JP5876569B2 - 物質の温度を変えるためのシステム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、特定の物質の温度を急速に変えるために使用することができるシステムに関する。その適用の1つは、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応法)等の核酸増幅技術の分野においてである。
分子生物学において、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応法)等の核酸増幅技術は、(1000ヌクレオチドまでだが、時折、10,000ヌクレオチドまで、又はそれより長い)RNA又はDNAの短いポリヌクレオチド配列の増幅のために使用される。PCRプロセスは、Kary Mullisによって1989年に最初に行われた。
一般的に、このプロセスにおいては、二本鎖DNAの鋳型が第1の変性温度まで加熱され、該温度にてDNAは変性し、すなわち、DNAの二重らせん構造は巻き戻され、そのポリヌクレオチド鎖は分けられる。通常、この第1の温度は367から369ケルビンである。DNA鋳型の配列に応じて、より低い温度又はより高い温度を使用することができる。
次のステップにおいて、温度は第2のアニーリング温度まで下げられ、該温度にて、プライマー(合成又は非合成DNAの短く特異的な配列であり、通常20塩基長であるが、必要であると思われている場合より長く又は短くもあり得る)は、変性した一本鎖鋳型とアニールすることができる。使用されるプライマーに応じてより高い並びにより低い温度も使用することができるけれども、通常、この第2の温度は321から343ケルビンであり、より好ましくは、331から335ケルビンである。
第3のステップにおいて、温度は第3の最適なエクステンション温度に変えられ、それは、より高い並びにより低い温度も使用することができるけれども、通常345から347ケルビンであり、該温度にて、ポリメラーゼ酵素、より好ましくは熱安定性の酵素が、一本鎖鋳型のヌクレオチドに相補的なヌクレオチドでプライマーを伸長させる。
次に、このプロセスは繰り返され、すなわち、混合物は変性温度まで戻される。このプロセスは、サーマルサイクリングとも呼ばれる。より多く並びにより少ないサイクル数を用いることができるけれども、通常、PCR反応を行うために30サイクルが用いられる。
既知の実施形態(本発明において等しく適用することができる)においては、所定数のサイクルの後のステップにおいてアニーリング温度がわずかに下げられるステップダウンPCRプロセスを適用することができる。
高い融解温度(エクステンション温度に近い)でプライマーを利用する反応に対して、第2のアニーリング温度の作用を省略した2ステップサイクリングを使用することができ、アニーリング及びエクステンションは、単一のステップにおいて組み合わされる。この反応は、通常、「エッペンドルフチューブ」と呼ばれる反応容器内、又は、96若しくは384ウェルを有した反応プレート内で起こる。プレート及びチューブは、通常、ポリプロピレンから作製される。他のプラスチックも適しているとわかり得る。ガラスチューブ等の他の型式も可能である。
PCRプロセスの持続時間は、反応の速度、及び、温度変化(サーマルサイクル)の速度及び正確さ次第である。ここ何年か、サーマルサイクルを行うための多くの方法が提案されてきており、それらのうち多くが実行されてきた。
‐最初のPCR反応は、全てのステップのタイミングをはかりながら、1つの恒温水槽から次の恒温水槽まで反応チューブを手動で変えることによって行われた。このプロセスは、最初の実験に対して有用であったが、扱いにくく、時間のかかるものであった。
‐最初の自動サーマルサイクルは、加熱要素を使用して、反応チューブが固定されたアルミニウムブロックを加熱した。ブロックの冷却のために水が使用された。これらの最初の機械は、約4時間でPCRを行った。
‐次の世代は、ペルティエ素子を使用して、ブロックを加熱及び冷却した。これらの機械は、5K/sまでの温度過度(temperature transient)を生じる。冷却はよりゆっくりであり、最大で−4.5K/sである。PCRは、2から4時間で行うことができる。より速い機械が存在する(Applied Bio Systems、Stratagene RoboCycler、ThermoFischer PikoCycler)。RoboCyclerは、ロボットアームを使用して、プレートを1つの温度ブロックから次のブロックまで動かす。Applied Bio Systems及びPikoCyclerは、速い温度勾配(5K/s及び−4.5K/s)を使用し、PikoCyclerは、薄い壁(平均150μm)を有した反応容器を使用する。これらの機械のうち全てが、チューブ内の液体の温度におけるずれによって速度の障害が多い又は少ない。
‐より速い機械(Roche light cycler、Idaho Technology社)は、恒温空気を使用してガラスチューブ内のPCR混合物の温度を制御する。加熱中、17K/sの温度過度に到達することができるが、冷却は、周囲温度次第である。PCRは、30分で、場合によっては20分で行うことができる。通常、反応は、依然として約1時間かかる。
‐テストチューブ内の混合物の内部において温度勾配を生じることによって温度を変える試みが行われてきた。続いて、対流が混合物を捕え、その成分は自動的に連続する温度ステップを経験する。このシステムは最近、より優れた対流を生成するために、傾斜の下、温度勾配を生じることによって改善されてきた。
‐ポンプシステムは、例えばPTFEから作製されたチューブの内側で間隔をおいて分けられた異なる温度ゾーンを通して混合物をポンプで汲み出すように設計されてきた。
‐オンチップPCRは、引き起こされる、温度ゾーンを通る非常に少量の混合物、すなわち、数ナノリットル以下の液滴の動き次第である。動きは、ポンプで汲み出すことによって、又は、DNAが磁気ビーズでラベルされている場合には磁場によって発生させることができる。
