JP5875456B2 - タッチパネル誤操作防止入出力装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、タッチパネルでプラントの操作を行う監視操作装置に適用されるタッチパネル誤操作防止入出力装置に関し、特に、誤操作を防止する機能を備えているタッチパネル誤操作防止入出力装置に関するものである。
従来より、タッチパネルでプラントの操作を受け付ける監視操作装置が開発されている。
ただし、タッチパネルの押しボタンは、比較的軽いタッチで動作するので、押し間違いを生じることがある。
そこで、押し間違いを防止する対策として、タッチパネルとは別に、操作許可押しボタンスイッチ(ハードウェアスイッチ)を実装しているタッチパネル誤操作防止入出力装置が開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
このタッチパネル誤操作防止入出力装置は、ユーザがタッチパネルで操作を行うと、自身でタッチパネルでの操作内容の是非を確認し、誤操作でなければ、ユーザが操作許可押しボタンスイッチを押下することで、タッチパネルでの操作を有効にするものである。
しかし、このタッチパネル誤操作防止入出力装置では、タッチパネルの操作毎に、同じ処理(タッチパネルでの操作→操作内容の確認→操作許可押しボタンスイッチの押下)を繰り返していると、やがて、タッチパネルでの操作内容を確認せずに、惰性で操作許可押しボタンスイッチを押下してしまう可能性がある。
また、タッチパネルとは別に、操作許可押しボタンスイッチ(ハードウェアスイッチ)を実装する必要があるため、装置構成が複雑で高価になる。
以下の特許文献2には、タッチパネルとは別に、ハードウェアスイッチを実装することなく、誤操作の発生を防止する誤操作防止入出力装置が開示されている。
このタッチパネル誤操作防止入出力装置では、表示装置に表示される画面に固有の表示画識別子を付与し、表示装置に画面が表示されている状態で、タッチスクリーンの信号が出力されたとき、タッチスクリーンの信号に表示画識別子をスイッチ識別子として付与するようにしている。
そして、タッチスイッチの信号に付与されているスイッチ識別子が、現在表示中の画面の表示画識別子と一致する場合に限り、操作信号を生成することで、誤操作の発生を防止している。
特開平10−268086号公報(段落番号[0030]) 特開2004−259037号公報(段落番号[0006])
従来のタッチパネル誤操作防止入出力装置は以上のように構成されているので、特許文献2の場合、ハードウェアスイッチを実装することなく、誤操作の発生を防止することができ、特許文献1よりも装置構成を簡略化することができる。しかし、ユーザがタッチパネルを操作する際のヒューマンエラー(例えば、意図しないタッチパネルの接触など)の対策は施されておらず、ヒューマンエラーに伴う誤動作が発生することがある課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、タッチパネルを操作する際のヒューマンエラーを防止することができるタッチパネル誤操作防止入出力装置を得ることを目的とする。
この発明に係るタッチパネル誤操作防止入出力装置は、カバーで覆われているスイッチを表示する表示装置と、表示装置の表示面に設置されている静電容量型のタッチパネルと、タッチパネルに対する操作者の指の接触を検知するとともに、タッチパネルの近接空間に対する操作者の指の進入を検知する進入検知手段とを設け、制御手段が、進入検知手段によりタッチパネルに対する操作者の指の接触が検知されることなく、進入検知手段により近接空間に対する操作者の指の進入が検知されている状態が所定時間以上継続している場合、表示装置に表示されているスイッチのカバーを外して、そのスイッチがタッチ入力を受け付ける状態に設定するようにしたものである。
この発明によれば、カバーで覆われているスイッチを表示する表示装置と、表示装置の表示面に設置されている静電容量型のタッチパネルと、タッチパネルに対する操作者の指の接触を検知するとともに、タッチパネルの近接空間に対する操作者の指の進入を検知する進入検知手段とを設け、制御手段が、進入検知手段によりタッチパネルに対する操作者の指の接触が検知されることなく、進入検知手段により近接空間に対する操作者の指の進入が検知されている状態が所定時間以上継続している場合、表示装置に表示されているスイッチのカバーを外して、そのスイッチがタッチ入力を受け付ける状態に設定するように構成したので、タッチパネルを操作する際のヒューマンエラーを防止することができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるタッチパネル誤操作防止入出力装置を示す構成図である。 表示装置に表示されているスイッチのカバーの状態変化を示す説明図である。 この発明の実施の形態1によるタッチパネル誤操作防止入出力装置の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるタッチパネル誤操作防止入出力装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるタッチパネル誤操作防止入出力装置の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるタッチパネル誤操作防止入出力装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるタッチパネル誤操作防止入出力装置の処理内容を示すフローチャートである。 3Dの表示装置に表示されているスイッチのカバーの状態変化を示す説明図である。 この発明の実施の形態6によるタッチパネル誤操作防止入出力装置を示す構成図である。 全体制御装置によるカバー12の制御を示す説明図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるタッチパネル誤操作防止入出力装置を示す構成図である。
