JP5867114B2 - 印刷制御装置、および印刷制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置、および印刷制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置における印刷動作を制御する印刷制御装置、および印刷制御プログラムに関する。
従来、印刷動作の条件を設定して印刷を実行する技術が知られている。例えば、特許文献1が開示する画像形成装置は、白インクを使用して印刷を行った後に、印刷した白インクの加熱定着を行う。画像形成装置は、白インクの印刷と加熱定着とを繰り返し複数回行うことができる。白インクの印刷回数を増加させる程、多くの白インクが記録媒体に吐出され、良好な発色が得られる。
特開2005−161583号公報
印刷条件のパラメータとして、インク値、品質値、および時間値がある。インク値は、単位面積当たりに吐出されるインクの量を制御するパラメータである。品質値は、インクの量に応じて変化する印刷物の印刷品質を示すパラメータである。インク値を上昇させる程(つまり、インクの量を多くする程)、インクの発色は徐々に向上するため、品質値が上昇する。時間値は、インク値によって制御される量のインクを用いて品質値が示す印刷品質の印刷を実行するために必要な印刷時間を示すパラメータである。
主走査方向に並ぶ画素列にインクヘッドを1回走査させる過程で吐出できるインクの量には上限(以下、「単位インク量」という。)がある。従って、画素列の各々を形成する為に必要なインクヘッドの走査回数は、インクの量が単位インク量の整数倍を超える毎に段階的に増加する。印刷時間はインクヘッドの走査回数に応じて定まるため、時間値はインク値および品質値に応じて徐々に増減することはなく段階的に増減する。よって、ユーザは、インク値、品質値、および時間値を把握して容易且つ的確に印刷動作の条件を設定することは困難であった。
本発明は、インク値、品質値、および時間値をユーザに把握させて容易且つ的確に印刷動作の条件を設定させることができる印刷制御装置、および印刷制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第一態様に係る印刷制御装置は、インクを吐出するインクヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させて前記記録媒体に対する印刷を行う印刷装置における印刷動作を制御する印刷制御装置であって、単位面積当たりに吐出される前記インクの量を制御するパラメータであるインク値と、前記インクの量に応じて変化する印刷物の印刷品質を示すパラメータである品質値と、前記インク値によって制御される量の前記インクを用いて前記品質値が示す印刷品質の印刷を実行するために必要な印刷時間を示すパラメータである時間値とのうちの少なくとも2つのパラメータを対応付けて記憶した記憶手段から前記パラメータを取得可能な取得手段と、前記インク値、前記品質値、および前記時間値のいずれかのパラメータの値の指定を受け付ける第一受付手段と、前記第一受付手段によって1つのパラメータの値の指定が受け付けられた場合に、前記インク値、前記品質値、および前記時間値のうち値が指定されたパラメータ以外のパラメータの少なくとも一方について、指定されたパラメータの値に前記記憶手段において対応付けられている値を表示手段に表示させる対応値表示制御手段と、前記第一受付手段によって指定が受け付けられた値と、前記対応値表示制御手段によって前記表示手段に表示された値とを、前記印刷動作の条件に設定する設定手段とを備える。
第一の態様に係る印刷制御装置によると、インク値、品質値、および時間値のいずれかをユーザが指定すると、指定した値に対応付けられている他のパラメータの値の少なくとも一方が表示される。従って、ユーザは、インク値、品質値、および時間値を把握した上で容易且つ的確に印刷動作の条件を設定することができる。
前記第一受付手段によって値の指定が受け付けられるパラメータは前記時間値であってもよい。前記対応値表示制御手段は、前記第一受付手段によって指定が受け付けられた前記時間値に対応付けられている前記インク値の範囲および前記品質値の範囲のうち、最大の前記インク値および最大の前記品質値の少なくとも一方を表示させてもよい。時間値は、画素列の各々を形成するために必要なインクヘッドの走査回数に応じて定まるため、時間値はインク値および品質値に応じて徐々に増減することはなく段階的に増減する。従って、1つの時間値に対応するインク値および品質値には幅があり、時間値のみが指定されてもインク値および品質値は1つに定まらない。印刷制御装置は、指定された時間値に対応付けられているインク値および品質値の少なくとも一方の範囲の最大値を表示させる。その結果、ユーザが指定した時間で印刷できる最高の品質値、および、最高の品質値を実現するために必要なインク値の少なくとも一方が、自動的に表示手段に表示される。よって、ユーザは、高品質の印刷を実行できる印刷動作の条件を、容易且つ的確に設定することができる。
前記第一受付手段によって値の指定が受け付けられるパラメータは前記時間値であってもよい。前記対応値表示制御手段は、前記第一受付手段によって指定が受け付けられた前記時間値に対応付けられている前記インク値の範囲内で、前記インク値を指定可能な状態で前記表示手段に表示させる第一候補表示制御手段と、前記第一候補表示制御手段によって指定可能な状態で表示された前記インク値の指定を受け付ける第二受付手段と、前記第二受付手段によって指定が受け付けられた前記インク値に対応付けられている前記品質値を前記表示手段に表示させる第一最終表示制御手段とを備えてもよい。この場合、ユーザは、指定した時間に対応するインク値の範囲を把握し、対応する範囲内で所望のインク値を指定することができる。さらに、指定した時間値およびインク値によって印刷される印刷物の品質値を把握することができる。よって、ユーザは、容易に時間値およびインク値の順でパラメータを指定することができる。
前記第一受付手段によって値の指定が受け付けられるパラメータは前記時間値であってもよい。前記対応値表示制御手段は、前記第一受付手段によって指定が受け付けられた前記時間値に対応付けられている前記品質値の範囲内で、前記品質値を指定可能な状態で前記表示手段に表示させる第二候補表示制御手段と、前記第二候補表示制御手段によって指定可能な状態で表示された前記品質値の指定を受け付ける第三受付手段と、前記第三受付手段によって指定が受け付けられた前記品質値に対応付けられている前記インク値を前記表示手段に表示させる第二最終表示制御手段とを備えてもよい。この場合、ユーザは、指定した時間に対応する品質値の範囲を把握し、対応する範囲内で所望の品質値を指定することができる。さらに、指定した時間値で指定した品質値の印刷を実行するために必要なインク値を把握することができる。よって、ユーザは、容易に時間値および品質値の順でパラメータを指定することができる。
前記第一受付手段によって値の指定が受け付けられるパラメータは前記インク値であってもよい。前記対応値表示制御手段は、前記第一受付手段によって指定が受け付けられた前記インク値に対応する1つの前記品質値および1つの前記時間値の少なくとも一方を前記表示手段に表示させてもよい。ユーザは、インク値を指定するだけで、指定したインク値に対応する1つの品質値および1つの時間値の少なくとも一方を容易且つ的確に把握し、適切な印刷の条件を設定することができる。
前記第一受付手段によって値の指定が受け付けられるパラメータは前記品質値であってもよい。前記対応値表示制御手段は、前記第一受付手段によって指定が受け付けられた前記品質値に対応する1つの前記インク値および1つの前記時間値の少なくとも一方を前記表示手段に表示させてもよい。ユーザは、品質値を指定するだけで、指定した品質値の印刷を実行するために必要なインク値および時間値の少なくとも一方を容易且つ的確に把握し、適切な印刷の条件を設定することができる。
前記インクは白インクであってもよい。印刷領域を白色で塗りつぶす場合、各画素列にインクヘッドを複数回走査させて印刷を実行する頻度が高いため、インク値、品質値、および時間値の関係がより複雑になる。第一態様に係る印刷制御装置によると、ユーザは、複雑なパラメータの関係を容易に把握して適切な印刷の条件を設定することができる。
前記印刷制御装置は、複数の解像度のいずれかの指定、特定のインクを吐出する前記インクヘッドの数の指定、および、白インクとカラーインクとを共に吐出しながら印刷を実行する同時印刷の要否の指定の少なくともいずれかを受け付ける第四受付手段をさらに備えてもよい。前記記憶手段には、前記解像度、前記インクヘッドの数、および前記同時印刷の要否の少なくともいずれかに応じて、前記インク値、前記品質値、および前記時間値が対応付けて記憶されていてもよい。前記取得手段は、前記第四受付手段によって受け付けられた指定に対応する値を取得してもよい。この場合、ユーザは、インク値、品質値、および時間値に加えて他の印刷条件も所望の条件に設定し、最適な印刷の条件を設定することができる。
