JP5865724B2 - 入力装置及び前記入力装置を用いた重心位置の補正方法 - Google Patents

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本発明は、携帯機器やその他の電子機器に搭載されて、指などを操作パネルに接触させて操作する入力装置に関する。
特許文献1には、静電センサと荷重検出センサ(感圧センサ)とを有するタッチパネル装置が開示されている。また特許文献2〜5にはパネル下に複数の荷重検出センサ(圧力センサ、歪みセンサ)を備える入力装置が開示されている。
複数の荷重検出センサを用いることで、操作面上を2点同時押ししたとき、各荷重検出センサのセンサ出力に基づいて重心荷重及び重心位置を求めることができる(特許文献3の[0042]欄等を参照)。
特開2008−165575号公報 特開2010−244252号公報 特開2008−71102号公報 特開昭61−122740号公報 特開2010−55510号公報
しかしながら、各荷重検出センサのセンサ感度のばらつきやリニアリティ性が劣るなどして重心位置には誤差が生じていた。このため誤差を含む前記重心位置に基づいて各押圧位置での荷重値を求めてしまうと正確な荷重値が得られないという問題があった。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するものであり、特に重心位置を簡単に補正することが可能な入力装置及び前記入力装置を用いた複数点の荷重検出方法を提供することを目的としている。
本発明における入力装置は、操作面上に同時に押圧された2つの各押圧位置を検出可能な位置検出センサと、各押圧位置の重心位置及び重心荷重を検出可能な荷重検出センサと、前記荷重検出センサにより得られた補正前の重心位置から前記位置検出センサにより得られた各押圧位置間を結ぶ直線上に垂線を下ろして前記垂線と前記直線とが交わる交点を補正後の重心位置とする制御部と、を有することを特徴とするものである。
また本発明における重心位置の補正方法は、操作面上に同時に押圧された2つの各押圧位置を検出可能な位置検出センサと、各押圧位置の重心位置及び重心荷重を検出可能な荷重検出センサとを用い、補正前の重心位置を以下のステップにより補正することを特徴とするものである。
前記位置検出センサの出力に基づき、各押圧位置を求める座標検出ステップ、
前記荷重検出センサの出力に基づき、各押圧位置の重心位置及び重心荷重を求める重心検出ステップ、
前記荷重検出センサにより得られた補正前の重心位置から前記位置検出センサにより得られた各押圧位置間を結ぶ直線上に垂線を下ろし、前記垂線と前記直線とが交わる交点を補正後の重心位置とする重心位置補正ステップ。
本発明によれば、簡単且つ適切に重心位置を補正することができる。
本発明では、前記重心位置補正ステップ後、前記補正後の重心位置及び前記重心荷重に基づいて、各押圧位置での荷重値を高精度に求めることができる。
また本発明では、前記重心位置補正ステップでは、前記座標検出ステップ及び前記重心検出ステップにより第1の押圧位置(Xt0,Yt0)及び第2の押圧位置(Xt1,Yt1)、ならびに補正前の重心位置(Xs,Ys)が検知された第1のXY座標系から、各押圧位置間を結ぶ直線の方向をX方向とし、前記第1の押圧位置(Xt0,Yt0)を原点とした第2のXY座標系に座標変換し、前記第2のXY座標系上における補正前の重心位置(Xs´、Ys´)を算出し、
前記重心位置(Xs´、Ys´)のYs´を0として前記第2のXY座標系上での前記交点(Xs´,0)を求め、前記交点を前記第1のXY座標系に戻して、前記補正後の重心位置(Xtp,Ytp)とすることが好ましい。これにより演算量を低減でき、補正後の重心位置の算出を簡単にできる。
本発明によれば、簡単且つ適切に重心位置を補正できる。
図1は、本発明の実施形態における入力装置(タッチパネル)の部分縦断面図である。 図2は、本実施形態の入力装置のブロック図である。 図3は、静電容量式タッチパネルセンサの説明図である。 図4は、荷重検出センサの説明図であり、図4(a)は部分縦断面図、図4(b)は、荷重検出センサを構成するセンサ基板の裏面透視図である。 図5は、本実施形態の入力装置の捜査面を示し、特に、2点を同時押ししたときの各押圧位置、補正前の重心位置、及び補正後の重心位置を説明するための平面図である。 図6は、図5の各点を拡大したものであり、特に補正後の重心位置の算出方法を説明するための拡大平面図である。 図7は、補正後の重心位置及び重心荷重に基づいて、各押圧位置での荷重値の算出方法を説明するための拡大平面図である。 本実施形態の入力装置を用いて、操作面上を2点押しした際のフローチャート図である。 図9は、計算例を示すXY座標系の図である。
