JP5875546B2 - ガルバノスキャナ - Google Patents

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Description

本発明は、ミラーを回転駆動して光線を反射する角度を制御するガルバノスキャナに関するものである。
従来のガルバノスキャナは、反射ミラーを保持する保持部材と、保持部材の反射ミラーを保持する面の反対側の面に取り付けられ且つ下面を半円筒面に形成した永久磁石と、永久磁石の外表面を空気膜により回転可能に支持する空気軸受と、空気軸受を固定するベース部材と、空気軸受とベース部材との間に配置したコイルとを備え、永久磁石の磁力により保持部材を空気軸受に付勢するように構成し、永久磁石による与圧力と空気軸受による空気膜を用いて回転部の保持および案内を非接触で行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−81588号公報(第3頁、第1,2図)
特許文献1に記載のガルバノスキャナは、反射ミラーを保持する保持部材が、永久磁石とベース部材とともに磁気回路を構成しており、コイルに電流を流すことにより、保持部材と永久磁石とでなる回転子が回動し、反射ミラーを回転駆動する。
それゆえ、特許文献1に記載のガルバノスキャナは、保持部材が重量の重い磁性材料で作製されており、保持部材と永久磁石とでなる回転子の慣性を増加させるとともに、保持部材が起磁力を有しておらず、回転子の磁束増加に貢献しないので、高加速度化に対応できないとの問題があった。
特許文献1に記載のガルバノスキャナにおいて、高加速度化を実現するには、コイルに流す電流を増加して高トルクを得る必要がある。
しかし、コイルに流す電流を増加すると、コイルのジュール損や磁石渦損が大きくなり、コイル及び永久磁石での発熱量が増大し、ガルバノスキャナに付随するエンコーダの動作温度範囲からの逸脱や、永久磁石の熱減磁によるトルク低下が発生するとの問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、回転子の慣性増加を抑制するとともに磁束を増加させ、回転子のトルクと慣性との比(トルク/慣性)を大きくし、コイルへの通電電流の増加を抑えても高加速度化を実現できるガルバノスキャナを得ることである。
本発明に係わるガルバノスキャナは、反射ミラーと、反射ミラーを搭載した回転子と、回転子に取付けられたシャフトと、回転子と所定のギャップを設けて配置された固定子と、固定子を保持するとともに、シャフトが挿入され且つ回転子を回動可能に保持する軸受を装着したベースとを備えたガルバノスキャナであって、回転子が、部分円柱体の永久磁石で形成されており、永久磁石が、その周壁円弧面の周方向の中心位置に軸方向へ延在する溝を形成し、且つ溝の反対側の面を反射ミラー搭載面とし、両端側の面をシャフト取付面としており、永久磁石の部分にある周壁円弧面の中心軸が、回転子の回転中心軸と一致しており、固定子が、部分円筒体のコアと、コアの内円弧面に配設されたコイルとで形成されており、コアが、内円弧面の曲率半径を、永久磁石の周壁円弧面の曲率半径より大きくし、且つ内円弧面の中心軸を回転中心軸と一致させており、コイルが、軸方向に延在する、一方の直線部と他方の直線部と、一方の直線部と他方の直線部との両端を連結する円弧部とでなるレーストラック形状であるとともに周方向を円弧状に成形しており、且つ永久磁石の周壁円弧面とギャップを設けて対向しているものである。
本発明に係わるガルバノスキャナは、上記のように構成されているため、重量を増加させることなく永久磁石量を増加させ、回転子のトルクと慣性との比(トルク/慣性)を大きくでき、コイルへの通電電流を増加させることなく高加速度化を実現できる。
