JP5878141B2 - 電力料金演算装置および電力料金演算プログラム - Google Patents

電力料金演算装置および電力料金演算プログラム Download PDF

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Description

本発明は、施設に設置された電気機器が使用した電力量を、遠隔地から電気通信回線を介して取得して電力料金を算出する電力料金演算装置および電力料金演算プログラムに関するものである。
化石燃料の枯渇の懸念や温室効果ガスの削減を図るために、省エネルギー化が進められている。そのような背景の中、顧客の光熱費の削減を図り、削減した実績から報酬を得るエスコ(ESCO:Energy Service Company)事業というものが広がっている。
例えば、特許文献1には、複数の店舗に設置された節電装置と、通信回線を介して接続された管理装置との間で、節約電力に関するデータと節約電気料金に関するデータとを相互にやり取りして、節電事業者が、表示装置の表示内容に従い、顧客である各々の店舗へ節電効果に応じた料金請求を行う節電料金請求システムが記載されている。
また、特許文献2には、経費削減支援センタに設けられた経費削減支援サーバが、インターネットを介して、電流測定手段、換算手段及び消費電力量送信手段を備えた消費電力計測端末、およびデータ端末と接続されて構成された経費削減支援システムが記載されている。
特開2002−49663号公報 特開2003−134695号公報
しかし、特許文献1,2に記載の従来の電力料金演算装置では、節電を図ることができるものの、電流や電圧を計測する測定機器や通信機器の故障まで考慮されていない。
測定機器や通信機器が故障すると、電力が測定できなくなるだけでなく、電力が測定できない期間、電力削減効果の度合いが不明となってしまう。そのため、状況が回復しなければ、その期間、顧客から報酬を得ることができなくなってしまうので、早急な処置を施す必要がある。
そこで本発明は、電力が測定できない原因を特定して、機器の故障に対して早急な対応が可能な電力料金演算装置および電力料金演算プログラムを提供することを目的とする。
本発明の電力料金演算装置は、親ブレーカの配電線に設置された測定器と、前記親ブレーカの配下に位置する子ブレーカの配電線に設置された測定器により測定された電力データと、前記測定器により測定できなかったときに電力データの代わりとなる測定不可データとが含まれる電力集計データを、電気通信回線を介して取得する測定データ収集手段と、前記測定データ収集手段により取得された電力集計データの電力データに基づいて電力料金を算出する電力料金演算手段と、前記測定不可データに対応する測定器の設置位置に基づいて、個々の測定器の故障、前記測定器からの信号に基づいて電力データを生成するモニタ装置の故障、または親ブレーカにより通電される施設全体または区画の停電を判定する判定手段と、前記電力集計データに測定不可データが含まれていたときに、前記測定器が故障したときの消費電力量を、前記測定器が故障して測定不可であった同日の他の区画の使用パターンに合わせて、前記電力集計データを補間する電力データ補間手段を備えたことを特徴とする。
本発明の電力料金演算装置は、測定データ収集手段が電気通信回線を介して取得した電力集計データに基づいて、電力料金演算手段が電力料金を算出するものである。本発明の電力料金演算装置によれば、判定手段が、測定不可データに対応する測定器の設置位置に基づいて、測定器の故障、測定器からの信号に基づいて電力データを生成するモニタ装置の故障、または停電を判定するため、電力が測定できない原因を特定することができる。
前記判定手段は、親ブレーカの配電線に設置された測定器と、前記親ブレーカの配下に位置する子ブレーカの配電線に設置された測定器とにより、個々の測定器の故障、または親ブレーカにより通電される施設全体または区画の停電を判定する。
判定手段が、親ブレーカに対応する測定器と、親ブレーカ配下の子ブレーカに対応する測定器とが測定できなかったときには施設全体または区画の停電と判定することができ、子ブレーカに対応するそれぞれの測定器が測定できなかったときには個々の測定器の故障と判定することができる。
