JP5853783B2 - 電力制御方法、車両、及び電力供給システム - Google Patents

電力制御方法、車両、及び電力供給システム Download PDF

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Description

本発明は、蓄電装置を温度調整(温調)する温調装置及び蓄電装置を搭載した車両における蓄電装置に車両外の充電装置から電力を供給する電力供給システム、車両、及び電力供給システムにおける電力制御方法に関する。
車両に搭載された車両駆動源となる繰り返し充電可能な蓄電装置を適正な温度に維持することは、蓄電装置の長寿命化を図る上で重要である。特許文献1に開示の電気自動車用充電装置では、バッテリ(蓄電装置)の温度を検出する温度検出装置からの検出信号に従って、車載空気調和装置から冷却空気又は加熱空気をバッテリ収納空間に供給してバッテリの温度を所望の温度に保つ温調手段が開示されている。
特許文献1に開示の電気自動車用充電装置では、バッテリ消耗量から充電必要量を算出し、予め設定された次回使用時刻に前記充電必要量の充電が行なわれる。
特開平7−73906号公報
充電中においてもバッテリの温度を所望の温度に保つことは、バッテリの長寿命化を図る上で望ましく、特許文献1においても充電中にバッテリの温度を所望の温度に保つことが行なわれる。
しかし、充電中にバッテリの温度を所望の温度に保つための電力を算出された充電必要量から使用してゆくことになるため、実際にバッテリに蓄えられる電気量が算出された充電必要量よりも少なくなる。そのため、車両の走行距離が充電中に温調しない場合に比べて少なくなる。
本発明は、充電時に望ましいとされる温調のための電力を充電中あるいは充電後に温調用に使用しても、車両の走行距離の低下を回避できるようにすることを目的とする。
請求項1及び2の発明は、蓄電装置に充電電力を供給する充電装置が前記蓄電装置に接続されているか否かを判断するステップと、前記蓄電装置の充電残量を把握するステップと、前記蓄電装置の温度を検出し、検出された温度と予め設定された許容温度範囲との大小比較を行うステップと、前記蓄電装置を温度調整する温調装置への温調用電力の供給を制御するステップとを有する電力制御方法である。
特に請求項1の発明は、前記温調用電力の供給を制御するステップでは、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記充電残量が予め定められた上限値に達していない場合には、前記蓄電装置から前記温調装置に温調用電力を供給し、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記充電残量が前記上限値に達している場合には、前記充電装置から前記温調装置に温調用電力を供給する。
特に請求項2の発明は、前記温調用電力の供給を制御するステップでは、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記蓄電装置の充電残量が予め定められた下限値を超えている場合に、前記蓄電装置から前記温調装置に温調用電力を供給し、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されてなく、且つ前記蓄電装置が搭載された車両のイグニッションスイッチがオフである場合には、前記検出された温度に拘わらず、前記温調装置に温調用電力を供給しない。
請求項4及び5の発明は、蓄電装置と、前記蓄電装置を温度調整する温調装置と、前記蓄電装置の温度を検出する温度検出装置と、車両外に配置されて前記蓄電装置に充電電力を供給する充電装置が前記蓄電装置に接続されているか否かを判断し、前記蓄電装置の充電残量を把握し、前記温度検出装置によって検出された温度と予め設定された許容温度範囲との大小比較を行う蓄電制御装置と、前記温調装置への温調用電力の供給を制御する温調制御装置とを備えた車両である。
特に請求項4の発明は、前記温調制御装置は、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記充電残量が予め定められた上限値に達していない場合には、前記蓄電装置から前記温調装置に温調用電力を供給し、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記充電残量が前記上限値に達している場合には、前記充電装置から前記温調装置に温調用電力を供給する。
