JP5866162B2 - 外科用内視鏡及び外科用内視鏡の外科器具を交換する方法 - Google Patents

外科用内視鏡及び外科用内視鏡の外科器具を交換する方法 Download PDF

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Description

本発明は、経管腔的内視鏡手術(NOTES)で好適に用いられる外科用内視鏡であって、腹腔鏡及び内視鏡下の外科医療において又はその使用が可能な他のどんな手術においても使用できる外科用内視鏡に関する。
内視鏡は、基本的に挿入チューブを具備する装置であって、通常は、胃腸管、気道、及び尿道の内側に挿入され、起こりうる管腔内の変化を医師があるべき場所で検証することを可能にする装置である。
内視鏡は、管腔内検査及び疾病の診断を可能にするのにきわめて有効である以外に内視鏡手術でますます多く用いられるようになっている。実施できる多くの内視鏡外科医療としては、特に、いくつかの食道憩室症、食道、胃、十二指腸、及び大腸のいくつかの良性腫瘍と初期腫瘍、胃及び食道の静脈瘤、出血性潰瘍、総胆管結石の除去、及び慢性膵炎の治療などがあげられる。
皮膚の切開と開口がないということで、NOTES(経管腔的内視鏡手術)と呼ばれる手法が内視鏡外科医療で用いられており、切開がないので感染が起こらないという他にもいろいろな利点があるが、特に手術後の回復が速く苦痛が少ないことがあげられる。しかし、NOTESと呼ばれるこの手法を可能にするためには、内視鏡を外科器具のための手術プラットホームとすることを可能にする構造上及び操作上の特徴セットを内視鏡が備えていなければならない。
特許文献1は、内視鏡検査及び内視鏡手術で使用する外科装置であって、外部で連結された二つの内視鏡デバイスによって構成され、二つの異なる進入点で操作されるセットを具備する装置を記載している。しかし、この種の装置は、患者の身体における外部切開を通して用いられるものであり、傷痕を残し、強い麻酔薬を用いる必要があり、手術の危険性も高くなる。
特許文献2は、切開により得られた自然のものでない開孔を通して患者の体内に位置決めされる内視鏡の外部に配置される内視鏡手術用の器具を設置する方法及び装置を開示している。この装置は、それが患者の体内に位置決めされたとき、器具が挿入されて内視鏡の外側を越えて位置決めされることを可能にする。前記特許は、特に前記器具が内視鏡の作業チャネルを通して挿入するには相当に大きな直径を有する場合、それをどのように挿入するかという問題を解決することを追求する。
しかし、このタイプの内視鏡は、患者の器官を傷つける可能性及び感染が発生する可能性を高め、少なくともその可能性を減ずることがないので、本質的に限界がある。
特許文献3は、一つは垂直で他の一つは水平な二つの細長い作業チャネルを備えた外科用内視鏡を開示している。前記二つのチャネルは、それらの内側に配置された器具が、垂直な細長いチャネル内で垂直の動きを行い、水平な細長いチャネル内で水平の動きを行うことを可能にする機構又は支持部を有する。この特許によれば、この内視鏡は、器具が内視鏡の先端を変位させることなく動くのでより広い作業領域に到達することを可能にする。
さらに、この内視鏡の先端の構造は操作される医療器具のサイズを少なからず制限し、非常に鋭利な器具や鉗子を高い把握性能で用いる必要がある場合には装置を使用することを不可能にする。
特許文献4は、誘導チューブを記載しており、前記誘導チューブは、内視鏡(固定プラットホーム)及び付属器具(光ガイド、対物レンズ、空気/水チャネル)を通すチューブによって構成され、何人かの外科医がこの誘導チューブと付属器具を取り扱うプラットホーム上に組み立てられる。これは非常に複雑な装置で、実際には物理的及び動作的に関連する複数の内視鏡として働き、それを操作するために何人かの外科医が必要であり、それが実際にそれを使用することを困難にする結果になっている。さらに、本発明の内視鏡に比較すると、この複雑な装置は、チューブの近位領域を通して、言い換えると患者の体外の手術する外科医に近い領域を通して、器具を取り出すことによってのみ器具の交換を可能にする。
要するに、体内外科医療のために用いられる内視鏡装置に関連した現在の技術は、内視鏡/腹腔鏡用途の装置の組合せ、二つの作業チャネルだけを有する装置、及び内視鏡の本体の外側に設置される装置など、だけである。
さらに、現在の最新技術の内視鏡でも、遠位部分を通して外科器具を交換することができない。
したがって、管腔の開孔を通して外科治療を行うために、作業チャネルに配置された器具を独立に動かすことを可能にし、又外科器具を内視鏡の遠位端を通して交換することを可能にし、使用される器具の範囲と寸法を拡大することを可能にするユニークな内視鏡が開発される必要があった。
米国特許第5797835号明細書 米国特許第6569085号明細書 米国特許第6458074号明細書 国際公開第2008/070556号パンフレット
