JP5855610B2 - 信号処理装置および信号処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スペクトラムアナライザなどの信号分析装置などに適用される信号処理装置および信号処理方法に関する。
従来、信号を分析するための信号分析装置としては、例えば、特許文献1に記載のスペクトラムアナライザが知られている。
特許文献1に記載のスペクトラムアナライザは、測定可能全周波数帯を複数の帯域に分割し、その帯域ごとに0Hz信号の影響を受けず、かつ適切な掃引速度が得られる周波数分解能決定IFフィルタ通過帯域幅(RBW)を決めて記憶部の領域に記憶しておき、その各分割帯域とRBWの組を1つずつ読み出す構成となっている。そして、該スペクトラムアナライザは、読み出した1つの組の分割帯域とRBWをスパン設定部とRBW設定部にそれぞれ設定して入力周波数を掃引、受信し、その検波出力の最大レベルとその周波数を領域に記憶し、全分割帯域について得られた最大レベル中の最大のものLとその周波数Fを検索し、そのFを中心周波数とし、Lを基準レベルとする観測周波数スパンで観測する構成となっている。この構成により、周波数未知信号モードで0Hz信号の影響を従来よりも受け難く、低い周波数の入力信号の検出をも可能としたものである。
特開平11−281684号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、周波数分解能(周波数量)を設定する際には、設定パネルに備えられた異なる分解能を切り換えるスイッチを操作することによって、キーエンコーダの操作で設定した分解能により連続的に可変することができるものの、分解能を変えるためにはスイッチの操作をする必要があるため、周波数分解能を変更しつつ、周波数を設定する際の操作が煩雑であるという問題があった。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、周波数分解能の設定のための操作を表示画面上に一元的に集約することができ、表示されるグラフを見る目線で指先タッチによる異なる分解能への変更およびそれによるグラフの表示態様の変更操作を迅速に繰り返して行うことができる信号処理装置および信号処理方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る信号処理装置(1、1A)は、処理パラメータ設定部(21)を有し、入力信号(S)に対して、前記処理パラメータ設定部に設定された処理パラメータに応じて所定の処理を施すことにより、横軸が周波数、縦軸が振幅レベルであるグラフ(α)を表示させるためのグラフ表示信号を出力する信号処理手段(10)と、前記信号処理手段からの前記グラフ表示信号を入力することにより、表示画面(31a)上に前記グラフを表示する表示手段(31)と、前記処理パラメータを記憶しているパラメータデータテーブル(44)と、前記パラメータデータテーブルから少なくとも1つの処理パラメータを読み出して、前記処理パラメータ設定部に出力する制御手段(50、50A)と、を備えた信号処理装置(1、1A)であって、前記表示画面に対応して設けられ、スライドタッチの操作を含むタッチ操作に伴う位置情報を出力するタッチセンサを有するタッチパネル(32)をさらに備え、前記表示手段は、前記横軸の方向及び前記縦軸の方向のいずれか一方の方向に長手方向を有し互いに平行な複数の選択領域を表示するものであって、前記グラフの前記横軸の設定を行う場合には前記各選択領域の長手方向が前記横軸の方向になるよう表示し、前記グラフの前記縦軸の設定を行う場合には前記各選択領域の長手方向が前記縦軸の方向になるよう表示するものであり、前記位置情報は、前記各選択領域における前記スライドタッチの方向を示す情報を含み、前記パラメータデータテーブルは、前記位置情報ごとに対応する分解能が異なる複数の処理パラメータを記憶しており、前記制御手段は、前記タッチパネルから、所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、該位置情報に対応する分解能が異なる処理パラメータを前記パラメータデータテーブルより読み出し、前記処理パラメータ設定部に出力する処理パラメータ出力部(54)を備えている構成である。
この構成により、本発明の請求項1に係る信号処理装置によれば、表示手段の表示画面上に設けられたタッチパネルからの位置情報に応じて、信号処理手段の処理パラメータ設定部に入力する処理パラメータを段階的に取得できるようになるので、分解能を簡単なタッチ操作のみによって切り換えられるようになる。
したがって、本発明の請求項1に係る信号処理装置によれば、周波数分解能の設定のための操作を表示画面上に一元的に集約することができ、表示されるグラフを見る目線で指先タッチによる異なる分解能への変更およびそれによるグラフの表示態様の変更操作を迅速に繰り返し行うことができ、また、分解能の切り換えが表示画面に集中した状態で行えるため、操作者の負担を軽減できる。
本発明の請求項1に係る信号処理装置によれば、従来のような設定パネル上のキーエンコーダなどの煩雑な操作を行うことなしに、グラフの表示を変更させることができる。
本発明の請求項2に係る信号処理装置において、前記処理パラメータ設定部は、前記グラフの中心周波数を設定するための中心周波数設定部(22)と、前記グラフの周波数スパンを設定するための周波数スパン設定部(23)と、前記グラフの振幅レベルを設定するための振幅レベル設定部(25)と、前記入力信号の測定時間を設定するための測定時間設定部(26)の、少なくともいずれか1つを含み、前記パラメータデータテーブルは、前記処理パラメータ設定部に含まれる前記中心周波数設定部と前記周波数スパン設定部と前記振幅レベル設定部または前記測定時間設定部に対応して記憶されている処理パラメータとして、中心周波数を変更する分解能が異なる複数の中心周波数変更値、周波数スパンを変更する分解能が異なる複数の周波数スパン変更値、振幅レベルを変更する分解能が異なる複数の振幅レベル変更値、または測定時間を変更する分解能が異なる複数の測定時間変更値を記憶している構成とするのがよい。
この構成により、本発明の請求項2に係る信号処理装置によれば、中心周波数、周波数スパン、振幅レベルまたは測定時間の変更を迅速かつ自由に行うことができる。
本発明の請求項3に係る信号処理装置において、前記位置情報に対応する処理パラメータとして、1つの前記中心周波数変更値、1つの前記周波数スパン変更値、1つの前記振幅レベル変更値、または1つの前記測定時間変更値を前記パラメータデータテーブルより読み出し、前記位置情報に含まれるスライドタッチの方向に対応して前記中心周波数変更値、前記周波数スパン変更値、前記振幅レベル変更値、または前記測定時間変更値を現行設定値に対してプラスするかまたはマイナスするように、前記処理パラメータ設定部の対応する前記中心周波数設定部、前記周波数スパン設定部、前記振幅レベル設定部、または前記測定時間設定部に出力するようになっている構成とするのがよい。
この構成により、本発明の請求項3に係る信号処理装置によれば、スライドタッチの方向を変えることで、中心周波数、周波数スパン、振幅レベルまたは測定時間の変更を迅速かつ自由に行うことができる。
本発明の請求項4に係る信号処理装置において、前記制御手段は、前記タッチパネルから所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、表示画像データテーブル(43、43A)から前記位置情報に対応する分析メニュー選択画像(c、d、e、f)のデータを読み出して、前記表示画面に前記分析メニュー選択画像を表示させるように出力する分析メニュー選択画像出力部(53、53A)と、前記表示画面に前記分析メニュー選択画像が表示されている状態で、前記タッチパネルから、いずれか1つのパラメータ設定項目に対応した前記位置情報が入力されたことを条件として、前記処理パラメータ出力部の動作へ復帰させる分岐処理部(55)と、前記表示画面に前記分析メニュー選択画像が表示されている状態で、前記タッチパネルから所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画面に表示されている前記分析メニュー選択画像を消去する分析メニュー選択画像消去部(56)と、をさらに備えている構成とするのがよい。
この構成により、本発明の請求項4に係る信号処理装置によれば、分析メニュー選択画像出力部は、タッチパネルから所定の位置情報が入力されると、表示画像データテーブルから位置情報に対応する分析メニュー選択画像のデータを読み出して表示画面に分析メニュー選択画像を表示させるように出力する。そして、分岐処理部(55)は、分析メニュー選択画像が表示されている状態で、タッチパネルから、いずれか1つの前記パラメータ設定項目に対応した位置情報が続けて入力された場合には、処理パラメータ出力部の動作へ復帰させる。続いて、分析メニュー選択画像消去部(56)は、表示画面に分析メニュー選択画像が表示されている状態で、タッチパネルから所定の位置情報が入力されると、表示画面に表示されている分析メニュー選択画像を消去する。
したがって、本発明の請求項4に係る信号処理装置によれば、タッチパネルをタッチすることで表示画面に分解能が異なる複数のパラメータ設定項目を含む分析メニュー選択画像(c、d、e、f、g)を表示させることができ、さらに所望のパラメータ設定項目を選択するようにタッチパネルをタッチすることを繰り返すことにより、処理パラメータ出力部へ処理パラメータを繰り返し出力することができ、所望のグラフ表示を実行することができる。そして、所望のグラフ表示が行われた時点で、タッチパネルの所要位置をタッチすることで分析メニュー選択画像を消去することができる。こうして、位置情報を入力することで、中心周波数、周波数スパン、振幅レベルまたは測定時間を変更するための処理パラメータを処理パラメータ設定部に設定して所望のグラフ表示を実行することができ、分解能の切り換えが表示画面に集中した状態で行えるため、周波数分解能の設定のための操作を表示画面上に一元的に集約させることができ、操作者の負担を軽減できる。
