JP2014135710A - 個人認証型コンテンツ配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク内であればどこでも端末装置をサーバ装置に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザがそれぞれ個別に認証を受けることによって有料コンテンツを視聴することができるようにした個人認証型コンテンツ配信システムを提供すること。
【解決手段】LAN13に接続する端末装置12を使用するユーザは、登録ユーザと非登録ユーザとからなる。登録ユーザが使用する端末装置は、第1クライアントに係る端末装置としてサーバ装置11に登録される。これによって、登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができる。また、登録ユーザに係る登録状況はサーバ装置内で随時更新可能に記録されるので、登録端末装置を変更したときは、変更後の端末装置からログインIDとレジスタパスワードを入力すれば有料コンテンツを視聴することができる。一方、非登録ユーザの場合、LANに接続できるが有料コンテンツの視聴は制限される。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像、動画、或いは外部から受信した放送又はこれらに類するコンテンツをサーバ装置からネットワークを介して各端末装置へ配信するコンテンツ配信システムに関し、特に各端末装置が配信するコンテンツのうち、有料コンテンツの配信を受けるとき、当該配信が可能か否か当該端末装置を使用するユーザを認証することによって判断する個人認証型コンテンツ配信システムに関する。
従来、病院の入院設備は、有料テレビを備えている。当該有料テレビは、別途購入したプリペイドカードを当該有料テレビの近傍に設置されたカードリーダ装置へ挿嵌することによって、購入代金分の時間だけ視聴することができる。
また、ホテル・旅館等の宿泊施設は、当該宿泊施設内において映画やビデオ等のコンテンツを独自に配信している。当該コンテンツの配信には、少なくとも一台のサーバと、各部屋に設けられた複数台のクライアントとからなるローカルネットワークが利用されている。
特開2007−104243号に開示されているコンテンツ配信システムは、上記の映画等のコンテンツと外部から受信した放送に係るコンテンツとを一元的に管理すると共に、当該コンテンツのうち、有料コンテンツの配信について、サーバ側で課金し、料金を支払った宿泊客の部屋を特定したうえで、当該宿泊客が使用する部屋に設置されている端末装置のみ視聴制限を解除するようにしている。
特開2007−104243号公報
しかしながら、上記のような病院に設けられる有料テレビ設備は、ホテル・旅館等の宿泊施設と異なり、以下の問題を有している。
第一に、課金対象が部屋毎ではなく、1ベッド単位で行う必要があるということが挙げられる。
これは、有料コンテンツに対する課金について、従来の宿泊施設では視聴者が利用する部屋単位で課金しているのに対し、病院の場合には、テレビは一部屋に一台というよりも、一つのベッドに一台割り当てられているからである。
第二に、入院患者一人一人に割り当てられているテレビ等の端末装置は、それぞれ各入院患者が入院から退院まで独占し専有できるというものではないことが挙げられる。
これは、入院患者は、回復具合や症状の程度に合わせて部屋を移動することがあり、移動先のベッドに付属するテレビを使用することになるからである。
第三に、入院患者は、傷病の回復具合や病状の程度に合わせて当初入院した病院から系列の病院・ホスピス等へ転院する場合があるということが挙げられる。
これによって、当初購入したプリペイドカードについて、使用時間が余っているにも関わらず使用できなくなったり、転院先の病院等で新たに購入しなければならなくなったりするおそれがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ネットワーク内であればどこでも端末装置をサーバ装置に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザがそれぞれ個別に認証を受けることによって有料コンテンツを視聴することができるようにした個人認証型コンテンツ配信システムを提供することである。
請求項1に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、少なくとも1台のサーバ装置を有する構内通信網と、
当該構内通信網内に設けられた複数のアクセスポイントと、
当該アクセスポイントに無線又は有線で接続され、前記サーバ装置と通信可能な複数の端末装置とからなり、
前記アクセスポイントは、
前記構内通信網内で前記端末装置が無線で接続可能なアクセスエリア、又は前記端末装置が有線で接続可能な前記構内通信網の所定の位置に配置されたアクセスアダプタとを有し、
前記サーバ装置は、
当該サーバ装置内に保管している映像、動画、或いは外部から受信した放送又はこれらに類するコンテンツを、前記アクセスポイントに接続された前記端末装置へ配信する配信手段と、
前記アクセスポイントに接続された前記端末装置と双方向に信号を送受信して通信する第1双方向通信手段とを有し、
前記端末装置は、
前記サーバ装置内に保管している映像、動画、或いは外部から受信した放送又はこれらに類するコンテンツを、前記アクセスポイントを介して前記サーバ装置から受信する受信手段と、
前記アクセスポイントを介して前記サーバ装置と双方向に信号を送受信して通信する第2双方向通信手段と、
キーボード或いはテンキー又はこれに類する入力装置を備え、前記サーバ装置に対して前記コンテンツの配信を要求し、或いは前記端末装置の操作に係る各種指令を入力する入力手段と、
モニタを備え、配信された前記コンテンツを視聴可能に再生する視聴手段とを有し、
前記第2双方向通信手段で前記端末装置から前記サーバ装置に対して前記コンテンツの配信要求があったとき、
前記サーバ装置は前記第1双方向通信手段で当該配信要求を行った前記端末装置を特定すると共に前記配信手段で前記コンテンツを配信し、
前記端末装置の前記受信手段で配信された前記コンテンツを受信して、当該コンテンツを前記視聴手段で再生するようにした個人認証型コンテンツ配信システムであって、
前記サーバ装置に、第1認証手段と、第2認証手段と、視聴制限手段と、視聴管理手段を設け、
前記第1認証手段は、前記アクセスポイントへ前記端末装置を接続しようとする際に、当該端末装置の接続が正当であるか否かを検証して、
正当である場合には、前記端末装置が前記アクセスポイントに接続することを認証し、
不当である場合には、前記端末装置が前記アクセスポイントに接続することを拒絶するようし、
前記第2認証手段は、前記第1認証手段で認証された前記端末装置が、所定の登録手続を要する第1クライアントに係る前記端末装置であるか否かを検証して、
第1クライアントに係る前記端末装置である場合には、当該端末装置を使用するユーザが登録ユーザであることを認証し、
第1クライアントに係る前記端末装置でない場合には、当該端末装置を使用する前記ユーザが非登録ユーザである推定して、当該非登録ユーザが使用する当該端末装置を第2クライアントに係る前記端末装置として仮登録するようにし、
前記視聴制限手段は、前記配信手段が配信する前記コンテンツを、有料コンテンツと無料コンテンツに振り分けて、
前記第2クライアントに係る前記端末装置を使用する前記非登録ユーザが前記有料コンテンツを視聴することを制限するようにし、
前記視聴管理手段は、前記第1クライアントに係る前記端末装置を使用する前記登録ユーザが前記有料コンテンツを視聴したとき、
前記第1クライアントに係る前記端末装置が前記アクセスポイントに接続している接続時間を管理し、
前記登録ユーザによる前記有料コンテンツの視聴を管理するようにして、
前記端末装置の前記アクセスポイントへの接続が、前記サーバ装置の前記第1認証手段で認証されたとき、
前記サーバ装置は、前記第2認証手段で前記端末装置が前記第1クライアントに係る前記端末装置であるか、又は前記第2クライアントに係る前記端末装置であるかを検証し、
前記端末装置が前記第1クライアントに係る前記端末装置である場合には、
当該第1クライアントに係る前記端末装置からなされた前記コンテンツの前記配信要求に対して、前記配信手段は当該端末装置へ前記コンテンツの全てを配信可能にすると共に、
前記配信要求が前記有料コンテンツに係る配信要求であったとき、前記視聴管理手段が前記第1クライアントに係る前記端末装置が前記アクセスポイントへ接続する前記接続時間を管理するようにし、
前記端末装置が前記第2クライアントに係る前記端末装置である場合には、
当該第2クライアントに係る前記端末装置から前記有料コンテンツに係る配信要求がなされたとき、前記視聴制限手段が前記第2クライアントに係る前記端末装置における前記有料コンテンツの視聴を禁止するようにして、
前記非登録ユーザによる前記有料コンテンツの視聴を禁止すると共に、前記登録ユーザによる前記有料コンテンツの視聴を管理するようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1に記載の発明において、前記サーバ装置に、登録手段を設け、
当該登録手段は、前記第2クライアントに係る前記端末装置を使用する前記非登録ユーザが所定の登録手続をしたとき、当該非登録ユーザを前記登録ユーザとして登録すると共に、
仮登録されていた前記第2クライアントに係る前記端末装置を前記第1クライアントに係る前記端末装置として本登録するようにしたことを特徴とする。
請求項3に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1若しくは請求項2に記載の発明において、前記登録手段は、前記非登録ユーザが前記登録ユーザとなる前記登録手続をしたとき、前記第1クライアントに係る前記端末装置を使用する前記登録ユーザに前記有料コンテンツに係る所定の視聴料金を課する課金手段と、
前記視聴料金を領収したとき、前記第1クライアントに係る前記端末装置が登録されていることを示す少なくとも一つの固有のレジスタパスワードを発行する領収手段とを有していることを特徴とする。
請求項4に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記端末装置が、前記第1認証手段で前記アクセスポイントを介して前記サーバ装置に接続するとき、
前記端末装置は、当該端末装置が有する固有の識別子、及び前記第1クライアント又は前記第2クライアントに係る前記端末装置が前記アクセスポイントに接続自在な共通のアクセスパスワードの入力操作を要し、
前記端末装置が、前記第2認証手段で前記第1クライアントに係る前記端末装置として前記サーバ装置に接続するとき、
前記端末装置は、前記識別子、及び前記レジスタパスワードの入力操作を要するようにしたことを特徴とする。
請求項5に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記入力手段に、前記アクセスパスワードが記録されたICカードと、当該ICカードを読み書き可能なカードスロット或いは非接触型カードリーダ・ライタ装置とを設け、
前記登録手段によって登録手続をしたとき、
発行された前記レジスタパスワードを前記ICカードに記録するようにしたことを特徴とする。
請求項6に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明において、前記登録手段に、レシート発行手段を設け、
当該レシート発行手段は、前記非登録ユーザが前記登録ユーザとなる前記登録手続をしたとき、
前記第1クライアントに係る前記端末装置が有する前記識別子及び前記レジスタパスワードが記載されたレシートを紙媒体又は電子情報媒体によって発行するようにしたことを特徴とする。
請求項7に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1に記載の発明において、前記視聴管理手段に視聴期間を計時するカウントタイマ手段を設け、
前記第1クライアントに係る前記端末装置を利用する前記登録ユーザが前記有料コンテンツを視聴したとき、
前記視聴管理手段は、前記課金手段によって課された前記視聴料金分に対応する前記視聴期間分、前記第1クライアントに係る前記端末装置を利用する前記登録ユーザが、前記有料コンテンツを視聴することができるように、
前記カウントタイマ手段が前記視聴料金に対応する前記視聴期間を計時するようにしたことを特徴とする。
請求項8に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の発明において、前記サーバ装置に、前記端末装置の前記アクセスポイントへの接続状況を更新可能に記録するアクセステーブルと、前記第1クライアントに係る前記端末装置の登録状況を更新可能に記録するレジスタテーブルとを設け、
前記サーバ装置は、
前記アクセスポイントに接続した前記端末装置が前記第1認証手段で認証されたときに、認証された当該端末装置の接続状況を前記アクセステーブルへ記録するアクセス記録手段と、
前記端末装置が前記第2認証手段で第1クライアントに係る前記端末装置であると認証されたときに、当該第1クライアントに係る前記端末装置の登録状況を前記レジスタテーブルへ記録するレジスタ記録手段とを有することを特徴とする。
請求項9に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の発明において、前記レジスタテーブルに記録される登録状況は、前記カウントタイマ手段で計時された前記視聴期間について、最初に支払った視聴料金に対応する全視聴可能時間から第1クライアントに係る前記端末装置が前記有料コンテンツを視聴した前記視聴期間を減算した残りの視聴可能時間を含むようにしたことを特徴とする。
請求項10に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の発明において、前記レジスタテーブルに記録される登録状況は、前記第1クライアントに係る前記端末装置が接続した前記アクセスポイントに関する記録を含み、
前記第1クライアントに係る前記端末装置が、一の前記アクセスポイントから他の前記アクセスポイントに移動したとき、前記アクセステーブル上では、一の前記アクセスポイントに接続していた前記第1クライアントに係る前記端末装置の前記接続状況に係る記録が抹消され、他の前記アクセスポイントへ接続したことが新たに記録されると共に、
前記レジスタテーブル上では、前記第1クライアントに係る前記端末装置が前記アクセスポイントを変更したことを記録するようにして、
前記サーバ装置が、前記第1クライアントに係る前記端末装置の前記登録状況を、前記構内情報網内において前記アクセスポイントの移動にかかわらず統合的に管理するようにしたことを特徴とする。
請求項11に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の発明において、前記サーバ装置に、前記端末装置と同一の前記アクセスポイントに接続される外部機器の動作を遠隔制御するリモートコントロール手段を設け、
