JP5872815B2 - 神経刺激装置 - Google Patents

神経刺激装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5872815B2
JP5872815B2 JP2011169474A JP2011169474A JP5872815B2 JP 5872815 B2 JP5872815 B2 JP 5872815B2 JP 2011169474 A JP2011169474 A JP 2011169474A JP 2011169474 A JP2011169474 A JP 2011169474A JP 5872815 B2 JP5872815 B2 JP 5872815B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dysfunction
histogram
time interval
control unit
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011169474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013031571A (ja
Inventor
萌 後藤
萌 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2011169474A priority Critical patent/JP5872815B2/ja
Priority to US13/421,077 priority patent/US20130035739A1/en
Publication of JP2013031571A publication Critical patent/JP2013031571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5872815B2 publication Critical patent/JP5872815B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N1/00Electrotherapy; Circuits therefor
    • A61N1/18Applying electric currents by contact electrodes
    • A61N1/32Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
    • A61N1/36Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents for stimulation
    • A61N1/3605Implantable neurostimulators for stimulating central or peripheral nerve system
    • A61N1/3606Implantable neurostimulators for stimulating central or peripheral nerve system adapted for a particular treatment
    • A61N1/36114Cardiac control, e.g. by vagal stimulation

Description

本発明は、神経刺激装置に関するものである。
従来、心拍の変動を検出し、神経を刺激するパルスの強度やパルス幅を調整する心臓治療装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−280588号公報
しかしながら、特許文献1の心臓治療装置では、迷走神経を刺激することによる迷走神経の緊張亢進によって洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生しても神経刺激が継続され、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全に起因する不快感、めまいや失神等を引き起こす不都合がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全に起因する症状の発生を抑えつつ、神経刺激を行うことができる神経刺激装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、神経に対して刺激信号を出力する刺激信号発生部と、心臓事象を取得する心臓事象取得部と、該心臓事象取得部により取得された隣接する心臓事象の時間間隔の値を階級としたヒストグラムを作成し、該ヒストグラムに基づいて洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定して、前記刺激信号のエネルギを低下させるよう前記刺激信号発生部を制御する制御部とを備え、前記制御部が、該制御部により作成された前記ヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級を2以上有する場合に、前記制御部により作成されたヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値を比較することにより、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定する神経刺激装置を提供する。
本発明によれば、頻脈等の場合に迷走神経等の神経に対して刺激信号発生部から刺激信号を出力するとともに、心臓事象取得部により心臓事象を取得する。制御部は、取得された複数の心臓事象の内、隣接して発生した心臓事象の時間間隔の値を検出する。
そして、制御部は、検出された時間間隔の値を階級としたヒストグラムを作成し、該ヒストグラムに基づいて洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定し、刺激信号発生部を制御して、発生する刺激信号のエネルギを低下させる。これにより、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生している場合には、神経刺激が弱められ、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全に起因する不快感、めまいや失神等を抑制することができる。
心臓が正常に動作している場合には、心拍等の心臓事象の時間間隔はほぼ一定である。そのため、取得した複数の心臓事象を元に、時間間隔を階級、その頻度を度数にとったヒストグラムを作成すると、時間間隔の各階級は、単一のピークを有する山型の分布となる。しかしながら、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全、すなわち、洞ブロックや洞停止が発生している場合には、数拍おきに心臓事象が検出されなくなるために、検出される心臓事象の間の時間間隔が伸びたり縮んだりする。このため、ピーク数が複数となったり、ピークの位置が変化したりする。本発明によれば、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全に伴ってこのように変化する心臓事象の時間間隔を階級としたヒストグラムを用いることで、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全を容易に判定し、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全に起因する不快感、めまいや失神等を抑制しつつ神経刺激を行うことができる。
また、上記発明においては、前記制御部は、前記作成されたヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級を2以上有する場合に、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定してもよい。
このようにすることで、取得した複数の心臓事象群の中で、異なる時間間隔で発生する心臓事象が存在するか否かを、ヒストグラムにおいて複数のピークが現れるか否かによって容易に検出し、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であるか否かを容易に判定することができる。