図1は、本発明の実施形態における入力装置(タッチパネル)の部分縦断面図、図2は、本実施形態の入力装置のブロック図、図3は、静電容量式タッチパネルセンサの説明図、図4は、荷重検出センサの説明図であり、図4(a)は部分縦断面図、図4(b)は、荷重検出センサを構成するセンサ基板の裏面透視図である。
本実施形態における入力装置(タッチパネル)1は、静電容量式タッチパネルセンサ(位置検出センサ)2の裏面側に複数の荷重検出センサ3を備えた構成である。
静電容量式タッチパネルセンサ2は、透明な操作パネル4と、操作パネル4の裏面4bに設けられたセンサ層5とを有して構成される。操作パネル4はガラスやプラスチック等で構成される。操作パネル4の表面が操作面4aである。
センサ層5は、例えば図3に示すようにITO等で形成されたX電極27とY電極28とを有して構成される。X電極27とY電極28との間は絶縁されている。また、X電極27とY電極28とは直交している。指で操作面4a上を押圧すると、指と各電極27,28との間の静電容量が変化する。この静電容量変化に基づき指の操作位置を検出することが可能である。静電容量式タッチパネルセンサ2では、上記した静電容量変化に基づき、操作面4a上を複数点にて同時押ししても、各押圧位置のX座標及びY座標を検出することが可能である。センサ層5の構成は図3のものに限定されない。図3のように電極がX電極27とY電極28との2層構造とされていてもよいし、1層構造で構成することも可能である。また静電容量式でなく抵抗膜式等とすることも可能である。抵抗膜式の場合、同じ平面の抵抗層を複数に分離する等で、複数点を同時に押圧した時、各押圧位置の位置座標の同時検出を可能とする。ただし静電容量式とすることで、複数点を同時に押圧した場合において複数の押圧位置の各位置座標をより精度良く検出することができる。
図1では図示しないが操作パネル4の裏面4bの周囲に加飾層を設けることで、操作パネル4を通して液晶ディスプレイ(LCD)10の表示がされ操作面4aでの操作を可能とする操作領域と、操作領域の周囲を縁取る不透明な加飾領域とに区分けできる。加飾領域では、センサ層5に設けられた金属配線が引き回されており前記金属配線は、操作面4a側から見えないようになっている。また加飾領域には、次に説明する荷重検出センサ3を配置することが可能である。
荷重検出センサ3は、図4に示すように、センサ基板12と、ベース基板13とを有する。センサ基板12には、変位部14と、変位部14の上面に上方に向けて突出する突起状の受圧部17が設けられる。センサ基板12とベース基板13との間には所定の空間部15が形成されており、これにより変位部14が荷重を受けると高さ方向に変位できるようになっている。図4(a)(b)に示すように、センサ基板12の裏面には、歪検出素子として複数のピエゾ抵抗素子16が設けられる。受圧部17で受けた荷重により変位部14が高さ方向に変位すると、その変位量に応じて各ピエゾ抵抗素子16の電気抵抗が変化し、各ピエゾ抵抗素子16によって構成されたブリッジ回路の中点電位が変化することで、センサ出力を得ることが出来る。図4(b)に示すように各ピエゾ抵抗素子16から引き回された配線部18が図示しないパッド部と電気的に接続されている。
本実施形態における荷重検出センサ3は図4に示した構成以外のものであってもよい。例えば操作面4aを押圧したときに2つの電極間の距離の変化に基づいて静電容量が変化し、この静電容量変化により荷重を検出することが可能な構成にすることも可能である。
図1に示すように、荷重検出センサ3は、静電容量式タッチパネルセンサ2の裏面側に配置される。荷重検出センサ3は、例えば、図5に示すように、操作面4aの周辺部の4隅に配置される。また図1に示すように、荷重検出センサ3を支える支持部9を備え、この支持部9と静電容量式タッチパネルセンサ2間が高さ方向に変形可能な接続部11により接続されている。これにより操作面4aを押圧したときに操作パネル4が下方に移動し、荷重検出センサ3に荷重を加えることができる。接続部11は例えば両面テープである。