当該リモートコントロール手段は、前記第1クライアントに係る前記端末装置が前記アクセスポイントへ接続したとき、前記外部機器を使用可能に起動するようにし、
前記レジスタテーブルに記録される登録状況は、前記外部機器の種類、動作の有無、動作時間又はこれらに類する当該外部機器の稼働状況を含むようにしたことを特徴とする。
請求項12に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1に記載の発明において、前記サーバ装置の前記第1双方向通信手段と前記端末装置の前記第2双方向通信手段とによって、前記構内通信網内で前記サーバ装置と前記端末装置との間を双方向に伝送する信号、
及び前記サーバ装置の前記配信手段から配信される前記コンテンツに係る信号は、
直交波周波数分割多重変調方式(OFDM変調方式)によって変調するようにし、
前記配信手段は、前記コンテンツに係る信号を符号化して前記OFDM変調方式で変調するエンコード手段を有し、
前記端末装置の前記受信手段は、前記OFDM変調方式で変調された前記コンテンツに係る信号を復号するデコード手段を有し、
前記サーバ装置と前記端末装置との間を伝送する信号を、全て前記OFDM変調方式で変調された信号に統一するようにしたことを特徴とする。
請求項13に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の発明において、複数の前記構内通信網をインターネットを介して互いに連結して、
複数の前記サーバ装置、複数の前記アクセスポイント、及び複数の前記端末装置を有する仮想プライベートネットワークを形成して、
当該仮想プライベートネットワークに所属する一の前記構内通信網内において一の前記サーバ装置に接続可能な前記アクセスポイントを、同仮想プライベートネットワークに所属する他の前記構内通信網内にも外部アクセスポイントとして設けて、
当該外部アクセスポイントに接続した前記端末装置が、一の前記構内通信網内の前記サーバ装置にアクセスできるようにして、
前記第1クライアントに係る前記端末装置を利用する前記登録ユーザが前記有料コンテンツを視聴することができるようにしたことを特徴とする。
請求項14に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の発明において、前記サーバ装置に、外部アクセス遮断手段を設け、
当該外部アクセス遮断手段は、前記視聴管理手段と協働して、前記外部アクセスポイントに接続した前記端末装置が、前記第1クライアントに係る前記端末装置であったとき、
当該端末装置が前記外部アクセスポイントに接続している外部接続時間を管理すると共に、
前記第1クライアントに係る前記端末装置が、前記視聴料金分に対応する前記視聴期間又はこれに類する所定の視聴条件を満たさなくなった場合に、前記外部アクセスポイントから前記サーバ装置への外部アクセスを遮断するようにしたことを特徴とする。
請求項15に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の発明において、前記入力手段に入力操作を支援する入力支援手段を設け、
当該入力支援手段は、前記端末装置が前記視聴手段で前記コンテンツを再生しているとき、
前記入力手段で行う各種の前記入力操作を前記視聴手段のバックグラウンドで前記入力手段に代替して実行する入力支援によって、前記入力手段による直接入力操作を省略するようにしたことを特徴とする。
請求項16に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1乃至請求項15に記載の発明において、前記入力支援手段に、前記視聴手段が有するモニタの電源のオン・オフを検知する電源検知手段を設け、
当該電源検知手段は、前記モニタの電源がオンになったとき、当該モニタが起動したことを示す起動信号を前記サーバ装置に前記第2双方向通信手段で送信し、
当該起動信号を受信した前記サーバ装置は、前記端末装置に係る前記接続状況又は前記登録状況を確認し、
前記第1認証手段及び前記第2認証手段によって、前記端末装置の前記アクセスポイントへの接続の是否、又は当該端末装置が前記第1クライアントに係る前記端末装置であるか、或いは前記第2クライアントに係る前記端末装置であるかの認証をして、
前記端末装置を、前記入力支援手段で、前記サーバ装置へ自動的に接続するようにしたことを特徴とする。
請求項17に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、請求項1乃至請求項16に記載の発明において、前記電源検知手段は、前記モニタの電源がオフになったとき、当該モニタが停止したことを示す停止信号を前記サーバ装置に前記第2双方向通信手段で送信し、
当該停止信号を受信した前記サーバ装置は、当該停止信号を受信した時点における前記端末装置に係る前記接続状況又は前記登録状況を記録をする処理を行い、
前記停止信号を発した前記端末装置は、前記モニタの電源をオフにする前に、前記サーバ装置に前記記録処理を安全に終了させるために、前記接続状況又は前記登録状況に係る信号の伝送を停止すると共に、前記モニタの電源をオフにして、前記コンテンツの視聴を終了するか否かについて確認する視聴終了確認手段を有することを特徴とする。
請求項1に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、サーバ装置にフルアクセス可能な第1クライアントに係る端末装置を利用する登録ユーザと、アクセスポイントを介してサーバ装置に接続することができるものの、有料コンテンツの配信が制限される第2クライアントに係る端末装置を利用する非登録ユーザとを設けた。
そして、端末装置が有線又は無線によってサーバ装置に接続可能なアクセスポイントを設け、アクセスポイントへの接続に第1認証手段を、さらに登録ユーザの有料コンテンツ視聴のために第2認証手段を設けた。
これによって、構内情報網内であれば、アクセスポイントを介してどこでも端末装置を接続することができ、当該端末装置を使用するユーザがそれぞれ個別に認証を受けることによって有料コンテンツを視聴することができる。
したがって、例えば病院に構内情報網を設けた場合、ベッドの付帯設備として用意した端末装置を使って登録ユーザである入院患者が有料コンテンツを視聴することができる。さらに、病院等のみならず宿泊施設にも本願発明に係るコンテンツ配信システムを導入した場合、部屋のようなパーソナルスペースに限定されず、ロビーや大広間といったパブリックスペースにおいても有料コンテンツを視聴することができる。
また、登録ユーザ単位で有料コンテンツを視聴するための端末装置を設定できるようになるので、当該登録ユーザが持ち込んだ端末装置でも有料コンテンツが視聴できるようになる。そのため、登録ユーザにとって馴染んだ端末装置を使用することができる。(実施例へ)
請求項2に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、有料コンテンツの視聴に制限を受ける非登録ユーザであっても、所定の登録手続をした場合には登録ユーザになることができ、非登録ユーザが使用している第2クライアントに係る端末装置を、第1クライアントに係る端末装置として本登録することができるようにした。
これによって、構内情報網内であればどこでも端末装置を接続することができた非登録ユーザも、個別に認証を受ける登録ユーザになることで有料コンテンツを視聴することができる。
請求項3に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、登録手続と共に有料コンテンツの視聴料金を徴収したとき、有料コンテンツを視聴するために必要なレジスタパスワードを発行するようにした。
当該レジスタパスワードを使用することによって、構内情報網内であればどこでも端末装置をサーバ装置に接続することができ、レジスタパスワードを取得した登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができる。
請求項4に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、第1認証手段で端末装置が有する固有の識別子と、アクセスパスワードとを用いてサーバ装置に接続するようにし、第2認証手段で当該固有の識別子と、有料で発行されるレジスタパスワードとを用いてサーバ装置に接続するようにした。
これにより、アクセスパスワードを入手すれば、第1クライアント又は第2クライアントに係る端末装置は、構内情報網内であればどこでも端末装置をサーバ装置へ接続することができる。また、レジスタパスワードを入手することにより、登録ユーザは個別に認証を受けることができ、当該個別認証を経て有料コンテンツを視聴することができる。
請求項5に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、入力手段として、アクセスパスワードが記録されたICカードと、当該ICカードを読み書き可能なカードスロット或いは非接触型カードリーダ・ライタ装置とを設け、登録手続をしたとき、発光されたレジスタパスワードが当該ICカードに記録されるようにした。
これにより、第1認証手段、或いは第2認証手段に係る入力操作を簡略化することができる。
そのため、構内情報網内であればどこでも端末装置を容易に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザがそれぞれ個別に認証を受けることが容易にできるので、複雑な操作をすることなく有料コンテンツを視聴することができる。
請求項6に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、登録手段に設けたレシート発行手段で、登録手続がされたときにレジスタパスワード等が記載されたレシートを紙媒体又は電子情報媒体で発行するようにした。
これによって、ユーザは登録手続が恙なく行われたことを知り、以後は使用する端末装置を構内情報網に接続して、認証を受け、有料コンテンツを視聴することができる。
請求項7に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、視聴管理手段に設けたカウントタイマ手段で、支払われた視聴料金分に対応する視聴期間を計時するようにした。
これにより、第1クライアントに係る端末装置を使用する登録ユーザは、月単位、週単位、日単位、或いは時間単位で有料コンテンツを視聴することができる。
請求項8に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、サーバ装置に端末装置が接続したときのアクセスポイントへの接続状況を更新可能に記録するアクセステーブルと、第1クライアントに係る端末装置の登録状況を更新可能に記録するレジスタテーブルとを設け、使用中のアクセスポイントと登録ユーザが使用する第1クライアントに係る端末装置をそれぞれ記録管理するようにした。
これにより、アクセスポイントに接続した端末装置で視聴されるコンテンツが混信することを防止し、登録された第1クライアントに係る端末装置について支払い済みの視聴料金に対応する視聴期間等を、サーバ装置で一括管理することができる。
このように、サーバ装置で接続状況や登録状況を一括管理することによって、構内情報網内であればどこでも端末装置を接続することができ、当該端末装置を使用するユーザがそれぞれ個別に認証を受けることによって有料コンテンツを視聴することができる。
請求項9に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、サーバ装置のレジスタテーブルに記録される登録状況は、全視聴期間から視聴時間を減算した残りの視聴可能時間を含むようにした。
これにより、使用する端末装置を一の端末装置から他の端末装置へ変えた場合であっても、残りの視聴可能時間がサーバ装置で管理されていることから、レジスタパスワードを入力することによって、登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができる。
そのため、特に使用する端末装置を固定しなくても、構内情報網内であればどこでも変更した端末装置を接続することができ、当該端末装置を使用するユーザがレジスタパスワードでそれぞれ個別に認証を受けることによって有料コンテンツを視聴することができる。
請求項10に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、第1クライアントに係る端末装置が、一のアクセスポイントから他のアクセスポイントに移動したとき、アクセステーブル上では一のアクセスポイントに係る接続状況を抹消して他のアクセスポイントに係る接続状況を新規に記録することによって、当該端末装置がアクセスポイントを移動した記録を残し、レジスタテーブル上ではアクセスポイントの変更を記録することによって、サーバ装置が端末装置の移動を管理することができるようにした。
これにより、端末装置の移動にかかわらず、残りの視聴可能時間等の記録を持ち越すことができる。
そのため、構内情報網内であれば端末装置はどこへ移動してもサーバ装置に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザは、有料コンテンツを視聴することができる。
請求項11に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、端末装置とアクセスポイントを共有する外部機器をサーバ装置からリモートコントロールすることができるようにして、第2認証手段で端末装置を第1クライアントに係る端末装置として接続したとき、当該外部機器を遠隔操作するようにした。
これにより、例えば、病院の場合、ベッドの付帯設備である端末装置の他にも構内情報網に接続可能に形成した冷蔵機能を有する冷蔵庫型の外部機器や保管機能を有する金庫型の外部機器等を有料で使用できるようにすることができる。
すなわち、端末装置が接続できる構内情報網内であれば、登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができることに加えて、有料で使用できる外部機器を同一のレジスタパスワードで使用することができる。
請求項12に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、サーバ装置と各端末との間を伝送する信号を直交波周波数分割多重変調方式(以下「OFDM変調」という)によって変調し、サーバ装置と端末装置との間を伝送する信号の全てをOFDM変調方式で変調された信号で統一するようにした。
これにより、構内情報網の回線容量を有効に利用することができるので、当該構内情報網内であればどこでも端末装置を安定して接続することができる。
請求項13に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、複数の構内情報網をインターネットを介して互いに接続し、仮想プライベートネットワーク(以下「VPN」という)を形成して、一の構内情報網内のサーバ装置に、他の構内情報網内のアクセスポイントに接続した端末装置からアクセスできるようにした。
