JP5858505B1 - 食品用包装装置及び方法 - Google Patents

食品用包装装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5858505B1
JP5858505B1 JP2015021622A JP2015021622A JP5858505B1 JP 5858505 B1 JP5858505 B1 JP 5858505B1 JP 2015021622 A JP2015021622 A JP 2015021622A JP 2015021622 A JP2015021622 A JP 2015021622A JP 5858505 B1 JP5858505 B1 JP 5858505B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging sheet
food
packaging
sealing
heating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015021622A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016141475A (ja
Inventor
小林 将男
将男 小林
小林 博紀
博紀 小林
吹上 透
透 吹上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobird Co Ltd
Original Assignee
Kobird Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobird Co Ltd filed Critical Kobird Co Ltd
Priority to JP2015021622A priority Critical patent/JP5858505B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5858505B1 publication Critical patent/JP5858505B1/ja
Publication of JP2016141475A publication Critical patent/JP2016141475A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】本発明は、フィルム状の包装シート材を用いて食材を包み込み包装シート材の外周部を絞り込んで熱融着することで、食材を完全に密封することができる食品用包装装置及び方法を提供することを目的とする。【解決手段】食品用包装装置は、合成樹脂製フィルムからなる包装シート材を切断して供給する包装シート供給部1と、供給された包装シート上に食材を所定量ずつ供給して配置する第一食材供給部2及び第二食材供給部3と、加熱手段を有する複数のシャッタ部材により囲まれた開口領域を形成するとともに開口領域内に挿入された包装シートの外周部をシャッタ部材を閉じる方向に動作させることで寄せ集めて食材を包み込み加熱手段により外周部を絞り込むように熱融着させて密封する封止部6とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、フィルム状の包装シート材を用いて食材を包み込み密封包装する食品用包装装置及び方法に関する。
従来より、お菓子等の食材をフィルム状の包装シート材で包み込み、包装シート材の外周部を寄せ集めて絞るようにして包装することが行われている。また、食材として加工前のペースト状の生地を包装シート材で包み込んで絞るように包装した状態に設定しておき、包装状態のまま蒸す等の加工を行い、製品化することも行われている。
こうした食材を包装シート材で包み込む包装方法は、これまで手作業により行われるのが一般的であるが、機械的に包装する方法も提案されている。例えば、特許文献1では、キャベツ、レタス等の物体をフィルムで包み込み、フィルムの隅角部を寄せ集めて溶着することで包装する装置が記載されている。また、特許文献2では、被包装物をフィルムシートで包み込み、フィルムの縁部を絞り部材により被包装物の上面に沿って重なり合った状態で絞り込み、フィルムを絞り込んだ重合部を溶着シールして封止する装置が記載されている。
特公昭46−40827号公報 特許第3806898号公報
