JP5854002B2 - 画像読取用の線状光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタやスキャナ等の原稿読取りの光源として、長尺の導光体とLED光源を用いた線状光源装置に関するものである。
従来、プリンタやスキャナ等の原稿読取り用の光源として、長尺の導光体と発光ダイオード(LED)よりなる光源を用いた線状光源装置が知られている。例えば、特開2008−275689(特許文献1)には、この種の線状光源装置に関わる技術が記載されている。
線状光源装置の概要を図8に示す。線状光源装置90は、透明樹脂よりなる棒状の導光体91とLED光源92を備えている。導光体91の長手方向の一端には入射面93が設けられており、当該入射面93とLED光源92が対向して配置されている。これにより、LED光源92から放たれる光が、入射面93を介して導光体91の内部へ導光する。また導光体の側面には、入射面93から導光された光を反射する主反射部94と、主反射部94で反射する光を外部へ出射する光出射面95がそれぞれ形成されている。主反射部94には、例えば、導光体91の軸方向と直交する方向に切り込みを入れてなる凹凸溝である。上記構成により、LED光源92から放たれる光が導光体91の内部に導光され、主反射部94で反射された光が光出射面95を介して導光体91の外部に出射され、導光体91から原稿面96に向けてライン状の光が照射される。
またこの種の線状光源装置は、照射されるライン状の光を所望の配光分布に調整する必要があり、種々の対策が検討されている。例えば、特開2007―025705(特許文献2)に記載の線状光源装置は、導光体の内部に導光した光の一部を遮り、この遮られた光を光出射面から出射させるための貫通孔やスリットが導光体の内部に設けられており、これによって光源近傍での照度の落ち込みを防ぐ技術が開示されている。
特開2008−275689 特開2007―025705
近年、前述の線状光源装置をより小型化することが要請されている。線状光源装置の小型化については、光源装置内に取り付けられている導光体をより短尺化することが有効な手段の一つと考えられている。しかし、原稿読み取り用の光源装置に際しては、必要とされる原稿面の読み取り幅(以下、有効照射幅と称す)が予め決められており、この有効照射幅を確保しつつ導光体を短尺することが困難であった。
また特許文献2に記載の技術では、導光体の内部に貫通孔やスリットを形成することで、導光体の内部で迷光が増えやすく、配光分布の調整が困難である。また導光体の製造が難しく、製造工程が煩雑となってしまう。
上記に鑑みて、本願発明は、有効照射幅を短くすることなく導光体を短尺化することができ、導光体から照射される光の配光分布を調整することが可能な導光体の形状および線状光源装置の形態を提供することを目的とする。
本発明の実施態様に係る線状光源装置は、原稿からの原稿反射光を読み取る原稿読取装置に用いられる光源装置であって、透光性部材よりなる棒状の導光体と、前記導光体の少なくとも一方の端部に配置されるLED光源とを備え、前記導光体の側面には、長手方向に伸びて形成される主反射部と、前記主反射部と対向して配置される光出射面が設けられ、前記主反射部で反射した光は前記光出射面を介して前記原稿側に照射する構成を成し、前記導光体の少なくとも一方の端部には、前記LED光源からの光を受ける入射面と、前記入射面に対して傾斜する傾斜面を備え、前記傾斜面は前記入射面に隣接して形成され、前記傾斜面には前記LED光源からの光を反射する補助反射部が形成され、前記補助反射部は前記傾斜面に入射する光を前記原稿側へ反射することを特徴としている。
また上記の実施態様は、前記導光体の長手方向に直交する断面において、前記補助反射部が、前記主反射部と対向する場所に形成される特徴を備えてい


また上記の実施態様には、さらに、前記補助反射部が前記入射面の周縁に複数箇所形成されている特徴を備えていても良い。
また上記の実施態様には、さらに、前記傾斜面が前記導光体の端部の全周に亘って形成されている特徴を備えていても良い。