これにより、同一のVPN内であればどこからでも端末装置を一の構内情報網に属する一のサーバ装置に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザがそれぞれ個別に認証を受けることによって、構内情報網外でもVPN内であれば有料コンテンツを視聴することができる。
請求項14に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、サーバ装置に設けた外部アクセス遮断手段は、視聴管理手段と協働して、同一のVPN内であって異なる構内情報網に属する外部アクセスポイントから接続する第1クライアントに係る端末装置の外部接続時間を管理すると共に、当該第1クライアントに係る端末装置が所定の条件を満たさなくなったとき、外部アクセスポイントからの外部接続を遮断するようにした。
これにより、同一のVPN内であればどこからでも端末装置を一の構内情報網に属する一のサーバ装置に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザは、構内情報網外でもVPN内であれば有料コンテンツを視聴することができる。これに加えて、構内情報網の内外でサーバ装置へのアクセスについて優先順位をつけることにより、構内情報網内の端末装置からのアクセスを高速化し、構内情報網外の端末装置からのアクセスに対するセキュリティの安全性を高めることができる。
請求項15に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、入力手段に設けた入力支援手段が視聴手段の動作中に、バックグラウンドで所定の入力操作を入力手段に代替して実行する入力支援によって、入力手段の直接入力操作を省略するようにした。
これによって、ネットワーク内であればどこでも端末装置を容易に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザに係る個人認証手続を簡略化することで有料コンテンツの視聴を容易にすることができる。
請求項16に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、入力支援手段に設けた電源検知手段でモニタの電源のオン・オフを検知するようにし、当該モニタの電源がオンになったとき、当該モニタを備える端末装置をサーバ装置へ第1クライアント又は第2クライアントのいずれか一方に係る端末装置として自動的に接続するようにした。
これにより、ネットワーク内であればどこでも端末装置を容易に接続することができ、当該端末装置を使用するユーザに係る個人認証手続を簡略化することで有料コンテンツの視聴を容易にすることができる。
請求項17に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、電源検知手段はモニタの電源がオフになったとき、当該モニタが停止したことを示す停止信号をサーバ装置に送信するようにした。
そして、当該停止信号を受信したサーバ装置側では端末装置の接続状況又は登録状況を記録処理し、端末側に設けた視聴終了確認手段では、接続状況又は登録状況に係る信号の伝送を停止すると共に、モニタの電源をオフにして、コンテンツの視聴を終了するか否かについて確認するようにした。
これにより、モニタの電源が入っていない、すなわちコンテンツを視聴していないにも関わらず、カウントタイマ手段で視聴可能時間を計時して、視聴料金を無駄遣いしてしまうことを防ぐことができる。また、端末側では、モニタの電源をオフにする際、コンテンツの視聴を終了するか否か確認するようにしたので、モニタの電源をオフにする誤作動を防ぐことができる。
第1実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムの構成の概略を示すブロック図である。 第1実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムを仮想プライベートネットワークで接続した構成の概略を示すブロック図である。 第1実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムのサーバ装置の構成の概略を示すブロック図である。 第1実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムのアクセステーブルに記録される接続状況の一例を示す説明図である。 第1実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムのレジスタテーブルに記録される登録状況の一例を示す説明図である。 第1実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムの端末装置の構成の概略を示すブロック図である。 第1実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムの外部アクセスに係る構成の概略を示すブロック図である。 第1実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムの有料コンテンツの視聴方法を示すフローチャート図である。
本願発明に係る個人認証型コンテンツ配信システムの実施例を、添付した図面にしたがって説明する。図1は、本実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムの構成の概略を示すブロック図である。図2は当該個人認証型コンテンツ配信システムをインターネットを介して複数繋いで仮想的なプライベートネットワークを構築したときの構成の概略を示すブロック図である。図3は、本実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムのサーバ装置の構成の概略を示すブロック図である。
個人認証型コンテンツ配信システム10は、少なくとも1台のサーバ装置11と、複数の端末装置12とを有する構内情報網13(以下「LAN」という)を有している。
LAN13は、分配器14によって枝状に形成され、端末装置12が接続される複数のアクセスポイント15a,15bを有している。
当該アクセスポイント15a,15bは、無線通信用のアクセスエリア15aと有線通信用のアクセスアダプタ15bとからなる。アクセスエリア15aは、所定の通信規格に準拠した信号が端末装置12とサーバ装置11との間を無線通信回線によって伝送するように形成されている。また、アクセスアダプタ15bはLANケーブルの末端に配され、所定の通信規格に準拠した信号が端末装置12とサーバ装置11との間を有線通信回線によって伝送するように形成されている。
本実施例においては、アクセスエリア15aは、例えば病院内のロビー或いは食堂、又はこれらに類するその他共用施設に設けられ、アクセスアダプタ15bは、例えば大部屋の病室ではベッド脇のサイドテーブル、個室では壁面等の所定の場所にそれぞれ設けられている。
これにより、端末装置12は、例えば、病院内であれば無線又は有線を問わず、どこからでもLAN13に接続し、サーバ装置11にアクセスすることができる。
なお、後述するように本実施例においてはサーバ装置11から出力される信号の搬送波は、周波数変調されるようにしたので、LANケーブルに替えてテレビ放送用の同軸ケーブルを利用したLAN13を構築することもできる。同軸ケーブルを用いたLAN13の場合には、テレビ放送用の配線設備を流用することができるので、設備投資に係る初期コストを抑えることができると共に、たとえば病院や老人介護施設のように年中無休であって連続して営業するような場所においては工事期間を短縮し、工事の規模を縮小することができる。
また、図2に示すように、個人認証型コンテンツ配信システム10は、インターネット41を介して互いに接続され、仮想プライベートネットワーク40を形成している。これにより、個人認証型コンテンツ配信システム10は、例えば系列病院の全てに亘って拡張することができる。当該仮想プライベートネットワーク40については後述する。
サーバ装置11は、図1に示すように、サーバ本体11aと直交波周波数分割多重変換器11b、及び外部記録媒体11cとからなり、また、図3に示すように、配信手段16と、第1双方向通信手段17と、第1認証手段18と、第2認証手段19と、視聴制限手段20と、視聴管理手段21とを有している。
配信手段16は、サーバ装置11内のメモリ(図示略)若しくは当該サーバ装置11の外部記憶媒体11cに記録保管している映像又は動画、或いは外部のインターネット41、地上波デジタル放送用アンテナ42、又は衛星アンテナ(図示略)からサーバ装置11が受信した放送又はこれらに類するコンテンツを、アクセスポイント15a,15bを介して端末装置12に配信するように形成されている。
配信手段16は、外部記録媒体11cから読み出したコンテンツを高画質で配信し、又はインターネット41等で放送に係るデータを受信すると同時に当該データを端末装置12へ送信するストリーミング配信ができるように形成されている。これにより、端末装置12を使用するユーザは、所望するコンテンツを任意の時に視聴するオンデマンド視聴をすることができ、また配信されているコンテンツがあたかも放送中であるかのようなストリーミング再生を視聴することができる。
また配信手段16は、コンテンツに係る信号を所定の通信規格に準拠した配信用信号へ符号化するエンコード手段16aを有している。これにより、サーバ装置11内のコンテンツに係るデータは、配信用コンテンツに係るデータへ圧縮され、配信用コンテンツに係る信号がサーバ装置11から端末装置12へ伝送するときの回線負担を軽減することができる。
第1双方向通信手段17は、サーバ装置11と端末装置12との間で双方向に信号を伝送させて通信するように形成されている。第1双方向通信手段17は、サーバ装置11側を上流としたとき、上流から端末装置12がある下流側に向かって伝送する信号による通信を制御するように形成されている。
ここで、サーバ装置11が有する直交波周波数分割多重変調器11c(以下「OFDM変調器」という)は、配信手段16から出力される配信用コンテンツに係る信号又は第1双方向通信手段17で入出力される双方向通信に係る信号のうち、当該信号の出力に関して、それらの信号を通信回線またはテレビ回線を伝送させる搬送波を周波数変調するように形成されている。
OFDM変調器11cは、サーバ装置11と端末装置12との間を伝送する信号を、当該信号の搬送波の直交性を利用し、当該搬送波を周波数軸上で重ね合わせて並列に伝送させるように形成されている。これにより、複数の信号に係る複数の搬送波は一部重なりあいながらも互いに干渉することなく通信回線上で多重化することができ、通信回線の利用効率を高めることができる。
そして、OFDM変調器11cは、配信手段16のエンコード手段16aで圧縮された配信用コンテンツに係る信号と、第1双方向通信手段17から出力される双方向通信に係る信号の搬送波を変調するように形成されている。
これにより、サーバ装置11から端末装置12に向かう配信用コンテンツに係る信号と、サーバ装置11と端末装置12との間の双方向通信に係る信号の搬送波を全てOFDM変調方式で変調された搬送波に統一することができる。そのため、信号の取り扱いを容易にすることができ、回線の利用効率を高めることができ、一のサーバ装置11に対する複数の端末装置12からのアクセスに係る処理速度を高速化することができる。
また、OFDM変調器11cによってデジタル信号を変調した場合、当該デジタル信号の搬送波はアナログ的に取り扱うことができるので、LANケーブルだけではなく、テレビ放送用の同軸ケーブルを使用することもできる。この同軸ケーブルを利用した場合、従来のテレビ放送用の配線を流用することができるので、設置投資に係る初期コストを抑えることができる。またテレビ放送用の配線を流用したときには、工事期間を短縮し、工事を最低限の規模まで縮小することができる。
第1認証手段18は、端末装置12が、当該端末装置12を使用するユーザによってアクセスポイント15a,15bへ接続される際に、当該端末装置12はアクセスポイント15a,15bへ接続することができる正当な権限を有しているか否かを確認するため、当該端末装置12のアクセスポイント15a、15bへの接続が正当であるか否かを検証するように形成されている。当該検証には、端末装置12の固有の識別子(以下「端末ID」という)と、アクセスパスワードが用いられる。
ここで、端末IDは、端末装置12を識別する識別子としてMACアドレス、又はIPアドレス、或いはシステム管理者が任意に割り振った管理番号等であって、少なくともシステム管理者又はサーバ装置11が管理可能な番号が用いられる。また、アクセスパスワードは、サーバ装置側から予め各端末装置12へ紙媒体又はLAN13を介した電子情報媒体によって配布された文字又は記号からなる。
端末装置12のアクセスポイント15a、15bへの接続が正当である場合には、第1認証手段18は、端末装置12がアクセスポイント15a,15bに接続することを認証する。これにより、端末装置12は、LAN13に接続され、サーバ装置11から配信用コンテンツを受信することができる。ただし、この時点において配信用コンテンツのうち、有料で配信される有料コンテンツについては視聴をすることができないように制限が課せられている。当該視聴制限を解除することについては後述する。
端末装置12のアクセスポイント15a,15bへの接続が不当である場合には、第1認証手段18は、端末装置12がアクセスポイント15a,15bに接続することを拒絶する。なお、この場合は端末装置12側若しくはサーバ装置11側でエラーメッセージを表示するようにしても良い。
第2認証手段19は、第1認証手段18でアクセスポイント15a,15bを介してLAN13への接続が確立された端末装置12が、配信用コンテンツのうち、有料で配信される有料コンテンツを視聴する権限を有しているか否かを確認するため、当該端末装置12が第1クライアントに係る端末装置12であるか否かを検証するように形成されている。
ここで、第1クライアントとは、所定の登録手続を行うことによって有料コンテンツの視聴権限を有することになったクライアントを言い、詳しくは後述する。
第2認証手段で行われる第1クライアントに係る端末装置12の検証には、端末装置12を使用するユーザが任意で設定した固有の識別子と、後述するユーザの登録処理によって発行されるレジスタパスワードが用いられる。ユーザが任意で設定した固有の識別子は、サーバ装置11へのアクセスを可能にするログインに用いられるものであるので、以降はログインIDという。ログインIDは、一の第1クライアントに係る端末装置12と、他の第1クライアントに係る端末装置12との自他を明確に識別することができる。
入力されたログインIDとレジスタパスワードは、後述するサーバ装置内のレジスタテーブル24に記録されているログインIDとレジスタパスワードと照会され、一致している場合にはログインIDとレジスタパスワードが入力された端末装置12が第1クライアントに係る端末装置12であるとして認証される。