本発明の実施の形態1に係わるガルバノスキャナの斜視模式図である。 本発明の実施の形態1に係わるガルバノスキャナの構成を説明する分解斜視模式図である。 本発明の実施の形態1に係わるガルバノスキャナの図1の斜視模式図におけるA−A断面の模式図とである。 本発明の実施の形態1に係わるガルバノスキャナに用いられる回転子である永久磁石の別の実施例を示す斜視模式図である。 回転子に溝を形成していない永久磁石を用いたガルバノスキャナの横断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係わるガルバノスキャナにおいて回転子が回動された状態を示す横断面模式図である。 本発明の実施の形態2に係わるガルバノスキャナの横断面模式図である。 本発明の実施の形態3に係わるガルバノスキャナの横断面模式図である。 本発明の実施の形態4に係わるガルバノスキャナの横断面模式図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係わるガルバノスキャナの斜視模式図である。
図2は、本発明の実施の形態1に係わるガルバノスキャナの構成を説明する分解斜視模式図である。
図3は、本発明の実施の形態1に係わるガルバノスキャナの図1の斜視模式図におけるA−A断面の模式図とである。
図1と図2と図3とに示すように、本実施の形態のガルバノスキャナ100は、反射ミラー2と、反射ミラー2を搭載した回転子と、回転子に取付けられたシャフト3と、回転子と所定のギャップを設けて配置された固定子と、固定子を保持するとともに、シャフト3が挿入され且つ回転子を回動可能に保持する軸受4を装着したベース5とを備えている。
本発明では、回転子が回動する方向を周方向と記し、回転子の回転中心軸の方向を軸方向と記す。
本実施の形態では、反射ミラー2は、小判状に作製され、表面が反射面となっている。
本実施の形態では、回転子は永久磁石6のみで形成されており、その形状が部分円柱体である。ここで、部分円柱体とは、円柱をその円中心軸と平行な面で分割して形成されるものである。
また、回転子である部分円柱体の永久磁石6は、周壁の円弧面(周壁円弧面と記す)6bの周方向の中心位置に軸方向へ延在する溝10が形成されており、溝10の反対側にある平坦な周壁面が反射ミラー搭載面6aとなっており、両端側の面がシャフト取付面6cとなっている。
本実施の形態では、永久磁石6の周壁円弧面6bの中心軸が永久磁石6の部分にあり、部分円柱体の永久磁石6の中心軸が、回転子の回転中心軸Oとなっている。
また、溝10は、周壁円弧面部(開口部)での幅が底部の幅より広くなっており、断面形状が等脚台形となっている。
また、永久磁石6にはネオジウム焼結磁石を用いているが、サマリウムコバルト焼結磁石、プラスチック磁石、フェライト磁石など他の磁石を用いても良い。
シャフト3は、永久磁石6の磁束の短絡による漏れを防止するため、非磁性のSUS304で作製されている。しかし、永久磁石6の長さが後述するコイル7より長ければ、磁性体である、例えば、SS400やS14C等の鉄系材料で作製しても良い。
また、シャフト3は、その中心軸を、部分円柱体の永久磁石6の中心軸と一致させて、例えば接着等で取付けられており、上述したように、部分円柱体の永久磁石6の中心軸が、回転子の回転中心軸Oとなっている。
本実施の形態では、固定子は、コア8とコイル7とで形成されている。
コア8は、圧粉鉄心で作製されており、その形状が部分円筒体である。ここで、部分円筒体とは、円筒をその円中心軸と平行な面で分割して形成されるものである。
本実施の形態では、コア8は、圧粉鉄心で作製されているが、電磁鋼板やフェライトなどの比透磁率の高い磁性体の鉄系材料で作製しても良い。
また、部分円筒体のコア8における内周壁の円弧面(内円弧面と記す)8aの曲率半径は永久磁石の周壁円弧面6bの曲率半径より大きくなっているが、内円弧面8aの中心軸は回転子の回転中心軸Oと一致している。
また、部分円筒体のコア8における外周壁の円弧面(外円弧面と記す)8bの曲率半径は内円弧面8aの曲率半径より大きくなっているが、外円弧面8bの中心軸は回転子の回転中心軸Oと一致している。
