JP5878622B2 - ホールセンサ半導体デバイスおよびホールセンサ半導体デバイスの駆動方法 - Google Patents

ホールセンサ半導体デバイスおよびホールセンサ半導体デバイスの駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、小さなオフセット電圧で高い受信感度を有するホールセンサ半導体デバイスおよび適合した駆動方法に関する。
米国の物理学者エドウィン・ハーバート・ホール(1855−1938)に因んで命名されたホール効果は、電流に垂直な磁場が存在するときに現れる。磁場はここで、磁場の方向および電流が流れる方向に垂直な方向に、ホール電圧と称される電位差を発生する。このホール電圧を測定することにより、関与する磁場成分の大きさを決定することができる。
ホール電圧を測定するために提供されるホールセンサは、半導体デバイスとして実現することができる。この半導体デバイスには、たとえばCMOSプロセスに基づいて製造することができる評価回路を組み込むことができる。駆動電流が流れ、ホール効果が現れる活性領域の平面が、半導体の上面と同一平面上に配設されていると、ホール電圧を測定することができる。このホール電圧は、上面に垂直な方向の磁場の成分によって引き起こされる。この活性領域の面が上面に垂直な場合、すなわち半導体内部で垂直に配置されている場合、上面に平行な方向の磁場成分によって引き起こされるホール電圧を測定することができる。
ホールセンサ半導体デバイスにおいては、達成可能な感度は、用いられる半導体物質における電荷キャリアの移動度で制限されている。シリコンでは、ホールセンサの最大の感度は、磁場強度と駆動電圧の関数であるホール電圧の大きさで計られ、おおよそ0.1/Tである。他の半導体物質でさらに大きな電荷キャリア移動度を呈するものがあるが、ホールセンサを駆動電子回路および評価電子回路と共に組み込むには向いていない。
R.S.Popovicの教科書「ホール効果デバイス」、第2版、Institute of Physics Publishing, Bristol und Philadelphia 2004、には、241頁と242頁の5.1.4節に、感度の温度依存性が取り扱われている。261頁から264頁には、垂直ホールデバイスが記載されている。280頁から289頁には、オフセット電圧を低減し、周波数依存性のノイズを抑制する、温度変化補償の一連の方法が記載されている。これらの方法には回転駆動電流(スピン電流法、Spinning-Current-Technik)も含まれる。
ホールセンサの駆動特性を改善するための他の方法が、R.S.Popovicの以下の論文に記載されている。−"A MOS Hall device free from short-circuit effect", Sensors and Actuators A5, 253-262 (1984), J.-B. Kammerer et al.、−"Horizontal Hall Effect Sensor with High Maximum Absolute Sensitivity", IEEE Sensors Journal 3 (2003), L. Hebrard et al.、−"A Chopper Stabilized Biasing Circuit Suitable for Cascaded Wheatstone-Bridge-Like Sensors", IEEE Transactions on Circuits and Systems 52 (2005)、およびEP 0 667 648 A2 , WO 2005/017546 A1, WO 2005/073744 A1, US 6,064,202 A, WO 01/18556 A1 と EP 2 068 163 A2 の各特許公報。
本発明の課題は、高い感度と低いオフセット電圧を有するホールセンサ半導体デバイスを提示することである。
この課題は、請求項1に記載の特徴を有するホールセンサ半導体デバイスによって解決される。実施形態、特にこれに付随する駆動方法は、従属請求項に記載される。
このホールセンサ半導体デバイスには、少なくとも2つのホールセンサからなる構成が存在し、これらのホールセンサには互いに独立して接続可能な電気的接続端子が設けられている。ここでは信号接続端子と称される、ホール電圧に測定に用いられる、いわゆる電圧接続端子は、直列に接続されており、磁場が存在する時に誘起されるホール電圧がこの直列回路の外端の接続端子に取り出される。ここでは電源接続端子と称される、駆動電流あるいは駆動電圧の印加のために設けられる、いわゆる電流接続端子、および上記の信号接続端子の直列回路は、相毎に接続端子の接続を切り替えることによって変更される。これは従来の個別のホールセンサで、良く知られた回転駆動電流の方法(スピン電流法、Spinning-Current-Technik)で行われ、この方法が本ホールセンサ半導体デバイスの駆動形態に適合して変形される。このため、切り替えネットワークが設けられる。個別のホールセンサの駆動電流は、好ましくは異なる方向であり、これらの方向はホールセンサ半導体デバイスの実施形態によって、異なる角度となっている。
