JP5885682B2 - 個人認証型コンテンツ配信システム - Google Patents
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Description
また、ホテル・旅館等の宿泊施設は、当該宿泊施設内において映画やビデオ等のコンテンツを独自に配信している。当該コンテンツの配信には、少なくとも一台のサーバと、各部屋に設けられた複数台のクライアントとからなるローカルネットワークが利用されている。
第一に、課金対象が部屋毎ではなく、1ベッド単位で行う必要があるということが挙げられる。
これは、有料コンテンツに対する課金について、従来の宿泊施設では視聴者が利用する部屋単位で課金しているのに対し、病院の場合には、テレビは一部屋に一台というよりも、一つのベッドに一台割り当てられているからである。
第二に、入院患者一人一人に割り当てられているテレビ等の端末装置は、それぞれ各入院患者が入院から退院まで独占し専有できるというものではないことが挙げられる。
これは、入院患者は、回復具合や症状の程度に合わせて部屋を移動することがあり、移動先のベッドに付属するテレビを使用することになるからである。
第三に、入院患者は、傷病の回復具合や病状の程度に合わせて当初入院した病院から系列の病院・ホスピス等へ転院する場合があるということが挙げられる。
これによって、当初購入したプリペイドカードについて、使用時間が余っているにも関わらず使用できなくなったり、転院先の病院等で新たに購入しなければならなくなったりするおそれがある。
前記サーバ装置内に保管された映像、動画、或いは当該サーバ装置が外部から受信した放送の何れかからなるコンテンツを、前記端末装置に配信するようにした個人認証型コンテンツ配信システムであって、
前記構内通信網は、前記サーバ装置と前記端末装置を無線又は有線で接続するアクセスポイントを有し、
前記サーバ装置は、
前記コンテンツを前記端末装置に配信する配信手段と、
前記端末装置と双方向に信号を送受信して通信する第1双方向通信手段とを有し、
前記端末装置は、
当該端末装置を特定可能な固有の端末IDと、前記コンテンツを表示可能なモニタを備え、
前記コンテンツを前記サーバ装置から受信する受信手段と、
前記サーバ装置と双方向に信号を送受信して通信する第2双方向通信手段と、
前記サーバ装置に対して前記コンテンツの配信要求を入力し、或いは前記端末装置の操作に係る各種指令を入力する入力手段と、
配信された前記コンテンツを前記モニタで視聴可能に再生する視聴手段とを有し、
前記端末装置が、前記サーバ装置に対して前記コンテンツの配信要求をしたとき、
前記サーバ装置が、前記端末IDに基づいて当該配信要求をした前記端末装置を特定して前記コンテンツを配信して、
前記端末装置の前記モニタで前記コンテンツを再生するようにした個人認証型コンテンツ配信システムにおいて、
前記サーバ装置に、アクセス記録手段及び第1認証手段、並びにレジスタ記録手段及び第2認証手段を設け、
前記アクセス記録手段は、
前記端末装置が前記アクセスポイントのうち、何れか一つに接続している接続状況を示すアクセステーブルを有し、当該アクセステーブル上の所定箇所に前記端末装置の端末IDを書き込むことで前記接続状況を更新可能に記録し、
前記第1認証手段は、
ユーザが使用する前記端末装置が、前記アクセスポイントへ接続されるとき、
予め前記ユーザに配布されたアクセスパスワードを前記入力手段から当該ユーザが入力することによって、当該ユーザが使用する前記端末装置の前記アクセスポイントへの接続が正当であるか否かを検証して、
正当である場合には、前記端末装置が前記アクセスポイントに接続することが認証されると共に、前記アクセス記録手段が、前記アクセステーブル上の前記所定箇所に前記端末装置の前記端末IDを記録し、
不当である場合には、前記端末装置が前記アクセスポイントに接続することを拒絶されるようにし、
前記レジスタ記録手段は、
予め登録手続きを済ませた登録ユーザに係る登録状況が記録されたレジスタテーブルを有し、当該レジスタテーブル上の所定箇所に前記登録状況を更新可能に記録し、
前記第2認証手段は、
前記ユーザが前記登録ユーザとして前記レジスタテーブルにログインするとき、
前記ユーザが前記入力手段から前記登録手続で設定したログインIDと、当該登録手続で発行されたレジスタパスワードを入力することによって、
前記第1認証手段を経て前記アクセスポイントへ接続された前記端末装置のユーザが、前記登録ユーザであるか否かを検証して、
入力した前記ログインID及び前記レジスタパスワードが、前記レジスタテーブル上に記録されている前記ログインID及び前記レジスタパスワードとそれぞれ一致した場合には、
前記端末装置のユーザが前記登録ユーザであると推定すると共に、当該登録ユーザが使用する前記端末装置を、前記コンテンツのうち、有料で配信される有料コンテンツを含めた全ての前記コンテンツに係る視聴権限を有する第1クライアント端末装置と認証し、
入力した前記ログインID及び前記レジスタパスワードが、前記レジスタテーブル上に記録されている前記ログインID及び前記レジスタパスワードの少なくとも何れか一方と不一致だった場合には、
前記端末装置のユーザが非登録ユーザであると推定すると共に、当該非登録ユーザが使用する当該端末装置を、前記コンテンツのうち、有料で配信される有料コンテンツ以外の無料コンテンツに係る視聴権限を有する第2クライアント端末装置として前記アクセステーブル上に仮登録するようにして、
前記ユーザが使用する前記端末装置を、前記アクセスポイントを介して前記サーバ装置に接続し、
前記登録ユーザが使用する前記第1クライアント端末装置においてのみ、前記有料コンテンツを視聴できるようにしたことを特徴とする。
前記視聴制限手段は、
前記コンテンツを前記有料コンテンツと、当該有料コンテンツ以外の無料コンテンツに振り分けて、
前記非登録ユーザが使用する前記第2クライアント端末装置が、前記サーバ装置に対して前記有料コンテンツの前記配信要求をしたとき、当該有料コンテンツの配信を制限するようにし、
前記視聴管理手段は、
前記登録ユーザが使用する前記第1クライアント端末装置が、前記サーバ装置に対して前記有料コンテンツの前記配信要求をしたとき、
前記第1クライアント端末装置が前記アクセスポイントに接続している接続時間を管理するようにして、
前記登録ユーザと前記非登録ユーザを区別して、
前記第2クライアント端末装置を使用する前記非登録ユーザが、前記有料コンテンツを視聴することを制限し、
前記第1クライアント端末装置を使用する前記登録ユーザが、前記有料コンテンツを視聴する視聴時間を前記サーバ装置で管理するようにしたことを特徴とする。
当該登録手段は、
前記非登録ユーザが使用する前記第2クライアント端末装置の前記端末IDに、
当該非登録ユーザが設定した前記ログインID、及び前記登録手続によって発行される前記レジスタパスワードを関連付けて前記レジスタテーブルへ登録して、
前記第2クライアント端末装置を使用する前記非登録ユーザを、前記登録ユーザに変更すると共に、
前記非登録ユーザが使用する前記第2クライアント端末装置を、前記第1クライアント端末装置に変更するようにしたことを特徴とする。
前記非登録ユーザを前記登録ユーザに変更する前記登録手続をしたとき、
前記非登録ユーザに前記有料コンテンツに係る所定の視聴料金を課して、前記登録ユーザに変更する課金手段と、
前記視聴料金を領収したとき、新規登録された前記登録ユーザに前記レジスタパスワードを発行する領収手段とを有していることを特徴とする。
当該レシート発行手段は、
前記非登録ユーザを前記登録ユーザに変更する前記登録手続をしたとき、
前記第1クライアント端末装置を使用する前記登録ユーザに係るログインIDと前記レジスタパスワードを記載したレシートを、紙媒体又は電子情報媒体によって発行するようにしたことを特徴とする。
当該カウントタイマ手段は、
前記登録ユーザが前記課金手段で請求された前記視聴料金を支払ったとき、
当該視聴料金に応じた視聴期間をセットするようにしたことを特徴とする。
前記視聴期間から有料コンテンツを視聴した時間をカウントダウンするようにしたことを特徴とする。
前記アクセス記録手段が、前記第1クライアント端末装置に係る前記アクセステーブル上における一の前記アクセスポイントへの接続記録を抹消して、他の前記アクセスポイントへの接続を新たに記録し、