特に請求項5の発明は、前記温調制御装置は、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記蓄電装置の充電残量が予め定められた下限値を超えている場合に、前記蓄電装置から前記温調装置に温調用電力を供給し、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されてなく、且つ前記蓄電装置が搭載された車両のイグニッションスイッチがオフである場合には、前記検出された温度に拘わらず、前記温調装置に温調用電力を供給しない。
請求項7及び8の発明は、蓄電装置と前記蓄電装置を温度調整する温調装置とを搭載した車両に、前記車両外に配置された充電装置から電力を供給する電力供給システムにおいて、前記蓄電装置の温度を検出する温度検出装置と、前記蓄電装置に充電電力を供給する充電装置が前記蓄電装置に接続されているか否かを判断し、前記蓄電装置の充電残量を把握し、前記温度検出装置によって検出された温度と予め設定された許容温度範囲との大小比較を行う蓄電制御装置と、前記温調装置への温調用電力の供給を制御する温調制御装置とを備える。
特に請求項7の発明は、前記温調制御装置は、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記充電残量が予め定められた上限値に達していない場合には、前記蓄電装置から前記温調装置に温調用電力を供給し、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記充電残量が前記上限値に達している場合には、前記充電装置から前記温調装置に温調用電力を供給する。
特に請求項8の発明は、前記温調制御装置は、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記蓄電装置の充電残量が予め定められた下限値を超えている場合に、前記蓄電装置から前記温調装置に温調用電力を供給し、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されてなく、且つ前記蓄電装置が搭載された車両のイグニッションスイッチがオフである場合には、前記検出された温度に拘わらず、前記温調装置に温調用電力を供給しない。
本発明は、充電時に望ましいとされる温調のための電力を充電中あるいは充電後に温調用に使用しても、車両の走行距離の低下を回避できるという優れた効果を奏する。
第1の実施形態を示す電力供給システムの模式図。 電力制御プログラムを表すフローチャート。 電力制御プログラムを表すフローチャート。 第2の実施形態を示す電力供給システムの模式図。 電力制御プログラムを表すフローチャート。 電力制御プログラムを表すフローチャート。
以下、本発明を電気自動車に具体化した電力制御方法および電力供給システムの第1の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すように、電気自動車10(車両)には蓄電装置である複数の蓄電装置11〔図では2つのみ図示〕が搭載されている。複数の蓄電装置11は、直列接続あるいは並列接続されている。各蓄電装置11は、複数の電池セル111から構成されている。複数の電池セル111は、直列接続あるいは並列接続されている。蓄電装置11は、電気自動車10に搭載された温調装置12を構成するファンモータ121に電気的に接続されている。温調装置12は、電力供給を受けて空気温度を調整する空調部120と、ファンモータ121と、ファンモータ121によって駆動されるファン122とを備えている。空調部120及びファンモータ121は、温調制御装置13の制御を受ける。
複数の電池セル111には電圧監視ユニット14が信号接続されている。電圧監視ユニット14は、各電池セル111の電圧を検出する。電圧監視ユニット14によって得られた電圧検出情報は、電気自動車10に搭載された蓄電制御装置15に送られる。蓄電制御装置15は、電圧監視ユニット14から得られる検出電圧に基づいて、個々の電池セル111における充電残量を把握する。蓄電制御装置15は、電圧監視ユニット14から得られる検出電圧に基づいて、蓄電装置11の充電残量を把握して図示しない充電残量表示装置に表示させる。
蓄電制御装置15は、温調制御装置13に信号接続されている。蓄電制御装置15には複数の温度検出装置26が信号接続されている。複数の温度検出装置26は、複数の電池セル111と1対1の関係で電池セル111の温度を検出する。温度検出装置26によって得られた温度検出情報は、蓄電制御装置15へ送られる。
蓄電制御装置15には接続端子16が信号接続されており、蓄電装置11には接続端子17が電気的に接続されている。接続端子16及び接続端子17は、被接続器18の一部を構成している。