‐さらに別のシステムは、わざわざ組み立てたキュベット内の温度を、高圧力下で正しい温度のガスをキュベット中に吹き込むことによって変える。
本発明の目的は、従来技術から知られた方法よりも速い方法で物質の温度を変えるために使用することができる装置を提供することである。
その趣意で、本発明は、請求項1に記載の温度制御装置を提供する。この装置の実施形態は、従属項2乃至12において請求されている。
そのような装置を含むシステムが、請求項13において請求されている。当該システムの実施形態は、従属項14乃至18において請求されている。
本発明による方法が、請求項19乃至20において請求されている。
本発明は、いくつかの図面を参考にして詳細に説明され、それらの図面は、本発明の実施形態を示すよう意図されるだけであり、発明の範囲を限定しないよう意図される。本発明の範囲は、付属の請求項の範囲において、及び、その技術的に同等の物によって定められている。
1つの温度から別の温度に変えられることになる物質で満たされたバッグ17(i)を作製する方法を示す図である。 1つの温度から別の温度に変えられることになる物質で満たされたバッグ17(i)を作製する方法を示す図である。 1つの温度から別の温度に変えられることになる物質で満たされたバッグ17(i)を作製する方法を示す図である。 本発明による温度制御装置の実施形態を示す図である。 本発明による温度制御装置の実施形態を示す図である。 本発明による温度制御装置の実施形態を示す図である。 本発明による温度制御装置の実施形態を示す図である。 本発明による温度制御装置の実施形態を示す図である。 本発明による温度制御装置の実施形態を示す図である。 本発明による温度制御装置の実施形態を示す図である。
ここで、物質、好ましくは反応混合物、より好ましくは核酸増幅反応混合物、さらにより好ましくはPCR反応混合物、最も好ましくは液体PCR反応混合物における温度を、優れた速度及び正確さで変えるためのシステムが提案される。
PCR反応に適用可能である本発明の実施形態によると、囲いが、PCR反応混合物で満たされて生成される。そのようなPCR反応混合物は、水、DNA鋳型、DNAポリメラーゼ、ヌクレオチド、プライマー、緩衝液、MgCl2及びPCRエンハンサー、並びに、PCR反応に寄与し得る他の物質を含んでもよい。
囲いの形状は材料の強剛性に依存しないため、囲いは非常に薄い材料から作製することができる。その形状は、必ずしも固定されているというわけでもない。囲いは、囲いが作製される材料の強度及び他の特性に応じて、0.01mmまで薄い又はそれよりも薄い壁を有してもよい。これらの薄い壁は、以後さらに詳細に説明されるように、超高温の勾配の生成に寄与する。そのような高温の勾配を得るために、1つの囲いの体積は、有利に、5から100μlの範囲、好ましくは10から50μlの範囲、最も好ましくは10から20μlの範囲内にあってもよい。
囲いは、適切に温度耐性なプラスチックから成り、混合物が添加され、従って封着の部位にて湿気が存在し得る後でさえも、PCR反応に干渉せず、全側面において閉じることができる。
そのような囲いの例はバッグであり、図1A乃至1Cを参考にして説明される方法で生成することができる。図1Aは、そのような囲いをバッグの形で生成するための装置1を示している。
図1Aは、第1のプレート3及び第2のプレート5を有した装置1を示しており、どれも断面図で示されている。第1のプレート3は、1つ又は複数の拡張部分7(i)を有している。これらの拡張部分は、示されているように空洞であってもよいが、中空でなくてもよい。これらの拡張部分は、第1のプレート3の上面と平行の第1の面において円形断面を有してもよく、第1の面とは垂直の第2の面において楕円形の断面を有してもよい。しかし、本発明は、これらの形状に限定されない。例えば、第1のプレートの表面と平行の断面図は、長方形であってもよいか、又は、いかなる他の適した断面形状を有してもよい。
第2のプレート5は1つ又は複数の開口部9(i)を有しており、それぞれが第1のプレートの対応する拡張部分7(i)を受けることができるように開口部9(i)は配置及び形作られている。好ましくは、拡張部分7(i)の外側の形状は、開口部9(i)の内側の形状に実質的に相当する。
1つ又は複数のバッグを形成するために、プラスチックホイル11が、第1のプレート3と第2のプレート5との間に配置される。第1のプレート3も第2のプレート5も、所定の温度まで加熱される。これらの温度は、等しくあってもよく、プレートがプラスチック11に接触した場合にプラスチックホイル11を柔らかくするように選ばれてもよい。矢印A(1)によって示されているように、第1及び第2のプレートは、各拡張部分7(i)が対応する開口部9(i)によって受けられるように、互いに向かって動かされる。柔らかくされたプラスチックホイルは、バッグ17(i)を形成するように、拡張部分7(i)によって開口部9(i)内に押し込まれる(図1B)。拡張部分7(i)及び開口部9(i)が存在するのと同じ数のバッグ17(i)が形成される。これらのバッグ17(i)は、プラスチックホイル11のうち開口部9(i)の内部に押し込まれていない部分によって互いに接続している。
プレート3、5のうち1つが固定された位置にとどまってもよく、もう一方のプレートのみを動かして矢印A(1)によって示された動きを生成する必要があることが観察される。プレート3、5は、アルミニウム、鋼、又は、十分に高い融解温度及び十分に高い熱伝達係数を有したいかなる他の材料から作製してもよい。使用中のそれらの温度は、プラスチックホイルがプロピレンである場合、323Kから573K、より好ましくは323Kから473K、最も好ましくは373Kから443Kまでの範囲にあってもよい。プラスチックは、ポリプロピレンであってもよい。しかし、例えばポリエチレン、ポリエテン、PMMA(=ポリメチルメタクリレート)、ポリカーボネート、POM(=ポリオキシメチレン)等、いかなる他の適した材料も代わりに使用することができる。
