JP5858075B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技球を使用するパチンコ機、メダルまたは遊技球使用の回胴遊技機などの各種の遊技機に関する。
従来、この種の遊技機は、例えば、当該遊技機の外殻を形成し遊技場(ホール)の遊技島に固定される箱型の筐体と、この筐体の正面視での左端側を開閉軸として当該筐体に対して開閉可能に支持される前面扉と、を備えている。
また、この前面扉は、機種名や各役の賞球数などの説明を表示するための表示パネルを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−166879号公報(第6頁,第1,2図)
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の遊技機では、例えば、表示パネルは、ネジ等により固定されているが、表示パネルのメンテナンス等の作業が面倒となる場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、表示パネルをメンテナンスする場合の作業性を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、
遊技に関する固定情報が表示された表示パネルと、
前記表示パネルが端部の挿入口から装着される被装着体と、
前記被装着体の前記端部の近傍箇所に基端部が配設され、当該基端部から前記挿入口にかからない方向に延びた部材と、を備え、
前記部材は、
前記部材での途中箇所から延出され、当該延出された側の先端側が、前記表示パネルの移動を規制する第1状態と前記規制を解除する第2状態とに変位することが可能な規制部と、
前記規制部よりも前記部材での先端側で且つ前記挿入口にかからない位置に配設され、操作者による操作を受けると前記挿入口にかからない方向に変位することで、前記規制部を前記第1状態から前記第2状態に変位させる解除操作部と、
前記被装着体の前記挿入口をその挿入方向視した状態において、前記解除操作部が操作された場合に前記規制部が前記挿入口から離れる方向に撓む撓み部と、を備える
ことを特徴とするものである。
この発明に係る遊技機によれば、表示パネルをメンテナンスする場合の作業性を向上させることができる。
本明細書は、次のような遊技機に係る発明も開示している。
なお、本明細書中で言う「遊技に関する固定情報」は、遊技機の名称や、その遊技機に関する名称や、遊技機に関するキャラクタや、遊技機の遊技説明や、役の説明など種々の固定的な情報が挙げられる。
(0) 遊技に関する固定情報が表示された表示パネルを有する表示パネル部を備える遊技機において、
前記表示パネル部は、
前記表示パネルが端部の挿入口からスライド装着される被装着体と、
前記被装着体に設けられ、挿入された前記表示パネルの抜き取り方向への移動を規制する規制手段と、
操作者による操作によって前記規制手段の規制を解除する解除操作手段と、
を備え、
前記解除操作手段は、前記表示パネルの前記被装着体へのスライド装着または取り外しの際に前記表示パネルの装抜領域に人手を進入させない前記被装着体での所定箇所に設けられている
ことを特徴とする遊技機。
前記(0)に記載の発明によれば、遊技機は、遊技に関する固定情報が表示された表示パネルを有する表示パネル部を備えている。この表示パネル部は、表示パネルが端部の挿入口からスライド装着される被装着体と、この被装着体に設けられ、挿入された表示パネルの抜き取り方向への移動を規制する規制手段と、操作者による操作によって規制手段の規制を解除する解除操作手段と、を備えている。解除操作手段は、表示パネルの被装着体へのスライド装着または取り外しの際にこの表示パネルの装抜領域に人手を進入させない、被装着体での所定箇所に設けられている。つまり、解除操作手段は、表示パネルの装抜方向である操作軸線上に操作者の人手を位置させない、被装着体での所定箇所に設けられている。
したがって、操作者が解除操作手段を操作するだけで、規制手段の規制を解除することができ、この規制解除状態において表示パネルを被装着体に対してスライド装着またはスライド取り外しすることができ、表示パネルの装抜に関してネジ等の取り付けや取り外しが不要であり、表示パネル部(例えば、表示パネルや表示パネル部の内部)をメンテナンスする場合の作業性に優れる。
また、解除操作手段は、表示パネルの被装着体へのスライド装着または取り外しの際にこの表示パネルの装抜領域に人手を進入させない、被装着体での所定箇所に設けられているので、表示パネルの被装着体へのスライド装着または取り外しの際において、解除操作手段を操作する操作者の手が表示パネルの装抜領域に入らず(位置させず)、この人手が表示パネルの装抜を邪魔するようなことがなく、表示パネルの被装着体へのスライド装抜作業性に優れている。
その結果、表示パネル部をメンテナンスする場合の作業性を向上させることができる遊技機を提供することができる。
(1) 前記(0)に記載の遊技機において、
前記解除操作手段は、操作者による操作を受ける操作部を備え、
前記操作部は、前記表示パネルの前記被装着体へのスライド装着または取り外しの際に前記表示パネルの装抜領域に人手を進入させない前記被装着体での所定箇所に設けられている
ことを特徴とする遊技機。
前記(1)に記載の発明によれば、解除操作手段は、操作者による操作を受ける操作部を備えている。この操作部は、表示パネルの被装着体へのスライド装着または取り外しの際に表示パネルの装抜領域に人手がかからない、被装着体での所定箇所に設けられている。したがって、表示パネルの被装着体へのスライド装着または取り外しの際において、解除操作手段の操作部を操作する操作者の手が表示パネルの装抜領域に入らず、この人手が表示パネルの装抜を邪魔するようなことがなく、表示パネルの被装着体へのスライド装抜作業性に優れている。
(2) 前記(1)に記載の遊技機において、
前記解除操作手段は、前記被装着体の前記挿入口をその挿入方向視した状態において、前記被装着体での当該挿入口以外の箇所に基端部が配設されてこの基端部から前記挿入口にかからない方向に延びた棒状部材と、前記棒状部材の先端側で、かつ、操作者の人手が前記挿入口にかからない箇所に配設された前記操作部と、を備え、
前記規制手段は、前記棒状部材での前記基端部と前記先端部との間の箇所から延びてその先端側が前記挿入口にかかる止め部材を備え、
前記解除操作手段は、前記操作部の操作により前記止め部材の先端側が前記挿入口にかからない位置に変位するように前記棒状部材が弾性変形する
ことを特徴とする遊技機。
前記(2)に記載の発明によれば、解除操作手段は、被装着体の挿入口をその挿入方向視した状態において、被装着体での当該挿入口以外の箇所に基端部が配設されてこの基端部から挿入口にかからない方向に延びた棒状部材と、この棒状部材の先端側で、かつ、操作者の人手が挿入口にかからない箇所に配設された操作部とを備えている。規制手段は、棒状部材での基端部と先端部との間の箇所から延びてその先端側が挿入口にかかる止め部材を備えている。解除操作手段は、操作部の操作により止め部材の先端側が挿入口にかからない位置に変位するように棒状部材が弾性変形するので、表示パネルの被装着体へのスライド装着または取り外しの際において、解除操作手段の操作部を操作する操作者の手が表示パネルの装抜領域に入らず、この人手が表示パネルの装抜を邪魔するようなことがなく、表示パネルの被装着体へのスライド装抜作業性に優れている。
(3) 前記(2)に記載の遊技機において、
前記被装着体の前記挿入口をその挿入方向視した状態で、当該被装着体での操作者に向く面が前面側としその前面側とは反対側が奥面とした場合に、
前記棒状部材は、前記挿入口以外で奥側の箇所に前記基端部が配設されてこの基端部から前記挿入口にかからない方向に延びており、
前記操作部は、操作者の人手が前記挿入口にかからない箇所で前記挿入口よりも下側に配設され、
前記止め部材は、その先端側が前記挿入口にかかるように位置しており、前記操作部の操作によってその先端側が前記挿入口にかからないに位置に変位する
ことを特徴とする遊技機。
前記(3)に記載の発明によれば、被装着体の挿入口をその挿入方向視した状態で、当該被装着体での操作者に向く面が前面側としその前面側とは反対側が奥面とした場合に、棒状部材は、挿入口以外で奥側の箇所に基端部が配設されてこの基端部から挿入口にかからない方向に延びており、操作部は、操作者の人手が挿入口にかからない箇所で挿入口よりも下側に配設され、止め部材は、その先端側が挿入口にかかるように位置しており、操作部の操作によってその先端側が挿入口にかからないに位置に変位するので、表示パネルの被装着体へのスライド装着または取り外しの際において、解除操作手段の操作部を操作する操作者の手が表示パネルの装抜領域に入らず、この人手が表示パネルの装抜を邪魔するようなことがなく、表示パネルの被装着体へのスライド装抜作業性に優れている。また、棒状部材が被装着体の奥側にあるので邪魔になることもない。
(4) 前記(2)または(3)に記載の遊技機において、
前記表示パネルは、その正面視で横長板状としていることを特徴とする遊技機。
前記(4)に記載の発明によれば、表示パネルは、その正面視で横長板状としており、解除操作手段の操作部を操作する操作者の手が表示パネルの装抜領域に入る位置にこの操作部を設けている場合には、横長板状の表示パネルを被装着体にスライド装着する間中や取り外す間中にわたってこの操作部を操作する手が表示パネルに当らないように逃がした無理な姿勢としなければならず、操作し辛かったが、解除操作手段の操作部を操作する操作者の手が表示パネルの装抜領域に入らない位置にこの操作部を設けているので、横長板状の表示パネルを被装着体にスライド装着または取り外す際にこの操作部を操作する手が邪魔にならないので、楽な姿勢で操作部を操作でき、操作性に優れている。
(5) 前記(2)から(4)のいずれかひとつに記載の遊技機において、
前記止め部材は、その先端側が円弧形状となっていることを特徴とする遊技機。
前記(5)に記載の発明によれば、止め部材は、その先端側が円弧形状となっているので、表示パネルのスライド装着または取り外す際に、止め部材の円弧形状に先端が表示パネルの表面に触れたとしても、この表示パネルの表面に傷を付けることが低減され、より安全性に優れている。
(6) 前記(2)から(5)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記棒状部材は、前記被装着体の前記挿入口をその挿入方向視した状態において、前記操作部が押された場合に前記止め部材が前記挿入口から離れる方向に撓む撓み部を備えていることを特徴とする遊技機。
前記(6)に記載の発明によれば、棒状部材は、被装着体の挿入口をその挿入方向視した状態において、操作部が押された場合に止め部材が挿入口から離れる方向に撓む撓み部を備えているので、棒状部材を弱く押すだけで撓み部が撓んでこの棒状部材の先端側(正確に言えば止め部材)を挿入口から離すことができ、棒状部材を必要以上に強く押下せずとも棒状部材の押下変形を好適に実現できる。また、棒状部材の押下力は撓み部が変形することでその棒状部材の先端側をその力方向に逃がすようにして吸収でき、棒状部材が破壊されることも低減できる。
(7) 前記(0)から(6)のいずれか一つに記載の遊技機において、
本体部材と、この本体部材の前面側で当該本体部材に対して開閉可能に支持される扉部材と、複数の図柄が表示されたリールを回動・停止する回動リール装置とを備え、
前記扉部材は、前記回動リール装置でのリールが視認可能な視認窓を備え、かつ、遊技に関する固定情報を少なくとも表示する情報表示手段を前記視認窓以外の箇所に備え、
前記情報表示手段は、遊技に関する固定情報が少なくとも表示された前記表示パネルと、前記表示パネルに向けて光を照射する棒状の冷陰極管と、前記冷陰極管を前記表示パネルの背面側に固定する固定手段と、前記冷陰極管での管内電極部がそれぞれ存する両端部のうちの一方の端部と前記表示パネルとの間に配置された、表示部を有する表示制御基板とを備え、
前記表示パネルは、前記表示制御基板の前記表示部での表示によって所定の遊技情報が表示される遊技情報表示領域を、前記表示制御基板の対応する箇所に設け、
前記固定手段は、前記冷陰極管での前記表示制御基板に近い方の端部である第1端部箇所を覆う覆い部を備えている
ことを特徴とするものである。
前記(7)に記載の発明によれば、遊技機は、本体部材と、この本体部材の前面側で当該本体部材に対して開閉可能に支持される扉部材と、複数の図柄が表示されたリールを回動・停止する回動リール装置とを備えている。扉部材は、回動リール装置でのリールが視認可能な視認窓を備え、かつ、遊技に関する固定情報を少なくとも表示する情報表示手段を、視認窓以外の箇所に備えている。情報表示手段は、遊技に関する固定情報が少なくとも表示された表示パネルと、表示パネルに向けて光を照射する棒状の冷陰極管と、この冷陰極管を表示パネルの背面側に固定する固定手段と、冷陰極管での管内電極部がそれぞれ存する両端部のうちの一方の端部と表示パネルとの間に配置された、表示部を有する表示制御基板と、を備えている。表示パネルは、表示制御基板の表示部での表示によって所定の遊技情報が表示される遊技情報表示領域を、表示制御基板の対応する箇所に設けている。固定手段は、冷陰極管での表示制御基板に近い方の端部である第1端部箇所を覆う覆い部を備えている。
したがって、表示制御基板の表示部での表示によって所定の遊技情報が表示される遊技情報表示領域を情報表示手段の表示パネルの方に移設することで、遊技者が常に注視する注視領域に、より大きな液晶表示装置などの表示装置を配置可能とすることができ、さらなる遊技の興趣性の向上を図ることができ、前面扉の注視領域を遊技の興趣性向上に関して有効活用できる。
さらに、固定手段は冷陰極管を表示パネルの背面側に固定し、この固定手段の覆い部は、冷陰極管での表示制御基板に近い方の端部である第1端部箇所を覆っているので、冷陰極管の第1端部と遊技情報表示装置(例えば表示制御基板)との距離をとることができ、つまり、両者についての空間距離ではなく沿面距離をとることができ、冷陰極管の第1端部により遊技情報表示装置が悪影響(例えば、高電圧や静電気などによる悪影響)を受けることを低減できる。また、冷陰極管の両端部、正確にはガラス管の両端部でその内部に封止配設された各電極にはこの電極に接続されたケーブルを介して高電圧が印加されているが、冷陰極管での高電圧印加電極を内在する第1端部が固定手段の覆い部で覆われているので、冷陰極管の第1端部が遊技情報表示装置に接触することを防止できる。
(8) 前記(7)に記載の遊技機において、
前記筒状部材は、その両端のうちの一方側に、前記冷陰極管の端部が挿入される挿入口を備え、その他方側を閉鎖した閉鎖部を備えている
ことを特徴とする遊技機。
前記(8)に記載の発明によれば、筒状部材は、その両端のうちの一方側に、冷陰極管の端部が挿入される挿入口を備え、その他方側を閉鎖した閉鎖部を備えているので、筒状部材の挿入口から挿入された冷陰極管の第1端部はこの筒状部材の閉鎖部で止められ、冷陰極管がその筒状部材の他方側から突き出たり抜け落ちたりすることがない。また、筒状部材の他端側が閉鎖部となっているので、冷陰極管の第1端部と遊技情報表示装置との距離をとることができ、つまり、両者についての空間距離ではなく沿面距離をとることができ、冷陰極管の第1端部により遊技情報表示装置が悪影響(例えば、高電圧や静電気などによる悪影響)を受けることを低減できる。
(9) 前記(8)に記載の遊技機において、