コイル7は、永久磁石6の周壁円弧面6bと一定のギャップを設けて対向させて、コア8の内円弧面8aに配設されている。
また、コイル7は、占積率を高めるため平角銅線を所定回巻回して作製されており、その形状は、軸方向に延在する一対の直線部7a,7bと、一対の直線部7a,7bの両端を連結する円弧部とでなるレーストラック形状である。コイルの直線部7a,7bはトルク発生に寄与するが両端の円弧部はトルク発生に寄与しないのでできるだけ小さい方が好ましい。
それと、コイル7は、永久磁石6の周壁円弧面6bと一定のギャップを設けて対向させるため、周方向が円弧状になるように成形されている。
また、コイル7は、永久磁石6と協働して、回転子である永久磁石6を、回転中心軸Oの回りに回動駆動させる。
本実施の形態では、コイル7は平角銅線で作製されているが、一般的な丸線の銅線で作製しても良い。
本実施の形態では、ベース5は、良熱伝導体であるアルミニウムで作製されている。
また、ベース5は、コア8の外円弧面8bの曲率半径と同等の曲率半径を有する円弧面を内周面9aとする凹部9が、上面に形成されている。
また、一対の軸受4が、その軸心を凹部9の内周面9aの中心軸に一致させて、凹部9を挟んで相対するようにベース5に装着されている。
そして、ベース5の凹部9に、コイル7を配設したコア8が、その外円弧面8bを凹部の内周面9aに接して嵌着されている。
図示しないが、ベース5には、ベース5を冷却することでコイル7の発熱による温度上昇を抑える水冷装置と、永久磁石6へ空気を吹き付けることで永久磁石6を冷却する空冷装置とが設けられている。
本実施の形態では、ベース5はアルミニウムで作製されているが、良熱伝導体であれば、例えば、銅のようなその他の材料であっても良い。
本実施の形態では、軸受4には、ころがり玉軸受を用いているが、アンギュラ玉軸受等のその他の軸受であっても良い。
次に、回転子である永久磁石6について、さらに詳細に説明する。
本実施の形態では、図3に示すように、永久磁石6は、回転子の回転中心軸Oと溝10の底部の中点Cとを結ぶ面で分割された、第1の永久磁石61と第2の永久磁石62とで形成されている。第1の永久磁石61と第2の永久磁石62とは、共に一体物であり、分割面で接合されている。
そして、第1の永久磁石61の磁化方向(着磁方向)は、矢印1Aで示す、回転子の回転中心軸Oから、コイル7の一方の直線部7aにおける周方向の中点の方向であり、第2の永久磁石62の磁化方向(着磁方向)は、矢印1Bで示す、コイル7の他方の直線部7bにおける周方向の中点から、回転子の回転中心軸Oの方向である。
図3では、図面左側が第1の永久磁石61であり図面右側が第2の永久磁石62であるが、この逆であっても良い。
図4は、本発明の実施の形態1に係わるガルバノスキャナに用いられる回転子である永久磁石の別の実施例を示す斜視模式図である。
本実施の形態では、第1の永久磁石61と第2の永久磁石62とは、共に一体物であるが、図4に示すように、永久磁石6のシャフト取付面6cと平行な面で、複数に分割されていても良い。
すなわち、第1の永久磁石と第2の永久磁石とを接合した永久磁石セット63の複数個を、回転子の回転中心軸方向で積層して接合することにより形成される、回転中心軸方向に長い永久磁石64であっても良い。
このようにすると、コイル電流による磁束の変化で発生する磁石渦電流損を、さらに低減することができ、永久磁石の温度上昇が抑制されるので、温度上昇による永久磁石の減磁等の特性劣化を防止する効果が向上する。
次に、本実施の形態のガルバノスキャナ100の製造方法の一例について説明する。
回転子である永久磁石6は、例えば、母材より、ワイヤカットで第1の永久磁石61及び第2の永久磁石62を切り出し、第1の永久磁石61と第2の永久磁石62とを接着剤等で接着して作製する。
