JP5853924B2 - ガラス板の切断装置 - Google Patents

ガラス板の切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5853924B2
JP5853924B2 JP2012221742A JP2012221742A JP5853924B2 JP 5853924 B2 JP5853924 B2 JP 5853924B2 JP 2012221742 A JP2012221742 A JP 2012221742A JP 2012221742 A JP2012221742 A JP 2012221742A JP 5853924 B2 JP5853924 B2 JP 5853924B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
axis
glass plate
cutter head
folding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012221742A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014073931A (ja
Inventor
坂東 和明
和明 坂東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Kiko Co Ltd
Original Assignee
Bando Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Kiko Co Ltd filed Critical Bando Kiko Co Ltd
Priority to JP2012221742A priority Critical patent/JP5853924B2/ja
Publication of JP2014073931A publication Critical patent/JP2014073931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5853924B2 publication Critical patent/JP5853924B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

本発明は、自動車用窓ガラス等のガラス板を切断生産するガラス板の切断装置に関する。
また、本発明は、テーブル上面、ベルトコンベア上面等に載置されたガラス板の上方において、数値制御されてX−Y平面座標系を移動するカッターヘッドと折割りヘッドとを備え、先ず、カッターヘッドを動作させてガラス板上に切線の形成を終え、次に折割りヘッドを動作させて切線の通りガラス板を折割りするガラス板の切断装置に関する。
斯かるガラス板の切断装置においては、カッターヘッドは、下部にカッターホイールを備え、このカッターホイールをガラス板に押付け転動させて切線を形成し、一方、折割りヘッドは、プレス体又はローラーを保持し、押し割り位置において、そのプレス体又はローラーを突出させてガラス板を押圧し、この押圧でガラス板に曲げを加えてガラス板を押し割り(折割り)するようになっている。
カッターヘッドに折割りヘッドが併設された特許文献1に記載のガラス板の切断装置は、数値制御されて移動する一基のカッターヘッドと、この一基のカッターヘッドに併設された折割りヘッドとを備えており、テーブル上に載置されたガラス板上方のX−Y平面座標系のカッターヘッドの移動において、カッターヘッドの動作によりガラス板上に切線を形成した後、再びカッターヘッドのX−Y平面座標系の移動において、カッターヘッドに代って折割りヘッドを動作させ、切線の通りガラス板を折割りするようになっている。
この切断装置によると、当該切断装置自体により、ガラス板への切線の形成と、ガラス板を移動させることなくその場で切線の通りにガラス板の折割りとを行い得、別個に折割り機構を必要としない合理的な切断装置である。
米国特許第5079876号明細書