前記冷陰極管での前記筒状部材に挿入される前記第1端部および前記筒状部材は、前記筒状部材に挿入された前記冷陰極管がその長手方向を軸心として回動することを抑止する嵌合手段を備えている
ことを特徴とする遊技機。
前記(9)に記載の発明によれば、冷陰極管の筒状部材に挿入される第1端部および筒状部材は、筒状部材に挿入された冷陰極管がその長手方向を軸心として回動することを抑止する嵌合手段を備えているので、筒状部材に挿入された冷陰極管がその長手方向を軸心として回動することを抑止でき、冷陰極管に接続されたケーブルの筒状部材内の位置がこの冷陰極管の回動によって変更されることを低減でき、冷陰極管の回動によってこの冷陰極管のケーブルに無理な負荷がかかることを低減できる。
(10) 前記(9)に記載の遊技機において、
前記嵌合手段は、前記冷陰極管の前記第1端部の外周の所定箇所に形成された第1平面部と、前記筒状部材の内周の所定箇所に形成された、前記第1平面部に対応する第2平面部とを備え、前記冷陰極管の前記第1端部が前記筒状部材に挿入された状態で、前記第1平面部と前記第2平面部との当接によって前記冷陰極管の回動を抑止するものである
ことを特徴とする遊技機。
前記(10)に記載の発明によれば、嵌合手段は、冷陰極管の第1端部の外周の所定箇所に形成された第1平面部と、筒状部材の内周の所定箇所に形成された、第1平面部に対応する第2平面部とを備え、冷陰極管の第1端部が筒状部材に挿入された状態で、第1平面部と第2平面部との当接によって冷陰極管の回動を抑止するものであるので、冷陰極管の回動を好適に抑止できる。
(11) 前記(8)から(10)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記筒状部材は、その内部での前記表示パネルから離れた箇所である背面箇所に、前記冷陰極管の前記第1端部が当該背面箇所からさらに背面方向に移動するのを規制する規制部を備え、
さらに、前記筒状部材は、前記冷陰極管の前記第1端部内の管内電極部に接続されたケーブルが敷設される敷設空間部を、この筒状部材の内部で前記規制部よりも背面方向に形成している
ことを特徴とする遊技機。
前記(11)に記載の発明によれば、筒状部材は、その内部での表示パネルから離れた箇所である背面箇所に、冷陰極管の第1端部が当該背面箇所からさらに背面方向に移動するのを規制する規制部を備えている。さらに、この筒状部材は、冷陰極管の第1端部内の管内電極部に接続されたケーブルが敷設される敷設空間部を、当該筒状部材の内部で規制部よりも背面方向に形成している。したがって、筒状部材に挿入された第1端部は規制部によってそれ以上に背面方向へ移動することが規制されており、しかも敷設空間部によって、冷陰極管の第1端部のケーブルの敷設空間が確保されているので、冷陰極管が背面方向への移動することでこの第1端部と筒状部材の内周とでケーブルが挟み込まれるようなことがないし、ケーブル敷設位置を確実ならしめることができる。
(12) 前記(8)から(11)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記固定手段は、前記冷陰極管の両端のうちで前記筒状部材に挿入される前記第1端部とは反対側の端部である第2端部を保持する保持部を備え、
前記保持部は、前記表示パネルに向けて突出して所定の間隔を空けて配設された一対の保持片を有し、この一対の保持片間に前記冷陰極管の前記第2端部が前記表示パネル側から入れられて保持されるようになっている
ことを特徴とする遊技機。
前記(12)に記載の発明によれば、固定手段は、冷陰極管の両端のうちで筒状部材に挿入される第1端部とは反対側の端部である第2端部を保持する保持部を備えている。保持部は、表示パネルに向けて突出して所定の間隔を空けて配設された一対の保持片を有し、この一対の保持片間に冷陰極管の第2端部が表示パネル側から入れられて保持されるようになっているので、まず、冷陰極管の第2端部を固定手段の一対の保持片間に押し入れることで、この冷陰極管を片取付状態とし、この片取付状態の冷陰極管の第1端部が固定手段の筒状部材に挿入されるようにスライド移動させ、冷陰極管を表示パネルの背面側に固定することができる。つまり、冷陰極管の第2端部を固定手段の一対の保持片間に押し入んだ片取付状態からその第1端部を筒状部材に挿入するようにスライド移動させるようにして冷陰極管を取り付けることができるし、取り外す際にはその逆の手順で行えばよいので、着脱作業が容易である。さらに、冷陰極管を取り外す際には、冷陰極管の第1端部を筒状部材から抜き出してこの冷陰極管の第2端部を一対の保持片から外すため、冷陰極管の第1端部を表示制御基板の方向に向けて取り外す訳ではないので、冷陰極管の第1端部が表示制御基板に接触するようなことを低減でき、安全性にも優れている。
(13) 前記(12)に記載の遊技機において、
前記冷陰極管の前記第2端部は、外周で両側箇所に形成された一対の第3平面部を備え、
前記一対の保持片は、その互いに向き合う面側に、前記一対の第3平面部と対応する第4平面部を備え、
前記一対の保持片の両第4平面部に前記第2端部の前記一対の第3平面部がそれぞれ対向して当接または近接する状態でこの一対の保持片間に前記第2端部が保持されるようになっている
ことを特徴とする遊技機。
前記(13)に記載の発明によれば、冷陰極管の第2端部は、外周で両側箇所に形成された一対の第3平面部を備えている。一対の保持片は、その互いに向き合う面側に、一対の第3平面部と対応する第4平面部を備えている。一対の保持片の両第4平面部に第2端部の一対の第3平面部がそれぞれ対向して当接または近接する状態でこの一対の保持片間に第2端部が保持されるようになっているので、冷陰極管の第2端部を一対の保持片間で面支持することができ、保持性に優れているし、第2端部の方でもこの冷陰極管の回動を防止することができる。
(14) 前記(0)から(13)のいずれか一つに記載の遊技機において、
本体枠と、この本体枠の前面側に開閉可能に支持される前面扉部材と、この前面扉部材の裏面側に開閉可能に支持される裏面側部材とを備え、
前記裏面側部材は、その裏面側に、遊技表示演出を表示する画像表示装置が取り付けられ、かつ、その前面側から前記画像表示装置の表示画面が視認可能となっており、裏面視でその周縁部分のうちで少なくとも前記画像表示装置の周囲での所定箇所が裏面側の方に延出した延出縁を備え、
前記画像表示装置は、前記裏面側部材の取付位置に位置させた状態で、操作者により操作を受ける操作部を解除位置から固定位置に操作することでこの裏面側部材に固定する固定手段を備え、
前記裏面側部材は、前記画像表示装置をこの裏面側部材の取付位置に位置させた状態で前記操作部の対応する前記延出縁での箇所に、前記操作部を操作するための開口部を備え、
前記前面扉部材は、前記裏面側部材を閉じた状態で当該裏面側部材の前記開口部を覆う被覆部を備えている
ことを特徴とするものである。
前記(14)に記載の発明によれば、遊技機は、本体枠と、この本体枠の前面側に開閉可能に支持される前面扉部材と、この前面扉部材の裏面側に開閉可能に支持される裏面側部材とを備えている。裏面側部材は、その裏面側に、遊技表示演出を表示する画像表示装置とが取り付けられ、かつ、その前面側から画像表示装置の表示画面が視認可能となっており、裏面視でその周縁部分のうちで少なくとも画像表示装置の周囲での所定箇所が裏面側の方に延出した延出縁を備えている。画像表示装置は、裏面側部材の取付位置に位置させた状態で、固定手段の操作部が操作者により解除位置から固定位置に操作されることで、固定手段によって裏面側部材に固定される。裏面側部材は、画像表示装置をこの裏面側部材の取付位置に位置させた状態で操作部の対応する延出縁での箇所に、操作部を操作するための開口部を備えている。前面扉部材は、裏面側部材を閉じた状態でこの裏面側部材の開口部が被覆部によって覆われる。
したがって、裏面側部材の延出縁の所定箇所には、画像表示装置を固定する固定手段の操作部を操作するための開口部を備えており、裏面側部材を前面扉部材から開いた状態では、操作者が延出縁の開口部を介して固定手段の操作部を操作することができ、大型の画像表示装置を搭載する場合でもこの画像表示装置の着脱を容易に行うことができる。また、このような開口部を裏面側部材に形成しても、裏面側部材を前面扉部材に閉じた状態にした場合には、前面扉部材の被覆部で裏面側部材の延出縁の開口部が覆われているので、延出縁の開口部を露出させない状態とすることができ、この開口部を不正に利用する不正行為を低減できる。
その結果、裏面側部材での遊技性を上げるための配置(例えば裏面側部材の奥位置)への画像表示装置の着脱作業が容易で、かつ、不正行為を低減できる遊技機を提供することができる。
(15) 前記(14)に記載の遊技機において、
前記裏面側部材は、その裏面側に、前記画像表示装置の他に、遊技者に大当たりの有無を知らせるための各種の図柄が表示されたリールを回動・停止する回動リール装置も取り付けられ、その前面側から前記回動リール装置のリール部分と前記画像表示装置の表示画面とが視認可能となっている
ことを特徴とする遊技機。
前記(15)に記載の発明によれば、回動リール装置と画像表示装置とが裏面側部材の裏面側に取り付けられる遊技機であっても、前記(0)と同様の効果を有する。
(16) 前記(14)または(15)に記載の遊技機において、
前記裏面側部材は、その裏面側を覆うカバー部材を備えている
ことを特徴とする遊技機。
前記(16)に記載の発明によれば、裏面側部材は、その裏面側を覆うカバー部材を備えている。つまり、カバー部材を開放しないと、裏面側部材の裏面側が露出しないようにされているので、不正行為を低減できる。
(17) 前記(14)から(16)のいずれかひとつに記載の遊技機において、
前記裏面側部材は、前記画像表示装置が取り付けられる取付位置の所定箇所に、前記画像表示装置の底面を受ける底受け部を備えている
ことを特徴とする遊技機。
前記(17)に記載の発明によれば、裏面側部材は、画像表示装置が取り付けられる取付位置の所定箇所に、画像表示装置の底面を受ける底受け部を備えているので、画像表示装置を裏面側部材の底受け部に預けた状態とすることができ、この預けた状態で操作部を操作すればよく、取付者が画像表示装置を持ち上げた状態で維持する必要がなく、画像表示装置の取り付け作業の負担を低減できる。また、画像表示装置の取り外しの際も、操作部を解除位置に操作するだけでよく、画像表示装置を落下させないように持ち上げておく必要がないので、画像表示装置の取り外し作業の負担も低減できる。
(18) 前記(17)に記載の遊技機において、
前記底受け部は、前記画像表示装置が載置された状態でこの前記画像表示装置が前記裏面側部材の方にもたれかかるような傾斜面となっている
ことを特徴とする遊技機。
前記(18)に記載の発明によれば、底受け部は、画像表示装置が載置された状態でこの画像表示装置が裏面側部材の方にもたれかかるような傾斜面となっている。つまり、裏面側部材は、画像表示装置を底受け部に載置した状態で、この画像表示装置が当該裏面側部材の方にもたれかかるように傾斜姿勢となっている。言い換えれば、画像表示装置を裏面側部材の底受け部に預けた状態とすることで、この画像表示装置が裏面側部材の方にもたれかかった傾斜姿勢となっており、画像表示装置を支える必要がなく、手放しした状態で操作部を操作することができ、画像表示装置の取り付け作業性に優れる。また、画像表示装置の取り外しの際も、操作部を解除位置に操作しても、画像表示装置が落下することなく裏面側部材の方にもたれかかっているので、画像表示装置を支える必要がなく、手放しした状態で操作部を操作することができ、画像表示装置の取り外し作業性にも優れる。
(19) 前記(18)に記載の遊技機において、
前記画像表示装置は、その底面箇所に挿入突起部を備え、
前記裏面側部材の前記底受け部は、前記画像表示装置の前記挿入突起部が挿入される挿入穴を備えている
ことを特徴とする遊技機。
前記(19)に記載の発明によれば、画像表示装置の底面箇所の挿入突起部が、裏面側部材の底受け部の挿入穴に挿入されるので、画像表示装置の底面が裏面側部材の底受け部からずれていくようなことがなく、安全性に優れる。
(20) 前記(18)に記載の遊技機において、
前記画像表示装置は、その底面箇所に挿入穴を備え、
前記裏面側部材の前記底受け部は、前記画像表示装置の前記挿入穴に挿入される挿入突起部を備えている
ことを特徴とする遊技機。
前記(20)に記載の発明によれば、画像表示装置の底面箇所の挿入穴に、裏面側部材の底受け部の挿入突起部が挿入されるので、画像表示装置の底面が裏面側部材の底受け部からずれていくようなことがなく、安全性に優れる。
(21) 前記(14)から(20)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記裏面側部材の延出縁は、前記裏面側部材の前面側に近い第1延出縁と、この第1延出縁から前記裏面側部材の裏面側に向けて一段上る上り段差延出縁とを有する二段構造となっており、
前記開口部は、前記第1延出縁の所定箇所に設けられており、
前記前面扉部材は、前記裏面側部材の側に、前記二段構造の延出縁と近接または当接する段差内周部を備えている
ことを特徴とする遊技機。
前記(21)に記載の発明によれば、裏面側部材の延出縁は、この裏面側部材の前面側に近い第1延出縁と、この第1延出縁から裏面側部材の裏面側に向けて一段上る上り段差延出縁とを有する二段構造となっており、開口部は、第1延出縁の所定箇所に設けられており、前面扉部材は、裏面側部材の側に、二段構造の延出縁と近接または当接する段差内周部を備えているので、前面扉部材に裏面側部材を閉じた状態では、第1延出縁がさらにアクセスし難くなっており、不正行為を低減できる。
(22) 前記(1)から(21)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記前面扉部材および前記裏面側部材を閉状態に施錠する施錠装置を備え、
前記施錠装置は、鍵が挿入される鍵穴を備え、前記鍵穴に挿入された鍵が第1の方向に回動操作されることで前記前面扉部材を解錠するとともに、前記鍵穴に挿入された鍵が第1の方向とは異なる第2の方向に回動操作されることで前記裏面側部材を解錠するものである
ことを特徴とする遊技機。
前記(22)に記載の発明によれば、施錠装置は、前面扉部材および裏面側部材を閉状態に施錠する。さらに、この施錠装置は、鍵が挿入される鍵穴を備えており、鍵穴に挿入された鍵が第1の方向に回動操作されることで前面扉部材を解錠するとともに、鍵穴に挿入された鍵が第1の方向とは異なる第2の方向に回動操作されることで裏面側部材を解錠するものである。したがって、施錠装置の鍵穴に鍵を挿入して第2の方向に回動操作しなければ、裏面側部材を開いた状態にできないので、裏面側部材の不正開放を低減できる。また、裏面側部材が閉じた状態のままでは、裏面側部材の延出縁の開口部が露出しない状態であり、この開口部を不正に利用する不正行為を低減できる。
(23) 前記(14)から(22)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記裏面側部材は、その裏面側に、遊技に関する所定の制御を行う制御手段を備え、
さらに、前記制御手段は前記カバー部材で覆われている
ことを特徴とする遊技機。
前記(23)に記載の発明によれば、裏面側部材は、その裏面側に、遊技に関する所定の制御を行う制御手段を備えている。さらに、制御手段はカバー部材で覆われている。つまり、カバー部材を開放しないと、制御手段は露出しないようにされているので、不正行為を低減できる。
