JP5857832B2 - 画像形成装置、入力装置及び画像形成システム - Google Patents

画像形成装置、入力装置及び画像形成システム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、入力装置及び画像形成システムに関する。
画像形成に係る各種の設定等をユーザーから受け付けるための入力装置を備えた画像形成装置が知られている。このような画像形成装置は、入力装置として機能するタッチパネルや各種のキー、スイッチ等を有し、これらを介してユーザーの手動入力を検知する。
一方、上記のような入力装置を介して誤操作による入力が行われる場合がある。例えば、一方の手による入力を意図したユーザーが無意識的に入力装置に添えた他方の手がタッチパネルやキー、スイッチ等に触れてしまった場合や、意図せずユーザーの体の一部等が入力装置にぶつかったことによりタッチパネルやキー、スイッチ等に触れてしまった場合等に、誤操作が生じうる。
特に、画像形成の開始を指示する入力が誤って検知されると、ユーザーが意図しない画像形成が行われることとなり、インクや記録媒体の無駄な消費が生じることとなる。また、整備者によるメンテナンス中に誤操作による画像形成の動作が開始された場合、整備作業が妨げられることとなる。
このため、誤操作を防止する仕組みが設けられた入力装置が知られている。例えば、複数回又は所定時間連続してキー入力が行われた場合に入力を受け付けるモードを有する入力装置(特許文献1)や、タッチパネルをロックし、ロックが解除されるまで入力を受け付けない入力装置(特許文献2)等が知られている。
特開2003−205105号公報 特表2009−521753号公報
しかしながら、従来の入力装置は、誤操作の防止のための仕組みにより入力が非効率となっていた。
例えば、特許文献1の入力装置は、複数回又は所定時間連続してキー入力を行わないと入力を受け付けないので、その分だけ1回の入力操作に要する時間が増大してしまう。
また、特許文献2の入力装置は、ロックが解除されないと入力を受け付けないことから、ユーザーにロック解除のための入力操作を強いることとなり、入力開始前にユーザーに煩雑な作業を要求することとなる。
本発明は、誤操作の防止とより効率的な入力とを両立した画像形成装置、入力装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体を搬送する搬送部とを備える画像形成装置において、前記画像形成装置の動作に係る入力操作を検知する入力部を備え、前記入力部は、所定位置に対する接触又は押圧による第1操作を検知する第1検知部と、始点となる位置から当該始点とは異なる位置である終点となる位置まで接触位置を連続して移動させる操作を検知する第2検知部と、を備え、前記所定の入力のうち、入力に応じた前記画像形成装置の動作が前記画像形成部及び前記搬送部の少なくともいずれか一方の動作を伴うものとなる特定の入力を前記第2検知部により検知し、他の入力を前記第1検知部により検知することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記入力部は、前記画像形成装置に対する入力内容に係る表示を行う表示部を有するタッチパネルを備え、前記タッチパネルは、前記表示部の表示内容に応じて行われる入力を検知することで少なくとも前記第2検知部として機能することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記タッチパネルは、前記表示部に表示された画像の所定位置に対応する位置を前記始点とし、当該画像の所定位置に対応する位置であって前記始点とされた位置とは異なる位置を前記終点とすることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の画像形成装置であって、前記タッチパネルに対する入力内容に応じて前記表示部の表示内容を制御する表示制御部を備え、前記表示制御部は、前記始点に対応する前記表示部の位置に指標を表示させ、当該始点に対応する前記タッチパネルの位置を接触開始位置とし、当該始点と前記終点に対応する前記タッチパネルの位置の間で前記タッチパネルに対する接触位置を連続して移動させる操作の検知に応じて当該指標の表示位置を当該接触位置に対応した位置とすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記タッチパネルは、前記表示部に表示された第1画像の表示位置に対応する位置を前記始点とし、当該第1画像とは異なる第2画像の表示位置を前記終点とすることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像形成装置であって、前記タッチパネルに対する入力内容に応じて前記表示部の表示内容を制御する表示制御部を備え、前記表示制御部は、前記始点に対応する前記タッチパネルの位置に対する接触の検知後に前記第2画像を前記表示部に表示させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記特定の入力は、印刷指示の入力を含むことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7の何れか一項に記載の画像形成装置であって、前記入力部は、入力を検知するタイミングに関わらず前記特定の入力を前記第2検知部により検知し、前記他の入力を前記第1検知部により検知することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記特定の入力を前記第2検知部により検知した時点で該特定の入力を有効と判定することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記他の入力を前記第1検知部により検知した時点で該他の入力を有効と判定することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記入力部は、前記特定の入力を前記第1検知部により検知するよう変更する設定変更手段を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1から11のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記画像形成部は、インクを吐出する記録ヘッドを含むことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体を搬送する搬送部とを備える画像形成装置の動作に係に係る入力操作を検知する入力装置において、所定位置に対する接触又は押圧による第1操作を検知する第1検知部と、始点となる位置から当該始点とは異なる位置である終点となる位置まで接触位置を連続して移動させる第2操作を検知する第2検知部と、を備え、前記所定の入力のうち、入力に応じた前記画像形成装置の動作が前記画像形成部及び前記搬送部の少なくともいずれか一方の動作を伴うものとなる特定の入力を前記第2検知部により検知し、他の入力を前記第1検知部により検知することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、画像形成システムにおいて、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体を搬送する搬送部とを備える画像形成装置と、請求項13に記載の入力装置と、を備えることを特徴とする。