被接続器18には充電装置19を構成する接続器20が接続可能である。仮想線で示す接続器20は、被接続器18に接続された接続位置にある。充電装置19は、電源21と、充電制御装置22とを備えており、接続器20は、接続端子23,25を備えている。電源21には接続端子23がリレー24を介して電気的に接続可能であり、充電制御装置22には接続端子25が信号接続されている。充電制御装置22は、リレー24のON−OFFを制御する。
電気自動車10が停止状態にあって接続器20が被接続器18に接続されると、蓄電制御装置15と充電制御装置22との間で情報の送受信が行なわれる。接続器20が被接続器18に接続されている状態では、充電制御装置22は、蓄電制御装置15へ接続信号を出力する。接続器20が被接続器18に接続されるとリレー24がONされ、電源21から蓄電装置11へ電力供給が行なわれる。
図2及び図3は、蓄電制御装置15によって実行される電力制御プログラムを表すフローチャートである。
次に、第1の実施形態の作用をフローチャートに基づいて説明する。
蓄電制御装置15は、充電制御装置22からの接続信号の入力の有無を判断している(ステップS1)。接続信号が入力している場合(ステップS1においてYES)、蓄電制御装置15は、温度検出装置26によって得られた検出温度Txと、予め設定された許容温度範囲〔T1,T2〕との大小比較を行なう(ステップS2)。検出温度Txが許容温度範囲〔T1,T2〕に含まれない場合(ステップS2においてNO)、蓄電制御装置15は、温調制御装置13に温調遂行信号を出力する(ステップS3)。
温調制御装置13は、温調遂行信号の入力に応答して、蓄電装置11から空調部120及びファンモータ121への電力供給を制御し、空調部120及びファンモータ121が作動される。これによりファン122が回転して空調された空気が送られ、蓄電装置11が温調される。温調制御装置13は、蓄電装置11から温調装置12への電力供給を制御する。蓄電制御装置15は、充電制御装置22に温調用電力を供給させる温調制御という制御機能を有する。
検出温度Txが許容温度範囲〔T1,T2〕に含まれる場合(ステップS2においてYES)、蓄電制御装置15は、温調制御装置13に温調停止信号を出力する(ステップS4)。温調装置12が駆動されている場合、温調制御装置13は、温調停止信号の入力に応答して温調装置12の駆動を停止させる。温調停止信号の出力後、蓄電制御装置15は、ステップS1へ移行する。
蓄電制御装置15は、接続器20が被接続器18に接続されている間、電圧監視ユニット14から得られる検出電圧に基づいて充電残量を把握しており、充電残量が予め設定された上限値に達したか否かを判断している(ステップS5)。充電残量が予め設定された上限値に達していない場合(ステップS5においてNO)、蓄電制御装置15は、充電要求信号を充電制御装置22に出力する(ステップS6)。充電制御装置22は、充電要求信号の入力に応答してリレー24をON状態に維持し、電源21から蓄電装置11へ電力供給が行なわれる。充電が完了しない間は、電源21から蓄電装置11へ電力供給が継続される。蓄電制御装置15は、充電制御装置22に充電を完了させる充電完了制御という制御機能を有する。
充電が完了した場合(ステップS5においてYESであって充電残量が予め設定された上限値に達した場合)、蓄電制御装置15は、温度検出装置26によって得られた検出温度Txと、許容温度範囲〔T1,T2〕との大小比較を行なう(ステップS7)。検出温度Txが許容温度範囲〔T1,T2〕に含まれる場合(ステップS7においてYES)、蓄電制御装置15は、温調制御装置13に温調停止信号を出力する(ステップS8)。温調制御装置13は、温調停止信号の入力に応答して温調装置12の駆動を停止させる。これにより蓄電装置11に対する温調が停止する。
検出温度Txが許容温度範囲〔T1,T2〕に含まれない場合(ステップS7においてNO)、蓄電制御装置15は、充電制御装置22に温調用電力要求信号を出力する(ステップS9)。充電制御装置22は、温調用電力要求信号の入力に応答して、電源21から蓄電装置11への電力供給を継続する。温調装置12の駆動は継続されているが、この電力供給により蓄電装置11における充電残量が上限値より低減することはない。
ステップS1においてNOの場合(接続信号が入力しない場合)、蓄電制御装置15は、温度検出装置26によって得られた検出温度Txと、許容温度範囲〔T1,T2〕との大小比較を行なう(ステップS10)。検出温度Txが許容温度範囲〔T1,T2〕に含まれる場合(ステップS10においてYES)、蓄電制御装置15は、ステップS1へ移行する。
検出温度Txが許容温度範囲〔T1,T2〕に含まれない場合(ステップS10においてNO)、蓄電制御装置15は、充電残量が予め設定された下限値に達したか否かを判断している(ステップS11)。充電残量が予め設定された下限値に達していない場合(ステップS11においてYES)、蓄電制御装置15は、温調制御装置13に温調遂行信号を出力する(ステップS12)。温調制御装置13は、温調遂行信号の入力に応答して温調制御を遂行する。
