JP5885941B2 - ユニット建物 - Google Patents
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Description
また、第1の連結部材は、離し置き部を挟んで一方の建物ユニットと他方の建物ユニットとを連結する部材であるので、建物ユニットの連結時に、一方の建物ユニットと他方の建物ユニットとの距離(離し置き部の幅)を正確かつ精密に出すことに利用できる。
なお、蓄電池は、軽いタイプ、及び重いタイプに限定されない。クレーンでの作業は、蓄電池が重量物となる場合は、特に有効である。
上下階の天井面と床面との間のスペースに設置した蓄電池を室内または建物外に移動することで、蓄電池のメンテナンスや、交換が容易となる。
また、請求項1に記載のユニット建物によれば、連結部材を用いて一方の建物ユニットと他方の建物ユニットとの距離(離し置き部の幅)を正確かつ精密に出すことができる。
以下、図1〜図7を用いて、本発明に係る建物ユニットの第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、第1の実施形態のユニット建物10は、基礎12上に複数の箱型の建物ユニット32,34,36,42,44,46を据え付けることで構築された1階部分と、1階部分の上に複数の箱型の建物ユニット38,40,48,50を据え付けることにより構築された2階部分と、2階部分の上に据え付けられた屋根部52と含んで構成されており、2階部分には、建物ユニット38と建物ユニット40との間、及び建物ユニット48と建物ユニット50との間に離し置き部51が設けられている。図1では、建物の桁方向を矢印X方向、妻方向を矢印Y方向、桁方向及び妻方向と直行する高さ方向を矢印Z方向で示している。
そして、上下に対向して配置された天井仕口部28と床仕口部30との間に、柱14の上下端部が固定されて建物ユニット32が構成されている。
ユニット建物10の外周には図示しないパネル状の外装材が設けられている。また、図1に示すユニット建物10においては、窓、ドア等も図示を省略している。
蓄電池アッシー80は、支柱84が天井梁16に固定したアングル70の上に搭載され、支柱84が図示しないボルトでアングル70に固定されている。
本実施形態のユニット建物10では、建物ユニット32〜50を順にクレーンで吊上げて基礎12の上に設置し、ボルト等を用いて互いに連結を行う。
また、本実施形態のユニット建物10では、蓄電池アッシー80を天井裏に設置しているので、蓄電池アッシー80によって居住空間を狭くすることが無い。
また、本実施形態のユニット建物10では、屋根部52を載せる前に蓄電池アッシー80の配線作業を行うことができるため、広い場所で効率的に配線作業性を行うことができる。
以下、図8、及び図9を用いて、本発明に係る建物ユニットの第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
なお、その他の作用効果は第1の実施形態と同様である。
以下、図10を用いて、本発明に係る建物ユニットの第3の実施形態について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態のユニット建物10の離し置き部51には、離し置き部51を横断して一方の建物ユニット48の天井梁16と他方の建物ユニット50の天井梁16(図10では図示せず)とを連結する連結部材94が、ブレース62の上側に設けられている。
この連結部材94は、一方の建物ユニット48と他方の建物ユニット50との間隔を決める冶具としての役目も有している。したがって、連結部材94の長さを正確に加工しておけば、一方の建物ユニット48と他方の建物ユニット50との間隔(離し置き部51の幅)を正確に決めることができる。
本実施形態は、前述した第2の実施形態と同様に蓄電池アッシー80の上に断熱材58が配置されている。
なお、本実施形態では、蓄電池アッシー80が連結部材94で支持されている点以外は、第2の実施形態と作用効果は同様である。
以下、図11を用いて、第1の参考例に係る建物ユニットについて説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図11に示すように、本参考例の蓄電池アッシー80は、フレーム82に水平方向に延びるフレームブラケット102が取り付けられている。
本参考例の蓄電池アッシー80は、フレームブラケット102を天井梁16の上に載せ、孔106を挿通させたボルト104を天井梁16ネジ孔に螺合させることで、天井梁16に固定される。
本参考例では、蓄電池アッシー80がフレームブラケット102を介して天井梁16に支持されている点以外は、第2,3の実施形態と作用効果は同様である。
以下、図12を用いて、第2の参考例に係る建物ユニットについて説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図12に示すように、本参考例のユニット建物10では、天井梁16の離し置き部側のウエブ16Aに山形鋼108がボルト110で固定されており、この山形鋼108の水平部108Aの上に蓄電池アッシー80が直接搭載されている。
なお、蓄電池アッシー80は、図示しないボルトで山形鋼108に固定されている。
本参考例では、蓄電池アッシー80が山形鋼108を介して天井梁16に支持されている点以外は、第2,3の実施形態と作用効果は同様である。
以下、図13を用いて、第3の参考例に係る建物ユニットについて説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図13に示すように、本参考例のユニット建物10では、2階の離し部置き部51の互いに向かい合う一方の連結部材53と他方の連結部材53とに支持部材112が取り付けられている。
以下、図14を用いて、第4の参考例に係る建物ユニットについて説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図14に示すように、本参考例のユニット建物10では、連結部材53の上側のフランジ53Aの端部に、固定ブラケット116が溶接等で固定されている。固定ブラケット116は、フランジ53Aの端部を挟み込む様に設けられた断面コ字状の固定部116Aと、固定部116Aの一端から上方に延びる縦壁部116Bを備えており、縦壁部116Bには、ボルト118を挿通する孔(図示せず)が形成されている。
その他の作用効果は第1の実施形態と同様である。
