JP5887181B2 - 電子機器の入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器のための入力装置に関し、特に静電容量方式のタッチセンサを備えた入力装置に関するものである。
従来、静電容量方式のタッチセンサを用いた入力装置において、例えば特許文献1に示すように、入力操作の検知に際して振動センサを併用して入力操作の有効性を判定するものがある。
特表2010−539624号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている振動センサは、操作者による「タップ操作」を検知するために有効であるものの、いわゆるPC用のキーボードの入力姿勢の典型である「手置き状態」に伴う静的荷重を検知することが困難であるという欠点がある。ここで、前記した「タップ操作」とは、キーボード上の任意の場所を瞬間的に押してキー入力を行うことを意味している。また、前記した「手置き状態」とは、例えばタイピングの際に、操作者がキーボード上のホームポジションに手を置いて継続的に接触している状態を意味している。すなわち、「手置き状態」とは、操作者の指等とキーボードとが接触しているものの、「タップ操作」のようなキー入力操作を構成しない状態を意味している。
このように、特許文献1で提案されている技術は、操作者の指等が単にキーボードに触れているだけの「手置き状態」と、操作者によって実際にキー入力操作が行われている「タップ操作」との判別が不可能であるため、例えば「手置き状態」を伴わない(入力姿勢にない)入力操作を検知してしまい、誤入力が発生する場合があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであって、静電容量方式のタッチセンサを用いた入力装置において、タップ操作以外の状態、例えば入力操作の前提となる手置き状態(入力姿勢)の有無を検知して誤入力を防止することができる入力装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために請求項1に係る電子機器の入力装置は、操作者の入力操作が行われる入力操作部と、当該入力操作部の入力操作に伴う静電容量の変化を検知するタッチセンサと、前記入力操作部の加速度を検知し、当該加速度に応じた電圧を出力する加速度センサと、を備える電子機器の入力装置であって、前記加速度センサから入力された電圧から予め定められた第1遮断周波数を超える周波数成分を除去するローパスフィルタと、前記第1遮断周波数を超える周波数成分が除去された電圧が予め定められた第1基準電圧値を超えるか否かを判定する第1比較器と、前記加速度センサから入力された電圧から予め定められた第2遮断周波数未満の周波数成分を除去するハイパスフィルタと、前記第2遮断周波数を超える周波数成分が除去された電圧が予め定められた第2基準電圧値を超えるか否かを判定する第2比較器と、を備える加速度情報検出判定回路と、前記静電容量の変化量が予め定められた基準変化量を超えるか否かを判定する入力情報判定部と、前記加速度情報検出判定回路によって前記第1基準電圧値および前記第2基準電圧値を超えると判定され、かつ、前記入力情報判定部によって前記基準変化量を超えると判定された場合、かつ、その判定された電圧に対して時系列的に連続した次の電圧が入力され、前記次の電圧が前記第2基準電圧値を超えないと前記加速度情報検出判定回路によって判定された場合に、前記操作者が前記入力操作部に対して長押し操作を行ったことを判定する操作判定部と、を備える構成とした。
このような構成を備える電子機器の入力装置は、例えば第1遮断周波数を、操作者の手置き状態における入力操作部の加速度に基づいて予め定め、ローパスフィルタによって、当該第1遮断周波数を超える高周波数成分を除去することで、手置き状態の特徴である低周波数成分のみを通過させるため、入力操作部の継続的な荷重変化を検知することができ、操作者が積極的に文字を入力していない手置き状態を判別することができる。また、電子機器の入力装置は、例えば第2遮断周波数を、操作者のタップ操作の際における入力操作部の加速度に基づいて予め定め、ハイパスフィルタによって、当該第2遮断周波数未満の低周波数成分を除去することで、タップ操作の特徴である高周波数成分のみを通過させるため、入力操作部の瞬間的な荷重変化を検知することができ、操作者が積極的に文字を入力したタップ操作を判別することができる。そして、電子機器の入力装置は、入力操作部に対する1つの入力に対して、これらの2つのフィルタリングを同時に行うことで、操作者の手置き状態とタップ操作とが同時に行われている状態である長押し状態や、長押し状態のまま指をスライドさせるスライド操作を判別することができる。
前記課題を解決するために請求項2に係る電子機器の入力装置は、操作者の入力操作が行われる入力操作部と、当該入力操作部の入力操作に伴う静電容量の変化を検知するタッチセンサと、前記入力操作部の加速度を検知し、当該加速度に応じた電圧を出力する加速度センサと、を備える電子機器の入力装置であって、前記加速度センサから入力された電圧から予め定められた遮断周波数を超える周波数成分を除去するローパスフィルタと、当該周波数成分除去後の電圧が予め定められた基準電圧値を超えるか否かを判定する比較器と、を備える加速度情報検出判定回路と、前記静電容量の変化量が予め定められた基準変化量を超えるか否かを判定する入力情報判定部と、前記加速度情報検出判定回路によって前記基準電圧値を超えると判定され、かつ、前記入力情報判定部によって前記基準変化量を超えると判定された場合に、前記操作者が前記入力操作部に対して手置き状態であることを判定する操作判定部と、を備える構成とした。