第2認証手段19が第1クライアントに係る端末装置12を認証したとき、サーバ装置11は、当該端末装置12を使用するユーザは登録ユーザであると推定し、サーバ装置11は、当該登録ユーザによる有料コンテンツの視聴を許可するように形成されている。これにより、登録ユーザは、有料コンテンツの視聴をすることができる。
第2認証手段19が第1クライアントに係る端末装置12を認証できなかったとき、すなわち、ログインIDとレジスタパスワードが不一致だったとき、又はログインIDとレジスタパスワードのいずれか一方が誤っていたときには、サーバ装置11は、端末装置12を使用するユーザが非登録ユーザであると推定する。このとき、非登録ユーザが使用する端末装置12は、第2クライアントに係る端末装置12であるとしてサーバ装置11のキャッシュメモリ等の一時メモリに仮登録される。
また、サーバ装置11が非登録ユーザであると推定したとき、端末装置12側にエラーメッセージ等を表示すると共に、ログインID及びレジスタパスワードの再入力を求めるようにしても良い。当該再入力の回数に制限を設けることにより、なりすまし等の不正入力を防止することができる。
第2クライアントに係る端末装置12は、サーバ装置11が配信するコンテンツのうち、有料コンテンツを除くコンテンツを受信することができる。そのため、次に説明する登録手続をしなくても、第1認証手段18でアクセスポイント15a,15bに接続が認証された端末装置12を使用している限り、非登録ユーザは、有料コンテンツ以外のコンテンツを視聴することができる。この有料コンテンツ以外のコンテンツとは、たとえば、病院では回診情報や疾病、薬剤に関する情報等、入院患者が共有する情報である。また、有料コンテンツ以外のコンテンツとして広告等を表示するようにしても良い。
そして、サーバ装置11は、第2認証手段19で一時的に仮登録された第2クライアントを第1クライアントとして登録する登録手段22を有している。当該登録手段22は、課金手段22a、領収手段22b、及びレシート発行手段22cを有している。
登録手段22は、サーバ装置11内にサイト(図示略)を設け、好ましくは上記の有料コンテンツ以外のコンテンツのひとつとして端末装置12に表示するコンテンツからサーバ装置内の当該サイトへリンクするようにして、端末装置12からのアクセスにサーバ装置11が応答するオンライン上の処理によって行うほか、たとえば、サーバ装置11とLAN13を介して連動する券売機・ICカード発行機のような課金装置を別途設けても良い。このような課金装置を用いる場合には、従来の設備を流用することができるので、設置投資に係る初期コストを抑えることができる。
課金手段22aは、第2クライアントに係る端末装置12を使用する非登録ユーザが第1クライアントに係る端末装置12を使用する登録ユーザとして本登録するとき、又は当該登録ユーザが本登録を更新するとき、有料コンテンツの視聴料金を第1クライアントに係る端末装置12を使用する登録ユーザに課金するように形成されている。登録ユーザは請求された視聴料金を支払うことにより、サーバ装置11に登録され、又は当該登録が更新されて有料コンテンツを視聴することができる。視聴料金の入金確認を受けてなされる登録処理によって、サーバ装置11内には当該登録ユーザに係る登録状況が記録されるレジスタテーブル24が形成される。当該レジスタテーブル24については後述する。
領収手段22bは、課金手段22aで登録ユーザから視聴料金を領収したとき、当該登録ユーザが任意に設定した第1クライアントに係る端末装置11に係るログインIDと、新たに発行する少なくとも一つの固有のレジスタパスワードを関連付けたうえで、当該レジスタパスワードを登録ユーザに対して発行するように形成されている。
このように、課金手段22aと領収手段22bによって、ユーザが支払った視聴料金に係る課金データは、サーバ装置11で一括管理することができる。これによって、課金に対して視聴料金の不払いといった不正を防止することができ、当該サーバ装置11へコンテンツを供給する外部のコンテンツ供給元等に課金データを送信すれば、当該コンテンツ供給元は、当該課金データと支払われたコンテンツ使用料とを照会することによって、本実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システム10を利用するシステム所有者がコンテンツの使用料について不正を行うことを防止することができる。
なお、本実施例においては、サーバ装置11内に課金手段22a及び領収手段22bを設けたが、これに限定されず、たとえば、上記したようにサーバ装置11と連動する券売機・ICカード発券機のような課金装置を設けた場合には、当該課金装置から登録ユーザが固有のレジスタパスワードを入力したとき、当該登録ユーザはレジスタテーブル24に記録されている登録状況を確認することができるようにしても良い。当該課金装置から登録ユーザが自身の登録状況を確認することにより、有料コンテンツを視聴したあと、未視聴時間に係る残りの視聴料金の返還を所望した場合に当該課金装置から余剰金を登録ユーザに対して返戻することができる。
ここで、当該固有のレジスタパスワードの入力については、直接入力によるものであっても良いし、後述するような、バーコード又は2次元コードをスキャナで読み取るようにしたり、生体認証装置を使用したりするようにしても良い。
そして、サーバ装置11と連動する課金装置で視聴料金の残金を精算すると共に登録ユーザが自身の登録状況を容易に確認できるようにすることによって、登録ユーザが支払った視聴料金における未視聴分の残金をシステム所有者が登録ユーザへ返還せずに不正に貯め込むといったような、コンテンツの使用料に係る不正を行うことを防止することができる。
レシート発行手段22cは、非登録ユーザを登録ユーザとして本登録する登録手続が完了したとき、レシートを発行するように形成されている。
発行されるレシートには、登録を受けた第1クライアントに係る端末装置12のログインIDと、当該ログインIDに関連付けられたレジスタパスワードが記載されている。当該レシートは、紙媒体又は電子情報媒体で発行される。
紙媒体によるレシートの場合、当該レシートに記載されているログインIDを有する端末装置12から少なくともレジスタパスワードを入力すれば、第2認証手段19で第1クライアントに係る端末装置12と認証され、登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができるようになる。なお、紙媒体の他にも、当該レシートは磁気カード又はこれに類するカード状の媒体にレジスタパスワードを磁気的又は電子的に記録したものであっても良い。
そして、発行されるレシートには、所定の文字・記号、たとえばログインID・レジスタパスワードに相当する数列、バーコード、或いは所定の文字・記号を対応する所定の図形に置換した2次元コードを記載するようにしても良い。バーコード又は2次元コードをレシートに記載し、たとえば、端末装置12に設けたスキャナで当該コードを読み取るようにすれば、レジスタパスワードの打ち間違いや、ログインID・レジスタパスワードのハッキングを防止することができる。
また、電子情報媒体によるレシートの場合、記録されているログインID及びレジスタパスワードを、例えばリモコンや携帯電話のメモリに転送させたり、或いはICカードに記憶させたりして利用することができる。これにより、例えば端末装置12のリモコンのテンキーからログインID又はレジスタパスワードの入力操作を容易に省略することができ、登録ユーザはより簡単に有料コンテンツを視聴することができる。
なお、発行されたレシートは、ユーザを容易に特定でき、当該ユーザの課金データを管理することができるものである。そのため、たとえば、入院施設内でのみ通用する電子マネーとして利用することもできる。すなわち、本実施例に記載のコンテンツ配信システムに利用する他、有料で利用される洗濯機、乾燥機の使用料、売店で購入した物の代金、病院内のレンタル用品のレンタル料等の支払いに利用することができ、入院施設内で流通する通貨として用いることができる。
これにより、多額の現金を持ち歩くことによる盗難を防止することができ、一方で入院施設側は施設の利用状況や売店での商品の流通等を容易に管理することができる。
さらに、上記したようにレシートに記載されているバーコード等は、ユーザを特定することに優れているので、当該バーコード等を電子カルテ或いはレセプト又はこれに類するユーザの個人情報と関連付けるようにしても良い。これにより、本実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システム10はまた、入院患者等のユーザを管理すること、たとえば、入院中の治療行為が保険適用の範囲内にあるのか否か、調剤情報、栄養管理等を容易に行うことができ、バーコード等を携帯型読取装置で読み取ることによって、患者の取り違えといった医療ミスを防ぐことができる。
視聴制限手段20は、有料コンテンツを形成するデータに不可視処理を施して、第2クライアントに係る端末装置12を使用する非登録ユーザが有料コンテンツを視聴することができないように形成されている。
不可視処理は、コンテンツを形成するデータに含まれるタグ或いはメタデータ等の当該コンテンツに係る固有の情報を取得する処理を行う固有情報取得ステップと、取得した当該固有情報に基づき、有料コンテンツと無料コンテンツに振り分ける処理を行うコンテンツ振分ステップと、振り分けられた有料コンテンツについて、当該有料コンテンツに係る信号をデコード手段16aで符号化すると同時に暗号化する処理、又は当該有料コンテンツを構成するデータに第2クライアントに係る端末装置12に対しては配信しない旨のコマンド指令文を埋め込む処理を行う禁止処理ステップからなる。
これ等のステップを経てなされた不可視処理によって、第2クライアントに係る端末装置12を使用する非登録ユーザは、登録手続を行わない限り有料コンテンツを視聴することができない。
視聴管理手段21は、登録ユーザが使用する第1クライアントに係る端末装置12で有料コンテンツを視聴したとき、当該端末装置12のアクセスポイント15a,15bへの接続期間、すなわち、端末装置12からサーバ装置11へのアクセス期間を管理して、一定の期間であれば登録ユーザに有料コンテンツの視聴を許可して、登録ユーザの有料コンテンツの視聴を管理するように形成されている。
このように、第1クライアントに係る端末措置12のアクセスポイント15a,15bへの接続をサーバ装置11で管理するようにしたことによって、当該端末装置12を、LAN13内の一のアクセスポイント15a,15bから、他のアクセスポイント15a,15bへの移動を容易に把握することができる。また登録ユーザが使用する端末装置12を変更した場合であっても、サーバ装置11側から登録ユーザに係るデータを変更後の端末装置12へダウンロードすることにより、一のアクセスポイント15a,15bから他のアクセスポイント15a,15bへの移動と同様に、サーバ装置11は端末装置12の変更を容易に把握することができる。
視聴管理手段21は、接続時間を管理するためのカウントタイマ手段21aを有している。
カウントタイマ手段21aは、登録ユーザが課金手段22aで請求された視聴料金を支払ったとき、当該視聴料金に対応する視聴期間をセットするように形成されている。セットされる視聴期間は、例えば月単位、週単位、日単位、時間単位等、支払った視聴料金に対して所定の期間が設定され、登録ユーザは任意の視聴料金を支払うことによって、所望する視聴期間を選択することができる。
そして、第1クライアントに係る端末装置12をアクセスポイント15a,15bに接続して、当該端末装置12が第2認証手段19で認証されたとき、カウントタイマ手段21aは起動する。
起動したカウントタイマ手段21aは、設定された視聴期間からカウントダウンを開始する。
登録ユーザが支払った視聴料金に係る入金記録と、当該視聴料金に対応する視聴期間は後述するレジスタテーブル24に更新可能に記録される。またカウントダウンによって当初の視聴期間から減算された残りの視聴可能時間は、後述するレジスタテーブル24で随時更新されつつ記録される。
これにより登録ユーザは、支払った視聴料金に応じた所定期間に亘る有料コンテンツの視聴がサーバ装置11から許可される。
なお、後述するように、登録ユーザが有料コンテンツの視聴を一時的に取り止めても、残りの視聴可能時間に関するデータはサーバ装置11のレジスタテーブル24に記録されている。そのため、登録ユーザは、自身が使用する第1クライアントに係る端末装置12をサーバ装置11へ再度アクセスさせたとき、有料コンテンツの視聴を容易に再開することができる。
上記のアクセスポイント15a,15b間の移動や、サーバ装置11側でいわばログとバックアップを取っている登録ユーザに係るデータに関連して、サーバ装置11は、図4に示すように、アクセステーブル23を有し、図5に示すようにレジスタテーブル24とを有している。
アクセステーブル23及びレジスタテーブル24は、サーバ装置11内のメモリ又は当該サーバ装置11が有するハードディスクドライブ又はこれに類する外部記憶媒体11cに設けられている。
アクセステーブル23は、端末装置12のアクセスポイント15a,15bへの接続状況を更新可能に記録するように形成されている。
アクセステーブル23は、図4に示すように、例えば行列状の表からなり、第1列にアクセスポイント15a,15bが設けられている階、第2列に部屋又はロビー等の場所、第3列に無線接続可能なアクセスエリア15aか、又は有線接続可能なアクセスアダプタ15bの種別、第4列にアクセスポイント15a,15bの管理番号、第5列にアクセス済か、空きポイントかの表示、第6列には接続している端末装置12が第1クライアントに係る端末装置12か、又は第2クライアントに係る端末装置12かといった、端末装置12のアクセスポイント15a,15bへの接続状況が記載されている。
このように、端末装置12から第1双方向通信手段17を介してアクセスポイント15a,15bへの接続を時々刻々と通信し、当該接続に係る接続状況を随時更新することによって、アクセスポイント15a,15bの空き状況、一のアクセスポイント15a,15bから他のアクセスポイント15a,15bへの移動等の情報をサーバ装置11は容易に把握することができる。
レジスタテーブル24は、第1クライアントに係る端末装置12の登録状況を更新可能に記録するように形成されている。
レジスタテーブル24は、図5に示すように、例えば個別ページと索引とからなる住所録のように形成されている。
レジスタテーブル24に記載されている事項は、第1クライアントに係る端末装置12のログインIDと、当該ログインIDに関連付けられたレジスタパスワード、ネットワーク上で当該第1クライアントに係る端末装置12を識別する端末IDのほか、支払った視聴料金の入金記録に係るデータ、当該視聴料金に対応する視聴期間のデータ、接続しているアクセスポイントに係るデータ等の登録状況である。
また、第1クライアントに係る端末装置12の登録状況とはいわば当該端末装置12を使用する登録ユーザに係る登録状況でもあるので、例えば、登録ユーザが第1クライアントに係る端末装置12を変更した場合には、ネットワーク上で当該第1クライアントに係る端末装置12を識別する端末ID書き換えられて更新登録される。
この場合に、登録ユーザは新たにログインIDとレジスタパスワードを、新たに使用する第1クライアントに係る端末装置12から入力する必要があるが、登録ユーザが使用する第1クライアントに係る端末装置12を固定しなくてもよくなるので、例えば、病院の入院設備においては、個室から大部屋に移った場合といったように使用できる端末装置12が異なっても容易に対応することができる。
ここで、視聴期間のデータは、登録ユーザが有料コンテンツを視聴したとき、カウントタイマ手段21aで減算された残りの視聴可能時間も記録されている。これにより、登録ユーザがサーバ装置11にアクセスして視聴可能時間を自身が使用する端末装置12に表示させれば、あとどれ位有料コンテンツを視聴することができるか容易に知ることができ、また、月単位、週単位といった長期間分を支払った場合でも、残りの視聴可能時間に応じた視聴料金の返金を受けることができる。
また、レジスタテーブル24に記録されているアクセスポイント15a,15bに係るデータは、第1クライアントに係る端末装置12が一のアクセスポイント15a,15bから他のアクセスポイント15a,15bへ移動したとき、一のアクセスポイント15a,15bに係る接続状況に対して、他のアクセスポイント15a,15bに係る接続状況が新たに上書きされるように形成されている。
これにより、第1クライアントに係る端末装置12が接続するアクセスポイント15a,15bの変更が記録される。
対して、アクセステーブル23では、第1クライアントに係る端末装置12が接続していた一のアクセスポイント15a,15bに係るデータは抹消され、移動先の他のアクセスポイント15a,15bに係るデータが新たにアクセステーブル23上に記録される。これにより、第1クライアントに係る端末装置12が接続するアクセスポイント15a,15bの移動をサーバ装置11は容易に把握することができる。
このように、レジスタテーブル24に記録されている登録状況とアクセステーブル23に記録されている接続状況を、場合に応じて組み合わせて使用することによって、サーバ装置11は、第1クライアントに係る端末装置12を統合的に管理することができ、ひいては登録ユーザを管理することができる。
また、サーバ装置11は、端末装置12と同一のアクセスポイント15a,15bに接続される外部機器12a,12b,12cの動作を遠隔制御するリモートコントロール手段25を有している。
ここで、外部機器12a,12b,12cとは、図3に示すように、例えば、入院設備においては、LAN経由で施錠及び開閉管理可能な金庫12aや、同じくLAN経由で遠隔操作可能な冷蔵庫12b、さらにはLAN経由で点灯制御可能なベッドサイドの読書用ランプ12c等のベッドの付帯設備が挙げられる。
このような外部機器12a,12b,12cを、リモートコントロール手段25が遠隔制御することによって、サーバ装置11は端末装置12と併せて統合的に制御することができる。当該統合制御は以下のような利点がある。
レジスタテーブル24に記録される登録状況には、上記の外部機器12a,12b,12cの種類、作動中であるか否か、動作時間又はこれらに類する当該外部機器12a,12b,12cの稼働状況に係るデータが随時更新可能に記録される。
ここで、登録ユーザが支払った視聴料金のうち、その一部を当該外部機器12a,12b,12cの使用料として充当したり、別途外部機器12a,12b,12cの使用料を課金手段22aで課金して支払わせることによって、外部機器12a,12b,12cを有料で使用させることができる。
また、登録ユーザが例えば冷蔵庫12bの扉を開閉させたことが、リモートコントロール手段25で確認できるので、扉が開きっぱなしであることについて端末装置12で注意を促したり、使用料金を支払わずに使用している場合に端末装置12を使って警告したりすることができる。
端末装置12は、図6に示すように、受信手段30と、第2双方向通信手段31と、入力手段32と、視聴手段33とを有している。
受信手段30は、サーバ装置11から配信されたコンテンツを受信することができるように形成されている。受信した配信用コンテンツは所定の処理が施されて再生用コンテンツに変換され、視聴手段33で再生される。
受信手段30は、デコード手段30aを有している。当該デコード手段30aは、サーバ装置11のエンコード手段16aで符号化された配信用コンテンツに係る信号を、視聴手段33で視聴可能な再生用コンテンツに係る映像信号又は音声信号に復号するように形成されている。
そして、デコード手段30aは帯域フィルタ手段(図示略)を有している。当該帯域フィルタ手段は、OFDM変調器11bで変調された配信用コンテンツに係る信号を復調したとき、搬送波の周波数をフィルタリングし、搬送波別に再生用コンテンツに係る信号を振り分けるように形成されている。これにより、再生用コンテンツは視聴手段33でチャンネル別に再生することができる。
第2双方向通信手段31は、端末装置12とサーバ装置11との間で双方向に信号を伝送させて通信するように形成されており、サーバ装置11側を上流としたとき、下流側の端末装置12からサーバ装置11がある上流側に向かって伝送する信号による通信を制御するように形成されている。なお、第2双方向通信手段31にサーバ装置11の出力部に設けたOFDM変調器11bによって変調された信号の復調手段を設けても良い。
入力手段32は、キーボード32a或いはマウス32b又はこれに類する入力装置、例えば平板状のタブレット型入力装置を備えている。当該入力手段32は、サーバ装置11に対して所定のコンテンツの配信を要求したり、端末装置12自身の操作に係る各種指令を入力することができるように形成されている。これにより上記の登録手段22によって、非登録ユーザは登録ユーザへ登録することができ、また仮登録されていた第2クライアントに係る端末装置12を本登録して第1クライアントに係る端末装置12とすることができる。そして、登録ユーザは有料コンテンツを含んだコンテンツのうち、所望するコンテンツの配信を入力手段32を用いてサーバ装置11に対し要求することができる。
入力手段32は、各種入力操作を支援する入力支援手段34を有している。当該入力支援手段34は、再生用コンテンツを視聴手段33で再生しているとき、本来であれば、入力装置32a,32bによって直接入力しなければならない入力操作を、視聴手段33のバックグラウンドで直接入力操作に代替して実行するように形成されている。これにより、入力手段32の入力操作を支援することができる。そのため、ユーザは入力装置32a,32bを使った直接入力操作を省略することができる。入力支援手段34の入力支援は、たとえば、端末装置12で再生用コンテンツの再生を停止したとき、サーバ装置11に対して視聴可能時間を計時しているカウントタイマ手段21aの停止を要求したり、視聴可能時間が残り少なくなった場合に、視聴管理手段21が登録ユーザに対して視聴料金の追加支払いを求めたとき、追加料金分を自動的に支払うようにしたりすることができる。
なお、この自動支払いについて、例えば入院患者の場合は、退院時に請求される入院費用の精算の段階でまとめて支払うように設定しても良い。また、登録ユーザが所有するクレジットカードのIDを当該登録ユーザのレジスタテーブル24に登録してクレジットカードによる自動支払いをするように設定しても良い。
入力支援手段34は、また好ましくは、ICカード34aと、当該ICカード34aに記録されるデータについて読み書き可能なカードリーダ・ライタ装置34bを備えている。
ここで、ICカード34aとは、ICチップが埋め込まれたカードであって、登録手段22に関して設けたICカード発行機で登録ユーザごとに個別に発行されるものや、或いは端末装置12にデジタル放送を受信させるためにデジタル放送に掛けられている暗号を解除するためのものである。
当該ICカード34aは、たとえばICチップに予めアクセスパスワードを記録しておき、当該ICカード34aをカードリーダ・ライタ装置34bで読み込むことによって、当該ICカード34aと関連付けられた端末装置12の端末IDと共にサーバ装置11の第1認証手段18を受けさせるようにすることができる。
そして、ICカード34aには、サーバ装置11の登録手段22で発行されたレジスタパスワードを記録するようにしても良い。これによって、端末装置12が第2認証手段19を受けるとき、登録ユーザによるレジスタパスワードの入力操作を省略させることができる。加えて、サーバ装置11側でレジスタパスワードを認証したときに自動的に登録ユーザのログインIDを読み出すように設定していた場合には、登録ユーザは、カードリーダ・ライタ装置34bにICカード34aを読み込ませるだけで、第2認証手段19で自動認証され、可及的に有料コンテンツを視聴することができる。
さらには、ICカード34aにレジスタテーブル24に記載されている登録状況に係るデータ、すなわち視聴料金の入金記録、視聴可能時間に係るデータのバックアップコピーを記録するようにしても良い。この場合には、当該バックアップコピーに係るデータと、レジスタテーブル24に記録されている登録状況を照会することによって、より高精度で登録ユーザの認証を自動的に行うことができる。これにより、登録ユーザは自身が使用する端末装置12と共に移動しなくても、移動先に設置されている端末装置12が有するカードリーダ・ライタ装置34bにICカード34aを挿嵌することによって、有料コンテンツの視聴をすることができる。
本実施例において、ICカード34aは地上デジタルテレビ放送に掛けられている暗号を解読するための鍵データが記録されたカードを想定している。しかし、これに限定されることなく、プリペイド機能、ポストペイ機能、クレジット機能等のいずれか又は当該複数の機能を組み合わせた複合機能を備えたICカード34aを用いるようにしても良い。なお、入院施設で使用するICカード34aには、上記の登録データと併せてカルテとレセプト、投薬記録に係るデータを記録し、総合的に使用できるようにしても良い。
また、カードリーダ・ライタ装置34bは、端末装置12近傍に設けたカードスロットに挿入するものであっても良いし、センサを利用した非接触型のものであっても良い。また、端末装置12近傍に配置しなくても、カードリーダ・ライタ装置34bは、例えば、部屋の入り口に設けて部屋のキーと兼用したり、各階に一台配置するようにしても良い。
入力支援手段34は、また好ましくは、生体認証装置を用いても良い。
ここで、生体認証とは、個々人の固有の身体的特徴に基づいて本人確認を行う認証方式をいう。そして生体認証装置は、たとえば、指紋、掌の静脈を認証するスキャナ装置、眼球の虹彩、又は顔面を認証する撮像装置、声紋を認証する音声入力装置、又はペンで署名する際の筆圧、筆記速度或いは筆跡によって認証するタッチパネル装置がある。
また、本実施例に記載の個人認証型コンテンツ配信システムは、入院施設への導入を想定していることから、血液検査等の検査の際に取得された遺伝子又はDNAのうち、所定の塩基配列を数列或いは文字列に変換したログインID又はパスワードによって個人認証を行うようにしても良い。
入力支援手段34を生体認証装置とすることにより、極めて高いセキュリティを実現することができる。また、登録ユーザの生体情報と視聴料金の納付情報等の登録情報とを容易に関連付けることができるので、たとえば、電子カルテ或いはレセプトと合わせて、入院患者の個人情報を高秘匿性で保護することができる。さらに、カード・現金等を持ち歩かなくても良いので、当該カードや現金が盗まれることを防止することができる。ここで入院患者を例にとると、ベッドを移動した場合であっても、当該ベッドに付属の生体認証装置に対して当該入院患者が入力操作、たとえば手をかざして指紋又は静脈を認証させる操作を行ったとき、サーバ装置11は当該入院患者の一のベッドから他のベッドへの移動をトレースし、素早くコンテンツの配信を行うことができる。
また、生体認証装置を用いた場合、サーバ装置11は、容易にユーザを特定することが可能であると共に、当該ユーザの課金データを容易に管理することができる。そのため、たとえば、本実施例に記載のコンテンツ配信システムに利用する他、コインランドリーの使用料、売店で購入した物の代金、又は病院内のレンタル用品のレンタル料等の支払いに係るクレジットに代替するものとして利用することができる。これにより、クレジットカードの盗難を防止することができ、一方で入院施設側は施設の利用状況や売店での商品の流通等を容易に管理することができる。
さらに、上記したように生体認証装置は、ユーザの身体的特徴を特定することに優れているので、電子カルテ或いはレセプト又はこれに類するユーザの個人情報と容易に関連付けることができる。これにより、本実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システム10はまた、入院患者等のユーザを管理すること、たとえば、入院中の治療行為が保険適用の範囲内にあるのか否か、調剤情報、栄養管理等を容易に行うことができ、生体認証装置で入院患者を確認することによって、患者の取り違えといった医療ミスを防ぐことができる。
また、入力支援手段34は、視聴手段33に接続されるモニタ33aの電源のオン・オフを検知する電源検知手段35を有している。当該電源検知手段35は、モニタ33aの電源がオンになったとき、第2双方向通信手段31によって起動信号をサーバ装置11へ送信する。また、当該電源検知手段35は、モニタ33aの電源がオフになったとき、第2双方向通信手段31によって停止信号をサーバ装置11へ送信する。なお、起動信号と停止信号には、共にログインIDに係るデータ及びレジスタパスワードに係るデータが含まれている。
起動信号の入力を受けたサーバ装置11は、アクセステーブル23及びレジスタテーブル24を照会する。そして、端末装置12の接続状況、第1クライアントに係る端末装置12の登録状況を確認したうえで、入力支援手段34のバックグラウンド入力操作によって、自動的に第1認証手段18と、第2認証手段19がサーバ装置11で実行される。
これによって、モニタ33aの電源をオンにしたとき、端末装置12は自動的にネットワークへ接続され、サーバ装置11へ可及的にアクセスすることができる。
停止信号の入力を受けたサーバ装置11は、当該停止信号を受信したとき、アクセステーブル23又はレジスタテーブル24へ更新可能に記録している記録処理の更新を停止して、その受信時における接続状況又は登録状況の最終更新後の記録を保存する処理を行う。
一方、停止信号を出力した端末装置12は、視聴終了確認手段36を有している。
視聴終了確認手段36は、当該停止信号の送信と共に当該端末装置12に係る接続状況又は登録状況をサーバ装置11に伝える接続状況又は登録状況に係る信号の送信を停止するように形成されている。そして同時に視聴終了確認手段36は、当該端末装置12を使用する登録ユーザに対し、モニタ33aの電源をオフにして、コンテンツの視聴を終了するか否かについて確認するように形成されている。
