JP5881268B2 - ノズルおよび該ノズルを備えた加湿器 - Google Patents

ノズルおよび該ノズルを備えた加湿器 Download PDF

Info

Publication number
JP5881268B2
JP5881268B2 JP2008306585A JP2008306585A JP5881268B2 JP 5881268 B2 JP5881268 B2 JP 5881268B2 JP 2008306585 A JP2008306585 A JP 2008306585A JP 2008306585 A JP2008306585 A JP 2008306585A JP 5881268 B2 JP5881268 B2 JP 5881268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
liquid
gas
water
center line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008306585A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010127603A (ja
Inventor
博 池内
博 池内
弘樹 平松
弘樹 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
H Ikeuchi and Co Ltd
Original Assignee
H Ikeuchi and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by H Ikeuchi and Co Ltd filed Critical H Ikeuchi and Co Ltd
Priority to JP2008306585A priority Critical patent/JP5881268B2/ja
Publication of JP2010127603A publication Critical patent/JP2010127603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5881268B2 publication Critical patent/JP5881268B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

本発明は、ノズルおよび該ノズルを備えた加湿器に関し、少ない気体量で細かな霧を大量に発生させることができるようにし、エネルギーの消費量を低減するものである。
従来より、農業用、工業用等のあらゆる分野において所要の湿度に保持するために加湿器が用いられ、該加湿器に装備したノズルから噴霧して湿度を保つようにしている。該ノズルからは、気体と液体とを混合した気液混合液を所要圧力で噴霧し、噴霧する粒子を微粒化している。このように、ノズルからの噴霧を微粒化すると共に噴霧範囲を広げるためには、圧搾空気を供給する必要があるためエネルギーを消費し、該エネルギーの消費量を抑制することが求められている。
この種の加湿器として、本出願人は特開平5−79664号公報において、加湿器の貯水室に溜めておく水を可能な限り少なく、常時、水道管より新鮮な水を供給することで、細菌の発生、増殖を100%抑えることができる加湿器を提供している。
該加湿器には、図7に示すように、対向配置した一対の噴口100と101を備えたノズル110を装着し、前記対向配置した噴口100と101から噴射する噴霧を衝突させて、水滴を微粒化している。
この加湿器は種々の利点を有するものであるが、前記したエネルギーの消費量を抑制する観点からは、改良の余地がある。
例えば、前記噴口100と101とから気液混合液を噴霧する際、気体量を低減してエネルギー消費量を減少すると、霧が粗くなり周辺を濡らしてしまう。また、水滴が噴口100、101の周縁に付着しやすくなり、この水滴を除去せずに付着した状態のままであると、水滴がボタ落ちする問題が発生する。
特開平5−79664号公報
本発明は、前記問題を解消して、少ない気体量で細かな霧を大量に発生できるようにし、省エネルギー化を図ることができるノズル、および該ノズルを備えた加湿器を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、第一の発明として、
液体流路および気体流路を設けた本体の中心線からなるノズル中心線上に第一噴口を配置し、該第一噴口よりも噴射側の突出した位置で前記ノズル中心線を挟むと共に該ノズル中心線に向けて互いに向き合うように傾斜させて第二噴口と第三噴口を設け、前記第一噴口の中心線の噴射側延長線上で、該第二、第三噴口の中心線の延長線が噴射側に向けて傾斜した状態で衝突するように配置し、
前記液体流路および気体流路を分岐して前記第一、第二、第三噴口にそれぞれ連通し、これら第一、第二、第三噴口からそれぞれ空気からなる気体と水からなる液体とを外部混合した気液混合流体を噴射して、該第一、第二、第三噴口の3つの噴口からそれぞれ噴射する外部混合した前記気液混合流体を一つの衝突点で衝突させて超音波を発生させ、該超音波で前記3つの噴口から噴射する気液混合流体の水滴を微粒化する構成としていることを特徴とするノズルを提供している。
