JP5866149B2 - 曲げ加工システム及びその方法 - Google Patents

曲げ加工システム及びその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5866149B2
JP5866149B2 JP2011132907A JP2011132907A JP5866149B2 JP 5866149 B2 JP5866149 B2 JP 5866149B2 JP 2011132907 A JP2011132907 A JP 2011132907A JP 2011132907 A JP2011132907 A JP 2011132907A JP 5866149 B2 JP5866149 B2 JP 5866149B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
angle
angle sensor
interference
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011132907A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013000763A (ja
Inventor
伸明 有路
伸明 有路
育弘 西田
育弘 西田
訓之 中谷
訓之 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Holdings Co Ltd filed Critical Amada Holdings Co Ltd
Priority to JP2011132907A priority Critical patent/JP5866149B2/ja
Priority to PCT/JP2012/064446 priority patent/WO2012173012A1/ja
Publication of JP2013000763A publication Critical patent/JP2013000763A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5866149B2 publication Critical patent/JP5866149B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/02Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/006Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves combined with measuring of bends

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

本発明は曲げ加工システム及びその方法に関し、特に曲げ加工機において曲げ後の材料(ワーク)の角度を測定する角度センサの位置決めを行う曲げ加工システム及びその方法に関するものである。
図24に示すように、従来の曲げ加工機においては、下部テーブルを左右方向に設けて、この下部テーブル上をモータで移動可能な角度センサ13を任意の位置に自動で位置決めし、曲げ加工機により曲げ加工された材料Wの曲げ角度を計測している。
特許文献1を参照。
特開2006−205256号公報
図25のように、曲げる材料Wが下方向に垂れ下がっている場合には、この材料Wが角度センサ13の本体に干渉してしまうために、曲げることができないという問題がある。
また、図26の場合には、材料Wが曲がる過程において、材料Wと角度センサ13の本体が干渉してしまうため、角度センサ13の使用はできなかった。
本発明は、角度センサ13の領域に、曲げる前または曲げ途中の材料Wが干渉する場合においても、角度センサ13を使用して曲げることができるようにすることを目的としてる。
本発明は上述の問題を解決するためのものであり、請求項1に係る発明は、材料に曲げ加工を行う曲げ加工機を制御すると共に、角度センサによる前記材料の曲げ角度の検出を制御する曲げ加工システムにおいて、
前記角度センサおよび前記材料の所定の干渉チェックを予め行う干渉チェック手段と、前記角度センサが前記材料に干渉する場合に、前記角度センサおよび前記材料の干渉を回避できる角度センサの待機位置を計算する計算手段とを有することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記干渉チェック手段は、前記角度センサが前記材料の曲げの際の目標角度近傍で当該材料に干渉するか否かを判断する目標角度近傍干渉チェックを行い、