このホールセンサ半導体デバイスは、信号接続端子と電源接続端子とを有する少なくとも2つのホールセンサからなる構成を備え、また、次々に続いた相で電源接続端子の位置を変更し、それぞれの相で関連する信号接続端子を介して直列に接続する切り替えネットワークを備える。
ホールセンサ半導体デバイスの1つの実施形態では、複数のホールセンサが、上面を有する1つの半導体基部(Halbleiterkorper)に配設され、この上面に平行な磁場成分が測定されるように配置されている。これらのホールセンサは、とりわけ垂直なホールセンサとしてこの半導体基部に形成される。
ホールセンサ半導体デバイスのもう1つの実施形態では、電流ソース(Stromquellen)と電流シンク(Stromsenken)が準備された電子回路が設けられている。電流ソースと電流シンクには、電源接続端子への互いに分離された接続線が設けられている。
ホールセンサ半導体デバイスのさらにもう1つの実施形態では、ホールセンサの駆動電流の流入用の電源接続端子と流出用の電源接続端子が設けられ、切り替えネットワークは、それぞれの相で流入用の電源接続端子および/または流出用の電源接続端子を互いに接続している。
ホールセンサ半導体デバイスのさらにもう1つの実施形態では、複数のホールセンサの少なくとも1つは、複数の個別のホールセンサが固定配線された回路からなっている。
ホールセンサ半導体デバイスのさらにもう1つの実施形態では、複数のホールセンサの電源接続端子は、45°,135°,225°,および/または315°の角度の駆動電流の方向を含み得るように構成される。
ホールセンサ半導体デバイスのさらにもう1つの実施形態では、複数のホールセンサの電源接続端子は、電源接続端子を介して流れる駆動電流の方向が、直列回路で次々に続いたホールセンサの間で変えられるように、それぞれの相で切り替えられる。
駆動方法の1つの実施形態では、偶数のホールセンサが用いられ、同数のホールセンサを備える2つのグループ駆動電流の方向が、90°,180°,および/または270°の角度を含み、これらの異なるグループに属する2つのホールセンサの駆動電流の方向が、それぞれ45°,135°,225°,または315°を含むように、複数のホールセンサの電源接続端子がそれぞれの相で切り替えられる。
駆動方法のもう1つの実施形態では、それぞれの相に対し、先行または後続の相があり、これらの相で、各ホールセンサで駆動電流の方向が逆転するように、これらの相で電流接続端子が極反転される。
駆動方法のさらにもう1つの実施形態では、直列回路内の複数のホールセンサは、相毎に順序が入れ替えられる。
駆動方法のさらにもう1つの実施形態では、駆動電流用に電流ソースと電流シンクが設けられ、上記の相は、電流ソースと電流シンクを入れ替えて繰り返される。
以下に、添付の図を参照して、ホールセンサ半導体デバイスと駆動方法の例を詳細に記載する。
2個のホールセンサからなる構成を示す概略図である。 図1に示す構成の次の切替相を示す図である。 図2に示す構成の次の切替相を示す図である。 図3に示す構成の次の切替相を示す図である。 4個のホールセンサからなる構成を示す概略図である。 図5に示す構成の次の切替相を示す図である。 図6に示す構成の次の切替相を示す図である。 図7に示す構成の次の切替相を示す図である。 2個のホールセンサからなる、もう1つの構成の概略図である。 図9に示す構成の次の切替相を示す図である。 図10に示す構成の次の切替相を示す図である。 図11に示す構成の次の切替相を示す図である。 複数のホールセンサと他の回路部品からなる構成を示す概略接続図である。 垂直方向の複数のホールセンサを有する半導体デバイスのパターンを示す図である。 2個のホールセンサの駆動電流の方向設定のパターンの例を示す図である。 4個のホールセンサの駆動電流の方向設定のパターンの別の1つの例を示す図である。 4個のホールセンサの駆動電流の方向設定のパターンのさらに別の1つの例を示す図である。 4個のホールセンサの駆動電流の方向設定のパターンの別の1つの例を示す図である。 3個のホールセンサの駆動電流の方向設定のパターンの別の1つの例を示す図である。 8個のホールセンサの駆動電流の方向設定のパターンの別の1つの例を示す図である。 12個のホールセンサの駆動電流の方向設定のパターンの例を示す図である。 2〜16個のホールセンサからなる構成の様々な配置を示す図である。 2個のホールセンサからなる構成を、1つの第1の駆動モードに用いた場合の図である。 図23に示す、2個のホールセンサからなる構成を、1つの第2の駆動モードに用いた場合の図である。 図24に示す、2個のホールセンサからなる構成を、1つの第3の駆動モードに用いた場合の図である。 4個のホールセンサからなる構成を、図25に示す1つの駆動モードに用いた場合の図である。 駆動電流の第1の方向での、2個のホールセンサの切り替えのパターンを示す図である。 図27に示す駆動電流の逆方向に設定された第2の方向での、切り替えのパターンを示す図である。