なおタッチパネル1における荷重検出センサ3の支持構造は図1に示すものに限定されない。また、タッチパネル1における荷重検出センサ3の位置は図5に示すものに限定されず、例えば、操作面4aの周辺部における各辺の中央部に夫々、配置しても良く、押圧力の荷重を適切に検知できるところに適宜配置できるものである。
図2に示すように本実施形態のタッチパネル1は、静電容量式タッチパネルセンサ2と荷重検出センサ3とに接続される制御部(IC)20を備える。また制御部20からのデータを機器本体部の画像表示装置21に送信できるようになっている。前記制御部20には、操作面4a上の複数点を同時押ししたときに、重心位置を補正し、各押圧位置の各荷重値を算出することが可能な演算部を備える。
以下では、図5〜図8を用いて、操作面4a上を2点同時押しした際の重心位置の補正方法及び各押圧位置における各荷重値の算出方法について説明する。
図5,図6は、本実施形態における入力装置1の操作面4a上の異なる2点A,Bを同時に押圧したときの平面図を示している。図5,図6では第1のXY座標系C1において、第1の押圧位置AのXY座標(Xt0,Yt0)、第2の押圧位置BのXY座標(Xt1,Yt1)を静電容量式タッチパネルセンサ2からの出力に基づいて検知できる(図8のステップST1)。
ここで第1のXY座標系C1は、操作面5aが正方形状や矩形状であれば、左右方向の辺に沿う方向をX方向、左右方向に直交する前後方向の辺に沿う方向をY方向とした座標系である。
また図5では、第1の押圧位置Aを中心として描かれた円が、第2の押圧位置Bを中心として描かれた円よりも大きく図示されているが、これは第1の押圧位置Aでの押圧力のほうが第2の押圧位置Bでの押圧力よりも大きいことを示している。
さらに図5に示す各荷重検出センサ3の出力に基づいて図2に示す制御部20では、各押圧位置A,Bにおける補正前の重心位置のXY座標(Xs,Ys)と、重心荷重(総荷重)Ftotalを求めることができる(図8のステップST2)。
ここで、第1のXY座標系C1における、補正前の重心位置DのXY座標(Xs、Ys)及び重心荷重Ftotalは、荷重検出センサ3からの各センサ出力等により以下の数式1にて算出することができる(図8のステップST3)。
(数式1)
Xs=(s2+s3)/[(s1+s4)+(s2+s3)]×W
Ys=(s3+s4)/[(s1+s2)+(s3+s4)]×H
Ftotal=(s1+s2+s3+s4)/S
ここでs1,s2,s3,s4は、図5に示す各荷重検出センサ3からのセンサ出力を指し例えば単位はmVである。またSは、各荷重検出センサ3のセンサ感度を示し例えば単位はmV/Nである。またWは、X方向に配列された各荷重検出センサ3の中心間の幅寸法を示し、Hは、Y方向に配列された各荷重検出センサ3の中心間の長さ寸法を示す。なお、上記(数式1)は補正前の重心位置のXY座標(Xs、Ys)及び重心荷重Ftotalを求める一例であり、この数式を用いて求める方法に限定はされない。
ところで、例えば上記数式1により求められた重心位置DのXY座標(Xs,Ys)は、各荷重検出センサ3のセンサ感度のばらつき等により誤差を含んでいる。このため図5に示すように、理想的には、重心位置Dは、第1の押圧位置Aと第2の押圧位置Bとを結んだ直線E上にあるが、補正前の重心位置Dは直線Eから外れている。
そこで本実施形態では、図5に示すように、補正前の重心位置Dから直線E上に垂線Fを下ろして垂線Fと直線Eとが交わる交点Gを補正後の重心位置Gとした(図8のステップST4)。補正後の重心位置GのXY座標は(Xtp,Ytp)である。このように本実施形態では、補正前の重心位置Dから直線Eへの最短距離を補正後の重心位置Gと定義したのである。上記したように本来、重心位置は直線E上に乗っているため、補正により重心位置Gを直線E上に移動させ且つその移動距離を補正前の重心位置Dからみて最短距離とすることで、重心位置のずれを効果的に簡単に小さくすることができる。
さて補正後の重心位置GのXY座標は、以下の算出方法により求めることができる(図8のステップST4)。
まず図6に示す第1のXY座標系C1でのX方向に対する各押圧位置A,B間を結んだ直線Eの傾き角度θを以下の数式2により算出する。