本発明は、経管腔的内視鏡手術(NOTES)を行うための外科用内視鏡であって、患者の体に新たな開孔を作る必要なしに単一の装置で外科手術を行うことを可能にする内視鏡を提供することを目的とする。
本発明は、また経管腔的内視鏡手術(NOTES)を行うための外科用内視鏡であって、複数の作業チャネルのそれぞれに配置された各外科器具が自由にかつ独立に動くことを可能にし、その作動能力を拡大する内視鏡を提供することを目的とする。
本発明は、さらに、外科器具を容易に交換することを可能にし、高い交換可能能力を有する外科用内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、内視鏡の外科器具を遠位端から交換するための迅速、簡単、かつ安全な方法を提供することである。
本発明の目的は、体内器官の好ましくは管腔の開孔を通して外科手術を行うための内視鏡であって、遠位端と少なくとも二つの作業チャネルとを有する挿入チューブを具備し、作業チャネルの一つはより小さな直径、一つはより大きな直径を有し、作業チャネルは少なくとも一つの外科器具の操作を可能にし、内視鏡は、より小さな直径の作業チャネルと作動可能に結び付いた少なくとも二つの操作手段及びより大きな直径の作業チャネルと作動可能に結び付いた少なくとも二つの操作手段を具備し、操作手段は、外科器具が挿入チューブの遠位端の動きに関わりなくx軸、y軸及びz軸に対して自由に動くことを可能にする能力を有することを特徴とする内視鏡によって達成される。
本発明の目的は、また、体内器官の好ましくは管腔の開孔を通して外科手術を行うための内視鏡であって、遠位端と少なくとも二つの作業チャネルとを有する挿入チューブを具備し、作業チャネルの一つはより小さな直径、一つはより大きな直径を有し、作業チャネルは少なくとも一つの外科器具を受け入れることができ、該内視鏡は垂直ベース・ガイドと水平ベース・ガイドとを具備し、前記垂直ベース・ガイドは遠位端のより小さな直径の作業チャネルに対して、第一のキャビティ内で、作動可能に配置され、前記水平ベース・ガイドは遠位端のより大きな直径の作業チャネルに対して、第二のキャビティ内で、作動可能に配置されることを特徴とする内視鏡によって達成される。
本発明の目的は、また、外科用内視鏡において外科器具を交換する方法であって:
i)患者の体の開孔から挿入チューブを除去するステップ;
ii)挿入チューブの遠位端に結び付く少なくとも一つの外科器具を除去するステップ;
iii)挿入チューブの遠位端に結び付く少なくとも一つの外科器具を設置するステップ;及び
iv)前記開孔に挿入チューブを導入するステップ;を含む方法によって達成される。
本発明の利点としては、外科器具の交換を内部の作業チャネルにそれらを通過させる必要性なしに直接的に遠位端で行うことを可能にする内視鏡手術を行うための単一の装置(内視鏡)を用いることを含んでいる。外科器具が内部の作業チャネルを通過することにより、交換できる器具のタイプやサイズが制限されていた。
本発明は、図面に示された実施例に基づいてさらに詳しく説明される。
図1は、現在の技術に属する内視鏡を示す一般的な斜視図である。 図2は、現在の技術に属する内視鏡の(患者の体内に挿入された)遠位端を示す詳細図である。 図3は、本発明に包含される外科用内視鏡を示す一般的な斜視図である。 図4は、本発明に包含される外科用内視鏡の近位端を示す上面図である。 図5は、本発明に包含される外科用内視鏡の遠位端を示す第一の斜視図であり、垂直及び水平ベース・ガイドを見ることができる。 図6は、本発明に包含される外科用内視鏡の遠位端を示す第二の斜視図であり、水平ベース・ガイドが取り外されている。 図7は、本発明に包含される外科用内視鏡の遠位端を示す第三の斜視図であり、水平及び垂直ベース・ガイドがそれぞれ水平移動及び垂直移動の位置にある。 図8は、本発明に包含される外科用内視鏡の遠位端を示す断面図であり、水平及び垂直ベース・ガイドは取り外されている。 図9は、本発明に包含される外科用内視鏡のたわみ部分に含まれる脊柱状要素を示す詳細図である。
当業者には公知であり、特許文献3の分析によっても確かめられるように、現在知られている外科用内視鏡は、二つの作業チャネルを具備し、消化器官における孔を通した腹部及び胸部の外科手術での使用が可能である。
添付の図1及び図2は現在の最新技術による内視鏡を示しており、基本的には本体4を具備し、それに以下の要素すなわち、接眼レンズ1、光ガイド2、角度調節部3、及び別の側で細長く実質的に円筒状の挿入チューブ10が結び付けられている。本体4は、接眼レンズ1、光ガイド2、角度調節部3を支持し、内視鏡の近位端に配置されている。
内視鏡を操作する外科医に向けられる端は、正確には本体4であるが近位端と呼ばれ、他方挿入チューブ10の先端に位置する内視鏡の反対側の端は遠位端12である。