本発明では、3つの噴口から外部混合した気液混合流体の霧を噴射し、この3つの噴口から噴射する3方向からの霧を1つの衝突点で衝突させ、該衝突時により多くの超音波を発生させることができ、該超音波により微細な霧を大量に発生させることができる。
即ち、前記した従来の2つの噴口から噴射する霧を衝突させる場合と比較して、水滴をより微粒化でき、大量に霧を発生させることができる。言い換えれば、圧搾空気の圧力を上げたり、圧搾空気量を増大させることなく、噴口から噴射する霧の衝突形態を変えて超音波で微細な霧を大量に発生させている。その結果、供給する圧搾空気量を低減でき、エネルギーの消費量を低減することができる。
前記のように、第一、第二、第三噴口から噴射する流体は、気体と液体とを外部混合した気液混合流体としている
前記第二、第三噴口は前記ノズル中心線の延長線に向けて傾斜させ、前記衝突点を支点として第二、第三噴口の中心線が成す角度が80以上180゜未満の範囲としている。好ましくは、110゜以上であり、特に130〜160゜が好ましい。
前記した角度で第二噴口と第三噴口から噴射する噴霧を衝突させ、かつ、第二噴口と第三噴口とから等角度間隔のノズル中心線上の第一噴口から前記衝突点に向けて外部混合した気液混合液を噴射して衝突させると、第二、第三噴口から噴射した霧と均等に衝突させることができ、噴霧中の水滴の微粒化を均等に行うことができる。
かつ、前記角度で3方向からの噴霧を1点で衝突させることにより、衝突時に超音波を発生させて水滴の更なる微粒化が図れることを、本発明者は実験により知見した。
また、前記第二、第三の噴口からの噴霧の前記角度は80゜以上(好ましくは110゜以上とし、かつ、その中心に第一噴口からの噴霧を衝突させることで、衝突時に発生する超音波により微粒化が促進され、大量の霧が発生することを本発明者は実験により知見した。
また、前記第二、第三の噴口からの噴霧がなす前記角度が大きくなり過ぎると、噴霧の飛距離が短くなり、噴口周縁への水滴が付着しやすくなる。よって、前記角度は180゜未満、好ましくは、160゜以下である。
前記第二噴口と第三噴口は、前記第一噴口よりも噴射側の突出した位置に配置すると共に、噴口をノズル中心線に向けて互いに向き合うように傾斜させて設けている。
前記のように、衝突時に超音波を発生させて霧を大量に発生させるためには、第二噴口と第三噴口とがなす前記角度を大きくすることが好ましいが、第二、第三噴口の周縁には水滴が付着しやすくなる。その場合、前記のように、第一噴口より第二、第三噴口を噴射側の突出した位置に配置すると、後方に位置する第一噴口から噴射する気液混合液により水滴を吹き飛ばすことができる。
前記第一噴口の先端点から前記衝突点までの距離L1と、第二、第三噴口の先端点から前記衝突点までの距離L2は、L2<L1とすることが好ましい。
前記位置関係とすることにより、3方向からの噴霧を1点で衝突させた場合に、効果的に超音波を発生させて、微粒化を促進して大量に霧を発生させることができることを、本発明者は実験より知見した。
前記第一噴口の外周に、前記第二、第三噴口と同一周上に更に1以上の噴口を等角度ピッチで備え、これら第一噴口を囲む第二、第三噴口を含む複数の噴口から噴射される流体を前記1つの衝突点で衝突させる構成としてもよい。
このように、1つの衝突点で3方向以上、4方向、6方向からの噴霧を衝突させると、衝突時に発生する超音波周波数は増加し、水滴の微粒化をはかり、発生する霧を大量化することができる。
第二の発明として、前記第一の発明のノズルを備えた加湿器を提供している。
該加湿器は、貯水室を形成しているケーシング内にフロートを収容すると共に、該ケーシングの開口を閉鎖する蓋材に直接に前記ノズルを着脱自在に取り付け、かつ、該蓋材に前記ノズルの気体通路と液体通路に気体と液体とを供給する通路、前記フロートの昇降に応じて開閉する止水レバーに連結した止水弁を取り付け、該止水弁は半球状としたゴム部品で半球状の弁座を開閉する構成としていることが好ましい。
この加湿器は、構成部品点数を前記特許文献1の加湿器より大幅に低減でき、その結果、組み立て工数を低減することができる。
特に、止水弁に半球状のゴム製品を用い、弁座を半球状としているため、多少の傷やゴミがあっても、ゴム製品の弾性でシールすることができる。
前記加湿器に装着するノズルは、前記第一、第二、第三噴口から圧搾空気と水の混合液を噴射し、該第二、第三噴口の周縁に付着する水滴を第一噴口から噴射する圧搾空気で吹き飛ばす構成としていることが好ましい。
前記のように、第一の発明のノズルは、少なくとも3つの噴口から噴射される流体を1点で衝突させて超音波を発生させることにより、圧搾空気量を少量としても霧を大量に発生できるようにしているため、加湿器の消費エネルギーを低減することができる。
前記アダプタに取り付ける第一の発明のノズルは1個であってもよく、対称位置に2個設けてもよく、さらに、90度間隔で4個設けてもよく、個数は限定されない。
