JP5877586B2 - 防犯センサ - Google Patents

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本発明は、例えば投光素子から投光される光の反射光を受光素子で受光することにより、検知エリア内の侵入者までの距離を測定して、侵入者等を検知した場合に警報を発信可能な防犯センサに関する。
従来、この種の防犯センサとしては、例えば特許文献1に示すものが知られている。この防犯センサ(赤外線検知装置)は、対向位置に配置された投光器と受光器を備え、投光器から投光される赤外線が侵入者により遮断された場合に、これを異常と判定して出力を発信するようにしたものである。
特許第2668017号公報
しかしながら、このような防犯センサにあっては、投光器及び受光器を単に対向位置に配置しているのみであるため、侵入者を検知する通常の警報出力しか得ることができず、非常時や緊急時の異常警報を出力(発信)することができない。そこで、異常警報を発信するために、非常押しボタンを設けて、異常時にこの押しボタンを押すことで異常警報が発信されるようにしているが、この場合は、異常警報専用の非常押しボタンが別途必要になり防犯センサとしてコスト的に不利になり易い。また、検知エリアの一部を異常検出範囲として警戒したい場合等には、この異常検出範囲に対応して別途投光器及び受光器を設置することも考えられるが、この場合も、センサ自体が複数台必要となって、防犯センサとしてコスト高になり易い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、1台で侵入者が侵入した場合の通常警報と非常時や緊急時の異常警報の両方を精度良く発信可能であると共に、専用部品等を必要とせず構成簡易にしてコスト的に有利な防犯センサを提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、投光素子及び投光素子駆動部を有して光を投光する投光手段と、受光素子及び受光信号検出部を有して前記投光手段から投光された光の反射光を受光する受光手段と、前記投光素子及び受光素子の前方に配置されたレンズと、前記投光素子駆動部及び受光信号検出部を制御すると共に前記反射光により距離を測定して検知エリア内の侵入者を検知可能な制御手段と、該制御手段に接続された設定部及び外部出力部と、を備え、前記投光手段から投光される光と前記受光手段で受光される反射光の光軸が建物の床面に対して垂直となるように設定され、前記設定部は、前記検知エリア内に前記投光手段及び受光手段からの距離に応じて警戒範囲を設定可能であると共に前記建物の床面から所定高さ位置に異常検出範囲を設定可能であり、前記外部出力部は、前記警戒範囲内の侵入者を検知した際に通常警報を出力可能な通常警報出力部と、前記警戒範囲内及び又は前記警戒範囲外に設定された前記異常検出範囲内で異常検出状態が前記設定部で予め設定した異常検出時間継続した場合に異常警報を出力可能な異常警報出力部とを有し、前記制御手段は、前記設定部で予め設定した警戒範囲と異常検出範囲の距離データ及び異常検出時間の時間データを記憶すると共に、前記異常検出時間をカウントして前記時間データと比較し、異常検出時間が時間データ以上の場合に前記異常警報出力部から異常警報を表示及び外部出力することを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、検知エリア内に警戒範囲と異常検出範囲を設定部により設定可能であると共に、外部出力部が、警戒範囲内の侵入者を検知した際に通常警報を出力可能な通常警報出力部と、異常検出範囲内の異常を検出した際に異常警報を出力可能な異常警報出力部とを有するため、1台で侵入者が侵入した場合の通常警報と非常時や緊急時の異常警報の両方を発信することができる。また、異常検出範囲が設定されると共に異常警報出力部を有しているため、非常押しボタン等が不要となったり、センサ自体を複数台設置する必要がなくなり、異常警報専用の部品等を必要とせず構成を簡素化できて防犯センサをコスト安価に形成し得ると共に、反射光を利用して侵入者までの距離を測定できるため、侵入者を精度良く検知することができる。