図1において、表示装置1は例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence Display)などのディスプレイ、あるいは、プロジェクターとスクリーンからなる装置で構成されており、表示制御装置5の制御の下で、カバーで覆われているスイッチを表示する処理を実施する。
タッチパネル2は表示装置1の表示面に設置されている静電容量型のタッチパネルである。
超高感度化装置3は例えばタッチパネル2の静電容量を検知するセンサを実装している半導体集積回路などから構成されており、タッチパネル2の静電容量の検知結果に基づいて、タッチパネル2に対する操作者の指の接触を検知するとともに、タッチパネル2の近接空間(例えば、タッチパネル2から5cm程度離れている位置と、タッチパネル2との間の空間)に対する操作者の指の進入を検知する処理を実施する。なお、超高感度化装置3は進入検知手段を構成している。
超高感度化装置3には、タッチパネル2の縦横方向に合わせて数多くのセンサが搭載されており、これらのセンサの出力信号のレベルが基準レベルを超えていれば、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に進入していると判断することができる。
また、出力信号が最も高いセンサの位置を特定することで、操作者の指の位置を示す座標を検知することができる。因みに、操作者の指からタッチパネル2までの距離が遠く、各センサの出力信号のレベルが低い場合、センサの感度を上げるために、複数のセンサをグループ化して、グループ単位の出力信号(同一グループ内のセンサの出力信号の総和)を利用するようにしてもよい。この場合、座標の検知精度は低下する。
全体制御装置4は例えばCPUを実装している半導体集積回路、ワンチップマイコン、あるいは、パーソナルコンピュータなどから構成されており、超高感度化装置3によりタッチパネル2に対する操作者の指の接触が検知されることなく、超高感度化装置3により進入が検知されている状態が所定時間以上継続している場合、表示装置1に表示されているスイッチのカバーを外して、そのスイッチがタッチ入力を受け付ける状態に設定する処理を実施する。
表示制御装置5は例えばGPU(Graphics Processing Unit)などから構成されており、全体制御装置4の指示の下、表示装置1の表示内容を制御する処理を実施する。
なお、全体制御装置4及び表示制御装置5から制御手段が構成されている。
図2は表示装置1に表示されているスイッチのカバーの状態変化を示す説明図である。
図2において、11はタッチ入力を受け付けるスイッチであり、12はスイッチ11を覆うカバーである。
図3はこの発明の実施の形態1によるタッチパネル誤操作防止入出力装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
まず、全体制御装置4は、図2(a)に示すように、カバー12で覆われているスイッチ11を表示する指示を表示制御装置5に出力する。
表示制御装置5は、全体制御装置4の指示の下、カバー12で覆われているスイッチ11を表示装置1に表示する(ステップST1)。
また、全体制御装置4は、タッチパネル2の近接空間に対する操作者の指の進入を検知する処理の開始を超高感度化装置3に指示する(ステップST2)。
超高感度化装置3は、全体制御装置4から進入検知処理の開始指示を受けると、搭載しているセンサを用いて、タッチパネル2の静電容量を検知する。
ここで、超高感度化装置3には、事前に、例えば、タッチパネル2の近接空間に対応する閾値A,B(閾値Aは近接空間の中で、タッチパネル2から最も遠い位置に操作者の指がある場合のセンサ出力信号に対応する閾値であり、閾値Bは近接空間の中で、タッチパネル2から最も近い位置(限りなくタッチパネル2との接触に近い位置)に操作者の指がある場合のセンサ出力信号に対応する閾値であり、A<Bである)が設定されているものとする。
超高感度化装置3は、多数のセンサの中で、あるセンサの出力信号が閾値Aを超えると、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に進入している旨を示す進入検知信号を全体制御装置4に出力する。
1つのセンサの出力信号が閾値Aを超えたとき、進入検知信号を全体制御装置4に出力するようにしてもよいが、N個(Nは2以上の自然数)のセンサの出力信号が閾値Aを超えたとき、進入検知信号を全体制御装置4に出力するようにしてもよい。
また、超高感度化装置3は、多数のセンサの中で、あるセンサの出力信号が閾値Bを超えると、操作者の指がタッチパネル2に接触している旨を示す接触検知信号を全体制御装置4に出力する。
1つのセンサの出力信号が閾値Bを超えたとき、接触検知信号を全体制御装置4に出力するようにしてもよいが、N個(Nは2以上の自然数)のセンサの出力信号が閾値Bを超えたとき、接触検知信号を全体制御装置4に出力するようにしてもよい。
