JP5855043B2 - フィルタの脱水装置及び脱水方法 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄後の、濾材に水分を含むフィルタを脱水する脱水装置及び脱水方法の改良に関する。
一般的に、建物の空気調和機などの空気取入口には、周縁に枠が形成された網状フィルタが設けられ、このフィルタが、空気調和機に吸入された空気に含まれる塵埃などを捕集して空気を濾過することが知られている。フィルタは、塵埃などの異物がフィルタ面に付着するため、一定期間ごとにフィルタを空気取入口から外して洗浄し、その後に脱水及び乾燥させて再使用される例がある。
洗浄後の網状フィルタの脱水は、例えば、遠心分離による脱水より行なわれる。また、これらのフィルタの脱水作業は手作業もしくは半自動で行われる。
下記特許文献1には、空調用フィルタの乾燥時間及び清掃の作業時間を短縮する空調用フィルタの乾燥装置が開示されている。この文献においては、乾燥装置が、第一チャンバの内部を加熱し、空調用フィルタに含まれる水分の蒸発を促進する加熱手段と、第二チャンバの内部を冷却し、第二チャンバ内に含まれる水蒸気の凝縮を促進する冷却手段とを有する。そして、加熱手段と冷却手段とが冷媒を介して接続されており、第二チャンバから第一チャンバに熱が移動することが開示されている。
また、中性能或いは高性能な空調用フィルタとして、濾材を用いた空調用フィルタが採用される例がある。この濾材を用いた空調用フィルタは、プレフィルタとして網状フィルタを装着して塵埃などを捕集した後、空気中の微細な粉塵や油成分などまでも捕集する。この濾材は化学繊維を主体とした多孔質の不織布などからなり、その網目状構造により空気中の微細な粉塵や油成分などを捕集する。この不織布などを用いたフィルタ濾材は、捕集面積を広げるためにプリーツ状に折り曲げられた構造となっている。なお、本明細書では、空調用フィルタが捕集する空気中の微細な粉塵や油成分などを「異物」と総称する。
従来、この空調用フィルタはこの濾材の洗浄の難しさから使い捨てされていたが、環境問題への関心の高まりにより洗浄再生させて再使用する試みが研究され、空調用フィルタを回収して洗浄し、その後脱水・乾燥させる自動化された脱水・乾燥方法が提案されている。
下記特許文献2には、空調用エアフィルタの自動化された脱水及び乾燥装置が開示されている。ここでは、搬送手段によるフィルタの搬送経路に沿って、圧縮空気噴射手段と集塵機を設けたエアー洗浄ゾーン、高圧水噴射手段を設けた水洗浄ゾーン及び温風発生手段を設けた乾燥ゾーンを順次配置し、乾燥ゾーンでは、フィルタは乾燥室内に入り、そこでヒーターとファンとから成る温風発生手段の温風により脱水及び乾燥された後、乾燥室から出して再使用に供されることが開示されている。
特開2009−112973号公報 特開2001−129332号公報
上述したような遠心分離によるフィルタの脱水については、装置が大型化し、多様な形状のフィルタへ対応が難しいという問題がある。また、フィルタを連続的に処理することができず、一回の脱水作業で可能なフィルタの枚数も限られるため生産性に劣るという問題がある。さらに、過剰な遠心力によりフィルタが破損する可能性がある。
さらに、上述したように中性能或いは高性能な空調用フィルタに用いられる濾材は、化学繊維を主体とした多孔質の不織布などからなり、繊維の網目状構造と濾材をプリーツ状に折り曲げた構造により空気中の微細な粉塵や油成分などを大量に捕集する。そのため、洗浄後のフィルタにおいても、密に織り込まれた濾材内部に大量の水が残留するとともに、その水を濾材内部から連続的に脱水することは難しいという問題がある。
本発明の目的は、濾材がプリーツ状に折り曲げられた中性能或いは高性能な空調フィルタにおいても、洗浄後のフィルタの濾材内部に含まれる水分を短時間に効率よく取り除くことができるフィルタの脱水装置及び脱水方法を提供することにある。