図1〜4は、2個のホールセンサ1,2からなる構成の概略を、1つの駆動方法での次々に続く相に対し示している。これらのホールセンサは電気的に導通する接続線10によって直列に接続されている。ホールセンサ1,2は、それぞれ4つの接続端子11,12,13,14,21,22,23,24を備え、これらの内それぞれの駆動相で、駆動電流I1/I1',I2/I2'の電源接続端子として2つの接続端子12,14,22,24と、また信号、とりわけ誘起されるホール電圧V1/V1',V2/V2'の取り出しのために信号接続端子として2つの接続端子11,13,21,23が接続される。駆動電流I1/I1',I2/I2'のために、この実施形態例では、電流ソースI1,I2および電流シンクI1',I2'が設けられており、これらは電子回路により準備されている。異なる表記InあるいはIn'によって、場合によっては回路で決まる僅かなミスマッチ(Fehlanpassung)が同じ駆動電流I1/I1',I2/I2'に属する電流ソースI1,I2および電流シンクI1',I2'に引き起こされる可能性があることが分かる。
ホールセンサ1,2は、図1〜4に示す実施形態例では、90°回転に対し対称である。4つの接続端子11,12,13,14あるいは21,22,23,24は、互いに90°回転した方向に対応して配置されている。ホールセンサ1,2の少なくとも1つは、複数の個別のホールセンサが固定配線された回路からなっていてよい。実施形態例では、これらのホールセンサ1,2は、特にそれぞれ2つ以上の別々のホールセンサで形成されてよく、これらは互いに並列に接続されてよく、並列に接続されたホールセンサの信号接続端子および電源接続端子は、それぞれの相で空間的に互いに回転している。
第1のホールセンサ1の第1の信号接続端子11および第2のホールセンサ2の第2の接続端子23は、ホールセンサ1,2の直列回路の終端に在り、合計信号、とりわけ直列に接続されたホール電圧V1/V1',V2/V2'の取り出しのために設けられている。第1のホールセンサ1の第2の信号接続端子13は、第2のホールセンサ2の第1の信号接続端子21に接続されている。
この構成のホールセンサ1,2それぞれには、駆動中は、駆動電流I1/I1',I2/I2'が流れる。これらの駆動電流I1/I1',I2/I2'の方向は、図1〜4にホールセンサ1,2の中に矢印で図示されている。これらの駆動電流I1/I1',I2/I2'の方向は、互いにそれぞれ0と異なる角度を形成している。図1〜4に示す例では、この駆動電流I1/I1',I2/I2'の方向の間の角度は、それぞれ90°である。しかしながら、これは他の角度で設定されてもよい。電流ソースI1,I2および電流シンクI1',I2'を入れ替えて、相を繰り返すことが好ましく、これによりとりわけ、存在する電流ソースI1,I2の電流シンクI1',I2'へのミスマッチが少なくとも部分的に補償され得る。
図1に示す構成の回路は、第1の相のものであり、図2にはこの第1の相に続く第2の相が示され、図3にはこの第2の相に続く第3の相が示され、図4にはこの第3の相に続く第4の相が示されている。これらの相で、駆動電流I1/I1',I2/I2'の方向は、それぞれに先行する相と比較して90°だけ数学的に正の回転方向に回転している。2つの相によって、たとえば図1と図2、または図2と図3により、測定を完結することができる。ただし測定は、図示した全ての相を含んでもよい。2つの相を用いた測定は、4つの相を用いた測定よりも速く実行することができるが、4つの相を用いた測定は状況によって、より良好な結果をもたらす。2つまたは4つの相を用いた測定は、3つの相を用いた測定よりも有利である。さらなる測定を行うため、これらの相が周期的に繰り返されてよい。この代わりに相の順番を測定毎に交換してもよい。
信号接続端子11,13,21,23は、それぞれの相で、ホールセンサ1,2に誘起される信号、とりわけホール電圧V1/V1',V2/V2'が加算され、合計信号、とりわけ相応の高い総ホール電圧V1/V2'を、直列回路の外端の信号接続端子11,23で測定することができる。これは、直列回路を形成する接続線10が、第1のホールセンサ1の第1の接続端子11から第2のホールセンサ2の第2の接続端子23まで通過する際に、駆動電流I1/I1',I2/I2'の矢印が、図示した例では矢の先端に向かって見てそれぞれ右から左に、同じ方向で横断され、直列回路の個別のホール電圧を加算するようになっていることを意味している。測定信号は電圧または電流であってよい。
図5〜8は、4個のホールセンサ1,2,3,4からなる構成の概略を、1つの駆動方法での次々に続く相に対し示している。これらのホールセンサは電気的に導通する接続線10によって直列に接続されている。最初の2つのホールセンサ1,2の回路は、それぞれの相で図1〜4の1つに対応している。第3のホールセンサ3と第4のホールセンサ4は、第1のホールセンサ1および第2のホールセンサ2と同様に、それぞれ4つの接続端子31,32,33,34,あるいは41,42,43,44を備え、これらの内それぞれの駆動相で、駆動電流I3/I3',I4/I4'の電源接続端子として2つの接続端子32,34,42,44と、また信号、とりわけ生成されるホール電圧V3/V3',V4/V4'の取り出しのために信号接続端子として2つの接続端子31,33,41,43が接続される。駆動電流I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4'のために、この実施形態例でも、電流ソースI1,I2,I3,I4および電流シンクI1',I2',I3',I4'が設けられており、これらは電子回路により準備されている。