前記レジスタ記録手段が、前記第1クライアント端末装置に係る前記レジスタテーブル上における一の前記アクセスポイントへの接続記録に対して、他の前記アクセスポイントへの接続を上書きするようにして、
前記サーバ装置が、前記登録ユーザが使用する前記第1クライアント端末装置の前記構内通信網内における前記アクセスポイント間の移動を管理するようにしたことを特徴とする。
前記登録手段で前記登録手続をしたとき、
前記ICカードに、少なくとも前記登録ユーザに係る前記レジスタパスワードが追記されるようにしたことを特徴とする。
当該リモートコントロール手段は、前記第1クライアント端末装置が前記アクセスポイントへ接続したとき、前記外部機器を起動して、
当該外部機器の種類、動作の有無、動作時間といった稼働状況が前記レジスタテーブルに記録されることを特徴とする。
及び前記サーバ装置の前記配信手段から配信される前記コンテンツに係る信号は、
直交波周波数分割多重変調方式(OFDM変調方式)によって変調するようにし、
前記配信手段は、前記コンテンツに係る信号を符号化して前記OFDM変調方式で変調するエンコード手段を有し、
前記端末装置の前記受信手段は、前記OFDM変調方式で変調された前記コンテンツに係る信号を復号するデコード手段を有し、
前記サーバ装置と前記端末装置との間を伝送する信号を、全て前記OFDM変調方式で変調された信号に統一するようにしたことを特徴とする。
当該入力支援手段は、前記端末装置が前記視聴手段で前記コンテンツを再生しているとき、
前記入力手段で行う各種の前記入力操作を前記視聴手段のバックグラウンドで前記入力手段に代替して実行する入力支援によって、前記入力手段による直接入力操作を省略するようにしたことを特徴とする。
当該電源検知手段は、前記モニタの電源がオンになったとき、当該モニタが起動したことを示す起動信号を前記サーバ装置に前記第2双方向通信手段で送信し、
当該起動信号を受信した前記サーバ装置は、
前記第1認証手段及び前記第2認証手段によって、前記端末装置の前記アクセスポイントへの接続の是否、又は当該端末装置が前記第1クライアントに係る前記端末装置であるか、或いは前記第2クライアントに係る前記端末装置であるかの認証をして、
前記端末装置を、前記入力支援手段で、前記サーバ装置へ自動的に接続するようにしたことを特徴とする。
当該停止信号を受信した前記サーバ装置は、当該停止信号を受信した時点における前記端末装置に係る前記接続状況又は前記登録状況を記録をする処理を行い、
前記停止信号を発した前記端末装置は、前記モニタの電源をオフにする前に、前記サーバ装置に前記記録処理を安全に終了させるために、前記接続状況又は前記登録状況に係る信号の伝送を停止すると共に、前記モニタの電源をオフにして、前記コンテンツの視聴を終了するか否かについて確認する視聴終了確認手段を有することを特徴とする。
複数の前記サーバ装置、複数の前記アクセスポイント、及び複数の前記端末装置を有する仮想プライベートネットワークを形成し、
当該仮想プライベートネットワークに所属する一の前記構内通信網内において一の前記サーバ装置に接続可能な前記アクセスポイントを、同仮想プライベートネットワークに所属する他の前記構内通信網内にも外部アクセスポイントとして設けて、
当該外部アクセスポイントに接続した前記端末装置が、一の前記構内通信網内の前記サーバ装置にアクセスできるようにして、
一の前記構内通信網内で前記登録ユーザが使用する前記第1クライアント端末装置を、他の前記構内通信網内の前記外部アクセスポイントに接続して前記有料コンテンツを視聴することができるようにしたことを特徴とする。
当該外部アクセス遮断手段は、前記視聴管理手段と協働して、前記外部アクセスポイントに接続した前記端末装置が、前記第1クライアント端末装置であったとき、
当該第1クライアント端末装置が前記外部アクセスポイントに接続している外部接続時間を管理すると共に、
前記第1クライアント端末装置が、所定の条件を満たさなくなった場合に、前記外部アクセスポイントから前記サーバ装置への外部アクセスを遮断するようにしたことを特徴とする。
そして、ユーザの使用する端末装置が第1認証手段で認証されたときは、どのアクセスポイントからでも構内通信網を介してサーバ装置に接続できるようにし、さらに、第2認証手段で当該端末装置が、フルアクセス可能な第1クライアント端末装置と認証されたときは、当該端末装置を使用するユーザが登録ユーザであると推定するようにした。
これによって、ユーザの使用する当該端末装置がそれぞれ個別に認証を受けることによって、当該端末装置を使用するユーザは、有料コンテンツを視聴可能な登録ユーザであることが推定され、少なくとも当該登録ユーザが使用する端末装置であれば、ネットワーク内のどのアクセスポイントからでもサーバ装置へ接続自在とすることができる。
したがって、例えば病院に構内通信網を設けた場合、ベッドの付帯設備として用意した端末装置を使って登録ユーザである入院患者が有料コンテンツを視聴することができる。さらに、病院等のみならず宿泊施設にも本願発明に係るコンテンツ配信システムを導入した場合、部屋のようなパーソナルスペースに限定されず、ロビーや大広間といったパブリックスペースにおいても有料コンテンツを視聴することができる。
また、登録ユーザ単位で有料コンテンツを視聴するための端末装置を設定できるようになるので、たとえば、入院患者自身が持ち込んだ端末装置でも予め登録手続を済ましておけば登録ユーザとして有料コンテンツが視聴できるようになる。そのため、当該入院患者にとって馴染んだ使いやすい端末装置を使用することができる。
すなわち、第1クライアント端末装置を使用する登録ユーザは全てのコンテンツを視聴することができるようにすると共に、有料コンテンツを視聴したときはサーバ装置でその視聴を管理するようにし、対して、第2クライアント端末装置を使用する非登録ユーザは、有料コンテンツの視聴を制限することができる。
これによって、端末装置をネットワーク内のどのアクセスポイントからでもサーバ装置へ接続自在とすることができ、中でも登録ユーザが使用する第1クライアント端末装置にのみ有料コンテンツが配信されるように、登録ユーザと非登録ユーザを区別することができる。
これにより、非登録ユーザであっても登録手続をすることによって、当該非登録ユーザが使用する第2クライアント端末装置を第1クライアント端末装置に変更すると共に、当該第1クライアント端末装置をサーバ装置に接続させたときに、当該第1クライアント端末装置を使用するユーザをサーバ装置で登録ユーザと推定させて、有料コンテンツを視聴できるようにすることができる。
これにより、第2クライアント端末装置を使用する非登録ユーザであっても、有料コンテンツの視聴料金を支払うだけで、容易に登録ユーザへ変更登録することができるようになり、当該登録ユーザが使用する第1クライアント端末装置をサーバ装置に接続させたときに、当該第1クライアント端末装置を使用するユーザをサーバ装置で登録ユーザと推定させて、有料コンテンツを視聴できるようにすることができる。
これによって、ユーザは登録手続が恙なく行われたことを知り、以後は使用する端末装置を構内通信網に接続して、認証を受け、有料コンテンツを視聴することができる。
これにより、第1クライアント端末装置を使用する登録ユーザは、月単位、週単位、日単位、或いは時間単位で有料コンテンツを視聴することができる。
ここで、登録ユーザが使用する第1クライアント端末装置がサーバ装置へ接続する接続時間は、サーバ装置に設けたカウントタイマ手段で管理されていることから、登録ユーザの使用する第1クライアント端末装置が認証を受けることによって、構内通信網内のアクセスポイントのどこからでもサーバ装置に接続させたときは登録ユーザであることが推定され、セットされた視聴期間内であれば有料コンテンツを視聴することができる。
これによって、登録ユーザがアクセスポイントを変更しても、当該登録ユーザが使用する第1クライアント端末装置がサーバ装置に接続したとき、第2認証手段で登録ユーザであることを推定することができ、有料コンテンツを構内通信網内のどこからでも視聴することができる。
これにより、第1認証手段、或いは第2認証手段に係る入力操作を簡略化することができる。