ところで、ガラス板の切断には、ガラス板に切線を形成する工程と、ガラス板を切線の通り折割りする工程とを要するが、ガラス板に切線を形成する工程は、カッターヘッドを速く移動すれば瞬時に終える一方、切線の通りにガラス板を折割りする工程は、多くの時間を要する。然るに、特許文献1に記載のガラス板の切断装置では、折割りヘッドは、カッターヘッドに併設した一基のみであり、この一基の折割りヘッドでもって、形成された切線の外側回りを移動しながら、決められた各位置において、プレス体を進退し、ガラス板に曲げを与えなければならないために、折割り工程に時間を要し、非常に不能率であり、生産性が低く、折割り工程の時間を短縮すべく、折割りヘッドを速く移動し、ガラス板の押し割りを素早くすると、切線部にハマ欠け、ビリハマが発生し、不良品が発生する虞が生じる。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ガラス板へのカッターヘッドによる切線の形成と、この切線形成後のガラス板に対する折割りヘッドによる折割りとを短時間で行い得るガラス板の切断装置を提供することにある。
ガラス板の上方において、数値制御されて平面座標系を移動するカッターヘッドと折割りヘッドとを備えており、先ずカッターヘッドを動作させてガラス板上に切線の形成を終え、次に折割りヘッドを動作させて切線の通りガラス板を折割りする本発明のガラス板の切断装置は、上記折割りヘッドを少なくとも二基備え、折割り工程において、切線域の両側のうち一方側を一方の折割りヘッドが、他方側を他方の折割りヘッドが共に移動し、切線域の両側を並行して折割りするようになっている。
また、本発明のガラス板の切断装置は、X軸移動手段と、X軸移動手段に架設されていると共にX軸移動するブリッジ体に併設された第一の折割りヘッド及びカッターヘッドと、この第一の折割りヘッド及びカッターヘッドをY軸移動させる第一のY軸移動手段と、X軸移動手段によりX軸移動する第二の折割りヘッドと、この第二の折割りヘッドをY軸移動させる第二のY軸移動手段とを具備しており、カッターヘッドと第二の折割りヘッドとをY軸線上において、互いに対向して設け、カッターヘッドによる切線形成後の折割り工程において、ガラス板上に形成された切線域のX軸方向における両側の一方側を第一の折割りヘッドに併設のカッターヘッドが、他方側を第二の折割りヘッドが夫々移動し、この移動において第一及び第二の折割りヘッドを動作させ、上記切線域の両側を並行して第一及び第二の折割りヘッドで折割りするようになっている。
更に、第一の折割りヘッドとカッターヘッドとを併設し、テーブル又はベルトコンベア上に載置されたガラス板上方をカッターヘッドが平面座標系の移動をして当該カッターヘッドの移動においてガラス板上に切線を形成した後、次に、代って、第一の折割りヘッドを動作させた状態で上記カッターヘッドを平面座標系の移動をさせ、上記切線の通りガラス板の折割りを第一の折割りヘッドで行う本発明のガラス板の切断装置は、X移動手段によりX軸移動するブリッジ体に第一の折割りヘッドとカッターヘッドと併設し、このカッターヘッドをY軸移動させる第一のY軸移動手段と第二の折割りヘッドとを備えていると共に当該第一のY軸移動手段と当該第二の折割りヘッドをY軸方向に移動させる第二のY軸移動手段とをY軸線上において互いに対向して設け、上記カッターヘッドによる切線形成後の折割りにおいて、ガラス板上に形成された切線域のX軸方向における両側の一方側を第一の折割りヘッドに併設の上記カッターヘッドが、他方側を第二の折割りヘッドが夫々移動し、この移動において第一及び第二の折割りヘッドを動作させ、上記切線域の両側を並行して折割りするようになっている。
二基の折割りヘッド、即ち、カッターヘッドに併設した第一の折割りヘッドと、上記カッターヘッドに対して独立して移動する第二の折割りヘッドとを備え、カッターヘッドによる切線形成後の折割りにおいて、X軸方向についての切線域の一方側をカッターヘッドに併設の第一の折割りヘッドが移動し、他方側を第二の折割りヘッドが移動するようになっている本発明のガラス板の切断装置では、二基の折割りヘッドが、切線域の両側に別れて移動し、並行して折割りが進められるため、ガラス板の折割り工程の時間が半減され、延いては、ガラス板への切線形成、切線に沿った折割りからなるガラス板の切断の時間が短縮され、生産性が高くなる。
