JP5876752B2 - 半導体装置及び携帯端末装置 - Google Patents

半導体装置及び携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5876752B2
JP5876752B2 JP2012054406A JP2012054406A JP5876752B2 JP 5876752 B2 JP5876752 B2 JP 5876752B2 JP 2012054406 A JP2012054406 A JP 2012054406A JP 2012054406 A JP2012054406 A JP 2012054406A JP 5876752 B2 JP5876752 B2 JP 5876752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal line
function
physical layer
layer circuit
hsic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012054406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013190835A (ja
Inventor
佐々木 聡
聡 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2012054406A priority Critical patent/JP5876752B2/ja
Priority to US13/767,095 priority patent/US9111043B2/en
Publication of JP2013190835A publication Critical patent/JP2013190835A/ja
Priority to US14/798,194 priority patent/US9471530B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5876752B2 publication Critical patent/JP5876752B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/42Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation
    • G06F13/4282Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a serial bus, e.g. I2C bus, SPI bus
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/382Information transfer, e.g. on bus using universal interface adapter
    • G06F13/385Information transfer, e.g. on bus using universal interface adapter for adaptation of a particular data processing system to different peripheral devices
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4063Device-to-bus coupling
    • G06F13/4068Electrical coupling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/038Control and interface arrangements therefor, e.g. drivers or device-embedded control circuitry
    • G06F3/0383Signal control means within the pointing device

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)

Description

本発明は、半導体装置及び携帯端末装置に関し、例えば、ホスト機能またはデバイス機能のいずれかのUSB機能により動作する半導体装置及び携帯端末装置に好適に利用できるものである。
近年、電子機器間を接続するインタフェースとしてUSB(Universal Serial Bus)が広く普及している。USBにより、ホスト機能を有するホスト装置とデバイス機能を有するさまざまなデバイス装置(周辺装置)との接続が可能であり、転送速度の高速化も進んでいることから多くの機器で使用されている。また、電子機器間に限らず、電子機器内部においても使用され始めている。例えば、USB規格の中の"USB2.0 high speed mode"では、半導体装置(半導体チップ)間を固定接続するHSIC(High Speed Inter Chip)が規格化されている。
このようなHSICに関する文献として、例えば特許文献1が知られている。
特表2011−512577号公報
上記のようなHSICにより半導体装置間を接続するためには、一方の半導体装置がホスト機能を有するホスト装置として動作し、他方の半導体装置がデバイス機能を有するデバイス装置として動作する必要がある。
しかしながら、半導体装置がホスト機能とデバイス機能のいずれのUSB機能で動作するのか選択する方法は規定されていないため、従来の半導体装置では、動作が不安定になる恐れがあるという問題がある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、HSIC物理層回路とUSBリンク制御部と不揮発性記憶部とを備えており、HSIC物理層回路とUSBリンク制御部と不揮発性記憶部は半導体基板に形成されている。また、HSIC物理層回路は、他の半導体装置とバス配線を介して固定接続されるものである。USBリンク制御部は、ホスト機能またはデバイス機能のいずれかのUSB機能により動作し、HSIC物理層回路を介して他の半導体装置とリンク接続するものである。不揮発性記憶部は、USBリンク制御部が動作するUSB機能を選択するための選択データを記憶するものである。
前記一実施の形態によれば、安定的に動作することが可能な半導体装置及び携帯端末装置を提供することができる。
実施の形態に係る半導体装置の主要な特徴を示す構成図である。 実施の形態1に係る携帯端末装置の構成を示す構成図である。 実施の形態1に係るアプリケーションプロセッサの構成を示す構成図である。 実施の形態1に係るベースバンドプロセッサの構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1に係る半導体装置の効果を説明するための説明図である。 実施の形態1に係る半導体装置の動作を説明するための説明図である。 実施の形態2に係る半導体装置の構成を示す構成図である。
(実施の形態の概要)
まず、図1を用いて実施の形態の概要について説明する。図1に示すように、実施の形態に係る半導体装置1は、HSIC物理層回路2と、USBリンク制御部3と、不揮発性記憶部4を備えている。
HSIC物理層回路2は、他の半導体装置(不図示)とバス配線6を介して固定接続され、USB物理層の制御を行う。USBリンク制御部3は、ホスト機能またはデバイス機能のいずれかのUSB機能により動作し、HSIC物理層回路2を介して他の半導体装置とのリンク接続を制御する。不揮発性記憶部4は、USBリンク制御部3が動作するUSB機能を選択するための選択データを記憶する。さらに、HSIC物理層回路2とUSBリンク制御部3と不揮発性記憶部4は半導体基板5に形成されている。
