JP5874762B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
の弾球式の遊技機に対して適用することができる。
柄を変動表示させ、当否判定の結果が当りの場合に、変動表示している図柄を当り図柄で
停止表示させて、大入賞口を開放状態とする当り遊技を実行する遊技機が知られている。
また、この種の遊技機において、開放状態となった大入賞口に入球した遊技球が、大入賞
口内に設けられる特定領域を通過することで、当り遊技の終了後に、当否判定の結果が当
りとなる確率を高める高確率状態(確率変動機能が作動する状態)を発生させるタイプの
遊技機も知られている。
た場合には、当り遊技の終了後に通常の状態となってしまい、この場合、遊技上の興趣を
十分に得ることができなった。
で高確率状態を発生させるタイプの遊技機にて、従来に比して興趣向上を図ることを目的
とする。
遊技球が入球可能な第1始動口と、
遊技球の入球可能性が変化可能な第2始動口と、
遊技球が入球不能な閉鎖状態と、遊技球が入球可能な開放状態とに変化可能な第1大入賞口と、
遊技球が入球不能な閉鎖状態と、遊技球が入球可能な開放状態とに変化可能であって、内部に特定領域が設けられる第2大入賞口と、
前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて、第1図柄表示装置にて第1図柄を変動表示させる第1図柄表示手段と、
前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて、第2図柄表示装置にて第2図柄を変動表示させる第2図柄表示手段と、
前記第1図柄または前記第2図柄が当り態様で停止表示することに基づいて、前記第1大入賞口または前記第2大入賞口が開放状態となる当り遊技を実行する当り遊技実行手段と、
前記当り遊技中に遊技球が前記特定領域を通過したことに基づいて高確率条件が成立すると、前記第1図柄および前記第2図柄が前記当り態様で停止表示される確率を通常よりも高める高確率状態を前記当り遊技の終了後に発生させる高確率状態発生手段と、
前記第2始動口への遊技球の入球頻度が通常よりも高い高頻度状態を発生させる高頻度状態発生手段と、
遊技の演出を行う演出実行手段と、
を備え、
前記当り遊技実行手段は、前記当り遊技として、少なくとも、前記第1大入賞口が開放状態となる時間を所定時間とし、前記第2大入賞口が開放状態となる時間を第1時間とした第1の当り遊技と、前記第1大入賞口が開放状態となる時間を所定時間とし、前記第2大入賞口が開放状態となる時間を前記第1時間よりも長い第2時間とした第2の当り遊技と、を実行可能であり、
前記第2図柄が当り態様で停止表示した場合には、前記第1図柄が当り態様で停止表示した場合よりも、前記第2の当り遊技を実行する確率が高く、
前記高頻度状態発生手段は、前記当り遊技の終了後に前記高頻度状態を発生可能であり、
前記当り遊技中に遊技球が前記特定領域を通過しなかった場合には、遊技球が前記特定領域を通過した場合よりも前記高頻度状態の発生期間が短く、
前記演出実行手段は、前記第1の当り遊技または前記第2の当り遊技の実行中に前記第2大入賞口が開放状態となるに際して、前記高確率条件を成立させる機会が発生する旨を報知する演出を行う
ことを特徴としている。
遊技球が入球可能な固定式の第1始動口と、
遊技球が入球可能な第1状態と、前記第1状態よりも遊技球の入球可能性が低い第2状態とに変化可能な可変式の第2始動口と、
遊技球が入球不能な閉鎖状態と、遊技球が入球可能な開放状態とに変化可能であって、内部に特定領域が設けられる大入賞口と、
前記第1始動口に遊技球が入球すると、第1図柄表示装置にて第1図柄を変動表示させ、該変動表示する第1図柄を当り図柄または外れ図柄で停止表示させる第1図柄表示手段と、
前記第2始動口に遊技球が入球すると、第2図柄表示装置にて第2図柄を変動表示させ、該変動表示する第2図柄を当り図柄または外れ図柄で停止表示させる第2図柄表示手段と、
前記第1図柄が前記当り図柄で停止表示すると、前記大入賞口を開放状態とする当り遊技の実行パターンとして、該当り遊技中に遊技球が前記特定領域を通過する可能性が低い第1実行パターンを設定する第1実行パターン設定手段と、
前記第2図柄が前記当り図柄で停止表示すると、前記実行パターンとして、該当り遊技中に遊技球が前記特定領域を通過する可能性が高い第2実行パターンを設定する第2実行パターン設定手段と、
前記第1実行パターンまたは前記第2実行パターンに従って前記当り遊技を実行する当り遊技実行手段と、
前記当り遊技中に遊技球が前記特定領域を通過したか否かを判定する通過判定手段と、
前記通過判定手段によって前記特定領域を通過したと判定された場合に、前記当り遊技の終了後に、前記第1図柄および前記第2図柄が前記当り図柄で停止表示される確率を通常よりも高める高確率状態を発生させる高確率状態発生手段と、
前記通過判定手段によって前記特定領域を通過していないと判定された場合に、前記当り遊技の終了後に、前記第2始動口が前記第1状態とされる頻度を通常よりも高める開放頻度向上状態を発生させる開放頻度向上状態発生手段と、
を備えることを特徴としている。
このような構成によれば、通常の状態(開放頻度向上状態が発生していない状態)では第1図柄が主体となって遊技が進行し、第1図柄が当り図柄で停止表示された場合には、大入賞口内に設けられる特定領域を遊技球が通過する可能性が低い「第1実行パターン」に従って当り遊技が実行される。また、開放頻度向上状態では第2図柄が主体となって遊技が進行し、第2図柄が当り図柄で停止表示された場合には、大入賞口内に設けられる特定領域を遊技球が通過する可能性が高い「第2実行パターン」に従って当り遊技が実行される。また、第1実行パターンまたは第2実行パターンに従って実行される当り遊技中に、遊技球が特定領域を通過した場合には、当り遊技後に高確率状態(いわゆる、当り図柄が停止表示され易い確変状態)を発生させ、遊技球が特定領域を通過しなかった場合には、当り遊技後に開放頻度向上状態を発生させる。そして、開放頻度向上状態では、第2始動口への入球頻度が向上し、高確率状態でないものの、第2図柄が主体となって遊技が進行される。
りも、第2図柄での当り図柄停止表示を契機として当り遊技が実行される場合の方が、遊
技球が特定領域を通過する可能性が高くなり、高確率状態の発生可能性を高くすることが
できる。このため、「第1図柄と第2図柄のいずれによって当り遊技が実行されたかに応
じて、高確率状態の発生可能性が変化する」といった新規な遊技性を実現できる。また、
当り遊技中に遊技球が特定領域を通過しなかった場合であっても、当り遊技後に第2図柄
が主体となって遊技が進行される「開放頻度向上状態」を発生させることで、遊技球が特
定領域を通過せずに終了した当り遊技後に「通常の状態よりも高確率状態の発生可能性が
高い期間」を設けることができる。これにより、特定領域を通過せずに当り遊技が終了し
た場合であっても、高確率状態発生に対する遊技者の期待感を高めることができる。この
結果、大入賞口に入球した遊技球が特定領域を通過することで高確率状態を発生させるタ
イプの遊技機において、従来に比して興趣向上を図ることができる。
、大入賞口内に設けられる特定領域を遊技球が通過する可能性が第1実行パターンよりも
第2実行パターンの方が高くなるように構成されるものであればよい。例えば、「大入賞
口を開放状態とする開放時間が、第1実行パターンよりも第2実行パターンの方が長く設
定される構成」や、「大入賞口を開放状態とする開放回数が、第1実行パターンよりも第
2実行パターンの方が多く設定される構成」等により、第1実行パターンよりも第2実行
パターンの方が大入賞口に遊技球を入球し易くすることが例示できる。また、大入賞口内
に設けられた特定領域と非特定領域とのいずれかに遊技球を振り分ける振分部材が設けら
れる場合には、「特定領域に遊技球を振り分ける頻度が、第1実行パターンよりも第2実
行パターンの方が高くなるように振分部材を駆動制御する構成」等が例示できる。
も高められる状態であればよい。例えば、「第2始動口を第1状態とする遊技条件の成立
可能性が高まる状態(所謂、普通図柄の高確率状態や変動時間短縮状態)」や、「第2始
動口を第1状態とする時間が長い状態、或いは、第2始動口を第1状態とする回数が多い
状態(所謂、開放延長状態)」等が例示できる。
前記開放頻度向上状態発生手段は、
前記第1実行パターンに従って実行される前記当り遊技中に前記特定領域を通過してい
ないと判定された場合と、前記第2実行パターンに従って実行される前記当り遊技中に前
記特定領域を通過していないと判定された場合とで、前記当り遊技の終了後に発生させる
前記開放頻度向上状態の発生期間を異ならせることとしてもよい。
、第2図柄での当り図柄停止表示を契機として当り遊技が実行された場合とで、遊技球が
特定領域を通過しなかった場合に発生する開放頻度向上状態の発生バリエーションを多彩
にできる。この結果、大入賞口に入球した遊技球が特定領域を通過することで高確率状態
を発生させるタイプの遊技機において、更なる興趣向上を図ることができる。なお、「開
放頻度向上状態の発生期間を異ならせる」とは、開放頻度向上状態の発生期間の長短の関
係が満たされるものであればよく、この場合には「第1実行パターンに従って実行される
当り遊技中に特定領域を通過していないと判定された場合」と、「第2実行パターンに従
って実行される当り遊技中に特定領域を通過していないと判定された場合」のうちの一方
が他方に比して「長い期間」或いは「短い期間」となるように構成されるものであればよ
い。
前記大入賞口の内部には、前記特定領域と非特定領域とが設けられ、
前記当り遊技中に遊技球が前記特定領域を通過した個数を計数する特定領域通過個数計数
手段と、
前記当り遊技中に遊技球が前記非特定領域を通過した個数を計数する非特定領域通過個
数計数手段と、を備え、
前記開放頻度向上状態発生手段は、
前記当り遊技中に前記通過判定手段によって前記特定領域を通過したと判定された場合
には、前記特定領域通過個数計数手段によって計数された個数に応じて、前記当り遊技の
終了後に発生する前記開放頻度向上状態の発生期間を異ならせ、
前記当り遊技中に前記通過判定手段によって前記特定領域を通過していないと判定され
た場合には、前記非特定領域通過個数計数手段によって計数された個数に応じて、前記当
り遊技の終了後に発生する前記開放頻度向上状態の発生期間を異ならせることとしてもよ
い。
技球が特定領域を通過しなかった場合の双方において、単に特定領域の通過有無だけでな
く、特定領域の通過個数や非特定領域の通過個数(大入賞口への入球数)等に応じて、そ
の後に発生する開放頻度向上状態の発生バリエーションを多彩にできる。この結果、大入
賞口内に入球した全ての遊技球の行方に対して遊技者を注目させることができ、大入賞口
に入球した遊技球が特定領域を通過することで高確率状態を発生させるタイプの遊技機に
おいて、更なる興趣向上を図ることができる。
高確率状態を発生させるタイプの遊技機にて、従来に比して興趣向上を図ることができる
。
。以下に示す各実施例では、各請求項に係る発明を、「セブン機」と称する遊技機(パチ
ンコ機)1に適用した各具体例について説明する。
1は、図1および図2に示すように、外枠2と、この外枠2に装着された遊技機本体Hと
、を備えている。また、外枠2は、パチンコホールの島設備に設けられた設置部位に固定
されると共に遊技機本体Hを支持するためのものである。この外枠2は、略矩形状の枠状
体によって構成される外枠本体21と、外枠本体21の前面下部を覆う前板部22とを備
えている。
回動自在に組み付けてられている。この遊技機本体Hは、遊技機1のうちで外枠2を除く
部分であって、図1に示すように、本体枠3と、前面枠4と、上皿部材5と、下皿部材6
と、遊技盤10と、裏機構盤102等を主要部としている。また、本体枠3は、外枠2に
嵌めこまれ、外枠2に対して開閉可能に軸支されている。尚、本体枠3の右端側には、施
錠装置7が装着されている。
る。この前面枠4はその中央部に視認窓41aを備えている。この視認窓41aは前面枠
4の前後に貫通する状態に設けられ、遊技盤10の盤面に形成された遊技領域11の外周
形状に対応して略円周状に開設され、前面枠4を閉じたときにその背後に配置される遊技
領域11が、この視認窓41aによって前方から視認可能とされる。
3を枠本体41に保持させるための保持具(図示を省略)とを備える。また、前面枠4の
上端部側の左右には、各々スピーカSP1、SP2が内蔵されている。また、本遊技機1
においては、前板部22の左右両端にも、スピーカSP3、SP4が内蔵されている。そ
して、本遊技機1においては、これらのスピーカSP1〜SP4を用いて、遊技状態に応
じた効果音その他の音(音声)を発生させる。
が設けられている。すなわち、上皿部材5は前面枠4の下方に配置され、その略容器形状
とされる内部に遊技機1から排出される遊技球を受け入れるための受入口5bを備えてい
る。尚、上皿部材5の裏側には、球貸表示基板410および演出ボタン基板228が設け
られ、上皿部材5の上面部には「演出ボタンSW」が配置されている。
下皿部材6の略中央には、その略容器形状とされる内部に上皿部材5から排出される遊技
球を受け入れるための受入口6aを備えている。また、下皿部材6の左端には灰皿6bが