したがって挿入チューブは遠位端12を具備し、それは自由であり、さらに別の端6を具備し、それは本体4に堅固に結合されている。遠位端12に隣接して、たわみ部分60がある。
接眼レンズ1は、遠位端12をとおした視覚化を可能にするものであり、外科医が患者の体内を観察することを可能にし、他方、光ガイド2は遠位端が配置される領域で体を照明することを可能にする。角度調節部3は、遠位端12と好ましくは鋼ケーブルによって操作可能に結合されて、それが回転するとき外科医が遠位端を遠隔的に動かすことを可能にする。たわみ部分60があるので、遠位端12は挿入チューブ10の残りの部分に対して動くことができる。
好ましくは、内視鏡は複数の長手方向の通路を有する。ある通路は内視鏡の遠位端の動きを可能にする役割を有し、別の通路はレンズと照明システムの操作を可能にするという役割を有する。
例えば、照明システムを可能にするために光通路90が設けられ、前記光通路90は光ガイド2と遠位端12との間のリンクを生じさせる。好ましくは、この光通路は光ファイバー束を備え、前記光ファイバー束の材料は、ほとんど分散なしに光を導く性質を有する。このようにして、白熱ランプなどの光源を光ガイドに配置し、それから発する光線が光ファイバー束によって遠位端12に導かれ、内視鏡から出てゆくと患者の体の内側を照明する。あるいはまた、LEDによる技術の進歩によって、一つ以上のLEDを遠位端12に直接に配置し、それぞれの通路を用いて電流の供給ができるようにすることも可能になった。
しかし、レンズ・システムはまた、遠位端12に存在する対物レンズ40と接眼レンズ1との間のリンクを生じさせる別の光ファイバー束を備えた通路も必要とする。すなわち、(前述の照明システムの存在によって見ることができる)患者の体の内側の像に関わる光線が遠位端12に存在するレンズ40に到達し、光ファイバー束に沿って進んで接眼レンズ1に到達する。最新の内視鏡では、このシステムは遠位端に配置されたカメラで置き換えられている。これは、対応する通路が無用になる状況であり、前記通路が占めていたスペースは、(i)カメラに電気を供給し、(ii)取り込まれた画像の伝送を可能にするための電気的接続線のための通路として使用できる。カメラが存在する場合は、接眼レンズは内視鏡の本体に配置された小さなモニターに置き換えられるか、又は好ましくは、内視鏡はきわめて良い画像を可能にする外部モニターに接続される。
あるいはまた、バッテリーで作動するカメラであって、高周波で画像の伝送を行う手段を有するカメラを用いることも可能である。この状況ではそれぞれの通路がもはや必要なくなり、例えば手術器具を操作するためのチャネルの直径を拡げる余地が残される。
図2は、現在の技術に属する内視鏡の挿入チューブ10の遠位端12を詳しく示している。この図では、この装置の主なチャネルと通路が詳しく視覚化されている。
前述の構成要素の他に、図2は、二つの作業チャネル20(これらは鉗子、はさみ、メス、などの外科器具Fを通し、操作することを可能にする)の視覚化、さらに注入チャネル80の視覚化を可能にする。前記注入チャネル80は、患者の体内に空気、水、その他の液体を注入する処置が必要ならそれらの注入を可能にする。
明らかに、作業チャネル20は遠位端12から本体4まで延びて、外科医が外科器具Fの動きをコントロールできるようにしている。これに関連して、ベース25が供給されてチャネル20の内側で遠位端12に隣接して配置され、それが器具Fを支持し、器具Fが動くことを可能にする。図2で見ることができるように、外科器具Fの一つを垂直方向321に、別の一つを水平方向320に動かすことができる。
前記目的のためにベース25の各々は一つ又は二つの鋼ケーブル(図示せず)に結合され、前記鋼ケーブルは外科医により操作されて前記動き320,321を可能にする。これらの鋼ケーブルの正しい位置決めとスライドのために、それぞれの専用通路チャネル(図示せず)が設けられ、前記チャネルは作業チャネル20に平行であり且つ隣接している。
さらに、器具の動きを可能にするため、好ましくは、作業チャネル20は図2に見られるように遠位端12で長円形を有する。
外科医はベース25(それが、本体4を通って遠位端12までケーブルが延びることを可能にするそれぞれの長手方向の通路を形成する)からのケーブルのコントロールを操作して各器具Fを正しい位置に配置し、次に器具自身(その駆動ケーブルは直接作業チャネル20を通っている)のコントロールを操作する。
さらに、各器具Fを位置決めする前に、外科医は、やはり長手方向通路の内側に位置する鋼ケーブルによってたわみ部分60の運動/屈曲を行う角度調節部を操作する。
図1と図2で開示された内視鏡は器具Fを外科処置のために正しく容易に位置決めすることはできるが、その構造を考えると克服できない欠点がある、すなわち:
(i)動きの振幅はあまり大きくなく、外科処置の実行のための良いシナリオを実行することを目標として、ある組織を体から離れた場所に置くことができない;