このような構成により、半導体装置が、ホスト機能とデバイス機能のいずれのUSB機能で動作するのかを不揮発性記憶部により設定することができるため、半導体装置を常に安定して動作させることができる。例えば、電源ON時やリセット時においても、設定されたホスト機能またはデバイス機能により確実に動作することができる。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して実施の形態1について説明する。
図2は、本実施の形態に係る携帯端末装置の構成を示している。携帯端末装置100は、例えば、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末等の携帯端末装置である。携帯端末装置100は、不図示の基地局と無線通信を行い、基地局を介して他の携帯端末装置等と接続して通話等のデータ通信を行う。
図2に示すように、携帯端末装置100は、マルチプロセッサ構成の端末装置であり、アプリケーションプロセッサ(APE: Application Processor Engine)110とベースバンドプロセッサ(BB: Base Band processor)120を備えており、各プロセッサの記憶装置としてメモリ111、不揮発性メモリ112、メモリ121を有している。さらに、携帯端末装置100は、PMIC(Power Management IC)130、アンテナ140、RFAFE(Radio Frequency Analog Front End)150、RFIC(Radio Frequency IC)160、スピーカ170、マイク180を備えている。
なお、携帯端末装置100は、携帯電話やスマートフォン等として必要な機能を実現するために、キーボード、カメラ等の入力部や、液晶ディスプレイ、タッチパネル等の表示部等その他の構成を有している。
PMIC(Power Management IC)130は、携帯端末装置100の各部への電源供給を管理する電源回路である。マイク180は、通話等のために音声入力を行う入力部であり、スピーカ170は、通話等のために音声出力を行う出力部である。
RFAFE150及びRFIC160は、RF信号処理回路を構成し、アンテナ140を介して送受信されるRF信号(無線信号)に対しRF処理を行う。例えば、RFAFE150は、送信信号の増幅、送信信号の選択及び受信信号の選択を行い、RFIC160は、送信信号のアップコンバート、受信信号のダウンコンバート、送信データのD/A変換及び受信信号のA/D変換を行う。
アプリケーションプロセッサ110は、映像データ(画像データ)の圧縮や伸張等のアプリケーション処理を行う半導体装置である。ベースバンドプロセッサ120は、無線データの変調や復調等のベースバンド処理を行う半導体装置である。アプリケーションプロセッサ110及びベースバンドプロセッサ120は、それぞれ1チップの半導体装置でありHSICバス101を介して接続されている。
アプリケーションプロセッサ110には、不揮発性メモリ112及びメモリ111が接続されている。不揮発性メモリ112は、アプリケーションプロセッサ110及びベースバンドプロセッサ120で実行されるプログラムが格納されており、後述のように、不揮発性メモリ112をベースバンドプロセッサ120に接続してもよい。メモリ111は、アプリケーションプロセッサ110が処理した映像データ等のアプリケーションデータが格納される。例えば、メモリ111の映像データが表示部に表示される。
ベースバンドプロセッサ120には、メモリ121、スピーカ170、マイク180が接続されている。メモリ121は、ベースバンドプロセッサ120が処理した音声データ等のベースバンドデータが格納される。
通話機能を実現するため、ベースバンドプロセッサ120は、マイク180から音声信号が入力されると、音声信号をエンコードして送信データとしてRFIC160へ出力する。また、ベースバンドプロセッサ120は、RFIC160から音声の受信データが入力されると、受信データをデコードして音声信号としてスピーカ170へ出力する。
また、映像データ等のデータ通信機能を実現するため、ベースバンドプロセッサ120は、アプリケーションプロセッサ110から映像データが入力されると、映像データをエンコードして送信データとしてRFIC160へ出力する。また、ベースバンドプロセッサ120は、RFIC160から映像等の受信データが入力されると、受信データをデコードして映像データとしてアプリケーションプロセッサ110へ出力する。
その他、アプリケーション機能を実現するため、例えば、アプリケーションプロセッサ110は、カメラ等から映像信号が入力されると、映像信号をエンコードして映像データをメモリ111やベースバンドプロセッサ120へ出力する。また、アプリケーションプロセッサ110は、ベースバンドプロセッサ120から映像データが入力されると、映像データをデコードして映像信号として表示部へ出力する。
なお、アプリケーションプロセッサ110とベースバンドプロセッサ120との間は、HSICバス101を介して接続されるとともに、他のバス(不図示)を介しても接続されている。後述のように、HSICバス101を介して、主に、アプリケーションプロセッサ110またはベースバンドプロセッサ120で実行されるプログラムが入出力される。その他、アプリケーションプロセッサ110とベースバンドプロセッサ120との間で入出力される通信データ等については、HSICバス101を介して入出力してもよいし、他のバスを介して入出力してもよい。例えば、HSICバス101は、転送速度が480Mbpsであるため、480Mbps程度の速度で転送する必要のあるデータについては、HSICバス101を介して転送し、480Mbps以下の速度で転送してもよいデータについては、他の低速の通信経路を介して転送するようにしてもよい。
図3は、本実施の形態に係るアプリケーションプロセッサ110の構成を示し、図4は、本実施の形態に係るベースバンドプロセッサ120の構成を示している。アプリケーションプロセッサ110及びベースバンドプロセッサ120は、周辺回路(インタフェース)としてHSICを実装している。
なお、図3及び図4において、共通する構成の符号の末尾にはaまたはbが付されている。共通する構成について符号にaまたはbを付さずに称する場合もあり、また、特にアプリケーションプロセッサ110に備えられる構成については、符号にaを付して称し、特にベースバンドプロセッサ120に備えられる構成については、符号にbを付して称する。
図3及び図4に示すように、アプリケーションプロセッサ110及びベースバンドプロセッサ120は、CPU11(11a及び11b)、バス12(12a及び12b)、バスブリッジ13(13a及び13b)、バス14(14a及び14b)、USBリンク層回路20(20a及び20b)、HSIC物理層回路30(30a及び30b)、複数のペリフェラル回路50(50a及び50b)、電気ヒューズ40(40a及び40b)を含む設定制御回路60(60a及び60b)、オンチップメモリ61(61a及び61b)、DMAC(Direct Memory Access Controller)62(62a及び62b)、SDRAMインタフェース63(63a及び63b)、ROM64(64a及び64b)を備えている。
さらに、アプリケーションプロセッサ110は、グラフィックアクセラレータ70を備えており、ベースバンドプロセッサ120は、モデム80を備えている。また、これらの回路は、半導体基板10(10a及び10b)上に形成されている。
