JP5881415B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

この発明は光源にLEDモジュールを用いた照明装置に関する。
発光ダイオード(以下LEDと称す)を使用した照明器具において照明器具の配光特性を変えることに関する技術がある(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特許文献1では、その図1のように、複数個の発光ダイオード素子を配光設計に応じた配置とすることにより面発光を得ることができ、しかも配光設計に応じて配列密度を設定することにより、配光制御要素を備える器具が殆ど不要になるとしている。また特許文献1では、その図4のように、発光ダイオード素子を同心円上に配列したもので、各円周上に配置されている発光ダイオード素子をそれぞれのグループとして光出力を制御することで、配光を変化させることが可能になることが示されている。
別の技術としては、照明器具からの直下方向の照射光と、壁(または天井)方向への照射光とを、別々のLEDで発生させ、これら別々のLEDをそれぞれ照明器具内の異なる平面に取り付け配置し、例えば壁方向に照射するLEDの光出力を調光するなどにより配光を変化させることも提案されている。
また特許文献2では、照明器具は異なる配光特性を有する光源ユニットを交換取り付け可能としており、光源ユニットを交換することで所望の配光に変えることができるとしている。
特開平11−162234号公報(図1、図4) 特開2010−199041号公報(図2)
しかしながら、特許文献1の装置では、配光設計された照明器具から配光を変えようとしても照射面の照度低下が大きくなるなどの理由で、配光の変化の自由度が少ないという課題があった。
また、別々のLEDを照明器具内の異なる平面に取り付け配置する装置は配光変化の自由度は大きいが、それぞれのLEDを異なる平面に設置しなければならないことにより作業性が低下するという課題があった。
また、特許文献2の装置では、別の光源ユニットに交換しなければ配光を変えることができないので容易に変更できないという課題があった。
本発明は、LEDを備えた照明器具の配光を容易に制御できる照明装置の提供を目的とする。
この発明の照明装置は、
光源を点灯させる光源点灯装置を備えた照明装置において、
複数のLED素子がライン状に配置されたLEDモジュールであるライン状配置モジュールを合計で3個以上の複数個備え、
前記複数個のライン状配置モジュールは、
所定のビーム角を有する狭配光LEDモジュールと、前記狭配光LEDモジュールよりも広いビーム角を有する広配光LEDモジュールとの2種類のモジュール種類の組合せであって奇数個どうし以外の組合せからなり、
前記複数個のライン状配置モジュールをなす前記狭配光LEDモジュールと前記広配光LEDモジュールとは、
ライン状に配置された前記複数のLED素子が互いに略平行になるように設置されると共に、仮想的な基準線に対して、略線対称の位置に前記モジュール種類を同じくするLEDモジュールどうしのライン状の前記複数のLED素子が設置され、
前記光源点灯装置は、
前記光源として、前記複数個のライン状配置モジュールをなす前記狭配光LEDモジュールと前記広配光LEDモジュールとを調光制御することを特徴とする。
本発明によれば、LED素子がライン状に配置された異なる配光特性(指向角)のLEDモジュールを用い、これらのLEDモジュールを調光制御することで、照明装置の配光または照明雰囲気(環境)を容易に変化させることができる。
実施の形態1の基となる配光制御の原理を示す模式図。 実施の形態1の基となる配光制御の原理を示す模式図。 実施の形態1の照明装置1に搭載される光源点灯装置20の回路図。 実施の形態1の照明器具1に3個のLEDモジュールを配置した図。 実施の形態1の照明器具1に複数のLEDモジュールを配置したそれぞれの例を示す図。 実施の形態1の光源点灯装置20の別の回路図。
実施の形態1.
