通して通過した後)は、異なった、明確な色と流動特性を有する。使用の際、ティッシュマネージメントの印象材は歯肉溝内に置かれ、材料を排出するチップが色を変化させ、次の層が現れたことを示すとき、歯科医は、彼らが通常行う通りに調製物を溢れさすことを始める。洗浄材料52及び54は、精度が最早重要ではなく、速度が重要である手法においては、その低粘度のために非常に速く押し出す。
高粘度のティッシュマネージメントの印象材は、タイプ0、1又は2(ISO−4823で定義される通り)のエラストマーの印象材から選択されるが、それに限定されない。低粘度のティッシュマネージメントの印象材は、タイプ2又は3(ISO−4823で定義される通り)のエラストマーの印象洗浄材料から選択されるが、それに限定されない。両方のティッシュマネージメントの印象材及び洗浄材料は、上記でより完全に記載されたビニルシロキサン、ポリエーテル、ポリアクリレート、ポリスルフィド、アルギネートなどのいかなるエラストマーの印象材であってもよい。ティッシュマネージメントの印象材は、関連するエラストマーの洗浄及びトレイ印象材と親和性を持つべきである。
層状化したカートリッジの別の実施態様は、上記で記載した通り層状化した、単一の触媒ペースト及び二つの異なった基礎ペースト、又は一つの基礎ペースト及び二つの触媒ペーストが存在するときである。
アプリケータのチップ86は、組織外傷を起こすことなく、直接、歯肉溝にアクセスするのに、十分薄くなければならない。例えば、従来技術で存在するアプリケータのチップは、18g(約1.3mmの直径)であるカニューレを有し、それは、組織外傷を起こすことなく、直接、歯肉溝にアクセスするためには大きすぎる。クレイ系退縮ペーストは、18gのような大きいゲージ針を有する。実施態様において、本明細書に開示されたアプリケータのチップは、21g(約0.8mmの直径)、又は22g(約0.7mmの直径)、及び、直接、歯肉溝内に置くのに十分薄いものである。20ゲージ(約0.9mmの直径)〜27ゲージ(約0.4mmの直径)のカニューレは、特に、この手法で有用である。何故ならば、外傷を起こすことなく、歯肉溝にアクセスするのに十分小さいことであり、そして、圧力が負荷されたとき、ティッシュマネージメントの印象材の通過を可能とするのに十分に広いことである。
図23で示す一つの実施態様は、プラスチックで成形されたチップ53である。このチップは、図示する通りミックスチップに取り付ける、又はミックスチップそれ自身の一体部材として成形される個別の構成部材であり得る。この実施態様における成形チップ53は、歯肉溝内に直接配置するために、チップ58の最先端に向かって狭い部分54を有する。幅広い直径56に対する第一の工程55は、チップから約3mmなど、約2mm〜約4mmに位置付けられ、そして歯科医に挿入深さを示す。当業者により理解される通り、健康な歯肉溝深さは、約3mmである。次の工程57は、端部から、約1mm〜約3mm、又は約2mmであり、そして、更に、また、チップ挿入の視覚的アクセス及び知識を維持することに歯科医の利点がある。換言すれば、次の工程57は、チップ端部58から、約3mm〜約7mm、又は約4mm〜約6mmである。
この開示の一つの実施態様は、軸の回りを旋回する(回転する)口腔内チップ59を活用することである。軸はディスペンサー、カートリッジ及びミックスチップの主本体の軸に交差している。交差角度は、高々90°であるが、好ましくは、約30°、40°又は45°である。一つのそのようなチップは、図23〜25に示す。旋回する部分はJ形のチューブ60である。Jの曲がった端部は、最先端であり、そして、組織の実害又は外傷なしで、歯肉溝62内へチップを挿入するために使用できる。歯科医が歯肉溝の周囲にチップを動かすとき、チップそれ自身が溝に向き、そしてティッシュマネージメントの印象材63を走行方向の後部に沈着させる。これは歯科医にとって視界を改良する。何故ならば、彼は曲がった又は最先端61での視覚的アクセスを維持でき、全ての適用を通して、チップ59はサブ歯肉であることを確認する。スイベル(swivel)は、外チューブ64内で緩く嵌合するチューブとして構築される。外チューブ64は、内チューブ60上に絡み、そして内チューブ60を移動することを阻止するために、戻り止め67は、内チューブ60のフレア(flare)66上にエンボスされる。クリンプ65は、回転を提供するために緩い嵌合連結を維持している間、外チューブ64内に内チューブ60を捕えるようになっている。
