JP5881487B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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本発明は、自動車などの移動体に搭載される無線通信装置に関する。
車載情報機器に無線通信機能を搭載し、車内の無線通信機能を持つ端末との通信を行うシステムに関する需要が増えつつある。
例えば、車載情報機器としてカーナビゲーションシステム(カーナビ)と、車内にあるスマートフォンのような無線端末を接続し、スマートフォンで検索した店の情報をカーナビに送り、目的地として設定するなどの用途に用いる。
このような、車載情報機器と、車内の無線端末との接続には、無線LAN(Local Area Network)を用いることが検討されている。
無線LANとは、国際的な標準化活動によって規格化されたIEEE802.11b/g/nなどを利用した無線通信技術であり、パソコンやゲーム機などで用いられている。
無線LANを用いた通信は、広く利用されており、オフィスや家庭では、無線LANルータが設置され、パソコンなどとの接続に用いられている。
また、近年では、屋外でも無線LANを使用できる場所として、公衆WLAN(Wireless Local Area Network)スポットが増加しつつある。
このように、無線LANを用いた機器が増加してくると、近接する他の無線通信ネットワークとの間において干渉が発生する。
車内で無線LANを用いた接続を行う場合、オフィスや家庭に設置された無線LANルータや、公衆無線LANスポットなどの周辺を走行した際に、これらの車外にある他の無線通信ネットワークとの干渉が発生する。
また、同じように車内で無線LANを用いた通信を行っている他の車両とも干渉が発生する可能性がある。
そのため、これらの同一周波数帯を用いる他の無線通信ネットワークからの干渉を低減するための技術が必要となってくる。
これまで、これらの車外からの干渉を抑えるものとして、下記特許文献1では、隣接車両による自車両無線システムへの干渉を検出し、周波数チャネルを変更する方法が記載されている。これは、車両は車内に複数の無線機があり、各無線機の状態管理情報を、他の無線機に通知しており、隣接する車両を検出した場合には、その車両からの漏洩する電波による干渉の有無を判定し、干渉がある場合には、変更可能チャネルの検出を行い、使用している周波数チャネルを変更するものである。
下記特許文献2では、対車外無線LANに対して、予め干渉発生エリアが分かっていない場合にも、建物の位置情報や形状などを用いることにより、干渉の有無を予測し、予測により干渉ありと判断した場合には、干渉の検出を行い、干渉回避を行うものである。
国際公開第2009/147777号公報 特開2011−142562号公報
特許文献1では、車内通信を行う他の車両の接近を検知した場合に、検出した車両との干渉の有無を測定し、干渉がある場合には、周波数チャネルを変更する。
また、特許文献2では、車外の建物等に設置された他の無線ネットワークについて、建物の位置や形状などを用いることにより、ある地点に到達前に、その地点の干渉発生の有無を予測し、予測の結果として干渉発生有りと判断した場合に、その地点でのチャネルスキャンを実施し、干渉の検出を行い、検出した干渉を回避する。
したがって、いずれの技術も、干渉の検出は、実際に測定は干渉が発生する地点で行っており、自車での干渉検出情報を用いているため、チャネルの切り替えまでの間には少なからず、干渉の影響を受けるという課題がある。
本発明は、ある地点に到達前に、干渉状況を予想し、その情報を用いて事前に干渉を回避することで、通信の劣化を抑える無線通信装置を得ることを目的とする。
本発明の無線通信装置は、一方の周波数帯を用いて、車内に存在する無線端末との間で通信を行うと共に、周辺の他の無線ネットワークが現在使用している周波数チャネルを検出し、該周波数チャネルを含む検出チャネル情報を生成する通信制御部と、他方の周波数帯を用いて、他の車両に存在する無線通信装置との間で、通信状況情報を含めたパケットの送受信を行うパケット制御部と、通信制御部により生成された検出チャネル情報および該通信制御部により周波数チャネルが検出された取得位置情報を含む通信状況情報を生成し、パケット制御部から送信させると共に、パケット制御部により受信された通信状況情報を保持する通信状況情報保持部と、通信状況情報保持部に保持された通信状況情報を用いて、予測対象とする前方地点の干渉チャネルを予測し、前方地点の位置情報および干渉チャネル情報を含む予測干渉情報を生成する干渉情報予測部とを備え、通信制御部は、干渉情報予測部により生成された予測干渉情報を用いて、使用する周波数チャネルの制御を行うものである。