なお本発明でいう「接触」、「押圧」は、検知部の検知構成により必ずしも検知部それ自体に接触、押圧するものにのみ限定されず、検知する感度の範囲で非接触、非押圧のものも含むものである。
本発明によれば、誤操作の防止とより効率的な入力とを両立した画像形成装置、入力装置及び画像形成システムを提供することができる。
画像形成装置の全体を示した斜視図である。 タッチパネルの具体的な構成の一例を示す模式図である。 画像形成装置のブロック図である。 タッチパネルの表示例を示す図である。 「印刷」ボタンに対する入力として検知されるユーザーの操作例を示す図である。図5(A)は、「印刷」ボタンの始点に対応する位置に対する操作例を示す図である。図5(B)は、「印刷」ボタンの始点から終点にかけて接触位置を連続して移動させる操作例を示す図である。 タッチパネルに対する入力の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の画像形成装置のブロック図である。 第2実施形態における指標を含む表示例を示す図である。 第2実施形態における「印刷」ボタンに対する入力として検知されるユーザーの操作例を示す。図9(A)は、「印刷」ボタンの始点に対応する位置に対する操作例を示す図である。図9(B)は、「印刷」ボタンの始点から終点にかけて接触位置を連続して移動させる操作例を示す図である。 第2実施形態におけるタッチパネルに対する入力の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3実施形態における「印刷」ボタンに対する入力として検知されるユーザーの操作例を示す。図11(A)は、「印刷」ボタンに対応する位置に対する操作時に「OK」ボタンが表示された例を示す図である。図11(B)は、「印刷」ボタンに対応する位置から「OK」ボタンに対応する位置にかけて接触位置を連続して移動させる操作例を示す図である。 第3実施形態におけるタッチパネルに対する入力の判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態である画像形成装置1について、図1〜図6を用いて詳細に説明する。なお、実施形態は本発明の一例であり、これに限定されるものではない。
図1は画像形成装置1の全体を示した斜視図である。
画像形成装置1は、記録媒体を水平方向に沿って搬送する搬送装置2と、搬送される記録媒体に上方からインクを吐出する複数の記録ヘッドを搭載するキャリッジ4と、キャリッジ4を記録媒体の搬送方向に直交する水平方向に沿って搬送する主走査装置5と、キャリッジ4に搭載された各記録ヘッドのノズルの保湿を行うノズル保湿部6と、キャリッジ4に搭載された各記録ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス部7と、キャリッジ4に搭載された各記録ヘッドへのインク供給を行うインク供給装置(図示略)と、画像形成装置1の動作に係りユーザーにより行われる所定の入力を検知する入力部8と、これら各構成を制御する制御部9と、全体を支持するフレーム100を主として備えている。
なお、以下の説明では、水平方向であって記録媒体の搬送方向に沿った方向をY軸方向、水平方向であってキャリッジ4の搬送方向に沿った方向をX軸方向又は主走査方向、鉛直上下方向をZ軸方向というものとする。
搬送装置2は、駆動ローラ21及び従動ローラ(図示略)と、駆動モータ22と、搬送ベルト23と、を備えている。
駆動ローラ21及び従動ローラは、回転自在に軸支されており、駆動ローラ21は、X軸方向に延在するように配置されている。駆動モータ22は、駆動ローラ21を回転駆動するための駆動源であり、駆動ローラ21の一端側に取り付けられている。
搬送ベルト23は、無端状に形成され、駆動ローラ21と従動ローラとの間に架け渡されている。搬送ベルト23は、駆動ローラ21が回転すると駆動ローラ21と従動ローラとの間を周回してその上面に載置された記録媒体をY軸方向に沿った搬送方向Fに向かって搬送し、駆動ローラ21の回転が停止すると、両ローラ間での周回を停止し、記録媒体の搬送を停止する。
駆動モータ22は、制御装置の制御に従って、記録ヘッドがX軸方向に沿った片道一回分の走査が終了すると、駆動ローラ21を所定量だけ回転させて記録媒体を搬送方向に所定距離だけ搬送させて停止させ、記録ヘッドがX軸方向の反対方向への走査を開始して終了すると、駆動ローラ21を再度所定量だけ回転させて記録媒体を搬送方向Fに所定距離だけ搬送させて停止させることを繰り返し、記録媒体をいわゆる間欠搬送する。
なお、記録媒体としては、紙や布帛のほか、樹脂フィルムや金属類等を用いることが可能である。
図1に示すように、フレーム100は、X軸方向に沿って延在する矩形の本体部101と、本体部101におけるX軸方向一端部を支持する第一の土台部103と、本体部101におけるX軸方向他端部を支持する第二の土台部102とから主に構成されている。
第一の土台部103は、その内部にメンテナンス部7を格納保持しつつ本体部101の一端部を下方から支持している。また、第二の土台部102は、その内部にノズル保湿部6を格納保持しつつ本体部101の他端部を下方から支持している。
本体部101は、後述する主走査装置5の一対のキャリッジレール51,51をX軸方向に向けた状態で内側に格納保持しており、キャリッジ4は本体部101の内部でX軸方向に沿って搬送される。
また、第一の土台部103と第二の土台部102は、前述した搬送装置2を挟んでX軸方向の両側に配置され、本体部101は搬送装置2の上方に架設されている。これにより、搬送装置2による記録媒体の搬送方向に直交する方向でキャリッジ4を搬送しつつ当該キャリッジ4に搭載された各記録ヘッドからインクを吐出して画像形成を行うことを可能としている。
主走査装置5は、フレーム100の本体部101の内部において、X軸方向に沿って延在するように支持された棒状の一対のキャリッジレール51、51を備えている。これら一対のキャリッジレール51、51は、搬送装置2の搬送ベルト23の上方を跨ぐように設けられている。そして、キャリッジレール51、51には、箱状のキャリッジ4がX軸方向に沿って往復移動可能に支持されている。
キャリッジ4は上部が開放された箱状の形状を有する筐体であり、X−Y平面に沿う底板に複数の記録ヘッドが搭載される。キャリッジ4は、図1に示すように、Y軸方向における両側面の上部においてY軸方向両側に向かって腕部が延出されており、当該各腕部がそれぞれリニアガイドを介してキャリッジレール51、51の上部に載置されており、これによってキャリッジレール51、51上をX軸方向に沿って滑動可能となっている。
また、キャリッジレール51、51とキャリッジ4の腕部の間にはリニアモーターLが装備されている。即ち、各キャリッジレール51、51にはリニアモーターLの固定子が装備され、キャリッジ4の各腕部には可動子が装備されており、固定子側のコイルの電流制御によりキャリッジ4はX軸方向に沿った搬送動作が付与される。
ここで、キャリッジ4及び主走査装置5は、記録媒体に画像を形成する画像形成部として機能する。
ノズル保湿部6は、搬送装置2から外れて、キャリッジレール51、51の他端部側に設けられている。即ち、非記録動作時に、キャリッジ4がキャリッジレール51、51の他端部のノズル保湿部6との対向位置まで移動し、かかる状態で各記録ヘッドのノズルの保湿を行う。
