JP5852311B2 - 音声フレームのタイミング補正方法及び無線機 - Google Patents
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Description
移動通信システムにおいて、基地局と端末(移動局)、又は端末と端末との間での無線通信を行う際には、送信側と受信側とで無線フレームタイミングを同期させる必要がある。
そのため、無線フレームタイミングにずれが生じた場合、基地局と端末との通信では端末が無線フレームタイミングを補正し、端末間の通信では受信側が無線フレームタイミングの補正を行う。
つまり、音声コーデック部における音声データのA/D変換時又はD/A変換時のサンプリングタイミングを無線フレームタイミングに合わせる必要がある。
次に、無線フレームと音声フレームの構成について説明する。
無線フレームは、384のシンボルから成り、シンボルタイミングをカウントするシンボルタイミングカウンタが384カウントすると1無線フレームとなって、シンボルタイミングカウンタは0にクリアされ、次の無線フレームのシンボルタイミングをカウントする。
無線フレーム長は40ms、そのタイミングである無線フレームタイミングは25Hzであり、シンボル長は104.17μs、シンボルタイミングは9.6kHzである。
音声フレーム長は無線フレームと同じ40ms、そのタイミングである音声フレームタイミングは25Hzであり、音声サンプル長(音声サンプリング期間)は125μs、音声サンプリングタイミングは8kHzである。
また、音声コーデック部では、1音声サンプリング期間に32回カウントする音声コーデック用の基準クロック(256kHz)を用いて処理を行っている。基準クロックは制御部から供給される。
シンボルタイミングは、19.2MHzの2000カウントであり、音声サンプリングタイミングは、19.2MHzの2400カウントに相当する。
次に、従来の音声フレームタイミング補正方法について図5を用いて説明する。図5は、従来の音声フレームタイミング補正方法を示す説明図であり、(a)はタイミングがずれた無線フレーム、(b)は補正前の音声フレーム、(c)は補正後の音声フレームを示す。
図5(a)では、無線通信を行っている相手より自分のタイミングが進んでいる場合であり、12シンボルタイミング毎に2.5μs進んでいる場合を示している。この場合、無線フレームを12シンボルタイミング毎に2.5μsだけ短くする必要がある。
2.5μs/(1/19.2MHz)=48クロック
であり、12シンボル毎に19.2MHzを48クロック分少ないタイミングでシンボルカウンタをインクリメントして次のシンボルタイミングをカウントすることで誤差を吸収するよう補正する。
2.5μs×(384/12)=80μs
だけ時間が短くなり、1無線フレーム長は、
40ms−80μs=39.92ms となる。
このまま音声コーデックの基準クロックに基づいて音声サンプリングタイミングをカウントすると、次の音声フレームに移行するまでに更に80μsかかることになる。
80μs/(1/256kHz)=20.48=21クロック
となり、21クロック欠損することになる。
また、基準クロックに同期してデータがある場合には、基準クロックに合わせてデータが欠損してしまい、音途切れが発生する。
尚、無線通信における音声データのタイミングを補正する技術としては、特開2010−252019号公報「無線基地局装置」(株式会社日立国際電気、特許文献1)がある。
特許文献1には、変換部が音声データのアップリンクフレームの割り当て処理を行い、補正処理部が、音声データ内の時間情報とネットワークからの音声制御信号内の時間情報とを比較して音声データの時間変化を検出し、当該時間変化に応じて変換部における音声データのアップリンクフレームの割り当てタイミングを補正することが記載されている。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る音声フレームのタイミング補正方法は、音声復号化/符号化の処理の基準クロックを高速にして音声データのサンプリング期間内で前詰めとし、残りの時間が余裕時間となるよう生成し、復調データを当該基準クロックに基づいて復号化し、音声信号を当該基準クロックに基づいて符号化し、無線フレームのずれを検出して、当該ずれと余裕時間とに基づいて音声フレームのタイミングを補正する頻度及びその調整タイミングを決定し、調整タイミングになると、無線フレームのシンボルタイミングに音声フレームの音声サンプリングタイミングを同期させるようにしており、音声サンプリング期間を短くする場合でも、音声データを含まない余裕時間内で補正することができ、回路規模を増大させること無く簡易な処理で音声データの欠落を防ぎ、音声フレームタイミングを無線フレームタイミングに合わせることができるものである。
本発明の実施の形態に係る無線機の構成について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る無線機の概略構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る無線機(本無線機)は、無線通信システムの移動局であり、図1に示すように、空中線(アンテナ)101と、空中線スイッチ102と、高周波増幅部103と、受信ミキサ104と、IF増幅部105と、A/D変換部106と、復調部107と、音声コーデック部118と、D/A変換部109と、スピーカ110と、送信電力増幅部111と、送信ミキサ112と、D/A変換部113と、変調部114と、A/D変換部116と、マイク117と、制御部119と、周波数シンセサイザ120とを備えている。