また、異常検出範囲が警戒範囲内や警戒範囲外に設定されるため、警戒範囲内の所定位置に異常検出範囲を設定できたり、警戒範囲とは別位置に設定できて、警戒範囲に対する所望の異常検出範囲の設定操作等を簡単かつ確実に行うことができ、各種形態の検知エリアに容易に対応することができる。さらに、設定部が投光手段及び受光手段からの距離に応じて警戒範囲と異常検出範囲を設定可能であるため、警戒範囲と異常検出範囲の設定を簡単かつ確実に行うことができて、通常警報や異常警報の精度を一層高めることができる。また、異常検出範囲内で異常検出状態が設定部で予め設定した異常検出時間継続した場合に異常警報が出力されるため、異常状態を確実に検出できて、異常警報の精度をより一層高めることができる。
また、光軸が垂直で異常検出範囲が床面から所定高さ位置に設定されているため、例えば住人が当該部分で倒れた場合等に異常を検出して異常警報を自動的に発信することができる。
本発明に係わる防犯センサの一実施形態を示すブロック図 同その動作の一例を示すフローチャート 同その説明図 同他の説明図 同さらに他の説明図 同さらに他の説明図 本発明に係わる防犯センサの他の実施形態の動作を示すフローチャート 同その説明図 同他の説明図 同さらに他の説明図 本発明に係わる防犯センサのさらに他の実施形態を示す説明図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明に係わる防犯センサの一実施形態を示している。図1に示すように、防犯センサ1は、投光素子2a及び投光素子駆動部2bからなる投光手段2と、受光素子3a及び受光信号検出部3bからなる受光手段3と、投光素子2a及び受光素子3aの前方に配置されるレンズ4、5(もしくはミラー)と、前記投光素子駆動部2a及び受光信号検出部3bを制御する制御手段6等を備えている。また、制御手段6には、設定部7と外部出力部8及び表示部9が接続されている。
前記制御手段6は、図示しないマイコン及び異常検出用のタイマ等を有し、前記投光素子駆動部2bを制御して投光素子2aから光(レーザー、LED光等)を所定方向に投光させると共に、前記受光信号検出部3bを制御して、投光素子2aから投光され侵入者Mで反射された反射光を受光させるようになっている。また、制御手段6は、投光素子2aによる光の投光開始から受光素子3aによる受光開始までの時間を測定し、この時間と使用する光の速度に基づいて侵入者Mまでの距離を算出して測定距離Lsを求めるようになっている。
なお、制御手段6による前記時間の測定は、コンデンサに充電し、その電圧をホールドする時間−電圧変換方式が使用されるが、例えば超高速クロックにてカウンタを動作させて測定するカウント方式や、一定遅延時間で投光信号をシフトさせ受光信号にてトリガー(クロック)をかけるシフト方式を使用することも可能である。
前記設定部7は、防犯センサ1の本体ケース(図示せず)に配置されたボリュームやスイッチ等からなる距離データ設定機器(図示せず)を有し、この距離データ設定機器の操作で、防犯センサ1からの距離Lに応じて、検知エリアとしての「警戒範囲」と「異常検出範囲」とが手動により設定可能となっている。なお、この設定部7としては、防犯センサ1自体に設けられた前記距離データ設定機器に限らず、例えば防犯センサ1が接続されるコントローラ等の外部機器を使用し、この外部機器の操作部等を設定部7として使用することも可能である。また、この設定部7により、前記制御手段6の異常検出用のタイマの時間設定も可能となっている。
前記外部出力部8は、前記「警戒範囲」内の侵入者Mを検知したときに通常警報を出力(発信)可能な通常警報出力部8aと、前記「異常検出範囲」内が非常時や緊急時の場合に異常警報を出力(発信)可能な異常警報出力部8bを有している。そして、これらの通常警報出力部8a及び異常警報出力部8bは、それぞれ図示しないリレーや通信部等を有し、通常警報出力部8aは、「警戒範囲」内の侵入者Mを検知した場合に、警備会社のコントローラに通常警報を送信したり、リレーを介してサイレン等の威嚇器(図示せず)やLED等に所定の信号を出力するようになっている。
また、異常警報出力部8bも、「異常検出範囲」内に後述する異常が発生した場合に、前記通常警報出力部8aとは、例えば異なる形態の所定の異常警報を出力するようになっている。なお、前記表示部9は、LED等を有して、後述する測定距離Lsが「警戒範囲」の場合や、測定距離Lsが「異常検出範囲」内でかつ異常検出時間T以上の場合に、所定の表示(点灯)をするようになっている。