本発明の第二態様に係る印刷制御プログラムは、インクを吐出するインクヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させて前記記録媒体に対する印刷を行う印刷装置における印刷動作を制御する印刷制御装置で実行される印刷制御プログラムであって、単位面積当たりに吐出される前記インクの量を制御するパラメータであるインク値と、前記インクの量に応じて変化する印刷物の印刷品質を示すパラメータである品質値と、前記インク値によって制御される量の前記インクを用いて前記品質値が示す印刷品質の印刷を実行するために必要な印刷時間を示すパラメータである時間値とのうちの少なくとも2つのパラメータを対応付けて記憶した記憶手段から前記パラメータを取得可能な取得ステップと、前記インク値、前記品質値、および前記時間値のいずれかのパラメータの値の指定を受け付ける第一受付ステップと、前記第一受付ステップにおいて1つのパラメータの値の指定が受け付けられた場合に、前記インク値、前記品質値、および前記時間値のうち値が指定されたパラメータ以外のパラメータの少なくとも一方について、指定されたパラメータの値に前記記憶手段において対応付けられている値を表示手段に表示させる対応値表示制御ステップと、前記第一受付ステップにおいて指定が受け付けられた値と、前記対応値表示制御ステップにおいて前記表示手段に表示された値とを、前記印刷動作の条件に設定する設定ステップとを前記印刷制御装置のコントローラに実行させるための指示を含む。
第二態様に係る印刷制御プログラムによると、インク値、品質値、および時間値のいずれかをユーザが指定すると、指定した値に対応付けられている他のパラメータの値の少なくとも一方が表示される。従って、ユーザは、インク値、品質値、および時間値を把握した上で容易且つ的確に印刷動作の条件を設定することができる。
印刷システム100の概要を示す斜視図である。 キャリッジ34の底面図である。 印刷装置30の電気的構成を示すブロック図である。 PC1の電気的構成を示すブロック図である。 HDD14に記憶されているパラメータテーブルのデータ構成を示す図である。 使用ヘッド数「4」、同時印刷有りの場合の各パラメータの関係を示すグラフである。 PC1が実行するメイン処理のフローチャートである。 初期条件入力画面61の一例を示す図である。 設定方法入力画面62の一例を示す図である。 メイン処理で実行される第一設定処理のフローチャートである。 第一設定画面63の一例を示す図である。 メイン処理で実行される第二設定処理のフローチャートである。 第二設定画面64(印刷時間×1指定時)の一例を示す図である。 第二設定画面64(印刷時間×2指定時)の一例を示す図である。 メイン処理で実行される第三設定処理のフローチャートである。 第三設定画面65の一例を示す図である。 メイン処理で実行される第四設定処理のフローチャートである。 第四設定画面66の一例を示す図である。 変形例に係る第二設定画面68の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、本発明に係る印刷制御装置の一実施形態であるパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)1、およびPC1を備えた印刷システム100について説明する。印刷システム100は、PC1と印刷装置30とを備える。印刷装置30は公知の布帛用インクジェットプリンタであり、インクヘッド35(図2参照)を走査させることで、記録媒体である布帛に印刷を行うことができる。PC1は、印刷装置30に印刷を実行させるための印刷データを作成することができる。
図1および図2を参照して、印刷装置30の概要について説明する。図1の左下側および右上側は、夫々、印刷装置30の正面側および背面側である。図1の左右方向および上下方向は、夫々、印刷装置30の左右方向および上下方向である。図1に示すように、印刷装置30は、矩形箱状の筐体31を有する。筐体31の前後方向略中央には、一対のガイドレール33が左右方向に延びている。キャリッジ34は、ガイドレール33により、ガイドレール33に沿って左右方向(主走査方向)に移動可能に支持されている。詳細は図示しないが、キャリッジ34は、主走査モータ46(図6参照)およびベルトを含む主走査機構によって主走査方向に走査される。キャリッジ34は、複数のインクヘッド35(図2参照)を下部に備えている。複数のインクヘッド35の配置については、図2を参照して後述する。
筐体31の内部の左右方向略中央下部には、一対のガイドレール37が前後方向に延びている。プラテン支持台38は、ガイドレール37により、ガイドレール37に沿って前後方向(副走査方向)に移動可能に支持されている。詳細は図示しないが、プラテン支持台38は、副走査モータ47(図6参照)およびベルトを含む副走査機構によって副走査方向に走査される。プラテン支持台38の上面の左右方向略中央には、取り替え可能なプラテン39が固定されている。プラテン39は、平面視略五角形の板体であり、その上面に、例えばTシャツ等の布帛を載置するためのものである。
印刷装置30は、インクヘッド35を主走査方向に走査させながらインクを吐出させることで、主走査方向に画素列(ドット列)を形成することができる。印刷装置30は、主走査方向の走査が完了すると、インクヘッド35を副走査方向に走査させた後に、再び主走査方向に画素列を形成する。印刷装置30は、以上の動作を印刷データに従って繰り返し実行することで、記録媒体上に複数の画素列を形成して印刷を行う。
なお、本実施形態の印刷装置30は、キャリッジ34を主走査方向に移動させ、且つプラテン39を副走査方向に移動させることで、キャリッジ34と、プラテン39に保持された記録媒体とを相対的に移動させる。しかし、本発明は、キャリッジ34と記録媒体とを相対的に移動させる印刷装置を用いる場合であれば適用でき、具体的な移動方法は本実施形態の方法に限定されない。つまり、本発明において「キャリッジ34を記録媒体に対して相対的に走査させる」とは、プラテン39を主走査方向に移動させ且つキャリッジ34を副走査方向に移動させる場合、プラテン39のみを主走査方向および副走査方向に移動させる場合、キャリッジ34のみを主走査方向および副走査方向に移動させる場合等も含む。プラテン39のみを移動させる場合、キャリッジ34はインクヘッド35を保持するのみとなる。また、プラテン39を移動させることで記録媒体を移動させる場合に限られず、ローラ等を用いて記録媒体のみを移動させてもよい。
キャリッジ34の構造について説明する。図2に示すように、本実施形態におけるキャリッジ34は複数のインクヘッド35を搭載している。各インクヘッド35の底面には、複数個の微細なノズル36が設けられている。本実施形態では、インクヘッド35の各々に128個のノズル36が設けられているが、図面ではノズル36の個数を簡略化している。インクカートリッジ(図示せず)からインクヘッド35に供給されたインクは、圧電素子の駆動によって、ノズル36から下向きに吐出される。各インクヘッド35における複数のノズル36は、主走査方向に交差する方向(本実施形態では副走査方向)に並べて配置される。
本実施形態における印刷装置30は、キャリッジ34を主走査方向に走査させる間に、白インクとカラーインクを共に記録媒体に吐出させて印刷を行うことができる。つまり、本実施形態における印刷装置30は、図2に示すキャリッジ34を用いることで、白とカラーの同時印刷を実行できる。よって、印刷装置30は短時間で印刷を完了させることができる。また、印刷装置30は、同時印刷を実行せずに、白インクを吐出させるための走査が終了した後、カラーインクのみを吐出させるための走査を行うことも可能である。
キャリッジ34には、白インクを吐出する白インクヘッド35Wと、カラーインクを吐出するカラーインクヘッド35C、35M、35Y、35Kとが共に搭載されている。図2に示す例では、4つの白インクヘッド35Wが主走査方向に並べて配置されている。さらに、4つの白インクヘッド35Wに対して副走査方向にずれた位置に、4つのカラーインクヘッド35C、35M、35Y、35Kが主走査方向に並べて配置されている。カラーインクヘッド35Cはシアンインクを吐出する。カラーインクヘッド35Mはマゼンタインクを吐出する。カラーインクヘッド35Yはイエローインクを吐出する。カラーインクヘッド35Kは黒インクを吐出する。カラーインクは白インクの上に吐出されるため、少なくとも同時印刷の実行中には、プラテン39(図1参照)はキャリッジ34に対して図2の下方へ移動する。なお、白インクヘッド35Wとカラーインクヘッド35C、35M、35Y、35Kとは、接触していてもよいし離間していてもよい。
なお、キャリッジ34の具体的な構成は変更できる。例えば、黒インクを吐出するカラーインクヘッド35Kを用いずに、3つのカラーインクヘッド35C、35M、35Yのみを用いてもよい。この場合、シアン、マゼンタ、イエローの3色を混合することで黒色が表現される。また、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック以外のインクを吐出するインクヘッド(例えば、ゴールド、シルバー等のインクを吐出するインクヘッド)がカラーインクヘッドに含まれていてもよい。白インクヘッド35Wの数も4つに限られない。各インクヘッド35に設けられるノズル36の数も変更できる。
図3を参照して、印刷装置30の電気的構成について説明する。印刷装置30は、印刷装置30の制御を司るCPU40を備える。CPU40には、ROM41、RAM42、ヘッド駆動部43、モータ駆動部45、表示制御部48、操作処理部50、およびUSBインタフェース52が、バス55を介して接続されている。
ROM41には、印刷装置30の動作を制御するための制御プログラム、初期値等が記憶されている。RAM42には、PC1から受信した印刷データ等の各種データが一時的に記憶される。ヘッド駆動部43は、インクを吐出するインクヘッド35に接続しており、インクヘッド35の各吐出チャンネルに設けられた圧電素子を駆動する。モータ駆動部45は、インクヘッド35を主走査方向に移動させる主走査モータ46と、インクヘッド35を副走査方向に移動させる副走査モータ47とを駆動する。表示制御部48は、CPU40による指示に応じてディスプレイ49の表示を制御する。操作処理部50は、操作パネル51に対する操作入力を検知する。USBインタフェース52は、印刷装置30をPC1等の外部機器に接続する。