図1及び図2は、実施の形態1の基となる配光制御の原理を説明するための図である。図1(a)及び図2(a)において、照明器具1(照明装置)は、複数のLED素子をライン状に配したLEDモジュール7W,8Nを備えている。図1(a)及び図2(a)は、天井に設置された照明器具1を下から見上げたような状態である。LEDモジュール7Wは、ビーム角の広い広配光LEDモジュールである。LEDモジュール8Nは、ビーム角がLEDモジュール7Wよりも狭い狭配光LEDモジュールである。ここでは説明の都合上、照明器具1の端部側の2個のLEDモジュール7WおよびLEDモジュール8Nのみを図示した。実線が狭いビームのLEDモジュール8Nを表し、破線が広いビームのLEDモジュール7Wを表す。図1(b)及び図2(b)は、夫々のLEDモジュールの断面方向の照度分布を示す。図1(b)は図1(a)のA−A断面の照度分布であり、図2(b)は図2(a)のB−B断面の照度分布である。ここで破線で示す広いビームを有するLEDモジュール7Wは照明器具1の外側に配置され、実線で示す狭いビームを有するLEDモジュール8Nは照明器具1の内側に配置されているとする(例えば後述する図5(a)など)。また夫々のLEDモジュールの照度のピーク値をH1,H2とする。
照明器具1では広いビームの出力H2(LEDモジュール7Wの出力)を減少させていくと(即ち調光していくと)、合成された照明器具1の光は外側のH2が少なくなり配光曲線がスリムな形状となる。逆に広いビームの出力H2を大きくしていく、或いは狭いビームの出力H1を低くしていくと図2(b)のようになり、照明器具1の配光曲線は広がった形状になる。このようにして照明器具1の部品構成は変えずに、2種類のLEDモジュール7W,8Nの出力を変えることで、照明器具1の配光を変化させることが出来る。
次に、このような配光制御する照明器具1の利用例を説明する。定常状態では広いビームの出力H2と、狭いビームの出力H1とを所定の配光を得るように設定しておく。広いビームの出力H2を調光(光出力を低下)していくと、配光曲線はスリムな形状になる。しかし照明器具1の直下照度はH1によりかなり保つことができるので、オフィスなどで作業者が少なくなった場合に、作業者には必要な照度を確保しながら省エネを図ることが出来る。また、昼間などで外光が取り込まれている時には狭いビームの出力H1を調光していくことで部屋全体への照明器具1による人工光を少なくして省エネを図りながら、視環境(バランスの取れた明るさ)を損なうことがない。前述の説明では夫々のLEDモジュール7W,8Nを調光する場合について述べたが、必要な視環境を得るためには両方のLEDモジュールとも調光することも有用である。また調光でなく片方のLEDモジュールを消灯してもよい。
このように異なる特性のビーム(ビーム角)を有する2種類(2つのモジュール種類)のLEDモジュールを組み合わせて調光制御することで、単独では得られないほどの広い配光を実現することが出来る。LEDのビーム角は、例えば狭いビームでは70〜90度を用い、広いビームとしては130度以上のビーム角を選定することが、配光の制御性から望ましい。LEDの色温度や定格光束の組み合わせ/選定も必要に応じて行うべきである。また照明器具1の下方、特に直下方向に対しては乳白色のカバー(セード)などを使用することも視環境改善に効果がある。尚、LEDモジュール間の距離(ピッチ)は、照明器具1に求められる配光特性から適宜設定すればよい。
次に光源点灯装置20について説明する。
図3は、光源点灯装置20の回路図を示す。図3において、交流電源2、LEDモジュール7W,8N以外が光源点灯装置20の構成要素である。光源点灯装置20は、直流電源3、LED点灯回路4、LED点灯回路5、配光制御部6を備えている。直流電源3は、交流電源2からの交流電圧から直流電圧を生成する直流電源であり全波整流回路31と出力コンデンサ32からなる。LED点灯回路4及びLED点灯回路5は、LEDを点灯するための所定の電流を供給する回路であり、ここではバックコンバータと称される回路構成を記載した。LED点灯回路4はLEDモジュール7Wを点灯し、LED点灯回路5はLEDモジュール8Nを点灯する。LED点灯回路4、LED点灯回路5は図3のように、スイッチング素子41,51、コイル42,52、ダイオード43,53、コンデンサ44,54、出力制御回路45、55を備えている。出力制御回路45、55は、LEDの電流を所定値に制御するための回路であり、スイッチング素子41,51のスイッチング動作などを行う。配光制御部6は、配光制御のための信号を発生する回路であり、出力制御回路45,55が所望の電力をLEDに供給するように信号を発生する。