旋回を適用するチップ59の別の実施態様は、図26及び27に示される。小さいディスク形状の付属器68は、注射カニューレ69の端部に置かれる。付属器の皿形状の側面71は、歯に向かって向き、そして走行方向の後部に材料の流れを導くチャンネル70を有する。付属器68の幅広く、平坦な形状は、組織の外傷を起こすことなく歯肉溝内へ摺動し、そしてチップが歯肉溝の周囲に動くとき、チップの方向の配位を維持するのに役立つ。付属器68は、カニューレの端部の周囲に、付属器68を自由に回転する(旋回する)ことを許容するために、カニューレ69に緩く取り付けられる。
スイベルアプリケータチップの、更に別の実施態様を図28に図示する。
カートリッジの別の実施態様は、カートリッジとミックスチップの連結と駆動を指示し、それは72として一体的に形成される。そのようなミックスチップを有するカートリッジは、図29及び30に図示される。使用者は、ミックスチップを部分回転、例えば、90°回転し、それは、材料の通過を許容するために、カートリッジ本体における開口部73を同時にミックスチップのハウジングにおける開口部74との心合わせをもたらす。適切な心合わせを確実にするために、ミックスチップ及びカートリッジの両方は、仕上げるか、又はさもなければ、ミックスチップとカートリッジが適切に心合わせしたことを指示するインジケータ75を含んでもよい。そのようなインジケータ75は、矢印、着色した境界、又は使用者に適切な心合わせを指示し得るいかなる好適な印であってもよい。別の実施態様において、ミックスチップのハウジングを捻じることは、ミックスチップのハウジングの内部へスクリュ機構を通して出口ポートからプラグを吊り上げることになり、それは、その後、出口ポートをスタティックミキサへ導く通路へ開放する。
更に別の実施態様において、止血剤及び濡れ剤で事前処理した印象材は、歯肉下への適用及びティッシュマネージメントの印象材の結合及びトレイ材料インターフェースを改良するために、ティッシュマネージメントの印象材の適用前に調製した歯に、適用される。かなり事前処理した濡れ剤は、US第2007/0184410号に記載されているが、止血剤はない。
ティッシュマネージメントの印象材を患者の歯肉溝内へ置くためにいかなる好適な方法を使用してもよい。そのような方法の一つの実施例は、歯科用の印象のために、初めに調製することである。クラウンを受けるために歯を調製することは、永久クラウンを製作することを可能にするために十分な歯の体積を縮小させることを含む。この方法は、日常的に、最終修復のために規定された修復材料のための必要条件と一致する、軸壁及び冠状歯の縮小を提供するために、エナメル質及び歯科構造の幾つかを除去することを含む。歯の修復インターフェースへの接合は、マージン(margin)と呼ばれている。その後の歯科印象は、クラウン調製及び修復マージン並びに隣接した、及び反対の調製していない歯の構造の欠陥なしのネガティブ(negative)でなければならない。場合により、事前に処理した溶液は、ティッシュマネージメントの印象材又は印象材に適用する前に、歯に適用してもよい。事前に処理した溶液は、出血を制御するために止血剤を含んでもよい。歯を調製し、そして任意の事前処理が行うと直ちに、歯科医は口腔内アプリケータチップを患者の歯肉溝内に、約1mm〜約3mm又は約2mmの深さまで挿入する。歯科医は、その後、ティッシュマネージメントの印象材を歯肉溝内へ分配することを始めてもよい。同時に、歯科医は、チップを歯肉溝の周囲に動かし、ティッシュマネージメントの印象材を沈着することを始めてもよい。