次に、回転子である永久磁石6における、反射ミラー搭載面6aに反射ミラー2を接着剤で接合し、シャフト取付面6cにシャフト3を接着剤で接合し、ガルバノスキャナ100の可動部を作製する。
また、コア8の外円弧面8bを、ベース5の凹部9の内周面9aに接着剤等を用いて固着し、コア8を凹部9に収納保持する。
次に、コイル7の直線部7a,7bの長さ方向を、軸方方向と平行にして、コア8の内円弧面8aに接するとともに、内円弧面8aに沿って湾曲させ、接着剤等を用いてコイル7をコア8に固着して、コア8とコイル7とでなる固定子を作製する。
次に、シャフト3が挿入された軸受4をベース5に装着し、回転子である永久磁石6が回転中心軸Oの回りに回動自在な状態で取り付けられ、ガルバノスキャナ100が作製される。
なお、永久磁石6の周壁円弧面6bとコイル7との間のギャップは、0.5mm程度にしている。
次に、このように構成されたガルバノスキャナ100の動作について説明する。
図3に示すように、本実施の形態のガルバノスキャナ100では、反射ミラー2を搭載した永久磁石6の磁化方向が、第1の永久磁石61では、矢印1Aで示す回転中心軸Oからコイル7の一方の直線部7aにおける周方向の中点の方向であり、第2の永久磁石62では、矢印1Bで示すコイル7の他方の直線部7bにおける周方向の中点から回転中心軸Oの方向である。
そこで、永久磁石6はコア8とともに、周回する磁気回路Mを形成する。
この磁気回路Mは、永久磁石6の磁束が、第1の永久磁石61→コイル7の一方の直線部7a→コア8→コイル7の他方の直線部7b→第2の永久磁石62→第1の永久磁石61の順に流れて周回している。
コイル7の両直線部7a,7bともに、その長さ方向が回転中心軸Oと平行な方向であるので、磁束は、導線にほぼ直交するようにコイル7の各直線部7a,7bと交差する。
そこで、コイル7に電流を流すと、電流の向きと磁束の向きとの両方と直交する方向にローレンツ力が発生する。そして、一方の直線部7aの電流の向きと他方の直線部7bの電流の向きとが逆向きとなっているので、2つの直線部7a,7bで発生するローレンツ力は、回転中心軸Oの回りで、同じ方向の力となっている。
すなわち、このローレンツ力が駆動トルクとして作用し、回転子が回転中心軸Oの回りに回動する。また、回転子の回転中心軸Oの回りの回動方向は、コイル7に流す電流の向きを変えることで、変えることができる。
次に、本実施の形態のガルバノスキャナ100において、回転子である永久磁石6に溝10が形成されている効果について説明する。
図3に示すように、本実施の形態のガルバノスキャナ100では、回転中心軸Oとコイル7の各直線部7a,7bの内側端とを結んだ線分でなす角を、コイル中心孔角βとし、回転中心軸Oと溝10の開口部とを結んだ線分でなす角を、溝開口角αとしている。
図5は、回転子に溝を形成していない永久磁石を用いたガルバノスキャナの横断面模式図である。
ここで、横断面模式図とは回転中心軸が直交する平面における断面の模式図である。
図5に示すガルバノスキャナ101は、永久磁石70に溝が形成されていない以外、本実施の形態のガルバノスキャナ100と同様であり、回転子が、反射ミラー2を水平に保つ位置からγ°回動しており、回動角γが、コイル中心孔角βの半分より大きい、γ>(β/2)の状態となっている。
このような状態となると、第2の永久磁石72部分の周円弧面とコイル7の一方の直線部7aとが対向し、磁束が、第1の永久磁石71→コイル7の一方の直線部7a→コア8→コイル7の他方の直線部7b→第2の永久磁石72→第1の永久磁石71の順に流れて周回する磁気回路M1とは別に、磁束が、第1の永久磁石71→コイル7の一方の直線部7a→コア8→コイル7の一方の直線部7a→第2の永久磁石72→第1の永久磁石71の順に流れて小さく周回する磁気回路M2が形成される。