LEDモジュール7W,8Nでは、モジュールを構成するLED71W(LED素子)は広いビームを有し、LED81N(LED素子)は狭いビームを有するものとする。
LEDモジュール7W(ライン状配置モジュール)は、複数のLED71Wがライン状に配置されている。LEDモジュール8N(ライン状配置モジュール)は、複数のLED81Nがライン状に配置されている。
以上のように構成された光源点灯装置20において、LED点灯回路4,5はLED71W、LED81Nの電流値を検出するなどして(図示せず)その設定値の電流を流して点灯する。リモコンや壁スイッチその他の手段により配光制御部6が配光を変化するための動作を開始すると、LED点灯回路4、5は、LEDモジュール7W及び8Nを、予め配光状態と関連的に設定した電流値とするように動作を行う。例えば、LED71Wは30%の調光度で点灯し、LED81は90%の調光度にする。このようにして、当初の配光から異なる配光へ光出力を変える。
図3の光源点灯装置20では、直流電源として交流電源2を全波整流した電圧を使用したが、直流電源としてはLEDモジュールを構成するLEDの素子数や電源電圧、或いは入力電流の高調波成分の除去などを目的として昇圧形コンバータ或いはその他の力率改善回路を使用しても良い。 また入力電源として商用交流電源以外で例えば直流電圧が供給されているような場合は、その直流電圧をそのままLED点灯回路の入力として使用したり、或いはDC−DCコンバータを用いるなどしてLED点灯回路4,5に必要な直流電圧値に変換してから使用すればよい。LED点灯回路4,5は上記説明ではバックコンバータと称される回路を示したが、負荷であるLEDに所望の電流を供給し、さらに調光や消灯などができるものであれば例えばフライバックコンバータと称される回路や昇降圧コンバータと称される回路などでもよい。
LEDモジュール7W,8Nには図3では非絶縁の電流を供給したが、コンバータ部に絶縁トランスを使用するなどしてLEDモジュール7W,8Nには絶縁された電流を供給するような構成でもよい。光源のLEDモジュールをさらに多数点灯する必要がある場合には、LED点灯回路4の出力側に夫々のLEDモジュールを直列に接続することでもよい。またはLED点灯回路の出力に夫々のLEDモジュールを並列に接続するようにしたものでもよい。
図4は、照明器具1の概要を示す図である。図4(a)は、3個のLEDモジュールを使用する場合である。図4(a)では広いビームを有するLEDモジュール7Wを照明器具1の外側に配置し、狭いビームを有するLEDモジュール8Nを内側に配置している。夫々のLEDモジュールによる照度は図4(b)のような特性であるとする。ここでLEDモジュール7W及び8N間の取り付けピッチ、さらにLEDモジュール7W及び8Nのビーム角、ならびにLED素子の光出力値は照明器具1の当初(定常状態)の配光特性を得られるように設定されているものとし、図4(b)は分かり易くするために強調した図である。
(1)図4の照明器具1において、LEDモジュール7W、8Nを全光状態で点灯すると当初の設定の配光特性が得られる。
(2)次に、広いビームを有する2つのLEDモジュール7Wを、連動して同時に同じ(略同じ)の調光度で調光(減光)していくと、当初の配光特性より狭配光の特性を得ることが出来る。よってこの場合は、照明器具1を利用している作業者が少ない場合や昼間などの使用状態に適した省エネルギを図ることが出来る。
(3)このとき狭いビームを有するLEDモジュール8Nも必要に応じて調光して使用することも可能である。