前記目標角度近傍干渉チェックで干渉しないと判断された場合に、計算された前記待機位置および計測位置に係る動作情報を設定する設定手段を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記角度センサの待機位置および計測位置に係る動作情報を自動または手動で指定可能なNC装置を備えたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記設定された動作情報に基づき、前記角度センサを待機位置に位置決めした後に目標角度近傍まで曲げを行うと共に、前記角度センサを計測位置に動作させてから角度計測を実行させる動作制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、材料に曲げ加工を行う曲げ加工機を制御すると共に、角度センサによる前記材料の曲げ角度の検出を制御する曲げ加工方法において、
干渉チェック手段が、前記角度センサおよび前記材料の所定の干渉チェックを予め行う干渉チェック工程と、
計算手段が、前記角度センサおよび前記材料が干渉する場合に、前記角度センサおよび前記材料の干渉を回避できる角度センサの待機位置を計算する計算工程とを含むことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、材料に曲げ加工を行う曲げ加工機を制御すると共に、角度センサによる前記材料の曲げ角度の検出を制御する曲げ加工システムにおいて、
現工程の曲げが終了した時点での角度センサの位置から、次工程のための角度センサの位置へ移動する途中経路に、現工程の曲げ位置が存在する場合に、
作業者が前記材料を取り出す前に前記角度センサが前記材料に衝突するのを避けるために、アイドルタイマを設定する設定手段と、
前記設定手段の設定に応じて次工程の移動開始までタイマ時間待つ動作制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、予めシミュレーションにより角度センサが材料を曲げる前にこの材料と干渉するかどうかを事前にチェックできる。また、角度センサの本体が、材料を曲げている過程で材料と干渉するかどうかをチェックできる。例えば、角度センサの本体が、目標角度に到達する前に、材料と干渉しなくなるかどうかをチェックできる。(到達前の角度=目標角度−パラメータ値2〜3°)
そして、材料を曲げる前もしくは曲げている途中に角度センサの本体と材料が干渉する場合、予め角度センサを材料と干渉しない位置に位置決めし、待機位置を設定することができる。
さらに、待機動作が指示されている場合に角度センサを待機位置に位置決めした後に、目標角度近傍まで曲げを行い、その後に角度センサを角度計測位置に位置決めさせ、角度センシングを開始する。これにより、角度センサおよび材料の干渉が回避され、角度センサを使用した正確な曲げ加工が可能となる。また、作業者の介入が無くなり生産性が向上すると共に干渉等による角度センサ等の破損を防げる。
曲げ加工システムの概略を示す概略図である。 角度センサの概略を説明する説明図である。 曲げ加工システムの動作を示すフローチャートである。 材料との干渉を説明する説明図である。 材料との干渉を説明する説明図である。 曲げ角度に到達する前の干渉を説明する説明図である。 待機位置を説明する説明図である。 曲げ加工システムの動作を示すフローチャートである。 NC装置の画面を説明する説明図である。 NC装置の画面を説明する説明図である。 NC装置の画面を説明する説明図である。 曲げ加工機の動作を説明する説明図である。 曲げ加工機の動作を説明する説明図である。 曲げ加工機の動作を説明する説明図である。 曲げ加工機の動作を説明する説明図である。 曲げ加工機の動作を説明する説明図である。 曲げ加工機の動作を説明する説明図である。 曲げ加工機の動作を説明する説明図である。 曲げ加工機の動作を説明する説明図である。 曲げ加工機の動作を説明する説明図である。 曲げ加工機の動作を説明する説明図である。 曲げ加工機の動作を説明する説明図である。 曲げ加工機の動作を説明する説明図である。 従来の技術を説明する従来図である。 従来の技術を説明する従来図である。 従来の技術を説明する従来図である。
図1に曲げ加工システム1の例を示す。曲げ加工システム1は、材料(ワーク)Wを曲げるための曲げ加工機(プレスブレーキ)3と、自動プログラミング生成装置21とを備える。
