JP5865334B2 - インサート射出成形装置およびインサート射出成形方法 - Google Patents
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Description
前記成形型は、前記キャビティの少なくとも一部を区画形成する一般型部と、前記キャビティ内に進退可能な保持ピンと前記保持ピンを前記キャビティ内に向けて付勢する付勢手段とからなり前記キャビティ内にて前記インサート材を保持可能なインサート保持部と、を備え、
前記保持ピンは、前記インサート材に当接する前進位置と、前記キャビティの外部に後退する後退位置と、の間を位置変化可能であり、
前記保持ピンは、前記前進位置において前記キャビティ内に露出するとともに前記保持ピンの前進−後退方向と交叉する受圧面を備え、
前記付勢手段は、前記保持ピンを前記前進位置に向けて付勢し、
前記付勢手段の付勢力は、前記射出成形機による射出圧で前記保持ピンが動かず、かつ、保圧時に前記保持ピンが動く大きさである装置である。
前記保圧時における前記キャビティの内圧に、前記保持ピンの前記受圧面の前記後退方向における投影面積を乗じた値未満であり、かつ、
前記射出時における前記キャビティの内圧に、前記保持ピンの前記受圧面の前記後退方向における投影面積を乗じた値以上である。
流体状の樹脂材料を前記成形型の前記キャビティ内に射出する射出工程と、前記射出工程後に前記キャビティの内圧を前記射出工程における前記キャビティの内圧を超える大きさにする保圧工程と、を備え、
前記インサート保持部における前記付勢手段の付勢力を、前記射出工程において前記受圧面に作用する力以上であり、かつ、前記保圧工程において前記受圧面に作用する力未満にする方法である。
実施例1の成形装置を模式的に表す説明図を図1に示す。実施例1の成形装置における成形型を図1中A−A位置で切断した様子を模式的に表す断面図を図2に示す。射出工程における実施例1の成形装置を模式的に表す説明図を図3に示す。保圧工程における実施例1の成形装置の成形型を模式的に表す説明図を図4に示す。実施例1の成形装置における成形型の保持ピンとインサート材との関係を模式的に表す説明図を図5に示す。
図3に示すように、射出工程においては、可動型15を固定型11に向けて前進させ、2つのインサート保持部41、51によってインサート材90を挟持し保持する。インサート保持部41の保持ピン42、52は、それぞれ、付勢手段43、53によって、インサート材90に当接する(実施例1においては圧接する)前進位置に付勢されている。このため、インサート材90を固定型11に仮止め(図示せず)した後、可動型15を固定型11に向けて前進させ、成形型1を型締めすることで、インサート材90は自ずと2つのインサート保持部41、51によって挟持される。このとき成形型1内部にキャビティ10cが区画形成される。具体的には、可動型15における一般型面50の内面、固定型11における一般型面40の内面、可動型15における保持ピン52の受圧面(つまり曲面56、以下、受圧面56と呼ぶ)、当該受圧面56に連続する保持ピン52の側面57、固定型11における保持ピン42の受圧面46、当該受圧面46に連続する保持ピン42の側面47によって、キャビティ10cを区画形成する。
なお、付勢手段の43、53の付勢力が上述した受圧面46、56に作用する力以上であれば、保持ピン42、52は後退し難い。また、付勢手段43、53の付勢力を上述した受圧面46、56に作用する力を超えて大きく設定する場合には、このときの保持ピン42、52の後退をさらに抑制できる。
保圧工程においては、上記の射出工程後に、プランジャ22をさらに前進させる。そして、キャビティ10cの内圧を、射出工程時におけるキャビティ10cの内圧を超える大きさにする。保圧工程において保持ピン42の受圧面46に作用する力は、(保圧時におけるキャビティ10c内圧)×(保持ピン42の後退方向における受圧面46の投影面積)で算出できる。保持ピン52の受圧面56に関しても同様である。
実施例2の成形装置における成形型の保持ピンとインサート材との関係を模式的に表す説明図を図6に示す。実施例2の成形装置における成形型の保持ピンを模式的に表す斜視図を図7に示し、当該保持ピンを図7中矢印B方向から見た様子を模式的に表す側面図を図8に示す。さらに、実施例2の成形装置において、保持ピンの受圧面の後退方向における投影面積を模式的に表す説明図を図9に示す。
本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。
40、50:一般型部 10c:キャビティ
2:射出成形機 41、51:インサート保持部
42、52:保持ピン 46、56、44a〜44c:受圧面
46:押圧面 43、53:付勢手段
80:樹脂材料 90:インサート材
Claims (3)
- 射出成形用のキャビティを区画形成する成形型と、前記キャビティ内に流体状の樹脂材料を射出する射出成形機と、を備え、前記キャビティ内にインサート材を配置した状態で射出成形をおこなうインサート射出成形装置であって、
前記成形型は、前記キャビティの少なくとも一部を区画形成する一般型部と、前記キャビティ内に進退可能な保持ピンと前記保持ピンを前記キャビティ内に向けて付勢する付勢手段とからなり前記キャビティ内にて前記インサート材を保持可能なインサート保持部と、を備え、
前記保持ピンは、前記インサート材に当接する前進位置と、前記キャビティの外部に後退する後退位置と、の間を位置変化可能であり、
前記保持ピンは、前記前進位置において前記インサート材に当接する押圧面と、前記前進位置において前記キャビティ内に露出するとともに前記保持ピンの前進−後退方向と交叉する受圧面と、を備え、前記付勢手段は、前記保持ピンを前記前進位置に向けて付勢し、
前記付勢手段の付勢力は、前記射出成形機による射出圧で前記保持ピンが動かず、かつ、保圧時に前記保持ピンが動く大きさであり、
前記受圧面には、前記押圧面の近傍にテーパ面を有するインサート射出成形装置。 - 前記付勢手段の付勢力は、
前記保圧時における前記キャビティの内圧に、前記保持ピンの前記受圧面の前記後退方向における投影面積を乗じた値未満であり、かつ、
前記射出時における前記キャビティの内圧に、前記保持ピンの前記受圧面の前記後退方向における投影面積を乗じた値以上である請求項1に記載のインサート射出成形装置。 - 流体状の樹脂材料を前記成形型の前記キャビティ内に射出する射出工程と、前記射出工程後に前記キャビティの内圧を前記射出工程における前記キャビティの内圧を超える大きさにする保圧工程と、を備え、
前記インサート保持部における前記付勢手段の付勢力を、前記射出工程において前記受圧面に作用する力以上であり、かつ、前記保圧工程において前記受圧面に作用する力未満にする、請求項1または請求項2に記載のインサート射出成形装置を用いたインサート射出成形方法。
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