即ち、このノズル保湿部6は、各ノズルに密着して、各ノズル内部を保湿液の貯蔵部に接続した状態とするためのものであり、主に、保湿液の貯蔵部とその昇降機構とにより構成されている。
メンテナンス部7は、非記録動作時に各記録ヘッドのメンテナンスを行う。メンテナンス部7は、搬送装置2から外れて、キャリッジレール51、51の一端部側に設けられている。即ち、キャリッジ4がキャリッジレール51、51の一端部のメンテナンス部7との対向位置まで移動した状態でメンテナンスが実施される。
このメンテナンス部7は、各記録ヘッドのノズルの下面の汚れを拭き取る清掃装置と、メンテナンス対象となる記録ヘッドによるインクの吐出を行う際の受け皿となるインクトレー(図示略)とを備えている。
上記清掃装置は、主に、ノズルに摺接するX軸方向に沿った回転軸回りに回転可能な清掃ローラと、当該清掃ローラをY軸方向に沿って搬送するローラ搬送機構とにより構成されている、清掃ローラは、キャリッジ4に搭載された九色のヘッド群の内の三色分のヘッド群の拭き取りが可能となるように、X軸方向における幅が設定されており、一往復半の移動動作により全ての記録ヘッドの清掃を実施する。そして、これにより、インクの固化によるノズルの目詰まりを防止する。
また、メンテナンス時のインクトレーに対するインクの吐出は、インク供給装置のインク供給圧をもって行われ、これにより記録ヘッド内のインク流路の詰まりなどを解消することができる。
入力部8は、タッチパネル80を備える。
タッチパネル80は、画像形成装置1の動作に係る各種の表示を行う表示部81と、表示部81に表示された内容に応じて行われる入力操作を検知する検知部82と、入力操作に応じて検知部82により検知された入力内容と表示部81の表示内容との対応付けにより、入力部8を介して行われた入力内容を判定する判定部83と、を備える。
表示部81は、例えば、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンス(Electro-Luminescence:EL)ディスプレイ等の表示装置であり、制御部9の制御下で画像形成装置1の動作に係る各種の表示を行う。また、表示部81は、画像形成装置1に対する入力内容に係る表示を行う。
検知部82は、表示部81の表示領域を覆うように設けられて光の透過性を有する入力検知装置である。即ち、検知部82は、表示部81の表示内容を透過させてユーザーに視認可能とする。また、検知部82は、表示部81に表示された各種のボタン・キーや指標等の画像に対して行われる接触、押下等の操作による入力を検知する。検知部82は、入力を検知した場合、接触、押下等が行われた位置を示す座標情報を判定部83に出力する。
図2は、タッチパネル80の具体的な構成の一例を示す模式図である。
第1実施形態の検知部82は、光学方式により入力を検知する。
具体的には、検知部82は、例えば、方形状の表示部81の隣接する2頂点に対応する位置に設けられた2つの赤外線出力検知部821、822と、赤外線出力検知部821、822が設けられた2頂点の一方の頂点から赤外線出力検知部821、822が設けられていない他の頂点を周回して他方の頂点に至る表示部81の3辺に対応する位置に設けられた再帰反射枠825と、を有する。
赤外線出力検知部821、822は、それぞれ、表示部81の表示領域内に対応する範囲に赤外線を出力する赤外線出力部823と、赤外線出力検知部821、822に入射する赤外線を検知する赤外線検知部824と、を有する。
再帰反射枠825は、再帰反射枠825が設けられた表示部81の3辺の内側の光を入射方向に沿う方向であって入射方向と反対の方向に反射する再帰性反射を行う反射体である。再帰性反射を生じさせる具体的な構造として、例えば、直交するよう設けられて直角の内側に鏡面を有する反射体や、球状のガラスビーズ等が挙げられるが、一例であってこれに限られるものでない。
赤外線出力検知部821、822の赤外線出力部823から出力された光は、再帰反射枠825に入射すると、再帰反射枠825により入射方向に沿う反対方向に反射される。再帰反射枠825により反射された赤外線は、赤外線出力検知部821、822に入射することとなる。即ち、赤外線出力検知部821、822と再帰反射枠825との間に赤外線を遮蔽するものがない場合、赤外線検知部824は赤外線を検知する。
一方、図2に示すように、ユーザーの操作により指Hが検知部82に接触した場合、赤外線出力検知部821、822と再帰反射枠825との間の光の射線上にユーザーの指Hが接触した位置が含まれる範囲について、赤外線出力部823から出力された赤外線の反射が妨げられることとなり、赤外線検知部824による赤外線の検知が行われなくなる。検知部82は、赤外線出力部823から出力された赤外線のうち、反射が妨げられて赤外線検知部824による赤外線の検知が行われなかった赤外線の射出角度により、ユーザーの操作により検知部82上で接触が行われた位置を検知し、当該位置を示す座標情報を出力する。
なお赤外線出力部823から出力された赤外線の反射を妨げる構成は、必ずしもユーザーの指Hが検知部に実際に接触又は押圧する場合だけでなく、上述したユーザーの検知部への入力動作により実際に検知部に接触又は押圧しなくても、当該検知部近傍にある事により赤外線出力検知部と再帰反射枠との間の赤外線を遮蔽した場合には入力が検知されるものである。
判定部83は、入力に応じて検知部82により出力された座標情報と表示部81の表示内容との対応付けにより、入力部8を介して行われた入力内容を判定する。
具体的には、判定部83は、例えば、表示部81及び検知部82と電気的に接続されたIC(Integrated Circuit)チップ等の回路を有し、表示部81の表示領域内を座標により管理する。そして、判定部83は、検知部82から座標情報が出力されたときの表示部81の表示内容のうち当該座標情報に対応する座標に表示されていた表示内容から、入力内容を確定させる。そして、判定部83は、確定された入力内容を示す情報を制御部9に出力する。
なお、画像形成装置1の動作に係り入力部8を介して行われる入力内容には、画像形成部の動作(例えば、キャリッジ4の移動動作等)及び搬送装置2の少なくともいずれか一方の動作を伴うものとなる特定の入力内容と、これらのいずれの動作も伴わない入力内容と、がある。
図3は、画像形成装置1のブロック図である。
制御部9は、画像形成装置1の各部の動作を制御する。
具体的には、制御部9は、例えば、CPU91、RAM92、ROM93等を有する。
CPU91は、ROM93等の記憶装置から処理内容に応じた各種のプログラムやデータ等を読み出して実行し、実行された処理内容に応じて画像形成装置1の各部の動作を制御する。RAM92は、CPU91により処理される各種のプログラムやデータ等を一時的に記憶する。ROM93は、CPU91等により読み出される各種のプログラムやデータ等を記憶する。
また、制御部9は、入力部8を介して行われた入力内容に応じた各種の設定、処理等を行う。具体的には、制御部9は、ユーザーの入力を受け付けるための画面表示を表示部81に行わせ、タッチパネル80により検知された入力内容に応じた各種の処理を行う。
図4に、タッチパネル80の表示例を示す。
なお、タッチパネル80の表示内容とは、即ち、表示部81による表示内容である。