そして、磁気回路M2における、第1の永久磁石71からコア8方向に流れ、コイル7の一方の直線部7aと交差する磁束によって生じるトルクと、コア8から第2の永久磁石72方向に流れ、コイル7の一方の直線部7aと交差する磁束によって生じるトルクとは、その向きが逆方向となるので、回転子の総トルクが減少する。
すなわち、回転子に溝を形成していない永久磁石70を用いたガルバノスキャナ101では、反対トルクを発生させない回転子の回動角γは、コイル中心孔角βの半分より小さい範囲γ<(β/2)であり、回転子の回動角γを大きくすることができない。
図5では、回転子が周方向の左側に回動した場合であるが、回転子が周方向の右側に回動した場合でも、反対トルクを発生させない回転子の回動角γは、コイル中心孔角βの半分より小さい範囲γ<(β/2)である。
図6は、本発明の実施の形態1に係わるガルバノスキャナにおいて回転子が回動された状態を示す横断面模式図である。
図6においても、ガルバノスキャナ100は、回転子が、反射ミラー2を水平に保つ位置からγ°回動しており、回動角γが、コイル中心孔角βの半分より大きいγ>(β/2)の状態となっている。しかし、第2の永久磁石62の一部とコイル7の一方の直線部7aとは、溝10を介して対向している。
すなわち、この溝10が磁気抵抗となり、磁束が、第1の永久磁石61→コイル7の一方の直線部7a→コア8→コイル7の一方の直線部7a→第2の永久磁石62→第1の永久磁石61の順に流れて小さく周回する、反対トルクを発生させる磁気回路M2が形成されない。
本実施の形態のガルバノスキャナ100では、回転子の回動角γが、コイル中心孔角βの半分に溝開口角αの半分を足した値より大きいγ>(β+α)/2の状態になって、第2の永久磁石62部分の周円弧面とコイル7の一方の直線部7aとが対向し、磁気回路M2が形成される。
すなわち、本実施の形態のガルバノスキャナ100では、反対トルクを発生させない回転子の回動角γが、コイル中心孔角βの半分に溝開口角αの半分を足した値より小さい範囲γ<(β+α)/2であり、回転子の回動角γを大きくすることができる。
図6では、回転子が周方向の左側に回動した場合であるが、回転子が周方向の右側に回動した場合でも、反対トルクを発生させない回転子の回動角γは、コイル中心孔角βの半分に溝開口角αの半分を足した値より小さい範囲γ<(β+α)/2である。
次に、ガルバノスキャナ100を用いたレーザ加工について説明する。
まず、X軸方向用とY軸方向用との2つのガルバノスキャナ100が、レーザ加工機(図示せず)のレーザ光線の経路に配置される。
そして、ガルバノスキャナ100のそれぞれに設けられたロータリエンコーダ(図示せず)の出力に基づいて制御回路(図示せず)により反射ミラー2の回動角度が制御される。これにより、レーザ光線の反射方向が変えられ、レーザ光線の被加工物への入射位置が制御される。
そして、エポキシ基板の穴加工を例にとると、ガルバノスキャナ100は、加速→減速→静止→加速→減速・・・を繰り返し、レーザ光線のエポキシ基板上での照射位置を変えながら、穴を1つずつ順番に開口することになる。なお、静止中に穴加工する。
また、コイル7に流す電流は、加速時は増加方向となり、減速時は減少方向となり、静止時はゼロとなるが、実際には、静止時間が短いため、連続加工時には、電流波形は正弦波に近い波形となる。
そして、制御回路が回転位置の制御を安定して行えるよう、コイル7に流す電流波形は、主に正弦波に制御周波数のN倍調波(N=1,2,・・・)の高調波を重畳した波形となる。例えば、2,000points/secの速度の穴加工を制御周波数100kHzで行う場合、コイル7に流す電流波形は、2,000Hzの正弦波に100×NkHzの高調波群が重畳された波形となる。
このとき、コイル7でのジュール損Wcuは、コイル抵抗をR、電流実効値をIとすると、Wcu=R×Iとなる。また、ネオジウム焼結磁石は高抵抗であるが導電性を有しているので、コイル7に流れる電流の作る磁束変化に対応した渦電流が永久磁石6の内部に流れ、渦電流損が発生する。これらの2つの損失は、コイル7に流れる電流の大きさに比例して大きくなるので、高加速時には、損失が大きくなる。
