JP5853966B2 - ライブラリ装置、ライブラリ装置制御方法およびライブラリ装置制御プログラム - Google Patents

ライブラリ装置、ライブラリ装置制御方法およびライブラリ装置制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ライブラリ装置、ライブラリ装置制御方法および制御プログラムに関し、特に、複数の外部装置(コンピュータ等)で共用することが可能なライブラリ装置、ライブラリ装置制御方法および制御プログラムに関する。
近年、企業における業務遂行等で使用したり、社会生活で必要なサービスにおいて使用したりするデータ(情報)の量は増大してきている。これらの大量のデータを記憶すると共に、記憶されたデータを適時に利用できるような記憶装置が、例えば、サーバルームやデータセンタ等において求められている。
係る記憶装置の一例として、それぞれ磁気テープ等の記録媒体を収容した持ち運び可能な複数のカートリッジ(記録媒体)を備えるライブラリ装置が知られている(このようなライブラリ装置の詳細は、特許文献1を参照)。
ライブラリ装置においては、サーバ装置等の他の外部装置(以下では、「サーバ装置」を代表例に説明する。)から受け取ったコマンドによって指定される記録媒体が、搬送機構を利用してドライブ装置に搬送される。ドライブ装置は、搬送された記録媒体へのデータの書き込み又は該記録媒体からのデータの読み出しを行い、それらのデータをサーバ装置との間でやりとりする。
ライブラリ装置は、例えば、複数のサーバ装置が共用することも可能である。
係る複数のサーバ装置は、当該ライブラリ装置を共用する際に、アクセスが競合する(以降、「アクセス競合」とも表す)のを回避するために、通信ネットワーク(以下、単に「ネットワーク」とも言う。)を用いて相互に通信を行う。
それにより、複数のサーバ装置間における通信トラフィックが増加したり、それに伴って各サーバ装置の処理負荷が増加したりする。さらに、サーバ装置間での上述したようなアクセス競合を回避することにより、何れかのサーバ装置が待たされる場合は、そのサーバ装置の可用性が低下する。
このような状況に対処するため、一般的に、複数のサーバ装置が共用するライブラリ装置においては、サーバ装置間でアクセス競合を回避するための処理を行わなくても済むように、ライブラリ装置が有する複数の記録媒体を所定数毎に分割することにより複数の物理ライブラリが形成される。
係るライブラリ装置においては、それぞれ上記所定数の記録媒体からなる複数の物理ライブラリと一対一に複数の論理ライブラリが関連付けされ、関連付けされた複数の論理ライブラリと一対一に複数のサーバ装置が関連付けされている。
ライブラリ装置が上述した構成を有することにより、各サーバ装置からは、あたかも自サーバ装置が独立して使用可能なライブラリ装置を有するように見せかけることが可能となる。
また、特許文献2は、ライブラリ装置が有する物理ライブラリを複数の論理ライブラリに分割し、分割された複数の論理ライブラリと一対一に関連付けされた複数のサーバ装置間でデータ移行を行う技術を開示する。
具体的には、特許文献2は、ライブラリ装置の内部において、データ移行先のホストに対して記録媒体の投入を通知し、移行先のホストに当該投入記録媒体を認識させる。これにより、特許文献2は、記録媒体を、一旦、外部に排出してから再度投入するよりは短時間でホスト間でのデータ移行を行う技術を開示する。
また、特許文献3は、一次記憶手段(ディスクアレイ装置)に記録された論理ボリュームを二次記憶用記録媒体(テープライブラリ装置)に複写する際に、排出識別情報に基づき、対象論理ボリュームが外部に排出するボリュームである場合に、論理ボュームを二次記憶用記録媒体に複写する処理に並行して外部に排出するボリュームを外部排出用記録媒体に複写する技術を開示する。
具体的には、特許文献3は、ホストから排出要求を受け付けた際に、指定された全ての論理ボリュームが二次記憶用記録媒体に複写され、その複写された二次記憶用記録媒体を排出可能となるまでの時間が長くなる問題に対して、二次記憶用記録媒体に複写するのと並行して外部排出用記録媒体を作成することにより、短時間で排出する技術を開示する。
特許第3630408号公報 特開2005−122843号公報 特開2011−095812号公報
しかしながら、前述したライブラリ装置においては次のような問題点がある。
前述したライブラリ装置において、新たなデータを記録する記録媒体が必要になったり、記録媒体に記録されたデータのバックアップを採ったり、又は、記録媒体内のデータを長期保存したりするために、当該記録媒体を外部からライブラリ装置に投入したり、ライブラリ装置から取り出(排出)したりする操作は、例えば、業務の区切り等においてよく行われ、よって、頻繁には発生しない。
そのため、ライブラリ装置において、例えば、記録媒体が排出される物理的なスロット(排出スロット)の数は、当該ライブラリ装置を使用するサーバ装置の数(即ち、分割され、関連付けられた論理ライブラリの数)程多くない。そのため、その物理的な排出スロットは複数のサーバ装置で共用される。
ここで、排出スロットとは、ライブラリ装置がデータを記録した記録媒体を、例えば、別の場所で長期保存する等のために、ライブラリ装置の外部に排出する際に、ライブラリ装置の外部から、例えば、オペレータ(操作者)が記録媒体を取り出すことが可能な取り出し口を介して当該記録媒体を取り出す際に用いる、ライブラリ装置内における物理的なスロットである。また、この排出スロットは、複数の記録媒体を収容することが可能な場合もある。
係るライブラリ装置を制御するようサーバ装置において実行されるアプリケーションプログラムは、当該サーバ装置に関連する論理ライブラリに関連付けられた物理ライブラリを成す記録媒体のうち、排出したい記録媒体を排出スロットに排出するように指示をする命令(排出要求)を発行する。その際、複数のサーバ装置において、それぞれのサーバ装置は、そのような排出要求を同時に発行する場合がある。
ここで、上述したように複数のアプリケーションから同時に排出要求が発行され、係る共用される排出スロットが、例えば、複数の記録媒体を収容可能な場合には、各サーバ装置に関連する各論理ライブラリに関連付けられた物理ライブラリを成す記録媒体のうち各排出要求に従って排出された記録媒体が排出スロットにおいて混在する。
そのため、オペレータは、排出されたどの記録媒体に論理ライブラリに関連付けられた物理ライブラリからのデータが格納されているかを仕分ける必要があり、そのために手間がかかるという問題がある。
また、係る共用される排出スロットを有するライブラリ装置において、論理ライブラリに割り当てた論理的な排出スロットからの記録媒体の取り出しが完了するまでの間は、他の論理ライブラリは、記録媒体の排出要求を受け付けない。その結果、当該他の論理ライブラリを制御するサーバ装置は記録媒体排出するための要求を発行するのを待たされるという問題点がある。
また、上述した特許文献2は、ライブラリ装置の外部に記録媒体を排出することについては考慮していない。その結果、特許文献2は、分割された複数の論理ライブラリを有するライブラリ装置内において、テープ記録媒体を異なる論理ライブラリに関連付けてデータ移行する際に、テープ記録媒体の排出を行わなかった論理ライブラリをデータの移行先の対象論理ライブラリとして決定する技術を開示するに留まる。
また、上述した特許文献3が開示する技術は、一次記憶手段であるディスクアレイ装置が備える例えば複数のハードディスクドライブを所定数毎に分割し、その分割されたハードディスクドライブのグループをそれぞれ論理ライブラリに関連付ける。そして、特許文献3は、その関連付けられた論理ライブラリと複数のサーバ装置とを、一対一に関連付けることについては何ら開示していない。
本発明の目的は、上述した問題点を解決するライブラリ装置、ライブラリ装置制御方法およびライブラリ装置制御プログラムを提供することにある。
本発明のライブラリ装置は、
複数の外部装置部で共用される少なくとも一つの排出スロットと、
複数の物理的な記録媒体が格納され、前記排出スロットの数より多い数の領域に分割された物理ライブラリ部と、
複数の論理的な記憶媒体が格納され、各前記領域と論理的に関連付けられた論理ライブラリ部と、
各該論理ライブラリ部と外部装置部との接続関係を示す接続情報を格納する論理ライブラリ情報格納部と、
各各前記物理的な記録媒体を排出する際に、当該記録媒体を前記論理ライブラリ部と関連付けするよう制御する制御部と
を含み、
前記制御部は、
前記外部装置部からのエクスポート処理コマンドの受信に応答して、前記論理ライブラリ情報格納部を参照することによって前記エクスポート処理コマンドにより前記排出スロットから排出することを指定された前記物理ライブラリ部内の物理的な記録媒体が関連付けられた論理ライブラリ部を特定し、
特定された当該論理ライブラリ部において、排出することを指定された前記物理的な記録媒体が関連付けられた論理的な記録媒体を前記排出スロットに関連付ける。
また、本発明のライブラリ装置制御方法は、
複数の外部装置部で共用される少なくとも一つの排出スロットと、複数の物理的な記録媒体が格納され、前記排出スロットの数より多い数の領域に分割された物理ライブラリ部と、複数の論理的な記憶媒体が格納され、各前記領域と論理的に関連付けられた論理ライブラリ部と、各該論理ライブラリ部と外部装置部との接続関係を示す接続情報を格納する論理ライブラリ情報格納部とを備えたライブラリ装置において使用される方法であって、
各前記外部装置部からのエクスポート処理コマンドの受信に応答して、前記論理ライブラリ情報格納部を参照することによって前記エクスポート処理コマンドにより前記排出スロットから排出することを指定された前記物理ライブラリ部内の物理的な記録媒体が関連付けられた論理ライブラリ部を特定する特定ステップと、
前記特定ステップで特定された当該論理ライブラリ部において、排出することを指定された前記物理的な記録媒体が関連付けられた論理的な記録媒体を前記排出スロットに関連付ける関連付けステップと
を含む。
さらに、本発明の制御プログラムは、
複数の外部装置部で共用される少なくとも一つの排出スロットと、複数の物理的な記録媒体が格納され、前記排出スロットの数より多い数の領域に分割された物理ライブラリ部と、複数の論理的な記憶媒体が格納され、各前記領域と論理的に関連付けられた論理ライブラリ部と、各該論理ライブラリ部と外部装置部との接続関係を示す接続情報を格納する論理ライブラリ情報格納部とを備えたコンピュータで実行されるプログラムであって、
各前記外部装置部からのエクスポート処理コマンドの受信に応答して、前記論理ライブラリ情報格納部を参照することによって前記エクスポート処理コマンドにより前記排出スロットから排出することを指定された前記物理ライブラリ部内の物理的な記録媒体が関連付けられた論理ライブラリ部を特定する特定処理と、
前記特定処理で特定された当該論理ライブラリ部において、排出することを指定された前記物理的な記録媒体が関連付けられた論理的な記録媒体を前記排出スロットに関連付ける関連付け処理と
を前記コンピュータに実行させる。