本発明は、洗浄後の、プリーツ状に折り曲げられた濾材に水分を含むフィルタを脱水するフィルタの脱水装置において、濾材の水分を吸収する吸水部材であって、フィルタを挟んで上下に設けられた吸水部材と、フィルタに対して吸水部材を押し付ける動作と離隔する動作とを繰り返すように移動させる移動機構と、を有し、移動機構は、押し付け動作の際に、濾材が変形するまで吸水部材を移動させ、これにより濾材内の水分を凝集させて、吸水部材と濾材間に水の通路を形成させ、また、移動機構は、離隔する動作の際に、フィルタから離れるように吸水部材を移動させ、これにより吸水部材の変形が戻る際に当該吸水部材に水分量の少ない領域を形成し、前記水の通路を通って吸水部材へ濾材の水分を吸収させ、移動機構は、前記フィルタを静止させた状態で上部の吸水部材のみをフィルタに対して上下に移動させることで、フィルタに対して上下の吸水部材を濾材のうち折り曲げにより形成される頂点に押し付ける動作と離隔する動作とを繰り返し、下部の吸水部材は、一方向に間隔をあけて複数配置され、吸水材がロール状に巻き付けられた吸水ローラであり、下部の吸水ローラを回転させ、下部の吸水ローラ上の置かれたフィルタを前記一方向へ搬送する搬送機構を有する、ことを特徴とする。
また、上部の吸水部材は、吸水材がロール状に巻き付けられた1つ又は複数の吸水ローラであることを特徴とする。
また、移動機構は、フィルタが上部の吸水部材と下部の吸水部材の間にない場合、上部の吸水部材を下部の吸収部材に押し付けるように移動させ、これらの吸収部材に含まれる水分を絞り出すことを特徴とする。
また、上部及び下部の吸水ローラには、軸方向に間隔をあけて切り込みが形成されていることを特徴とする。また、前記移動機構は、前記吸水部材を前記フィルタから離隔させる速度は、吸水部材の圧縮変形した部分に圧縮変形していない箇所から水分が移動する速度よりも早い、ことを特徴とする。
また、別の発明は、洗浄後の、プリーツ状に折り曲げられた濾材に水分を含むフィルタを脱水するフィルタの脱水方法において、フィルタを挟んで上下に設けられるとともに濾材の水分を吸収する吸水部材をフィルタに押し付けるステップと、吸収部材をフィルタから離隔するステップと、一方向に間隔をあけて複数配置され、吸水材がロール状に巻き付けられた吸水ローラである下部の吸水部材を回転させ、下部の吸水ローラ上の置かれたフィルタを前記一方向へ搬送するステップと、を有し、前記押し付けるステップは、濾材が変形するまで吸水部材を移動させ、これにより濾材内の水分を凝集させて、吸水部材と濾材間に水の通路を形成させ、前記離隔するステップは、フィルタから離れるように吸水部材を移動させ、これにより吸水部材の変形が戻る際に当該吸水部材に水分量の少ない領域を形成し、前記水の通路を通って吸水部材へ濾材の水分を吸収させており、さらに、前記押し付けるステップは、フィルタを静止させた状態で上部の吸水部材のみをフィルタに対して上下に移動させることで、フィルタに対して上下の吸水部材を濾材のうち折り曲げにより形成される頂点に接触に押し付ける、ことを特徴とする。
また、フィルタが上部の吸水部材と下部の吸水部材の間にない場合、上部の吸水部材を下部の吸収部材に押し付けるように移動させ、これらの吸収部材に含まれる水分を絞り出す絞り出しステップを有することを特徴とする。
本発明のフィルタの脱水装置及び脱水方法によれば、濾材がプリーツ状に折り曲げられた中性能或いは高性能な空調フィルタにおいても、洗浄後のフィルタの濾材内部に含まれる水分を短時間に効率よく取り除くことができる。
本実施形態におけるフィルタの脱水装置の概略構成を側面から示す図である。 図1のA−A線による断面図である。 上部及び下部の吸水ローラとフィルタの構成を示す図である。 上部及び下部の吸水ローラがフィルタを押し付ける前の状態を示す図である。 上部及び下部の吸水ローラがフィルタを押し付ける途中の状態を示す図である。 上部及び下部の吸水ローラがフィルタを押し付けたときの状態を示す図である。 上部及び下部の吸水ローラがフィルタから離隔する途中の状態を示す図である。 吸水材の内部の様子を示す拡大図である。 上部及び下部の吸水ローラがフィルタから離隔したときの状態を示す図である。 上部及び下部の吸水ローラを互いに押し付けたときの状態を示す図である。 上部及び下部の吸水ローラの絞り機構を示す説明図である。 吸水材押し付け圧力と吸水量との関係を示すグラフである。 本実施形態におけるフィルタの脱水方法を示すフローチャートである。