図1は、本発明の第一の実施例を示す切断装置の平面図、 図2は、図1に示す切断装置の正面図、 図3は、図1に示す第一の実施例の動作の説明図、 図4は、本発明の第二の実施例を示す切断装置の平面図、 図5は、図4に示す切断装置の正面図、 図6は、図4に示す第二の実施例の動作の説明図である。
次に本発明の実施の形態を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
第一の実施例
図1から図3に示す第一の実施例のガラス板の切断装置1において、カッターヘッド2には折割りヘッド23が併設されている。即ち、カッターヘッド2と折割りヘッド23とが、キャリッジ19の前面22において併設されている。カッターヘッド2は折割りヘッド23と一体となってY方向に移動、即ち、Y軸移動を行う。
カッターヘッド2及び折割りヘッド16をX方向に移動、即ち、X軸移動させるX軸移動手段3は、カッターヘッド2と折割りヘッド16とを共通してX軸移動させる。
テーブル6の上面にはガラス板5が載置される。テーブル6は、上面が平なベルトコンベアであってもよい。
X軸移動手段3は、テーブル6を挟んで両側それぞれにおいてX軸方向に沿って設けられたX軸移動機構3−1及び3−2からなる。
X軸移動機構3−1及び3−2のそれぞれは、テーブル基台7にX軸方向に沿って設けられたガイドレール8と、ガイドレール8に沿って同じくテーブル基台7に設けられたラックレール9と、ガイドレール8にスライドブロック80を介して移動自在に取付けられた移動体10と、移動体10に取付けられているピニオンギヤ装置11とを備えており、ピニオンギヤ装置11は、ラックレール9とかみ合っているピニオンギヤ12を備えている。
X軸移動機構3−1の移動体10とX軸移動機構3−2の移動体10とは、X軸移動するブリッジ体13の架設によって互いに連結されており、ブリッジ体13と一体となってX軸移動する。
X軸移動機構3−1のピニオンギヤ装置11とX軸移動機構3−2のピニオンギヤ装置11とは、ブリッジ体13内を貫通し、両側それぞれの移動体10及び10の外側に突出させたカウンターシャフト14の両側部に連結のプーリ81及び自体のプーリ82並びにプーリ81及び82間に掛け回された各タイミングベルト83を介して連結されている。
カウンターシャフト14は、一方側の移動体10に設けられたX軸サーボモータ15の出力回転軸に一端で連結されており、X軸サーボモータ15の作動によるその出力回転軸の回転でカウンターシャフト14、プーリ81及び82、各タイミングベルト83を介するピニオンギヤ12の回転によってX軸移動機構3−1の移動体10とX軸移動機構3−2の移動体10とは、ガイドレール8に案内支持されて同期してX軸移動し、而して、ブリッジ体13もX軸移動する。
ブリッジ体13上にY軸移動手段4とY軸移動手段4−1とがY軸線上において対向して設けられている。
Y軸移動手段4は、ブリッジ体13の一方端Aから他方端Bまでキャリッジ19をY軸移動させるように設けられており、また、Y軸移動手段4−1は、他方端Bから略々中央位置Cまでキャリッジ21をY軸移動させるように設けられている。
数値制御されてY軸移動手段4によりY軸移動するキャリッジ19の前面22には、カッターヘッド2と折割りヘッド23とが並設されており、一方、数値制御されてY軸移動手段4−1によりY軸移動するキャリッジ21の前面36には他の折割りヘッド16が取付けられている。
折割りヘッド23と折割りヘッド23に並設されたカッターヘッド2とは共通のX軸移動手段3によってX軸移動しながらY軸移動手段4によりY軸移動し、折割りヘッド16は、同じく共通のX軸移動手段3によってX軸移動しながらY軸移動手段4−1によりY軸移動する。
Y軸移動手段4とY軸移動手段4−1とは、それぞれにサーボモータ20とサーボモータ46とを備え、互いに独立して、キャリッジ19とキャリッジ21とをY軸移動させる。
Y軸移動手段4とY軸移動手段4−1とは、ブリッジ体13にY軸方向に沿って設けられたガイドレール17及びラックレール18を共用にしている。
ブリッジ体13の一方端Aから他方端Bの手前までキャリッジ19をY軸移動させるY軸移動手段4は、スライドブロックを介してガイドレール17にY軸方向に直動自在に取付けられたL形のキャリッジ19に取付けられたサーボモータ20と、サーボモータ20の出力回転軸に取付けられていると共にラックレール18に噛み合ったピニオンギヤ(図示なし)とからなる。