そのため、構内通信網内であればどこでも端末装置を容易に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザがそれぞれ個別に認証を受けることが容易にできるので、複雑な操作をすることなく有料コンテンツを視聴することができる。
これにより、例えば、病院の場合、ベッドの付帯設備である端末装置の他にも構内通信網に接続可能に形成した冷蔵機能を有する冷蔵庫型の外部機器や保管機能を有する金庫型の外部機器等を有料で使用できるようにすることができる。
すなわち、第1クライアント端末装置が接続できる構内通信網内であれば、登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができることに加えて、有料で使用できる外部機器を同一のレジスタパスワードで使用することができる。
これにより、構内通信網の回線容量を有効に利用することができるので、当該構内通信網内であればどこでも端末装置を安定して接続することができる。
これによって、ネットワーク内であればどこでも端末装置を容易に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザに係る個人認証手続を簡略化することで有料コンテンツの視聴を容易にすることができる。
これにより、ネットワーク内であればどこでも端末装置を容易に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザに係る個人認証手続を簡略化することで有料コンテンツの視聴を容易にすることができる。
そして、当該停止信号を受信したサーバ装置側では端末装置の接続状況又は登録状況を記録処理し、端末側に設けた視聴終了確認手段では、接続状況又は登録状況に係る信号の伝送を停止すると共に、モニタの電源をオフにして、コンテンツの視聴を終了するか否かについて確認するようにした。
これにより、モニタの電源が入っていない、すなわちコンテンツを視聴していないにも関わらず、カウントタイマ手段で視聴可能時間を計時して、視聴料金を無駄遣いしてしまうことを防ぐことができる。また、端末側では、モニタの電源をオフにする際、コンテンツの視聴を終了するか否か確認するようにしたので、モニタの電源をオフにする誤作動を防ぐことができる。
これにより、同一のVPN内であればどこからでも端末装置を一の構内通信網に属する一のサーバ装置に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザがそれぞれ個別に認証を受けることによって、構内通信網外でもVPN内であれば有料コンテンツを視聴することができる。
これにより、同一のVPN内であればどこからでも端末装置を一の構内通信網に属する一のサーバ装置に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザは、構内通信網外でもVPN内であれば有料コンテンツを視聴することができる。これに加えて、構内通信網の内外でサーバ装置へのアクセスについて優先順位をつけることにより、構内通信網内の端末装置からのアクセスを高速化し、構内通信網外の端末装置からのアクセスに対するセキュリティの安全性を高めることができる。
当該アクセスポイント15a,15bは、無線通信用のアクセスエリア15aと有線通信用のアクセスアダプタ15bとからなる。アクセスエリア15aは、所定の通信規格に準拠した信号が端末装置12とサーバ装置11との間を無線通信回線によって伝送するように形成されている。また、アクセスアダプタ15bはLANケーブルの末端に配され、所定の通信規格に準拠した信号が端末装置12とサーバ装置11との間を有線通信回線によって伝送するように形成されている。
本実施例においては、アクセスエリア15aは、例えば病院内のロビー或いは食堂、又はこれらに類するその他共用施設に設けられ、アクセスアダプタ15bは、例えば大部屋の病室ではベッド脇のサイドテーブル、個室では壁面等の所定の場所にそれぞれ設けられている。
これにより、端末装置12は、例えば、病院内であれば無線又は有線を問わず、どこからでもLAN13に接続し、サーバ装置11にアクセスすることができる。
配信手段16は、外部記録媒体11cから読み出したコンテンツを高画質で配信し、又はインターネット41等で放送に係るデータを受信すると同時に当該データを端末装置12へ送信するストリーミング配信ができるように形成されている。これにより、端末装置12を使用するユーザは、所望するコンテンツを任意の時に視聴するオンデマンド視聴をすることができ、また配信されているコンテンツがあたかも放送中であるかのようなストリーミング再生を視聴することができる。
また配信手段16は、コンテンツに係る信号を所定の通信規格に準拠した配信用信号へ符号化するエンコード手段16aを有している。これにより、サーバ装置11内のコンテンツに係るデータは、配信用コンテンツに係るデータへ圧縮され、配信用コンテンツに係る信号がサーバ装置11から端末装置12へ伝送するときの回線負担を軽減することができる。
OFDM変調器11cは、サーバ装置11と端末装置12との間を伝送する信号を、当該信号の搬送波の直交性を利用し、当該搬送波を周波数軸上で重ね合わせて並列に伝送させるように形成されている。これにより、複数の信号に係る複数の搬送波は一部重なりあいながらも互いに干渉することなく通信回線上で多重化することができ、通信回線の利用効率を高めることができる。
そして、OFDM変調器11cは、配信手段16のエンコード手段16aで圧縮された配信用コンテンツに係る信号と、第1双方向通信手段17から出力される双方向通信に係る信号の搬送波を変調するように形成されている。
これにより、サーバ装置11から端末装置12に向かう配信用コンテンツに係る信号と、サーバ装置11と端末装置12との間の双方向通信に係る信号の搬送波を全てOFDM変調方式で変調された搬送波に統一することができる。そのため、信号の取り扱いを容易にすることができ、回線の利用効率を高めることができ、一のサーバ装置11に対する複数の端末装置12からのアクセスに係る処理速度を高速化することができる。
また、OFDM変調器11cによってデジタル信号を変調した場合、当該デジタル信号の搬送波はアナログ的に取り扱うことができるので、LANケーブルだけではなく、テレビ放送用の同軸ケーブルを使用することもできる。この同軸ケーブルを利用した場合、従来のテレビ放送用の配線を流用することができるので、設置投資に係る初期コストを抑えることができる。またテレビ放送用の配線を流用したときには、工事期間を短縮し、工事を最低限の規模まで縮小することができる。
ここで、端末IDは、端末装置12を識別する識別子としてMACアドレス、又はIPアドレス、或いはシステム管理者が任意に割り振った管理番号等であって、少なくともシステム管理者又はサーバ装置11が管理可能な番号が用いられる。また、アクセスパスワードは、サーバ装置側から予め各端末装置12へ紙媒体又はLAN13を介した電子情報媒体によって配布された文字又は記号からなる。
端末装置12のアクセスポイント15a,15bへの接続が不当である場合には、第1認証手段18は、端末装置12がアクセスポイント15a,15bに接続することを拒絶する。なお、この場合は端末装置12側若しくはサーバ装置11側でエラーメッセージを表示するようにしても良い。
ここで、第1クライアント端末装置12aとは、所定の登録手続を行うことによって有料コンテンツの視聴権限を有することになった端末装置を言い、詳しくは後述する。
第2認証手段で行われる第1クライアント端末装置12aの検証には、端末装置12を使用するユーザが任意で設定した固有の識別子と、後述するユーザの登録処理によって発行されるレジスタパスワードが用いられる。ユーザが任意で設定した固有の識別子は、サーバ装置11へのアクセスを可能にするログインに用いられるものであるので、以降はログインIDという。ログインIDは、一の第1クライアント端末装置12aと、他の第1クライアント端末装置12aとの自他を明確に識別することができる。
入力されたログインIDとレジスタパスワードは、後述するサーバ装置内のレジスタテーブル24に記録されているログインIDとレジスタパスワードと照会され、一致している場合にはログインIDとレジスタパスワードが入力された端末装置12が第1クライアント端末装置12aであるとして認証される。