(24) 前記(0)から(23)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記遊技機はパチンコ機であることを特徴とする遊技機。
前記(24)に記載の遊技機によれば、表示パネル部をメンテナンスする場合の作業性を向上させることができるパチンコ機を提供できる。なお、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて遊技用媒体としての球を所定の遊技領域に発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(または作動ゲートを通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報(図柄等)が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞手段(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
(25) 前記(0)から(23)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機。
前記(25)に記載の遊技機によれば、表示パネル部をメンテナンスする場合の作業性を向上させることができるスロットマシンを提供できる。なお、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技用媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
(26) 前記(0)から(23)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機。
前記(26)に記載の遊技機によれば、表示パネル部をメンテナンスする場合の作業性を向上させることができる、パチンコ機とスロットマシンとを融合させたものを提供できる。なお、この融合させたものの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する識別情報変動表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、あるいは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技用媒体として球を使用するとともに、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
(27) 前記(0)から(23)のいずれか一つに記載の遊技機において、
前記遊技機は、遊技者による始動操作に基づいて、複数の図柄を外周面に付した回転体の回転を開始させることで図柄の可変表示を開始し、前記回転体の回転停止時の図柄表示態様が所定の表示態様である場合に遊技球の払い出しが行われることを特徴とする遊技球使用の回胴遊技機。
前記(27)に記載の遊技機によれば、表示パネル部をメンテナンスする場合の作業性を向上させることができる、遊技球使用の回胴遊技機を提供できる。
以下に、本発明の遊技機(例えば、遊技球を遊技媒体として用いて遊技を行う、遊技球使用回胴遊技機)の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
実施例の遊技機を、図面に基づいて詳細に説明する。実施例の遊技機1は、遊技に際して所定数の遊技媒体(遊技価値)としての遊技球(例えばパチンコ機と同様の遊技球:パチンコ球)の取込を必要とし、所定条件が成立した場合には複数の遊技球、場合によっては大量の遊技球が払い出されるよう構成されている遊技球使用の回胴遊技機である。本遊技機1には、遊技ホール等においてパチンコ機と共通の遊技球供給システムから遊技球の供給がなされるようになっており、パチンコ機が設置される既存の島設備(パチンコ島)に本遊技機を設置することが可能となっている。つまり、上記のパチンコ機用の島設備を特段に変更することなく、当該島設備に設置されていたパチンコ機に替えて、本遊技機1(遊技球使用の回胴遊技機)を設置することができる。
まず、遊技機1の外観構成及び内部構造の概略を説明する。ここで、図1は遊技機1の全体を示す斜視図、図2は遊技機1の正面図、図3は及び図4は遊技機1の内部開放状態を示す斜視図、図5は遊技機1の背面図である。なお以下の説明においては、特に注記しない限りは、遊技機1の正面から見た状態を基準として左右上下などの方向を記載することとする。
遊技機1は、図1,3に示すように、本体枠としての外枠2と、この外枠2に対して前方に片開き可能に取り付けられた遊技機本体部3とを有する。
外枠2は、図1〜3に示すように、木製の板材を四辺に連結し構成されるものであって、全体として矩形状をなしている。本遊技機1を遊技ホールに設置する際には、外枠2が島設備に取り付け固定される。なお、外枠2を合成樹脂やアルミニウム等の金属によって構成することも可能である。図3等では隠れて図示されていないが、外枠2を構成する四辺の板材のうち右辺の板材には、その内側上下2箇所に、後述するドアブロック4に設けた施錠装置120(鉤金具123等を備える)を係止するための鉤受け部2a(図3参照)が設けられている。
遊技機本体部3は、図4に示すように、扉体ユニットであるドアブロック4と、このドアブロック4の背面側に設けられた遊技主要ブロック5とに大別される。以下に、ドアブロック4と遊技主要ブロック5とをその順に説明する。
図4に示すように、ドアブロック4には上下2箇所にヒンジ金具8が設けられており、このヒンジ金具8と外枠2側の上下2箇所の支持金具9とにより、ドアブロック4(遊技機本体部3)が外枠2に対して開閉可能に支持されている。この場合、遊技機1を正面から見て左側に開閉軸線が設けられる構成となっており、遊技機本体部3は正面から見て右側を開閉先端部として開放される。外枠2に対して遊技機本体部3が閉じた状態では、ドアブロック4の外周縁部の背面が外枠2の前面に当接するようになっている。
また、図4に示すように、ドアブロック4は、その背面側下部に、球受皿ユニットである受皿ブロック10が着脱可能に取り付けられている。
続いて、遊技主要ブロック5について説明する。この遊技主要ブロック5は、図4に示すように、絵柄表示ユニットである遊技盤ブロック6と、遊技球の払出ユニットである払出ブロック7とから構成されている。
具体的には、遊技盤ブロック6は、図4に示すように、ドアブロック4の背面側において受皿ブロック10の上方で片開き自在に取り付けられ、更に遊技盤ブロック6の背面側を覆うようにして払出ブロック7が取り付けられている。この遊技盤ブロック6と払出ブロック7とは、ドアブロック4の一端側(背面視で右端側)を開閉軸としてそれぞれ片開き自在に支持されている。つまり、遊技主要ブロック5(遊技盤ブロック6と払出ブロック7とからなる)は、外枠2に対してドアブロック4と一体で片開き自在となるとともに、ドアブロック4に対して遊技盤ブロック6と払出ブロック7とが各々個別に片開き自在となる構造を有する。
また、図3,図5に示すように、払出ブロック7は、その背面側下部に、払出制御装置157と電源装置156とが当該背面視で左から順に横並びに取り付けられている。
詳しくは、電源装置156は、電源基板(図示省略)と、この電源基板を収容する基板ボックス156aとを備えている。この基板ボックス156aは、例えば合成樹脂材料にて成形されており、特に内部(電源基板)を視認可能とすべく透明ボックスとされている。
また、払出制御装置157は、払出制御基板(図示省略)と、この払出制御基板を収容する基板ボックス157aとを備えている。この基板ボックス157aは、例えば合成樹脂材料にて成形されており、特に内部(払出制御基板)を視認可能とすべく透明ボックスとされている。
ここで、遊技機本体部3を構成する上記の各部材について相対的な位置関係と動作状態を簡単に説明する。図6は遊技機本体部3を模式的に示す図面であり、図6(a)は遊技機本体部3を背面側から見た図、図6(b),(c)はドアブロック4に対する遊技盤ブロック6と払出ブロック7の開放動作状況を示す図である。
図6(a)に示すように、ドアブロック4に対して遊技盤ブロック6や払出ブロック7を開放動作させるための軸線AX1は図の右側(正面から見ると左側)に設けられている。この軸線AX1は、遊技盤ブロック6を支持するための軸線と払出ブロック7を支持するための軸線とを兼ねるものとなっている。この場合、図示のM1,M2は遊技盤ブロック6を支持するための支持手段であり、M3,M4は払出ブロック7を支持するための支持手段である。つまり、遊技盤ブロック6用の支持手段M1,M2は同軸で上下一対に設けられている。また、払出ブロック7用の支持手段M3,M4は、支持手段M1,M2を挟むようにして同軸で上下一対に設けられており、更に支持手段M1,M2に対しても同軸となっている。
上記構成により、図6(b),(c)の各動作が可能となっている。図6(b)では、ドアブロック4に対して遊技盤ブロック6と払出ブロック7とを一体的に開放動作させている。また、図6(c)では、図6(b)の状態から遊技盤ブロック6に対して払出ブロック7を開放動作させている。つまり、ドアブロック4に対して遊技盤ブロック6を閉じた状態では、払出ブロック7を遊技盤ブロック6に閉じた状態で止めているレバーにアクセスできないことから、ドアブロック4に対して遊技盤ブロック6を開いた状態にしなければ、払出ブロック7を開放動作できないようになっている。
(ドアブロック4の説明)
次に、ドアブロック4を、図7〜図11を用いて詳細に説明する。ここで、図7,図8は、ドアブロック4を前方及び後方から見たそれぞれの分解斜視図である。また、図9,図10は、ドアブロック4を構成する前扉体11と背面枠12とを分離してそれらを前方から及び後方から見た斜視図である。図11は受皿ブロック10の斜視図である。
ドアブロック4において、前扉体11は、外枠2とほぼ同等の大きさ(縦寸法及び横寸法)を有し、その背面側に重なるようにして背面枠12が取り付けられている。背面枠12は、例えばアルミダイキャストにて成形されており、前扉体11を補強する役目を有する他、遊技主要ブロック5(遊技盤ブロック6と払出ブロック7とからなる)を支持する役目を有するものである。
(前扉体11の説明)
前扉体11は、図1に示すように、後述するリール図柄や液晶図柄等を視認可能とする図柄視認部(視認窓21)と、遊技に際し遊技者により手動操作される操作部30と、上皿部151で余剰となった遊技球などを貯留するための下皿71とを備える。
すなわち、図9等に示すように、前扉体11の上半部には、図柄視認部として略台形状をなす視認窓21が形成されている。この視認窓21には、平坦な透明板よりなる透明パネル22がはめ込まれており、この透明パネル22を介してその内方が視認可能となっている。透明パネル22は、後述する液晶表示装置(図13に示す液晶表示装置504)の前面と、後述するリール装置(図13に示すリール装置503)の前面とを覆うものであり、この透明パネル22を介して液晶表示装置504(図13参照)の表示画像やリール装置503(図13参照)の図柄が視認される。
こうした比較的大型に構成される視認窓21(透明パネル22)によれば、大型の液晶表示装置を用いた画像の表示演出によって遊技者に多大なインパクトを与えることが可能になることに加え、本遊技機1の主表示装置たるリール装置503(図13参照)の図柄の視認性が良好なものとなっている。
前扉体11の周縁部には、視認窓21を略囲むようにして、中央ランプ部24と左右一対の側方ランプ部25とが設けられるとともに、前扉体11の右上隅部及び左上隅部にスピーカ部26が設けられている。遊技に際しては、これらランプ部24,25やスピーカ部26により、その都度の遊技状況に応じたランプ演出や音声演出等が行われる。すなわち、ランプ部24,25による発光色や発光パターンを適宜変更したり、スピーカ部26による音声パターンを適宜変質したりすることで、役の成立等が遊技者に告知される。また、このランプ部24,25やスピーカ部26を用いて、エラー告知等を行うことも可能である。
ちなみに、視認窓21は、前扉体11の左右幅に対して左右の側方ランプ部25を除く範囲で設けられており、故に視認窓21は左右に幅広いものとなっている。また言い加えると、視認窓21は、後述するリール装置503(図13参照)や液晶表示装置504(図13参照)の横幅よりも幅広となっている。
視認窓21の下方には、遊技者により操作される各種操作部材等を配備した操作部30が設けられている。この操作部30は、全体として横長状をなしかつ僅かに弧状をなす前面板部31を有し、その前面板部31には、スタートレバー33が設けられるとともに、3連ボタンからなるストップスイッチ35,36,37が設けられている。また、前面板部31の上端部に位置するように、向かって左寄りの位置(概ねスタートレバー33と左側のストップスイッチ35との間)にベットスイッチ取付板部32が形成されており、その取付板部32にボタン状のベットスイッチ38が取り付けられている。
ベットスイッチ38は、遊技者によるベット(賭け数)の設定を行わせるものであり、その押し操作により上皿151に貯留された遊技球が所定個数分取り込まれる。本実施の形態では、ベットスイッチ38として、いわゆるMAXベットスイッチを設けており、有効な1回の押し操作により3ベット相当(15個分)の遊技球が取り込まれる。ベットスイッチ38は、投資価値としての遊技球の投入を指令する投入指令手段を構成する。なお、MAXベットスイッチとしてのベットスイッチ38の他に、本遊技機1では、視認窓21(透明パネル22)と操作部30との間に、左右方向に延びる長板状のサブパネル部50が設けられており、このサブパネル部50に1ベットスイッチ55を備えている。1ベットスイッチ55は、1回の押し操作により1ベット相当(5個分)の遊技球を取り込ませるためのベットスイッチである。また、2ベットスイッチを設ける構成としても良い。ちなみに、2ベットスイッチは、1回の押し操作により2ベット相当(10個分)の遊技球を取り込ませるためのベットスイッチである。なお、これらの1ベットスイッチ55や2ベットスイッチを備えない構成としてもよい。
スタートレバー33は、後述するリール装置503(図13参照)の各リール(回転体)を回転開始させるための操作部材であり、各リールを回転開始、すなわち図柄の可変表示を開始させるべく操作される始動操作手段を構成する。
ストップスイッチ35〜37は、停止対象となるリール(左、中、右の三列のリール)に対応するよう設けられており、回転中の各リールを個別に停止させるために操作される停止操作手段を構成する。各ストップスイッチ35〜37は、各リールが定速回転となると停止させることが可能な状態となり、かかる状態中には図示しないランプが点灯表示されることによって停止操作が可能であることが報知され、各リールの回転が停止すると消灯されるようになっている。
操作部30の後方には、図7,図9に示すように、前面板部31とほぼ同じ長さを有し上方に開口した横長状の開口部41が形成されている。この開口部41は、前扉体11に受皿ブロック10を装着した場合に上皿151を配するための開口領域であり,開口部41の左右方向の幅寸法は上皿151の左右方向の幅寸法に概ね合致し、開口部41の前後方向の幅寸法は上皿151の前後方向の幅寸法よりも若干短いものとなっている。
操作部30の前面板部31には、図7,図9に示すように、正面から見て右下部に切欠部42が形成されている。この切欠部42は、排出操作伝達装置(図示省略)の操作レバー188(図2参照)を設置するための設置スペースとなっている。