(数式2)
Figure 0005865724
次に、第1のXY座標系C1から直線Eの方向をX方向とした第2のXY座標系(X´Y´座標系)C2に座標変換する。このとき第1の押圧位置Aを第2のXY座標系C2における原点(0,0)とすることが好ましい。すなわち第2のXY座標系C2は、第1のXY座標系C1に対してθだけ傾いており、第2のXY座標系C2におけるX方向(図6でのX´方向)上に直線Eが位置する状態となっている。
そして第2のXY座標系(X´Y´座標系)C2上での補正前の重心位置(Xs´,Ys´)を以下の数式3により算出する。
(数式3)
Figure 0005865724
ここで、図5を用いて説明したように、第1のXY座標系C1において、補正後の重心位置Gは、補正前の重心位置Dから垂直Fを下ろし直線Eと交わる交点と定義した。
このため図6で示した第2のXY座標系C2での、交点(補正後の重心位置)について考察すると、数式3で示した補正前の重心位置(Xs´,Ys´)に対して交点(補正後の重心位置)は、(Xs´,0)の位置に該当する。すなわち第2のXY座標系(X´Y´座標系)C2において、補正後の重心位置は(Xs´,0)である。
そのため次に、第2のXY座標系(X´Y´座標系)C2での補正後の重心位置を第1のXY座標系に以下の数式4を用いて戻す。
(数式4)
Figure 0005865724
以上により、第1のXY座標系C1において、補正後の重心位置GのXY座標(Xtp、Ytp)を簡単且つ適切に求めることができる。
次に、図7に示すように、補正後の重心位置G及び重心荷重Ftotalに基づいて、各押圧位置A,Bでの荷重値Fp1,Fp2を以下の数式5により求める(図8のステップST5)。なお図7に示す各点での円の大きさは、荷重値の大きさを示している。
(数式5)
Figure 0005865724
数式5では、各押圧位置A,Bと補正後の重心位置Gについて距離の比を算出し、比に応じた各押圧位置A,Bでの荷重値Fp1,Fp2を求めている。
本実施形態では、重心位置を補正したことにより、各押圧位置A,Bでの荷重値Fp1,Fp2を精度良く算出することができる。
そして各押圧位置A,Bでの各荷重値Fp1,Fp2や位置座標の各データが図2に示す画像表示装置21に送信され、画像表示装置21では送信データに基づいて液晶ディスプレイ10の画像表示処理を行う(図8のステップST6)。例えば、各押圧位置A,Bでの荷重値の大きさに応じて画面表示を変化させることができる。
本実施形態では、操作面4a上を2点同時押ししたとき、各荷重検出センサ3のセンサ感度のばらつき等により重心位置が誤差を含んでいても、各押圧位置間の直線上に向けて、補正前の重心位置から垂線を下ろし、垂線と直線とが交わる交点を補正後の重心位置とすることで簡単且つ適切に重心位置の補正を行うことができる。
特に本実施形態では、図6で示したように、第1の座標系C1での各押圧位置A,B間の直線EをX方向とした第2のXY座標系(X´Y´座標系)にて、補正前の重心位置のXY座標(Xs´,Ys´)を求めることで、補正後の重心位置のXY座標を(Xs´,0)とおくことができる。そして補正後の重心位置のXY座標(Xs´,0)を、第2のXY座標系から第1のXY座標系に戻せば、第1のXY座標系での補正後の重心位置のXY座標(Xtp,Ytp)をより簡単に求めることができる。このように本実施形態では座標変換を行うことで、演算量を低減させることができ、演算スピードを上げることが可能である。
本実施形態における入力装置(タッチパネル)1は、携帯電話、携帯用の情報処理装置、携帯用の記憶装置、携帯用のゲーム装置などに適用できる。
図9に示すように、今、位置AとBとを同時に同じ力で押圧したとき、重心位置(Xs,Ys)(補正前)が検知されたとする。
第1の押圧位置AのXY座標(Xt0,Yt0)=(100、400)
第2の押圧位置BのXY座標(Xt1,Yt1)=(400、100)
重心位置(Xs,Ys)(補正前)=(400、400)であった。
まず上記した数式2を用いて、第1のXY座標系C1でのX方向に対する各押圧位置A,B間を結んだ直線Eの傾き角度θを算出する。以下の数式6に示すようにθが求まった。
(数式6)
Figure 0005865724