図5は、照明器具1へのLEDモジュール7W、8Nの設置パターン示す図である。設置パターンとして(a)〜(h)を示した。以下に(a)〜(h)を説明する。以下に説明する(a)〜(h)の例では、照明器具1の配光特性が対称になるように両外側のLEDモジュールをほぼ同じ調光度にしたり、両側とも消灯することを想定している。また、図5は、(a)〜(h)では、複数のLEDモジュール7Wは、一つのグループとして同じ調光度で調光することを想定する。つまり、複数のLEDモジュール7Wは、あたかも一つの光源の様に、調光する。複数のLEDモジュール8Nも同様である。以下の(a)〜(h)の説明で「LEDモジュール7Wを調光する」という場合は、複数のLEDモジュール7Wがある場合、この複数のLEDモジュール7Wを一つの光源の様に、同一の調光度で調光することを意味する。LEDモジュール8Nについても同様である。よって、(a)〜(h)では後述の仮想的な基準線9に対してLEDモジュール7W、LEDモジュール8Nが対称に配置されているので、照明器具1は、照度が対称的に制御される。
(パターンa)
(a)は、図4の場合である。(a)では3個のLEDモジュールをライン状に略平行に配置した照明器具1を示している。本実施の形態1では、LEDモジュール7W,8Nには複数のLED素子71N.81Wがライン状に配置されているが、図5(a)のようにモジュールどうしが略平行に配置されれば、互いのLED素子どうしも略平行に配置されるものとする。このことは(b)〜(h)についても同じである。
(パターンb)
(b)は、照明器具1に4個のLEDモジュールをライン状に、各LEDモジュールを略平行に配置した照明器具1を示す。ここでは中央部に狭いビームを有するLEDモジュール8Nを2個配置してある。この場合も図4の動作の説明と同様に、2つのLEDモジュール7Wを調光して照明器具1の配光特性を変えることが出来るので、この照明器具1を利用している作業者が少ない場合や昼間などの使用状態に適した省エネルギを図ることが出来る。このとき狭いビームを有する2つのLEDモジュール8Nも必要に応じて調光して使用することも可能である。
(パターンc)
(c)は照明器具1に5個のLEDモジュールをライン状に、各LEDモジュールを略平行配置した照明器具1を示す。ここでは照明器具1の両外側に広いビームを有するLEDモジュール7Wを配置し、さらに中央にももう1個広いビームのLEDモジュール7Wを配置してある。この場合も図4の動作の説明と同様にして、3つのLEDモジュール7Wを調光して照明器具1の配光特性を変えることが出来るので、この照明器具1を利用している作業者が少ない場合や昼間などの使用状態に適した省エネルギを図ることが出来る。このとき狭いビームを有する2つのLEDモジュール8Nも必要に応じて調光して使用することも可能である。
(パターンd)
(d)は照明器具1に5個のLEDモジュールをライン状に、各LEDモジュールを略平行に配置した照明器具1を示す。ここでは照明器具1の両外側に広いビームを有するLEDモジュール7Wを配置し、中央側の3個は狭いビームのLEDモジュール8Nとしている。この場合も図4の動作の説明と同様にして、2つのLEDモジュール7Wを調光して照明器具1の配光特性を変えることが出来るので、この照明器具1を利用している作業者が少ない場合や昼間などの使用状態に適した省エネルギを図ることが出来る。このとき狭いビームを有する3つのLEDモジュール8Nも必要に応じて調光して使用することも可能である。
(パターンe)
(e)は照明器具1に3個のLEDモジュールをライン状に、各LEDモジュールを略平行に配置した照明器具1を示す。ここでは照明器具1の両外側に狭いビームを有するLEDモジュール8Nを配置し、中央の1個は広いビームのLEDモジュール7Wとしている。この場合も図4の動作の説明と同様にして、一つのLEDモジュール7Wを調光して照明器具1の配光特性を変えることが出来るので、この照明器具1を利用している作業者が少ない場合や昼間などの使用状態に適した省エネルギを図ることが出来る。このとき狭いビームを有する2つのLEDモジュール8Nも必要に応じて調光して使用することも可能である。(e)では中央側に広いビームのLEDモジュール7Wを配置し、これを点灯制御するので、特に直下方向の照度を均一に制御した配光特性を得ることができる。
(パターンf)
(f)は照明器具1に4個のLEDモジュールをライン状に、各LEDモジュールを略平行に配置した照明器具1を示す。ここでは照明器具1の両外側に狭いビームを有するLEDモジュール8Nを配置し、中央の2個は広いビームのLEDモジュール7Wとしている。この場合も図4の動作の説明と同様にして、2つのLEDモジュール7Wを調光して照明器具1の配光特性を変えることが出来るので、この照明器具1を利用している作業者が少ない場合や昼間などの使用状態に適した省エネルギを図ることが出来る。このとき狭いビームを有する2つLEDモジュール8Nも必要に応じて調光して使用することも可能である。
この(f)は、中央側に広いビームのLEDモジュール7Wを配置するので特に直下方向の照度を均一に制御した配光特性を得ることができる。
(パターンg)
(g)は照明器具1に5個のLEDモジュールをライン状に、各LEDモジュールを略平行に配置した照明器具1を示す。ここでは照明器具1の両外側に狭いビームを有するLEDモジュール8Nを配置し、中側は広いビームのLEDモジュール7Wと狭いビームのLEDモジュール8Nを交互に配置している。この場合も図4の動作の説明と同様にして、2つLEDモジュール7Wを調光して照明器具の配光特性を変えることが出来るので、この照明器具を利用している作業者が少ない場合や昼間などの使用状態に適した省エネルギを図ることが出来る。このとき狭いビームを有する3つのLEDモジュール8Nも必要に応じて調光して使用することも可能である。この(g)も、中央側にも広いビームのLEDモジュール7Wを配置するので特に直下方向の照度を均一に制御した配光特性を得ることができる。
(パターンh)
(h)は照明器具1に5個のLEDモジュールをライン状に、各LEDモジュールを略平行に配置した照明器具1を示す。ここでは照明器具1の両外側に狭いビームを有するLEDモジュール8Nを配置し、中側は広いビームのLEDモジュール7Wを3個配置している。この場合も図4の動作の説明と同様にして、3つのLEDモジュール7Wを調光して照明器具1の配光特性を変えることが出来るので、この照明器具1を利用している作業者が少ない場合や昼間などの使用状態に適した省エネルギを図ることが出来る。このとき狭いビームを有する2つのLEDモジュール8Nも必要に応じて調光して使用することも可能である。
この(h)も、中央側には広いビームのLEDモジュール7Wを3個配置するので特に直下方向の照度を均一に制御した配光特性を得ることができる。
以上の(a)〜(h)では広いビームのLEDモジュール7Wのグループ、または狭いビームを有するLEDモジュール8Nのグループは一体として一つの光源の様に調光制御した。なお、LEDモジュール7W、LEDモジュール8Nは、夫々異なる調光度(光出力)で点灯することは勿論、広いビームと狭いビームとのうち、片方のビームのLEDモジュールを消灯した状態として組み合わせてもよい。さらに、以上の説明ではLEDモジュールを5個までライン状に配置した例を述べたが、6個以上のLEDモジュールをライン状に配置するものでも適用できる。また照明器具1の広いビームを有するLEDモジュール7Wを外側に配置する場合のほかに、中央側に配置してもよい。
これまでに説明した(a)〜(h)では、照明器具1の配光特性が対称になるように両外側のLEDモジュールをほぼ同じ調光度にしたり、両側とも消灯する場合を想定したが、片側のみを調光又は消灯したり、対称な位置のLEDモジュール間の調光度を変えることも有用である。このようにLEDモジュールを点灯制御すると照明器具1の配光特性を非対称にすることが出来るので、照明器具1の設置場所が片側が壁面の場合などに使用できる。
照明器具1のLEDモジュールの配置をさらに説明する。LEDモジュールの配置は、次の様でよい。照明器具1は、複数のLED素子がライン状に配置されたLEDモジュールであるライン状配置モジュールを合計で3個以上の複数個備える。ライン状配置モジュールとは、例えば、図5のLEDモジュール7W,LEDモジュール8Nである。3個以上である複数個のライン状配置モジュールは、所定のビーム角を有する狭配光LEDモジュール(LEDモジュール8N)と、狭配光LEDモジュールよりも広いビーム角を有する広配光LEDモジュール(LEDモジュール7W)との2種類のモジュール種類の組合せからなる。この場合、狭配光LEDモジュールが奇数個であり広配光LEDモジュールも奇数である組合せは除く。