図4に示す表示例には、「ジョブ一覧」、「印刷設定」、「印刷履歴」及び「用紙設定」のタブが設けられており、各タブに対応した異なる表示内容が設けられている。制御部9は、ユーザーにより操作されたタブに応じた表示内容を表示部81に表示させ、当該表示内容に応じた入力内容を受け付ける。
なお、ジョブとは、画像形成装置1による所定回数(例えば、1回)の画像形成に係る各種の情報を含む情報群であり、用紙に形成される画像を示す画像データや、用紙設定や画像形成に用いられる色数の設定等を含む。
「ジョブ一覧」の表示内容は、「画像イメージ」及び「ジョブ情報」の表示領域を含む。また、「ジョブ一覧」の表示内容には、「ホーム」、「変更」、「登録」、「削除」及び「印刷」のそれぞれの入力内容に対応するボタンが設けられている。図4に示す「ジョブ一覧」の表示内容は、「ジョブ情報」を表示部81の方形状の表示領域のほぼ中央とし、「ジョブ情報」の左方に「画像イメージ」が配置され、「ジョブ情報」の下方に「ホーム」ボタンが配置され、「ジョブ情報」の右方に「変更」、「登録」、「削除」及び「印刷」の各ボタンが配置されている。「変更」、「登録」、「削除」及び「印刷」の各ボタンは、表示部81の表示領域内において、上から「変更」、「登録」、「削除」、「印刷」の順に並んで表示されている。
また、「ジョブ情報」の情報には、一又は複数のジョブの各々に対応するアイコンが表示されている。「ジョブ情報」、「画像イメージ」の各表示領域は、例えば、ユーザーの接触操作により選択されたジョブに関する情報や、印刷プレビューを表示するための領域である。制御部9は、選択されたアイコンに応じて「ジョブ情報」、「画像イメージ」の各表示領域の表示内容を表示、変更する。
以下の説明は、図4に示す操作表示部の表示例に基づいて行うが、図4に示す表示例はあくまで一例であって、これに限られるものでない。
「ホーム」ボタンは、タッチパネル80の表示内容を図示しないホーム画面に遷移させるための入力に対応する画像である。
「変更」ボタンは、アイコンに応じて選択されたジョブの一部又は全部の変更を開始するための入力に対応する画像である。
「登録」ボタンは、「変更」ボタンにより一部又は全部が変更されたジョブの内容を確定して登録するための入力に対応する画像である。
「削除」ボタンは、アイコンに応じて選択されたジョブを削除するための入力に対応する画像である。
「ホーム」、「変更」、「登録」、「削除」の各ボタンに対するユーザーの入力は、これらの各ボタンの画像が表示された位置に対応する検知部82上の所定位置(座標)に対する接触(第1操作)により検知される。言い換えれば、ユーザーは、タッチパネル80の表示内容に含まれるこれらの各ボタンに対応する位置に対する接触操作を行うだけで、これらの各ボタンに対応する入力内容の入力を行うことができる。
また、上記のアイコンの選択のための入力も、これらの各ボタンと同様、アイコンの位置に対応する検知部82上の所定位置(座標)に対する接触により検知される。
「印刷」ボタンB1は、アイコンに応じて選択されたジョブの画像形成を開始するための入力に対応する画像である。即ち、「印刷」ボタンB1に対する入力が検知されると、画像形成動作が開始され、リニアモーターLが動作してキャリッジ4が主走査装置5に沿って動作すると共に、搬送装置2の動作による記録媒体の搬送が行われることとなる。
ここで、仮に「印刷」ボタンB1に対する偶然又は不意の接触等により、入力が誤って検知されると、ユーザーが意図しない画像形成が行われることとなり、インクや記録媒体の無駄な消費が生じる。また、メンテナンス中等の事情によりキャリッジ4等が露出した状態で整備者がキャリッジ4やその付近に対する作業を行っていた場合に整備作業が妨げられる場合がある。
そこで、画像形成装置1の入力部8は、キャリッジ4及び搬送装置2の少なくともいずれか一方の動作を伴うものとなる特定の入力(例えば、「印刷」ボタンB1に対する入力等)を、入力部8の検知部82上の始点となる位置から当該始点とは異なる位置である終点となる位置まで接触位置を連続して移動させる操作(第2操作)により検知する。
即ち、入力部8は、記録媒体やインクの無駄が生じる等、誤操作に起因する動作により損害の発生が予想される特定の入力内容を第2操作により検知することで誤操作による入力の検知の可能性を低減させる。一方で、仮に誤操作が生じたとしても直接的な損害が予想されない他の入力内容については、第2操作に比して簡易な第1操作により検知することにより、より簡易で効率的な入力を実現する。
なお、特定の入力内容は、画像形成を伴う入力内容に限らない。例えば、画像形成部(例えば、記録ヘッド等)のクリーニング動作や、画像形成のテスト動作(例えば、記録ヘッドのノズルの吐出チェック等)、画像形成部や搬送装置の動作に係る部品交換後のチェック作業(例えば、部品交換後の各部の位置調整等)等に係る入力内容も含みうる。
図5(A)、(B)に、「印刷」ボタンB1に対する入力として検知されるユーザーの操作例を示す。
図5(A)、(B)に示す例では、タッチパネル80は、表示部81に表示された「印刷」ボタンB1の画像の所定位置(例えば、「印刷」ボタンB1の右端)に対応する位置を始点とし、当該画像の所定位置であって始点とされた位置とは異なる位置(例えば、「印刷」ボタンB1の左端)を終点として第2操作を検知する。
図5(A)は、始点に対応する位置である「印刷」ボタンB1の画像の右端に対してユーザーが指Hにより接触操作を行っている状態の例を示している。そして、図5(B)に示すように、ユーザーが「印刷」ボタンB1の画像の右端から、終点に対応する位置である「印刷」ボタンB1の画像の左端まで接触位置を連続して移動させるように検知部82に対する指Hの接触位置を移動させる操作を行った場合、タッチパネル80の判定部83は、「印刷」ボタンB1に対する入力が行われたものと判定する。
一方、ユーザーが「印刷」ボタンB1の画像内に対応する検知部82のいずれかの位置に単に接触したのみに留まる場合や、ユーザーが検知部82に対して始点に対応する位置から接触を開始したものの、終点に対応する位置まで接触位置を連続して移動させる操作を完了させなかった場合、判定部83は、「印刷」ボタンB1に対する入力が行われていないものと判定する。
なお、上記の説明では、分かりやすさを優先して接触位置を接触点的に取り扱っているが、始点又は終点に対応する位置は、検知部82の所定の一点である位置に限らず、始点又は終点に対応する検知部82の所定の範囲であってもよい。
以下、タッチパネル80に対する入力の判定処理の流れの一例について、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、判定処理の開始に際し、既に「ジョブ一覧」画面が表示部81に表示されているものとする。
タッチパネル80の検知部82に対する接触が検知されると(ステップS1)、判定部83は、検知された接触位置が、表示部81の表示内容のうち、キャリッジ4及び搬送装置2の少なくともいずれか一方の動作を伴うものとなる特定の入力のための表示内容(例えば、「印刷」ボタンB1の画像等)に対応するか否か判定する(ステップS2)。ここで、接触位置が特定の入力に対応しないと判定された場合(ステップS2:NO)、判定部83は、検知された入力の座標情報に対応する入力を有効な入力として判定し(ステップS3)、当該入力内容を示す情報を制御部9に出力し、処理を終了する。