また、サーバ装置11が非登録ユーザであると推定したとき、端末装置12側にエラーメッセージ等を表示すると共に、ログインID及びレジスタパスワードの再入力を求めるようにしても良い。当該再入力の回数に制限を設けることにより、なりすまし等の不正入力を防止することができる。
登録手段22は、サーバ装置11内にサイト(図示略)を設け、好ましくは上記の有料コンテンツ以外のコンテンツのひとつとして端末装置12に表示するコンテンツからサーバ装置内の当該サイトへリンクするようにして、端末装置12からのアクセスにサーバ装置11が応答するオンライン上の処理によって行うほか、たとえば、サーバ装置11とLAN13を介して連動する券売機・ICカード発行機のような課金装置を別途設けても良い。このような課金装置を用いる場合には、従来の設備を流用することができるので、設置投資に係る初期コストを抑えることができる。
ここで、当該固有のレジスタパスワードの入力については、直接入力によるものであっても良いし、後述するような、バーコード又は2次元コードをスキャナで読み取るようにしたり、生体認証装置を使用したりするようにしても良い。
そして、サーバ装置11と連動する課金装置で視聴料金の残金を精算すると共に登録ユーザが自身の登録状況を容易に確認できるようにすることによって、登録ユーザが支払った視聴料金における未視聴分の残金をシステム所有者が登録ユーザへ返還せずに不正に貯め込むといったような、コンテンツの使用料に係る不正を行うことを防止することができる。
発行されるレシートには、登録を受けた第1クライアント端末装置12aのログインIDと、当該ログインIDに関連付けられたレジスタパスワードが記載されている。当該レシートは、紙媒体又は電子情報媒体で発行される。
紙媒体によるレシートの場合、当該レシートに記載されているログインIDを有する端末装置12から少なくともレジスタパスワードを入力すれば、第2認証手段19で第1クライアント端末装置12aと認証され、登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができるようになる。なお、紙媒体の他にも、当該レシートは磁気カード又はこれに類するカード状の媒体にレジスタパスワードを磁気的又は電子的に記録したものであっても良い。
そして、発行されるレシートには、所定の文字・記号、たとえばログインID・レジスタパスワードに相当する数列、バーコード、或いは所定の文字・記号を対応する所定の図形に置換した2次元コードを記載するようにしても良い。バーコード又は2次元コードをレシートに記載し、たとえば、端末装置12に設けたスキャナで当該コードを読み取るようにすれば、レジスタパスワードの打ち間違いや、ログインID・レジスタパスワードのハッキングを防止することができる。
また、電子情報媒体によるレシートの場合、記録されているログインID及びレジスタパスワードを、例えばリモコンや携帯電話のメモリに転送させたり、或いはICカードに記憶させたりして利用することができる。これにより、例えば端末装置12のリモコンのテンキーからログインID又はレジスタパスワードの入力操作を容易に省略することができ、登録ユーザはより簡単に有料コンテンツを視聴することができる。
なお、発行されたレシートは、ユーザを容易に特定でき、当該ユーザの課金データを管理することができるものである。そのため、たとえば、入院施設内でのみ通用する電子マネーとして利用することもできる。すなわち、本実施例に記載のコンテンツ配信システムに利用する他、有料で利用される洗濯機、乾燥機の使用料、売店で購入した物の代金、病院内のレンタル用品のレンタル料等の支払いに利用することができ、入院施設内で流通する通貨として用いることができる。
これにより、多額の現金を持ち歩くことによる盗難を防止することができ、一方で入院施設側は施設の利用状況や売店での商品の流通等を容易に管理することができる。
さらに、上記したようにレシートに記載されているバーコード等は、ユーザを特定することに優れているので、当該バーコード等を電子カルテ或いはレセプト又はこれに類するユーザの個人情報と関連付けるようにしても良い。これにより、本実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システム10はまた、入院患者等のユーザを管理すること、たとえば、入院中の治療行為が保険適用の範囲内にあるのか否か、調剤情報、栄養管理等を容易に行うことができ、バーコード等を携帯型読取装置で読み取ることによって、患者の取り違えといった医療ミスを防ぐことができる。
これ等のステップを経てなされた不可視処理によって、第2クライアント端末装置12bを使用する非登録ユーザは、登録手続を行わない限り有料コンテンツを視聴することができない。
カウントタイマ手段21aは、登録ユーザが課金手段22aで請求された視聴料金を支払ったとき、当該視聴料金に対応する視聴期間をセットするように形成されている。セットされる視聴期間は、例えば月単位、週単位、日単位、時間単位等、支払った視聴料金に対して所定の期間が設定され、登録ユーザは任意の視聴料金を支払うことによって、所望する視聴期間を選択することができる。
そして、第1クライアント端末装置12aをアクセスポイント15a,15bに接続して、当該端末装置12が第2認証手段19で認証されたとき、カウントタイマ手段21aは起動する。
起動したカウントタイマ手段21aは、設定された視聴期間からカウントダウンを開始する。
登録ユーザが支払った視聴料金に係る入金記録と、当該視聴料金に対応する視聴期間は後述するレジスタテーブル24に更新可能に記録される。またカウントダウンによって当初の視聴期間から減算された残りの視聴可能時間は、後述するレジスタテーブル24で随時更新されつつ記録される。
これにより登録ユーザは、支払った視聴料金に応じた所定期間に亘る有料コンテンツの視聴がサーバ装置11から許可される。
なお、後述するように、登録ユーザが有料コンテンツの視聴を一時的に取り止めても、残りの視聴可能時間に関するデータはサーバ装置11のレジスタテーブル24に記録されている。そのため、登録ユーザは、自身が使用する第1クライアント端末装置12aをサーバ装置11へ再度アクセスさせたとき、有料コンテンツの視聴を容易に再開することができる。
アクセステーブル23及びレジスタテーブル24は、サーバ装置11内のメモリ又は当該サーバ装置11が有するハードディスクドライブ又はこれに類する外部記憶媒体11cに設けられている。
アクセステーブル23は、図4に示すように、例えば行列状の表からなり、第1列にアクセスポイント15a,15bが設けられている階、第2列に部屋又はロビー等の場所、第3列に無線接続可能なアクセスエリア15aか、又は有線接続可能なアクセスアダプタ15bの種別、第4列にアクセスポイント15a,15bの管理番号、第5列にアクセス済か、空きポイントかの表示、第6列には接続している端末装置12が第1クライアント端末装置12aか、又は第2クライアント端末装置12bかといった、端末装置12のアクセスポイント15a,15bへの接続状況が記載されている。
このように、端末装置12から第1双方向通信手段17を介してアクセスポイント15a,15bへの接続を時々刻々と通信し、当該接続に係る接続状況を随時更新することによって、アクセスポイント15a,15bの空き状況、一のアクセスポイント15a,15bから他のアクセスポイント15a,15bへの移動等の情報をサーバ装置11は容易に把握することができる。
レジスタテーブル24は、図5に示すように、例えば個別ページと索引とからなる住所録のように形成されている。
レジスタテーブル24に記載されている事項は、第1クライアント端末装置12aのログインIDと、当該ログインIDに関連付けられたレジスタパスワード、ネットワーク上で当該第1クライアント端末装置12aを識別する端末IDのほか、支払った視聴料金の入金記録に係るデータ、当該視聴料金に対応する視聴期間のデータ、接続しているアクセスポイントに係るデータ等の登録状況である。
また、第1クライアント端末装置12aの登録状況とはいわば当該端末装置12を使用する登録ユーザに係る登録状況でもあるので、例えば、登録ユーザが第1クライアント端末装置12aを変更した場合には、ネットワーク上で当該第1クライアント端末装置12aを識別する端末ID書き換えられて更新登録される。