次に、このように構成された前記防犯センサ1の動作の一例を、図2及び図3に基づいて説明する。なお、図2の示すフローチャートは、前記制御手段6のマイコンに記憶されているプログラムに従って自動的に実行される。先ず、防犯センサ1は、図3(a)に示すように、一般住宅等の建物11の所定の壁面等に光の投光及び受光方向(光軸)が略水平となるように設置され、この防犯センサ1の設置状態において、前記設定部7の距離データ設定機器を手動操作して、検知エリアとしての線警戒型の「警戒範囲」と「異常検出範囲」を防犯センサ1からの距離Lに応じて設定する。
この例の場合、一例として、防犯センサ1からの距離LがL=0〜10mの建物11の窓13等の略全域が「警戒範囲」で、距離L=0〜1mの防犯センサ1の直近部分が「異常検出範囲」として設定、すなわち「警戒範囲」が「異常検出範囲」を兼ねるように設定されている。このとき、防犯センサ1の前記設定部7は、距離データ設定機器の操作により、防犯センサ1の設置状態において、検知エリアの形態等に応じ「警戒範囲」と「異常検出範囲」とが任意(自由)に設定可能に構成されている。
そして、このように防犯センサ1の「警戒範囲」と「異常検出範囲」からなる検知エリアが所定に設定され、例えば図示しない警戒ボタンが操作されて防犯センサ1が作動すると、図2に示すように、プログラムが開始(S101)され、防犯センサ1の設置時に設定された前記「警戒範囲」の距離データLd1が読込まれて制御手段6のマイコンに一時記憶、すなわち距離データLd1(例えば0〜10)が読込み記憶されると共に、前記「異常検出範囲」の距離データLd2(例えば0〜1)も読込み記憶(S102)される。次に、前記設定部7で設定した異常検出用のタイマの異常検出時間Tが読込み記憶(S103)される。
そして、制御手段6の制御信号により投光素子駆動部2b及び受光信号検出部3bが駆動して、投光素子2aから例えばレーザー等の光が投光されると共に、この光が侵入者Mで反射されてその反射光が受光素子3bで受光され、これにより制御手段6で距離測定、すなわち測距(S104)が実行される。この測距の実行は、投光素子2aによる光の投光開始から受光素子3aによる反射光の受光開始までの時間に、光の速度を乗算することによって行われ、防犯センサ1から侵入者Mまでの測定距離Lsが得られることになる。
ステップS104で測距が実行されると、その測定距離Lsが「警戒範囲」内か否かが判断(S105)される。この判断S105は、測定距離LsがステップS102で読込み記憶されている距離データLd1と比較されることにより行われ、この判断S105で「NO」の場合、すなわち侵入者Mまでの測定距離Lsが「警戒範囲」内でない場合は、制御手段6の前記タイマを初期化、すなわち異常検出時間Tのカウントが初期化(S106)されて、ステップS104に戻り、再び測距が実行される。
一方、判断S105で「YES」の場合、すなわち侵入者Mまでの測定距離Lsが「警戒範囲」内の場合は、通常警報出力部8aから通常警報の表示・外部出力(S107)が実行される。この通常警報の表示・外部出力は、前記通常警報出力部8aの通信部から警備会社のコントローラに通常警報が送信されたり、通常警報出力部8aに接続されているサイレン等の威嚇器を作動させたり、前記表示部9のLEDを点灯させること等により行われる。なお、この通常警報は、侵入者Mを検知した際に、制御手段6で侵入者Mを判定するための時間経過後(ほとんど検知と同時)に行われ、この時間は、後述する異常検出時間Tに対して極めて短い時間となっている。
そして、ステップS107で通常警報が出力されると、測定距離Lsが「異常検出範囲」内か否かが判断(S108)され、この判断S108で「YES」の場合、すなわち「警戒範囲」内に侵入者Mが侵入して通常警報が出力(発信)された状態において、測定距離Lsが「異常検出範囲」内の場合は、前記制御手段6のタイマを作動させて異常検出時間Tがカウント(S109)され、異常出力が予め設定されている異常検出時間T以上か否かが判断(S110)される。
この判断S110で「YES」の場合、すなわち例えば住人Ms(図3参照)が「異常検出範囲」内に異常検出時間T以上留まった場合は、前記異常警報出力部8bから異常警報の表示・外部出力(S111)が実行される。この異常警報の表示・外部出力も、前記異常警報出力部8bの通信部から警備会社のコントローラに異常警報が送信されたり、異常警報出力部8bに接続されているサイレン等を作動させたり、前記表示部9のLEDを点灯させること等により行われる。また、判断S110で「NO」の場合、すなわち異常検出用のタイマがカウント中の場合は、ステップS104に戻る。