一方、ステップS2にて、接触位置が特定の入力に対応すると判定された場合(ステップS2:YES)、判定部83は、検知部82に対する接触位置が、当該特定の入力を検知するための第2操作の始点に対応する位置(例えば、「印刷」ボタンB1の右端)であるか否か判定する(ステップS4)。ここで、検知部82に対する接触位置が始点に対応する位置であると判定された場合(ステップS4:YES)、判定部83は、検知部82に対する接触の検知を連続する入力として継続して取得する(ステップS5)。
その後、判定部83は、検知部82に対する接触の検知が終了するまでに、始点に対応する位置から終点に対応する位置(例えば、「印刷」ボタンB1の画像の左端)まで接触位置が連続して移動したことが検知されたか否か判定する(ステップS6)。ここで、始点から終点まで接触位置が連続して移動したことが検知されたと判定された場合(ステップS6:YES)、判定部83は、連続して検知された一連の入力内容を、特定の入力を行うことを目的とした有効な入力として判定し(ステップS3)、当該入力内容(例えば、「印刷」ボタンB1に対する入力)を示す情報を制御部9に出力し、処理を終了する。ステップS5、S6の処理は、検知部82に対する接触の検知が行われなくなったと判定されるまで継続される(ステップS7:NO)。
一方、ステップS4にて始点に対応する位置でないと判定された場合(ステップS4:NO)や、ステップS7にて始点から終点までの連続した接触位置の移動が検知されなかった場合(ステップS6:NO)であって、検知部82に対する接触の検知が行われなくなったと判定された場合(ステップS7:YES)、判定部83は、特定の入力を行うことを目的とした入力としては無効であると判定し(ステップS8)、無効であると判定された入力の情報について、制御部9に対する出力を行わず、処理を終了する。
以上、第1実施形態の画像形成装置1によれば、入力部8は、タッチパネル80が、 所定位置に対する接触(第1操作)を検知する第1検知部として機能すると共に、始点となる位置から当該始点とは異なる位置である終点となる位置まで接触位置を連続して移動させる操作(第2操作)を検知する第2検知部として機能し、入力部8に対して行われる入力に応じた画像形成装置1の動作がキャリッジ4及び搬送装置2の少なくともいずれか一方の動作を伴うものとなる特定の入力を第2の検知部としての機能により検知し、他の入力を第1の検知部としての機能により検知するので、誤操作によりインクや記録媒体の無駄が生じることとなるキャリッジ4及び搬送装置2の少なくともいずれか一方の動作を伴う入力内容について単純な接触等による誤操作が生じることを防止することができることに加え、他の入力については単純な操作により入力を行うことができる。このように、画像形成装置1によれば、誤操作の防止とより効率的な入力とを両立することができる。
また、入力部8は、画像形成装置1に対する入力内容に係る表示を行う表示部81を有するタッチパネル80を備え、タッチパネル80は、表示部81の表示内容に応じて行われる入力を検知することで第2検知部として機能するので、第2操作を検知するための専用の装置を設けることなく、画像形成装置1の動作に係る表示出力及び入力受付のためのタッチパネル80を第2検知部として用いることができる。
また、タッチパネル80は、表示部81に表示された画像(例えば、「印刷」ボタンB1の画像等)の所定位置に対応する位置(例えば、右端等)を始点とし、当該画像の所定位置であって始点とされた位置とは異なる位置(例えば、左端等)を終点とするので、始点及び終点に対応する位置を画像により示すことができ、始点となる位置から終点となる位置まで接触位置を連続して移動させる操作を行いやすくすることができる。
特に、タッチパネル80が光学方式である場合、ヒトの体の一部(例えば、指H等)に限らず、物理的な接触を入力として検知しうるので、タッチパネル80に対する接触であって入力が意図されないあらゆる接触が誤操作の原因となる可能性を伴うこととなるが、第1実施形態の画像形成装置1は、上記のように搬送装置2の少なくともいずれか一方の動作を伴うものとなる特定の入力について誤操作を防止することができることから、光学方式であることにより得られる、複数個所への同時入力の検知性能や、軽い力による接触の確実な検知、タッチパネル80の耐久性・対傷性の確保等の利点と、誤操作の防止の仕組みと、より効率的な入力性能と、の全てを獲得することができる。
(第2実施形態)
次に、図7〜図10を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の説明に係り、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図7は、第2実施形態の画像形成装置1Aのブロック図である。
第2実施形態のタッチパネル80は、表示部81、検知部82及び判定部83に加えて、さらに、表示制御部84を備える。
表示制御部84は、タッチパネル80に対する入力内容に応じて表示部81の表示内容を変更する表示制御を行う。具体的には、表示制御部84は、例えば、表示部81、検知部82及び判定部83と電気的に接続されたICチップ等の回路を有し、タッチパネル80に対する入力に係り、入力の内容が確定するまでに生じる表示部81の表示内容の変更に係る表示制御を行う。
図8に、第2実施形態における「ジョブ一覧」の表示例を示す。
図8に示す表示例では、図4に示す表示例の表示内容に加えて、さらに、指標Mが表示されている。第2実施形態における「ジョブ一覧」の初期表示状態において、指標Mは、「印刷」ボタンB1に対する入力に係る始点に対応する位置となる「印刷」ボタンB1の画像の右端に表示されている。
図9(A)、(B)に、第2実施形態において「印刷」ボタンB1に対する入力として検知されるユーザーの操作例を示す。
図8、図9(A)、(B)に示す例において、第2実施形態のタッチパネル80は、第1実施形態と同様に、表示部81に表示された「印刷」ボタンB1の画像の所定位置(例えば、「印刷」ボタンB1の右端)に対応する位置を始点とし、当該画像の所定位置であって始点とされた位置とは異なる位置(例えば、「印刷」ボタンB1の左端)を終点として第2操作を検知する。さらに、第2実施形態のタッチパネル80の表示制御部84は、図8に示すように、始点に対応する表示部の位置に指標Mを表示させる。
図9(A)は、始点に対応する位置である「印刷」ボタンB1の画像の右端に対してユーザーが指Hにより接触操作を行っている状態の例を示している。このとき、ユーザーは、指標Mが表示された位置に対応する検知部82の所定位置に指Hを接触させることとなる。そして、図9(B)に示すように、ユーザーが「印刷」ボタンB1の画像の右端から、終点に対応する位置である「印刷」ボタンB1の画像の左端まで接触位置を連続して移動させるように検知部82に対する指Hの接触位置を移動させる操作を行った場合、表示制御部84は、検知部82上における連続する接触位置の移動に連動させるように指標Mの表示位置を移動させる表示制御を行う。即ち、表示制御部84は、指標Mの表示位置の変更により、ユーザーの操作によるタッチパネル80に対する接触位置の変化を示す。図9(B)に示す操作が行われた場合、判定部83は、「印刷」ボタンB1に対する入力が行われたものと判定する。