この場合に、登録ユーザは新たにログインIDとレジスタパスワードを、新たに使用する第1クライアント端末装置12aから入力する必要があるが、登録ユーザが使用する第1クライアント端末装置12aを固定しなくてもよくなるので、例えば、病院の入院設備においては、個室から大部屋に移った場合といったように使用できる端末装置12が異なっても容易に対応することができる。
これにより、第1クライアント端末装置12aが接続するアクセスポイント15a,15bの変更が記録される。
ここで、外部機器12c,12d,12eとは、図3に示すように、例えば、入院設備においては、LAN経由で施錠及び開閉管理可能な金庫12cや、同じくLAN経由で遠隔操作可能な冷蔵庫12d、さらにはLAN経由で点灯制御可能なベッドサイドの読書用ランプ12e等のベッドの付帯設備が挙げられる。
このような外部機器12c,12d,12eを、リモートコントロール手段25が遠隔制御することによって、サーバ装置11は端末装置12と併せて統合的に制御することができる。当該統合制御は以下のような利点がある。
レジスタテーブル24に記録される登録状況には、上記の外部機器12c,12d,12eの種類、作動中であるか否か、動作時間又はこれらに類する当該外部機器12c,12d,12eの稼働状況に係るデータが随時更新可能に記録される。
ここで、登録ユーザが支払った視聴料金のうち、その一部を当該外部機器12c,12d,12eの使用料として充当したり、別途外部機器12c,12d,12eの使用料を課金手段22aで課金して支払わせることによって、外部機器12c,12d,12eを有料で使用させることができる。
また、登録ユーザが例えば冷蔵庫12dの扉を開閉させたことが、リモートコントロール手段25で確認できるので、扉が開きっぱなしであることについて端末装置12で注意を促したり、使用料金を支払わずに使用している場合に端末装置12を使って警告したりすることができる。
受信手段30は、デコード手段30aを有している。当該デコード手段30aは、サーバ装置11のエンコード手段16aで符号化された配信用コンテンツに係る信号を、視聴手段33で視聴可能な再生用コンテンツに係る映像信号又は音声信号に復号するように形成されている。
そして、デコード手段30aは帯域フィルタ手段(図示略)を有している。当該帯域フィルタ手段は、OFDM変調器11bで変調された配信用コンテンツに係る信号を復調したとき、搬送波の周波数をフィルタリングし、搬送波別に再生用コンテンツに係る信号を振り分けるように形成されている。これにより、再生用コンテンツは視聴手段33でチャンネル別に再生することができる。
なお、この自動支払いについて、例えば入院患者の場合は、退院時に請求される入院費用の精算の段階でまとめて支払うように設定しても良い。また、登録ユーザが所有するクレジットカードのIDを当該登録ユーザのレジスタテーブル24に登録してクレジットカードによる自動支払いをするように設定しても良い。
ここで、ICカード34aとは、ICチップが埋め込まれたカードであって、登録手段22に関して設けたICカード発行機で登録ユーザごとに個別に発行されるものや、或いは端末装置12にデジタル放送を受信させるためにデジタル放送に掛けられている暗号を解除するためのものである。
当該ICカード34aは、たとえばICチップに予めアクセスパスワードを記録しておき、当該ICカード34aをカードリーダ・ライタ装置34bで読み込むことによって、当該ICカード34aと関連付けられた端末装置12の端末IDと共にサーバ装置11の第1認証手段18を受けさせるようにすることができる。
また、カードリーダ・ライタ装置34bは、端末装置12近傍に設けたカードスロットに挿入するものであっても良いし、センサを利用した非接触型のものであっても良い。また、端末装置12近傍に配置しなくても、カードリーダ・ライタ装置34bは、例えば、部屋の入り口に設けて部屋のキーと兼用したり、各階に一台配置するようにしても良い。
ここで、生体認証とは、個々人の固有の身体的特徴に基づいて本人確認を行う認証方式をいう。そして生体認証装置は、たとえば、指紋、掌の静脈を認証するスキャナ装置、眼球の虹彩、又は顔面を認証する撮像装置、声紋を認証する音声入力装置、又はペンで署名する際の筆圧、筆記速度或いは筆跡によって認証するタッチパネル装置がある。
また、本実施例に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、入院施設への導入を想定していることから、血液検査等の検査の際に取得された遺伝子又はDNAのうち、所定の塩基配列を数列或いは文字列に変換したログインID又はパスワードによって個人認証を行うようにしても良い。
入力支援手段34を生体認証装置とすることにより、極めて高いセキュリティを実現することができる。また、登録ユーザの生体情報と視聴料金の納付情報等の登録情報とを容易に関連付けることができるので、たとえば、電子カルテ或いはレセプトと合わせて、入院患者の個人情報を高秘匿性で保護することができる。さらに、カード・現金等を持ち歩かなくても良いので、当該カードや現金が盗まれることを防止することができる。ここで入院患者を例にとると、ベッドを移動した場合であっても、当該ベッドに付属の生体認証装置に対して当該入院患者が入力操作、たとえば手をかざして指紋又は静脈を認証させる操作を行ったとき、サーバ装置11は当該入院患者の一のベッドから他のベッドへの移動をトレースし、素早くコンテンツの配信を行うことができる。
さらに、上記したように生体認証装置は、ユーザの身体的特徴を特定することに優れているので、電子カルテ或いはレセプト又はこれに類するユーザの個人情報と容易に関連付けることができる。これにより、本実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システム10はまた、入院患者等のユーザを管理すること、たとえば、入院中の治療行為が保険適用の範囲内にあるのか否か、調剤情報、栄養管理等を容易に行うことができ、生体認証装置で入院患者を確認することによって、患者の取り違えといった医療ミスを防ぐことができる。
これによって、モニタ33aの電源をオンにしたとき、端末装置12は自動的にネットワークへ接続され、サーバ装置11へ可及的にアクセスすることができる。
視聴終了確認手段36は、当該停止信号の送信と共に当該端末装置12に係る接続状況又は登録状況をサーバ装置11に伝える接続状況又は登録状況に係る信号の送信を停止するように形成されている。そして同時に視聴終了確認手段36は、当該端末装置12を使用する登録ユーザに対し、モニタ33aの電源をオフにして、コンテンツの視聴を終了するか否かについて確認するように形成されている。
外部アクセスポイント15c,15dは、端末装置12が無線接続可能な外部アクセスエリア15cと、端末装置12が有線接続可能な外部アクセスアダプタ15dとからなる。
そして、このように登録ユーザを一括管理することによって、一のLAN13a内のサーバ装置11は、他のLAN13bをはじめとしたVPN40に属するすべてのLAN13の上位に配されている個人認証型コンテンツ配信システム10のホスト管理サーバとすることができる。
この場合には、例えば当該ホスト管理サーバとは別に、他のLAN13b内のサーバ装置11等。VPN40に属する他のサーバ装置11にコンテンツを分散させて保管するようにして、VPN40を介して配信用コンテンツを互いにLAN13に接続している端末装置12に配信するようにしても良い。これによって、各サーバの負担を軽減することができ、より高速で高画質のコンテンツを配信することができる。
外部アクセス遮断手段26は、外部アクセスポイント15c,15dからの端末装置12のサーバ装置11へのアクセスに関して、視聴管理手段21と協働するように形成されている。
視聴管理手段21は、他のLAN13b内の外部アクセスポイント15c,15dに接続した第1クライアント端末装置12aが、外部アクセスポイント15c,15dから一のLAN13a内のサーバ装置11に接続している時間、すなわち当該端末装置12が外部アクセスポイント15c,15dに接続している外部接続時間を管理するように形成されている。外部接続時間はカウントタイマ手段21aで減算処理される。そして当該外部接続時間は、端末装置12がアクセスポイント15a,15bから行うアクセスと同様に、接続している端末装置12の視聴可能時間として取り扱われる。