前記電力集計データに測定不可データが含まれていたときに、前記測定器が故障したときの消費電力量を、前記測定器が故障して測定不可であった同日の他の区画の使用パターンに合わせて、前記電力集計データを補間する電力データ補間手段を備えている。そうすることで、測定器により測定できなかったときでも、電力データが補間されることにより、節電の効果が測定できるので、節電に応じた報酬を得ることができる。
本発明の電力料金演算装置は、コンピュータを、親ブレーカの配電線に設置された測定器と、前記親ブレーカの配下に位置する子ブレーカの配電線に設置された測定器により測定された電力データと、前記測定器により測定できなかったときに電力データの代わりとなる測定不可データとが含まれる電力集計データを、電気通信回線を介して取得する測定データ収集手段、前記測定データ収集手段により取得された電力集計データの電力データに基づいて電力料金を算出する電力料金演算手段、前記測定不可データに対応する測定器の設置位置に基づいて、個々の測定器の故障、前記測定器からの信号に基づいて電力データを生成するモニタ装置の故障、または親ブレーカにより通電される施設全体または区画の停電を判定する判定手段、前記電力集計データに測定不可データが含まれていたときに、前記測定器が故障したときの消費電力量を、前記測定器が故障して測定不可であった同日の他の区画の使用パターンに合わせて、前記電力集計データを補間する電力データ補間手段として機能させることを特徴とする電力料金演算プログラムにより実現することができる。
本発明の電力料金演算装置によれば、判定手段が、測定器の故障、モニタ装置の故障、または停電を判定するため、電力が測定できない原因を特定することができる。従って、本発明の電力料金演算装置は、機器の故障に対して早急な対応を可能することができる。
本発明の実施の形態に係る電力料金演算システムの全体の構成を示す図である。 図1に示す電力料金演算システムの各施設内の構成の図である。 図1に示す電力料金演算システムの電力料金演算装置の構成図である。 電力料金データを示す図であり、(A)は顧客データを示す図、(B)は使用量契約データを示す図、(C)は時間帯契約データを示す図、(D)は契約コードデータを示す図である。 電力料金データのカレンダーデータを示す図である。 CT定義データを示す図である。 電力集計データを示す図であり、(A)は正常な状態(測定不可データを含まない)を示す図、(B)は測定不可データを含むときを示す図である。 (A)は電力積算月報を示す図であり、(B)は電力積算日報を示す図である。 図3に示す電力料金演算装置の判定手段による故障判定制御を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る電力料金演算システムについて、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、電力料金演算システムは、エスコ事業者Eに設置された電力料金演算装置10が、銀行BやコンビニエンスストアC、工場F、様々な企業が入居しているテナントビルTなどの各企業が入居する施設と、電気通信回線の一例であるインターネットWを介して接続されている。各企業では、エスコ事業者Eの提案により、蛍光灯の代わりにLED照明器具を導入しており、エスコ事業者Eは、導入企業から節電効果に応じた報酬を得ている。
図2に示すように、施設では、電力会社と施設との境界に位置し、電力会社からの電力を一斉に通電したり遮断したりするアンペアブレーカ21が設けられている。
アンペアブレーカ21の下流側の配電線には、施設全体で使用される電力を測定するための第1の測定器としてCT(Current Transformer)31が設置されている。CT31は、施設全体の使用電流を測定する。
アンペアブレーカ21からの配電線は、各区画Sの分電盤22に設けられた主幹ブレーカ23に配線されている。主幹ブレーカ23の下流側には第2の測定器としてCT32が設置されている。