また、図1,図11に示すように、受皿ブロック10の右側上面部分には、貸球操作部52が設けられている。貸球操作部52は、例えば本遊技機1の側方(例えば左方)に配置された縦長のカードユニット(球貸しユニット)に紙幣やカード等を投入した状態で、球貸し操作、カード等の返却操作及び有効度数の確認を行うものであり、球貸しボタン56と返却ボタン57と度数表示部58とが一体的に並設されている。この場合、球貸しボタン56は、カード(記録媒体)等に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が払い出される。返却ボタン57は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。度数表示部58はカード等の残額情報を表示するものである。
さらに、サブパネル部50は、図2に示すように、例えば2個の演出切換ボタン59a,59bとを備えている。例えば、遊技者が演出切換ボタン59aを選択すると、第1種類の演出表示などが行われ、演出切換ボタン59bを選択すると、第2種類の演出表示などが行われるようになっている。
前扉体11において、サブパネル部50や貸球繰作部52の左右の側方部には、奥側に後退するようにして弧状の凹み部61が設けられており、その凹み部61には、外枠2に対する遊技機本体部3の施錠及び解錠を行うための施錠装置120の後述する背面枠12に設けたキーシリンダ錠125の前面側を露出して収納されるためのキーシリンダ設置穴62(図9参照)が設置されている。
図1等で確認できるとおり左右の凹み部61は、上皿151の両側で直ぐ上方に位置する。そのため、仮に遊技ホールにおいて球貸しユニットから延びる球貸しノズル(いわゆる象の鼻)を介して上皿151に遊技球が貸し出されるような場合にも、その球貸しノズルと前扉体11との干渉を回避することができる。故に、遊技ホールでの設置状況を考えても有益な構成となっている。
更に、図1に示すように、前扉体11において、操作部30の下方には、凹部61に連続するようにして膨出部70が形成されており、その膨出部70に囲まれるようにして下皿71と灰皿72が形成されている。図9に示すように、膨出部70に囲まれた奥壁部73には、下皿排出口74とスピーカ穴75とが形成されている。上皿151やその上流通路に遊技球が満タンに貯留されている状態であって更に払出装置(後述する図16の払出装置608)から遊技球が払い出される場合、或いは、上皿151内に貯留されている遊技球に対して球抜き操作が行われる場合には、下皿排出口74を介して下皿71に遊技球が排出される。
図9に示すように、下皿71の底部には開口が形成されており、その開口には開閉板76が設けられている。また、膨出部70の略中央部には下皿用の球抜き操作片77が設けられている。球抜き操作片77は、下皿71に貯留している遊技球を下皿71の下方に置かれた球収容箱(いわゆるドル箱)に排出するための操作片であり、図示する通常位置から左方に操作されることで開閉板76が開位置にスライド移動し、下皿71内の遊技球の排出が行われる。その他、膨出部70において下皿71の左右両側方には下皿ランプ部78が設けられている。
図10に示すように、前扉体11の背面側の構成として、視認窓21の左右両側には側方ランプ部25を収容するランプ収容部91が設けられている。
ここで透明パネル22の取り付け手順を説明する。視認窓21の下縁部にはパネル厚み分の幅でパネル受溝93が形成されている。透明パネル22は、前扉体11の後方から、その下端部がパネル受溝93に嵌め込まれるとともに、その上端部が前扉体11の背面部に当接される。そしてその状態で、透明パネル22の前扉体11への取り付けが完了する。
(背面枠12の説明)
図9や図10に示すように、背面枠12は、前扉体11と略相似形をなす矩形状をなしており、概ね等しい細幅の左枠部101、右枠部102及び上枠部103と、それらよりも広幅の下枠部104とを有する。これら各枠部101〜104に囲まれる部位が中央開口部105となっており、背面枠12の背面側には、下枠部104の上縁部の一部を除く範囲で中央開口部105を囲むようにして一定高さのリブ106が形成されている。また、背面枠12において、外周縁部には前方に直角に折れ曲がった返し部107(図9,図10参照)が形成されている。前扉体11に対して背面枠12を組み付けた際には、返し部107は前扉体11の外縁部の内側に重なり、それによって前扉体11と背面枠12との間に空間が形成される。そしてこの空間を利用してランプ装置等が配設されるようになっている。
前述したように本遊技機1は、正面から見て左側に開閉軸線が設けられる構成となっており、上枠部103と下枠部104には前述のヒンジ金具8が上下2箇所に取り付けられている。
また、左枠部101には、リブ106の先端部から後方に延びるようにして上下一対の軸金具110,111が所定間隔を隔てて取り付けられている。この軸金具110,111は、遊技盤ブロック6や払出ブロック7を回動可能に支持するための金具部材である。軸金具110,111は共に略コ字状をなしており、軸金具110には上下に軸受け部110a,110bが形成され、軸金具111には上下に軸受け部111a,111bが形成されている。これら軸金具110,111の各軸受け部110a,110b,111a,111bには軸孔が形成されており、軸金具110,111は全ての軸孔が何れも同一の軸線上に配置されるようリブ106に固定されている。
かかる場合、軸金具110の下側の軸受け部110bと軸金具111の上側の軸受け部111aとが遊技盤ブロック6を支持するための遊技盤ブロック支持手段(図6(a)の支持手段M1,M2)に相当し、軸金具110の上側の軸受け部110aと軸金具111の下側の軸受け部111bと払出ブロック7を支持するための払出ブロック支持手段(図6(a)の支持手段M3,M4)に相当する。
また、右枠部102には、図9,図10に示すように、ドアブロック4と遊技主要ブロック5とを個別に開放不能な施錠状態で保持するための施錠装置120が設けられている。
施錠装置120は、図1〜図4に示すように、操作キーが挿入される鍵穴125aを備え、この鍵穴125aに挿入された操作キーが第1の方向(例えば時計方向)に回動操作されることで遊技機本体部3を解錠するとともに、鍵穴125aに挿入された操作キーが第1の方向とは異なる第2の方向(例えば反時計方向)に回動操作されることで遊技主要ブロック5を解錠するものである。
下枠部104には、図9,図10に示すように、前扉体11に設けた下皿排出口74に連通する連通口131が設けられるとともに、スピーカ穴75から前方に露出するスピーカ132が設けられている。
背面枠12の背面側には、遊技主要ブロック5の固定手段、つまり、操作キーを反時計周りに回動操作にかかわらず遊技主要ブロック5のドアブロック4への固定を維持するための後述するロック部材627(図3参照)が係止する鉤金具137が設けられている。
背面枠12は、前扉体11に対してネジ等の締結具を用いて取り付け固定される。
(受皿ブロック10の説明)
次に、受皿ブロック10について説明する。受皿ブロック10は、図11に示すように、順次に取打込まれる遊技球を一時的に貯留する機能を有する上皿151と、払出装置(後述する図16の払出装置608)などから供給される遊技球を上皿151や下皿71などに流通させる機能を有する球通路形成体152と、遊技球の取込機能を有する取込ユニット153(図7参照)とを備えるものである。
(受皿ブロック10としての動作説明)
上記の如く構成される受皿ブロック10において、上皿151に多数の遊技球が貯留されている状態では、遊技球は上皿151の最下流部での三列に分岐した案内通路(図示省略)で各一列に整列され、その整列状態での遊技球が取込ユニット153の三個の取込装置(図示省略)で並列的に取り込まれる。この取り込まれた遊技球は、所定通路で流れて外部(遊技ホールの島設備)に排出される。また、遊技球排出時(球抜き時)には、遊技球が、三個の取込装置(図示省略)の排出通路に流れて最終的に下皿71に排出される。
一方、後述する図16の払出装置608等から遊技球分配部材(図示省略)に遊技球が供給されると、この遊技球分配部材(図示省略)に設けられた各通路(図示省略)による振り分けによって、遊技球が上皿151、下皿排出通路(図示省略)、外部排出通路(図示省略)のいずれかに分配される。
(遊技盤ブロック6の説明)
次に、遊技盤ブロック6について図12〜図15を用いて説明する。図12は遊技盤ブロック6の後方斜視図である。図13は遊技盤ブロック6の分解斜視図である。図14は、前面枠体501とリール装置503との斜視図である。
遊技盤ブロック6は、図12,図13に示すように、合成樹脂製の前面枠体501と、図柄表示装置としてのリール装置503と、補助演出装置としての液晶表示装置504と、遊技に関わる主たる各種制御を実施する主制御装置505と、主制御装置505からの指令に基づく従たる表示制御等を実施するサブ制御装置506とを備えている。この場合、遊技盤ブロック6は、本遊技機1の遊技内容を決定する主要部品を全て備える構成となっており、仮に遊技ホール等において機種入替を行う場合には、この遊技盤ブロック6を現機種のものから新たな機種のものに入れ替えることで機種入替を行うことができるようになっている。すなわち、遊技盤ブロック6は機種入替時などにおける交換ユニットとなっている。
(前面枠体501の説明)
図13に示すように、前面枠体501は、いずれも横長の矩形状をなす上下2つの開口が設けられており、それぞれ上側表示窓513、下側表示窓514となっている。上側表示窓513は、液晶表示装置504が装着され、液晶表示装置504による表示画像を表示するための液晶画像表示部に相当し、下側表示窓514は、リール装置503が装着され、リール装置503の外周に付されたリール図柄を表示するためのリール図柄表示部に相当する。
図14に示すように、前面枠体501は、背面視で右側に、支持金具533が取り付けられている。支持金具533には上下一対の支軸534a,534bが設けられている。支持金具533の支軸534a,534bは、遊技盤ブロック6をドアブロック4に回動可能に支持するための支持手段を構成するものであり、この支軸534a,534bがドアブロック4に設けられた軸金具110,111の軸受け部110b,111aの軸孔(図8等参照)に差し入れられるようになっている。なお、ドアブロック4側の軸受け部110b,111aと遊技盤ブロック6側の支軸534a,534bとが図6に示す「遊技盤ブロック6用の支持手段M1,M2」に相当する。
遊技盤ブロック6をドアブロック4に装着した状態を想定すると、上側表示窓513の周囲部分は正面視で透明パネル22の上側部分に位置し若干下方を向くように設けられ、下側表示窓514の周囲部分は、正面視で同透明パネル22の下側部分に位置し若干上方を向くようにして設けられることとなる。
(リール装置503の説明)
リール装置503は、金属製のケース部材540と、そのケース部材540に収容される左・中・右の3つのリール541,542,543とを具備している。ケース部材540は、その内部に3つのリール541〜543を回転可能に収容し、かつ、リール541〜543の一部を前方に現出させるものとなっている。ケース部材540において上面部の前側端部には、上方に折り曲げて形一成された支持固定部545が設けられ、下面部の前側端部には、下方に折り曲げて形成された支持固定部546が設けられている。これら支持固定部545,546は、リール装置503を前面枠体501の背面側に取り付けるための取付手段を構成するものである。
支持固定部545,546にはそれぞれ左右2カ所に孔部545a,546aが設けられており、本リール装置503の前面枠体501への取り付け固定は、各孔部545a,546aに挿通させたネジを前面枠体501のネジ穴にネジ止めさせることにより行われている。
各リール541〜543の構成について周知であり、ここでは詳細な図示を省略するが、その構成を簡単に説明する。各リール541〜543は、円筒状のかごを形成する円筒骨格部材と、その外周に巻回された帯状のベルトとを備えている。ベルトの外周面には、識別情報としての図柄が等間隔ごとに多数印刷されている(例えば21図柄)。各リール541〜543の中央部には、駆動源としてのステッピングモータが設けられており、該ステッピングモータの駆動により各リール541〜543が個別に、すなわちそれぞれ独立して回転駆動される。リール装置503には、その他の構成として、各リール541〜543の回転位置を検出するためのリールインデックスセンサ(回転位置検出センサ)が設置されている。また、各リール541〜543の内周側には、蛍光ランプ等よりなるバックライト(後方発光手段)が設けられており、このバックライトにより、リール外周面に付された各図柄が後方より明るく照らされるようになっている。バックライトの発光によって、リール外周面に付された各図柄の視認性の向上や、遊技に際し補助的な演出の多様化を図ることができる。
(主制御装置505等の説明)
次に、主制御装置505やサブ制御装置506等の構成を、図13等を用いて説明する。
主制御装置505は、CPUやメモリ等の電子部品が実装された主制御基板561と、この主制御基板561を収容するための略直方体形状のケース部材(ケース台562及びケースカバー563)と、主制御基板561を収容したケース部材が取り付けられる取付台564とから構成されている。ケース台562及びケースカバー563は透明な合成樹脂材料にて成形されており、この透明なケース台562及びケースカバー563によってその内部の主制御基板561が視認可能となっている。
なお、ケース台562及びケースカバー563には、これら各部材を連結する封印手段としての図示しない封印部(いわゆるカシメ部)が設けられている。封印部は、破壊等を伴うことでケース部材を開封可能とするものであり、開封後には破壊などがなされた部材が開封履歴として残るため、その開封履歴によって開封事実の確認が可能となっている。これにより、仮にケース部材が不正に開封された場合などにおいては、封印部の確認によって不正行為の発見が可能となっている。
サブ制御装置506は、CPUやメモリ等の電子部品が実装されたサブ制御基板571と、このサブ制御基板571を収容するための略直方体形状のケース部材(ケース台572及びケースカバー573)とから構成されている。ケース台572及びケースカバー573は透明な合成樹脂材料にて成形されており、この透明なケース台572及びケースカバー573によってその内部のサブ制御基板571が視認可能となっている。
液晶表示装置504は、液晶パネル581と、この液晶パネル581を駆動する液晶ドライバ582とにより構成されている。
(遊技盤ブロック6として完成状態の説明)
遊技盤ブロック6の完成状態を図12を用いて説明する。遊技盤ブロック6としては、前面枠体501に、その背後からリール装置503が取り付けられ、同じく前面枠体501の背後でリール装置503の上方に液晶表示装置504が取り付けられている。また、リール装置503の側方に主制御装置505が取り付けられるとともに、同リール装置503の上方にサブ制御装置506が取り付けられている。
遊技盤ブロック6において、前面枠体501の上側表示窓513からは液晶パネル581のパネル面全体が視認できる。また,同前面枠体501の下側表示窓514からはリール装置503の各リール541〜543の一部が視認できる。このとき、各リール541〜543の外周に付された多数(本実施の形態では21個)の図柄のうち、リール毎に3つずつの図柄が下側表示窓514を通じて視認できるようになっている。
(払出ブロック7の説明)