ホールセンサ1,2,3,4は、図5〜8に示す実施形態例では、90°回転に対し対称である。4つの接続端子11,12,13,14,21,22,23,24,31,32,33,34,41,42,43,44は、互いに90°回転した方向に対応して配置されている。実施形態例では、これらのホールセンサ1,2,3,4は、特にそれぞれ2つ以上の別々のホールセンサで形成されてよく、これらは互いに並列に接続されてよく、並列に接続されたホールセンサの信号接続端子および電源接続端子は、それぞれの相で空間的に互いに回転している。
第1のホールセンサ1の第1の信号接続端子11および第4のホールセンサ4の第2の接続端子43は、ホールセンサ1,2,3,4の直列回路の終端に在り、とりわけ直列に接続されたホール電圧V1/V1',V2/V2',V3/V3',V4/V4'の信号の取り出しのために設けられている。第1のホールセンサ1の第2の信号接続端子13は、第2のホールセンサ2の第1の信号接続端子21に接続されている。第2のホールセンサ2の第2の信号接続端子23は、第3のホールセンサ3の第1の信号接続端子31に接続されている。第3のホールセンサ3の第2の信号接続端子33は、第4のホールセンサ4の第1の信号接続端子41に接続されている。
この構成のホールセンサ1,2,3,4それぞれには、駆動中は、駆動電流I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4'が流れる。これらの駆動電流I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4'の方向は、図5〜8にホールセンサ1,2,3,4の中に矢印で図示されている。これらの駆動電流I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4'の方向は、互いにそれぞれ0と異なる角度を形成している。図5〜8に示す例では、この駆動電流I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4'の方向の間の角度は、それぞれ90°である。しかしながら、これは他の角度で設定されてもよく、回転方向は逆方向であってよく、あるいは、たとえば交互に交替してもよい。
図5に示す構成の回路は、第1の相のものであり、図6にはこの第1の相に続く第2の相が示され、図7にはこの第2の相に続く第3の相が示され、図8にはこの第3の相に続く第4の相が示されている。これらの相で、駆動電流I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4'の方向は、それぞれに先行する相と比較して90°だけ数学的に正の回転方向に回転している。電流ソースI1,I2,I3,I4および電流シンクI1',I2',I3',I4'を入れ替えて、相を繰り返すことが好ましく、これによりとりわけ、存在する電流ソースI1,I2,I3,I4の電流シンクI1',I2',I3',I4'へのミスマッチが少なくとも部分的に補償され得る。
信号接続端子11,13,21,23,31,33,34,43は、それぞれの相で、ホールセンサ1,2,3,4に誘起される信号、とりわけホール電圧V1/V1',V2/V2',V3/V3',V4/V4'が加算され、合計信号、とりわけ相応の高い総ホール電圧V1/V4'を、直列回路の外端の信号接続端子11,43で測定することができる。2つの相によって、たとえば図5と図6、または図6と図7により、測定を完結することができる。ただし測定は、図示した全ての相を含んでもよい。この実施形態例においても、2つまたは4つの相を用いた測定は、3つの相を用いた測定よりも有利である。さらなる測定を行うため、これらの相が周期的に繰り返されてよい。この代わりに相の順番を測定毎に交換してもよい。この構成のホールセンサ1,2,3,4それぞれに8つの接続端子が設けられている場合、この方法は、測定毎に、異なる接続の8つの相を用いて実施することもでき、有利である。
直列回路内のホールセンサ1,2,3,4の位置は、たとえば1つのホールセンサが1つの相で第1のホールセンサとして設定され、後続の相で第2のホールセンサあるいはそれ以降のホールセンサとして直列回路に設定されるように、変更することができる。とりわけ、総誘起ホール電圧が取り出される、直列回路の外端の信号接続端子は、異なる相では異なるホールセンサに属している。したがって、異なる相での、接続端子の異なる接続は、駆動電流の方向を変更することのみに限定される必要はない。ホールセンサは、さらに、あるいはその代わりに直列回路内で相毎に入れ替えられてよい。直列回路内のホールセンサに適用できる、異なる相での変更可能な位置については何ら制限がない。
この構成には、任意の多数のホールセンサを設けてよい。ホールセンサ1,2,3,4は、図5〜8の概略図では、1つの線上に隣り合って配置されている。しかしながら、これらのホールセンサは、原理的に任意に配置してよい。これらはとりわけ、規則的な多角形の角部に配置されてよい。これらのホールセンサは、互いに隣接して配置される必要はなく、互いに大きな間隔で、場合によっては非規則的な間隔で、同一平面内または別の平面に配置されてよい。これらのホールセンサは、半導体デバイスにおいて特に垂直に配設され、このデバイス上面の平面に平行な磁場成分、とりわけ電子部品が組み込まれた主上面(Hauptoberseite)に平行な磁場成分が測定され得るようにする。