以下に、図面を用いて本発明に係るフィルタの脱水装置の実施形態について、図を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態におけるフィルタの脱水装置の概略構成を側面から示す図であり、図2は、図1のA−A線による断面図である。
フィルタの脱水装置1は、洗浄後のフィルタ2を脱水する装置である。フィルタ2は、化学繊維を主体とした多孔質の不織布などからなる濾材を用いた空調用フィルタであり、中性能或いは高性能な空調用フィルタである。このフィルタ2は、例えば、建物の空気調和機などの空気取入口に取り付けられ、吸入された空気に含まれる塵埃などの異物を捕集して空気を濾過する。従って、このフィルタ2は、塵埃などの異物がフィルタ2に付着して空気を濾過する能力が低下するため、所定の期間ごとにフィルタ2を空気取入口から外してフィルタの洗浄装置(図示せず)により洗浄され、その後に脱水装置1により脱水される。
この濾材を用いたフィルタ2の厚みdは、約10mm〜約500mmの範囲であり、その網目状構造により空気中の微細な粉塵や油成分などまでも捕集する。フィルタ2は、その縦横の大きさにより単一個、或いは複数個が洗浄用の枠材に収められて搬送機構であるコンベア3に搭載されて洗浄装置(図示せず)により洗浄され、その後に脱水装置1により脱水されて再度空調用フィルタとして使用される。
本実施形態に係るフィルタの脱水装置1は、濾材の水分を吸収する吸収部材4,5と、フィルタ2に対して吸収部材4,5を押し付ける動作と離隔する動作とを繰り返すように移動させる移動機構6とを有する。
移動機構6は、押し付け動作の際に、濾材が変形するまで吸水部材4を移動させ、これにより濾材内の水分を凝集させて、吸水部材4,5と濾材間に水の通路を形成させる。一方、移動機構10は、離隔する動作の際に、濾材の変形を戻しフィルタ2から離れるように吸水部材5を移動させ、これにより濾材の変形が戻る際に吸水部材4,5と濾材が接触している部分に水分量の少ない領域が形成されるため、前記水の通路を通って毛細管現象により吸水部材4,5へ濾材の水分を吸収させる。
このような移動機構の動作、すなわちフィルタ2に対して吸収部材4,5が接離する動作により、濾材内の水分が短時間に効率よく吸収部材4,5に移動することができ、フィルタ2を脱水することができる。このような吸収部材4,5の接離動作を繰り返すことにより、濾材からより多くの水分を取り除くことができる。
次に、脱水装置1の具体的な構成について説明する。脱水装置1は、フィルタ2を一方向Bへ搬送する搬送機構であるコンベア3と、フィルタ2の濾材に含まれる水分を吸収する吸収部材4,5と、フィルタ2に対して吸収部材を押し付ける動作と離隔する動作とを繰り返すように移動させる移動機構6と、コンベア3と吸収部材4,5と移動機構6とを収容するケーシング7とを有する。
吸水部材4,5は、吸水材8がロール状に巻き付けられた吸水ローラであり、フィルタ2を挟んで上下に配置される。以降、フィルタ2の上側に設けられている吸水部材を、上部の吸水ローラ4と記載し、フィルタ2の下側に設けられている吸水部材を、下部の吸水ローラ5と記載する。
上部及び下部の吸水ローラ4,5は、一方向(矢印Bの方向)に間隔をあけてそれぞれ複数配置される。上部及び下部の吸水ローラ4,5は、フィルタ2を上下方向に挟み込んでフィルタ2の濾材内部に含まれた水分を吸水する。吸水材8は、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)などの吸水性樹脂、或いは親水性樹脂からなるが、これに限らず、吸水性或いは親水性を有する素材であれば良い。また、吸水部材は吸水ローラの形態に限らず、例えば、平板状、ベルト状の吸水材が設けられた形態などであっても良い。また、吸水部材に使用される吸水ローラは、上部の吸水ローラ4の片方のみを設置した形式とすることもできる。また、上部の吸水ローラ4は、複数配置される場合について説明したが、この数に限定されず1つであっても良い。