ブリッジ体13の他方端Bから略々中央位置Cまでキャリッジ21をY軸移動させるY軸移動手段4−1は、同じくスライドフロックを介してガイドレール17にY軸方向に直動自在に取付けられたL形のキャリッジ21に取付けられたサーボモータ46と、サーボモータ46の出力回転軸に取付けられていると共にラックレール18に噛み合ったピニオンギヤ(図示なし)とからなる。
カッターヘッド2は、下端にカッターホイール24を備えたスプライン軸25と、スプライン軸25を昇降自在に保持し、かつ水平回転させるロータリースプライン装置26と、スプライン軸25の上端に回転自在継手を介して連結したピストンロッドを有したエアーシリンダ装置27と、ロータリスプライン装置26の横側に設置された角度制御モーター28とを備える。
スプライン軸25は、エアーシリンダ装置27によりロータリースプライン装置26内をZ軸方向(ガラス板5の面に対して垂直方向)に上下動されるようになっており、エアーシリンダ装置27は、ガラス板5に切線形成時には、カッターホイール24を降下させ、カッターホイール24でもってガラス板5の面を押圧させるようになっている。
ロータリスプライン装置26には、スプライン軸25を回転する従動ギヤ47が備えられており、従動ギヤ47は、角度制御モータ28の出力回転軸に取付けた駆動ギヤ29と噛み合っており、キャリッジ19の前面22に取付けられた角度制御モータ28の作動によるその出力回転軸の回転で駆動ギヤ29、従動ギヤ47及びスプライン軸25の回転を介してカッターホイール24の刃面が切線形状の方向に向くように当該カッターホイール24が角度制御される。
折割りヘッド23は、下端に回転自在なローラー30を備えたスプライン軸31と、スプライン軸31を昇降自在に保持しかつ水平回転させるロータリースプライン装置32と、スプライン軸31の上端に回転自在継手を介して連結したピストンロッドを有したエアーシリンダ装置33とを備える。
スプライン軸31は、エアーシリンダ装置33によりロータリースプライン装置32内をZ軸方向に上下動されるようになっており、エアーシリンダ装置33は、カッターヘッド2によって形成された切線に沿ってガラス板5を折割りするときは、スプライン軸31を介してローラー30を降下させるようになっている。
ローラー30は、ガラスカッターヘッド2によってガラス板5の面に形成された切線に沿ってガラス板5の面をエアーシリンダ装置33の空気圧によって押圧し、転動されるようになっている。
ロータリスプラン装置32には、スプライン軸31を回転させる従動ギヤ34が備えられており、従動ギヤ34は、角度制御モータ28の出力回転軸に取付けた駆動ギヤ29と噛み合っており、角度制御モータ28の作動によるその出力回転軸の回転で駆動ギヤ29、従動ギヤ34及びスプライン軸31の回転を介してローラー30の転がり方向が折割りに必要な方向に向くようにローラー30が角度制御される。
ブリッジ体13の他方端Bから略々中央位置CまでY軸移動手段4−1によってY軸移動されるキャリッジ21の前面36に設けられた折割りヘッド16もまた、下端に回転自在なローラー37を備えたスプライン軸38と、スプライン軸38を昇降自在に保持し、かつ水平回転させるロータリースプライン装置39と、スプライン軸38の上端に回転自在継手を介して連結したピストンロッドを有したエアーシリンダ装置40とを備える。
スプライン軸38は、エアーシリンダ装置40によりロータリースプライン装置39内をZ軸方向に上下動されるようになっており、エアーシリンダ装置40は、カッターヘッド2によって形成された切線に沿ってガラス板5を折割りするときは、スプライン軸38を介してローラー37を降下させるようになっており、降下されたローラー37は、ガラス板5の面をエアーシリンダ軸装置40内の空気圧で押圧しつつ転動されるようになっている。
ロータリスプライン装置39には、スプライン軸38を回転させる従動ギヤ42が備えられており、従動ギヤ42は、角度制御モータ41の出力回転軸に取付けた駆動ギヤ43と噛み合っており、キャリッジ21の前面36に取付けられた角度制御モータ41の作動によるその出力回転軸の回転で駆動ギヤ43、従動ギヤ42及びスプライン軸38の回転を介してローラー37の転がり方向が折割りに必要な方向に向くように角度制御される。