主幹ブレーカ23からの配電線は、各区画S内の分岐ブレーカ24に分岐して配線されている。通常、建物内は、規模によって異なるが、アンペアブレーカ21(親ブレーカ)から主幹ブレーカ23(子ブレーカ)、主幹ブレーカ23(親ブレーカ)から分岐ブレーカ24(子ブレーカ)というように、配電系統は階層化された構成となっている。なお、配電線は配電するためのものであればワイヤ状に限らず、金属板状のものも含まれる。
分岐ブレーカ24の下流側には、第3の測定器としてCT33が設置されている。それぞれのCT33は、各区画Sの更に細分化された範囲で使用される使用電流を測定する。
本実施の形態では、CT33は、分岐ブレーカ24のうち、照明器具に電力を供給する分岐ブレーカ24に設置されている。
CT31〜33は、測定信号を収集するモニタ装置34に接続されている。モニタ装置34は、CT31〜33からの使用電流に応じた信号を使用電流データに変換し、この使用電流データに基づいて所定時間ごとの積算電力量を電力データとして算出すると共に、この電力データを時系列に蓄積して電力集計データとして集計する。また、モニタ装置34は、CT31〜33が使用電流を測定できず、積算電力量が算出できなかったときに、測定不可データを電力集計データに記録する。本実施の形態のモニタ装置34は、積算電力量を1時間ごとに算出している。
モニタ装置34は、電気通信回線の一例であるインターネットWを介して電力料金演算装置10へ電力集計データを送信するために、ネットワーク通信装置35に接続されている。モニタ装置34は、測定器の一例であるCT31〜33からの信号に基づいて電力量を算出して電力データを生成すると共に、電力データを集計した電力集計データを生成する。また、モニタ装置34は、CT31〜33により測定ができなかったときに、該当時間帯の電力データの代わりに測定不可データを電力集計データに含める機能を有している。モニタ装置34は、施設の規模に応じてネットワーク通信装置35に複数台接続することができる。
ネットワーク通信装置35は、モニタ装置34と通信するためのインタフェースと、インターネットWを介して電力料金演算装置10と通信するためのインタフェースとを備えている。本実施の形態では、ネットワーク通信装置35とモニタ装置34との間のインタフェースはRS−485としており、ネットワーク通信装置35とインターネットWに接続するルーター(図示せず)との間のインタフェースはLANとしている。
電力料金演算装置10は、通信手段11と、設定手段12と、測定データ取得手段13と、電力料金演算手段14と、レポート作成手段15と、判定手段16と、電力データ補間手段17と、表示手段18と、入力手段19と、記憶手段20とを備えている。
通信手段11は、インターネットWを介してネットワーク通信装置35と通信するためのインタフェースを備えている。通信手段11のインタフェースとしては、有線LANや無線LAN、通信機器と接続するためのUSBなどとすることができる。
設定手段12は、表示手段18に設定メニューを表示して、操作者が入力した顧客に関する情報(以下、顧客データと称する。)、電力料金に関する情報(以下、電力料金設定データと称する。)を記憶手段20に格納する。
測定データ取得手段13は、ネットワーク通信装置35を介してモニタ装置34と通信して電力集計データを取得する。本実施の形態では、測定データ取得手段13が一日一回、モニタ装置34へアクセスして電力集計データを取り込んでいる。本実施の形態では、測定データ取得手段13は、午前0時に電力集計データをFTP(File Transfer Protocol)により取得している。
電力料金演算手段14は、電力料金設定データに基づいて、使用電力量による電力料金を算出すると共に、施工前の電力料金を算出する。
レポート作成手段15は、電力量と、電力料金演算手段14が算出した使用電力量に基づく電力料金と、施工前の電力料金とを時系列に一覧表とする。
判定手段16は、電力集計データに含まれる測定不可データに基づいて故障箇所を判定する。
電力データ補間手段17は、機器の故障により欠落した電力集計データの電力データを補間する。
表示手段18は、CRTやLCD、有機ELディスプレイが使用できる。入力手段19はキーボードやマウス、タッチパネルとすることができる。記憶手段20は、ハードディスクやフラッシュメモリとすることができる。