自動プログラミング生成装置21は、コンピュータにより構成されるものであり、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)の記憶装置、入出力部(画面、キーボードを含む)等を備えコンピュータプログラムにより動作するものである。そして、展開図等の情報から、各曲げ工程の曲げ位置、曲げ長さ、スライド軸の位置、角度センサ軸の計算位置及び待機位置を、予め算出してNC装置に転送する。各曲げ情報(形状、板厚、長さ)等から、使用金型を自動選択し、曲げ過程(途中)での材料Wと機械本体や金型等との干渉チェックを行う機能を有している。
また、自動プログラミング生成装置21は、角度センサ13A、13Bと材料Wとの所定の干渉チェックを予め行う干渉チェック手段と、角度センサ13A、13Bと材料Wとが干渉する場合に、角度センサ13A、13Bと材料Wとの干渉を回避できる角度センサ13A、13Bの待機位置を計算する計算手段とを備える。
そして、干渉チェック手段は、角度センサ13A、13Bが材料Wの曲げの際の目標角度近傍で当該材料Wに干渉するか否かを判断する目標角度近傍干渉チェックを行い、目標角度近傍干渉チェックで干渉しないと判断された場合に、計算された待機位置および計測位置に係る動作情報を設定する設定手段を備える。
前記曲げ加工機3はNC装置19を備える。NC装置19は、コンピュータにより構成されるものであり、制御部19CとしてのCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)の記憶装置、操作部19A、表示部19B等を備えコンピュータプログラムにより動作するものである。そして、自動プログラミング生成装置21から生成されたNCプログラム等に基づき、各軸の目標位置に、軸を位置決めするコントロール機能を有する。
また、NC装置19の制御部19Cは、自動プログラミング生成装置21から生成されたNCプログラム等に基づき角度センサ13A、13Bの待機位置および計測位置に係る動作情報を自動または手動で指定可能に構成される。さらに、設定された動作情報に基づき、角度センサ13A、13Bを待機位置に位置決めした後に目標角度近傍まで曲げを行うと共に、角度センサ13A、13Bを計測位置に動作させてから角度計測の実行を制御する動作制御手段として機能する。
前記曲げ加工機3は、スライド軸と角度センサ軸を有する。前記スライド軸は、材料Wを曲げるために、パンチ金型Pまたはダイ金型Dが取り付けられているテーブルを上下させる軸である。角度センサ軸は、角度センサ13A、13Bにて板材Wの角度を任意の位置で計測するために、曲げ線と平行に移動可能な1つまたは複数個の、角度センサ13A、13Bが取り付けられているモータ軸である。
なお、本実形態では座標軸Dimに示すように、曲げ加工機3のダイレール7方向をX軸方向とし、X軸に垂直で曲げ加工機3の前後方向をY軸とし、XY軸により定義される平面に垂直な方向(曲げ加工機3の上下方向)をZ軸方向とする。
曲げ加工機(プレスブレーキ)3には、材料Wに加工を行うパンチ・ホルダ5に保持されるパンチ金型P等とダイレール7に設置されるダイ金型D等が含まれる。バックゲージ9は、パンチ金型Pとダイ金型D付近に示されるが当該バックゲージ9は、NC装置19の制御部19CによりXYZ軸方向に移動位置決め自在に構成されている。そして、材料Wがバックゲージ9の後部停止部に達し接触するまで、曲げ加工機3のダイ空間内(つまり、パンチ金型Pとダイ金型D間の位置)で移動される。次に、材料W上に曲げ加工が実行される。なお、パンチ金型Pは、ダイ金型Dは複数取付され、曲げ工程に応じて対応するパンチ金型P、ダイ金型Dにより曲げ加工が行われる。
一方、角度センサ13A、13Bは、制御部19Cの動作制御手段により制御される駆動部17により角度センサ用レール5上をX軸方向(矢印11方向)に移動位置決め可能に構成されている。
図2を参照する。角度センサ13Aはアーム部SA及び2個の接触部SAとを備え、材料Wの計測位置に移動後にアーム部SAが伸びると共に、2個の接触部SAが材料Wに接触し角度を検出する。同様に、角度センサ13Bはアーム部SB及び2個の接触部SBとを備え、材料Wの計測位置に移動後にアーム部SBが伸びると共に、2個の接触部SBが材料Wに接触し角度を検出する。
以上のように構成された曲げ加工システム1の動作概要を説明する。自動プログラム生成装置21が、予め曲げ過程シミュレーションし、動作および位置をプログラムに設定する。すなわち、曲げ角度近傍まで曲げれば、角度センサ13A、13Bのセンサー本体との干渉が避けられる場合、まずはセンサー本体を干渉しない位置に位置決めさせておき、目標角度近傍まで曲げを行ってからセンサーを本来の計測位置に位置決めさせ、角度計測を開始する。