プレート3、5は互いから取り外され、さらに、バッグ17(i)を有したプラスチックホイル11は装置1から取り外される。次に、バッグ17(i)を有したプラスチックホイル11は、バッグ17(i)が第3のプレート13における対応する開口部15(i)内に挿入されるように配置される。第3のプレート13は加熱されず(そのため、室温であり)、さらに、ガラス、適した金属、又は適したポリマーから作製することができる。
矢印A(2)を用いて図1Bに示されているように、開口部15(i)内に挿入されると、バッグは、所定のPCR反応混合物で満たされる。
さらなるプラスチックホイル19が、プラスチックホイル11の上面に提供される。矢印A3を用いて示されているように、このさらなるプラスチックホイル19は、プラスチックホイル11の上に置かれる。位置23にて(図1Cを参照)、さらなるプラスチックホイルはプラスチックホイル11に封着される。位置23は、バッグ17(i)間に位置し、さらなるプラスチックホイル19がプラスチック11に接触する位置である。封着のために、接着、加熱、超音波の適用等、いかなる適した手段及び方法も使用することができる。
拡張部分7(i)及び開口部9(i)は、マトリックス配列に配置することができる。従って、バッグ17(i)もマトリックス配列に配置される。いかなる数(例えば96)のバッグも、別々のラインに平行に置くか、又は接続させることができる。バッグも、連続してつなげてバッグのマトリックスを生じることができる。或いは、ポリプロピレンホイルのシートを、(例えば8若しくは12の列に1つの行、又は、8の列に12の行等)バッグ17(i)の行及び列を含むように生成することができる。バッグ17(i)は、円形、長方形であってもよく、又は、いかなる他の適した断面形状を有してもよい。数は、例として役立つよう意味している。
図2A、2B、3、4、及び5は、所定の温度までバッグ17(i)を加熱及び冷却するために使用される温度制御装置の実施形態(の一部分)を示している。
図2Aは、温度制御装置25を示している。温度制御装置25には、三組の加熱ブロック、第1の加熱ブロックの組27(1)/27(2)、第2の加熱ブロックの組29(1)/29(2)、及び、第3の加熱ブロックの組31(1)/31(2)が提供されている。これらの加熱ブロックの組は、アルミニウムから作製することができる。第1の加熱ブロックの組27(1)/27(2)は、例えばPOM(=ポリオキシメチレン)から作製される熱分離ブロック43(1)/43(2)の組等の第1の温度隔離材料によって、第2の加熱ブロックの組29(1)/29(2)とは分けられている。第2の加熱ブロックの組29(1)/29(2)は、例えばPOMから作製される熱分離ブロック45(1)/45(2)の組等の第2の温度隔離材料によって、第3の加熱ブロックの組31(1)/31(2)とは分けられている。
加熱ブロックのそれぞれは、所定の温度にあるように、適した、単に概略的に示された加熱装置47によって加熱される。PCRサイクルの場合、第1の加熱ブロックの組27(1)/27(2)は、367から369ケルビンの第1の温度まで、第2の加熱ブロックの組29(1)/29(2)は、321から343ケルビン、より好ましくは331から335ケルビンの第2の温度まで、さらに、第3の加熱ブロックの組29(1)/29(2)は、345から347ケルビンの第3の温度まで加熱される。当然ながら、他の適用に対して、他の温度を適用することができる。加熱装置47は、各加熱ブロックの組27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)に対して1つという3つの別々の加熱ユニットとして配置することができる。しかし、加熱ブロックの組27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)のそれぞれの温度を制御するように配置された単一の加熱ユニットから成ることもできる。他の配置も可能である。例えば、10個のそのような加熱ブロックがあってもよく、その場合、367Kの温度で2個、345Kで2個、333Kで2個、331Kで2個、及び、329Kで2個である。
アルミニウムの代わりに、いかなる他の金属、合金、若しくはプラスチック、又は、十分に高い熱容量及び熱通過率を有した他の材料を使用することができる。POMの代わりに、十分に低い熱通過率を有したいかなる他の材料又は物質も使用することができる。例として、加熱ブロックは、水等の液体で満たされた加熱バッグとして製造することができ、より高い熱容量を有することになり、熱伝達は、内部の対流によって支持される。加熱されたガスを有した加熱バッグも使用することができる。アルミニウム及びPOMは、単に例として役立つよう意味している。ガスも、隔離材料として使用することができる。
当該システムは、例えばバッグ17(i)内の反応混合物等の物質の温度が所望の温度まで加熱/冷却される場合に加熱ブロック27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)が実質的に同じ温度でとどまる方法でセットアップするべきである。これは、加熱ブロックの組27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)のそれぞれに、温度が制御されるべきである物質の熱容量の少なくとも10倍の熱容量を提供することによって得ることができる。しかし、加熱ブロックの熱容量と加熱されることになる物質の比は、50を超える等、より大きいほうが好ましい。加熱ブロックのうちそれぞれ個々の加熱ブロックは、80から1000J/Kの熱容量を有することが好ましい。


従って、そのような加熱ブロック27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)がPCRプロセスにおいて使用される、及び、例えば30サイクルで5から100μlの容量を有した多量のPCR混合物の温度変化を制御することになる場合、そのような加熱ブロック27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)のそれぞれは、アルミニウムから作製し、40から500グラムの重量を有してもよい。
