JP5853998B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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    • H02P21/06Rotor flux based control involving the use of rotor position or rotor speed sensors

Description

本発明は、スイッチング素子と、前記スイッチング素子のオンオフ駆動を制御する制御回路とを備える電力変換装置に関する。
従来、下記特許文献1に見られるように、スイッチング素子(例えばIGBT)、スイッチング素子を制御する制御回路基板、スイッチング素子をバッテリに接続する直流入力端子、バッテリからスイッチング素子に印加される直流電圧を平滑化する平滑コンデンサ、及びこれらを収容するケースを備える3相インバータ装置が知られている。この装置においては、スイッチング素子のオンオフ駆動に伴って、直流入力端子等のノイズ源からスイッチングノイズ(電磁波)が放射される。スイッチングノイズが制御回路基板に伝播すると、スイッチング素子が誤動作するおそれがある。
このため、上記3相インバータ装置は、直流入力端子と制御回路基板との間を遮るように屈曲形成された金属板を更に備えている。金属板を備えることにより、制御回路基板に伝播するスイッチングノイズを低減することができる。これにより、スイッチングノイズがスイッチング素子の動作に及ぼす影響を抑制することができる。
特開2012−139016号公報
ところで、本発明者らは、制御回路基板の板面と対面する位置に平滑コンデンサが配置される3相インバータ装置の採用を考えた。この装置は、例えば、3相インバータ装置を構成するケースを扁平形状とし、3相インバータ装置の小型化を狙った構成である。
ただし、こうした3相インバータ装置を採用する場合、ノイズ源と制御回路基板とが近くなる。このため、制御回路基板に伝播するスイッチングノイズに起因してスイッチング素子が誤動作する等、制御回路基板の誤動作が生じやすい。したがって、制御回路基板に伝播するスイッチングノイズを低減すべく、上記特許文献1に記載された技術を採用することも考えられる。しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、制御回路基板に伝播するスイッチングノイズを低減することはできるものの、スイッチングノイズ低減のために3相インバータ装置に金属板を追加する必要がある。これにより、3相インバータ装置の体格やコストが増大する懸念がある。
なお、こうした問題は、3相インバータ装置に限らず、スイッチング素子のオンオフ駆動によって入力電圧を所定に変換して出力する電力変換装置であれば同様に生じ得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スイッチングノイズに起因した基板の誤動作を抑制するために、体格やコストが増大することを好適に回避できる電力変換装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、発明は、スイッチング素子(S¥#)と、駆動信号を前記スイッチング素子に対して出力することで、前記スイッチング素子のオンオフ駆動を制御する制御回路(94)と、第1面及び前記第1面の裏面である第2面を一対の表層として有し、前記一対の表層の間に形成された内層にベタパターン(140)を有する多層基板(20)と、前記スイッチング素子に導電部材(60p,72p,60n,72n)を介して接続され、前記スイッチング素子に印加される直流電圧を平滑化する平滑コンデンサ(62;63a,63b)と、を備え、前記導電部材は、前記多層基板の前記第1面側であって、前記多層基板の板面の正面視において前記多層基板と重なる位置に配置され、前記平滑コンデンサは、前記多層基板の前記第1面と対面する位置に配置され、前記制御回路を含む電子部品(94,96)と、前記スイッチング素子の駆動に関する信号が伝達される配線パターンであって前記電子部品に接続される配線パターン(130,132,134)とのうち少なくとも一方は、前記多層基板の前記第2面に設けられ、前記ベタパターンは、前記電子部品及び前記配線パターンのうち前記第2面に設けられた方と、前記平滑コンデンサ及び前記導電部材との間を遮るように前記多層基板に形成されていることを特徴とする。
上記発明では、電子部品及び配線パターンのうち第2面に設けられた方と、平滑コンデンサ及び導電部材との間を遮るようにベタパターンが多層基板に形成されている。ベタパターンにより、ノイズ発生源から電子部品や配線パターンへと伝播するノイズを低減することができる。このため、上記発明によれば、スイッチング素子の誤動作等、多層基板の誤動作を好適に抑制することができる。
さらに、ベタパターンは、通常、グラウンドや電源供給のために多層基板の内層として形成されている。このため、上記発明では、こうした用途のベタパターンを第2面側に伝播するスイッチングノイズの低減に流用することもできる。これにより、スイッチングノイズを低減するために電力変換装置の体格やコストが増大することを好適に回避することもできる。
第1の実施形態にかかる3相インバータ装置の断面図であって、図2の1−1線断面図。 図1の2−2線断面図。 図1の3−3線断面図。 第1の実施形態にかかる半導体モジュールの構成を示す斜視図。 同実施形態にかかる半導体モジュールの構成を示す斜視図。 同実施形態にかかるモータ制御システムの全体構成図。 同実施形態にかかるモータジェネレータの制御処理のブロック図。 同実施形態にかかる電気角の算出処理のブロック図。 同実施形態にかかるPWM変調による励磁信号の生成手法を示す図。 同実施形態にかかる励磁信号の生成態様を示す図。 関連技術にかかる回路基板の平滑コンデンサ側の平面図。 レゾルバ誤差の増大現象を示すタイムチャート。 レゾルバ誤差の推移を示すタイムチャート。 レゾルバ誤差の推移を示すタイムチャート。 励磁信号のサンプリング態様を示すタイムチャート。 レゾルバ誤差の混入態様を示すタイムチャート。 回路基板における磁界強度分布の測定結果を示す図。 第1の実施形態にかかる回路基板のケース側の平面図。 図18の4−4線部分断面図。 同実施形態にかかる回路基板のグラウンドパターンを示す図。 同実施形態にかかる回路基板の電源パターンを示す図。 比較技術にかかる回路基板のケース側の平面図。 第2の実施形態にかかる回路基板のケース側の平面図。 同実施形態にかかる回路基板の平滑コンデンサ側の平面図。 第3の実施形態にかかる3相インバータ装置の断面図であって、図26の5−5線断面図。 図25の6−6線断面図。 同実施形態にかかるモータ制御システムの全体構成図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる電力変換装置を3相インバータ装置として具体化した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