(ii)可能な場合、外科器具は作業チャネル20を通して交換され位置決めされる、すなわち、外科器具は、内視鏡を患者の体の内部から取り出すことなくチャネルを通して取り出され位置決めされる。内視鏡の総直径は限られているので、それ(内視鏡)を患者の体の開孔に挿入するために、作業チャネル20の直径には明らかに限界があり、したがって、使用できる外科器具の範囲も同様に限られる。特にこのタイプの内視鏡は、高パワー/容量の鉗子やメス、又は縫合器具を使用するためのプラットホームとして使用することはできない。要するに、交換可能性はきわめて限られている。
本発明に包含される内視鏡は、一方において、現在知られている内視鏡と共通するいくつかの特性を有するが、他方において、外科器具の高い交換可能性、その位置決めの際の高い精度、及び器具をある組織から離す及び/又は直接作業チャネル20の方へ向かうのとは別の方向で作用させるという能力の高さ、という点で革新的である。
概念的には、本発明に包含される内視鏡は現在の技術に属する内視鏡に比べて無数の違いがあるが、いくつかの要素は同様である。
すなわち、同じように、本発明に包含される内視鏡も本体4’を有し、それに以下の要素、すなわち接眼レンズ1’など、光ガイド2’など、角度調節部3’、及び反対側で細長く実質的に円筒状の挿入チューブ10’が結び付けられている。
また同じように、本発明に包含される内視鏡の本体4’も操作する外科医の方に向けられて近位端と呼ばれ、他方内視鏡の反対側の端は挿入チューブ10’の先端にあって遠位端12’と呼ばれる。
挿入チューブ10’は、自由な遠位端12’、及び本体4’に堅固に結合している別の端6’を具備する。遠位端12’に隣接してたわみ部分60’が設けられ、前記たわみ部分60’は、好ましくは二つの脊柱状セグメント又はセットによって構成され、空間内のx軸、y軸、及びz軸に従う任意の方向での動きを可能にする。それについては以下でさらに説明する。
図1と図2に示した現在の技術による内視鏡について述べたように、本発明に包含される内視鏡も、光ガイド2’(そこに光源が配置される)と遠位端12との間のリンクを生じさせる少なくとも一つの光通路90’(実際には、好ましくは二つ)を有する。前記の目的のために、各光通路90’はそれぞれの光ファイバー束を具備し、光ガイド2’に配置される光源が発生する光線は光ファイバー束によって遠位端12’まで導かれ、そこで内視鏡から出て患者の体の内部を照明し始める。
有利に及び好適には、一つ以上のLEDが直接遠位端12’に配置される。その場合、それぞれの通路90’は(電流供給のための電気的接続線を収容するためだけのものであり)直径がきわめて小さくなる。それによって、挿入チューブ10’の断面にはより多くのスペースが残され、装置にとってきわめて本質的な、すなわち外科器具を操作したり動かしたりできる作業チャネルの数を増やす(又はその直径を拡げる)ことが可能になる。
また、遠位端12’にある対物レンズ40’と接眼レンズ1’との間のリンクを生じさせる別の光ファイバー束を収容する通路もあり、好ましくはこの通路は、本体4内で非常に中心的な又は同心的な様態で配置され、挿入チューブ10’の円筒の横方向断面の中心を有する。
対物レンズ40’が存在するので、患者の体の内側の画像(前述した照明システムが存在するおかげで見ることができる)を含む光線が遠位端12’にあるレンズ40’に到達し、光ファイバー束に沿って通過して接眼レンズ1’に到達する。しかし、このシステムを遠位端12’にあるカメラで置き換え(図には示されていない)、それが画像を生成し、対応する通路に位置する少なくとも一対の電線を通してそれを送るようにすることがきわめて好ましい(通路は単に(i)カメラに電気を供給し(ii)取り込んだ画像の伝送を可能にする電気的接続線を収容するだけでよいので、その直径は小さくなる)。
内視鏡がカメラを備える場合、好ましくは、画像は一つ以上の外部モニターに伝送され、それが外科医に作業のためのきわめて高い視感度の画像を提供し、接眼レンズ1’を全く不使用にして不必要にする。あるいはまた、カメラからの画像を本体4’に、レンズ1’があるはずの場所に直接置かれた小さなモニターに送ることもできる。
あるいはまた、内視鏡はバッテリーで作動するカメラを用い、高周波で画像の伝送を行う手段を備えることもできる。この状況では電気的接続線を収容する通路がもはや必要なくなり、作業チャネルの直径を拡げるための余地が残される。
内視鏡は、また、注入チャネル80’を有し、これは患者の体内に空気、水、その他の液体を注入する処置が必要な場合、それらを注入できる。
さらに、本体4’は、一つ以上の角度調節部3’、一つ以上のレバー11’、及びロッカーアーム8’のための少なくとも一つの支持部7’を具備する。