本発明によれば、他の車両に存在する無線通信装置から受信された検出チャネル情報および取得位置情報を含む通信状況情報を用いて、予測対象とする前方地点の干渉チャネルを予測し、前方地点の位置情報および干渉チャネル情報を含む予測干渉情報を生成する干渉情報予測部とを備え、通信制御部は、干渉情報予測部により生成された予測干渉情報を用いて、使用する周波数チャネルの制御を行うようにしたので、予測対象とする前方地点に到達前に、干渉状況を予想し、その予測干渉情報を用いて事前に干渉を回避することで、通信の劣化を抑えることができる効果がある。
本発明の実施の形態1による無線通信装置の構成を示すブロック図である。 無線通信装置と無線端末との通信に対する干渉例を示す模式図である。 車両が定期的に周囲の通信状況を収集する一例を示す模式図である。 他の車両からの通信状況情報に基づいて自車への干渉を予測する一例を示す模式図である。 干渉情報予測部における干渉チャネルの予測処理を示すフローチャートである。 周波数チャネル毎の検出回数の一例を示す表図である。 本発明の実施の形態2による無線通信装置の構成を示すブロック図である。 信頼度の設定方法の一例を示す模式図である。 干渉情報予測部における干渉チャネルの予測処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3による無線通信装置の構成を示すブロック図である。 車両固有情報に含まれる車両固有の検出チャネルの検出方法の一例を示す模式図である。 干渉情報予測部における干渉チャネルの予測処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による無線通信装置1の構成を示すブロック図である。
図において、無線通信装置1は、通信制御部11、パケット制御部12、通信状況情報保持部13、および干渉情報予測部14から構成される。
無線通信装置1は、2つの異なる周波数帯f1,f2を用いて、同時に無線通信を行う。
通信制御部11は、周波数帯f1を用いて、車内にある無線端末2との通信を制御する。
一方、パケット制御部12は、周波数帯f2を用いて、他の車両に設置される無線通信装置とのパケットの送受信を制御する。
例えば、車内通信で用いる周波数帯f1には、無線LAN規格のIEEE802.11bで用いる2.4GHzを用いる。
一方、他の車両の無線通信装置と通信に用いる周波数帯f2には、車車間通信で用いる5.8GHzを用いる。
通信制御部11は、定期的に検出チャネル情報を取得する。
図2は、干渉の一例を示したものである。
車内の無線通信装置と無線端末との通信の際には、車外の無線端末からの干渉、他の車両の車内通信からの干渉、および車外の公衆WLANスポットからの干渉などがある。
図3は、車両Aが定期的に周波数チャネル(検出チャネル情報)を収集している一例を示したものである。
通信制御部11は、取得した検出チャネル情報を、取得時刻とそのときの自車の位置情報と共に、通信状況情報保持部13へと送る。
また、通信制御部11は、干渉情報予測部14から受け取った予測干渉情報に基づいて、干渉チャネルがある場合には、周波数帯f1で用いている周波数チャネルの切り替えを行う。
ここで、検出チャネル情報は、周波数帯f1において、自車の周囲で使用されている電波状況を示したものであり、例えば、チャネルスキャンを用いて取得できる、周囲のアクセスポイント(AP)の情報と、APの使用している周波数チャネルとその受信強度などの情報が含まれる。
また、検出チャネル情報として、チャネルスキャンにより取得する情報以外に、通信品質情報とそのときの利用チャネル情報を含めたものとしてもよい。
通信品質情報は、再送回数や、MAC層における送信リトライ回数、パケットロス率、伝送遅延時間などの情報である。
パケット制御部12は、他の車両に設置されている他の無線通信装置と、周波数帯f2を用いて、通信状況情報を送受信する。
パケット制御部12は、受信部121と送信部122から構成されており、受信部121は、他の無線通信装置から、通信状況情報を含むパケットを、周波数帯f2を用いて受信し、受信した通信状況情報を通信状況情報保持部13へと送る。
また、送信部122は、通信状況情報保持部13から通信状況情報を受け取り、受け取った通信状況情報をパケットに含め、他の無線通信装置へと周波数帯f2を用いて送信する。
なお、ここでは、パケット制御部12は、他の無線通信装置と、車車間通信のように直接、周波数帯f2を用いて車両間でパケットの送受信を行うように記載したが、サーバなどを介して、パケットのやり取りをするようにしてもよい。