特許文献1及び2に記載された装置では、食品をフィルムで包み込んで包装する際に、フィルムにより包み込んだ状態が維持されるように寄せ集めたフィルムの重なり合った箇所を溶着して封止している。フィルムの溶着によりフィルムの寄せ集めた部分がばらけることは防止されるものの、完全に密封されていないため、溶着した部分には、外気と連通する隙間が残留している。そのため、完全な密封包装とはなっていないため、液状又はペースト状の食品を包装することはできない。また、外気と連通した状態となることから、腐敗しやすい食品の包装には不向きで、食品の長期保存も難しい、といった課題がある。
そこで、本発明は、フィルム状の包装シート材を用いて食材を包み込み包装シート材の外周部を絞り込んで熱融着することで、食材を完全に密封することができる食品用包装装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明に係る食品用包装装置は、包装シート材を切断して供給する包装シート供給部と、供給された前記包装シート上に食材を所定量ずつ供給して配置する食材供給部と、内部に設けられた発熱部材及び先端側から延設されて取り付けられて当該発熱部材により加熱される加熱部材を有する複数のシャッタ部材により囲まれた開口領域を形成して当該開口領域の周囲に当該加熱部材を配置するとともに当該開口領域内に挿入された前記包装シートの外周部を当該シャッタ部材を閉じる方向に動作させることで寄せ集めて前記食材を包み込み当該加熱部材により当該外周部を絞り込むように熱融着させて密封する封止部とを備えている。さらに、カップ状の型体内に前記食材を前記包装シートとともに収容する複数の収容部を配置した移動部を備えており、前記包装シート供給部は、前記収容部に前記包装シートを載置するように供給し、前記食材供給部は、前記収容部に載置された前記包装シート上に所定量の前記食材を供給する。
本発明に係る食品用包装方法は、包装シート材を切断して供給し、供給された前記包装シート上に食材を所定量ずつ供給して配置し、内部に設けられた発熱部材及び先端側から延設されて取り付けられて当該発熱部材により加熱される加熱部材を有する複数のシャッタ部材により囲まれた開口領域を形成して当該開口領域の周囲に当該加熱部材を配置するとともに当該開口領域内に挿入された前記包装シートの外周部を当該シャッタ部材を閉じる方向に動作させることで寄せ集めて前記食材を包み込み当該加熱部材により当該外周部を絞り込むように熱融着させて密封する。
本発明は、上記のような構成を有することで、フィルム状の包装シート材を用いて食材を包み込み包装シート材の外周部を絞り込んで熱融着することで、食材を完全に密封することができる。
本発明に係る実施形態に関する概略平面図である。 図1のA−A方向から見た概略断面図である。 図1のB−B方向から見た概略断面図である。 シャッタ機構の開いた状態に関する概略平面図である。 シャッタ機構の閉じた状態に関する概略平面図である。 シャッタ機構の封止動作に関する説明図である。 シャッタ機構の変形例に関する概略平面図である。 シャッタ機構の変形例に関する概略平面図である。 シャッタ機構の変形例に関する概略平面図である。 シャッタ機構の変形例に関する概略平面図である。 食品用包装装置の工程に関する説明図である。 型体及びその型体で成形される包装物を例示する説明図である。 食品用包装装置の変形例に関する概略平面図である。 食品用包装装置の変形例に関する概略平面図である。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態に関する概略平面図である。食品用包装装置は、合成樹脂製フィルムからなる包装シート材を切断して供給する包装シート供給部1、供給された包装シート上に第一食材を所定量ずつ供給して配置する第一食材供給部2、包装シート上に第二食材を所定量ずつ供給して配置する第二食材供給部3、カップ状の型体内に食材を包装シートで包み込むように収容する複数の収容部4を備えた移動部5、加熱手段を有する複数のシャッタ部材を閉じる方向に動作させることで、収容部4の型体から上方に延出された包装シートの外周部を寄せ集めて食材を包み込み、加熱手段により絞り込んで熱融着させて密封する封止部6、及び、食材を包装シートで包み込んで絞り込むように密封した包装物を搬出する搬送部7を備えている。移動部5は、平面視円形状の搬送板50を備えており、搬送板50の外周側には、周方向に等間隔で複数の収容部4が配置されている。搬送板50の外側の周囲には、包装シート材供給部1、第一食材供給部2、第二食材供給部3、封止部6及び搬送部7が所定間隔を空けて配置されている。搬送板50を中心軸を中心に回転させることで、収容部4が回動して、各部に対向する位置に設定されるようになっている。