また上記の実施態様には、前記LED光源の光軸の外周を取り囲む筒状の反射面を備えるミラーカップが設けられており、前記筒状の反射面は、前記LED光源から前方に向かって拡大するミラー形状であり、その前方の開口は前記導光体の入射面の面積よりも広いことを特徴とする構成を備えていても良い。
本発明の実施態様に係る線状光源装置によれば、棒状の導光体の端部にLED光源からの光を受ける入射面と、前記入射面に対して傾斜する傾斜面とが設けられており、前記傾斜面には前記LED光源からの光を反射する補助反射部が形成さており、前記補助反射部は前記傾斜面に入射する光が原稿面側へ反射される。これによって、原稿面への光照射が補助され、また光照射範囲が拡張されるため、光の照射幅を狭めることなく導光体を短尺化することができる。
本発明に係る線状光源装置の概要図。(a)導光体の長手方向の断面図、(b)導光体の長手方向に直交する断面図。 本発明の実施形態の一つを示す概要図。(a)導光体21の長手方向の断面図、(b)導光体21の長手方向に直交する断面図。 本発明に係る傾斜面及び補助反射部の他の実施形態を示す概要図。 本発明に係る線状光源装置の他の実施形態を示す概要図。 本発明に係る実施形態の拡大図。 本発明の実施例1に係る概要図。 本発明の効果を示す実験図。 従来の線状光源装置を示す概要図。
図1は、原稿読取装置に搭載される線状光源装置の概要図である。また図1(a)は導光体の長手方向の断面、図1(b)は導光体の長手方向に直交する断面を示す。尚、LED光源から放射する光の光路は、便宜のため破線矢印で記す。
原稿読取装置には、原稿を載置する透光性の原稿台1があり、原稿台1の下方に線状光源装置2が配置されている。線状光源装置2には、棒状の導光体21と、その一端部にLED光源22が設けられており、LED光源22から放たれる光は導光体21の端部から内部へ導光される。導光体21の側面には、導光された光を反射する主反射部23が形成されている。主反射部23で反射した光は、主反射部23と対向する面24(以下、光出射面と称す)に進行し、光出射面24を介して導光体21の外部へ出射される。この出射光は原稿載置面11上の原稿面12に対してライン状の光として照射され、原稿面12の下部に設けられた検知部3によって原稿面12が検知される。
また線状光源装置2は、導光体21と原稿載置面11が平行な位置関係で保たれつつ、導光体21の長手方向に対して直行する方向に走査される。これにより、ライン状の光を原稿面12の全域に照射し、原稿面12の二次元情報を読み取ることができる。
導光体21は、透光性材料によって構成されている。具体的には、ポリメチルメタクリレート樹脂等のアクリル系樹脂、シクロオレフィンポリマー、シクロオレフィンコポリマー等の透光性材料を用いることができる。このような材料は、射出成形法によって導光体21を容易に作製することができる。
導光体21の外側面には、長手方向に沿って主反射部23が形成され、主反射部23の反対側の領域は光出射面24となる。主反射部23は、例えば、当該導光体21の長手方向に並ぶよう導光体21の外面に形成された複数の凹部によって構成される。このような凹部は、COレーザ装置を用いたレーザ加工によって、導光体21の外面に形成することができる。また形成される複数の凹部は、溝の間隔を調整することで原稿面12での照度分布を調整することができる。
また主反射部23は、前記導光体21の長手方向に連続して伸びる拡散反射膜としても良い。具体的には、導光体の外面に白色塗料を塗布することによって主反射部23を形成することができる。白色塗料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)等のバインダー樹脂中に、酸化チタン、炭酸カルシウム、ガラスビーズ等の反射材が微粒子上に分散されている。
導光体21は、導光体保持台25に保持される。導光体保持台25には、導光体21の断面形状に対応する凹部が形成され、前記凹部に導光体21が嵌め込まれている。これにより、導光体21の長軸が良好に位置決めされる。前記導光体保持台25には、例えば、ポリカーボネートが用いられている。