なお、図9(B)に示す例における指標Mの表示位置は「印刷」ボタンB1の左端寄りの位置であるが、一例であってこれに限られるものではない。例えば、図8、図9(A)に示す右端の指標Mの位置と同様に、指標Mが完全に左端に到達するまでユーザーが操作を連続させた場合に、判定部83が「印刷」ボタンB1に対する入力が行われたものと判定するようにしてもよい。
なお、第2実施形態の画像形成装置1Aは、タッチパネル80が表示制御部84を備えることと、入力の検知に際しての「ジョブ一覧」画面の表示内容が異なることを除いて、第1実施形態の画像形成装置1と同様の構成を有する。
以下、第2実施形態におけるタッチパネル80に対する入力の判定処理の流れの一例について、図10のフローチャートを参照して説明する。
入力部8に対するユーザーによる操作を受け付けるための表示内容(例えば、「ジョブ一覧」等)がタッチパネル80の表示部81に表示されるに際して、表示制御部84は、表示部81の表示内容のうち、キャリッジ4及び搬送装置2の少なくともいずれか一方の動作を伴うものとなる特定の入力のための表示内容(例えば、「印刷」ボタンB1の画像等)の始点に対応する位置に指標Mを表示させる(ステップS11)。
検知部82に対する接触が検知されると(ステップS12)、判定部83は、検知された接触位置が、表示部81の表示内容のうち、特定の入力のための表示内容に対応するか否か判定する(ステップS13)。ここで、接触位置が特定の入力に対応しないと判定された場合(ステップS13:NO)、判定部83は、検知された入力の座標情報に対応する入力を有効な入力として判定し(ステップS14)、当該入力内容を示す情報を制御部9に出力し、処理を終了する。
一方、ステップS13にて、接触位置が特定の入力に対応すると判定された場合(ステップS13:YES)、判定部83は、検知部82に対する接触位置が、当該特定の入力を検知するための第2操作の始点に対応する位置(例えば、「印刷」ボタンB1の右端)であるか否か判定する(ステップS15)。ここで、検知部82に対する接触位置が始点に対応する位置であると判定された場合(ステップS15:YES)、判定部83は、検知部82に対する接触の検知を連続する入力として継続して取得する(ステップS16)。また、表示制御部84は、検知部82により検知される接触位置の変化において、当該特定の入力を検知するための第2操作の始点に対応する位置と終点に対応する位置(例えば、「印刷」ボタンB1の画像の左端)との間における位置の変化に応じて、指標Mの表示位置を接触位置に対応させるように移動させる(ステップS17)。
その後、判定部83は、検知部82に対する接触の検知が終了するまでに、始点に対応する位置から終点に対応する位置まで接触位置が連続して移動したことが検知されたか否か判定する(ステップS18)。ここで、始点から終点まで接触位置が連続して移動したことが検知されたと判定された場合(ステップS18:YES)、判定部83は、連続して検知された一連の入力内容を、特定の入力を行うことを目的とした有効な入力として判定し(ステップS14)、当該入力内容(例えば、「印刷」ボタンB1に対する入力)を示す情報を制御部9に出力し、処理を終了する。
ステップS16〜S18の処理は、検知部82に対する接触の検知が行われなくなったと判定されるまで継続される(ステップS19:NO)。
一方、ステップS15にて始点に対応する位置でないと判定された場合(ステップS15:NO)や、ステップS18にて始点から終点までの連続した接触位置の移動が検知されなかった場合(ステップS18:NO)であって、検知部82に対する接触の検知が行われなくなったと判定された場合(ステップS19:YES)、判定部83は、特定の入力を行うことを目的とした入力としては無効であると判定し(ステップS20)、無効であると判定された入力の情報について、制御部9に対する出力を行わず、処理を終了する。
ユーザーによる一操作の終了後、表示制御部84は、指標Mの表示位置を初期表示状態の位置とする。
以上、第2実施形態の画像形成装置1Aによれば、タッチパネル80に対する入力内容に応じて表示部81の表示内容を制御する表示制御部84を備え、表示制御部84が、始点に対応する表示部81の位置に指標Mを表示させ、当該始点に対応するタッチパネル80の位置を接触開始位置とし、当該始点と終点に対応するタッチパネル80の位置の間で検知部82に対する接触位置を連続して移動させる操作の検知に応じて指標Mの表示位置を当該接触位置に対応した位置とするので、始点となる位置から終点となる位置まで接触位置を連続して移動させる操作がユーザーにより行われるに際し、ユーザーの操作と連動して移動する指標Mを示すことができる。即ち、ユーザーは、始点となる位置から終点となる位置まで接触位置を連続して移動させる操作がタッチパネル80に認識されていることを視覚的に確認しながら操作を行うことができることから、接触位置を連続して移動させる操作をより行いやすくなる。
(第3実施形態)
次に、図11、図12を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態の説明に係り、第1実施形態、第2実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
第3実施形態の画像形成装置の主要構成は、第2実施形態と同様であり、タッチパネル80が表示部81、検知部82、判定部83及び表示制御部84を有する。
第3実施形態における「ジョブ一覧」画面は、図4により示された第1実施形態と同様である。
図11(A)、(B)に、第3実施形態において「印刷」ボタンB1に対する入力として検知されるユーザーの操作例を示す。
図11(A)、(B)に示す例において、第3実施形態のタッチパネル80は、表示部81に表示された第1画像(例えば、図4、図11(A)、(B)に示す「印刷」ボタンB1の画像)の表示位置に対応する位置を始点とし、当該第1画像とは異なる第2画像(例えば、図11(A)、(B)に示す「OK」ボタンB2の画像)の表示位置を終点として第2操作を検知する。また、第3実施形態のタッチパネル80の表示制御部84は、図4に示すように、ユーザーが始点に対応するタッチパネル80の位置に接触する前に第1画像のみを表示し、ユーザーが始点に対応するタッチパネル80の位置に接触した後に第2画像を表示する表示制御を行う。
具体的には、図11(A)は、始点に対応する位置である「印刷」ボタンB1の画像の右端に対してユーザーが指Hにより接触操作を行っている状態の例を示している。このとき、ユーザーは、第1画像に対応する検知部82の所定位置に指Hを接触させることとなる。第1画像に対応する検知部82の所定位置に対する接触が検知されると、表示制御部84は、第2画像として、「OK」ボタンB2の画像を「印刷」ボタンB1の画像の表示位置とは異なる位置(例えば、「印刷」ボタンB1の左方等)に表示させる。
そして、図11(B)に示すように、ユーザーが「印刷」ボタンB1の画像の表示位置に対応する位置から、終点に対応する位置である「OK」ボタンの画像の左端まで接触位置を連続して移動させるように検知部82に対する指Hの接触位置を移動させる操作を行った場合、判定部83は、「印刷」ボタンB1に対する入力が行われたものと判定する。
なお、図11(A)、(B)に示す例における「OK」ボタンB2の表示位置は「印刷」ボタンB1の左方であるが、一例であってこれに限られるものではない。