次に、本切断装置1によるガラス板5の切断工程を詳述する。
切断工程は、ガラス板5に所定形状の切線を形成する切線形成工程と、形成された所定形状の切線の通りにガラス板5を折割りし、所定形状のガラス板を得る折割り工程とからなる。
最初、折割りヘッド23に併設のカッターヘッド2は、ブリッジ体13の一方端Aにおいて待機し、折割りヘッド16は、ブリッジ体13の他方端Bにおいて待機している。
テーブル6の上面又はベルトコンベア上面にガラス板5が載置位置決めされると、切線形成工程に入る。
切線形成工程では、先ず、カッターヘッド2は、折割り動作停止中の折割りヘッド23と共にX軸移動及びY軸移動を開始し、開始後、直ちに、切線形成動作に入り、切線形成動作ではカッターホイール24をガラス板5に押付け、回転させながら予め記憶された切断プログラムに従ってX−Yの平面座標系の数値制御移動し、所定形状の切線Sを形成する。このとき折割りヘッド16は、そのまま待機状態にある。カッターヘッド2は、所定形状の切線Sの形成を終えると待機位置に戻る。
次に、カッターヘッド2は、切線入れ動作を停止し、代って折割りヘッド23及び折割りヘッド16が折割り動作の準備状態に入り、折割りヘッド23及び折割りヘッド16は、ガラス板5の両側から、X軸移動及びY軸移動して、切線Sで囲まれる切線域Sに向って移動する。
そして、X軸方向についての切線域Sの一方側Sを折割りヘッド23が移動し、他方側Sを折割りヘッド16が移動する。即ち、切線域Sの両側S及びSの夫々を折割りヘッド23及び16が移動する。
この移動において、必要な位置で、カッターヘッド2に併設の折割りヘッド23は、ローラー30を、折割りヘッド16は、ローラー37を夫々下方に突出させて、ローラー30及び37でガラス板5を押圧し、切線に沿ってガラス板5を折割りする。即ち、切線域Sの両側S及びSの夫々に別れて移動する二基の折割りヘッド23及び16によって切線域Sの両側から並行して折割りを行う。而して、本切断装置1によれば、折割り工程の時間が、非常に短縮され、延いては、ガラス板5への切線形成、切線に沿ったガラス板5の折割りからなるガラス板5の切断時間が短縮され、生産性が高くなる。
第二の実施例
図4から図6に示す第二の実施例のガラス板の切断装置50は、前述第一の実施例のガラス板の切断装置1においての折割りヘッド23及び16の構造を変えたものである。
ガラス板の切断装置50でも、カッターヘッド52に併設された折割りヘッド60と、カッターヘッド52に対向して独立してY軸移動する折割りヘッド67とからなる二基の折割りヘッドを備えている。
カッターヘッド52、X軸移動手段53、Y軸移動手段54及びY軸移動手段54−1等の構造及び動作は、第1実施例のガラス板の切断装置1のカッターヘッド2、X軸移動手段3、Y軸移動手段4及びY軸移動手段4−1と同一である。Y軸移動手段54とY軸移動手段54−1とは、Y軸線上において対向してブリッジ体13上に設けられている。
以下、折割りヘッド60及び67の構造及び動作を説明する。
折割りヘッド60は、Y軸移動手段54によりY軸移動するキャリッジ57の前面58にカッターヘッド52と並設されている。
カッターヘッド52に併設された折割りヘッド60は、下端にプレス体61を取付けたスライドシャフト62と、スライドシャフト62を昇降自在に保持するリニアブッシュ体63と、スライドシャフト62の上端に連結したピストンロッドを有したエアーシリンダ装置64とからなる。
スライドシャフト62は、エアーシリンダ装置64の作動によりリニアブッシュ体63内を上下動し、下端に取付けたプレス体61を下降、上昇させ、ガラス板5の折割り時、エアーシリンダ装置64の作動によってプレス体61を下方に突出させて、プレス体61によってガラス板5を突押して折割りさせるようになっている。
折割りヘッド67は、Y軸移動手段54−1によりY軸移動するキャリッジ65の前面66に取付けられており、折割りヘッド67もまた、下端にプレス体68を取付けたスライドシャフト69と、スライドシャフト69を昇降自在に保持するリニアブッシュ体70と、スライドシャフト69の上端に連結したピストンロッドを有したエアーシリンダ装置71とからなる。
折割りヘッド67もまた、エア−シリンダ装置71の作動によるスライドシャフト69の下降でプレス体68を下方に突出させて、ガラス板5を突押して折割りを行うようになっている。