図3を参照する。本動作は自動プログラミング生成装置21の動作を示す。初めに、ステップSA01では、制御部19C(干渉チェック手段)が、曲げ前、もしくは曲げ過程で、角度センサ13A、13Bの本体と材料(ワーク)Wの干渉が発生するか否かを判断する。干渉すると判断した場合に処理はステップSA03に進む。干渉しないと判断した場合に処理はステップSA05に進む。
図4を参照する。曲げ加工が行われる前に、材料Wと角度センサ13A、13Bの本体部分が干渉している場合を示す。図5を参照する。曲げ加工を行っている最中に材料Wと角度センサ13A、13Bの本体部分が干渉する場合を示す。
ステップSA03では、自動プログラミング生成装置21の干渉チェック手段が、材料Wが目標曲げ角度になる前に、角度センサ13A、13Bとの干渉領域を外れるか否かを判断する。換言すれば、干渉チェック手段は、角度センサ13A、13Bが材料Wの曲げの際の目標角度近傍で当該材料Wに干渉するか否かを判断する目標角度近傍干渉チェックを行い、目標角度近傍干渉チェックで干渉しないと判断された場合に、設定手段が計算された待機位置および計測位置に係る動作情報を設定する。
干渉領域を外れると判断した場合(干渉しない場合)に処理はステップSA07に進む。干渉領域を外れないと判断した場合(干渉する場合)に処理はステップSA09に進む。
図6を参照する。目標の曲げ位置近傍で(例えば、目標の角度から2°〜3°程度手前の角度)干渉しない場合を示している。このため、角度センサ13A、13Bは材料Wと干渉しないまま、計測位置に移動できる。
ステップSA07では、自動プログラミング生成装置21の設定手段が角度センサ13A、13Bの動作を有効に設定する。ステップSA09では、自動プログラミング生成装置21の設定手段が角度センサ13A、13Bの動作を無効に設定する。
ステップSA11では、自動プログラミング生成装置21の設定手段が待機動作を有効に設定する。ステップSA13では、自動プログラミング生成装置21の設定手段が待機位置を計算及び設定する。
ステップSA15では、自動プログラミング生成装置21の計算手段が角度計測位置を計算及び設定する。ステップSA17では、自動プログラミング生成装置21の計算手段が待機位置を計算及び設定する。
図7を参照する。自動プログラミング生成装置21の計算手段が待機位置SZを算出する場合を示す。パンチ金型P、ダイ金型Dの中心位置Cに対して、材料Wの巾Lを求め、材料Wの曲げ加工の際に角度センサ13A、13Bに干渉しないゾーンSZを算出する。すなわち、角度センサ13A、13Bに対しゾーンSZの外側に待機するように待機位置が設定される。なお、計測位置は中心位置Cに設定される。
ステップSA05では、自動プログラミング生成装置21の設定手段が角度センサ13A、13Bの動作を有効に設定する。ステップSA19では、自動プログラミング生成装置21の設定手段が待機動作を無効に設定する。ステップSA21では、自動プログラミング生成装置21の計算手段が角度計測位置を計算及び設定する。なお、計測位置は上記の中心位置Cに設定される。
上記の動作により運転プログラムが作成され、NC装置19側に送信される。
図8を参照する。本動作はNC装置19の動作を示す。初めに、ステップSB01では、NC装置19の制御部19Cは、角度センサ13A、13Bの使用が指定されているか否かを判断する。指定されていると判断した場合に処理はステップSB03に進む。指定されていないと判断した場合に処理はステップSB05に進む。
ステップSB03では、NC装置19の制御部19Cは、運転プログラムに待機位置が指定されているか否かを判断する。指定されていると判断した場合に処理はステップSB07に進む。指定されていないと判断した場合に処理はステップSB09に進む。
例えば、図9に示すように、第1の曲げ工程では、待機位置の設定の必要が無い。図10に示すように第2の曲げ工程では、待機位置が設定される必要がある。すなわち、図11に示すように、第1の曲げ工程の待機位置の設定欄Fは「0.0」になっており、第2の曲げ工程の待機位置の設定欄Sでは「−300.0」(曲げ加工位置を0.0とする)が設定されている。
ステップSB07では、NC装置19の制御部19Cは、角度センサ13A、13Bを待機位置に位置決めする制御を行う。図13を参照する。材料Wに対して、「曲げ加工の前」に干渉し、「曲げ途中」と「曲げ加工の後」に対しては角度センサ13A、13Bとの干渉が無いため曲げ加工前の待機位置に位置決めする場合である。