図4を参照して、PC1の電気的構成について説明する。PC1は、PC1の制御を司るCPU10を備える。CPU10には、ROM11、RAM12、CD−ROMドライブ13、HDD14、表示制御部16、操作処理部17、およびUSBインタフェース18が、バス19を介して接続されている。
ROM11には、CPU10が実行するBIOS等のプログラムが記憶されている。RAM12は各種情報を一時的に記憶する。CD−ROMドライブ13には、記録媒体であるCD−ROM6が挿入される。CD−ROM6に記録されているデータは、CD−ROMドライブ13によって読み出される。PC1は、CD−ROM6およびインターネット等を介して、本発明に係る印刷制御プログラム等を取得し、HDD(ハードディスクドライブ)14に記憶させる。HDD14は不揮発性の記憶装置であり、印刷制御プログラムおよび各種テーブル(例えば、図5参照)等を記憶している。表示制御部16は、モニタ2の表示を制御する。操作処理部17は、ユーザが操作入力を行うためのキーボード3およびマウス4に接続し、操作入力を検知する。USBインタフェース18は、PC1を印刷装置30等の外部機器に接続する。
PC1が印刷装置30に実行させることが可能な印刷の方式について説明する。PC1は、主走査方向に並ぶ画素列の各々に対して、キャリッジ34を1回走査させることで吐出できるインク量よりも多いインクを印刷装置30に吐出させることができる。白インク等の特定のインクは、キャリッジ34を1回走査させただけでは良好な発色を得られない場合がある。印刷装置30は、キャリッジ34を複数回走査させる過程で各々の画素列を形成する動作(所謂「重ね打ち」)を行うことで、多くのインクを記録媒体に吐出して良好な発色を再現することができる。以下では、同色インクの重ね打ちを行う印刷方式を、重複印刷という。
重複印刷を印刷装置30に実行させるための具体的な方法として、マルチパス方式を用いる方法、版全体の印刷を複数回繰り返す方法、主走査方向の移動を繰り返した後に副走査方向の移動を行う方法等がある。マルチパス方式とは、画素列の各々に対して異なるノズル36を複数回走査させることで印刷を行う方式である。印刷装置30は、マルチパス方式の印刷を行うことで、印刷装置30自身が有する種々のばらつきの影響を低減させて、印刷品質を向上することができる。PC1は、各走査においてインクの吐出を間引く確率を調整することで、印刷品質を向上させつつ、吐出させるインクの量を増加させることもできる。版全体の印刷を複数回繰り返す方法では、複数のインクヘッド35の各々が有するノズル36の1つが各画素に1回走査されて印刷領域全体の印刷が行われ、この動作が複数回繰り返される。よって、インクが適度に乾いた後で次のインクが吐出されるため、インクが滲み難い。主走査方向の移動を繰り返した後に副走査方向の移動を行う方法によると、インクが適度に滲み広がる。よって、所謂ベタ塗りを行う場合に、インクが付着しない隙間が減る。本発明は、上記の3つの重複印刷方法のいずれを用いる場合でも適用できる。
また、PC1は、各インクヘッド35が備える複数のノズル36のいずれかを1つの画素列に1回走査させて印刷を実行させることもできる。以下では、この印刷方式をシングル方式という。
さらに、前述したように、PC1は、白とカラーの同時印刷を印刷装置30に実行させることも可能である。ユーザは、同時印刷を実行させる指示(「同時印刷有り」の指示)をPC1に入力することで、短時間で印刷を完了させることができる。重複印刷の実行時に同時印刷が実行される場合、印刷装置では、白インクを重ねるために複数回行われる走査のうち、最後に行われる走査以外の走査では、白インクのみが吐出される。そして、最後に行われる走査では、白インクヘッド35Wから白インクが吐出され、且つ、カラーインクヘッド35C、35M、35Y、35Kからカラーインクが吐出される。この場合、白インクヘッド35Wが、カラーインクヘッド35C、35M、35Y、35Kよりも先に印刷領域に侵入するため、カラーインクは白インクの上に吐出される。一方で、同時印刷を実行させない指示(「同時印刷無し」の指示)がPC1に入力されると、カラーインクのみを吐出させるための走査が、白インクを吐出させる1回または複数回の走査が行われた後で実行される。同時印刷を実行しない場合は、同時印刷を実行する場合に比べて、各画素列を形成するために必要なキャリッジ34の走査回数が1回多くなる。しかし、適度に乾いた白インクの上にカラーインクが吐出されるため、インクが滲み難い。よって、ユーザは、印刷時間とインクの滲みを共に考慮して、同時印刷を実行させるか否かを指定することができる。
印刷装置30の印刷動作を制御するための条件(以下、「印刷条件」という。)について説明する。印刷条件には、解像度、最大インク量、使用ヘッド数、必要走査回数、印刷時間、明度、および同時印刷の要否がある。以下では、前述した同時印刷の要否以外の印刷条件について説明する。
解像度は公知の印刷条件であり、画素の密度を示す。本実施形態では、「600dpi×600dpi(以下、単に「600dpi」という場合もある。)」および「1200dpi×1200dpi(以下、単に「1200dpi」という場合もある。)」のいずれかが設定される。しかし、その他の解像度を設定できてもよい。解像度が高い方が、印刷品質(例えば、明度)は向上するが、印刷時間は長くなる。具体的には、同一の画像を印刷する場合、1200dpiの画素数は、600dpiの画素数に比べて4倍(主走査方向に2倍、副走査方向に2倍)となる。本実施形態の印刷装置30は、解像度を変更してもキャリッジ34の主走査方向の移動速度は変化しない。しかし、1200dpiの場合、主走査方向に並ぶ画素列は600dpiの場合の2倍となる。よって、キャリッジ34の主走査方向の走査回数は600dpiの場合の2倍となり、印刷時間も2倍となる。
最大インク量は、単位面積当たりに吐出される白インクの量を制御するパラメータ(インク値)である。ユーザは、記録媒体の色、所望する印刷品質、白インクのコスト、印刷時間等を考慮して最大インク量を設定することができる。PC1は、印刷データを作成する場合、単位面積(画素)当たりの各インクの吐出量を決定するために、CMYKWの256階調(0〜255)で表される階調データを取得する。階調値が255である領域に最大量のインクが吐出される。従って、最大インク量は、階調データにおけるWの値が255である領域に吐出される白インクの量となる。本実施形態では、主走査方向に並ぶ画素列の各々に対して、1つの白インクヘッド35Wの1つのノズル36を1回走査させることで吐出できる白インクの最大量を100%と定める。従って、キャリッジ34に搭載された4つの白インクヘッド35Wの全てを用いて白インクを吐出させると、1回の走査で印刷できる白インクの最大インク量は400%となる。以下では、画素列の各々に対してキャリッジ34を1回走査させることで吐出できる最大の白インクの量を、単位インク量という。印刷装置30は、前述した重複印刷を実行すれば、最大インク量を単位インク量よりも多くすることが可能である。
なお、ノズル36から吐出されるインクの液滴量は、1200dpiの場合と600dpiの場合で異なる。よって、複数の解像度の間で印刷条件を比較する場合、最大インク量の単位を複数の解像度の間で統一する必要がある。単位の統一方法の詳細については後述する。また、最大インク量の単位は適宜設定でき、「%」に限られない。
使用ヘッド数は、印刷装置30のキャリッジ34に搭載されている白インクヘッド35Wのうち、1回の主走査方向の走査中に駆動させる白インクヘッド35Wの数である。本実施形態では、キャリッジ34は最大で4つの白インクヘッド35Wを搭載でき、ユーザは「4」「2」のいずれかの値を使用ヘッド数として設定できる。なお、設定可能な使用ヘッド数は、キャリッジ34が搭載できる白インクヘッド35Wの数以下であればよい。よって、本実施形態では「3」「1」「0」も使用ヘッド数として設定できるが、この説明は省略する。前述した単位インク量は使用ヘッド数に応じて変化し、本実施形態では「単位インク量=使用ヘッド数×100%」となる。ユーザは、使用ヘッド数を多くすることで、キャリッジの走査回数を減少させることができる。一方で、使用ヘッド数を少なくすると、より多くの走査で白色の画像が形成されるため、インクが滲み難い。
必要走査回数とは、最大インク量の白インクを吐出するために、画素列の各々に対してキャリッジ34を走査させる必要のある回数である。例えば、単位インク量が400%であり、最大インク量が1000%であれば、必要走査回数は「3」となる。詳細には、必要走査回数を決定する場合、「K=最大インク量/単位インク量」が算出される。算出された値Kが整数であれば、Kが必要走査回数に決定される。値Kが整数でなければ、値Kの小数点以下を切り捨てた値に1を加えた値が、必要走査回数に決定される。なお、同時印刷を実行しない場合、画素列の各々に対してキャリッジ34が走査される回数は、必要走査回数に、カラーインクを吐出させるための走査の回数(マルチパス方式を用いない場合には「1」)を加えた値となる。