なお、第3実施形態の画像形成装置は、入力の検知に際しての「ジョブ一覧」画面の表示内容が異なることを除いて、第2実施形態の画像形成装置1Aと同様の構成を有する。
また、図11(A)、(B)に示す例では、表示制御部84は、第1画像の表示を維持した状態でさらに第2画像を表示部81に表示させているが、第2画像の表示が行われるに際し、少なくとも第2画像が表示されていればよい。即ち、始点に対応する検知部82の所定位置に対する接触が検知された場合、表示制御部84は、第1画像を表示させずに第2画像のみを表示させるようにしてもよい。これにより、消去された第1画像の位置から新たに表示された第2画像の位置に移動する操作を促すことができる。
また、第3実施形態による第2操作の検知に際して、ユーザーの始点に対応する位置への接触の有無に関わらず最初から第1画像及び第2画像を表示させておいてもよい。
以下、第3実施形態におけるタッチパネル80に対する入力の判定処理の流れの一例について、図12のフローチャートを参照して説明する。
検知部82に対する接触が検知されると(ステップS31)、判定部83は、検知された接触位置が、表示部81の表示内容のうち、特定の入力のための表示内容に対応するか否か判定する(ステップS32)。ここで、接触位置が特定の入力に対応しないと判定された場合(ステップS32:NO)、判定部83は、検知された入力の座標情報に対応する入力を有効な入力として判定し(ステップS33)、当該入力内容を示す情報を制御部9に出力し、処理を終了する。
一方、ステップS32にて、接触位置が特定の入力に対応すると判定された場合(ステップS32:YES)、判定部83は、検知部82に対する接触位置が、当該特定の入力を検知するための第2操作の始点に対応する位置(例えば、「印刷」ボタンB1の表示位置)であるか否か判定する(ステップS34)。ここで、検知部82に対する接触位置が始点に対応する位置であると判定された場合(ステップS34:YES)、表示制御部84は、終点に対応する位置(例えば、「印刷」ボタンB1の左方)を示す第2画像(例えば、「OK」ボタンB2)を表示部81に表示させる(ステップS35)。また、判定部83は、検知部82に対する接触の検知を連続する入力として継続して取得する(ステップS36)。
その後、判定部83は、検知部82に対する接触の検知が終了するまでに、始点に対応する位置から終点に対応する位置まで接触位置が連続して移動したことが検知されたか否か判定する(ステップS37)。ここで、始点から終点まで接触位置が連続して移動したことが検知されたと判定された場合(ステップS37:YES)、判定部83は、連続して検知された一連の入力内容を、特定の入力を行うことを目的とした有効な入力として判定し(ステップS33)、当該入力内容(例えば、「印刷」ボタンB1に対する入力)を示す情報を制御部9に出力し、処理を終了する。
ステップS36、S37の処理は、検知部82に対する接触の検知が行われなくなったと判定されるまで継続される(ステップS38:NO)。
一方、ステップS34にて始点に対応する位置でないと判定された場合(ステップS34:NO)や、ステップS37にて始点から終点までの連続した接触位置の移動が検知されなかった場合(ステップS37:NO)であって、検知部82に対する接触の検知が行われなくなったと判定された場合(ステップS38:YES)、判定部83は、特定の入力を行うことを目的とした入力としては無効であると判定し(ステップS39)、無効であると判定された入力の情報について、制御部9に対する出力を行わず、処理を終了する。
ユーザーによる一操作の終了後、表示制御部84は、第2画像を表示部81に表示させていた場合、第2画像の表示を終了させる。
以上、第3実施形態の画像形成装置によれば、タッチパネル80は、表示部81に表示された第1画像(例えば、「印刷」ボタンB1の画像等)の表示位置に対応する位置を始点とし、当該第1画像とは異なる第2画像(例えば、「OK」ボタンB2の画像等)の表示位置を終点とするので、始点と終点とを個別の画像により明確に示すことができ、接触位置を連続して移動させる操作をより行いやすくすることができる。
また、タッチパネル80に対するユーザーの入力内容に応じて表示部81の表示内容を制御する表示制御部84を備え、表示制御部84は、ユーザーが始点に対応するタッチパネルの位置に接触した後に第2画像を表示部81に表示させるので、ユーザーによる始点への操作が行われた後に終点に対応する位置を動的に示すことができ、始点から終点へ接触位置を連続して移動させる操作をより行いやすくすることができる。
なお、本発明の実施の形態は、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、入力部8に対する操作方法のガイドを行うようにしてもよい。例えば、上記の「印刷」ボタンB1の画像の下方に、始点から終点へ接触位置を連続して移動させる操作を行うよう示唆する文章や、操作方向を示唆する矢印等の画像、実際の操作例を図示した画像(例えば、図5(B)に示す指Hの移動を示す画像等)のいずれか又は複数の組み合わせを表示させる方法が挙げられる。このような表示によるガイドは、「印刷」ボタンB1の画像の下方に表示させることに限らず任意の位置に表示させてよいし、また常に表示させなくともよい。例えば、「印刷」ボタンB1に対応する位置への接触の検知に応じて表示されるようにしてもよい。また、表示に限らず、音声等、ユーザーへの通知を行うことが可能なあらゆる方法のいずれか又は複数の組み合わせによってもよい。
また、入力部8は、特定の入力を第1検知部により検知するよう変更可能に設けられてもよい。
例えば、「印刷」ボタンB1に対する入力において、上記の始点から終点へ接触位置を連続して移動させる操作を必要とする、所謂第2の検知部として機能する入力モードとは別に、単に「印刷」ボタンB1に対応する位置への接触を行うだけで入力が受け付けられるようになる、所謂第1検知部として機能する別の入力モードを予め設けておき、入力モードを切り換えるための入力位置及び当該入力位置を示すための表示領域をタッチパネル80に設けるようにしてもよい。入力モードの切り替え設定は、一時的に別の入力モードを採用可能であって所定の時間又は期間が経過した場合に自動的に始点から終点へ接触位置を連続して移動させる操作を必要とする入力モードに戻るようにしてもよいし、再度の設定変更まで入力モードの変更が維持されるようにしてもよい。設定変更のための入力は、タッチパネル80上の入力位置に限らず、専用のキー、スイッチ等によってもよい。
この場合、入力部8は、特定の入力をタッチパネル80の所定位置に対する接触(第1操作)により検知するよう変更する設定変更の機能を備えるので、必要に応じて始点から終点へ接触位置を連続して移動させる操作を省略することができ、より簡便で効率的な入力を行うことができるようになる。
また、上記の各実施形態におけるタッチパネル80は光学方式のタッチパネルであるが。一例であってこれに限られるものではない。別のタッチパネルの方式として、例えば、静電容量方式、抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式等が挙げられ、また、これらに限られない。本発明は、現在及び将来においてタッチパネルに採用可能であって、接触及び押圧のいずれか又は両方を検知可能なあらゆる入力検知方式をタッチパネルに対する入力の検知のために用いることができる。