ステップSB09では、NC装置19の制御部19Cは、角度センサ13A、13Bを計測位置に位置決めする制御を行う。図12を参照する。材料Wに対して、「曲げ加工の前」、「曲げ途中」、「曲げ加工の後」のいずれに対しても角度センサ13A、13Bとの干渉が無いため計測位置に位置決めする。
ステップSB11では、NC装置19の制御部19Cは目標角度近傍まで曲げ動作を行う制御を実行する。
ステップSB13では、NC装置19の制御部19Cは、角度センサ13A、13Bを計測位置に位置決めする制御を行う。
図15を参照する。材料Wに対して、「曲げ加工の前」には干渉するが、「曲げ途中」、「曲げ加工の後」のいずれに対しても角度センサ13A、13Bとの干渉が無いため計測位置に位置決めする。
ステップSB15では、NC装置19の制御部19Cは、角度センシングを行い、曲げ加工を行う制御を実行する。すなわち、材料Wの計測位置に移動後にアーム部SAが伸びると共に、2個の接触部SAが材料Wに接触し角度を検出する。同時に、アーム部SBが伸びると共に、2個の接触部SBが材料Wに接触し角度を検出する。(図2参照)
ステップSB17では、NC装置19の制御部19Cは、角度センサ13A、13Bを再び待機位置に位置決めする。待機動作が指示された工程で曲げ動作が完了した後に、待機動作に戻るという動作を行い、「曲げる前は待機位置」、「曲げ動作中は計測位置」、「曲げ後は待機位置」という動作を行うことで、材料の搬入および搬出時に、作業者が誤って材料Wを角度センサ13A、13Bにぶつけてしまうことを避ける目的で、上記のような待機動作を使用し、角度センサ13A、13Bを保護する効果を奏する。この場合には、曲げ過程での材料Wと角度センサ13A、13Bの干渉の有無に関わらず、待機動作を使用することにより角度センサ13A、13Bの保護機能として作用させることができる。
ステップSB05では、NC装置19の制御部19Cは、角度センサ13A、13Bを待機位置に位置決めする。かつ、センシング動作を無効にする。
ステップSB19では、NC装置19の制御部19Cは、角度センサ13A、13Bを使用しない曲げを行う制御を実行する。
例えば、図14に示すような材料Wに対しては、「曲げ加工の前」に干渉し、「曲げ途中」に対しては角度センサ13A、13Bとの干渉が無いが、曲げ後の材料Wの一部箇所W1、W2と曲げ角度センサ13A、13Bが移動の際に干渉するので曲げ加工前の待機位置に位置決めする。
ステップSB21では、NC装置19の制御部19Cは目標角度近傍まで曲げ動作を行う制御を実行する。
上述のように角度センサ13A、13Bの待機位置、計測位置等の決定、あるいは、角度センサ角度センサ13A、13Bの使用、不使用が設定されるが、曲げ加工システム1は下記のような設定も可能に構成されている。なお、当該設定は単独に設定できるだけではなく、既に説明した曲げ加工システム1と機能的に結び付いて複合的に設定可能に構成されていることは勿論である。
すなわち、材料Wに曲げ加工を行う曲げ加工機3を制御すると共に、角度センサ13A、13Bによる前記材料Wの曲げ角度の検出を制御する曲げ加工システム1において以下の制御を行う。(なお、曲げ工程は複数存在し、各曲げ工程での材料Wの形状は予め自動プログラミング生成装置21のシミュレーションで認識されている)
現工程の曲げが終了した時点での角度センサの位置(待機位置)から、次工程のための角度センサの位置(待機位置もしくは角度計測位置)へ移動する途中経路に、現工程の曲げ位置が存在する場合に(ここでは、自動プログラミング生成装置21の干渉チェック手段が判断することができる)、
作業者が前記材料Wを取り出す前に前記角度センサ13A、13Bが前記材料Wに衝突するのを避けるために、アイドルタイマを設定する設定手段を有する(設定手段は自動プログラミング生成装置21が有する)。
そして、前記設定手段の設定に応じて次工程の移動開始までタイマ時間待つ動作制御手段を有する(NC装置19が動作制御手段を備える)。
具体的な実施の形態例を図16〜23に示す。
角度センサ13A、13Bのセンサーカバーと材料Wとの干渉が無いので待機動作の必要はない。すなわち、図16に示すように、角度センサ13A、13Bを計測位置まで移動し、図17に示すように曲げ後に角度を測定する。そして、曲げ後に角度センサ13A、13Bが横移動すると角度センサ13A、13Bのセンサーカバーと材料Wの材料W部分あるいは材料W部分が干渉するので「待機位置」値には「計測位置」値と同じ値を設定する。および、次工程の「待機位置」が現工程の「待機位置」と同値ではなく移動経路中に材料Wと角度センサ13A、13Bのセンサーカバーとの干渉があるので工程移動アイドルタイマを設定する。アイドルタイマで角度センサ13A、13Bが停止中に材料Wを取り出せ干渉を防ぐことが可能になる。
