JP5888943B2 - パルスアーク溶接の終了制御方法 - Google Patents
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Description
溶接の開始に際して、溶接ワイヤを母材に一旦接触させた後に引き離し、この引き離しによって初期アークを発生させた後に定常アークへと移行させるリトラクトアークスタート制御と、前記溶接ワイヤを母材に接触させて定常アークを発生させる通常アークスタート制御とを備え、
溶接を終了する際に、最終ピーク電流の通電を判別すると予め定めた最終ベース電流を予め定めた最終ベース期間だけ通電して溶接を終了するパルスアーク溶接の終了制御方法において、
次の溶接個所のアークスタート制御が前記リトラクトアークスタート制御であるか前記通常アークスタート制御であるかに応じて前記最終ベース電流及び/又は前記最終ベース期間の値を変化させる、
ことを特徴とするパルスアーク溶接の終了制御方法である。
ことを特徴とする請求項1記載のパルスアーク溶接の終了制御方法である。
(1)最終ベース電流LIb=50Aで固定し、最終ベース期間LTbのみを変化させる場合
通常アークスタート制御 0〜20msの範囲で設定
リトラクトアークスタート制御 40〜60msの範囲で設定
(2)最終ベース期間LTb=50msで固定し、最終ベース電流LIbのみを変化させる場合
通常アークスタート制御 0〜20Aの範囲で設定
リトラクトアークスタート制御 40〜60Aの範囲で設定
(3)最終ベース期間LTb及び最終ベース電流LIbを共に変化させる場合
通常アークスタート制御 LTb=20ms、LIb=25A
リトラクトアークスタート制御 LTb=25ms、LIb=100A
1)起動信号OnがHighレベル(起動)に変化すると、その値が1となる期間設定信号Msを出力する。すなわち、スローダウン送給期間中は1となる。
2)その後に、短絡判別信号AdがHighレベル(短絡)に変化すると、その値が2となる期間設定信号Msを出力する。すなわち、最初の短絡期間中は2となる。
3)アークスタート制御設定信号SrがHighレベル(通常アークスタート制御)であるときは、短絡判別信号AdがLowレベル(アーク)に変化した後に、ピーク期間信号TpsがHighレベル(ピーク期間)のときその値が4となり、Lowレベル(ベース期間)のときその値が5となる期間設定信号Msを出力する。
他方、アークスタート制御設定信号SrがLowレベル(リトラクトアークスタート制御)であるときは、短絡判別信号AdがLowレベル(アーク)に変化した時点でその値が3となり、それから遅延期間が経過した後にピーク期間信号TpsがHighレベル(ピーク期間)のときその値が4となり、Lowレベル(ベース期間)のときその値が5となる期間設定信号Msを出力する。
4)その後に、最終ピーク電流判別信号PdがHighレベル(最終ピーク電流の判別以降)のときは、その値が6となる期間設定信号Msを出力する。
したがって、通常アークスタート制御である図1の場合、この期間設定信号Msは、時刻t1〜t2のスローダウン送給期間中は1となり、時刻t2〜t3の最初の短絡期間中は2となり、時刻t3以降のピーク期間Tp中は4となり、ベース期間Tb中は5となる。他方、リトラクトアークスタート制御である図2の場合、この期間設定信号Msは、時刻t1〜t2のスローダウン送給期間中は1となり、時刻t2〜t3の最初の短絡期間中は2となり、時刻t3〜t4の初期アーク発生期間中は3となり、時刻t4以降のピーク期間Tp中は4となり、ベース期間Tb中は5となる。さらに、図3において、この期間設定信号Msは、時刻t3以前のピーク期間Tp中は4となり、ベース期間Tb中は5となり、時刻t3以降の最終ベース期間LTb中は6となる。
1)Sr=Highレベル(通常アークスタート制御)であり、Ms=1のときは予め定めたスローダウン送給速度を送給速度設定信号Frとして出力し、Ms≧2のときは予め定めた定常送給速度を送給速度設定信号Frとして出力する。
2)Sr=Lowレベル(リトラクトアークスタート制御)であり、Ms=1のときは予め定めたスローダウン送給速度を送給速度設定信号Frとして出力し、Ms=2〜3のときは予め定めた後退送給速度を送給速度設定信号Frとして出力し、Ms≧4のときは予め定めた定常送給速度を送給速度設定信号Frとして出力する。