まず、図1〜図3を用いて、本実施形態にかかる3相インバータ装置の全体構成について説明する。
図示されるように、3相インバータ装置10は、単一の回路基板20、冷却器30、フレーム40、半導体モジュール50up,50un,50vp,50vn,50wp,50wn、正極側バスバー60p、負極側バスバー60n、平滑コンデンサ62、及びこれらを収容する筐体(ケース64)を備えている。なお、図1及び図2では、ケース64や、フレーム40の詳細な形状の図示を省略している。
ケース64は、蓋体66とケース本体68とを備えている。ケース64は、スイッチングノイズ(電磁波)を遮断する材料(例えば、金属や導電性樹脂)によって形成されている。スイッチングノイズは、半導体モジュール50up〜50wnに内蔵されたスイッチング素子のオンオフ駆動に伴って発生する。ケース本体68は、一面が開口する箱状の部材である。ケース本体68の開口部は、蓋体66がケース本体68に固定手段によって固定されることで、蓋体66によって閉塞される。なお、本実施形態では、固定手段として、ボルト70a及びナット70bを用いている。
ケース本体68は、フレーム40を固定するための台座部68aを備えている。フレーム40は、ケース本体68に収容された状態で固定手段(本実施形態では、ボルト72を例示)によってケース本体68に固定されている。フレーム40の上部には、回路基板20が固定されている。
フレーム40は、半導体モジュール50up〜50wnと、半導体モジュール50up〜50wnに印加される直流電圧を平滑化する平滑コンデンサ62とを収容する。フレーム40は、ケース64と同様に、スイッチングノイズを遮断する材料(例えば、金属や導電性樹脂)によって形成されている。
回路基板20は、多層基板であり、その板面の正面視において矩形状をなしている。回路基板20は、半導体モジュール50up〜50wnに内蔵されたスイッチング素子をオンオフ駆動する機能を有する。この機能は、回路基板20に実装された集積回路やワンチップマイコン等の電子部品によって実現される。なお、回路基板20については、後に詳述する。
正極側バスバー60pは、正極側端子72pを介して平滑コンデンサ62の正極端子に接続されている。負極側バスバー60nは、負極側端子72nを介して平滑コンデンサ62の負極端子に接続されている。なお、正極側バスバー60p及び負極側バスバー60nとしては、1の導電部材で形成されたものであってもよいし、2以上の導電部材が一体化されて形成されたものであってもよい。また、本実施形態において、正極側バスバー60p、負極側バスバー60n、正極側端子72p及び負極側端子72nが「導電部材」を構成する。
平滑コンデンサ62、正極側バスバー60p、負極側バスバー60n、正極側端子72p及び負極側端子72nは、ケース64内において、回路基板20の第1面側(平滑コンデンサ62側)であって、回路基板20の板面の正面視で回路基板20と重なる位置に配置されている。特に、平滑コンデンサ62は、回路基板20の第1面と対面する位置に配置されている。なお、平滑コンデンサ62の上述した配置手法は、3相インバータ装置10の小型化を狙って採用された。つまり、本実施形態にかかる3相インバータ装置10は、昇圧コンバータを備えていない。このため、昇圧コンバータを構成するリアクトルが不要となり、ケース64内において回路基板20の第1面側に空間的な余裕が生じる。この空間に平滑コンデンサ62を配置することで、ケース64形状を扁平にすることができ、ひいては3相インバータ装置10の小型化を図ることができる。
冷却器30は、冷却流体を3相インバータ装置10側に導入する導入管30a、3相インバータ装置10側から冷却流体を導出する導出管30b、複数の半導体モジュール50up〜50wnと積層された複数の冷却部30c、導入管30a及び複数の冷却部30cのそれぞれを連結する第1の連結管30d、並びに導出管30b及び複数の冷却部30cのそれぞれを連結する第2の連結管30eを備えている。導入管30aから冷却流体を導入すると、冷却流体は第1の連結管30dを通って複数の冷却部30c内のそれぞれを流れる。複数の冷却部30cのそれぞれを流れた冷却流体は、第2の連結管30eを通って導出管30bから導出される。これにより、半導体モジュール50up〜50wnが冷却される。なお、冷却器30は、フレーム40に固定されている。
半導体モジュール50up〜wnは、スイッチング素子と、これに逆並列に接続されたフリーホイールダイオードとがモジュール化された部材である。本実施形態では、上アーム側の¥相(¥=u,v,w)半導体モジュールを¥相上アームモジュール50¥pと称すこととする。また、下アーム側の¥相半導体モジュールを¥相下アームモジュール50¥nと称すこととする。
図4を用いて、¥相上アームモジュール50¥pの構成について説明する。
¥相上アームモジュール50¥pは、¥相上アームスイッチング素子S¥p及びこれに逆並列に接続されたフリーホイールダイオードD¥pを内蔵した本体部100pと、本体部100pから突出した複数の制御端子102pと、本体部100pから突出した一対のパワー端子とを備えている。ここで、複数の制御端子102pには、¥相上アームスイッチング素子S¥pのゲートに短絡される端子が含まれている。また、一対のパワー端子は、¥相上アームスイッチング素子S¥pのコレクタに短絡されるコレクタ端子TC、及び¥相上アームスイッチング素子S¥pのエミッタに短絡されるエミッタ端子TEである。
本体部100pは、扁平な直方体形状をなしている。本体部100pの対向する一対の表面のうち一方の面には、この表面から垂直に突出するように複数の制御端子102pが設けられている。また、他方の面には、この表面から垂直に突出するようにコレクタ端子TC及びエミッタ端子TEが設けられている。
図5に、¥相下アームモジュール50¥nの構成を示す。
¥相下アームモジュール50¥nは、¥相下アームスイッチング素子S¥n及びこれに逆並列に接続されたフリーホイールダイオードD¥nを内蔵した本体部100nと、本体部100nから突出した複数の制御端子102nと、本体部100nから突出した一対のパワー端子とを備えている。なお、¥相下アームモジュール50¥nについては、¥相上アームモジュール50¥pの構成と基本的には同じである。このため、本実施形態では、¥相下アームモジュール50¥nの詳細な説明を省略する。