すなわち、「有効/無効=有効」、「BIタイミング=ピンチング」、「計測方法=両側」、「計測位置=0mm」、「待機位置=0mm」の状態において「アイドルタイマ=2.0sec」を設定する。
図18に示すように曲げ途中に角度センサ13A、13Bのセンサーカバーと材料Wとが干渉するが、図19に示すように「仮曲げ」状態では角度センサ13A、13Bのセンサーカバーと材料Wとの干渉は無い。ただし、曲げ途中(仮曲げ位置)で角度センサ13A、13Bが横移動すると、角度センサ13A、13のセンサーカバーと材料Wの材料W箇所あるいは材料W箇所が干渉するので「無効」になる。この時、「待機位置」欄には角度センサ13A、13Bと材料Wが干渉しない、計測位置と同じ値を設定する。および、次工程の「待機位置」が現工程の「待機位置」と同値ではなく移動経路中に材料Wと角度センサ13A、13Bのセンサーカバーとの干渉があるので工程移動アイドルタイマを設定する。アイドルタイマで角度センサ13A、13Bが停止中に材料Wを取り出せ干渉を防ぐことが可能になる。
すなわち、「有効/無効=無効」、「BIタイミング=無効」、「計測方法=無効」、「計測位置=−156mm」、「待機位置=−156mm」、「アイドルタイマ=2.0sec」の条件を設定する。
図20に示すように、角度センサ13A、13Bのセンサーカバーと材料Wとの干渉は無いので待機動作の必要はない。および、次工程の「待機位置」が現工程の「待機位置」と同値ではなく、図21に示すように移動経路中に材料Wの材料箇所Wと角度センサ13A、13Bのセンサーカバーとの干渉があるので工程移動アイドルタイマを設定する。アイドルタイマで角度センサ13A、13Bが停止中に材料Wを取り出せ干渉を防ぐことが可能になる。アイドルタイマを設定で角度センサ13A、13Bが停止中に材料Wを取り出せ干渉を防ぐことが可能になる。
すなわち、「有効/無効=有効」、「BIタイミング=ピンチング」、「計測方法=両側」、「計測位置=0mm」、「待機位置=0mm」、「アイドルタイマ=2.0sec」の条件を設定する。
図22に示すように、曲げ途中に角度センサ13A、13Bのセンサーカバーと材料Wとが干渉するが、図23に示すように「仮曲げ」状態では角度センサ13A、13Bのセンサーカバーと材料Wの材料箇所Wとの干渉は無いので「有効」になる。この時、「待機位置」欄には角度センサ13A、13と材料Wが干渉しない値を設定する。および、次工程の「待機位置」が現工程の「待機位置」と同値ではなく移動経路中に材料Wと角度センサ13A、13Bのセンサーカバーとの干渉が無いので工程移動アイドルタイマは設定されない。
すなわち、「有効/無効=有効」、「BIタイミング=仮曲げ」、「計測方法=両側」、「計測位置=0mm」、「待機位置=−156mm」、「アイドルタイマ=無効」の条件を設定する。
この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
例えば、NC装置が設定された動作および位置に、センサ軸を移動する。材料(ワーク)Wと接触して角度を計測するタイプの角度センサを用いているが、角度センサの計測方法の種類は問わず、角度センサがモーターで左右に位置決め動作可能な形態を示している。また、待機する方法として、前後に角度センサが移動可能な形態の場合には、前後位置に待機する。
1 曲げ加工システム
3 曲げ加工機
5 パンチホルダ
7 ダイレール
9 突き当て部(バックゲージ)
11 矢印
13A 角度センサ
13B 角度センサ
15 角度センサ移動用レール
17 角度センサ駆動部
19 NC装置
19A 操作部
19B 表示部
19C 制御部
21 自動プログラミング生成装置
W 材料(ワーク)
Dim 座標軸
P パンチ金型
D ダイ金型
SA アーム部
SA 接触部
SB アーム部
SB 接触部

Claims (5)

  1. 材料に曲げ加工を行う曲げ加工機を制御すると共に、角度センサによる前記材料の曲げ角度の検出を制御する曲げ加工システムにおいて、
    前記角度センサおよび前記材料の所定の干渉チェックを予め行う干渉チェック手段と、
    前記角度センサが前記材料に干渉する場合に、前記角度センサおよび前記材料の干渉を回避できる角度センサの待機位置を計算する計算手段とを有し、
    前記干渉チェック手段は、前記角度センサが前記材料の曲げの際の目標角度近傍で当該材料に干渉するか否かを判断する目標角度近傍干渉チェックを行い、
    前記目標角度近傍干渉チェックで干渉しないと判断された場合に、計算された前記待機位置および計測位置に係る動作情報を設定する設定手段を備え、