しかし、水冷装置によりベース5は冷却されているので、永久磁石6やコイル7からベース5に伝達された熱を吸熱し温度上昇を抑えている。
本実施の形態のガルバノスキャナ100は、反射ミラー2の裏面に設置された回転子が永久磁石6のみで形成されているので、永久磁石6を大きくでき、トルクと慣性との比(トルク/慣性)を大きくすることができる。すなわち、コイル7に流す電流を増やすことなく可動部の慣性当たりのトルクを増大でき、損失を抑えて高加速度化が実現される。
そして、損失が抑えられるので、永久磁石6やコイル7での発熱が抑えられ、エンコーダの動作温度範囲を逸脱したり、永久磁石6が熱減磁したりする不具合が未然に回避できる。
また、ベース5は、例えば、アルミニウム等の良熱伝導材で作製され、且つ水冷装置の冷却水流路がベース5の内部に形成されている。
すなわち、永久磁石6やコイル7での発熱は、ベース5に伝達され、永久磁石6やコイル7の過度の温度上昇が抑えられる。これにより、永久磁石6やコイル7の温度を上昇させることなくコイル7に流す電流を増大でき、この面からもトルクを増大させ、トルクと慣性との比(トルク/慣性)を大きくでき、ガルバノスキャナの高加速度化が可能である。
また、本実施の形態のガルバノスキャナ100は、回転子である永久磁石6が、その周壁円弧面6bの周方向の中心位置に軸方向へ延在する溝10を形成している。また、永久磁石6が、第1の永久磁石61と第2の永久磁石62とで形成され、第1の永久磁石61の磁化方向が、回転子の回転中心軸Oから、コイル7の一方の直線部7aにおける周方向の中点の方向であり、第2の永久磁石62の磁化方向が、コイル7の他方の直線部7bにおける周方向の中点から、回転子の回転中心軸O方向である。
すなわち、回転子である永久磁石6が、上記のような構造であるので、回転子の回動角γの範囲が、コイル中心孔角βの半分に溝開口角αの半分を足した値(β+α)/2より小さい範囲となり、溝10を形成していない永久磁石を回転子に用いた場合より、回転子の回動角γを大きくすることができ、ガルバノスキャナにおける反射ミラーによるレーザ光線の反射方向の範囲を広げることができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係わるガルバノスキャナの横断面模式図である。
図7に示すように、本実施の形態のガルバノスキャナ200は、回転子に、回転中心軸部に軸方向の貫通孔が形成された永久磁石20を用い、この孔に通しボルト12が設置されている以外、実施の形態1のガルバノスキャナ100と同様である。
本実施の形態でも、永久磁石20は、第1の永久磁石21と第2の永久磁石22とで、形成されている。
本実施の形態のガルバノスキャナ200は、永久磁石20の孔に設置した通しボルト12における、永久磁石20の軸方向の両端から突出した部分に、各シャフト3を取付けることができ、シャフト3と永久磁石20との接続が強固である。
具体的には、シャフト3にねじ孔を形成するとともに、通しボルト12の突出部にねじ溝を形成し、シャフト3のねじ孔に通しボルト12の突出部のねじ溝を螺合して、シャフト3で永久磁石20をサンドイッチするとともに接着剤で接続を固定する。
本実施の形態では、通しボルト12の突出部とシャフト3との接続を螺合で行っているが、単に、通しボルト12の突出部をシャフト3に形成された孔に挿入し、接着で固定しても良い。また、通しボルト12と片方のシャフト3とを1つの部品として作製し、永久磁石20の孔を挿通して突出した通しボルト12の部分に、他方のシャフト3を取付けても良い。