設けられ、下皿部材6の右端には発射ハンドル9が設けられている。
こで、発射装置ユニットは、球送り装置(図示を省略)から送り出される遊技球を、遊技
領域11に発射するためのものである。また、発射ハンドル9には、遊技者が触れている
ことを検出するタッチスイッチ(タッチセンサ)9aが装着されており、その近傍には、
遊技球の発射を一時的に停止するための発射停止スイッチ9bが装着されている。
矩形状の合板を用いて構成される遊技盤本体10Aと、この遊技盤本体10Aに装着され
る各種の盤部品(外側レール12、内側レール13、メイン役物装置20等)が装着され
ている。
盤本体10Aの前面部には、ともに帯状の金属板を用いて構成される外側レール12と、
内側レール13とが配設されている。そして、領域形成部10Bの前面部は、この外側レ
ール12および内側レール13が形成する略円形の周壁によって略包囲されつつ、遊技領
域11を構成している。
内に位置する部位)には、メイン役物装置20と、2個の普通図柄作動ゲート(普通図柄
作動口)16と、第1始動入賞装置17Aと、第2始動入賞装置17Bと、下部装置ユニ
ット30Uと、左下表示装置50と、2個の一般入賞装置40、41と、多数の障害釘(
図示を省略)と、風車19等が配設されている。
た、メイン役物装置20左側部には、遊技球が進入可能な進入口(図示省略)が形成され
、遊技領域11を流下する遊技球が進入口に入球すると、メイン役物装置20内部のステ
ージ部材21p上に遊技球が誘導される。
は左右の端部から中央部に向かって下る傾斜面とされている。但し、転動面の中央部では
上方に向かって僅かに隆起する隆起部とされている。また、ステージ部材21pには、転
動面上の遊技球をメイン役物装置20の外部に排出するための排出通路が設けられている
。尚、排出通路の入口部21uは、転動面の中央部の背後において、この中央部と連続す
る位置で開口し、排出通路の出口部21vは、この中央部よりも下方の位置で開口してい
る。
上に進入した遊技球は転動面の左端部に到達し、転動面上を右方向に転動し、更に、左方
向に転動する。そして、遊技球の勢いが衰えたところで、この遊技球は排出通路を通過し
てメイン役物装置20外に排出されるか、或いは、転動面の前縁部から、メイン役物装置
20外に排出される。尚、出口部21vの直下に、後述する第1始動入賞装置17Aが位
置している。
装置60における第1特別図柄または第2特別図柄の変動表示および停止表示に連動する
演出表示(演出図柄の変動表示および停止表示)を実行する。尚、本実施例では、右下表
示装置60が、第1特別図柄と第2特別図柄を表示するための表示装置を構成し、演出表
示装置27が演出図柄を表示するための表示装置を構成する。
図柄を表示可能である。図4に示すように、3つの演出図柄表示部27b〜27dと、そ
の他の部分で構成される背景画面表示部27hとが出現することがある。この場合、この
演出図柄表示部27b〜27dは、表示画面27aにおいて横方向に3つ並んで配置され
る。このように出現する各演出図柄表示部27b〜27dでは、「演出図柄」を用いた演
出表示(変動表示および停止表示)がなされる。また、表示画面27aに演出図柄表示部
27b〜27dが表示されるときには、この表示画面27aのその他の部位27hに、背
景を示す背景図柄等が表示される。
置20の左側方に位置する部位と、メイン役物装置20の右側方に位置する部位とに配設
されている。また、これらの普通図柄作動ゲート16内には普通図柄作動ゲート検出スイ
ッチ16sが配設されている。そして、普通図柄作動ゲート検出スイッチ16sにより遊
技球が検出されると、左下表示装置50において、普通図柄の変動表示(具体的は、普通
図柄用のランプ装置の点滅表示)を開始する。そして、普通図柄の変動開始後、所定の変
動時間を経過すると、普通図柄の当り表示(普通図柄用のランプ装置の点灯)または外れ
表示(普通図柄用のランプ装置の消灯)がなされる。そして、普通図柄の当り表示がなさ
れると、第2始動入賞装置17Bに設けられる普通電動役物が、所定時間(例えば、0.
5秒)開放駆動される。普通図柄の詳細については後述する。
れ、上方に遊技球を受入可能な受入口(第1始動口)を有するポケット形状を備えている
。第1始動口は、受入口の大きさが変化せず遊技球の入球可能性が一定とされる固定式の
始動口として構成されており、遊技球の入球が常時可能となっている。第1始動口は、排
出通路の出口部21vの直下に位置するため、排出通路を通過した遊技球は、この第1始
動口を通じて、第1始動入賞装置17Aに入球する確率が高くされている。
通図柄作動ゲート16の下方に位置する部位に配設される。そして、入口側部分に普通電
動役物を備えている。この普通電動役物は、いわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片
部が開閉するべく形成され、この一対の翼片部の上端間隙が遊技球受入口(第2始動口)
となっている。一対の翼片部は、普通電動役物ソレノイド17cの作動によって開閉動作
し、この開閉動作により第2始動口の大きさが変化し遊技球の入球可能性が変化する。こ
のため、第2始動口は、一対の翼片部の開閉動作によって遊技球の入球可能性が変化する
可変式の始動口として構成されている。なお、この一対の翼片部が左右に開いた開放状態
では、第2始動口が拡大され、第2始動口に対する遊技球の入球可能性が高い状態となり
、一対の翼片部が立設して閉じた閉鎖状態では、第2始動口に対する遊技球の入球可能性
が開放状態に比べて低い状態(入球可能性がゼロの状態としてもよい)となる。
1始動口検出スイッチ17Asが配設されている。また、第2始動入賞装置17Bの内部
には、第2始動口への遊技球の入球を検出する第2始動口検出スイッチ17Bsが配設さ
れている。つまり、第1始動口に入球した遊技球と、第2始動口に入球した遊技球とは、
各々異なる検出スイッチにより検出される。
から下方に至る部位に配設されている。この下部装置ユニット30Uは、中大入賞装置3
1と、右大入賞装置35と、右下表示装置60とを一体化した装置ユニットである。また
、下部装置ユニット30Uは、遊技盤本体10Aの表裏を貫通する取付孔(図示せず)を
用いて、遊技盤本体10Aに装着されている。なお、本実施例と異なり、中大入賞装置3
1と、右大入賞装置35と、右下表示装置60を別体の装置として構成することもできる
。
るベース基板30Bを備える。このベース基板30Bは、正面形状が略L字形状の板状体
で構成され、遊技盤10における第1始動入賞装置17Aの右側方から下方に至る部位に
配設される。つまり、ベース基板30Bは、ベース基板30Bの後方に突出する構成を遊
技盤10に形成される取付孔(図示せず)に挿入し、ベース基板30Bの周縁部が遊技盤
10の前面部にビス止めされることで、遊技盤10に固定されている。また、ベース基板
30Bにおいて、第1始動入賞装置17Aの真下に位置する部位に、中大入賞装置31が
配設され、第1始動入賞装置17Aの右側方に位置する部位に、右大入賞装置35が配設
される。
口35aと、右大入賞口35aを開放・閉鎖するための開閉板35bと、この開閉板35
bを駆動するための右大入賞口ソレノイド35cと、右大入賞口35aへの遊技球の入球
を検出するための右大入賞口検出スイッチ35sと、を備える。また、開閉板35bは、
その下端部が、「ベース基板30Bにおける右大入賞口35aの下端側を構成する部位」
に軸支されることで、前方に傾動可能に構成されている。また、開閉板35bは正面形状
が略矩形とされるとともに、略リブ状の落下防止壁36、38を左右両端から後方に突出
させている。これらの落下防止壁36、38は、開閉板35bが前傾姿勢となったときに
、開閉板35bの後面部上に到達した遊技球が、この後面部の左右に落下することを防止
する機能を有する。なお、右大入賞口検出スイッチ35sは「フォトセンサ」で構成され
、遊技球の通過を検出すると、後述する主制御部200Aに検出信号を送信する。
め、右大入賞装置35への遊技球の入球が不可能となる。一方、図5に示すように、開閉
板35bが、その下端部を支点に前方に傾動して前傾姿勢となると、右大入賞口35aが
開放されると共に、開閉板35bの後面部(背面部)が、右大入賞口35a方向に下り傾
斜となる誘導面を構成する。つまり、開閉板35bの後面部(背面部)が、「遊技領域1
1を流下して右大入賞装置35の周囲へ到達した遊技球」を右大入賞口35aに誘導する
誘導面を構成する。なお、右大入賞装置35には、右大入賞口ソレノイド35cが配設さ
れており、開閉板35bが起立姿勢(閉鎖状態)にあるときに、右大入賞口ソレノイド3
5cを駆動(通電)すると、開閉板35bの姿勢が前傾姿勢(開放状態)に変更される。
そして、右大入賞口ソレノイド35cの駆動を停止(通電を停止)すると、起立姿勢(閉
鎖状態)に戻される。
うに、遊技球が受け入れ可能に開口される中大入賞口31aと、中大入賞口31aを開放
・閉鎖するための開閉板31bと、この開閉板31bを駆動するための中大入賞口ソレノ
イド31cと、中大入賞口31aに入球した遊技球が通過可能な特定領域300と、遊技
球が特定領域300を通過したこと検出する特定領域検出スイッチ300sと、中大入賞
口31aに入球した遊技球が通過可能な非特定領域301と、遊技球が非特定領域301
を通過したこと検出する非特定領域検出スイッチ301sと、中大入賞口31aに入球し
た遊技球を特定領域300と非特定領域301のいずれかに振り分ける振分部400と、
振分部400を駆動させるための振分ソレノイド401(振分駆動部)と、を備える。ま
た、開閉板31bは、その下端部が「ベース基板30Bにおける中大入賞口31aの下端
側を構成する部位」に軸支されることで、前方に傾動可能に構成されている。また、開閉
板31bは、正面形状が略矩形とされるとともに、右大入賞装置35と同様にリブ状の落
下防止壁(図示を省略)を左右両端から後方に突出させている。なお、各種の検出スイッ
チ(特定領域検出スイッチ300s、非特定領域検出スイッチ301s)は、各々「フォ
トセンサ」で構成され、遊技球の通過を検出すると、後述する主制御部200Aに検出信
号を送信する。
め、中大入賞装置31への遊技球の入球が不可能となり、開閉板31bが、その下端部を
支点に前方に傾動して前傾姿勢となると、中大入賞口31aが開放される。また、開閉板
31bの後面部(背面部)が「遊技領域11を流下し、中大入賞装置31の周囲へ到達し
た遊技球」を中大入賞口31aに誘導する誘導面を構成する。なお、中大入賞装置31に
は、中大入賞口ソレノイド31cが配設されており、開閉板31bが起立姿勢(閉鎖状態
)にあるときに、中大入賞口ソレノイド31cを駆動(通電)すると、開閉板31bの姿
勢が前傾姿勢(開放状態)に変更される。そして、中大入賞口ソレノイド31cの駆動を
停止(通電を停止)すると、起立姿勢(閉鎖状態)に戻される。
、開閉板31bを排除した中大入賞装置31の内部構造であり、開閉板31bの姿勢が前
傾姿勢(開放状態)にあるときには、当該内部構造を前方から遊技者が視認可能とされて
いる。振分部400は、図6〜8に示すように、可動ガイド部材400aと、固定ガイド
部材400bと、と、可動ガイド部材回動支点400cとから構成されている。そして、
固定ガイド部材400bの上方には、遊技球が通過可能な特定領域300が形成され、固
定ガイド部材400bの下方には、非特定領域301が形成されている。また、特定領域
300を通過した遊技球が転動する通路上には、特定領域検出スイッチ300sが配設さ
れ、非特定領域301を通過した遊技球が転動する通路上には、非特定領域検出スイッチ
301sが配設される(図示省略)。
遊技球を特定領域300または非特定領域301に誘導するためのものであり、各々板状
体であって、左方から右方に向けて傾斜し、少なくとも遊技球1個が通過可能の幅を有し
て構成されている。そして、固定ガイド部材400bは、図6に示すように、平面視する
と台形状を呈しており、上部を転動する遊技球を奥側の特定領域300に誘導可能に若干
手前側から奥側に傾斜して設けられている。また、可動ガイド部材400aは、平面視す
ると逆台形状を呈しており、左端部に設けられる可動ガイド部材回動支点400cを軸心
として上下方向に向けて傾動可能(回動可能)に構成されている。また、中大入賞口31
aから入球した遊技球は、固定ガイド部材400bの前方に設けられる透明の進入防止壁
400dにより、固定ガイド部材400b上に直接誘導されることが阻止され、中大入賞
口31aに入球した遊技球は全て可動ガイド部材400a上を介して、特定領域300或
いは非特定領域301に誘導されるように構成されている。なお、進入防止壁400dは
、透過性を有する部材によって形成されているため、遊技球が固定ガイド部材400b上
に誘導されたか否か(遊技球の行方)は前方から遊技者が視認可能な構成となっている。
動(通電)すると、下方の駆動後位置に向けて傾動する。そして、この状態では、中大入
賞口31aから入球した遊技球が、可動ガイド部材400aを介して固定ガイド部材40
0下方に位置する非特定領域301に誘導される状態(図7に示す状態)となる。また、
振分ソレノイド401の駆動を停止(通電を停止)すると、可動ガイド部材400aは、