例えば、タッチパネル2の近接空間が、タッチパネル2から5cmの距離までの領域に設定されている場合、図2(a)に示すように、タッチパネル2から10cmの距離に操作者の指がある状況下では、センサの出力信号が閾値Aより低くなるため、進入検知信号が全体制御装置4に出力されない。
また、図2(b)に示すように、タッチパネル2から3cmの距離に操作者の指がある状況下では、センサの出力信号が閾値Aより高くなり、かつ、閾値Bより低くなるため、進入検知信号が全体制御装置4に出力される。
また、図2(c)に示すように、タッチパネル2から0cmの距離に操作者の指がある状況下では、センサの出力信号が閾値Bより高くなるため、接触検知信号が全体制御装置4に出力される。
全体制御装置4は、超高感度化装置3から進入検知信号を受けると(ステップST3)、図示せぬタイマーを起動して、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に存在している時間の計測を開始する(ステップST4)。
全体制御装置4は、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に存在している時間が、所定時間(所定時間は予め設定される時間であり、例えば、3秒、5秒、10秒などが考えられる)を超えているか否かを判定する(ステップST5)。
ただし、全体制御装置4は、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に存在している時間が所定時間を超える前に、超高感度化装置3から接触検知信号を受けると(ステップST6)、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に存在している時間をゼロリセットするとともに、タイマーを停止する(ステップST8)。
また、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に存在している時間が所定時間を超える前に、超高感度化装置3から進入検知信号が出力されなくなると(ステップST7)、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に存在している時間をゼロリセットするとともに、タイマーを停止する(ステップST8)。
全体制御装置4は、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に存在している時間が所定時間を超えると、表示装置1に表示されているスイッチ11のカバー12を外す指示を表示制御装置5に出力する。
表示制御装置5は、全体制御装置4の指示の下、図2(b)に示すように、表示装置1に表示されているスイッチ11のカバー12をスライドさせる(ステップST9)。
これにより、表示装置1に表示されているスイッチ11は、タッチ入力を受け付ける状態になる。
全体制御装置4は、スイッチ11がタッチ入力を受け付ける状態になってから、超高感度化装置3から接触検知信号を受け、その接触位置を示す座標がスイッチ11の表示領域内であれば(ステップST10)、スイッチ11の操作を受け付けて、その操作信号を図示せぬプラント監視操作装置に出力する(ステップST11)。接触位置を示す座標は、例えば、接触検知信号に含まれているものとしてもよいし、超高感度化装置3が接触検知信号と別個に、接触位置を示す座標を全体制御装置4に出力するようにしてもよい。
なお、全体制御装置4は、スイッチ11の操作を受け付けたのち、あるいは、スイッチ11のカバー12を外してから所定時間(例えば、30秒)経過したのち(ステップST12)、再びスイッチ11をカバー12で覆う指示を表示制御装置5に出力する。
表示制御装置5は、全体制御装置4の指示の下、図2(a)に示すように、表示装置1に表示されているスイッチ11をカバー12で覆うようにする(ステップST13)。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、カバー12で覆われているスイッチ11を表示する表示装置1と、表示装置1の表示面に設置されている静電容量型のタッチパネル2と、タッチパネル2に対する操作者の指の接触を検知するとともに、タッチパネル2の近接空間に対する操作者の指の進入を検知する超高感度化装置3とを設け、全体制御装置4が、超高感度化装置3によりタッチパネル2に対する操作者の指の接触が検知されることなく、超高感度化装置3により近接空間に対する操作者の指の進入が検知されている状態が所定時間以上継続している場合、表示装置1に表示されているスイッチ11のカバ12ーを外して、そのスイッチ11がタッチ入力を受け付ける状態に設定するように構成したので、タッチパネル2を操作する際のヒューマンエラー(例えば、意図しないタッチパネルの接触など)を防止することができる効果を奏する。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2によるタッチパネル誤操作防止入出力装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