この構造によって、加熱ブロックの組27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)は、POMブロック43(1)/43(2)、45(1)/45(2)によって継続的に分けられ、加熱ブロックの組27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)を異なる温度にて互いから隔離する。さらなる温度ゾーンが必要とされた場合に、さらなる加熱ブロック/POMブロックを追加することができ、より少ない温度ゾーンが必要とされた場合に、より少ない加熱ブロック/POMブロックを使用することができる。
各加熱ブロックの組27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)は、それらの間に空間を生じるようにつなげられ、そこに、物質又は混合物、好ましくは反応混合物、より好ましくは核酸増幅反応混合物、さらにより好ましくはPCR反応混合物、最も好ましくは液体のPCR反応混合物を含有するバッグ17(i)が置かれる。
加熱装置47は、限定されることはないがポケット加熱要素、ペルティエ素子、液体流、ガス流、液体の蒸気、加圧された蒸発‐濃縮サイクリング等を加熱/冷却するのに適した当業者には既知のいかなる装置であってもよい。
好ましくは、加熱制御装置25は、単一の加熱ブロックの組から互いに向かう及び互いから離れるように行ったり来たりさせるように加熱ブロックをシフトするために、モータ39のような駆動装置を含む。モータ39は、各加熱ブロックの組27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)の加熱ブロック27(2)、29(2)、31(2)の1つに接続されて、それらに他の組に関連したそのような動きを提供しているように示されている。当然ながら、他の配置を使用して、加熱ブロックの組の加熱ブロック間のそのような関連した動きを提供することもできる。
第1の加熱ブロックの組27(1)/27(2)間に第1の温度ゾーン27(3)があり、第2の加熱ブロックの組29(1)/29(2)間に第2の加熱ゾーン29(3)があり、さらに、第3の加熱ブロックの組31(1)/31(2)間に第3の加熱ゾーン31(3)がある。加熱ブロックの組27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)の個々の加熱ブロック間の空間は、第1の温度ゾーン27(3)が、第1の加熱ブロックの組27(1)/27(2)と同じ第1の温度T1に実質的に等しく、第2の温度ゾーン29(3)が、第2の加熱ブロックの組29(1)/29(2)と同じ第2の温度T2に実質的に等しく、さらに、第3の温度ゾーン31(3)が、第3の加熱ブロックの組31(1)/31(2)と実質的に同じ第3の温度T3を有するように設けられる。連続する矢印41(1)から41(4)で示されているように、1つの温度ゾーンから次のゾーンまでバッグ17(i)を動かすことによって、バッグ17(i)及びその内容物の温度を迅速に変えることができる。バッグは、手動又は適したモータによって動かしてもよい。加熱ブロック27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)の熱容量がバッグ17(i)及びその内容物の熱容量よりも実質的に大きければ、バッグ17(i)内部の物質/混合物の500K/s以上の温度過度は可能である。さらなる温度ゾーンが必要である場合に、さらなるブロックの組を追加することができる。温度ゾーンは、複数のバッグ17(i)を収容するのに十分な程大きくあってもよい。例えば、バッグ17(i)のマトリックスを有したカセットを、温度ゾーン17(i)のそれぞれに置いてもよい。
バッグ17(i)の一側面における全混合物の集合を改善するために、当該構造を垂直に置くことができ、すなわち、使用中、第1の加熱ブロックの組27(1)/27(2)は第2の加熱ブロックの組29(1)/29(2)の上にあり、さらに、第2の加熱ブロックの組29(1)/29(2)は第3の加熱ブロックの組31(1)/31(2)の上にある。そうすることによって、混合物は、重力の影響の下、バッグ17(i)の下部に集められる。
モータ39は、一組の加熱ブロックの個々の加熱ブロックを互いに対して動かして、バッグ17(i)に対して押しつけるように配置され、そのような力は、内容物を有したバッグ17(i)を破壊しないようなものである。例えば、そのような力は、1から10N、好ましくは3から8N、より好ましくは、5N等、4から6Nの範囲にあってもよい。温度ゾーン27(3)、29(3)、31(3)における一組の加熱ブロックの加熱ブロックを共に押すことによって、バッグ17(i)の内容物は新たな形状をとるように強いられる。従って、内容物が、例えば、液体における特定の化学/生物学的反応の試薬である場合、液体内のこれらの試薬は、そのようなプレスによって混ぜ合わされ、流体へのより速い熱通過を引き起こす。或いは、当該システムの一部又はシステム全体であるバッグ17(i)は、流体を混ぜ合わせるために振って、流体への迅速な熱伝達を引き起こすことができる。この方法は、ここで説明されたもの以外のヒートサイクラ―の設計に適用することもできる。プレスは、バッグ17(i)と加熱ブロック27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)との物理的接触面を増やす手段としても役立ち得る。従って、液体への熱の伝達、又は、液体からの熱の伝達を高める。
本発明の発明者によって行われたテストは、30サイクルのPCRプロセスが手動で行われた(すなわち、バッグ17(i)が1つの温度ゾーン27(3)、29(3)、31(3)から次のゾーンまで手動で移された)場合であっても、7分ほどの速さで行うことができることを示した。