直列回路で次々に続いたホールセンサの駆動電流間の角度は、任意に設定することができる。これらの角度はそれぞれ同一の大きさであってよく、あるいはその代わりにこれらが変化していてもよい。駆動電流は全てのホールセンサでそれぞれ同一に変化される必要はない。この点は、特に複数のホールセンサが相毎に、直列回路で入れ替えられる場合に有効である。90°異なる角度の駆動電流の設定は、これらのホールセンサおよび/またはこれらのホールセンサの接続端子が互いに適切な角度で配置されていることを前提としている。
図9〜12は、図5〜8に示すように、4個のホールセンサ1,2,3,4からなる構成の概略を、1つの駆動方法での次々に続く相に対し示している。これらのホールセンサは電気的に導通する接続線10によって直列に接続されている。図9〜12の実施形態例では、全てのホールセンサ1,2,3,4は、図5〜8に示す実施形態例のように、接続端子が設けられており、これらは90°,180°および280°の角度に配置されている。図示した相での電気的接続には、図9〜12に示す実施形態例では、図5〜8に示す実施形態例と同様なものが有効である。図5〜8に示す実施形態例との差は、図9〜12に示す実施形態例では、第2のホールセンサ2および第4のホールセンサ4が、第1のホールセンサ1および第3のホールセンサ3に対し45°回転しているので、第2のホールセンサ2のおよび第4のホールセンサ4の駆動電流I2/I2',I4/I4'が、第1のホールセンサ1および第3のホールセンサ3の駆動電流I1/I1',I3/I3'に対して、45°,135°,225°および315°回転していることが可能である。
代替として、ホールセンサ1,2,3,4は、全て同じ向きに揃えられていてよい。たとえば8つの接続端子が設けられ、これらの向きが45°の倍数となるように角度が形成されてよい。この構成のホールセンサ1,2,3,4それぞれに8つの接続端子が設けられている場合、本方法は、異なる接続の8つの相を用いて実施することができる。
図13は、ホールセンサ構成5、切り替えネットワーク6、電流電源ユニット7および測定回路8の概略接続図を示す。ホールセンサ構成5と切り替えネットワーク6との間の導電性の複数の接続線10は、ホールセンサの直列回路のため、および信号、とりわけホール電圧の取り出しのために設けられた接続端子が適切に接続されるように設けられる。これらの接続は、それぞれの駆動相で変更され、このため、たとえばマルチプレクサなどの適合した装置が、切り替えネットワーク6に設けられる。さらに、切り替えネットワーク6は、複数のホールセンサを対応する電流供給ユニット7の接続端子に接続する。この電流電源ユニットは、駆動電流または駆動電圧を、対応する接続線15を介して供給する。さらなる接続線16は、切り替えネットワークから測定回路8に向かい、ホールセンサ構成5の関連する接続端子に取り出される信号、とりわけホール電圧を測定することができる。
駆動電流の向きおよび電圧の取り出しは、異なる相で、とりわけホール電圧が、電流方向で90°または270°異なる2つの相の間で、その符号を変化するように設定される。この場合オフセットは静的な信号である。たとえばマルチプレクサなどの切り替えネットワーク6は、この場合チョッパ増幅器(Zerhacker-Verstarker)の使用においては、個別の相の間で接続端子の接続を切り替えることに加え、信号をチョッピングすることのために使用される。
図14は、半導体9を有するホールセンサ半導体デバイスの概略図を示す。この半導体は、実質的に平坦な上面19にドープされた領域18を備える。ドープされた領域18および概略的に示された接続端子11,12,13,14によって垂直なホールセンサが形成される。この垂直なホールセンサは公知であり、R.S.Popovicの教科書の導入部に記載されている。垂直なホールセンサを用いて、上面19の平面の磁場成分を、図示された矢印xとyで形成される方向のベクトルとして、測定することができる。このデバイスには、さらなる複数の垂直なホールセンサが組み込まれてよく、これらによって、磁場成分を上面19の平面に垂直に、つまり矢印zで示す方向で、測定することができる。垂直および/または横方向のホールセンサは、上記で説明したように、測定において、相毎に異なるように切り替えられてよい。上面19には、電子部品、とりわけ切り替えネットワーク6、電流電源ユニット7および測定回路8の部品が組み込まれてよい。この半導体デバイスは、たとえばシリコンで作製されてよい。
図15〜21は、互いに異なる方向の駆動電流のパターンを示す。これらの駆動電流およびその方向は、図1〜12でそれぞれ矢印で示されている。図16〜18は、それぞれ4個のホールセンサを備えた実施形態に関する。これに対し、図15は2個のセンサを備えた例、図19は3個のセンサを備えた例、図20は8個のセンサを備えた例、図21は12個のセンサを備えた例を示している。それぞれの矢印の下に、左に示す最初の矢印に対して、数学的に正の回転方向で測った矢印の角度が記載されている。図15に示す駆動電流の方向の設定は、2個のホールセンサの構成の場合に特に適している。