角度調節部3’は、現在知られている内視鏡にも存在するが、たわみ部分60’の動き/屈曲/誘導を可能にするものであり、前記たわみ部分60’は、二つの脊柱状セグメントで構成される場合、空間のx軸、y軸、及びz軸に従うどの方向にも動くことができ、例えば、自由端(遠位端12’)が自由に回転してどの方向及び側面にも向くことができる“S”字の挙動をとることができ、前記自由端を高い精度で正確に位置決めすることを可能にする。
しかし、ロッカーアームの支持部は、本体4’に結び付けられた支持部7’を具備し、前記支持部7’にはロッカーアーム8’が配置されており、前記ロッカーアーム8’は、一つ以上の操作手段、好ましくはケーブル9’(そして好ましくは二つのケーブル9’)の形の操作手段を駆動し、あとで詳しく説明する水平プラットホーム50’の動きを可能にする。好ましくは、ロッカーアーム8’の支持部7’は内視鏡の作業チャネルのそれぞれに対して備えられるが、それについてはあとで詳しく説明する。明らかに、ロッカーアームの支持部は、レバー11などの必要な又は望ましい他の機能要素で置き換えることができ、ケーブルも他の操作手段9’で置き換えることができ、そうして得られる発明も添付された特許請求の範囲によって規定される保護の範囲に含まれる。
本発明に包含される内視鏡の図4に示される可能な形態を考えると、角度調節部は、本体4’の自由端の方にあって、光ガイド2’及び接眼レンズ1’に隣接して配置された二つの同心ホイールの形をとる。
もっと下方の位置にはロッカーアーム8’の支持部7’があり、それらが本体4’の長手方向センターラインに対して斜めに、本体4’の中間部6’(又は動作部)で突出している。
本発明に包含される内視鏡の挿入チューブ10’は、少なくとも二つの作業チャネル20’、30’を具備し、一つの作業チャネル20’はより小さな直径を有し、もう一つの作業チャネル30’はより大きな直径を有する。さらに好ましくは、内視鏡は第三の作業チャネルを有し、前記第三の作業チャネルは、直径が小さなチャネル20’に近く、この理由のために同様に識別される。言い換えると、好ましくは、内視鏡は一つのより大きな直径の作業チャネル30’と二つのより小さな直径の作業チャネル20’を有する。
作業チャネル20’、30’は、前記外科器具F、例えば鉗子、はさみ、メス、縫合用器具などの操作を可能にする。
前記操作手段9’は、強制されるものではないが好ましい形では、鋼ケーブルの形をとり、より小さな直径の作業チャネル20’及びより大きな直径の作業チャネル30’と作動可能に結び付いており、その結果少なくとも二つの鋼ケーブル9’が作業チャネル20’ と作動可能に結び付き、少なくとも二つの鋼ケーブル9’が作業チャネル30’と作動可能に結び付けられている。実際、ケーブルは内視鏡の作動を可能にするので作業チャネルと作動可能に結び付いていると言われるが、作業チャネルの内側に又は作業チャネルを通って配置されていない。特に図5に見られるように、各鋼ケーブル9’はそれを収容する独自の通路を有する。
操作手段又はケーブル9’は、最後の分析で、それぞれ大きな及び小さな作業チャネル30’、20’と結び付いているそれぞれの外科器具Fが、遠位端12’の動きや位置に関わりなく動くことを可能にする。言い換えると、ある外科器具F(例えば、鉗子)は挿入チューブ10’の長手方向長さに対して完全に垂直な又は直交する様態で動くことが可能である。
これらの動きは、少なくとも一つの垂直ベース・ガイド70’と少なくとも一つの水平ベース・ガイド50’の存在に照らして可能であり、垂直ベース・ガイド70’はより小さな直径の作業チャネル20’と作動可能に結び付き、水平ベース・ガイド50’はより大きな直径の作業チャネル30’と作動可能に結び付いている。
より詳しく説明すると、操作ケーブル9’は、一方において、(本体4’における)ロッカーアームの支持部7’、8’に物理的に結合され、他方において、垂直ベース・ガイド70’及び水平ベース・ガイド50’に物理的に結合され、各一対の操作ケーブルが一方においてそれぞれのロッカーアーム8’に、他方においてそれぞれのベース・ガイドに結合されるという形になっている。
外科医がロッカーアーム8’(例えば、垂直ベース・ガイド70’を動かすロッカーアーム)を動かす場合、このロッカーアームの動きは、一つのケーブル9’がある方向に“引かれ”、もう一つのケーブルが同時に、同じ方向であるが反対側に“引かれる”ということを意味する。その結果、垂直ベース・ガイド70’はある方向(例えば、図7に見られるように、上向きに)に動く。ロッカーアーム8’が反対側に動かされると、それぞれのケーブルが反対側に引かれ、垂直ベース・ガイド70’の同じ方向の、しかし反対側への動きを生ずる。
同じ説明が、必要な変更を加えて、水平ベース・ガイド50’の動きにも、動きが垂直になることを除いてあてはまる(再び図7を見よ)。
本発明の好ましい実施形態では、垂直ベース・ガイド70’は一対の鋼ケーブル9’を引くレバー11(図4を見よ)から動かされる。これにより、外科医がレバー11を動かしたとき器具Fが位置決め又は望む場所に正確に“駆動”され得るように、垂直ベース・ガイドは外科器具F(それ自身はより小さな直径の作業チャネル20’によって操作される)を動かす能力を有する。