更に、音声コーデック部118は、音声データ復号化部108と、音声データ符号化部115とを備えている。
空中線101は、空間中の無線信号を受信し、送信信号を空間中に放射する。
空中線スイッチ102は、空中線101を送信側(送信電力増幅部111)又は受信側(高周波増幅部103)に接続する。
高周波増幅部103は、受信した高周波信号を増幅する。
受信ミキサ104は、高周波信号に周波数シンセサイザ120からの周波数を乗算して中間周波数(IF)に周波数変換する。
周波数シンセサイザ120は、制御部119からの指示に従って特定の周波数信号を出力する。
A/D変換部106は、制御部119から指定されるクロックに基づいてA/D変換する。
復調部107は、A/D変換されたデータを復調する。また、復調部107は、受信データに基づいて無線フレームを検出し、制御部119に検出した無線フレームタイミングを報知する。
更に、本無線機の特徴として、復調部107は、制御部から入力される自己の無線フレームのシンボルタイミングと検出した無線フレームのシンボルタイミングとを比較して、無線フレームのずれを検出し、ずれの大きさに基づいて無線フレームのシンボルタイミング及び音声フレームの音声サンプリングタイミングの調整を行う調整タイミングの頻度及び調整タイミングを決定する。そして、調整タイミングになると、従来と同様に無線フレームのシンボルタイミングの補正を行う。
D/A変換部109は、復号化された音声データをD/A変換する。
スピーカ110は、受信音声を出力する。
A/D変換部116は、音声をA/D変換する。
変調部114は、音声符号化された符号化データを変調する。
D/A変換部113は、変調された音声データをD/A変換してIF信号に変換する。
送信ミキサ112は、IF信号を周波数シンセサイザ120からの周波数信号と乗算して、送信周波数にアップコンバートする。
送信電力増幅部111は、送信信号を増幅する。
また、制御部119は、本無線機の特徴である音声コーデックの基準クロックを高速にしてサンプリング期間内で前詰めとなるよう生成し、音声コーデック部108に出力する。
そして、制御部119は、復調部107から無線フレームのずれ及び調整タイミングが入力されると、本無線機の特徴として、各調整タイミングの期間内において、復調部から入力されるシンボルタイミングに同期させるよう、音声サンプリングタイミングを補正する。
音声フレームのタイミング調整の動作については、後で具体的に説明する。
上記無線機の動作について簡単に説明する。
本無線機では、受信時には、基地局や他の移動局からの受信信号を空中線101により受信し、空中線スイッチ102を介して、高周波増幅部103で増幅し、受信ミキサ104で中間周波数(IF)に周波数変換する。受信周波数は、制御部119により周波数シンセサイザ120を制御することで設定される。
デジタル音声データは、D/A変換部109にてアナログ音声信号に変換され、スピーカ110から音声出力される。各機能ブロックのタイミング制御は制御部119で制御する。
周波数変換された信号は、送信電力増幅部111で電力増幅されたあと、空中線スイッチ102を介して空中線101から空間に放射される。各機能ブロックのタイミング制御は制御部で制御する。
音声コーデックに対するタイミング制御(音声フレームのタイミング補正)については、後で具体的に説明する。
次に、本無線機における無線フレームと音声フレームの調整タイミングについて図2を用いて説明する。図2は、本無線機における無線フレームと音声フレームの調整タイミングを示す説明図である。
尚、本無線機においても、従来と同様に、無線フレーム長及び音声フレーム長を40ms(無線フレームタイミング及び音声フレームタイミングが25Hz)、シンボル長(シンボル期間)を104.17μs(シンボルタイミングが9.6kHz)、音声サンプリング長(音声サンプリング期間)を125μs(音声サンプリングタイミングが8kHz)としている。
シンボルタイミング及び音声サンプリングタイミングは、従来と同様に、制御部119が19.2MHzのクロックに基づいて生成している。
6シンボルタイミング=104.17μs×6=625μs
5音声サンプリングタイミング=125μs×5=625μs
つまり、本無線機では、625μs毎に音声サンプリングタイミングを無線フレームのシンボルタイミングに合わせる(同期させる)音声サンプリングのタイミング補正を行う。
尚、無線フレームについては、調整タイミング以外にもシンボルタイミングの補正を行う場合もある。
具体的なタイミング調整方法については後述する。
次に、本無線機における音声サンプリングタイミングの調整方法について簡単に説明する。図3は、本無線機における音声サンプリングタイミングの調整方法を示す模式説明図である。
上述したように、本無線機の制御部119では、特定の調整タイミング(ここでは625μs毎)で音声サンプリングタイミングを無線フレームのシンボルタイミングに合わせる補正(調整)を行う。