図16,17および18の例では、それぞれ2つのセンサ対があり、これらの駆動電流は互いに90°となる方向の角度に向いている。図16および18の例では、センサ1および2が1つの対を形成し、センサ3および4が他の対を形成している。図17の例では、センサ1および3が1つの対を形成し、センサ2および4が他の対を形成している。
図16の例では、第2のセンサ対の駆動電流の方向は、第1のセンサ対に対して180°回転している。
図17の例では、第2のセンサ対の駆動電流の方向は、第1のセンサ対に対して45°回転している。
図18の例では、第2のセンサ対の駆動電流の方向は、第1のセンサ対に対して135°回転している。
図17および18に示す駆動電流の方向は、4個のホールセンサの構成に特に適しており、とりわけ、4個のホールセンサの構成の異なる2つの駆動相に用いることができる。
図15の例では、駆動電流の方向は、45°だけ、すなわち90°をセンサの数で割った分だけ回転されている。
図19の例では、次々に続いたホールセンサの駆動電流の方向は、30°だけ、すなわち90°をセンサの数で割った分だけ回転されている。
図20の例では、次々に続いたホールセンサの駆動電流の方向は、45°だけ、すなわち360°をセンサの数で割った分だけ回転されている。
図21の例では、次々に続いたホールセンサの駆動電流の方向は、30°だけ、すなわち360°をセンサの数で割った分だけ回転されている。
図17,18および20の例では、ホールセンサの電源供給接続端子は、ホールセンサを備える2つのグループ駆動電流の方向が、90°,180°,および/または270°の角度を含み、これらの異なるグループに属する2つのホールセンサの駆動電流の方向が、それぞれ45°,135°,225°および/または315°を含むように、複数のホールセンサの電源接続端子がそれぞれの相で切り替えられる。図17の場合は、これらのグループの1つは、センサ1および3で形成され、これらのグループの他の1つはセンサ2および4で形成される。図18の場合は、これらのグループの1つは、センサ1および2で形成され、これらのグループの他の1つはセンサ3および4で形成される。図20の場合は、これらのグループの1つは、センサ1,3,5および7で形成され、これらのグループの他の1つはセンサ2,4,6および8で形成される。
図15〜21は、1つの駆動相において、これらのホールセンサの駆動電流の方向が異なっていることを示している。次々に続く切り替え相において、ホールセンサの駆動電流の方向が変更される。ここで、たとえば直列回路に示された次々に続くホールセンサにおける駆動電流の方向の間の角度は同じ状態が続いている。図15〜21の矢印の図は、この場合周期的な矢印の入れ替えまで同じ状態が続く。代替として、直列回路に示す次々に続くホールセンサにおける駆動電流の方向の間の角度を、相毎に変化させてよい。
図22は、1つの平面内の、2個、4個、12個、13個あるいは16個のホールセンサの典型的な構成の概略図を示す。ホールセンサは正方形で示されている。駆動電流の方向は、それぞれホールセンサの接続端子の構成によって、水平方向または垂直方向または対角方向であってもよい。これらの構成は、図示された例ではそれぞれ、この構成の平面に垂直に立つ軸の周りの90°回転に対し対称となっている。この軸は該当する構成の中心にある。対称的なホールセンサ構成は、好ましくないオフセット電圧を除去するのに適している。
図22で2つのホールセンサに対して示してある対角方向の構成は、唯2つの異なる相が用いられる場合に特に適している。
図23は、2つのホールセンサ1,2からなる構成を示し、これらのホールセンサは、互いに45°の角度で配置されており、たとえば図9でのホールセンサ1および2である。駆動電流I1/I1',I2/I2'の方向は、図示した相で、同様に45°の角度を形成している。この図示した駆動モードでは、駆動電流I1/I1',I2/I2'のための、それぞれ独立した電流ソースI1,I2と電流シンクI1',I2'が存在している。
図24は、図23に示す構成を他の駆動モードに対して示したものであり、ここではホールセンサ1,2に共通な電流ソースあるいは電流シンクIまたは共通な電圧接続端子Vが存在している。これにより、図23に支援す実施形態例に比べ、回路の複雑さが軽減される。ただしホールセンサ半導体デバイスで得られる感度は1つの個別のセンサより大きくなる。
図25は、図23に示す構成を1つの駆動モードに対して示したものであり、ここではホールセンサ1,2に共通な電流ソースIおよび電流シンクI',電圧接続端子V,V'、または電流ソースIあるいは電流シンクI'と1つの電圧接続端子V,V'の組み合わせが設けられている。配線は個別のホールセンサと同様に行われる。この構成は、回転対称でないホールセンサに対応し、このホールセンサは、スピン電流法を適用する可能性があることで、従来の非対称ホールセンサと比べて異なっている。信号接続端子の直列回路によって、ホールセンサ半導体デバイスで達成される感度は、個別のセンサにおけるよりも顕著に大きくなる。この実施形態例では、ホールセンサ半導体デバイスは、一定の駆動電圧で駆動することができ、したがって定電流源を有する電源は全く必要でない。