印刷時間は、設定された最大インク量のインクで、設定された品質の印刷を実行するために必要な時間の長さを判断するためのパラメータ(時間値)である。印刷時間は、単位面積当たりの印刷に要する時間を示す。本実施形態では、時間値「S」を用いて印刷時間を示す。詳細には、1つの画素列に対して各インクヘッド35が備える複数のノズル36のいずれかを1回走査させる時間(つまり、シングル方式の同時印刷で印刷を完成させるための印刷時間)を「1S」とする。前述したように、1200dpiの場合の印刷時間は、600dpiの場合の印刷時間の2倍となる。つまり、印刷時間が「1S」且つ解像度が600dpiである場合、解像度のみを1200dpiに変更すると、印刷時間は「2S」となる。さらに、同時印刷を実行する場合、印刷時間は必要走査回数に比例する。詳細には、シングル方式で印刷を完成させる場合の必要走査回数は「1」である。従って、600dpiの場合、印刷時間は「必要走査回数×S」となる。また、1200dpiの場合、印刷時間は600dpiの2倍となるため、印刷時間は「2×必要走査回数×S」となる。同時印刷を実行しない場合の印刷時間は、同時印刷を実行する場合の印刷時間に「1S」を加えた値となる(カラーインクの印刷にマルチパス方式を採用しない場合)。なお、以下では、説明を簡略化するために、同時印刷を実行しない場合、カラーインクの印刷にマルチパス方式を採用しないものとする。また、以下では、「1S」を「×1」、「2S」を「×2」のように表記する場合もある。
明度は、白インクの最大インク量に応じて変化する白色の印刷品質を示すパラメータ(品質値)として用いられる。本実施形態では、L表色系におけるL値を明度として用いる。原則として、最大インク量を増加させる程、白色の明度は増加する。さらに、最大インク量が一定である場合、解像度が高い方が、インクが隙間無く敷き詰められるため、白色の明度は増加する。なお、印刷品質として用いることができるのはL値に限定されない。例えば、カラーインクの印刷に対して本発明を適用する場合、印刷品質を示すパラメータとして彩度を用いてもよい。
図5および図6を参照して、パラメータテーブル、および各パラメータの関係について説明する。PC1のHDD14には、図5に示すパラメータテーブルが記憶されている。パラメータテーブルでは、解像度、白の使用ヘッド数、および同時印刷の要否に応じて、最大インク量、明度、および印刷時間が対応付けて記憶されている。よって、PC1は、パラメータテーブルを参照することで、種々の印刷条件に応じた最適な処理を行うことができる。図5に例示するパラメータテーブルは、同時印刷を実行する場合のテーブルである。パラメータテーブルは、予め作成してHDD14に記憶させておけばよい。例えば、メーカーは、解像度および最大インク量を所定の値に設定して印刷装置30に印刷を実行させる。完成した印刷物について、明度測定装置等で明度を測定する。測定した明度を、印刷時の解像度および最大インク量に対応付ける。以上の処理を、解像度および最大インク量を変えながら繰り返すことで、パラメータテーブルを作成すればよい。なお、前述したように、印刷時間は、解像度、必要走査回数、および同時印刷の要否によって定まる。必要走査回数は、最大インク量と単位インク量(単位インク量=使用ヘッド数×100%)によって定まる。
複数の解像度の間で正確に印刷条件を比較するためには、最大インク量の単位を複数の解像度の間で統一することが望ましい。本実施形態では、ノズル36から吐出される白インクの液滴量は、1200dpiでは4pl、600dpiでは12plである。また、1200dpiにおける印刷密度は、600dpiの場合の4倍(縦2倍×横2倍)となる。従って、同一の画像を印刷する場合、1200dpiの場合のインクの使用量は、600dpiの場合のインクの使用量の「4倍×(4pl/12pl)=4/3倍」となる。よって、1200dpiの最大インク量は、4/3を掛けることで、600dpiの単位に換算できる。図5に示す1200dpiのテーブルでは、最大インク量の単位は既に換算されている。よって、換算前の値では、使用ヘッド数「4」の場合に印刷時間「2S」で印刷できる最大インク量は400%以下となるが、換算後の値では533%以下となっている。
図6は、使用ヘッド数が「4」、同時印刷有りの場合の、600dpiおよび1200dpiのパラメータをグラフ化したものである。横軸に最大インク量(600dpi換算値)を示し、縦軸に明度を示す。また、グラフの線の態様が印刷時間を示す。詳細には、細い実線が「1S」、細い点線が「2S」、太い実線が「3S」、太い点線が「4S」を示す。印刷時間が変化する境界点には、短い方の印刷時間が適用される。例えば、600dpiの場合、最大インク量が400%の時の印刷時間は「1S」である。グラフに示すように、最大インク量を増加させる程、白色の明度は増加する。最大インク量が一定である場合、解像度が高い方が白色の明度は増加する。明度が一定である場合、解像度が高い方が最大インク量は少なくなる。
図6に示すように、印刷装置30に重複印刷を実行させる場合、各パラメータの関係は複雑になる。つまり、印刷領域を白色で塗りつぶす場合、重複印刷を実行する頻度が高いため、最大インク量、明度、および印刷時間の関係はより複雑になる。従って、ユーザは、最大インク量、明度、および印刷時間の全てを正確に把握して印刷条件を設定することは困難であった。特に、印刷時間はキャリッジ34の走査回数に応じて定まる。よって、印刷時間は、最大インク量および明度に応じて徐々に増減することはなく段階的に増減するため、印刷時間を優先的にユーザが指定したい場合、他の印刷条件は一意には定まらない。本実施形態のPC1によると、ユーザは、最大インク量、明度、および印刷時間の全てを正確に把握して、白インクを含むインクを吐出させるための印刷条件を容易且つ的確に設定することができる。以下、PC1が実行する処理について説明する。
図7から図18を参照して、PC1が実行するメイン処理について説明する。前述したように、PC1のHDD14には印刷制御プログラム(プリンタドライバプログラム)が記憶されている。PC1のCPU10は、印刷データの作成指示を入力すると、印刷制御プログラムに従ってプリンタドライバを起動し、図7に示すメイン処理を実行する。
メイン処理が実行されると、最大インク量、明度、および印刷時間が設定される前に、解像度、白の使用ヘッド数、および印刷条件の要否(初期条件)の指定が受け付けられる(S1)。S1では、まず、図8に示す初期条件入力画面61がモニタ2(図4参照)に表示される。初期条件入力画面61では、解像度(「1200dpi」および「600dpi」)、白の使用ヘッド数(「4」および「2」)、同時印刷の要否(「実行」および「実行せず」)が指定可能な状態で表示される。ユーザは、マウス4(図4参照)等を操作し、所望の印刷条件の左側のチェックボックスにチェックを入れてOKボタン71を操作することで、印刷条件を指定する。CPU10は、指定された印刷条件をHDD14に記憶する。図7には図示しないが、キャンセルボタン72が操作されると、メイン処理はそのまま終了する。なお、CPU10は、S1の処理を常に実行する必要は無い。例えば、CPU10は、過去に設定された初期条件をHDD14から取得してS2以降の処理を行ってもよい。
初期条件の指定が受け付けられると、設定方法入力画面62がモニタ2に表示される(S2)。図9に示すように、設定方法入力画面62では、印刷条件の設定方法として、「印刷時間を指定」「最大インク量を指定」、および「明度(印刷品質)を指定」が指定可能な状態で表示される。さらに、「印刷時間を指定」にチェックが入れられると、「簡易指定」および「手動指定」が指定可能な状態となる。詳細は後述するが、「簡易指定」では、ユーザが印刷時間を指定するだけで印刷条件が設定される。「手動指定」では、ユーザが印刷条件を指定した後に、最大インク量または明度を指定することで、印刷条件が設定される。ユーザは、所望の設定方法を指定してOKボタン71を操作することで、設定方法を指定する。
指定された設定方法が「印刷時間を指定」であるか否かが判断される(S3)。「印刷時間を指定」が指定されていれば(S3:YES)、さらに、「簡易指定」が指定されたか否かが判断される(S4)。「簡易指定」が指定されていれば(S4:YES)、第一設定処理が行われる(S5)。「簡易指定」でなく「手動指定」が指定されていれば(S4:NO)、第二設定処理が行われる(S6)。また、指定された設定方法が「印刷時間を指定」でなければ(S3:NO)、「最大インク量を指定」が指定されたか否かが判断される(S7)。指定されていれば(S7:YES)、第三設定処理が行われる(S8)。指定された設定方法が「最大インク量を指定」でなく、「明度(印刷品質)を指定」であれば(S7:NO)、第四設定処理が行われる(S9)。
第一〜第四設定処理のいずれかで印刷条件が設定されると、設定された印刷条件で印刷データが作成されて(S10)、メイン処理は終了する。印刷データは、例えば、sRGB形式で表現される画像データを、CMYKW形式で表現される階調データに変換し、変換した階調データを誤差拡散処理等によって低階調化することで作成すればよい。例えば、S10では、重複印刷の実行が必要な印刷条件が設定されていれば、前述した3つの重複印刷の方法のいずれかを印刷装置30に実行させるための印刷データが作成される。前述したように、重複印刷の実行が必要であるか否か(つまり、必要走査回数が2以上であるか否か)は、単位インク量と、設定された最大インク量とによって定まる。なお、重複印刷を実行させる場合、白色を印刷させるための印刷データは種々の方法で作成できる。例えば、CPU10は、設定された最大インク量M、必要走査回数N、および単位インク量Uを用いて、CMYKW形式で表現される階調データの各画素のWの値を以下の式で変換する。
W←W×M/(n×U)・・・(1)
式(1)で変換されたWのデータは、重複印刷で実行される各走査に共通して使用できるデータとなる。CPU10は、Wのデータを低階調化することで、白色を印刷させるための各走査の印刷データを作成することができる。また、CPU10は、設定された解像度、および同時印刷の要否を、S10の処理において印刷データに反映させる。