先の図1〜図3に戻り、U〜W相上アームモジュール50up〜50wpのそれぞれは、制御端子102pを介して回路基板20に取り付けられている。また、U〜W相下アームモジュール50un〜50wnのそれぞれは、制御端子102nを介して回路基板20に取り付けられている。詳しくは、これらモジュール50up〜50wp,50un〜50wnのそれぞれは、半田付けにて回路基板20に取り付けられている。また、これらモジュールは、回路基板20の第2面(ケース64側の板面)の正面視において、50un,50up,50vn,50vp,50wn,50wpの順でX軸方向に一列に並んで取り付けられている。
続いて、図6を用いて、本実施形態にかかるモータ制御システムの全体構成について説明する。
図6に示すように、モータ制御システムは、3相インバータ装置10、モータジェネレータ80及び制御装置92を備えている。モータジェネレータ80は、図示しない駆動輪に連結され、車載主機等の役割を果たす。本実施形態では、モータジェネレータ80として、永久磁石同期モータ(具体的には、埋め込み磁石同期モータIPMSM)を用いている。
3相インバータ装置10は、「直流電源」としての高電圧バッテリ84(例えば、リチウムイオン2次電圧やニッケル水素2次電池)に接続されている。なお、3相インバータ装置10、モータジェネレータ80及び高電圧バッテリ84が車載高電圧システムを構成する。
U〜W相上アームモジュール50up〜50wpのそれぞれのコレクタ端子TC同士は、正極側バスバー60pによって接続されている。また、U〜W相下アームモジュール50¥nのそれぞれのエミッタ端子TE同士は、負極側バスバー60nによって接続されている。正極側バスバー60pは、高電圧バッテリ84の正極端子に接続され、負極側バスバー60nは、高電圧バッテリ84の負極端子に接続されている。
¥相上アームモジュール50¥pのエミッタ端子TEは、¥相下アームモジュール50¥nのコレクタ端子TCと接続されている。¥相上アームモジュール50¥pのエミッタ端子TEと、¥相下アームモジュール50¥nのコレクタ端子TCとの接続点は、モータジェネレータ80の¥相に接続されている。
制御システムには、モータジェネレータ80のV相を流れる電流を検出するV相電流センサ86v、モータジェネレータ80のW相を流れる電流を検出するW相電流センサ86w、及び3相インバータ装置10の入力電圧を検出する電圧センサ88が備えられている。また、制御システムには、モータジェネレータ80の回転角(電気角θ)を検出するレゾルバ90が備えられている。
上記各種センサの出力信号は、車載低電圧システムを構成する制御装置92に取り込まれる。制御装置92は、CPU、ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータ(以下、マイコン94)と、インターフェース回路96と、マイコン94及びインターフェース回路96等が設けられる上記回路基板20とを備えている。マイコン94には、回路基板20の備えるコネクタ98を介してV相電流センサ86v及びW相電流センサ86wの出力信号が入力される。また、マイコン94には、コネクタ98及びインターフェース回路96を介してレゾルバ90の出力信号が入力される。マイコン94は、インバータ制御部110と、レゾルバデジタルコンバータ(以下、RDコンバータ112)とを備えている。なお、本実施形態において、マイコン94が「制御回路」を構成する。
続いて、図7を用いて、インバータ制御部110によって実行されるモータジェネレータ80の制御量の制御に関する処理について説明する。なお、本実施形態では、制御量をトルクとする。
モータジェネレータ80の制御は、トルク指令値Trq*を実現するための指令電流とモータジェネレータ80に流れる電流とが一致するように、スイッチング素子S¥#をオンオフ駆動する制御となる。すなわち、本実施形態では、モータジェネレータ80の出力トルクが最終的な制御量となるものであるが、出力トルクを制御すべく、モータジェネレータ80に流れる電流を直接の制御量として、これを指令電流に制御する。特に、本実施形態では、モータジェネレータ80に流れる電流を指令電流に制御すべく、電流ベクトル制御を行う。
詳しくは、2相変換部110aは、V相電流センサ86vの検出値iv、W相電流センサ86wの検出値iw、及びRDコンバータ112から出力された電気角θの算出値(以下、算出角φ)に基づき、U相電流iu,V相電流iv,W相電流iwを回転座標系における電流であるd軸電流idr及びq軸電流iqrに変換する。なお、W相電流iwは、キルヒホッフの法則に基づき、V相電流センサ86vの検出値iv及びW相電流センサ86wの検出値iwに基づき算出すればよい。
指令電流算出部110bは、トルク指令値Trq*に基づき、回転座標系における電流の指令値であるd軸指令電流id*と、q軸指令電流iq*とを算出する。ちなみに、トルク指令値Trq*は、例えば、制御装置92よりも上位の制御装置から入力される。
指令電圧算出部110cは、d軸電流idr,q軸電流iqrをd軸指令電流id*,q軸指令電流iq*にフィードバック制御するための操作量としてd,q軸上の指令電圧vd*,vq*を算出する。具体的には、d軸電流idr及びd軸指令電流id*の偏差Δidに基づく比例積分制御によってd軸上の指令電圧vd*を算出してかつ、q軸電流iqr及びq軸指令電流iq*の偏差Δiqに基づく比例積分制御によってq軸上の指令電圧vq*を算出する。
3相変換部110dは、RDコンバータ58から出力された算出角φに基づき、d,q軸上の指令電圧vd*,vq*をモータジェネレータ80の固定座標系における3相の指令電圧v¥*(¥=u,v,w)に変換する。これら指令電圧v¥*は、d,q軸電流idr,iqrを指令電流id*,iq*にフィードバック制御するための操作量となり、正弦波信号となる。
操作部110eは、3相インバータ装置10の3相の出力電圧を指令電圧v¥*を模擬した電圧とするための駆動信号g¥#を生成する。本実施形態では、3相インバータ装置10の入力電圧VINVによって指令電圧v¥*を規格化した値「2×v¥*/VINV」と、キャリア信号tc(例えば三角波信号)との大小比較に基づくPWM処理によって駆動信号g¥#を生成する。
先の図6の説明に戻り、操作部110eによって生成された駆動信号g¥#は、駆動回路Dr¥#に対して出力される。駆動回路Dr¥#は、駆動信号g¥#に従ってスイッチング素子S¥#のゲートを充放電するためのゲート駆動回路である。駆動回路Dr¥#により、スイッチング素子S¥#はオンオフ駆動される。
続いて、図8を用いて、レゾルバ90の構成及びRDコンバータ112における電気角θの算出処理について説明する。