そして、ステップS111の異常警報の表示・外部出力の後に、一連のプログラムが終了(S113)する。また、前記判断S108で「NO」の場合、すなわち侵入者Mの検知が「警戒範囲」内で「異常検出範囲」内でない場合は、異常検出用のタイマのカウントを初期化(S112)して、ステップS113に移行し一連のプログラムが終了する。なお、前記異常検出時間Tは、例えば10秒から10分程度の所定時間に設定されている。
つまり、図3(a)の検知エリアに示すように、防犯センサ1からの距離Lに応じて「警戒範囲」と「異常検出範囲」が予め設定されることで、防犯センサ1が設置される建物11の防犯センサ1の直近部分に「異常検出範囲」が設定されるため、例えば図3(b)に示すように、「警戒範囲」内に強盗(侵入者M)が侵入し住人Msを脅迫した場合に、住人Msが「異常検出範囲」内に異常検出時間T留まることで、異常警報が自動的に発信されることになる。
また、強盗等の侵入者Mがいない場合でも、例えば気分(体調)が悪くなったり両手を怪我した住人Msが、「異常検出範囲」に異常検出時間T留まることでも、異常警報が自動的に発信されることになる。これにより、「警戒範囲」内に「異常検出範囲」を設定するだけで、この「異常検出範囲」に非常時や緊急時に警備会社等に通報するための非常押しボタンや小型送信機等の機能を持たせることが可能になる。
ところで、以上の説明においては、「警戒範囲」内の「異常検出範囲」を防犯センサ1の直近部分に設定したが、例えば図4に示すように、「異常検出範囲」を「警戒範囲」内の反防犯センサ1側の建物11部分に設けることもできる。すなわち、「異常検出範囲」は、「警戒範囲」の所定位置、例えば「警戒範囲」がL=0〜10mで、「異常検出範囲」がL=8〜9mのように任意の位置に設定される。また、「異常検出範囲」は、一箇所に限らず「警戒範囲」内の複数箇所に設けることもできるが、特に、侵入者Mに対しては解り難く住人Msが比較的簡単に留まり易かったり、毎日使用する箇所等を選ぶことが好ましい。
また、前記説明においては、防犯センサ1の光軸が略水平となるように設定したが、例えば図5(a)に示すように、防犯センサ1を建物11の天井14に床面15に向けて設置し、光軸が略垂直となるように設定しても良い。この場合は、「異常検出範囲」を床面15から所定高さ位置に設定することにより、図5(b)に示すように、例えば住人Msが当該部分で倒れた場合等に異常を検出して異常警報を自動的に発信できることになる。
さらに、前記説明においては、強盗等の侵入者Mが侵入した場合に、住人Msが「異常検出範囲」内に異常検出時間T留まることで異常警報を発信させたが、例えば図6(a)に示すように、住人Msが侵入者Mを発見したら、「異常検出範囲」内に反射物体Hをおいて例えば建物11外に逃げても良いし、あるいは、図6(b)に示すように、建物11の玄関ドア等のドア12の部分を「異常検出範囲」として設定して、住人Msが侵入者Mを発見したら、ドア12を開けっ放しにして建物11外が逃げるようにしても良い。これらの場合は、反射物体Hやドア12により「異常検出範囲」内の異常が検出されて、異常警報が自動的に発信されることになり、住人Msの安全性の確保と警報発信が同時に行えることになる。
このように、前記実施形態の防犯センサ1によれば、検知エリア内に「警戒範囲」と「異常検出範囲」とを設定部7により設定可能であると共に、外部出力部8が、「警戒範囲」内の侵入者Mを検知した際に通常警報を出力可能な通常警報出力部8aと、「異常検出範囲」内の異常を検出した際に異常警報を出力可能な異常警報出力部8bとを有するため、1台で侵入者Mが侵入した場合の通常警報と非常時や緊急時の異常警報の両方を発信することができる。
また、「異常検出範囲」の設定と異常警報出力部8bを有しているため、従来のような非常押しボタンや小型通信機器等の異常警報用の専用の操作機器(部品や部材等)が不要となったり、異常検出専用のセンサを別途設置する必要がなくなり、センサの設置台数を低減させて防犯センサ1の構成を簡素化でき、コスト安価に形成し得ると共に、反射光を利用して侵入者Mまでの距離を測定するため、侵入者Mや異常発生を精度良く検知して所定の警報を発信することができる。