図3は、加熱ブロック27(1)/27(2)のそれぞれが熱伝達を改善するためにスロット28(1)/28(2)でその輪郭が描かれた実施形態を示している。そのようなスロット28(1)/28(2)は、バッグ17(i)の形状に正確に合うトンネルを生じるように互いに面している。一実施形態において、使用中、2つ以上のバッグ17(i)が、加熱ブロック27(1)/27(2)間の空間に平行に置かれることが予想される。そのような場合、複数のスロットを加熱ブロック27(1)/27(2)の相反する側面に機械加工して、複数のバッグ17(i)に対していくつか平行のトンネルを生じてもよい。図3は、加熱ブロック27(1)/27(2)に対するスロットを示しているけれども、そのようなスロットは加熱ブロック27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)のいずれにも提供されることが明白である。加熱ブロック27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)が共に押された場合に内容物が混ぜ合わされるように、スロット28(1)、28(2)は、バッグ17(i)の形状に正確には一致しないように形作ってもよい。スロットは、半円、多角形の一部、長円の一部等のようないかなる適した断面形状を有してもよい。
複数のバッグ17(i)は、ポリプロピレン等の適した材料のシート上でつなげることができる。他の適した材料も使用することができる。ポリプロピレンは、単に例として役立つ。或いは、複数のバッグ17(i)は、カセットにおいてつなげることができ、バッグ17(i)がブロックを通過するに従いブロックを分けるように設計される。ソレノイド又はモータ又はバルーン等、バッグ17(i)がブロック間を移動する場合に加熱ブロック27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)を分ける他の手段も当業者には既知になる。ここで述べた方法は例として役立つ。
バッグ17(i)は、適したモータ(図示せず)により操作されるスライドによって、1つのゾーン27(3)、29(3)、31(3)から次のゾーンまで動かしてもよい。1又は多次元の空間において対象を動かすように設計されたいかなる他の装置も使用することができる。方法及び装置は、当業者には既知になる。
さらに別の配置が、図4及び5に示されている。図4は、加熱制御装置の円形の配置を示しており、すなわち、加熱ブロックの組27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)が、円の上に配置されている。図4の配置において、全加熱ブロック27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)は、1つの円の中心から等しい間隔に置かれている。図5の配置において、加熱ブロックの組のうち第1の加熱ブロック27(1)、29(1)、31(1)は、円の中心から第1の距離に置かれている一方、加熱ブロックの組のうち第2の加熱ブロックは、円の中心から第2の距離に置かれ、バッグ17(i)の円形の軌道が、各加熱ブロックの組のうち第1の加熱ブロックと第2の加熱ブロックの間に位置するようになっている。同じく図5において示されているように、二組以上の加熱ブロックの組27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)を、単一の円の上に配置してもよい。各組は、PCRプロセスの30サイクルのうち1つのサイクルを提供するように配置される。この方法で、単一の円形の軌道に沿ってバッグ17(i)を動かすことによって、全30サイクルのプロセスをさらに加速させることができる。
さらなる選択肢として、各加熱ブロックの対27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)の2つの加熱ブロックを、円の中心から等しい間隔に置かれるように互いに上に置くことができ、円の面は、各対の2つの相反するブロック間に位置する。バッグ17(i)は、従って、加熱ブロック27(1)/27(2)、29(1)/29(2)、31(1)/31(2)間の円の面において動かすことができる。
或いは、図6において示されているように、円形の構造を、2つ(又はそれ以上)の同心の円柱状の加熱ブロックから作製することができる。図6は、第1の円の外側に置かれた第1の加熱ブロック27(1)、第1の円内及び第1の円よりも小さい半径を有する第2の円の外側に置かれた第2の加熱ブロック29(1)、並びに、第1の円内及び第2の円よりも小さい半径を有する第3の円の外側に置かれた第3の加熱ブロック31(1)を示している。第1の加熱ブロック27(1)及び第2の加熱ブロック29(1)は、第1の円の内側に置かれた第1のアイソレータ43(1)によって分けられている。第2の加熱ブロック29(1)及び第3の加熱ブロック31(1)は、第2の円の内側に置かれた第2のアイソレータ45(1)によって分けられている。さらに、第3のアイソレータ47(1)が、第3の円の内側に置かれている。この方法で、適した温度まで第1の加熱ブロック27(1)を加熱することによって、第1の温度T1の第1の温度ゾーン27(3)を第1の加熱ブロック27(1)と第1のアイソレータ43(1)の間に生成することができる。適した温度まで第2の加熱ブロック29(1)を加熱することによって、第2の温度T2の第2の温度ゾーン29(3)を第2の加熱ブロック29(1)と第2のアイソレータ45(1)の間に生成することができる。適した温度まで第3の加熱ブロック31(1)を加熱することによって、第3の温度T3の第3の温度ゾーン29(3)を第3の加熱ブロック31(1)と第3のアイソレータ47(1)の間に生成することができる。バッグ17(i)を同心円に沿って動かし、温度T1、T2及びT3まで連続して加熱することができる。この実施形態の全ての材料は、他の実施形態における材料と同じであり得る。