CPU11と、オンチップメモリ61と、DMAC62と、SDRAMインタフェース63と、ROM64と、グラフィックアクセラレータ70もしくはモデム80とは、CPUバスであるバス12を介して共通接続されている。また、USBリンク層回路20と、電気ヒューズ40を含む設定制御回路60と、ペリフェラル回路50とは、周辺バスであるバス14を介して共通接続されている。さらに、バス12とバス14とはバスブリッジ13を介して接続されている。例えば、バス12は高速バスであり、バス14は低速バスであり、バスブリッジ13は、高速バスに接続されたCPU11と低速バスに接続されたUSBリンク層回路20との間で信号の入出力を可能とする。
CPU11は、プログラムに従って演算処理を行うことで各処理を実行する処理部である。揮発性メモリであるオンチップメモリ61には、映像データや音声データ、演算処理に必要なデータが格納され、不揮発性メモリであるROM64には、その他、電源オフの状態でも保持すべき設定データ等が格納される。
DMAC62は、周辺回路等とオンチップメモリとの間でダイレクトメモリアクセスを可能にする。SDRAMインタフェース63は、SDRAMに対しデータの書き込み/読み出しを行うインタフェースであり、例えば、図2のメモリ111もしくはメモリ121と接続するためのインタフェースである。
アプリケーションプロセッサ110のHSIC物理層回路30aとベースバンドプロセッサ120のHSIC物理層回路30bは、HSICバス101を介して着脱不可能に固定接続されており、HSIC規格に従った物理層制御を行う。
アプリケーションプロセッサ110のUSBリンク層回路20aとベースバンドプロセッサ120のUSBリンク層回路20bは、HSIC物理層回路30a、HSICバス101、HSIC物理層回路30bを介して接続され、USB規格に従ったリンク層制御を行う。USBリンク層回路20は、ホスト機能及びデバイス機能のいずれの機能でも動作することが可能である。
設定制御回路60は、アプリケーションプロセッサ110またはベースバンドプロセッサ120である半導体装置の各種設定を行う回路である。例えば、設定制御回路60は、ROM64に格納された設定データや外部から入力される信号に基づいて各回路の設定を行う。
特に、本実施の形態では、設定制御回路60は、電気的に切断可能(プログラム可能)な電気ヒューズ40を含んでいる。電気ヒューズ40は、ヒューズの切断状態(プログラム状態)に応じてUSBリンク層回路20に対し、ホスト機能及びデバイス機能のいずれかを設定する。電気ヒューズ40の状態を書き換えることで、回路製造後でも、ホスト機能か、デバイス機能かの選択を変更することができる。
ペリフェラル回路50は、バスを介してCPUに接続される種々の周辺回路であり、半導体装置の機能に応じて必要となる回路が設けられる。例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)やI2C(Inter Integrated Circuit)、半導体装置の外部に設けられた外部装置とのインタフェースである。
図3のグラフィックアクセラレータ70は、映像データ(画像データ)の圧縮や伸張等を行う映像(画像)処理部である。例えば、グラフィックアクセラレータ70で処理された映像データがSDRAMインタフェース63を介してメモリ111へ格納される。図4のモデム80は、RFIC160との間で入出力されるデジタル信号の変調処理や復調処理を行う通信処理部である。例えば、モデム80で処理された音声データがSDRAMインタフェース63を介してメモリ121へ格納される。
図5は、本実施の形態に係るアプリケーションプロセッサ110及びベースバンドプロセッサ120である半導体装置1のさらに詳細な構成を示している。図5の半導体装置1は、図3のアプリケーションプロセッサ110及び図4のベースバンドプロセッサ120に共通する構成のうち、特に、電気ヒューズ40、USBリンク層回路20、HSIC物理層回路30の構成と接続関係を示している。
図5に示すように、USBリンク層回路20は、物理(PHY)制御回路21、切替回路22、バスインタフェース23、ホスト設定部24、デバイス設定部25を備えている。
バスインタフェース23は、CPU11等からHSICバス101を介して送信するデータが入力され、またHSICバス101を介して受信したデータをCPU11等へ出力する。また、バスインタフェース23は、CPU11等からホスト機能/デバイス機能を切り替えるための切替信号(USBSEL)を入力し、切替回路22へ出力してもよい。
ホスト設定部24は、USBリンク層回路20及びHSIC物理層回路30をホスト機能として動作させるように設定するための設定部である。ホスト設定部24は、ホスト機能として動作を開始するようにHSIC物理層のSTROBE信号及びDATA信号の初期状態(起動時の信号の状態)を設定する設定信号を出力する。
デバイス設定部25は、USBリンク層回路20及びHSIC物理層回路30をデバイス機能として動作させるように設定するための設定部である。デバイス設定部25は、デバイス機能として動作を開始するようにHSIC物理層のSTROBE信号及びDATA信号の初期状態を設定する設定信号を出力する。
切替回路22は、ホスト機能/デバイス機能を切り替えるための切替信号(USBSEL)が入力され、USBSEL信号に応じて、ホスト機能またはデバイス機能を切り替える。この切り替えにより、切替回路22は、ホスト設定部24またはデバイス設定部25から出力されるホスト機能またはデバイス機能を設定をするための設定信号を物理制御回路21へ出力する。
物理制御回路21は、切替回路22から出力された、STROBE信号及びDATA信号の初期状態を決める設定信号を、HSIC物理層回路30へUTMIバス102を介して出力する。また、物理制御回路21は、バスインタフェース23との間で、HSICバス101及びUTMIバス102を介して送受信するデータの入出力も行う。
HSIC物理層回路30は、端子制御回路31を備えている。端子制御回路31は、UTMIバス102を介して設定信号が入力され、設定信号に応じてSTROBE信号及びDATA信号を出力する。また、STROBE信号及びDATA信号から入力されるデータをUTMIバス102を介してUSBリンク層回路20へ出力する。半導体装置1は、STROBE信号用の端子101aとDATA信号用の端子101bを有しており、端子101a及び端子101bを介してSTROBE信号及びDATA信号がHSIC物理層回路30(端子制御回路31)に入出力される。
電気ヒューズ40は、ヒューズ制御回路41、バスインタフェース42、選択回路43、複数のヒューズ本体部44を備えている。各ヒューズ本体部44は、電圧生成回路45、ヒューズ46、センスアンプ(SA)47、シフトレジスタ(SR)48を備えている。
バスインタフェース42には、CPU11等から切断または読出対象となるヒューズを選択する選択信号(アドレス信号)が入力される。ヒューズ制御回路41は、選択信号に対応するヒューズ本体部44及び選択回路43へヒューズの切断または読出を指示する。
ヒューズ本体部44は、ヒューズを切断する場合は、電圧生成回路45により切断電圧を生成してヒューズ46に印可する。また、ヒューズ本体部44は、ヒューズの切断状態を読み出す場合は、電圧生成回路45により読出電圧をヒューズ46に印可する。
センスアンプ47及びシフトレジスタ48は、ヒューズの読出時に、ヒューズ46の電流をセンス(検出)して増幅し、ヒューズの切断状態に応じたヒューズデータをレジスタに保持し出力する。選択回路43は、ヒューズ本体部44から読み出されるヒューズデータ(選択データ)をホスト機能/デバイス機能を切り替えるための切替信号(USBSEL)として、USBリンク層回路20の切替回路22へ出力する。
次に、本実施の形態に係るアプリケーションプロセッサ及びベースバンドプロセッサの動作について説明する。図6は、この動作を説明するために使用するUTMIバス及びHSICバスの信号線の接続関係を示している。