充電残量が予め設定された下限値以下の場合(ステップS11においてNO)、蓄電制御装置15は、温調制御装置13に温調停止信号を出力する(ステップS13)。温調制御装置13は、温調停止信号の入力に応答して温調制御を停止する。
充電装置19側にある充電制御装置22は、充電装置19の電力供給状態を制御する。電気自動車10側にある蓄電制御装置15は、温度検出装置26によって得られる温度検出情報に基づいて、充電制御装置22に対して温調用電力の供給の指令の是非を判断する機能を有する。蓄電制御装置15及び充電制御装置22は、温度検出装置26によって得られる温度検出情報に基づいて、充電装置19からの温調用電力の供給を制御する電力供給制御装置を構成する。電力供給制御装置は、温度検出装置26によって得られる温度検出情報(検出された温度)に基づいて、車両外に配置された充電装置19から蓄電装置11に供給される充電電力と蓄電装置11を温度調整する温調装置12に供給される温調用電力との把握を行ない、前記検出された温度に基づいて、充電装置19から温調装置12への温調用電力の供給を制御する。
第1の実施形態では以下の効果が得られる。
(1)充電時に望ましいとされる温調のための温調用電力は、温調装置12の駆動に使用される。そのため、温調以外のための蓄電装置11に供給された充電電力が特別な温調(充電中の温調)に使われることはなく、電気自動車10の走行距離が向上する。
次に、図4〜図6の第2の実施形態を説明する。第1の実施形態と同じ構成部には同じ符合を用い、その詳細説明は省略する。図5及び図6は、蓄電制御装置15によって実行される電力制御プログラムを表すフローチャートであるが、このフローチャートにおいて図2及び図3のフローチャートと同じ制御ステップについては同じステップ符合を用い、その詳細説明は省略する。
図4に示すように、蓄電制御装置15にはイグニッションスイッチ27が信号接続されている。
次に、図5及び図6のフローチャートに基づいて蓄電制御を説明する。
蓄電制御装置15は、充電制御装置22からの接続信号の入力の有無を判断している(ステップS21)。接続信号が入力している場合(ステップS21においてYES)、蓄電制御装置15は、温度検出装置26によって得られた検出温度Txと、予め設定された許容温度範囲〔T1,T2〕との大小比較を行なう(ステップS22)。検出温度Txが許容温度範囲〔T1,T2〕に含まれる場合(ステップS22においてYES)、蓄電制御装置15は、基本充電が完了したか否かを判断する(ステップS23)。基本充電の完了とは、充電残量が予め設定された上限値に達したことである。
基本充電が完了していない場合(ステップS23においてNO)、蓄電制御装置15は、ステップS21へ移行する。基本充電が完了した場合(ステップS23においてYES)、蓄電制御装置15は、ステップS10へ移行する。
ステップS22においてNOの場合(検出温度Txが許容温度範囲〔T1,T2〕に含まれない場合)、蓄電制御装置15は、付加充電が完了したか否かを判断する(ステップS24)。付加充電の完了とは、前記した上限値よりも大きい値として予め設定された非常上限値に達したことである。付加充電が完了していない場合(ステップS24においてNO)、蓄電制御装置15は、ステップS22へ移行する。
付加充電が完了した場合(ステップS24においてYES)、蓄電制御装置15は、充電制御装置22からの接続信号の入力の有無を判断する(ステップS25)。充電制御装置22からの接続信号が入力していない場合(ステップS25においてNOであって接続器20が被接続器18から外された場合)、蓄電制御装置15は、イグニッションスイッチ27のON信号の入力を判断する(ステップS26)。イグニッションスイッチ27のON信号が入力された場合(ステップS26においてYES)、つまりイグニッションスイッチ27のON後に、蓄電制御装置15は、温調制御装置13に温調遂行信号を出力する(ステップS27)。温調制御装置13は、温調遂行信号の入力に応答して温調を遂行する。
蓄電制御装置15は、充電残量が予め設定された下限値に達したか否かを判断している(ステップS28)。充電残量が予め設定された下限値に達していない場合(ステップS28においてYES)、蓄電制御装置15は、ステップS27へ移行する。充電残量が予め設定された下限値以下の場合(ステップS28においてNO)、蓄電制御装置15は、ステップS13へ移行する。