通信状況情報保持部13は、パケット制御部12の受信部121から通信状況情報を受け取り、保持する。
また、保持している通信状況情報を必要に応じて、干渉情報予測部14へと送る。
さらに、通信状況情報保持部13は、通信制御部11から検出チャネル情報と共に、取得時刻、および取得位置情報を受け取り、自車の通信状況情報を生成し、保持する。
通信状況情報保持部13は、他の車両から受け取った通信状況情報と、自車で生成した通信状況情報を、パケット制御部12の送信部122へと送る。
ここで、通信状況情報には、各車両が通信制御部11で取得した検出チャネル情報、取得位置情報、取得時刻情報、および、その取得車両情報が含まれる。
また、通信状況情報保持部13は、通信制御部11から検出チャネル情報と共に、取得時刻情報、および取得位置情報を受け取っているが、検出チャネル情報のみを受け取り、通信状況情報保持部13にて、取得時刻情報、および取得位置情報を付加し、通信状況情報を生成するようにしてもよい。
干渉情報予測部14は、通信状況情報保持部13から他の車両より受信した通信状況情報を受け取り、通信状況情報に含まれる、検出チャネル情報に基づいて、前方地点の干渉チャネルの予測を行う。
図4では、車両Cが前方地点Pの時刻Txにおいて、周波数チャネル(検出チャネル情報)を検出し、車両Bがその検出チャネル情報に基づいて、前方地点Pの干渉チャネルの予測を行う例について示している。
図4では、車両Bが車両Cから受信された通信状況情報を車両Aに送信し、さらに、車両Bが前方地点Pの時刻Tyにおいて、周波数チャネル(検出チャネル情報)を検出し、車両Aが、車両B,Cから受信された2つの通信状況情報に基づいて、前方地点Pの干渉チャネルの予測を行う例について示している。
このように、干渉情報予測部14は、複数の通信状況情報に基づいて前方地点の干渉チャネルの予測を行うことができる。
干渉情報予測部14は、予測した干渉チャネルを、予測干渉情報として生成し、生成した予測干渉情報を通信制御部11へと送る。
予測干渉情報には、予測対象とした地点の位置情報、予測結果として得られた干渉チャネルとなる周波数チャネルの情報などが含まれる。
次に、干渉情報予測部14における干渉チャネルの予測処理について説明する。
図5は、干渉情報予測部14において、干渉チャネルの予測処理を示すフローチャートである。
干渉情報予測部14は、まず、干渉チャネルの予測を行う位置(予測対象位置)を設定する。
予測対象位置は、例えば、現在の位置から進行方向に一定距離進んだ位置などのように決定する(ステップST1)。
次に、干渉情報予測部14は、通信状況情報保持部13から通信状況情報を受け取り(ステップST2)、受け取った通信状況情報が、予測対象位置であるか否かを判断する(ステップST3)。
すなわち、干渉情報予測部14は、通信状況情報保持部13から受け取った、他の車両の通信状況情報が予測対象位置であるか否かを判断する。
予測対象位置であると判断した場合、干渉情報予測部14は、受け取った通信状況情報に含まれる周波数チャネルchmの受信信号強度が信号強度閾値以上であるか否かを判断し(ステップST4)、信号強度閾値以上であれば、周波数チャネルchmの検出回数を1増やす(ステップST5)。信号強度閾値以下の場合、何もしない。
図6は、周波数チャネルchm毎の検出回数の一例を示す表図である。
次に、干渉情報予測部14は、算出した検出回数と閾値回数とを比較する(ステップST6)。
検出回数が閾値回数以上であれば、その周波数チャネルに干渉WLANがあると判断する(ステップST7)。一方、検出回数が閾値回数未満であれば、その周波数チャネルに干渉WLANがないと判断する(ステップST8)。
図6の表図のような周波数チャネルchm毎の検出回数が算出され、閾値回数が2に設定されていた場合、周波数チャネルch3が干渉WLANがあると判断される。
その後、干渉WLAN情報を含めた予測干渉情報を作成し(ステップST9)、通信制御部11へと送る。
なお、ここでは、通信状況情報から検出回数を算出するのに、受信信号強度を用いたが、受信信号強度の代わりに、時刻情報を用いて、現在時刻から一定時間以内の情報に含まれているものをカウントするようにしてもよい。また、これらを組み合わせて検出回数を算出するようにしてもよい。
また、干渉WLANがあるか否かの判断についても、検出回数と閾値回数との比較に加えて、時刻情報を用いて、最初に検出された時間と最後に検出された時間を保持しておき、その時間間隔が予め設定した閾値時間以上離れている場合に、干渉WLANと判断するようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、無線通信装置1は、他の車両から、前方地点の通信状況情報を取得することができ、その通信状況情報を用いることで、前方地点到達前に前方地点の干渉チャネルの有無を判断できる。