図6に示すように、アプリケーションプロセッサ110及びベースバンドプロセッサ120は、図5のUSBリンク層回路20(20a及び20b)、HSIC物理層回路30(30a及び30b)、電気ヒューズ40(40a及び40b)を有している。
USBリンク層回路20とHSIC物理層回路30との間は、UTMIバス102(102a及び102b)により接続されている。USBリンク層回路20は、UTMIバス102を介して接続するためのUTMIインタフェース26(26a及び26b)を有し、HSIC物理層回路30は、UTMIバス102を介して接続するためのUTMIインタフェース32(32a及び32b)を有している。
UTMIインタフェース(UTMIバス)は、UTMI規格に準拠したインタフェース(バス)である。例えば、"USB 2.0 Transceiver Macrocell Interface (UMTI) Specification"に既定されたUTMI+規格に対応しており、その他、ULPI(UMTI Low Pin Interface)規格に対応していてもよい。
UTMIバス102には複数の入出力信号が含まれており、ここではその一部を示している。UTMIバス102では、USBリンク層回路20からHSIC物理層回路30へ向かってXCVRSEL信号、OPMODE信号、TXVALID信号が出力され、HSIC物理層回路30からUSBリンク層回路20へ向かってLINESTATE信号が出力される。
XCVRSEL信号は、USBリンク層回路20がHSIC物理層回路30へトランシーバを選択するための選択信号である。USBリンク層回路20は、HS(Hi Speed)トランシーバまたはFS(Full Speed)トランシーバを1ビットのXCVRSEL信号により設定する。
OPMODE信号は、USBリンク層回路20がHSIC物理層回路30へオペレーショナルモードを設定するためのモード信号である。USBリンク層回路20は、ノーマルオペレーションモード、ノンドライビングモード、ディスエーブルモード(Disable bit stuffing and NRZI encoding)を2ビットのOPMODE信号により設定する。
TXVALID信号は、USBリンク層回路20がHSIC物理層回路30へ送信フラグを設定するためのフラグ信号である。USBリンク層回路20は、UTMIバスに含まれるデータバス(不図示)によりデータを送信する場合にTXVALID信号を設定する。
LINESTATE信号は、HSIC物理層回路30がUSBリンク層回路20へHSICバスの現在の回線状態を通知するための回線状態信号である。HSIC物理層回路30は、SE0(single ended 0)、Jステート、Kステート、SE1(single ended 1)を2ビットのLINESTATE信号により通知する。
HSIC物理層回路30は、HSICバス101を介して接続するためのHSICインタフェース33(33a及び33b)を有している。HSICインタフェース(HSICバス)は、HSIC規格に準拠したインタフェース(バス)である。例えば、"High-Speed Inter-Chip USB Electrical Specification version 1.0"の規格に従っている。
HSICバス101に含まれるSTROBE信号及びDATA信号は、アプリケーションプロセッサ110とベースバンドプロセッサ120との間で双方向に入出力される。DATA信号は、送受信するデータを入出力するための信号であり、STROBE信号は、DATA信号で出力されるデータに同期して出力されるタイミング信号である。
また、HSICバスでは、STROBE信号及びDATA信号のHigh/Lowの組み合わせにより、バス状態がシグナリングされる。このバス状態により、電源オンによる起動時(リセット時)の接続シーケンス(起動シーケンス)が実現される。例えば、電源オンされてHSICがイネーブルとなった場合にはIDLE状態がシグナリングされ、その後、CONNECT状態がシグナリングされる。
図7のタイミングチャートは、図6のアプリケーションプロセッサ110及びベースバンドプロセッサにおける、電源オンの起動時(リセット時)の接続シーケンス(起動シーケンス)を示している。すなわち、図7は、電源ONによりHSICバスを介してシグナリングが行われてデータ伝送が開始されるまでの各信号を示している。ここでは、アプリケーションプロセッサ110がホスト機能として動作し、ベースバンドプロセッサ120がデバイス機能として動作する例について説明する。
まず、HSIC物理層回路30a及び30bの電源がONされる(T0)。携帯端末装置100の電源がONされると、アプリケーションプロセッサ110及びベースバンドプロセッサ120が同時に電源ONとなり、HSIC物理層回路30a及び30bに電源の供給が開始される。この状態ではHSIC物理層回路30a及び30bは動作不可である。このとき、HSIC物理層回路30a及び30bが動作していないため、HSICバス101ではSTROBE信号及びDATA信号はLowである。
また、電源ONによりすぐに電気ヒューズ40が動作する。そうすると、アプリケーションプロセッサ110では、ホスト機能として動作するために電気ヒューズ40aが切断状態に応じてUSBSEL信号にHigh("1")の出力を開始する。また、ベースバンドプロセッサ120では、デバイス機能として動作するために電気ヒューズ40bが切断状態に応じてUSBSEL信号にLow("0")を出力し続ける。したがって、USBリンク層回路20aの切替回路22aはホスト設定部24aを選択し、USBリンク層回路20bの切替回路22bはデバイス設定部25bを選択するように切り替える。
このとき、UTMIバス102aではホスト設定部24aによって、また、UTMIバス102bではデバイス設定部25bによって、XCVRSEL信号はFSトランシーバ("1")に設定され、OPMODE信号はノンドライビングモード("01")に設定され、TXVALID信号はLowとなる。また、HSIC物理層回路30a及び30bが動作していないため、UTMIバス102a及び102bでは、LINESTATE信号はSE0("00")である。
続いて、HSIC物理層回路30a及び30bは動作可能な状態となる(T1)。アプリケーションプロセッサ110がホスト機能として動作するため、T1の直前のタイミング(T1a)で、USBリンク層回路20aのホスト設定部24aはUTMIバス102aのOPMODE信号をノーマルオペレーションモード("00")に設定する。例えば、これらの信号がHSIC物理層をホスト機能として動作させるための設定信号である。
そうすると、T1で、HSIC物理層回路30aの端子制御回路31aは、HSICバス101のSTROBE信号をHighに立ち上げて、HSICバス101をIDLE状態(STROBE=High/DATA=Low)とする。すなわち、ホスト機能で動作するアプリケーションプロセッサ110がHSICバス101をIDLE状態とする。STROBE信号がHighとなったため、T1の直後のタイミング(T1b)で、HSIC物理層回路30a及び30bは、UTMIバス102a及び102bのLINESTATE信号をJステート("01")とする。
続いて、HSIC物理層回路30a及び30bはアタッチを開始する(T2)。ベースバンドプロセッサ120がデバイス機能として動作するため、T2の直前のタイミング(T2a)で、USBリンク層回路20bのデバイス設定部25bは、UTMIバス102bのOPMODE信号をディスエーブルモード("10")に設定し、TXVALID信号をHighに立ち上げる。例えば、これらの信号がHSIC物理層をデバイス機能として動作させるための設定信号である。