    前記設定された動作情報に基づき、前記角度センサを待機位置に位置決めした後に目標角度近傍まで曲げを行うと共に、前記角度センサを計測位置に動作させてから角度計測を実行させる動作制御手段を備えたことを特徴とする曲げ加工システム。
  2. 前記角度センサの待機位置および計測位置に係る動作情報を自動または手動で指定可能なNC装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の曲げ加工システム。
  3. 材料に曲げ加工を行う曲げ加工機を制御すると共に、角度センサによる前記材料の曲げ角度の検出を制御する曲げ加工方法において、
    干渉チェック手段が、前記角度センサおよび前記材料の所定の干渉チェックを予め行う干渉チェック工程と、
    計算手段が、前記角度センサおよび前記材料が干渉する場合に、前記角度センサおよび前記材料の干渉を回避できる角度センサの待機位置を計算する計算工程とを含み、
    前記干渉チェック工程は、前記角度センサが前記材料の曲げの際の目標角度近傍で当該材料に干渉するか否かを判断する目標角度近傍干渉チェックを行い、
    前記目標角度近傍干渉チェックで干渉しないと判断された場合に、計算された前記待機位置および計測位置に係る動作情報を設定する設定工程を含み、
    前記設定された動作情報に基づき、前記角度センサを待機位置に位置決めした後に目標角度近傍まで曲げを行うと共に、前記角度センサを計測位置に動作させてから角度計測を実行させる動作制御工程を含むことを特徴とする曲げ加工方法。
  4. 材料に曲げ加工を行う曲げ加工機を制御すると共に、角度センサによる前記材料の曲げ角度の検出を制御する曲げ加工システムにおいて、
    現工程の曲げが終了した時点での角度センサの位置から、次工程のための角度センサの位置へ移動する途中経路に、現工程の曲げ位置が存在する場合に、
    作業者が前記材料を取り出す前に前記角度センサが前記材料に衝突するのを避けるために、アイドルタイマを設定する設定手段と、
    前記設定手段の設定に応じて次工程の移動開始までタイマ時間待つ動作制御手段とを有することを特徴とする曲げ加工システム。
  5. 材料に曲げ加工を行う曲げ加工機を制御すると共に、角度センサによる前記材料の曲げ角度の検出を制御する曲げ加工方法において、
    現工程の曲げが終了した時点での角度センサの位置から、次工程のための角度センサの位置へ移動する途中経路に、現工程の曲げ位置が存在する場合に、
    作業者が前記材料を取り出す前に前記角度センサが前記材料に衝突するのを避けるために、アイドルタイマを設定する設定工程と、
    前記設定工程の設定に応じて次工程の移動開始までタイマ時間待つ動作制御工程とを含むことを特徴とする曲げ加工方法。
JP2011132907A 2011-06-15 2011-06-15 曲げ加工システム及びその方法 Active JP5866149B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011132907A JP5866149B2 (ja) 2011-06-15 2011-06-15 曲げ加工システム及びその方法
PCT/JP2012/064446 WO2012173012A1 (ja) 2011-06-15 2012-06-05 曲げ加工システム、及び、曲げ加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011132907A JP5866149B2 (ja) 2011-06-15 2011-06-15 曲げ加工システム及びその方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013000763A JP2013000763A (ja) 2013-01-07
JP5866149B2 true JP5866149B2 (ja) 2016-02-17

Family

ID=47357002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011132907A Active JP5866149B2 (ja) 2011-06-15 2011-06-15 曲げ加工システム及びその方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5866149B2 (ja)