図10および図11を参照して、第一設定処理について説明する。第一設定処理では、ユーザによって指定された印刷時間に基づいて、最大インク量および明度が自動的に設定される。まず、解像度、使用ヘッド数、および同時印刷の要否に応じて記憶されているテーブルデータから、S1(図7参照)で指定された初期条件に対応するテーブルデータが取得される(S21)。予め設定された印刷時間の初期値(例えば「1S」)が、印刷時間の暫定値として取得される(S22)。第一設定画面63(図11参照)がモニタ2に表示される(S23)。第一設定画面63では、印刷時間(図11に示す例では、「×1」「×2」「×3」)が、指定可能な状態で表示される。ユーザは、所望の印刷時間のチェックボックスにチェックを入れることで、印刷時間を指定する。
S21で取得されたデータから、印刷時間の暫定値に対応する最大インク量の範囲、および明度の範囲が取得される(S25)。取得された範囲内で最大の最大インク量および明度が、第一設定画面63に表示される(S26)。図11に示す例では、初期条件が「600dpi、使用ヘッド数「4」、同時印刷有り」であり、印刷時間の暫定値が「×1(1S)」である。この場合、図5に示すように、印刷時間の暫定値に対応する最大インク量の範囲は「100%〜400%」、明度の範囲は「41〜77」である。従って、「100%〜400%」の範囲の最大値である「400%」と、「41〜77」の範囲の最大値「77」とが表示される。
印刷時間がユーザによって指定されたか否かが判断される(S27)。印刷時間が指定されると(S27:YES)、指定された値が印刷時間の暫定値として記憶され(S28)、処理はS25へ戻る。S25およびS26では、指定された印刷時間の暫定値に基づいて、最大インク量および明度が表示される。
印刷時間が指定されていなければ(S27:NO)、キャンセルボタン72が操作されたか否かが判断される(S29)。キャンセルボタン72が操作されると(S29:YES)、処理は終了する。キャンセルボタン72が操作されていなければ(S29:NO)、OKボタン71が操作されたか否かが判断される(S30)。操作されていなければ(S30:NO)、処理はS27の判断へ戻る。OKボタン71が操作されると(S30:YES)、暫定値として記憶されている印刷時間と、第一設定画面63に表示されている最大インク量および明度とが、印刷条件として設定される(S31)。処理はメイン処理(図7参照)へ戻る。
第一設定処理によると、ユーザが指定した印刷時間で印刷できる最高の明度、および、最高の明度を実現するために必要な最大インク量が、自動的にモニタ2に表示される。よって、ユーザは、高品質の印刷を実行できる印刷条件を、印刷時間を指定するだけで容易且つ的確に設定することができる。
図12から図14を参照して、第二設定処理について説明する。第二設定処理では、ユーザによって指定された印刷時間に対応する範囲内の最大インク量および明度が、指定可能な状態で表示される。表示された最大インク量または明度がさらに指定されると、指定された値に対応する他方の値が表示され、印刷条件に設定される。まず、S1(図7参照)で指定された初期条件に対応するテーブルデータが取得される(S41)。予め設定された印刷時間の初期値が、印刷時間の暫定値として取得される(S42)。第二設定画面64(図13および図14参照)がモニタ2に表示される(S43)。
S41で取得されたデータから、印刷時間の暫定値に対応する最大インク量の範囲、および明度の範囲が取得される(S45)。取得された範囲内の最大インク量が、指定可能な状態で第二設定画面64に表示される(S46)。取得された範囲内の明度が、指定可能な状態で第二設定画面64に表示される(S47)。印刷時間の暫定値に対応する最大インク量および明度の初期値が暫定値として取得される(S45)。指定可能な状態で表示されている最大インク量および明度のうち、暫定値とされている最大インク量および明度のチェックボックスに、チェックが表示される(S49)。
S45〜S49の処理を、具体例を挙げて説明する。図13に示す例では、初期条件が「600dpi、使用ヘッド数「4」、同時印刷有り」であり、印刷時間の暫定値が「×1(1S)」である。この場合、図5に示すように、印刷時間の暫定値に対応する最大インク量の範囲は「100%〜400%」、明度の範囲は「41〜77」である。従って、対応する範囲に属する最大インク量「100%」「200%」「300%」「400%」と、対応する範囲に属する明度「41」「60」「69」「77」とが、指定可能な状態で表示される。さらに、図13に示す例では、印刷時間「×1」に対応する初期値として、最大インク量「400%」および明度「77」が予め定められている。よって、最大インク量「400%」および明度「77」のチェックボックスにチェックが表示される。チェックが表示されることで、ユーザによって暫定的に指定された値であることが表示される。
図12の説明に戻る。S45〜S49の処理が終了すると、最大インク量がユーザによって指定されたか否かが判断される(S51)。最大インク量が指定されると(S51:YES)、指定された値が最大インク量の暫定値として記憶される(S52)。S41で取得されたテーブルデータにおいて、最大インク量の暫定値に対応付けられている明度が、明度の暫定値として記憶される(S53)。処理はS49へ戻る。また、最大インク量が指定されていなければ(S51:NO)、明度が指定されたか否かが判断される(S54)。明度が指定されると(S54:YES)、指定された値が明度の暫定値として記憶される(S55)。記憶された明度の暫定値に対応付けられている最大インク量が、最大インク量の暫定値として記憶される(S56)。処理はS49へ戻る。S49では、指定された最大インク量または明度と、指定された値に対応する値とが、第二設定画面64に表示される。
明度が指定されていなければ(S54:NO)、印刷時間がユーザによって指定されたか否かが判断される(S57)。印刷時間が指定されると(S57:YES)、指定された値が印刷時間の暫定値として記憶され(S58)、S45〜S49の処理が再度実行される。図14に示す例は、図13に示す状態から印刷時間が「×2」に変更された場合を示す。この場合、印刷時間の暫定値「×2」に対応する最大インク量の範囲は「500%〜800%」、明度の範囲は「83〜92」である。従って対応する範囲に属する最大インク量「500%」「600%」「700%」「800%」と、対応する範囲に属する明度「83」「87」「90」「92」とが、指定可能な状態で表示される。さらに、印刷時間「×2」に対応する初期値として、最大インク量「800%」および明度「92」が予め定められている。よって、最大インク量「800%」および明度「92」のチェックボックスにチェックが表示される。
印刷時間が指定されていなければ(S57:NO)、キャンセルボタン72が操作されたか否かが判断される(S60)。キャンセルボタン72が操作されると(S60:YES)、処理は終了する。キャンセルボタン72が操作されていなければ(S60:NO)、OKボタン71が操作されたか否かが判断される(S61)。操作されていなければ(S61:NO)、処理はS51の判断へ戻る。OKボタン71が操作されると(S61:YES)、印刷時間の暫定値と、指定された最大インク量または明度と、指定された最大インク量または明度に対応する値(明度または最大インク量)とが、印刷条件として設定される(S62)。処理はメイン処理(図7参照)へ戻る。
第二設定処理によると、ユーザは、指定した印刷時間に対応する最大インク量および明度の範囲を把握し、対応する範囲内で所望の最大インク量および明度を指定することができる。さらに、指定した最大インク量または明度に対応する値を把握することができる。よって、ユーザは、印刷時間を優先して設定したい場合でも、容易に所望の印刷条件を設定することができる。
図15および図16を参照して、第三設定処理について説明する。第三設定処理では、ユーザによって指定された最大インク量と、指定された値に対応する明度および印刷時間が、印刷条件に設定される。まず、S1(図7参照)で指定された初期条件に対応するテーブルデータが取得される(S71)。予め設定された最大インク量の初期値(例えば、800%)が、最大インク量の暫定値として取得される(S72)。第三設定画面65(図16参照)がモニタ2に表示される(S73)。図16に示すように、第三設定画面65では、最大インク量が指定可能な状態で表示される。
S71で取得されたデータから、最大インク量の暫定値に対応する明度および印刷時間が取得され、第三設定画面65に表示される(S74)。図16に示す例では、初期条件が「600dpi、使用ヘッド数「4」、同時印刷有り」であり、最大インク量の暫定値が「800%」である。この場合、図5に示すように、最大インク量の暫定値に対応する明度は「92」、印刷時間は「2S」であり、これらの値が第三設定画面65に表示される。
最大インク量がユーザによって指定されたか否かが判断される(S75)。最大インク量が指定されると(S75:YES)、指定された値が最大インク量の暫定値として記憶され(S76)、処理はS74へ戻る。S74では、指定された最大インク量に対応する明度および印刷時間が表示される。
最大インク量が指定されていなければ(S75:NO)、キャンセルボタン72が操作されたか否かが判断される(S77)。キャンセルボタン72が操作されると(S77:YES)、処理は終了する。キャンセルボタン72が操作されていなければ(S77:NO)、OKボタン71が操作されたか否かが判断される(S78)。操作されていなければ(S78:NO)、処理はS75の判断へ戻る。OKボタン71が操作されると(S78:YES)、指定された最大インク量の暫定値と、最大インク量の暫定値に応じて第三設定画面65に表示されている明度および印刷時間とが、印刷条件として設定される(S79)。処理はメイン処理(図7参照)へ戻る。