全体制御装置21は例えばCPUを実装している半導体集積回路、ワンチップマイコン、あるいは、パーソナルコンピュータなどから構成されており、超高感度化装置3により近接空間に対する操作者の指の進入が検知されると、超高感度化装置3により検知された操作者の指の位置の時間当りの変化から、タッチパネル2に対する操作者の指の接近速度を算出し、その接近速度が基準の速度以下であれば、表示装置1に表示されているスイッチ11のカバー12を外して、スイッチ11がタッチ入力を受け付ける状態に設定する処理を実施する。
なお、全体制御装置21及び表示制御装置5から制御手段が構成されている。
図4のタッチパネル誤操作防止入出力装置では、全体制御装置21が超高感度化装置3により検知された操作者の指の位置の時間当りの変化から、タッチパネル2に対する操作者の指の接近速度を算出するようにしているが、超高感度化装置3が、操作者の指の位置の時間当りの変化から接近速度を算出して、その接近速度を全体制御装置21に出力するようにしてもよい。
図5はこの発明の実施の形態2によるタッチパネル誤操作防止入出力装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
まず、全体制御装置21は、図2(a)に示すように、カバー12で覆われているスイッチ11を表示する指示を表示制御装置5に出力する。
表示制御装置5は、全体制御装置21の指示の下、カバー12で覆われているスイッチ11を表示装置1に表示する(ステップST1)。
また、全体制御装置21は、タッチパネル2の近接空間に対する操作者の指の進入を検知する処理の開始を超高感度化装置3に指示する(ステップST2)。
超高感度化装置3は、全体制御装置21から進入検知処理の開始指示を受けると、上記実施の形態1と同様に、搭載しているセンサを用いて、タッチパネル2の静電容量を検知する。
超高感度化装置3は、多数のセンサの中で、あるセンサの出力信号が閾値Aを超えると、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に進入している旨を示す進入検知信号を全体制御装置21に出力する。
1つのセンサの出力信号が閾値Aを超えたとき、進入検知信号を全体制御装置21に出力するようにしてもよいが、N個(Nは2以上の自然数)のセンサの出力信号が閾値Aを超えたとき、進入検知信号を全体制御装置21に出力するようにしてもよい。
また、超高感度化装置3は、多数のセンサの中で、あるセンサの出力信号が閾値Bを超えると、操作者の指がタッチパネル2に接触している旨を示す接触検知信号を全体制御装置21に出力する。
1つのセンサの出力信号が閾値Bを超えたとき、接触検知信号を全体制御装置21に出力するようにしてもよいが、N個(Nは2以上の自然数)のセンサの出力信号が閾値Bを超えたとき、接触検知信号を全体制御装置21に出力するようにしてもよい。
また、超高感度化装置3は、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に進入している旨を示す進入検知信号を全体制御装置21に出力すると、出力信号が最も高いセンサの位置を特定することで、操作者の指の位置を示す3次元座標を検知し、3次元座標を全体制御装置21に出力する。
超高感度化装置3は、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に進入している間、変化する3次元座標を全体制御装置21に繰り返し出力する。
なお、3次元座標の中で、タッチパネル2の距離方向の座標は、出力信号が最も高いセンサの出力信号のレベルから特定することができる。
全体制御装置21は、超高感度化装置3から進入検知信号を受けると(ステップST3)、超高感度化装置3から操作者の指の位置を示す3次元座標を順次取得し、3次元座標の中で、タッチパネル2の距離方向の座標の時間当りの変化から、タッチパネル2に対する操作者の指の接近速度を算出する(ステップST21)。
全体制御装置21は、タッチパネル2に対する操作者の指の接近速度を算出すると、その接近速度を基準の速度(予め設定されている速度)と比較する。
全体制御装置21は、タッチパネル2に対する操作者の指の接近速度が基準の速度より速ければ(ステップST22)、タッチパネル2を操作する際のヒューマンエラーの可能性が高いため、スイッチ11を覆っているカバー12を外す指示を出力せずに、スイッチ11がタッチ入力を受け付けない状態を維持する。
一方、タッチパネル2に対する操作者の指の接近速度が基準の速度以下であれば(ステップST22)、表示装置1に表示されているスイッチ11のカバー12を外す指示を表示制御装置5に出力する。
表示制御装置5は、全体制御装置21の指示の下、図2(b)に示すように、表示装置1に表示されているスイッチ11のカバー12をスライドさせる(ステップST9)。
これにより、表示装置1に表示されているスイッチ11は、タッチ入力を受け付ける状態になる。
全体制御装置21は、スイッチ11がタッチ入力を受け付ける状態になってから、超高感度化装置3から接触検知信号を受け、その接触位置を示す座標がスイッチ11の表示領域内であれば(ステップST10)、スイッチ11の操作を受け付けて、その操作信号を図示せぬプラント監視操作装置に出力する(ステップST11)。
なお、全体制御装置21は、スイッチ11の操作を受け付けたのち、あるいは、スイッチ11のカバー12を外してから所定時間(例えば、30秒)経過したのち(ステップST12)、再びスイッチ11をカバー12で覆う指示を表示制御装置5に出力する。