次に、払出ブロック7について図15,図16を用いて説明する。図15は払出ブロック7の斜視図、図16は払出ブロック7の背面図である。
払出ブロック7は、合成樹脂材料にて一体成形された裏カバー部材601と、遊技球を払い出すための払出機構602とが一体化されることにより構成されている。裏カバー部材601は、略平坦状のベース部603と、後方(遊技機1の後方)に突出し略直方体形状をなす保護カバー部604とを有する。保護カバー部604は左右及び上下の各面と背面とが閉鎖された形状をなし、少なくとも遊技盤ブロック6の背面側構成(主制御装置505とリール装置503とサブ制御装置506)を収容するのに十分な大きさを有する。なお、保護カバー部604の背面には、図15,図16に示すように、多数の通気孔が設けられている。
払出機構602は、保護カバー部604を迂回するようにして裏カバー部材601のべース部603に取り付けられている。すなわち、裏カバー部材601の最上部には上方に開口したタンク605が設けられており、タンク605には遊技ホールの島設備から供給される遊技球が逐次補給される。タンク605の下方には、例えば横方向2列(2条)の球通路を有し下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール606が連結され、タンクレール606の下流側には上下方向に延びるケースレール607が連結されている。
払出装置608はケースレール607の最下流部に設けられ、受皿ブロック10に設けた払出制御装置157からの制御信号により払出ソレノイド609が駆動されて必要個数の遊技球の払出が適宜行われる。払出装置608より払い出された遊技球は払出通路〈図示省略〉等を通じて上皿151に供給される。図示は省略するが、ケースレール607の上流部には、タンク605やタンクレール606から供給される遊技球の有無を検出するタンク球無しセンサが設けられている。また、払出装置608には、遊技球を払い出す払出ソレノイド609と、その払い出される遊技球数をカウントする払出カウントスイッチとが設けられている。
払出機構602には、払出制御装置157から払出装置608への払出指令の信号を中継する払出中継基板611が設置されている。その他、払出機構602には、外部より主電源を取り込むための電源スイッチ基板(図示省略)が設置されている。
払出機構602におけるタンクや通路部材類はいずれも導電性を有する合成樹脂材料、例えば導電性ポリカーボネート樹脂にて成形され、その一部にてアースされている。これにより、遊技球の帯電によるノイズの発生が抑制されるようになっている。
裏カバー部材601には、図15に示すように、背面側から見て右端部に上下一対の支軸621a,621bが設けられている。この支軸621a,621bは、払出ブロック7をドアブロック4に回動可能に支持するための支持手段を構成するものであり、この支軸621a,621bがドアブロック4に設けられた軸金具110,111の軸受け部110a,111bの軸孔(図10等参照)に差し入れられるようになっている。なお、ドアブロック4側の軸受け部110a,111bと払出ブロック7側の支軸621a,621bとが図6に示す「払出ブロック7用の支持手段M3,M4」に相当する。
また、図3に示すように、払出ブロック7の裏面視で右上隅箇所と下端中央箇所(図示省略)の箇所には、遊技主要ブロック5をドアブロック4に装着した状態で固定するための装着固定手段(ロック部材627)がそれぞれ設けられている。つまり、図3に示すように、遊技機本体部3が外枠2に対して片開きされた状態において、両方のロック部材627を解除することで、ドアブロック4の鉤金具137との固定が解除され、ロック部材627による遊技主要ブロック5のドアブロック4への固定を解除することができるので、後述するように施錠装置120に操作キーを挿入し、反時計周りに回動させることで、遊技主要ブロック5をドアブロック4に対して片開き状態とすることができる。つまり、予めロック部材627を解除し、操作キーを時計周りに回動操作して施錠装置120による遊技主要ブロック5のドアブロック4への施錠を解除することで、遊技主要ブロック5をドアブロック4に対して片開き状態とすることができる。
なお、この片開き状態において遊技主要ブロック5を高さ方向に上げることで、遊技盤ブロック6の支軸534a,534bのドアブロック4の軸受け部110b,111aへの軸支が解除され、かつ、裏カバー部材601の支軸621a,621bのドアブロック4の軸受け部110a,111bへの軸支が解除され、遊技主要ブロック5がドアブロック4から取り外しできるようになっている。
また、図4に示すように、遊技盤ブロック6の裏面視で左上隅と左下隅の箇所には、払出ブロック7を当該遊技盤ブロック6に装着した状態で固定するための装着固定手段(ロック部材625)がそれぞれ設けられている。つまり、図4に示すように、遊技主要ブロック5がドアブロック4に対して片開きされた状態において、ロック部材625を解除することで、払出ブロック7の鉤金具626との固定が解除され、払出ブロック7を遊技盤ブロック6に対して片開き状態とすることができる。
なお、この片開き状態において払出ブロック7を高さ方向に上げることで、裏カバー部材601の支軸621a,621bのドアブロック4の軸受け部110a,111bへの軸支が解除され、払出ブロック7が遊技盤ブロック6から取り外しできるようになっている。また、払出ブロック7を遊技盤ブロック6に対して閉じた状態にしてロック部材625でロックする、つまりロック部材625を鉤金具626に係止させることで、払出ブロック7を遊技盤ブロック6に装着した状態で固定することができる。
次に、本実施例の遊技機1のさらなる特徴部分の構成について説明する。
本実施例の遊技機1は、図4を用いて前述したように、外枠2と、この外枠2の前面側で当該外枠2に対して開閉可能に支持されるドアブロック4と、このドアブロック4の裏面側に設けられて当該ドアブロック4に対して開閉可能に支持される遊技主要ブロック5とを備えている。
また、遊技主要ブロック5を構成する遊技盤ブロック6は、図12に示すように、複数の図柄(例えば、遊技者に大当たりの有無を知らせるための各種の図柄)が表示されたリール541〜543(図14参照)を回動・停止するリール装置503と、このリール541〜543の回動などと連動して遊技表示演出を表示する液晶表示装置504とが取り付けられ、かつ、図13に示すように、その前面側から液晶表示装置504の表示画面とリール装置503のリール541〜543の部分とが視認可能となっており、図14に示すように、裏面視でその周縁部分のうちで少なくとも液晶表示装置504の周囲での所定箇所が裏面側の方に延出した延出縁630を備えている。
具体的には、実施例1での遊技盤ブロック6の前面枠体501は、図14に示すように、裏面視でその周縁部分でのほぼ全箇所に、裏面側の方に延出した延出縁630を備えている。この延出縁630は、図14に示すように、前面枠体501の前面側に近い第1延出縁631と、この第1延出縁631から前面枠体501の裏面側に向けて一段上る上り段差延出縁633とを有する二段構造となっている。
ドアブロック4は、図3,図4に示すように、遊技盤ブロック6を閉じた状態で当該遊技盤ブロック6の延出縁630を覆うリブ655を備えている。
ドアブロック4は、図1,図2に示すように、リール装置503でのリール541〜543(図14参照)が視認可能な視認窓21を備え、かつ、遊技に関する固定情報(例えば、名称、キャラクタまたは遊技説明の少なくとも一つ)を表示するサブパネル部50を視認窓21の以外の箇所(具体的には、視認窓21の下方箇所)に備えている。
ここで、サブパネル部50の構成について、図17〜図21を用いて説明する。
図17は、遊技盤ブロック6の前面側のシート体660などを分解した状態の斜視図である。図18は、サブパネル部50の表示パネル663を外した状態の遊技盤ブロック6を前方右上側から見た斜視図である。図19は、図18でのサブパネル部50の右側箇所の拡大斜視図である。図20は、サブパネル部50の表示パネル663を外した状態の遊技盤ブロック6を前方左上側から見た斜視図である。図21は、図20でのサブパネル部50の右側箇所の拡大斜視図である。
サブパネル部50は、図1に示すように、横長の長方形状の透明プレート661を備えている。また、図3に示すようにドアブロック4の裏面側に遊技主要ブロック5が閉じられた状態では、この透明プレート661の背後に、遊技盤ブロック6の後述する表示パネル663が対向するようになっている。つまり、サブパネル部50は、図17に示すように、遊技に関する固定情報(例えば、名称、キャラクタまたは遊技説明の少なくとも一つ)が表示された表示パネル663を備えている。なお、この表示パネル663は、名称、キャラクタまたは遊技説明のうちの少なくとも一つを表示したものとしてもよい。
また、このサブパネル部50は、図18〜図21に示すように、表示パネル663に向けて光を照射する棒状の冷陰極管670と、冷陰極管670を表示パネル663の背面側に固定する固定部材680と、冷陰極管670での管内電極部(図示省略)がそれぞれ存する両端部のうちの一方の端部である第1端部671と表示パネル663との間に配置された、4個の発光ダイオード691や4個の7セグメント表示器692からなる表示部693を有する表示用基板695とを備えている。
また、この冷陰極管670での管内電極部(図示省略)には、例えば、点灯周波数が30〜50〔kHz〕の交流1000ボルト〔V〕がケーブル674(図22参照)を通じて印加されている。
これらの7セグメント表示器692は、小役成立時における獲得球数を表示する獲得球数表示部や、ビッグボーナスやレギュラーボーナス等の特別遊技状態の際に例えば残りのゲーム数等を表示するゲーム数表示部に対応するものである。これら獲得球数表示部やゲーム数表示部は、7セグメント表示器692によって構成されているが、液晶表示器等によって代替することは当然可能である。
また、表示パネル663は、図17に破線で示すように、表示用基板695の表示部693での表示によって所定の遊技情報が表示される遊技情報表示領域697を、この表示用基板695の対応する箇所に備えている。
ここで、固定部材680や冷陰極管670などの構成について、図22〜図31を用いて説明する。
図22は、図18のサブパネル部50の表示用基板695を外した状態の遊技盤ブロック6を前方右上側から見た斜視図である。図23は、図22でのサブパネル部50の右側箇所の拡大斜視図である。図24は、図20のサブパネル部50の表示用基板695を外した状態の遊技盤ブロック6を前方左上側から見た斜視図である。図25は、図24でのサブパネル部50の右側箇所の拡大斜視図である。図26は、図22のサブパネル部50の冷陰極管670を外した状態の遊技盤ブロック6を前方右上側から見た斜視図である。図27は、図26でのサブパネル部50の右側箇所の拡大斜視図である。図28は、図24のサブパネル部50の冷陰極管670を外した状態の遊技盤ブロック6を前方左上側から見た斜視図である。図29は、図28でのサブパネル部50の右側箇所の拡大斜視図である。図30(a)は、サブパネル部50を冷陰極管670の長手方向に沿って縦断面して正面側から見た場合の右側箇所の縦断面図であり、図30(b)は、サブパネル部50を正面縦方向に断面して右横から見た場合の縦断面図である。図31(a)は、表示パネル663を外した状態で冷陰極管670の取り付け前の状態でのサブパネル部50の左側箇所の拡大斜視図であり、図31(b)は、冷陰極管670の取り付けた状態でのサブパネル部50の左側箇所の拡大斜視図である。
また、固定部材680は、図22〜図26に示すように、冷陰極管670の第1端部671の箇所を覆う覆い部681を備えている。
覆い部681は、図28〜図30に示すように、冷陰極管670の第1端部671が挿入される筒状部材682としている。
筒状部材682は、図29,図30に示すように、その両端のうちの一方側に、冷陰極管670の端部が挿入される挿入口682aを備え、図30(a)に示すように、その他方側を閉鎖した閉鎖部682bを備えている。つまり、この筒状部材682は、有底筒状となっている。
冷陰極管670での筒状部材682に挿入される第1端部671および筒状部材682は、図26〜29および図30(b)に示すように、筒状部材682に挿入された冷陰極管670がその長手方向を軸心として回動することを抑止する嵌合部683を備えている。
具体的には、嵌合部683は、図30(b)に示すように、冷陰極管670の第1端部671の外周の所定箇所に形成された第1平面部673と、筒状部材682の内周の所定箇所に形成された、第1平面部673に対応する第2平面部684とを備え、冷陰極管670の第1端部671が筒状部材682に挿入された状態で、第1平面部673と第2平面部684との当接によって冷陰極管670の回動を抑止するものである。
筒状部材682は、図29,図30(b)に示すように、その内部での表示パネル663から離れた箇所である背面箇所に、冷陰極管670の第1端部671が当該背面箇所からさらに背面方向に移動するのを規制する規制部685を備えている。
さらに、筒状部材682は、図29,図30(b)に示すように、冷陰極管670の第1端部671内の管内電極部に接続されたケーブル674が敷設される敷設空間部686を、この筒状部材682の内部で規制部685よりも背面方向に形成している。
固定部材680は、図22,図26に示すように、冷陰極管670の両端のうちで筒状部材682に挿入される第1端部671とは反対側の端部である第2端部672を保持する保持部687を備えている。
保持部687は、表示パネル663に向けて突出して所定の間隔を空けて配設された一対の保持片688,688を有し、この一対の保持片688,688の間に冷陰極管670の第2端部672が表示パネル663側から入れられて保持されるようになっている。
この実施例では、冷陰極管670の第2端部672は、図31(a)に示すように、外周で両側箇所に形成された一対の第3平面部675,675を備えている。また、一対の保持片688,688は、図31(a)に示すように、その互いに向き合う面側に、一対の第3平面部675,675と対応する第4平面部689,689を備えている。図31(b)に示すように、一対の保持片688,688の両第4平面部689,689に第2端部672の一対の第3平面部675,675がそれぞれ対向して当接する状態でこの一対の保持片688,688の間に第2端部672が保持されるようになっている。
また、冷陰極管670の第1端部671および第2端部672は、冷陰極蛍光管の両端に固定されたゴムベース等の絶縁部品である。
なお、上述した外枠2は本発明の本体部材に相当し、上述したドアブロック4は本発明の扉部材に相当し、上述したリール装置503は本発明の回動リール装置に相当し、上述したサブパネル部50は本発明の情報表示手段、表示パネル部に相当し、上述した固定部材680は本発明の固定手段に相当し、上述した表示用基板695は本発明の表示制御基板に相当し、上述した嵌合部683は本発明の嵌合手段に相当する。
ここで、冷陰極管670を固定部材680に取り付ける手順について説明する。
図26に示すように、冷陰極管670を略水平姿勢で遊技盤ブロック6のサブパネル部50に近づけていき、まず、冷陰極管670の第2端部672を、図31(b)に示すように、固定部材680の保持部687、つまり一対の保持片688,688の間に押し込む(保持させる)。つまり、この冷陰極管670を片取付状態とする。