さらなる実施形態において、内部温度勾配を有した少なくとも1つの加熱ブロックが使用される。一実施形態が、図7において示されている。図7の実施形態は、2つの同心状に置かれた加熱ブロック34(1)、34(2)を含む。同心の加熱ブロック34(1)、34(2)両方の第1の末端が、第1の温度T1まで加熱され、第2の末端が第3の温度T3まで加熱される。従って、バッグ17(i)は、第1の末端から第2の末端まで同心の加熱ブロック間で軌道に沿って動かされながら、温度T1の第1の温度ゾーン27(3)から温度31(3)の第3の温度ゾーン27(3)まで動かされる。その内容物の温度は、従って、T1からT3まで変化する。第1の温度ゾーンと第2の温度ゾーンとの間に、T1からT3の間の温度T2の第2の温度29(3)が存在する位置がある。バッグ17(i)の移動は、PCRプロセスのような必要とされたプロセスをそこで生じさせるのに十分長く温度ゾーン27(3)、29(3)、31(3)に留まるように制御される。移動は、手動で、又は、上記の実施形態を参考にして説明したいかなる適した駆動装置によって行ってもよい。
第2の加熱ブロック34(2)を配置する代わりに、いかなる適した形状及び材料の温度アイソレータを、3つの温度ゾーン27(3)、29(3)、及び31(3)が生じるように配置することができる。
図7において示された配置は、同心のユニットを用いて実行する必要はなく、長方形のブロックの形状のユニット又はいかなる他の適した形状を用いても同様に申し分なく作製することができる。
サーマルサイクルの間にPCR反応において生成されたDNA断片は、当業者には既知であり且つそれらを密封するのに先立ちバッグ17(i)の内容物に添加されるラベリングユニットによってラベルすることができる。そのようなラベリングユニットの例は、所定の光の波長を用いた励起後に光子を放出するが、二本鎖DNAに結合された場合だけ放出するInvitrogen社のSybr Greenである。ラベリングユニットの別の例は、Applied Biosystems社のTaqManプローブである。TaqManプローブは、オリゴヌクレオチドプローブの5’末端に共有結合的に付着するフルオロフォア及び3’末端の消光剤から成る。フルオロフォア及び消光剤が近接している限り、消光によっていかなる蛍光信号も抑制される。TaqManプローブは、特定のプライマーの組によって増幅されるDNA領域内でアニールするように設計される。Taqポリメラーゼがプライマーを伸長する及び新生の鎖を合成するに従い、ポリメラーゼの5’から3’のエキソヌクレアーゼ活性によって、鋳型にアニールしたプローブが分解される。プローブの分解によって、そこからフルオロフォアが放出され、消光剤との近接関係が壊され、従って、消光作用を軽減し且つフルオロフォアの蛍光を可能にする。従って、リアルタイムPCRサーマルサイクラ―において検出される蛍光は、放出されたフルオロフォア及びPCRに存在するDNA鋳型の量に正比例している。
光学信号を生成する他の適したラベリング方法も使用することができる。光学信号を使用することは、1つの例として役立つ。二本鎖DNAに結合した場合に、例えば磁気共鳴等の強磁場における変化した挙動等、他の信号を生成するラベルも使用することができる。当業者は、他の方法のうちどの方法を使用することができるか理解することになる。
PCRプロセスの終わりにて生成された量のDNAを検出するために、原則として、2つの異なるアプローチを採用することができる。
第1のアプローチは、PCRプロセスの終わりにて、すなわち、第3の伸長温度の適用後に生成物を検出することである。このセットアップは、上記のPCRプロセスからは完全に独立して使用することができる。この検出によって、反応の間に生成された生成物の量が与えられる。このために、小さなスキャナーを構築することができる。スキャナーは、例えばガラスから作製されたプレートから成り、そこに、サーマルサイクルが行われた後にバッグ17(i)を置くことになる。他の適した材料を、ガラスの代わりに使用することができる。これらの材料は、当業者には既知となる。バッグ17(i)は、バッグ17(i)の2つの相反する実質的に平らな表面が所定の距離にて生じるように、プレート上で押すことができる。これは、明確な操作プロセスを支持する。
ガラスのもう一方の側面上では、適したランプを励起のために使用することができる。励起光の波長は、利用されるラベル次第である。適したランプは、キセノンランプであり得る。他の適した光源が、当業者には既知となる。フィルタリングを使用して、ラベルを励起するように選択された所定の励起波長をラベルまで伝達することもできる。適したフィルタの例は、色ガラス又はプラスチックシート又はグリッドである。多数のフィルタの組み合わせを使用することもできる。バッグ17(i)のもう一方の側面上では、例えばCCDチップ等の固定された又は可動式の検出器を使用して、信号を生じることができる。CCDチップは、レンズと組み合わせてカメラを形成することができる。フィルタは、ラベルからの放出信号を他の波長から隔離するために、バッグ17(i)とCCDチップの間で利用することができる。適したフィルタの例は、色ガラス又はプラスチックシート又はグリッドである。多数のフィルタの組み合わせも使用することができる。スキャナーは、例えばUSBを介して等、当業者には既知の手段によってコンピュータに接続してもよい。バッグ17(i)内で生成された生成物あたりの融解曲線を生成することが可能であるために、スキャナーは、バッグ17(i)内の液体の温度を制御することが可能であるように構成することができる。T2がT1よりも高く且つT1が形成された全生成物を二本鎖のDNAであるように可能にするのに十分なほど低く、さらに、T2が形成された全生成物が(融解した)一本鎖DNAとして存在するのを可能にするのに十分なほど高い場合に、1つの温度T1から次の温度T2まで液体の温度を傾斜させることによって、このプロセスの間に、全生成物は、その独自の温度にて且つこの生成物に特異的な速度論でその二本鎖形状からその一本鎖形状まで推移する。その二本鎖形状からその一本鎖形状まで移る場合に、(例えばSYBR Green等の)ラベルは、生成物から離され、さらに、信号を放出するのを止める。この方法で、バッグ17(i)内の生成物のそれぞれの融解温度を決定することができ、1つの囲い内部の異なる融解温度及び速度論を有する生成物の数を数えることも可能にする。