水平ベース・ガイド50’の方は、別の一対の鋼ケーブル9’を引くロッカーアーム8’から動かされ(図4を見よ)る。これにより、外科医がロッカーアーム8’を動かしたとき、器具Fが望む場所に正確に位置決め又は“駆動”され得るように、前記ガイドは外科器具F(それ自身はより大きな直径の作業チャネル30’によって操作される)を動かす能力を有する。
図7に見られるように、二つのベース・ガイド70’、50’はその背後又は底部で操作ケーブル9’に固定されている。
鋼ケーブル9’及びベース・ガイド70’、50’は作業チャネル20’、30’と作動可能に結び付いていると言われる、というのも、前記ケーブルがベース・ガイドを動かしたとき、ベース・ガイドは作業チャネルを通して操作される外科器具Fの正確な位置決め及び駆動を可能にするからであり、それにより外科医に対して任意の場所での手術、組織の引き離し、切開、縫合などの大きな柔軟性を提供する。
より小さな直径の第三の作業チャネル20’については、好ましくは、それに結びついたベース・ガイドがなく、そこに設置された臨時の器具Fは挿入チューブ10’の実質的に長手方向以外の他の方向では動作できないという形になる。しかし、本発明に包含される内視鏡は、その動作の効率と万能性が最大になるように構成されたので、この構造的特性は偶然ではない。
しかし、第三のチャネルと結びついたベース・ガイドが存在すること、又はその構成が多様であることを妨げるものは何もなく、そうして得られる発明も、本発明の特許請求の保護範囲に包含される。最後に、必要又は望ましい場合には、内視鏡が4つ以上の作業チャネルを有することを妨げるものも何もない。
本発明の別の重要な特性は、特に図5と図6に見られるように、ベース・ガイド70’、50’が遠位端12’に存在するキャビティ内に配置されることにある。それを図2と比べると、これらのキャビティの存在がさらにはっきりする。
垂直ベース・ガイド70’はより小さな直径の作業チャネル20’の端に形成される第一のキャビティ150’内に配置される。他方、水平ベース・ガイド50’はより大きな直径の作業チャネル30’の端に形成される第二のキャビティ140’内に配置される。
これは、内視鏡が患者の体の開孔に挿入されたとき、ベース・ガイド70’、50’とその中にある外科器具とが突出せず、実際には遠位端12’の他の部分に対して“引っ込んだ”位置にあり、患者の体にどんな外傷も引き起こさない。
しかしこれは唯一の利点ではない。それどころかこの構造は本発明の内視鏡をきわめて魅力あるものにする一連の特性をもたらす。
第一に、キャビティ140’、150’に準備されたかなりのスペースは、より強力で大きな寸法の外科器具Fの位置決めを可能にする。これは、例えばより強力な鉗子やより速やかで効率的な縫合装置を使用する可能性、及び利点の中でもとりわけ、内視鏡の使用範囲を拡大する可能性につながる。
ベース・ガイド70’、50’とそこに含まれる外科器具が遠位端12’の他の部分に対して“引っ込んだ”位置にあって、患者の体を傷つける可能性が最小であるという事実に起因して、外科手術の間に内視鏡を取り出して必要な外科器具を交換して再び挿入することが可能になる。
手術中に外科器具を交換できる可能性は、外科器具を全体として正確に位置決めして使用できるということと相まって、運用面での大きな利点である。例えば、鉗子とメスを用いて生検を行うこと、内視鏡を患者の体内から取り出すこと、鉗子内にあった組織片を取り出すこと、器具を縫合や焼灼ができる他の器具と交換すること、患者の開孔に再び内視鏡を挿入すること、そして傷を治療すること、が可能である。
現在知られているいくつかの内視鏡でも外科器具Fを手術中に交換することが可能であるかもしれない。しかし、それは作業チャネルを通して行われ、内視鏡を患者の体内から取り出すことなく行われるので、交換できる器具のタイプやサイズが大きく制限される。
本発明に包含される内視鏡では、外科器具Fは、作業チャネルを通す必要なしに患者の体の外で遠位端12’から交換されるので、器具のサイズにそのような制限はなく、上で述べたような利点がある。
ベース・ガイド70’、50’と外科器具を分解することは容易なので、本発明に包含される内視鏡は、現在用いられている内視鏡よりずっと速やかにかつ容易にクリーニングし殺菌消毒することができる。
最後に、本発明に包含される内視鏡は、外科器具Fを交換する方法であって:
i)患者の体の開孔から挿入チューブ10’を取り出すステップ;
ii)挿入チューブ10’の遠位端12’に結び付いた少なくとも一つの外科器具を取り外すステップ;
iii)挿入チューブ10’の遠位端12’に結び付く少なくとももう一つの外科器具を取り付けるステップ;及び
iv)挿入チューブを前記開孔に再導入するステップ;
を含む方法を可能にする。