第2の実施形態では、温調用電力が充電完了後の温調のために使用され、充電中に蓄電装置11の温調が行なわれることはない。そのため、温調装置12の駆動による音が充電中に生じることはなく、電気自動車10に搭乗している搭乗者が違和感を感じることはない。
本発明では以下のような実施形態も可能である。
○蓄電制御装置15が充電装置19側に設けられていてもよい。この場合、車両に搭載された温調制御装置13が温度検出装置26によって得られる検出情報に基づいて温調装置12の駆動を制御するようにすればよい。又、電圧監視ユニット14によって得られる検出情報に基づいて充電残量を表示制御する装置が車両にあればよい。
○充電制御装置の機能を車両側に設けられた蓄電制御装置に持たせてもよい。
○温調制御装置の機能を蓄電制御装置に持たせてもよい。
○充電装置19から蓄電装置11を経由することなく温調装置12へ直接に温調用電力を供給するようにしてもよい。
○複数の電池セル111に1つの温度検出装置26を対応させてもよい。
○1つの電池セル111に複数の温度検出装置26を対応させてもよい。
○本発明をプラグインハイブリッド車に適用してもよい。
10…車両としての電気自動車。11…蓄電装置。12…温調装置。13…温調制御装置。15…電力供給制御装置を構成する蓄電制御装置。19…充電装置。22…電力供給制御装置を構成する充電制御装置。26…温度検出装置。27…イグニッションスイッチ。

Claims (9)

  1. 蓄電装置に充電電力を供給する充電装置が前記蓄電装置に接続されているか否かを判断するステップと、
    前記蓄電装置の充電残量を把握するステップと、
    前記蓄電装置の温度を検出し、検出された温度と予め設定された許容温度範囲との大小比較を行うステップと、
    前記蓄電装置を温度調整する温調装置への温調用電力の供給を制御するステップと
    を有する電力制御方法において、
    前記温調用電力の供給を制御するステップでは、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記充電残量が予め定められた上限値に達していない場合には、前記蓄電装置から前記温調装置に温調用電力を供給し、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記充電残量が前記上限値に達している場合には、前記充電装置から前記温調装置に温調用電力を供給する電力制御方法。
  2. 蓄電装置に充電電力を供給する充電装置が前記蓄電装置に接続されているか否かを判断するステップと、
    前記蓄電装置の充電残量を把握するステップと、
    前記蓄電装置の温度を検出し、検出された温度と予め設定された許容温度範囲との大小比較を行うステップと、
    前記蓄電装置を温度調整する温調装置への温調用電力の供給を制御するステップと
    を有する電力制御方法において、
    前記温調用電力の供給を制御するステップでは、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記蓄電装置の充電残量が予め定められた下限値を超えている場合に、前記蓄電装置から前記温調装置に温調用電力を供給し、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されてなく、且つ前記蓄電装置が搭載された車両のイグニッションスイッチがオフである場合には、前記検出された温度に拘わらず、前記温調装置に温調用電力を供給しない電力制御方法。
  3. 前記蓄電装置の温度が所定範囲内である場合における充電量の上限値と、前記上限値よりも大きい値である非常上限値とが設定されており、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、且つ、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれていない場合に、前記蓄電装置を前記非常上限値にまで充電するステップを有する請求項2に記載の電力制御方法。
  4. 蓄電装置と、
    前記蓄電装置を温度調整する温調装置と、
    前記蓄電装置の温度を検出する温度検出装置と、
    車両外に配置されて前記蓄電装置に充電電力を供給する充電装置が前記蓄電装置に接続されているか否かを判断し、前記蓄電装置の充電残量を把握し、前記温度検出装置によって検出された温度と予め設定された許容温度範囲との大小比較を行う蓄電制御装置と、
    前記温調装置への温調用電力の供給を制御する温調制御装置と
    を備えた車両において、