また、上記発明においては、前記制御部は、前記作成されたヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値を比較し、一方の時間間隔の階級値が他方の時間間隔の階級値に対して2以上の整数倍の関係にあるときに洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定してもよい。
このようにすることで、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全による以外の心臓事象の取得欠落を取り除くことができ、正常時に本来発生すべき時点の心臓事象が、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全によって欠落したことを簡易に検出し、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であるか否かをより精度よく判定することができる。
また、上記発明においては、正常時のヒストグラムを記憶する記憶部を有し、前記制御部は、前記記憶部に記憶されている正常時のヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値と、前記制御部により作成されたヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値とを比較し、前記制御部により作成されたヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値が、前記記憶部に記憶されている正常時のヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値に対し、2以上の整数倍の関係にあるときに洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定してもよい。
このようにすることで、各ヒストグラム作成時には有意に異なる2以上の時間間隔が含まれていない場合(ピークが複数存在しない場合)であっても、正常時に作成されたヒストグラムと、現時点で作成されたヒストグラム間で度数がピークとなる時間間隔の階級値どうしを比較し、その値が2以上の整数倍の関係であるか否かによって現時点で洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であるか否かを容易に判定することができる。
また、上記発明においては、正常時の心臓事象の時間間隔の値を記憶する記憶部を有し、前記制御部は、該制御部により作成されたヒストグラムがピークとなる時間間隔の階級値が、前記記憶部に記憶されている正常時の時間間隔の値に対し、2以上の整数倍の関係にあるときに洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定してもよい。
このようにすることで、単一のヒストグラムを作成するだけで、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全か否かを容易に判定することができる。
また、本発明の参考例は、神経に対して刺激信号を出力する刺激信号発生部と、心臓事象を取得する心臓事象取得部と、該心臓事象取得部により取得された隣接する心臓事象の時間間隔の値が所定の閾値を超えた場合に洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定して、前記刺激信号のエネルギを低下させるよう前記刺激信号発生部を制御する制御部とを備える神経刺激装置を提供する。
さらに、上記参考例においては、前記心臓事象取得部により取得された隣接する心臓事象の時間間隔の値を逐次記憶する記憶部を有し、前記制御部は、新たに算出された時間間隔の値と記憶されている時間間隔の値とを比較し、一方の時間間隔の値が他方の時間間隔の値に対して、2以上の整数倍の関係にあるときに洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定してもよい。
このようにすることで、ヒストグラムを作成することなく、短時間で洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であるか否かを判定することができる。
本発明によれば、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全に起因する症状の発生を抑えつつ、神経刺激を行うことができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る神経刺激装置を示すブロック図である。 図1の神経刺激装置の制御部による制御方法を説明するフローチャートである。 図2のフローチャートにおける洞機能不全、ないしは房室結節機能不全の検出フローを説明するフローチャートである。 洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生している場合のRR間隔とその頻度のヒストグラムである。 洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生していない場合のRR間隔とその頻度のヒストグラムである。 洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生している場合のRR間隔の累積度数曲線を示す図である。 図3の検出フローの第1の変形例を示すフローチャートである。 (a)正常時の心電信号の波形、(b)洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生している時の心電信号の波形をそれぞれ示す図である。 図3の検出フローの第2の変形例を示すフローチャートである。 図3の検出フローの第3の変形例を示すフローチャートである。 図3の検出フローの第4の変形例を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る神経刺激装置1について図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る神経刺激装置1は、図1に示されるように、心臓Hに接続する迷走神経Nに、神経刺激リード2を介して接続された刺激信号発生部3と、検出リード4を介して心臓Hに接続された心臓事象取得部5と、該心臓事象取得部5により取得された心臓事象に基づいて刺激信号発生部3を制御する制御部6とを備えている。
神経刺激リード2は、先端に2つの電極(図示略)を有し、これらの電極間に電圧を加えることにより迷走神経Nを刺激するようになっている。
刺激信号発生部3は、制御部6からの指令信号に基づいて、迷走神経Nを電気的に刺激するための刺激パルス列を生成し、生成した刺激パルス列を、神経刺激リード2を介して迷走神経Nに供給するようになっている。
検出リード4は、先端に電極(図示略)を有し、心臓Hの各部位に電極を接触させた状態に複数本留置されている。例えば、右心房、右心室および左心室に接続されている。
心臓事象取得部5は、検出リード4の先端の電極それぞれが別個に取得した電位変化を検出するようになっている。心臓事象としては、例えば、心電信号のP波、R波、T波、または心電信号から取得される全ての事象を利用することができる。ここでは、例えば、心電信号のR波を心臓事象として利用することとする。
制御部6は、図2に示されるように、まず、迷走神経刺激を行っている状態で、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全を示すフラグの初期化(f=0)を行い(ステップS1)、検出リード4によって検出された心臓事象から洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生しているか否かの検出を行う検出フローを実施する(ステップS2)。検出フローの結果、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であることが検出されたか否かを判定し(ステップS3)、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生していると判定された場合(f=1)に、神経刺激の刺激エネルギを低下させるように刺激信号発生部3を制御する(ステップS4)。ここで、刺激エネルギを低下させるとは、パルス電圧を低下させること、パルス幅を縮小させること、パルス間隔を拡大すること等を含むものとする。