このような構成を備える電子機器の入力装置は、例えば遮断周波数を、操作者の手置き状態における入力操作部の加速度に基づいて予め定め、ローパスフィルタによって、当該遮断周波数を超える高周波数成分を除去することで、手置き状態の特徴である低周波数成分のみを通過させるため、入力操作部の継続的な荷重変化を検知することができ、操作者が積極的に文字を入力していない手置き状態を判別することができる。また、電子機器の入力装置は、操作者の手置き状態を判別することができるため、その反対の状態、すなわち操作者のタップ操作も同時に判別することができる。
前記課題を解決するために請求項3に係る電子機器の入力装置は、操作者の入力操作が行われる入力操作部と、当該入力操作部の入力操作に伴う静電容量の変化を検知するタッチセンサと、前記入力操作部の加速度を検知し、当該加速度に応じた電圧を出力する加速度センサと、を備える電子機器の入力装置であって、前記加速度センサから入力された電圧から予め定められた遮断周波数未満の周波数成分を除去するハイパスフィルタと、当該周波数成分除去後の電圧が予め定められた基準電圧値を超えるか否かを判定する比較器と、を備える加速度情報検出判定回路と、前記静電容量の変化量が予め定められた基準変化量を超えるか否かを判定する入力情報判定部と、前記加速度情報検出判定回路によって前記基準電圧値を超えると判定され、かつ、前記入力情報判定部によって前記基準変化量を超えると判定された場合に、前記操作者が前記入力操作部に対してタップ操作を行ったことを判定する操作判定部と、を備える構成とし、前記遮断周波数は、タップ操作の特徴を示す周波数成分によって予め定められることとした
このような構成を備える電子機器の入力装置は、例えば第2遮断周波数を、操作者のタップ操作の際における入力操作部の加速度に基づいて予め定め、ハイパスフィルタによって、当該第2遮断周波数未満の低周波数成分を除去することで、タップ操作の特徴である高周波数成分のみを通過させるため、入力操作部の瞬間的な荷重変化を検知することができ、操作者が積極的に文字を入力したタップ操作を判別することができる。また、電子機器の入力装置は、操作者のタップ操作を判別することができるため、その反対の状態、すなわち操作者の手置き状態も同時に判別することができる。
そして、請求項4に係る電子機器の入力装置は、請求項1から請求項3のいずれか一項に係る電子機器の入力装置であって、前記タッチセンサが、複数の領域に分割して設けられ、それぞれの領域の静電容量の変化を検知し、前記加速度センサが、前記タッチセンサに対応して複数の領域に分割して設けられ、それぞれの領域の加速度を検知する構成とした。
このような構成を備える電子機器の入力装置は、入力操作部におけるそれぞれの領域で操作者による手置き状態、タップ操作または長押し操作の有無を判別することができる。
本発明に係る電子機器の入力装置によれば、加速度センサと、加速度情報検出判定回路によるフィルタリング処理によって、タップ操作以外の状態、例えば入力操作の前提となる手置き状態(入力姿勢)の有無を検知することができる。
本発明の実施形態に係る電子機器の入力装置の外観を示す概略図であり、(a)は入力装置の平面図、(b)は入力装置の正面図、(c)は入力装置の右側面図である。 本発明の実施形態に係る電子機器の入力装置が備える入力制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る電子機器の入力装置が備える加速度情報検出判定回路の構成を示す回路図である。 本発明の第1実施形態に係る電子機器の入力装置が備える操作判定部における処理を示す真理値表である。 本発明の第1実施形態に係る電子機器の入力装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電子機器の入力装置が備える加速度情報検出判定回路の構成を示す回路図である。 本発明の第2実施形態に係る電子機器の入力装置が備える操作判定部における処理を示す真理値表である。 本発明の第3実施形態に係る電子機器の入力装置が備える加速度情報検出判定回路の構成を示す回路図である。 本発明の第3実施形態に係る電子機器の入力装置が備える操作判定部における処理を示す真理値表である。
以下、本発明の実施形態に係る電子機器の入力装置(以下、適宜「入力装置」と省略する)について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、同一の名称および符号については原則として同一の手段を示しており、詳細説明を適宜省略する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る入力装置1の構成について、図1〜図4を参照しながら説明する。入力装置1は、例えばPC等の電子機器を操作するためのものである。入力装置1は、具体的には図1(a)に示すように、PCに文字を入力するための静電容量方式のPC用キーボード装置である。入力装置1は、図1(b)、(c)に示すように、入力操作部1aとケース部1bとから構成されており、当該ケース部1b内に入力制御部1cが格納されている。