本切断装置50によるガラス板5の切断工程もまた、第1実施例の切断装置1と同じように、先ず、カッターヘッド52のX−Yの平面座標系の移動における当該カッターヘッド52の動作によるガラス板5への切線形成と、その後の折割りヘッド60及び67のX−Yの平面座標系の移動における当該折割りヘッド60及び67の動作による切線に沿っての分担したガラス板5への折割りとからなる。
切線形成工程は、第一実施例の切断装置1と全く同一であり、折割り工程は、前述の切断装置1とほぼ同一であるが、折割りヘッド60及び折割りヘッド67の折割り動作が以下に述べる通りとなる。
カッターヘッド52が所定形状の切線形成を終え、原点位置又は待機位置に一旦帰ると、次に折割り工程に入る。
カッターヘッド52は、切線形成動作を停止し、代って、折割りヘッド60及び折割りヘッド67は、折割り動作の準備に入り、カッターヘッド52に併設の折割りヘッド60と折割りヘッド67とがガラス板5の両側からX軸移動及びY軸移動し、切線域Sに向かって移動する。この移動において、必要な位置で折割りヘッド60は、プレス体61を、折割りヘッド67は、プレス体68を夫々ガラス板5に向かって突出させ、ガラス板5を突押し、切線に沿ってガラス板5を折割りする。即ち、切線域Sの両側S及びSに別れて移動する二基の折割りヘッド60及び67によって切線域Sの両側S及びSから並行して折割りが進められる。このため、本切断装置50においても、ガラス板5の折割り工程時間が低減する。
1 切断装置
2 カッターヘッド
3 X軸移動手段
3−1、3−2 X軸移動機構
4、4−1 Y軸移動手段
5 ガラス板
16、23 折割りヘッド

Claims (2)

  1. X軸移動手段と、X軸移動手段に架設されていると共にX軸移動するブリッジ体に併設された第一の折割りヘッド及びカッターヘッドと、この第一の折割りヘッド及びカッターヘッドをY軸移動させる第一のY軸移動手段と、X軸移動手段によりX軸移動する第二の折割りヘッドと、この第二の折割りヘッドをY軸移動させる第二のY軸移動手段とを具備しており、カッターヘッドと第二の折割りヘッドとをY軸線上において、互いに対向して設け、カッターヘッドによる切線形成後の折割り工程において、ガラス板上に形成された切線域のX軸方向における両側の一方側を第一の折割りヘッドに併設のカッターヘッドが、他方側を第二の折割りヘッドが夫々移動し、この移動において第一及び第二の折割りヘッドを動作させ、上記切線域の両側を並行して折割りするようにしたガラス板の切断装置。
  2. 第一の折割りヘッドとカッターヘッドとを併設し、テーブル又はベルトコンベア上に載置されたガラス板上方をカッターヘッドが平面座標系の移動をして当該カッターヘッドの動作においてガラス板上に切線を形成した後、次に、代って、第一の折割りヘッドを動作させた状態で上記カッターヘッドを平面座標系の移動をさせ、上記切線の通りガラス板の折割りを第一の折割りヘッドで行うガラス板の切断装置であって、X軸移動手段によりX軸移動するブリッジ体に折割りヘッドとカッターヘッドとを併設し、このカッターヘッドをY軸移動させる第一のY軸移動手段と第二の折割りヘッドを備えていると共に当該第二の折割りヘッドをY軸方向に移動させる第二のY軸移動手段とをY軸線上において互いに対向して設け、上記カッターヘッドによる切線形成後の折割りにおいて、ガラス板上に形成された切線域のX軸方向における両側の一方側を第一の折割りヘッドに併設の上記カッターヘッドが、他方側を第二の折割りヘッドが夫々移動し、この移動において第一及び第二の折割りヘッドを動作させ、上記切線域の両側を並行して折割りするようにしたガラス板の切断装置。
JP2012221742A 2012-10-03 2012-10-03 ガラス板の切断装置 Expired - Fee Related JP5853924B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012221742A JP5853924B2 (ja) 2012-10-03 2012-10-03 ガラス板の切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012221742A JP5853924B2 (ja) 2012-10-03 2012-10-03 ガラス板の切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014073931A JP2014073931A (ja) 2014-04-24