ここで、記憶手段20に格納される各種データについて詳細に説明する。
図4および図5に、電力料金を算出するときに使用される電力料金データを示す。
図4(A)に示す顧客データは、顧客の名称を示す名称データと、この顧客が利用している電力会社を示す電力会社データとを結びつけるデータである。
図4(B)に示す使用量契約データは、顧客と、電力会社の契約名称と、使用量に対応する電気料金とを対応付けするデータである。
図4(C)に示す時間帯契約データは、時間帯ごとの契約を示すデータである。
図4(D)に示す契約コードデータは、基本料金や単価、割引などを契約コードと結びつけるデータである。
図5に示すカレンダーデータは、時間帯と契約コードとを結びつけるカレンダーを示すデータである。
図6に示すCT定義データは、CTごとに、削減率データと、設置場所を示す設置データと、グループ分けを示すグループデータとを結びつけるデータである。
削減率データは、電力削減効果が得られるLED照明器具を設置する前(施工前)に測定した消費電削減率データで、LED照明器具を交換した後(施工後)の消費電力を除算した値である。削減率データは、CT31〜33に対応して算出されている。つまり、施工前の消費電力と施工後の消費電力とは、照明の点灯台数に応じた比例関係にあるため、本実施の形態に係る電力料金演算装置10では、削減度合いを比率とした削減率データとして保持して、測定した電力データを削減率データで除算することで施工前の消費電力を推定して電力料金を算出している。
グループデータは、CT31〜33の種類を定義するデータである。例えば、グループ「0」は電力料金の演算に使用されず、「電力量積算日報」および「電力量積算月報」が作成されるときに表示対象とならないCTである。グループ1以上は、同じグループごとに、「電力量積算日報」および「電力量積算月報」が作成される。
図7(A)に示す電力集計データは、測定された年月日および時間を示す時計データと、各CT31〜33に対応する照明機器が消費した積算電力である電力データとが、カンマ区切りファイルとして記録されている。CT31〜33により測定できなかったときには、図7(B)に示すように、測定不可データとしてNULL(ヌル)データが電力データの代わりに電力集計データに含まれている
階層化データは、各種のブレーカおよびCTの構成が図2に示す例のようであれば、アンペアブレーカ21に対応するCT31を最上位階層である第1階層として、主幹ブレーカ23に対応するCT32を第2階層、分岐ブレーカ24に対応するCT33を第3階層として、それぞれの配電線の配電系統ごとに関連付けた木構造をしたデータである。階層化データによれば、主幹ブレーカ23(親ブレーカ)に対応するCT32は、主幹ブレーカ23配下の分岐ブレーカ24に対応するCT33が属する区画Sの代表CTであることを判別することができる。
モニタ装置対応データは、それぞれのモニタ装置34と、このモニタ装置34に接続されるCT31〜33とを対応付けしたデータである。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る電力料金演算装置の動作および使用状態について、図面に基づいて説明する。
まず、電力料金演算装置10の測定データ取得手段13は、午前0時になったことを契機に、通信手段11を介してインターネットWへアクセスして、ネットワーク通信装置35と通信する。ネットワーク通信装置35はモニタ装置34からの電力集計データを、測定データ取得手段13からの要求に応じて送信する。
電力料金演算手段14は、電力集計データの電力データと、予め設定された電力料金データ(図4および図5)とに基づいて、それぞれの時間帯(1時間ごと)の電力料金および一日の電力料金を算出する。また、電力料金演算手段14は、電力データを削減率データにより除算したことで算出される施工前の推定電力に基づいて、施工前の推定される電力料金および施工前の一日の推定される電力料金を算出する。
レポート作成手段15は、電力データが示す電力量と、電力料金演算手段14が算出した施工前の電力料金および施工後の電力料金とを一覧にした「電力量積算月報」(図8(A)参照)および「電力量積算日報」(図8(B)参照)としてレポートを生成する。このレポートには、削減電力料金と、削減電力量も含まれている。