レゾルバ90は、1次側コイル120及び一対の2次側コイル122a,122bを備えている。詳しくは、モータジェネレータ80の回転子80aには、1次側コイル120が連結されている。1次側コイル120は、正弦波状の励磁信号Scによって励磁される。励磁信号Scによって1次側コイル120に生じた磁束は、一対の2次側コイル122a,122bを鎖交する。この際、1次側コイル120と一対の2次側コイル122a,122bとの相対的な配置関係が回転子80aの回転角に応じて周期的に変化するため、2次側コイル122a,122bを鎖交する磁束数は、周期的に変化する。本実施形態では、2次側コイル122a,122bのそれぞれに生じる電圧の位相が互いに「π/2」だけずれるように一対の2次側コイル122a,122bと1次側コイル120とが配置されている。これにより、2次側コイル122a,122bのそれぞれの出力電圧は、励磁信号Scを変調波sinθ、cosθのそれぞれによって変調した被変調波となる。より具体的には、励磁信号Scを「sinΩt」とすると、被変調波はそれぞれ「sinθ×sinΩt」,「cosθ×sinΩt」となる。
なお、本実施形態では、モータジェネレータ80として、極数が8のものを用いている。このため、レゾルバ90として、軸倍角数が8のものを用いている。したがって、モータジェネレータ80の回転子80aの回転角(機械角θm)は、RDコンバータ112から出力される算出角φを軸倍角数で除算した値となる。
上記励磁信号Scは、マイコン94内蔵のPWM生成部124及び発振器126と、インターフェース回路96内蔵の2次遅れ要素96a及び増幅回路96bとによって生成される。詳しくは、PWM生成部124は、発振器126から所定周期で入力されるクロック信号に同期してカウントアップされるカウンタ値Cntと、比較値Dとの大小比較に基づき、励磁信号Sc生成用の信号であるPWM信号(2値信号)を生成する。なお、本実施形態において、インターフェース回路96が、駆動信号g¥#の生成に関する処理として電気角θの算出処理の一部を行うアナログICである。
図9に、比較値D、カウンタ値Cnt及びPWM信号の推移を示す。
図示されるように、PWM生成部124は、カウンタ値Cntが比較値Dよりも小さい場合に論理「H」のPWM信号を生成し、カウンタ値Cntが比較値D以上となる場合に論理「L」のPWM信号を生成する。上記カウンタ値Cntがその上限値Tlimitに到達する場合、カウンタ値Cntのリセット処理が行われる。このため、カウンタ値Cntは、デジタル処理によって生成されたのこぎり波状の信号となる。
また、PWM生成部124は、カウンタ値Cntがその下限値(0)から上限値Tlimitに到達するまでの1周期毎に比較値Dを更新する。これにより、励磁信号Scの周期で比較値Dが変動することとなる。
図8の説明に戻り、PWM生成部124において生成されたPWM信号は2次遅れ要素96aに入力され、2次遅れ要素96aの出力電圧が増幅回路96bによって増幅されることで、図10に示すように、励磁信号Scが生成される。
1次側コイル120から出力された差動信号Scは、図示しないコネクタ98を介して第1の差動増幅回路96cに入力される。第1の差動増幅回路96cは、入力された差動信号Scをシングルエンド信号RCに変換して出力する。一方、2次側コイル122aから出力された差動信号cosθは、第2の差動増幅回路96dに入力される。第2の差動増幅回路96dは、入力された差動信号cosθをシングルエンド信号cosに変換して出力する。他方、2次側コイル122bから出力された差動信号sinθは、第3の差動増幅回路96eに入力される。第3の差動増幅回路96eは、入力された差動信号sinθをシングルエンド信号sinに変換して出力する。なお、上記差動信号Sc,cosθ,sinθ及びシングルエンド信号RC,cos,sinは、アナログ信号である。また、本実施形態において、Sc,cosθ,sinθ,RC,cos,sinがレゾルバ90の信号に相当する。そして、レゾルバ90の信号及びV,W相電流センサ86v,86wの信号がスイッチング素子S¥#の駆動に関する信号に相当する。
第1〜第3の差動増幅回路96c,96d,96eから出力されたシングルエンド信号は、マイコン94内蔵のアナログデジタル変換器(以下、AD変換器128)に入力される。AD変換器128は、シングルエンド信号RC,sin,cosを所定のサンプリング周期Tadでサンプリングするアナログデジタル変換手段である。詳しくは、AD変換器128は、発振器126から出力されたクロック信号に基づき、シングルエンド信号である励磁信号RCを所定のサンプリング周期Tadでデジタルデータに変換する(励磁信号RCをサンプリングする)。また、AD変換器128は、上記クロック信号に基づき、シングルエンド信号である被変調波sinをデジタルデータに変換する(被変調波sinをサンプリングする)。さらに、AD変換器128は、上記クロック信号に基づき、シングルエンド信号である被変調波cosをデジタルデータに変換する(被変調波cosをサンプリングする)。なお、図8には、サンプリングされた励磁信号RCをレファレンス「REF」で示し、サンプリングされた被変調波を「SIN,COS」で示した。
また、本実施形態において、上記サンプリング周期Tadは、予め定められた固定値(例えば、6.25μsec)に設定されている。特に本実施形態では、サンプリング周期Tadは、励磁信号Scの1周期を2以上の整数「16」で除算した周期に設定されている。
AD変換器128の出力信号は、RDコンバータ112に入力され、ここで、ソフトウェア処理される。詳しくは、余弦関数乗算器112aは、電気角θの算出値(以下、算出角φ)を独立変数とする余弦関数cosφを被変調波SINに乗算する。一方、正弦関数乗算器112bは、算出角φを独立変数とする正弦関数sinφを被変調波COSに乗算する。制御偏差算出部112cは、余弦関数乗算器112aの出力値から正弦関数乗算器112bの出力値を減算することで、制御偏差εを算出する。
この制御偏差εは、第1〜第3の差動増幅回路96c,96d,96eや増幅回路96bのゲインによって定まる比例定数を無視すると、以下の式(eq1)によって表現される。
ε=sinΩt・sinθ・cosφ−sinΩt・cosθ・sinφ
=sinΩt・sin(θ―φ)…(eq1)
この制御偏差εが「0」となる場合、実際の電気角θと算出角φとが一致する。ここで、制御偏差εから、励磁信号Scの符号の影響を除く除去処理は、同期検波によってなされる。
すなわち、レファレンスREFは、検波信号生成部112dに入力され、ここで、レファレンスREFと「0」との大小比較に応じて「1」又は「−1」となる信号である検波信号Rdに加工される。詳しくは、検波信号生成部112dでは、レファレンスREFが「0」以上である場合に検波信号Rdを「1」としてかつ、レファレンスREFが「0」未満である場合に検波信号Rdを「−1」とする。