そして、外部アクセス遮断手段26は、視聴管理手段21で管理されている当該外部接続時間について、視聴可能時間が無くなったとき、外部アクセスポイント15c,15dから一のLAN13a内のサーバ装置11へのアクセスを遮断するように形成されている。
これによって、例えば、学校に一のLAN13aを構築することができる。この場合、先生・講師等は、宿題や課題といったコンテンツを当該LAN13aのサーバ装置11へアップロードする。そして、生徒・学生たちは、各家庭に設けられた他のLAN13b内に接続するパソコン等の端末装置12から一のLAN13a内のサーバ装置11へアクセスして、宿題等を一のLAN13aに属するサーバ装置11から他のLAN13b内の端末装置12へダウンロード、或いは端末装置12でストリーミング再生することによって読み出し、宿題等を視聴管理手段21によって予め定められた提出期限内に一のLAN13a内のサーバ装置11へ返送する。ここで、提出期限を徒過した場合、一のLAN13a内のサーバ装置11は、外部アクセス遮断手段26で当該宿題等の提出を拒絶することができる。
上記のような使い方をする場合、第2認証手段19として、ログインIDに出席番号、学籍番号を使用すれば、サーバ装置11を管理する講師等は誰が提出していないかを容易に知ることができる。
正当な権限を有している場合には、端末装置12の接続は第1認証手段18で認証され、ステップ115の処理へ移行する。
正当な権限を有していない場合には、端末装置12の接続は第1認証手段18で拒否され、ステップ190で第1認証手段18に係る処理は終了する。
入力されたログインIDとレジスタパスワードは、サーバ装置11の第2認証手段19による認証処理を行うステップ125へ送られる。
登録されている場合には、ステップ130へ移行し、登録されていない場合にはステップ155へ移行する処理が行われる。
視聴管理手段21は視聴制限手段20に対して、有料コンテンツの配信要求を行った端末装置12へ配信する配信用コンテンツについて視聴制限を取り除くことを指示する処理を行い、当該指示を受けた視聴制限手段20は、当該端末装置20に対して視聴制限の掛かっていない有料コンテンツを配信するように配信手段16へ指示する処理を行う。
そして、配信手段16は、視聴制限が掛けられていない配信用コンテンツを端末装置12へ配信する処理を行い、配信用コンテンツを受信した端末装置12は、当該配信用コンテンツを再生用コンテンツへデコード手段30aでデコードする処理を行ってから、視聴手段33のモニタ33aで再生表示する。
これによって、登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができる。
前段のステップ135で有料コンテンツの視聴が許可され、登録ユーザが視聴を開始したとき、瞬時にカウントタイマ手段21aは起動し、当該登録ユーザが支払った視聴料金に応じて設定された視聴期間から実際に有料コンテンツを視聴した時間が減算処理される。当該減算処理された残りの視聴可能時間は、登録状況が随時更新されてレジスタテーブル24に記録される。当該視聴可能時間について、好ましくは登録ユーザが要求したときは端末装置12のモニタ33aで確認することができるようにしても良い。
第1クライアント端末装置12aを使用する登録ユーザが、有料コンテンツの視聴を続行し、登録を更新することを希望した場合には、ステップ165へ移行する。一方、更新を希望しない場合にはステップ195で終了する処理が行われる。この場合には視聴可能時間が無くなるまで登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができる。
第2クライアント端末装置12bと認証された端末装置12を使用するユーザは、登録するか否かの判断が次のステップ160で求められる。
ここで、ステップ150で更新登録処理を選択した登録ユーザに対してもまた、ステップ165は、課金手段22aで視聴料金を課金することを報知して当該視聴料金の支払いを要求する処理を行う。
視聴料金が支払われたとき、次のステップ170へ移行する。
ステップ165で、新規登録に伴う登録処理に係る課金処理を受けた非登録ユーザに対しては、ステップ210で、登録手段22は新たにレジスタパスワードを発行する処理を行う。レジスタパスワードが発行された後、非登録ユーザは登録ユーザとして本登録され、第2クライアント端末装置12bもまた第1クライアント端末装置12aとして本登録される。このとき、レジスタテーブル24が新規に作成される。そして次のステップ175へ移行する。
一方、ステップ170においてレジスタパスワードが発行されていないと判断する処理が行われ、ステップ210でレジスタパスワードを新規に発行する処理が行われていた場合には、新規登録であるとして、ステップ125へ移行し、第2認証手段19による第1クライアント端末装置12aであるか否かの認証処理が行われる。このとき、登録手段22からログインIDとレジスタパスワードに係るデータが第2認証手段19へ自動的に送信されるので、登録ユーザは当該ログインIDとレジスタパスワードの直接入力を省略することができる。
当該端末装置12が第2認証手段19で認証された場合には、非登録ユーザから本登録を経た登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができる。
ステップ200は、非登録ユーザが使用する端末装置12を、第2クライアント端末装置12bとして維持する処理を行うステップである。これによって、当該端末装置12は、アクセスポイント15a,15bへの接続が許可されたのみの第2クライアント端末装置12bとしてアクセステーブル23に記録される。そして、登録処理はステップ205で終了する。
なお、ステップ205で登録処理が終了した場合であっても、非登録ユーザは任意に登録処理を行えるようにしても良い。
これにより、サーバ装置11が受信するデジタルテレビ放送を有料化し、又は配信する映画・動画を有料化する一方で、インターネットへの接続は無料とするといったように任意に設定することができる。
このように視聴料金の納付記録、視聴可能時間等を端末装置12側ではなくて、サーバ装置11側で記録保管することによって、登録ユーザは、個人単位でLAN13内を自由に移動すると共に、自由に自己が使用する端末装置12を選択することができる。
したがって、たとえば病院内の入院病棟において、個室から大部屋に移ったとき、或いはロビー等の共用部で端末装置12を使用するときといった場合に、新たに登録手続をしなくても入院患者は個人単位でサーバ装置11の第2認証手段19で認証を受けることができ、使用する第1クライアントに係る各端末装置12で、有料コンテンツを視聴することができる。
したがって、たとえば、一の病院から系列の他の病院又はホスピス等の他の入院施設へ転院するとき、登録ユーザは視聴料金の納付記録、視聴可能時間を他のLAN13bに対しても持ち越すことができ、一のLAN13a内のサーバ装置11で登録ユーザを一括管理することができる。
また、登録ユーザも転院先の病院で新たに登録手続をしなくても良いので、より簡単に有料コンテンツを視聴することができる。
そして、学校・学習塾の構内に構築された一のLAN13a内では、講師等がサーバ装置11にアップした課題を生徒達はそれぞれ自教室、多目的教室等に設けたアクセスポイント15a,15bを介して、どこからでも取り出すことができる。
また、当該課題について、視聴管理手段21によって視聴期限、課題の提出期限を設定するといったことができる。これにより、提出期限内に課題の提出があったか否かを明確にすることができる。そして、生徒たちは端末装置12を持ち帰ったり、家庭内のパソコン等の外部の端末装置12を家庭内に設けた他のLAN13bからVPN40を経由して一のLAN13aのサーバ装置11にアクセスすることによって、家に居ながら課題を受け取り、又は課題を提出することができる。
講師等においては、学籍番号を兼ねるログインIDを確認することによって、課題を受け取っていない生徒や課題を提出していない生徒を容易に判別することができ、また視聴管理手段21のカウントタイマ手段21aで提出期限を厳格にすることができるので、生徒たちの成績付けを容易にすることができる。