洞機能不全、ないしは房室結節機能不全の検出フローは、図3に示されるように、まず、カウンタCを初期化する(ステップS21)。そして、カウンタCをインクリメントし(ステップS22)、心電信号から各R波のピーク間の時間間隔(RR間隔)の値を取得し(ステップS23)、記憶する(ステップS24)工程をカウンタCが100となるまで繰り返す(ステップS25)。これにより100拍分のRR間隔の値が取得される。なお、100拍に限定されることなく、他の任意の拍数分、取得することにしてもよい。
次いで、記憶された100拍分のRR間隔を用いて、RR間隔を階級、頻度を度数としたヒストグラムを作成する(ステップS26)。
そして、生成されたヒストグラムに対して、分布を解析してピークとなる時間間隔の階級を2以上有するか否かを判定し(ステップS27)、図4に示されるように、ピークとなる時間間隔の階級を2以上有する場合には、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全を示すフラグfをf=1とし(ステップS28)、判定ステップS3に進行する。一方、図5に示されるように、ピークが単一である場合には、f=0のまま変更することなく、判定ステップS3に進行する。
このように、本実施形態に係る神経刺激装置1によれば、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生している場合に、高いエネルギのままで迷走神経Nの刺激が継続されてしまうことを防止することができる。そして、これにより、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全に起因する不快感、めまいや失神等を引き起こす不都合の発生を未然に防止することができるという利点がある。また、ヒストグラムを作成することで、統計的にデータの解析を行うことができ、より正確に洞機能不全、ないしは房室結節機能不全を検出することができる。
なお、本実施形態においては、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全の検出フローにおいて、100拍分のRR間隔の累積からヒストグラムを作成したが、ヒストグラムを作成することなく、図6に実線で示すような累積度数曲線を作成し、該累積度数曲線を微分して(図6に鎖線で示す。)、ピークが2以上存在する場合に、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると検出することにしてもよい。
また、ヒストグラムまたは累積度数曲線の傾きにピークが2以上ある場合に、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であるとしてフラグfを、f=1に設定することとしたが、これに代えて、図7に示されるように、ピークとなる2以上のRR間隔の値を抽出し(ステップS29)、大きい方の値が小さい方の値の2以上の整数倍の関係にある場合(ステップS30)に、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であるとしてフラグfをf=1に設定することにしてもよい。
この場合において、一方Aが他方Bの2以上の整数倍というときは、厳密に整数倍である場合の他、以下の関係式を満たしていることを意味することとする。
B×n×0.8≦A≦B×n×1.2
ここで、nは2以上の整数である。
洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生した場合には、図8(a)に示されるように、正常な周期的な心拍に対して、図8(b)に示されるように、心拍がところどころ抜け落ちるために、それぞれのRR間隔を比較するとほぼ整数倍になるので、これを検出することにより、より正確に洞機能不全、ないしは房室結節機能不全の発生を検出することができる。
また、本実施形態においては、ヒストグラムに対して、ピークとなる時間間隔の階級が2以上存在する場合のみに洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生していると検出することとしたが、これに代えて、たとえば心臓事象すべてで取得欠落がおきて、全ピークの時間間隔が伸びてしまい、ヒストグラムにおいて単一のピークが存在する場合においても、図9に示される検出フローにより洞機能不全、ないしは房室結節機能不全を検出することにしてもよい。
すなわち、初期化ステップS1においてフラグtも初期化(t=0)しておき、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生していない正常時の心臓事象の測定を行う。この時、最初に検出フローにおいて作成されたヒストグラムのピークが単一である場合に、そのピークとなったRR間隔Rの階級値(0)を記憶部(図示略)に記憶し(ステップS31)、フラグtをt=1に設定しておく(ステップS32)。
以降に作成されたヒストグラムのピークが単一である場合には、そのピークとなったRR間隔の階級値R(t)と最初のRR間隔の階級値R(0)との比K=R(t)/R(0)を算出し(ステップS33)、算出された比Kが2以上の整数であるか否かを判定し(ステップS34)、2以上の整数である場合にも洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生していると検出してフラグfをf=1に設定する。
このようにすることで、ヒストグラム内に2以上のピークが存在しない場合においても、正常時のヒストグラムの単一のピークとなるRR間隔の階級値に対する、作成されたヒストグラムの単一のピークとなるRR間隔の階級値の比Kが2以上の整数である場合にも洞機能不全、ないしは房室結節機能不全の発生を検出し、より確実に、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全に起因する不快感、めまいや失神等を引き起こす不都合の発生を未然に防止することができるという利点がある。
なお、最初に作成されたヒストグラムのピークが単一である場合のそのピークとなったRR間隔の階級値R(0)を記憶部(図示略)に記憶しておき、それとの比Kを算出することとしたが、これに代えて、正常時のRR間隔の値を記憶部に記憶しておいて、記憶されている正常時のRR間隔の値との比を算出することにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、ヒストグラムまたは累積度数曲線を作成することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図10に示されるように、100拍分のRR間隔の値を1拍毎に既定値Ra(例えば、正常時のRR間隔の値の1.5倍の値)と逐次比較し(ステップS35)、既定値Raより長いRR間隔の数を積算し(ステップS36)、積算値が所定の閾値(例えば、50個)以上である場合に洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生していると判定してもよい(ステップS37)。
また、1拍毎に1拍前のRR間隔の値との比を算出し、その比が2以上の整数(あるいは1/(2以上の整数))である場合に、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生していると判定してもよい。
例えば、図11に示されるように、最初に取得されたRR間隔の値をR1として記憶部(図示略)に記憶しておき(ステップS38,S39)、次に取得されたRR間隔の値を記憶していたR1で除算することにより比Kを算出し(ステップS40)、その比Kが2以上の整数である場合に洞機能不全、ないしは房室結節機能不全が発生していると判定すればよい。比Kが整数ではない場合には、取得されたRR間隔によってR1を更新する(ステップS39)。
これらのようにヒストグラムや累積度数曲線を作成しない方法によれば、短時間で洞機能不全、ないしは房室結節機能不全を検出することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、心臓事象として心電信号におけるR波を例示したが、これに限定されるものではなく、P波、T波等の他の心臓事象を採用してもよい。また、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全の判定は、一定時間の体動がないこと、心臓事象間隔が延長したこと、あるいは所定の時間帯であることなどを検出し、その検出をトリガとして開始してもよい。所定の条件を満たした場合に洞機能不全、ないしは房室結節機能不全の判定を行うことで、ヒストグラム作成にかかる処理の無駄を省くことができるという利点がある。
N 迷走神経(神経)
1 神経刺激装置
3 刺激信号発生部
5 心臓事象取得部
6 制御部