以下、図15を用いて、第5の参考例に係る建物ユニットについて説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図15に示すように、本参考例のユニット建物10では、連結部材53の断面内部に蓄電池アッシー80を配置している。
蓄電池アッシー80のフレーム82に形成されたネジ孔(図示せず)に、固定ブラケット122の孔を挿通させたボルト124を螺合させることで、蓄電池アッシー80の固定が行われている。
本参考例では、連結部材53の断面内部のデッドスペースを蓄電池アッシー80の収納スペースとして有効利用している。
以下、図16、及び図17を用いて、本発明に係る建物ユニットの第4の実施形態について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図16に示すように、本実施形態のユニット建物10では、1階と2階の階間に蓄電池アッシー80を設置している。
なお、2階の床136には、蓄電池アッシー80を点検、及び交換可能とするための開口138が形成されている。この開口138は、通常は蓋140で塞がれている。
以下、図19を用いて、本発明に係る建物ユニットの第5の実施形態について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図19に示すように、本実施形態のユニット建物10では、第9の実施形態と同様に、1階と2階の階間に蓄電池アッシー80が設置されているが、蓄電池アッシー80の取り出し方が異なっている。
筐体142の内部には、蓄電池アッシー80を収容するスライドボックス144が収容されている。
筐体142の底部には、一対のレール146が水平に配置されており、スライドボックス144はレール146に沿って建物内外方向へスライド可能とされている。
なお、外壁150の開口152は、開閉可能な蓋154によって通常は塞がれている。
以下、図20を用いて、本発明に係る建物ユニットの第6の実施形態について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図20に示すように、本実施形態のユニット建物10では、1階の離し置き部51を挟んで一方の建物ユニット32の床梁20の中間部分と他方の建物ユニット36の床梁20の中間部分とが2本のつなぎ梁162で連結されている。
以下、図21を用いて、本発明に係る建物ユニットの第7の実施形態について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
上記実施形態のユニット建物10では、例えば、図1に示すように、建物外周に沿って連続した基礎12が設けられていたが、必要な強度が得られれば、図21に示すように基礎12を離し置き部51の下側で省略することも可能であり、基礎12の設けられていない1階の離し置き部51の床下に第11の実施形態の様に蓄電池アッシー80をつなぎ梁162で支持することも出来る。
蓄電池アッシー80の形状は、上記実施形態で図示したボックス形状に限らず、離し置き部51に設置できる形状であれば、その形状は限定されない。
以下、図22を用いて、本発明に係る建物ユニットの第8の実施形態について説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態の建物10では、離し置き部51の床が複数枚の床面材166を含んで構成されており、何れかの床面材166に蓄電池アッシー80が取り付けられている。床面材166には、工場等で蓄電池アッシー80を取り付けておいても良く、リフォーム等で、既存の床面材166に後から蓄電池アッシー80を取り付けることも出来る。
蓄電池アッシー80を取り付けた床面材166は、1階の床に用いても良く、2階以上の床に用いても良い。
32 建物ユニット
34 建物ユニット
36 建物ユニット
38 建物ユニット
40 建物ユニット
42 建物ユニット
44 建物ユニット
46 建物ユニット
48 建物ユニット
50 建物ユニット
51 離し置き部
53 連結部材(第1の連結部材)
58 断熱材
62 ブレース(第2の連結部材)
80 蓄電池アッシー(蓄電池)
82 フレーム
84 支柱(第2の連結部材)
94 連結部材(第2の連結部材)
102 フレームブラケット(第2の連結部材)
104 ボルト
112 支持部材
126 つなぎ梁(第2の連結部材)
134 電動ジャッキ(移動装置)
142 筐体(移動装置)
144 スライドボックス(移動装置)
146 レール(移動装置)
156 ラック(移動装置)
158 モータ(移動装置)
160 歯車(移動装置)
162 つなぎ梁(第2の連結部材)
Claims (8)
- 複数の建物ユニットを水平方向に対向させ、かつ隔離して配置することにより形成されると共に、一方の建物ユニットの柱と他方の建物ユニットの柱とが第1の連結部材で連結され、前記建物ユニットの幅と同程度の幅寸法に設定されると共に、対向する一方の建物ユニットの梁の長手方向中間部と他方の建物ユニットの梁の長手方向中間部とが第2の連結部材によって連結された離し置き部と、
を備え、
前記第2の連結部材に蓄電池が支持されている、ユニット建物。 - 前記離し置き部は最上階に設けられている、請求項1に記載のユニット建物。
- 前記離し置き部の天井部に前記蓄電池が設置されている、請求項2に記載のユニット建物。
- 前記蓄電池が複数個纏められてアッセンブリ化されている、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のユニット建物。
- 前記蓄電池は、前記離し置き部に隣接する前記建物ユニットに設けられた電気機器に接続される、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のユニット建物。
- 上下階の天井面と床面との間のスペースに設置した前記蓄電池を、室内または建物外に移動する移動装置を有する、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のユニット建物。
- 前記蓄電池を天井裏に敷設された断熱材よりも上側に配置した、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のユニット建物。
- 前記蓄電池を天井裏に敷設された断熱材よりも下側に配置した、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のユニット建物。
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