これによって、当初購入した視聴料金分について、視聴可能時間が余っている場合には、転院先の病院等で新たに購入したり、再登録しないで済むようにすることができる。
また、VPN40を用いて系列病院を全て網羅するホスト管理サーバ機能を一のLAN13a内のサーバ装置11に設けた場合には、どの病院に転院しても共通のログインIDとレジスタパスワードで有料コンテンツを視聴することができる。これにより、ホスト管理サーバ側では登録ユーザの管理を容易にすることができる。また登録ユーザは転院先で再登録しなくても良くなるので、煩雑な登録手続を省略することができる。
11…サーバ装置、11a…サーバ本体、11b…OFDM変換器、11c…外部記憶媒体、12…端末装置、12a…第1クライアント端末装置、12b…第2クライアント端末装置、12c…金庫、12d…冷蔵庫、12e…ランプ、13,13a,13b…LAN、14…分配器、15…アクセスポイント又は外部アクセスポイント、15a…アクセスエリア、15b…アクセスアダプタ、15c…外部アクセスエリア、15d…外部アクセスアダプタ、
16…配信手段、16a…エンコーダ手段、17…第1双方向通信手段、18…第1認証手段、19…第2認証手段、20…視聴制限手段、21…視聴管理手段、21a…カウントタイマ手段、22…登録手段、22a…課金手段、22b…領収手段、22c…レシート発行手段、23…アクセステーブル、24…レジスタテーブル、25…リモートコントロール手段、26…外部アクセス遮断手段、
30…受信手段、30a…デコード手段、31…第2双方向通信手段、32…入力手段、32a…キーボード、32b…マウス、33…視聴手段、33a…モニタ、34…入力支援手段、34a…ICカード、34b…カードリーダ・ライタ装置、35…電源検知手段、36…終了確認手段、
40…仮想プライベートネットワーク、41…インターネット、42…地上波デジタル放送用アンテナ。
Claims (17)
- 少なくとも1台のサーバ装置と複数台の端末装置を有する構内通信網を備え、
前記サーバ装置内に保管された映像、動画、或いは当該サーバ装置が外部から受信した放送の何れかからなるコンテンツを、前記端末装置に配信するようにした個人認証型コンテンツ配信システムであって、
前記構内通信網は、前記サーバ装置と前記端末装置を無線又は有線で接続するアクセスポイントを有し、
前記サーバ装置は、
前記コンテンツを前記端末装置に配信する配信手段と、
前記端末装置と双方向に信号を送受信して通信する第1双方向通信手段とを有し、
前記端末装置は、
当該端末装置を特定可能な固有の端末IDと、前記コンテンツを表示可能なモニタを備え、
前記コンテンツを前記サーバ装置から受信する受信手段と、
前記サーバ装置と双方向に信号を送受信して通信する第2双方向通信手段と、
前記サーバ装置に対して前記コンテンツの配信要求を入力し、或いは前記端末装置の操作に係る各種指令を入力する入力手段と、
配信された前記コンテンツを前記モニタで視聴可能に再生する視聴手段とを有し、
前記端末装置が、前記サーバ装置に対して前記コンテンツの配信要求をしたとき、
前記サーバ装置が、前記端末IDに基づいて当該配信要求をした前記端末装置を特定して前記コンテンツを配信して、
前記端末装置の前記モニタで前記コンテンツを再生するようにした個人認証型コンテンツ配信システムにおいて、
前記サーバ装置に、アクセス記録手段及び第1認証手段、並びにレジスタ記録手段及び第2認証手段を設け、
前記アクセス記録手段は、
前記端末装置が前記アクセスポイントのうち、何れか一つに接続している接続状況を示すアクセステーブルを有し、当該アクセステーブル上の所定箇所に前記端末装置の端末IDを書き込むことで前記接続状況を更新可能に記録し、
前記第1認証手段は、
ユーザが使用する前記端末装置が、前記アクセスポイントへ接続されるとき、
予め前記ユーザに配布されたアクセスパスワードを前記入力手段から当該ユーザが入力することによって、当該ユーザが使用する前記端末装置の前記アクセスポイントへの接続が正当であるか否かを検証して、
正当である場合には、前記端末装置が前記アクセスポイントに接続することが認証されると共に、前記アクセス記録手段が、前記アクセステーブル上の前記所定箇所に前記端末装置の前記端末IDを記録し、
不当である場合には、前記端末装置が前記アクセスポイントに接続することを拒絶されるようにし、
前記レジスタ記録手段は、
予め登録手続きを済ませた登録ユーザに係る登録状況が記録されたレジスタテーブルを有し、当該レジスタテーブル上の所定箇所に前記登録状況を更新可能に記録し、
前記第2認証手段は、
前記ユーザが前記登録ユーザとして前記レジスタテーブルにログインするとき、
前記ユーザが前記入力手段から前記登録手続で設定したログインIDと、当該登録手続で発行されたレジスタパスワードを入力することによって、
前記第1認証手段を経て前記アクセスポイントへ接続された前記端末装置のユーザが、前記登録ユーザであるか否かを検証して、
入力した前記ログインID及び前記レジスタパスワードが、前記レジスタテーブル上に記録されている前記ログインID及び前記レジスタパスワードとそれぞれ一致した場合には、
前記端末装置のユーザが前記登録ユーザであると推定すると共に、当該登録ユーザが使用する前記端末装置を、前記コンテンツのうち、有料で配信される有料コンテンツを含めた全ての前記コンテンツに係る視聴権限を有する第1クライアント端末装置と認証し、
入力した前記ログインID及び前記レジスタパスワードが、前記レジスタテーブル上に記録されている前記ログインID及び前記レジスタパスワードの少なくとも何れか一方と不一致だった場合には、
前記端末装置のユーザが非登録ユーザであると推定すると共に、当該非登録ユーザが使用する当該端末装置を、前記コンテンツのうち、有料で配信される有料コンテンツ以外の無料コンテンツに係る視聴権限を有する第2クライアント端末装置として前記アクセステーブル上に仮登録するようにして、
前記ユーザが使用する前記端末装置を、前記アクセスポイントを介して前記サーバ装置に接続し、
前記登録ユーザが使用する前記第1クライアント端末装置においてのみ、前記有料コンテンツを視聴できるようにしたことを特徴とする個別認証型コンテンツ配信システム。 - 前記サーバ装置に、視聴制限手段と、視聴管理手段を設け、
前記視聴制限手段は、
前記コンテンツを前記有料コンテンツと、当該有料コンテンツ以外の無料コンテンツに振り分けて、
前記非登録ユーザが使用する前記第2クライアント端末装置が、前記サーバ装置に対して前記有料コンテンツの前記配信要求をしたとき、当該有料コンテンツの配信を制限するようにし、
前記視聴管理手段は、
前記登録ユーザが使用する前記第1クライアント端末装置が、前記サーバ装置に対して前記有料コンテンツの前記配信要求をしたとき、
前記第1クライアント端末装置が前記アクセスポイントに接続している接続時間を管理するようにして、
前記登録ユーザと前記非登録ユーザを区別して、
前記第2クライアント端末装置を使用する前記非登録ユーザが、前記有料コンテンツを視聴することを制限し、
前記第1クライアント端末装置を使用する前記登録ユーザが、前記有料コンテンツを視聴する視聴時間を前記サーバ装置で管理するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記サーバ装置に、前記非登録ユーザが前記登録手続をしたとき、当該非登録ユーザを前記登録ユーザとして前記レジスタテーブルに登録する登録手段を設け、
当該登録手段は、
前記非登録ユーザが使用する前記第2クライアント端末装置の前記端末IDに、
当該非登録ユーザが設定した前記ログインID、及び前記登録手続によって発行される前記レジスタパスワードを関連付けて前記レジスタテーブルへ登録して、
前記第2クライアント端末装置を使用する前記非登録ユーザを、前記登録ユーザに変更すると共に、
前記非登録ユーザが使用する前記第2クライアント端末装置を、前記第1クライアント端末装置に変更するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記登録手段は、
前記非登録ユーザを前記登録ユーザに変更する前記登録手続をしたとき、
前記非登録ユーザに前記有料コンテンツに係る所定の視聴料金を課して、前記登録ユーザに変更する課金手段と、