固定ガイド部材400bと連なる一通路を構成する駆動前位置に復帰する。そして、この
状態では、中大入賞口31aから入球した遊技球が固定ガイド部材400bを介して特定
領域300に誘導される状態(図8に示す状態)となる。すなわち、中大入賞装置31内
に進入した遊技球は、振分部400による振分により、特定領域300と非特定領域30
1のいずれか一方に誘導されることとなる。なお、本実施例では、振分ソレノイド401
の通電と通電停止を、当該遊技機1の電源投入時から常時一定のタイミング(2s毎)で
交互に行っている。このため、中大入賞装置31が閉鎖状態或いは開放状態とされている
間にも、遊技球を特定領域300に誘導する経路と、遊技球を非特定領域301に誘導す
る経路とが2秒毎に切り替わることとなる。この結果、中大入賞口31aの開放タイミン
グおよび中大入賞口31aへの入球タイミングによって、遊技球が特定領域300に誘導
される場合と、非特定領域301に誘導される場合とが生ずることとなる。
る大入賞口(右大入賞口35a若しくは中大入賞口31a)に入球した遊技球は、各種検
出スイッチ(右大入賞口検出スイッチ35s、特定領域検出スイッチ300s、非特定領
域検出スイッチ301s)に検出された後、図示しない所定の排出経路を通じて遊技機1
の機外に排出される。
、第1特別図柄表示部62Aと、第2特別図柄表示部62Bと、大当り態様表示部63と
を備える。図10に示すように、第1特別図柄表示部62Aは、上段3個のLED62a
〜62c(第1特別図柄)を用いて構成され、第2特別図柄表示部62Bは、下段3個の
LED62d〜62f(第2特別図柄)を用いて構成される。そして、第1特別図柄表示
部62Aと、第2特別図柄表示部62Bとでは、「第1始動口検出スイッチ17Asでの
遊技球の入球検出(以下、「第1始動口への遊技球入球」という。)に伴う第1特別図柄
当否判定の結果の表示」と、「第2始動口検出スイッチ17Bsでの遊技球の入球検出(
以下、「第2始動口への遊技球入球」という。)に伴う第2特別図柄当否判定の結果の表
示」とを、各々個別に実行する(本実施例では、対応するLEDの点灯表示を実行)。例
えば、図11に示すように、この「第1始動口への遊技球入球を起因とする第1特別図柄
当否判定に関する結果の表示」を行う際には、該結果表示先行して「3個のLED62a
〜62c」を順次点灯させる変動表示(第1特別図柄の変動表示)を実行する。そして、
この変動表示を終了すると、「第1特別図柄の当否判定に関する結果の表示」として、第
1特別図柄表示部62Aにおいて3個のLED62a〜62cの全てを所定の態様で点灯
表示させる停止表示(第1特別図柄の停止表示)が実行される。特別図柄の詳細につては
後述する。
1特別図柄当否判定または第2特別図柄当否判定の結果が当りである場合、それに基づい
て発生する大当り遊技の種類(後述するラウンド数等)」を表示するために用いられる。
つまり、第1特別図柄表示部62Aと第2特別図柄表示部62Bのいずれについても当り
特別図柄が停止表示されない場合には、2個のLED63a、63bは消灯状態とされる
。そして、第1特別図柄表示部62Aと第2特別図柄表示部62Bのいずれかにて当り特
別図柄が停止表示された場合には、実行される大当り遊技の種類(後述するラウンド数等
)に応じてLED63a、63bの何れかを点灯させる。
左側方に配置されている。この左下表示装置50は、図9に示すように、略円弧状に構成
されると共に、遊技盤10の前面部に取り付けられる取付板51を備えている。そして、
この取付板51には、普通図柄保留表示部52と、第1特別図柄保留表示部53と、第2
特別図柄保留表示部54と、遊技状態表示部55と、普通図柄表示部56とが設けられて
いる。
通図柄作動ゲート検出スイッチ16sにより遊技球の通過が検出されることで、普通図柄
の変動表示および停止表示が行われる。普通図柄は、普通図柄作動ゲート16内には普通
図柄作動ゲート検出スイッチ16sが配設されている。普通図柄の変動表示は、2個のL
EDを交互に点灯表示することで行われ、普通図柄の停止表示(確定表示)は、2個のL
EDを同時に点灯または消灯することで行われる。そして、普通図柄が当り普通図柄(2
個のLEDの点灯)で停止表示すると、第2始動入賞装置17Bに設けられる普通電動役
物が開放駆動し、一対の翼片部が所定時間(例えば、0.5秒)開放状態に制御される。
普通図柄が外れ普通図柄(2個のLEDの消灯)で停止表示すると、普通電動役物が開放
駆動することはなく、一対の翼片部は閉鎖状態のまま維持される。
れており、この普通図柄当否判定用乱数は、普通図柄作動ゲート検出スイッチ16sによ
り遊技球の通過が検出された際に取得される。そして、取得した普通図柄当否判定用乱数
は、普通図柄当否判定に用いられる。普通図柄当否判定用乱数には、予め当り値が設定さ
れており、取得した普通図柄当否判定用乱数が当り値と一致する場合に当りと判定される
。そして、普通図柄当否判定で当りと判定された場合には、普通図柄表示部56で停止表
示される普通図柄は、当り普通図柄(当り表示)に決定される。一方、外れと判定された
場合(取得された普通図柄当否判定用乱数が当り値と一致しない場合)には、普通図柄表
示部56で停止表示される普通図柄は外れ普通図柄(外れ表示)に決定される。
れ、開放時間延長機能の作動時は、開放時間延長機能の非作動時(通常時)に比べ、普通
図柄表示部56で当り普通図柄が停止表示される確率が高く、当り普通図柄が停止表示さ
れたときに一対の翼片部が開放状態となる開放時間が開放時間延長機能の非作動時(通常
時)に比べ長時間に設定されている。また、本実施例では、開放時間延長機能の作動時は
、普通図柄が変動表示する時間(普図変動時間)が通常時に比べ短く設定されている(変
動時間短縮機能)。これにより、本実施例では、開放時間延長機能の作動時は、開放時間
延長機能と変動時間短縮機能の各作用が相俟って、第2始動口に遊技球が入球する可能性
が通常時に比べて向上するものとなっている。
保留数」を、4個を上限として表示するものである。つまり、「普通図柄作動ゲート(普
通図柄作動口)16を通過したが、未だ、未消化の遊技球の数(即ち、保留数)」を、4
個上限数として表示すると共に、未消化の遊技球が消化される毎に、「未消化の遊技球の
数(即ち、保留数)」を、順次、デクリメントして表示するものである。ここで、普通図
柄に関する「未消化の遊技球(つまり、保留球)」とは、普通図柄作動ゲート16を通過
したが、普通図柄表示部56において、当該通過に伴う普通図柄当否判定の結果の表示と
、これに先行する普通図柄の変動表示(本実施例では、2個のLEDを用いて点滅表示)
とがなされていない遊技球を指す。なお、普通図柄の保留は、普通図柄作動ゲート16の
通過により取得され、未だ判定がなされていない普通図柄当否判定用乱数を、主制御部2
00のRAMの所定領域に記憶することで実現される。
に関する保留数」を、4個を上限として表示するものである。つまり、「第1始動口に入
球したが、未だ、未消化の遊技球の数(即ち、保留数)」を、4個上限数として表示する
と共に、未消化の遊技球が消化される毎に、「未消化の遊技球の数(即ち、保留数)」を
、順次、デクリメントして表示するものである。ここで、第1特別図柄に関する「未消化
の遊技球(つまり、保留球)」とは、なお、第1始動口検出スイッチ17Asで遊技球の
入球が検出されたが(第1始動口に入球したが)、後述する第1特別図柄表示部62Aに
おいて、当該検出に伴う第1特別図柄当否判定の結果表示と、これに先行する変動表示と
がなされていない遊技球を指す。なお、第1特別図柄の保留は、第1始動口への入球によ
り取得され、未だ判定がなされていない第1当否判定用乱数および第1当り図柄決定用乱
数(後述する)を、主制御部200のRAMの所定領域に記憶することで実現される。
に関する保留数」を、4個を上限として表示するものである。つまり、「第2始動入賞装
置17Bに入球したが、未だ、未消化の遊技球の数(即ち、保留数)」を、4個上限数と
して表示すると共に、未消化の遊技球が消化される毎に、「未消化の遊技球の数(即ち、
保留数)」を、順次、デクリメントして表示するものである。ここで、第2特別図柄に関
する「未消化の遊技球(つまり、保留球)」とは、第2始動口検出スイッチ17Bsで遊
技球の入球が検出されたが(第2始動口に入球したが)、後述する第2特別図柄表示部6
2Bにおいて、当該検出に伴う第2特別図柄当否判定の結果表示と、これに先行する変動
表示とがなされていない遊技球を指す。なお、第2特別図柄の保留は、第2始動口への入
球により取得され、未だ判定がなされていない第2当否判定用乱数および第2当り図柄決
定用乱数(後述する)を、主制御部200のRAMの所定領域に記憶することで実現され
る。
保留表示部54)においては、同様な態様で、保留数の表示を行う。つまり、(a)2個
のLEDを消灯させて「保留数」が「ゼロ」であることを、(b)1個のLEDを点灯さ
せ、1個のLEDを消灯させて「保留数」が「1」であることを、(c)2個のLEDを
点灯させて「保留数」が「2」であることを、(d)1個のLEDを点滅させ、1個LE
Dを点灯させて「保留数」が「3」であることを、(e)2個のLEDを点滅させて「保
留数」が「4」であることを各々示す。
1の起動時)の遊技状態を表示するために用いられる。具体的には、LEDを消灯させる
ことで「遊技状態が低確率状態(後述する)である」旨が表示され、LEDを点灯させる
ことで「遊技状態が高確率状態(後述する)である」旨が表示される。つまり、遊技状態
表示部55のLEDは、電源投入時(起動時)に遊技状態が高確率状態となっている場合
に限り、点灯するものである。この場合、特別図柄当否判定の結果として当りが得られる
と、以後、遊技状態表示部55のLEDは消灯する。そして、遊技機1の電源を切るまで
の間(遊技機1が稼働している間)に遊技状態が高確率状態になったとしても、遊技状態
表示部55のLEDが点灯することはない。
れている。そして、各一般入賞装置40、41の内部には、遊技球の入球を検出するため
の検出スイッチ40s、41sが配設されている。
を考慮して、遊技領域11にパチンコ遊技に適するべく、配設され、遊技盤10の下方に
はアウト口18が設けられている。更に、アウト口18の下部にはバック球防止部材(図
示を省略)が設けられている。そして、遊技領域11に到達せず戻ってきた遊技球が再び
発射位置に戻ることを防止している。一方、ファール球防止部材15は、内レール13の
先端部に取り付けられている。
面構造は、大きな裏パック102の上に各種装置が搭載された構造となっており、裏パッ
ク102は、一対のヒンジ103によって中枠3に開閉可能に軸支されている。
ての遊技球の払い出しを行う遊技球払出装置109と、主制御部200Aを構成する主制
御基板200が格納された主制御基板ケースと、発射装置ユニットを制御する発射制御基
板260が格納された発射装置制御基板ケース130と、遊技球払出装置109を制御す
る払出制御基板240が格納された払出制御基板ケース118と、主制御基板200と各
種スイッチ類とを中継する中継端子板などが搭載されている。また、遊技球タンク105
には底部にタンクスイッチが設けられており、球切れを検出することができる。また、遊
技球タンク105と遊技球払出装置109とは、タンクレール106によって接続されて
いる。更に、図7において、タンクレール106の右側には球抜きレバーが設けられ、タ
ンクレール106の下流側には補給球切れ検出スイッチが設けられている。
機1の制御回路は、主制御部200Aと、複数の副制御部(220A、240A、260
A)とを含んで構成されている。つまり、主制御基板200を用いて構成されると共に遊
技の基本的な進行や賞球に関わる当否についての制御を司る主制御部200Aと、複数の
副制御部(220A、240A、260A)とを備えている。
表示、ランプの発光、効果音、可動物の動作等を用いた遊技の各種の演出の制御を司るサ
ブ制御部220Aと、(b)演出表示制御基板222を用いて構成されると共に、「主に
演出図柄の表示制御を司る演出制御部222Aと、(c)払出制御基板240を用いて構
成されると共に貸球や賞球を払い出す動作の制御を司る払出制御部240Aと、(d)発
射制御基板260を用いて構成されると共に遊技球の発射に関する制御を司る発射制御部
260Aを備える。尚、副制御部には、主制御部140に直に接続された第1次副制御部
(220A、240A)と、この第1次副制御部を介して主制御部200Aに接続された
第2次副制御部(260A)とが存在する。
00、220、240、260)は、各種論理演算および算出演算を実行するCPUや、
CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM、プログラムの実行
に際してCPUが一時的なデータを記憶するRAM、周辺機器とのデータのやり取りを行
うための周辺機器インターフェース(PIO)、CPUが演算を行うためのクロックを出
力する発振器、CPUの暴走を監視するウォッチドッグタイマ、定期的に割り込み信号を
発生させるCTC(カウンター・タイマ・サーキット)など、種々の周辺LSIがバスで
相互に接続されて構成されている。尚、図22および図23中の矢印の向きは、データあ