JP5853924B2 true JP5853924B2 (ja) 2016-02-09

Family

ID=50748401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012221742A Expired - Fee Related JP5853924B2 (ja) 2012-10-03 2012-10-03 ガラス板の切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5853924B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09124330A (ja) * 1995-09-01 1997-05-13 Asahi Glass Co Ltd ガラス板の加工方法及び装置
JP2000302467A (ja) * 1999-04-16 2000-10-31 Bando Kiko Kk ガラス板の折割装置
JP5409749B2 (ja) * 2011-11-10 2014-02-05 株式会社半導体エネルギー研究所 ガラス加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014073931A (ja) 2014-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100664717B1 (ko) 유리판의 가공기계
CN102371478B (zh) 一种e型卡圈压入机
JP5625225B2 (ja) ガラス板の加工機械
WO2010116421A1 (ja) ガラス板のスクライブ方法及びスクライブ装置
WO2012093422A1 (ja) 炭化珪素板のスクライブ方法及びスクライブ装置
EP2991821B1 (en) Machine and method for forming boxes of paper or cardboard
WO2007125610A1 (ja) ガラス板切断方法及びガラス板切断機
CN107414150A (zh) 一种精雕高光一体机及其使用方法
JP5853924B2 (ja) ガラス板の切断装置
CN204321109U (zh) 一种转台式多工位热芯盒射芯机
JP2006168281A (ja) 段ボールシート加工装置および段ボールシート加工方法
JP5472235B2 (ja) ガラス板切断方法及びガラス板切断機
JP2016113323A (ja) ガラス板の折割装置
TWI709445B (zh) 三維柔性輥軋成形裝置及方法
JPH11171573A (ja) ガラス板の折割装置及びこれに用いる押し割りヘッド手段
US20220040949A1 (en) Edge-cutting device
CN109689529B (zh) 用于生产适用于瓷砖或一叠瓷砖的纸板坯的模切机
JP5884852B2 (ja) 炭化珪素板のスクライブ方法及びスクライブ装置
EP4147839A1 (en) Cutting machine for cutting a glass sheet
CN202864517U (zh) 一种可自动换卷的收卷装置
JPH0640733A (ja) ガラス板のカッタ装置
TWI812325B (zh) 軌道式加工機
CN215283616U (zh) 一种防变形纸礼盒折边装置
JPH06263466A (ja) ガラス板の折割装置
CN107498644B (zh) 一种木板切缝设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150818

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5853924

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees