JP6242842B2 - コンテンツ配信システム - Google Patents

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Description

本発明は、映画、動画又は放送番組或いはこれらに類する映像コンテンツを、ネットワークを介して配信するコンテンツ配信システムに関するものである。
従来、ホテル、旅館、病院、寮又はこれらに類する滞在型施設は、施設内の各部屋に配置したテレビへ、有料で映像コンテンツを配信する配信システムを有している。当該配信システムは、かつて受信した放送番組を各部屋のテレビへ分配する分配器を要としたテレビ放送用配線網を通じて配信するものであった。しかしながら近年は映像コンテンツを記録保存する記録媒体を有するローカルサーバを要に据えたローカルエリアネットワーク(以下「LAN」という)を設けて、ローカルサーバとテレビとの間で双方向通信による映像コンテンツの配信が行うものに変わっている。
特開2007−104243号公報、特開2008−060772号公報、並びに特開2012−142806号公報に開示されているコンテンツ配信システムは、ローカルサーバからLANを介してテレビへ映像コンテンツを配信するように形成されている。このとき、記録媒体内でそれぞれ別個の規格に準拠して保存されている映像コンテンツに係る保存用データを、配信用データへ圧縮変換すると共に、圧縮変換した配信用データに係る配信信号を所定の通信規格に準拠した信号に統一変換してLAN上をローカルサーバからテレビへ伝送させている。これにより、従来のコンテンツ配信システムは、映像コンテンツの配信を容易に行うことができ、また配信信号に有料映像コンテンツに係る課金信号を重畳させて容易に課金することができる。
特開2007−104243号公報 特開2008−060772号公報 特開2012−142806号公報
しかしながら、近年映像コンテンツは、4K、8Kと言われるように高解像度化が進み、精細で彩色の良い高画質のいわゆるハイ・ディフィニション動画(以下「HD動画」という)が流通しつつあり、当該HD動画に係るデータ容量は、LANのような通信回線に大きな負担となっている。
また、滞在型施設内のLANは、映像コンテンツの配信専用に設けられているわけではなく、インターネットへ接続させたり、或いは客が部屋へ入室した場合、冷蔵庫内の飲料が消費された場合といったような各部屋の利用状況をフロントで把握するための双方向通信に利用されたりもしている。
そのため、それらの通信と併せて上記のような膨大なデータがLAN上を伝送した場合、ボトルネック又はオーバーフローといった通信障害が発生するおそれがある。
当該通信障害を解消するため、より大きな通信容量が規定されているLANのカテゴリへ変更したり、銅線の縒対線からなるLANケーブルを光ケーブルに換装したりといった対策が考えられる。しかしながら、単なるカテゴリ変更では、さらに通信容量が増大したとき、その都度対処しなければならず、手間がかかって面倒である。また光ケーブルへの換装は、LAN回線の引き直しと光対応のターミナル機器を導入しなければならず、導入コストが非常に嵩むおそれがある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、導入コストを抑え、将来に亘ってネットワークの通信容量の余裕を維持できるようにしたコンテンツ配信システムを提供することである。
請求項1に記載のコンテンツ配信システムは、少なくとも1台のメインサーバと、当該メインサーバとそれぞれ接続された複数台の端末装置からなるメインネットワークを有し、
当該メインネットワーク上で、前記端末装置と前記メインサーバとを互いに双方向通信可能に形成して、
前記メインサーバが記録保管している映画、動画、又は放送番組或いはこれらに類する映像コンテンツ類を、前記端末装置へ配信するようにしたコンテンツ配信システムであって、
前記端末装置は、モニタ画面と、当該モニタ画面へ前記映像コンテンツ類を表示する表示手段、及び当該映像コンテンツ類の配信を要求する配信要求を含めた前記メインサーバに対する要求を入力する入力手段を有し、
前記メインサーバは、記録媒体と、当該記録媒体に前記映像コンテンツ類を更新可能に記録保管するサーバ手段と、前記映像コンテンツ類に係るデータを前記メインネットワークを介して入出力することを制御する制御手段とを有し、
当該制御手段は、前記端末装置から入力された要求に応答して所定の動作を行う双方向通信手段と、前記映像コンテンツ類に係るデータを直交周波数分割多重方式で多重化し変調処理して出力するOFDM変調手段を有し、
前記端末装置から所定の前記映像コンテンツ類に係る配信要求が前記メインサーバへ入力されたとき、
当該メインサーバが前記配信要求を出した前記端末装置を特定して、所定の前記映像コンテンツ類を前記メインネットワークを介して配信するようにしたコンテンツ配信システムにおいて、
当該コンテンツ配信システムに、前記メインネットワークに沿って少なくとも一系統のサブネットワークを設け、
前記OFDM変調手段に、前記映像コンテンツ類に係るデータの容量を監視計測するデータ容量監視手段を設け、
前記OFDM変調手段の後段に、前記メインネットワークと前記サブネットワークのいずれかを選択するスイッチを有する切替手段を設けて、
前記データ容量監視手段で監視している前記映像コンテンツ類に係るデータの容量が、所定の閾値を超えたとき、
前記切替手段が、前記映像コンテンツ類に係るデータ以外のデータを、前記サブネットワークへ出力するようにして、
前記映像コンテンツ類に係るデータの容量に応じて、前記映像コンテンツ類に係るデータ以外のデータの出力先ネットワークを切り替えるようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載のコンテンツ配信システムは、請求項1に記載の発明において、前記メインネットワークが、
標準的なローカルエリアネットワーク(以下「LAN」という)に係る通信規格に準拠したネットワーク、
若しくは、地上デジタル放送に係る通信規格に準拠したネットワークのいずれか一方、又は双方であることを特徴とする。
請求項3に記載のコンテンツ配信システムは、請求項1に記載の発明において、前記サブネットワークが、
前記メインサーバから前記端末装置に対して文字データを送信可能なデータ放送に係る通信規格に準拠したネットワーク、
前記メインサーバ及び前記端末装置をそれぞれ接続する内線電話に係る通信規格に準拠したネットワーク、
前記メインサーバ及び前記端末装置へ電源を供給する配電網を利用した通信規格に準拠したネットワークの少なくともいずれか一つ、若しくは二つ以上を組み合わせてなるネットワークであることを特徴とする。
請求項4に記載のコンテンツ配信システムは、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、配信する前記映像コンテンツ類に関して、暗号化して視聴制限をかけるエンコード手段と、復号化して視聴制限を解除するデコード手段を有していることを特徴とする。
請求項5に記載のコンテンツ配信システムは、請求項4に記載の発明において、前記デコード手段に、前記映像コンテンツ類の視聴制限を解除する際に所定の視聴料金の支払いを求める課金手段を設け、
前記メインネットワーク又は前記サブネットワークのいずれか一方又は双方に、前記課金手段に対して前記視聴料金の支払いを行う支払手段を設け、
前記端末装置に、前記支払手段で前記視聴料金を支払ったことを証明する識別信号を前記メインサーバへ出力して、当該メインサーバ上で他の前記端末装置と識別させる識別手段を設け、
前記メインサーバに、前記識別信号に基づいて前記端末装置を特定する端末特定手段を設けて、
前記端末装置のユーザが、前記視聴制限がかけられた前記映像コンテンツ類の視聴を所望したとき、
前記端末装置は、前記視聴制限がかけられた前記映像コンテンツ類の配信を要求する配信要求信号と前記識別信号とからなる解除要求信号を前記メインサーバへ送信し、
当該メインサーバは、前記解除要求信号を出力した前記端末装置を特定し、当該端末装置に対して前記視聴制限を解除した前記映像コンテンツ類を配信するようにしたことを特徴とする。
請求項6に記載のコンテンツ配信システムは、請求項5に記載の発明において、前記端末装置の前記表示手段は、前記解除要求信号に基づいて前記端末特定手段が前記端末装置を特定する端末特定処理に係る照合結果を前記モニタ画面の所定箇所へ表示して、前記端末装置のユーザに前記照合結果の成否を報知する報知手段を有し、
前記端末特定手段が前記識別信号を出力した前記端末装置を特定して、前記視聴制限が解除されたとき、
前記報知手段は、前記メインサーバから受信した前記視聴制限の解除に係る解除信号に基づいて、前記視聴制限の解除に係る解除マークを表示し、
前記視聴制限の解除について異常が発生し、前記端末特定手段が前記識別信号を出力した前記端末装置を特定できなかったとき、
前記報知手段は、前記メインサーバから折り返して返信された前記識別信号に基づいて、エラーマークを表示して、
前記視聴料金を支払ったことによって前記映像コンテンツ類の視聴制限が解除されたか否かを、前記ユーザに報知するようにしたことを特徴とする。
請求項7に記載のコンテンツ配信システムは、請求項1、請求項5若しくは請求項6の何れかに記載の発明において、前記入力手段が、前記端末装置を遠隔操作可能なリモコンであることを特徴とする。
本発明のコンテンツ配信システムによれば、LAN、若しくは地上デジタル放送に係る通信規格に準拠したネットワークをメインネットワークとし、データ放送、内線電話、若しくは家庭用電源の配電網をサブネットワークとした。これらのネットワークは、従来、施設に設けられているものを流用することができるので、導入コストを抑えることができる。
また、本発明のコンテンツ配信システムによれば、メインネットワーク上を映像コンテンツ類に係るデータが伝送している場合には、当該データの容量を監視計測し、そのデータ量の多寡に応じて当該映像コンテンツ類に係るデータ以外のデータの出力先ネットワークを切り替えるようにした。これによって、将来に亘ってネットワークの通信容量の余裕を維持することができる。
さらに好ましくは、視聴料金を支払ったユーザが使用する端末装置より映像コンテンツ類の配信要求信号と識別信号からなる解除要求信号が入力されたとき、映像コンテンツ類にかけられていた視聴制限をメインサーバ側で解除するようにした。これによって、視聴料金が必要な有料コンテンツを視聴させるために、たとえばテレビにセットトップボックスを取り付けなくとも良い。そのため、導入コストを抑えることができる。
本実施例に係るコンテンツ配信システムの構成の概略を示すブロック図である。 本実施例に係るコンテンツ配信システムにおける端末装置の構成の概略を示すブロック図である。 本実施例に係るコンテンツ配信システムにおけるメインサーバの構成の概略を示すブロック図である。 本実施例に係るコンテンツ配信システムにおけるネットワークの構成の概略を示すブロック図である。 本実施例に係るコンテンツ配信システムにおける端末装置を識別し、特定する方法を説明する説明図である。
本発明に係るコンテンツ配信システムの実施例を、添付した図面にしたがって説明する。図1は、本実施例に係るコンテンツ配信システムの構成の概略を示すシステム図である。
コンテンツ配信システム10は、図1に示すように、複数台の端末装置11と、少なくとも1台のメインサーバ12と、端末装置11とメインサーバ12をそれぞれ互いに接続するメインネットワーク13と、当該メインネットワーク13に沿って配設され、メインネットワーク13と同様に端末装置11とメインサーバ12をそれぞれ互いに接続するサブネットワーク14からなる。
端末装置11は、図2に示すように、モニタ画面20と、当該モニタ画面20に所定の映像を表示する表示手段21と、当該表示手段21及びその他端末装置11の動作に係る入力操作を行う入力手段22を有している。端末装置11は、メインネットワーク13及びサブネットワーク14へ接続可能な、たとえば、ネットワークテレビ、パソコン、タブレット型端末装置等からなり、本実施例に係る端末装置11は、ネットワークテレビが好ましい。
表示手段21で表示される所定の映像とは、たとえば、映画、動画、又は放送番組或いはこれらに類する映像コンテンツ類である。当該映像コンテンツ類は、無料で視聴できるものと、有料で視聴できるものがある。
ここで、無料で視聴できる映像コンテンツ類を以下、「無料コンテンツ」といい、有料で視聴できる映像コンテンツ類を以下、「有料コンテンツ」という。
有料コンテンツは、通常視聴制限がかけられている映像コンテンツ類である。有料コンテンツを視聴するためには、所定の視聴料金を支払って、時間単位又は期間単位で視聴制限を解除しなければ視聴することができない。ここで時間単位の視聴制限の解除は、一映像コンテンツごと、又は1時間、或いは12時間見放題といったような所定の時間視聴制限が解除されるものであって、期間単位の視聴制限の解除は、一日、一週間、又は一か月見放題といったような所定の期間視聴制限が解除されるものである。映像コンテンツ類の視聴制限とその解除について、詳しくは後述する。
一方、無料コンテンツは、視聴制限のかけられていない映像コンテンツ類である。そのため、特に制限されることなく端末装置11を使用しているユーザは、無料コンテンツを視聴することができる。
入力手段22は、映像コンテンツ類を配信するようメインサーバ12へ要求を送信するために使用されたり、またその他メインサーバ12へ要求または指令を送信し、或いは端末装置11の動作を制御するために使用できるように形成されている。入力手段22は、キーボード、テンキー、マウス等からなるが、好ましくは、端末装置11を遠隔操作可能なリモコンである。これにより、端末装置11を使用するユーザは、リラックスした姿勢で入力することができ、また手元で入力操作できるので、当該入力操作を容易にすることができる。
メインサーバ12は、図3に示すように、記録媒体30と、当該記録媒体30に係るサーバ手段31と、当該サーバ手段31の動作を制御する制御手段32を有している。
記録媒体30は、ハードディスク、フラッシュメモリ、光学ディスク又はこれらに類する電子的にデータの書き込み及び読み出しが可能な媒体からなる。
サーバ手段31は、映像コンテンツ類に係るデータを記録媒体30へ更新可能に記録するように形成されている。これにより、メインサーバ12は、映像コンテンツ類を記録保管することができる。
制御手段32は、サーバ手段31の動作を制御するように形成されている。これにより、メインサーバ12に映像コンテンツ類を順次記録保管させたり、一部を削除したり或いは書き換えたり、又は映像コンテンツ類のデータから所定の情報を引き出して、メインサーバ12に記録保管されている映像コンテンツ類の目録及びサムネイル画像を形成することができる。形成された目録及びサムネイル画像は、端末装置11のチャンネル選択画面で視聴可能にメインネットワーク13又はサブネットワーク14を介して当該端末装置11へ配信される。これにより、端末装置11を使用するユーザは、視聴を所望する映像コンテンツ類を容易に検索することができる。
また、制御手段32は、映像コンテンツ類の配信に係る動作を制御するようにも形成されている。これにより、映像コンテンツ類に係るデータの入出力を制御し、有料コンテンツに係る視聴制限とその視聴制限の解除について、端末装置11まで含めた総合的な管理をすることができるように形成されている。これにより、各端末装置11における視聴制限の解除や配信内容についてメインサーバ12において一元的に管理することができ、映像コンテンツ類の管理と、端末装置11の管理を容易にすることができる。
また、メインサーバ12は、本実施例に係るコンテンツ配信システム外の映像サーバ1と、インターネット2又はその他の通信回線を介して接続されている。当該映像サーバ1は、メインサーバ12に対して定期的に映像コンテンツ類を配信するように形成されている。これにより、メインサーバ12は、記録保管されている映像コンテンツ類を更新することができ、また新たな映像コンテンツ類を蓄積することができる。そして、その他通信回線とは、たとえば、ケーブルテレビのような有線通信回線や、通信衛星3を利用したCS放送のような無線通信回線をいう。
さらに、メインサーバ12は、地上デジタル放送を受信可能に形成されている。これにより、メインサーバ12で一括して地上デジタル放送を受信して端末装置11へそれぞれ配信することができるので、端末装置11ごとに地上デジタル放送に係る受信装置、たとえば受信アンテナ等を設けなくとも、端末装置11で地上デジタル放送を視聴することができる。そして、メインサーバ12で地上デジタル放送を一度受信してから各端末装置11に配信するようにしたことによって、メインサーバ12で地上デジタル放送を録画することができる。これにより、端末装置11を使用するユーザは、リアルタイムの放送を見逃した場合であってもメインサーバ12から配信を受けることによって見逃した放送を視聴することができる。また、メインサーバ12から各端末装置11へ所定時間後に一斉配信することによって、あたかも再放送を行っているかのような効果を得ることもできる。
なお、メインサーバ12は、上記の外部映像サーバから映像コンテンツ類の配信を受けること、及び地上デジタル放送を受信することに限定されず、BS放送又はCS放送を受信することができるようにしても良い。
制御手段32は、端末装置11との双方向通信を制御する双方向通信手段35と、映像コンテンツ類に係るデータを多重化すると共に当該データを変調する処理を制御するOFDM変調手段36と、メインネットワーク13又はサブネットワーク14に出力するデータの切り替え処理を制御する切替手段37を有している。
双方向通信手段35は、端末装置11と互いに通信可能に形成されている。これにより、端末装置11から入力された所定の要求に応答して、当該所定の要求に対応する所定の動作を応答することができ、また端末装置11に対する要求を出力して当該端末装置11からの応答を得ることができる。すなわち、端末装置11から映像コンテンツ類に係る配信要求が入力されたとき、これに応答して当該映像コンテンツ類を配信することができ、また端末装置11に対して所定の動作を要求することで当該端末装置11の動作を遠隔制御することができる。
OFDM変調手段36は、直交周波数分割多重方式によって映像コンテンツ類のデータ又は映像コンテンツ類のデータに係るコンテンツ信号を多重化し、変調するように形成されている。
直交周波数分割多重方式とは、デジタル変調方式の一つであって、高速なデータ信号を低速な狭帯域のデータ信号に変調したうえで、周波数軸上で並列に、かつ、データ信号に係る搬送波の直交性を利用して当該周波数軸上でオーバーラップを許容させて伝送するデータ多重変調方式をいう。直交周波数分割多重方式は、オーバーラップさせた複数の搬送波を互いに干渉させることなく密に並べることができることから、広帯域中の狭帯域を効率的に利用して広帯域伝送を実現することができ、周波数の利用効率を上げることができる。ここで、映像コンテンツ類のデータ又は映像コンテンツ類のデータに係るコンテンツ信号の多重化とは、複数の映像コンテンツ類のデータ、又は複数の映像コンテンツ類のデータに係るコンテンツ信号を、一つのメインネットワーク13にまとめて、同時に送受信することをいう。これにより、複数の端末装置11で、一のメインネットワーク13を共用してそれぞれ独立にメインサーバ13へ接続する、いわゆる多元接続を実現することができる。
OFDM変調手段36は、映像コンテンツ類に係るデータの容量を監視測定するデータ容量監視手段38を有している。
当該データ容量監視手段38は、映像コンテンツ類に係るデータの容量が所定の閾値を超えていた場合、切替手段37を動作させるように形成されている。