導光体21の少なくとも一方の端部には、LED光源22の光を受ける入射面26がLED光源22の光軸上に設けられている。さらに導光体21の一方の端部には、導光体21の中央側から端部側に向かって傾斜する傾斜面27が形成されており、傾斜面27の表面には補助反射部28が設けられている。補助反射部28には、例えば、鏡面反射部材や、金属蒸着によって形成された反射膜などが用いられる。これにより、前記LED光源22から放射される光の一部は、傾斜面上の補助反射部28で反射され、補助反射部28で反射された光(以下、補助光と称す)が原稿面12に照射される。
図2は、本発明の実施形態の一つを示す概要図である。図2(a)は導光体21の長手方向の断面図を示し、図2(b)は導光体21の長手方向に直交する断面図を示す。
導光体21の端部には、導光体21の中央側から端部側に向けて傾斜する傾斜面27が、導光体21の入射面26と隣接する場所に形成されている。また傾斜面27は、その表面上に補助反射部28が設けられており、LED光源22から放射される光の一部を原稿面側12へ反射する。この補助反射部28は、少なくとも光出射面側24に形成されており、これにより、補助反射部28からの補助光は導光体21の内部に一度も導光されることなく原稿面12を照射する。補助反射部28には、例えば、鏡面反射部材や金属蒸着による反射膜が用いられる。
導光体21の内部に導光された光は、主反射部23で反射された後、光出射面24を介して導光体21の外部へ出射され、原稿載置面上の照射領域Aに照射される。これに対して、導光体21の補助反射部28からの補助光は、導光体21の内部には導光されず、原稿面12の照射領域Bに照射される。図2(a)に示すとおり、補助反射部28からの補助光が照射される照射領域Bは、導光体21の光出射面24から照射される照射領域Aの端部に照射される。つまり、照射領域Aと照射領域Bが一部重畳することで、照射領域Aの端部近傍の配光が照射領域Bで補助される。
さらに、補助反射部28からの補助光は照射領域Aの領域外にも照射されるため、線状光源装置2の照射領域が長手方向に広がり、導光体21の有効照射幅が長手方向に拡張される。つまり、より短尺な導光体21を用いつつ原稿面12での有効照射幅を確保することができる。
補助反射部28からの補助光は、導光体21内に導光されることなく直接原稿面12に照射されるため、光が導光体21の内部で減衰することがない。また傾斜面27及び補助反射部28の位置、範囲、角度を適宜変えることで、照射領域Bの範囲を調整することができる。
LED光源22には、集光鏡としてミラーカップ4を取り付けてもよい。ミラーカップ4は、その内面に反射面41を備え、当該反射面41がLED光源22の光軸の外周を取り囲むようLED光源22の周囲に配置される。またミラーカップ4の反射面41は、LED光源22から導光体21の入射面26に向かって漸次拡張する筒状のミラー形状であり、光の利用効率を高めることができる。
尚、ミラーカップ4と導光体21の間には、およそ1mm程度の隙間を設けていることが好ましい。これは導光体21が長手方向に熱膨張することを想定して設けられるものである。
図2(b)は、本発明に係る線状光源装置2において、LED光源側22からみた導光体21の端部形状である。導光体21の下面には主反射部23が形成され、導光体21の上面には光出射面24があり、それぞれ導光体21の外面に設けられている。導光体21の一端部には、入射面26に隣接して傾斜面27が形成されている。また傾斜面27には、その表面に補助反射部28が設けられており、補助反射部28は光出射面側24に設けられている。光出射面24は曲面形状であり、少なくとも補助反射部28は、光出射面24の曲率中心Oと主反射部23を結ぶ直線上に形成されている。
尚、図2(b)における傾斜面27は、導光体21の端部をテーパ状に切削加工し、端部の縁に形成したものである。また補助反射部28は、必ずしも傾斜面27の全域に設けられている必要はない。
傾斜面27及び補助反射部28は、導光体21の両端部に形成してもよい。例えば、図2(a)に示す実施形態では、導光体21の他方の端部に傾斜面27’及び補助反射部28’が設けられている。この場合、導光体21の他方に設けられた反射板5で照り返された光の一部が当該補助反射部28’に反射し、補助反射部28’からの補助光が原稿面12の照射領域B’に照射され、照射領域Aを補助して照射範囲が拡張される。