この理由は、照明器具1への広配光LEDモジュールと狭配光LEDモジュールの配置は、図5(a)〜(h)に示すように、仮想的な基準線9に対して、略線対称の位置にモジュール種類を同じくするLEDモジュールどうしを配置することを想定している。広配光LEDモジュールと狭配光LEDモジュールとが偶数個の場合は、図5(b)、(f)のように、仮想的な基準線9がLEDモジュール上にはないように配置すればよい。一方、広配光LEDモジュールと狭配光LEDモジュールとが偶数個、奇数個の場合、仮想的な基準線9は奇数個のLEDモジュール上となり、その両側に対称に広配光LEDモジュール、狭配光LEDモジュールを配置する。
ところが、広配光LEDモジュールと狭配光LEDモジュールとの両方が奇数個の場合、仮想的な基準線9に対して対称に配置することができない。このため狭配光LEDモジュールが奇数個であり広配光LEDモジュールも奇数である組合せは除く。複数個のライン状配置モジュールを構成する狭配光LEDモジュールと広配光LEDモジュールとは、ライン状に配置された複数のLED素子が互いに略平行になるように照明器具に設置される。このとき、各LEDモジュールは図5(a)に示すように、ライン状に並べられたLED素子に対して直角方向となる矢印101の方向に向かって、略平行に配置される。そして、仮想的な基準線9に対して、略線対称にモジュール種類を同じくするLEDモジュールどうしのそれぞれの複数のLED素子(ライン状の複数のLED素子)が位置する。図5(a)〜(f)は以上の条件を満たす例である。
また、仮想的な基準線9に対して、略線対称の位置に設置されるモジュール種類を同じくするLEDモジュールどうしは、略同じビーム角を有するものとする。図5で説明すれば、(a)〜(h)では、仮想的な基準線9に対して線対称の位置には、いずれもLEDモジュール7Wどうし、あるいはLEDモジュール8Nどうしが配置されていることを意味する。光源点灯装置20は、略線対称の位置に設置されるモジュール種類を同じくするLEDモジュールどうしに対しては、一例として示した前記のように、略同一の調光度で調光制御する。
次に広いビームを有するLEDモジュール7Wを一対備える場合、例えば図5の(a)、(b)、(d)、(f)、(g)などに適用できる光源点灯装置20の構成について説明する。図6はこのような光源点灯装置20の回路図である。図6において図3と同一部分は説明を簡略にする。図6において光源点灯装置20は、直流電源3、LED点灯回路4,5、配光制御部6を備えている。バランサー46は、2個のLEDモジュールの電流を略等しくする作用を有する。バランサー46は、巻線46a,46bからなり、夫々ダイオード47a,47bと、これらに接続されるコンデンサ44a,44bには広いビームのLEDモジュール7a(W),7b(W)が接続される。また検出抵抗48はLEDモジュールへ所定の電流を供給するためのLED電流の検出抵抗である。
以上のように構成された装置において、LEDモジュール7a(W),7b(W)には全光時または調光時に所定の電流が流れるが、バランサー46の作用により1台のLED点灯回路4を使用しながら、2つのLEDモジュール7a(W),7b(W)に、ほぼ等しい電流を供給することが出来る。従って、複数のLEDモジュール相互間の出力電流の差異を少なくして点灯できるので、照明器具1の配光特性の対称性が高まる。ここでは広いビームを有する一対のLEDモジュール7a(W),7b(W)にバランサー46を使用して点灯することを説明したが、狭いビームを有するLEDモジュール8Nが一対有る場合、例えば図5(b)、(e)等でもバランサー46を使用して電流を供給することが出来ることはもちろんである。LED点灯回路の電流検出手段としての検出抵抗48を、片側のLEDモジュールを流れる電流経路に設けたが、2個のLEDモジュールの合成電流が流れる経路にこの電流検出手段を備えることも可能である。