そうすると、T2で、HSIC物理層回路30bの端子制御回路31bは、HSICバス101のSTROBE信号をLowに立ち下げ、DATA信号をHighに立ち上げて、HSICバス101をCONNECT状態(STROBE=Low/DATA=High)とする。すなわち、デバイス機能で動作するベースバンドプロセッサ120がHSICバス101をCONNECT状態とする。STROBE信号がLow、DATA信号がHighとなったため、T2の直後のタイミング(T2b)で、HSIC物理層回路30a及び30bは、UTMIバス102a及び102bのLINESTATE信号をKステート("10")とする。
また、HSIC物理層回路30bの端子制御回路31bは、所定期間後、HSICバス101のSTROBE信号をHighに立ち上げ、DATA信号をLowに立ち下げて、HSICバス101をIDLE状態(STROBE=High/DATA=Low)に戻す(T2c)。なお、このとき、USBリンク層回路20a(ホスト機能)とUSBリンク層回路20b(デバイス機能)との間でエニュメレーションが行われ、ホスト機能は、デバイス機能の装置を認識する。
続いて、HSIC物理層回路30a及び30bはアタッチを終了する(T3)。T3の直前のタイミング(T3a)で、USBリンク層回路30bのデバイス設定部25bは、UTMIバス102bのOPMODE信号をノーマルオペレーションモード("00")に設定し、TXVALID信号をLowに立ち下げる。
そうすると、HSICバス101のSTROBE信号がHigh、DATA信号がLowであるため、T3で、HSCI物理層回路30aの端子制御回路31aは、UTMIバス102aのLINESTATE信号をJステート("01")とし、T3の直後のタイミング(T3b)で、HSIC物理層回路30bの端末制御回路31bは、UTMIバス102bのLINESTATE信号をJステート("01")とする。
続いて、HSIC物理層回路30a及び30bは、物理層(PHY)をリセットする(T4)。アプリケーションプロセッサ110がホスト機能として動作するため、T4の直前のタイミング(T4a)で、USBリンク層回路30aのホスト設定部24aは、UTMIバス102aのXCVRSEL信号をHSトランシーバ("0")に設定し、OPMODE信号をディスエーブルモード("10")に設定する。例えば、これらの信号がHSIC物理層をホスト機能として動作させるための設定信号である。
そうすると、T4で、HSIC物理層回路30aの端子制御回路31aは、HSICバス101のSTROBE信号をLowに立ち下げ、HSICバス101をRESET状態(STROBE=Low/DATA=Low)とする。すなわち、ホスト機能で動作するアプリケーションプロセッサ110がHSICバス101をRESET状態とする。STROBE信号がLow、DATA信号がLowとなったため、T4の直後のタイミング(T4b)で、HSIC物理層回路30a及び30bは、UTMIバス102a及び102bのLINESTATE信号をSE0("00")とする。
続いて、HSIC物理層回路30a及び30bは、HSICをアイドルにする(T5)。T5の直前のタイミング(T5a)で、USBリンク層回路20aのホスト設定部24aは、UTMIバス102aのOPMODE信号をノーマルオペレーションモード("00")に設定し、USBリンク層回路20bのデバイス設定部25bは、UTMIバス102bのXCVRSEL信号をHSトランシーバ("0")に設定する。
そうすると、T4で、HSIC物理層回路30a及び30bの端子制御回路31a及び31bは、HSICバス101のSTROBE信号Highに立ち上げ、HSICバス101をIDLE状態(STROBE=High/DATA=Low)とする。STROBE信号がHigh、DATA信号がLowとなったため、T5の直後のタイミング(T5b)で、HSIC物理層回路30bは、UTMIバス102bのLINESTATE信号をKステート("10")とし、その後、LINESTATE信号をSE0("00")とし、さらに、Jステート("01")とする。
続いて、HSIC物理層回路30a及び30bは、HSICの転送を開始する(T6)。T6の直前のタイミング(T6a)で、USBリンク層回路20aのホスト設定部24aは、UTMIバス102aのTXVALID信号をHighに立ち上げる。
そうすると、T2で、HSIC物理層回路30a及び30bの端子制御回路31a及び31bは、HSICバス101のSTROBE信号及びDATA信号を用いて、データ転送を行う。データ転送が開始されたため、T6の直後のタイミング(T6b)で、HSIC物理層回路30a及び30bは、UTMIバス102a及び102bのLINESTATE信号をJステート("01")とする。
このようにして、電源ON時にHSICバスを介してシグナリングが行われることでデータ転送が可能となる。図7のように、HSICバスにより接続する場合には、電源ONの後、T2にてデバイス機能の装置がアタッチ(CONNECT状態のシグナリング)を行い、T4にてホスト機能の装置がリセット(RESET状態のシグナリング)を行わなければならない。このため、電源ON直後(リセット解除時)に半導体装置がホスト機能で動作するのかデバイス機能で動作するのか決まっていないと、アタッチやリセットのシグナリングが行われず、半導体装置間で正常にハンドシェイクが実行されないため、USBリンクを接続することができない。
例えば、レジスタ等によりホスト機能/デバイス機能を確定してもよいが、この場合には、電源ON直後に状態が確定しないため、シグナリングが正常に行われない可能性がある。また、ホスト機能もしくはデバイス機能のいずれかの機能に固定して半導体装置を構成してもよいが、製造後に半導体装置の用途等に応じて機能を選択することができなくなってしまう。そこで、本実施の形態では、電気ヒューズ40の切断状態により電源ON直後にホスト機能またはデバイス機能のいずれの機能で動作するのか決定することで、確実に起動シーケンスのシグナリングを行い、正常な接続を可能とした。
図8は、ホスト/デバイス切り替え機能を半導体装置に内蔵する場合と(図8(a))、半導体装置の外部に外付けにする場合(図8(b))の構成の違いを示している。
図8(b)では、半導体装置900の外部に外付け部品49を設け、外付け部品49を半導体装置900の入力端子101cに接続している。外付け部品49は抵抗等であり、抵抗値に応じた信号が入力端子101cを介して入力され、この信号がバッファ49aにより増幅されてUSBSEL信号が生成される。このように、切り替え機能を外付けにした場合、半導体装置には切り替え用の入力端子が必要になるという問題がある。近年の微細化プロセスにより、一つの半導体装置に組み込まれる機能が増加しているため、ホスト/デバイス切り替えのために端子を設けることは困難である。また、この場合、半導体装置の外部に抵抗などの外付け部品が余計に必要になるため、コストが上昇するという問題もある。
そこで、本実施の形態では、図8(a)に示すように、ホスト/デバイス切り替え機能を半導体装置に内蔵させている。上述したように、本実施の形態に係る半導体装置1は、内部に電気ヒューズ40を備え、ヒューズの切断状態に応じてUSBSEL信号を生成し、ホスト機能/デバイス機能を切り替える構成とした。これにより、図8(b)のような切り替えのための入力端子が不要であるため、半導体装置の端子数を減らすことができる。また、抵抗等の外付け部品を用意する必要がないためコストを削減することも可能である。
図9は、本実施の形態に係る携帯端末装置100において、上記のようにアプリケーションプロセッサ110とベースバンドプロセッサ120がホスト機能またはデバイス機能に切り替えられた状態を示している。
図9(a)は、アプリケーションプロセッサ110がホスト機能として動作し、ベースバンドプロセッサ120がデバイス機能として動作する例である。図9(a)では、アプリケーションプロセッサ110に不揮発性メモリ112が接続されており、この不揮発性メモリ112には、アプリケーションプロセッサ110用の起動プログラム110aとベースバンドプロセッサ120用の起動プログラム120aが格納されている。