図26は、図9〜12の実施形態例のように配向された4個のホールセンサ1,2,3,4からなる、さらにもう1つの実施形態例を示す。この回路は、図25に示す駆動モードに対応し、ここではホールセンサ1,2,3,4に共通な電流ソースIおよび電流シンクI',電圧接続端子V,V'、または電流ソースIあるいは電流シンクI'と1つの電圧接続端子V,V'の組み合わせが設けられている。この構成も同様に、回転対称でないホールセンサに対応し、このホールセンサは、スピン電流法を適用する可能性があることで、従来の非対称ホールセンサと比べて異なっている。
切り替えネットワーク6を用いて、駆動電流を供給する電流ソースを困難なく入れ替えることができる。とりわけ有利な点は、それぞれの駆動モードにさらにもう1つの駆動相を設ける場合で、この駆動電流の方向がそれぞれのホールセンサで反転される場合、この駆動電流がとにかく相対する方向となることである。これを図27および28を参照して説明する。
図27は、電源接続端子12,14,22,24および信号接続端子11,13,21,23の、1つの相に関連する回路を有する、2つのホールセンサ1,2からなる構成の回路図を示し、これらのホールセンサは、信号接続端子11,13,21,23を介して直列に接続されている。駆動電流I1/I1',I2/I2'のために、この回路では、電流ソースI1,I2および電流シンクI1',I2'が設けられている。
図28は、図27に示す回路図を、ホールセンサ1,2の同じ構成での1つの駆動相に対して示したものであり、この駆動相では、駆動電流I1/I1',I2/I2'の電流ソースI1,I2および電流シンクI1',I2'が、図27に示す相に対して交換されている。180°回転した電流方向のために、誘起されるホール電圧は反転した極性となり、図27および28に記載された電圧測定器20の符号+および−によって示されている。
上記の駆動方法は、十分な数の接続端子がこれらのホールセンサに設けられている場合に、スピン電流法を2,4,8,あるいは一般的に2n個(nは自然数)の相に用いるのに適している。これらのホールセンサは、同じであっても、対毎に同じであっても、あるいは異なっていてもよい。もし異なるセンサが設けられる場合、これらのセンサは駆動電流の個別の方向および/または測定に基づいて個別に最適化することが可能である。
1 第1のホールセンサ
2 第2のホールセンサ
3 第3のホールセンサ
4 第4のホールセンサ
5 ホールセンサ構成
6 切り替えネットワーク
7 電流電源ユニット
8 測定回路
9 半導体
10 接続線
11 信号接続端子
12 電源接続端子
13 信号接続端子
14 電源接続端子
15 接続線
16 接続線
17 電流ソース/電流シンク
18 ドープされた領域
19 半導体の上面
20 電圧測定器
21 信号接続端子
22 電源接続端子
23 信号接続端子
24 電源接続端子
31 信号接続端子
32 電源接続端子
33 信号接続端子
34 電源接続端子
41 信号接続端子
42 電源接続端子
43 信号接続端子
44 電源接続端子
I 電流ソース
I' 電流シンク
In 電流ソース
In' 電流シンク
V 電圧接続端子
V' 電圧接続端子
Vn 電圧
Vn' 電圧

Claims (11)

  1. ホールセンサ半導体デバイスであって、
    それぞれが4個の接続端子(11,12,13,14,21,22,23,24,31,32,33,34,41,42,43,44)を有する、少なくとも2つのホールセンサ(1,2,3,4)と、
    前記接続端子(11,12,13,14,21,22,23,24,31,32,33,34,41,42,43,44)を前記ホールセンサ半導体デバイスの駆動の相毎に切り替え、前記ホールセンサ(1,2,3,4)のそれぞれの4つの接続端子の2つがそれぞれ、前記ホールセンサ(1,2,3,4)内に流れる駆動電流(I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4')のための電源接続端子(12,14,22,24,32,34,42,44)であり、他の2つの接続端子がそれぞれ、ホール電圧を取り出すための信号接続端子(11,13,21,23,31,33,41,43)であり、これらの接続端子の接続が次々に続く相で変化するようにもうけられた切り替えネットワーク(6)と、を備え、
    前記切り替えネットワーク(6)が、それぞれの相で、関連した信号接続端子(11,13,21,23,31,33,41,43)の接続を個別に切り替えて直列に接続し、前記ホールセンサ(1,2,3,4)に誘起されるホール電圧(V1/V1',V2/V2',V3/V3',V4/V4')を加算し、合計信号をそれぞれ前記直列回路の外端の信号接続端子(11,43)で測定できるように形成されることを特徴とするホールセンサ半導体デバイス。
  2. 請求項1に記載のホールセンサ半導体デバイスにおいて、
    前記ホールセンサ(1,2,3,4)が、上面(19)を備えた半導体(9)に配設され、前記ホールセンサ半導体デバイスの駆動の際に、前記上面(19)に平行な磁場成分がホール電圧を生成する、ホールセンサ半導体デバイス。