続いて、この片取付状態の冷陰極管670の第1端部671が固定部材680の筒状部材682に挿入されるように正面視で右側方向にスライド移動させ、図28〜図30に示すように冷陰極管670の第1端部671を筒状部材682に挿入する。
図30に示すように冷陰極管670の第1端部671が筒状部材682に挿入された状態では、図31(b)に示すように冷陰極管670の第2端部672が一対の保持片688,688の間に保持された状態のままである。
このようにして、冷陰極管670を表示パネル663の背面側に固定される。つまり、冷陰極管670の第2端部672を固定部材680の一対の保持片688,688間に押し入んだ片取付状態からその第1端部671を筒状部材682に挿入するようにスライド移動させるようにして冷陰極管670を取り付けている。また、取り外す際にはその逆の手順で行えばよい。
次に、本実施例の遊技機1のさらなる特徴部分の構成について説明する。
図1,図2に示したサブパネル部50は、図17に示すように、表示パネル663が端部の挿入口701からスライド装着されて、冷陰極管670が内部に収納されるホルダー部700と、図25に示すように、このホルダー部700に設けられ、挿入された表示パネル663の抜き取り方向への移動を規制する規制部材710と、操作者による操作によって規制部材710の規制を解除する解除操作部材720と、を備えている。
このホルダー部700は、その挿入口701の上部および下部の両箇所からホルダー部700の略幅方向にわたって、表示パネル663を案内するためにこの表示パネル663の上部および下部の通される溝部がそれぞれ形成されている。
ここで、サブパネル部50の規制部材710や解除操作部材720の構成について、図32〜図35も用いて説明する。
図32は、遊技盤ブロック6でのサブパネル部50の右側側面視の図であって、(a)は解除操作部721を押下していない状態の図、(b)解除操作部721を押下している状態の図である。図33(a)は、図32(a)の断面図であり、図33(b)は、図32(b)の断面図である。図34(a)〜(c)は、解除操作部721を押下して表示パネル663をスライド取り外しする様子を示す図である。図35(a)〜(c)は、表示パネル663と規制部材710の止め部材711との位置関係をわかり易くするために図34(a)〜(c)でのホルダー部700の一部を削除した状態の図である。
解除操作部材720は、図25,図32に示すように、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装着または取り外しの際に表示パネル663の装抜領域に人手を進入させない、ホルダー部700での所定箇所(この実施例で表示パネル663よりも下側箇所)に設けられている。
具体的には、解除操作部材720は、図25,図32に示すように、操作者による操作を受ける解除操作部721を備え、この解除操作部721は、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装着または取り外しの際に表示パネル663の装抜領域に人手を進入させない、ホルダー部700での表示パネル663よりも下側箇所に設けられている。
解除操作部材720は、図32,図35に示すように、ホルダー部700の挿入口701をその挿入方向視した状態において、ホルダー部700での当該挿入口701以外の箇所に基端部が配設されてこの基端部から挿入口701にかからない方向(実施例1では例えば垂下方向)に延びた棒状部材723と、この棒状部材723の先端側で、かつ、操作者の人手が挿入口701にかからない箇所である表示パネル663よりも下側箇所に配設された解除操作部721と、を備えている。
規制部材710は、図32(a),図33(a)に示すように、棒状部材723での基端部と先端部との間の箇所から延びてその先端側が挿入口701にかかる止め部材711を備えている。解除操作部材720は、図32(b),図33(b)に示すように、解除操作部721の操作により止め部材711の先端側が挿入口701にかからない位置に変位するように棒状部材723が弾性変形する。
具体的には、図32,図33に示すように、ホルダー部700の挿入口701をその挿入方向視した状態で、当該ホルダー部700での操作者に向く面が前面側としその前面側とは反対側が奥面とした場合に、棒状部材723は、挿入口701以外で奥側の上部箇所に基端部が配設されてこの基端部から挿入口701にかからない方向(実施例1では例えば垂下方向)に延びており、解除操作部721は、操作者の人手が挿入口701にかからない箇所で挿入口701よりも下側に配設され、止め部材711は、その先端側が挿入口701にかかるように位置しており、図32(b),図33(b)に示すように、解除操作部721の操作によってその先端側が挿入口701にかからないに位置に変位する。
表示パネル663は、図17に示すように、その正面視で横長板状(横長の矩形形状)としており、図32に示すように、その厚みが薄い板材としている。
規制部材710の止め部材711は、図33に示すように、その先端側が円弧形状となっている。
棒状部材723は、図32,図33に示すように、ホルダー部700の挿入口701をその挿入方向視した状態において、解除操作部721が押された場合に止め部材711が挿入口701から離れる方向に撓む撓み部725を備えている。この撓み部725は、ホルダー部700の挿入口701をその挿入方向視した状態で、円弧状の形状としている。なお、この撓み部725の形状は、円弧状以外にも、V字状やU字状凹凸状など種々の形状のものを採用してもよい。
なお、上述したホルダー部700は本発明の被装着体に相当し、上述した規制部材710は本発明の規制手段に相当し、上述した解除操作部材720は本発明の解除操作手段に相当し、上述した解除操作部721は本発明の操作部に相当する。
ここで、表示パネル663を取り外す様子について説明する。
表示パネル663は、図32(a)、図33(a)、図34(a)、図35(a)に示すように、ホルダー部700の挿入口701にスライド装着された状態では、規制部材710の先端側の止め部材711が挿入口701にかかっており、表示パネル663がホルダー部700から外れないように固定されている。
操作者は、図32(b)、図33(b)、図34(b)、図35(b)に示すように、解除操作部721を奥側に向けて押すと、撓み部725が撓んで棒状部材723の先端側、つまり、止め部材711の先端側が挿入口701にかからない位置に変位するように棒状部材723が弾性変形する。
操作者が、解除操作部721を例えば左手で押した状態を維持しながら、例えば右手で、図34(c)、図35(c)に示すように、表示パネル663をスライド取り外しする。
このように、表示パネル663のスライド取り外し領域、つまり、表示パネル663のスライド取り外し方向である操作軸線上には、解除操作部721を押す操作者の手が位置しないので、表示パネル663がスムーズに取り外される。
なお、上記では表示パネル663の取り外しについて説明したが、表示パネル663のスライド装着する場合には、解除操作部721を奥側に向けて押して、止め部材711の先端側が挿入口701にかからない位置に変位させた状態とし、この挿入口701から表示パネル663をスライド装着し、この装着後に解除操作部721を押すことを止めることで、スライド装着が完了する。
次に、本実施例の遊技機1のさらなる特徴部分の構成について、図36〜図42を用いて説明する。
図36は遊技盤ブロック6の背面側に液晶表示装置504を取り付ける様子を示す後方斜視図である。図37は前面枠体501の背面側に液晶表示装置504を取り付ける様子を示す前方斜視図である。図38(a)は操作レバー641が解除位置にある前面枠体501の上半分を示す前方斜視図であり、図38(b)は操作レバー641が固定位置にある前面枠体501の上半分を示す前方斜視図である。図39は操作レバー641を固定位置から解除位置にする際の前面枠体501の上半分を示す前方斜視図である。図40は前面枠体501の操作レバー641の箇所の拡大斜視図である。図41はドアブロック4に対して閉じた状態の遊技主要ブロック5での液晶表示装置504部分の断面図である。図42は遊技盤ブロック6の前面枠体501の背面側に液晶表示装置504を固定した状態での当該液晶表示装置504部分の断面図である。
遊技盤ブロック6は、図12,図36に示すように、その背面側(裏面側)で下から順に、遊技者に大当たりの有無を知らせるための各種の図柄が表示されたリール541〜543を回動・停止するリール装置503と、このリール541〜543の回動などと連動して遊技表示演出を表示する液晶表示装置504とが取り付けられ、かつ、図13に示すように、その前面側から液晶表示装置504の表示画面とリール装置503のリール541〜543の部分とが視認可能となっており、図36,図37に示すように、裏面視でその周縁部分のうちで少なくとも液晶表示装置504の周囲での所定箇所が裏面側の方に延出した延出縁630を備えている。
具体的には、実施例1での遊技盤ブロック6の前面枠体501は、図12,図36に示すように、裏面視でその周縁部分でのほぼ全箇所に、裏面側の方に延出した延出縁630を備えている。
また、液晶表示装置504は、図36,図37,図41,図42に示すように、遊技盤ブロック6の前面枠体501の取付位置に位置させた状態で、操作者により操作を受ける操作レバー641を解除位置(図38(a)に示す状態)から固定位置(図38(b)に示す状態)にスライド操作することでこの前面枠体501に固定する固定部材645を備えている。
具体的には、この固定部材645は、操作者によって解除位置(図38(a)に示す状態)から固定位置(図38(b)に示す状態)にスライド操作される操作レバー641と、前面枠体501の背面側の上部箇所で横幅方向に間隔を空けて、かつ、開口を互いの方に向けるようにして設けられた挿入受け部643とで構成されている。
前面枠体501は、図36,図41,図42に示すように、液晶表示装置504が取り付けられる取付位置の所定箇所に、液晶表示装置504の底面を受ける底受け部647を備えている。
底受け部647は、図41,図42に示すように、液晶表示装置504が載置された状態でこの液晶表示装置504が前面枠体501の方にもたれかかるような傾斜面となっている。
また、液晶表示装置504は、図36,図37,図41,図42に示すように、その底面箇所に挿入突起部649を備えている。前面枠体501の底受け部647は、図36,図37,図41,図42に示すように、液晶表示装置504の挿入突起部649が挿入される挿入穴651を備えている。
また、前面枠体501は、図37,図38に示すように、液晶表示装置504をこの前面枠体501の取付位置に位置させた状態で操作レバー641の対応する延出縁630での箇所に、操作レバー641を操作するための開口部653を備えている。
ドアブロック4は、図3,図4,図42に示すように、遊技盤ブロック6を閉じた状態で当該遊技盤ブロック6の開口部653を覆うリブ655を備えている。
前面枠体501の延出縁630は、図36〜図42に示すように、前面枠体501の前面側に近い第1延出縁631と、この第1延出縁631から前面枠体501の裏面側に向けて一段上る上り段差延出縁633とを有する二段構造となっている。
開口部653は、図37〜図42に示すように、第1延出縁631の所定箇所、つまり、図37に示すように液晶表示装置504を前面枠体501の取付位置に位置させた状態で操作レバー641の対応する箇所に設けられている。
ドアブロック4は、図41に示すように、遊技盤ブロック6の側に、前記の二段構造の延出縁630(第1延出縁631と上り段差延出縁633とからなる)と当接する段差内周部657を備えている。
なお、上述した液晶表示装置504は本発明の画像表示装置に相当し、上述した固定部材645は本発明の固定手段に相当し、上述したリブ655は本発明の被覆部に相当する。
上述したように、本実施例の遊技機1によれば、サブパネル部50は、遊技に関する固定情報が表示された表示パネル663が端部の挿入口701からスライド装着されるホルダー部700と、このホルダー部700に設けられ、挿入された表示パネル663の抜き取り方向への移動を規制する規制部材710と、操作者による操作によって規制部材710の規制を解除する解除操作部材720と、を備え、解除操作部材720は、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装着または取り外しの際に表示パネル663の装抜領域に人手を進入させないホルダー部700での所定箇所に設けられているので、操作者が解除操作部材720を操作するだけで、規制部材710の規制を解除することができ、この規制解除状態において表示パネル663をホルダー部700に対してスライド装着またはスライド取り外しすることができ、表示パネル663の装抜に関してネジ等の取り付けや取り外しが不要であり、サブパネル部50(例えば、表示パネル663やサブパネル部50の内部)をメンテナンスする場合の作業性に優れる。
また、解除操作部材720は、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装着または取り外しの際にこの表示パネル663の装抜領域に人手を進入させない、ホルダー部700での所定箇所に設けられているので、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装着または取り外しの際において、解除操作部材720を操作する操作者の手が表示パネルの装抜領域に入らず(位置させず)、この人手が表示パネル663の装抜を邪魔するようなことがなく、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装抜作業性に優れている。
その結果、サブパネル部50をメンテナンスする場合の作業性を向上させることができる遊技機を提供することができる。
また、解除操作部材720は、操作者による操作を受ける解除操作部721を備えている。この解除操作部721は、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装着または取り外しの際に表示パネル663の装抜領域に人手がかからない、ホルダー部700での所定箇所に設けられているので、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装着または取り外しの際において、解除操作部材720の解除操作部721を操作する操作者の手が表示パネル663の装抜領域に入らず、この人手が表示パネル663の装抜を邪魔するようなことがなく、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装抜作業性に優れている。
また、解除操作部材720は、ホルダー部700の挿入口701をその挿入方向視した状態において、ホルダー部700での当該挿入口701以外の箇所に基端部が配設されてこの基端部から挿入口701にかからない方向に延びた棒状部材723と、この棒状部材723の先端側で、かつ、操作者の人手が挿入口701にかからない箇所に配設された解除操作部721とを備え、規制部材710は、棒状部材723での基端部と先端部との間の箇所から延びてその先端側が挿入口701にかかる止め部材711を備え、解除操作部材720は、解除操作部721の操作により止め部材711の先端側が挿入口701にかからない位置に変位するように棒状部材723が弾性変形するので、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装着または取り外しの際において、解除操作部材720の解除操作部721を操作する操作者の手が表示パネル663の装抜領域に入らず、この人手が表示パネル663の装抜を邪魔するようなことがなく、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装抜作業性に優れている。