前記視聴料金を領収したとき、新規登録された前記登録ユーザに前記レジスタパスワードを発行する領収手段とを有していることを特徴とする請求項3に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記領収手段に、レシート発行手段を設け、
当該レシート発行手段は、
前記非登録ユーザを前記登録ユーザに変更する前記登録手続をしたとき、
前記第1クライアント端末装置を使用する前記登録ユーザに係るログインIDと前記レジスタパスワードを記載したレシートを、紙媒体又は電子情報媒体によって発行するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記サーバ装置に、前記第1クライアント端末装置が前記アクセスポイントに接続している接続期間を計時するカウントタイマ手段を設け、
当該カウントタイマ手段は、
前記登録ユーザが前記課金手段で請求された前記視聴料金を支払ったとき、
当該視聴料金に応じた視聴期間をセットするようにしたことを特徴とする請求項4に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記カウントタイマ手段は、前記視聴料金に応じた前記視聴期間がセットされたとき、前記登録ユーザが前記有料コンテンツを視聴した場合に、
前記視聴期間から有料コンテンツを視聴した時間をカウントダウンするようにしたことを特徴とする請求項6に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記第1クライアント端末装置が、一の前記アクセスポイントから他の前記アクセスポイントに移動したとき、
前記アクセス記録手段が、前記第1クライアント端末装置に係る前記アクセステーブル上における一の前記アクセスポイントへの接続記録を抹消して、他の前記アクセスポイントへの接続を新たに記録し、
前記レジスタ記録手段が、前記第1クライアント端末装置に係る前記レジスタテーブル上における一の前記アクセスポイントへの接続記録に対して、他の前記アクセスポイントへの接続を上書きするようにして、
前記サーバ装置が、前記登録ユーザが使用する前記第1クライアント端末装置の前記構内通信網内における前記アクセスポイント間の移動を管理するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記端末装置の前記入力手段に、前記アクセスパスワードが記録されたICカードと、当該ICカードを読み書き可能なカードスロット或いは非接触型カードリーダ・ライタ装置とを設け、
前記登録手段で前記登録手続をしたとき、
前記ICカードに、少なくとも前記登録ユーザに係る前記レジスタパスワードが追記されるようにしたことを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記ICカードに、前記登録ユーザに係るログインID、又は当該登録ユーザに係る前記レジスタテーブル上の登録データの少なくともいずれか一方に係るバックアップコピーが記録されるようにしたことを特徴とする請求項9に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
- 前記サーバ装置に、前記端末装置と同一の前記アクセスポイントに接続される外部機器の動作を遠隔制御するリモートコントロール手段を設け、
当該リモートコントロール手段は、前記第1クライアント端末装置が前記アクセスポイントへ接続したとき、前記外部機器を起動して、
当該外部機器の種類、動作の有無、動作時間といった稼働状況が前記レジスタテーブルに記録されることを特徴とする請求項1に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記サーバ装置の前記第1双方向通信手段と前記端末装置の前記第2双方向通信手段とによって、前記構内通信網内で前記サーバ装置と前記端末装置との間を双方向に伝送する信号、
及び前記サーバ装置の前記配信手段から配信される前記コンテンツに係る信号は、
直交波周波数分割多重変調方式(OFDM変調方式)によって変調するようにし、
前記配信手段は、前記コンテンツに係る信号を符号化して前記OFDM変調方式で変調するエンコード手段を有し、
前記端末装置の前記受信手段は、前記OFDM変調方式で変調された前記コンテンツに係る信号を復号するデコード手段を有し、
前記サーバ装置と前記端末装置との間を伝送する信号を、全て前記OFDM変調方式で変調された信号に統一するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記入力手段に入力操作を支援する入力支援手段を設け、
当該入力支援手段は、前記端末装置が前記視聴手段で前記コンテンツを再生しているとき、
前記入力手段で行う各種の前記入力操作を前記視聴手段のバックグラウンドで前記入力手段に代替して実行する入力支援によって、前記入力手段による直接入力操作を省略するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記入力支援手段に、前記視聴手段が有するモニタの電源のオン・オフを検知する電源検知手段を設け、
当該電源検知手段は、前記モニタの電源がオンになったとき、当該モニタが起動したことを示す起動信号を前記サーバ装置に前記第2双方向通信手段で送信し、
当該起動信号を受信した前記サーバ装置は、
前記第1認証手段及び前記第2認証手段によって、前記端末装置の前記アクセスポイントへの接続の是否、又は当該端末装置が前記第1クライアントに係る前記端末装置であるか、或いは前記第2クライアントに係る前記端末装置であるかの認証をして、
前記端末装置を、前記入力支援手段で、前記サーバ装置へ自動的に接続するようにしたことを特徴とする請求項13に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記電源検知手段は、前記モニタの電源がオフになったとき、当該モニタが停止したことを示す停止信号を前記サーバ装置に前記第2双方向通信手段で送信し、
当該停止信号を受信した前記サーバ装置は、当該停止信号を受信した時点における前記端末装置に係る前記接続状況又は前記登録状況を記録をする処理を行い、
前記停止信号を発した前記端末装置は、前記モニタの電源をオフにする前に、前記サーバ装置に前記記録処理を安全に終了させるために、前記接続状況又は前記登録状況に係る信号の伝送を停止すると共に、前記モニタの電源をオフにして、前記コンテンツの視聴を終了するか否かについて確認する視聴終了確認手段を有することを特徴とする請求項14に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 複数の前記構内通信網をインターネットを介して互いに連結して、
複数の前記サーバ装置、複数の前記アクセスポイント、及び複数の前記端末装置を有する仮想プライベートネットワークを形成し、
当該仮想プライベートネットワークに所属する一の前記構内通信網内において一の前記サーバ装置に接続可能な前記アクセスポイントを、同仮想プライベートネットワークに所属する他の前記構内通信網内にも外部アクセスポイントとして設けて、
当該外部アクセスポイントに接続した前記端末装置が、一の前記構内通信網内の前記サーバ装置にアクセスできるようにして、
一の前記構内通信網内で前記登録ユーザが使用する前記第1クライアント端末装置を、他の前記構内通信網内の前記外部アクセスポイントに接続して前記有料コンテンツを視聴することができるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。 - 前記サーバ装置に、外部アクセス遮断手段を設け、
当該外部アクセス遮断手段は、前記視聴管理手段と協働して、前記外部アクセスポイントに接続した前記端末装置が、前記第1クライアント端末装置であったとき、
当該第1クライアント端末装置が前記外部アクセスポイントに接続している外部接続時間を管理すると共に、
前記第1クライアント端末装置が、所定の条件を満たさなくなった場合に、前記外部アクセスポイントから前記サーバ装置への外部アクセスを遮断するようにしたことを特徴とする請求項16に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
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