到達前に干渉チャネルを検出できることにより、干渉チャネルからの影響を受ける前に、予め周波数チャネルを切り替えるなどを行うことができ、干渉の影響を抑えることができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2による無線通信装置1の構成を示すブロック図である。
図において、図1と同様の構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態2と前記実施の形態1との相違点は、干渉情報予測部24から干渉予測情報を、通信制御部11から検出チャネル情報を受け取り、信頼度情報を生成する信頼度設定部20を付加する。
また、新たに信頼度情報を通信状況情報に含めるようにし、通信状況情報保持部23において、信頼度設定部20により生成され信頼度情報に基づいて、通信状況情報の信頼度を更新し、更新された信頼度情報を含む通信状況情報をパケット制御部12の送信部122へ送る。
さらに、干渉情報予測部24において、干渉チャネルの予測に信頼度情報を利用する点である。
以下、前記実施の形態1との相違点を中心に説明する。
信頼度設定部20は、干渉予測情報と、自車で取得した検出チャネル情報とを比較し、予測に用いた通信状況情報に対する信頼度を設定する。
信頼度設定部20は、干渉情報予測部24から、予測干渉情報を受け取り、通信制御部11から検出チャネル情報を受け取る。
信頼度設定部20は、予測干渉情報の予測対象位置と一致する位置で受け取った検出チャネル情報を比較し、予測に用いた通信状況情報に対する信頼度を決定し、信頼度情報を生成する。
信頼度情報には、通信状況情報の識別番号とその信頼度などが含まれている。
次に、信頼度の設定方法について説明する。
信頼度は、予測された干渉チャネルと、自車で検出された周波数チャネルが一致している場合には、信頼度をそのまま変更せず、異なる場合には、信頼度を下げる。
例えば、図8に信頼度の設定方法についての一例を示す。
干渉情報予測部24において、干渉チャネルの予測に、同一地点Pの通信状況情報D1,D2,D3を用いたとする。
各通信状況情報に含まれる周波数チャネルは、D1={ch1,ch6,ch13}、D2={ch1,ch13}、D3={ch8,ch13}である。
なお、周波数チャネルの受信信号強度は、すべて信号強度以上である。
このとき、干渉情報予測部24は、検出回数の閾値が2であれば、干渉チャネルを{ch1,ch13}と予測する。
次に、通信制御部11は、予測対象地点Pにおいて、取得した周波数チャネルが{ch13}とする。
信頼度設定部20は、予測された干渉チャネル{ch1,ch13}と、通信制御部11から取得した周波数チャネル{ch13}とを比較し、干渉チャネルにおける{ch13}は一致しているが、{ch1}は異なる検出結果であることが分かる。
そのため、信頼度設定部20は、干渉情報予測部24で用いた通信状況情報のうち、異なる検出結果である{ch1}を含む通信状況情報D1,D2に対する信頼度を下げる。
なお、ここでは、異なる場合にのみ信頼度を下げるようにしたが、一致したデータの検出に用いたものの信頼度を上げるようにしてもよい。
干渉情報予測部24は、通信状況情報保持部23から通信状況情報を受け取り、通信状況情報に含まれる信頼度情報を用いて予測を行う。予測した干渉チャネル情報を予測干渉情報として、通信制御部11へと送り、予測に用いた通信状況情報の情報と共に予測干渉情報を信頼度設定部20へと送る。
次に、干渉情報予測部24において、信頼度を用いた場合の予測方法について説明する。
図9は、干渉情報予測部24において、干渉チャネルの予測処理を示すフローチャートである。
以下、前記実施の形態1における図5に示したフローチャートとの相違点を中心に説明する。
受信信号強度が信号閾値以上であると判断した場合には(ステップST4)、干渉情報予測部24は、信頼度が、信頼度閾値以上であるか否かを判断する(ステップST10)。
すなわち、干渉情報予測部24は、通信状況情報保持部23から受け取った通信状況情報に含まれる信頼度が、予め設定した信頼度閾値以上であるか否かを判断する。
信頼度が信頼度閾値以上であると判断した場合には、次いで、干渉情報予測部24は、周波数チャネルの検出回数を更新する(ステップST5)。
一方、信頼度が信頼度閾値以上でないと判断した場合には、検出回数を更新しない(ステップST11)。