入力操作部1aは、操作者の入力操作が行われる操作面である。入力操作部1aは、図1(b)、(c)に示すように、1枚の板状部材で構成されている。従って、入力操作部1aは、一般的なキーボードと異なりキーごとの凹凸がなく、平坦に形成されている。また、入力操作部1aの上面は、図1(a)に示すように、キーがQWERTY配列で並べられた一般的なメカニカルなキーボードのキーキャップに対応して、複数の領域Ar(一部のみ図示)に区画されている。そして、当該複数の領域Arには、それぞれを識別するための文字記号Lsが印刷等の手段によって設けられている。操作者は、当該文字記号Lsをタップ操作することで、PC等の電子機器に文字を入力して操作することができる。
なお、図1(a)では、説明の便宜上、入力操作部1aの領域Arを破線で囲って示しているが、実際には各領域Arの境界は明示されておらず、操作者には視認できない。但し、入力操作部1aにおける各領域Arの境界は、例えば印刷等の手段で明示することで、操作者が視認できるように構成しても構わない。
ケース部1b内に格納された入力制御部1cは、操作者による入力操作を判定するための機構であり、入力装置1の主要部である。入力制御部1cは、ここで図2に示すように、タッチセンサ11、入力情報検出回路12、加速度センサ13および加速度情報検出判定回路14から構成される検出部10と、入力情報判定部211および操作判定部212から構成されるデータ処理部21と、記憶部22とを備えている。以下、入力制御部1cの各構成について説明する。
タッチセンサ11は、入力操作部1aの入力操作に伴う静電容量の変化を検知するものである。すなわち、タッチセンサ11は、入力操作部1aに操作者の指等の体の一部が接触することで生じる静電容量の変化を検知する。タッチセンサ11は、ここでは図1および図2に示すように、入力操作部1aの各領域Arに対応して複数設けられている。すなわち、タッチセンサ11は、複数の領域Arに分割して設けられ、それぞれの領域Arの静電容量の変化を検知できるように構成されている。
タッチセンサ11は、より具体的には、各領域Ar(図1(a)参照)の直下に位置するように、ケース部1b内部に配置される図示しない基板上に設けられている。そして、タッチセンサ11は、操作者の指等が接触した領域Arにおける静電容量の変化を検知し、図2に示すように、当該静電容量の変化を入力情報検出回路12に出力する。
入力情報検出回路12は、静電容量の変化を検知したタッチセンサ11の位置と、静電容量の変化量(タッチセンサ11の反応値)とを制御回路部20に出力するものである。ここで、入力情報検出回路12は、タッチセンサ11が検知した静電容量の変化がアナログ値であった場合はA/D変換を行い、デジタル値として入力情報判定部211に出力する。
加速度センサ13は、入力操作部1aの加速度を検知するものである。すなわち、加速度センサ13は、入力操作部1aに操作者の指等の体の一部が接触することで生じる加速度を検知する。加速度センサ13は、具体的にはひずみゲージ等が挙げられ、ひずみゲージの場合は、操作者の入力操作に伴う入力操作部1aのひずみ量から加速度を取得する。加速度センサ13は、ここでは図1および図2に示すように、入力操作部1aの各領域Arに対応して複数設けられている。すなわち、加速度センサ13は、タッチセンサ11に対応して複数の領域Arに分割して設けられ、それぞれの領域Arの加速度を検知できるように構成されている。
加速度センサ13は、より具体的には、各領域Arの直下に位置するように、ケース部1b内部に配置される図示しない基板上に設けられている。そして、加速度センサ13は、操作者の指等が接触した領域Arの加速度を検知し、図2に示すように、当該加速度に応じた電圧を加速度情報検出判定回路14に出力する。
加速度情報検出判定回路14は、加速度センサ13によって検知された加速度を判定するものである。すなわち、加速度情報検出判定回路14は、加速度センサ13から入力された電圧(加速度に対応した電圧)をフィルタリングおよび閾値処理することで、物理変位情報の周波数および入力レベルの弁別を行う。加速度情報検出判定回路14は、ここでは図3に示すように、増幅器141と、ローパスフィルタ142と、比較器143aと、を備えている。
増幅器141は、加速度センサから入力された電圧を増幅するものである。なお、図3における入力加速度情報Siとは、加速度センサ13から入力された、加速度に応じた電圧のことを意味している。
ローパスフィルタ142は、増幅器141によって増幅された電圧から、予め定められた遮断周波数(第1遮断周波数)を超える周波数成分を除去するものである。ここで、ローパスフィルタ142におけるR1およびC1は、例えば実験的に得られている手置き状態の特徴を示す低周波数成分を通過させ、その他の高周波数成分を遮断するように定数を設定する。また、ローパスフィルタ142の遮断周波数は、操作者の手置き状態における入力操作部1aの加速度に基づいて予め実験的に求めた周波数であり、例えば5kHz程度に設定することが好ましい。ローパスフィルタ142は、このような遮断周波数に基づいてフィルタリングを行うことで、増幅器141から入力される電圧から遮断周波数を超える高周波数成分を除去し、手置き状態の特徴である低周波数成分のみを後段の比較器143aへと通過させることができる。