同期検波部112eは、制御偏差εに検波信号Rdを乗算することで、被検波量εcを算出する。なお、被検波量εcは、実際の電気角θと算出角φとの差が「0」となることで「0」となってかつ、その符号によって、算出角φが実際の電気角θよりも進角側の値であるか遅角側の値であるかを示す量である。
同期検波部112eから出力された復調信号である被検波量εcは、角度算出部112fに入力される。角度算出部112fは、ローパスフィルタや積分要素を備えて構成される。本実施形態では、特に本実施形態では、積分要素として、2重積分要素を用いている。これは、電気角θが一定速度で変化する場合に算出角φに定常偏差が生じないことを狙ったものである。上記ローパスフィルタは、被検波量εcから高調波成分を除去することによって算出角φを出力する。算出角φは、上記余弦関数乗算器112a及び正弦関数乗算器112bに加えて、インバータ制御部110に入力される。
次に、本実施形態にかかる特徴的構成である回路基板20における電子部品の配置を、関連技術と比較して説明する。
まず、図11に、関連技術にかかる回路基板20の平面図を示す。詳しくは、図11は、回路基板20を第1面側(平滑コンデンサ62側)から見た平面図である。
図示されるように、回路基板20の第1面には、コネクタ98、マイコン94及びインターフェース回路96が設けられている。コネクタ98は、回路基板20の端部に設けられている。コネクタ98及びインターフェース回路96の間は、第1面に形成された「第2の配線パターン」としての差動配線パターン130(例えば銅箔)によって接続されている。差動配線パターン130は、レゾルバ90から第1〜第3の差動増幅回路96c〜96eに対して出力される3組の差動信号を伝達する。また、インターフェース回路96及びマイコン94の間は、第1面に形成された「第1の配線パターン」としてのシングル配線パターン132によって接続されている。シングル配線パターン132は、第1〜第3の差動増幅回路96c〜96eからマイコン94に対して出力されるシングルエンド信号RC,sin,cosを伝達する。さらに、コネクタ98及びマイコン94の間は、第1面に形成された電流配線パターン134によって接続されている。電流配線パターン134は、V,W相電流センサ86v,86wの出力信号iv,iwを伝達する。
マイコン94、インターフェース回路96、差動配線パターン130、シングル配線パターン132及び電流配線パターン134は、回路基板20の第1面において、平滑コンデンサ62と対面する位置に設けられることとなる。こうした構成において、本発明者らは、スイッチング素子S¥#のオンオフ駆動によってモータジェネレータ80に流れる電流(相電流)を大きくした場合に、RDコンバータ112における電気角θの算出精度が低下する問題に直面した。以下、この問題について、図12〜図16を用いて説明する。
図12に、トルク指令値Trq*を「0」からその最大値(以下、トルク最大値Tmax)まで上昇させた場合における各種波形の推移を示す。詳しくは、図12(a)は、d軸電流idrの推移を示し、図12(b)は、q軸電流iqrの推移を示し、図12(c)は、算出角φの推移を示し、図12(d)は、実際の電気角θに対する算出角φの誤差(以下、レゾルバ誤差Er)の推移を示す。
図示される例では、時刻t1において、トルク指令値Trq*が「0」からトルク最大値Tmaxに切り替えられる。レゾルバ誤差Erは、時刻t1以前においても生じているものの、時刻t1以降において増加している。
ここで、トルク指令値Trq*が「0」とされる場合における「B1」の時間スケール拡大図を図13に示し、トルク指令値Trq*がトルク最大値Tmaxとされる場合における「B2」の時間スケール拡大図を図14に示す。なお、本実施形態では、レゾルバ90として、上述したように軸倍角が8のものを用いている。このため、図13及び図14では、電気角θの8周期が機械角θmの1周期に相当する。
図13に示すように、トルク指令値Trq*が「0」とされる場合であってもレゾルバ誤差Erが生じている。ただし、この誤差は、電気角θ1周期に同期した周期性を有している。この周期性を利用して誤差補正ロジックを構築することで、レゾルバ誤差Erを低減することができる。詳しくは、例えば、前回の機械角θm1周期(時刻t1〜t2)におけるレゾルバ誤差Erを各電気角θ周期のそれぞれについて記憶する。そして、今回の機械角θm1周期を構成する各電気角θ周期のそれぞれにおいて、記憶された前回のレゾルバ誤差Erに基づき算出角φを補正することで、レゾルバ誤差Erを低減する。
これに対し、図14に示すように、トルク指令値Trq*がトルク最大値Tmaxとされる場合には、レゾルバ誤差Erが増大し、また、レゾルバ誤差Erの周期性が崩れる。このため、電気角θと同期した周期性があることを前提とした上記誤差補正ロジックでレゾルバ誤差Erを低減することができなくなる。
図15に、励磁信号Scの1周期を「100μsec」とし、サンプリング周期Tadを「6.25μsec」とした場合における理想的なレファレンスREFの推移を示す。なお、図15は、レファレンスREFをデジタル単位として示している。
図示されるように、本実施形態では、サンプリング周期Tadの設定を、励磁信号Scの1周期を整数で除算した値に設定している。このため、理想的なレファレンスREFの各周期において、最初からN番目のサンプリング値は同一の値となる。なお、図15では、7番目のデータが同一の値(図中、理想値と表記)となることを示した。
図16に、モータジェネレータ80を1000rpmで回転させ、キャリア信号tcの周波数(以下、キャリア周波数fc)を4.98kHzに設定した場合のレファレンスREFの実測データを示す。詳しくは、図16は、レファレンスREFの各周期の7番目のデータを並べたものである。
図示されるように、レファレンスREFにノイズが混入していなければ、上述したようにレファレンスREFは同一の値となる。しかし、実際には、誤差周波数Δfer(40Hz)を有するレゾルバ誤差Erが生じている。なお、この誤差周波数Δferは、キャリア周波数fcを2倍した周波数及び励磁信号Scの周波数frefの差の絶対値となる。
ちなみに、レファレンスREFに限らず、被変調波SIN,COS等、角度算出部112fを構成するローパスフィルタの前段における信号にノイズが混入する場合であっても、トルク指令値Trq*が増大する状況下においてレゾルバ誤差Erが増大すると考えられる。
図17に、回路基板20の第1面であって低電圧システム側における磁界強度分布(スイッチングノイズの分布)の測定結果を示す。詳しくは、図17(a)は、X軸方向の磁界強度分布を示し、図17(b)は、Y軸方向の磁界強度分布を示し、図17(c)は、Z軸方向の磁界強度分布を示す。なお、図17は、モータジェネレータ80の回転速度を1000rpm及びキャリア周波数fcを4.98kHzとする場合におけるスイッチング周波数成分(9.96kHz成分)の磁界強度分布を示す図である。また、図17に示す回路基板20上の解析範囲は、先の図11の「SX」,「SY」に対応する範囲である。