また、上記の各実施形態では、タッチパネル80が第1検知部及び第2検知部として機能しているが、一例であってこれに限られるものではない。例えば、所定の一点の位置に対する接触や押圧等によるユーザーの操作の一部又は全部を検知するためのキー、スイッチ等を入力部8に個別に設け、それ以外の入力をタッチパネル80により検知するようにしてもよい。ここで、所定の一点の位置に対する接触や押圧等によるユーザーの操作の全部をキー、スイッチ等により検知するようにした場合、タッチパネル80は、第2検知部としてのみ機能することとなる。
また、第2検知部は、タッチパネルに限らない。例えば、入力部8が、表示装置と、表示装置とは別個に設けられたタッチパッド等を有し、タッチパッドを少なくとも第2検知部として機能させるようにしてもよい。
また、上記の第2、第3実施形態では、タッチパネル80の表示内容の制御に係り、表示制御部84と制御部9とが個別に設けられているが、いずれかがその双方の機能を有するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態では、画像形成装置に設けられた入力部8について記載しているが、入力部8に対応する入力装置が画像形成装置から独立していてもよい。例えば、タブレットや携帯端末、据え置き型の端末等を入力装置とし、当該入力装置と接続された画像形成装置に対して入力を行うことができるようにしてもよい。また、別個に設けられた画像形成装置と入力装置とが互いに接続された画像形成システムとしてもよい。
また、上記の画像形成装置の具体的構成はあくまで一例であって、これに限られるものでない。例えば、画像形成部はキャリッジ4及び主走査装置5に限らず、感光体ドラムや感光体ベルト等であってもよい。
1、1A 画像形成装置
2 搬送装置(搬送部)
4 キャリッジ(画像形成部)
5 主走査装置(画像形成部)
8 入力部
9 制御部
80 タッチパネル
81 表示部
82 検知部(第1検知部、第2検知部)
83 判定部
84 表示制御部
B1 「印刷」ボタン
B2 「OK」ボタン
H 指
M 指標

Claims (14)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体を搬送する搬送部とを備える画像形成装置において、
    前記画像形成装置の動作に係る入力操作を検知する入力部を備え、
    前記入力部は、
    所定位置に対する接触又は押圧による第1操作を検知する第1検知部と、
    始点となる位置から当該始点とは異なる位置である終点となる位置まで接触位置を連続して移動させる第2操作を検知する第2検知部と、を備え、
    前記所定の入力のうち、入力に応じた前記画像形成装置の動作が前記画像形成部及び前記搬送部の少なくともいずれか一方の動作を伴うものとなる特定の入力を前記第2検知部により検知し、他の入力を前記第1検知部により検知することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記入力部は、前記画像形成装置に対する入力内容に係る表示を行う表示部を有するタッチパネルを備え、
    前記タッチパネルは、前記表示部の表示内容に応じて行われる入力を検知することで少なくとも前記第2検知部として機能することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記タッチパネルは、前記表示部に表示された画像の所定位置に対応する位置を前記始点とし、当該画像の所定位置に対応する位置であって前記始点とされた位置とは異なる位置を前記終点とすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記タッチパネルに対する入力内容に応じて前記表示部の表示内容を制御する表示制御部を備え、
    前記表示制御部は、前記始点に対応する前記表示部の位置に指標を表示させ、当該始点に対応する前記タッチパネルの位置を接触開始位置とし、当該始点と前記終点に対応する前記タッチパネルの位置の間で前記タッチパネルに対する接触位置を連続して移動させる操作の検知に応じて当該指標の表示位置を当該接触位置に対応した位置とすることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記タッチパネルは、前記表示部に表示された第1画像の表示位置に対応する位置を前記始点とし、当該第1画像とは異なる第2画像の表示位置を前記終点とすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記タッチパネルに対する入力内容に応じて前記表示部の表示内容を制御する表示制御部を備え、
    前記表示制御部は、前記始点に対応する前記タッチパネルの位置に対する接触の検知後に前記第2画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記特定の入力は、印刷指示の入力を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記入力部は、入力を検知するタイミングに関わらず前記特定の入力を前記第2検知部により検知し、前記他の入力を前記第1検知部により検知することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記特定の入力を前記第2検知部により検知した時点で該特定の入力を有効と判定することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記他の入力を前記第1検知部により検知した時点で該他の入力を有効と判定することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記入力部は、前記特定の入力を前記第1検知部により検知するよう変更する設定変更手段を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記画像形成部は、インクを吐出する記録ヘッドを含むことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体を搬送する搬送部とを備える画像形成装置の動作に係る入力操作を検知する入力装置において、
    所定位置に対する接触又は押圧による第1操作を検知する第1検知部と、
    始点となる位置から当該始点とは異なる位置である終点となる位置まで接触位置を連続して移動させる第2操作を検知する第2検知部と、を備え、
    前記所定の入力のうち、入力に応じた前記画像形成装置の動作が前記画像形成部及び前記搬送部の少なくともいずれか一方の動作を伴うものとなる特定の入力を前記第2検知部により検知し、他の入力を前記第1検知部により検知することを特徴とする入力装置。
  14. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体を搬送する搬送部とを備える画像形成装置と、
    請求項13に記載の入力装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
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