ここで、モニタ装置34がCT31〜CT33により測定できなかった場合について、図面に基づいて説明する。
モニタ装置34は、電力集計データにてCT31〜33により使用電流に応じた信号が得られなかったときに、電力データの代わりに測定不可であったことを示す測定不可データとする。本実施の形態では、測定不可データをNULLデータとしているため、データが無い状態である(図7(B)参照)。
電力料金演算手段14は、電力データがないため電力料金を算出せず、レポート作成手段15は、該当箇所を空欄とするだけでなく、管理者にわかりやすく示すために欄全体を黄色で表示する(図8(B)参照)。また、レポート作成手段15は、表示手段18に、警告を別ウィンドウでポップアップ表示して管理者に報知する。
ここで、判定手段16により行われる電力集計データの判定制御について、図面に基づいて説明する。
判定手段16は、測定データ取得手段13がモニタ装置34にアクセスして電力集計データを取得する際に、モニタ装置34にアクセスできなったか否かを判定する(ステップS10)。アクセスできなかったときには、通信経路中の機器の故障が考えられるため、その旨を管理者に報知する(ステップS20)。詳細情報を報知する場合には、例えば、判定手段16は、エスコ事業者側のルータ、施設側のルータ、ネットワーク通信装置35の各通信機器に対して、pingコマンドを順次発行して到達性を見るなどして、アクセス不可箇所を切り分け、到達した機器までを報知することができる。
次に、CT31〜33による測定において測定不可である場合に、CTの故障、モニタ装置34の故障、停電等が発生箇所に応じて考えられる。CTは、配電線を流れる使用電流に応じた信号を出力するが、測定不可となるときは、例えば、CT内部の配線の断線などによるものと思われる。判定手段16は、このようにして発生する測定不可の発生箇所に応じて、様々な事象を判定している。
判定手段16は、複数のCTにて測定不可か否かを判定する(ステップS30)。この判定は、電力集計データに測定不可を示すNULLデータが、同時間帯に、複数含まれているか否かを検査することによる。
NULLデータが複数含まれていなければ、次に、判定手段16は、1個のCTにて測定不可か否かを判定する(ステップS40)。この判定は、電力集計データにおいて、同時間帯にNULLデータが、1つ含まれているか否かを検査することによる。
NULLデータが1つも含まれていなければ、問題が無いため処理を終了する。
NULLデータが1つ含まれていれば、該当CTが故障であることが想定される。従って、判定手段16は、該当CTが故障ある旨を報知する(ステップS50)。
ステップS30にて、複数のCTにて測定不可と判定された場合、次に、判定手段16は、全部のCTが測定不可であるか否かを判定する(ステップS60)。この判定は、同時間帯の全部がNULLデータであるか否かを検査することによる。
電力集計データにおいて、同時間帯全部がNULLデータである場合、施設全体が停電の可能性があるため、判定手段16は、施設全体が停電であった旨を報知する(ステップS70)。なお、このとき、電力データ補間手段17が該当時間帯の測定不可であった全NULLデータを、電力データとして「0」に入れ替えて補間するようにしてもよい。
ステップS60にて、全部のCTが測定不可と判定された場合、アンペアブレーカ21に対応するCT31が測定不可であるか否かを判定する(ステップS80)。
ステップ80にてCT31が測定不可であると判定された場合、つまり、アンペアブレーカ21に対応するCT31が測定不可であるが、アンペアブレーカ21配下の主幹ブレーカ23または分岐ブレーカ24に対応するCTでは測定ができていることを示している。従って、アンペアブレーカ21に対応するCT31が測定不可である点を考慮すると、施設全体の停電となるが、アンペアブレーカ21配下の主幹ブレーカ23または分岐ブレーカ24に対応するCTにて使用電流の測定ができているため、モニタ装置34またはCT31の故障である可能性が高い。そこで、判定手段16は、モニタ装置34またはCT31の故障を報知する(ステップS90)。
次に、ステップS80にて、CT31が測定可であると判定された場合、判定手段16は、測定不可であった複数のCTが、主幹ブレーカ23に対応するCT32と、その主幹ブレーカ23配下の分岐ブレーカ24に対応するCT33であるか否かを判定する(ステップS100)。これは判定手段16が階層化データを参照することで、主幹ブレーカ23に対応するCT32から、主幹ブレーカ23配下の分岐ブレーカ24に対応するCT33を特定して、そのCT33の電力データまたは測定不可データを参照することにより判定することができる。
CT32(主幹ブレーカ)とCT33(分岐ブレーカ)とが測定不可である場合には、測定不可であったCT32に対応する主幹ブレーカ23が切断状態か、またはこの主幹ブレーカに繋がる配線の断線により、主幹ブレーカ23によって通電される区画全部が停電であることを示しているため、該当区画が停電であった旨を報知する(ステップS110)。このとき、電力データ補間手段17が該当時間帯の測定不可であった該当区画のNULLデータを、電力データとして「0」に入れ替えて補間するようにしてもよい。
次に、判定手段16は、測定不可であった複数のCTが、全て1台のモニタ装置34に接続されたものであるか否かを判定する(ステップS120)。判定手段16は、モニタ装置対応データを参照して、それぞれの測定不可であった複数のCTが接続されたモニタ装置34を判別することで判定することができる。
測定不可であったCTが1台のモニタ装置34に集中していれば、このモニタ装置34に不具合が発生したことを示しているので、判定手段16は、この該当のモニタ装置34が故障である旨を報知する(ステップS130)。
ステップS120にて、測定不可であった複数のCTが、全て1台のモニタ装置34に接続されたものでないと判定された場合、測定不可であったCTのそれぞれが故障である可能性が高いため、判定手段16は、測定不可であった該当CTが故障である旨を報知する(ステップS140)。
なお、故障が該当CTである可能性の他に、CTが接続されたモニタ装置34の各ポートも故障の可能性があるため、その旨を報知するようにしてもよい。
次に、測定不可となって電力データがNULLデータとなってしまったときに、電力データ補間手段17が行う電力データの補間方法について説明する。
電力集計データのうち、例えば、数時間に渡ってCT33が故障して測定不可の状態でNULLデータであった場合では、正確な電力料金の算出ができない。
そこで、電力データ補間手段17は、電力データが測定できている以前の同時間帯の電力データを参照して、同じ値を電力データとして補間する。このとき、参照したそれぞれの日の平均値としたり、最も使用電力量が少ない日の値としたりすることができる。最も使用電力量が少ない日の値とすれば、誤差が生じた場合でも影響を小さいものとすることができる。
また、参照する電力データを、同時間帯とするだけでなく、同曜日したり、昨年以前の同月の同曜日としたりすることができる。
更に、電力データ補間手段17は、CTが故障したときの消費電力量を、CT33が故障して測定不可であった同日の他の区画の使用パターン(点灯・滅灯状態)に合わせて、補間パターンとすることができる。
これは、他の区画が使用中であれば、CTが故障した該当区画も使用中である可能性が高く、また帰宅などにより未使用となれば、CTが故障した該当区画も未使用となる可能性が高いからあり、使用電力量はCTが故障する以前とあまり変わりないものと思われるからである。
このようにして、電力データ補間手段17が欠落した電力データを補間するので、顧客にとっては導入前の電力料金に対する削減度合いを正確に把握することができ、削減できた電力量に応じて報酬を得るエスコ事業者にとっては、収益を確保することができる。
以上、本実施の形態に係る電力料金演算装置10によれば、判定手段16が、測定不可データに対応するCT31〜33の設置位置に基づいて、CT31〜CT33の故障、モニタ装置34の故障、または施設全体の停電または各区画の停電を判定するため、電力が測定できない原因を特定することができる。従って、電力料金演算装置10は、機器の故障に対して、修理したり、交換したりして、早急な対応が可能なので、節電効果の測定ができない時間帯を少ないものとすることができる。
また、電力料金演算装置10は、判定手段16が、親ブレーカであるアンペアブレーカ21の配電線に設置されたCT31や主幹ブレーカ23の配電線に設置されたCT32と、子ブレーカである分岐ブレーカ24の配電線に設置されたCT33とにより、個々のCT31〜33の故障、または親ブレーカにより通電される施設全体または区画の停電を判定することができる。
なお、本実施の形態に係る電力料金演算システムでは、配電線が、アンペアブレーカ21の配下に接続された複数の主幹ブレーカ23により分岐され、主幹ブレーカ23の配下に接続された複数の分岐ブレーカ24により分岐されているが、分岐ブレーカ24を副主幹ブレーカとして更に分岐させた配電系統の施設でも、それぞれの配電線にCTを配置することで同様に電力料金の演算や機器故障の判定を行うことができる。また、本実施の形態では、測定不可データをNULLデータとしたが、電力データと識別できれば、他のテキストデータやバイナリデータとしてもよい。
本発明は、電気機器を節電効果のある機器に変更して、節電できた効果に応じて報酬を得るエスコ事業者に好適であり、特に、電気機器として、蛍光灯からLED照明器具に変更した場合に、最適である。
10 電力料金演算装置
11 通信手段
12 設定手段
13 測定データ取得手段
14 電力料金演算手段
15 レポート作成手段
16 判定手段
17 電力データ補間手段
18 表示手段
19 入力手段
20 記憶手段
21 アンペアブレーカ
22 分電盤
23 主幹ブレーカ
24 分岐ブレーカ
31〜33 CT
34 モニタ装置
35 ネットワーク通信装置
E エスコ事業者
B 銀行
C コンビニエンスストア
F 工場
S 区画
W インターネット

Claims (2)

  1. 親ブレーカの配電線に設置された測定器と、前記親ブレーカの配下に位置する子ブレーカの配電線に設置された測定器により測定された電力データと、前記測定器により測定できなかったときに電力データの代わりとなる測定不可データとが含まれる電力集計データを、電気通信回線を介して取得する測定データ収集手段と、
    前記測定データ収集手段により取得された電力集計データの電力データに基づいて電力料金を算出する電力料金演算手段と、
    前記測定不可データに対応する測定器の設置位置に基づいて、個々の測定器の故障、前記測定器からの信号に基づいて電力データを生成するモニタ装置の故障、または親ブレーカにより通電される施設全体または区画の停電を判定する判定手段と
    前記電力集計データに測定不可データが含まれていたときに、前記測定器が故障したときの消費電力量を、前記測定器が故障して測定不可であった同日の他の区画の使用パターンに合わせて、前記電力集計データを補間する電力データ補間手段を備えたことを特徴とする電力料金演算装置。
  2. コンピュータを、
    親ブレーカの配電線に設置された測定器と、前記親ブレーカの配下に位置する子ブレーカの配電線に設置された測定器により測定された電力データと、前記測定器により測定できなかったときに電力データの代わりとなる測定不可データとが含まれる電力集計データを、電気通信回線を介して取得する測定データ収集手段、
    前記測定データ収集手段により取得された電力集計データの電力データに基づいて電力料金を算出する電力料金演算手段、
    前記測定不可データに対応する測定器の設置位置に基づいて、個々の測定器の故障、前記測定器からの信号に基づいて電力データを生成するモニタ装置の故障、または親ブレーカにより通電される施設全体または区画の停電を判定する判定手段
    前記電力集計データに測定不可データが含まれていたときに、前記測定器が故障したときの消費電力量を、前記測定器が故障して測定不可であった同日の他の区画の使用パターンに合わせて、前記電力集計データを補間する電力データ補間手段として機能させることを特徴とする電力料金演算プログラム。
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