図3(a)は、無線フレームと音声フレームのタイミングが一致している場合を示している。
この場合、無線フレームの6番目のシンボルタイミング(カウント5)が終了して7番目のシンボルタイミング(カウント6)になるタイミングと、音声フレームの5番目の音声サンプリングタイミング(カウント4)が終了して6番目のサンプリングタイミング(カウント5)になるタイミングとは一致している。
そのため、音声フレームにおける音声サンプリングタイミングを調整する必要はない。
図3(b)は、音声フレームより無線フレームのタイミングが早い(進んでいる)場合を示している。
図3(b)の「音声フレームを調整しない場合」に示すように、この場合には、無線フレームの6番目のシンボルタイミング(カウント5)が終了して7番目のシンボルタイミング(カウント6)になるタイミングは、音声フレームの5番目の音声サンプリングタイミング(カウント4)が終了して6番目の音声サンプリングタイミング(カウント5)になるタイミングよりも早い。
この余裕時間には音声データは含まれないので、余裕時間以内の短縮であれば、音声フレームのサンプル長を短くしても、従来のように音声データの欠落が生じることはない。
これらの動作については、後で詳細に説明する。
また、図3(c)は、音声フレームより無線フレームのタイミングが遅い場合を示している。
図3(c)の「音声フレームを調整しない場合」に示すように、この場合には、無線フレームの6番目のシンボルタイミング(カウント5)が終了して7番目のシンボルタイミング(カウント6)になるタイミングは、音声フレームの5番目の音声サンプリングタイミング(カウント4)が終了して6番目の音声サンプリングタイミング(カウント5)になるタイミングよりも遅い。
この場合には、音声データの欠落は生じない。
このようにして本無線機における音声サンプリングタイミングの調整が行われる。
次に、本無線機における無線フレームと音声フレームのタイミング補正について図4を用いて説明する。図4は、本無線機における無線フレームと音声フレームのタイミング補正を示す説明図である。
図4は、図5に示した従来の場合と同様に、自己の無線フレームが相手より12シンボル毎に2.5μs進んでいる場合を示している。
1無線フレームでは同様の調整処理が32回行われ、その結果、フレーム長は39.92msとなる。この処理は従来と同様であり、復調部107で行われる。
ここで、本無線機の特徴部分である音声コーデックの基準クロックについて説明する。
本無線機の音声コーデックの基準クロック(以下、単に「基準クロック」とする)は、従来の基準クロック(256kHz)よりも高速の272kHzとして、サンプリング期間内で前詰めでカウントし、その後は信号を変化させない。カウント数は従来と同様の32カウントである。
音声コーデック部118は、制御部119から供給される前詰めの基準クロックに基づいてデータの入出力及び符号化、復号化が行われる。
125μs−(1/272kHz)×32=7.35μs となる。
余裕時間には音声データは含まれず、欠損しても不具合は生じないものである。
本無線機では、この余裕時間を利用して音声サンプリングタイミングの補正を行うものである。
上述したように、通常は1音声フレーム40ms(25Hz)として、1サンプル長は125μs(8kHz)であるが、無線フレームの補正に伴い、それに合わせて10音声サンプリングタイミング毎(カウント9,19,29,...)に2.5μsサンプル長を短くしなければならない。
欠落させた部分は余裕時間以内であり、音声データの品質には影響を与えないものである。
次に、音声サンプリングタイミングの調整における復調部107、制御部119、音声コーデック部118の動作について図1を用いて説明する。
[受信時の音声サンプリングタイミング調整]
まず、受信時の音声サンプリングタイミング調整の動作について説明する。
復調部107は、受信した無線フレームのシンボルタイミングを検出して、受信データを復調し、復調データと検出した無線フレームのシンボルタイミングを制御部119に出力する。
復調部107は、無線フレームのずれを検出すると、当該ずれと、音声コーデック部118へのデータの出力において、前詰めの基準クロックによって生じる余裕時間(7.35μs)とを比較し、調整タイミングにおける1回の補正量が余裕時間内となるよう、補正の頻度(調整タイミングの頻度)を決定する。
一方、ずれが小さい場合には、図4の調整タイミングのように、図2の調整タイミングの1/2の頻度として、シンボルタイミング及び音声サンプリングタイミングの調整回数を図2の半分とする。
そして、復調部107は、決定された調整タイミングを制御部119に通知する。
これにより、図3に示したように、音声フレームの音声サンプリングタイミングを無線フレームのシンボルタイミングに同期させることができるものである。
次に、送信時における音声サンプリングタイミングの調整動作について説明する。
音声コーデック部118の音声データ符号化部115は、制御部119からの前詰めの基準クロックに基づいて符号化を行い、制御部119のバッファ120bに出力する。