歯科医は、均一で、連続した量の材料を患者の歯肉溝にアプリケータチップの後部で沈着するような速度で材料の流れを調整し得る。アプリケータチップが、ティッシュマネージメントの印象材の適用が始まる点に到達するとき、チップは歯科医により、注意深く引かれ、そしてティッシュマネージメントの印象材の分配を終結し得る。場合により、歯科医は、歯の周囲を二回動かすが、歯肉溝の外で、調製されたクラウン面に向かって材料を組立てる。トレイにおける印象材は、ティッシュマネージメントの印象材が適用された後で、しかしティッシュマネージメントの印象材が硬化する前に調製された歯に適用される。トレイにおける印象材及び歯肉溝内のティッシュマネージメントの印象材の両者を含む材料は、一緒に結合し、硬化して、クラウンのような歯科用デバイスの製造に調製された歯の単一印象をもたらす。換言すれば、前者の印象はトレイにおける印象材と歯肉溝内のティッシュマネージメントの印象材の両者より成る。
更なる実施態様において、印象はピックアップ法を用いて、歯科医により作られ得る。ピックアップ技術は、ティッシュマネージメントの印象材が歯肉溝内に分配され、そして未硬化の印象材のトレイが口に着座させられる前に、口内で完全に硬化することを可能にするときである。未硬化のトレイ材料は口内で硬化することが可能となり、そして硬化したティッシュマネージメントの印象材に結合し、完全な最終印象を形成する。ティッシュマネージメントの印象材とトレイ材料の間のインターフェースは、患者の口から除去するとき、又は歯科技工室で、その後、使用するとき、それらが剥離しない十分な強度でもって共に結合することが重要である。
ティッシュマネージメントの印象材のせん断強度は、約2000kPa〜約4000kPa、又は約2500kPa〜約3500kPa、又は約2700kPa〜約3200kPaであり得る。ティッシュマネージメントの印象材のせん断強度は、患者の歯肉溝内で硬化したティッシュマネージメントの印象材を含む、患者の口から完全に形成された最終印象を除去するために必要な強度を参照する。材料が患者の口から最終印象の変形又は剥離なしで、患者の口から容易に除去できることを説明するこの測定は重要である。
実施態様において、軽本体粘度の洗浄印象材は、場合により、調製歯に、又は印象トレイに、又は調製歯及び印象トレイの両者に適用してもよい。軽い本体粘度の洗浄印象材が調製歯に適用される場合、その後、そのような洗浄材料が、ティッシュマネージメントの印象材が調製された溝に適用された後で、調製された歯に適用され得る。
本明細書に記載されているそのような方法は、ティッシュマネージメントの印象材が硬化すると、最終印象の部分となり、又は、クラウンのような計画された歯科用デバイスを製造することに使用される調製された歯の型となることを要求する。
印象材の実施例
〔実施例1〕
本開示の二つの成分組成物は、基礎ペースト及び触媒ペーストの成分に処方される。各構成成分の混合は、65mmHgの真空下で、45〜50℃の循環水で加熱する混合ポットを有する二重の遊星型ミキサで行った。
基礎ペーストは、SiH基を含むポリジメチルシロキサン(11.00部);末端ビニル基を備えたポリジメチルシロキサン中のQM樹脂分散剤(粘度:5,000〜7,000cPs;14.36部);末端ビニル基を備えたポリジメチルシロキサン中のQM樹脂分散剤(粘度:55000〜60000cPs;43.07部);結晶性の二酸化ケイ素(17.0部);非晶性の二酸化ケイ素(5.0部);シラン化ヒュームド二酸化ケイ素(5.0部);Igepal界面活性親水性付与剤(3.0部);及び着色剤(1.57部)を混合することにより製造した。全ての成分は、均一性の基礎ペーストを得るために混合して、ポット内で組み合わせた。