本発明には、物理ライブラリからの記録媒体の排出時に、複数の記録媒体が排出スロットにおいて混ざらないようにすることができ、且つ、記録媒体の排出を効率的に行うことができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態を示すブロック図である。 本発明の第2及び第3の実施形態におけるライブラリ装置に用いられる論理ライブラリ接続情報テーブルを概念的に表す図である。 本発明の第2及び第3の実施形態におけるライブラリ装置において、外部装置部からのエクスポート処理コマンドに基づいて記録媒体を排出する際に論理ライブラリ構成情報テーブルを更新した結果を例示する図である。 本発明の第3の実施形態におけるライブラリ装置において、外部装置部から記録媒体を排出することを含む移動を指示する媒体移動処理コマンドを受けた場合に行う媒体移動処理を表すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態におけるライブラリ装置において、排出スロットオープン処理を表すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態におけるライブラリ装置に格納された記録媒体を外部に排出する際に、外部装置及び操作者がライブラリ装置に対して指示する内容を表すシーケンス図である。 本発明の第4の実施形態におけるライブラリ装置において、排出スロットロック状態テーブルを概念的に表す図である。 本発明の第4の実施形態におけるライブラリ装置において、排出スロットのロック解除処理を表すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態におけるライブラリ装置において、排出スロットオープン処理を表すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の応用例におけるライブラリ装置において、排出スロットが空の場合に記録媒体を移動する媒体移動処理を表すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の応用例におけるライブラリ装置において、排出スロットが空の場合に記録媒体を排出スロットへ移動する排出スロットへの媒体移動処理を表すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の応用例におけるライブラリ装置において、排出スロットに移動された記録媒体を取り出す際の排出スロットオープン処理を表すフローチャートである。 本発明の第1乃至第4の各実施形態におけるライブラリ装置の機能を情報処理装置によって実現する際の構成を表すブロック図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
図1を参照すると、本実施形態は、ライブラリ装置1と、記録媒体7と、複数の外部装置部9とを有する。
また、ライブラリ装置1は、制御部2と、論理ライブラリに関する情報を記憶する論理ライブラリ情報格納部3と、論理ライブラリ部4と、排出スロット5と、物理ライブラリ部8とを含む。
さらに、記録媒体7は、複数のデータを記録する。コンピュータは、それらのデータを読取ることができる。また、記録媒体7は、排出スロット5から排出される。
また、物理ライブラリ部8は、複数の記録媒体7を搭載する記憶デバイスである。その物理ライブラリ部8は、所定の数の記録媒体7を単位としてまとめられ(分割され)る。これら所定の数の記録媒体7群のそれぞれを物理サブライブラリ(図示せず)と称する。
そして、これら複数の物理サブライブラリは、論理的な記憶領域である論理ライブラリ部4を複数に分割してなる複数の論理サブライブラリ(図示せず)と一対一に関連付けされる。
また、複数の外部装置部9は、上記複数の論理サブライブラリと一対一に接続されると共に、その複数の論理サブライブラリと一対一で関連付けられる複数の物理サブライブラリにおける記録媒体7を排出スロット5から排出する操作であるエクスポート処理を指示する。
また、各論理サブライブラリは、記録媒体7における記憶容量のサイズを単位とする論理的な記録媒体(図示せず)により、さらに区画される。
また、排出スロット5の数は、1つ以上であり、その数より多い外部装置部9で共用される。
また、操作部6は、操作者(図示せず)が、ライブラリ装置1の外部へ、記録媒体7を取り出す際に、取り出す記録媒体7が関連付けられた論理ライブラリ部4(論理サブライブラリ)を指定するために使用される。
即ち、ライブラリ装置1は、複数の外部装置部9で共用される少なくとも一つの排出スロット5と、複数の物理的な記録媒体7が格納され、排出スロット5の数より多い数の領域に分割された物理ライブラリ部8とを含む。また、ライブラリ装置1は、複数の論理的な記憶媒体が格納され、各領域と論理的に関連付けられた論理ライブラリ部4と、それらの各論理ライブラリ部4と外部装置部9との接続関係を示す接続情報を格納した論理ライブラリ情報格納部3と、各物理的な記録媒体7を排出する際に、当該記録媒体7を論理ライブラリ部4と関連付けするよう制御する制御部2とを含む。
そして、制御部2は、外部装置部9からのエクスポート処理コマンドの受信に応答して、論理ライブラリ情報格納部3を参照することによってエクスポート処理コマンドにより排出スロット5から排出することを指定された物理ライブラリ部8内の物理的な記録媒体7が関連付けられた論理ライブラリ部4を特定する。
そして、制御部2は、特定された当該論理ライブラリ部4において、排出することを指定された物理的な記録媒体7が関連付けられた論理的な記録媒体を排出スロット5に関連付ける。
以上、本実施形態には、外部装置部9が意図した論理ライブラリに関連付けられた物理ライブラリにおける記録媒体のみを排出スロットに排出することができるという効果がある。
その理由は、外部装置部9が、エクスポート処理の指示を発行し、その指示により論理ライブラリ部4が特定され、その特定された論理ライブラリ部4に関連付けされた物理ライブラリ部8における記録媒体7のみが排出スロット5に排出され、外部装置部9が上記指示により特定していない論理ライブラリ部4に関連付けられる記録媒体7は排出スロット5に排出されないためである。
尚、物理ライブラリ部8は、排出スロット5が有するアクセス可能な排出スロットの数より多い数の領域に分割され、その分割された各領域が各論理ライブラリ部4を表す構成を説明した。ここで、「分割する」とは、例えば、物理的に存在する複数の記録媒体7を、大きな集合と捉えた場合に、複数の小集合にまとめる(換言すれば、グループ分けする、グループ化する、区別する)こととも捉えることができる。
<第2の実施形態>
次に、第1の実施形態を基本とする第2の実施形態について図2、図4及び図5を参照して説明する。
図2は、第2の実施形態を示すブロック図である。
なお、以下では、本実施形態において特徴的な部分を中心に説明し、上述した第1の実施形態の構成要素と同様な本実施形態の構成要素には、同一の参照符号を付与し、それらの構成要素についての重複する説明は省略する。
図2を参照すると、本実施形態は、外部装置部9と、ライブラリ装置10とから構成される。
ライブラリ装置10は、制御部2と、論理ライブラリ情報格納部3と、論理ライブラリ部4とを含む。また、ライブラリ装置10は、外部装置部9と通信可能に接続される。
ここで、制御部2は、制御部11とインタフェース12とを含む。また、論理ライブラリ情報格納部3は、論理ライブラリ接続情報テーブル131と論理ライブラリ構成情報テーブル132とを含む。
論理ライブラリ接続情報テーブル131は、外部装置部9が指示するコマンドに基づいて接続する先の論理ライブラリ部4を決めるテーブルである。
論理ライブラリ構成情報テーブル132は、論理ライブラリ部4と物理ライブラリ部8(図2には図示せず)との関連を表すテーブルである。
また、論理ライブラリ部4は、論理ライブラリ(#0)18と、論理ライブラリ(#1)19と、これらの論理ライブラリ(#0)18および論理ライブラリ(#1)19と一対一に対応付けられる仮想的(論理的)な排出スロットである論理排出スロット(#0)13と、論理排出スロット(#1)14とを含む。
また、外部装置部9は、外部装置(#0)15と、外部装置(#1)16とを含む。さらに、外部装置(#0)15および外部装置(#1)16はそれぞれインタフェース21を含む。
尚、本実施形態における外部装置(#0)15および外部装置(#1)16は、第1の実施形態で説明した外部装置部9に対応する。また、制御部11およびインタフェース12は、第1の実施形態における制御部2に対応する。また、論理ライブラリ(#0)18と、論理ライブラリ(#1)19と、論理排出スロット(#0)13と、論理排出スロット(#1)14とは、第1の実施形態における論理ライブラリ部4に対応する。
また、複数ある論理ライブラリ及び外部装置において、それぞれを区別する場合はそれぞれの番号を表す(#0)、及び(#1)等を用いる場合がある。また、複数ある論理ライブラリ、及び外部装置を総称する場合は、それぞれ論理ライブラリ部4、又は外部装置部9と称する場合がある。
尚、論理ライブラリ接続情報テーブル131及び論理ライブラリ構成情報テーブル132はテーブルと表したが、情報と捉えることができる。
次に、図4は、本実施形態におけるライブラリ装置10に用いられる論理ライブラリ接続情報テーブル131を概念的に表す図である。
尚、第1の実施形態において説明した論理ライブラリ情報格納部3に格納される接続情報は、例えば、論理ライブラリ接続情報テーブル131が表す情報と捉えることができる。
そして、制御部11は、外部装置部9が指示するコマンドを、インタフェース12を介して受信する。外部装置部9が指示するコマンドは、ライブラリ装置10に対して例えば、記録媒体7(図2、図4には図示せず)を排出させるためのエクスポート処理を指示するエクスポート処理コマンドである。
その際に、制御部11は、図4に示す論理ライブラリ接続情報テーブル131を参照して、外部装置部9が論理ライブラリ18および19のうちのいずれへ、エクスポート処理を指示するのかを特定する。
より具体的には、図4に示す論理ライブラリ接続情報テーブル131は、論理的に分割された論理ライブラリを示す論理ライブラリ番号欄と、外部装置部9からのコマンドを受け付けるインタフェース12が備えるポートを表すポート(Port)番号を示すポート番号欄と、そのポートに論理的に接続される論理ライブラリ18および19を識別するためのターゲットID(「IDentification」の略称。以下、「識別子」とも言う。)を示すターゲットID欄と、論理ライブラリ18および19が有する論理ユニット番号(Logical_Unit_Number:以下、「LUN」とも言う。)を示す論理ユニット番号欄とを有する。
そして、論理ライブラリ接続情報テーブル131は、これらの番号や識別子を用いて、外部装置15および16が一対一に関連付けて接続される論理ライブラリ(#0)18および(#1)19を表す論理ライブラリ番号を特定するのに用いる。
一例として、外部装置部9は、ライブラリ装置10へ指示したコマンドに含まれる接続情報のうち、ポート番号が“0”で、ターゲットIDが“1”で、LUNが“0”であれば、論理ライブラリ番号が#0である論理ライブラリ(#0)18を特定することができる。
さらに、図5は、本実施形態におけるライブラリ装置10において、外部装置部9からのエクスポート処理コマンドに基づいて記録媒体7を排出した際に論理ライブラリ構成情報テーブル132を更新した結果を例示する図である。
図5に示す左側の図は、エクスポート処理コマンドを受信する前の論理ライブラリ構成情報テーブル132の状態を表す。、図5に示す右側の図は、エクスポート処理コマンドを受信した後の論理ライブラリ構成情報テーブル132の状態を表す。
論理ライブラリ構成情報テーブル132において、一列目は、上述した論理ライブラリ接続情報テーブル131を用いて特定される論理ライブラリ番号を示す論理ライブラリ番号欄である。
論理ライブラリ構成情報テーブル132において、二列目は、論理ライブラリ番号毎の論理的な記憶媒体を論理的に格納する論理スロットの番号を示す論理スロット番号欄である。
論理ライブラリ構成情報テーブル132において、三列目は、その論理スロット番号に一対一に対応付けられた物理ライブラリ部8における記録媒体7(図2には図示せず)を物理的に格納する物理スロットの番号を示す物理スロット番号欄である。
そして、図5の左側に示す、エクスポート処理コマンドを受信する前の論理ライブラリ構成情報テーブル132は、論理スロット番号欄に、スロット#0乃至スロット#3と、ドライブ#0と、論理排出スロットを含む。また、物理スロット番号欄は、スロット#0乃至スロット#3と、ドライブ#0と、論理排出スロットに対応する箇所に何れの記録媒体7にも関連付けされていない空であることを示す“−”を含む。
一例として、図2と、図4と、図5とを用いて、図5の左側に示す、エクスポート処理コマンドを受信する前の論理ライブラリ構成情報テーブル132における論理ライブラリ#0欄において、物理スロット番号欄のスロット#2に関連付けられている記録媒体7を仮想的に論理スロット番号欄が論理排出スロットに対応付けられる物理スロット番号欄(つまり、“―”で表す箇所)に移動する動作を説明する。
