JP5851338B2 - 端末装置 - Google Patents
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Description
本明細書で使用する各種用語を以下のように定義する。
[ネットワークコーディング(Network Coding)]
End−to−End間(送信端末から受信端末の間)の各端末が、独立リンクを用いて、情報を符号化しながらルーティングする事により情報伝送を行う理論。ネットワークが構成するグラフ構造において、各リンクを駆使して送信可能な最大情報伝送の計算を目的とする。この理論に基づくアドホックネットワークは、各端末が受信したメッセージ情報をまとめて符号化して1つ以上の端末へ送信し、送信端末が符号化して送信した情報は受信端末で復元できるように各端末は符号化関数を実行する。この方法により、電波が届くリンクを活用して符号化しながらルーティングを行い、各リンク上を伝送する情報量を増大させないマルチルーティングが可能となる。この結果、狭帯域環境下であっても、ネットワーク全体として限られた通信資源を最大限活用した情報伝送が可能となる。
[NC(Network Coding)通信]
ネットワークコーディング理論に基づき、送信端末と受信端末間で利用可能な独立リンクを活用して情報を伝送する通信。
[符号化ルーティング]
端末が実行する、符号化しながらルーティングを行うNC特有の機能。
[リンク集合]
あるNC通信を実現する送信端末、受信端末群および中継端末群(送信端末から各受信端末に至る情報伝送経路を構成する1台以上の端末)から構成されるリンク通信路の集合。一般的なTree型通信とは異なり、各端末への入力、各端末からの出力が1つ以上になる特徴がある。トポロジィに対する送信端末および受信端末と複雑度から、リンク集合計算アルゴリズムを用いて計算する。
[複雑度]
リンク集合の冗長性を客観的に理解できるように定義した値。例えば、最適ルーティングを複数回実行した結果の排他的論理和をリンク集合とする場合には、最適ルーティングを実行した回数と定義できる。
[符号化関数]
符号化ルーティングを行う時に用いる符号化の方法。リンク集合の構成と、自身端末により異なるため、各端末が、決定したリンク集合に対応して、符号化関数計算アルゴリズムを用いて計算する。
受信端末T6d:受信データ=(a,b)=(a,aXOR(aXORb))
受信端末T7d:受信データ=(a,b)=(bXOR(aXORb),b)
NC通信1:T11s→T16d,T17dへの1対2通信
NC通信2:T21s→T16d,T17d,T25dへの1対3通信
実施の形態1では、リンクを共有することにより当該リンクの負荷が増大する問題を解決する方法について説明する。
NC通信1:T11s→T16d,T17d
NC通信2:T21s→T16d,T17d,T25d
(2)L(T13,T14)を開放する(NC通信2のみの開放)。これは、上記(1)の結果、端末T14へ情報を送る必要が無くなる(NC通信2で使用する、端末T14から他の端末へのリンクが無くなる)ためである。このようなリンクを関連リンクと呼ぶ。
(3)L(T17d,T15)を新設する。新たに設定されるリンクを新設リンクと呼ぶ。
(リンク集合の再計算方法)
リンク集合の計算は、トポロジィに対して特定の端末間のルートを複雑度として定義された回数にわたって最適ルーティングアルゴリズムを実行する事により計算する。各計算では、既にルートとして選定された特定のリンク(高負荷のリンク)を排除して再計算する事により、相互独立なリンクが求められる。これらの計算結果の排他的論理和をリンク集合として決定する。
(リンク集合の再構成方法)
一例として、端末T01〜T07から構成されるリンク集合に対して、端末T01から端末T06,T07へ1対2の通信を行う場合を説明する。図7において(a)が再計算前のリンク集合、(b)が再計算後のリンク集合である。(a)から(b)への変更は、上記のリンク集合の再計算、及び(a)と(b)の差分から以下を抽出する。
L(T03,T04)→高負荷リンク(再構成リーダ端末の判断により決定)
L(T01,T03)→関連リンク
L(T01,T04)→新設リンク
・NC通信1(NC−ID=1):送信端末(i0002)は端末T01、受信端末(i0003)は端末T06,T07,T08