上述では照明器具1に複数配置されたLEDモジュールの光出力を制御することで配光特性を変えて省エネ及び良好な視環境を維持することの出来る装置を示したが、LEDモジュールとして色温度の異なるものを照明器具1に配置することもよい。つまり、狭配光LEDモジュールのLEDモジュール8Nの全部あるいは一部を所定の第1の色温度とし、広配光LEDモジュールのLEDモジュール7Wの全部あるいは一部を、第1の色温度と異なる第2の色温度とする。このような構成においては、例えば作業者が少ない夜間などには2種類の色温度のLEDモジュールを全光状態で点灯している時に比べ、照明器具1の配光特性を狭くするように変える合成された色温度を全光時より低くするなどの制御ができる。このようにすれば配光特性をかえることによる省エネルギの効果だけでなく、夜間に合わせた雰囲気の色温度になるので作業者の視環境をより快適に維持できる。
以上の実施の形態の照明器具1によれば、異なる配光特性(指向角)のLED或いは異なる配光特性と異なる定格光出力を有するLED、またはさらに色温度の異なるLEDを組み合わせる等の手段を用いてこれらLEDの光出力を制御することで、照明器具の配光または照明雰囲気(環境)を変化させることができる。
1 照明器具、2 交流電源、3 直流電源、31 全波整流回路、32 出力コンデンサ、41,51 スイッチング素子、42,52 コイル、43,53 ダイオード、44,54 コンデンサ、45,55 出力制御回路、46 バランサー、4 LED点灯回路、5 LED点灯回路、6 配光制御部、7W LEDモジュール、8N LEDモジュール、9 仮想的な基準線、20 光源点灯装置。

Claims (6)

  1. 光源を点灯させる光源点灯装置を備えた照明装置において、
    複数のLED素子がライン状に配置されたLEDモジュールであるライン状配置モジュールを合計で3個以上の複数個備え、
    前記複数個のライン状配置モジュールは、
    所定のビーム角を有する狭配光LEDモジュールと、前記狭配光LEDモジュールよりも広いビーム角を有する広配光LEDモジュールとの2種類のモジュール種類の組合せであって奇数個どうし以外の組合せからなり、
    前記複数個のライン状配置モジュールをなす前記狭配光LEDモジュールと前記広配光LEDモジュールとは、
    ライン状に配置された前記複数のLED素子が互いに略平行になるように設置されると共に、仮想的な基準線に対して、略線対称の位置に前記モジュール種類を同じくするLEDモジュールどうしのライン状の前記複数のLED素子が設置され、
    前記光源点灯装置は、
    前記光源として、前記複数個のライン状配置モジュールをなす前記狭配光LEDモジュールと前記広配光LEDモジュールとを調光制御することを特徴とする照明装置。
  2. 前記光源点灯装置は、
    すべての前記広配光LEDモジュールを、略同じ調光度で調光制御することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記仮想的な基準線に対して、略線対称の位置に設置される前記モジュール種類を同じくするLEDモジュールどうしは、
    略同じビーム角を有することを特徴とすることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の照明装置。
  4. 前記光源点灯装置は、
    前記仮想的な基準線に対して、略線対称の位置に設置される前記モジュール種類を同じくするLEDモジュールどうしに対しては、略同一の調光度で調光制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 前記狭配光LEDモジュールは、所定の第1の色温度であり、
    前記広配光LEDモジュールは、前記第1の色温度と異なる第2の色温度であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記光源点灯装置は、
    2個の前記広配光LEDモジュールと2個の前記狭配光LEDモジュールとの少なくともいずれかを備えるときには、2個の前記LEDモジュールを点灯するためのバランサーであって2個の巻線を有するバランサーを有し、前記2個の巻線を介して前記2個のLEDモジュールを点灯することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置。
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