外部装置部9は、物理スロット番号欄がスロット#2に関連付けられている物理ライブラリ8に格納される記録媒体7を、排出スロット5に移動させる内容のエクスポート処理を指示する。
それに応じて、制御部11は、図5の左側に示す論理ライブラリ構成情報テーブル132を参照して、物理スロット番号欄のスロット#2(以降、「物理スロット#2」と称する)を、論理スロット番号欄の論理排出スロットに対応する物理スロット番号欄の“−”で表される箇所に移動する。そして、論理スロット番号欄の論理排出スロットに対応する物理スロット番号欄の“−”を、物理スロット番号欄のスロット#2の箇所に移動する。
そして、制御部11は、上述した移動に伴って、図5の右側に示す、エクスポート処理コマンドを受信した後の論理ライブラリ構成情報テーブル132に内容を更新する。
こうして、制御部11は、外部装置部9に対して、論理スロット#2に対応付けられた物理スロット#2に関連付けられた記録媒体7が、排出スロット5(図2には図示せず)に移動済みであるように見せかけることができる。
言い換えると、制御部11は、図2に示す論理ライブラリ(#0)18から、物理スロット#2に対応する論理スロット番号欄がスロット#2(以降、「論理スロット#2」と称する。図2には図示せず)で表される論理的な記録媒体を、論理排出スロット(#0)13へ移動することにより、外部装置部9に対しては、物理スロット#2に関連付けられた記録媒体7を排出スロット5へ排出済みであると報告する。
つまり、本実施形態におけるライブラリ装置10は、外部装置15または16により排出することが指定された記録媒体7に関連付けられた論理的な記録媒体をそれぞれ論理排出スロットに論理的に移動させることができる。
以上、本実施形態には、外部装置15および16のうち、一方の外部装置から発行されたエクスポート処理コマンドに基づく記録媒体7の排出が完了していなくても、他方の外部装置から発行されるエクスポート処理コマンドを受け付けることができるので効率的であるという効果がある。
その理由は、何れの外部装置からのエクスポート処理コマンドの指示があっても、それぞれの外部装置に一対一に対応付けされた論理ライブラリ毎に有する論理排出スロットに、排出することを指定された物理的な記録媒体7に関連付けられた論理的な記録媒体を仮想的に移動するからである。
<第3の実施形態>
次に、第1及び第2の実施形態を基本とする第3の実施形態について図3乃至図7を参照して説明する。
図3は、第3の実施形態を示すブロック図である。
図3を参照すると、本実施形態は、ライブラリ装置100と、外部装置部9とから構成される。
本実施形態のライブラリ装置100は、ロボット(搬送装置)24と、スロット25と、ユーザインタフェース27(以下、「UI27」とも言う。)とを更に含む点が第1及び第2の実施形態の構成と相違する。
従って、以下では、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明し、上述した第1及び第2の実施形態の構成要素と同様な本実施形態の構成要素には、同一の参照番号を付与し、それらの構成要素についての重複する説明は省略する。
ここで、本実施形態における制御部11及びインタフェース12と、排出スロット253を含むスロット25と、UI27とは、第1の実施形態における制御部2と、排出スロット5及び物理ライブラリ部8と、操作部6とに、順にそれぞれ対応する。
論理ライブラリ情報格納部3は、論理ライブラリ接続情報テーブル131(図4)及び論理ライブラリ構成情報テーブル132(図5)を含む。論理ライブラリ接続情報テーブル131及び論理ライブラリ構成情報テーブル132は、第2の実施形態において説明済みであるため、ここでの説明は省略する。
また、スロット25は、ドライブ251と、媒体格納スロット252と、排出スロット253とを含む。
ドライブ251は、搬送される記録媒体28に記録されたデータを読み書きし、制御部11を介して外部装置部9に読み書きされたデータを格納する。
媒体格納スロット252は、複数の記録媒体28を格納可能な物理スロットであり、論理ライブラリ構成情報テーブル132における物理スロット番号欄に関連付けされる。
排出スロット253は、少なくとも1つのスロットを有し、記録媒体28を格納可能であり、排出スロット253を開けることで記録媒体28をライブラリ装置100の外部へ取り出すことができるスロットである。
また、排出スロット253は、1つ以上の記録媒体28を収納することが可能である。
本実施形態では、説明のため、一例として、排出スロット253が有するスロットの数は、1つの場合について述べる。
尚、排出スロット253は、複数の外部装置からエクスポート処理を指示されることから、「共用される排出スロット」253と称する場合がある(以下同様)。
また、第1及び第2の実施形態において説明したように、グループに分割される論理ライブラリの数は、排出スロット253の数より多い数に分割されることを前提とする。
また、論理的に分割された論理ライブラリ部4における個々の論理ライブラリを表す場合は、単に論理ライブラリと称することとする。
また、ロボット24は、スロット25に格納された記録媒体28を、排出スロット253を介してライブラリ装置100に外部に排出する、及び、スロット25内部におけるドライブ251や、媒体格納スロット252である物理スロットの間で記録媒体28を搬送(移動)する。
尚、物理ライブラリ部8において、ドライブ251と、媒体格納スロット252と、排出スロット253とを含む物理スロットを表す場合は、スロット25と称する。また、単に記録媒体28を格納する物理スロットを表す場合は、媒体格納スロット252と称する場合がある。
また、UI27は、後述する操作者150が、論理排出スロットに関連付けられた記録媒体28を排出スロット253に排出する際に操作を行うことが可能な操作部である。UI27は、例えば、入力部と表示部とを含む(図3には図示せず)。表示部は、例えば論理ライブラリ部4においてグループ分けされた複数の論理ライブラリを、例えば液晶ディスプレーを用いて表示する。操作者150は、入力部において、例えば表示された複数の論理ライブラリのうちから、排出したい記録媒体28が関連付けられた論理ライブラリを、例えばボタンを用いて選択(指定)することが可能である。
一例として、操作者150は、UI27を用いて、表示部に表示された、例えば論理ライブラリ(#0)18を表す箇所を、ボタン等を用いて指定することにより、論理ライブラリ(#0)18が有する論理排出スロット(#0)13に関連付けられた記録媒体28を排出スロット253に排出させることができる。
また、操作者150は、排出スロット253に格納(排出)された記録媒体28を取り出すために、排出スロット253をライブラリ装置100の外部から開けることが可能である。
また、外部装置部9において動作するApplication_Program(アプリケーションプログラム:以下「AP」と略称する)は、インタフェース21及び12を介して接続されたライブラリ装置100を制御するコマンドを発行し、ライブラリ装置に対して、そのコマンドに応じた処理の実行を指示する。
ライブラリ装置100は、外部装置部9が指示するコマンドを受信するのに応じて、スロット25に格納された記録媒体28をロボット24を用いて搬送(排出や移動)する、及び、記録媒体28に関する情報(例えば、記録媒体28の名称等)を取得する等の処理を行う。
上述したように、操作者150は、外部装置部9が排出したい記録媒体28が関連付けられた論理ライブラリ番号(#0)を指定するだけで、論理排出スロットに関連付けられ、例えば媒体格納スロット252に格納された記録媒体28を排出スロット253に排出させることができる。そしてライブラリ装置100は、その結果を外部装置部9へ通知する。
尚、ライブラリ装置100は、図3に示したスロット25において、記録媒体28を外部から、ライブラリ装置100に投入(装填)するための投入スロット(図3には図示せず)等を備える。また、排出スロット253は、投入スロットを兼ねる場合がある。しかし、本実施形態では、記録媒体28を排出する排出スロット253について説明する。
続いて、本実施形態におけるライブラリ装置100において、一例として媒体格納スロット252に格納された記録媒体28を排出する方法ついて、図3乃至図5に示すブロック図とテーブル、及び図6、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
図6は本実施形態におけるライブラリ装置100において、外部装置部9から記録媒体28を排出することを含む移動を指示する媒体移動処理コマンドを受信した場合に行う媒体移動処理を表すフローチャートである。
尚、図6に示すフローチャートは、記録媒体28の排出処理のみならず移動処理も含むので、外部装置部9が指示するコマンドをエクスポート処理コマンドではなく媒体移動処理コマンドと称することとする。
図6のフローチャートに示すように、制御部11は、外部装置部9において動作するAPから媒体移動処理コマンドを受信すると、図4に示す論理ライブラリ接続情報テーブル131を参照する。
そして、制御部11は、媒体移動処理コマンドを受信した際の、インタフェース12におけるポート番号と、ターゲットIDと、論理ユニット番号であるLUNとが表す値の組み合わせに基づいて、論理ライブラリ部4におけるどの論理ライブラリに対して媒体移動処理コマンドが発行されたのかを表す論理ライブラリ番号を特定する(ステップS100)。
次に、制御部11は、媒体移動処理コマンドにおけるパラメータ(図5及び図6には図示せず)として渡される移動元及び移動先のスロット番号に、それぞれ対応するスロット25における物理スロット番号を、ステップS100で特定した論理ライブラリ番号と、図5における左側に示す、論理ライブラリ構成情報テーブル132を参照して取得する(ステップS101)。
一例として、制御部11は、論理ライブラリ#0において、移動元の物理スロット番号として物理スロット#2及び移動先の物理スロット番号として物理スロット番号“−”とを取得する。
そして、制御部11は、移動元のスロット25において、移動する記録媒体28が存在し、且つ、移動先のスロット25において、記録媒体28が存在しない(つまり、空)であることを確認する(ステップS102)。
尚、図5に示す左側の媒体排出処理コマンドを受信する前の論理ライブラリ構成情報テーブル132表すように、論理スロット番号に対応する物理スロット番号が存在しない場合がある。
その場合は、当該物理スロット番号欄は、“−”と表し、当該物理スロット番号欄に関連付けられる、例えばスロット25における記録媒体28は格納されていない状態と見做すこととする。
次に、制御部11は、例えばスロット25における移動元に、記録媒体28が格納されていない場合、「MEDIUM_SOURCE_ELEMENT_EMPTY」エラーというコードを外部装置部9に対して通知し(図6には図示せず)、媒体移動処理を終了する(ステップS102にてNO)。
また、スロット25における移動先に、記録媒体28が格納されている場合には、「MEDIUM_DESTINATION_ELEMENT_FULL」エラーというコードを外部装置部9に対して通知し(図6には図示せず)、媒体移動処理を終了する(ステップS102にてNO)。
ここで、上述した一例としての外部装置部9が指示する媒体移動処理コマンドや、外部装置部9が受信する「MEDIUM_SOURCE_ELEMENT_EMPTY」エラー、及び「MEDIUM_DESTINATION_ELEMENT_FULL」エラー通知等は、ライブラリ装置100を制御する外部装置部9におけるコマンド標準を規定する、INCITS_Technical_Committee_T10が表す、Small_Computer_Serial_Interface(以下、「SCSI」と略称する)_Medium_Changer_Commands−3(以下、「SMC−3」と略称する)において詳細に記述されている。
そのため、ここでの上述したコマンドや、通知に関する詳細な説明は省略する。
尚、INCITSは、Information_and_Communication_Technology_Standards(つまり、情報技術規格国際委員会)の略称である。また、上述したT10とは、INCITSにおけるSCSI関連の技術標準を策定する一つの技術委員会である。
そして、制御部11は、移動元のスロット25に記録媒体28が存在し、且つ、移動先の物理スロットが空である場合(ステップS102にてYES)で、更に、移動先として指定されたのが、論理ライブラリにおける論理排出スロットである場合(ステップS103にてYES)には、物理的な記録媒体28の移動は行わず、論理ライブラリ構成情報テーブル132における物理スロット番号欄の対応関係のみを、移動元の物理スロット番号と移動先の物理スロット番号とを入れ替えることにより媒体移動処理を行う。
即ち、制御部11は、論理ライブラリ#0における論理スロット#2から、論理排出スロットへ、論理的に記録媒体を移動する場合、論理スロット#2に対応する物理スロット#2を論理排出スロットに対応付け、更に、論理スロット#2に対応する物理スロット番号欄を“−”とする更新を行う(ステップS104)。
その結果、図5に示す左側の媒体排出処理コマンドを受信する前の論理ライブラリ構成情報テーブル132は、図5に示す右側の媒体排出処理コマンドを受信した後の論理ライブラリ構成情報テーブル132に更新された状態となる。
そして、制御部11は、移動先が排出スロット253以外(つまり、ドライブ251や、媒体格納スロット252等)である場合には、移動元のスロット25に格納された記録媒体28を移動先の排出スロット253以外へ移動し(ステップS105)、媒体移動処理を終了する。
そして、上述した媒体移動処理による記録媒体28の論理的な排出処理を完了すると、次に、操作者150は、UI27における表示部と入力部とを用いて、排出しようとする記録媒体28が関連付けられた論理ライブラリを指定する。その後、操作者150は、後述する排出スロットオープン操作を行うことにより、論理的な排出口である論理排出スロットに移動されると共に関連付けられた記録媒体28を排出スロット253から取り出すことが可能となる。
図7は、操作者150が、UI27を操作して記録媒体28を取り出す際に、制御部11が行う排出スロットオープン処理の流れを表す。図7は、本実施形態におけるライブラリ装置において、排出スロットオープン処理を表すフローチャートである。
まず、操作者150は、UI27を用いて、取り出したい記録媒体28が関連付けられた論理ライブラリを指定する。
これにより、制御部11は、図5に示す論理ライブラリ構成情報テーブル132を参照し、例えば論理ライブラリ#0における論理スロット番号が、論理排出スロットに対応する物理スロット番号(例えば、物理スロット#2)を取得し、その取得した物理スロット番号が表す、例えば媒体格納スロット252に格納された記録媒体28を排出スロット253に移動する(ステップS200)。
つまり、操作者150が、UI27において論理ライブラリを指定することにより、初めて記録媒体28を物理的に移動させることができる。
次に、制御部11は、記録媒体28を排出スロット253へ移動するという上述した媒体移動処理によって変更された論理スロット番号に対応する物理スロット番号における移動元と移動先のスロット番号の対応関係を元の関係に戻すために、論理ライブラリ構成情報テーブル132を更新する(ステップS201)。
より具体的には、制御部11は、物理スロット#2を排出したので、図5に示す右側の媒体排出処理コマンドを受信した後の物理スロット番号を変更した論理ライブラリ構成情報テーブル132から、図5に示す左側の媒体排出処理コマンドを受信する前の論理ライブラリ構成情報テーブル132に示すように、当該箇所を“−”とする更新を行う。
そして、操作者150は、排出スロット253を開け(ステップS202)、排出スロットオープン処理を終了する。これにより操作者150は、記録媒体28を排出スロット253から取り出すことができる。また、操作者150は、記録媒体28を取り出した後、排出スロット253を閉じる。
本ライブラリ装置100における制御部11は、上述した媒体移動処理(図6)と、排出スロットオープン処理(図7)とを実行することにより、外部装置部9が指定する記録媒体28のみをライブラリ装置100の外に排出することができる。また、制御部11は、操作者150により指定された論理ライブラリに対応付けられたスロット25内の記録媒体28のみをライブラリ装置100の外に排出することができる。
以上、本実施形態には、排出スロット253において異なる論理ライブラリから排出された複数の記録媒体28が混在することはないという効果がある。
その理由は、外部装置部9により指定されていない論理ライブラリに関連する記録媒体28は排出されないためである。また、操作者150が指定していない論理ライブラリに関連付けられた記録媒体28が排出されることはないためである。
また、本実施形態には、複数の外部装置部9から媒体移動処理コマンドが同時に発行された場合でも、媒体移動処理コマンドを受け付けることができるので、記録媒体28の排出を効率的に行うことができるという効果もある。
その理由は、外部装置部9に関連付けられた論理ライブラリにおける論理排出スロットにおいて、外部装置部9が排出しようとする記録媒体28をそれぞれ独立して関連付けるので、外部装置15、又は16により排出することを指定された記録媒体28が排出スロット253に排出され、操作者150によって取り出されるまで、それ以外の外部装置15、又は16が、媒体移動処理コマンドを指示するのを待たされることはないためである。
また、本実施形態の構成は、第1及び第2の実施形態の構成を基本としている。そのため、本実施形態は、第1及び第2の実施形態が有する効果と同じ効果も有する。
(第3の実施形態の応用例)
次に、第3の実施形態を基本とする応用例について、図3乃至図5に示すブロック図とテーブル、及び図13乃至図15に示すフローチャートを参照して説明する。
本実施形態の応用例におけるライブラリ装置100は、排出スロット253への記録媒体28の移動を、操作者150が、UI27において論理ライブラリを指定する操作である排出スロットオープン処理を契機とするのではなく、論理ライブラリから論理排出スロットへ論理的な記録媒体を移動する媒体移動処理において行う点が、第3の実施形態と相違する。
従って、以下では、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明し、上述した第3の実施形態の構成要素と同様な本実施形態の構成要素には、同一の参照番号を付与し、それらの構成要素についての重複する説明は省略する。
図13は、第3の実施形態の応用例におけるライブラリ装置100において、排出スロット253が空の場合に記録媒体28を移動する媒体移動処理を表すフローチャートである。
図13に示す、媒体移動処理を表すフローチャートにおいて、ステップS500と、ステップS501と、ステップS502と、ステップS503と、ステップS505とは、第3の実施形態における図6に示す媒体移動処理に示されるステップS100と、ステップS101と、ステップS102と、ステップS103と、ステップS105と同じであるため、ここでの説明は省略する。
図13に示す、ステップS504以降が第3の実施形態と相違するので、その動作を以下に説明する。
ライブラリ装置100における制御部11は、スロット25における記録媒体28の移動先が論理排出スロットである場合には(ステップS503にてYES)、図14に示す、排出スロットへの媒体移動処理を実行する(ステップS504)。
図14は、本実施形態の応用例におけるライブラリ装置100において、排出スロット253が空の場合に、記録媒体28を排出スロット253へ移動する排出スロットへの媒体移動処理を表すフローチャートである。
そして、制御部11は、まず、物理的な排出スロットである排出スロット253に記録媒体28が存在していない(つまり、空)か、どうかを確認する(ステップS600)。
その際、制御部11は、例えば、ライブラリ装置100における情報を収集する指示を行い、排出スロット253に記録媒体28が存在するか否かを調べることができる。
そして、排出スロット253が空であった場合には(ステップS600にてYES)、論理ライブラリ構成情報テーブル132における論理スロット番号欄にある論理排出スロットに、排出対象の記録媒体28の物理スロット番号を対応付けることにより、排出スロット253を関連付ける(ステップS601)。
そして、制御部11は、移動元の物理スロット#2に関連付けられたスロット25における記録媒体28を、移動先の物理スロットである排出スロット253へと移動する(ステップS602)。
一方、制御部11は、排出スロット253に既に記録媒体28が格納されおり、空ではない場合(ステップS600にてNO)は、論理ライブラリ構成情報テーブル132を更新する(ステップS603)。
ここで、ステップS603における論理ライブラリ構成情報テーブル132を更新する動作については、第3の実施形態における図6に示す媒体移動処理におけるステップS104と同じであるため、ここでの説明は省略する。
続いて、排出スロット253へ移動された記録媒体28は、操作者150によって排出スロット253から取り出される。その際の排出スロットオープン処理の動作について図15を用いて説明する。
図15は、第3の実施形態の応用例におけるライブラリ装置100において、排出スロット253に移動された記録媒体28を取り出す際の排出スロットオープン処理を表すフローチャートである。
本実施形態の応用例に示す、ライブラリ装置100における排出スロットオープン処理は、操作者150が、UI27を用いて論理ライブラリ部4における何れかの論理ライブラリを指定する。
そして、制御部11は、操作者150により指定された論理ライブラリにおける論理排出スロットが、排出スロット253に関連付けられているかどうかを、論理ライブラリ構成情報テーブル132を参照することにより確認する(ステップS700)。
制御部11は、既に論理排出スロットが、排出スロット253に関連付けされている場合には(ステップS700にてYES)、記録媒体28の移動を行わず、本排出スロットオープン処理を終了する。
そして、操作者150は、排出スロット253を開けることができる(ステップS704)。
一方、制御部11は、論理ライブラリ構成情報テーブル132を確認し、操作者150により指定された論理ライブラリにおける論理排出スロットが、排出スロット253に関連付けされていない場合(ステップS700にてNO)は、以下の処理を行う。
即ち、制御部11は、図14に示す排出スロット媒体移動処理における、ステップS601、及びステップS602において行った、論理排出スロットと排出スロット253との関連付け、及び排出スロット253への記録媒体28の移動を元に戻す。
そして、制御部11は、同じく図14に示す排出スロット媒体移動処理における、排出スロット253が空ではなかった場合(ステップS600にてNO)に行う論理ライブラリ構成情報テーブル132の内容を更新するステップS603と同じ処理を行う(ステップS701)。
即ち、制御部11は、排出スロット253に格納された記録媒体28を、排出元の論理ライブラリに関連付けられたスロット25に戻す。そして、制御部11は、理排出スロットと、排出スロット253との関連付けを元に戻す。そして制御部11は、上述した変更内容に基づいて、論理ライブラリ構成情報テーブル132を更新する。
そして、制御部11は、操作者150により指定された論理ライブラリにおける論理排出スロットに関連付けられた記録媒体28を排出スロット253に移動する(ステップS702)。
そして、制御部11は、論理ライブラリ構成情報テーブル132を更新(ステップS703)する。
その後、操作者150は、排出スロット253を開けることができる(ステップS704)。
尚、ステップS702乃至ステップS704が表す処理は、第3の実施形態において、図7を用いて説明した排出スロットオープン処理におけるステップS200乃至ステップS202と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