或いは、スキャナーを、上記のようにサーマルサイクルに利用されるブロックの構造の内部に合うように構成することができる。これは、図2Bにおいて示されている。そうするために、スキャナーは、第2の加熱ブロックの組29(1)/29(2)内に統合される。そのために、第2の加熱ブロックの組29(1)/29(2)のそれぞれが、2つの加熱サブブロック29(1,1)/29(1,2)及び29(2,1)/29(2,2)に分割される。加熱サブブロック29(1,1)/29(1,2)は、レンズとして使用することができる材料の第1の層30(1)によって分けられる。加熱サブブロック29(2,1)/29(2,2)は、レンズ及びフィルタのうち少なくとも1つとして使用することができる材料の第2の層30(2)によって分けられる。第1の層30(1)も第2の層30(2)も、ガラス又は適したポリマーのシートとして作製することができる。光源32は、反応混合物を保持するバッグ17(i)に所定の波長λ1の光を提供するように配置され、反応混合物内のラベルが励起され、その励起によって引き起こされるλ2の波長を有した光を放出するように配置される。CCDチップ等の検出器34は、λ2の波長を有した光を受けるように配置される。検出ユニット34は、検出器34からの出力信号を受け、それを分析して、出力信号に基づいたバッグ17(i)内の混合物の内容に関するデータを提供するよう配置された適したプロセッサ36に接続される。
第3の加熱ブロックの組31(1)/31(2)は、同じ方法で分割して、例えば、第3の温度ゾーン31(3)において類似のスキャナー測定を提供することができる。
第1及び第2の層30(1)、30(2)は、加熱ブロックの組の加熱ブロックと同じ方法でモータ39によって互いに対して動かすことができるように配置される。この方法で、波長λ1を有した光を用いた走査の間に、バッグ17(i)は、例えば、第2の加熱ブロックの組29(1)/29(2)の加熱ブロック間の距離によって定められる所定の距離にて2つの相反する実質的に平らな側面を有するように、共に押される。このように、各バッグ17(i)内のDNAの量は、同じ方法で常に測定され、より信頼できる測定データを生じる。バッグ17(i)は、入射光及び出射光を実質的に吸収しないか又は非常に少量の入射光及び出射光のみを吸収する非常に薄い透明な材料から作製することができるということに留意されたい。
図2bに示された構造を使用する代わりに、波長λ1を有した光を、或いは、図の表面とは垂直の方向から加熱ブロック間の空間に伝えることができる。しかし、従って、いくつかのバッグ17(i)が同じ方向で互いに隣接してある場合に、全てのバッグ17(i)は、他の量の光を受けることになる。従って、この作用を補正するべきである。
特別なバージョンにおいて、伸長温度までバッグ17(i)内の混合物を加熱するための加熱ブロック31(2)は、同じ温度のレンズと取り替えることができる。
本発明は添付の特許請求の範囲及びその技術的同等物によってのみ限定されるということが理解されることになる。本明細書及びその特許請求の範囲において、「含む」という動詞及びその変化形が、その用語に続くアイテムが、明確に述べられていないアイテムを除外することなく含まれることを意味するようその非限定的なセンスにおいて使用される。加えて、不定冠詞による要素に対する言及は、1つの要素のみが存在するとその文脈が明確に命じない限り、2つ以上のその要素が存在するという可能性を除外しない。不定冠詞は、従って、通常「少なくとも1つ」を意味する。
例えば、本明細書において、「加熱ブロックの組」という用語が、物質を受けるための空間を画定する及びその物質を所定の温度、すなわち加熱ブロックの温度まで加熱するように使用される加熱ブロックを定義するように使用される。図面は、そのような2つの加熱ブロックを有する組を示している。しかし、そのような組は3つ以上の加熱ブロックを含んでもよいということが理解されるべきである。

Claims (23)

  1. 度制御装置、及び、反応混合物を含有する少なくとも1つのバッグを含むシステムであって、前記温度制御装置は、前記少なくとも1つのバッグの温度を制御して第1の温度を得る及び第2の温度まで変えるように配置され、前記温度制御装置は、少なくとも第1の加熱ブロック及び第2の加熱ブロック、並びに、加熱装置を含み、該加熱装置は、前記第1の温度まで前記第1の加熱ブロックを加熱する、及び、前記第2の温度まで前記第2の加熱ブロックを加熱するように配置され、前記温度制御装置は、前記第1の加熱ブロックに相反するように配置される第1のさらなる加熱ブロック又は第1のアイソレータを含む第1の物体を、それらの間に、前記少なくとも1つのバッグを受け且つ前記第1の温度を有する第1の温度ゾーンを定めるように配置された第1の空間を定めるように有し、さらに、前記温度制御装置は、前記第2の加熱ブロックに相反するように配置される第2のさらなる加熱ブロック又は第2のアイソレータを含む第2の物体を、それらの間に、前記少なくとも1つのバッグを受け且つ前記第2の温度を有する第2の温度ゾーンを定めるように配置された第2の空間を定めるように有し、前記第1及び第2の空間は、前記少なくとも1つのバッグを前記第1の温度ゾーンから前記第2の温度ゾーンまで動かすことができるように配置され、
    前記少なくとも1つのバッグは、0.01mm以下の壁厚、及び、5から100μlの範囲の容量を有し、さらに、
    前記加熱ブロックは、反応混合物を含有する前記少なくとも1つのバッグの熱容量の少なくとも10倍の熱容量を有する、システム