上記のように映像コンテンツ類のデータ又は映像コンテンツ類のデータに係るコンテンツ信号を多重化するようにした結果、複数の端末装置11から同時に配信要求があって、それぞれ独立してメインサーバ12から映像コンテンツ類の配信を受けるとき、メインネットワーク13の通信容量が限界に達するおそれがある。そのため、データ容量監視手段38は、映像コンテンツ類のデータ又は映像コンテンツ類のデータに係るコンテンツ信号を変調後に、メインサーバ12から出力するデータの容量を監視計測するように形成されている。
監視する単位は、一度に配信する複数の映像コンテンツ類のデータ総量であっても良いし、所定時間内に出力されるデータ量であっても良い。データの容量が所定の閾値を超えた場合、データ容量監視手段38は、映像コンテンツ類のデータ以外のデータ又は当該データに係る信号を、サブネットワーク14へ出力するように切替手段37を動作させる。
切替手段37は、メインサーバ12から出力されるデータ又は当該データに係る信号をメインネットワーク13からサブネットワーク14へ、又はその逆に切替可能に形成され、データ容量監視手段38の監視結果によって作動するスイッチ39を有している。当該スイッチ39によって出力先のネットワークが切り替えられるデータ又は信号は、映像コンテンツ類のデータ以外のデータ又は当該データに係る信号である。これによって、大容量データになりがちな映像コンテンツ類のデータを、メインネットワーク13へ伝送させて、当該映像コンテンツ類のデータと比べて比較的小さなデータである映像コンテンツ類のデータ以外のデータを、メインネットワーク13から除いてサブネットワーク14へ隔離して伝送させることができる。
ここで、映像コンテンツ類のデータ以外のデータとは、たとえば、有料コンテンツに係る課金データ又は支払データ、或いはメインサーバ12と端末装置11間でやり取りされる細々としたその他データをいい、当該データに係る信号とは、たとえば、課金データに係る支払い要求信号、支払データに係る識別信号又は解除要求信号、或いはメインサーバと端末装置間でやり取りされる細々としたその他信号をいう。これらのデータ又は信号については後述する。
また、制御手段32は、配信する映像コンテンツ類のうち、有料コンテンツを暗号化して視聴制限をかけるエンコード手段40と、視聴制限がかけられた有料コンテンツを復号化して視聴制限を解除するデコード手段41を有している。
エンコード手段40は、公知の暗号化技術を用いたものであって、メインサーバ12から有料コンテンツ類を出力する際、一律に暗号化して出力するように形成されている。これにより、メインサーバ12に接続されている端末装置11のうち、視聴料金を支払っていない端末装置11には、暗号化された有料コンテンツが配信される。
視聴料金を支払っていない端末装置11のモニタ画面20上では、暗号化された有料コンテンツは、スクランブル映像として表示される。当該スクランブル映像は、動画にモザイクをかけたもの、又は有料コンテンツの一場面を切り出したりした所定の静止画からなる。なお、一のメインサーバ12と複数の端末装置11は、それぞれ個別に接続されているので、一の端末装置11のモニタ画面20において、所定時間有料コンテンツに係るサンプル映像を表示した後、スクランブル映像を表示するようにしても良い。これにより、有料コンテンツへの課金を促進させる効果を期待することができる。
デコード手段41は、所定のトリガをきっかけとして、当該トリガを発した特定の端末装置11aにのみ視聴制限を解除するように形成されている。所定のトリガが引かれる条件は、特定端末装置11aを使用するユーザが所定の視聴料金を支払ったことがメインサーバ12側で確認されたときである。
デコード手段41は、当該視聴料金の支払いを端末装置11を使用するユーザに求め、実際に視聴料金が支払われたことを確認可能な課金手段42を有している。視聴料金を領収したとき、課金手段42はデコード手段41に所定のトリガに係るトリガ信号を送信するように形成されている。デコード手段41は、課金手段42から当該トリガ信号を受信したとき、速やかに視聴制限を解除するように形成されている。このとき、当該トリガ信号は、後述する端末特定手段45にも送信され、どの端末装置11の視聴制限を解除するのか、メインサーバ12に接続されている端末装置11のうち、一の端末装置11を特定する処理が行われる。
課金手段42はまた、双方向通信手段35によって端末装置11のモニタ画面20上に所定の督促メッセージを表示するよう、当該端末装置11へ指令を出すように形成されている。当該所定の督促メッセージは、たとえば、スクランブル映像と重ねて表示して視聴料金の支払いを促すものであったり、サンプル映像を表示しているときに当該サンプル映像の再生残り時間と共に早急な視聴料金の支払いを促すものである。これによって、端末装置11を使用しているユーザは、当該督促メッセージによって有料コンテンツを視聴するためには、視聴料金を支払わねばならないことを知ることができ、また、当該督促メッセージによる有料コンテンツへの課金を促進させる効果を期待することができる。
ここで、コンテンツ配信システム10は、図1に示すように、支払い手段43を有している。支払い手段43は、支払機43aを有し、課金手段42と協働して端末装置11を使用するユーザが有料コンテンツに係る視聴料金を支払うことができるように形成されている。支払機43aは、メインネットワーク13又はサブネットワーク14のいずれか一方又は双方と接続され、コンテンツ配信システム10を配設した施設内の所定の位置に配されている。
支払い手段43は、端末装置11のユーザが視聴料金を支払ったとき、領収書と共に識別番号を発行するように形成されている。当該識別番号は、対を成す第1識別番号と第2識別番号とからなる。第1識別番号は、メインサーバ12へ送信され、第2識別番号は視聴料金を支払ったユーザに対して発行される。
支払い手段43は、第1識別番号をメインネットワーク13又はサブネットワーク14のいずれかを経由して、メインサーバ12へ送信するように形成されている。これによって、ネットワーク上のどこに支払い手段43を設けても第1識別番号はメインサーバ12へ収集される。そのため、コンテンツ配信システム10を設けた施設内において、支払機43aの設置について自由度を高めることができる。メインサーバ12に送信された第1識別番号は、メインサーバ12の端末特定手段45に設けた照合テーブル46に登録される。
一方、支払い手段43が発行した第2識別番号は、視聴料金を支払ったユーザによって端末装置11側から入力され、メインサーバ12へ送信される。当該第2識別番号と、照合テーブル46上に登録された第1識別番号を割符のように照合することによって、端末装置11の特定を容易にすることができる。