以上、本応用例には、上述した媒体移動処理(図13)と、排出スロット媒体移動処理(図14)と、排出スロットオープン処理(図15)とにより、操作者150が指定する論理ライブラリと、排出スロット253が空きの場合に排出スロット253に予め移動される記録媒体28が関連付けられる論理ライブラリとが同一であった場合に、操作者150が論理ライブラリを指定する排出スロットオープン処理(図15)の操作を行ってから排出スロット253を開けることができる迄の時間を短縮することができるという効果がある。
その理由は、ライブラリ装置100は、外部装置部9からの媒体移動処理(図13)の指示を受けた際に、排出スロット253が空の場合には、排出対象の記録媒体28を直接排出スロット253へ移動することができるからである。
言い換えると、本応用例には、外部装置部9におけるAPが排出することを指定する記録媒体28は、操作者150によって排出スロット253から取り出される場合が多いため、予め排出スロット253に記録媒体28を排出しておけば、操作者150は、UI27において関連付けられた論理ライブラリを指定してから、ロボット24が、記録媒体28を排出スロット253に搬送する迄の間、待つ必要がないという効果がある。
また、本実施形態の構成は、第1乃至第3の実施形態の構成を基本としている。そのため、本実施形態は、第1乃至第3の実施形態が有する効果と同じ効果も有する。
<第4の実施形態>
次に、第1乃至第3の実施形態を基本とする、第4の実施形態について、図8乃至図12を参照して説明する。
図8は、本発明の第4の実施形態を示すブロック図である。
図8を参照すると、本実施形態は、外部装置部9と、ライブラリ装置200とから構成される。
本実施形態におけるライブラリ装置200は、第3の実施形態におけるライブラリ装置100の構成要素に加えて、排出スロット253を開閉する際のロック(錠)の施錠(ロック)と、そのロックの開錠(解除)を行う排出スロットロック制御部26と、排出スロット253を開閉する際のロックのロック状態又はロック解除状態を論理ライブラリ部4毎に管理する排出スロットロック状態テーブル233とを含む。
また、本実施形態におけるライブラリ装置200は、外部装置部9が指示する、「PREVENT_ALLOW_MEDIUM_REMOVAL」と呼ばれる、排出スロット253から記録媒体28を取り出すことを禁止又は許可するコマンドを受信する点が相違する。
従って、以下では、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明し、上述した第1乃至第3の実施形態の構成要素と同様な本実施形態の構成要素には、同一の参照番号を付与し、それらの構成要素についての重複する説明は省略する。
つまり、本実施形態における制御部11は、上述した外部装置部9が指示する「PREVENT_ALLOW_MEDIUM_REMOVAL」コマンドに基づいて、排出スロットロック制御部26を制御して、排出スロット253を開閉する際のロックをロックしたり、そのロックを解除したりする。
尚、上述した外部装置部9が発行する「PREVENT_ALLOW_MEDIUM_REMOVAL」コマンドは、第3の実施形態において説明した「SMC−3」において詳細に記述されている。そのため、ここでの上述したコマンドに関する詳細な説明は省略する。
そして、本実施形態におけるライブラリ装置200は、例えば操作者150によって外部から、記録媒体28を不用意に取り出すことができないように、通常(つまり、記録媒体28を取り出すために、排出スロット253を開ける場合以外)は、排出スロット253を閉じた状態でその排出スロット253のロックをロックして運用するものとする。
排出スロットロック制御部26を用いて、排出スロット253から記録媒体28を取り出す際の運用については、以下に説明する。
図9は、第4の実施形態におけるライブラリ装置200に格納された記録媒体28を外部に排出する際に、外部装置部9及び操作者150がライブラリ装置200に対して指示する内容を表すシーケンス図である。
図9を参照すると、外部装置部9は、スロット25に格納された記録媒体28を排出スロット253へ移動するようライブラリ装置200に対して指示をする(ステップS10)。
そして、外部装置部9は、排出スロット253に移動させた記録媒体28をライブラリ装置200の外部に取り出すことができるように、排出スロット253を開ける際のロックを解除する指示を発行する(ステップS20)。
そしてライブラリ装置200における制御部11は、排出スロットロック制御部26を制御して排出スロット253を開ける際のロックを解除する(図9には図示せず)。
そして、操作者150は、排出スロット253を開き(ステップS30)、排出スロット253に格納された記録媒体28をライブラリ装置200の外部に取り出す(ステップS40)。そして、操作者150は、排出された記録媒体28を取り出した後に、排出スロット253を閉じる(ステップS50)。
そして、外部装置部9は、排出スロット253をロックする指示を発行する(ステップS60)。そして、ライブラリ装置200は、排出スロット253を再びロックし(図9には図示せず)、記録媒体28の排出処理を終了する。
続いて、図10に示すテーブルと、図11および図12に示すフローチャートとを用いて、排出スロット253におけるロックを解除して、排出された記録媒体28を取り出す際の処理について説明する。
図10は、第4の実施形態におけるライブラリ装置において、排出スロットロック状態テーブルを概念的に表す図である。
図11は、本実施形態におけるライブラリ装置200において、排出スロット253のロック解除処理を表すフローチャートである。
つまり、図11は、制御部11が、外部装置部9からの排出スロット253を開ける際のロックを解除する指示である「PREVENT_ALLOW_MEDIUM_REMOVAL」コマンドを受信した場合の排出スロット253のロック解除処理の流れを表す。
図11を参照すると、制御部11は、外部装置部9からの排出スロット253を開ける際のロックを解除する指示である「PREVENT_ALLOW_MEDIUM_REMOVAL」コマンド(以降、「排出スロットロック解除コマンド」と称する)を受け取る。次に、制御部11は、図4に示す論理ライブラリ接続情報テーブル131を参照し、排出スロットロック解除コマンドを受信したポート番号と、ターゲットIDと、LUNとから、論理ライブラリ部4におけるどの論理ライブラリに当該コマンドが発行されたのかを特定する(ステップS300)。
次に、制御部11は、排出スロットロック状態テーブル233(図10)を参照することにより、排出スロットロック解除コマンドを受けつけた論理ライブラリ以外の論理ライブラリで、既に排出スロット253を開ける際のロックを解除された状態の論理ライブラリが有るかどうかを確認する(ステップS301)。
ここで、排出スロットロック状態テーブル233について説明する。排出スロットロック状態テーブル233は、一列目が論理ライブラリ番号を表す論理ライブラリ番号欄である。そして、二列目は、排出スロットのロック状態を表す排出スロットロック状態欄である。排出スロットロック状態とは、論理ライブラリ番号毎に、共用される排出スロット253を開ける際のロックに対して、ロックをするか、又はロック解除をするかの状態である。本排出スロットロック状態テーブル233は、その状態を表すテーブルである。
そして、制御部11は、排出スロット253を開ける際のロックを解除された状態の論理ライブラリが他に無ければ(ステップS301にてNO)、排出スロットロック解除コマンドを受けつけた当該論理ライブラリをロック解除状態として排出スロットロック状態テーブル233を更新する(ステップS302)。
そして、制御部11は、排出スロットロック制御部26を制御して排出スロット253を開ける際のロックを解除し(ステップS303)、処理を終了する。
また、制御部11は、既に排出スロット253を開ける際のロック解除状態の論理ライブラリがあった場合には(ステップS301にてYES)、BUSYステータス(図11には図示せず)を、外部装置部9に対して報告し、排出スロットロック解除処理を終了する。
次に、図12は、本実施形態におけるライブラリ装置200において、排出スロットオープン処理を表すフローチャートである。
つまり、図12は、制御部11において、操作者150が記録媒体28を取り出すために、排出スロット253を開ける際の排出スロットオープン処理の流れを表す図である。
図12に示す、操作者150が、例えば機械的な機構を用いて、例えば手動等により排出スロット253を開ける操作を行うと、排出スロットオープン処理は、ライブラリ装置200における制御部11は、排出スロットロック状態テーブル233を参照することにより、ロック解除状態の論理ライブラリがあるかどうかを確認する(ステップS400)。
そして、制御部11は、ロック解除状態の論理ライブラリが存在する場合には(ステップS400にてYES)、その論理ライブラリに関連付けられた記録媒体28を排出するものと判断し、その論理ライブラリにおける論理排出スロットに関連付けられたスロット25における記録媒体28を、排出スロット253に移動する(ステップS401)。
その後、制御部11は、論理ライブラリ構成情報テーブル132を更新する(ステップS402)。そして、操作者150は、排出スロット253を開けることができる(ステップS403)。
排出スロット253を開ける際のステップS403の処理については、第3の実施形態において説明したステップS201及びステップS202における処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
また、制御部11は、ステップS400において、ロック解除状態の論理ライブラリが存在しない場合(ステップS400にてNO)には、外部装置部9により排出スロット253を開ける際のロックがロックされていることをユーザに対して、例えばUI27を用いて示し(図12には図示せず)、排出スロットオープン処理を終了する。
上述したように、本実施形態におけるライブラリ装置200は、操作者150が、排出スロット253を開閉する際の開閉の可否を、外部装置部9からの排出スロットロック解除コマンドに基づいて判断する。
そして、ライブラリ装置200は、外部装置部9が排出スロット253を開ける際のロックを解除する指示をする迄は、例えば操作者150が不用意に記録媒体を出し(排出)入れ(投入)することを禁止して運用する。
なお、本実施形態におけるライブラリ装置200は、排出スロットロック制御部26等のハードウェアロック機構を使用し、外部装置部9がそのハードウェアロック機構が有するロックを解除する指示を行うAPを用いる際に適用することが可能である。
以上、本実施形態には、上述した運用形態においても、操作者150は、論理ライブラリ部4における論理ライブラリを指定すること無く、例えば手動等による排出スロット253を開ける操作をするだけで排出スロット253から排出された記録媒体28を取り出すことができるので効率的であるという効果がある。
その理由は、制御部11は、排出スロットロック状態テーブル233を参照することにより、排出スロット253から取り出すことが許可されたロック解除状態の論理ライブラリを特定し、その特定された論理ライブラリに関連付けられたスロット25における記録媒体28を、排出スロット253に排出するからである。
また、本実施形態の構成は、第1乃至第3の実施形態の構成を基本としている。そのため、本実施形態は、第1乃至第3の実施形態が有する効果と同じ効果も有する。
<第5の実施形態>
次に、第1乃至第4の実施形態を基本とする、第5の実施形態について図16を参照して説明する。図16は、第1乃至第4の実施形態におけるライブラリ装置1と、10と、100と、200との機能(図1、図2、図3、図8)を情報処理装置900によって実現する際の構成を表すブロック図である。
本実施形態に係るライブラリ装置は、第1乃至第4の実施形態における機能及び処理を情報処理装置900におけるCentral_Proccessing_Unit(以下、「CPU」と略称する)901と、オペレーティングシステム(Operating_System:以下「OS」と略称する)及びAPとからなるソフトウェア(Software:以下、「SW」と略称する)によって実現した点が、第1乃至第4の実施形態と相違する。