これにより、サーバ装置11側ではアクセステーブル23又はレジスタテーブル24への最終更新後の記録を保存する記録処理を安全に終了させることができ、端末装置12側では、登録ユーザが誤って停止させたり、また接続状況又は登録状況に係る信号の送信を終了する前にモニタ33a、ひいては端末装置12の電源がオフになって、接続状況又は登録状況に係る記録に誤差が生じることを防ぐことができる。
視聴手段33は、モニタ33aを備えている。当該モニタ33aは、再生用コンテンツに基づく映画、動画、テレビ放送又はこれらに類する番組が再生表示されるように形成されている。
本実施例においては、上記手段を備える端末装置12は、LAN13への接続可能な機能を備えたデジタルテレビである。また、これに限定されず、パソコン、携帯型タブレット端末装置、スマートフォン等の端末装置12であってネットワーク接続機能と、動画等の再生機能を有する端末装置12であれば、本実施例を適用することができる。
また、従来のアナログテレビであっても、ネットワーク接続機能とデジタル信号をアナログ信号へ復号するエンコーダ機能を備えたセットトップボックス(STB)装置を介してLAN13に接続して使用することができる。この場合には従来の設備をそのまま用いることができるので、設備コストを抑えることができる。
さらにまた、本実施例においてサーバ装置11はOFDM変換器11bで出力する信号の搬送波を全て周波数変調するようにしている。そのため、いわゆるデジタル回線によるLAN13以外にも従来のテレビ放送用の同軸ケーブルによる配線でLAN13を構築することができる。これによって、デジタル回線によるLAN13の配線工事を行わなくても良いので、設備投資に係る初期コストを抑えることができ、工事期間を短縮し、さらに工事規模を縮小することができる。したがって、例えば病院においては、長期入院患者や重篤患者に対して工事による負担を最小限に抑えることができる。
個人認証型コンテンツ配信システム10を構成するLAN13は、所定の構内、例えば入院病棟を含む病院内等で上記の構成を有している。さらに、個人認証型コンテンツ配信システム10は、上記の構成を有するLAN13に係るネットワークを複数の病院に設けたとき、以下に記載するように、互いに接続してネットワークを構築するように形成されている。
個人認証型コンテンツ配信システム10を構成する複数のLAN13を、図2に示すように、インターネット41を介して互いに接続する。図7は当該ネットワークのうち、所定の2つのLAN13をピックアップしたブロック図である。
インターネット41を介在させた上記のような接続に際し、複数のLAN13間で通信されるデータを暗号化し、又は当該データの認証で秘匿化して、LAN13間の通信を厳重に保護・管理するようにして仮想的なプライベートネットワーク40が構築されている(以下、仮想的プライベートネットワークを「VPN」という)。これにより、複数のLAN13があたかも専用回線で結んだかのようなネットワークを形成することができる。
VPN40に属するLAN13のうち、一のLAN13aの外部に構築されている他のLAN13bは、外部アクセスポイント15c,15dを有している。当該外部アクセスポイント15c,15dへ接続した端末装置12は、インターネット41を経由して一のLAN13a内のサーバ装置11にアクセス可能に形成されている。
外部アクセスポイント15c,15dは、端末装置12が無線接続可能な外部アクセスエリア15cと、端末装置12が有線接続可能な外部アクセスアダプタ15dとからなる。
そして、外部アクセスポイント15c,15dへ接続した端末装置12が一のLAN13a内のサーバ装置11の第1認証手段18で認証を受けたとき、当該外部アクセスポイント15c,15dへ接続した端末装置12は、一のLAN13内のサーバ装置11へのアクセスが許可される。これにより、VPN40自体のデータ暗号化、秘匿化に加えて、一のLAN13a内のサーバ装置11に対して、接続権限の無い端末装置12が接続することを防止する高いセキュリティ効果を得ることができる。
さらに、外部アクセスポイント15c,15dに接続した端末装置12が、一のLAN13a内のサーバ装置11の第2認証手段19で認証を受けたとき、外部アクセスポイント15c,15dに接続した第1クライアントに係る端末装置12を使用する登録ユーザは、一のLAN13a内のサーバ装置11が所有保管する有料コンテンツを視聴することができる。なお、外部アクセスポイント15c,15dからサーバ装置11へアクセスしたときに第2認証手段19で認証されなかった場合には、外部アクセスポイント15c,15dから一のLAN13内のサーバ装置11が有する登録手段22によって登録手続をするようにしても良い。この場合には、一のLAN13a内のサーバ装置11は、VPN40に属するLAN13から外部アクセスポイント15c,15dを介して当該サーバ装置11へアクセスする全ての登録ユーザを一括管理することができる。これによって登録ユーザの二重登録を防止することができる。
そして、このように登録ユーザを一括管理することによって、一のLAN13a内のサーバ装置11は、他のLAN13bをはじめとしたVPN40に属するすべてのLAN13の上位に配されている個人認証型コンテンツ配信システム10のホスト管理サーバとすることができる。
この場合には、例えば当該ホスト管理サーバとは別に、他のLAN13b内のサーバ装置11等。VPN40に属する他のサーバ装置11にコンテンツを分散させて保管するようにして、VPN40を介して配信用コンテンツを互いにLAN13に接続している端末装置12に配信するようにしても良い。これによって、各サーバの負担を軽減することができ、より高速で高画質のコンテンツを配信することができる。
また、一のLAN13a内のサーバ装置11は、外部アクセス遮断手段26を有している。
外部アクセス遮断手段26は、外部アクセスポイント15c,15dからの端末装置12のサーバ装置11へのアクセスに関して、視聴管理手段21と協働するように形成されている。
視聴管理手段21は、他のLAN13b内の外部アクセスポイント15c,15dに接続した第1クライアントに係る端末装置12が、外部アクセスポイント15c,15dから一のLAN13a内のサーバ装置11に接続している時間、すなわち当該端末装置12が外部アクセスポイント15c,15dに接続している外部接続時間を管理するように形成されている。外部接続時間はカウントタイマ手段21aで減算処理される。そして当該外部接続時間は、端末装置12がアクセスポイント15a,15bから行うアクセスと同様に、接続している端末装置12の視聴可能時間として取り扱われる。
そして、外部アクセス遮断手段26は、視聴管理手段21で管理されている当該外部接続時間について、視聴可能時間が無くなったとき、外部アクセスポイント15c,15dから一のLAN13a内のサーバ装置11へのアクセスを遮断するように形成されている。
なお、視聴料金に応じた視聴期間に基づく視聴可能時間による視聴管理の他にも、外部アクセスポイント15c,15dから一のLAN13a内のサーバ装置11へのアクセス回数が所定の回数を超えたとき、一のLAN13内のサーバ装置11に対して外部アクセスポイント15c,15dを経由した端末装置12のアクセスが所定の台数を超えたとき等の所定の条件によって外部アクセスを遮断するようにしても良い。
これによって、例えば、学校に一のLAN13aを構築することができる。この場合、先生・講師等は、宿題や課題といったコンテンツを当該LAN13aのサーバ装置11へアップロードする。そして、生徒・学生たちは、各家庭に設けられた他のLAN13b内に接続するパソコン等の端末装置12から一のLAN13a内のサーバ装置11へアクセスして、宿題等を一のLAN13aに属するサーバ装置11から他のLAN13b内の端末装置12へダウンロード、或いは端末装置12でストリーミング再生することによって読み出し、宿題等を視聴管理手段21によって予め定められた提出期限内に一のLAN13a内のサーバ装置11へ返送する。ここで、提出期限を徒過した場合、一のLAN13a内のサーバ装置11は、外部アクセス遮断手段26で当該宿題等の提出を拒絶することができる。
上記のような使い方をする場合、第2認証手段19として、ログインIDに出席番号、学籍番号を使用すれば、サーバ装置11を管理する講師等は誰が提出していないかを容易に知ることができる。
また、例えば、病院に一のLAN13aを構築した場合、退院した後であっても、各家庭の他のLAN13b内の端末装置12から病院に設けた一のLAN13a内のサーバ装置11へアクセスして、病院が配信している有料コンテンツを既に支払った視聴料金分視聴することができる。これにより支払った視聴料金を無駄にすることを防ぐことができる。さらに、病院の場合には、退院した後であっても、病院に設けた一のLAN13a内のサーバ装置11から、所定のコンテンツ、例えば時事の出来事、投薬のタイミング、退院後のケアといったような事項を各家庭の他のLAN13b内の端末装置12に対して配信することができる。すなわち、VPN40によって個人認証型コンテンツ配信システムを系列病院を互いに接続したネットワークに限らず、登録ユーザ、例えば入院していた患者、カルテ、レセプトが保管されている患者が各家庭で使用する端末装置12まで拡大してネットワークを形成することができる。
上記の構成を有する個人認証型コンテンツ配信システム10は、以下のように使用される。添付した図面にしたがって説明する。図8は本実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムの使用方法を説明するフローチャート図である。
個人認証型コンテンツ配信システム10のLANが有するアクセスポイント15a、15bの一つに、端末装置12を接続したとき、サーバ装置11は、図8に示すように各処理を行い、接続された端末装置12を第1クライアントに係る端末装置として認証し、有料コンテンツを配信する。
ステップ100は、アクセスポイント15a,15bに端末装置12を接続する処理を行うステップである。これによって、端末装置12側からサーバ装置11側に対して接続信号が第2双方向通信手段31によって送信され、当該接続信号を受信したサーバ装置11側は、第1双方向通信手段17によって接続信号に応答する第1認証手段18を受けるための信号を返信する。
ステップ105は、アクセスポイント15a,15bに接続された端末装置12がサーバ装置11の第1認証手段18の認証を受けるために、端末IDとアクセスパスワードを入力する処理を行うステップである。このとき、端末IDに係るデータを接続信号に含めることによって、サーバ装置11で自動的に確認するように処理しても良い。
ステップ110は、端末装置12がアクセスポイント15a,15bの接続に関して正当な権限を有しているか否かをサーバ装置11が第1認証手段18で検証する処理を行うステップである。
正当な権限を有している場合には、端末装置12の接続は第1認証手段18で認証され、ステップ115の処理へ移行する。
正当な権限を有していない場合には、端末装置12の接続は第1認証手段18で拒否され、ステップ190で第1認証手段18に係る処理は終了する。
ステップ115は、サーバ装置11が有するアクセステーブル23へ、アクセスポイント15a,15bに端末装置12が接続したことについて記録を開始する処理を行うステップである。当該ステップ115の処理と略同時にログインIDとレジスタパスワードの入力を要求する信号が、サーバ装置11から第1双方向通信手段17から端末装置12へ送信される。
ステップ120は、端末装置12がログインIDとレジスタパスワードを入力手段32又は入力支援手段34で入力操作する処理を行うステップである。ここで、ログインIDとレジスタパスワードは、キーボード32a又はマウス32bで直接入力されるか、又はICカード34aとカードリーダ・ライタ装置34bで自動的に読み取って入力される。
入力されたログインIDとレジスタパスワードは、サーバ装置11の第2認証手段19による認証処理を行うステップ125へ送られる。
ステップ125は、端末装置12が有料コンテンツの視聴に関して正当な権限を有しているか否かをサーバ装置11が第2認証手段19で検証する処理を行うステップである。当該権限の有無については、当該端末装置12が登録された端末装置12であるか否か、また当該端末装置12を使用するユーザが登録ユーザであるか否かが検証される。
登録されている場合には、ステップ130へ移行し、登録されていない場合にはステップ155へ移行する処理が行われる。
ステップ130は、アクセスポイント15a,15bへ接続された端末装置12が既に登録され、当該端末装置12が第1クライアントに係る端末装置12であることを第2認証手段19が認証する処理を行うステップである。当該認証を受けた端末装置12を使用するユーザは、登録ユーザとして有料コンテンツを視聴することができる。ここで、登録ユーザが有料コンテンツの配信を要求した場合には、当該有料コンテンツの配信についてステップ135へ移行する。
ステップ135は、第2認証手段19で認証された第1クライアントに係る端末装置12から有料コンテンツの配信要求が第2双方向通信手段31を介して送信されたとき、当該有料コンテンツの視聴を視聴管理手段21で許可する処理を行うステップである。
視聴管理手段21は視聴制限手段20に対して、有料コンテンツの配信要求を行った端末装置12へ配信する配信用コンテンツについて視聴制限を取り除くことを指示する処理を行い、当該指示を受けた視聴制限手段20は、当該端末装置20に対して視聴制限の掛かっていない有料コンテンツを配信するように配信手段16へ指示する処理を行う。
そして、配信手段16は、視聴制限が掛けられていない配信用コンテンツを端末装置12へ配信する処理を行い、配信用コンテンツを受信した端末装置12は、当該配信用コンテンツを再生用コンテンツへデコード手段30aでデコードする処理を行ってから、視聴手段33のモニタ33aで再生表示する。
これによって、登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができる。
ステップ140は、カウントタイマ手段21aで視聴期間のカウントダウンを開始する処理を行うステップである。
前段のステップ135で有料コンテンツの視聴が許可され、登録ユーザが視聴を開始したとき、瞬時にカウントタイマ手段21aは起動し、当該登録ユーザが支払った視聴料金に応じて設定された視聴期間から実際に有料コンテンツを視聴した時間が減算処理される。当該減算処理された残りの視聴可能時間は、登録状況が随時更新されてレジスタテーブル24に記録される。当該視聴可能時間について、好ましくは登録ユーザが要求したときは端末装置12のモニタ33aで確認することができるようにしても良い。
ステップ145は、視聴可能時間の残りが少なくなったとき、登録ユーザに対して報知する処理を行うステップである。本実施例においては、報知するタイミングを残り5分を切ったときと設定したが、当該報知タイミングは任意に設定することができる。また、残りの視聴可能時間ではなく、当該視聴可能時間に対応する視聴料金を計算して、例えば視聴料金が千円を切ったときに報知するようにしても良い。
ステップ150は、視聴可能時間が残り少なくなったとき、視聴料金を再度支払って更新するか否かを判断する処理を行うステップである。
第1クライアントに係る端末装置12を使用する登録ユーザが、有料コンテンツの視聴を続行し、登録を更新することを希望した場合には、ステップ165へ移行する。一方、更新を希望しない場合にはステップ195で終了する処理が行われる。この場合には視聴可能時間が無くなるまで登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができる。
次に、ステップ125で第2認証手段で登録されていないと判断する処理が行われた場合について、登録手段22で行われる登録処理と、上記ステップ150で更新登録を選択した場合の更新登録処理について説明する。
ステップ155は、ステップ125で第1クライアントに係る端末装置12ではないと認証されたとき、当該端末装置12を第2クライアントに係る端末装置12と認証する処理を行うステップである。また、当該認証処理と同時に、アクセステーブル23に対してのみ第2クライアントに係る端末装置12が記録される仮登録をする処理が行われる。これによってアクセスポイント15a,15bの重複接続を避けることができる。
第2クライアントに係る端末装置12と認証された端末装置12を使用するユーザは、登録するか否かの判断が次のステップ160で求められる。
ステップ160は、第2クライアントに係る端末装置12を本登録するか否か判断する処理を行うステップである。本登録する場合にはステップ165以降の登録処理に移行し、本登録しない場合にはステップ200へ移行する。
ステップ165は、第2クライアントに係る端末装置12を使用する非登録ユーザに対して課金手段22aで視聴料金を課金することを報知して当該視聴料金の支払いを要求する処理を行うステップである。非登録ユーザは、ここでログインIDを設定する処理と、課金された視聴料金を支払う処理を行う。また好ましくは、クレジットカードのIDを登録するようにしても良い。この場合には自動的に更新するように設定する処理が行われる。なお、病院等であればカルテの整理番号等を登録することによって退院時に一括清算するように登録することもできる。これによって、煩わしい更新登録の手間を省くことができる。
ここで、ステップ150で更新登録処理を選択した登録ユーザに対してもまた、ステップ165は、課金手段22aで視聴料金を課金することを報知して当該視聴料金の支払いを要求する処理を行う。
視聴料金が支払われたとき、次のステップ170へ移行する。
ステップ170は、レジスタパスワードが既に発行されているか否かを確認する処理を行うステップである。ステップ165で更新登録処理に係る課金処理を受けた登録ユーザは、既にレジスタパスワードを所有しているので、ステップ175へ移行する。
ステップ165で、新規登録に伴う登録処理に係る課金処理を受けた非登録ユーザに対しては、ステップ210で、登録手段22は新たにレジスタパスワードを発行する処理を行う。レジスタパスワードが発行された後、非登録ユーザは登録ユーザとして本登録され、第2クライアントに係る端末装置12もまた第1クライアントに係る端末装置12として本登録される。このとき、レジスタテーブル24が新規に作成される。そして次のステップ175へ移行する。
ステップ175は、視聴料金を領収する処理を行うステップである。そして領収した視聴料金に応じて、視聴期間が設定される。設定された視聴期間はレジスタテーブル24に記録される。また領収手段22bが領収した視聴料金についても入金記録としてレジスタテーブルに記録される。
ステップ180は、レシート発行手段22cでレシートを発行する処理を行うステップである。当該レシートは、紙媒体又は電子情報媒体によって発行される。レシートには少なくともログインID及びレジスタパスワードが記載される。当該レシートの発行処理を以て登録手続に係る処理は終了する。
ステップ185は、ステップ160乃至ステップ180に至る処理が、新規登録によるものか、又は更新登録によるものかを判断する処理を行うステップである。ステップ170においてレジスタパスワードが発行済みであると判断する処理が行われていた場合には、更新登録であるとして、ステップ140へ移行し、カウントタイマ手段21aによる視聴期間のカウントダウンが開始される。
一方、ステップ170においてレジスタパスワードが発行されていないと判断する処理が行われ、ステップ210でレジスタパスワードを新規に発行する処理が行われていた場合には、新規登録であるとして、ステップ125へ移行し、第2認証手段19による第1クライアントに係る端末装置12であるか否かの認証処理が行われる。このとき、登録手段22からログインIDとレジスタパスワードに係るデータが第2認証手段19へ自動的に送信されるので、登録ユーザは当該ログインIDとレジスタパスワードの直接入力を省略することができる。
当該端末装置12が第2認証手段19で認証された場合には、非登録ユーザから本登録を経た登録ユーザは有料コンテンツを視聴することができる。
ステップ160で、非登録ユーザが本登録しないことを選択した場合にはステップ200へ移行する。
ステップ200は、非登録ユーザが使用する端末装置12を、第2クライアントに係る端末装置12として維持する処理を行うステップである。これによって、当該端末装置12は、アクセスポイント15a,15bへの接続が許可されたのみの第2クライアントに係る端末装置12としてアクセステーブル23に記録される。そして、登録処理はステップ205で終了する。
なお、ステップ205で登録処理が終了した場合であっても、非登録ユーザは任意に登録処理を行えるようにしても良い。
第2クライアントに係る端末装置12であっても、サーバ装置11が配信するコンテンツのうち、例えば無料のコンテンツについては配信を受けることができる。また、当該端末装置12をインターネットに接続可能とすることもできる。LAN13に接続した第2クライアントに係る端末装置12が、サーバ装置11の配信するコンテンツ又はサーバ装置11を経て入手可能なコンテンツのうち、どこまで視聴・閲覧可能かは、サーバ装置11の管理者によって任意に設定される。
これにより、サーバ装置11が受信するデジタルテレビ放送を有料化し、又は配信する映画・動画を有料化する一方で、インターネットへの接続は無料とするといったように任意に設定することができる。
また、上記の有料コンテンツの視聴処理、第1クライアントに係る端末装置12の登録処理とは別に、登録ユーザがアクセスポイント15a,15b間を移動したとき、又は使用する端末装置12を変更したときは、サーバ装置11のアクセステーブル12、及びレジストテーブル24にアクセスポイント15a,15b間の移動記録や、或いは第1クライアントに係る端末装置12の変更が記録され、視聴料金の入金記録等は持ち越される。
このように視聴料金の納付記録、視聴可能時間等を端末装置12側ではなくて、サーバ装置11側で記録保管することによって、登録ユーザは、個人単位でLAN13内を自由に移動すると共に、自由に自己が使用する端末装置12を選択することができる。
したがって、たとえば病院内の入院病棟において、個室から大部屋に移ったとき、或いはロビー等の共用部で端末装置12を使用するときといった場合に、新たに登録手続をしなくても入院患者は個人単位でサーバ装置11の第2認証手段19で認証を受けることができ、使用する第1クライアントに係る各端末装置12で、有料コンテンツを視聴することができる。
そして、登録ユーザが視聴可能時間を残したまま、図7に示すように、先に所属していた一のLAN13aから、他のLAN13bに移動したとき、当該LAN13a,13b同士が互いにVPN40で接続されているので、他のLAN13b内に形成した外部アクセスポイント15c,15dを介して端末装置12を一のLAN13a内のサーバ装置11へアクセスさせ、第2認証手段19によって当該サーバ装置11へログインする処理を行うことができる。これにより、当該端末装置12を第1クライアントに係る端末装置12として使用することができる。
したがって、たとえば、一の病院から系列の他の病院又はホスピス等の他の入院施設へ転院するとき、登録ユーザは視聴料金の納付記録、視聴可能時間を他のLAN13bに対しても持ち越すことができ、一のLAN13a内のサーバ装置11で登録ユーザを一括管理することができる。
また、登録ユーザも転院先の病院で新たに登録手続をしなくても良いので、より簡単に有料コンテンツを視聴することができる。
上記のように、本実施例による個人認証型コンテンツ配信システム10の使用例として、病院における使用例を挙げたが、当該個人認証型コンテンツ配信システム10は、以下に説明するように使用しても良い。
サーバ装置11を学校・学習塾に設け、当該サーバ装置11の管理者を先生・講師等にする。そして端末装置12を各生徒に配布し、学籍番号・出席番号等をログインIDとして登録する。この登録の際、視聴料金の納付に替えて、例えば授業料の納付を求めたり、或いは無料で登録するといった形をとって登録するようにしても良い。
そして、学校・学習塾の構内に構築された一のLAN13a内では、講師等がサーバ装置11にアップした課題を生徒達はそれぞれ自教室、多目的教室等に設けたアクセスポイント15a,15bを介して、どこからでも取り出すことができる。
また、当該課題について、視聴管理手段21によって視聴期限、課題の提出期限を設定するといったことができる。これにより、提出期限内に課題の提出があったか否かを明確にすることができる。そして、生徒たちは端末装置12を持ち帰ったり、家庭内のパソコン等の外部の端末装置12を家庭内に設けた他のLAN13bからVPN40を経由して一のLAN13aのサーバ装置11にアクセスすることによって、家に居ながら課題を受け取り、又は課題を提出することができる。
講師等においては、学籍番号を兼ねるログインIDを確認することによって、課題を受け取っていない生徒や課題を提出していない生徒を容易に判別することができ、また視聴管理手段21のカウントタイマ手段21aで提出期限を厳格にすることができるので、生徒たちの成績付けを容易にすることができる。
本実施例に記載の個人認証型コンテンツ配信システムによれば、第一に、課金対象を部屋毎ではなく、個人単位で課金することができる。これにより、従来の宿泊施設内で行われている独自放送についても宿泊客個人単位でサーバ装置11が管理することができることに加えて、病院の場合、入院患者・通院患者個人個人に対して課金することができる。これにより、従来の課金手段に比べてより肌理細やかに有料コンテンツの配信と当該有料コンテンツの課金を行うことができる。
第二に、サーバ装置11内のレジスタテーブル24に登録ユーザの個人データをプールするようにした。これにより、個人個人に割り当てられている端末装置12を管理することはもちろんのこと、登録ユーザが使用する当該端末装置12を変更した場合でも個人データの持越しや追跡を容易に行うことができる。これにより、例えば病院においては、入院患者が、回復具合や症状の程度に合わせて部屋を移動した場合であって、使用する端末装置12を移動元のベッドに付属するテレビから移動先のベッドに付属するテレビへ変えた場合でも容易に対処することができる。また、本実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムにおいては、無線接続可能なアクセスポイントであるアクセスエリア15a、及び外部アクセスエリア15cを設けたので、例えば入院患者がリハビリ中の休憩にベッドから離れた場所で自己の登録ユーザに係るログインIDを用いて有料コンテンツを視聴したり、面会中に面会室で有料コンテンツを視聴したりすることができる。
第三に、VPN40を用いて一のLAN13a内のサーバ装置11へ、他のLAN13b内に設けた外部アクセスポイント15c,15dからアクセス可能にした。これにより、施設内からのアクセスではなく他所の施設内からもアクセスして有料コンテンツを視聴することができる。これは例えば、入院患者が、傷病の回復具合や病状の程度に合わせて当初入院した病院から系列の病院・ホスピス等へ転院した場合に、転院先のベッドに付属するテレビのような端末装置12から転院元のサーバ装置11へアクセスして有料コンテンツを視聴することができる。
これによって、当初購入した視聴料金分について、視聴可能時間が余っている場合には、転院先の病院等で新たに購入したり、再登録しないで済むようにすることができる。
また、VPN40を用いて系列病院を全て網羅するホスト管理サーバ機能を一のLAN13a内のサーバ装置11に設けた場合には、どの病院に転院しても共通のログインIDとレジスタパスワードで有料コンテンツを視聴することができる。これにより、ホスト管理サーバ側では登録ユーザの管理を容易にすることができる。また登録ユーザは転院先で再登録しなくても良くなるので、煩雑な登録手続を省略することができる。
さらに、本実施例に係る個人認証型コンテンツ配信システムによれば、LAN13、VPN40を問わず、ネットワーク内であれば、端末装置12はどこからでも所定のサーバ装置11へアクセスすることができ、当該所定サーバ装置が配信する有料コンテンツを視聴することができる。
10…個人認証型コンテンツ配信システム、
11…サーバ装置、11a…サーバ本体、11b…OFDM変換器、11c…外部記憶媒体、12…端末装置、12a…金庫、12b…冷蔵庫、12c…ランプ、13,13a,13b…LAN、14…分配器、15…アクセスポイント又は外部アクセスポイント、15a…アクセスエリア、15b…アクセスアダプタ、15c…外部アクセスエリア、15d…外部アクセスアダプタ、
16…配信手段、16a…エンコーダ手段、17…第1双方向通信手段、18…第1認証手段、19…第2認証手段、20…視聴制限手段、21…視聴管理手段、21a…カウントタイマ手段、22…登録手段、22a…課金手段、22b…領収手段、22c…レシート発行手段、23…アクセステーブル、24…レジスタテーブル、25…リモートコントロール手段、26…外部アクセス遮断手段、
30…受信手段、30a…デコード手段、31…第2双方向通信手段、32…入力手段、32a…キーボード、32b…マウス、33…視聴手段、33a…モニタ、34…入力支援手段、34a…ICカード、34b…カードリーダ・ライタ装置、35…電源検知手段、36…終了確認手段、
40…仮想プライベートネットワーク、41…インターネット、42…地上波デジタル放送用アンテナ。

Claims (17)

  1. 少なくとも1台のサーバ装置を有する構内通信網と、
    当該構内通信網内に設けられた複数のアクセスポイントと、
    当該アクセスポイントに無線又は有線で接続され、前記サーバ装置と通信可能な複数の端末装置とからなり、
    前記アクセスポイントは、
    前記構内通信網内で前記端末装置が無線で接続可能なアクセスエリア、又は前記端末装置が有線で接続可能な前記構内通信網の所定の位置に配置されたアクセスアダプタとを有し、
    前記サーバ装置は、
    当該サーバ装置内に保管している映像、動画、或いは外部から受信した放送又はこれらに類するコンテンツを、前記アクセスポイントに接続された前記端末装置へ配信する配信手段と、
    前記アクセスポイントに接続された前記端末装置と双方向に信号を送受信して通信する第1双方向通信手段とを有し、
    前記端末装置は、