表示制御装置5は、全体制御装置21の指示の下、図2(a)に示すように、表示装置1に表示されているスイッチ11をカバー12で覆うようにする(ステップST13)。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、カバー12で覆われているスイッチ11を表示する表示装置1と、表示装置1の表示面に設置されている静電容量型のタッチパネル2と、タッチパネル2に対する操作者の指の接触を検知するとともに、近接空間における操作者の指の位置を検知する超高感度化装置3とを設け、全体制御装置21が、超高感度化装置3により近接空間に対する操作者の指の進入が検知されると、超高感度化装置3により検知された操作者の指の位置の時間当りの変化から、タッチパネル2に対する操作者の指の接近速度を算出し、その接近速度が基準の速度以下であれば、表示装置1に表示されているスイッチ11のカバー12を外して、スイッチ11がタッチ入力を受け付ける状態に設定するように構成したので、タッチパネル2を操作する際のヒューマンエラー(例えば、意図しないタッチパネルの接触など)を防止することができる効果を奏する。
上記実施の形態2では、全体制御装置21が、超高感度化装置3により検知された操作者の指の位置の時間当りの変化から、タッチパネル2に対する操作者の指の接近速度を算出し、その接近速度が基準の速度以下であれば、表示装置1に表示されているスイッチ11のカバー12を外して、スイッチ11がタッチ入力を受け付ける状態に設定するようにしているが、通常の状態では、カバー12が覆われていないスイッチ11が表示装置1に表示されており(図2(b)を参照)、全体制御装置21が、タッチパネル2に対する操作者の指の接近速度が基準の速度以上であれば、表示装置1に表示されているスイッチ11を覆うカバー12を表示して(図2(a)を参照)、スイッチ11がタッチ入力を受け付けない状態に設定するようにしてもよい。
この場合も、タッチパネル2を操作する際のヒューマンエラー(例えば、意図しないタッチパネルの接触など)を防止することができる効果を奏する。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3によるタッチパネル誤操作防止入出力装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
全体制御装置22は例えばCPUを実装している半導体集積回路、ワンチップマイコン、あるいは、パーソナルコンピュータなどから構成されており、超高感度化装置3により近接空間に対する操作者の指の進入が検知されると、超高感度化装置3により検知された操作者の指の位置の変化から操作者の指の動きを特定し、その操作者の指の動きが、カバー12を外す指のジェスチャと一致すれば、表示装置1に表示されているスイッチ11のカバー12を外して、スイッチ11がタッチ入力を受け付ける状態に設定する処理を実施する。
なお、全体制御装置22及び表示制御装置5から制御手段が構成されている。
図7はこの発明の実施の形態3によるタッチパネル誤操作防止入出力装置の処理内容を示すフローチャートである。
次に動作について説明する。
まず、全体制御装置22は、図2(a)に示すように、カバー12で覆われているスイッチ11を表示する指示を表示制御装置5に出力する。
表示制御装置5は、全体制御装置22の指示の下、カバー12で覆われているスイッチ11を表示装置1に表示する(ステップST1)。
また、全体制御装置22は、タッチパネル2の近接空間に対する操作者の指の進入を検知する処理の開始を超高感度化装置3に指示する(ステップST2)。
超高感度化装置3は、全体制御装置22から進入検知処理の開始指示を受けると、上記実施の形態1と同様に、搭載しているセンサを用いて、タッチパネル2の静電容量を検知する。
超高感度化装置3は、多数のセンサの中で、あるセンサの出力信号が閾値Aを超えると、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に進入している旨を示す進入検知信号を全体制御装置22に出力する。
また、超高感度化装置3は、多数のセンサの中で、あるセンサの出力信号が閾値Bを超えると、操作者の指がタッチパネル2に接触している旨を示す接触検知信号を全体制御装置22に出力する。
また、超高感度化装置3は、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に進入している旨を示す進入検知信号を全体制御装置22に出力すると、出力信号が最も高いセンサの位置を特定することで、操作者の指の位置を示す3次元座標を検知し、3次元座標を全体制御装置22に出力する。
超高感度化装置3は、操作者の指がタッチパネル2の近接空間に進入している間、変化する3次元座標を全体制御装置22に繰り返し出力する。
なお、3次元座標の中で、タッチパネル2の距離方向の座標は、出力信号が最も高いセンサの出力信号のレベルから特定することができる。
全体制御装置22は、超高感度化装置3から進入検知信号を受けると(ステップST3)、超高感度化装置3から操作者の指の位置を示す3次元座標を順次取得し、3次元座標が示す指の位置の変化から操作者の指の動きを特定する(ステップST31)。
全体制御装置22は、操作者の指の動きを特定すると、その操作者の指の動きとカバー12を外す指のジェスチャ(例えば、指を上下左右方向にスライド(フリック)させる動作)とを比較する。指の動きを特定する処理や、指の動きとジェスチャを比較する処理は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
ここで、全体制御装置22には、表示装置1に表示されているカバー12の見た目の材質に応じた指のジェスチャが設定されている。
即ち、カバー12の材質に応じた操作感を出せるようにするために、例えば、カバーの素材が軽いプラスチックに見える場合には、軽いプラスチックの操作に見合うジェスチャ(例えば、動作が速いジェスチャ)が設定されている。また、カバーの素材が重いガラスに見える場合には、重いガラスの操作に見合うジェスチャ(例えば、動作が遅いジェスチャ)が設定されている。
全体制御装置22は、操作者の指の動きがカバー12を外す指のジェスチャと一致しなければ(ステップST32)、タッチパネル2を操作する際のヒューマンエラーの可能性が高いため、スイッチ11を覆っているカバー12を外す指示を出力せずに、スイッチ11がタッチ入力を受け付けない状態を維持する。
一方、操作者の指の動きがカバー12を外す指のジェスチャと一致していれば(ステップST32)、表示装置1に表示されているスイッチ11のカバー12を外す指示を表示制御装置5に出力する。
表示制御装置5は、全体制御装置22の指示の下、図2(b)に示すように、表示装置1に表示されているスイッチ11のカバー12をスライドさせる(ステップST9)。
これにより、表示装置1に表示されているスイッチ11は、タッチ入力を受け付ける状態になる。
全体制御装置22は、スイッチ11がタッチ入力を受け付ける状態になってから、超高感度化装置3から接触検知信号を受け、その接触位置を示す座標がスイッチ11の表示領域内であれば(ステップST10)、スイッチ11の操作を受け付けて、その操作信号を図示せぬプラント監視操作装置に出力する(ステップST11)。
なお、全体制御装置22は、スイッチ11の操作を受け付けたのち、あるいは、スイッチ11のカバー12を外してから所定時間(例えば、30秒)経過したのち(ステップST12)、再びスイッチ11をカバー12で覆う指示を表示制御装置5に出力する。
表示制御装置5は、全体制御装置22の指示の下、図2(a)に示すように、表示装置1に表示されているスイッチ11をカバー12で覆うようにする(ステップST13)。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、カバー12で覆われているスイッチ11を表示する表示装置1と、表示装置1の表示面に設置されている静電容量型のタッチパネル2と、タッチパネル2に対する操作者の指の接触を検知するとともに、近接空間における操作者の指の位置を検知する超高感度化装置3とを設け、全体制御装置22が、超高感度化装置3により近接空間に対する操作者の指の進入が検知されると、超高感度化装置3により検知された操作者の指の位置の変化から操作者の指の動きを特定し、その操作者の指の動きが、カバー12を外す指のジェスチャと一致すれば、表示装置1に表示されているスイッチ11のカバー12を外して、スイッチ11がタッチ入力を受け付ける状態に設定するように構成したので、タッチパネル2を操作する際のヒューマンエラー(例えば、意図しないタッチパネルの接触など)を防止することができる効果を奏する。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、全体制御装置4,21,22が、超高感度化装置3により近接空間に対する操作者の指の進入が検知されると、所定の条件の下で、スイッチ11のカバー12を外す(または、カバー12でスイッチ11を覆う)ものを示したが、全体制御装置4,21,22が、スイッチ11を覆っているカバー12の透明度を制御するようにしてもよい。
具体的には、超高感度化装置3により近接空間に対する操作者の指の進入が検知される前の段階では、カバー12の透明度を低くし(半透明のカバー12を表示)、超高感度化装置3により近接空間に対する操作者の指の進入が検知されると、カバー12の透明度を高めることで、スイッチ11を見易くするようにする。
実施の形態5.
上記実施の形態1〜2では、表示装置1が2Dの表示装置であるものを想定しているが、表示装置1が立体表示装置(3Dの表示装置)で構成されていてもよい。
図8は3Dの表示装置1に表示されているスイッチのカバーの状態変化を示す説明図である。
この実施の形態5では、図8に示すように、スイッチ11を覆うカバー12がタッチパネル2の近接空間に表示されている。
図8(a)の場合、タッチパネル2から10cmの距離に操作者の指があり、タッチパネル2の近接空間に対する操作者の指の進入が検知されない。このとき、スイッチ11の手前に3Dのカバー12がかかっており、操作者がスイッチ11に直接触れることができない状態であることが明示されている。
図8(b)の場合、タッチパネル2から3cmの距離に操作者の指があり、タッチパネル2の近接空間に対する操作者の指の進入が検知される。このとき、スイッチ11の手前の3Dのカバー12が右側に引き込まれており、操作者がスイッチ11に直接触れることができる状態であることが明示されている。
この実施の形態5では、表示装置1が立体表示装置(3Dの表示装置)で構成されており、スイッチ11を覆うカバー12がタッチパネル2の近接空間に表示されているので、近接操作やジェスチャを行う近接空間と、表示空間が同じ空間になる。そのため、分り易さと操作感が向上する効果が得られる。
実施の形態6.