比較器(第1比較器)143aは、ローパスフィルタ142によって遮断周波数を超える周波数成分が除去された電圧が、予め定められた基準電圧値(第1基準電圧値)Vref1を超えるか否かを判定するものである。ここで、比較器143aによって用いられる基準電圧値Vref1は、操作者の手置き状態における入力操作部1aの加速度に基づいて予め実験的に求めた電圧値(振幅値)であり、比較器(第1比較器)143aに供給される電源電圧を超えない範囲で任意に設定することができる。
比較器143aは、具体的には、入力された電圧が基準電圧値Vref1を超える場合、すなわち入力操作部1aに対して入力操作を意図した手置き状態における高入力レベルの荷重が加えられた場合は、操作判定部212に対してHレベル信号(5.0V)を出力する。一方、比較器143aは、入力された電圧が基準電圧値Vref1未満である場合、すなわち入力操作部1aに対して入力操作を意図しない微弱な低入力レベルの荷重が加えられた場合は、操作判定部212に対してLレベル信号(0V)を出力する。なお、図3における加速度情報So1は、比較器143aから出力された比較結果、すなわち前記したHレベル信号またはLレベル信号のことを意味している。
入力情報判定部211は、図2に示すように、入力情報検出回路12から入力された静電容量の変化量が、予め定められた基準変化量を超えるか否かを判定するものである。ここで、入力情報判定部211によって用いられる基準変化量は、タッチセンサ11が検知した静電容量の変化が操作者の入力操作によるものであるかを判定するための閾値であり、予め実験的に求められるものである。
入力情報判定部211は、具体的には、入力された静電容量の変化量が基準変化量を超える場合は、操作判定部212に対して「真(入力操作あり)」という判定結果を出力する。一方、入力情報判定部211は、入力された静電容量の変化量が基準変化量未満である場合は、操作判定部212に対して「偽(入力操作なし)」という判定結果を出力する。なお、以下の説明では、操作判定部212が出力するこの2つの判定結果のことを「入力情報」として説明する。
操作判定部212は、操作者による入力操作の最終的な判定を行うものである。操作判定部212は、具体的には、加速度情報検出判定回路14によって基準電圧値Vref1を超えると判定され、かつ、入力情報判定部211によって基準変化量を超えると判定された場合に、操作者の指等が入力操作部1aに対して手置き状態にあることを判定する。
より具体的には、操作判定部212には、図2に示すように、入力情報判定部211から入力情報(「真(入力操作あり)」または「偽(入力操作なし)」)が入力され、加速度情報検出判定回路14から加速度情報So1(Hレベル信号またはLレベル信号)が入力される。そして、操作判定部212は、図4の真理値表に示すように、入力情報が「真(入力操作あり)」の場合であって、加速度情報So1がHレベル信号である場合は、「真」、すなわち操作者が手置き状態にあると判定する。一方、操作判定部212は、図4の真理値表に示すように、入力情報が「真(入力操作あり)」の場合であって、加速度情報So1がLレベル信号である場合は、「偽」、すなわち操作者が手置き状態にないと判定する。
なお、加速度情報So1がLレベル信号である場合とは、前記した加速度情報検出判定回路14のローパスフィルタ142に対して、高周波数成分が多く低周波数成分が少ない電圧が入力されたこと、すなわち入力操作部1aに瞬間的な荷重変化が生じたことを意味している。そのため、図4の真理値表における「偽」の判定は、言い換えれば、操作者が手置き状態とは反対の、タップ操作を行っていることを意味している。従って、操作判定部212は、入力操作部1aに対する操作者の入力操作として、手置き状態とタップ操作の2種類の状態を判定することができることになる。
記憶部22は、基準電圧値Vref1および基準変化量を記憶するものである。すなわち、記憶部22は、予め算出された基準電圧値Vref1および基準変化量を記憶し、図2に示すように、必要に応じて、基準電圧値Vref1を加速度情報検出判定回路14に出力するとともに、基準変化量を入力情報判定部211に出力する。なお、記憶部22には、複数の基準電圧値Vref1および複数の基準変化量を予め格納しておくことも可能である。これにより、入力装置1は、状況に応じて、タッチセンサ11の検知感度と加速度センサ13の検知感度を任意の検知感度に変更することができる。記憶部22は、具体的には、データを記憶することができるメモリ、ハードディスク等で具現される。なお、記憶部22は、ここでは図2に示すように、入力制御部1cの内部に設けられているが、外部に設けても構わない。