図16を参照すると、本実施形態における情報処理装置900は、CPU901と、メモリ902と、APである共用排出スロット処理プログラム903と、不揮発性記憶装置904と、APを本情報処理装置900に供給する際に用いる記憶媒体リーダライタ905と、データバス906と、通信インタフェース907と、入出力コントローラ908と、ユーザインタフェース909と、記憶媒体910と、論理ライブラリ管理テーブル917と、本情報処理装置900をライブラリ装置として制御する別のAPである記憶処理プログラム918とを含む。
尚、論理ライブラリ管理テーブル917は、第3及び第4の実施形態において用いた、論理ライブラリ接続情報テーブル131と、論理ライブラリ構成情報テーブル132と、排出スロットロック状態テーブル233とを含む。
また、第3及び第4の実施形態において説明した、ロボット24や、スロット25や、UI27や、排出スロットロック制御部26において排出スロット253を開閉する際のロック機構等のハードウェア資源は、後述する、例えば物理ライブラリ装置(図16には図示せず)において具備することが可能である。
本実施形態において、情報処理装置900は、例えば図3及び図8に示すブロック図における各機能と、図4と、図5と、図10とに示すテーブルと、図6と、図7と、図9と、図13乃至図15とに示すフローチャート及びシーケンス図で表される各処理を、図16に示す情報処理装置900が有するCPU901と、そのCPU901において動作するSWであるOS並びに、メモリ902に展開した制御プログラムである共用排出スロット処理プログラム903とが協働することにより実現する。
続いて、本情報処理装置900によるライブラリ装置における、共用される排出スロット253を使用する際に用いる共用排出スロット処理プログラム903について説明する。
尚、本実施形態では、一例として、第1乃至第3の実施形態を基本とする第4の実施形態におけるライブラリ装置200を情報処理装置900により実現する際に用いる制御プログラムについて説明する。
しかしながら、第4の実施形態に限定しているわけではなく、上述した共用排出スロット処理プログラム903及び記憶処理プログラム918等を適宜に改変することにより、第3の実施形態や、第3の実施形態の応用例をも情報処理装置900により実現することが可能である。
共用排出スロット処理プログラム903は、処理機能として、媒体移動処理911と、排出スロットロック解除処理912と、排出スロットオープン処理913とを含む。
ここで、媒体移動処理911は、第4の実施形態の基本となる第3の実施形態における図6を用いて説明した、記録媒体28(図16において不図示)をライブラリ装置から排出又はライブラリ装置内で移動させると共に、その結果に応じて論理ライブラリ管理テーブル917に含まれる論理ライブラリ構成情報テーブル132を更新する処理である。
また、排出スロットロック解除処理912は、第4の実施形態における図11を用いて説明した、外部装置部9からの排出スロット253のロックを解除する指示に基づいて、排出スロットロック制御部26を制御し、排出スロット253を開けるロックを解除する処理である。
また、排出スロットオープン処理913は、第4の実施形態における図9及び図12を用いて説明した、外部装置部9(図16において不図示)からの排出スロット253を開ける際のロックを解除する指示に応じて、排出対象の記録媒体28を、ロックが解除された排出スロット253に移動する処理である。
尚、上述した各処理を実現する各フローチャートを用いた動作説明は、第3及び第4の実施形態において説明しているので、本実施形態における詳細な説明は省略する。
また、上述した外部装置部9は、本情報処理装置900に対して記録媒体28の排出や移動、又は排出スロット253を開閉する際のロックをロック、又はロック解除する指示を行う情報処理装置であり、例えばサーバ装置である。
図16に示す、論理ライブラリ管理テーブル917は、読み書き可能な不揮発性記憶装置904に設けてもよい。また、論理ライブラリ管理テーブル917は、共用排出スロット処理プログラム903や記憶処理プログラム918と共にメモリ902に配置するようにしてもよい。
また、共用排出スロット処理プログラム903や、記憶処理プログラム918は、それらの元プログラムを、不揮発性記憶装置904に格納しておくことが可能である。そして、本情報処理装置900が起動する際に、メモリ902にロードすることが可能である。
また、本情報処理装置900は、共用排出スロット処理プログラム903を外部からファイルやデータの形式で読み書きする記憶媒体リーダライタ905と、CPU901と協働するOS等による制御によって情報処理装置900が用いる各種入出力データ等の入出力を制御する入出力コントローラ908と、外部装置部9等とデータ交換することが可能なデータバス906と、同じく外部装置部9等とデータ通信することが可能な通信インタフェース907とを有する。
また、データバス906は、インタフェースとして、例えばファイバーチャネル(Fiber_Channel:以下、「FC」と称する)や、Serial_Attached_SCSI:以下、「SAS」と略称する)や、Automation/Drive_Interface(以下、「ADI」と略称する。)等によって規定されるインタフェースやプロトコル等を用いることが可能である。しかし、データバス906の種類はこれらに限定されない。
情報処理装置900によるライブラリ装置は、例えば、上述したインタフェースであるデータバス906を通して、例えば第4の実施形態で説明したロボット24と、スロット25と、排出スロットロック制御部26と、ユーザインタフェース(UI)27を含む、図示していない物理ライブラリ装置を制御することが可能である。
その際、本情報処理装置900は、記憶処理プログラム918を動作させることによって、外部装置部9である例えばサーバ装置と、上述した物理ライブラリ装置とが協働するように制御すればよい。
また、物理ライブラリ装置は、情報処理装置900の外部にあってもよい。物理ライブラリ装置は、情報処理装置900の内部にあってもよく、その場合は、図16に示す例えばデータバス106を情報処理装置900の内部で物理ライブラリ装置と接続する。
また、情報処理装置900によるライブラリ装置は、ユーザインタフェース909を備え、外部装置部9が排出することを指定する図16には図示していない記録媒体28が関連付けられた論理ライブラリ部4や、その論理ライブラリ部4に関連付けられた排出スロット253や、その排出スロット253を開ける際のロックの施錠(ロック)及び開錠(解除)の状況を表示させることが可能である。
ユーザインタフェース909は、表示可能なディスプレー等(図16には図示せず)と、入力可能なボタン等(図16には図示せず)とにより実現することが可能である。
そして、操作者150は、そのユーザインタフェース909が表示する表示内容に基づいて、ユーザインタフェース909を用いて入力操作を行い、ライブラリ装置から記録媒体28を取り出すことが可能である。
また、ユーザインタフェース909は、例えば、外部装置部9であるサーバ装置や、論理ライブラリ部4における論理排出スロットや、物理ライブラリ部8における物理スロットの状況を、それらの接続情報やスロット番号等と共に表示することも可能である。
操作者150は、例えば第3の実施形態において説明したように、ユーザインタフェース909に外部装置部9が排出することを指定する記録媒体28が関連付けられた論理ライブラリ部4を表す画面を表示させ、例えば当該論理ライブラリを表す画面表示に対応するボタン等を押下することにより、当該論理ライブラリを指定することができる。
これにより、操作者150は、指定した論理ライブラリに関連付けられた記録媒体28のみを排出スロット253に排出させることができるという効果を享受できる。
また、操作者150は、第4の実施形態において説明したように、ユーザインタフェース909に排出スロット253を開ける際のロックのロック又はロック解除の状態を表示させ、操作者150は、排出する記録媒体28に関連する論理ライブラリ部4を指定する操作をすることなく、排出スロット253を開ける際のロックが解除されていることを画面表示で確認してから、排出スロット253を開けることができる。
これにより、操作者150は、記録媒体28を排出スロット253から効率よく取り出すことができるという効果を享受できる。
そして、本実施形態に係る情報処理装置900は、上述したライブラリ装置100(図3)、及び200(図8)における各ブロックと、その制御を表すフローチャート(図6、図7と、図11乃至図15)とを、実現可能な制御プログラム即ち、共用排出スロット処理プログラム903として供給する。
そして、その制御プログラムを情報処理装置900によるライブラリ装置の制御方法として用意した上記CPU901及び協働するOS並びに、共用排出スロット処理プログラム903をメモリ902に読み出して実行することによって、第3及び第4の実施形態で説明したライブラリ装置100、200の動作が達成される。
また、当該情報処理装置900への上述した制御プログラムの供給方法は、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM(Compact_Disc−Read_Only_Memory)等のディスクメディア、又はユニバーサルシリアルバス(Universal_Serial_Bus:以下「USB」と略称する)メモリ等のメモリメディア等の各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体910を介して当該情報処理装置900内へ、記憶媒体リーダライタ905を用いてインストールする方法を採用可能である。
そして、このような場合において、本実施形態は、係る制御プログラムを構成するコード、或いは係るコードが記録されたところの、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体910によって構成されると捉えることができる。
尚、当該情報処理装置900への上述した制御プログラムの供給方法は、データバス906を介して外部装置部9からインストールする方法、或いは通信インタフェース907を用いてインターネット等の有線や無線等の通信可能な通信回線を介して外部装置部(図16には図示せず)よりダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用することもできる。
以上、本実施形態には、情報処理装置900を用いて、上述した第1乃至第4の実施形態におけるライブラリ装置を実現することができるという効果がある。
その理由は、情報処理装置900において、CPUとOS及びAPとが、協働することにより、上述した第1乃至第4の実施形態における機能を実現することができるからである。
また、本実施形態の構成は、第3及び第4の実施形態の構成を基本としている。そのため、本実施形態は、第3及び第4の実施形態が有する効果と同じ効果も有する。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、その実施に際して様々な変形が可能である。
上述した実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下の付記に限定されるものではない。
(付記1)
複数の外部装置部で共用される少なくとも一つの排出スロットと、
複数の物理的な記録媒体が格納され、前記排出スロットの数より多い数の領域に分割された物理ライブラリ部と、
複数の論理的な記憶媒体が格納され、各前記領域と論理的に関連付けられた論理ライブラリ部と、
各該論理ライブラリ部と外部装置部との接続関係を示す接続情報を格納する論理ライブラリ情報格納部と、
各前記物理的な記録媒体を排出する際に、当該記録媒体を前記論理ライブラリ部と関連付けするよう制御する制御部と
を含み、
前記制御部は、