なお、ここで、信頼度が予め設定した信頼度閾値以上のもののみを検出回数を更新するようにしたが、信頼度に応じて検出回数を更新するように設定してもよい。例えば、信頼度が0〜10の場合に、信頼度が10の場合には、検出回数を1増加し、信頼度が5の場合には、検出回数を0.5増加するようにする。
また、ここで、信頼度を検出回数の算出に用いるように構成しているが、検出回数が閾値回数を超えた場合に、検出回数の更新に用いた通信状況情報の信頼度うち最大のものが、予め設定した閾値以上であるか否かを判断し、閾値以上である場合に、予測干渉チャネルとするようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態2によれば、他の車両から受信した通信状況情報のうち、信頼度に応じて通信状況情報を用いることができ、より予測精度の高い、干渉チャネルを得ることできる。
また、信頼度の低い通信状況情報を破棄することで、無駄な通信を抑えることができる。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3による無線通信装置1の構成を示すブロック図である。
図において、図1と同様の構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態3と前記実施の形態1との相違点は、通信状況情報保持部13から通信状況情報を受け取り、各車両固有の検出チャネルの抽出を行い、車両固有情報を生成する固有情報抽出部30を付加する。
さらに、干渉情報予測部34において、干渉チャネルの予測に車両固有情報を利用する点である。
以下、前記実施の形態1との相違点を中心に説明する。
固有情報抽出部30は、通信状況情報保持部13から通信状況情報を受け取り、各車両固有の検出チャネルを抽出する。
抽出した各車両固有の検出チャネルを車両固有情報として生成し、干渉情報予測部34へ送る。
ここで、車両固有情報には、抽出した車両固有の検出チャネルや、車両情報などの情報が含まれる。
固有情報抽出部30は、受け取った通信状況情報から、同じ車両情報を持つ通信状況情報を取り出し、検出チャネル情報を比較する。
周波数チャネルごとに、検出されている回数を算出し、一定の割合以上で検出されているか否かを判断する。
一定の割合以上で検出されている場合には、その周波数チャネルを車両固有検出チャネルとし、固有車両情報に含める。
ここで、車両固有の検出チャネルについて、更に、詳しく説明する。
車両固有の検出チャネルとは、検出チャネルのうち、車両の後方を同一方向に向かって走行している車両で使用している周波数チャネルなどを示し、その検出した車両以外においては、干渉の影響を受けない検出チャネルである。
図11に車両固有情報に含まれる車両固有の検出チャネルの検出方法の一例を示す。
固有情報抽出部30は、通信状況情報として、データDm={車両B、時刻Tx、検出チャネル{ch1,ch7}と、データDn={車両B、時刻Ty、検出チャネル{ch1,ch13}を保持している。
固有情報抽出部30は、車両Bについての通信状況情報である、時刻Tx,Tyの検出チャネル{ch1,ch7}と{ch1,ch13}を比較する。
その結果、検出チャネル{ch1}については、両方の時刻において検出されているため、車両B固有の検出チャネルと判断する。
なお、車両固有の検出チャネルは、他の車両について算出するのではなく、自車の固有の検出チャネルを算出し、その自車の固有の検出チャネルを除いた検出チャネルを通信状況情報に含めるようにし、他の車両の送信するようにしてもよい。
干渉情報予測部34は、通信状況情報保持部13から通信状況情報を受け取り、固有情報抽出部30から車両固有情報を受け取る。
受け取った通信状況情報と、車両固有情報を用いて、各車両の固有情報を除いたものから、干渉チャネルの予測を行う。
予測した干渉チャネルを予測干渉情報として通信制御部11へと送る。
次に、干渉情報予測部34において、車両固有の検出チャネルを用いた場合の予測方法について説明する。
図12は、干渉情報予測部34において、干渉チャネルの予測処理を示すフローチャートである。
以下、前記実施の形態1における図5に示したフローチャートとの相違点を中心に説明する。
取得位置と、予測対象位置が一致する場合には(ステップST3)、干渉情報予測部34は、周波数チャネルが車両固有の検出チャネルであるか否かを判断する(ステップST12)。
すなわち、干渉情報予測部34は、固有情報抽出部30から受け取った固有車両情報の車両固有の検出チャネルに、通信状況情報保持部13から受け取った通信状況情報の検出チャネルが、含まれているか否かを判断する。
車両固有の検出チャネルでないと判断した場合には、干渉情報予測部34は、受信信号強度が信号強度閾値以上であるか否かを判断する(ステップST4)。