Claims (4)

  1. 神経に対して刺激信号を出力する刺激信号発生部と、
    心臓事象を取得する心臓事象取得部と、
    該心臓事象取得部により取得された隣接する心臓事象の時間間隔の値を階級としたヒストグラムを作成し、該ヒストグラムに基づいて洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定して、前記刺激信号のエネルギを低下させるよう前記刺激信号発生部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部が、該制御部により作成された前記ヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級を2以上有する場合に、前記制御部により作成されたヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値を比較することにより、洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定する神経刺激装置。
  2. 前記制御部は、該制御部により作成されたヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値を比較し、一方の時間間隔の階級値が他方の時間間隔の階級値に対して2以上の整数倍の関係にあるときに洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定する請求項に記載の神経刺激装置。
  3. 正常時のヒストグラムを記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶されている正常時のヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値と、前記制御部により作成されたヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値とを比較し、前記制御部により作成された前記ヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値が、前記記憶部に記憶されている正常時のヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値に対し、2以上の整数倍の関係にあるときに洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定する請求項1に記載の神経刺激装置。
  4. 正常時の心臓事象の時間間隔の値を記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、現時点で作成したヒストグラムの度数がピークとなる時間間隔の階級値が、記憶されている正常時の時間間隔の値に対し、2以上の整数倍の関係にあるときに洞機能不全、ないしは房室結節機能不全であると判定する請求項1に記載の神経刺激装置。
JP2011169474A 2011-08-02 2011-08-02 神経刺激装置 Expired - Fee Related JP5872815B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011169474A JP5872815B2 (ja) 2011-08-02 2011-08-02 神経刺激装置
US13/421,077 US20130035739A1 (en) 2011-08-02 2012-03-15 Nerve stimulation apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011169474A JP5872815B2 (ja) 2011-08-02 2011-08-02 神経刺激装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013031571A JP2013031571A (ja) 2013-02-14
JP5872815B2 true JP5872815B2 (ja) 2016-03-01