第三設定処理によると、ユーザは、最大インク量を指定するだけで、指定した最大インク量に対応する1つの明度および1つの印刷時間を容易且つ的確に把握することができる。よって、所望する印刷条件を的確に設定することができる。
図17および図18を参照して、第四設定処理について説明する。第四設定処理では、ユーザによって指定された明度と、指定された明度に対応する最大インク量および印刷時間が、印刷条件に設定される。まず、S1(図7参照)で指定された初期条件に対応するテーブルデータが取得される(S81)。予め設定された明度の初期値(例えば、92)が、明度の暫定値として取得される(S82)。第四設定画面66(図18参照)がモニタ2に表示される(S83)。図18に示すように、第四設定画面66では、明度が指定可能な状態で表示される。
S81で取得されたデータから、明度の暫定値に対応する最大インク量および印刷時間が取得され、第四設定画面66に表示される(S84)。図18に示す例では、初期条件が「600dpi、使用ヘッド数「4」、同時印刷有り」であり、明度の暫定値が「92」である。この場合、図5に示すように、明度の暫定値に対応する最大インク量は「800%」、印刷時間は「2S」であり、これらの値が第四設定画面66に表示される。
明度がユーザによって指定されたか否かが判断される(S85)。明度が指定されると(S85:YES)、指定された値が明度の暫定値として記憶され(S86)、処理はS84へ戻る。S84では、指定された明度に対応する最大インク量および印刷時間が表示される。
明度が指定されていなければ(S85:NO)、キャンセルボタン72が操作されたか否かが判断される(S87)。キャンセルボタン72が操作されると(S87:YES)、処理は終了する。キャンセルボタン72が操作されていなければ(S87:NO)、OKボタン71が操作されたか否かが判断される(S88)。操作されていなければ(S88:NO)、処理はS85の判断へ戻る。OKボタン71が操作されると(S88:YES)、指定された明度の暫定値と、明度の暫定値に応じて第四設定画面66に表示されている最大インク量および印刷時間とが、印刷条件として設定される(S89)。処理はメイン処理(図7参照)へ戻る。
第四設定処理によると、ユーザは、明度を指定するだけで、指定した明度に対応する1つの最大インク量および1つの印刷時間を容易且つ的確に把握することができる。よって、所望する印刷条件を的確に設定することができる。
上記実施形態において、PC1が本発明の「印刷制御装置」に相当する。最大インク量が「インク値」に相当し、明度が「品質値」に相当し、印刷時間が「時間値」に相当する。HDD14が「記憶手段」に相当する。モニタ2が「表示手段」に相当する。図10のS21、図12のS41、図15のS71、および図17のS81でパラメータテーブルのデータを取得するCPU10が、本発明の「取得手段」として機能する。図10のS27、図12のS57、図15のS75、および図17のS85で値の指定を受け付けるCPU10が「第一受付手段」として機能する。図10のS26、図12のS45〜S49、図15のS74、および図17のS84で値をモニタ2に表示させるCPU10が「対応値表示制御手段」として機能する。図10のS31、図12のS62、図15のS79、および図17のS89で印刷条件を設定するCPU10が「設定手段」として機能する。
図12のS46で最大インク量を指定可能な状態で表示させるCPU10が「第一候補表示制御手段」として機能する。図12のS51で最大インク量の指定を受け付けるCPU10が「第二受付手段」として機能する。図12のS49で明度を表示させるCPU10が「第一最終表示制御手段」として機能する。図12のS47で明度を指定可能な状態で表示させるCPU10が「第二候補表示制御手段」として機能する。図12のS54で明度の指定を受け付けるCPU10が「第三受付手段」として機能する。図12のS49で最大インク量を表示させるCPU10が「第二最終表示制御手段」として機能する。図7のS1で初期条件の指定を受け付けるCPU10が「第四受付手段」として機能する。
図10のS21、図12のS41、図15のS71、および図17のS81でパラメータテーブルのデータを取得する処理が、本発明の「取得ステップ」に相当する。図10のS27、図12のS57、図15のS75、および図17のS85で値の指定を受け付ける処理が「第一受付ステップ」に相当する。図10のS26、図12のS45〜S49、図15のS74、および図17のS84で値をモニタ2に表示させる処理が「対応値表示制御ステップ」に相当する。図10のS31、図12のS62、図15のS79、および図17のS89で印刷条件を設定する処理が「設定ステップ」に相当する。
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、様々な変形が可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施形態のPC1は、第二設定処理(図12参照)において、指定された印刷時間に対応する最大インク量の範囲と明度の範囲とを共に指定可能な状態で表示させる。ユーザが最大インク量および明度の一方を指定すると、PC1は、指定された値に対応する他方の値を表示させる。つまり、第二設定処理によると、ユーザは、指定した印刷時間に対応する最大インク量および明度の範囲のうち、所望する一方の範囲から値を指定することができる。しかし、PC1は、指定された印刷時間に対応する最大インク量の範囲および明度の範囲のうち、一方のみを指定可能な状態で表示してもよい。図19に示す変形例の第二設定画面68では、指定された印刷時間に対応する最大インク量の範囲のみが、指定可能な状態で表示される。表示された範囲の中から1つの値が指定されると、指定された値に対応する明度がさらに表示される。この場合、ユーザは、容易に「印刷時間→最大インク量→明度」の順でパラメータを指定することができる。また、PC1は、図19に示す変形例と同様に、指定された印刷時間に対応する明度の範囲のみを指定可能な状態で表示してもよい。
図5に例示したパラメータテーブルは、解像度、使用ヘッド数、および同時印刷の要否の各々に応じて、最大インク量、明度、および印刷時間を対応付ける。よって、ユーザは、種々の初期条件に応じた最適な印刷条件を設定できる。しかし、パラメータテーブルでは、解像度、使用ヘッド数、および同時印刷の要否の全てに応じてパラメータが対応付けられていなくてもよい。上記の3つの初期条件とは異なる他の初期条件に応じてパラメータが対応付けられてもよい。また、パラメータテーブルが初期条件に応じて設定されていなくても、本発明を実現することは可能である。
図5に例示したパラメータテーブルでは、最大インク量、明度、および印刷時間の3つのパラメータが対応付けて記憶されている。しかし、パラメータテーブルでは、上記の3つのパラメータのうちの2つが対応付けて記憶されていてもよい。この場合でも、PC1は、ユーザによって指定された値に対応付けられている値を表示させることで、印刷条件を容易且つ確実にユーザに把握させることができる。
上記実施形態では、図7および図9に示すように、第一〜第四設定処理のいずれを実行させるかをユーザが指定できる。しかし、実行する処理をユーザが指定できなくてもよい。PC1は、第一〜第四設定処理の全てを実行できる必要は無く、一部を実行できればよい。
上記実施形態のPC1は、パラメータの左側のチェックボックスを表示させることで、値をユーザに指定させると共に、暫定値がいずれであるかを表示する。しかし、値の指定方法、表示方法が適宜変更できることは言うまでも無い。例えば、PC1は、指定可能な値の範囲を示すバーを表示させて、バーに沿ってボタンをユーザに移動させることで、値をユーザに指定させてもよい。値をキーボード3等から直接入力させてもよい。
上記実施形態の第三処理(図15参照)では、指定された最大インク量に対応する明度と印刷時間とが、共に第三設定画面65に表示される(図16参照)。しかし、PC1は、明度および印刷時間のうちの一方のみを表示させてもよい。同様に、PC1は、第四設定画面66(図18参照)において、最大インク量および印刷時間の一方のみを表示させてもよい。また、上記実施形態の第一処理(図10参照)でも、指定された印刷時間に対応する最大インク量および明度が共に表示されるが(図11参照)、一方のみを表示させてもよい。
上記実施形態では、印刷品質を示す品質値として明度が用いられている。しかし、明度以外のパラメータを品質値として用いることも可能である。例えば、「白さ1、白さ2、白さ3・・・」という単純なパラメータを品質値として用いてもよい。同様に、インク値として用いられるパラメータも最大インク量に限られない。例えば、各色の平均のインク量を定めるための値をインク値として用いてもよい。時間値も適宜設定可能である。
上記実施形態の第一処理(図10参照)では、指定された印刷時間に対応する最大インク量および明度の範囲のうちの最大値が、自動的に表示される。よって、ユーザは、高品質の印刷を実行させる印刷条件を、容易に設定することができる。しかし、PC1が自動的に表示する値は、範囲内の最大値に限られない。例えば範囲の中心値、範囲の最小値等を自動的に表示させてもよい。範囲の最小値を表示させる場合、ユーザは、最小のインク量で印刷を実行させる印刷条件を容易に設定することができる。