  3. 請求項1または2に記載のホールセンサ半導体デバイスにおいて、
    電流ソースおよび電流シンク(17)を準備する電流供給ユニット(7)が設けられ、前記切り替えネットワーク(6)と前記電流供給ユニット(7)との間の、前記電流ソースおよび電流シンク(17)を前記電源接続端子(12,14,22,24,32,34,42,44)に接続するための、互いに分離された接続線(15)が設けられている、ホールセンサ半導体デバイス。
  4. 請求項1または2に記載のホールセンサ半導体デバイスにおいて、
    駆動電流(I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4')の流入と流出のための前記電源接続端子(12,14,22,24,32,34,42,44)が設けられ、
    前記切り替えネットワーク(6)は、それぞれの相で、前記流入のために設けられた前記電源接続端子(12,22,32,42)および/または前記流出のために設けられた電源供給端子(14,24,34,44)を互いに接続する、ホールセンサ半導体デバイス。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のホールセンサ半導体デバイスにおいて、
    前記ホールセンサ(1,2,3,4)の少なくとも1つは、複数の個別のホールセンサが固定配線された回路からなっている、ホールセンサ半導体デバイス。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のホールセンサ半導体デバイスにおいて、
    それぞれ電源接続端子(12,14,22,24,32,34,42,44)として接続された前記ホールセンサ(1,2,3,4)の端子は、それぞれの相において、前記ホールセンサ(1,2,3,4)の内部を流れる駆動電流(I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4')の方向を決定するように構成され、前記駆動電流はそれぞれ45°,135°,225°および/または315°を含むホールセンサ半導体デバイス。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のホールセンサ半導体デバイスの駆動方法であって、
    電源接続端子(12,14,22,24,32,34,42,44)として接続された前記ホールセンサ(1,2,3,4)の端子はそれぞれ、それぞれの相において、前記ホールセンサ(1,2,3,4)の内部を流れる駆動電流(I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4')の方向を決定するように構成され、前記方向はそれぞれ直列回路で次々に続いた、信号接続端子(11,13,21,23,31,33,41,43)を介して互いに接続されたホールセンサ(1,2,3,4)の2つにおいて異なっている駆動方法。
  8. 請求項7に記載の駆動方法において、
    偶数個のホールセンサ(1,2,3,4)が用いられ、
    電源接続端子(12,14,22,24,32,34,42,44)として接続された前記ホールセンサ(1,2,3,4)の接続端子はそれぞれ、それぞれの相において、前記ホールセンサ(1,2,3,4)の内部を流れる駆動電流(I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4')の方向を決定し、前記ホールセンサの半分(1,2)の内部を流れる駆動電流(I1/I1',I2/I2')が、それぞれ90°,180°および/または270°を含み、残りのホールセンサ(3,4)の内部を流れる駆動電流(I3/I3',I4/I4')が、それぞれ45°,135°,225°および/または315°を含むように構成されている駆動方法。
  9. 請求項7または8に記載の駆動方法において、
    それぞれの相で、初期または後期の相があり、前記初期または後期の相でホールセンサ(1,2,3,4)の同じ接続端子が電源接続端子(12,14,22,24,32,34,42,44)として用いられ、それぞれのホールセンサ(1,2,3,4)で駆動電流(I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4')の方向が逆転する駆動方法。
  10. 請求項7乃至9のいずれか1項に記載の駆動方法において、
    前記信号接続端子(11,13,21,23,31,33,41,43)の前記直列回路内の前記ホールセンサ(1,2,3,4)の順番が、相毎に変更される駆動方法。
  11. 請求項7乃至10のいずれか1項に記載の駆動方法において、
    前記駆動電流(I1/I1',I2/I2',I3/I3',I4/I4')のために、電流ソース(I1,I2,I3,I4)と電流シンク(I1',I2',I3',I4')とが設けられ、前記電流ソース(I1,I2,I3,I4)および電流シンク(I1',I2',I3',I4')の接続が、同一の電源接続端子(12,14,22,24,32,34,42,44)によって、先行する相に対して入れ替えられる駆動方法。
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