続いて、第1のXY座標系C1から直線Eの方向をX方向とした第2のXY座標系(X´Y´座標系)C2に座標変換する。そして上記した数式3を用いて第2のXY座標系(X´Y´座標系)C2上での補正前の重心位置(Xs´,Ys´)を算出する。以下の数式7により重心位置(Xs´,Ys´)が求まった。
(数式7)
Figure 0005865724
次に、上記した数式4を用いて、第2のXY座標系(X´Y´座標系)C2での補正後の重心位置を第1のXY座標系に戻す。以下の数式8により重心位置(Xtp,Ytp)が求まった。
(数式8)
Figure 0005865724
そして、上記した数式5を用いて、各押圧位置A,Bでの荷重値Fp1,Fp2を算出する。以下の数式9により荷重値Fp1,Fp2が求まった。
(数式9)
Figure 0005865724
上記に示すように補正後の重心位置(Xtp,Ytp)を適切に算出でき、各押圧位置A,Bでの荷重値Fp1,Fp2を正確に求めることができた。
A、B 押圧位置
D 補正前の重心位置
E 直線
F 垂線
G 補正後の重心位置
1 タッチパネル
2 静電容量式タッチパネルセンサ
3 荷重検出センサ
4 操作パネル
4a 操作面
5 センサ層
10 液晶ディスプレイ
12 センサ基板
14 変位部
16 ピエゾ抵抗素子
20 制御部
21 画像表示装置
27 X電極
28 Y電極

Claims (7)

  1. 操作面上に同時に押圧された2つの各押圧位置を検出可能な位置検出センサと、各押圧位置の重心位置及び重心荷重を検出可能な荷重検出センサと、前記荷重検出センサにより得られた補正前の重心位置から前記位置検出センサにより得られた各押圧位置間を結ぶ直線上に垂線を下ろして前記垂線と前記直線とが交わる交点を補正後の重心位置とする制御部と、を有することを特徴とする入力装置。
  2. 前記制御部では、第1の押圧位置(Xt0,Yt0)、第2の押圧位置(Xt1,Yt1)及び補正前の重心位置(Xs,Ys)が検知された第1のXY座標系から前記直線の方向がX方向と平行になるように座標変換された第2のXY座標系にて前記交点を算出し、前記交点を前記第1のXY座標系に戻して前記補正後の重心位置(Xtp,Ytp)とする請求項1記載の入力装置。
  3. 前記第2のXY座標系において、前記第1の押圧位置を原点とする請求項2記載の入力装置。
  4. 前記制御部では、前記補正後の重心位置及び前記重心荷重に基づいて、各押圧位置での荷重値を算出する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の入力装置。
  5. 操作面上に同時に押圧された2つの各押圧位置を検出可能な位置検出センサと、各押圧位置の重心位置及び重心荷重を検出可能な荷重検出センサとを用い、補正前の重心位置を以下のステップにより補正することを特徴とする重心位置の補正方法。
    前記位置検出センサの出力に基づき、各押圧位置を求める座標検出ステップ、
    前記荷重検出センサの出力に基づき、各押圧位置の重心位置及び重心荷重を求める重心検出ステップ、
    前記荷重検出センサにより得られた補正前の重心位置から前記位置検出センサにより得られた各押圧位置間を結ぶ直線上に垂線を下ろし、前記垂線と前記直線とが交わる交点を補正後の重心位置とする重心位置補正ステップ。
  6. 前記重心位置補正ステップ後、前記補正後の重心位置及び前記重心荷重に基づいて、各押圧位置での荷重値を求める請求項5記載の重心位置の補正方法。
  7. 前記重心位置補正ステップでは、前記座標検出ステップ及び前記重心検出ステップにより第1の押圧位置(Xt0,Yt0)及び第2の押圧位置(Xt1,Yt1)、ならびに補正前の重心位置(Xs,Ys)が検知された第1のXY座標系から、各押圧位置間を結ぶ直線の方向をX方向とし、前記第1の押圧位置(Xt0,Yt0)を原点とした第2のXY座標系に座標変換し、前記第2のXY座標系上における補正前の重心位置(Xs´,Ys´)を算出し、
    前記重心位置(Xs´,Ys´)のYs´を0として前記第2のXY座標系上での前記交点(Xs´,0)を求め、前記交点を前記第1のXY座標系に戻して、前記補正後の重心位置(Xtp,Ytp)とする請求項6記載の重心位置の補正方法。
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