図9はこの発明の実施の形態6によるタッチパネル誤操作防止入出力装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
左辺センサ31はタッチパネル2の左辺に設置されており、操作者の手が左辺に近づくほど、大きな信号を出力する。
右辺センサ32はタッチパネル2の右辺に設置されており、操作者の手が右辺に近づくほど、大きな信号を出力する。
上辺センサ33はタッチパネル2の上辺に設置されており、操作者の手が上辺に近づくほど、大きな信号を出力する。
下辺センサ34はタッチパネル2の下辺に設置されており、操作者の手が下辺に近づくほど、大きな信号を出力する。
なお、左辺センサ31、右辺センサ32、上辺センサ33及び下辺センサ34は、互いに独立しているセンサである。
この実施の形態6の全体制御装置4,21,22は、上記実施の形態1〜5と同様の処理を実施する他に、タッチパネル1の4辺の中で、操作者の手が伸びている辺を左辺センサ31、右辺センサ32、上辺センサ33及び下辺センサ34の出力信号を比較して特定する処理を実施する辺特定手段を構成している。
次に動作について説明する。
例えば、監視制御用パネルでは、一般的に、物が少なく、シンプルな構成である必要がある。壁に設置することも可能とするため、マウス、キーボードや他のI/F機材が置かれない。また、外光の影響を受けるカメラ、赤外線、光学系デバイスは使用されない。
このため、シンプルな構成で直接操作ができるタッチパネルが適用されることが多い。
ただし、誤操作の発生を防止するため、従来は特別なハードウェアスイッチなどを実装していたが、この実施の形態6では、上記実施の形態1〜5と同様の構成を備えることで、ハードウェアスイッチ等の実装を不要にしている。
監視制御においては、多くの情報量が必要なため、大型のタッチパネル2が採用されることが想定される。
大型のタッチパネル2では、手のひらサイズよりも大きいため、操作者の手で全体が覆われることがない。また、大型のタッチパネル2では、複数の操作者が1つのパネルを操作する場合がある。
そこで、この実施の形態6では、タッチパネル1の4辺の中で、操作者の手が伸びている辺を特定することで、どの操作者による操作であるのかを判別することができるようにしている。
即ち、全体制御装置4,21,22は、左辺センサ31、右辺センサ32、上辺センサ33及び下辺センサ34の出力信号を比較して、最も出力レベルが高い信号を出力しているセンサを特定する。
4つのセンサの中で、最も出力レベルが高い信号を出力しているセンサが設置されている辺に操作者の手が存在していると考えられるので、例えば、図9に示すように、操作者の手がタッチパネル2の右辺から伸びている場合、右辺センサ32の出力信号のレベルが最も高くなる。
全体制御装置4,21,22は、最も出力レベルが高い信号を出力しているセンサを特定すると、そのセンサが設置されている辺から、操作者の手が伸びていると判断する。
全体制御装置4,21,22は、操作者の手が伸びている辺を特定すると、例えば、その辺側に存在する操作者にだけ、カバーの開閉操作を許可するようにする。
あるいは、表示装置1に表示するポインタの色や形状を、手が伸びている辺側に存在する操作者に対応させるとともに、表示装置1が水平に寝かせてテーブルのように設置されている場合、表示装置1の画面の方向を上記操作者が見やすい方向に回転させるようにする。
例えば、図9の場合、右辺操作者用のポインタ(例えば、左向きの手の形状)を表示させるとともに、右辺操作者に正対するように、表示装置1の表示画像を回転させる(右から見て正対する画像とする)ようにする。
これにより、操作者の識別を行うことができる監視制御用のタッチパネル誤操作防止装置が得られる。
実施の形態7.
上記実施の形態1〜3では、全体制御装置4,21,22が、超高感度化装置3により近接空間に対する操作者の指の進入が検知されると、所定の条件の下で、スイッチ11のカバー12を外すものを示したが、全体制御装置4,21,22が、スイッチ11がタッチ入力を受け付ける状態に設定する際、カバー12を例えば上方向(所定の方向)に移動させることでスイッチ11のカバー12を外し、移動後のカバー12にスイッチ11の名称を表記するようにしてもよい。
この実施の形態7では、カバー12を上方向に移動させる例を示すが、カバー12の移動方向は上方向に限るものではなく、例えば、右方向、左方向、下方向でもよい。
図10は全体制御装置4,21,22によるカバー12の制御を示す説明図である。
以下、図10を参照しながら、全体制御装置4,21,22の処理内容を具体的に説明する。
図10(a)の状態では、操作者の手の指先が、タッチパネル2との距離が10cmの位置に存在しているため、超高感度化装置3によりタッチパネル2に対する操作者の手の近接が検知されない。
この場合、スイッチ11にはカバー12が覆われているため、操作者がスイッチ11に直接触れることができず、スイッチ11が使えない状態にあることが明示されている。
次に、図10(b)の状態では、操作者の手の指先が、タッチパネル2との距離が3cmの位置に存在しているため、超高感度化装置3によりタッチパネル2に対する操作者の手の近接が検知される。
このとき、上記実施の形態1〜3で示している所定の条件を満足している場合、例えば、操作者の指が近接空間に滞留するなど、任意の速度範囲であることが検知された場合、全体制御装置4,21,22が、スイッチ11を覆っているカバー12を上方向に移動させることでスイッチ11のカバー12を外す指示を表示制御装置5に出力する。
これにより、カバー12の下からスイッチ11が現れ、操作者がスイッチ11に直接触れて使える状態にあることが明示される。
ただし、この状態では、操作者の指によって、スイッチ11の名称が隠れてしまうため、スイッチ11の名称の確認が困難になることがある。