図2は、図1のA−A方向から見た概略断面図である。包装シート供給部1は、連続する所定幅の包装シート材が巻き取られた供給ロール10から送出部11の搬送ベルトに包装シート材を繰り出していく。図示せぬ吸着装置により搬送ベルトに包装シート材を吸着した状態で、シート供給位置に設定された収容部4に向かって包装シート材を搬送し、収容部4の上面に所定長さだけ繰り出した状態でカッタ12により切断する。こうして、正方形又は矩形状の包装シートSが収容部4の上面に配置される。
移動部5は、円筒状の筺体51を備えており、筺体51の上面に搬送板50が回動可能に取り付けられている。搬送板50の下面には、中心軸に沿って駆動軸52が固定されており、駆動軸52は駆動装置53により回転駆動されるようになっている。複数の収容部4は、搬送板50の外周側に等間隔を空けて配置され、搬送板50の下面に垂設された取付フレーム54により支持されている。取付フレーム54には、下端部に係止部54aが設けられており、中央部には支持アーム54bが設けられている。
支持アーム54bには、収容部4の支持体40が載置されており、支持体40の上部には型体41が取り付けられている。支持体40には、係止部54aとの間に引張りバネ55が係止されており、引張りバネ55により支持体40が支持アーム54bに密着した状態に設定されている。支持体40には、パイプ状の作動体42が上下方向に移動可能に挿通しており、作動体42は支持アーム54bを貫通して下方に延設されている。作動体42の上端部は、型体41の下部から内部に挿入されて作動板43が取り付けられており、作動体42の下端部には、図示せぬ吸気装置に接続されたエアパイプが連結している。また、作動体42の下部には作動ローラ44が回動可能に軸支されている。筺体51の内底面には、レール体57を支持する支持枠体56が立設されており、レール体57の上面の作動面に作動ローラ44が載置されている。レール体57は、封止部6の封止位置以外の収容部4の移動経路に沿って設けられている。そのため、レール体57の作動面の上下位置を変更することで作動ローラ44の上下位置が調整され、作動ローラ44の上下位置の調整に伴って作動体42が上下動して、作動体42の上端に取り付けた作動板43が型体41内で上下動するようになる。
図2では、こうした作動板43の上下位置を調整することで、包装シート供給部1に対向するシート供給位置に設定された収容部4では、型体41内の作動板43が型体41の上面にほぼ一致する位置まで上昇するように位置調整されて包装シートSが配置されるようになっている。また、図2の右側に示す収容部4では、包装シートSに食材Fが配置された状態で、作動体42内を吸気して包装シートSを作動板43に吸着し、作動板43を下降させて型体41内に包装シートSを食材Fとともに引き込むようにしている。包装シートSを型体41内に引き込むことで、包装シートSの外周部が型体41から上方に延出した状態となる。なお、作動板43の上面に多数の吸引口を形成して上面全体で包装シートSを吸着するように構成することもできる。
図3は、図1のB−B方向から見た概略断面図である。第一食材供給部2は、食材を投入するホッパ20を備えており、ホッパ20から送入された食材はポンプ21により連結管22を介して接続された吐出部23に圧送される。ポンプ21には、所定量ずつ食材を送給する公知のポンプを使用することができ、例えば、食材に応じてピストンポンプやベーンポンプが使用される。吐出部23の下方の食材供給位置に、包装シートSが載置された収容部4が設定され、吐出部23から包装シートS上に所定量の食材が吐出されるようになる。第二食材供給部3も第一食材供給部2と同様に構成されており、第一食材供給部2とは異なる食材が包装シートS上に所定量吐出される。こうした食材供給部は、供給する食材の種類に応じて適宜配置することができる。
供給する食材としては、特に限定されないが、例えば、餡、クリーム、ジャム、栗ペースト、カレー具材といったペースト状食材、白飯、赤飯、五目飯等の食材のように、おにぎりのように包装シートにより直接包装して提供される食材が好適である。また、こうした食材に、栗、梅、ギンナン等の粒状の固形食材を付加することも容易に行うことができる。固形食材については、図2に示すように、収容部4内に包装シートSを引き込んだ状態において、固形食材を投入することができる。固形食材の投入は、手作業により行うか、公知の供給装置を用いて行えばよい。
さらに、食材として、くず粉、餅粉、新粉、上用粉等を生地の状態で供給して絞り包装を行った後、包装された状態で蒸す等の加工処理を行うことで、食品を容易に製造することができる。すなわち、製造された包装食品は、包装シートを絞り包装により密封しているので、生地が漏出することなく容易に取り扱うことが可能となる。
封止部6は、加熱手段を有する複数のシャッタ部材を開閉するシャッタ機構60を備えている。図4及び図5は、シャッタ機構60に関する概略平面図であり、図4は、シャッタ部材63が開いた状態を示しており、図5は、シャッタ部材63が閉じた状態を示している。