本発明の請求項5に係る信号処理装置において、処理パラメータ設定部(21)を有し、入力信号(S)に対して、前記処理パラメータ設定部に設定された処理パラメータに応じて所定の処理を施すことにより、横軸が周波数、縦軸が振幅レベルであるグラフ(α)を表示させるためのグラフ表示信号を出力する信号処理手段(10)と、前記信号処理手段からの前記グラフ表示信号を入力することにより、表示画面(31a)上に前記グラフを表示する表示手段(31)と、前記処理パラメータを記憶しているパラメータデータテーブル(44)と、前記パラメータデータテーブルから少なくとも1つの処理パラメータを読み出して、前記処理パラメータ設定部に出力する制御手段(50、50A)と、を備えた信号処理装置(1、1A)であって、前記表示画面に対応して設けられ、タッチ操作に伴う位置情報を出力するタッチセンサを有するタッチパネル(32)をさらに備え、前記パラメータデータテーブルは、前記位置情報ごとに対応する分解能が異なる複数の処理パラメータを記憶しており、前記制御手段は、前記タッチパネルから、所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、該位置情報に対応する分解能が異なる処理パラメータを前記パラメータデータテーブルより読み出し、前記処理パラメータ設定部に出力する処理パラメータ出力部(54)と、前記タッチパネルから所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、表示画像データテーブル(43、43A)から前記位置情報に対応する分析メニュー選択画像(c、d、e、f)のデータを読み出して、前記表示画面に前記分析メニュー選択画像を表示させるように出力する分析メニュー選択画像出力部(53、53A)と、前記表示画面に前記分析メニュー選択画像が表示されている状態で、前記タッチパネルから、いずれか1つのパラメータ設定項目に対応した前記位置情報が入力されたことを条件として、前記処理パラメータ出力部の動作へ復帰させる分岐処理部(55)と、前記表示画面に前記分析メニュー選択画像が表示されている状態で、前記タッチパネルから所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画面に表示されている前記分析メニュー選択画像を消去する分析メニュー選択画像消去部(56)と、を備え、前記処理パラメータ設定部は、少なくとも前記グラフの中心周波数を設定するための中心周波数設定部(22)、前記グラフの周波数スパンを設定するための周波数スパン設定部(23)、前記グラフの振幅レベルを設定するための振幅レベル設定部(25)、および前記入力信号の測定時間を設定するための測定時間設定部(26)のうちの複数の設定部を含んでおり、前記表示画像データテーブルは、前記処理パラメータ設定部に含まれる前記複数の設定部に対応する複数の分析メニュー選択画像を記憶しているとともに、いずれか1つの分析メニュー選択画像を選択する表示態様選択画像(b)のデータを記憶しており、前記制御手段は、前記タッチパネルから所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画像データテーブルから前記表示態様選択画像を読み出して、前記表示画面に表示される前記グラフよりも表面側のレイヤーに表示させるように出力するとともに、前記分析メニュー選択画像を表示させる際には、前記表示態様選択画像を消去させる表示態様選択画像出力部(52)をさらに備え、前記分析メニュー選択画像出力部は、前記タッチパネルから、前記表示態様選択画像中の複数の選択ボタン(b1、b2、b3、b4)のいずれか1つを選択するタッチ操作に対応した前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画像データテーブルから前記位置情報に対応する分析メニュー選択画像を読み出して前記表示手段に出力するようになっている構成とするのがよい。
この構成により、本発明の請求項5に係る信号処理装置によれば、表示態様選択画像を表示することを介して複数の分析メニュー選択画像のうちの所望の1つを選択し、表示することができ、各1つの分析メニュー選択画像に含まれる操作スイッチを大きくすることができ、高い操作性を有する。
本発明の請求項6に係る信号処理装置において、前記表示画像データテーブルは、トグルスイッチ画像(a)のデータを記憶しており、前記制御手段は、前記表示画面に前記グラフが表示される際に前記表示画像データテーブルから前記トグルスイッチ画像を読み出して前記表示画面に表示させるように出力するトグルスイッチ画像出力部(51)をさらに備え、前記表示態様選択画像出力部は、前記タッチパネルから前記トグルスイッチ画像に対応する前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画像データテーブルから前記表示態様選択画像を読み出すようになっている構成とするのがよい。
この構成により、本発明の請求項6に係る信号処理装置によれば、トグルスイッチ画像をタッチすることにより表示態様選択画像を表示させることができ、表示態様選択画像を介して複数の分析メニュー選択画像のうちの所望の1つを選択し、表示することができ、各1つの分析メニュー選択画像に含まれる操作スイッチを大きくすることができ、高い操作性を有する。
本発明の請求項7に係る信号処理方法は、処理パラメータ設定部(21)を有し、入力信号(S)に対して、前記処理パラメータ設定部に設定された処理パラメータに応じて所定の処理を施すことにより、横軸が周波数、縦軸が振幅レベルであるグラフ(α)を表示させるためのグラフ表示信号を出力する信号処理手段(10)と、前記信号処理手段からの前記グラフ表示信号を入力することにより、表示画面(31a)上に前記グラフを表示する表示手段(31)と、前記処理パラメータを記憶しているパラメータデータテーブル(44)と、前記パラメータデータテーブルから少なくとも1つの処理パラメータを読み出して、前記処理パラメータ設定部に出力する制御手段(50、50A)と、を備えた信号処理装置(1、1A)を用いた信号処理方法であって、前記信号処理装置は、前記表示画面に対応して設けられ、スライドタッチの操作を含むタッチ操作に伴う位置情報を出力するタッチセンサを有するタッチパネル(32)をさらに備え、前記表示手段は、前記横軸の方向及び前記縦軸の方向のいずれか一方の方向に長手方向を有し互いに平行な複数の選択領域を表示するものであって、前記グラフの前記横軸の設定を行う場合には前記各選択領域の長手方向が前記横軸の方向になるよう表示し、前記グラフの前記縦軸の設定を行う場合には前記各選択領域の長手方向が前記縦軸の方向になるよう表示するものであり、前記位置情報は、前記各選択領域における前記スライドタッチの方向を示す情報を含み、前記パラメータデータテーブルは、前記位置情報ごとに対応する分解能が異なる複数の処理パラメータを記憶しており、前記制御手段は、前記タッチパネルから、所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、該位置情報に対応する分解能が異なる処理パラメータを前記パラメータデータテーブルより読み出し、前記処理パラメータ設定部に出力するステップ(S10、S26)を実行する構成である。
この構成により、本発明の請求項7に係る信号処理方法によれば、周波数分解能の設定のための操作を表示画面上に一元的に集約させることができ、表示されるグラフを見る目線で指先タッチによる異なる分解能への変更およびそれによるグラフの表示態様の変更操作を迅速に繰り返し行うことができ、また、分解能の切り換えが表示画面に集中した状態で行えるため、操作者の負担を軽減できる。
本発明の請求項8に係る信号処理方法において、前記タッチパネルより、タッチ操作に伴う所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画面に分解能が異なる複数のパラメータ設定項目を含む分析メニュー選択画像(c、d、e、f、g)を表示するステップ(S02、S22)と、前記表示画面に前記分析メニュー選択画像が表示されている状態で、前記タッチパネルから、所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、処理パラメータ出力部(54)への動作復帰または分析メニュー選択画像消去部(56)への動作移行を判断する分岐ステップ(S11、S12、S27、S28)と、前記表示画面に前記分析メニュー選択画像が表示されている状態で、前記タッチパネルから所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画面に表示されている前記分析メニュー選択画像を消去するステップ(S13、S29)と、を含むことを特徴とする。
この構成により、本発明の請求項8に係る信号処理方法によれば、タッチパネルをタッチすることで表示画面に分解能が異なる複数のパラメータ設定項目を含む分析メニュー選択画像(c、d、e、f、g)を表示させることができ、さらに所望のパラメータ設定項目を選択するようにタッチパネルをタッチすることを繰り返すことにより、処理パラメータ出力部へ処理パラメータを繰り返し出力することができる。そして、所望のグラフ表示が行われた時点で、タッチパネルをタッチすることで分析メニュー選択画像を消去することができる。こうして、位置情報を入力することで、中心周波数、周波数スパン、振幅レベルまたは測定時間を変更するための処理パラメータを処理パラメータ設定部に設定して所望のグラフ表示を実行することができ、分解能の切り換えが表示画面に集中した状態で行えるため、周波数分解能の設定のための操作を表示画面上に一元的に集約させることができ、操作者の負担を軽減できる。
本発明は、周波数分解能の設定のための操作を表示画面上に一元的に集約することができ、表示されるグラフを見る目線で指先タッチによる異なる分解能への変更およびそれによるグラフの表示態様の変更操作を迅速に繰り返して行うことができる信号処理装置および信号処理方法を提供することができるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る信号処理装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る信号処理装置の表示器の表示状態の遷移図である。 図2における画像と、選択ボタンの機能と、操作スイッチの機能と、位置情報との関係を示す一覧表である。 本発明の第1の実施の形態に係る信号処理装置における表示態様選択画像の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る信号処理装置における第1の分析メニュー選択画像の表示例を示すもので、(a)は第1の分析メニュー選択画像の具体的な表示例を示す図であり、(b)は第2の操作スイッチc2をスライドタッチ操作した際の数値表示部の表示例を示す図であり、(c)は第1の操作スイッチc1をスライドタッチ操作した際の数値表示部の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る信号処理装置における第2の分析メニュー選択画像の具体的な表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る信号処理装置における第3の分析メニュー選択画像の具体的な表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る信号処理装置における第4の分析メニュー選択画像の具体的な表示例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る信号処理装置の制御部の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る信号処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る信号処理装置の表示器の表示状態の遷移図である。 本発明の第2の実施の形態に係る信号処理装置の制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、スペクトラムアナライザなどの信号分析装置に適用される信号処理装置1の機能ブロック図を示す。信号処理装置1は、被測定信号としての入力信号Sについて、処理パラメータに基づいて測定可能な周波数範囲(周波数帯域)を設定し、所望の周波数スペクトラム波形となる信号処理を行い、グラフ表示信号を出力する信号処理手段としての信号分析部10と、信号分析部10から出力されるグラフ表示信号を入力して周波数スペクトラム波形のグラフを表示する表示器31と、表示器31の表示画面31aに対応して備えられたタッチパネル32と、信号分析部10に対して処理パラメータを所望に変えて出力する制御を行う制御部50と、制御部50に接続されているROM41、RAM42、表示画像データテーブル43およびパラメータデータテーブル44を備えている。