るいは信号を入出力する方向を表している。また、図22においては、主制御基板200
に搭載されたCPU201、RAM202、ROM203のみ図示されており、主制御基
板200に搭載されているPIO、更には、他の制御基板に搭載されているCPUや、R
AM、ROMなどについては図示を省略している。
第1始動口検出スイッチ17As、第2始動口検出スイッチ17Bs、一般検出スイッチ
40s、41s、中大入賞口検出スイッチ31s、右大入賞口検出スイッチ35s、特定
領域検出スイッチ300s、非特定領域検出スイッチ301s等から遊技球の検出信号を
受け取って、遊技の基本的な進行や賞球に関わる当否を決定した後、サブ制御部200A
(サブ制御基板220)や、払出制御部240A(払出制御基板240)、発射制御部2
60A(発射制御基板260)等に向かって、後述する各種の信号(コマンド)を出力す
る。
中大入賞口ソレノイド35c、右大入賞口ソレノイド35c、振分ソレノイド401、左
下表示装置50、右下表示装置60に各種駆動信号を出力することにより、これらの動作
を直接制御している。また、主制御部200A(主制御基板200)を構成するCPU2
01により決定された所定の信号(コマンド)は、サブ制御基板220や払出制御基板2
40に対してそれぞれ送信される。
)からの各種信号(コマンド)を受け取ると、信号(コマンド)の内容を解析して、その
結果に応じた遊技の演出を行う。つまり、サブ制御部220A(サブ制御基板220)は
、主制御部200A(主制御基板200)からの制御信号に基づいて遊技の演出の制御を
司るものである。このサブ制御部220A(サブ制御基板220)には、演出表示制御部
222A(演出表示制御基板222)と、アンプ基板224と、装飾駆動基板226と、
演出ボタン基板228と、にそれぞれ電気的に接続されている。サブ制御基板220は、
CPU220aと、ROM220bと、RAM220cとを備えている。
出表示制御基板222、アンプ基板224、装飾駆動基板226および演出ボタン基板2
28などの各基板を制御する。また、ROM220bには、各基板の制御に必要なデータ
(特に遊技の装飾に関する情報)が記憶されている。また、CPU220aは、主制御部
200A(主制御基板200)から送出された表示制御コマンドを受信すると共に、RO
M220bに記憶されたプログラムに従って解析する。そして、サブ制御部220A(サ
ブ制御基板220)を構成するCPU220aは、このCPU220aにより決定された
所定の表示制御コマンドや、主制御部200A(主制御基板200)から送信されたまま
の表示制御コマンドを演出表示制御部222A(演出表示制御基板222)に対して送信
する。
続されている。また、装飾駆動基板226には、前面枠4や遊技盤10等に設けられる装
飾用の各種LED(ランプ)を搭載した各種LED基板が接続されている。また、装飾駆
動基板226は、サブ制御基板220Aからの信号を受けて遊技の装飾に関する制御を行
うものである。
等が接続されている。また、払出制御部240Aには中継端子板を介して、遊技球払出装
置(払出装置)109を構成する払出モータ109mと、前側払出スイッチ109aと、
後側払出スイッチ109bとが接続されている。また、払出制御部240Aには、主制御
部200Aが双方向通信可能な状態に接続されている。
いる。例えば、遊技者が貸出ボタン5cや返却ボタン5qを操作すると、その操作信号は
、球貸表示基板410から中継端子板を介して払出制御基板240に伝達され、その操作
信号に基づいて払出モータ109mを駆動させるための駆動信号が、遊技球払出装置(払
出装置)109(払出モータ109m)に伝達される。
部240Aが受け取って、払出モータ109mに駆動信号を出力することによって賞球の
払い出しが行われる。また、払い出される遊技球は、2つの払出スイッチ(前側払出スイ
ッチ109a、後側払出スイッチ109b)によって検出されて、払出制御部240Aに
入力される。更に、払い出された賞球数はカウントスイッチ109cによっても検出され
て、主制御部200Aでも計数されている。
力関係について説明する。前述のように、サブ制御部220A(サブ制御基板220)に
は、演出表示制御基板222と、アンプ基板224、装飾駆動基板226、演出ボタン基
板228などの各種基板が接続されている。また、サブ制御部220Aは、前述のように
、主制御部200Aから各種の演出用のコマンド(表示制御コマンドなど)を受け取ると
、コマンドの内容を解釈して、(a)演出表示装置27での具体的な表示内容や、(b)
スピーカSP1〜4で出力する効果音、更には、(c)各種LEDやランプ類4b〜4f
の点灯若しくは点滅の具体的な態様を決定する。次いで、演出表示装置27の駆動信号(
各種の図柄制御コマンド)を演出表示制御部222Aに出力して、演出図柄の変動表示お
よび停止表示を行う。このとき、表示される演出図柄の表示データ(静止画像データ、動
画像データなど)については、演出表示装置27、或いは、演出表示制御基板222に内
蔵された表示用ROM(図示を省略)に格納されているデータを使用する。
ることによって、スピーカSP1〜SP4から効果音を出力する。加えて、装飾駆動基板
226に信号を供給し、装飾駆動基板226から、各種LEDランプ4b〜4h、4Gの
駆動信号を出力することによって、各種ランプ類(LED4b〜4h、4G等)等の点灯
・点滅動作等を制御する。また、上皿部材5の前面側に設けられた演出ボタンSWを遊技
者が操作すると、この操作信号がサブ制御部220Aに供給される。そして、サブ制御部
220Aは、供給された操作信号に基づいて、演出表示装置27を初めとする各種の演出
内容に操作結果を反映させることが可能に構成されている。
、第1特別図柄および第2特別図柄の2つの特別図柄が設けられており、それに伴い、第
1特別図柄を表示する第1特別図柄表示部62A(3個のLED62a〜62c)と、第
2特別図柄を表示する第2特別図柄表示部62B(3個のLED62d〜62f)とが設
けられている。第1特別図柄表示部62Aでは、第1始動口に遊技球が入球することによ
り第1特別図柄が変動表示を開始し、所定時間経過後に第1特別図柄が当り特別図柄(L
ED62a〜62cのいずれかが点灯)あるいは外れ特別図柄(LED62a〜62cの
全てが点灯)で停止表示される。同様に、第2特別図柄表示部62Bでは、第2始動口に
遊技球が入球することにより第2特別図柄が変動表示を開始し、所定時間経過後に第2特
別図柄が当り特別図柄(LED62d〜62fのいずれかが点灯)あるいは外れ特別図柄
(LED62d〜62fの全てが点灯)で停止表示される。そして、第1特別図柄または
第2特別図柄の変動表示が停止して当り特別図柄が停止表示されると、右大入賞装置35
または中大入賞装置31が開放状態となる大当り遊技を実行する。大当り遊技が実行され
ると、右大入賞装置35または中大入賞装置31が開放状態になって遊技球が入球可能と
なり、該入球に応じた賞球が払い出されるため(本実施例では1個の入球に対し10個の
賞球払出し)、大当り遊技中は多くの賞球獲得が見込める期間となっている。なお、本実
施例では、複数の当り特別図柄が設定されており、停止表示された当り特別図柄の種類に
応じて、その後に実行される大当り遊技の実行態様が異なるように制御される。
の乱数値)および第1当り図柄決定用乱数(1〜100の乱数値)が取得される。また、
遊技球が第2始動口に入球した際に、第2当否判定用乱数(1〜300の乱数値)および
第2当り図柄決定用乱数(1〜100の乱数値)が取得される。この取得された各種乱数
は、主制御部200のRAMの所定領域(第1特別図柄保留記憶領域、第2特別図柄保留
記憶領域)に前述した「第1特別図柄の保留」、「第2特別図柄の保留」として記憶され
る。
柄当否判定に用いられる。第1当否判定用乱数と第2当否判定用乱数には、予め当り値(
例えば「1」)が設定されており、取得した当否判定用乱数(第1当否判定用乱数または
第2当否判定用乱数)が当り値と一致する場合に当りと判定される。第1特別図柄当否判
定は、第1特別図柄が変動表示を開始する際に行われ、第2特別図柄当否判定は、第2特
別図柄が変動表示を開始する際に行われる。
示する第1特別図柄の当り特別図柄を複数種類の当り特別図柄のいずれかに決定する「第
1当り図柄決定処理」が行われる。第1当り図柄決定処理では、取得した第1当り図柄決
定用乱数(1〜100の乱数値)に対応付けられる一の当り特別図柄が決定される。なお
、第1当否判定用乱数が当り値と一致しない場合には、外れと判定され、第1特別図柄表
示部62Aで停止表示される第1特別図柄として、予め定められた一の外れ特別図柄に決
定される。
で停止表示する第2特別図柄の当り特別図柄を複数種類の当り特別図柄のいずれかに決定
する「第2当り図柄決定処理」が行われる。第2当り図柄決定処理では、第1当り図柄決
定処理と同様に、取得した第2当り図柄決定用乱数(1〜100の乱数値)に対応付けら
れる一の当り特別図柄が決定される。なお、第2当否判定用乱数が当り値と一致しない場
合には、外れと判定され、第2特別図柄表示部62Bで停止表示される第2特別図柄とし
て、予め定められた一の外れ特別図柄に決定される。
柄の対応関係を説明する。図14は、第1当り図柄決定処理(第1特別図柄の当り特別図
柄を決定する処理)で用いられる第1当り図柄決定用テーブルを概念的に記したものであ
る。図14には、第1当り図柄決定用乱数(1〜100の乱数値)に対応付けられる「当
り特別図柄A」、「当り特別図柄B」、「当り特別図柄C」が記載され、各当り特別図柄
の停止表示態様と、各当り特別図柄の停止表示を契機に実行される大当り遊技の実行態様
と、各大当り遊技後の遊技進行態様との対応関係が記されている。
定処理にて「当り特別図柄Aの停止表示(LED62aのみが点灯する停止表示態様)」
が決定される。当り特別図柄Aの停止表示を契機に実行される大当り遊技には、「15ラ
ウンド大当り遊技A(以下、ラウンドを「R」と記載する)」が対応付けられている。こ
の「15R大当り遊技A」は、右大入賞装置35の開放動作が、所定のインターバル(例
えば、1秒の閉鎖)を挟みつつ14回(14ラウンド分)繰り返された後、通常よりも長
いインターバル(例えば、4秒の閉鎖)を経て、中大入賞装置31の開放動作が、1回(
1ラウンド分)行われるタイプの大当り遊技である。そして、各ラウンドで右大入賞装置
35または中大入賞装置31が開放状態となる開放限度時間は各々「25秒」に設定され
ている。また、開放限度時間とは別に、各ラウンドには「入球限度数(本実施例では10
個)」が規定されており、開放限度時間に達する前に入球限度数の遊技球入球が検出され
た場合には、右大入賞装置35または中大入賞装置31は閉鎖状態となり、1回のラウン
ドが終了する。なお、本実施例では、中大入賞装置31または右大入賞装置35が25秒
の開放動作を行う場合には、遊技球発射を継続していれば入球限度数(10個)の遊技球
入球が容易となるように遊技盤面上の釘配置等がなされている。
間延長機能の作動期間は、15R大当り遊技Aの実行中に確率変動機能の作動条件が成立
するか否かによって、「100回(第1特別図柄および第2特別図柄の変動表示回数)」
または「10000回(第1特別図柄および第2特別図柄の変動表示回数)」が設定され
る。
の「確率変動機能」は、特別図柄当否判定(第1特別図柄当否判定、第2特別図柄当否判
定)にて当否判定用乱数(第1当否判定用乱数、第2当否判定用乱数)が当り値と一致す
る確率を10倍に向上させる機能である。具体的には、当否判定用乱数(第1当否判定用
乱数、第2当否判定用乱数)に対する当り値が設定された当否判定テーブルとして、所定
の当り値(本実施例では「1」)が設定された低確率判定テーブルと、低確率判定テーブ
ルの10倍の個数の当り値(本実施例では「1」〜「10」)が設定されている高確率判
定テーブルとが設けられ、確率変動機能が作動していない「低確率状態」では、低確率判
定テーブルを用いて特別図柄当否判定(第1特別図柄当否判定、第2特別図柄当否判定)
が行われる。一方、確率変動機能が作動している「高確率状態」では、高確率判定テーブ
ルを用いて特別図柄当否判定(第1特別図柄当否判定、第2特別図柄当否判定)が行われ
ることで、低確率状態よりも当りと判定される可能性が高くなる。このため、高確率状態
では、低確率状態よりも大当り遊技の実行可能性が高まることとなる。
(特定領域検出スイッチ300sに検出されることで)、大当り遊技終了後に確率変動機
能が作動開始するように設定されている。つまり、本実施例では、内部に特定領域300
を有する中大入賞装置31内に入球した遊技球のうち、少なくとも1個の遊技球が特定領
域300を通過することで、確率変動機能の作動条件が成立することとされている。また
、中大入賞装置31内に入球した遊技球の全てが特定領域300を通過しなかった場合(
特定領域300を通過した遊技球が0個の場合)には、確率変動機能の作動条件が成立し
ない。なお、本実施例では、遊技球を特定領域300に誘導する経路と、遊技球を非特定
領域301に誘導する経路とを切り換える振分ソレノイド401の通電と通電停止を、当
該遊技機1の電源投入時から常時一定のタイミング(2秒毎)で交互に行っている。この
ため、中大入賞装置31が閉鎖状態或いは開放状態とされている間にも、遊技球を特定領