シャッタ機構60は、上下一対の取付板61の間に回動板62が回動可能に挟持されている。取付板61の中央部分には、円形の開口部分61aが形成されており、開口部分61aに対応して回動板62にも同様に開口部分が形成されている。上側の取付板61の上面には、6枚のシャッタ部材63が開口部分61aの周囲に等間隔で配置されている。
各シャッタ部材63は、開口部分61a側の側面に金属材料等の伝熱性材料からなる加熱部材63aが先端側から延設されて取り付けられて封止面を形成している。各シャッタ部材63内部にはヒータ等の発熱部材63cが挿着されており、発熱部材63cの発熱により加熱部材63aが加熱されるようになっている。加熱部材63aの加熱温度は、包装シートの厚さや材質により適宜設定すればよく、加熱温度を検知する温度検知センサを取り付けて温度制御することで、最適な加熱処理を行うことができる。なお、加熱部材63aの封止面には、筋状又は格子状の凹凸面を形成しておくことで、封止部分の密封性を向上させることができる。
各シャッタ部材63の後端側には、取付板61に回転可能に軸支された回転軸63bに嵌合する孔部が形成されており、回転軸63bに孔部を嵌め込んでネジ等によりシャッタ部材63が取付固定される。回転軸63bには、シャッタ部材63とは反対側に連結板64の一端部が取付固定されており、連結板64の他端部には係止部64aが下方に突設されている。取付板61には、係止部64aの回動に沿って円弧状の長孔61bが形成されており、係止部64aは、長孔61b内に挿入されて、回動板62の外周縁に切り欠いて形成された係合部62aに嵌合している。
回動板62には、回転軸63bが貫通する長孔62cが形成されている。長孔62cは、回動板62の周方向に円弧状に形成されており、回動板62は、回転軸63bに対して長孔62cが摺動して回動するようになる。回動板62の外周縁部には、図示せぬ駆動装置に連結された連結アーム部材65が接続されており、駆動装置の駆動により連結アーム部材65が長手方向に往復揺動するようになっている。そのため、連結アーム部材65の往復揺動に連動して回動板62が周方向に往復揺動する回動動作を行うようになり、回動板62の回動動作に伴って係合部62aに嵌合する係止部64aとともに連結板64が回動動作を行うようになり、連結板64の回動動作に連動して回転軸63bを中心にシャッタ部材63が往復揺動し、シャッタ機構60が開閉動作を行うようになる。
図3に示すように、移動部5により収容部4が封止部6の封止位置に設定されると、移動部5内に設けられた昇降部58により収容部4が上方に上昇するようになっている。昇降部58は、上下方向に沿って取り付けられた本体部58aを備えており、本体部58aは、図示せぬ駆動装置により上下動するようになっている。本体部58aには、上部に係合部材58bが中心側に向かって突設されており、下部にローラ支持部材58cが中心側に向かって突設されている。係合部材58bは、支持体40において側方に突設された係止部40aに係合するようになっており、ローラ支持部材58cは、作動ローラ44を支持するようになっている。
収容部4が封止位置に移動してくると、昇降部58は、点線で示す下方の待機位置に配置されており、ローラ支持部材58cがレール体57の端部と上下位置がほぼ一致するように設定されている。そのため、封止位置では、収容部4の作動ローラ44がレール体57からローラ支持部材58cに乗り移るようになる。その際に、収容部4の係止部40aが係合部材58bの上面に配置されて係合した状態となる。こうして収容部4が昇降部58に乗り移って支持された状態で、本体部58aが上昇することで、収容部4の型体41内に収容された包装シート及び食材Fがシャッタ機構60に向かって移動するようになる。シャッタ機構60のシャッタ部材63は、開いた状態に設定されており、シャッタ部材63の下方に型体41の上面が配置された作動位置に設定される。作動位置では、包装シートSの上方に延出した外周部が開口部分61aに挿入された状態となり、この状態でシャッタ部材63を閉じる方向に回動させることで、包装シートSの外周部を絞り込んで熱融着により密封状態にする。