同様に、導光体21の両端部にLED光源22を備える線状光源装置2に対しても、前述の傾斜面(27、27’)及び補助反射部(28、28’)の構成を導光体21の端部に設けることは可能である。
本発明に係る導光体の傾斜面及び補助反射部の他の実施形態を図3に示す。
図3(a)は、導光体21の端部を平面でカットし、傾斜面27aを形成した実施形態である。この実施形態は、傾斜面27aの加工および補助反射部28aの形成が比較的容易となる。
図3(b)は、導光体21の端部を曲面でカットし、傾斜面27bを形成した実施形態である。これによれば、傾斜面27bが主反射部23の方向に湾曲した形状であるため、傾斜面27bの形状に沿って補助反射部28bが湾曲して形成される。これにより、補助反射部28bからの補助光を原稿面12側へ集光させる作用・効果が付加される。
図3(c)は、導光体21の端部を全周に亘ってテーパ状にカットし、傾斜面27cを形成した実施形態である。これによれば、導光体21の縁の全周に亘って傾斜面27cが設けられるため、主反射部23との光学的な位置決めが容易となり、導光体21の製造上の品質や光学特性のばらつきが抑えられる。
尚、補助反射部28は傾斜面27の全域に設ける必要はなく、少なくとも、光出射面24の曲率中心Oと主反射部23を結ぶ直線上に形成されていれば良い。
図4は、本発明に係る線状光源装置の他の実施形態を示す概略図である。図示のとおり、導光体21の外周面には、導光体21の長手方向に伸びる主反射部(231、232)が2つ設けられている。第一主反射部231で反射された光は、当該第一主反射部231と対向配置される第一光出射面241を介して原稿面12に照射される。これに対して、第二主反射部232で反射された光は、当該第二主反射部232と対向配置される第二光出射面243を介して、導光体21の外部に設けられた反射ミラー6に照射され、反射ミラー6からの反射光が原稿面12に照射される。このように、導光体21の内部に導光された光は、第一主反射部231及び第二主反射部232によって二方向に分岐され、各々の光が原稿面12に照射されている。この場合、第一主反射部に対応する領域及び第二主反射部に対応する領域に傾斜面27dが形成されており、傾斜面27dには補助反射部(281、282)が設けられている。
尚、図4に示す線状光源装置の実施形態にあたっては、傾斜面27d及び補助反射部(281、282)の形態は、図3に示す種々の実施形態を適宜適用することが可能である。
導光体21の傾斜面近傍の拡大断面図を図5に示す。図5に示すとおり、傾斜面27と入射面26の境界部分には、丸み加工が施されたR部を設けることができる。このR部は、傾斜面27と入射面26のそれぞれを外接する曲率形状であり、R部を介して傾斜面27と入射面26が滑らかに連設される。
同様に、導光体21の外側面21fと傾斜面27の境界部分にR部を設けることもできる。この場合、当該境界部分には、導光体21の外側面21fおよび傾斜面27のそれぞれを外接する曲率形状のR部が形成される。R部を設けることで、入射面26と傾斜面27、導光体側面21fを滑らかに連設することができ、端部領域での配光分布に段差が生じることなく、より滑らかに連なる。
以下、本発明の作用効果を示す実験例について説明する。
<実施例1>
図6に示す構成に従い、下記条件により、本発明にかかる線状光源装置を作製した。
導光体(21):全長320mm、直径:5mm
入射面(26):直径4mm
傾斜面(27):LED光源の光軸に対する傾斜角38度
補助反射部(28):アルミ板
ミラーカップ(4):開口径5mm、開口角30度
<比較例1>
導光体に傾斜面及び補助反射部を形成せず、傾斜面及び補助反射部の構成以外は実施例1と同様の構成を有する線状光源装置を、比較例1として作製した。
上記の実施例1及び比較例1の線状光源装置を用いて各々の照度分布を測定し、発明の作用効果を検証した。図7に、照度分布の測定結果を示す。図中の実線は実施例1、破線は比較例1についての測定結果である。