搬送機構であるコンベア3は、左右のローラ9a,9bと、これらのローラ9a,9bに巻き掛けられたベルト10とを有するベルトコンベアからなる。ベルト10上には下部の吸水ローラ5がベルト10に接するように設けられている。コンベア3の駆動部(図示せず)の駆動により、ローラ9a,9bとベルト10を介して、下部の吸水ローラ5が回転する。この下部の吸水ローラ5の回転によって、下部の吸水ローラ5に載せられたフィルタ2が図1中の矢印Bの方向に搬送される。
移動機構6は、図1,2に示すように、架台11に取り付けられた上部の吸水ローラ4を、支持棒12を介して上下方向Cに駆動させる駆動装置13を有する。この移動機構6は、駆動装置13による下降動作により、上部の吸水ローラ4をフィルタ2に押し付け、駆動装置13による上昇動作により、上部の吸水ローラ4をフィルタ2から離隔する。
図3に、上部及び下部の吸水ローラ4,5とフィルタ2の詳細な構成を示す。フィルタ2は、濾材14と、濾材14を取り囲む枠16とを有する。濾材14は、化学繊維を主体とした多孔質の不織布18をプリーツ状に折り曲げて構成されている。濾材14は、吸水材8よりも硬く形成される。言い換えれば、吸水材8の材質は濾材14よりも柔らかい。洗浄後のフィルタ2には、不織布18の隙間に大量の水分が含まれている。上述したフィルタ2の厚みdは、枠16の厚みであり、図3に示す符号d1は、濾材14の厚みである。濾材14の厚みd1は、枠16の厚みdより小さい。本実施形態においては、移動機構6により、上部及び下部の吸水ローラ4,5が、濾材14が変形するまで濾材14を押し付ける。この動作の際に、上部及び下部ローラ4,5が枠16により妨げられないように、各吸水ローラ4,5には、軸方向に間隔をあけて切り込み20が形成される。このため、この切り込み20の間の吸水材8ごとに周方向に変形可能になっている。このような切り込み20により、濾材14と枠16とで異なる厚みを有するフィルタ2の形状に対応するように吸収材8を変形させることができ、確実に、上部及び下部の吸水ローラ4,5によって、濾材14が変形するまで濾材14を押し付けることができる。また、このような切り込み20が形成されることにより、サイズが異なるフィルタ2に対しても、上部及び下部の吸水ローラ4,5によって、濾材14が変形するまで濾材14を押し付けることができる。
次に、移動機構6の動作による吸水ローラ4,5の機能について、図4から9を用いて具体的に説明する。図4は、上部及び下部の吸水ローラ4,5がフィルタ2を押し付ける前の状態を示す図であり、図5は、上部及び下部の吸水ローラ4,5がフィルタ2を押し付ける途中の状態を示す図であり、図6は、上部及び下部の吸水ローラ4,5がフィルタ2を押し付けたときの状態を示す図であり、図7は、上部及び下部の吸水ローラ4,5がフィルタ2から離隔する途中の状態を示す図であり、図8は、吸水材の内部の様子を示す拡大図であり、図9は、上部及び下部の吸水ローラ4,5がフィルタ2から離隔したときの状態を示る。
まず、移動機構6は、上部の吸水ローラ4とフィルタ2との間隔を調整する。すなわち、コンベア3により搬送されるフィルタ2の上下方向の厚みdは、約10mm〜約500mmの範囲であり、駆動装置13は、このフィルタ2の上下方向の厚みdに対して最適な高さ方向の位置を設定する。すなわち、駆動装置13は、昇降することでフィルタ2を上部の吸水ローラ4と下部の吸水ローラ5とにより挟み込ませる位置に調整する。すなわち、図4に示されるように、移動機構6により、フィルタ2を構成するプリーツ状に折り畳まれた濾材14が上部及び下部の吸水ローラ4,5の間に挟まるように、上部の吸水ローラ4の位置が調整される。この駆動装置13には、ボールねじ(図示せず)が設けられ、サーボモータ(図示せず)によりC方向(図1,2)に昇降するが、他の方式、例えばロック・シリンダなどにより昇降させても良い。
そして、図5に示されるように、移動機構6により、上部の吸水ローラ4がプリーツ状に折り畳まれた濾材14に押し付けられる。このとき、プリーツ状に折り畳まれた濾材14よりも上部の吸水ローラ4及び下部の吸水ローラ5の方が柔らかいため、先に上部の吸水ローラ4と下部の吸水ローラ5が圧縮変形する。
移動機構6による押し付けがさらに進むと、図6に示されるように上部の吸水ローラ4と下部の吸水ローラ5における圧縮変形した箇所の変形が抑制され、濾材14が押しつぶされて変形する。このため、濾材14の厚さがd1からd2へと小さくなる。ここで、厚さd2は、厚さd1の80%−95%の大きさである。このような濾材14の変形により、不織布18間に含まれる各水分20の距離が縮まり、そして凝集力により互いの水分が結合して、図6に示されるように各所で一体化される。また、上部及び下部の吸水ローラ4,5と、これらに接触する濾材14の表面においては、濾材14から各吸水ローラ4,5と連なる水の通路が形成される。
続いて、移動機構6により、図7に示されるように、上部の吸水ローラ4がフィルタ2から離隔される。このとき、上部の吸水ローラ4と下部の吸水ローラ5の方が、濾材14よりも柔らかいため、先に形状が復元する。
この上部の吸水ローラ4と下部の吸水ローラ5の形状が復元した箇所は、それまで圧縮変形していたことで水分が含まれていないため吸水力が高くなっている。すなわち、吸水材8の圧縮変形を生じた箇所は、図8の中央に示されるように吸水材8の樹脂膜50で形成された水分20を溜める多孔質領域51が押しつぶされている。この多孔質領域51の中には、水分20とともに空気52が入っているが(図8の左側)、圧縮変形で押しつぶされることで、水分20と空気52が排出される。圧縮変形を生じさせる力が除かれると多孔質領域51が元の形状の戻ろうとするが、その際に変形していた多孔質領域51は真空状態になるため、水分20や空気52を吸い込む力が生じる(図8の右側)。このため、図7に示されるように濾材14の中に形成された水の通路を通じて、濾材14の内部の水分20が上部の吸水ローラ4と下部の吸水ローラ5の形状が復元した箇所に移動する。
このような機構で濾材14の内部から水分20が吸水されるため、移動機構6によって上部の吸水ローラ4をフィルタ2から離隔させる速度は、吸水材8の圧縮変形した部分に吸水材8の圧縮変形していない箇所から水分20が移動する速度よりも速くする必要がある。つまり、移動機構6を離隔させる速度が遅いと、圧縮変形した部分の吸水材8に圧縮変形していない吸水材8の箇所から水分が移動するため、濾材14の水分を吸い取る力が弱くなる。このため、移動機構6による上部の吸水ローラ4をフィルタ2から離隔させる速度させる速度は、吸水材8の内部の水分が移動する速度よりも速くなるような構造とすることが必要である。
そして、上部の吸水ローラ4がフィルタ2から完全に離れると、図9に示されるように、濾材14の厚さはd1に戻り、濾材14内の少なくなった水分はまた不織布18間に水滴として分離される。このような、フィルタ2に対して上部及び下部の吸水ローラ4,5を押し付ける動作と離隔する動作とを繰り返すことにより、濾材14に含まれる水分20が上部及び下部ローラ4,5へ吸水され、フィルタ2が脱水される。
上記脱水作業により吸水ローラ4,5の吸水材8に含まれた水分20を除去する動作について図10,11を用いて説明する。図10は、上部及び下部の吸水ローラ4,5を互いに押し付けたときの状態を示す図であり、図11は、上部及び下部の吸水ローラ4,5の絞り機構を示す説明図である。
上部及び下部の吸水ローラ4,5の間にあったフィルタ2が脱水され、コンベア3により脱水装置1から搬出されると、移動機構6は、図10に示されるように、上部の吸水ローラ4を下部の吸水ローラ5に押し付けるように移動させる。そして、互いに押し付けられた吸水ローラ4,5では、吸水材8が圧縮変形して、そこに含まれる水分が絞り出され脱水が行われる。この作業が終了すると、次のフィルタ2の脱水作業に備え、移動機構6は、上部の吸水ローラ4を上昇させる。