以上のような構成を備える本発明の第1実施形態に係る入力装置1は、例えば遮断周波数を、操作者の手置き状態における入力操作部1aの加速度に基づいて予め定め、ローパスフィルタ142によって、当該遮断周波数を超える高周波数成分を除去することで、手置き状態の特徴である低周波数成分のみを通過させるため、入力操作部1aの継続的な荷重変化を検知することができ、操作者が積極的に文字を入力していない手置き状態を判別することができる。また、入力装置1は、操作者の手置き状態を判別することができるため、その反対の状態、すなわち操作者のタップ操作も同時に判別することができる。
従って、本発明の第1実施形態に係る入力装置1によれば、加速度センサ13と、加速度情報検出判定回路14によるフィルタリング処理によって、タップ操作以外の状態、例えば入力操作の前提となる手置き状態(入力姿勢)の有無を検知することができる。
なお、入力装置1は、タッチセンサ11および加速度センサ13が複数の領域Arに分割して設けられているため、入力操作部1aにおけるそれぞれの領域Arで操作者による手置き状態、タップ操作または長押し操作の有無を判別することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る入力装置1の動作について、図5を参照(適宜図1および図2も参照)しながら説明する。
まず、入力装置1は、タッチセンサ11によって、操作者の入力操作に伴う静電容量の変化量を検知するとともに、加速度センサ13によって、操作者の入力操作に伴う加速度を検知する(ステップS1)。次に、入力装置1は、加速度情報検出判定回路14の増幅器141によって、加速度センサ13から入力された、加速度に応じた電圧を増幅する(ステップS2)。次に、入力装置1は、加速度情報検出判定回路14のローパスフィルタ142によって、増幅後の電圧から高周波数成分を除去する(ステップS3)。次に、入力装置1は、加速度情報検出判定回路14の比較器143aによって、高周波数成分除去後の電圧を基準電圧値Vref1によって閾値処理する(ステップS4)。次に、入力装置1は、入力情報判定部211によって、タッチセンサ11が検知した静電容量の変化量を基準変化量によって閾値処理する(ステップS5)。次に、入力装置1は、操作判定部212によって、操作者の手置き状態の有無を判定する。すなわち、操作判定部212は、比較器143aによって基準電圧値Vref1を超えると判定され、かつ、入力情報判定部211によって基準変化量を超えると判定された場合に、操作者が入力操作部1aに対して手置き状態にあると判定する(ステップS6)。
以上のような動作を行うことで、入力装置1は、操作者によるタップ操作以外の状態、例えば入力操作の前提となる手置き状態(入力姿勢)の有無を検知することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態に係る入力装置について、図6および図7を参照しながら説明する。第2実施形態に係る入力装置は、図6に示すように、加速度情報検出判定回路14の代わりに加速度情報検出判定回路14Aを備えている以外は、第1実施形態に係る入力装置1と同様の構成を備えている。従って、以下の説明では、入力装置1との相違点を中心に説明を行い、当該入力装置1と重複する構成および第2実施形態に係る入力装置の動作については詳細説明を省略する。
加速度情報検出判定回路14Aは、ここでは図6に示すように、増幅器141と、ハイパスフィルタ144と、比較器143bと、を備えている。
ハイパスフィルタ144は、増幅器141によって増幅された電圧から、予め定められた遮断周波数(第2遮断周波数)未満の周波数成分を除去するものである。ここで、ハイパスフィルタ144におけるR2およびC2は、例えば実験的に得られているタップ操作の特徴を示す高周波数成分を通過させ、その他の低周波数成分を遮断するように定数を設定する。また、ハイパスフィルタ144の遮断周波数は、操作者のタップ操作における入力操作部1aの加速度に基づいて予め実験的に求めた周波数であり、例えば10kHz程度に設定することが好ましい。ハイパスフィルタ144は、このような遮断周波数に基づいてフィルタリングを行うことで、増幅器141から入力される電圧から遮断周波数未満の低周波数成分を除去し、タップ操作の特徴である高周波数成分のみを後段の比較器143bへと通過させることができる。
比較器(第2比較器)143bは、ハイパスフィルタ144によって遮断周波数未満の周波数成分が除去された電圧が、予め定められた基準電圧値(第2基準電圧値)Vref2を超えるか否かを判定するものである。ここで、比較器143bによって用いられる基準電圧値Vref2は、操作者のタップ操作における入力操作部1aの加速度に基づいて予め実験的に求めた電圧値(振幅値)であり、比較器(第2比較器)143bに供給される電源電圧を超えない範囲で任意に設定することができる。
比較器143bは、具体的には、入力された電圧が基準電圧値Vref2を超える場合、すなわち入力操作部1aに対してタップ操作を意図した高入力レベルの荷重が加えられた場合は、操作判定部212に対してHレベル信号(5.0V)を出力する。一方、比較器143bは、入力された電圧が基準電圧値Vref2未満である場合、すなわち入力操作部1aに対してタップ操作を意図しない微弱な低入力レベルの荷重が加えられた場合は、操作判定部212に対してLレベル信号(0V)を出力する。なお、図6における加速度情報So2は、比較器143bから出力された比較結果、すなわち前記したHレベル信号またはLレベル信号のことを意味している。