また、ホルダー部700の挿入口701をその挿入方向視した状態で、当該ホルダー部700での操作者に向く面が前面側としその前面側とは反対側が奥面とした場合に、棒状部材723は、挿入口701以外で奥側の上部箇所に基端部が配設されてこの基端部から挿入口701にかからない方向に延びており、解除操作部721は、操作者の人手が挿入口701にかからない箇所で挿入口701よりも下側に配設され、止め部材711は、その先端側が挿入口701にかかるように位置しており、解除操作部721の操作によってその先端側が挿入口701にかからないに位置に変位するので、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装着または取り外しの際において、解除操作部材720の解除操作部721を操作する操作者の手が表示パネル663の装抜領域に入らず、この人手が表示パネル663の装抜を邪魔するようなことがなく、表示パネル663のホルダー部700へのスライド装抜作業性に優れている。また、棒状部材723がホルダー部700の奥側にあるので邪魔になることもない。
また、表示パネル663は、その正面視で横長板状としており、解除操作部材720の解除操作部721を操作する操作者の手が表示パネル663の装抜領域に入る位置にこの解除操作部721を設けている場合には、横長板状の表示パネル663をホルダー部700にスライド装着する間中や取り外す間中にわたってこの解除操作部721を操作する手が表示パネル663に当らないように逃がした無理な姿勢としなければならず、操作し辛かったが、解除操作部材720の解除操作部721を操作する操作者の手が表示パネル663の装抜領域に入らない位置にこの解除操作部721を設けているので、横長板状の表示パネル663をホルダー部700にスライド装着または取り外す際にこの解除操作部721を操作する手が邪魔にならないので、楽な姿勢で解除操作部721を操作でき、操作性に優れている。
また、止め部材711は、その先端側が円弧形状となっているので、表示パネル663のスライド装着または取り外す際に、止め部材711の円弧形状に先端が表示パネル663の表面に触れたとしても、この表示パネル663の表面に傷を付けることが低減され、より安全性に優れている。
また、棒状部材723は、ホルダー部700の挿入口701をその挿入方向視した状態において、解除操作部721が押された場合に止め部材711が挿入口701から離れる方向に撓む撓み部725を備えているので、棒状部材723を弱く押すだけで撓み部725が撓んでこの棒状部材723の先端側(正確に言えば止め部材711)を挿入口701から離すことができ、棒状部材723を必要以上に強く押下せずとも棒状部材723の押下変形を好適に実現できる。また、棒状部材723の押下力は撓み部725が変形することでその棒状部材723の先端側をその力方向に逃がすようにして吸収でき、棒状部材723が破壊されることも低減できる。
また、外枠2と、この外枠2の前面側で当該外枠2に対して開閉可能に支持されるドアブロック4と、複数の図柄(例えば、遊技者に大当たりの有無を知らせるための各種の図柄)が表示されたリール541〜543を回動・停止するリール装置503とを備え、ドアブロック4は、リール装置503でのリール541〜543が視認可能な視認窓21を備え、かつ、遊技に関する固定情報(例えば、名称、キャラクタまたは遊技説明の少なくとも一つ)を表示するサブパネル部50を視認窓21の以外の箇所に備え、サブパネル部50は、遊技に関する固定情報(例えば、名称、キャラクタまたは遊技説明の少なくとも一つ)が表示された表示パネル663と、この表示パネル663に向けて光を照射する棒状の冷陰極管670と、この冷陰極管670を表示パネル663の背面側に固定する固定部材680と、冷陰極管670での管内電極部がそれぞれ存する両端部のうちの一方の端部である第1端部671(表示用基板695に近い方の端部)と表示パネル663との間に配置された、表示部693を有する表示用基板695とを備え、表示パネル663は、表示用基板695の表示部693での表示によって所定の遊技情報が表示される遊技情報表示領域697を、表示用基板695の対応する箇所に設け、固定部材680は、冷陰極管670の第1端部671の箇所を覆う覆い部681を備えている。
したがって、表示用基板695の表示部693での表示によって所定の遊技情報が表示される遊技情報表示領域697をサブパネル部50の表示パネル663の方に移設することで、遊技者が常に注視する注視領域に、より大きな液晶表示装置などの表示装置を配置可能とすることができ、さらなる遊技の興趣性の向上を図ることができ、ドアブロック4(前面扉)の注視領域を遊技の興趣性向上に関して有効活用できる。
さらに、固定部材680は冷陰極管670を表示パネル663の背面側に固定し、この固定部材680の覆い部681は、冷陰極管670での表示用基板695に近い方の端部である第1端部671の箇所を覆っているので、冷陰極管670の第1端部671と遊技情報表示装置(例えば表示用基板695)との距離をとることができ、つまり、両者についての空間距離ではなく沿面距離をとることができ、冷陰極管670の第1端部671により遊技情報表示装置(例えば表示用基板695)が悪影響(例えば、高電圧や静電気などによる悪影響)を受けることを低減できる。また、冷陰極管670の両端部、正確にはガラス管の両端部でその内部に封止配設された各電極にはこの電極に接続されたケーブル674を介して高電圧が印加されているが、冷陰極管670での高電圧印加電極を内在する第1端部671が固定手段の覆い部681で覆われているので、冷陰極管670の第1端部671が遊技情報表示装置に接触することを防止できる。
その結果、ドアブロック4(前面扉)での注視領域(例えば、視認窓や液晶表示装置等が配置される領域であって遊技者によって注視される領域)を遊技の興趣性向上に関して有効活用することができ、かつ、遊技情報表示装置(例えば表示用基板695)に悪影響を及ぼすことが低減できる遊技機を提供することができる。
また、冷陰極管670での表示用基板695に近い方の端部である第1端部671の箇所は、覆い部681としての筒状部材682に挿入された状態となっているので、この筒状部材682に挿入された冷陰極管670の第1端部671が、振動や何かが引っ掛る等の外的要因で直接前方に外れて表示用基板695に接触するようなことがなく、固定部材680でもってより安全に冷陰極管670を固定することができる。
また、筒状部材682は、その両端のうちの一方側に、冷陰極管670の端部が挿入される挿入口682aを備え、その他方側を閉鎖した閉鎖部682bを備えているので、筒状部材682の挿入口682aから挿入された冷陰極管670の第1端部671はこの筒状部材682の閉鎖部682bで止められ、冷陰極管670がその筒状部材682の他方側から突き出たり抜け落ちたりすることがない。また、筒状部材682の他端側が閉鎖部682bとなっているので、冷陰極管670の第1端部671と遊技情報表示装置(例えば表示用基板695)との距離をとることができ、つまり、両者についての空間距離ではなく沿面距離をとることができ、冷陰極管670の第1端部671により遊技情報表示装置(例えば表示用基板695)が悪影響(例えば、高電圧や静電気などによる悪影響)を受けることを低減できる。
また、冷陰極管670の筒状部材682に挿入される第1端部671および筒状部材682は、筒状部材682に挿入された冷陰極管670がその長手方向を軸心として回動することを抑止する嵌合部683を備えているので、筒状部材682に挿入された冷陰極管670がその長手方向を軸心として回動することを抑止でき、冷陰極管670に接続されたケーブル674の筒状部材682内の位置がこの冷陰極管670の回動によって変更されることを低減でき、冷陰極管670の回動によってこの冷陰極管670のケーブル674に無理な負荷がかかることを低減できる。
また、嵌合部683は、冷陰極管670の第1端部671の外周の所定箇所に形成された第1平面部673と、筒状部材682の内周の所定箇所に形成された、第1平面部673に対応する第2平面部684とを備え、冷陰極管670の第1端部671が筒状部材682に挿入された状態で、第1平面部673と第2平面部684との当接によって冷陰極管670の回動を抑止するものであるので、冷陰極管670の回動を好適に抑止できる。
また、筒状部材682は、その内部での表示パネル663から離れた箇所である背面箇所に、冷陰極管670の第1端部671が当該背面箇所からさらに背面方向に移動するのを規制する規制部685を備え、さらに、この筒状部材682は、冷陰極管670の第1端部671内の管内電極部に接続されたケーブル674が敷設される敷設空間部686を、当該筒状部材682の内部で規制部685よりも背面方向に形成しているので、筒状部材682に挿入された第1端部671は規制部685によってそれ以上に背面方向へ移動することが規制されており、しかも敷設空間部686によって、冷陰極管670の第1端部671のケーブル674の敷設空間が確保されているので、冷陰極管670が背面方向への移動することでこの第1端部671と筒状部材682の内周とでケーブル674が挟み込まれるようなことがないし、ケーブル674の敷設位置を確実ならしめることができる。
また、固定部材680は、冷陰極管670の両端のうちで筒状部材682に挿入される第1端部671とは反対側の端部である第2端部672を保持する保持部687を備え、この保持部687は、表示パネル663に向けて突出して所定の間隔を空けて配設された一対の保持片688,688を有し、この一対の保持片688,688間に冷陰極管670の第2端部672が表示パネル663側から入れられて保持されるようになっているので、まず、冷陰極管670の第2端部672を固定部材680の一対の保持片688,688間に押し入れることで、この冷陰極管670を片取付状態とし、この片取付状態の冷陰極管670の第1端部671が固定部材680の筒状部材682に挿入されるようにスライド移動させ、冷陰極管670を表示パネル663の背面側に固定することができる。つまり、冷陰極管670の第2端部672を固定部材680の一対の保持片688,688間に押し入んだ片取付状態からその第1端部671を筒状部材682に挿入するようにスライド移動させるようにして冷陰極管670を取り付けることができるし、取り外す際にはその逆の手順で行えばよいので、着脱作業が容易である。さらに、冷陰極管670を取り外す際には、冷陰極管670の第1端部671を筒状部材682から抜き出してこの冷陰極管670の第2端部672を一対の保持片688,688から外すため、冷陰極管670の第1端部671を表示用基板695の方向に向けて取り外す訳ではないので、冷陰極管670の第1端部671が表示用基板695に接触するようなことを低減でき、安全性にも優れている。
また、冷陰極管670の第2端部672は、外周で両側箇所に形成された一対の第3平面部675,675を備え、一対の保持片688,688は、その互いに向き合う面側に、一対の第3平面部675,675と対応する第4平面部689,689を備え、一対の保持片688,688の両第4平面部689,689に第2端部672の一対の第3平面部675,675がそれぞれ対向して当接または近接する状態でこの一対の保持片688,688間に第2端部672が保持されるようになっているので、冷陰極管670の第2端部672を一対の保持片688,688間で面支持することができ、保持性に優れているし、第2端部672の方でもこの冷陰極管670の回動を防止することができる
また、遊技盤ブロック6は、その裏面側に、遊技表示演出を表示する液晶表示装置504が取り付けられ、かつ、その前面側から液晶表示装置504の表示画面が視認可能となっており、裏面視でその周縁部分のうちで少なくとも液晶表示装置504の周囲での所定箇所が裏面側の方に延出した延出縁630を備え、液晶表示装置504は、遊技盤ブロック6の取付位置に位置させた状態で、操作者により操作を受ける操作レバー641を解除位置から固定位置に操作することでこの遊技盤ブロック6に固定する固定部材645を備え、遊技盤ブロック6は、液晶表示装置504をこの遊技盤ブロック6の取付位置に位置させた状態で操作レバー641の対応する延出縁630での箇所に、操作レバー641を操作するための開口部653を備え、ドアブロック4は、遊技盤ブロック6を閉じた状態で当該遊技盤ブロック6の開口部653を覆うリブ655を備えている。したがって、遊技盤ブロック6の延出縁630の所定箇所には、液晶表示装置504を固定する固定部材645の操作レバー641を操作するための開口部653を備えており、遊技盤ブロック6をドアブロック4から開いた状態では、操作者が延出縁630の開口部653を介して固定部材645の操作レバー641を操作することができ、大型の液晶表示装置504を搭載する場合でもこの液晶表示装置504の着脱を容易に行うことができる。また、このような開口部653を遊技盤ブロック6に形成しても、遊技盤ブロック6をドアブロック4に閉じた状態にした場合には、ドアブロック4のリブ655で遊技盤ブロック6の延出縁630の開口部653が覆われているので、延出縁630の開口部653を露出させない状態とすることができ、この開口部653を不正に利用する不正行為を低減できる。その結果、遊技盤ブロック6の奥位置への液晶表示装置504の着脱作業が容易で、かつ、不正行為を低減できる遊技機を提供することができる。
また、遊技盤ブロック6は、液晶表示装置504が取り付けられる取付位置の所定箇所に、液晶表示装置504の底面を受ける底受け部647を備えているので、液晶表示装置504を遊技盤ブロック6の底受け部647に預けた状態とすることができ、この預けた状態で操作レバー641を操作すればよく、取付者が液晶表示装置504を持ち上げた状態で維持する必要がなく、液晶表示装置504の取り付け作業の負担を低減できる。また、液晶表示装置504の取り外しの際も、操作レバー641を解除位置に操作するだけでよく、液晶表示装置504を落下させないように持ち上げておく必要がないので、液晶表示装置504の取り外し作業の負担も低減できる。
また、底受け部647は、液晶表示装置504が載置された状態でこの液晶表示装置504が遊技盤ブロック6の方にもたれかかるような傾斜面となっている。つまり、液晶表示装置504を遊技盤ブロック6の底受け部647に預けた状態とすることで、この液晶表示装置504が遊技盤ブロック6の方にもたれかかった傾斜姿勢となっており、液晶表示装置504を支える必要がなく、手放しした状態で操作レバー641を操作することができ、液晶表示装置504の取り付け作業性に優れる。また、液晶表示装置504の取り外しの際も、操作レバー641を解除位置に操作しても、液晶表示装置504が落下することなく遊技盤ブロック6の方にもたれかかっているので、液晶表示装置504を支える必要がなく、手放しした状態で操作レバー641を操作することができ、液晶表示装置504の取り外し作業性にも優れる。
また、液晶表示装置504の底面箇所の挿入突起部649が、遊技盤ブロック6の底受け部647の挿入穴651に挿入されるので、液晶表示装置504の底面が遊技盤ブロック6の底受け部647からずれていくようなことがなく、安全性に優れる。