そこで、この実施の形態7では、全体制御装置4,21,22が、図10(c)に示すように、スイッチ11を覆っているカバー12を上方向に移動させたのち(図10(c)の例では、カバー12を上方に開いて回転している)、移動後のカバー12にスイッチ11の名称を表記する指示を表示制御装置5に出力するようにしている。
図10(c)の例では、回転によって見えているカバー12の裏側にスイッチ11の名称を表記している。
図10(d)の状態では、カバー12が更に上方に開いて回転しており、カバーの裏側が更に良く見えるようになっている。
カバー12の裏側には、スイッチ11の名称が視認良く表示されており、この表示を確認しながら、操作者が指でスイッチ11にタッチすることができる。
以上で明らかなように、この実施の形態7によれば、全体制御装置4,21,22が、スイッチ11がタッチ入力を受け付ける状態に設定する際、カバー12を例えば上方向に移動させることでスイッチ11のカバー12を外し、移動後のカバー12にスイッチ11の名称を表記するように構成したので、スイッチ11を指で押下する際に、指でスイッチ11の名称が隠れても、その名称がカバー12に表示されるようになり、安心して操作を行うことができる効果を奏する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 表示装置、2 タッチパネル、3 超高感度化装置(進入検知手段)、4 全体制御装置(制御手段、辺特定手段)、5 表示制御装置(制御手段)、11 スイッチ、12 カバー、21,22 全体制御装置(制御手段、辺特定手段)、31 左辺センサ、32 右辺センサ、33 上辺センサ、34 下辺センサ。

Claims (8)

  1. カバーで覆われているスイッチを表示する表示装置と、
    上記表示装置の表示面に設置されている静電容量型のタッチパネルと、
    上記タッチパネルに対する操作者の指の接触を検知するとともに、上記タッチパネルの近接空間に対する操作者の指の進入を検知する進入検知手段と、
    上記進入検知手段により上記タッチパネルに対する操作者の指の接触が検知されることなく、上記進入検知手段により近接空間に対する操作者の指の進入が検知されている状態が所定時間以上継続している場合、上記表示装置に表示されているスイッチの上記カバーを外して、上記スイッチがタッチ入力を受け付ける状態に設定する制御手段と
    を備えたタッチパネル誤操作防止入出力装置。
  2. カバーで覆われているスイッチを表示する表示装置と、
    上記表示装置の表示面に設置されている静電容量型のタッチパネルと、
    上記タッチパネルの近接空間に対する操作者の指の進入を検知するとともに、上記近接空間における操作者の指の位置を検知する進入検知手段と、
    上記進入検知手段により上記近接空間に対する操作者の指の進入が検知されると、上記進入検知手段により検知された操作者の指の位置の時間当りの変化から上記タッチパネルに対する操作者の指の接近速度を算出し、上記接近速度が基準の速度以下であれば、上記表示装置に表示されているスイッチの上記カバーを外して、上記スイッチがタッチ入力を受け付ける状態に設定する制御手段と
    を備えたタッチパネル誤操作防止入出力装置。
  3. カバーで覆われているスイッチを表示する表示装置と、
    上記表示装置の表示面に設置されている静電容量型のタッチパネルと、
    上記タッチパネルの近接空間に対する操作者の指の進入を検知するとともに、上記近接空間における操作者の指の位置を検知する進入検知手段と、
    上記進入検知手段により上記近接空間に対する操作者の指の進入が検知されると、上記進入検知手段により検知された操作者の指の位置の変化から操作者の指の動きを特定し、上記操作者の指の動きが、上記カバーを外す指のジェスチャと一致すれば、上記表示装置に表示されているスイッチの上記カバーを外して、上記スイッチがタッチ入力を受け付ける状態に設定する制御手段と
    を備えたタッチパネル誤操作防止入出力装置。
  4. 上記制御手段は、上記表示装置に表示されている上記カバーの見た目の材質に応じた指のジェスチャが設定されており、操作者の指の動きが、上記ジェスチャと一致すれば、上記表示装置に表示されている上記スイッチの上記カバーを外して、上記スイッチがタッチ入力を受け付ける状態に設定することを特徴とする請求項記載のタッチパネル誤操作防止入出力装置。
  5. 上記制御手段は、上記進入検知手段により上記タッチパネルの上記近接空間に対する操作者の指の進入が検知されると、上記表示装置に表示されている上記カバーの透明度を高めることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項記載のタッチパネル誤操作防止入出力装置。
  6. 上記表示装置が立体表示装置で構成されており、
    上記スイッチを覆う上記カバーが上記タッチパネルの上記近接空間に表示されていることを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のタッチパネル誤操作防止入出力装置。
  7. 操作者の手が近い位置に存在しているほど、大きな信号を出力するセンサーが上記タッチパネルの4辺に設置されており、
    上記タッチパネルの4辺の中で、操作者の手が伸びている辺を4つのセンサーの出力信号を比較して特定する辺特定手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のタッチパネル誤操作防止入出力装置。
  8. 上記制御手段は、上記表示装置に表示されている上記スイッチがタッチ入力を受け付ける状態に設定する際、上記スイッチを覆っている上記カバーを所定の方向に移動させることで上記スイッチの上記カバーを外し、移動後の上記カバーに上記スイッチの名称を表記することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項記載のタッチパネル誤操作防止入出力装置。
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