このような加速度情報検出判定回路14Aを備える第2実施形態に係る入力装置は、操作判定部212によって以下のような処理を行う。すなわち、操作判定部212は、加速度情報検出判定回路14Aによって基準電圧値Vref2を超えると判定され、かつ、入力情報判定部211によって基準変化量を超えると判定された場合に、操作者の指等が入力操作部1aに対してタップ操作を行ったと判定する。
すなわち、操作判定部212には、入力情報判定部211から入力情報(「真(入力操作あり)」または「偽(入力操作なし)」)が入力され、加速度情報検出判定回路14Aから加速度情報So2(Hレベル信号またはLレベル信号)が入力される。そして、操作判定部212は、図7の真理値表に示すように、入力情報が「真(入力操作あり)」の場合であって、加速度情報So2がHレベル信号である場合は、「真」、すなわち操作者がタップ操作を行ったと判定する。一方、操作判定部212は、図7の真理値表に示すように、入力情報が「真(入力操作あり)」の場合であって、加速度情報So2がLレベル信号である場合は、「偽」、すなわち操作者がタップ操作を行わなかったと判定する。
なお、加速度情報So2がLレベル信号である場合とは、前記した加速度情報検出判定回路14Aのハイパスフィルタ144に対して、低周波数成分が多く高周波数成分が少ない電圧が入力されたこと、すなわち入力操作部1aに継続的な荷重変化が生じたことを意味している。そのため、図7の真理値表における「偽」の判定は、言い換えれば、操作者がタップ操作とは反対の、手置き状態にあるということを意味している。従って、操作判定部212は、入力操作部1aに対する操作者の入力操作として、手置き状態とタップ操作の2種類の状態を判定することができることになる。
以上のような構成を備える本発明の第2実施形態に係る入力装置は、例えば第2遮断周波数を、操作者のタップ操作の際における入力操作部1aの加速度に基づいて予め定め、ハイパスフィルタ144によって、当該第2遮断周波数未満の低周波数成分を除去することで、タップ操作の特徴である高周波数成分のみを通過させるため、入力操作部1aの瞬間的な荷重変化を検知することができ、操作者が積極的に文字を入力したタップ操作を判別することができる。また、入力装置は、操作者のタップ操作を判別することができるため、その反対の状態、すなわち操作者の手置き状態も同時に判別することができる。
従って、本発明の第2実施形態に係る入力装置によれば、加速度センサ13と、加速度情報検出判定回路14Aによるフィルタリング処理によって、タップ操作以外の状態、例えば入力操作の前提となる手置き状態(入力姿勢)の有無を検知することができる。また、入力装置によれば、タップ操作の入力検知精度を向上させることができ、タップ操作の有無を正確に検知することができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態に係る入力装置について、図8および図9を参照しながら説明する。第3実施形態に係る入力装置は、図8に示すように、加速度情報検出判定回路14の代わりに加速度情報検出判定回路14Bを備えている以外は、第1実施形態に係る入力装置1と同様の構成を備えている。従って、以下の説明では、入力装置1との相違点を中心に説明を行い、当該入力装置1と重複する構成および第3実施形態に係る入力装置の動作については詳細説明を省略する。
加速度情報検出判定回路14Bは、ここでは図8に示すように、増幅器141と、ローパスフィルタ142と、比較器143a,143bと、ハイパスフィルタ144と、を備えている。すなわち、加速度情報検出判定回路14Bは、前記した加速度情報検出判定回路14(図3参照)と加速度情報検出判定回路14A(図6参照)とを合わせた構成を備えている。
このような加速度情報検出判定回路14Bを備える第3実施形態に係る入力装置は、操作判定部212が以下のような処理を行う。すなわち、操作判定部212は、加速度情報検出判定回路14Bによって基準電圧値Vref1および基準電圧値Vref2を超えると判定され、かつ、入力情報判定部211によって基準変化量を超えると判定された場合に、操作者の指等が、手置き状態からタップ操作、長押し操作またはスライド操作を行ったことを判定する。
すなわち、操作判定部212には、入力情報判定部211から入力情報(「真(入力操作あり)」または「偽(入力操作なし)」)が入力され、加速度情報検出判定回路14Bから加速度情報So1(Hレベル信号またはLレベル信号)および加速度情報So2(Hレベル信号またはLレベル信号)が入力される。この際、操作判定部212には、加速度情報So1がHレベル信号である場合は、加速度情報検出判定回路14Bから、時系列的に連続した2つの加速度情報So2(Hレベル信号またはLレベル信号)が入力される。