    前記サーバ装置内に保管している映像、動画、或いは外部から受信した放送又はこれらに類するコンテンツを、前記アクセスポイントを介して前記サーバ装置から受信する受信手段と、
    前記アクセスポイントを介して前記サーバ装置と双方向に信号を送受信して通信する第2双方向通信手段と、
    キーボード或いはテンキー又はこれに類する入力装置を備え、前記サーバ装置に対して前記コンテンツの配信を要求し、或いは前記端末装置の操作に係る各種指令を入力する入力手段と、
    モニタを備え、配信された前記コンテンツを視聴可能に再生する視聴手段とを有し、
    前記第2双方向通信手段で前記端末装置から前記サーバ装置に対して前記コンテンツの配信要求があったとき、
    前記サーバ装置は前記第1双方向通信手段で当該配信要求を行った前記端末装置を特定すると共に前記配信手段で前記コンテンツを配信し、
    前記端末装置の前記受信手段で配信された前記コンテンツを受信して、当該コンテンツを前記視聴手段で再生するようにした個人認証型コンテンツ配信システムであって、
    前記サーバ装置に、第1認証手段と、第2認証手段と、視聴制限手段と、視聴管理手段を設け、
    前記第1認証手段は、前記アクセスポイントへ前記端末装置を接続しようとする際に、当該端末装置の接続が正当であるか否かを検証して、
    正当である場合には、前記端末装置が前記アクセスポイントに接続することを認証し、
    不当である場合には、前記端末装置が前記アクセスポイントに接続することを拒絶するようし、
    前記第2認証手段は、前記第1認証手段で認証された前記端末装置が、所定の登録手続を要する第1クライアントに係る前記端末装置であるか否かを検証して、
    第1クライアントに係る前記端末装置である場合には、当該端末装置を使用するユーザが登録ユーザであることを認証し、
    第1クライアントに係る前記端末装置でない場合には、当該端末装置を使用する前記ユーザが非登録ユーザである推定して、当該非登録ユーザが使用する当該端末装置を第2クライアントに係る前記端末装置として仮登録するようにし、
    前記視聴制限手段は、前記配信手段が配信する前記コンテンツを、有料コンテンツと無料コンテンツに振り分けて、
    前記第2クライアントに係る前記端末装置を使用する前記非登録ユーザが前記有料コンテンツを視聴することを制限するようにし、
    前記視聴管理手段は、前記第1クライアントに係る前記端末装置を使用する前記登録ユーザが前記有料コンテンツを視聴したとき、
    前記第1クライアントに係る前記端末装置が前記アクセスポイントに接続している接続時間を管理し、
    前記登録ユーザによる前記有料コンテンツの視聴を管理するようにして、
    前記端末装置の前記アクセスポイントへの接続が、前記サーバ装置の前記第1認証手段で認証されたとき、
    前記サーバ装置は、前記第2認証手段で前記端末装置が前記第1クライアントに係る前記端末装置であるか、又は前記第2クライアントに係る前記端末装置であるかを検証し、
    前記端末装置が前記第1クライアントに係る前記端末装置である場合には、
    当該第1クライアントに係る前記端末装置からなされた前記コンテンツの前記配信要求に対して、前記配信手段は当該端末装置へ前記コンテンツの全てを配信可能にすると共に、
    前記配信要求が前記有料コンテンツに係る配信要求であったとき、前記視聴管理手段が前記第1クライアントに係る前記端末装置が前記アクセスポイントへ接続する前記接続時間を管理するようにし、
    前記端末装置が前記第2クライアントに係る前記端末装置である場合には、
    当該第2クライアントに係る前記端末装置から前記有料コンテンツに係る配信要求がなされたとき、前記視聴制限手段が前記第2クライアントに係る前記端末装置における前記有料コンテンツの視聴を禁止するようにして、
    前記非登録ユーザによる前記有料コンテンツの視聴を禁止すると共に、前記登録ユーザによる前記有料コンテンツの視聴を管理するようにしたことを特徴とする個人認証型コンテンツ配信システム。
  2. 前記サーバ装置に、登録手段を設け、
    当該登録手段は、前記第2クライアントに係る前記端末装置を使用する前記非登録ユーザが所定の登録手続をしたとき、当該非登録ユーザを前記登録ユーザとして登録すると共に、
    仮登録されていた前記第2クライアントに係る前記端末装置を前記第1クライアントに係る前記端末装置として本登録するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  3. 前記登録手段は、前記非登録ユーザが前記登録ユーザとなる前記登録手続をしたとき、前記第1クライアントに係る前記端末装置を使用する前記登録ユーザに前記有料コンテンツに係る所定の視聴料金を課する課金手段と、
    前記視聴料金を領収したとき、前記第1クライアントに係る前記端末装置が登録されていることを示す少なくとも一つの固有のレジスタパスワードを発行する領収手段とを有していることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  4. 前記端末装置が、前記第1認証手段で前記アクセスポイントを介して前記サーバ装置に接続するとき、
    前記端末装置は、当該端末装置が有する固有の識別子、及び前記第1クライアント又は前記第2クライアントに係る前記端末装置が前記アクセスポイントに接続自在な共通のアクセスパスワードの入力操作を要し、
    前記端末装置が、前記第2認証手段で前記第1クライアントに係る前記端末装置として前記サーバ装置に接続するとき、
    前記端末装置は、前記識別子、及び前記レジスタパスワードの入力操作を要するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  5. 前記入力手段に、前記アクセスパスワードが記録されたICカードと、当該ICカードを読み書き可能なカードスロット或いは非接触型カードリーダ・ライタ装置とを設け、
    前記登録手段によって登録手続をしたとき、
    発行された前記レジスタパスワードが前記ICカードに記録されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  6. 前記登録手段に、レシート発行手段を設け、
    当該レシート発行手段は、前記非登録ユーザが前記登録ユーザとなる前記登録手続をしたとき、
    前記第1クライアントに係る前記端末装置が有する前記識別子及び前記レジスタパスワードが記載されたレシートを紙媒体又は電子情報媒体によって発行するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  7. 前記視聴管理手段に視聴期間を計時するカウントタイマ手段を設け、
    前記第1クライアントに係る前記端末装置を利用する前記登録ユーザが前記有料コンテンツを視聴したとき、
    前記視聴管理手段は、前記課金手段によって課された前記視聴料金分に対応する前記視聴期間分、前記第1クライアントに係る前記端末装置を利用する前記登録ユーザが、前記有料コンテンツを視聴することができるように、
    前記カウントタイマ手段が前記視聴料金に対応する前記視聴期間を計時するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  8. 前記サーバ装置に、前記端末装置の前記アクセスポイントへの接続状況を更新可能に記録するアクセステーブルと、前記第1クライアントに係る前記端末装置の登録状況を更新可能に記録するレジスタテーブルとを設け、
    前記サーバ装置は、
    前記アクセスポイントに接続した前記端末装置が前記第1認証手段で認証されたときに、認証された当該端末装置の接続状況を前記アクセステーブルへ記録するアクセス記録手段と、
    前記端末装置が前記第2認証手段で第1クライアントに係る前記端末装置であると認証されたときに、当該第1クライアントに係る前記端末装置の登録状況を前記レジスタテーブルへ記録するレジスタ記録手段とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  9. 前記レジスタテーブルに記録される登録状況は、前記カウントタイマ手段で計時された前記視聴期間について、最初に支払った視聴料金に対応する全視聴可能時間から第1クライアントに係る前記端末装置が前記有料コンテンツを視聴した前記視聴期間を減算した残りの視聴可能時間を含むようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  10. 前記レジスタテーブルに記録される登録状況は、前記第1クライアントに係る前記端末装置が接続した前記アクセスポイントに関する記録を含み、
    前記第1クライアントに係る前記端末装置が、一の前記アクセスポイントから他の前記アクセスポイントに移動したとき、前記アクセステーブル上では、一の前記アクセスポイントに接続していた前記第1クライアントに係る前記端末装置の前記接続状況に係る記録が抹消され、他の前記アクセスポイントへ接続したことが新たに記録されると共に、
    前記レジスタテーブル上では、前記第1クライアントに係る前記端末装置が前記アクセスポイントを変更したことを記録するようにして、
    前記サーバ装置が、前記第1クライアントに係る前記端末装置の前記登録状況を、前記構内情報網内において前記アクセスポイントの移動にかかわらず統合的に管理するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  11. 前記サーバ装置に、前記端末装置と同一の前記アクセスポイントに接続される外部機器の動作を遠隔制御するリモートコントロール手段を設け、
    当該リモートコントロール手段は、前記第1クライアントに係る前記端末装置が前記アクセスポイントへ接続したとき、前記外部機器を使用可能に起動するようにし、
    前記レジスタテーブルに記録される登録状況は、前記外部機器の種類、動作の有無、動作時間又はこれらに類する当該外部機器の稼働状況を含むようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  12. 前記サーバ装置の前記第1双方向通信手段と前記端末装置の前記第2双方向通信手段とによって、前記構内通信網内で前記サーバ装置と前記端末装置との間を双方向に伝送する信号、
    及び前記サーバ装置の前記配信手段から配信される前記コンテンツに係る信号は、
    直交波周波数分割多重変調方式(OFDM変調方式)によって変調するようにし、
    前記配信手段は、前記コンテンツに係る信号を符号化して前記OFDM変調方式で変調するエンコード手段を有し、
    前記端末装置の前記受信手段は、前記OFDM変調方式で変調された前記コンテンツに係る信号を復号するデコード手段を有し、
    前記サーバ装置と前記端末装置との間を伝送する信号を、全て前記OFDM変調方式で変調された信号に統一するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  13. 複数の前記構内通信網をインターネットを介して互いに連結して、
    複数の前記サーバ装置、複数の前記アクセスポイント、及び複数の前記端末装置を有する仮想プライベートネットワークを形成して、
    当該仮想プライベートネットワークに所属する一の前記構内通信網内において一の前記サーバ装置に接続可能な前記アクセスポイントを、同仮想プライベートネットワークに所属する他の前記構内通信網内にも外部アクセスポイントとして設けて、
    当該外部アクセスポイントに接続した前記端末装置が、一の前記構内通信網内の前記サーバ装置にアクセスできるようにして、
    前記第1クライアントに係る前記端末装置を利用する前記登録ユーザが前記有料コンテンツを視聴することができるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  14. 前記サーバ装置に、外部アクセス遮断手段を設け、
    当該外部アクセス遮断手段は、前記視聴管理手段と協働して、前記外部アクセスポイントに接続した前記端末装置が、前記第1クライアントに係る前記端末装置であったとき、
    当該端末装置が前記外部アクセスポイントに接続している外部接続時間を管理すると共に、
    前記第1クライアントに係る前記端末装置が、前記視聴料金分に対応する前記視聴期間又はこれに類する所定の視聴条件を満たさなくなった場合に、前記外部アクセスポイントから前記サーバ装置への外部アクセスを遮断するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  15. 前記入力手段に入力操作を支援する入力支援手段を設け、
    当該入力支援手段は、前記端末装置が前記視聴手段で前記コンテンツを再生しているとき、
    前記入力手段で行う各種の前記入力操作を前記視聴手段のバックグラウンドで前記入力手段に代替して実行する入力支援によって、前記入力手段による直接入力操作を省略するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  16. 前記入力支援手段に、前記視聴手段が有するモニタの電源のオン・オフを検知する電源検知手段を設け、
    当該電源検知手段は、前記モニタの電源がオンになったとき、当該モニタが起動したことを示す起動信号を前記サーバ装置に前記第2双方向通信手段で送信し、
    当該起動信号を受信した前記サーバ装置は、前記端末装置に係る前記接続状況又は前記登録状況を確認し、
    前記第1認証手段及び前記第2認証手段によって、前記端末装置の前記アクセスポイントへの接続の是否、又は当該端末装置が前記第1クライアントに係る前記端末装置であるか、或いは前記第2クライアントに係る前記端末装置であるかの認証をして、
    前記端末装置を、前記入力支援手段で、前記サーバ装置へ自動的に接続するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
  17. 前記電源検知手段は、前記モニタの電源がオフになったとき、当該モニタが停止したことを示す停止信号を前記サーバ装置に前記第2双方向通信手段で送信し、
    当該停止信号を受信した前記サーバ装置は、当該停止信号を受信した時点における前記端末装置に係る前記接続状況又は前記登録状況を記録をする処理を行い、
    前記停止信号を発した前記端末装置は、前記モニタの電源をオフにする前に、前記サーバ装置に前記記録処理を安全に終了させるために、前記接続状況又は前記登録状況に係る信号の伝送を停止すると共に、前記モニタの電源をオフにして、前記コンテンツの視聴を終了するか否かについて確認する視聴終了確認手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の個人認証型コンテンツ配信システム。
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