そして、アプリケーションプロセッサ110の電気ヒューズ40aはホスト機能を選択するように設定され、ベースバンドプロセッサ120の電気ヒューズ40bはデバイス機能を選択するように設定されている。携帯端末装置100が電源ONされると、図7で示したように、アプリケーションプロセッサ110のUSBリンク層回路20a及びHSIC物理層回路30aはホスト機能として動作し、ベースバンドプロセッサ120のUSBリンク層回路20b及びHSIC物理層回路30bはデバイス機能として動作し、HSICバス101を介してUSBリンクが接続された状態となる。
そうすると、ホスト機能側のアプリケーションプロセッサ110は、不揮発性メモリ112からアプリケーションプロセッサ110用の起動プログラム110aを読み出して、起動プログラム110aを実行して起動状態となる。また、アプリケーションプロセッサ110は、不揮発性メモリ112からベースバンドプロセッサ120用の起動プログラム120aを読み出し、HSICバス101を介して、ベースバンドプロセッサ120へ出力する。ベースバンドプロセッサ120は、HSICバス101を介して起動プログラム120aをダウンロードし、起動プログラム120aを実行して起動状態となる。この場合には、ホストからデバイスへ起動プログラムを転送するため、アプリケーションプロセッサ110をホスト機能とし、ベースバンドプロセッサ120をデバイス機能としている。
アプリケーションプロセッサ110の機能が多く、ベースバンドプロセッサ120の起動プログラム120aよりもアプリケーションプロセッサ110の起動プログラム110aのサイズが大きい場合には、起動プログラムを格納する不揮発性メモリ112をアプリケーションプロセッサ110側に設けることで、アプリケーションプロセッサ110の起動時間を短縮でき、プログラムの転送時間も短縮できる。
図9(b)は、ベースバンドプロセッサ120がホスト機能として動作し、アプリケーションプロセッサ110がデバイス機能として動作する例である。図9(b)では、ベースバンドプロセッサ120に不揮発性メモリ122が接続されており、この不揮発性メモリ122には、アプリケーションプロセッサ110用の起動プログラム110aとベースバンドプロセッサ120用の起動プログラム120aが格納されている。
そして、アプリケーションプロセッサ110の電気ヒューズ40aはデバイス機能を選択するように設定され、ベースバンドプロセッサ120の電気ヒューズ40bはホスト機能を選択するように設定されている。携帯端末装置100が電源ONされると、図7で示したように、アプリケーションプロセッサ110のUSBリンク層回路20a及びHSIC物理層回路30aはデバイス機能として動作し、ベースバンドプロセッサ120のUSBリンク層回路20b及びHSIC物理層回路30bはホスト機能として動作し、HSICバス101を介してUSBリンクが接続された状態となる。
そうすると、ホスト機能側のベースバンドプロセッサ120は、不揮発性メモリ122からベースバンドプロセッサ120用の起動プログラム120aを読み出して、起動プログラム120aを実行して起動状態となる。また、ベースバンドプロセッサ120は、不揮発性メモリ122からアプリケーションプロセッサ110用の起動プログラム110aを読み出し、HSICバス101を介して、アプリケーションプロセッサ110へ出力する。アプリケーションプロセッサ110は、HSICバス101を介して起動プログラム110aをダウンロードし、起動プログラム110aを実行して起動状態となる。この場合には、ホストからデバイスへ起動プログラムを転送するため、ベースバンドプロセッサ120をホスト機能とし、アプリケーションプロセッサ110をデバイス機能としている。
ベースバンドプロセッサ120の機能が多く、アプリケーションプロセッサ110の起動プログラム110aよりもベースバンドプロセッサ120の起動プログラム120aのサイズが大きい場合には、起動プログラムを格納する不揮発性メモリ122をベースバンドプロセッサ120側に設けることで、ベースバンドプロセッサ120の起動時間を短縮でき、プログラムの転送時間も短縮できる。
以上のように、本実施の形態では、アプリケーションプロセッサやベースバンドプロセッサなどの半導体装置において、不揮発性記憶部として電気ヒューズを設けて、ヒューズの切断状態により、動作するUSBのホスト機能/デバイス機能を設定する構成とした。これにより、ホスト機能/デバイス機能を回路製造後に選択することができる。また、ホスト機能とデバイス機能とでは、電源ON時の起動シーケンスでSTROBE信号及びDATA信号の状態が異なるため、電気ヒューズにより電源ON直後にホスト機能またはデバイス機能を確定することにより、電源ON時に安定して動作することが可能となる。したがって、電源ON時に確実にHSICバスを介して接続することができる。
(実施の形態2)
以下、図面を参照して実施の形態2について説明する。実施の形態1では、半導体装置において、電気ヒューズによりホスト機能/デバイス機能を切り替える例を説明した。本実施の形態では、不揮発性メモリによりホスト機能/デバイス機能を切り替える構成について説明する。なお、ホスト機能/デバイス機能を切り替える構成以外については、実施の形態1と同様である。
図10は、本実施の形態に係る半導体装置1の構成を示している。この半導体装置1は、実施の形態1の電気ヒューズ40に代えて、不揮発性メモリ90を備えている。不揮発性メモリ90は、たとえばフラッシュメモリ、FRAM(登録商標)、MRAM等である。
図10に示すように、不揮発性メモリ90は、電圧生成回路91とメモリセル92を有している。CPU11等からホスト機能/デバイス機能を選択する選択データが入力されると、電圧生成回路91は、書込電圧を生成しメモリセル92に印可することで、選択データを書き込む。また、選択データを読み出す場合は、電圧生成回路91により読出電圧がメモリセル92に印可される。そして読み出された選択データに応じてUSBSEL信号が出力される。
このように、実施の形態1における電気ヒューズの代わりに不揮発性メモリを備えた場合でも、同様に、ホスト機能/デバイス機能を選択でき、電源ON時にも安定して接続動作することが可能である。また、不揮発性メモリであれば、何度でも書き換え可能であるため、ユーザ等が任意に機能を変更することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で 種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、上記の実施の形態では、半導体装置を備えた携帯端末装置の例について説明したが、携帯端末装置に限らず、上記の半導体装置を備えたその他の電子機器等であってもよい。また、半導体装置の一例として、アプリケーションプロセッサ及びベースバンドプロセッサについて説明したが、HSICバスにより接続されるその他の半導体装置であってもよい。
1 半導体装置
2 HSIC物理層回路
3 USBリンク制御部
4 不揮発性記憶部
5 半導体基板
6 バス配線
10(10a、10b) 半導体基板
12(12a、12b) バス
13(13a、13b) バスブリッジ
14(14a、14b) バス
20(20a、20b) USBリンク層回路
21(21a、21b) 物理制御回路
22(22a、22b) 切替回路
23 バスインタフェース
24(24a、24b) ホスト設定部
25(25a、25b) デバイス設定部
26(26a、26b) UTMIインタフェース
30(30a、30b) HSIC物理層回路
31(31a、31b) 端子制御回路
32(32a、32b) UTMIインタフェース
33(33a、33b) HSICインタフェース
40(40a、40b) 電気ヒューズ