また、前面枠体501の延出縁630は、前面枠体501の前面側に近い第1延出縁631と、この第1延出縁631から前面枠体501の裏面側に向けて一段上る上り段差延出縁633とを有する二段構造となっており、開口部653は、第1延出縁631の所定箇所(まり、図23に示すように液晶表示装置504を前面枠体501の取付位置に位置させた状態で操作レバー641の対応する箇所)に設けられており、ドアブロック4は、遊技盤ブロック6の側に、前記の二段構造の延出縁630(第1延出縁631と上り段差延出縁633とからなる)と当接する段差内周部657を備えているので、ドアブロック4に遊技盤ブロック6を閉じた状態では、第1延出縁631がさらにアクセスし難くなっており、不正行為を低減できる。
また、ドアブロック4および遊技盤ブロック6を閉状態に施錠する施錠装置120を備え、この施錠装置120は、鍵が挿入される鍵穴125aを備え、この鍵穴125aに挿入された鍵が第1の方向(実施例1では時計回り方向)に回動操作されることでドアブロック4を解錠するとともに、鍵穴125aに挿入された鍵が第1の方向とは異なる第2の方向(実施例1では反時計回り方向)に回動操作されることで遊技盤ブロック6を解錠するものであるので、施錠装置120の鍵穴125aに鍵を挿入して第2の方向に回動操作しなければ、遊技盤ブロック6を開いた状態にできないので、遊技盤ブロック6の不正開放を低減できる。また、遊技盤ブロック6が閉じた状態のままでは、遊技盤ブロック6の延出縁630の開口部653が露出しない状態であり、この開口部653を不正に利用する不正行為を低減できる。
また、遊技盤ブロック6は、その裏面側に、遊技に関する所定の制御を行う主制御装置505を備え、遊技盤ブロック6は、その裏面側を覆う裏カバー部材601を備えている。つまり、裏カバー部材601を開放しないと、遊技盤ブロック6の裏面側は露出しないようにされているので、裏カバー部材601の裏面側に対する不正行為を低減できる。また、この裏カバー部材601によって、主制御装置505も覆われており、裏カバー部材601を開放しないと、主制御装置505は露出しないようにされているので、主制御装置505に対する不正行為を低減できる。
また、外枠2と、この外枠2の前面側に設けられて当該外枠2に対して開閉可能に支持される遊技機本体部3と、この遊技機本体部3の裏面側に設けられて当該遊技機本体部3に対して開閉可能に支持される遊技主要ブロック5と、遊技機本体部3および遊技主要ブロック5を閉状態に施錠する施錠装置120と、を備え、施錠装置120は、操作キーが挿入される鍵穴125aを備え、この鍵穴125aに挿入された操作キーが第1の方向(時計方向)に回動操作されることで遊技機本体部3を解錠するとともに、鍵穴125aに挿入された操作キーが第1の方向とは異なる第2の方向(反時計方向)に回動操作されることで遊技主要ブロック5を解錠するものであり、遊技機本体部3の施錠装置120の鍵穴125aに挿入された操作キーが時計方向に回動操作されて所定の回動位置に達するとその回動位置で反時計方向には回動不能となるように当該操作キーを固定する固定機構128を備えている。
したがって、遊技機内部のトラブル等の処理や遊技機内部の点検(確認)等の場合には、遊技場関係者(ホール員)は、操作キーを施錠装置120の鍵穴125aに挿入してその操作キーを時計方向に操作して遊技機本体部3を解錠し、遊技機本体部3を開放した状態で遊技機の内部を点検することになるが、この遊技機本体部3の解錠状態では、固定機構128により操作キーが時計方向の回動位置で固定されており、操作キーを反時計方向に回動できないようになっているので、仮に不正行為者が遊技場関係者に知られないように操作キーを反時計方向に回動操作しようとしてもその回動操作ができず、不正に遊技主要ブロック5が解錠されることを防止できる。よって、遊技場関係者の知らないうちに不正行為者によって解錠された遊技主要ブロック5を開放して不正行為が行われるという問題も防止できる。
その結果、遊技機本体部3(一の扉部材)の開放状態において遊技主要ブロック5(他の扉部材)の開放操作を防止することができる遊技機を提供することができる。
また、施錠装置120の鍵穴125aは遊技機本体部3の前面側に設けられており、遊技機本体部3の裏面側には、固定機構128による操作キーの回動固定を解除する固定解除機構130が設けられているので、つまり、開放状態の遊技機本体部3での遊技場関係者が存する側には、固定機構128による操作キーの回動固定を解除する固定解除機構130が設けられているので、他の者(不正行為者など)が固定解除機構130を操作しようとしても当該操作作業を遊技場関係者に見られてしまい、遊技場関係者に知られずに操作することを困難にできる。
また、遊技機本体部3は、外枠2に係止する鉤部材123を備えており、施錠装置120は、鍵穴125aに挿入された操作キーが時計方向に回動操作されることで、鉤部材123を外枠2への係止が解除された開位置に変位し、遊技機本体部3を解錠するものであり、固定機構128は、操作キーを回動位置に固定した状態において鉤部材123を開位置に固定しているので、遊技関係者は、開位置で固定された鉤部材123を見ることで、操作キーが固定状態であることを認識できる。また、遊技機本体部3を閉状態にする際に、固定解除機構130を操作することを気付かせることもできる。
また、固定解除機構130は、固定機構128による操作キーの回動固定を解除すると、操作キーを鍵穴125aに対して挿抜可能な中立位置に自動的に戻す自動復帰機構130aを備えているので、遊技関係者は、中立位置に戻された操作キーを見ることで、操作キーの回動固定が解除されていることを認識できる。
また、遊技主要ブロック5は、遊技機本体部3が解錠されて開放された状態において、鍵穴125aに挿入された操作キーが反時計方向に回動操作されることで解錠されて開放可能となり、遊技主要ブロック5は、遊技者の利益に関する制御を担う主制御装置505と、この主制御装置505を少なくとも覆う払出ブロック7とを備え、払出ブロック7は、遊技主要ブロック5が解錠されて開放された状態で主制御装置505の覆いを解除可能となっているので、遊技機本体部3の前面側の鍵穴125aに操作キーを挿入してこの操作キーを時計方向に回動して、遊技機本体部3を解錠して開放し、そして、鍵穴125aに挿入された操作キーを今度は反時計方向に回動操作して遊技主要ブロック5を解錠して開放し、さらに払出ブロック7による主制御装置505の覆いを解除しなければ、主制御装置505にアクセスできないので、これらの操作に手間がかかり、主制御装置505に対する不正行為を抑止することができる。
また、固定機構128は、図4に示すように、ドアブロック4の裏面視で左端高さ方向に沿った長尺状(長手形状)の基枠121に対して、この基枠121と同様に長尺状(長手形状)の第1連動杆122が長手方向に沿って上下動する構成であり、基枠121に対して第1連動杆122を上方向に動かした位置で固定することで、操作キーを回動位置に固定する構成をとっているので、剛性があり、強固な固定手段を実現できる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、図33に示すように、棒状部材723は、挿入口701以外で奥側の上部箇所に基端部が配設されてこの基端部から挿入口701にかからない方向(垂下方向)に延びており、解除操作部721は、操作者の人手が挿入口701にかからない箇所で挿入口701よりも下側に配設しているが、棒状部材723を、挿入口701以外で奥側の下部箇所に基端部が配設されてこの基端部から挿入口701にかからない方向(直上方向)に延びたものとし、解除操作部721は、操作者の人手が挿入口701にかからない箇所で挿入口701よりも上側に配設したものとしてもよい。
(2)上述した実施例では、冷陰極管670の第2端部672を固定部材680の一対の保持片688,688間に押し入んだ片取付状態からその第1端部671を筒状部材682に挿入するようにスライド移動させるようにして冷陰極管670を取り付けているが、冷陰極管670の第1端部671を固定部材680の筒状部材682に挿入し、第1端部671を筒状部材682に僅かに斜め方向に挿入した片斜め入れ状態とし、この冷陰極管670の第2端部672を固定部材680の一対の保持片688,688間に押し入れるようにして冷陰極管670を取り付けてもよい。なおこの場合には、筒状部材682の挿入口682aは、第1端部671の筒状部材682への斜め入れ状態を許容する大きさとしている。
(3)上述した実施例では、図31(b)に示すように、一対の保持片688,688の両第4平面部689,689に第2端部672の一対の第3平面部675,675がそれぞれ対向して当接する状態でこの一対の保持片688,688間に第2端部672が保持されるようになっているが、両第4平面部689,689に一対の第3平面部675,675がそれぞれ対向して近接する状態でこの一対の保持片688,688間に第2端部672が保持されるような構成としてもよい。
(4)上述した実施例では、図30(b)に示すように、嵌合部683は、冷陰極管670の第1端部671の外周の両側箇所に形成された各第1平面部673と、筒状部材682の内周の両側箇所に形成された、第1平面部673に対応する各第2平面部684とを備え、冷陰極管670の第1端部671が筒状部材682に挿入された状態で、それぞれの第1平面部673と第2平面部684との当接によって冷陰極管670の回動を抑止するものとしているが、第1端部671の外周の所定箇所に単一の第1平面部673と、筒状部材682の内周の所定箇所に形成された、第1平面部673に対応する単一の第2平面部684とを備え、冷陰極管670の第1端部671が筒状部材682に挿入された状態で、第1平面部673と第2平面部684との当接によって冷陰極管670の回動を抑止するものしてもよいし、第1端部671の第1平面部673および筒状部材682の第2平面部684を3個以上の複数個としてもよいし、第1端部671と筒状部材682との内の一方にキー溝を形成しその他方にこのキー溝に挿入される突出キー部を形成した構成としてもよい。
(5)上述した実施例では、遊技球使用の回胴遊技機を例に挙げて説明してきたが、パチンコ機やスロットマシンやこれらを融合させた遊技機などに適用可能である。
以上のように、この発明は、遊技球を使用するパチンコ機、メダルを使用するスロットマシン及び遊技球使用の回胴遊技機などの各種の遊技機に適している。
本発明の一実施の形態における遊技機の全体を示す斜視図である。 遊技機の正面図である。 遊技機の内部開放状態を示す斜視図である。 遊技機の内部開放状態を示す斜視図である。 遊技機の背面図である。 (a)は遊技機本体部を背面側から見た図、(b),(c)はドアブロックに対する遊技盤ブロックと払出ブロックの開放動作状況を示す図である。 ドアブロックを前方から見た分解斜視図である。 ドアブロックを後方から見た分解斜視図である。 ドアブロックを構成する前扉体と背面枠とを分離してそれらを前方から見た斜視図である。 ドアブロックを構成する前扉体と背面枠とを分離してそれらを後方から見た斜視図である。 受皿ブロックの斜視図である。 遊技盤ブロックの後方斜視図である。 遊技盤ブロックの分解斜視図である。 前面枠体およびベース板とリール装置との斜視図である。 払出ブロックの斜視図である。 払出ブロックの背面図である。 遊技盤ブロックの前面側のシート体などを分解した状態の斜視図である。 サブパネル部の表示パネルを外した状態の遊技盤ブロックを前方右上側から見た斜視図である。 図18でのサブパネル部の右側箇所の拡大斜視図である。 サブパネル部の表示パネルを外した状態の遊技盤ブロックを前方左上側から見た斜視図である。 図20でのサブパネル部の右側箇所の拡大斜視図である。 図18のサブパネル部の表示用基板を外した状態の遊技盤ブロックを前方右上側から見た斜視図である。 図22でのサブパネル部の右側箇所の拡大斜視図である。 図20のサブパネル部の表示用基板を外した状態の遊技盤ブロックを前方左上側から見た斜視図である。 図24でのサブパネル部の右側箇所の拡大斜視図である。 図22のサブパネル部の冷陰極管を外した状態の遊技盤ブロックを前方右上側から見た斜視図である。 図26でのサブパネル部の右側箇所の拡大斜視図である。 図24のサブパネル部の冷陰極管を外した状態の遊技盤ブロックを前方左上側から見た斜視図である。 図28でのサブパネル部の右側箇所の拡大斜視図である。 (a)は、サブパネル部を冷陰極管の長手方向に沿って縦断面して正面側から見た場合の右側箇所の縦断面図であり、(b)は、サブパネル部を正面縦方向に断面して右横から見た場合の縦断面図である。 (a)は、表示パネルを外した状態で冷陰極管の取り付け前の状態でのサブパネル部の左側箇所の拡大斜視図であり、(b)は、その取り付けた状態の拡大斜視図である。 遊技盤ブロックでのサブパネル部の右側側面視の図であって、(a)は解除操作部を押下していない状態の図、(b)解除操作部を押下している状態の図である。 (a)は、図32(a)の断面図であり、(b)は、図32(b)の断面図である。 (a)〜(c)は、解除操作部を押下して表示パネルをスライド取り外しする様子を示す図である。 (a)〜(c)は、表示パネルと規制部材の止め部材との位置関係をわかり易くするために図34(a)〜(c)でのホルダー部の一部を削除した状態の図である。 遊技盤ブロックの背面側に液晶表示装置を取り付ける様子を示す後方斜視図である。 前面枠体の背面側に液晶表示装置を取り付ける様子を示す前方斜視図である。 (a)は操作レバーが解除位置にある前面枠体の上半分を示す前方斜視図であり、(b)は操作レバーが固定位置にある前面枠体の上半分を示す前方斜視図である。 操作レバーを固定位置から解除位置にする際の前面枠体の上半分を示す前方斜視図である。 前面枠体の操作レバーの箇所の拡大斜視図である。 ドアブロックに対して閉じた状態の遊技主要ブロックでの液晶表示装置部分の断面図である。 遊技盤ブロックの前面枠体の背面側に液晶表示装置を固定した状態での当該液晶表示装置部分の断面図である。
1 … 遊技機
50 … サブパネル部(表示パネル部)
663 … 表示パネル
700 … ホルダー部(被装着体)
701 … 挿入口
710 … 規制部材(規制手段)
711 … 止め部材
720 … 解除操作部材(解除操作手段)
721 … 解除操作部(操作部)
723 … 棒状部材
725 … 撓み部

Claims (1)

  1. 遊技に関する固定情報が表示された表示パネルと、
    前記表示パネルが端部の挿入口から装着される被装着体と、
    前記被装着体の前記端部の近傍箇所に基端部が配設され、当該基端部から前記挿入口にかからない方向に延びた部材と、を備え、
    前記部材は、
    前記部材での途中箇所から延出され、当該延出された側の先端側が、前記表示パネルの移動を規制する第1状態と前記規制を解除する第2状態とに変位することが可能な規制部と、
    前記規制部よりも前記部材での先端側で且つ前記挿入口にかからない位置に配設され、操作者による操作を受けると前記挿入口にかからない方向に変位することで、前記規制部を前記第1状態から前記第2状態に変位させる解除操作部と、
    前記被装着体の前記挿入口をその挿入方向視した状態において、前記解除操作部が操作された場合に前記規制部が前記挿入口から離れる方向に撓む撓み部と、を備える
    ことを特徴とする遊技機。
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