前記加湿器は、具体的には、
内部に貯水室を形成しているケーシングと、
前記貯水室内面に遊嵌して貯水量に応じて昇降するフロートと、
前記ケーシングの蓋材とを備え、該蓋材に前記ノズルを着脱自在に取り付けると共に、該蓋材に貯水室内のフロートを貫通する吸液管と、該吸液管と前記ノズルの液体通路を連通する液体通路と、接続する気体供給管から供給される圧搾空気を前記ノズルの気体通路に供給する気体通路を一体に設けている。
さらに、前記蓋材に液体供給管を接続し、該液体供給管に連通部に前記弁座を設けると共に、前記止水弁を取り付けている。該止水弁に止水レバーの一端を回転自在に蓋材に軸着し、該止水レバーに設けた穴に前記吸液管を貫通させ、止水レバーをフロートの上面に配置している。
前記止水レバーは、前記一端の支点に近接した位置に上向き突起を設けて前記止水弁の下端と固着し、前記支点と反対側の先端に下向き突起を設けている。該下向き突起はフロートが上昇すると押し上げられ、前記止水弁を押し上げて、弁座を閉鎖している。このようにテコの原理を用いて止水弁を閉鎖することで強い力で止水弁を閉じることができる。
本発明の前記加湿器では、圧搾空気供給管からノズルの気体通路へ供給された圧搾空気と吸液管を通して貯水室内の吸い上げられノズルの液体通路へ供給された液体とが、第一の発明のノズルより外部混合されて噴霧される。
噴射により貯水室内の液体が減少し、フロートが下降すると、フロート上面に当接させた止水レバーの先端が下降して、該止水レバーの支軸と先端の間に固定した止水弁が下降して弁座を開き、貯水室内に給液する。貯水室内への液体の供給に伴いフロートが上昇し、連動して止水レバーおよび止水弁が上昇し、貯水室内の水量が設定値に達すると、止水弁が弁座を閉じて、液体の供給を停止する。
なお、前記第一の発明のノズルは、加湿器に装着するノズルに限定されず、ノズルのみを用いてもよく、かつ、他の機器に装着しても良い。
前述したように、第一の発明のノズルでは、少なくとも3つの噴口から噴射する流体を1つの衝突点で衝突させることにより、超音波を発生させ、該超音波で衝突する噴霧中の水滴を微粒化して、大量の霧を発生させることができる。このように、衝突の形態を変えることで霧を大量に発生させるため、圧搾空気量を減少させることができ、省エネルギー化を図ることができる。
具体的には、本発明のノズルを用いて、前記特許文献1のノズルと同等の霧を発生させる場合、本発明者の実験によれば、気体消費量を約20%程度削減することができる。
また、第二の発明の加湿器は、前記第一の発明のノズルを装着しているため、加湿器の運転に要するエネルギーを低減でき、ランニングコストが低減された加湿器とすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳述する。
図1(A)(B)に第一の発明のノズルの参考第一実施形態を示す。
参考第一実施形態のノズル1は、樹脂成形品からなる本体2のノズル中心線(S1、以下に中心線と略称する)上の噴射側先端に第一噴口3を設け、該中心線(S1)上にある第一噴口3を挟むと共に第一噴口3より噴射側(X)に突出する位置に第二噴口4と第三噴口5とを設けている。該第二噴口4と第三噴口5とは中心線(S1)を支軸として対称としている。
本体2には液体(本実施形態では水)を流通させる液体流路7と、圧搾空気を流通させる気体通路8とを設け、液体流路7と気体流路8のそれぞれ一端は、本体2の流体供給側(Y)の端面2aに液体供給口7a、気体供給口8aとして開口している。
前記液体流路7と気体流路8とは第二噴口4と第三噴口5に連通して気液混合液を噴射させ、第一噴口3には気体流路8のみを連通させてエアを噴射させ、これら3つの噴口から噴射する流体を噴射側(X)の1つの衝突点(P)で衝突させている。
前記のように、第一噴口3は本体2の中心線(S1)上に位置する噴射側端面2bの中心に設けた突出部2cの先端に設けている。
前記本体2の外周部を噴射側に向けて拡径させ、左右両側の中央部に更に噴射側へ拡径しながら突出させた分岐部2d、2eを設けている。各分岐部2d、2eの先端側は逆方向の縮径方向へ屈折させた屈折部2f、2gを設けている。一方の屈折部2fの先端に第二噴口4を設け、他方の屈折部2gの先端に第三噴口5を設けている。
前記液体通路7は液体供給口7aと連通させた流入路7bを2方向に分岐させ、前記分岐部2dから屈折部2fを通り第二噴口4に達する分岐通路7cと、前記分岐部2eから屈折部2gを通り第三噴口5に達する分岐通路7dを設けている。
前記気体通路8は気体供給口8aと連通させた流入路8bを3方向に分岐させ、第一噴口3に連通する分岐通路8c、第二噴口4に連通する分岐通路8d、第三噴口5に連通する分岐通路8eを設けている。
前記第二噴口4と第三噴口5とからは、それぞれ、液体通路7と気体通路8とから供給される水と空気を液体を中心として気体を外周側から外部混合して気液混合液として噴射している。
第二噴口4の中心線(S2)と第三噴口5の中心線(S3)は、ノズル中心線(S1)の噴射側(X)の延長線に向けて傾斜し、前記衝突点Pで交差させ、該衝突点Pで第一噴口3からの噴射する気体と、第二噴口4および第三噴口5から噴射する気液混合液の3つの流体を衝突させている。
前記第二、第三噴口4、5の中心線(S2)と(S3)とが第一噴口3の中心線(S1)を支点としてなす角度θは80゜以上180゜未満の範囲、好ましくは、130〜160゜の範囲としている。
また、第一噴口3の先端点から衝突点(P)までの距離L1は、第二、第三噴口4、5の先端点から衝突点(P)までの距離L2は前記距離L1より短い(L2<L1)としている。
前記構成としたノズル1では、第一噴口3から噴射する気体(空気)と、第二、第三噴口4、5から噴射する気液混合液(空気と水の混合液)が、第一噴口3の先端から距離L1をあけた1つの衝突点(P)で衝突して外部混合する。
この3方からの流体の衝突で衝突点(P)に超音波が発生し、該超音波により混合した流体を超音波振動で霧中の粒子をより微粒化でき、大量に霧を発生させることができる。
本発明者は、前記特許文献1の2方向から気液混合液を衝突させるノズルの場合と前記実施形態のノズルとの比較実験を行った。
その結果、空気量を20%低減して、前記特許文献1の2方向から気液混合液を衝突させた場合と同程度の霧を発生させることができた。
また、第二、第三噴口4、5からは気液混合液を噴射していると共に、該第二、第三噴口4、5は中心線(S1)に向けて傾斜させているため、第二、第三噴口4、5の噴口周縁、特に、第一噴口3が位置する後方側周縁に水滴が付着する場合がある。その場合、これら第二、第三噴口4、5の周縁に付着した水滴を、第一噴口3から噴射する空気で吹き飛ばして除去することができる。これにより、気体供給量を低減した場合に噴口に水滴が付着した場合の問題も解決することができる。
図2に第実施形態のノズル10を示す。
実施形態のノズル10は、前記参考第一実施形態のノズル1では第一噴口3から気体だけを噴射しているのに対し、第一噴口3から気液混合液を噴射させている点を相違させている。即ち、液体通路7に第一噴口3へ液体を供給する分岐通路7eを設け、第一、第二、第三噴口3、4、5の3つの噴口からそれぞれ気液混合液を噴射させて、噴射方向の外部の1つの衝突点(P)で衝突混合させている。
このように、3方から噴射する気液混合液を衝突させた場合も、衝突点で超音波を発生させて、少ない気体量で大量の霧を発生させることができる。かつ、第二、第三噴口の周縁に付着する水滴を第一噴口から噴射する気液混合液で吹き飛ばして除去することができる。
図3に参考実施形態のノズル11を示す。
第三実施形態のノズル11は、第一噴口3の外周に前記第二噴口4、第三噴口5と共に、第四噴口14、第五噴口15の4つの噴口を設け、90度間隔で配置している。
前記第一噴口3、第二、第三噴口4、5は第一実施形態と同一の形状とし、第四、第五噴口14、15を第二、第三噴口4、5と同一の形状としている。
該ノズル11では、第一噴口3から気体のみを噴射し、その外周の第二〜第五噴口4、5、14、15から気液混合液を噴射し、5方向から噴射される流体を1つの衝突点で衝突させている。
このように、5方向からの流体の衝突で発生する超音波振動をより大きなものとすることができ、発生する霧の微粒化を図ることができる。
図4に参考実施形態のノズルを示す。
参考実施形態のノズルは、中心線(S1)上に配置する第一噴口3の外周に配置する第二噴口4と第三噴口5とを同一平面上に配置し、第一噴口3より第二、第三噴口4、5を噴射側へ突出させていない。
具体的には、ノズルの本体2の噴射側端面2bを平坦面とし、中心線上に第一噴口3を形成している。中心の突出部2cを挟んで左右両側に第二噴口4、第三噴口5を設け、該第二噴口4、第三噴口5に達する液体通路および気体通路を傾斜させている。
これにより、第一、第二、第三噴口3、4、5から噴射して外部混合する霧を1つの衝突点(P)で衝突させ、衝突点(P)で超音波を発生させて、微粒化を図り霧を大量に発生させている。
なお、前記第一、第二、第三噴口3、4、5の噴口周縁をPTFE等の四弗化樹脂で成形して平滑性を高め、水滴を付着しにくくしてもよい。
図5および図6に第二の発明の加湿器20を示す。
加湿器は前記第一の発明のノズルを備えておれば、加湿器の構成は限定されない。
本実施形態の加湿器20はケーシング21、蓋材22と、該蓋材22に着脱装着したノズル1を備えている。該ノズル1は前記参考第一実施形態のノズルを用いているため、ノズルの構造の説明は省略するが、該参考第一実施形態のノズルに代えて前記第一実施形態のノズルを用いることが好ましい
加湿器20は、ケーシング21の上面開口を閉鎖する蓋材22を備え、該蓋材22の外周に90度間隔をあけて前記ノズル1を4つ取り付けている。なお、加湿器に取り付けるノズルの個数は限定されず、1個でも良い。
ケーシング21は内部にフロート25を収容した略円筒型で、その上面開口を前記蓋材22で閉鎖している。
前記ケーシング21は周壁21aを底壁21bに向かって縮径方向に傾斜させ、かつ底壁21bの内面は中央に向けて下方傾斜させ、中央部の最下端部に液溜まり26を設けている。また、周壁21aには周方向にあけてリブ21dを突設し、該リブ21dの内周面に沿ってフロート25が昇降するようにしている。