図11に、別の態様における吸水ローラ4,5の脱水作業の状態を示す。図11では、上部の吸水ローラ4a,4b及び下部の吸水ローラ5a,5bは、連続する2つの吸水ローラを取り出して記載する。上部の吸水ローラ4a,4bは上部絞りローラ22を備える。そして、上部絞りローラ22は、回転する上部の吸水ローラ4a,4bの吸水材8に押し当てられて吸水材8を圧縮変形させて、そこに含まれる水分が絞り出され脱水が行われる。同様に下部の吸水ローラ5a,5bは下部絞りローラ24を備える。そして、下部絞りローラ24は、回転する下部の吸水ローラ5a,5bの吸水材8に押し当てられて吸水材8を圧縮変形させて、そこに含まれる水分が絞り出され脱水が行われる。上部の吸水ローラ4a,4bと上部絞りローラ22とが接触する部分には、水分が落下するのを防ぐための受け板26が設けられている。上部の吸水ローラ4a,4bから絞り出された水分は、受け板26によって下部の吸水ローラ5a,5bの端部に流され、下部の吸水ローラ5a,5bに落下してしまうことが防止される。
図12は、駆動装置13により上部の吸水ローラ4の押し付け圧力を変化させた場合に、フィルタ2の濾材14から吸い出される水分量を測定した結果である。上部の吸水ローラ4の押し付け圧力を高めるとフィルタ2から吸い出される水分量が増加することがわかる。フィルタ2は、脱水装置1により連続的に脱水されると、脱水率は50パーセント以上となる。ここに、脱水率は、式(1−W1/W0)で表され、W1は脱水後にフィルタに残存している水分量であり、W0はフィルタの飽和水分量である。
次に、脱水装置1の動作について、図13を用いて説明する。図13は、本実施形態におけるフィルタの脱水方法を示すフローチャートである。
まず、コンベア3が、フィルタ2を脱水装置1に搬送する(S1)。次に、移動機構6が、上部の吸水ローラ4をフィルタ2に押し付ける(S2)。このとき、移動機構6は、上部の吸水ローラ4を、フィルタ2の濾材14が変形するまで移動させ、これにより濾材14内の水分20を凝集させて、上部の吸水ローラ4と濾材14間に水の通路を形成させる。
そして、移動機構6が、上部の吸水ローラ4をフィルタ2から離隔する(S3)。このとき、移動機構6は、濾材14の変形を戻しフィルタ2から離れるように上部の吸水ローラ4を移動させ、これにより濾材14の変形が戻る際に上部及び下部の吸水ローラ4,5が接触している部分に水分量の少ない領域が形成されるため、形成された水の通路を通って毛細管現象により上部及び下部の吸水ローラ4,5へ濾材14の水分を吸収する。
そして、コンベア3が、フィルタ2を脱水装置1から外部へと搬送する(S4)。そして、移動機構6が、上部の吸水ローラ4を下部の吸水ローラ5に押し当てるように移動させ、上部及び下部の吸水ローラ4,5に含まれる水分を絞り出して脱水作業を行い(S5)、作業が終了する。なお、次に脱水するフィルタ2がある場合には、また、スタートに戻る。
本実施形態の脱水装置1においては、上部及び下部の吸水ローラ4,5と濾材14で発生する毛細管現象を利用して、フィルタ2の脱水を行う。これにより、洗浄後のフィルタ2の濾材14内部に含まれる水分を短時間に効率よく取り除くことができる。また、一方向Bに複数並んだ下部の吸水ローラ5を回転させて、フィルタ2を搬送させることで、連続的にフィルタ2の脱水作業を行うことができる。また、吸水ローラ4,5に切り込みが形成されているので、多様な形状のフィルタ2にも対応することができる。
1 脱水装置、2 フィルタ、3 コンベア、4 上部の吸水ローラ、5 下部の吸水ローラ、6 移動機構、7 ケーシング、8 吸水材、9 ローラ、10 ベルト、11 架台、12支持棒、13 駆動装置、14 濾材、16 枠、18 不織布、20 水分、22 上部絞りローラ、24 下部絞りローラ、26 受け板、50 樹脂膜、51 多孔質領域、52 空気。

Claims (7)

  1. 洗浄後の、プリーツ状に折り曲げられた濾材に水分を含むフィルタを脱水するフィルタの脱水装置において、
    濾材の水分を吸収する吸水部材であって、フィルタを挟んで上下に設けられた吸水部材と、
    フィルタに対して吸水部材を押し付ける動作と離隔する動作とを繰り返すように移動させる移動機構と、
    を有し、
    移動機構は、押し付け動作の際に、濾材が変形するまで吸水部材を移動させ、これにより濾材内の水分を凝集させて、吸水部材と濾材間に水の通路を形成させ、
    また、移動機構は、離隔する動作の際に、フィルタから離れるように吸水部材を移動させ、これにより吸水部材の変形が戻る際に当該吸水部材に水分量の少ない領域を形成し、前記水の通路を通って吸水部材へ濾材の水分を吸収させ
    移動機構は、前記フィルタを静止させた状態で上部の吸水部材のみをフィルタに対して上下に移動させることで、フィルタに対して上下の吸水部材を濾材のうち折り曲げにより形成される頂点に押し付ける動作と離隔する動作とを繰り返し、
    下部の吸水部材は、一方向に間隔をあけて複数配置され、吸水材がロール状に巻き付けられた吸水ローラであり、
    下部の吸水ローラを回転させ、下部の吸水ローラ上の置かれたフィルタを前記一方向へ搬送する搬送機構を有する、
    ことを特徴とするフィルタの脱水装置。
  2. 請求項に記載のフィルタの脱水装置において、
    移動機構は、フィルタが上部の吸水部材と下部の吸水部材の間にない場合、上部の吸水部材を下部の吸収部材に押し付けるように移動させ、これらの吸収部材に含まれる水分を絞り出す、
    ことを特徴とするフィルタの脱水装置。
  3. 請求項またはに記載のフィルタの脱水装置において、
    上部の吸水部材は、吸水材がロール状に巻き付けられた1つ又は複数の吸水ローラである、
    ことを特徴とするフィルタの脱水装置。
  4. 請求項に記載のフィルタの脱水装置において、
    上部及び下部の吸水ローラには、軸方向に間隔をあけて切り込みが形成されている、
    ことを特徴とするフィルタの脱水装置。
  5. 洗浄後の、プリーツ状に折り曲げられた濾材に水分を含むフィルタを脱水するフィルタの脱水方法において、
    フィルタを挟んで上下に設けられるとともに濾材の水分を吸収する吸水部材をフィルタに押し付けるステップと、
    吸収部材をフィルタから離隔するステップと、
    一方向に間隔をあけて複数配置され、吸水材がロール状に巻き付けられた吸水ローラである下部の吸水部材を回転させ、下部の吸水ローラ上の置かれたフィルタを前記一方向へ搬送するステップと、
    を有し、
    前記押し付けるステップは、濾材が変形するまで吸水部材を移動させ、これにより濾材内の水分を凝集させて、吸水部材と濾材間に水の通路を形成させ、
    前記離隔するステップは、フィルタから離れるように吸水部材を移動させ、これにより吸水部材の変形が戻る際に当該吸水部材に水分量の少ない領域を形成し、前記水の通路を通って吸水部材へ濾材の水分を吸収させており、
    さらに、前記押し付けるステップは、フィルタを静止させた状態で上部の吸水部材のみをフィルタに対して上下に移動させることで、フィルタに対して上下の吸水部材を濾材のうち折り曲げにより形成される頂点に接触に押し付ける、
    ことを特徴とするフィルタの脱水方法。
  6. 請求項に記載のフィルタの脱水方法において、
    フィルタが上部の吸水部材と下部の吸水部材の間にない場合、上部の吸水部材を下部の吸収部材に押し付けるように移動させ、これらの吸収部材に含まれる水分を絞り出す絞り出しステップを有する、
    ことを特徴とするフィルタの脱水方法。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のフィルタの脱水装置であって、
    前記移動機構は、前記吸水部材を前記フィルタから離隔させる速度は、吸水部材の圧縮変形した部分に圧縮変形していない箇所から水分が移動する速度よりも早い、
    ことを特徴とするフィルタの脱水装置。
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