41 ヒューズ制御回路
42 バスインタフェース
43 選択回路
44 ヒューズ本体部
45 電圧生成回路
46 ヒューズ
47 センスアンプ
48 シフトレジスタ
50(50a、50b) ペリフェラル回路
60(60a、60b) 設定制御回路
61(61a、61b) オンチップメモリ
63(63a、63b) SDRAMインタフェース
70 グラフィックアクセラレータ
80 モデム
90 不揮発性メモリ
91 電圧生成回路
92 メモリセル
100 携帯端末装置
101 HSICバス
101a 端子
101b 端子
102(102a、102b) UTMIバス
110 アプリケーションプロセッサ
110a 起動プログラム
111 メモリ
112 不揮発性メモリ
120 ベースバンドプロセッサ
120a 起動プログラム
121 メモリ
122 不揮発性メモリ
140 アンテナ
170 スピーカ
180 マイク

Claims (10)

  1. 他の半導体装置とバス配線を介して固定接続されるHSIC物理層回路と、
    ホスト機能またはデバイス機能のいずれかのUSB機能により動作し、前記HSIC物理層回路を介して前記他の半導体装置とリンク接続するUSBリンク制御部と、
    前記USBリンク制御部が動作する前記USB機能を選択するための選択データを記憶する不揮発性記憶部と、
    前記HSIC物理層回路と前記USBリンク制御部と前記不揮発性記憶部とが形成された半導体基板と、
    を備え、
    前記USBリンク制御部は、
    ホスト機能として動作するための設定信号を生成するホスト設定部と、
    デバイス機能として動作するための設定信号を生成するデバイス設定部と、
    前記ホスト設定部または前記デバイス設定部が生成した前記設定信号を、前記選択データに応じて出力する切替部と、
    を備え、
    前記バス配線は、STROBE信号線及びDATA信号線を含み、
    前記HSIC物理層回路は、前記USBリンク制御部から出力された前記設定信号に応じて、前記STROBE信号線及びDATA信号線の初期状態を制御し、
    前記設定信号に応じてホスト機能として動作する場合、前記HSIC物理層回路は、起動時に前記STROBE信号線及びDATA信号線をIDLE状態とし、
    前記設定信号に応じてデバイス機能として動作する場合、前記HSIC物理層回路は、前記STROBE信号線及びDATA信号線がIDLE状態となった後、前記STROBE信号線及びDATA信号線をCONNECT状態とする、
    半導体装置。
  2. 前記設定信号に応じてホスト機能として動作する場合、前記HSIC物理層回路は、前記STROBE信号線及びDATA信号線が前記CONNECT状態とされた後に前記STROBE信号線及びDATA信号線をRESET状態とする、
    請求項に記載の半導体装置。
  3. 前記不揮発性記憶部は、電気ヒューズである、
    請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記不揮発性記憶部は、不揮発性メモリである、
    請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記他の半導体装置で実行するプログラムを格納するメモリを備え、
    前記選択データに応じて前記USBリンク制御部がホスト機能として動作する場合、前記メモリに格納されたプログラムを前記他の半導体装置へ転送する、
    請求項1に記載の半導体装置。
  6. アプリケーション処理を実行するアプリケーションプロセッサと、
    前記アプリケーションプロセッサとバス配線を介して固定接続され、ベースバンド処理を実行するベースバンドプロセッサと、を備え、
    前記アプリケーションプロセッサ及び前記ベースバンドプロセッサのそれぞれは、
    前記バス配線に固定接続されるHSIC物理層回路と、
    ホスト機能またはデバイス機能のいずれかのUSB機能により動作し、前記HSIC物理層回路を介して前記アプリケーションプロセッサまたは前記ベースバンドプロセッサとリンク接続するUSBリンク制御部と、
    前記USBリンク制御部が動作する前記USB機能を選択するための選択データを記憶する不揮発性記憶部と、
    前記HSIC物理層回路と前記USBリンク制御部と前記不揮発性記憶部とが形成された半導体基板と、を備え、
    前記USBリンク制御部は、
    ホスト機能として動作するための設定信号を生成するホスト設定部と、
    デバイス機能として動作するための設定信号を生成するデバイス設定部と、
    前記ホスト設定部または前記デバイス設定部が生成した前記設定信号を、前記選択データに応じて出力する切替部と、
    を備え、
    前記バス配線は、STROBE信号線及びDATA信号線を含み、
    前記HSIC物理層回路は、前記USBリンク制御部から出力された前記設定信号に応じて、前記STROBE信号線及びDATA信号線の初期状態を制御し、
    前記設定信号に応じてホスト機能として動作する場合、前記HSIC物理層回路は、起動時に前記STROBE信号線及びDATA信号線をIDLE状態とし、
    前記設定信号に応じてデバイス機能として動作する場合、前記HSIC物理層回路は、前記STROBE信号線及びDATA信号線がIDLE状態となった後、前記STROBE信号線及びDATA信号線をCONNECT状態とする、
    携帯端末装置。
  7. 前記設定信号に応じてホスト機能として動作する場合、前記HSIC物理層回路は、前記STROBE信号線及びDATA信号線が前記CONNECT状態とされた後に前記STROBE信号線及びDATA信号線をRESET状態とする、
    請求項6に記載の携帯端末装置。
  8. 前記不揮発性記憶部は、電気ヒューズである、
    請求項に記載の携帯端末装置。
  9. 前記不揮発性記憶部は、不揮発性メモリである、
    請求項に記載の携帯端末装置。
  10. 前記アプリケーションプロセッサまたは前記ベースバンドプロセッサは、前記アプリケーションプロセッサ及び前記ベースバンドプロセッサで実行するプログラムを格納するメモリを備え、
    前記選択データに応じて前記USBリンク制御部がホスト機能として動作する場合、前記メモリに格納されたプログラムを、前記アプリケーションプロセッサまたは前記ベースバンドプロセッサへ転送する、
    請求項に記載の携帯端末装置。
JP2012054406A 2012-03-12 2012-03-12 半導体装置及び携帯端末装置 Active JP5876752B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012054406A JP5876752B2 (ja) 2012-03-12 2012-03-12 半導体装置及び携帯端末装置
US13/767,095 US9111043B2 (en) 2012-03-12 2013-02-14 Semiconductor device and mobile terminal device
US14/798,194 US9471530B2 (en) 2012-03-12 2015-07-13 Semiconductor device and mobile terminal device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012054406A JP5876752B2 (ja) 2012-03-12 2012-03-12 半導体装置及び携帯端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013190835A JP2013190835A (ja) 2013-09-26