前記フロート25は、前記リブ21dと底壁21bとに僅かな隙間をあけて沿う形状とし、最下端部の液溜まり26と対応するフロート25の中心部に上下に開口する貫通孔25aを設けている。
蓋材22の中心部に下方へ突出する吸液管22eを突設し、該吸液管22eをフロート25の貫通孔25aに貫通させ、下端を液溜まり26に開口させ、液溜まり26より液を吸引している。該吸液管22eの上端は4方向に分岐させ、該分岐通路22fをノズル1の液体通路7に連通している。
該蓋材22の中央部には、前記吸液管22eと対応する上側に気体供給管連結部22gを設け、その下端を4方向に分岐させ、該分岐通路22hをノズル1の気体通路8に連通している。
蓋材22の一側部に液体供給管40を連結する液体供給管連結部22iを設け、該液体供給管連結部22iの下部に、止水弁29の収容部22jを設けている。前記液体供給管連結部22iと収容部22jとの間に半球状の弁座22kを設けている。なお、前記液体供給管連結部22iには、液体通路にストレーナを介在させてもよい。
前記収容部22jに収容する止水弁29は前記弁座22kを開閉するゴム製の半球状の弁体29aを備え、該止水弁29の下端を止水レバー30に固着している。
止水レバー30は真っすぐな形状のレバーとし、その一端の支点30aを収容部22jの下端部に回転自在に軸着し、該支点30aに近接して上向きに設けた突出部30bを前記止水弁29の下端に固着している。該止水レバー30の中央部に前記吸液管22eを貫通させる穴30cを設け、止水レバー30をフロート25の上面に沿って配置し、止水レバー30の突出端に下向きに設けた接触部30dを設けている。
前記止水レバー30の下向きの接触部30dはフロート25の上面に当接し、この状態で止水レバー30に下端を固定した止水弁29は下降し、弁座22kを開いて給水状態となる。貯水室32内に定量の給水が成され、フロート25が上昇し、接触部30dが押し上げられると、止水弁29も上昇して弁座22kを閉じて給水を停止している。其の際、テコの原理により、止水弁29の押し上げ力を強めている。
噴霧作動時、吸液管22eから水が吸い上げられ、貯水室32内の水の量が減少するとフロート25は下降し、止水弁29も下降して、弁座22kを開き、貯水室32内に液を供給している。このように、貯水室32には溜める液体(水)は少量とし、常時新鮮な水を供給する構成としている。
前記加湿器20の噴霧作動を以下に説明する。
蓋材22に設けた分岐した気体通路22h供給される圧搾空気が、ノズル1の気体通路8に流入する。一方、気体通路22hに流入する圧搾空気の負圧を前記液体通路22fに導入し、吸液管22eにより貯水室32の底部中心より液体を吸い上げ、液体通路22fを通してノズル1の液体通路7に液体を流入させる。
ノズル1では、前記のように、第二、第三噴口4、5の中心から噴射する液を外周から噴射して外部混合し、圧搾空気の剪断作用により微霧化して噴射する一方、第一噴口3から圧搾空気を噴射している。このように3方向から噴射する流体を外部の衝突点(P)で衝突して超音波を発生して液滴をさらに超微粒化および均質化し、霧を大量に発生させている。尚、圧搾空気圧は0〜1MPa、液圧は0〜0.5MPaの範囲に設定している。
前記のように、噴霧時において、水を貯水室32の底部中心の液溜まり26より吸い上げていく。水はフロート25の外周よりテーパをかけた底部中心に向かって流れてくるため、古い液から順次噴霧していくこととなる。貯水室32内に溜まっている液量が減少してフロート25が下降すると、止水レバー30が下降して止水弁29を下降させ、弁座22kが開いて貯水室32内に水を導入する。
貯水室32内へ水が導入されてフロート25が上昇すると、前記のように止水レバー30の先端が押し上げられ、止水弁29が上昇して弁座22kを閉じる。このように貯水量を少量としているため、噴霧時に絶えずフロート25が昇降して止水レバー30、止水弁29を作動して水の供給を断続し、新しい水を貯水室32に供給している。
また、上記フロート25、止水レバー30および止水弁29の作動は安定かつ正確に為される。即ち、フロート25は中央を吸液管22eにより、外周がケーシングのガイドリブ21dによりガイドされて真っすぐに昇降する。
このように、加湿器20は常に新鮮な水を噴霧できると共に、ノズル1を装着していることにより供給する圧搾空気量を低減しても大量の霧を発生させることができ、ランニングコストの軽減を図ることができる。
本発明のノズルの参考第一実施形態を示し、(A)はノズルの断面図、(B)は概略正面図である。 本発明の第一実施形態のノズルの断面図である。 参考第二実施形態のノズルの正面図である。 参考実施形態のノズルの断面図である。 第二の発明の加湿器の断面図である。 前記加湿器の噴霧状態を示す図面である。 従来例を示す図面である。
符号の説明
1 ノズル
2 本体
3 第一噴口
4 第二噴口
5 第三噴口
7 液体通路
8 気体通路
20 加湿器
P 衝突点