第2識別番号は、レシート上に記載された文字、数字等からなるパスワード、磁気カード又は非接触型のICカードに磁気的、電子的に記録されたパスワード、さらにはバーコード又は二次元コードであらわされたパスワードのいずれかである。第2識別番号は、端末装置11の所在地情報を含めた第2識別信号に当該端末装置11で変換され、端末装置11からメインネットワーク13又はサブネットワーク14のいずれかを介してメインサーバ12へ伝送される。
メインサーバ12は、図3に示すように、識別番号に基づいて一の端末装置11を特定する端末特定手段45が設けられている。端末特定手段45は、支払い手段43で発行された第1識別番号を登録する照合テーブル46を有している。また端末特定手段45は、端末装置11から送信された第2識別信号を、第2識別番号へ復号変換して、照合テーブル46に登録するように形成されている。そして、端末特定手段45が照合テーブル46上で、第1識別番号と第2識別番号とを照合することによって、端末装置11の特定が行われる。
第1識別番号と第2識別番号が合致したとき、端末特定手段45は、第2識別信号に含まれていた端末装置11の所在地情報に基づいて、第2識別番号を送信した一の端末装置11を特定することができる。また第1識別信号と第2識別信号が合致することが確認されたときは、すなわち、端末装置11のユーザが所定の視聴料金を支払ったことがメインサーバ12側で確認されたときであることから、デコード手段41に特定の端末装置11に対して視聴制限を解除するトリガが発信されることにもなる。これにより、視聴料金を支払ったユーザが使用する特定端末装置11aは、有料コンテンツに係る視聴制限が解除される。
端末特定手段45が端末装置11を特定し、デコード手段41が当該特定端末装置11aの視聴制限を解除したとき、当該特定端末装置11aに対して解除信号が応答返信される。
また、特定端末装置11aから第2識別信号と併せて有料コンテンツの配信を要求する配信要求信号が送信されていた場合には、視聴制限の解除と同時に配信要求信号に係る有料コンテンツがメインサーバ12から特定端末装置11aに対して速やかに配信され、特定端末装置11aのモニタ画面20で当該有料コンテンツが再生表示される。
一方、第1識別番号と第2識別番号が合致しなかったとき、端末特定手段45は、端末装置11の特定を行わず、第2識別信号に含まれている端末装置11の所在地情報に基づいて、送信元の一の端末装置11へ第2識別信号をそのまま返信する。
ここで、端末装置11は、図2に示すように、有料コンテンツの視聴に関して、識別手段50と報知手段51を有している。
識別手段50は、入力手段22、好ましくはリモコンによって、第2識別番号が入力されたとき動作するように形成されている。なお、リモコンによる手入力の他、端末装置11にカードリーダを設けて、第2識別番号が記録された磁気カード又はICカードを読み込ませたり、リモコンにコードリーダを設けてバーコード又は二次元コードによって表された第2識別番号を読み込ませて、端末装置11へ送信するようにしても良い。
識別手段50は、入力された第2識別番号に端末装置11の所在地情報を含めて、第2識別信号に変換するように形成されている。第2識別信号は、端末装置11からメインネットワーク13又はサブネットワーク14のいずれかを介してメインサーバ12へ伝送される。
ここで、第2識別信号の出力と併せて、映像コンテンツ類の配信をメインサーバ12へ要求する配信要求信号をメインサーバ12へ出力しても良い。この場合は、端末装置11の特定が済み次第、有料コンテンツの配信を受けることができる。以下、第2識別信号と配信要求信号からなる信号を、解除要求信号という。
報知手段51は、端末特定手段45による端末特定処理に係る照合結果をモニタ画面20へ表示して、当該照合結果の成否をユーザに報知するように形成されている。
第1識別番号と第2識別番号が合致したとき、報知手段51は、端末特定手段45から解除信号を受信するように形成されている。受信した解除信号に基づいて、報知手段51は、モニタ画面20の所定箇所に、視聴制限の解除に係る解除マークを表示するように形成されている。当該解除マークは、たとえば、有料コンテンツの配信準備完了を示すスタンバイマークであったり、有料コンテンツを記録保管しているメインサーバへログインしたことを示すログインマークであったりと任意の意匠によるマークである。これにより、ユーザは視聴料金がきちんと受領され、有料コンテンツを視聴する準備が整ったことを容易に知ることができる。
また上記したように、有料コンテンツにかけられた視聴制限は、時間単位又は期間単位の視聴期間中、解除される。そのため、所定時間又は所定期間が経過した後は、再び視聴制限がかけられることになる。さらに、当該視聴期間中に特定端末装置11aを使用しているユーザの請求による場合、或いはメインサーバ12側で端末装置11の違法視聴等が確認された場合に、当該メインサーバ12側で当該端末装置11の視聴制限の解除を視聴期間中にも関わらず取り消した場合にあっても再び視聴制限がかけられることになる。このとき、報知手段51は、モニタ画面に表示されている解除マークを消すように形成されている。さらに、これに伴って端末装置11のモニタ画面20上では、有料コンテンツに係るチャンネルにおいて上記のスクランブル映像が再表示されるように形成されている。
一方、識別手段50がメインサーバ12から折り返して返信された第2識別信号を受信したとき、これを受けて報知手段51は、モニタ画面20へエラーマークを表示するように形成されている。これによって、ユーザは誤入力したことについて容易に気付くことができる。またたとえば、第2識別信号の誤入力が数回繰り返されたとき、メインサーバ12は誤入力を繰り返す端末装置11からのアクセスを拒否するようにしても良い。これによって端末装置11を使用しているユーザによる不正入力を防止することができる。
メインネットワーク13は、図1に示すように、複数台の端末装置11と少なくとも一台のメインサーバ12をそれぞれ接続するように形成されている。メインネットワーク13は、少なくとも1系統、好ましくは2系統以上のネットワークからなり、本実施例においては、図4に示すように、ローカルエリアネットワーク(以下「LAN」という)に係る通信規格、たとえば、TCP/IPに準拠した第1メインネットワーク13aと、地上デジタル放送に係るたとえば、RF信号系の通信規格に準拠した第2メインネットワーク13bからなる。また、これらに限定されず、たとえば、衛星放送(BS又はCS)に係る通信規格に準拠したネットワークを用いても良い。すなわち、本実施例に係るメインネットワーク13は、いずれも大容量のデータを送受信可能なネットワークであれば良い。