JP5876752B2 true JP5876752B2 (ja) 2016-03-02

Family

ID=49115114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012054406A Active JP5876752B2 (ja) 2012-03-12 2012-03-12 半導体装置及び携帯端末装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US9111043B2 (ja)
JP (1) JP5876752B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI512449B (zh) * 2012-10-04 2015-12-11 Apple Inc 用於減少嵌入式系統中耗電量之方法與裝置
US9971730B2 (en) * 2014-06-16 2018-05-15 Qualcomm Incorporated Link layer to physical layer (PHY) serial interface
WO2018033834A1 (en) 2016-08-19 2018-02-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for controlling power supply in semiconductor device
CN114372432B (zh) * 2021-12-17 2023-01-13 贵州振华风光半导体股份有限公司 一种基于spi串行接口的数字熔丝修调系统及方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002318638A (ja) * 2001-04-24 2002-10-31 Hitachi Ltd 情報処理システム及び半導体集積回路装置
JP3382933B2 (ja) 2001-07-27 2003-03-04 沖電気工業株式会社 インタフェース回路
JP5023754B2 (ja) * 2005-11-25 2012-09-12 セイコーエプソン株式会社 集積回路装置及び電子機器
US7702832B2 (en) * 2006-06-07 2010-04-20 Standard Microsystems Corporation Low power and low pin count bi-directional dual data rate device interconnect interface
JP4858272B2 (ja) * 2006-08-11 2012-01-18 ブラザー工業株式会社 通信装置及びプログラム
US20080155151A1 (en) * 2006-12-22 2008-06-26 International Business Machines Corporation Programmable Locking Mechanism For Secure Applications In An Integrated Circuit
US7873774B2 (en) 2008-02-01 2011-01-18 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Connections and dynamic configuration of interfaces for mobile phones and multifunctional devices
JP2010192042A (ja) 2009-02-18 2010-09-02 Elpida Memory Inc 半導体装置及びこれを備えるデータ処理システム
US8589667B2 (en) * 2010-04-19 2013-11-19 Apple Inc. Booting and configuring a subsystem securely from non-local storage
US8645724B2 (en) * 2011-06-03 2014-02-04 Nxp B.V. Redriver circuits with power saving modes

Also Published As

Publication number Publication date
US9111043B2 (en) 2015-08-18
JP2013190835A (ja) 2013-09-26
US20130238824A1 (en) 2013-09-12
US9471530B2 (en) 2016-10-18
US20150317279A1 (en) 2015-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7320045B2 (en) Automatic detection of the bit width of a data bus
US20190235858A1 (en) Apparatus and method for configuring or updating programmable logic device
JP5876752B2 (ja) 半導体装置及び携帯端末装置
JP4669803B2 (ja) 集積回路及びそれを用いた信号処理装置
JP5191562B1 (ja) 電子機器システム
JP2006190132A (ja) 制御プログラムダウンロード装置
JP2021149239A (ja) メモリシステム
JP4433311B2 (ja) 半導体記憶装置、電子機器及びモード設定方法
US7953898B2 (en) Apparatus and method for using expansion key in portable terminal
US20130132740A1 (en) Power Control for Memory Devices
US20110289246A1 (en) Super i/o module, computer system and control method thereof
US20100211764A1 (en) Computer apparatus
JP2009032211A (ja) 携帯電子機器
JP2010060713A (ja) 集積回路装置及び音声再生システム
JP2017098792A (ja) 無線モジュール、情報処理装置及び通信制御プログラム
JP4257242B2 (ja) アダプタカード装置およびアダプタカード装置へのデータのダウンロード方法
JP2022158860A (ja) 音声制御回路、ホスト装置及び関連する制御方法
JP2020114022A (ja) 無線モジュール、情報処理装置及び通信制御プログラム
JP2001075745A (ja) 情報処理装置、半導体メモリ装着用アダプタ
JP2005128989A (ja) 入出力制御装置、機能拡張デバイス
JP4227949B2 (ja) 電話機および電話機の制御プログラム書き換え方法
KR200436281Y1 (ko) 표준 핀 배열을 이용하여 데이터 입출력을 수행하기 위한외부부가장치
JP2020030756A (ja) 情報処理装置
JP2010066818A (ja) 半導体装置
JP2004334399A (ja) 通信モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140822

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20150219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5876752

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150