図1に示すように、信号分析部10は、ATT(アッテネータ;減衰器)11、局部発振部(local oscillator; LO)12、ミキサ(周波数混合部)13、IF(intermediate frequency;中間周波)フィルタ14、IF増幅部15、検波部16、ADC(アナログデジタルコンバータ)17、データ記憶部18、データ処理部19、および掃引信号発生部20を備え、これらの構成要素により、被測定信号としての入力信号Sを入力し、入力信号Sに対して処理パラメータに基づいて所望の周波数スペクトラム波形を得る信号処理を行い、グラフ表示信号を出力し、表示器31がグラフ表示信号を入力して周波数スペクトラム波形のグラフを表示するようになっている。
さらに、信号分析部10には、表示器31に所望の周波数スペクトラム波形が表示されるようにするために、処理パラメータ設定部21が備えられている。処理パラメータ設定部21は、中心周波数設定部22、周波数スパン設定部23、RBW(Resolution BandWidth)設定部24、振幅レベル設定部25、および、測定時間設定部26を備えている。中心周波数は、表示画面の中心を何Hzにするか、周波数スパンは、表示画面に表示する帯域幅を何Hzにするかという表示(測定)範囲設定を指称する。
ATT11は、内部に抵抗を有し、高周波の被測定信号としての入力信号Sを信号分析可能な適切な信号レベル(例えば、デシベル)に減衰させ、インピーダンスを変化させない電子部品である。ATT11では、入力信号Sを測定に影響を与えない最適なミキサ入力レベルとなるように減衰させる。
局部発振部12は、元の信号の周波数の値から、変換先の周波数の値の分だけ高い周波数、あるいは低い周波数の正弦波を局部発振器で発生する。局部発振部12から発振されるローカル信号は、掃引信号発生部20から出力される掃引信号により所定の周波数範囲にわたって掃引される。
ミキサ13は、ヘテロダイン式のスペクトラムアナライザの特徴的な構成要素であり、ATT11で減衰された入力信号と局部発振部12から発振されたローカル信号とを混合し、2つの信号の差の周波数成分を含む出力信号を生成して出力する。掃引動作に同期して変化する中間周波数を含む周波数信号から中間周波数信号を出力する。
したがって、局部発振部12の発振周波数を測定の対象とする周波数(ATT11で減衰された入力信号Sの周波数)に合わせて調整する(測定の対象とする周波数から予め決めた分だけ離れた周波数に設定する)ことにより、測定の対象とする周波数の近傍のスペクトラムを予め決めた固定の周波数(中間周波数;IF)の近傍にコピーしたような信号を得ることができる。
IFフィルタ14は、この実施の形態では、アナログのバンドパスフィルタなどで構成されるRBWフィルタおよび対数増幅器(ログアンプ)により構成されている。
IFフィルタ14は、RBWフィルタにより、ミキサ13の出力では、測定の対象とする周波数の近傍のスペクトラムに対応するものが中間周波数を中心として現れるので、中心周波数が固定の帯域通過フィルタを通すことで、その周波数の近傍の所定の周波数範囲の信号成分を取り出すことができる。
IFフィルタ14は、ミキサ13で入力信号Sとローカル信号とを混合させた信号がIFフィルタ14の中心周波数に一致したときに、その混合された信号を出力する。測定周波数範囲は、IFフィルタ14の中心周波数と局部発振部12から発振されるローカル信号の周波数範囲とによって決まる。
対数増幅器は、入力信号Sの対数に対応する増幅信号を出力する増幅器であり、入力信号Sを対数圧縮した大きなダイナミック・レンジの信号を一括して扱い易くすることにより、リニアな表示デバイスを用いてデシベルに対応した表示を行うことが可能となる。
ミキサ13から出力される中間周波数信号が掃引動作に同期して変化するので、IFフィルタ14は、1掃引時間(掃引期間)内において、時間経過とともに中間周波数信号に変換された被測定信号の各周波数成分における時系列波形である信号を出力する。
IF増幅部15は、振幅レベル設定部25において処理パラメータにより設定される基準レベルによって、その利得が制御される。振幅レベル設定部25に入力する処理パラメータを変化させると、表示器31の表示画面31a上にグラフ化されて表示されるグラフ表示信号の振幅レベルの表示値を、当該処理パラメータに応じて変化させることができる。
検波部16は、IFフィルタ14で抽出された中間周波数信号を直流に変換する構成要素であり、スペクトラムアナライザでは、主として包絡線検波が用いられる。検波部16は、IF増幅部15から出力されたアナログの周波数スペクトラム波形における各時間軸位置のピーク値を検出し、包絡線検波された状態の最終的な周波数スペクトラム波形を得る。
掃引期間内に検波された信号は、掃引された周波数における時系列波形の大きさを示す。したがって、表示器31の表示画面31aの横軸を周波数、縦軸を振幅レベル(デシベル)とすれば、表示画面31aに表示されるグラフαは周波数スペクトラム波形となる。
ADC17は、検波部16からの周波数スペクトラム波形を示すグラフ表示信号をデジタルデータに変換し、データ記憶部18が、このデジタルデータを蓄積する。
データ処理部19は、低域通過フィルタ(高域遮断フィルタ)としてのビデオ・フィルタ、あるいはVBW(ビデオ帯域幅)フィルタであり、データ記憶部18に蓄積されるデジタルデータに対し、信号のスペクトラムに対してではなく、検波された信号の時間変動に対するフィルタとして働くように信号処理し、入力信号Sの周波数ごとの強度を求め、周波数スペクトラム波形として表示できる映像信号(グラフ表示信号)を出力する。
掃引信号発生部20は、測定時間設定部26において処理パラメータにより設定される掃引時間に応じて、掃引ランプ信号の生成が制御される。
中心周波数設定部22は、制御部50からの処理パラメータに基づいて、入力信号Sの周波数について測定可能な全周波数帯域の中心周波数を設定するための信号を発生し、周波数スパン設定部23に出力する。
周波数スパン設定部23は、中心周波数設定部22の中心周波数の設定に応じ、かつ制御部50からの処理パラメータに基づいて、周波数スパンを設定するための信号、すなわち、入力信号Sの測定可能な全周波数帯域の中心周波数を中心とした測定可能な全周波数帯域の、下限の周波数と上限の周波数とを設定するための信号を掃引信号発生部20とRBW設定部24とに出力する。
RBW設定部24は、周波数スパン設定部23で設定された周波数スパンの帯域幅に対応し、測定スペクトラムの周波数分解能を変えるためにIFフィルタ14の通過帯域幅(RBW)を設定する。
振幅レベル設定部25は、制御部50からの処理パラメータに基づいて基準レベルが設定され、IF増幅部15の利得を設定し、表示器31の表示画面31a上にグラフ化されて表示されるグラフ表示信号の振幅レベルの表示値を、当該処理パラメータに応じて変更できる。
測定時間設定部26は、制御部50からの処理パラメータに基づいて掃引時間が設定され、その掃引時間に応じて、掃引信号発生部20において生成される掃引ランプ信号を制御する。
なお、中心周波数設定部22と周波数スパン設定部23と振幅レベル設定部25と測定時間設定部26は、システムの終了時に、制御部50から入力されている処理パラメータを保持するようになっている。また、RBW設定部24は、システムの終了時に、設定されているIFフィルタ14の通過帯域幅を保持するようになっている。
表示器31は、データ処理部19からの映像信号を入力して、周波数ドメイン(横軸を周波数、縦軸を振幅レベル)とする周波数スペクトラム波形のグラフαを表示画面31a上に表示する。表示器31としては、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)やELディスプレイ(electroluminescence display)など、筐体が板状で画面が平面になっているフラットパネルディスプレイが用いられる。
表示器31は、信号分析部10のデータ処理部19から出力されるグラフ表示信号を入力し、入力信号Sの周波数軸上の強度を、横軸を周波数、縦軸を振幅レベルとしたグラフαにより表示する。
ROM41は、制御部50がタッチパネル32から入力される位置情報に対応して、信号分析部10に処理パラメータを出力する制御処理を行わせるとともに、表示器31にグラフαの表示態様を変えるための各種の画像を出力する制御処理を行わせるための、プログラムを記憶している。当該プログラムは、制御部50の内部に形成される各種の機能ブロックが、図9のフローチャートに示す一連の処理を行うことを内容としている。
RAM42は、制御部50の制御動作のための作業エリアとして使用され、または、例えば一時的に記憶手段として使用されるものである。
表示画像データテーブル43は、図2の表示状態の遷移図に示すように、トグルスイッチ画像aと、表示態様選択画像bと、4つの分析メニュー選択画像c、d、e、fの、6つの画像表示用のデータを記憶している。
パラメータデータテーブル44は、所望の信号分析処理を行うために、中心周波数設定部22と周波数スパン設定部23と振幅レベル設定部25と測定時間設定部26の、それぞれにおける設定に必要な処理パラメータを記憶している。
位置情報に対応させて、パラメータデータテーブル44は、処理パラメータとして、中心周波数を変更する分解能が異なる複数の中心周波数変更値、周波数スパンを変更する分解能が異なる複数の周波数スパン変更値、振幅レベルを変更する分解能が異なる複数の振幅レベル変更値、および測定時間を変更するための掃引時間変更値を記憶している。
これにより、後述する処理パラメータ出力部54は、位置情報と処理パラメータとの照合、および読み出しを容易に行うことができる。なお、この実施の形態では、RBW設定部24については、初期値が使用されるようになっており、パラメータデータテーブル44には記憶されていないものとする。
中心周波数設定部22へ出力する処理パラメータは、中心周波数の移動量を規定するものであって、後述する一覧表(図3参照)中の、位置情報K6、K8、K10、K12のそれぞれに対応する中心周波数の移動量の分解能がGHzとMHzとKHzとHzの4段階に異なるプラス値の処理パラメータと、位置情報K7、K9、K11、K13のそれぞれに対応する中心周波数の移動量の分解能がGHzとMHzとKHzとHzの4段階に異なるマイナス値の処理パラメータと、を含む。
周波数スパン設定部23へ出力する処理パラメータは、中心周波数設定部22で設定された中心周波数を中心とする下限側と上限側の測定可能な周波数領域を規定するものであって、後述する一覧表(図3参照)中の、位置情報K14、K16、K18、K20のそれぞれに対応する周波数領域の分解能がGHzとMHzとKHzとHzの4段階に異なるプラス値の処理パラメータと、位置情報K15、K17、K19、K21のそれぞれに対応する周波数領域の分解能がGHzとMHzとKHzとHzの4段階に異なるマイナス値の処理パラメータと、を含む。
振幅レベル設定部25へ出力する処理パラメータは、設定された中心周波数および周波数スパンに基づいて表示されるグラフαの振幅レベルを規定するものであって、後述する一覧表(図3参照)中の、位置情報K22、K24、K26のそれぞれに対応する振幅レベルの分解能が信号レベル大(例えば、10dB)と、信号レベル中(例えば、5dB)と、信号レベル小(例えば、1dB)の3段階に異なるプラス値の処理パラメータと、位置情報K23、K25、K27のそれぞれに対応する振幅レベルの分解能が信号レベル大(例えば、10dB)と、信号レベル中(例えば、5dB)と、信号レベル小(例えば、1dB)の3段階に異なるマイナス値の処理パラメータと、を含む。
測定時間設定部26へ出力する処理パラメータは、入力信号Sの測定時間を規定するものであって、後述する一覧表(図3参照)中の、位置情報K28、K30、K32のそれぞれに対応する測定時間の延長が秒(s)と、ミリ秒(ms)と、マイクロ秒(μs)の3段階に異なるプラス値の処理パラメータと、位置情報K29、K31、K33のそれぞれに対応する測定時間の短縮が秒(s)と、ミリ秒(ms)と、マイクロ秒(μs)の3段階に異なるマイナス値の処理パラメータと、を含む。
なお、図3の一覧表中、同一行の左右の位置情報を絶対値である同一値とし、一覧表中の右半分の位置情報の記憶を省略し、後述する処理パラメータ出力部54において、プラス値とマイナス値とを付けて処理パラメータとして出力するようにしてもよい。
中心周波数の移動(設定)、周波数スパンの変更、振幅レベルの変更が行えるようにするには、パラメータデータテーブル44に、中心周波数設定部22と周波数スパン設定部23と振幅レベル設定部25のそれぞれに対応して、少なくとも2つの異なる分解能の処理パラメータが記憶されていればよい。
この実施の形態では、処理パラメータは、中心周波数設定部22と周波数スパン設定部23に関しては、4段階に分解能が異なる処理パラメータが用意されており、また、振幅レベル設定部25に関しては、3段階に分解能が異なる処理パラメータが用意されている。
信号処理装置1は、表示器31の表示画面31aに対応してタッチパネル32を備えている。タッチパネル32は、例えば、表示器31の表示画面31aに表示された所望の表示要素を操作者が指先や静電ペンなどによりタッチ操作して指定すると、このタッチ操作を検知し、どの表示要素が指定されたかを特定し、タッチ位置に対応する位置情報を制御部50の入力端子Xに出力するようになっている。
タッチパネル32は、透明のパネルに、例えば10×10のマトリックス状に配列された透明電極による複数のスイッチが並んでおり、操作者がその面の一部を押さえると、上下2層の電極が接触することで電気回路が構成され、縦と横の位置情報を検出する仕組みである。
なお、タッチパネル32は、マトリックス・スイッチに代わるものとして抵抗膜方式のスイッチや表面弾性波方式のスイッチ、静電ペンと呼ばれる専用の電子ペンが必要となる電磁誘導方式のスイッチ、電子ペンを必要としない電磁誘導方式のスイッチなどを用いることができる。
また、タッチパネル32は、カバー、導電膜、ガラス基板の3層からなる積層型に限定されず、絶縁体フィルムとその下の電極層、さらに制御ICを搭載する基板層から構成される投影型でもよく、さらに、「インセル」と呼ばれる、ディスプレイの内部にタッチ入力機能を内蔵するものであってもよい。
次に、表示器31に表示される各種画像とタッチパネル32の連携について、図3に示す一覧表と図2に示す表示状態の遷移図とを用いて説明する。
一覧表は、表示器31に次々に表示される表示画像の名称と符号、表示画像中の選択領域(選択ボタンまたは操作スイッチ)の名称と符号、選択ボタンをタッチまたは操作スイッチを左方向もしくは上方向にスライドタッチしたときの機能A、操作スイッチを右方向または下方向にスライドタッチしたときの機能B、およびタッチまたはスライドタッチによるタッチパネル32から出力される位置情報との関係を一覧表に纏めたものである。
一覧表中の左列上段の「表示画像中の選択領域の名称と符号」は、遷移図に示すように、表示器31に表示される、トグルスイッチ画像aと、表示態様選択画像bと、第1の分析メニュー選択画像c、第2の分析メニュー選択画像d、第3の分析メニュー選択画像e、および第4の分析メニュー選択画像fを降順に掲示したものである。
トグルスイッチ画像aは、最初にかつ常時表示され、表示態様選択画像bが表示されない状態でタッチパネル32と連繋する。タッチパネル32は、該トグルスイッチ画像aに対応してタッチされると、一覧表の機能A中の対応する機能、すなわち、表示態様選択画像bの表示を指示するように、タッチパネル32から一覧表中に示す位置情報K1を出力する。
また、前記トグルスイッチ画像aは、第1〜第4の分析メニュー選択画像c〜fのうちのいずれか1つが表示された状態でタッチパネル32と連繋する。タッチパネル32は、該トグルスイッチ画像aに対応してタッチされると、一覧表の機能B中の対応する機能、すなわち、表示器31に表示されている第1〜第4の分析メニュー選択画像c〜fの表示の消去を指示するように、タッチパネル32から一覧表中に示す位置情報K1を出力する。
図4は、表示態様選択画像bの具体的な表示例を示す。表示態様選択画像bは、第1〜第4の選択ボタンb1〜b4を有し、かつタッチパネル32と連繋している。タッチパネル32は、第1〜第4の選択ボタンb1〜b4のいずれか1つがタッチされると、一覧表の機能A中の対応する機能を指示するように、一覧表中に示す位置情報K2〜K5のうちのいずれか1つを出力する。
図5は、第1の分析メニュー選択画像cの具体的な表示例を示す。第1の分析メニュー選択画像cは、中心周波数の移動量の分解能がGHzとMHzとKHzとHzの4段階に異なる処理パラメータをメニュー表示した横長な第1〜第4の操作スイッチc1〜c4を有し、かつタッチパネル32と連繋している。
タッチパネル32は、第1〜第4の操作スイッチc1〜c4のいずれか1つの操作スイッチが左方向(一方向)にスライドタッチされると、一覧表の機能A中の対応する機能を指示するように、位置情報K6、K8、K10、K12のうちのいずれか1つを出力する。
また、タッチパネル32は、第1〜第4の操作スイッチc1〜c4のいずれか1つの操作スイッチが右方向(他方向)にスライドタッチされると、一覧表の機能B中の対応する機能を指示するように、位置情報K7、K9、K11、K13のうちのいずれか1つを出力する。
なお、本実施の形態においては、分解能の切り換えに応じて、つまり第1〜第4の操作スイッチc1〜c4のスライドタッチ操作に応じて、数値表示部の桁マーカの表示位置(入力対象桁)が連動して変化する。
より具体的には、同図(a)に示すように、数値表示部において、Center「3 000 000 000 Hz」が表示された状態において、第2の操作スイッチc2がスライドタッチされると、同図(b)に示すように、それに連動して、該表示における下位から7桁目の「0」に桁マーカ(例えば、図示斜線枠)が表示される。同様に、同図(a)に示す状態において、第1の操作スイッチc1がスライドタッチされると、同図(c)に示すように、それに連動して、該表示における下位から10桁目の「3」に桁マーカが表示される。
この桁マーカの表示位置によって、操作者は、表示画面31aに表示されるグラフαの分解能を理解することが可能となっている。
因みに、上記した数値表示部の桁マーカの表示位置に関しては、後述する図6に示す第2の分析メニュー選択画像dの表示例、後述する図7に示す第3の分析メニュー選択画像eの表示例、および、後述する図8に示す第4の分析メニュー選択画像fの表示例においても同様である。
図6は、第2の分析メニュー選択画像dの具体的な表示例を示す。第2の分析メニュー選択画像dは、周波数領域の分解能がGHzとMHzとKHzとHzの4段階に異なる処理パラメータをメニュー表示した横長な第1〜第4の操作スイッチd1〜d4を有し、かつタッチパネル32と連繋している。
タッチパネル32は、第1〜第4の操作スイッチd1〜d4のいずれか1つの操作スイッチが左方向(一方向)にスライドタッチされると、一覧表の機能A中の対応する機能を指示するように、位置情報K14、K16、K18、K20のうちのいずれか1つを出力する。
また、タッチパネル32は、第1〜第4の操作スイッチd1〜d4のいずれか1つの操作スイッチが右方向(他方向)にスライドタッチされると、一覧表の機能B中の対応する機能を指示するように、位置情報K15、K17、K19、K21のうちのいずれか1つを出力する。
図7は、第3の分析メニュー選択画像eの具体的な表示例を示す。第3の分析メニュー選択画像eは、振幅レベルの分解能が小(例えば、1dB)と中(例えば、5dB)と大(例えば、10dB)の3段階に異なる処理パラメータをメニュー表示した縦長な第1〜第3の操作スイッチe1〜e3を有し、かつタッチパネル32と連繋している。
タッチパネル32は、第1〜第3の操作スイッチe1〜e3のいずれか1つの操作スイッチが上方向(一方向)にスライドタッチされると、一覧表の機能A中の対応する機能を指示するように、位置情報K22、K24、K26のうちのいずれか1つを出力する。
また、タッチパネル32は、第1〜第3の操作スイッチe1〜e3のいずれか1つの操作スイッチが下方向(他方向)にスライドタッチされると、一覧表の機能B中の対応する機能を指示するように、位置情報K23、K25、K27のうちのいずれか1つを出力する。
図8は、第4の分析メニュー選択画像fの具体的な表示例を示す。第4の分析メニュー選択画像fは、測定時間が秒(s)とミリ秒(ms)とマイクロ秒(μs)の3段階に異なる処理パラメータをメニュー表示した横長な第1〜第3の操作スイッチf1〜f3を有し、かつタッチパネル32と連繋している。
タッチパネル32は、第1〜第3の操作スイッチf1〜f3のいずれか1つの操作スイッチが左方向(一方向)にスライドタッチされると、一覧表の機能A中の対応する機能を指示するように、位置情報K28、K30、K32のうちのいずれか1つを出力する。
また、タッチパネル32は、第1〜第3の操作スイッチf1〜f3のいずれか1つの操作スイッチが右方向(他方向)にスライドタッチされると、一覧表の機能B中の対応する機能を指示するように、位置情報K29、K31、K33のうちのいずれか1つを出力する。
なお、タッチパネル32から出力される位置信号は、タッチパネル32に設けられるタッチセンサが、例えばマトリックス状に配設されたものであれば、タッチ位置の行方向の番地と列方向の番地との組み合わせからなる、数ビットのデジタル信号である。
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)、あるいはマイクロプロセッサにより構成される。制御部50は、タッチパネル32からの複数ビットの位置情報を入力端子Xより入力し、さらに図示しないシフトレジスタに一時的に格納するようになっている。
図1に示すように、制御部50は、ROM41に格納されているプログラムを読み込むことにより、トグルスイッチ画像出力部51と、表示態様選択画像出力部52と、分析メニュー選択画像出力部53と、処理パラメータ出力部54と、分岐処理部55と、分析メニュー選択画像消去部56の、6つの機能ブロックを備える。
まず、制御部50は、信号処理装置1が起動されることに基づいて、または所定のボタンをONすることに基づいて、トグルスイッチ画像出力部51を動作させる。この動作は、図9に示す制御部50の動作フローのステップS01に該当する。
トグルスイッチ画像出力部51は、トグルスイッチ画像aの表示のみを行うようになっている。トグルスイッチ画像出力部51は、表示画像データテーブル43中よりトグルスイッチ画像aのデータを読み出して表示器31に出力し、図2(a)〜(f)に示すように、表示画面31aにトグルスイッチ画像aを常時表示させる制御を行うようになっている。
トグルスイッチ画像出力部51は、表示画面31aのグラフαよりも表面側のレイヤーを用いてトグルスイッチ画像aを表示させる。なお、トグルスイッチ画像aの表示位置は、グラフαや目盛などに重ならない所定の位置、例えば右上隅に半透明により表示されるようになっている。
制御部50は、トグルスイッチ画像出力部51がトグルスイッチ画像aのデータを表示器31に出力すると、トグルスイッチ画像出力部51に替えて、表示態様選択画像出力部52を動作させる。表示態様選択画像出力部52の動作は、図9に示す制御部50の動作フローのステップS02、S03に該当する。
表示態様選択画像出力部52は、位置情報K1が入力されたことを条件として、表示器31に表示態様選択画像bを表示させるようになっている。位置情報K1は、表示画面31aに表示されたトグルスイッチ画像aに対応し、操作者がタッチパネル32をタッチすることに基づいて発生する。
表示態様選択画像出力部52は、タッチパネル32からの位置情報が制御部50の入力端子Xよりシフトレジスタに入力されることをウオッチングしており、位置情報が入力されると、その位置情報がK1であるか否かの照合を行う。
表示態様選択画像出力部52は、照合の結果、位置情報K1が入力されたことを条件として、表示画像データテーブル43中より表示態様選択画像bのデータを選択して読み出し、該データを表示器31に出力し、図2(b)に示すように、表示態様選択画像bをグラフαよりも表面側のレイヤーに表示させるようになっている。なお、表示態様選択画像bの表示は、半透明であることが好ましい。
制御部50は、表示態様選択画像bのデータを表示器31に出力すると、表示態様選択画像出力部52に替えて、分析メニュー選択画像出力部53を動作させる。分析メニュー選択画像出力部53の動作は、図9に示す制御部50の動作フローのステップS04〜S07に該当する。
分析メニュー選択画像出力部53は、位置情報K2〜K5のいずれか1つが入力されたことを条件として、表示画面31aに表示された表示態様選択画像bを消去してから、表示画面31aの、例えば表示態様選択画像bを消去した同一のレイヤーに分析メニュー選択画像c、d、e、fのデータのうちの1つを表示させるようになっている。
位置情報K2〜K5は、表示画面31aに表示された表示態様選択画像b中の、分析メニュー選択項目を表示する第1〜第4の選択ボタンb1〜b4のいずれか1つに対応し、操作者がタッチパネル32をタッチすることに基づいて発生する。
分析メニュー選択画像出力部53は、位置情報K2〜K5のいずれか1つが、制御部50の入力端子Xよりシフトレジスタに入力されることをウオッチングしており、位置情報が入力されると、その位置情報と表示態様選択画像bのどの分析メニュー選択画像とが対応するか、位置情報の照合を行うようになっている。
分析メニュー選択画像出力部53では、位置情報が表示態様選択画像bのどの分析メニュー選択画像と対応するかを照合により特定するようになっており、そして、特定した分析メニュー選択画像に対応した位置情報を更新記憶するようになっている。
具体的には、分析メニュー選択画像出力部53は、照合の結果、位置情報K2〜K5のいずれか1つであると、その位置情報をRAM42に更新記憶し、表示態様選択画像bを消去する。位置情報のRAM42への更新記憶は、後述する処理パラメータの出力先の決定に利用するためである。
そして、分析メニュー選択画像出力部53は、表示画像データテーブル43から位置情報K2〜K5のいずれか1つに対応する分析メニュー選択画像c、d、e、fのデータのうちの1つを読み出して表示器31に出力し、かつ表示画面31aに表示されているグラフαよりも表面側のレイヤーに、該読み出した分析メニュー選択画像を表示させるようになっている。
制御部50は、分析メニュー選択画像c、d、e、fのうちのいずれか1つを表示器31に出力すると、分析メニュー選択画像出力部53に替えて、処理パラメータ出力部54を動作させる。処理パラメータ出力部54の動作は、図9に示す制御部50の動作フローのステップS08〜S10に該当する。
処理パラメータ出力部54は、タッチパネル32から所定のスライドタッチに対応した位置情報が入力されたことを条件として、該位置情報に対応する処理パラメータをパラメータデータテーブル44より読み出し、前記位置情報に含まれるスライドタッチの方向に対応した前記変更値を現行設定値に対してプラスするかまたはマイナスするように、処理パラメータ設定部21中の対応する中心周波数設定部22、周波数スパン設定部23、振幅レベル設定部25、または測定時間設定部26に出力するようになっている。
表示画面31aに表示された画像とタッチパネル32との関連性については、図2及び図3を用いて既に説明したが、表示画面31aに分析メニュー選択画像cが表示されている場合には、第1〜第4の操作スイッチc1〜c4のうちのいずれか1つに対し、左右方向にスライドタッチしたことに対応して位置情報K6〜K13のうちのいずれか1つが発生する。また、分析メニュー選択画像dが表示されている場合には、第1〜第4の操作スイッチd1〜d4のうちのいずれか1つに対し、左右方向にスライドタッチしたことに対応して位置情報K14〜K21のうちのいずれか1つが発生する。さらに、分析メニュー選択画像eが表示されている場合には、第1〜第3の操作スイッチe1〜e3のうちのいずれか1つに対し、上下方向にスライドタッチしたことに対応して位置情報K22〜K27のうちのいずれか1つが発生する。さらにまた、分析メニュー選択画像fが表示されている場合には、第1〜第3の操作スイッチf1〜f3のうちのいずれか1つに対し、左右方向にスライドタッチしたことに対応して位置情報K28〜K33のうちのいずれか1つが発生する。
処理パラメータ出力部54は、位置情報のいずれか1つが、制御部50の入力端子Xよりシフトレジスタに入力されることをウオッチングしており、位置情報が入力されると、その位置情報がどのパラメータ設定項目の位置情報K6〜K13、K14〜K21、K22〜K27、またはK28〜K33と対応しているか、位置情報の照合を行うようになっている。
処理パラメータ出力部54は、他の位置情報との間では、照合の結果、一致するものがないので、シフトレジスタに入力した位置情報を消去し、次の位置情報が入力するまでウオッチングする。
処理パラメータ出力部54は、照合の結果、位置情報が位置情報K6〜K13、K14〜K21、K22〜K27、またはK28〜K33のいずれか1つと対応しているとき、その位置情報と対応する処理パラメータをパラメータデータテーブル44から読み出して処理パラメータ設定部21中の対応する1つの設定部22、23、25、26に出力するようになっている。
この場合、処理パラメータの出力先の決定には、上述した分析メニュー選択画像出力部53の動作において更新記憶した、分析メニュー選択画像に対応した位置情報が用いられる。
なお、処理パラメータ出力部54は、パラメータデータテーブル44から読み出した処理パラメータを所要の設定部にそのまま出力してもよいが、スライドタッチのストロークを軽量して計数化した値と処理パラメータとの乗算値を出力するようにしてもよい。
制御部50は、処理パラメータ出力部54が処理パラメータを出力すると、処理パラメータ出力部54に替えて、分岐処理部55を動作させる。分岐処理部55の動作は、図9の制御部50の動作フローのステップS11に該当する。
分岐処理部55は、図2(c)、(d)、(e)または(f)に示す表示状態で、位置情報K1〜K33のいずれか1つが入力されたことを条件として、処理パラメータ出力部54への動作復帰または分析メニュー選択画像消去部56への動作移行を判断する。
詳述すると、分岐処理部55は、位置情報K6〜K33のいずれか1つが入力されたとき、すなわち、ステップS12において、操作スイッチc1〜c4、d1〜d4、e1〜e3、f1〜f3に対してスライドタッチが行われたときには、処理パラメータ出力部54をステップS09へ動作復帰させるようになっている。
上記のように、図2(c)、(d)、(e)または(f)に示す表示状態で、操作者は、表示されている分析メニュー選択画像c、d、e、またはf中の操作スイッチc1〜c4、d1〜d4、e1〜e3、f1〜f3に対するスライドタッチを何度でも行うことができるから、処理パラメータ出力部54と分岐処理部55はエンドレスに反復動作する。このため、同一の分解能または異なる分解能の分析メニュー選択項目へのスライドタッチを何度も繰り返すことにより、同一の分解能または異なる分解能の処理パラメータをパラメータデータテーブル44から次々に読み出して対応する処理パラメータ設定部21の各設定部22、23、25、26に出力することができ、これによって、グラフαの中心周波数、周波数スパン、および振幅レベルに関する表示態様の変更とともに、測定時間の変更をも、グラフαと同一目線で集中的に制御できる。
分岐処理部55は、図2(c)、(d)、(e)または(f)に示す分析メニュー選択画像c、d、eまたはfが表示された状態で、位置情報K1が入力されたとき、すなわち、トグルスイッチ画像aに対してタッチ操作が行われたときには、分析メニュー選択画像消去部56へ動作を移行させるようになっている。分析メニュー選択画像消去部56の動作は、図9の制御部50の動作フローのステップS12に該当する。
分析メニュー選択画像消去部56は、表示器31に表示されている分析メニュー選択画像c、d、e、およびfを消去する信号を表示器31に出力するようになっている。これによって、表示画面31aには、処理パラメータに基づいて表示態様が変更されたグラフαだけを表示させることができる。
次に、信号処理装置1全体の作用について、図1、図2、図3、図9を参照して説明する。
信号処理装置1が起動されると、信号分析部10は、被測定信号としての入力信号Sに対し、処理パラメータに基づいて測定可能な周波数範囲(周波数帯域)を設定し、所望の周波数スペクトラム波形となる信号処理を行い、表示器31が信号分析部10から出力されるグラフ表示信号を入力して表示画面31aに周波数スペクトラム波形のグラフαを表示する。この場合、中心周波数設定部22と周波数スパン設定部23と振幅レベル設定部25は、それぞれ前回使用終了時に更新記憶されている処理パラメータに基づいて、中心周波数設定、周波数スパン設定、振幅レベル設定が行われているとともに、RBW設定部24は初期値に基づいてRBW設定が行われており、表示画面31aに、これらの設定を反映した周波数スペクトラム波形のグラフαが表示される。
その際、測定時間設定部26においては、前回使用終了時に更新記憶されている処理パラメータに基づいて、掃引時間の設定が行われており、局部発振部12から発振されるローカル信号が制御される。
また、信号処理装置1が起動されると、制御部50は、ROM41からプログラムを読み込んで、トグルスイッチ画像出力部51と、表示態様選択画像出力部52と、分析メニュー選択画像出力部53と、処理パラメータ出力部54と、分岐処理部55と、分析メニュー選択画像消去部56の、6つの機能ブロックを設け、まずは、トグルスイッチ画像出力部51を動作させる。
トグルスイッチ画像出力部51は、表示画像データテーブル43中のトグルスイッチ画像aのデータを読み出して表示器31に出力し、図2(a)に示すように、表示画面31aにトグルスイッチ画像aを常時表示させる(ステップS01)。
もしも、操作者がグラフαの表示態様を変更したい場合には、トグルスイッチ画像aをタッチし、図2(b)に示すように、表示画面31aに表示態様選択画像bを表示させる。さらに、第1〜第4の選択ボタンb1〜b4のいずれか1つをタッチして、図2(c)〜(f)に示すように、分析メニュー選択画像c、d、e、fのいずれか1つを表示画面31aに表示させる。そして、表示された1つの分析メニュー選択画像中の複数の選択スイッチ(c1〜c4、d1〜d4、e1〜e3、f1〜f3)のいずれか1つを、スライドタッチする。これによって、信号処理装置1は、スライドタッチに対応した中心周波数、周波数スパン、振幅レベル、測定時間のいずれか1つについて、同一または異なる分解能の処理パラメータを中心周波数設定部22と周波数スパン設定部23と振幅レベル設定部25と測定時間設定部26のうちの対応する設定部に出力して、処理パラメータの設定を更新する。このため、信号分析部10は、被測定信号としての入力信号Sに対し、更新された処理パラメータに基づいて、所望の周波数スペクトラム波形となる信号処理を行い、表示器31に表示されているグラフαが所望に変更される。
以下では、図9に示すフローチャートを中心に制御部50の動作について説明する。
まず、制御部50は、表示態様選択画像出力部52を動作させる。表示態様選択画像出力部52は、位置情報K1が入力されたか否かを判断し、この判断を位置情報K1が入力されるまで(YESの判断になるまで)行う(ステップS02)。位置情報K1が入力されると、引き続いて、表示画像データテーブル43中の表示態様選択画像bのデータを選択して読み出し、該データを表示器31に出力する。こうして、図2(b)に示すように、表示態様選択画像bをグラフαよりも表面側のレイヤーに表示させる(ステップS03)。
次に、制御部50は、分析メニュー選択画像出力部53を動作させる。分析メニュー選択画像出力部53は、位置情報K2〜K5のいずれか1つが入力されたか否かを判断し、この判断を位置情報K2〜K5が入力されるまで(YESの判断になるまで)行う(ステップS04)。位置情報K2〜K5のいずれか1つが入力されると、該入力した位置情報と表示態様選択画像bのどの分析メニュー選択画像とが対応するか、位置情報を照合する(ステップS05)。そして、選択された分析メニュー選択画像に対応した位置情報を、更新記憶する(ステップS06)。次いで、表示態様選択画像bを消去し、表示画像データテーブル43から位置情報K2〜K5のいずれか1つに対応する分析メニュー選択画像c、d、e、fのデータのうちの1つを読み出して、表示器31に出力する。これにより、表示画面31aに表示されているグラフαよりも表面側のレイヤーに、選択された分析メニュー選択画像を表示させる(ステップS07)。
次に、制御部50は、処理パラメータ出力部54を動作させる。処理パラメータ出力部54は、スライドタッチに基づく位置情報K6〜K33のいずれか1つが入力されたか否かを判断し、この判断を位置情報が入力されるまで(YESの判断になるまで)行う(ステップS08)。位置情報が入力されると、該位置情報を解析し、位置情報がどの分析メニュー選択画像(c、d、e、f)のどの操作スイッチ(c1〜c4、d1〜d4、e1〜e3、f1〜f3)に対応しているかを判別する。また、スライドタッチが一方向または他方向へのスライドタッチであるかを判別する(ステップS09)。次いで、特定された分析メニュー選択画像に対応したメニュー選択項目の処理パラメータをパラメータデータテーブル44より読み出し、処理パラメータ設定部21中の、位置情報に対応する設定部22、23、25、または26に出力する(ステップS10)。
次に、制御部50は、分岐処理部55を動作させる。分岐処理部55は、図2(c)、(d)、(e)または(f)に示す表示状態で、位置情報K1、K6〜K33のいずれか1つが入力されたか否かを判断し、この判断を位置情報K1が入力されるまで(YESの判断になるまで)行う(ステップS11)。位置情報が入力されると、さらに、位置情報K1が入力したか、または位置情報K6〜K33のいずれか1つが入力されたかを判断する。位置情報K6〜K33のいずれか1つが入力されたときには処理パラメータ出力部54への動作復帰、および位置情報K1が入力されたときには分析メニュー選択画像消去部56への動作移行を判断する(ステップS12)。
分岐処理部55は、位置情報K6〜K33のいずれか1つが入力されたと判断したときには(ステップS12でNOの判断)、処理パラメータ出力部54を動作させる。これにより、1つの分析メニュー選択画像(c、d、e、f)において、何度でも複数の操作スイッチ(c1〜c4、d1〜d4、e1〜e3、f1〜f3)を所望に選択してスライドタッチすることに応じて、同一または異なる分解能の処理パラメータを対応する設定部22、23、25、26へ繰り返し出力させることができる。その結果、表示器31に表示されたグラフαの中心周波数、周波数スパン、振幅レベル、測定時間を、大きく変更することから微細に変更することまでを、グラフαの変化を観察しながら、同一の目線でスライドタッチを繰り返すだけで行うことができる。
次に、制御部50は、分岐処理部55が位置情報K1の入力(トグルスイッチ画像aがタッチされたこと)を判断したときには(ステップS12でYESの判断)、分析メニュー選択画像消去部56を動作させる。分析メニュー選択画像消去部56は、表示器31に表示されている分析メニュー選択画像を消去する信号を表示器31に出力する(ステップS13)。これにより、グラフαを分析メニュー選択画像に遮られずに表示させることが可能となる。
処理パラメータの種類を変えてグラフαを変更したい場合には、具体的には、例えば図2(c)に示す中心周波数を変更するグラフ変更可能な状態から、図2(d)に示す周波数スパンを変更するグラフ変更可能な状態、または図2(e)に示す振幅レベルを変更するグラフ変更可能な状態、さらには図2(f)に示す測定時間を変更可能な状態に変更したい場合には、操作者は、トグルスイッチ画像aをタッチして表示画面31aに表示されている分析メニュー選択画像cを消去し、さらにもう一度、トグルスイッチ画像aをタッチして表示画面31aに表示態様選択画像bを表示させ、表示態様選択画像b中の第2の選択ボタンb2、または第3の選択ボタンb3、もしくは第4の選択ボタンb4をタッチすることで、図2(d)に示す第2の分析メニュー選択画像d、または図2(e)に示す第3の分析メニュー選択画像e、もしくは図2(f)に示す第4の分析メニュー選択画像fを表示させる。
以上のように、本実施の形態の信号処理装置1は、次のような利点を有する。
(1)信号分析状況としてのグラフの表示を、利用者(操作者)が煩雑な操作を行わなくても、変更できる。
(2)利用者が測定可能な全周波数帯域の移動を指の簡単な操作(タップ(タッチ)操作やフリック(スライドタッチ)操作)で行うことができるので、信号分析装置の操作に精通していなくても、測定可能な全周波数帯域を移動させることができる。
(3)測定可能な全周波数帯域を一度に移動させる量(単位分解能)の指定と測定可能な全周波数帯域の移動の方向を一連の指の動きだけで設定できる。よって、操作が簡単である。
(4)利用者が表示器の表示を観ながら、信号分析状況の表示を変更できるので、他のスイッチやボタンやエンコーダの操作が不要となり、利用者の負担が少ない。
(5)測定可能な全周波数帯域を一度に移動させる量(単位分解能)を1Hz、1KHz、1MHz、1GHzから選択して設定できるので、大雑把な調整〜細かな調整が可能である。
(6)信号分析状況としてのグラフの表示を、利用者が煩雑な操作を行わなくても、変更できる。
(7)利用者が測定可能な全周波数帯域の幅を指の簡単な操作(ピンチイン操作やピンチアウト操作)で変換できるので、利用者が信号分析装置の操作に精通していなくても、測定可能な全周波数帯域の幅を変更できる。
(8)測定可能な全周波数帯域の幅を一度に変化させる量の指定と、測定可能な全周波数帯域の幅を広げるか狭めるかの指定とが利用者の一連の指の動きだけで設定される。よって、操作が簡単である。
(9)利用者が表示器の表示を観ながら、信号分析状況の表示を変更できるので、他のスイッチやボタンやエンコーダの操作が不要となり、利用者の負担が少ない。
(10)測定可能な全周波数帯域の幅を一度に増減する量を1Hz、1KHz、1MHz、1GHzから選択して設定できるので、大雑把な調整〜細かな調整が可能である。
なお、上記した第1の実施の形態においては、第1〜第4の分析メニュー選択画像c〜fを選択するための表示態様選択画像bを設けた場合について説明したが、これに限らず、例えば表示態様選択画像bの表示を省略することもできる。
以下に説明する第2の実施の形態は、表示態様選択画像bの表示を省略するように構成した場合の例である。
〔第2の実施の形態〕
図10を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付し、相違する部分を中心に構成、作用および効果を説明する。
図10に示すように、この実施の形態における信号処理装置1Aは、信号分析部10と、表示器31と、タッチパネル32と、制御部50Aと、ROM41、RAM42、表示画像データテーブル43Aおよびパラメータデータテーブル44を備えている。
表示画像データテーブル43Aは、図11の遷移図に示すように、トグルスイッチ画像aと分析メニュー選択画像gの、2つの画像表示用のデータを記憶している。
制御部50Aは、トグルスイッチ画像出力部51と、分析メニュー選択画像出力部53Aと、処理パラメータ出力部54と、分岐処理部55と、分析メニュー選択画像消去部56と、を備えている。この構成においては、第1の実施の形態の表示態様選択画像出力部52を備えていない。
制御部50は、トグルスイッチ画像出力部51がトグルスイッチ画像aのデータを表示器31に出力すると、トグルスイッチ画像出力部51に替えて、分析メニュー選択画像出力部53Aを動作させる。分析メニュー選択画像出力部53Aの動作は、図12に示す制御部50Aの動作フローのステップS22〜S26に該当する。
分析メニュー選択画像出力部53Aは、位置情報K1が入力されたことを条件として、表示器31に分析メニュー選択画像gを表示させるようになっている。
分析メニュー選択画像出力部53Aは、タッチパネル32からの位置情報K1が、制御部50の入力端子Xよりシフトレジスタに入力されることをウオッチングしており、位置情報が入力すると、位置情報がK1であるか否かの照合を行う。分析メニュー選択画像出力部53Aは、照合の結果、位置情報K1が入力されたことを条件として、表示画像データテーブル43A中の分析メニュー選択画像gのデータを選択して読み出し、該データを表示器31に出力し、図11(b)に示すように、分析メニュー選択画像gをグラフαよりも表面側のレイヤーに表示させるようになっている。
信号処理装置1Aは、図11の遷移図に示すように、表示画面31aに、トグルスイッチ画像aが常時表示され、トグルスイッチ画像aをタッチすると、分析メニュー選択画像gが表示され、もう一度、トグルスイッチ画像aをタッチすると、分析メニュー選択画像gが消去されるようになっている。
分析メニュー選択画像gには、第1の実施の形態における図2の表示状態の遷移図に示す分析メニュー選択画像c、d、e、fの操作スイッチc1〜c4、d1〜d4、e1〜e3、f1〜f3を一纏めにして、表示画面31aに、これら操作スイッチが一括して表示されるようになっている。
グラフαの表示態様に関し、中心周波数、周波数スパン、振幅レベル、測定時間のいずれかを変更するには、操作スイッチc1〜c4、d1〜d4、e1〜e3、f1〜f3のうちの所望のいずれか1つをスライドタッチする。
これにより、制御部50Aは、第1の実施の形態の制御部50と同様に、パラメータデータテーブル44に記憶されている複数の処理パラメータのうちの対応する1つの処理パラメータを読み出して、信号分析部10の処理パラメータ設定部21が備えている中心周波数設定部22と周波数スパン設定部23と振幅レベル設定部25と測定時間設定部26のうちの対応する1つの設定部に出力する。こうすることによって、グラフαの表示態様に関する中心周波数、周波数スパン、振幅レベル、測定時間のうちの、上記所望のスライドタッチに対応した1つを変更することができる。
以下では、図12に示した制御部50Aの動作フローについて簡単に説明する。
まず、制御部50Aは、トグルスイッチ画像出力部51を動作させ、表示画面31aに、トグルスイッチ画像aを表示させる(ステップS21)。制御部50Aは、分析メニュー選択画像出力部53Aを動作させる。分析メニュー選択画像出力部53Aは、位置情報K1が入力されたか否かを判断し、この判断をトグルスイッチ画像aがタッチされて位置情報K1が入力されるまで(YESの判断になるまで)行う(ステップS22)。位置情報K1が入力されると、引き続いて、表示画像データテーブル43A中の分析メニュー選択画像gのデータを選択して読み出し、該データを表示器31に出力し、図11(b)に示すように、分析メニュー選択画像gをグラフαよりも表面側のレイヤーに表示させる(ステップS23)。
次に、制御部50Aは、処理パラメータ出力部54を動作させる。処理パラメータ出力部54は、図3の一覧表に示すスライドタッチに基づく位置情報K6〜K33のいずれか1つが入力されたか否かを判断し、この判断を位置情報が入力されるまで(YESの判断になるまで)行う(ステップS24)。位置情報が入力されると、該位置情報を解析し、位置情報が分析メニュー選択画像(c、d、e、f)のどの操作スイッチ(c1〜c4、d1〜d4、e1〜e3、f1〜f3)に対応しているかを判別する。また、スライドタッチが一方向または他方向へのスライドタッチであるかを判別する(ステップS25)。次いで、特定された分析メニュー選択画像に対応したメニュー選択項目の処理パラメータをパラメータデータテーブル44より読み出し、処理パラメータ設定部21中の、位置情報に対応する設定部22、23,25、または26に出力する(ステップS26)。
次に、制御部50Aは、分岐処理部55を動作させる。分岐処理部55は、図11(b)に示す表示状態で、位置情報K1、K6〜K33のいずれか1つが入力されたか否かを判断し、この判断を位置情報K1が入力されるまで(YESの判断になるまで)行う(ステップS27)。位置情報が入力されると、さらに、位置情報K1が入力されたか、または位置情報K6〜K33のいずれか1つが入力されたかを判断する。位置情報K6〜K33のいずれか1つが入力されたときには処理パラメータ出力部54への動作復帰、および位置情報K1が入力されたときには分析メニュー選択画像消去部56への動作移行を判断する(ステップS28)。
分岐処理部55は、位置情報K6〜K33のいずれか1つが入力されたと判断したときには(ステップS28でNOの判断)、処理パラメータ出力部54を動作させる。これにより、1つの分析メニュー選択画像(c、d、e、f)において、何度でも複数の操作スイッチ(c1〜c4、d1〜d4、e1〜e3、f1〜f3)を所望に選択してスライドタッチすることに応じて、同一または異なる分解能の処理パラメータを対応する設定部22、23、25、26へ繰り返し出力させることができる。その結果、表示器31に表示されたグラフαの中心周波数、周波数スパン、振幅レベル、測定時間を、大きく変更することから微細に変更することまでを、グラフαの変化を観察しながら、同一の目線でスライドタッチを繰り返すだけで行うことができる。
次に、制御部50は、分岐処理部55が位置情報K1の入力(トグルスイッチ画像aがタッチされたこと)を判断したときには(ステップS28でYESの判断)、分析メニュー選択画像消去部56を動作させる。分析メニュー選択画像消去部56は、表示器31に表示されている分析メニュー選択画像を消去する信号を表示器31に出力する(ステップS29)。これにより、グラフαを分析メニュー選択画像に遮られずに表示させることが可能となる。
〔その他の実施の形態〕
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。
例えば、上記実施の形態では、中心周波数と、周波数スパンと、振幅レベルと、測定時間とに関する処理パラメータを設定するようにしているが、さらに、RBWに関する処理パラメータについても設定するようにしてもよい。さらにまた、掃引信号発生部20の掃引速度やATT11の減衰率に関する処理パラメータについても設定するようにしてもよい。
上記した第1および第2の実施の形態においては、トグルスイッチ画像aなどを目視できるように表示させるようにしたが、これに限らず、例えば操作者がタッチパネル32のいずれかにタッチしたことを条件として表示を行う構成としてもよい。
上記した第1および第2の実施の形態においては、制御部50、50Aは、パラメータデータテーブル44から、中心周波数と、周波数スパンと、振幅レベルと、測定時間とに関する処理パラメータの1つを読み出して、処理パラメータ設定部に出力するように構成しているが、これに限らず、複数のスライドタッチに基づいて複数の処理パラメータを読み出して、処理パラメータ設定部に同時に出力するように構成してもよい。
また、トグルスイッチ画像aなどの表示の状態(輝度など)を段階的に切り換えられる構成とし、例えば、完全な形で表示する状態、枠線のみを表示する状態など、信号処理装置を使用する操作者の熟練度などに応じて切り換えられるようにすることも可能である。
また、トグルスイッチ画像aなどの位置を把握している操作者における使用環境下では、表示器31の表示画面31a上の表示を行わないようにしてもよい。または、操作者がタッチパネル32をタッチすることに応じて、所定の時間内だけ、表示させるようにしてもよい。
また、分析メニュー選択画像としては、中心周波数の設定、周波数スパンの変更、振幅レベルの変更、または、測定時間の変更に限らず、例えば、周波数帯域の始めの周波数を押えながら終りの周波数を変更させたり、逆に、周波数帯域の終りの周波数を押さえながら始めの周波数を変更させたりするためのものであってもよい。
また、信号処理装置1、1Aにおいては、制御部50、50Aに、ATT11の減衰量を設定する機能や、局部発振部12の発振周波数を設定する機能などを備えるものであってもよい。また、ATT11の減衰量や局部発振部12の発振周波数を設定するための操作部を設け、この操作部を用いて操作者が設定した処理パラメータと、パラメータデータテーブル44の処理パラメータとを、分析メニュー選択画像を用いて切り換える構成としてもよい。
本発明の信号処理装置および信号処理方法は、周波数分解能の設定のための操作を表示画面上に一元的に集約することができ、表示されるグラフを見る目線で指先タッチにより同一または異なる分解能への変更およびそれによるグラフの表示態様の変更操作を迅速に繰り返して行うことができるという効果を有し、スペクトラムアナライザなどの信号処理装置および信号処理方法の全般に有用である。
1、1A 信号処理装置
10 信号分析部(信号処理手段)
22 中心周波数設定部(処理パラメータ設定部)
23 周波数スパン設定部(処理パラメータ設定部)
25 振幅レベル設定部(処理パラメータ設定部)
26 測定時間設定部(処理パラメータ設定部)
31 表示器(表示手段)
31a 表示画面
32 タッチパネル
43、43A 表示画像データテーブル
44 パラメータデータテーブル
50、50A 制御部(制御手段)
51 トグルスイッチ画像出力部
52 表示態様選択画像出力部
53、53A 分析メニュー選択画像出力部
54 処理パラメータ出力部
55 分岐処理部
56 分析メニュー選択画像消去部
S 入力信号
α グラフ
a トグルスイッチ画像
b 表示態様選択画像
c、d、e、f、g 分析メニュー選択画像
K1〜K33 位置情報
S02、S22 タッチ操作特定ステップ
S10、S26 パラメータ出力ステップ
S11、S12、S27、S28 分岐ステップ
S13、S29 分析メニュー選択画像消去ステップ

Claims (8)

  1. 処理パラメータ設定部(21)を有し、入力信号(S)に対して、前記処理パラメータ設定部に設定された処理パラメータに応じて所定の処理を施すことにより、横軸が周波数、縦軸が振幅レベルであるグラフ(α)を表示させるためのグラフ表示信号を出力する信号処理手段(10)と、
    前記信号処理手段からの前記グラフ表示信号を入力することにより、表示画面(31a)上に前記グラフを表示する表示手段(31)と、
    前記処理パラメータを記憶しているパラメータデータテーブル(44)と、
    前記パラメータデータテーブルから少なくとも1つの処理パラメータを読み出して、前記処理パラメータ設定部に出力する制御手段(50、50A)と、を備えた信号処理装置(1、1A)であって、
    前記表示画面に対応して設けられ、スライドタッチの操作を含むタッチ操作に伴う位置情報を出力するタッチセンサを有するタッチパネル(32)をさらに備え、
    前記表示手段は、前記横軸の方向及び前記縦軸の方向のいずれか一方の方向に長手方向を有し互いに平行な複数の選択領域を表示するものであって、前記グラフの前記横軸の設定を行う場合には前記各選択領域の長手方向が前記横軸の方向になるよう表示し、前記グラフの前記縦軸の設定を行う場合には前記各選択領域の長手方向が前記縦軸の方向になるよう表示するものであり、
    前記位置情報は、前記各選択領域における前記スライドタッチの方向を示す情報を含み、
    前記パラメータデータテーブルは、前記位置情報ごとに対応する分解能が異なる複数の処理パラメータを記憶しており、
    前記制御手段は、
    前記タッチパネルから、所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、該位置情報に対応する分解能が異なる処理パラメータを前記パラメータデータテーブルより読み出し、前記処理パラメータ設定部に出力する処理パラメータ出力部(54)を備えていることを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記処理パラメータ設定部は、前記グラフの中心周波数を設定するための中心周波数設定部(22)と、前記グラフの周波数スパンを設定するための周波数スパン設定部(23)と、前記グラフの振幅レベルを設定するための振幅レベル設定部(25)と、前記入力信号の測定時間を設定するための測定時間設定部(26)の、少なくともいずれか1つを含み、
    前記パラメータデータテーブルは、前記処理パラメータ設定部に含まれる前記中心周波数設定部と前記周波数スパン設定部と前記振幅レベル設定部または前記測定時間設定部に対応して記憶されている処理パラメータとして、中心周波数を変更する分解能が異なる複数の中心周波数変更値、周波数スパンを変更する分解能が異なる複数の周波数スパン変更値、振幅レベルを変更する分解能が異なる複数の振幅レベル変更値、または測定時間を変更する分解能が異なる複数の測定時間変更値を記憶していることを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記制御手段の処理パラメータ出力部は、前記位置情報に対応する処理パラメータとして、1つの前記中心周波数変更値、1つの前記周波数スパン変更値、1つの前記振幅レベル変更値、または1つの前記測定時間変更値を前記パラメータデータテーブルより読み出し、前記位置情報に含まれるスライドタッチの方向に対応して前記中心周波数変更値、前記周波数スパン変更値、前記振幅レベル変更値、または前記測定時間変更値を現行設定値に対してプラスするかまたはマイナスするように、前記処理パラメータ設定部の対応する前記中心周波数設定部、前記周波数スパン設定部、前記振幅レベル設定部、または前記測定時間設定部に出力するようになっていることを特徴とする請求項2に記載の信号処理装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記タッチパネルから所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、表示画像データテーブル(43、43A)から前記位置情報に対応する分析メニュー選択画像(c、d、e、f)のデータを読み出して、前記表示画面に前記分析メニュー選択画像を表示させるように出力する分析メニュー選択画像出力部(53、53A)と、
    前記表示画面に前記分析メニュー選択画像が表示されている状態で、前記タッチパネルから、いずれか1つのパラメータ設定項目に対応した前記位置情報が入力されたことを条件として、前記処理パラメータ出力部の動作へ復帰させる分岐処理部(55)と、
    前記表示画面に前記分析メニュー選択画像が表示されている状態で、前記タッチパネルから所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画面に表示されている前記分析メニュー選択画像を消去する分析メニュー選択画像消去部(56)と、をさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の信号処理装置。
  5. 処理パラメータ設定部(21)を有し、入力信号(S)に対して、前記処理パラメータ設定部に設定された処理パラメータに応じて所定の処理を施すことにより、横軸が周波数、縦軸が振幅レベルであるグラフ(α)を表示させるためのグラフ表示信号を出力する信号処理手段(10)と、
    前記信号処理手段からの前記グラフ表示信号を入力することにより、表示画面(31a)上に前記グラフを表示する表示手段(31)と、
    前記処理パラメータを記憶しているパラメータデータテーブル(44)と、
    前記パラメータデータテーブルから少なくとも1つの処理パラメータを読み出して、前記処理パラメータ設定部に出力する制御手段(50、50A)と、を備えた信号処理装置(1、1A)であって、
    前記表示画面に対応して設けられ、タッチ操作に伴う位置情報を出力するタッチセンサを有するタッチパネル(32)をさらに備え、
    前記パラメータデータテーブルは、前記位置情報ごとに対応する分解能が異なる複数の処理パラメータを記憶しており、
    前記制御手段は、
    前記タッチパネルから、所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、該位置情報に対応する分解能が異なる処理パラメータを前記パラメータデータテーブルより読み出し、前記処理パラメータ設定部に出力する処理パラメータ出力部(54)と、
    前記タッチパネルから所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、表示画像データテーブル(43、43A)から前記位置情報に対応する分析メニュー選択画像(c、d、e、f)のデータを読み出して、前記表示画面に前記分析メニュー選択画像を表示させるように出力する分析メニュー選択画像出力部(53、53A)と、
    前記表示画面に前記分析メニュー選択画像が表示されている状態で、前記タッチパネルから、いずれか1つのパラメータ設定項目に対応した前記位置情報が入力されたことを条件として、前記処理パラメータ出力部の動作へ復帰させる分岐処理部(55)と、
    前記表示画面に前記分析メニュー選択画像が表示されている状態で、前記タッチパネルから所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画面に表示されている前記分析メニュー選択画像を消去する分析メニュー選択画像消去部(56)と、を備え、
    前記処理パラメータ設定部は、
    少なくとも前記グラフの中心周波数を設定するための中心周波数設定部(22)、前記グラフの周波数スパンを設定するための周波数スパン設定部(23)、前記グラフの振幅レベルを設定するための振幅レベル設定部(25)、および前記入力信号の測定時間を設定するための測定時間設定部(26)のうちの複数の設定部を含んでおり、
    前記表示画像データテーブルは、
    前記処理パラメータ設定部に含まれる前記複数の設定部に対応する複数の分析メニュー選択画像を記憶しているとともに、いずれか1つの分析メニュー選択画像を選択する表示態様選択画像(b)のデータを記憶しており、
    前記制御手段は、
    前記タッチパネルから所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画像データテーブルから前記表示態様選択画像を読み出して、前記表示画面に表示される前記グラフよりも表面側のレイヤーに表示させるように出力するとともに、前記分析メニュー選択画像を表示させる際には、前記表示態様選択画像を消去させる表示態様選択画像出力部(52)をさらに備え、
    前記分析メニュー選択画像出力部は、前記タッチパネルから、前記表示態様選択画像中の複数の選択ボタン(b1、b2、b3、b4)のいずれか1つを選択するタッチ操作に対応した前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画像データテーブルから前記位置情報に対応する分析メニュー選択画像を読み出して前記表示手段に出力するようになっていることを特徴とする信号処理装置。
  6. 前記表示画像データテーブルは、トグルスイッチ画像(a)のデータを記憶しており、
    前記制御手段は、前記表示画面に前記グラフが表示される際に前記表示画像データテーブルから前記トグルスイッチ画像を読み出して前記表示画面に表示させるように出力するトグルスイッチ画像出力部(51)をさらに備え、
    前記表示態様選択画像出力部は、前記タッチパネルから前記トグルスイッチ画像に対応する前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画像データテーブルから前記表示態様選択画像を読み出すようになっていることを特徴とする請求項5に記載の信号処理装置。
  7. 処理パラメータ設定部(21)を有し、入力信号(S)に対して、前記処理パラメータ設定部に設定された処理パラメータに応じて所定の処理を施すことにより、横軸が周波数、縦軸が振幅レベルであるグラフ(α)を表示させるためのグラフ表示信号を出力する信号処理手段(10)と、
    前記信号処理手段からの前記グラフ表示信号を入力することにより、表示画面(31a)上に前記グラフを表示する表示手段(31)と、
    前記処理パラメータを記憶しているパラメータデータテーブル(44)と、
    前記パラメータデータテーブルから少なくとも1つの処理パラメータを読み出して、前記処理パラメータ設定部に出力する制御手段(50、50A)と、を備えた信号処理装置(1、1A)を用いた信号処理方法であって、
    前記信号処理装置は、前記表示画面に対応して設けられ、スライドタッチの操作を含むタッチ操作に伴う位置情報を出力するタッチセンサを有するタッチパネル(32)をさらに備え、
    前記表示手段は、前記横軸の方向及び前記縦軸の方向のいずれか一方の方向に長手方向を有し互いに平行な複数の選択領域を表示するものであって、前記グラフの前記横軸の設定を行う場合には前記各選択領域の長手方向が前記横軸の方向になるよう表示し、前記グラフの前記縦軸の設定を行う場合には前記各選択領域の長手方向が前記縦軸の方向になるよう表示するものであり、
    前記位置情報は、前記各選択領域における前記スライドタッチの方向を示す情報を含み、
    前記パラメータデータテーブルは、前記位置情報ごとに対応する分解能が異なる複数の処理パラメータを記憶しており、
    前記制御手段は、
    前記タッチパネルから、所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、該位置情報に対応する分解能が異なる処理パラメータを前記パラメータデータテーブルより読み出し、前記処理パラメータ設定部に出力するステップ(S10、S26)を実行することを特徴とする信号処理方法。
  8. 前記タッチパネルより、タッチ操作に伴う所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画面に分解能が異なる複数のパラメータ設定項目を含む分析メニュー選択画像(c、d、e、f、g)を表示するステップ(S02、S22)と、
    前記表示画面に前記分析メニュー選択画像が表示されている状態で、前記タッチパネルから、所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、処理パラメータ出力部(54)への動作復帰または分析メニュー選択画像消去部(56)への動作移行を判断する分岐ステップ(S11、S12、S27、S28)と、
    前記表示画面に前記分析メニュー選択画像が表示されている状態で、前記タッチパネルから所定の前記位置情報が入力されたことを条件として、前記表示画面に表示されている前記分析メニュー選択画像を消去するステップ(S13、S29)と、を含むことを特徴とする請求項7に記載の信号処理方法。
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