図6は、シャッタ機構60の封止動作に関する説明図である。図6(a)に示すように、シャッタ部材63を開いた状態に設定して、開口部分に包装シートSの外周部を挿入した状態に設定する。シャッタ部材63の加熱部材63aは所定温度に加熱した状態となっており、包装シートSの外周部は加熱部材63aに囲まれた状態で接触して加熱されるようになる。図6(b)に示すように、シャッタ部材63が閉じる方向に回動することで、シャッタ部材63の加熱部材63aで囲まれる開口領域が狭くなっていき、加熱部材63aが包装シートSの外周部に押し当てられ、加熱部材63aとの接触する部分が均等に加熱されるようになる。そして、図6(c)に示すように、シャッタ部材63をさらに閉じる方向に回動して開口領域を小さくし、加熱部材63aにより加熱された部分を寄せ集めて絞り込むように圧着させることで、加熱された部分全体が熱融着して密封されるようになる。シャッタ部材63により包装シートSの外周部を寄せ集めて絞り込むようにしているので、包装シートS内にできるだけ空気が含まれないようにした状態で密封することができる。
加熱部材63aの加熱温度は、包装シートの材料の軟化温度に基づいて設定すればよく、圧着する前の段階では包装シートが溶融することなく軟化して熱融着可能な状態に加熱することで、圧着により確実に密封されるようになる。
上述したように、包装シートの外周部を囲むように加熱部材が配置されているので、外周部を均等に加熱することができ、加熱部材を周囲から押し当てながら外周部を中心に向かって寄せ集めるように絞り込むことで、外周部を熱融着により確実に密封状態とすることが可能となる。
以上説明したシャッタ機構60では、加熱部材を取り付けた6枚のシャッタ部材63を用いているが、この構成に限定されることはない。例えば、図7では、8枚のシャッタ部材63’を回動することで開閉動作を行うことができ、上述したシャッタ機構60と同様に封止動作を行うことが可能となっている。また、図8では、4枚のシャッタ部材63”を回動することで開閉動作を行うことができ、この例でもシャッタ機構60と同様の封止動作を行うことが可能である。
また、シャッタ部材を上述のような回動以外の動きで動作させるシャッタ機構を用いることもできる。例えば、図9に示すように、6枚のシャッタ部材100の側面に各々前縁部100a及び後縁部100bを備え、各シャッタ部材100が互いに矢印方向へスライド直線移動することにより開閉動作するシャッタ機構を用いたり、図10の(a)及び(b)に示すように、6枚のシャッタ片101の側面に各々前縁部101a及び後縁部101bを備え、各シャッタ部材101が作用ピン102の矢印方向への回転運動に応じて直線運動しながら揺動することにより開閉動作するシャッタ機構を用いたり、各シャッタ部材が連続回転して開閉動作するシャッタ機構を用いたり、種々のシャッタ機構を採用することができる。
要は、シャッタ部材の開口領域の周囲に加熱部材を配置し、シャッタ部材を閉じる方向に動作させることで、開口領域に挿入された包装シートの周囲を加熱部材により加熱しながら圧着することが可能であれば、本発明の封止部のシャッタ機構として用いることが可能であり、シャッタ部材の枚数、形状及び動作は特に限定されることはない。
搬出部7は、搬送板50の外周縁に近接して配置された搬出コンベヤ70を備えている。封止部6において食材を包装シートで包み絞り込んで密封した包装物を載置した収容部4が搬出コンベヤ70の搬入位置に設定されると、収容部4から搬出コンベヤ70の搬送面に包装物を移送して搬出するようになっている。
図11は、食品用包装装置の工程に関する説明図である。まず、包装シート供給部において包装シートSが収容部4に供給される(図11(a))。収容部4の作動体42は上昇した位置に設定されており、作動板43は型体41の上面とほぼ面一となるように設定されている。次に、食材供給部では、必要な食材Fが所定量ずつ供給されて包装シートS上に配置される(図11(b))。食材の供給後、作動体42内を通して空気が吸引されて作動板43に包装シートSが吸着されるようになる。作動板43に包装シートSを吸着した状態で作動体42を下方に移動させて、食材Fとともに包装シートSを型体41内に引き込むようにする(図11(c))。包装シートSは型体41内に引き込まれることで、外周部が上方に延出した状態に設定される。包装シートSを型体41内に収容した後、必要に応じて固形食材を投入する。次に、封止部において、型体41及び作動体42を上昇させて、シャッタ機構60内に包装シートSが挿入された状態に設定し、シャッタ部材63を閉じる方向に動作させる。シャッタ部材63に設けられた加熱部材により包装シートSの外周部を加熱しながら寄せ集めて絞り込むように圧着し、包装シートSの外周部を熱融着させて密封する(図11(d))。そして、型体41及び作動体42を下降させて型体41及び作動板43の上面を搬送板50とほぼ面一となる位置に設定し(図11(e))、作動板43に載置された包装物Hを搬出部に移送して搬出する。
図12は、型体41及びその型体で成形される包装物Hを例示する説明図である。図12(a)には、様々形状の型体41を示しており、図12(b)には、各型体41により成形された包装物Hをその下側に示している。シャッタ部材63により包装シートSの外周部を寄せ集めて絞り込む際に、食材Fが型体41内に押し込まれるようになり、型体41の内面形状に沿った形状に成形されるようになる。そのため、図示したように、様々な形状に容易に成形することができる。
以上説明した例では、円形の搬送板に複数の収容部を等間隔で配置し、包装シート供給部、食材供給部、封止部及び搬出部を搬送板の外側に配置しているが、こうした配置に限定されることはない。
図13は、食品用包装装置の変形例に関する概略平面図である。この例では、円形の搬送板の周囲に、包装シート供給部201、第一食材供給部202、第二食材供給部203、封止部204及び搬出部205をそれぞれ一対ずつ配置している。こうして各部を配置することで、同時に2つずつ食材を包装シートにより包装処理することが可能となり、生産性を格段に向上させることができる。
また、図14は、食品用包装装置の別の変形例に関する概略平面図である。この例では、包装シート供給部301、第一食材供給部302、第二食材供給部303及び封止部304を直列状に配置している。そして、包装シート供給部301から供給された包装シートを搬送コンベヤにより搬送しながら、第一食材供給部302及び第二食材供給部303において包装シート上に食材を配置する。食材が配置された包装シートは、封止部304に移送されて、包装シートの外周部をシャッタ部材を閉じる方向に動作させることで寄せ集めて食材を包み込み、シャッタ部材に設けられた加熱部材により包装シートの外周部を絞り込むように熱融着させて密封する封止処理が行われる。得られた包装物は、搬出コンベヤにより搬出されるようになる。
1・・・包装シート供給部、2・・・第一食材供給部、3・・・第二食材供給部、4・・・収容部、5・・・移動部、6・・・封止部、7・・・搬出部

Claims (3)

  1. 包装シート材を切断して供給する包装シート供給部と、供給された前記包装シート上に食材を所定量ずつ供給して配置する食材供給部と、内部に設けられた発熱部材及び先端側から延設されて取り付けられて当該発熱部材により加熱される加熱部材を有する複数のシャッタ部材により囲まれた開口領域を形成して当該開口領域の周囲に当該加熱部材を配置するとともに当該開口領域内に挿入された前記包装シートの外周部を当該シャッタ部材を閉じる方向に動作させることで寄せ集めて前記食材を包み込み当該加熱部材により当該外周部を絞り込むように熱融着させて密封する封止部とを備えている食品用包装装置。
  2. カップ状の型体内に前記食材を前記包装シートとともに収容する複数の収容部を配置した移動部を備えており、前記包装シート供給部は、前記収容部に前記包装シートを載置するように供給し、前記食材供給部は、前記収容部に載置された前記包装シート上に所定量の前記食材を供給する請求項1に記載の食品用包装装置。
  3. 包装シート材を切断して供給し、供給された前記包装シート上に食材を所定量ずつ供給して配置し、内部に設けられた発熱部材及び先端側から延設されて取り付けられて当該発熱部材により加熱される加熱部材を有する複数のシャッタ部材により囲まれた開口領域を形成して当該開口領域の周囲に当該加熱部材を配置するとともに当該開口領域内に挿入された前記包装シートの外周部を当該シャッタ部材を閉じる方向に動作させることで寄せ集めて前記食材を包み込み当該加熱部材により当該外周部を絞り込むように熱融着させて密封する食品用包装方法。
JP2015021622A 2015-02-05 2015-02-05 食品用包装装置及び方法 Active JP5858505B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015021622A JP5858505B1 (ja) 2015-02-05 2015-02-05 食品用包装装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015021622A JP5858505B1 (ja) 2015-02-05 2015-02-05 食品用包装装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5858505B1 true JP5858505B1 (ja) 2016-02-10
JP2016141475A JP2016141475A (ja) 2016-08-08

Family