Claims (4)

  1. 液体流路および気体流路を設けた本体の中心線からなるノズル中心線上に第一噴口を配置し、該第一噴口よりも噴射側の突出した位置で前記ノズル中心線を挟むと共に該ノズル中心線に向けて互いに向き合うように傾斜させて第二噴口と第三噴口を設け、前記第一噴口の中心線の噴射側延長線上で、該第二、第三噴口の中心線の延長線が噴射側に向けて傾斜した状態で衝突するように配置し、
    前記液体流路および気体流路を分岐して前記第一、第二、第三噴口にそれぞれ連通し、これら第一、第二、第三噴口からそれぞれ空気からなる気体と水からなる液体とを外部混合した気液混合流体を噴射して、該第一、第二、第三噴口の3つの噴口からそれぞれ噴射する外部混合した前記気液混合流体を一つの衝突点で衝突させて超音波を発生させ、該超音波で前記3つの噴口から噴射する気液混合流体の水滴を微粒化する構成としていることを特徴とするノズル。
  2. 前記第二、第三噴口の中心線が成す角度を80°以上180゜未満の範囲とし、かつ、 前記第一噴口の先端点から前記衝突点までの距離L1と、第二、第三噴口の先端点から前記衝突点までの距離L2は、L2<L1としている請求項1に記載のノズル。
  3. 請求項1または請求項2に記載のノズルを備えた加湿器。
  4. 貯水室を形成しているケーシング内にフロートを収容すると共に、該ケーシングの開口を閉鎖する蓋材に前記ノズルを着脱自在に取り付け、該蓋材に前記ノズルの気体流路と液体流路に空気と水とを供給する通路、前記フロートの昇降に応じて開閉する止水レバーに連結した止水弁を取り付け、該止水弁は半球状としたゴム部品で半球状の弁座を開閉する構成としている請求項3に記載の加湿器。
JP2008306585A 2008-12-01 2008-12-01 ノズルおよび該ノズルを備えた加湿器 Active JP5881268B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008306585A JP5881268B2 (ja) 2008-12-01 2008-12-01 ノズルおよび該ノズルを備えた加湿器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008306585A JP5881268B2 (ja) 2008-12-01 2008-12-01 ノズルおよび該ノズルを備えた加湿器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010127603A JP2010127603A (ja) 2010-06-10
JP5881268B2 true JP5881268B2 (ja) 2016-03-09