このステップiii)で、外科器具は第一のキャビティ150’と第二のキャビティキャビティ140’の両方に結び付けられ得る。
好ましい実施形態の例を説明したので、本発明の範囲は他の可能な変型も含み、特許請求の範囲の内容によってのみ制限されるものであり、そこには可能な等価物も含まれることは理解されるであろう。
4’ 本体
2’ 光ガイド
9’ 操作手段
10’ 挿入チューブ
11’ レバー
12’ 遠位端
20’ 作業チャネル
30’ 作業チャネル
40’ 対物レンズ
50’ 水平ベース・ガイド
60’ たわみ部分
70’ 垂直ベース・ガイド
90’ 光通路

Claims (9)

  1. 体内器官の好ましくは管腔の開孔を通して外科手術を行うための内視鏡であって、
    挿入チューブ(10’)と、少なくとも一つのベース・ガイドとを具備しており、
    前記挿入チューブ(10’)は、外周と少なくとも一つの外表面と少なくとも一つの端部開放凹部(140,150)とを有する遠位端(12’)、及び少なくとも二つの作業チャネルを有しており、
    前記少なくとも一つの端部開放凹部(140,150)は、第1及び第2の対向する開放端を有しており、前記端部開放凹部(140,150)の前記前記第1及び第2の対向する開放端の各々は、前記外周のそれぞれの部分に交わり且つ前記外周のそれぞれの部分を少なくとも部分的に形成しており、前記端部開放凹部(140,150)は前記遠位端(12’)の前記少なくとも一つの外表面から凹に形成され、前記端部開放凹部(140,150)は、その第1及び第2の対向する開放端が共通の軸線上に配置されるように単一の軸線に沿って延びており、前記共通の軸線は前記単一の軸線であり、
    前記少なくとも二つの作業チャネルの一つのチャネル(20’)は、より小さな直径を有し、一つの作業チャネル(30’)はより大きな直径を有し、前記作業チャネル(20’、30’)は少なくとも外科器具の操作を可能にし、
    前記少なくとも一つのベース・ガイドは、該少なくとも一つのベース・ガイドが、前記遠位端(12’)の前記少なくとも一つの外表面に対して少なくとも面一であるように、及び該少なくとも一つのベース・ガイドの部分が前記挿入チューブ(10’)の前記遠位端(12’)の前記外周の部分を少なくとも部分的に形成するように、前記遠位端(12’)の前記少なくとも一つの端部開放凹部(140,150)の中に実質的に配置されており、
    該内視鏡は、前記より小さな直径の作業チャネル(20’)と作動可能に結び付いた少なくとも二つの操作手段(9’)及び前記より大きな直径の作業チャネル(30’)と作動可能に結び付いた少なくとも二つの操作手段(9’)を具備し、前記少なくとも二つの操作手段は、前記作業チャネル(20’、30’)のいずれかに配置された外科器具が、前記遠位端(12’)及び前記挿入チューブ(10’)の動きに関わりなく、x軸に沿って前後に移動するとともに、前記x軸とそれに直交するy軸又はz軸とによって形成される平面内で回転するように、前記少なくとも一つのベース・ガイドを、前記少なくとも一つの端部開放凹部(140,150)の前記第1及び第2の開放端のどちらも通らせて操作するように構成されている、内視鏡。
  2. 前記少なくとも一つのベース・ガイドは、前記より小さな直径の作業チャネル(20’)と作動可能に結び付いた垂直ベース・ガイド(70’)を前記挿入チューブ(10’)の遠位端(12’)に具備することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記少なくとも一つのベース・ガイドは、前記より大きな直径の作業チャネル(30’)と作動可能に結び付いた水平ベース・ガイド(50’)を前記挿入チューブ(10’)の遠位端(12’)に具備することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記挿入チューブ(10’)の遠位端(12’)に、対物レンズ(40’)、空気/水チャネル(80)及び光通路(90’)を具備することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  5. 前記垂直ベース・ガイド(70’)は、ノブ(4’)に配置されその背部で前記操作手段(9’)に固定されたレバー(11’)によって操作されることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  6. 前記水平ベース・ガイド(50’)は、操作セクション(6’)に配置されその背部で前記操作手段(9’)に固定されたロッカーアーム(8’)によって操作されることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