前記外部装置部からのエクスポート処理コマンドの受信に応答して、前記論理ライブラリ情報格納部を参照することによって前記エクスポート処理コマンドにより前記排出スロットから排出することを指定された前記物理ライブラリ部内の物理的な記録媒体が関連付けられた論理ライブラリ部を特定し、
特定された当該論理ライブラリ部において、排出することを指定された前記物理的な記録媒体が関連付けられた論理的な記録媒体を前記排出スロットに関連付ける
ことを特徴とするライブラリ装置。
(付記2)
前記論理ライブラリ情報格納部は、
各前記論理ライブラリ部と前記外部装置部との接続関係を示す接続情報を格納した論理ライブラリ接続情報テーブルと、
前記論理ライブラリ部における論理的な排出スロットである論理排出スロットを含む論理スロットと前記物理ライブラリ部における物理スロットとの関係を示す論理スロット番号及び物理スロット番号を格納する論理ライブラリ構成情報テーブルと
を含み、
前記制御部は、
前記外部装置からの前記エクスポート処理コマンドの受信に応答して、前記論理ライブラリ接続情報テーブルを参照することにより、前記エクスポート処理コマンドを送信した前記外部装置部に接続される前記論理ライブラリ部を特定すると共に前記論理ライブラリ構成情報テーブルを参照することにより、
前記特定された論理ライブラリ部において、排出することを指定された前記物理的な記録媒体が関連付けられた前記論理的な記録媒体を前記論理排出スロットに論理的に移動する
ことを特徴とする付記1に記載のライブラリ装置。
(付記3)
前記制御部は、
排出することを指定された前記物理的な記録媒体に関連付けられた前記論理的な記録媒体を論理的に排出する際の移動元及び移動先の論理スロットを示す移動元及び移動先論理スロット番号に一対一に対応する移動元及び移動先の物理スロットである移動元及び移動先物理スロットを示す移動元及び移動先物理スロット番号を取得し、
前記移動元論理スロット番号に対応する前記物理スロット番号に関連付けられた前記物理スロットに前記物理的な記録媒体が在り、且つ、前記移動先論理スロット番号に対応する前記物理スロット番号に関連付けられた前記物理スロットに前記物理的な記録媒体が無い場合に、
前記移動先論理スロット番号が前記論理排出スロットを指しているときには、前記物理的な記録媒体の移動は行わず、前記論理ライブラリ構成情報テーブルにおいて、前記物理的な記録媒体が在る前記物理スロットに関連付けられた前記移動元物理スロット番号と、前記論理排出スロットを指す前記移動先論理スロット番号に対応する前記移動先物理スロット番号とを入れ替える更新を行い、
前記移動先論理スロット番号が前記論理排出スロットを指していないときには、前記物理ライブラリ部における前記物理的な記録媒体を前記移動元物理スロットから前記移動先物理スロットに移動する
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載のライブラリ装置。
(付記4)
前記物理的な記録媒体を排出する際に操作をする操作部を更に含み、
前記制御部は、
前記操作部において各前記論理ライブラリ部における、前記エクスポート処理コマンドにより前記排出スロットから排出することを指定された前記物理的な記録媒体が関連付けられた論理ライブラリ部が指定されるのに応じて、前記論理ライブラリ構成情報テーブルを参照し、
前記指定された論理ライブラリ部に含まれる前記論理排出スロットに対応する前記物理スロットにおける前記物理スロット番号を取得し、当該物理スロット番号に関連付けられた前記物理ライブラリ部に格納された前記物理的な記録媒体を前記排出スロットに移動し、
前記論理ライブラリ構成情報テーブルにおいて変更された前記論理スロットと前記物理スロットとの対応関係を元の対応関係に戻す更新をする
ことを特徴とする付記2又は付記3に記載のライブラリ装置。
(付記5)
前記制御部は、
前記エクスポート処理コマンドにより、排出することを指定された前記記録媒体に関連付けられた前記論理的な記録媒体を論理的に排出する際の移動元及び移動先の論理スロットを示す移動元及び移動先論理スロット番号に一対一に対応する移動元及び移動先物理スロットを示す物理スロット番号を取得し、
前記移動元論理スロット番号に対応する前記物理スロット番号に関連付けられた前記物理ライブラリ部における前記物理スロットに前記物理的な記録媒体が在り、且つ、前記移動先論理スロット番号に対応する前記物理スロット番号に関連付けられた前記物理スロットに前記物理的な記録媒体が無い場合に、
前記移動先論理スロット番号が前記論理排出スロットを指しているときには、前記排出スロットに前記物理的な記録媒体を移動する排出スロット媒体移動処理を実行し、
前記移動先論理スロット番号が前記論理排出スロットを指していないときには、前記物理ライブラリ部における前記物理的な記録媒体を移動元の前記物理スロットから移動先の前記物理スロットに移動する
ことを特徴とする付記1乃至付記4のいずれかに記載のライブラリ装置。
(付記6)
前記排出スロット媒体移動処理において、
前記制御部は前記排出スロットに前記物理的な記録媒体が存在するか否かを調べ、
前記排出スロットに物理的な記録媒体が存在しない場合には、前記論理ライブラリ構成情報テーブルにおける前記論理排出スロットの前記論理スロット番号に対応する前記物理スロット番号に前記物理ライブラリにおける前記排出スロットを関連付け、前記エクスポート処理コマンドにより排出することを指定された前記物理的な記録媒体を前記排出スロットへ移動し、
前記排出スロットに物理的な記録媒体が存在する場合には、前記エクスポート処理コマンドにより排出することを指定された前記記録媒体の移動は行わず、前記論理ライブラリ構成情報テーブルにおいて前記物理スロット番号の対応関係を前記移動元物理スロットと前記移動先物理スロットとで入れ替える更新を行う
ことを特徴とする付記5に記載のライブラリ装置。
(付記7)
前記制御部は、
前記操作部において前記エクスポート処理コマンドにより排出することを指定された前記記録媒体が関連付けられた前記論理ライブラリ部が指定されるのに応じて、前記論理ライブラリ構成情報テーブルを参照し、指定された前記論理ライブラリ部に含まれる前記論理排出スロットが、前記排出スロットに関連付けられているか否かを調べ、
前記論理排出スロットが前記排出スロットに関連付けられている場合には、前記記録媒体の移動は行わず、
前記論理排出スロットが前記排出スロットに関連付けられていない場合には、前記排出スロット媒体移動処理によって関連付けられた前記論理排出スロットの前記論理スロット番号に対応する前記物理スロット番号と、前記物理ライブラリにおける前記排出スロットとの関連付けを元に戻し、前記排出スロット媒体移動処理によって移動された前記排出することを指定された前記記録媒体を、移動先の前記物理スロットである前記排出スロットから、移動元の前記物理スロットへ戻し、前記論理ライブラリ構成情報テーブルにおける前記物理スロット番号欄において移動元と移動先の前記物理スロット番号を入れ替える更新を行い、
指定された前記論理ライブラリ部における、前記論理排出スロットに関連付けられた前記物理ライブラリ部における前記記録媒体を前記排出スロットへ移動し、
前記論理ライブラリ構成情報テーブルにおける前記変更された論理排出スロットと前記記録媒体との対応関係を元の対応関係に戻す更新する
ことを特徴とする付記5又は付記6に記載のライブラリ装置。
(付記8)
前記外部装置部からの前記排出スロットを開く際のロックを解除する排出スロットロック解除コマンドに基づいてロックを解除する制御を行う排出スロットロック制御部と、前記論理ライブラリ情報格納部において前記論理ライブラリ毎に前記排出スロットを開く際のロックをロック状態又はロック解除状態であることを示す排出スロットロック状態テーブルとを更に含み、
前記制御部は、前記排出スロットロック解除コマンドを受信した際に、前記外部装置部が排出スロットロック解除を指示した各前記論理ライブラリ部における前記論理ライブラリ部を特定し、
前記排出スロットロック状態情報を参照し、前記特定された論理ライブラリ部以外に前記ロックがロック解除状態である前記論理ライブラリ部が存在するか否かを確認し、
他に前記ロック解除状態である前記論理ライブラリ部が存在しない場合は、当該排出スロットロック解除指示コマンドの対象である前記論理ライブラリ部をロック解除状態にするように前記排出スロットロック状態情報を更新すると共に、前記排出スロットにおける前記ロックを解除する制御を行う
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載のライブラリ装置。
(付記9)
前記制御部は、
前記操作部において前記エクスポート処理コマンドにより排出することを指定された前記記録媒体が関連付けられた前記論理ライブラリ部が指定されるのに応じて、前記排出スロットロック状態テーブルを参照し、ロック解除状態の前記論理ライブラリ部が存在するか否かを確認し、
前記ロック解除状態の前記論理ライブラリ部が存在する場合は、当該ロック解除状態の論理ライブラリ部に含まれる前記論理排出スロットにおける論理的な前記記録媒体を前記排出スロットに移動し、前記論理ライブラリ構成情報テーブルにおける変更された前記論理スロットと前記物理スロットとの対応関係を元の対応関係に戻す更新する
ことを特徴とする付記1、付記2又は付記8に記載のライブラリ装置。
(付記10)
複数の外部装置部で共用される少なくとも一つの排出スロットと、複数の物理的な記録媒体が格納され、前記排出スロットの数より多い数の領域に分割された物理ライブラリ部と、複数の論理的な記憶媒体が格納され、各前記領域と論理的に関連付けられた論理ライブラリ部と、各該論理ライブラリ部と外部装置部との接続関係を示す接続情報を格納する論理ライブラリ情報格納部とを備えたライブラリ装置において使用される方法であって、
各前記外部装置部からのエクスポート処理コマンドの受信に応答して、前記論理ライブラリ情報格納部を参照することによって前記エクスポート処理コマンドにより前記排出スロットから排出することを指定された前記物理ライブラリ部内の物理的な記録媒体が関連付けられた論理ライブラリ部を特定する特定ステップと、
前記特定ステップで特定された当該論理ライブラリ部において、排出することを指定された前記物理的な記録媒体が関連付けられた論理的な記録媒体を前記排出スロットに関連付ける関連付けステップと
を含むことを特徴とするライブラリ装置制御方法。
(付記11)
複数の外部装置部で共用される少なくとも一つの排出スロットと、複数の物理的な記録媒体が格納され、前記排出スロットの数より多い数の領域に分割された物理ライブラリ部と、複数の論理的な記憶媒体が格納され、各前記領域と論理的に関連付けられた論理ライブラリ部と、各該論理ライブラリ部と外部装置部との接続関係を示す接続情報を格納する論理ライブラリ情報格納部とを備えたコンピュータで実行されるプログラムであって、
各前記外部装置部からのエクスポート処理コマンドの受信に応答して、前記論理ライブラリ情報格納部を参照することによって前記エクスポート処理コマンドにより前記排出スロットから排出することを指定された前記物理ライブラリ部内の物理的な記録媒体が関連付けられた論理ライブラリ部を特定する特定処理と、
前記特定処理で特定された当該論理ライブラリ部において、排出することを指定された前記物理的な記録媒体が関連付けられた論理的な記録媒体を前記排出スロットに関連付ける関連付け処理と
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
1 ライブラリ装置
2 制御部
3 論理ライブラリ情報格納部
4 論理ライブラリ部
5 排出スロット
6 操作部
7 記録媒体
8 物理ライブラリ部
9 外部装置部
10 ライブラリ装置
11 制御部
12 インタフェース
13 論理排出スロット(#0)
14 論理排出スロット(#1)
15 外部装置(#0)
16 外部装置(#1)
18 論理ライブラリ(#0)
19 論理ライブラリ(#1)
21 インタフェース
24 ロボット
25 スロット
26 排出スロットロック制御部
27 ユーザインタフェース
28 記録媒体
100 ライブラリ装置
131 論理ライブラリ接続情報テーブル
132 論理ライブラリ構成情報テーブル
150 操作者