メインネットワーク13は、主としてメインサーバ12のOFDM変調手段36で変調された映像コンテンツ類のデータが、端末装置11へ伝送するように形成されている。LAN系の第1メインネットワーク13aを伝送するか、RF系の第2メインネットワーク13bを伝送するかは、映像コンテンツ類のデータを圧縮する規格、又は使用している第1メインネットワーク13a又は第2メインネットワーク13bそれぞれの通信量によって、データ容量監視手段38を有するメインサーバ12が振り分けるように形成されている。これによって、端末装置11を使用している複数のユーザが、略同時にメインサーバ12で受信した地上デジタル放送に係る放送番組の視聴を所望した場合と、メインサーバ12に記録保管されている映像コンテンツ類の一つである映画の配信を所望した場合であっても、ネットワークの通信容量に余裕を持たせてそれぞれ配信することができる。
サブネットワーク14は、図1に示すように、メインネットワーク13に沿って配設されている。サブネットワーク14は、少なくとも1系統、好ましくは2系統以上のネットワークからなる。本実施例においては、図4に示すように、サブネットワーク14は、第1サブネットワーク14a、第2サブネットワーク14b、第3サブネットワーク14cの3系統から構成されている。
第1サブネットワーク14aは、メインサーバ12から端末装置11に対してテキスト文字に係る文字データを送信し、当該端末装置11のモニタ画面20上にテキスト文字を表示するデータ放送に係る通信規格に準拠したネットワークである。
第2サブネットワーク14bは、メインサーバ12と端末装置11をそれぞれ接続する内線電話に係る通信規格に準拠したネットワークである。
第3サブネットワーク14cは、メインサーバ12及び端末装置11へ家庭用電源を供給する配電網を利用した通信規格に準拠したネットワークである。
サブネットワーク14は、これら第1サブネットワーク14a、第2サブネットワーク14b、第3サブネットワーク14cのうち、何れか一つ又は二つ以上を組み合わせて構成されている。
なお、サブネットワーク14は上記の通信規格に限定されず、たとえば、小容量のデータを高速にやり取りできるようなネットワークであれば良く、また上記の有線通信回線に限定されず、無線通信回線であっても良い。
原則的には、メインサーバ12と端末装置11間のデータ送受信は、第1メインネットワーク13a又は第2メインネットワーク13bを使って行われる。第1メインネットワーク13aと第2メインネットワーク13bへ出力するデータ容量を、メインサーバ12のデータ容量監視手段38が監視し、映像コンテンツ類に係るデータが大量に第1メインネットワーク13a或いは第2メインネットワーク13bへ出力されて当該データ容量が所定の閾値を超えたとき、第1サブネットワーク14a、第2サブネットワーク14b、第3サブネットワーク14cのうち、通信容量に余裕のあるサブネットワーク14が選択され、切替手段37のスイッチ39によって映像コンテンツ類に係るデータ以外のデータが当該サブネットワーク14へ出力される。
このように、大容量のデータ送受信を担当する複数のメインネットワーク13と、メインネットワーク13におけるデータ送受信がオーバーフローを起こしそうなときに、細かなデータ送受信の出力先となるサブネットワーク14を設けることによって、ネットワーク上におけるデータのオーバーフローを防止し、滞りなく映像コンテンツ類の配信を行うことができる。
さらに、メインネットワーク13とサブネットワーク14のいずれもが、従来設けられているネットワークを利用するものである。そのため、本実施例に係るコンテンツ配信システム10の導入コストを抑え、設置作業に係る作業工程を省略することができる。
上記の構成を有するコンテンツ配信システム10は、次に説明するようにデータの送受信を処理し、また端末装置11で映像コンテンツ類の配信を受けることができる。
まず、データの送受信について説明する。
少なくとも1台のメインサーバ12と、複数台の端末装置11は、図1に示すように、それぞれメインネットワーク13とサブネットワーク14で接続されている。ここで、少なくとも1台のメインサーバ12としたのは、当該メインサーバ12において配信する映像コンテンツ類にあわせて、複数台のメインサーバ12を設置する場合があるからである。ここで複数台のメインサーバ12は、たとえば、地上デジタル放送を配信し、記録するサーバ、CS放送衛星を介して配信された映像コンテンツ類を記録保管して配信するサーバ、インターネットを介して配信された映像コンテンツ類を記録保管して配信するサーバ、さらには、YouTube(登録商標)といった外部の動画共有サーバにアクセスして所定の動画を取得し記録するサーバといったように複数のサーバからなるサーバ群である。
端末装置11を使用するユーザが、映像コンテンツ類のうち、一の映像コンテンツの視聴を所望するとき、当該ユーザは、端末装置11の入力手段22から、当該一の映像コンテンツを選択する。これを受けて、端末装置11は、メインサーバ12に対して一の映像コンテンツの配信要求を送信する。
配信要求に係る要求信号は、メインネットワーク13又はサブネットワーク14を伝送してメインサーバ12へ入力される。このとき、当該要求信号がサブネットワーク14へ迂回されるのは、メインネットワーク13に係属している他の端末装置11において複数の映像コンテンツがそれぞれ一斉に配信されており、メインネットワーク13を流れるデータ容量が所定の閾値を超えている場合である。当該閾値を超えているか否かは、メインサーバ12に設けたデータ容量監視手段38によって行われ、要求信号をサブネットワーク14側へ迂回させる処理は、メインサーバ12に設けた切替手段37によって行われる。
要求信号を受信したメインサーバ12は、双方向通信手段35によって当該要求信号に応答し、ユーザが所望している映像コンテンツを、要求信号を発信した端末装置11に対して配信する。このとき、当該映像コンテンツが視聴料金を有する有料コンテンツの場合には、視聴制限がかけられた有料コンテンツからなるスクランブル映像が端末装置11のモニタ画面20上に表示され、視聴料金を支払うことが当該モニタ画面20上に表示される。この場合に、当該有料コンテンツに基づいて作成したサンプル動画を所定時間映し出して、視聴料金を支払うようユーザに促すようにしても良い。
視聴料金がいらない無料コンテンツの場合には、そのまま映像コンテンツは配信され、端末装置11のモニタ画面20上に表示される。
このように、映像コンテンツ類に係るデータは、視聴制限の有無に区別なく、配信要求を受けた場合には、当該配信要求を出した端末装置11に対して配信される。そのため、ネットワークを伝送するデータ量は多くなるが、端末装置11側では多チャンネル化を容易にすることができるので、ユーザにとっては選択肢が増えることになり、娯楽性を高めることができる。そして、データ量が多くなった場合であっても、データ容量監視手段38がメインネットワーク13上を伝送するデータ量を適切に制御するので、オーバーフローを防止することができる。