本実施の形態のガルバノスキャナ200は、実施の形態1のガルバノスキャナ100と同様な効果を奏するとともに、永久磁石20とシャフト3との接続がより堅固になるので、回転子部の剛性が向上する。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様に、永久磁石がシャフト取付面と平行な面で、複数に分割されていても良い。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係わるガルバノスキャナの横断面模式図である。
図8に示すように、本実施の形態のガルバノスキャナ300は、回転子に、左右に2分割されていない一体物であり、矢印1Cで示すように、磁化方向が、回転子の回動方向であり且つ反射ミラー2の面と平行となっている永久磁石30を用いた以外、実施の形態100のガルバノスキャナと同様である。
本実施の形態のガルバノスキャナ300は、永久磁石30の磁化方向が、矢印1Cで示すように、コイル7の各直線部7a,7bにおける周方向の中点方向でないので、トルクが若干低下する。
しかし、永久磁石30の磁化方向が回転子の回動方向であり、磁束が永久磁石30とコイル7とコア8とを周回する実施の形態1と同様な磁気回路を形成するので、実施の形態1のガルバノスキャナ100と同様な効果を奏する。
それと、永久磁石30は、分割されておらず、且つ磁化方向が一方向であるので、作製が容易であり、コスト削減が可能である。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様に、永久磁石がシャフト取付面と平行な面で、複数に分割されていても良い。
また、本実施の形態でも、実施の形態2と同様に、永久磁石の回転中心軸部に軸方向の貫通孔を形成し、この孔に通しボルトを設置しても良く、実施の形態2のガルバノスキャナ200と同様な効果を奏する。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4に係わるガルバノスキャナの横断面模式図である。
図9に示すように、本実施の形態のガルバノスキャナ400は、回転子に、左右に2分割されていない一体物であり、矢印1Dで示すように、磁化方向が、回転子の回動方向であり且つ反射ミラー2側に凸となった円弧状となっている永久磁石40を用いた以外、実施の形態1のガルバノスキャナ100と同様である。
本実施の形態のガルバノスキャナ400は、永久磁石40の磁化方向が、矢印1Dで示すように、反射ミラー2側が凸となった円弧状であるので、磁化方向をコイル7の各直線部7a,7bにおける周方向の中点方向に合わせることができ、トルクの低下がない。
また、本実施の形態のガルバノスキャナ400は、永久磁石40の磁化方向が回転子の回動方向であり、磁束が永久磁石40とコイル7とコア8とを周回する実施の形態1と同様な磁気回路を形成するので、実施の形態1のガルバノスキャナ100と同様な効果を奏する。それと、永久磁石40の作製が容易であり、コスト削減が可能である。特に、等方性磁石を用いると異方性磁石よりも作製が容易となる。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様に、永久磁石がシャフト取付面と平行な面で、複数に分割されていても良い。
また、本実施の形態でも、実施の形態2と同様に、永久磁石の回転中心軸部に軸方向の貫通孔を形成し、この孔に通しボルトを設置しても良く、実施の形態2のガルバノスキャナ200と同様な効果を奏する。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明に係わるガルバノスキャナは、トルクと慣性との比(トルク/慣性)を大きくすることができるとともに、反射ミラーの回転角を大きくできるので、高加速度化と加工領域の広範化とが要求されるレーザ加工機に用いられる。
2 反射ミラー、3 シャフト、4 軸受、5 ベース、6 永久磁石、
6a 反射ミラー搭載面、6b 周壁円弧面、6c シャフト取付面、7 コイル、
7a 一方の直線部、7b 他方の直線部、8 コア、8a 内円弧面、