200 ライブラリ装置
233 排出スロットロック状態テーブル
251 ドライブ
252 媒体格納スロット
253 排出スロット
900 情報処理装置
901 CPU
902 メモリ
903 共用排出スロット処理プログラム
904 不揮発性記憶装置
905 記憶媒体リーダライタ
906 データバス
907 通信インタフェース
908 入出力コントローラ
909 ユーザインタフェース
910 記憶媒体
911 媒体移動処理
912 排出スロットロック解除処理
913 排出スロットオープン処理
917 論理ライブラリ管理テーブル
918 記憶処理プログラム

Claims (9)

  1. 複数の外部装置部で共用される少なくとも一つの排出スロットと、
    複数の物理的な記録媒体が格納され、前記排出スロットの数より多い数の領域に分割された物理ライブラリ部と、
    各前記領域と論理的に関連付けられた論理ライブラリ部と、
    各該論理ライブラリ部と前記外部装置部との接続関係を示す接続情報を格納する論理ライブラリ情報格納部と、
    各前記物理的な記録媒体を排出する際に、前記排出スロットを前記論理ライブラリ部と関連付けするよう制御する制御部と
    を含み、
    前記制御部は、
    前記外部装置部からのエクスポート処理コマンドの受信に応答して、前記論理ライブラリ情報格納部を参照することによって前記エクスポート処理コマンドにより前記排出スロットから排出することを指定された前記物理ライブラリ部内の物理的な記録媒体が格納された物理的な媒体格納スロットが関連付けられた論理ライブラリ部を特定し、
    特定された当該論理ライブラリ部において、排出することを指定された前記物理的な記録媒体を前記排出スロットに関連付け、
    前記特定された論理ライブラリ部を指定する操作部への入力操作に応じて、取り出す対象の前記物理的な記録媒体が関連付けられた前記論理ライブラリ部を指定し
    指定された前記論理ライブラリ部に関連付けられた、取り出す対象の前記物理的な記録媒体のみを前記排出スロットに移動する
    ことを特徴とするライブラリ装置。
  2. 前記論理ライブラリ情報格納部は、
    各前記論理ライブラリ部と前記外部装置部との接続関係を示す接続情報を格納した論理ライブラリ接続情報テーブルと、
    前記論理ライブラリ部における論理的な排出スロットである論理排出スロットを含む論理スロットと前記物理ライブラリ部における物理スロットとの関係を示す論理スロット番号及び物理スロット番号を格納する論理ライブラリ構成情報テーブルと
    を含み、
    前記制御部は、
    前記外部装置部からの前記エクスポート処理コマンドの受信に応答して、前記論理ライブラリ接続情報テーブルを参照することにより、前記エクスポート処理コマンドを送信した前記外部装置部に接続される前記論理ライブラリ部を特定すると共に前記論理ライブラリ構成情報テーブルを参照することにより、
    前記特定された論理ライブラリ部において、排出することを指定された前記物理的な記録媒体を前記論理排出スロットに論理的に移動する
    ことを特徴とする請求項1に記載のライブラリ装置。
  3. 前記制御部は、
    排出することを指定された前記物理的な記録媒体を排出する際の移動元及び移動先の論理スロットを示す移動元及び移動先論理スロット番号に一対一に対応する移動元及び移動先の物理スロットである移動元及び移動先物理スロットを示す移動元及び移動先物理スロット番号を取得し、
    前記移動元論理スロット番号に対応する前記移動元物理スロット番号に関連付けられた前記移動元物理スロットに前記物理的な記録媒体が在り、且つ、前記移動先論理スロット番号に対応する前記移動先物理スロット番号に関連付けられた前記移動先物理スロットに前記物理的な記録媒体が無い場合に、
    前記移動先論理スロット番号が前記論理排出スロットを指しているときには、前記物理的な記録媒体の移動は行わず、前記論理ライブラリ構成情報テーブルにおいて、前記物理的な記録媒体が在る前記移動元物理スロットに関連付けられた前記移動元物理スロット番号と、前記論理排出スロットを指す前記移動先論理スロット番号に対応する前記移動先物理スロット番号とを入れ替える更新を行い、
    前記移動先論理スロット番号が前記論理排出スロットを指していないときには、前記物理ライブラリ部における前記物理的な記録媒体を前記移動元物理スロットから前記移動先物理スロットに移動する
    ことを特徴とする請求項2に記載のライブラリ装置。
  4. 前記物理的な記録媒体を排出する際に操作をする操作部を更に含み、
    前記制御部は、
    前記操作部において各前記論理ライブラリ部における、前記エクスポート処理コマンドにより前記排出スロットから排出することを指定された前記物理的な記録媒体が関連付けられた論理ライブラリ部が指定されるのに応じて、前記論理ライブラリ構成情報テーブルを参照し、
    前記指定された論理ライブラリ部に含まれる前記論理排出スロットに対応する前記物理スロットにおける前記物理スロット番号を取得し、当該物理スロット番号に関連付けられた前記物理ライブラリ部に格納された前記物理的な記録媒体を前記排出スロットに移動し、
    前記論理ライブラリ構成情報テーブルにおいて変更された前記論理スロットと前記物理スロットとの対応関係を元の対応関係に戻す更新をする
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のライブラリ装置。
  5. 前記制御部は、
    前記エクスポート処理コマンドにより、排出することを指定された前記物理的な記録媒体を排出する際の移動元及び移動先の論理スロットを示す移動元及び移動先論理スロット番号に一対一に対応する移動元及び移動先物理スロットを示す物理スロット番号を取得し、
    前記移動元論理スロット番号に対応する前記物理スロット番号に関連付けられた前記物理ライブラリ部における前記物理スロットに前記物理的な記録媒体が在り、且つ、前記移動先論理スロット番号に対応する前記物理スロット番号に関連付けられた前記物理スロットに前記物理的な記録媒体が無い場合に、
    前記移動先論理スロット番号が前記論理排出スロットを指しているときには、前記排出スロットに前記物理的な記録媒体を移動する排出スロット媒体移動処理を実行し、
    前記移動先論理スロット番号が前記論理排出スロットを指していないときには、前記物理ライブラリ部における前記物理的な記録媒体を移動元の前記物理スロットから移動先の前記物理スロットに移動する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のライブラリ装置。
  6. 前記制御部は、前記排出スロット媒体移動処理において、
    前記排出スロットに前記物理的な記録媒体が存在するか否かを調べ、
    前記排出スロットに物理的な記録媒体が存在しない場合には、前記論理ライブラリ構成情報テーブルにおける前記論理排出スロットの前記論理スロット番号に対応する前記物理スロット番号に前記物理ライブラリ部における前記排出スロットを関連付け、前記エクスポート処理コマンドにより排出することを指定された前記物理的な記録媒体を前記排出スロットへ移動し、
    前記排出スロットに物理的な記録媒体が存在する場合には、前記エクスポート処理コマンドにより排出することを指定された前記記録媒体の移動は行わず、前記論理ライブラリ構成情報テーブルにおいて前記物理スロット番号の対応関係を前記移動元物理スロットと前記移動先物理スロットとで入れ替える更新を行う
    ことを特徴とする請求項2または請求項5のいずれかに記載のライブラリ装置。
  7. 前記外部装置部からの前記排出スロットを開く際のロックを解除する排出スロットロック解除コマンドに基づいてロックを解除する制御を行う排出スロットロック制御部と、前記論理ライブラリ情報格納部において前記論理ライブラリ毎に前記排出スロットを開く際のロックをロック状態又はロック解除状態であることを示す排出スロットロック状態テーブルとを更に含み、
    前記制御部は、前記排出スロットロック解除コマンドを受信した際に、前記外部装置部が排出スロットロック解除を指示した各前記論理ライブラリ部における前記論理ライブラリ部を特定し、
    前記排出スロットロック状態テーブルを参照し、前記特定された論理ライブラリ部以外に前記ロックがロック解除状態である前記論理ライブラリ部が存在するか否かを確認し、
    他に前記ロック解除状態である前記論理ライブラリ部が存在しない場合は、当該排出スロットロック解除指示コマンドの対象である前記論理ライブラリ部をロック解除状態にするように前記排出スロットロック状態テーブルを更新すると共に、前記排出スロットにおける前記ロックを解除する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のライブラリ装置。
  8. 複数の外部装置部で共用される少なくとも一つの排出スロットと、複数の物理的な記録媒体が格納され、前記排出スロットの数より多い数の領域に分割された物理ライブラリ部と、各前記領域と論理的に関連付けられた論理ライブラリ部と、各該論理ライブラリ部と前記外部装置部との接続関係を示す接続情報を格納する論理ライブラリ情報格納部とを備え、各前記物理的な記録媒体を排出する際に、前記排出スロットを前記論理ライブラリ部と関連付けするよう制御されるライブラリ装置において使用される方法であって、
    各前記外部装置部からのエクスポート処理コマンドの受信に応答して、前記論理ライブラリ情報格納部を参照することによって前記エクスポート処理コマンドにより前記排出スロットから排出することを指定された前記物理ライブラリ部内の物理的な記録媒体が格納された物理的な媒体格納スロットが関連付けられた論理ライブラリ部を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップで特定された当該論理ライブラリ部において、排出することを指定された前記物理的な記録媒体を前記排出スロットに関連付ける関連付けステップと
    前記特定された論理ライブラリ部を指定する操作部への入力操作に応じて取り出す対象の前記物理的な記録媒体が関連付けられた前記論理ライブラリ部を指定する指定ステップと
    指定された前記論理ライブラリ部に関連付けられた、取り出す対象の前記物理的な記録媒体のみを前記排出スロットに移動する移動ステップと
    を含むことを特徴とするライブラリ装置制御方法。
  9. 複数の外部装置部で共用される少なくとも一つの排出スロットと、複数の物理的な記録媒体が格納され、前記排出スロットの数より多い数の領域に分割された物理ライブラリ部と、各前記領域と論理的に関連付けられた論理ライブラリ部と、各該論理ライブラリ部と前記外部装置部との接続関係を示す接続情報を格納する論理ライブラリ情報格納部とを備え、各前記物理的な記録媒体を排出する際に、前記排出スロットを前記論理ライブラリ部と関連付けするよう制御されるコンピュータで実行されるプログラムであって、
    各前記外部装置部からのエクスポート処理コマンドの受信に応答して、前記論理ライブラリ情報格納部を参照することによって前記エクスポート処理コマンドにより前記排出スロットから排出することを指定された前記物理ライブラリ部内の物理的な記録媒体が格納された物理的な媒体格納スロットが関連付けられた論理ライブラリ部を特定する特定処理と、
    前記特定処理で特定された当該論理ライブラリ部において、排出することを指定された前記物理的な記録媒体を前記排出スロットに関連付ける関連付け処理と
    前記特定された論理ライブラリ部を指定する操作部への入力操作に応じて取り出す対象の前記物理的な記録媒体が関連付けられた前記論理ライブラリ部を指定する指定処理と
    指定された前記論理ライブラリ部に関連付けられた、取り出す対象の前記物理的な記録媒体のみを前記排出スロットに移動する移動処理と
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
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