図示されるように、回路基板20の第1面において、マイコン94、インターフェース回路96、差動配線パターン130、シングル配線パターン132及び電流配線パターン134が設けられる部分の磁界が大きくなっている。特に、Z軸方向における磁界が大きくなっている。
このように、スイッチングノイズが大きくなると、レゾルバ誤差Erが増大する。レゾルバ誤差Erが増大すると、スイッチング素子S¥#が誤動作し、モータジェネレータ80のトルク変動が生じる。また、平滑コンデンサ62側から放射されるスイッチングノイズがV,W相電流センサ86v,86wの出力信号iv,iwに混入することによっても、電流ベクトル制御における駆動信号g¥#の算出精度が低下し、モータジェネレータ80のトルク変動が生じる。トルク変動が生じると、モータジェネレータ80のトルク制御性が低下する懸念がある。
そこで、本実施形態では、以下に説明する回路基板20の構成を採用することで、レゾルバ誤差Erが増大したり、V,W相電流センサ86v,86wの出力信号iv,iwにスイッチングノイズが混入したりすることを回避する。
図18に、回路基板20を第2面側(ケース64側)から見た平面図を示す。なお、図18において、先に説明した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、マイコン94、インターフェース回路96、差動配線パターン130、シングル配線パターン132及び電流配線パターン134は、回路基板20の第2面に設けられている。そして、マイコン94、インターフェース回路96、差動配線パターン130、シングル配線パターン132及び電流配線パターン134と、平滑コンデンサ62、正極側バスバー60p、正極側端子72p、負極側バスバー60n及び負極側端子72nとの間は、回路基板20の内層に形成されたグラウンドパターンによって遮られている。
なお、図示しないが、駆動回路Dr¥#も回路基板20の第2面に設けられている。
図19は、先の図18の4−4線部分断面図である。詳しくは、マイコン94付近の断面図である。
図示されるように回路基板20は、図19において上側から、第1の絶縁層20a、電源パターン層、第2の絶縁層20b、グラウンドパターン層及び第3の絶縁層20cが順番に積層されて構成されている。すなわち、回路基板20は、第1面及び第2面を一対の表層として有するとともに、一対の表層の間に形成された電源パターン層及びグラウンドパターン層を有する。なお、第1〜第3の絶縁層20a〜20cのそれぞれは、絶縁体(例えば絶縁性の樹脂)によって形成されている。また、図19には、回路基板20のZ軸方向(板厚方向)に第1の絶縁層20aを貫通する第1のビア170aを介してマイコン94が電源パターンと接続されることを示した。さらに、回路基板20の板厚方向に第1,第2の絶縁層20a,20bを貫通する第2のビア170bを介してマイコン94がグラウンドパターンと接続されることも示した。
図20は、回路基板20の内層であるグラウンドパターン層をケース64側から見た平面図である。
グラウンドパターン層には、低電圧システムのグラウンドパターン140、U〜W相下アームスイッチング素子Sun〜Swnに対応するグラウンドパターン142、U相上アームスイッチング素子Supに対応するグラウンドパターン144、V相上アームスイッチング素子Svpに対応するグラウンドパターン146、及びW相上アームスイッチング素子Swpに対応するグラウンドパターン148が形成されている。これらグラウンドパターンは、ベタパターンである。特に、低電圧システムのグラウンドパターン140は、回路基板20の板面の正面視において、差動配線パターン130、シングル配線パターン132、電流配線パターン134、マイコン94及びインターフェース回路96がグラウンドパターン140に含まれるように形成されている。これにより、マイコン94、インターフェース回路96、差動配線パターン130、シングル配線パターン132及び電流配線パターン134と、平滑コンデンサ62、正極側バスバー60p、負極側バスバー60n、正極側端子72p及び負極側端子72nとの間をグラウンドパターン140によって遮ることができる。なお、図19には、隣接するグラウンドパターン間を電気的に絶縁する絶縁層を「150」にて示した。
ちなみに、図21に、回路基板20の内層である電源パターン層をケース64側から見た平面図を示した。
電源パターン層には、低電圧システムにおける第1〜第4の電源パターン152、154,156,158が形成されている。なお、低電圧システムにおける電源パターンが複数設けられているのは、電力供給先の要求電圧が相違するためである。
また、電源パターン層には、U〜W相下アームスイッチング素子Sun〜Swnに対応する電源パターン160、U相上アームスイッチング素子Supに対応する電源パターン162、V相上アームスイッチング素子Svpに対応する電源パターン164、及びW相上アームスイッチング素子Swpに対応する電源パターン166が形成されている。これら電源パターンは、ベタパターンである。なお、図21には、隣接する電源パターン間を電気的に絶縁する絶縁層を「168」にて示した。
先の図18の説明に戻り、本実施形態では、差動配線パターン130、シングル配線パターン132及び電流配線パターン134は、回路基板20の第2面の正面視において、平滑コンデンサ62、正極側バスバー60p、正極側端子72p、負極側バスバー60n及び負極側端子72nを含む電流流通経路(閉回路)と重なって並走しないように第2面に設けられている。これは、各パターン130,132,134を伝達される信号にスイッチングノイズが及ぼす影響を抑制するためである。
ここで、図22には、関連技術にかかるパターン配置を示した。この配置では、上記伝達される信号にスイッチングノイズが及ぼす影響の抑制効果が小さくなる。図22では、シングル配線パターン132のうち被変調波sinを伝達するパターンの一部が正極側バスバー60pと重なって並走することにより、被変調波sinに混入するスイッチングノイズが増大する。また、シングル配線パターン132のうち励磁信号RCを伝達するパターンの一部が正極側端子72p及び負極側バスバー60nと重なって並走することにより、励磁信号RCに混入するスイッチングノイズが増大する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)マイコン94、インターフェース回路96、差動配線パターン130、シングル配線パターン132及び電流配線パターン134を回路基板20の第2面に設けた。そして、マイコン94、インターフェース回路96、差動配線パターン130、シングル配線パターン132及び電流配線パターン134と、平滑コンデンサ62、正極側バスバー60p、負極側バスバー60n、正極側端子72p及び負極側端子72nとの間を遮るように、グラウンドパターン140を回路基板20の内層として形成した。グラウンドパターン140により、正極側バスバー60p、正極側端子72p、負極側バスバー60n、負極側端子72n及び平滑コンデンサ62等のノイズ発生源から回路基板20の第2面側へと伝播するスイッチングノイズを低減することができる。このため、本実施形態によれば、スイッチング素子S¥#の誤動作等、回路基板20の誤動作を回避することができる。これにより、モータジェネレータ80のトルク制御性の低下を好適に回避することができる。