1)第n−1番目のワークにおける第3溶接個所のアンチスティック期間において、次の溶接個所は第n番目のワークにおける第1溶接個所となるので、アークスタート制御はリトラクトアークスタート制御となる。したがって、このアンチスティック期間中の最終ベース期間LTb及び/又は最終ベース電流LIbはリトラクトアークスタート制御用の設定値となる。この結果、溶融球のサイズは、ワイヤ直径の1.4〜1.6倍程度と大きくなる。
2)第n番目のワークにおける第1溶接個所のアンチスティック期間において、次の溶接個所は第n番目のワークにおける第2溶接個所となるので、アークスタート制御は通常アークスタート制御となる。したがって、このアンチスティック期間中の最終ベース期間LTb及び/又は最終ベース電流LIbは通常アークスタート制御用の設定値となる。この結果、溶融球のサイズは、ワイヤ直径の1.0〜1.2倍程度と小さくなる。
3)第n番目のワークにおける第2溶接個所のアンチスティック期間において、次の溶接個所は第n番目のワークにおける第3溶接個所となるので、アークスタート制御は通常アークスタート制御となる。したがって、このアンチスティック期間中の最終ベース期間LTb及び/又は最終ベース電流LIbは通常アークスタート制御用の設定値となる。この結果、溶融球のサイズは、ワイヤ直径の1.0〜1.2倍程度と小さくなる。
以降、これら1)〜2)の動作を繰り返して溶接が行われる。
1a 溶融球
2 母材
3 アーク
4 溶接トーチ
5 送給ロール
AD 短絡判別回路
Ad 短絡判別信号
DV 駆動回路
Dv 駆動信号
EI 電流誤差増幅回路
Ei 電流誤差増幅信号
EV 電圧誤差増幅回路
Ev 電圧誤差増幅信号
FC 送給制御回路
Fc 送給制御信号
FD 送給速度検出回路
Fd 送給速度検出信号
FR 送給速度設定回路
Fr 送給速度設定信号
Ft 送給停止判別基準値
Fw 送給速度
Ib ベース電流
IBR ベース電流設定回路
Ibr ベース電流設定信号
ID 溶接電流検出回路
Id 溶接電流検出信号
Ih ホットスタート電流
IHR ホットスタート電流設定回路
Ihr ホットスタート電流設定信号
Ii 初期電流
IIR 初期電流設定回路
Iir 初期電流設定信号
Ip ピーク電流
IPR ピーク電流設定回路
Ipr ピーク電流設定信号
IR 電流設定回路
Ir 電流設定信号
ISR スタート電流設定回路
Isr スタート電流設定信号
Iw 溶接電流
LIb 最終ベース電流
LIBR 最終ベース電流設定回路
LIbr 最終ベース電流設定信号
LIp 最終ピーク電流
LTb 最終ベース期間
LTBR 最終ベース期間設定回路
LTbr 最終ベース期間設定信号
MS 期間設定回路
Ms 期間設定信号
ON 起動回路
On 起動信号
PD 最終ピーク電流判別回路
Pd 最終ピーク電流判別信号
PM 電源主回路
RC ロボット制御装置
SD 送給停止判別回路
Sd 送給停止判別信号
Sr アークスタート制御設定信号
St 溶接開始信号
Ta アンチスティック期間
Tb ベース期間
Tf パルス周期
Tfs パルス周期信号
Tp ピーク期間
TPS ピーク期間回路
Tps ピーク期間信号
VAV 溶接電圧平均化回路
Vav 溶接電圧平均値信号
VD 溶接電圧検出回路
Vd 溶接電圧検出信号
VF V/Fコンバータ回路
VR 溶接電圧設定回路
Vr 溶接電圧設定信号
Vw 溶接電圧
WM 送給モータ
Claims (2)
- ピーク電流及びベース電流を繰り返し通電して溶接するパルスアーク溶接にあって、
溶接の開始に際して、溶接ワイヤを母材に一旦接触させた後に引き離し、この引き離しによって初期アークを発生させた後に定常アークへと移行させるリトラクトアークスタート制御と、前記溶接ワイヤを母材に接触させて定常アークを発生させる通常アークスタート制御とを備え、
溶接を終了する際に、最終ピーク電流の通電を判別すると予め定めた最終ベース電流を予め定めた最終ベース期間だけ通電して溶接を終了するパルスアーク溶接の終了制御方法において、
次の溶接個所のアークスタート制御が前記リトラクトアークスタート制御であるか前記通常アークスタート制御であるかに応じて前記最終ベース電流及び/又は前記最終ベース期間の値を変化させる、
ことを特徴とするパルスアーク溶接の終了制御方法。 - 前記溶接ワイヤの材質がステンレス鋼である、
ことを特徴とする請求項1記載のパルスアーク溶接の終了制御方法。
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