そして、操作判定部212は、図9の真理値表に示すように、入力情報が「真(入力操作あり)」の場合であって、加速度情報So1がHレベル信号、加速度情報So2(1回目(N回目))がHレベル信号、加速度情報So2(2回目(N+1回目))がHレベル信号である場合は、「真」、すなわち操作者が手置き状態からタップ操作を行ったと判定する。この場合、加速度情報So1がHレベル信号であるため、入力操作部1aに継続的な荷重変化が生じており、操作者が手置き状態にあることが分かる。一方、2つの加速度情報So2がともにHレベル信号であるため、入力操作部1aに瞬間的な荷重変化が連続して生じていることが分かる。そのため、このような場合は、操作者が手置き状態からタップ操作を行ったと考えることができる。このように、操作判定部212は、2つの加速度情報So2のうち、2回目(N+1回目)の検出結果(HかLか)によって、判定する入力操作の種類が変わる。
また、操作判定部212は、図9の真理値表に示すように、入力情報が「真(入力操作あり)」の場合であって、加速度情報So1がHレベル信号、加速度情報So2(1回目(N回目))がHレベル信号、加速度情報So2(2回目(N+1回目))がLレベル信号である場合は、「真」、すなわち操作者が手置き状態から長押し操作またはスライド操作を行ったと判定する。この場合、加速度情報So1がHレベル信号であるため、入力操作部1aに継続的な荷重変化が生じており、操作者が手置き状態にあることが分かる。一方、1回目(N回目)の加速度情報So2がHレベル信号であり、2回目(N+1回目)の加速度情報So2がLレベル信号であるため、入力操作部1aに瞬間的な荷重変化が生じた後に継続的な荷重変化が生じていることが分かる。そのため、このような場合は、操作者が手置き状態から長押し操作またはスライド操作を行ったと考えることができる。
また、操作判定部212は、図9の真理値表に示すように、入力情報が「真(入力操作あり)」の場合であって、加速度情報So1がHレベル信号、加速度情報So2(1回目(N回目))がLレベル信号、加速度情報So2(2回目(N+1回目))がLレベル信号である場合は、「真」、すなわち操作者が手置き状態にあると判定する。この場合、加速度情報So1がHレベル信号であるため、入力操作部1aに継続的な荷重変化が生じており、操作者が手置き状態にあることが分かる。一方、2つの加速度情報So2がともにLレベル信号であるため、入力操作部1aに継続的な荷重変化が連続して生じていることが分かる。そのため、このような場合は、操作者が手置き状態にあると考えることができる。
また、操作判定部212は、図9の真理値表に示すように、入力情報が「真(入力操作あり)」の場合であって、加速度情報So1がLレベル信号、加速度情報So2がHレベル信号である場合は、「真」、すなわち操作者がタップ操作を行ったと判定する。なお、この場合のタップ操作は、加速度情報So1がHレベル信号である場合のタップ操作と異なり、手置き状態にない場合におけるタップ操作のことを示している。
また、操作判定部212は、図9の真理値表に示すように、入力情報が「真(入力操作あり)」の場合であって、加速度情報So1がLレベル信号、加速度情報So2がLレベル信号である場合は、「偽」、すなわち操作者が何も操作を行っていない状態にあると判定する。
以上のような構成を備える本発明の第3実施形態に係る入力装置は、例えば第1遮断周波数を、操作者の手置き状態における入力操作部1aの加速度に基づいて予め定め、ローパスフィルタ142によって、当該第1遮断周波数を超える高周波数成分を除去することで、手置き状態の特徴である低周波数成分のみを通過させるため、入力操作部1aの継続的な荷重変化を検知することができ、操作者が積極的に文字を入力していない手置き状態を判別することができる。また、入力装置は、例えば第2遮断周波数を、操作者のタップ操作の際における入力操作部1aの加速度に基づいて予め定め、ハイパスフィルタ144によって、当該第2遮断周波数未満の高周波数成分を除去することで、タップ操作の特徴である低周波数成分のみを通過させるため、入力操作部1aの瞬間的な荷重変化を検知することができ、操作者が積極的に文字を入力したタップ操作を判別することができる。そして、入力装置は、入力操作部1aに対する1つの入力に対して、これらの2つのフィルタリングを同時に行うことで、操作者の手置き状態とタップ操作とが同時に行われている状態である長押し状態や、長押し状態のまま指をスライドさせるスライド操作を判別することができる。
従って、本発明の第3実施形態に係る入力装置によれば、加速度センサ13と、加速度情報検出判定回路14Bによるフィルタリング処理によって、タップ操作以外の状態、例えば入力操作の前提となる手置き状態(入力姿勢)の有無を検知することができる。また、入力装置によれば、長押し状態またはスライド操作の入力検知精度を向上させることができ、長押し状態またはスライド操作の有無を正確に検知することができる。
以上、本発明に係る入力装置について、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
例えば、前記した入力装置の入力操作部1aは、ここでは図1に示すように、平坦な面で構成されているが、この形状に限定されず、湾曲面で構成されていても構わない。
また、比較器にヒステリシス特性を有する構成を加えて、入力判定のチャタリングを防止するなどの工夫を行い、入力操作の快適性をさらに向上させることも可能である。