WO (1) WO2012173012A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102429212B1 (ko) * 2022-02-03 2022-08-03 최명철 피가공물 내측 지지가 가능한 프레스 시스템

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6167013B2 (ja) * 2013-10-29 2017-07-19 株式会社アマダホールディングス プレスブレーキ
CN108526266A (zh) * 2016-12-25 2018-09-14 安徽力源数控刃模具制造有限公司 一种特殊z型工件的折边方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4118975B2 (ja) * 1997-04-14 2008-07-16 株式会社アマダエンジニアリングセンター ワーク傾き角度測定方法およびワーク曲げ角度測定方法並びにワーク傾き量測定装置,ワーク曲げ角度測定装置
JP2006205256A (ja) * 2004-12-27 2006-08-10 Amada Co Ltd ワークの曲げ角度検出装置およびワークの曲げ加工機
JP4580779B2 (ja) * 2005-02-17 2010-11-17 株式会社アマダ 板材折曲げ加工方法及び板材折曲げ加工機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102429212B1 (ko) * 2022-02-03 2022-08-03 최명철 피가공물 내측 지지가 가능한 프레스 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012173012A1 (ja) 2012-12-20
JP2013000763A (ja) 2013-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130071198A1 (en) Numerically-controlled machine tool
US20130090755A1 (en) Numerically-controlled machine tool
US9945799B2 (en) Thermal displacement correction device for machine tool
EP3088979B1 (en) Control device for machine tool
JP6706518B2 (ja) 加工時間予測装置、切削加工システムおよび加工時間予測方法
JP5270772B1 (ja) 歪み取り加工を行うワイヤ放電加工機
JP5866149B2 (ja) 曲げ加工システム及びその方法
JP6312725B2 (ja) スカイビング加工におけるテーパ加工でのテーパ角補正機能を有する数値制御装置
CN109507950B (zh) 基于探针实现平面定位加工控制的装置、方法及其系统
JPWO2017168727A1 (ja) ワークの測定装置および工作機械
JP5201871B2 (ja) 形状測定方法及び装置
JP5287984B2 (ja) 加工シミュレーション方法およびその装置並びにその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP6538345B2 (ja) 工作機械のワーク計測装置
JP4761886B2 (ja) ロボットによる曲げ加工システム及び曲げ加工方法
JP2008071015A (ja) 数値制御装置
KR101751756B1 (ko) Cnc 방전가공기의 전극 세팅 방법
JP2008234295A (ja) 干渉チェックシステム
JP6250134B2 (ja) 金型管理システム及びその方法
KR102336216B1 (ko) 공작기계의 가공시간 표시장치
JP6243591B2 (ja) プログラム作成システム及びそのシミュレーションシステム並びにその方法
WO2020065854A1 (ja) ワーク位置検出方法及び工作機械
CN112083686A (zh) 机床和机床的控制方法
JPH07136855A (ja) ワイヤ放電加工装置
JP6219030B2 (ja) 加工用データ生成装置、及び工作機械
JP2019075005A (ja) 数値制御装置および工具経路決定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5866149

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350