  7. 前記挿入チューブ(10’)の前記遠位端(12’)は少なくとも一つの脊柱状セグメント(60’)を具備し、前記脊柱状セグメント(60’)は、前記挿入チューブ(10’)の前記遠位端(12’)がx軸、y軸及びz軸に対して自由に動くことを可能にすることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の内視鏡。
  8. 体内器官の管腔の開孔を通して外科手術を行うための内視鏡の挿入チューブの遠位端用のエンドピースであって、
    外周と、少なくとも一つの外表面と、少なくとも一つの端部開放凹部(140,150)と、少なくとも二つの作業チャネルと、少なくとも一つのベース・ガイドと、を具備しており、
    前記少なくとも一つの端部開放凹部(140,150)は、第1及び第2の対向する開放端を有しており、前記端部開放凹部(140,150)の前記前記第1及び第2の対向する開放端の各々は、前記外周のそれぞれの部分に交わり且つ前記外周のそれぞれの部分を少なくとも部分的に形成しており、前記端部開放凹部(140,150)は前記遠位端(12’)の前記少なくとも一つの外表面から凹に形成され、前記端部開放凹部(140,150)は、その第1及び第2の対向する開放端が共通の軸線上に配置されるように単一の軸線に沿って延びており、前記共通の軸線は前記単一の軸線であり、
    前記少なくとも二つの作業チャネルの一つのチャネル(20’)は、より小さな直径を有し、一つの作業チャネル(30’)はより大きな直径を有し、前記作業チャネル(20’、30’)は少なくとも外科器具の操作を可能にし、
    前記少なくとも一つのベース・ガイドは、該少なくとも一つのベース・ガイドが、前記遠位端(12’)の前記少なくとも一つの外表面に対して少なくとも面一であるように、及び該少なくとも一つのベース・ガイドの部分が前記挿入チューブ(10’)の前記遠位端(12’)の前記外周の部分を少なくとも部分的に形成するように、前記遠位端(12’)の前記少なくとも一つの端部開放凹部(140,150)の中に実質的に配置され、
    該エンドピースは、前記より小さな直径の作業チャネル(20’)と作動可能に結び付いた少なくとも二つの操作手段(9’)及び前記より大きな直径の作業チャネル(30’)と作動可能に結び付いた少なくとも二つの操作手段(9’)を具備し、前記少なくとも二つの操作手段は、前記作業チャネル(20’、30’)のいずれかに配置された外科器具が、前記遠位端(12’)及び前記挿入チューブ(10’)の動きに関わりなく、x軸に沿って前後に移動するとともに、前記x軸とそれに直交するy軸又はz軸とによって形成される平面内で回転するように、前記少なくとも一つのベース・ガイドを、前記少なくとも一つの端部開放凹部(140,150)の前記第1及び第2の開放端のどちらも通らせて操作するように構成されている、内視鏡の挿入チューブの遠位端用のエンドピース。
  9. 体内器官の管腔の開孔を通して外科手術を行うための内視鏡用挿入チューブ(10’)の遠位端部であって、
    外周と、少なくとも一つの外表面と、少なくとも一つの端部開放凹部(140,150)と、少なくとも二つの作業チャネルと、少なくとも一つのベース・ガイドと、を具備しており、
    前記少なくとも一つの端部開放凹部(140,150)は、第1及び第2の対向する開放端を有しており、前記端部開放凹部(140,150)の前記前記第1及び第2の対向する開放端の各々は、前記外周のそれぞれの部分に交わり且つ前記外周のそれぞれの部分を少なくとも部分的に形成しており、前記端部開放凹部(140,150)は該遠位端部の前記少なくとも一つの外表面から凹に形成され、前記端部開放凹部(140,150)は、その第1及び第2の対向する開放端が共通の軸線上に配置されるように単一の軸線に沿って延びており、前記共通の軸線は前記単一の軸線であり、
    前記少なくとも二つの作業チャネルは少なくとも外科器具の操作を可能にし、
    前記少なくとも一つのベース・ガイドは、該少なくとも一つのベース・ガイドが、該遠位端部の前記少なくとも一つの外表面に対して少なくとも面一であるように、及び該少なくとも一つのベース・ガイドの部分が該遠位端部の前記外周の部分を少なくとも部分的に形成するように、該遠位端部の前記少なくとも一つの端部開放凹部(140,150)の中に実質的に配置され、
    該遠位端部は、前記少なくとも二つの作業チャネル(20’,30)の各々と作動可能に結び付いた少なくとも二つの操作手段(9’)を具備し、前記少なくとも二つの操作手段は、外科器具が、該遠位端部及び前記挿入チューブ(10’)の動きに関わりなく、x軸に沿って前後に移動するとともに、前記x軸とそれに直交するy軸又はz軸とによって形成される平面内で回転するように、前記少なくとも一つのベース・ガイドを、前記少なくとも一つの端部開放凹部(140,150)の前記第1及び第2の開放端のどちらも通らせて操作するように構成されている、内視鏡用挿入チューブの遠位端部。
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