受信信号強度が信号閾値以上であると判断した場合には、干渉情報予測部34は、周波数チャネルの検出回数を更新する(ステップST5)。
一方、車両固有の検出チャネルであると判断した場合や、受信信号強度が信号強度閾値以上でないと判断した場合には、干渉情報予測部34は、検出回数の更新を行わない(ステップST11)。
以上のように、この実施の形態3によれば、干渉情報予測部34は、通信状況情報に含まれる取得した車両固有の検出チャネルを、干渉チャネルの予測に用いないようにすることができ、より予測精度を高めることができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 無線通信装置、2 無線端末、11 通信制御部、12 パケット制御部、13,23 通信状況情報保持部、14,24,34 干渉情報予測部、20 信頼度設定部、30 固有情報抽出部、121 受信部、122 送信部。

Claims (6)

  1. 異なる2つの周波数帯を用いて同時に無線通信を行う無線通信装置において、
    前記異なる2つの周波数帯のうちの一方の周波数帯を用いて、車内に存在する無線端末との間で通信を行うと共に、周辺の他の無線ネットワークが現在使用している周波数チャネルを検出し、該周波数チャネルを含む検出チャネル情報を生成する通信制御部と、
    前記異なる2つの周波数帯のうちの他方の周波数帯を用いて、他の車両に存在する無線通信装置との間で、通信状況情報を含めたパケットの送受信を行うパケット制御部と、
    前記通信制御部により生成された検出チャネル情報および該通信制御部により周波数チャネルが検出された取得位置情報を含む通信状況情報を生成し、前記パケット制御部から送信させると共に、該パケット制御部により受信された通信状況情報を保持する通信状況情報保持部と、
    前記通信状況情報保持部に保持された通信状況情報を用いて、予測対象とする前方地点の干渉チャネルを予測し、該前方地点の位置情報および干渉チャネル情報を含む予測干渉情報を生成する干渉情報予測部とを備え、
    前記通信制御部は、
    前記干渉情報予測部により生成された予測干渉情報を用いて、使用する周波数チャネルの制御を行うことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記干渉情報予測部は、
    通信状況情報に含まれる周波数チャネル毎の検出回数を求め、検出回数が第1の閾値以上の周波数チャネルを干渉チャネルであると判断することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記干渉情報予測部により生成された予測干渉情報と、前記通信制御部により生成され、該予測干渉情報と同一の地点で検出された検出チャネル情報とを比較し、該予測干渉情報の予測に用いた通信状況情報に対する信頼度を決定し、該信頼度を含む信頼度情報を設定する信頼度設定部を備え、
    前記通信状況情報保持部は、
    前記信頼度設定部により設定された信頼度情報を、該当する前記通信状況情報に含めて前記パケット制御部から送信させることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記通信状況情報に含まれる周波数チャネルに基づき、周波数チャネル毎の検出回数を計測する前記干渉情報予測部は、
    前記通信状況情報に含まれる信頼度が第2の閾値以上である場合に、検出回数を更新し、検出回数が第1の閾値以上であれば、干渉チャネルと判断することを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
  5. 前記通信状況情報保持部に保持された通信状況情報を用いて、車両固有の検出チャネルを抽出し、該検出チャネルを含む車両固有情報を生成する固有情報抽出部を備え、
    前記干渉情報予測部は、
    前記通信状況情報保持部に保持された通信状況情報と、前記固有情報抽出部により生成された車両固有情報とを用いて、干渉チャネルを予測し、予測干渉情報を生成することを特徴する請求項1記載の無線通信装置。
  6. 前記干渉情報予測部は、
    通信状況情報に含まれる周波数チャネルのうちの車両固有情報に含まれない周波数チャネル毎の検出回数を求め、検出回数が第1の閾値以上であれば、干渉チャネルと判断することを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
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