尚、図7の縦軸は中央照度比であり、導光体の中央の照度値を基準とした照度比率で示されており、横軸は導光体の中央を基準(0mm)とした導光体の長手方向の距離が示されている。これにより、導光体の中央部から端部にかけての配光分布が確認できる。
また図7に示す照度分布は、導光体の光出射面から11mm離れた位置を測定点として、導光体の長手方向の配光分布を測定した。
図7によれば、破線で示す比較例1は、導光体の端部近傍で照度の落ち込みが大きい。ここで中央照度比が1以上の範囲を有効照射幅とした場合、比較例1は導光体の中央からおよそ145mmの範囲が有効な照射領域となる。これに対して実施例1は、導光体の中央からおよそ160mmの範囲が有効な照射領域となり、有効照射幅がおよそ10%拡張された。
このように、実施例1における有効な照射領域は比較例1より拡張される。これは、導光体の端部に傾斜面及び補助反射部を形成することにより、補助反射部で反射される光が入射面の近傍の光照射を補助するためと考察できる。
以上の結果から、実施例1は比較例1よりも有効照射幅を広げることができ、有効照射幅を維持しつつ導光体を短尺化することができる。
図7に示す実施例1の測定結果は、導光体の一端部に傾斜面及び補助反射部を形成した場合のものである。しかしながら、傾斜面及び補助反射部は導光体の両端部に設けることも可能である。この場合、導光体の両端部で光の照射領域が拡張されるため、有効照射幅が実施例1よりもさらに拡張され、導光体をより短尺化することができる。
導光体の両端部を短尺化できるので、実施例1の場合と比較して短尺化できる距離が2倍程度に増える。
本発明に係る線状光源装置は、導光体の端部に傾斜面及び補助反射部を形成することにより、入射面近傍での光量の落ち込みを防ぎ、より広域な有効照射幅を確保することができた。よって、有効照射幅を短くすることなく導光体を短尺化することが可能となった。














1 原稿台
11 原稿載置面
12 原稿面
2 線状光源装置
21 導光体
22 LED光源
23 主反射部
24 光出射面
25 導光体保持台
26 入射面
27 傾斜面
28 補助反射部
3 検知部
4 ミラーカップ
41 反射面
5 反射板
6 反射ミラー

Claims (4)

  1. 原稿からの原稿反射光を読み取る原稿読取装置に用いられる光源装置であって、
    透光性部材よりなる棒状の導光体と、前記導光体の少なくとも一方の端部に配置されるLED光源とを備え、
    前記導光体の側面には、長手方向に伸びて形成される主反射部と、前記主反射部と対向して配置される光出射面が設けられ、前記主反射部で反射した光は前記光出射面を介して前記原稿側に照射する構成を成し、
    前記導光体の少なくとも一方の端部には、前記LED光源からの光を受ける入射面と、 前記入射面に対して傾斜する傾斜面とを備え、
    前記傾斜面は前記入射面に隣接して形成され、
    前記傾斜面には前記LED光源からの光を反射する補助反射部が形成され、
    前記補助反射部は、前記導光体の長手方向に直交する断面において、前記主反射部と対向する場所に形成され、
    前記補助反射部は前記傾斜面に入射する光を前記原稿側へ反射することを特徴とする線
    状光源装置。
  2. 前記補助反射部は、前記入射面の周縁に複数箇所形成されていることを特徴とする請求項1に記載の線状光源装置。
  3. 前記傾斜面は、前記導光体の端部の全周に亘って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の線状光源装置。
  4. 前記LED光源には、その光軸の外周を取り囲む筒状の反射面を備えるミラーカップが設けられており、
    前記筒状の反射面は、前記LED光源から前方に向かって拡大するミラー形状であり、
    その前方の開口は、前記導光体の入射面の面積よりも広いことを特徴とする請求項3に記載の線状光源装置。
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