ID=55301011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015021622A Active JP5858505B1 (ja) 2015-02-05 2015-02-05 食品用包装装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5858505B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102114836B1 (ko) * 2017-12-11 2020-05-25 주식회사 신풍이엠에스 포장지의 중앙묶음장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336285Y2 (ja) * 1973-12-26 1978-09-05
JPH02180107A (ja) * 1988-12-23 1990-07-13 Taku Nakasaki 固形物の包装装置
JPH03133710A (ja) * 1989-10-17 1991-06-06 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 野菜包装装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336285Y2 (ja) * 1973-12-26 1978-09-05
JPH02180107A (ja) * 1988-12-23 1990-07-13 Taku Nakasaki 固形物の包装装置
JPH03133710A (ja) * 1989-10-17 1991-06-06 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 野菜包装装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016141475A (ja) 2016-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10640251B2 (en) Automatic packaging machine for filling a bag made of a heat-sealable material with a dose of a loose product
JP4274569B2 (ja) 食品素材の押し出し方法及びその装置
US3097462A (en) langdon
JP6219120B2 (ja) 食物収納袋形成装置
JP5858505B1 (ja) 食品用包装装置及び方法
JP2003052299A (ja) 食品の包み込み成形方法とその装置
KR20180041143A (ko) 제품, 바람직하게는 각각의 액체에서의 인퓨전에 의한 음료를 제조하기 위한 식품을 제조하는 장치
CN111232284A (zh) 一种面条分装称重系统
KR100508219B1 (ko) 포장재의 체크밸브 장착장치
KR101679626B1 (ko) 박스 자동 포장 장치
JP5661904B1 (ja) 包被食品成形装置及び方法
US10960994B2 (en) Apparatus and methods of packaging particulates for settling
KR101875110B1 (ko) 소시지 롤빵 제조장치
JP6231348B2 (ja) 食物収納包装方法
JP6152132B2 (ja) ひねり包装装置
CN205150346U (zh) 一种全自动真空封装机
US2838897A (en) Wrapping machine
JP4045320B2 (ja) 食品成形装置
JP2003333979A (ja) 食品成形方法及びその方法に用いる型打装置
KR102253034B1 (ko) 식품을 청결하게 포장하는 식품제조장치
CN210793868U (zh) 一种自动包装机控量热封装置
CN209882909U (zh) 一种披萨售货机
WO2008053600A1 (fr) Dispositif d'étanchéité et machine d'emballage l'utilisant
CN108454922B (zh) 一种自动包装机
CN211893787U (zh) 面条分装称重分装盒

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151109

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20151118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5858505

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250