域300に誘導する経路と、遊技球を非特定領域301に誘導する経路とが2秒毎に切り
替わり、中大入賞口31aの開放タイミングおよび中大入賞口31aへの入球タイミング
によって、確率変動機能が作動する場合と確率変動機能が作動しない場合とが生ずること
となる。
特別図柄当否判定が「10000回」行われるまで作動を継続するように設定されている
。本実施例では、第1特別図柄当否判定または第2特別図柄当否判定で当りと判定される
確率は、低確率状態(確率変動機能が作動していない状態)で「1/300」とされ、高
確率状態(確率変動機能が作動している状態)で「1/30」とされている。このため、
「10000回」の作動継続期間を有する確率変動機能は、実質的に、第1特別図柄当否
判定または第2特別図柄当否判定で当りと判定されるまで継続することとなる。なお、大
当り遊技実行中に遊技球が特定領域300を通過することなく終了した場合は、大当り遊
技終了後に確率変動機能が作動することはなく、大当り遊技終了後は低確率状態となる。
)にて中大入賞装置31が開放状態となるため、確率変動機能が作動するか否かが15R
目に決定されることとなる。15R大当り遊技Aでは、15R目に中大入賞装置31が2
5秒間に亘り開放状態となるため、中大入賞口31aへの入球限度数の遊技球の入球が容
易であり、入球限度数の遊技球入球に伴い、遊技球が特定領域300を通過する確率は比
較的高くなるように構成されている。そして、15R大当り遊技Aの実行中に遊技球が特
定領域300を通過した場合は、15R大当り遊技Aの終了後に確率変動機能の作動とと
もに、開放時間延長機能(10000回)が作動することとなる。また、15R大当り遊
技Aの実行中に遊技球が特定領域300を通過しなかった場合は、15R大当り遊技Aの
終了後に確率変動機能は作動せず、低確率状態にて開放時間延長機能(100回)が作動
することとなる。
り図柄決定処理にて「当り特別図柄Bの停止表示(LED62bのみが点灯する停止表示
態様)」が決定される。当り特別図柄Bの停止表示を契機に実行される大当り遊技には、
「15R大当り遊技B」が対応付けられている。この「15R大当り遊技B」は、15R
大当り遊技Aと同様に、右大入賞装置35の開放動作が、1秒のインターバルを挟みつつ
14回(14ラウンド分)繰り返された後、長時間(4秒)のインターバルを経て、中大
入賞装置31の開放動作が1回(1ラウンド)行われるタイプの大当り遊技であり、入球
限度数も15R大当り遊技Aと同数(10個)が規定されている。しかしながら、15R
大当り遊技Bでは、1〜14R目に右大入賞装置35が開放状態となる開放限度時間は「
25秒」に設定されているものの、15R目に中大入賞装置31が開放状態となる開放限
度時間は「5秒」に設定されている。このため、15R大当り遊技Bでは、15R目に中
大入賞口31aへの入球限度数(10個)の遊技球入球が15R大当り遊技Aに比べて困
難であり、その分、特定領域300を遊技球が通過する可能性が低くなる。このため、1
5R大当り遊技Bは、15R大当り遊技Aに比べて、大当り遊技終了後に確率変動機能が
作動する可能性が低い大当り遊技であるといえる。
R大当り遊技Aの終了後と同様に、15R大当り遊技Bの終了後に確率変動機能と開放時
間延長機能が作動することとなる。また、15R大当り遊技Bの実行中に遊技球が特定領
域300を通過しなかった場合は、15R大当り遊技Bの終了後に確率変動機能は作動せ
ず、低確率状態にて開放時間延長機能(50回)が作動することとなる。このように、1
5R大当り遊技Bは、「確率変動機能の作動条件が成立する可能性(特定領域300を遊
技球が通過する可能性)」および「確率変動機能の作動条件が成立しなかった場合の開放
時間延長機能の作動期間」のいずれも15R大当り遊技Aに比べて不利に設定されており
、15R大当り遊技Bは、15R大当り遊技Aに比べて不利な大当り遊技であるといえる
。
当り図柄決定処理にて「当り特別図柄Cの停止表示(LED62cのみが点灯する停止表
示態様)」が決定される。当り特別図柄Cの停止表示を契機に実行される大当り遊技には
、「14R大当り遊技」が対応付けられている。この「14R大当り遊技」は、右大入賞
装置35の開放動作が、1秒のインターバルを挟みつつ14回(14ラウンド)繰り返さ
れるタイプの大当り遊技であり、1〜14R目に右大入賞装置35が開放状態となる開放
限度時間は「25秒」に設定されている。この14R大当り遊技は、中大入賞装置31が
開放状態となる機会がないため、特定領域300を遊技球が通過する可能性がゼロである
。このため、14R大当り遊技の終了後には、確率変動機能が作動することがない。また
、14R大当り遊技の終了後には、低確率状態にて開放時間延長機能(30回)が作動す
る。このように、14R大当り遊技は、確率変動機能が作動することがなく、開放時間延
長機能の作動期間が最も短期間に設定されるため、15R大当り遊技A、Bに比べて不利
な大当り遊技であるといえる。
る処理)で用いられる第2当り図柄決定用テーブルについて説明する。図15は、第2当
り図柄決定用テーブルを概念的に記したものである。図15には、第2当り図柄決定用乱
数(1〜100の乱数値)に対応付けられる「当り特別図柄D」、「当り特別図柄E」が
記載され、図14と同様に、各当り特別図柄の停止表示態様と、各当り特別図柄の停止表
示を契機に実行される大当り遊技の実行態様と、各大当り遊技後の遊技進行態様との対応
関係が記されている。
定処理にて「当り特別図柄Dの停止表示(LED62dのみが点灯する停止表示態様)」
が決定される。当り特別図柄Dの停止表示を契機に実行される大当り遊技には、前述の「
15R大当り遊技A」が対応付けられている。15R大当り遊技Aの実行態様の詳細およ
び15R大当り遊技Aの終了後の遊技進行態様は、前述した第1当り図柄決定用テーブル
での説明と同じであるため説明を省略する。
柄決定処理にて「当り特別図柄Eの停止表示(LED62eのみが点灯する停止表示態様
)」が決定される。当り特別図柄Eの停止表示を契機に実行される大当り遊技には、前述
の「15R大当り遊技B」が対応付けられている。15R大当り遊技Bの実行態様の詳細
および15R大当り遊技Bの終了後の遊技進行態様は、前述した第1当り図柄決定用テー
ブルでの説明と同じであるため説明を省略する。
能の作動契機とならない14R大当り遊技に対応する「当り特別図柄C」に最も多くの第
1当り図柄決定用乱数(41〜100の60個)が対応付けられている。一方、第2当り
図柄決定処理では、図15から明らかなように、当り特別図柄D、Eのみに第2当り図柄
決定用乱数が対応付けられ、確率変動機能の作動契機とならない大当り遊技(14R大当
り遊技)が設定されることがない。このため、開放時間延長機能が作動していない状態(
第1特別図柄の変動表示が主の状態)では、確率変動機能の作動契機となる大当り遊技(
15R大当り遊技A、B)の実行可能性は低く、開放時間延長機能が作動している状態(
第2特別図柄の変動表示が主の状態)では、確率変動機能の作動契機となる大当り遊技(
15R大当り遊技D、E)の実行可能性が高いゲーム性が実現可能となる。
る「4秒のインターバル」中に特殊な予告演出を行うこととしている。すなわち、中大入
賞装置31が開放状態となる最終回のラウンド(15R目)が発生する直前のインターバ
ル中(4秒の閉鎖中)に、「これから確率変動機能の作動条件を成立させる機会が発生す
る旨」を、演出表示装置27での表示を用いて遊技者に予告として報知することとしてい
る。これにより、中大入賞装置31が開放状態となる最終回のラウンド(15R目)中に
、遊技球が中大入賞口31aに入球するか否か、および中大入賞口31aに入球した遊技
球の行方(特定領域を通過するか否か)を遊技者が見逃すことを抑止し、大当り遊技中の
遊技興趣を向上させることができる。また、15R大当り遊技Aと15R大当り遊技Bと
で、予告演出の種類を相違させることもでき、例えば、15R大当り遊技Aでは4秒のイ
ンターバル中に「確変大チャンス!!」の表示を行う予告演出を実行し、15R大当り遊
技Bでは4秒のインターバル中に「確変チャンス!」の表示を行う予告演出を実行する。
これにより、これから発生する最終回のラウンド(15R目)で確率変動機能の作動が決
定される期待度を示すことができ、最終回のラウンドを迎える遊技者の興趣を一層盛り上
げることができる。これら予告演出の実行制御は、主制御部200から送信されるラウン
ド関連コマンド(各ラウンドの開始、終了を示すコマンド)に基づいてサブ制御部220
Aによって行われるように構成されている。
表示領域には、3桁の演出図柄を表示する演出図柄表示部27b〜27dが設けられてい
る。演出図柄表示部27b〜27dには、「1」〜「9」からなる演出図柄をそれぞれ表
示可能であり、これらの演出図柄が上下方向(縦方向)に変動表示するように設定されて
いる。演出図柄は、第1特別図柄表示部62Aの第1特別図柄または第2特別図柄表示部
62Bの第2特別図柄の変動表示および停止表示に連動して表示される。
、第1特別図柄または第2特別図柄が何れかの停止図柄(当り特別図柄、外れ特別図柄)
で停止表示すると、該停止図柄に応じた図柄で演出図柄は停止表示される。演出図柄では
、「3桁同一の演出図柄の停止表示」が当りを示す演出図柄に対応し、「それ以外の演出
図柄(つまり、3桁同一とならないバラケ目)の停止表示」が外れを示す演出図柄に対応
している。なお、3桁同一の演出図柄(当りに対応する演出図柄)の停止表示については
、当り特別図柄A〜Eのいずれの場合にも停止表示可能であり、「3桁同一の演出図柄」
を確認しただけでは、後に実行される大当り遊技の種別が判別できないように構成されて
いる。
る変動表示の途中にリーチ表示を行う。また、演出表示装置27において、外れを示す演
出図柄を表示する場合、その前提となる変動表示の途中にリーチ表示を行わない場合と、
リーチ表示を行う場合とがある。また、本実施例のリーチ表示は、演出表示装置27に表
示される演出図柄のうち2桁の演出図柄を同一図柄で停止させ、他の1桁の演出図柄を変
動中とすることを内容とする表示である。
信される変動パターン指定コマンドおよび停止情報指定コマンドに基づいてサブ制御部2
20Aによって行われるように構成されている。ここで、主制御部200からサブ制御部
220Aに向けて送信される変動パターン指定コマンドは、第1、第2特別図柄の変動パ
ターンを示すもので、具体的には、第1、第2特別図柄の変動表示時間や、リーチ演出の
有無等の演出内容を示している。主制御部200は、第1、第2特別図柄当否判定の結果
に応じて第1、第2特別図柄の変動パターンをランダムに(乱数抽選により)決定する。
そして、主制御部200により決定された変動パターンに基づき、サブ制御部220Aが
、演出図柄表示装置27で表示される演出図柄の演出パターンを決定する。また、主制御
部200からサブ制御部220Aに向けて送信される停止情報指定コマンドは第1、第2
特別図柄の停止図柄(当り特別図柄、外れ特別図柄)を示すコマンドである。
制御部200の制御下で行われるメインジョブの一例である。図16に示すメインジョブ
は、主制御基板200に実装されたCPU201が、図示しないROM(CPU201の
内蔵ROMまたは主制御基板200に実装されるROM)に格納されたプログラムに従っ
て実行するもので、電源投入処理(S100)の後、遊技開始処理(S200)、普通図
柄遊技処理(S300)、普通電動役物遊技処理(S400)、特別図柄遊技処理(S5
00)、大当り遊技処理(S600)の各処理が、タイマリセットされる毎に繰り返し実
行される。電源断発生処理(S50)は、停電等によって電源断が発生した場合に、使用
レジスタやスタックポインタの保存、払出モータの停止等が行われ、システムリセットが
発生した場合に電源投入処理(S100)に移るようになっている。
り、電源投入時にはRAM初期化処理等が行われ、電源断復帰時には電源断時の遊技状態
に復帰させるための復帰設定等が行われ。遊技開始処理(S200)では、各種スイッチ
状態の検出、各種乱数の更新、賞球払出制御等が行われる。
部56にて普通図柄を当り普通図柄で停止表示させるか、外れ普通図柄で停止表示させる
かを決定する。ここで、前述したように、本実施例における普通図柄当否判定は、第2始
動口に遊技球が入球する可能性を高める開放時間延長機能の作動状態に応じて、当りとな
る確率が異なっており、開放時間延長機能の作動時の方が、開放時間延長機能の非作動時
に比べ当りとなる確率が高くなっている。
に従って普通図柄の変動表示を開始する。そして、設定した普図変動時間が経過すると、
予め決定しておい停止図柄で普通図柄を停止表示させ、普通図柄が当り普通図柄で停止表
示された場合には、普通電動役物(普通電動役物ソレノイド17c)の作動を開始させる
(普通電動役物を開放駆動させる)。普通図柄遊技処理では、以上のようにして、普通図
柄の変動表示および停止表示を行い、普通図柄が当り普通図柄の表示態様で停止表示され
た場合には、普通電動役物を開放駆動させる処理を行う。普通電動役物が開放駆動すると
、一対の翼片部が開放状態となり、第2始動口に遊技球が入球し易くなる。
)が所定時間を経過したか否かを判定し、所定時間が経過していない場合には、第2始動
口に規定数の入球があったか否かを判定する。第2始動口に規定数の入球があったと判定
されるか、所定時間が経過していると判定された場合には、普通電動役物の開放駆動を停
止し、一対の翼片部が閉鎖状態となって、第2始動口に遊技球が入球困難となる。なお、
本実施例では、開放時間延長機能の作動状態に応じて、普通電動役物が開放駆動する時間
(開放時間)を異ならせている。具体的には、開放時間延長機能が作動していない状態で
は、所定時間として「0.5秒」を設定し、開放時間延長機能が作動している状態では、
所定時間として「3秒」を設定することとしている。
明する。まず、図17に示すように始動口入賞処理を行う(S501)。ここで、始動口
入賞処理(S501)について図19のフローチャートに基づいて説明する。
動口28への遊技球入球が検出されていないと判定された場合には(S501a:NO)
。S501dの処理に移行する。一方、第1始動口への遊技球入球が検出されたと判定さ
れた場合には(S501a:YES)、第1特別図柄に係る保留数が4未満であるか否か
を判定する(S501b)。この結果、第1特別図柄に係る保留数が4未満でない(4以
上である)と判定された場合には(S501b:NO)、S501dの処理に移行し、第
1特別図柄保留数が4未満であると判定された場合には(S501b:YES)、第1特
別図柄に関連する各種乱数(第1当否判定用乱数、第1当り図柄決定用乱数)を取得して
RAMの所定領域に記憶する(S501c)。これにより、第1特別図柄に係る保留数が
1増加する。
動口への遊技球入球が検出されていないと判定された場合には(S501d:NO)。始
動口入賞処理を終了する。一方、第2始動口への遊技球入球が検出されたたと判定された
場合には(S501d:YES)、第2特別図柄に係る保留数が4未満であるか否かを判
定する(S501e)。この結果、第2特別図柄に係る保留数が4未満でない(4以上で
ある)と判定された場合には(S501e:NO)、始動口入賞処理を終了し、第2特別
図柄に係る保留数が4未満であると判定された場合には(S501e:YES)、第2特
別図柄に関連する各種乱数(第2当否判定用乱数、第2当り図柄決定用乱数)を取得して
記憶する(S501f)。これにより、第2特別図柄に係る保留数が1増加する。
、後述する「大当り遊技フラグ」がONであるか否かによって判定される。この結果、大
当り遊技中である(大当り遊技フラグがONである)と判定された場合には(S502:
YES)、特別図柄遊技処理を終了し、大当り遊技中でない(大当り遊技フラグがOFF
である)と判定された場合には(S502:NO)、特別図柄(第1特別図柄または第2
特別図柄)が変動中であるか否かを判定する(S503)。
のS510の処理に移行し、特別図柄が変動中でないと判定された場合には(S503:
NO)、特別図柄の停止表示時間中であるか否かを判定する(S504)。ここで、特別
図柄の停止表示時間とは、停止表示された特別図柄を確定させる時間のことであり、本実
施例では、特別図柄の停止表示時間を「1秒」としている。そして、特別図柄の停止表示
時間中であると判定された場合には(S504:YES)、後述のS514の処理に移行
し、特別図柄の停止表示時間中でないと判定された場合には(S504:NO)、第2特
別図柄に係る保留数がゼロであるか否かを判定する(S506)。この結果、第2特別図
柄に係る保留数がゼロであると判定された場合には(S506:YES)、第1特別図柄
に係る保留数がゼロであるか否かを判定する(S507)。
ES)、特別図柄遊技処理を終了する。一方、第1特別図柄に係る保留数がゼロでないと
判定された場合には(S507:NO)、第1特別図柄変動表示処理を行う(S508)
。
には(S506:NO)、第2特別図柄変動表示処理を行う(S509)。つまり、S5
06の判定処理で第2特別図柄に係る保留数がゼロでないと判定された場合には(S50
6:NO)、第1特別図柄に係る保留数がゼロでなくても(1以上であっても)第2特別
図柄の変動表示処理が実行される。これにより、第2特別図柄の変動表示が第1特別図柄
よりも優先して行われることとなり、S506の判定処理によって第2特別図柄の優先変
動機能が実現される。
9)を図20のフローチャートに基づいて説明する。第1特別図柄変動表示処理と第2特
別図柄変動表示処理は、「第1特別図柄」と「第2特別図柄」の部分が異なっている以外
は同一内容の処理であり、図20における「特別図柄」が、第1特別図柄変動表示処理で
は「第1特別図柄」となり、第2特別図柄変動表示処理では「第2特別図柄」となる。こ
こでは、第1特別図柄変動表示処理(S508)について説明し、第2特別図柄変動表示
処理(S509)の説明を省略する。
当否判定用乱数を読み出し(S508a)、第1特別図柄当否判定を行う(S508b)
。第1特別図柄当否判定では、当り値が設定された当否判定テーブルに第1当否判定用乱
数を照合して、「当り(当り値と第1当否判定用乱数が一致)」と「外れ(当り値と第1
当否判定用乱数が不一致)」のいずれかを判定する。本実施例では、当否判定テーブルと
して、所定の当り値が設定された低確率判定テーブルと、低確率判定テーブルの10倍の
個数の当り値が設定されている高確率判定テーブルとが設けられ、確率変動機能が作動し
ていない状態(低確率状態)では、低確率判定テーブルを用いて第1特別図柄当否判定を
行い、確率変動機能が作動している状態(高確率状態)では、高確率判定テーブルを用い
て第1特別図柄当否判定を行う。
間延長機能の作動中であると判定された場合には(S508c:YES)、開放時間延長
機能作動時の第1特別図柄の変動パターン設定処理を行う(S508d)。開放時間延長
機能作動時の第1特別図柄の変動パターン設定処理では、第1特別図柄の変動表示時間と
して開放時間延長機能非作動時よりも短い変動表示時間(例えば2秒)が規定される「短
変動パターン」が設定される。一方、開放時間延長機能の作動中でないと判定された場合
には(S508c:YES)、開放時間延長機能非作動時の第1特別図柄の変動パターン
設定処理を行う(S508e)。開放時間延長機能非作動時の第1特別図柄の変動パター
ン設定処理では、第1特別図柄の変動表示時間として開放時間延長機能作動時よりも長い
変動表示時間(例えば10秒)が規定される「通常変動パターン」が設定される。
ると、図20のS508fの処理に移行し、主制御部200のRAMの所定領域に記憶さ
れている第1当り図柄決定用乱数を読み出す(S508f)。
停止する場合(第1特別図柄当否判定の結果が当りの場合)は、第1当り図柄決定用テー
ブルと、S508fで読み出した第1当り図柄決定用乱数とを用いて、前述した第1当り
図柄決定処理を行って第1特別図柄の当り特別図柄を決定する。また、第1特別図柄が外
れ特別図柄で停止する場合(第1特別図柄当否判定の結果が外れの場合)は、S508f
で読み出した第1当り図柄決定用乱数を用いることなく、一の外れ特別図柄(第1特別図
柄表示部62AにおけるLED62a〜62cの全点灯)を決定する。なお、第2特別図
柄が当り特別図柄で停止する場合(第2特別図柄当否判定の結果が当りの場合)は、第1
特別図柄のときと同様に、第2当り図柄決定用テーブルと、S509fで読み出した第2
当り図柄決定用乱数とを用いて、前述した第2当り図柄決定処理を行って第2特別図柄の
当り特別図柄を決定する。
で決定された特別図柄の停止図柄に従って、第1特別図柄表示部61で第1特別図柄の変
動表示を開始し(S508h)、これに付随して、図柄変動開始時コマンドとしての第1
特別図柄の変動パターン指定コマンドと停止情報指定コマンドをサブ制御部220Aに送
信する(S508i)。変動パターン指定コマンドは、S508d、S508eで設定さ
れた第1特別図柄の変動パターンを指定するコマンドであり、第1特別図柄情報指定コマ
ンドは、第1特別図柄の停止図柄を指定するコマンドである。この変動パターン指定コマ
ンドと停止情報指定コマンドをサブ制御部220Aに送信すると、これらコマンド(図柄
変動開始時コマンド)を受信したサブ制御部220Aおよび演出表示制御部280の制御
下で図柄変動演出(演出図柄の変動表示)が開始される。そして、第1特別図柄保留数を
1減算する(S508j)。以上までが、第1特別図柄の変動表示を開始する際の処理で
ある。
変動中であると判定された場合には(S503:YES)、変動中の特別図柄の変動表示
時間が経過しているか否かを判定する(S510)。この結果、特別図柄の変動表示時間
が経過していないと判定された場合には(S510:NO)、特別図柄遊技処理を終了し
、特別図柄の変動表示時間が経過していると判定された場合には(S510:YES)、
特別図柄の変動表示を停止し(S511)、特別図柄の変動表示が停止したことを示す図
柄停止コマンドをサブ制御部220Aに送信し(S512)、特別図柄の停止表示時間を
設定する(S513)。
特別図柄の停止表示時間が経過していないと判定された場合には(S514:NO)、特
別図柄遊技処理を終了し、特別図柄の停止表示時間が経過していると判定された場合には
(S514:YES)、特別図柄の停止図柄が当り特別図柄であるか否かを判定する(図
6(b)のS515)。この結果、特別図柄の停止図柄が当り特別図柄であると判定され
た場合には(S515:YES)、大当り終了時参照バッファに今回の当り特別図柄に対
応する大当り遊技の種類(14R大当り遊技、15R大当り遊技A、15R大当り遊技B
)と現在の遊技状態を示すフラグ(確変フラグ、変動短縮フラグ、開放延長フラグ)の状
態をセットする(S516)。
(S518)、大当り遊技の実行パターンをセットする(S519)。大当り遊技の実行
パターンとしては、今回の当り特別図柄に対応する大当り遊技の種類(14R大当り遊技
、15R大当り遊技A、15R大当り遊技B)に基づく実行態様がセットされ、大当り遊
技のラウンド数(14Rまたは15R)、各ラウンドの開放限度時間、各ラウンド間のイ
ンターバル時間等がセットされる。これにより、今回の当り特別図柄に対応する大当り遊
技が実行可能となる。
と判定された場合は(S520:YES)、確変フラグをOFFにセットし(S521)
、S522の処理に移行する。一方、確変フラグがONでないと判定された場合には(S
520:NO)、そのままS522の処理に移行する。なお、「確変フラグ」は、確率変
動機能が作動しているか否か(高確率状態であるか否か)を示すフラグであり、ONにセ
ットされることで確率変動機能が作動していることを示す。
ONでないと判定された場合には(S522:NO)、そのまま特別図柄遊技処理を終了
する。一方、変動短縮フラグがONであると判定された場合には(S522:YES)、
変動短縮フラグをOFFにセットし(S523)、さらに開放延長フラグをOFFにセッ
トする(S524)。これにより、大当り遊技の開始に伴い、確率変動機能、変動時間短
縮機能、開放時間延長機能のすべてが作動を停止する。なお、「変動短縮フラグ」は、変
動時間短縮機能が作動しているか否かを示すフラグであり、ONにセットされることで変
動時間短縮機能が作動していることを示す。また、「開放延長フラグ」は、開放時間延長
機能が作動しているか否かを示すフラグであり、ONにセットされることで開放時間延長
機能が作動していることを示す。
でない(換言すると、外れ特別図柄である)と判定された場合には(S515:NO)、
開放延長フラグがONであるか否かを判定する(S525)。この結果、開放延長フラグ
がONでないと判定された場合は(S525:NO)、特別図柄遊技処理を終了し、開放
延長フラグがONであると判定された場合は(S525:YES)、開放延長回数カウン
タを1減算し(S526)、開放延長回数カウンタがゼロになったか否かを判定する(S
528)。
:NO)、特別図柄遊技処理を終了し、開放延長回数カウンタがゼロになったと判定され
た場合には(S528:YES)、変動短縮フラグをOFFにセットし(S529)、開
放延長フラグをOFFにセットする(S530)。これにより、変動時間短縮機能と開放
時間延長機能が作動停止する。
る。大当り遊技処理(S600)では、S519で設定された大当り遊技の実行パターン
に従って右大入賞口35aと中大入賞口31aの開閉動作が制御される。まず、大当り遊
技中であるか否か(大当り遊技フラグがONであるか否か)を判定する(S601)。こ
の結果、大当り遊技中でない(大当り遊技フラグがOFFである)と判定された場合には
(S601:NO)、大当り遊技処理を終了し、大当り遊技中である(大当り遊技フラグ
がONである)と判定された場合には(S601:YES)、右大入賞口35aまたは中
大入賞口31aが開放中であるか否かを判定する(S602)。この結果、右大入賞口3
5aまたは中大入賞口31aが開放中でないと判定された場合には(S602:NO)、
右大入賞口35aまたは中大入賞口31aの開放タイミングであるか否かを判定し(S6
09)、開放タイミングである場合には(S609:YES)、右大入賞口35aまたは
中大入賞口31aを開放し(S610)、開放タイミングでない場合には(S609:N
O)、一旦大当り遊技処理を終了する。なお、本実施例における開始タイミングは、1回
のラウンドの開始タイミングと一致しており、「大当り遊技が開始されるとき」と「前回