さらに、グラウンドパターン140は、通常、回路基板20の内層として形成されている。このため、本実施形態では、第2面側に伝播するスイッチングノイズの低減にグラウンドパターン140を流用することができる。これにより、スイッチングノイズを低減するために3相インバータ装置10の体格やコストが増大することを好適に回避することもできる。
(2)差動配線パターン130、シングル配線パターン132及び電流配線パターン134を、回路基板20の第2面の正面視において、平滑コンデンサ62、正極側バスバー60p、正極側端子72p、負極側バスバー60n及び負極側端子72nを含む電流流通経路と重なって並走しないように第2面に設けた。これにより、各パターン130,132,134を伝達される信号にスイッチングノイズが及ぼす影響を抑制することができる。したがって、モータジェネレータ80のトルク制御性の低下をより好適に回避することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、図23及び図24に示すように、差動配線パターン130aを回路基板20の第1面(平滑コンデンサ62側の板面)に設けた。ここで、図23は、本実施形態にかかる回路基板20を第2面(ケース64側の板面)から見た平面図であり、図24は、回路基板20を第1面から見た平面図である。なお、図23及び図24において、先に説明した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
差動配線パターン130aを第1面に設けることができるのは、以下の理由による。例えば、差動信号である励磁信号Scにスイッチングノイズが混入したとしても、このノイズは、第1の差動増幅回路96cを構成するオペアンプの反転入力端子及び非反転入力端子のそれぞれに接続される電気経路を伝わる信号に混入する。このため、スイッチングノイズがこれら電気経路間の電位差に及ぼす影響は小さい。したがって、スイッチングノイズが第1の差動増幅回路96cから出力されるシングルエンド信号RCに及ぼす影響は小さい。このため、差動信号を伝達する差動配線パターン130aを第1面に設けても、スイッチングノイズが電気角θの算出精度に及ぼす影響は小さい。
以上説明した本実施形態によれば、回路基板20におけるアートワークの制約を緩和することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、平滑コンデンサを2個備える3相インバータ装置10を採用する。
図25〜図27を用いて、本実施形態にかかる3相インバータ装置の全体構成について説明する。なお、図25,図26,図27は、先の図1,図2,図6に対応している。なお、本実施形態において、先の図1,図2,図6に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、3相インバータ装置10は、第1の平滑コンデンサ63a及び第2の平滑コンデンサ63bを備えている。なお、これら平滑コンデンサ63a,63bのそれぞれの静電容量は、例えば、上記第1の実施形態で説明した平滑コンデンサ62の静電容量の半分程度に設定されている。
正極側バスバー60pは、正極側端子73pを介して第1,第2の平滑コンデンサ63a,63bのそれぞれの正極端子に接続されている。負極側バスバー60nは、負極側端子73nを介して第1,第2の平滑コンデンサ63a,63bのそれぞれの負極端子に接続されている。
以上説明した構成によれば、3相インバータ装置10が第1,第2の平滑コンデンサ63a,63bの並列接続体を備えることとなる。このため、上記第1の実施形態と比較して、第1,第2の平滑コンデンサ63a,63bのそれぞれに流れる電流を小さくすることができる。また、第1,第2の平滑コンデンサ63a,63bのそれぞれを含む閉回路の面積(電流ループの面積)を小さし、ノイズ発生源を分散させることもできる。これにより、第1,第2の平滑コンデンサ63a,63bのそれぞれを含む電流ループから放射されるスイッチングノイズを低減することができる。したがって、スイッチングノイズがモータジェネレータ80のトルク制御性に及ぼす影響をより好適に低減できる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第1の実施形態において、マイコン94、インターフェース回路96、差動配線パターン130、シングル配線パターン132及び電流配線パターン134と、平滑コンデンサ62、正極側バスバー60p、正極側端子72p、負極側バスバー60n及び負極側端子72nとの間を遮るように回路基板20に形成されるベタパターンの形状としては、先の図20に示した形状に限らない。また、マイコン94等と平滑コンデンサ62等との間を遮るように回路基板20に形成されるベタパターンとしては、グラウンドパターンに限らず、電源パターンであってもよい。
・上記第1の実施形態において、電子部品又は配線パターンのうちいずれか一方を多層基板の第2面に設けてもよい。この場合であっても、多層基板の誤動作を抑制することはできる。
・「アナログIC」としては、スイッチング素子S¥#の駆動に関する処理として、駆動信号g¥#の生成に関する処理を行うインターフェース回路96に限らない。例えば、スイッチング素子S¥#の駆動に関する処理として、スイッチング素子S¥#に過電流が流れる場合にスイッチング素子S¥#を強制的にオフ状態に切り替えるソフト遮断処理の一部を行うアナログIC(例えばコンパレータ)であってもよい。
・上記第3の実施形態において、互いに並列接続される平滑コンデンサの個数としては、3個以上であってもよい。
・上記第1の実施形態において、レファレンスREFが「0」よりも大きい場合に検波信号Rdを「1」としてかつ、レファレンスREFが「0」以下である場合に検波信号Rdを「−1」としてもよい。また、被変調波を復調する場合の検波手法としては、上記検波信号Rdを用いたものに限らず、例えば、レファレンスREFを制御偏差εに直接乗算する手法であってもよい。