    前記温調制御装置は、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記充電残量が予め定められた上限値に達していない場合には、前記蓄電装置から前記温調装置に温調用電力を供給し、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記充電残量が前記上限値に達している場合には、前記充電装置から前記温調装置に温調用電力を供給する車両。
  5. 蓄電装置と、
    前記蓄電装置を温度調整する温調装置と、
    前記蓄電装置の温度を検出する温度検出装置と、
    車両外に配置されて前記蓄電装置に充電電力を供給する充電装置が前記蓄電装置に接続されているか否かを判断し、前記蓄電装置の充電残量を把握し、前記温度検出装置によって検出された温度と予め設定された許容温度範囲との大小比較を行う蓄電制御装置と、
    前記温調装置への温調用電力の供給を制御する温調制御装置と
    を備えた車両において、
    前記温調制御装置は、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記蓄電装置の充電残量が予め定められた下限値を超えている場合に、前記蓄電装置から前記温調装置に温調用電力を供給し、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されてなく、且つ前記蓄電装置が搭載された車両のイグニッションスイッチがオフである場合には、前記検出された温度に拘わらず、前記温調装置に温調用電力を供給しない車両。
  6. 前記蓄電装置の温度が所定範囲内である場合における充電量の上限値と、前記上限値よりも大きい値である非常上限値とが設定されており、
    前記蓄電制御装置は、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、且つ、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれていない場合に、前記蓄電装置を前記非常上限値にまで充電する請求項5に記載の車両。
  7. 蓄電装置と前記蓄電装置を温度調整する温調装置とを搭載した車両に、前記車両外に配置された充電装置から電力を供給する電力供給システムにおいて、
    前記蓄電装置の温度を検出する温度検出装置と、
    前記蓄電装置に充電電力を供給する充電装置が前記蓄電装置に接続されているか否かを判断し、前記蓄電装置の充電残量を把握し、前記温度検出装置によって検出された温度と予め設定された許容温度範囲との大小比較を行う蓄電制御装置と、
    前記温調装置への温調用電力の供給を制御する温調制御装置とを備え、
    前記温調制御装置は、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記充電残量が予め定められた上限値に達していない場合には、前記蓄電装置から前記温調装置に温調用電力を供給し、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記充電残量が前記上限値に達している場合には、前記充電装置から前記温調装置に温調用電力を供給する電力供給システム。
  8. 蓄電装置と前記蓄電装置を温度調整する温調装置とを搭載した車両に、前記車両外に配置された充電装置から電力を供給する電力供給システムにおいて、
    前記蓄電装置の温度を検出する温度検出装置と、
    前記蓄電装置に充電電力を供給する充電装置が前記蓄電装置に接続されているか否かを判断し、前記蓄電装置の充電残量を把握し、前記温度検出装置によって検出された温度と予め設定された許容温度範囲との大小比較を行う蓄電制御装置と、
    前記温調装置への温調用電力の供給を制御する温調制御装置とを備え、
    前記温調制御装置は、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれておらず、且つ、前記蓄電装置の充電残量が予め定められた下限値を超えている場合に、前記蓄電装置から前記温調装置に温調用電力を供給し、
    前記充電装置が前記蓄電装置に接続されてなく、且つ前記蓄電装置が搭載された車両のイグニッションスイッチがオフである場合には、前記検出された温度に拘わらず、前記温調装置に温調用電力を供給しない電力供給システム。
  9. 前記蓄電装置の温度が所定範囲内である場合における充電量の上限値と、前記上限値よりも大きい値である非常上限値とが設定されており、
    前記蓄電制御装置は、前記充電装置が前記蓄電装置に接続されており、且つ、前記検出された温度が前記許容温度範囲に含まれていない場合に、前記蓄電装置を前記非常上限値にまで充電する請求項8に記載の電力供給システム。
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