のラウンド終了後に計時されるインターバル時間が規定時間に達したとき」とが開放タイ
ミングに設定されており、これら開放タイミングのいずれかに従って右大入賞口35aま
たは中大入賞口31aが開放状態とされる。
には(S602:YES)、現在のラウンドが「15ラウンド目」であるか否かを判定す
る(S603)。この結果、現在のラウンドが「15ラウンド目」であると判定された場
合には(S603:YES)、遊技球が特定領域300を通過したか否かを判定する(S
604)。遊技球が特定領域300を通過したか否かは、特定領域300に設けられる特
定領域検出スイッチ300sからの検出信号の有無で判定される。S604で遊技球が特
定領域300を通過したと判定された場合には(S604:YES)、遊技球が特定領域
300を通過したか否かを示す特定領域通過フラグをONにセットしてS606の処理に
移行する。また、遊技球が特定領域300を通過していないと判定された場合には(S6
04:NO)、特定領域通過フラグをONにセットせず(OFFのまま)、S606の処
理に移行する。なお、本実施例では、15ラウンド中に複数個の遊技球が特定領域300
を通過した場合に、遊技球が最初に特定領域300を通過した際に特定領域通過フラグが
ONにセットされるため、特定領域通過フラグがONにセットされている状態で遊技球が
特定領域300を通過した際にはS604の判定を行わないこととしている。また、本実
施例では、15ラウンド中以外は、特定領域通過フラグをONにセットする処理が行われ
ることはなく、15ラウンド中以外に特定領域300を遊技球が通過しても、この特定領
域300の通過は無効とされる。これにより、特定領域300を不正に通過させる行為を
防止することができる。また、前述した「14R大当り遊技」では、ラウンド数が最大で
14ラウンドであるため、S603の処理が行われることはなく、大当り遊技が終了する
。
03:NO)、またはS604での判定処理が行われた場合には、右大入賞口35aまた
は中大入賞口31aの閉鎖タイミングであるか否かを判定する(S606)。この結果、
閉鎖タイミング(ラウンドの終了タイミング)である場合には(S606:YES)、右
大入賞口35aまたは中大入賞口31aの開放を終了して閉鎖状態とし(S607)、閉
鎖タイミングでない場合には(S606:NO)、右大入賞口35aまたは中大入賞口3
1aの開放を継続する。なお、本実施例における閉鎖タイミングは、1回のラウンドの終
了タイミングと一致しており、「右大入賞口35aまたは中大入賞口31aの開放限度時
間が経過したとき」と「右大入賞口35aまたは中大入賞口31aに入球限度数の遊技球
が入球したとき」とが閉鎖タイミングに設定されており、これら閉鎖タイミングのうち先
に達成されたタイミングで右大入賞口35aまたは中大入賞口31aが閉鎖状態とされる
。
大当り遊技に設定されているラウンド数の残りがゼロであるか否かを判定する(S608
)。本実施例では、S608の判定に先立って、右大入賞口35aまたは中大入賞口31
aの開放が終了して閉鎖状態となると、ラウンド数を「1」減算する処理が行われる(図
示省略)。そして、S608の判定では、減算後の残りのラウンド数がゼロであるか否か
を判定し、残りのラウンド数がゼロでない場合には(S608:NO)、未だ大当り遊技
が継続するものとして大当り遊技処理を一旦終了する。一方、残りのラウンド数がゼロで
ある場合には(S608:YES)、大当り遊技フラグをOFFにセットして、後述の大
当り遊技終了時処理(S700)に移行する。
説明する。まず、特定領域通過フラグがONであるか否かを判定する(S701)。特定
領域通過フラグがONである場合には(S701:YES)、確変フラグをONにセット
する(S702)。これにより、大当り遊技終了後に確率変動機能が作動開始する。また
、確率変動機能の作動期間として「10000回」の特別図柄の変動表示をセットする(
S702)。これにより、大当り遊技終了後に行われる特別図柄当否判定(第1特別図柄
当否判定、第2特別図柄当否判定)が10000回に達するまで(実質的には次回当り判
定されるまで)、確率変動機能を作動継続させることができる。そして、変動短縮フラグ
および開放延長フラグをONにセットし(S705、S706)、開放延長回数カウンタ
に変動時間短縮機能および開放時間延長機能の作動期間を定めるための値(10000回
)をセットする(S707)。これにより、大当り遊技終了後に変動時間短縮機能と開放
時間延長機能が作動開始する。なお、本実施例では、特定領域通過フラグがONにセット
されている場合には、開放延長回数カウンタに「10000」がセットされる。これによ
り、大当り遊技終了後に行われる特別図柄当否判定(第1特別図柄当否判定、第2特別図
柄当否判定)が10000回に達するまで(実質的には次回当り判定されるまで)、変動
時間短縮機能と開放時間延長機能を作動継続させることができ、確率変動機能と変動時間
短縮機能と開放時間延長機能とを同時期に作動開始し、同時期に作動終了させることがで
きる。
NO)、確変フラグをONにセットすることなく、変動短縮フラグおよび開放延長フラグ
をONにセットし(S708、S709)、開放延長回数カウンタに変動時間短縮機能お
よび開放時間延長機能の作動期間を定めるための値(N回)をセットする(S710)。
これにより、大当り遊技終了後に、確率変動機能が作動することなく、低確率状態で変動
時間短縮機能と開放時間延長機能が作動開始する。なお、本実施例では、特定領域通過フ
ラグがONでない場合には、直前に終了した大当り遊技の種類(14R大当り遊技、15
R大当り遊技A、15R大当り遊技B)に対応させて、開放延長回数カウンタに「30」
、「50」、「100」のいずれかがセットされる。これにより、特定領域300に遊技
球が通過することなく終了した大当り遊技後には、確率変動機能は作動しないものの、終
了した大当り遊技の種類に応じた期間に亘り変動時間短縮機能および開放時間延長機能が
作動し、低確率状態でありながら、第2特別図柄の変動表示機会を通常時よりも増加させ
ることができる。
当り遊技が実行される場合よりも、第2特別図柄での当り特別図柄の停止表示を契機とし
て大当り遊技が実行される場合の方が、特定領域300を遊技球が通過する可能性のある
「15R大当り遊技A」および「15R大当り遊技B」の実行確率が高く設定されている
。これにより、「第1特別図柄よりも第2特別図柄で大当り遊技が実行される場合の方が
、特定領域300を遊技球が通過する可能性が高く、それに応じて確率変動機能の作動可
能性が高まる」という新たな遊技性を実現することができ、第2特別図柄での当り特別図
柄の停止表示を契機として大当り遊技が実行される場合に、確率変動機能の作動に期待す
る遊技者の興趣を従来に比して向上させることができる。
場合には、特定領域300を遊技球が通過する可能性が最も高い15R大当り遊技Aの実
行確率が、15R大当り遊技Bの実行確率よりも高く設定されている。このため、一旦、
確率変動機能および開放時間延長機能が作動開始すると、第2特別図柄での図柄変動遊技
の実行頻度が高まって、「特定領域を遊技球が通過する可能性が高い15R大当り遊技B
が連続して実行される確率が高まる状態」となり、確率変動機能および開放時間延長機能
を高確率で作動継続させることが可能となる。これにより、第2特別図柄での当り特別図
柄の停止表示を契機として大当り遊技が実行される場合に、確率変動機能の作動継続に期
待する遊技者の興趣を従来に比して向上させることができる。
場合であっても、各大当り遊技の終了後に予め対応付けられた期間に亘り、開放時間延長
機能が作動する。具体的には、大当り遊技毎に設定される「遊技球が特定領域300を通
過する可能性」が高くになるにつれて、開放時間延長機能の作動期間が長くなるように設
定されている。このように、大当り遊技中に遊技球が特定領域300を通過しなかった場
合であっても、その後に「第2特別図柄で当り特別図柄が停止表示され得る機会」を適宜
発生させることで、遊技球が特定領域300を通過しなかったことによる興趣低下を軽減
できる。また、遊技球が特定領域300を通過せずに終了した大当り遊技後に開放時間延
長機能が作動することで、確率変動機能の作動開始或いは作動復帰に対する遊技者の期待
感を高め、大当り遊技終了後の遊技者の興趣を従来に比して向上させることができる。さ
らに、大当り遊技終了後の開放時間延長機能の作動バリエーションを多彩にすることで、
大当り遊技終了後における期待感に高低を生じさせることでき、当該遊技機を一層面白み
のあるものにすることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者が
それらから容易に置き換えられる範囲にもおよび、かつ、当業者が通常有する知識に基づ
く改良を適宜付加することができる。
賞口装置31における15ラウンド目の開放時間を異ならせていたが、高確率状態の発生
可能性(確率変動機能の作動可能性)に差を生じさせるための構成としては、他の構成を
採用することとしてもよい。例えば、中大入賞口31aへの入球率を相違させる構成とし
て、15R大当り遊技Aでは、15ラウンド目の中大入賞口装置31を25秒間開放し続
ける開放パターンとし、15R大当り遊技Bでは、15ラウンド目の中大入賞口装置31
を25秒間の間、開放と閉鎖をランダムで繰り返す開放パターンとする。このような構成
でも、15R大当り遊技Bの方が15R大当り遊技Aよりも15ラウンド目における中大
入賞口31aへの入球率が低下することとなり、上述した実施例と同等の効果を得ること
ができる。
定領域301に誘導する経路とを切り換える振分ソレノイド401の制御(通電と通電停
止)を、当該遊技機1の電源投入時から常時一定のタイミング(2秒毎)で交互に行うこ
ととしていた。しかしながら、振分ソレノイド401の駆動制御はこれに限定されず、中
大入賞装置31が開放状態とされている間だけ、振分ソレノイド401を通電させる(中
大入賞装置31が閉鎖状態とされている間には振分ソレノイド401を常時通電停止させ
る)ようにしてもよい。
て開放状態になる場合には、15ラウンド目の開始(中大入賞装置31の開放)と共に振
分ソレノイド401を通電させ、その後は「4秒の通電」と「1秒の通電停止」とを繰り
返し交互に行う第1駆動制御パターンとする。また、15R大当り遊技Bの15ラウンド
目に中大入賞装置31が25秒間に亘って開放状態になる場合には、15ラウンド目の開
始(中大入賞装置31の開放)と共に振分ソレノイド401を通電させ、その後は「1秒
の通電」と「4秒の通電停止」とを繰り返し交互に行う第2駆動制御パターンとする。こ
のような構成によると、15R大当り遊技Aと15R大当り遊技Bとで15ラウンド目に
中大入賞装置31を開放状態とする開放時間が同一でありながら、遊技球を特定領域30
0に誘導する経路と、遊技球を非特定領域301に誘導する経路とを切り換える切換パタ
ーンが、15R大当り遊技Bよりも15R大当り遊技Aの方が遊技者に有利な構成になる
。したがって、このような構成でも、15R大当り遊技Bの方が15R大当り遊技Aより
も特定領域300を通過する可能性が低下することとなり、上述した実施例と同等の効果
を得ることができる。
い。変形例の遊技機1は、第1当り図柄決定用テーブルが前述した実施例と異なり、遊技
球が特定領域300を通過しなかった場合における開放時間延長機能の作動構成が異なる
ものである。なお、基本となる制御構成は、前述した実施例と同一であるため、以下では
変更点のみ説明する。
ず、図23の第1当り図柄決定用テーブルについて説明する。
の「当り特別図柄A」、「当り特別図柄B」、「当り特別図柄C」が記載され、各当り特
別図柄の停止表示態様と、各当り特別図柄の停止表示を契機に実行される大当り遊技の実
行態様と、各大当り遊技後の遊技進行態様との対応関係が記されている。
定処理にて「当り特別図柄Aの停止表示(LED62aのみが点灯する停止表示態様)」
が決定される。当り特別図柄Aの停止表示を契機に実行される大当り遊技には、前述した
実施例 の15R大当り遊技Aと同態様のラウンド数および中大入賞口31aの開放パタ
ーンが設定された「15R大当り遊技X」が対応付けられている。なお、変形例の15R
大当り遊技Xの終了後は、前述した実施例と異なる態様で開放時間延長機能が作動する。
つまり、開放時間延長機能の作動期間は、15R大当り遊技Xの実行中に「遊技球が特定
領域300を通過するか否か」だけでなく、「特定領域300を通過した場合、何個の遊
技球が特定領域を通過したか」の結果によって、「100回(第1特別図柄および第2特
別図柄の変動表示回数)」または「10000回(第1特別図柄および第2特別図柄の変
動表示回数)」が設定される。
00を通過した場合であって、今回の15ラウンド内で特定領域300を通過した遊技球
の通過個数が「3個以上」の場合には、15R大当り遊技Xの終了後に確率変動機能の作
動とともに、開放時間延長機能(10000回)が作動することとなる。また、15R大
当り遊技Xでの15ラウンド中に1個以上の遊技球が特定領域300を通過した場合であ
って、今回の15ラウンド内で特定領域300を通過した遊技球の通過個数が「3個より
少ない個数(2個以下)」の場合には、15R大当り遊技Xの終了後に確率変動機能の作