上記実施形態では、図7に示すメイン処理が、印刷装置30の外部機器であるPC1で行われる。しかし、メイン処理を実行できるのはPC1に限られない。例えば、印刷装置30自身がメイン処理を実行してもよい。また、メイン処理を複数のデバイスで分担して実行してもよい。例えば、図7に示すメイン処理のうち、S1のみをPC1が実行し、他の処理を印刷装置30が実行してもよい。つまり、複数のデバイスを備えるシステムが、上記実施形態で例示した処理を実行してもよい。また、本発明は、印刷データを作成する場面以外の場面でも実行できる。例えば、印刷条件が互いに異なる複数の印刷データが予め作成されており、この複数の印刷データから1つの印刷データを選択して実行させる場合にも、本発明は適用できる。
画像データ等の各種データの形式、階調等を変更できることは言うまでもない。例えば、画像データの形式はsRGB形式に限られず、階調も256階調に限られない。同様に、階調データのデータ形式および階調も、CMYKW形式の256階調に限定されることはない。CMYKW以外の色材(例えば、オレンジ等)を用いる場合でも本発明は適用できる。印刷データを多値(3階調以上)とすることも可能である。また、PC1は、sRGB形式の画像データを入力せずに、CMYKW形式の階調データを他のデバイスから直接入力して印刷データを作成してもよい。
上記実施形態では、白インクの重複印刷を実行することができる印刷システム100を例示した。しかし、本発明を適用できるのは、白インクの重複印刷を実行できる場合に限定されない。白インクと同様に、良好な発色を得るために重複印刷を実行することが望ましいインクを使用する場合であれば、本発明は適用できる。例えば、背景に隙間無く銀色をベタ塗りする場合にも、本発明は適用できる。また、本発明は、白とカラーの同時印刷を実行しない印刷装置(白とカラーを別々に印刷する印刷装置)を用いる場合にも適用できる。本発明は、白等の1つのインクのみを印刷する場合にも適用できる。重複印刷を実行しない場合でも適用できる。
1 PC
2 モニタ
10 CPU
14 HDD
30 印刷装置
34 キャリッジ
35 インクヘッド
35W 白インクヘッド
35C、35M、35Y、35K カラーインクヘッド
36 ノズル
39 プラテン
40 CPU
63 第一設定画面
64 第二設定画面
65 第三設定画面
66 第四設定画面
100 印刷システム

Claims (14)

  1. インクを吐出するインクヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させて前記記録媒体に対する印刷を行う印刷装置における印刷動作を制御する印刷制御装置であって、
    単位面積当たりに吐出される前記インクの量を制御するパラメータであるインク値と、前記インクの量に応じて変化する印刷物の印刷品質を示すパラメータである品質値と、前記インク値によって制御される量の前記インクを用いて前記品質値が示す印刷品質の印刷を実行するために必要な印刷時間を示すパラメータである時間値とを対応付けて記憶した記憶手段から前記パラメータを取得可能な取得手段と、
    記時間値の指定を受け付ける第一受付手段と、
    前記第一受付手段によって前記時間値の指定が受け付けられた場合に、指定された前記時間値に前記記憶手段において対応付けられている前記インク値の範囲および前記品質値の範囲のうち、最大の前記インク値および最大の前記品質値の少なくとも一方を表示手段に表示させる対応値表示制御手段と、
    前記第一受付手段によって指定が受け付けられた前記時間値と、前記対応値表示制御手段によって前記表示手段に表示された値とを、前記印刷動作の条件に設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  2. インクを吐出するインクヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させて前記記録媒体に対する印刷を行う印刷装置における印刷動作を制御する印刷制御装置であって、
    単位面積当たりに吐出される前記インクの量を制御するパラメータであるインク値と、前記インクの量に応じて変化する印刷物の印刷品質を示すパラメータである品質値と、前記インク値によって制御される量の前記インクを用いて前記品質値が示す印刷品質の印刷を実行するために必要な印刷時間を示すパラメータである時間値とを対応付けて記憶した記憶手段から前記パラメータを取得可能な取得手段と、
    記時間値の指定を受け付ける第一受付手段と、
    前記第一受付手段によって前記時間値の指定が受け付けられた場合に、指定された前記時間値に前記記憶手段において対応付けられている前記インク値の範囲内で、前記インク値を指定可能な状態で表示手段に表示させる第一候補表示制御手段と、
    前記第一候補表示制御手段によって指定可能な状態で表示された前記インク値の指定を受け付ける第二受付手段と、
    前記第二受付手段によって指定が受け付けられた前記インク値に対応付けられている前記品質値を前記表示手段に表示させる第一最終表示制御手段と、
    前記第一受付手段によって指定が受け付けられた前記時間値と、前記第二受付手段によって指定が受け付けられた前記インク値と、前記第一最終表示制御手段によって前記表示手段に表示された前記品質値とを、前記印刷動作の条件に設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  3. インクを吐出するインクヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させて前記記録媒体に対する印刷を行う印刷装置における印刷動作を制御する印刷制御装置であって、
    単位面積当たりに吐出される前記インクの量を制御するパラメータであるインク値と、前記インクの量に応じて変化する印刷物の印刷品質を示すパラメータである品質値と、前記インク値によって制御される量の前記インクを用いて前記品質値が示す印刷品質の印刷を実行するために必要な印刷時間を示すパラメータである時間値とを対応付けて記憶した記憶手段から前記パラメータを取得可能な取得手段と、
    記時間値の指定を受け付ける第一受付手段と、
    前記第一受付手段によって前記時間値の指定が受け付けられた場合に、指定された前記時間値に前記記憶手段において対応付けられている前記品質値の範囲内で、前記品質値を指定可能な状態で表示手段に表示させる第二候補表示制御手段と、
    前記第二候補表示制御手段によって指定可能な状態で表示された前記品質値の指定を受け付ける第三受付手段と、
    前記第三受付手段によって指定が受け付けられた前記品質値に対応付けられている前記インク値を前記表示手段に表示させる第二最終表示制御手段と、
    前記第一受付手段によって指定が受け付けられた前記時間値と、前記第三受付手段によって指定が受け付けられた前記品質値と、前記第二最終表示制御手段によって前記表示手段に表示された前記インク値とを、前記印刷動作の条件に設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  4. インクを吐出するインクヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させて前記記録媒体に対する印刷を行う印刷装置における印刷動作を制御する印刷制御装置であって、
    単位面積当たりに吐出される前記インクの量を制御するパラメータであるインク値と、前記インクの量に応じて変化する印刷物の印刷品質を示すパラメータである品質値と、前記インク値によって制御される量の前記インクを用いて前記品質値が示す印刷品質の印刷を実行するために必要な印刷時間を示すパラメータである時間値とを対応付けて記憶した記憶手段から前記パラメータを取得可能な取得手段と、
    前記インク値、前記品質値、および前記時間値のいずれかのパラメータの値の指定を受け付ける第一受付手段と、
    前記第一受付手段によって1つのパラメータの値の指定が受け付けられた場合に、前記インク値、前記品質値、および前記時間値のうち値が指定されたパラメータ以外のパラメータの少なくとも一方について、指定されたパラメータの値に前記記憶手段において対応付けられている値を表示手段に表示させる対応値表示制御手段と、
    前記第一受付手段によって指定が受け付けられた値と、前記対応値表示制御手段によって前記表示手段に表示された値とを、前記印刷動作の条件に設定する設定手段と
    複数の解像度のいずれかの指定、特定のインクを吐出する前記インクヘッドの数の指定、および、白インクとカラーインクとを共に吐出しながら印刷を実行する同時印刷の要否の指定の少なくともいずれかを受け付ける第四受付手段と
    を備え
    前記記憶手段には、前記解像度、前記インクヘッドの数、および前記同時印刷の要否の少なくともいずれかに応じて、前記インク値、前記品質値、および前記時間値が対応付けて記憶されており、
    前記取得手段は、前記第四受付手段によって受け付けられた指定に対応する値を取得することを特徴とする印刷制御装置。
  5. インクを吐出するインクヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させて前記記録媒体に対する印刷を行う印刷装置における印刷動作を制御する印刷制御装置で実行される印刷制御プログラムであって、
    単位面積当たりに吐出される前記インクの量を制御するパラメータであるインク値と、前記インクの量に応じて変化する印刷物の印刷品質を示すパラメータである品質値と、前記インク値によって制御される量の前記インクを用いて前記品質値が示す印刷品質の印刷を実行するために必要な印刷時間を示すパラメータである時間値とを対応付けて記憶した記憶手段から前記パラメータを取得可能な取得ステップと、
    記時間値の指定を受け付ける第一受付ステップと、
    前記第一受付ステップにおいて前記時間値の指定が受け付けられた場合に、指定された前記時間値に前記記憶手段において対応付けられている前記インク値の範囲および前記品質値の範囲のうち、最大の前記インク値および最大の前記品質値の少なくとも一方を表示手段に表示させる対応値表示制御ステップと、
    前記第一受付ステップにおいて指定が受け付けられた値と、前記対応値表示制御ステップにおいて前記表示手段に表示された値とを、前記印刷動作の条件に設定する設定ステップと
    を前記印刷制御装置のコントローラに実行させるための指示を含む印刷制御プログラム。
  6. インクを吐出するインクヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させて前記記録媒体に対する印刷を行う印刷装置における印刷動作を制御する印刷制御装置で実行される印刷制御プログラムであって、
    単位面積当たりに吐出される前記インクの量を制御するパラメータであるインク値と、前記インクの量に応じて変化する印刷物の印刷品質を示すパラメータである品質値と、前記インク値によって制御される量の前記インクを用いて前記品質値が示す印刷品質の印刷を実行するために必要な印刷時間を示すパラメータである時間値とを対応付けて記憶した記憶手段から前記パラメータを取得可能な取得ステップと、
    記時間値の指定を受け付ける第一受付ステップと、
    前記第一受付ステップにおいて前記時間値の指定が受け付けられた場合に、指定された前記時間値に前記記憶手段において対応付けられている前記インク値の範囲内で、前記インク値を指定可能な状態で表示手段に表示させる第一候補表示制御ステップと、
    前記第一候補表示制御ステップによって指定可能な状態で表示された前記インク値の指定を受け付ける第二受付ステップと、
    前記第二受付ステップによって指定が受け付けられた前記インク値に対応付けられている前記品質値を前記表示手段に表示させる第一最終表示制御ステップと、
    前記第一受付ステップによって指定が受け付けられた前記時間値と、前記第二受付ステップによって指定が受け付けられた前記インク値と、前記第一最終表示制御ステップによって前記表示手段に表示された前記品質値とを、前記印刷動作の条件に設定する設定ステップと
    を前記印刷制御装置のコントローラに実行させるための指示を含む印刷制御プログラム。
  7. インクを吐出するインクヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させて前記記録媒体に対する印刷を行う印刷装置における印刷動作を制御する印刷制御装置で実行される印刷制御プログラムであって、
    単位面積当たりに吐出される前記インクの量を制御するパラメータであるインク値と、前記インクの量に応じて変化する印刷物の印刷品質を示すパラメータである品質値と、前記インク値によって制御される量の前記インクを用いて前記品質値が示す印刷品質の印刷を実行するために必要な印刷時間を示すパラメータである時間値とを対応付けて記憶した記憶手段から前記パラメータを取得可能な取得ステップと、
    記時間値の指定を受け付ける第一受付ステップと、
    前記第一受付ステップにおいて前記時間値の指定が受け付けられた場合に、指定された前記時間値に前記記憶手段において対応付けられている前記品質値の範囲内で、前記品質値を指定可能な状態で表示手段に表示させる第二候補表示制御ステップと、
    前記第二候補表示制御ステップによって指定可能な状態で表示された前記品質値の指定を受け付ける第三受付ステップと、
    前記第三受付ステップによって指定が受け付けられた前記品質値に対応付けられている前記インク値を前記表示手段に表示させる第二最終表示制御ステップと、
    前記第一受付ステップによって指定が受け付けられた前記時間値と、前記第三受付ステップによって指定が受け付けられた前記品質値と、前記第二最終表示制御ステップによって前記表示手段に表示された前記インク値とを、前記印刷動作の条件に設定する設定ステップと
    を前記印刷制御装置のコントローラに実行させるための指示を含む印刷制御プログラム。
  8. インクを吐出するインクヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させて前記記録媒体に対する印刷を行う印刷装置における印刷動作を制御する印刷制御装置で実行される印刷制御プログラムであって、
    単位面積当たりに吐出される前記インクの量を制御するパラメータであるインク値と、前記インクの量に応じて変化する印刷物の印刷品質を示すパラメータである品質値と、前記インク値によって制御される量の前記インクを用いて前記品質値が示す印刷品質の印刷を実行するために必要な印刷時間を示すパラメータである時間値とを対応付けて記憶した記憶手段から前記パラメータを取得可能な取得ステップと、
    前記インク値、前記品質値、および前記時間値のいずれかのパラメータの値の指定を受け付ける第一受付ステップと、
    前記第一受付ステップにおいて1つのパラメータの値の指定が受け付けられた場合に、前記インク値、前記品質値、および前記時間値のうち値が指定されたパラメータ以外のパラメータの少なくとも一方について、指定されたパラメータの値に前記記憶手段において対応付けられている値を表示手段に表示させる対応値表示制御ステップと、
    前記第一受付ステップにおいて指定が受け付けられた値と、前記対応値表示制御ステップにおいて前記表示手段に表示された値とを、前記印刷動作の条件に設定する設定ステップと
    複数の解像度のいずれかの指定、特定のインクを吐出する前記インクヘッドの数の指定、および、白インクとカラーインクとを共に吐出しながら印刷を実行する同時印刷の要否の指定の少なくともいずれかを受け付ける第四受付ステップと
    を前記印刷制御装置のコントローラに実行させるための指示を含む印刷制御プログラムであって、
    前記記憶手段には、前記解像度、前記インクヘッドの数、および前記同時印刷の要否の少なくともいずれかに応じて、前記インク値、前記品質値、および前記時間値が対応付けて記憶されており、
    前記取得ステップは、前記第四受付ステップによって受け付けられた指定に対応する値を取得することを特徴とする印刷制御プログラム。
  9. インクを吐出するインクヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させて前記記録媒体に対する印刷を行う印刷装置における印刷動作を制御する印刷制御装置で実行される印刷制御プログラムであって、
    単位面積当たりに吐出される前記インクの量を制御するパラメータである第1パラメータと、前記インクの量に応じて変化する印刷物の印刷品質を示すパラメータである第2パラメータと、前記第1パラメータによって制御される量の前記インクを用いて前記第2パラメータが示す印刷品質の印刷を実行するために必要な印刷時間と関連するパラメータである第3パラメータとを対応付けて記憶した記憶手段から前記パラメータを取得可能な取得ステップと、
    前記第1パラメータおよび前記第2パラメータのいずれかのパラメータの値の指定を受け付ける受付ステップと、
    記受付ステップにおいて1つのパラメータの値の指定が受け付けられた場合に、前記第1パラメータと前記第2パラメータとのうち値が指定されたパラメータ以外の指定外パラメータ、および前記第3パラメータの少なくとも一方である対応パラメータについて、指定されたパラメータの値に前記記憶手段において対応付けられている値に基づく表示を、前記指定されたパラメータの値と共に表示手段に表示させる表示制御ステップと、
    前記受付ステップにおいて指定が受け付けられた値、および前記対応パラメータについて、前記指定されたパラメータの値に前記記憶手段において対応付けられている値を、前記印刷動作の条件に設定する設定ステップと
    を前記印刷制御装置のコントローラに実行させるための指示を含む印刷制御プログラム。
  10. 前記受付ステップは、前記第2パラメータの値の指定を受け付け、
    前記表示制御ステップは、前記第1パラメータ、および前記第3パラメータの少なくとも一方について、指定された第2パラメータの値に前記記憶手段において対応付けられている値に基づく表示を、前記指定された第2パラメータの値と共に前記表示手段に表示させること
    を特徴とする請求項9に記載の印刷制御プログラム。
  11. 前記表示制御ステップは、前記第1パラメータ、および前記第3パラメータについて、前記指定された第2パラメータの値に前記記憶手段において対応付けられている値に基づく表示を、前記指定された第2パラメータの値と共に前記表示手段に表示させること
    を特徴とする請求項10に記載の印刷制御プログラム。
  12. 前記表示制御ステップは、前記第3パラメータについて、前記指定された第2パラメータの値に前記記憶手段において対応付けられている値に基づく表示を、前記指定された第2パラメータの値と共に前記表示手段に表示させること
    を特徴とする請求項10に記載の印刷制御プログラム。
  13. 前記設定ステップは、前記受付ステップにおいて指定が受け付けられた値と、前記指定外パラメータについて、前記指定されたパラメータの値に前記記憶手段において対応付けられている値と、前記第3パラメータについて、前記指定されたパラメータの値に前記記憶手段において対応付けられている値との3つの値を、前記印刷動作の条件に設定することを特徴とする請求項9から12の何れかに記載の印刷制御プログラム。
  14. 前記インクは白インクであることを特徴とする請求項5から13の何れかに記載の印刷制御プログラム。
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