また、「異常検出範囲」が「警戒範囲」の内外の所定位置に設定されるため、「警戒範囲」の一部を「異常検出範囲」として設定できる等、「警戒範囲」に対する所望の「異常検出範囲」の設定操作等を簡単かつ確実に行うことができる。さらに、設定部7が投光手段2及び受光手段3からの距離Lに応じて「警戒範囲」と「異常検出範囲」を設定可能であるため、「警戒範囲」と「異常検出範囲」の設定を簡単かつ確実に行うことができて、検知エリア内における通常警報や異常警報の精度を一層高めることができる。
また、測定した距離Lsが「異常検出範囲」内でかつ異常検出状態が予め設定した異常検出時間T以上の場合(つまり継続した場合)に異常警報が出力(発信)されるため、異常状態を確実に検出できて、異常警報の精度をより一層高めることができる。これらにより、安価で汎用性(運用性)と使い勝手等に優れた異常検出兼用の防犯センサ1を提供することが可能になる。
図7〜図10は、前記防犯センサ1の他の実施形態の動作を示している。以下、前記実施形態と同一部位には同一符号を付すと共に、図2のフローチャートと同一部位については、その詳細な説明を省略して説明する。この実施形態の防犯センサ1の特徴は、前記「異常検出範囲」を「警戒範囲」内ではなく「警戒範囲」外に設定した点にある。すなわち、図8(a)に示すように、建物11の壁面に設置された防犯センサ1の直近部分に「異常検出範囲」(例えばL=0〜1m)を設定し、この「異常検出範囲」の後方側に所定範囲の「警戒範囲」(例えばL=1〜10m)を設定する。
このようにして防犯センサ1の「警戒範囲」と「異常検出範囲」からなる検知エリアが所定に設定され、防犯センサ1が作動すると、図7に示すように、プログラムが開始(S201)され、前記ステップS102、S103と同様に、「警戒範囲」の距離データLd1と「異常検出範囲」の距離データLd2が読込み記憶(S202)されると共に、異常検出時間Tが読込み記憶(S203)される。そして、前記ステップS104と同様に、測距(S204)が実行され、その測定距離Lsが「警戒範囲」内か否かが判断(S205)される。
この判断S205で「YES」の場合、すなわち侵入者Mまでの測定距離Lsが「警戒範囲」内の場合は、前記ステップS107と同様に、通常警報出力部8aから通常警報の表示・外部出力(S206)が実行され、その後、異常検出時間T用の前記タイマのカウントが初期化(S207)されて一連のプログラムが終了(S213)する。
一方、前記判断S205で「NO」の場合、すなわち侵入者Mまでの測定距離Lsが「警戒範囲」内でない場合は、「異常検出範囲」内か否かが判断(S208)され、この判断S208で「NO」の場合は、前記タイマの異常検出時間Tのカウントが初期化(S209)されて、ステップS204に戻り、再度測距が実行される。また、判断S208で「YES」の場合、すなわち測定距離Lsが「警戒範囲」外で「異常検出範囲」内の場合は、制御手段6の前記タイマの異常検出時間Tのカウント(S210)が実行され、次に、異常検出時間T以上か否かが判断(S211)される。
そして、判断S211で「NO」の場合は、ステップS204に戻り、判断S211で「YES」の場合、すなわち異常検出時間T以上となった場合は、「異常検出範囲」内に異常が発生したものとして、前記ステップS111と同様に、異常警報の表示・外部出力(S212)が行われ、その後にプログラムが終了(S213)する。
つまり、この例の防犯センサ1おいても、図8(a)の検知エリアに示すように、防犯センサ1が設置される建物11の防犯センサ1の直近部分に「異常検出範囲」が設定されることから、前記実施形態と同様に、図8(b)に示すように、強盗(侵入者M)により住人Msが脅迫された場合や住人Msが体調を悪くした場合等に、住人Msが「異常検出範囲」内に異常検出時間T留まるだけで、異常警報が警備会社等に自動的に通報(発信)されることになる。
この実施形態の防犯センサ1においても、「異常検出範囲」の設定位置等は、図8(a)の形態に限定されず、例えば図9に示すように、「異常検出範囲」を建物11の反防犯センサ1側に設定することもできるし、「警戒範囲」と「異常検出範囲」の少なくとも一方を互いに重ならないように複数設定することもできる。また、図10(a)(b)に示すように、前記図5と同様に、防犯センサ1を建物の天井14に床面15に向けて設置し、光軸が略垂直となるように設定しても良い。この実施形態の防犯センサにおいても、前記実施形態の防犯センサ1と同様の作用効果を得ることができる。
図11は、本発明に係わる防犯センサ1のさらに他の実施形態を示している。この実施形態の防犯センサ1の特徴は、「警戒範囲」と「異常検出範囲」が完全に一致している点にある。すなわち、図11に示すように、建物11の反ドア側の壁面に設置した防犯センサ1の「警戒範囲」と「異常検出範囲」が、共に部屋16の略全域に設定されると共に、防犯センサ1の光軸がドア12の方向に向けて設定されている。この実施形態の動作は、前記図2に示すフローチャートと略同様に動作する。
そして、この実施形態の防犯センサ1においても、前記実施形態の防犯センサ1と同様の作用効果が得られる他に、例えば侵入者Mが部屋16に侵入した場合には、通常警報が発信され、また、住人Msが建物11内で部屋16外の侵入者Mを発見して、部屋16に異常検出時間T隠れた場合や、部屋16内で住人Ms自らが異常検出時間Tドア12を閉じた場合には、異常警報が自動的に発信されることなる。この実施形態においても、光軸を略水平ではなく略垂直としても良い。
なお、前記各実施形態における「警戒範囲」と「異常検出範囲」の各範囲の距離データLd1、Ld2の設定は、設定部7により各範囲の下限値と上限値をそれぞれ設定するようにしても良いが、例えば「異常検出範囲」の上限値以上や下限値以下を「警戒範囲」とする等して、設定操作数を減らしてその簡素化を図ることも可能である。また、前記各実施形態においては、「異常検出範囲」を「警戒範囲」の内側かもしくは外側に設定したが、例えば「異常検出範囲」を複数箇所に設定する場合は、「警戒範囲」の内側と外側にそれぞれ設定するようにしても良い。
さらに、前記実施形態における、防犯センサ1のブロック構成図、各フローチャート、防犯センサ1の投光手段2と受光手段3の位置関係や光軸の方向等も一例であって、例えば投光手段2と受光手段3を上下逆配置したり、光軸を斜め方向とする等、同等の機能や作用が得られる他の適宜の構成を採用することができる。
本発明は、レーザーや赤外線、LED光等の各種光を投光及び受光して反射物までの距離を測定し、侵入者等を検知する全ての防犯センサに利用できる。
1・・・・・・・・・防犯センサ
2・・・・・・・・・投光手段
2a・・・・・・・・投光素子
2b・・・・・・・・投光素子駆動部
3・・・・・・・・・受光手段
3a・・・・・・・・受光素子
3b・・・・・・・・受光信号検出部
4、5・・・・・・・レンズ
6・・・・・・・・・制御手段
7・・・・・・・・・設定部
8・・・・・・・・・外部出力部
8a・・・・・・・・通常警報出力部
8b・・・・・・・・異常警報出力部
9・・・・・・・・・表示部
11・・・・・・・・建物
12・・・・・・・・ドア
13・・・・・・・・窓
14・・・・・・・・天井
15・・・・・・・・床面
16・・・・・・・・部屋
M・・・・・・・・・侵入者
Ms・・・・・・・・住人
H・・・・・・・・・反射物体
Ls・・・・・・・・測定距離
Ld1、Ld2・・・距離データ
T・・・・・・・・・異常検出時間

Claims (1)

  1. 投光素子及び投光素子駆動部を有して光を投光する投光手段と、受光素子及び受光信号検出部を有して前記投光手段から投光された光の反射光を受光する受光手段と、前記投光素子及び受光素子の前方に配置されたレンズと、前記投光素子駆動部及び受光信号検出部を制御すると共に前記反射光により距離を測定して検知エリア内の侵入者を検知可能な制御手段と、該制御手段に接続された設定部及び外部出力部と、を備え、
    前記投光手段から投光される光と前記受光手段で受光される反射光の光軸が建物の床面に対して垂直となるように設定され、
    前記設定部は、前記検知エリア内に前記投光手段及び受光手段からの距離に応じて警戒範囲を設定可能であると共に前記建物の床面から所定高さ位置に異常検出範囲を設定可能であり、
    前記外部出力部は、前記警戒範囲内の侵入者を検知した際に通常警報を出力可能な通常警報出力部と、前記警戒範囲内及び又は前記警戒範囲外に設定された前記異常検出範囲内で異常検出状態が前記設定部で予め設定した異常検出時間継続した場合に異常警報を出力可能な異常警報出力部とを有し、
    前記制御手段は、前記設定部で予め設定した警戒範囲と異常検出範囲の距離データ及び異常検出時間の時間データを記憶すると共に、前記異常検出時間をカウントして前記時間データと比較し、異常検出時間が時間データ以上の場合に前記異常警報出力部から異常警報を表示及び外部出力することを特徴とする防犯センサ。
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