動とともに、開放時間延長機能(100回)が作動することとなる。また、15R大当り
遊技Xの実行中に遊技球が特定領域300を通過しなかった場合は、15R大当り遊技X
の終了後に確率変動機能は作動せず、低確率状態にて開放時間延長機能(100回)が作
動することとなる。つまり、本変形例の15R大当り遊技Xでは、15ラウンド中に予め
定められた予め定められた第1個数(3個以上)の遊技球が特定領域300を通過した場
合には、15ラウンド中に第1個数の遊技球が特定領域300を通過しなかった場合に比
べ、有利な態様で開放時間延長機能を作動させることとしている。
り図柄決定処理にて「当り特別図柄Bの停止表示(LED62bのみが点灯する停止表示
態様)」が決定される。当り特別図柄Bの停止表示を契機に実行される大当り遊技には、
前述した実施例の15R大当り遊技Bと同態様のラウンド数および中大入賞口31aの開
放パターンが設定された「15R大当り遊技Y」が対応付けられている。なお、変形例の
15R大当り遊技Yの終了後は、前述した実施例と異なる態様で開放時間延長機能が作動
する。つまり、開放時間延長機能の作動期間は、15R大当り遊技Yの実行中に「遊技球
が特定領域300を通過するか否か」だけでなく、「特定領域300を通過しなかった場
合、何個の遊技球が非特定領域301を通過したか」の結果によって、「100回(第1
特別図柄および第2特別図柄の変動表示回数)」、「50回(第1特別図柄および第2特
別図柄の変動表示回数)」または「0回」が設定される。
した場合には、15R大当り遊技Yの終了後に確率変動機能の作動とともに、開放時間延
長機能(100回)が作動することとなる。また、15R大当り遊技Yでの15ラウンド
中に遊技球が特定領域300を通過しなかった場合であって、今回の15ラウンド内で非
特定領域301を通過した遊技球の通過個数が「1個以上」の場合には、15R大当り遊
技Yの終了後に確率変動機能は作動しないものの、開放時間延長機能(10000回)が
作動することとなる。また、15R大当り遊技Yでの15ラウンド中に遊技球が特定領域
300を通過しなかった場合であって、今回の15ラウンド内で非特定領域301を通過
した遊技球の通過個数が「1個未満(ゼロ)」の場合には、15R大当り遊技Yの終了後
に確率変動機能および開放時間延長機能が作動しない。つまり、本変形例の大当り遊技Y
では、15ラウンド中に遊技球が特定領域300を通過しなかった場合において、当該1
5ラウンド中に遊技球が非特定領域301を通過した個数(言い換えれば、15ラウンド
中に遊技球が特定領域300を通過しなかった場合において中大入賞装置31に入球した
遊技球数)が、予め定められた第2個数(1個)に達している場合には、第2個数に達して
いない場合に比べ、有利な態様で開放時間延長機能を作動させることとしている。
当り図柄決定処理にて「当り特別図柄Cの停止表示(LED62cのみが点灯する停止表
示態様)」が決定される。当り特別図柄Cの停止表示を契機に実行される大当り遊技には
、前述した実施例の14R大当り遊技と同態様のラウンド数および中大入賞口31aの開
放パターンが設定された「14R大当り遊技Z」が対応付けられている。なお、変形例の
14R大当り遊技Zの終了後は、開放時間延長機能が作動しないように設定されている。
参照)を使用する。つまり、変形例において、第2特別図柄で当り特別図柄が停止表示さ
れる際には、前述した実施例と同一の当り特別図柄D、Eが停止表示され、各当り特別図
柄に応じて「15R大当り遊技A」または「15R大当り遊技B」が実行される。そして
、この場合には、「特定領域300を通過した場合、何個の遊技球が特定領域を通過した
か」の結果や、「特定領域300を通過しなかった場合、何個の遊技球が非特定領域30
1を通過したか」の結果等が参照されずに、開放時間延長機能の作動態様が決定される。
このため、変形例では、各図柄決定用テーブルに基づく開放時間延長機能の作動態様を比
較すると、第2当り図柄決定用テーブルの方が第1当り図柄決定用テーブルよりも長期の
開放時間延長機能の作動条件が成立し易く構成されていることから、第2当り図柄決定用
テーブルの方が第1当り図柄決定用テーブルよりも遊技者にとって有利であると言える。
いて説明する。図24は、前述した実施例の大当り遊技終了時処理(図22参照)とS8
07、S810以外の箇所は一致するため、S807、S810のみについて説明する。
動機能の設定を経て移行する処理である。この処理では、変動短縮フラグおよび開放延長
フラグをONにセットした後(S805、S806)、開放延長回数カウンタに変動時間
短縮機能および開放時間延長機能の作動期間を定めるための値P(10000回または1
00回)をセットする(S707)。本変形例では、特定領域通過フラグがONである場
合には、直前に終了した大当り遊技の種類(15R大当り遊技A、15R大当り遊技B、
15R大当り遊技X、15R大当り遊技Y)と、特定領域300を遊技球が通過した通過
個数(特定領域通過個数)に基づいて、開放延長回数カウンタに「10000」と「10
0」のいずれかをセットする。
ラウンド目に中大入賞装置31に入球した遊技球が、特定領域300と非特定領域301
の何れを通過したかを監視するとともに、各領域を各々何個の遊技球が通過したかをカウ
ント(計数)する「通過数カウント機能」が設けられている。そして、直前に終了した大
当り遊技が「15R大当り遊技X」である場合には、通過数カウント機能によりカウント
された特定領域300の通過個数が「3以上」であるか否かを判定し、「3以上」である
場合には、変動時間短縮機能および開放時間延長機能の作動期間Pとして、開放延長回数
カウンタに「10000」をセットする。一方、通過数カウント機能によりカウントされ
た特定領域300の通過個数が「3以上」でない場合(2以下である場合)には、変動時
間短縮機能および開放時間延長機能の作動期間Pとして、開放延長回数カウンタに「10
0」をセットする。なお、通過数カウント機能は、特定領域検出スイッチ300sと非特
定領域検出スイッチ301sからの検出信号に基づいて主制御基板200のCPU201
がカウントすることによって実現される。
ウント機能によりカウントされた特定領域300の通過個数を参酌することなく、変動時
間短縮機能および開放時間延長機能の作動期間Pとして、開放延長回数カウンタに「10
0」をセットする。また、直前に終了した大当り遊技が「15R大当り遊技A」、「15
R大当り遊技B」である場合には、通過数カウント機能によりカウントされた特定領域3
00の通過個数を参酌することなく、変動時間短縮機能および開放時間延長機能の作動期
間Pとして、開放延長回数カウンタに「10000」をセットする。
確率変動機能の設定を行わずに移行する処理である。この処理では、変動短縮フラグおよ
び開放延長フラグをONにセットした後(S808、S809)、開放延長回数カウンタ
に変動時間短縮機能および開放時間延長機能の作動期間を定めるための値Q(0回、50
回、100回)をセットする(S810)。本変形例では、特定領域通過フラグがONで
ない場合には、直前に終了した大当り遊技の種類(15R大当り遊技A、15R大当り遊
技B、15R大当り遊技X、15R大当り遊技Y、14R大当り遊技Z)と、非特定領域
301を遊技球が通過した通過個数(非特定領域通過個数)に基づいて、開放延長回数カ
ウンタに「0」と「50」と「100」のいずれかをセットする。
過数カウント機能によりカウントされた非特定領域301の通過個数が「1以上」である
か否かを判定し、「1以上」である場合には、変動時間短縮機能および開放時間延長機能
の作動期間Qとして、開放延長回数カウンタに「50」をセットする。一方、通過数カウ
ント機能によりカウントされた非特定領域301の通過個数が「1以上」でない場合(ゼ
ロである場合)には、変動時間短縮機能および開放時間延長機能の作動期間Qとして、開
放延長回数カウンタに「0」をセットする。
、「15R大当り遊技B」である場合には、通過数カウント機能によりカウントされた非
特定領域301の通過個数を参照することなく、変動時間短縮機能および開放時間延長機
能の作動期間Qとして、開放延長回数カウンタに「100」をセットする。また、直前に
終了した大当り遊技が「14R大当り遊技」である場合には、通過数カウント機能により
カウントされた特定領域300の通過個数を参照することなく、変動時間短縮機能および
開放時間延長機能の作動期間Qとして、開放延長回数カウンタに「0」をセットする。
たか否かの結果だけでなく、「遊技球が特定領域300を通過した場合、或いは遊技球が
特定領域300を通過しなかった場合における中大入賞装置31に対する詳細な入球態様
」に基づいて、大当り遊技の終了後に作動する開放時間延長機能の作動態様を決定するこ
ととしている。これにより、各大当り遊技中において、遊技球が特定領域300を通過し
た個数や、遊技球が非特定領域301を通過した個数にも遊技者を注目させることができ
、遊技者の興趣を従来に比して向上させることができる。また、大当り遊技中の特定領域
300および非特定領域301の通過結果と、大当り遊技の終了後に作動する開放時間延
長機能の作動態様とを関連させることで、大当り遊技終了後の開放時間延長機能の作動バ
リエーションを多彩にでき、これにより、当該遊技機を一層面白みのあるものにすること
ができる。
る状態において、開放時間延長機能の作動回数が限度回数に達して開放延長機能が終了し
、確率変動機能だけが作動継続する状態(所謂、電サポなし確変状態)が発生し得る。こ
の電サポなし確変状態では、開放時間延長機能が作動していない為、主に第1特別図柄で
の図柄変動遊技が進行し、第1特別図柄で当り特別図柄が停止表示する可能性が高いもの
となる。
態にて第1特別図柄の停止表示を契機に大当り遊技が実行される際には、通常の状態(開
放延長機能および確率変動機能が作動していない状態)と異なる特殊な図柄決定テーブル
を用いることとしてもよい。例えば、電サポなし確変状態にて第1特別図柄が当り特別図
柄で停止表示される際には、図15の第2当り図柄決定用テーブルに基づいて当り特別図
柄を決定するようにしてもよい。これにより、電サポなし確変状態では通常の状態よりも
、「15R大当り遊技A」、「15R大当り遊技B」が実行され易くなり、確率変動機能
および開放時間延長機能を高確率で作動継続させることが可能となる。これにより、第1
特別図柄での当り特別図柄の停止表示を契機として大当り遊技が実行される場合であって
も、そのときの遊技状態に応じて遊技者の興趣を向上させることができる。
第2始動口)、31…中大入賞装置(大入賞口)、35…右大入賞装置、62…特別図柄
表示部(第1図柄表示装置、第2図柄表示装置)、200…主制御部(第1図柄表示手段
、第2図柄表示手段、第1実行パターン設定手段、第2実行パターン設定手段、当り遊技
実行手段、高確率状態発生手段、開放頻度向上状態発生手段)、220…サブ制御部
Claims (1)
- 遊技球が入球可能な第1始動口と、
遊技球の入球可能性が変化可能な第2始動口と、
遊技球が入球不能な閉鎖状態と、遊技球が入球可能な開放状態とに変化可能な第1大入賞口と、
遊技球が入球不能な閉鎖状態と、遊技球が入球可能な開放状態とに変化可能であって、内部に特定領域が設けられる第2大入賞口と、
前記第1始動口への遊技球の入球に基づいて、第1図柄表示装置にて第1図柄を変動表示させる第1図柄表示手段と、
前記第2始動口への遊技球の入球に基づいて、第2図柄表示装置にて第2図柄を変動表示させる第2図柄表示手段と、
前記第1図柄または前記第2図柄が当り態様で停止表示することに基づいて、前記第1大入賞口または前記第2大入賞口が開放状態となる当り遊技を実行する当り遊技実行手段と、
前記当り遊技中に遊技球が前記特定領域を通過したことに基づいて高確率条件が成立すると、前記第1図柄および前記第2図柄が前記当り態様で停止表示される確率を通常よりも高める高確率状態を前記当り遊技の終了後に発生させる高確率状態発生手段と、
前記第2始動口への遊技球の入球頻度が通常よりも高い高頻度状態を発生させる高頻度状態発生手段と、
遊技の演出を行う演出実行手段と、
を備え、
前記当り遊技実行手段は、前記当り遊技として、少なくとも、前記第1大入賞口が開放状態となる時間を所定時間とし、前記第2大入賞口が開放状態となる時間を第1時間とした第1の当り遊技と、前記第1大入賞口が開放状態となる時間を所定時間とし、前記第2大入賞口が開放状態となる時間を前記第1時間よりも長い第2時間とした第2の当り遊技と、を実行可能であり、
前記第2図柄が当り態様で停止表示した場合には、前記第1図柄が当り態様で停止表示した場合よりも、前記第2の当り遊技を実行する確率が高く、
前記高頻度状態発生手段は、前記当り遊技の終了後に前記高頻度状態を発生可能であり、
前記当り遊技中に遊技球が前記特定領域を通過しなかった場合には、遊技球が前記特定領域を通過した場合よりも前記高頻度状態の発生期間が短く、
前記演出実行手段は、前記第1の当り遊技または前記第2の当り遊技の実行中に前記第2大入賞口が開放状態となるに際して、前記高確率条件を成立させる機会が発生する旨を報知する演出を行う
ことを特徴とする遊技機。
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