触媒ペーストは、末端ビニル基を備えたポリジメチルシロキサン中のQM樹脂分散剤(粘度:5,000〜7,000cPs;28.44部);末端ビニル基を備えたポリジメチルシロキサン中のQM樹脂分散剤(粘度:55,000〜60,000cPs;42.64部);結晶性の二酸化ケイ素(17.19部);非晶性の二酸化ケイ素(4.95部);シラン化ヒュームド二酸化ケイ素(4.95部);着色剤(0.07部);可塑剤(0.49部);末端ビニル基を備えたポリジメチルシロキサン中に白金(2.0質量%)を含む有機白金触媒錯体の溶液(1.13部);1,3−ジビニルジメチルジロキサン(0.07部);及び微粉化炭酸カルシウム上の白金金属(0.16部)を混合することにより製造した。
基礎ペースト(10g)及び触媒ペースト(10g)を完全に混合した。数分後、ゴム状でエラストマーの塊を得た。混合ペーストの粘度は、ISO−4823に準拠して測定し、38mmであった。硬化した印象材は、引き裂き強度が少なくとも200psiを有し、作業時間3分を有する上記組成物から形成される、3分後で約50°より小さい水との接触角を有する。
〔実施例2〕
印象基礎ペーストは、アジリジン末端基を備えたポリエーテル(MW:3600;100g);及びフタル酸ジブチル(5g);珪藻土(50g)を混合することにより製造された。オレイン酸エタノールアミド(2g)を、更に材料に加えた。
触媒ペーストは、フタル酸ジオクチル(80g);2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸メチルエステル(20g);及び焼成シリカ(16g)を一緒に混合することにより製造された。
二つのペーストは、質量比4:1で一緒に混合し、好適な印象トレイに置き、そして口内に従来通り挿入した。5分後、ゴム状のエラストマーの成形体は、歯の間に残留物を放置することなく、口から除去された。得られた印象は、高い再生産解像度(reproduction
resolution)を有していた。
〔実施例3〕
歯科印象を形成する組成物は、次の二つの処方を常温で、別々に手で混合することにより調合された。
基礎ペーストは、重合可能なオリゴマ(52.05部);ポリプロピレングリコール(MW:4000;19.52部);過酸化ベンゾイル(1.04部);ブチル化ヒドロキシトルエン(0.06部)及び充填材(27.33部)を混合することにより製造された。
触媒ペーストは、重合可能なオリゴマ(51.08部);ポリプロピレングリコール(MW:4000;19.43部);ジヒドロキシエチル−p−トルイジン(0.93部);及び充填材(27.20部)を混合することにより製造された。
二つのペーストは、約45秒間、羊皮紙のパッド上で、同質量比でスパチュラを用いて混合した。材料は、常温6分間で、約55のショアA硬度(ASTM−19、1984試験法)を備えたエラストマーの固体に硬化した。
〔実施例4〕
歯科印象組成物は、重合可能オリゴマ(12.27部);フタル酸アルキルベンジル(0.88部);カンファキノン(0.031部);4−エチルジメチルアミノ安息香酸(0.20部);ブチル化ヒドロキシトルエン(0.025部);及びクリストバライト充填材(9.83部);ヒュームドシリカ(1.75部):及び青の顔料(0.035部)を手の混合で調合された。
組成物は、試験片から約2インチ離れたランプで、可視光スペクトルからの光を含む500ワットのGE社製の写真撮影用ランプにより、2分間照射された。材料はエラストマーの固体に硬化した、
〔実施例5〕
液状ポリスルフィドの基礎ペーストは、コロイド状の二酸化ケイ素(0.95部);LP-2 Thiokol液状ポリマー(75.72部);チョウジ油(clove oil)(0.14部);硫化亜鉛(17.04部));及び三ケイ酸マグネシウム(6.15部)を混合して製造した。
触媒ペーストは、遊離した2−メルカプトベンゾチアゾール(1.33%)を含む2,2′−ジチオビスベンゾチアゾール(10.29部);精製した2−メルカプトベンゾチアゾール(0.67部);リン酸2−エチルヘキシルジフェニル(22.80部);オレイン酸エチル(7.42部);過酸化亜鉛(47.72部);二酸化ケイ素(0.65部)及び着色剤(0.32部)を混合して製造した。