メインサーバ12から配信される映像コンテンツ類のうち、有料コンテンツの視聴をユーザが所望したとき、当該ユーザはメインネットワーク13又はサブネットワーク14に連系している支払機43aから、有料コンテンツに係る視聴料金を支払わなければならない。
図5に示すように、当該ユーザが視聴料金を支払ったとき、支払機43aに設けられた支払い手段43は、当該ユーザに対して識別番号を発行する。識別番号は、メインサーバ12へ送信される第1識別番号と、ユーザに対して実際に発行される第2識別番号からなる。当該第2識別番号は、文字数字の羅列からなるものであったり、バーコード、二次元コードからなるものであったり、磁気カード・ICカードに磁気的又は電子的に記録されたものである。
端末装置11を使用するユーザは、当該端末装置11へ第2識別番号を入力する。この入力方法は、たとえば、端末装置11に設けたカードリーダで磁気カード又はICカードを読み込ませたり、また、リモコンに設けたカメラ或いはスキャナでバーコード又は二次元コードを読み取らせたり、或いは、リモコンに設けたテンキーを使って手入力することによるものである。これにより、端末装置11から、第2識別番号がメインサーバ12へ送信される。このとき、MACアドレス又はIPアドレスといった端末装置11固有の情報を備えた当該端末装置11の位置情報を、入力された第2識別番号に係るデータと併せて第2識別信号が形成される。当該第2識別信号は、メインネットワーク13又はサブネットワーク14を伝送して、メインサーバ12の端末特定手段45へ入力される。
メインサーバ12の端末特定手段45が有する照合テーブル46には、支払い手段43から受信した第1識別番号と、端末装置11から受信した第2識別信号に基づく第2識別番号が登録される。当該照合テーブル46上で、第1識別番号と第2識別番号の照合処理が行われ、合致しているときは、第2識別番号に紐付けされていた位置情報に基づいて、端末装置11が特定され、メインサーバ12は、当該特定端末装置11aの視聴制限を解除する。
合致していないときは、メインサーバ12は、端末装置11に対して第2識別信号をそのまま返信し、視聴制限は解除されない。
視聴制限が解除された特定端末装置11aは、モニタ画面20上に解除マークが表示される。一方、視聴制限が解除されず第2識別信号を受信した端末装置11は、モニタ画面所にエラーマークが表示される。これにより、当該特定端末装置11aを使用するユーザは、視聴制限が正しく解除されたか否かを容易に知ることができる。
特定端末装置11aを使用するユーザは、視聴制限が解除された当該特定端末装置11aから、視聴を所望する有料コンテンツを指定する。これを受けて、特定端末装置11aは、メインサーバ12に対して当該有料コンテンツに係る配信要求信号を送信し、メインサーバ12は、特定端末装置11aに対して視聴制限を解除した有料コンテンツを配信する。これによって、特定端末装置11aを使用するユーザは、有料コンテンツを視聴することができる。
また、上記のように、第2識別信号と有料コンテンツに係る配信要求信号を別々に送信しなくとも、第2識別信号と配信要求信号からなる解除要求信号を端末装置11からメインサーバ12へ送信して、端末装置11の特定、すなわち視聴制限の解除と同時に有料コンテンツの配信を速やかに受けるようにすることもできる。これによって、特定端末装置11aを使用するユーザは、視聴制限を解除した後、速やかに有料コンテンツを視聴することができる。
本実施例に係るコンテンツ配信システム10によれば、メインネットワーク13とサブネットワーク14を設け、メインネットワーク13を伝送するデータ量が所定の閾値を超えたときに、映像コンテンツ類に係るデータ以外のデータをサブネットワーク14へ流すようにした。これにより、メインネットワーク13上を伝送するデータによるオーバーフローを防止することができる。
また、有料コンテンツの課金に対する視聴料金の支払いに関する情報をメインサーバ12へ集約させるようにすると共に、メインサーバ12側で視聴料金を支払ったユーザが使用する端末装置11を特定するようにした。このようにメインサーバ12に処理を集中させることによって、データに係る信号がメインネットワーク13又はサブネットワーク14の何れを経由するとしても問題なく、メインサーバ12は接続している端末装置11を管理することができる。
本実施例に係るコンテンツ配信システム10によれば、LAN、若しくは地上デジタル放送に係る通信規格に準拠したネットワークをメインネットワーク13とし、データ放送、内線電話、若しくは家庭用電源の配電網をサブネットワーク14とした。これらのネットワークは、従来、施設に設けられているものを流用することができるので、導入コストを抑えることができ、また導入作業に係る作業工程を省くことができる。
また、本実施例に係るコンテンツ配信システム10によれば、メインネットワーク13上を映像コンテンツ類に係るデータが伝送している場合には、データ容量監視手段38によって当該データの容量を監視計測し、そのデータ量の多寡に応じて当該映像コンテンツ類に係るデータ以外のデータの出力先ネットワークをサブネットワーク14へ切り替えるようにした。これによって、将来に亘ってネットワークの通信容量の余裕を維持することができる。
さらに、本実施例に係るコンテンツ配信システム10によれば、視聴料金を支払ったユーザが使用する特定端末装置11aより第2識別信号が入力されたとき、有料コンテンツの視聴制限をメインサーバ12側で解除するようにした。これによって、視聴料金が必要な有料コンテンツを視聴するために、たとえばテレビにセットトップボックス(STB)を取り付けなくとも良く、好ましくは、テレビ、モニタ装置、パソコン、タブレットといった端末装置11にSTBの働きをするソフトウェアをインストールするだけで使用することができる。そのため、導入コストを抑えることができるうえ、容易に普及させることができる。
10…コンテンツ配信システム、
11…端末装置、11a…特定端末装置、12…メインサーバ、
13…メインネットワーク、13a…第1メインネットワーク、13b…第2メインネットワーク
14…サブネットワーク、14a…第1サブネットワーク、14b…第2サブネットワーク、14c…第3サブネットワーク、
20…モニタ画面、21…表示手段、22…入力手段、
30…記録媒体、31…サーバ手段、32…制御手段、
35…双方向通信手段、36…OFDM変調手段、37…切替手段、
38…データ容量監視手段、