制御部119は、音声サンプリングタイミングに従ってバッファ120bから符号化データを読み出して、無線フレームの変調部114に出力する。このとき、制御部119は、調整タイミングのカウントにおいて、復調部107から入力された無線フレームのシンボルタイミングに音声サンプリングタイミングを同期させて、音声符号化データを変調部114に出力する。
これにより、送信時にも無線フレームのシンボルタイミングに音声サンプリングタイミングを合わせることができるものである。
本発明の実施の形態に係る音声フレームのタイミング補正方法及び無線機によれば、復調部107が、受信した無線フレームのシンボルタイミングを検出してデータを復調し、制御部119に出力すると共に、検出したシンボルタイミングと制御部119から入力される自己のシンボルタイミングとを比較して無線フレームのずれを検出し、ずれに応じて無線フレームと音声フレームのタイミングを補正する頻度及び調整タイミングを決定して制御部119に指示し、調整タイミングになると、シンボルタイミングの補正を行って補正したシンボルタイミングを制御部に出力し、制御部119が、音声コーデックの基準信号を音声サンプリング期間内で前詰めとして後ろに余裕時間を備えるよう生成し、復調部107から入力される復調データをバッファ120aに蓄積し、音声サンプリングタイミングに基づいて蓄積された復調データを音声コーデック部118に出力すると共に、復調部107から指示された調整タイミングになると、復調部107から入力される補正されたシンボルタイミングに音声サンプリングタイミングを同期させて、次の復調データを音声コーデック部118に出力するようにしているので、通信相手との間で無線フレームのずれが生じた場合でも、音声フレームタイミングを無線フレームタイミングに同期させることができ、また、音声サンプリング期間内の余裕時間でずれを補正できるよう調整タイミングを設定することにより、音声サンプリング期間を短くする補正を行っても音声データの欠落を防ぐことができ、回路規模を増大させることなく、簡易な処理で音声品質の劣化を防ぎ、良好な音声通信を行うことができる効果がある。
Claims (3)
- 無線フレームのタイミングに基づいて音声フレームのタイミングを補正する音声フレームのタイミング補正方法であって、
無線フレームのずれを検出し、無線フレームのシンボルをカウントするタイミングに音声フレームの音声データをカウントするタイミングを一致させる補正を行う調整タイミングを前記ずれに応じて決定すると共に、
音声データを符号化又は復号化するための基準クロックを高速にして、音声データのカウント期間内で前詰めとして前記期間の残りの時間をタイミング補正可能な余裕時間として形成し、
前記余裕時間が形成された基準クロックで前記音声データを復号化又は符号化し、前記調整タイミングになると、前記無線フレームのシンボルをカウントするタイミングを前記ずれに応じて補正し、前記補正された無線フレームのタイミングに前記音声フレームの音声データをカウントするタイミングを同期させることを特徴とする音声フレームのタイミング補正方法。 - 受信した無線信号を復調し、復調された音声データを復号化する無線機であって、
無線フレームのシンボルタイミングと音声フレームの音声データのサンプリングタイミングを生成すると共に、復調された音声データを記憶し、音声データを復号化するための基準クロックを高速にして、音声データをカウントするカウント期間内で前詰めとして前記期間の残りの時間をタイミング補正可能な余裕時間として形成し、前記余裕時間が形成された基準クロックと前記記憶した音声データとを前記音声フレームの音声データをカウントするタイミングで出力する制御部と、
前記受信した無線信号の無線フレームのシンボルタイミングを検出し、前記制御部で生成された無線フレームのシンボルタイミングと比較して無線フレームのずれを検出し、音声フレームのタイミングを補正する調整タイミングを当該ずれに基づいて決定すると共に、前記ずれに応じて無線フレームのシンボルをカウントするタイミングを補正して、無線信号を復調し、当該復調した音声データを前記制御部に出力する復調部と、
前記制御部からの音声データと前記余裕時間が形成された基準クロックとを入力し、前記音声データを当該基準クロックで復号化する音声データ復号化部とを有し、
前記制御部が、前記復調部で決定された調整タイミングになると、前記補正された無線フレームのシンボルをカウントするタイミングに前記音声フレームの音声データをカウントするタイミングを同期させることを特徴とする無線機。 - 音声信号を基準クロックで符号化して音声データを出力する音声データ符号化部と、
音声データを変調して無線フレームで出力する変調部とを有し、
制御部が、音声データを符号化するための基準クロックを高速にして、音声データをカウントするカウント期間内で前詰めとして前記期間の残りの時間をタイミング補正可能な余裕時間として形成し、前記余裕時間が形成された基準クロックを前記音声データ符号化部に出力すると共に、前記音声データ符号化部からの音声データを記憶し、前記記憶した音声データを音声フレームの音声データをカウントするタイミングで前記変調部に出力し、復調部で決定された調整タイミングになると、前記無線フレームのシンボルをカウントするタイミングに前記音声フレームの音声データをカウントするタイミングを同期させることを特徴とする請求項2記載の無線機。
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