基本ペーストと触媒ペーストを、同体積を一緒に混合したとき、安定なエラストマーの印象材が、室温、約7分間で形成した。
〔実施例6〕
ペーストA:硫酸カルシウム無水物(14.0部);酸化マグネシウム(5.0部);アルギン酸ナトリウム(19.0部);ピロリン酸テトラナトリウム(1.5部);フルオロチタン酸カリウム(3.5部);及び着色剤(1部)をビードミル内で互いに擦り合わせた。平均分子量400を有するポリエチレングリコール(40部)を、始めに遊星ミキサに導入し、そして、上記の粉末混合物と混合して、均一のペーストを生成した。ポリエチレングリコール(16.5部)を、その後、取り入れた。ペーストは湿気の非存在下で製造した。
ペーストB:HOSTACERIN PN−73(ヘキスト社)(0.5部)、けいそう土(2.5部)を事前混合した。この事前混合物は、脱イオン水(79.0部)中のけいそう土(18.0部)と一緒に混合して、均一のペーストを生成した。
ペーストAは、ペーストBと質量比1:4.5で混合した。混合物をISO規格1563−2に準拠して試験した。材料は、設定時間1′30′′で、永久変形2.89%より少なかった。
様々な上記の及び他の特徴と機能、又はその代替肢は、望ましくは、多くのその他異なったシステム又は適用の中に組み込まれてもよい。また、様々な現在予測されていない、又は想定されていない代替肢、改変、変更、又はその改良は、その後、当業者により実施され得る。そしてまた、以下の特許請求範囲に包含されることを意図することが認識される。

Claims (7)

  1. 空圧式歯科用ディスペンサーであって:
    外部スリーブを有するシリンダ、カートリッジ、押し出しチップ、リテーナキャップ、及びアプリケータチップを含んでなり:
    該シリンダは、該外部スリーブの内に配置された少なくとも1つの空圧的に作動されるプランジャロッドを含み、
    ここで、カートリッジは、押し出しチップの横の穴にロックされるようにカートリッジのスパーを介して押し出しチップに連結され、アプリケータチップは、押し出しチップの遠位端に連結され、
    カートリッジは、外部スリーブ内に少なくとも部分的に位置付けられ、外部スリーブ内で回転可能であり、カートリッジのバレルはプランジャロッドと一直線に置かれ、及び、
    リテーナキャップは、外部スリーブに保持されて、それにより、カートリッジと押し出しチップを外部スリーブとリテーナキャップとの間にロックし、ディスペンサーは、リテーナキャップを外部スリーブに保持する動作が同時にカートリッジを回転するように構成されている、上記空圧式歯科用ディスペンサー。
  2. アプリケータチップが、約0.4mm〜約0.9mmの直径を備えたカニューレを有する、請求項1に記載の空圧式歯科用ディスペンサー。
  3. アプリケータチップが、外傷を引き起こすことなく患者の歯肉溝内へ嵌入することができる、請求項2に記載の空圧式歯科用ディスペンサー。
  4. 請求項1に記載の空圧式歯科用ディスペンサーであって、ここで、カートリッジが、一つのバレルは基剤を含み、及び他のバレルは触媒を含む、少なくとも二つのバレルを含み、そして押し出しチップは、基剤と触媒を患者の歯肉溝内へ押し出す時に、ティッシュマネージメントの印象材が形成されるように、その中にミキサを含む、上記空圧式歯科用ディスペンサー。
  5. シリンダ本体が、リテーナキャップを取り付けるためのバヨネットねじを有する、請求項1に記載の空圧式歯科用ディスペンサー。
  6. 押し出しチップが、アプリケーションチップを介して押し出す前に、歯科用材料を混合することができるミキサをその中に有する、請求項1に記載の空圧式歯科用ディスペンサー。
  7. 歯科用材料を押し出すのに必要なカートリッジ内の歯科用材料への与圧量が、約2600kPa〜約5000kPaである、請求項1に記載の空圧式歯科用ディスペンサー。
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