Family

ID=42328132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008306585A Active JP5881268B2 (ja) 2008-12-01 2008-12-01 ノズルおよび該ノズルを備えた加湿器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5881268B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI20135903L (fi) * 2013-09-09 2015-03-10 Beneq Oy Laite ja menetelmä aerosolin valmistamiseksi ja kohdistinosa
JP6082724B2 (ja) * 2014-11-13 2017-02-15 株式会社いけうち スプレーノズルおよび該スプレーノズルを備えた加湿器
JP6369492B2 (ja) * 2016-03-11 2018-08-08 株式会社環境衛生 加湿装置、ダイアフラムポンプ及びダイアフラム
CN112204208B (zh) 2018-06-01 2022-05-03 大金工业株式会社 送风装置
JP7381837B2 (ja) * 2018-06-01 2023-11-16 ダイキン工業株式会社 送風装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819760U (ja) * 1981-07-29 1983-02-07 富士ロビン株式会社 超微霧発生ノズル
JPH0198773A (ja) * 1987-09-22 1989-04-17 Yoshinobu Koiwa バルブ装置
JP3159758B2 (ja) * 1991-12-02 2001-04-23 雅亮 塩崎 スプレーガン装置
JP2843971B2 (ja) * 1995-04-05 1999-01-06 株式会社いけうち 加湿器
JP4325016B2 (ja) * 1999-05-17 2009-09-02 株式会社豊田中央研究所 噴射ノズル式ミスト発生器および燃料電池用ミスト発生器取付装置
JP2005296874A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Ikeuchi:Kk 超微霧噴射ノズル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010127603A (ja) 2010-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7354008B2 (en) Fluidic nozzle for trigger spray applications
CN110035832B (zh) 雾化喷嘴及雾化装置
JP5881268B2 (ja) ノズルおよび該ノズルを備えた加湿器
RU2434686C2 (ru) Устройство распыления жидкости и распылительная головка (варианты)
JP6082724B2 (ja) スプレーノズルおよび該スプレーノズルを備えた加湿器
US20080011868A1 (en) Fluidic device yielding three-dimensional spray patterns
JP5517139B1 (ja) 噴霧器
JP2006280910A (ja) 微霧滴発生装置
CN209935004U (zh) 雾化喷嘴及雾化装置
JP2017145982A (ja) 超音波霧化装置
CN202566815U (zh) 小型扩香仪
CN103182097B (zh) 小型扩香仪
CN208018809U (zh) Cmp设备腔室保湿用喷雾器
WO2007105492A1 (ja) ミスト発生器
KR200464258Y1 (ko) 방제장치
JP2011098284A (ja) 気液混合ノズル
CN105910213A (zh) 一种微雾加湿器
CN114151083B (zh) 一种采煤机压气与低压水喷雾气水幕降尘装置
WO2023245410A1 (zh) 自清洁喷嘴结构
JP3140691B2 (ja) 噴霧ノズル
CN208711985U (zh) 一种喷雾机构
CN201267794Y (zh) 喷雾器
JP6577443B2 (ja) 霧化装置
CN220027399U (zh) 喷头组件、雾化器及雾化装置
CN211707135U (zh) 一种用于废气净化的高效率雾化喷头

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140519

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141021

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141029

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20141121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5881268

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250