39…スイッチ、
40…エンコード手段、41…デコード手段、
42…課金手段、43…支払い手段、
45…端末特定手段、46…照合テーブル、
50…識別手段、51…報知手段。

Claims (7)

  1. 少なくとも1台のメインサーバと、当該メインサーバとそれぞれ接続された複数台の端末装置からなるメインネットワークを有し、
    当該メインネットワーク上で、前記端末装置と前記メインサーバとを互いに双方向通信可能に形成して、
    前記メインサーバが記録保管している映画、動画、又は放送番組或いはこれらに類する映像コンテンツ類を、前記端末装置へ配信するようにしたコンテンツ配信システムであって、
    前記端末装置は、モニタ画面と、当該モニタ画面へ前記映像コンテンツ類を表示する表示手段、及び当該映像コンテンツ類の配信を要求する配信要求を含めた前記メインサーバに対する要求を入力する入力手段を有し、
    前記メインサーバは、記録媒体と、当該記録媒体に前記映像コンテンツ類を更新可能に記録保管するサーバ手段と、前記映像コンテンツ類に係るデータを前記メインネットワークを介して入出力することを制御する制御手段とを有し、
    当該制御手段は、前記端末装置から入力された要求に応答して所定の動作を行う双方向通信手段と、前記映像コンテンツ類に係るデータを直交周波数分割多重方式で多重化し変調処理して出力するOFDM変調手段を有し、
    前記端末装置から所定の前記映像コンテンツ類に係る配信要求が前記メインサーバへ入力されたとき、
    当該メインサーバが前記配信要求を出した前記端末装置を特定して、所定の前記映像コンテンツ類を前記メインネットワークを介して配信するようにしたコンテンツ配信システムにおいて、
    当該コンテンツ配信システムに、前記メインネットワークに沿って少なくとも一系統のサブネットワークを設け、
    前記OFDM変調手段に、前記映像コンテンツ類に係るデータの容量を監視計測するデータ容量監視手段を設け、
    前記OFDM変調手段の後段に、前記メインネットワークと前記サブネットワークのいずれかを選択するスイッチを有する切替手段を設けて、
    前記データ容量監視手段で監視している前記映像コンテンツ類に係るデータの容量が、所定の閾値を超えたとき、
    前記切替手段が、前記映像コンテンツ類に係るデータ以外のデータを、前記サブネットワークへ出力するようにして、
    前記映像コンテンツ類に係るデータの容量に応じて、前記映像コンテンツ類に係るデータ以外のデータの出力先ネットワークを切り替えるようにしたことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. 前記メインネットワークが、
    標準的なローカルエリアネットワーク(以下「LAN」という)に係る通信規格に準拠したネットワーク、
    若しくは、地上デジタル放送に係る通信規格に準拠したネットワークのいずれか一方、又は双方であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  3. 前記サブネットワークが、
    前記メインサーバから前記端末装置に対して文字データを送信可能なデータ放送に係る通信規格に準拠したネットワーク、
    前記メインサーバ及び前記端末装置をそれぞれ接続する内線電話に係る通信規格に準拠したネットワーク、
    前記メインサーバ及び前記端末装置へ電源を供給する配電網を利用した通信規格に準拠したネットワークの少なくともいずれか一つ、若しくは二つ以上を組み合わせてなるネットワークであることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  4. 前記制御手段は、配信する前記映像コンテンツ類に関して、暗号化して視聴制限をかけるエンコード手段と、復号化して視聴制限を解除するデコード手段を有していることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  5. 前記デコード手段に、前記映像コンテンツ類の視聴制限を解除する際に所定の視聴料金の支払いを求める課金手段を設け、
    前記メインネットワーク又は前記サブネットワークのいずれか一方又は双方に、前記課金手段に対して前記視聴料金の支払いを行う支払手段を設け、
    前記端末装置に、前記支払手段で前記視聴料金を支払ったことを証明する識別信号を前記メインサーバへ出力して、当該メインサーバ上で他の前記端末装置と識別させる識別手段を設け、
    前記メインサーバに、前記識別信号に基づいて前記端末装置を特定する端末特定手段を設けて、
    前記端末装置のユーザが、前記視聴制限がかけられた前記映像コンテンツ類の視聴を所望したとき、
    前記端末装置は、前記視聴制限がかけられた前記映像コンテンツ類の配信を要求する配信要求信号と前記識別信号とからなる解除要求信号を前記メインサーバへ送信し、
    当該メインサーバは、前記解除要求信号を出力した前記端末装置を特定し、当該端末装置に対して前記視聴制限を解除した前記映像コンテンツ類を配信するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ配信システム。
  6. 前記端末装置の前記表示手段は、前記解除要求信号に基づいて前記端末特定手段が前記端末装置を特定する端末特定処理に係る照合結果を前記モニタ画面の所定箇所へ表示して、前記端末装置のユーザに前記照合結果の成否を報知する報知手段を有し、
    前記端末特定手段が前記識別信号を出力した前記端末装置を特定して、前記視聴制限が解除されたとき、
    前記報知手段は、前記メインサーバから受信した前記視聴制限の解除に係る解除信号に基づいて、前記視聴制限の解除に係る解除マークを表示し、
    前記視聴制限の解除について異常が発生し、前記端末特定手段が前記識別信号を出力した前記端末装置を特定できなかったとき、
    前記報知手段は、前記メインサーバから折り返して返信された前記識別信号に基づいて、エラーマークを表示して、
    前記視聴料金を支払ったことによって前記映像コンテンツ類の視聴制限が解除されたか否かを、前記ユーザに報知するようにしたことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ配信システム。
  7. 前記入力手段が、前記端末装置を遠隔操作可能なリモコンであることを特徴とする請求項1、請求項5若しくは請求項6の何れかに記載のコンテンツ配信システム。
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