8b 外円弧面、9 凹部、9a 内周面、10 溝、12 通しボルト、
20 永久磁石、21 第1の永久磁石、22 第2の永久磁石、30 永久磁石、
40 永久磁石、61 第1の永久磁石、62 第2の永久磁石、
63 永久磁石セット、64 永久磁石、70 永久磁石、71 第1の永久磁石、
72 第2の永久磁石、100,101,200,300,400 ガルバノスキャナ。

Claims (7)

  1. 反射ミラーと、上記反射ミラーを搭載した回転子と、上記回転子に取付けられたシャフトと、上記回転子と所定のギャップを設けて配置された固定子と、上記固定子を保持するとともに、上記シャフトが挿入され且つ上記回転子を回動可能に保持する軸受を装着したベースとを備えたガルバノスキャナであって、
    上記回転子が、部分円柱体の永久磁石で形成されており、
    上記永久磁石が、その周壁円弧面の周方向の中心位置に軸方向へ延在する溝を形成し、且つ上記溝の反対側の面を反射ミラー搭載面とし、両端側の面をシャフト取付面としており、上記永久磁石の部分にある上記周壁円弧面の中心軸が、上記回転子の回転中心軸と一致しており、
    上記固定子が、部分円筒体のコアと、上記コアの内円弧面に配設されたコイルとで形成されており、
    上記コアが、上記内円弧面の曲率半径を、上記永久磁石の周壁円弧面の曲率半径より大きくし、且つ上記内円弧面の中心軸を上記回転中心軸と一致させており、
    上記コイルが、軸方向に延在する、一方の直線部と他方の直線部と、上記一方の直線部と上記他方の直線部との両端を連結する円弧部とでなるレーストラック形状であるとともに周方向を円弧状に成形しており、且つ上記永久磁石の周壁円弧面と上記ギャップを設けて対向しているガルバノスキャナ。
  2. 上記永久磁石が、上記回転中心軸と上記溝の底部の中点とを結ぶ面で分割された、第1の永久磁石と第2の永久磁石とで形成されており、
    上記第1の永久磁石の磁化方向が、上記回転中心軸から上記コイルの一方の直線部における周方向の中点の方向であり、上記第2の永久磁石の磁化方向が、上記コイルの他方の直線部における周方向の中点から上記回転中心軸の方向であることを特徴とする請求項1に記載のガルバノスキャナ。
  3. 上記永久磁石が、上記回転中心軸と上記溝の底部の中点とを結ぶ面で分割されていない一体物であり、上記永久磁石の磁化方向が、上記回転子の回動方向であり且つ上記反射ミラーの面と平行となっていることを特徴とする請求項1に記載のガルバノスキャナ。
  4. 上記永久磁石が、上記回転中心軸と上記溝の底部の中点とを結ぶ面で分割されていない一体物であり、上記永久磁石の磁化方向が、上記回転子の回動方向であり且つ上記反射ミラー側に凸となった円弧状となっていることを特徴とする請求項1に記載のガルバノスキャナ。
  5. 上記回転子が上記反射ミラーを水平に保つ位置から回動する回動角γを、上記回転中心軸と上記コイルの各直線部の内側端とを結んだ線分でなす角であるコイル中心孔角βと上記回転中心軸と上記溝の開口部とを結んだ線分でなす角である溝開口角αとを足した値の半分である(β+α)/2より小さくしていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のガルバノスキャナ。
  6. 上記永久磁石が、回転中心軸部に軸方向の孔を形成しており、上記孔に通しボルトを設置していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のガルバノスキャナ。
  7. 上記永久磁石が、上記シャフト取付面と平行な面で、複数に分割されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のガルバノスキャナ。
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