Family

ID=47627454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011169474A Expired - Fee Related JP5872815B2 (ja) 2011-08-02 2011-08-02 神経刺激装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20130035739A1 (ja)
JP (1) JP5872815B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9901276B2 (en) * 2015-02-18 2018-02-27 Medtronic, Inc. Method and apparatus for identifying sick sinus syndrome in an implantable cardiac monitoring device
CA2986444C (en) 2015-06-29 2023-10-24 480 Biomedical, Inc. Implantable scaffolds for treatment of sinusitis
US10232082B2 (en) 2015-06-29 2019-03-19 480 Biomedical, Inc. Implantable scaffolds for treatment of sinusitis
CA3209217A1 (en) 2015-06-29 2017-01-05 Lyra Therapeutics, Inc. Scaffold loading and delivery systems
US10973664B2 (en) 2015-12-30 2021-04-13 Lyra Therapeutics, Inc. Scaffold loading and delivery systems
US10201639B2 (en) 2017-05-01 2019-02-12 480 Biomedical, Inc. Drug-eluting medical implants
FR3104022A1 (fr) * 2019-12-04 2021-06-11 Sorin Crm Sas Procédé et dispositif pour traiter un signal cardiaque

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6456878B1 (en) * 1998-12-29 2002-09-24 Medtronic, Inc. Cardiac pacing system delivering multi-site pacing in a predetermined sequence triggered by a sense event
US6430439B1 (en) * 2000-12-26 2002-08-06 Cardiac Pacemakers, Inc. Method for collection of biventricular histograms
US6865422B1 (en) * 2001-09-25 2005-03-08 Pacesetter, Inc. Cardiac stimulation method and associated system using a stimulation histogram as an integrity diagnostic tool to monitor the performance of automatic capture verification
EP1796472A4 (en) * 2004-08-02 2010-05-12 Univ Johns Hopkins MODULATION OF BIOELECTRIC RHYTHMS ON A NEW TECHNICAL APPROACH
US7551958B2 (en) * 2005-05-24 2009-06-23 Cardiac Pacemakers, Inc. Safety control system for implantable neural stimulator
JP2009082664A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Shuji Doshita 心電計データの総合的処理のための分析・解析・表示・蓄積・整理・管理システム
WO2010005482A1 (en) * 2008-07-08 2010-01-14 Cardiac Pacemakers, Inc. Systems for delivering vagal nerve stimulation

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013031571A (ja) 2013-02-14
US20130035739A1 (en) 2013-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5872815B2 (ja) 神経刺激装置
US11097106B2 (en) Implantable neurostimulator-implemented method for managing tachyarrhythmia through vagus nerve stimulation
US9211413B2 (en) Preventing use of vagal stimulation parameters
US9155893B2 (en) Use of preventative vagal stimulation in treatment of acute myocardial infarction or ischemia
US8725259B2 (en) Vagal stimulation
US8718763B2 (en) Vagal stimulation
US8781583B2 (en) Vagal stimulation
JP4439215B2 (ja) 心臓治療装置
US9566437B2 (en) Active implantable medical device for heart failure therapy with stochastic stimulation of the vagus nerve
US7317942B2 (en) Dynamic discrimination utilizing anti-tachy pacing therapy in an implantable medical device
US20110118802A1 (en) Nerve stimulation device
EP1667768A1 (en) Demand-based cardiac function therapy
JP5833761B2 (ja) 心臓回復を利用して制御する神経刺激システム
US11389656B2 (en) Active implantable medical device for nerve stimulation therapy with dynamic adjustment of stimulation periods
JP6000535B2 (ja) 刺激制御装置、刺激発生装置、ならびに神経刺激システム
JP6942801B2 (ja) 心臓組織中で回転電気活動を終了または解消させる装置
JP5846816B2 (ja) 神経刺激装置
JP2006263349A (ja) 心臓治療装置
JP5616731B2 (ja) 神経刺激パラメータ検出装置および神経刺激装置
US20120065707A1 (en) Nerve stimulation apparatus
JP5653802B2 (ja) 神経刺激装置
WO2015049966A1 (ja) 神経刺激電極の移動検知方法、神経刺激電極、および神経刺激システム
JP2011103980A (ja) 神経刺激装置
JP2011024759A (ja) 細動検出装置および細動検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160114

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5872815

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees