JP5866664B2 - マスク、マスク用フィルターバッグ、通気フィルタリング方法及び防塵マスク - Google Patents
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以下、図面に基づき本発明を代表する各種実施の形態を説明する。図1及び図2は、本実施形態に係るマスク1を示す説明図である。具体的に、マスク1は、図1(a)又は図2に示すように、装用時において少なくとも着用者5の口唇51や鼻孔52を覆うマスク本体2と、マスク本体2の両側部から延びて着用者5の両耳に掛けられる一対の支持紐体3と、マスク本体2に支持されて着用者5の口唇51や鼻孔52周辺に密着されるフィルターバッグ4とを備えている。そして、このマスク1を装着することにより、本発明の通気フィルタリング方法を実施することができる。なお、このマスク1としては、現在使用されているガーゼマスク、不織布マスク、プラスチック防塵マスクなど、既存の製品をそのまま用いることもできるが、フィルターバッグを装着することから厚みがでるので、立体マスクが使用に適している。
そして、このようにマスク1を装着することにより、本発明の通気フィルタリング方法を実現することができる。詳述すると、支持紐体3やマスク本体2によって、多孔性物質41が充填されたフィルターバッグ4を、着用者の口唇に密着させることにより、外気がマスク本体2の周縁からマスク内へ流入するのを防止し、塵挨やウイルス等が直接気道、肺の中へ吸入されるのを防止する。
このように本実施形態によれば、粒状の多孔性物質が充填されたフィルターバッグ4を、着用者の口唇に密着させるため、外気がマスク周縁からマスク内へ流入するのを防止でき、塵挨やウイルス等が直接気道、肺の中へ吸引されることがない。そして、このようにマスク1を装着することにより、本発明の通気フィルタリング方法を実現することができる。
すなわち、多孔性物質41が粒状をなしていることから、図3に示すように、多孔性物質41間の間隙によってフィルターバッグ4内に吸気経路43が形成されることとなり、吸気の通過量を一定量以上に確保することができ、着用者にとって呼吸が苦しくなるのを回避することができる。
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態において、フィルターバッグ4には、不織布の袋体42を用いる構成としたが、本実施形態では、伸縮性のある網体を用いた場合を例に説明する。図11(a)及び(b)は、第2実施形態に係るフィルターバッグ4aを示す斜視図であり、図12(a)及び(b)は、第2実施形態に係るマスク本体2aを示す斜視図であり、図13(a)及び(b)は、第2実施形態に係るフィルターバッグ4aがマスク本体2aに装着される動作を示す斜視図であり、図14は、第2実施形態に係るマスク1aが着用者に装着された状態を側方から示す説明図である。なお、本実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
次いで、第3実施形態について説明する。本実施形態では、有害物質の吸引を防止する防塵マスク1bにフィルターバッグ4を用いる場合を例に説明する。 図16は、第3実施形態に係る防塵マスク1bの構成を示す斜視図であり、図17(a)〜(d)は、第3実施形態に係る防塵マスク1bの各構成を示す説明図である。
なお、上述した各実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更や、それぞれの構成を組み合わせることが可能であることはもちろんである。なお、以下の変更例において、上述した各実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
本変更例に係るマスク1、マスク用フィルターバッグ4には、例えば、図7に示すように、マスク本体2と、フィルターバッグ4との間に、水分保持体6を備えてもよい。この水分保持体6は、揆水性を有した素材で形成された袋体61の内部に、例えば、スポンジや、繊維、ポリマー等の吸水部材62を有した部材であり、通気の妨げにならないように、フィルターバッグ4の外縁部分を沿うような形状となっている。
次いで、第2変更例について説明する。本変更例では、マスク本体2の内部に水分保持体6aを収納する収納部26を備えることを特徴とする。図15は、第2変更例に係る収納部26に水分保持体6aが収納された状態を示す斜視図である。図に示すように、本変更例では、マスク本体2の内面上部に収納部26,26を備えている。この収納部26,26は、両側部分が開口しており、この両側部分から水分保持体6aが挿通されることで、収納部26,26内に水分保持体6aを収納する。
次に、本発明のマスク1、及びマスク用フィルターバッグ4の他の構成について説明する。本変更例では、図21に示すように、市販の立体型マスクにフィルターバッグ4を収納するポケット23を形成させるとともに、このポケット23において、着用者側に盛り上がった膨らみ(山)を形成させた構成について説明する。
上述した第3実施形態では、防塵マスク1bについて説明したが、本変更例では、この防塵マスクを簡易化及び軽量化することを要旨とする。図25(a)及び(b)は、本変更例に係る防塵マスク1cを示す斜視図であり、図26は、本変更例に係る防塵マスク1cにフィルターバッグ4を収納させる際の動作を示す説明図であり、図27は、本変更例に係る防塵マスク1cが着用者に装着された状態を側方から示す説明図である。
上述した実施形態及び変更例において、フィルターバッグ4は、同一素材で形成させたが、例えば、図29に示すように、着用者の口唇側の面49と外方側の面48とを異なる素材で形成させてもよい。本変更例では、図30に示すように、着用者の口唇側面49には、ポリエステルなどの合成樹脂を用い伸縮可能な網体を形成させる。一方、外方側面48には、例えば、不織布や、ポリプロピレンなどの合成樹脂によって形成させる。そして、使用時には、上述したようにマスクに用いてもよく、また、図31に示すように、市販のマスク2cを上部から覆わせて用いてもよい。
2(2a,2b,2c)…マスク本体
3(3a,3b)…支持紐体
4(4a,4b)…フィルターバッグ
5…着用者
6…水分保持体
6a…水分保持体
7…連結部
7a…凹部
7b…凸部
21a,21b…固定部
22…袋体
23…ポケット
23a…口唇部シート
23b…上唇部ワイヤー
23c…上部開口
23d…固定部
23e…接触面
23f…側部開口
24…接触部
25…空間
26…収納部
41…多孔性物質
42…袋体
43…吸気経路
44…鼻下硬化部
45…鼻唇溝硬化部
46…網体
47…鼻先硬化部
48…口唇側面
49…外方側面
51…口唇
51a…ほうれい線(鼻唇溝)
52…鼻孔
52a…鼻下
53…鼻先
61…袋体
62…吸水部材
63…注水口
64…胴部
71…孔部
100…マスク本体
110…外側フレーム
111…通気用開口部
112…格子部
113…係止軸
120…本体フレーム
121…下部開口部
122…上部開口部
123…係止部
124…外縁
130…内側フレーム
131…通気用開口部
132…格子
133…係止部
140…密着部
150…収納部
200…マスク本体
210…外側フレーム
211…通気用開口部
212…格子部
220…本体フレーム
221…スリット
225…孔
230…収納部
Claims (13)
- 着用者の両耳に掛けられる一対の支持紐体と、前記支持紐体に保持されて前記着用者の口唇に密着されるフィルターバッグと、前記フィルターバッグの前記口唇に密着される接触面に形成され、前記着用者の口唇側位置に対応した一対の鼻唇溝硬化部とを備え、前記フィルターバッグの内部には、多数の粒状の多孔性物質が充填されていることを特徴とするマスク。
- 前記フィルターバッグの前記口唇に密着される接触面に形成され、前記着用者の鼻下位置に対応した水平な線状の鼻下硬化部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のマスク。
- 前記粒状の多孔性物質は、発泡スチロールビーズであることを特徴とする請求項1又は2に記載のマスク。
- 前記多孔性物質には、液体が含浸或いはコーティングされることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のマスク。
- 前記フィルターバッグは、前記支持紐体に着脱可能に固定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のマスク。
- 装用時において少なくとも着用者の口唇を覆うマスクに適用可能なフィルターバッグであって、前記着用者の両耳に掛けられる一対の支持紐体によって、前記着用者の口唇に密着される通気性を有する袋体と、前記袋体に充填される多数の粒状の多孔性物質と、前記接触面に形成され、前記着用者の口唇側位置に対応した一対の鼻唇溝硬化部とから構成されることを特徴とするマスク用フィルターバッグ。
- 前記フィルターバッグの前記口唇に密着される接触面に形成され、前記着用者の鼻下位置に対応した水平な線状の鼻下硬化部をさらに有することを特徴とする請求項6に記載のマスク用フィルターバッグ。
- 前記粒状の多孔性物質は、発泡スチロールビーズであることを特徴とする請求項6又は7に記載のマスク用フィルターバッグ。
- 前記多孔性物質には、液体が含浸されることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のマスク用フィルターバッグ。
- 前記フィルターバッグは、装用時において着用者の両耳に掛けられる一対の支持紐体に支持されるとともに、前記支持紐体に着脱可能に固定されることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載のマスク用フィルターバッグ。
- 内部に多数の粒状の多孔性物質が充填され、着用者の口唇に密着される接触面に、前記着用者の口唇側位置に対応した一対の鼻唇溝硬化部が形成されたフィルターバッグを、前記着用者の口唇に密着するように支持することを特徴とする通気フィルタリング方法。
- 前記粒状の多孔性物質は、発泡スチロールビーズであることを特徴とする請求項11に記載の通気フィルタリング方法。
- 前記多孔性物質には、液体が含浸されていることを特徴とする請求項11又は12に記載の通気フィルタリング方法。
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