・制御偏差εとしては、余弦関数乗算器112aの出力値と正弦関数乗算器112bの出力値との和として算出した値「sin(θ+φ)」であってもよい。この場合、算出角φが負の値として算出されることから、上記算出角φの符号を反転させて実際の電気角θを把握すればよい。
・サンプリング周期Tadとしては、励磁信号の1周期をN(Nは2以上の整数)で除算した周期に同期した周期に限らず、同期しない周期に設定してもよい。
・「直流電源」としては、バッテリに限らない。例えば、交流電源と、交流電源から出力される交流電圧を直流電圧に変換する全波整流回路とを備えるものであってもよい。
・「回転機」としては、埋め込み磁石同期モータIPMSMに限らず、表面磁石同期モータSPMSM等、他の同期機であってもよい。また、「回転機」としては、同期機に限らず、例えば誘導機であってもよい。
・「スイッチング素子」としては、IGBTに限らず、例えばMOSFETであってもよい。
・「インバータ装置」としては、3相インバータ装置に限らず、例えば、ハーフブリッジインバータ装置やフルブリッジインバータ装置であってもよい。また、「電力変換装置」としては、インバータ装置に限らない。例えば、DCDCコンバータ等、他の電力変換装置であってもよい。この場合であっても、電力変換装置の備える回路基板の板面と対面する位置に平滑コンデンサが配置されるなら、本発明の適用が有効である。
20…回路基板、60p…正極側バスバー、60n…負極側バスバー、62…平滑コンデンサ、94…マイコン、96…インターフェース回路、130…差動配線パターン、132…シングル配線パターン、134…電流配線パターン。

Claims (4)

  1. スイッチング素子(S¥#)と、
    駆動信号を前記スイッチング素子に対して出力することで、前記スイッチング素子のオンオフ駆動を制御する制御回路(94)と、
    第1面及び前記第1面の裏面である第2面を一対の表層として有し、前記一対の表層の間に形成された内層にベタパターン(140)を有する多層基板(20)と、
    前記スイッチング素子に導電部材(60p,72p,60n,72n)を介して接続され、前記スイッチング素子に印加される直流電圧を平滑化する平滑コンデンサ(62;63a,63b)と、
    を備える電力変換装置において、
    当該電力変換装置は、前記スイッチング素子のオンオフ駆動によって直流電源(84)から出力される直流電圧を交流電圧に変換して回転機(80)に印加するインバータ装置(10)であり、
    前記導電部材は、前記多層基板の前記第1面側であって、前記多層基板の板面の正面視において前記多層基板と重なる位置に配置され、
    前記平滑コンデンサは、前記多層基板の前記第1面と対面する位置に配置され、
    前記制御回路は、前記駆動信号を生成して前記スイッチング素子に対して出力するマイクロコンピュータ(94)を有し、
    前記制御回路、及び前記スイッチング素子の駆動に関する処理を行うアナログIC(96)のそれぞれを含む電子部品(94,96)と、前記スイッチング素子の駆動に関する信号が伝達される配線パターンであって前記電子部品に接続される配線パターン(130,132,134)とは、前記多層基板の前記第2面に設けられ、
    前記配線パターンは、前記回転機の回転角を検出するレゾルバ(90)の信号及び前記回転機に流れる電流を検出する電流センサ(86v,86w)の信号のうち少なくとも一方を前記マイクロコンピュータに伝達し、
    前記マイクロコンピュータは、前記レゾルバの信号及び前記電流センサの信号に基づき、前記駆動信号を生成し、
    前記アナログICは、前記レゾルバの差動信号をシングルエンド信号に変換して出力する差動増幅回路(96c,96d,96e)を有し、
    前記配線パターンは、前記差動増幅回路から出力されるシングルエンド信号を前記マイクロコンピュータに伝達する第1の配線パターン(132)を有し、
    前記レゾルバの差動信号を前記差動増幅回路に伝達する第2の配線パターン(130a)を備え、
    前記第2の配線パターンは、前記多層基板の前記第1面に設けられ、
    前記第1の配線パターンは、前記多層基板の前記第2面に設けられ、
    前記ベタパターンは、前記電子部品及び前記配線パターンと、前記平滑コンデンサ及び前記導電部材との間を遮るように前記多層基板に形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記配線パターンは、前記多層基板の板面の正面視において、前記平滑コンデンサ及び前記導電部材を含む電流流通経路と重なって並走しないように前記多層基板の前記第2面に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. スイッチング素子(S¥#)と、
    駆動信号を前記スイッチング素子に対して出力することで、前記スイッチング素子のオンオフ駆動を制御する制御回路(94)と、
    第1面及び前記第1面の裏面である第2面を一対の表層として有し、前記一対の表層の間に形成された内層にベタパターン(140)を有する多層基板(20)と、
    前記スイッチング素子に導電部材(60p,72p,60n,72n)を介して接続され、前記スイッチング素子に印加される直流電圧を平滑化する平滑コンデンサ(62;63a,63b)と、
    を備え、
    前記導電部材は、前記多層基板の前記第1面側であって、前記多層基板の板面の正面視において前記多層基板と重なる位置に配置され、
    前記平滑コンデンサは、前記多層基板の前記第1面と対面する位置に配置され、
    前記制御回路を含む電子部品(94,96)と、前記スイッチング素子の駆動に関する信号が伝達される配線パターンであって前記電子部品に接続される配線パターン(130,132,134)とのうち少なくとも一方は、前記多層基板の前記第2面に設けられ、
    前記配線パターンは、前記多層基板の板面の正面視において、前記平滑コンデンサ及び前記導電部材を含む電流流通経路と重なって並走しないように前記多層基板の前記第2面に設けられ、
    前記ベタパターンは、前記電子部品及び前記配線パターンのうち前記第2面に設けられた方と、前記平滑コンデンサ及び前記導電部材との間を遮るように前記多層基板に形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 前記平滑コンデンサ(63a,63b)は、複数であり、
    複数の前記平滑コンデンサのそれぞれは、互いに並列接続され、前記導電部材を介して前記スイッチング素子に接続されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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