さらに、前記した入力装置は、図1(a)に示すように、PCに文字を入力するためのPC用キーボード装置を想定していたが、入力装置の種類はこれに限定されるものではない。例えば、入力装置は、タブレット型電子計算機、多機能携帯電話機、遠隔操作用電子機器(リモートコントローラ)、電子式卓上計算機、入場券・乗車券等の販売機、現金自動預払機(ATM:Automated Teller Machine)などの電子機器にも応用することができる。
1 入力装置(キーボード装置)
1a 入力操作部
1b ケース部
1c 入力制御部
10 検出部
11 タッチセンサ
12 入力情報検出回路
13 加速度センサ
14,14A,14B 加速度情報検出判定回路
141 増幅器
142 ローパスフィルタ
143a 比較器(第1比較器)
143b 比較器(第2比較器)
144 ハイパスフィルタ
2 電子機器(PC)
20 制御回路部
21 データ処理部
211 入力情報判定部
212 操作判定部
22 記憶部
Ar 領域
Ls 文字記号
Si 入力加速度情報
So1,So2 加速度情報
Vref1 基準電圧値(第1基準電圧値)
Vref2 基準電圧値(第2基準電圧値)

Claims (4)

  1. 操作者の入力操作が行われる入力操作部と、当該入力操作部の入力操作に伴う静電容量の変化を検知するタッチセンサと、前記入力操作部の加速度を検知し、当該加速度に応じた電圧を出力する加速度センサと、を備える電子機器の入力装置であって、
    前記加速度センサから入力された電圧から予め定められた第1遮断周波数を超える周波数成分を除去するローパスフィルタと、前記第1遮断周波数を超える周波数成分が除去された電圧が予め定められた第1基準電圧値を超えるか否かを判定する第1比較器と、前記加速度センサから入力された電圧から予め定められた第2遮断周波数未満の周波数成分を除去するハイパスフィルタと、前記第2遮断周波数を超える周波数成分が除去された電圧が予め定められた第2基準電圧値を超えるか否かを判定する第2比較器と、を備える加速度情報検出判定回路と、
    前記静電容量の変化量が予め定められた基準変化量を超えるか否かを判定する入力情報判定部と、
    前記加速度情報検出判定回路によって前記第1基準電圧値および前記第2基準電圧値を超えると判定され、かつ、前記入力情報判定部によって前記基準変化量を超えると判定された場合、かつ、
    その判定された電圧に対して時系列的に連続した次の電圧が入力され、前記次の電圧が前記第2基準電圧値を超えないと前記加速度情報検出判定回路によって判定された場合に、前記操作者が前記入力操作部に対して長押し操作を行ったことを判定する操作判定部と、
    を備えることを特徴とする電子機器の入力装置。
  2. 操作者の入力操作が行われる入力操作部と、当該入力操作部の入力操作に伴う静電容量の変化を検知するタッチセンサと、前記入力操作部の加速度を検知し、当該加速度に応じた電圧を出力する加速度センサと、を備える電子機器の入力装置であって、
    前記加速度センサから入力された電圧から予め定められた遮断周波数を超える周波数成分を除去するローパスフィルタと、当該周波数成分除去後の電圧が予め定められた基準電圧値を超えるか否かを判定する比較器と、を備える加速度情報検出判定回路と、
    前記静電容量の変化量が予め定められた基準変化量を超えるか否かを判定する入力情報判定部と、
    前記加速度情報検出判定回路によって前記基準電圧値を超えると判定され、かつ、前記入力情報判定部によって前記基準変化量を超えると判定された場合に、前記操作者が前記入力操作部に対して手置き状態であることを判定する操作判定部と、
    を備えることを特徴とする電子機器の入力装置。
  3. 操作者の入力操作が行われる入力操作部と、当該入力操作部の入力操作に伴う静電容量の変化を検知するタッチセンサと、前記入力操作部の加速度を検知し、当該加速度に応じた電圧を出力する加速度センサと、を備える電子機器の入力装置であって、
    前記加速度センサから入力された電圧から予め定められた遮断周波数未満の周波数成分を除去するハイパスフィルタと、当該周波数成分除去後の電圧が予め定められた基準電圧値を超えるか否かを判定する比較器と、を備える加速度情報検出判定回路と、
    前記静電容量の変化量が予め定められた基準変化量を超えるか否かを判定する入力情報判定部と、
    前記加速度情報検出判定回路によって前記基準電圧値を超えると判定され、かつ、前記入力情報判定部によって前記基準変化量を超えると判定された場合に、前記操作者が前記入力操作部に対してタップ操作を行ったことを判定する操作判定部と、を備え、
    前記遮断周波数は、タップ操作の特徴を示す周波数成分によって予め定められること
    を特徴とする電子機器の入力装置。
  4. 前記タッチセンサは、複数の領域に分割して設けられ、それぞれの領域の静電容量の変化を検知し、
    前記加速度センサは、前記タッチセンサに対応して複数の領域に分割して設けられ、それぞれの領域の加速度を検知することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子機器の入力装置。
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