  2. 前記温度制御装置が、少なくとも第1の加熱ブロックの組及び第2の加熱ブロックの組を含み、前記加熱装置が、前記第1の温度まで前記第1の加熱ブロックの組を加熱する、及び、前記第2の温度まで前記第2の加熱ブロックの組を加熱するように配置され、前記第1の加熱ブロックの組は、温度隔離材料によって前記第2の加熱ブロックの組とは分けられる請求項1に記載のシステム
  3. 前記温度隔離材料がポリオキシメチレン(POMから作製される、請求項2に記載のシステム
  4. 前記加熱ブロックが、金、液体で満たされたバッグ、及び、ガスで満たされたバッグのうちの1つから作製される、請求項1、2、又は3に記載のシステム
  5. 前記温度制御装置が駆動装置を含み、前記駆動装置が、前記少なくとも1つのバッグに対して押すように、前記第1の加熱ブロック及び前記第1の物体を互いに対して関連して動かす、並びに、前記第2の加熱ブロック及び前記第2の物体を互いに対して関連して動かすように配置される、請求項2、3、又は4に記載のシステム
  6. 前記駆動装置が、1から10Nの範囲の力で前記少なくとも1つのバッグに対して押すように配置される、請求項5に記載のシステム
  7. 前記力が3から8Nである、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記力が4から6Nである、請求項6に記載のシステム。
  9. スキャナーを含む請求項1からのいずれか一項に記載のシステムであって、前記スキャナーは、第1の波長を有する光を生成するための光源、前記光を前記少なくとも1つのバッグに方向づけるための第1のレンズ、第2の波長の前記少なくとも1つのバッグから放出された光を受けるための検出器、及び、前記検出器からの出力信号を受け、さらに、受けた前記出力信号に基づいて前記少なくとも1つのバッグ内の前記反応混合物を分析するように前記検出器に接続されるプロセッサを含む、システム
  10. 前記第2の加熱ブロックが2つの個々の加熱ブロックを含み、前記第1のレンズが、前記2つの個々の加熱ブロック間に配置される、請求項に記載のシステム
  11. 前記第2のさらなる加熱ブロックが2つのさらなる個々の加熱ブロックを含み、前記スキャナーが、前記第2の波長の前記少なくとも1つのバッグから放出された前記光を受け且つそれを前記検出器まで伝えるために前記2つのさらなる個々の加熱ブロック間に配置された第2のレンズを含む、請求項10に記載のシステム
  12. 少なくとも前記第1の加熱ブロックが第1の表面において第1のスロットを含み、さらに、前記第1のさらなる加熱ブロックが、前記第1の表面に相反する第2の表面において第2のスロットを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載のシステム
  13. 全ての加熱ブロックの組が円上に配置され、前記温度ゾーンの全てが前記円上に置かれるように配置される、請求項1から12のいずれか一項に記載のシステム
  14. 前記第1の加熱ブロック及び前記第2の加熱ブロックが、第1及び第2の末端部分を有する第3の加熱ブロックの不可欠な部分であり、前記第1の加熱ブロックは、前記第1の末端部分によって形成され、さらに、前記第2の加熱ブロックは、前記第1及び第2の末端部分間の一部分によって形成される、請求項1に記載のシステム
  15. 前記反応混合物が、PCR反応混合物を含む、請求項1から14のいずれか一項に記載のシステム。
  16. 前記加熱装置が、PCRプロセスが前記バッグ内で行われるのを可能にするように、前記第1の温度にあるように前記第1の加熱ブロックを制御する、及び、前記第2の温度にあるように前記第2の加熱ブロックを制御するように配置される、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記温度制御装置が、第3の加熱ブロックの組を含み、前記加熱装置が、第3の温度まで前記第3の加熱ブロックの組を加熱するように配置され、前記第1の温度は367から369Kの範囲内にあり、前記第2の温度は321から343Kの範囲内にあり、さらに、前記第3の温度は345から347Kの範囲内にある、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記バッグは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエテン、PMMA、ポリカーボネート、又は、他の適した透明な材料のうちの1つから作製される、請求項から17のいずれか一項に記載のシステム。
  19. 前記バッグが、10から50μlの容量を有する、請求項1から18のいずれか一項に記載のシステム。
  20. 前記加熱ブロックのうちそれぞれ個々の加熱ブロックが80から1000J/Kの熱容量を有する、請求項から19のいずれか一項に記載のシステム。
  21. 請求項1から20のいずれか一項に記載のシステムを使用する方法であって、
    前記少なくとも1つのバッグにプライマー及びある量の二本鎖DNAを提供するステップ、
    前記DNAに対して変性行為を行い変性DNAを有する前記少なくとも1つのバッグを与えるように前記第1の温度ゾーン内に前記少なくとも1つのバッグを動かすステップ、
    前記プライマーを用いてアニーリング行為を行いアニーリングした物質を有する前記少なくとも1つのバッグを与えるように前記第2の温度ゾーンまで前記変性DNAを有する少なくとも1つのバッグを動かすステップ、
    エクステンション行為を行うように前記第3の温度ゾーンまで前記アニーリングした物質を有する前記少なくとも1つのバッグを動かすステップ、
    によって特徴づけられる、方法。
  22. 前記アニーリング及びエクステンション行為が、単一の温度ゾーン内で単一の行為において行われる、請求項21に記載の方法。
  23. 前記第2の温度は、331から335Kの範囲内にある、請求項17に記載のシステム。
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