・NC通信2(NC−ID=2):送信端末(i0002)は端末T01、受信端末(i0003)は端末T06,T07
リンク集合(i0003)について:
L(T03,T04)を高負荷リンクとして開放(リンク集合(i0004)から削除)
L(T01,T04)を新設リンクとして新設(リンク集合(i0004)に追加)
L(T01,T03)を関連リンクとして開放(リンク集合(i0004)から削除)
符号化関数(i0005)について:
F2()からF2’()に変更。
図11は、実施の形態2にかかる端末の構成例を示す図である。実施の形態2にかかる端末は、図8に示した実施の形態1の端末に対してNC通信優先判定部60を追加した構成となっている。本実施の形態では、実施の形態1と異なる部分について説明を行う。
実施の形態1,2では、各端末が、自身が送信元となるリンクの状態を監視し、高負荷リンクであると判断すると再構成リーダ端末として動作するセンサアドホックネットワークを説明したが、複数のリンクが同時に高負荷リンクとして検出される可能性もある。そのため、本実施の形態では、高負荷リンクが複数検出される場合を想定してリンク集合を再構成するセンサアドホックネットワークについて説明する。なお、実施の形態1と共通する部分については説明を省略する。
端末T02に関して
L(T02,T05)→ 負荷統計40%
端末T04に関して
L(T04,T06)→ 負荷統計10%
20,20a,20c ルーティング管理部
21 リンク再構成部
22 リンク集合再計算部
23 負荷管理部
30 NC(Network Coding)情報伝送部
31 符号化ルーティング部
32 送受信部
33 独立リンク管理部
34 符号化関数データベース部
40 高負荷リンク検出部
50 NC通信管理部
60 NC通信優先判定部
70 負荷通知部
100 通信線(Communication Line)
Claims (6)
- アドホックネットワークを形成し、受信データに対してネットワークコーディング処理を実施して転送する端末装置であって、
アドホックネットワーク内で発生している1つ以上のネットワークコーディング通信の経路に関する情報および各通信で使用する符号化関数の情報を管理するリンク管理手段と、
データの送信先となる各端末装置へのリンク各々について、負荷状態を監視するリンク負荷監視手段と、
前記リンク負荷監視手段により高負荷状態と判断されたリンクである高負荷リンクが存在する場合、当該高負荷リンクを使用しているネットワークコーディング通信の中の1つを選択し、当該選択した通信の経路を、当該高負荷リンクを候補から除外した上で再決定する経路再決定手段と、
を備えることを特徴とする端末装置。 - 前記経路再決定手段は、前記高負荷リンクを使用しているネットワークコーディング通信のうち、最後に開始した通信の経路を再決定することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
- 前記ネットワークコーディング通信に優先度が設定されている場合、
前記経路再決定手段は、前記高負荷リンクを使用しているネットワークコーディング通信のうち、最も優先度が低い通信の経路を再決定することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記リンク負荷監視手段が高負荷リンクを検出した場合、
前記経路再決定手段は、他の端末装置で高負荷リンクが検出されていないかどうか確認し、他の端末装置で高負荷リンクが検出されていない場合、または、他の端末装置で高負荷リンクが検出されているが当該高負荷リンクの負荷が前記リンク負荷監視手段で検出された高負荷リンクの負荷よりも低い場合に、前記選択した通信の経路を再決定することを特徴とする請求項1、2または3に記載の端末装置。 - 自身が送信側となっているリンクの負荷の情報を、他の端末装置の中の1つである負荷管理端末へ通知する負荷通知手段、
をさらに備え、
前記経路再決定手段は、前記リンク負荷監視手段で高負荷リンクが検出された場合、アドホックネットワーク内の各リンクの負荷の状況を前記負荷管理端末に問い合わせ、他の端末装置で高負荷リンクが検出されていないかどうか、および、他の端末装置で高負荷リンクが検出されているが当該検出されている高負荷リンクの負荷が前記リンク負荷監視手段で検出された高負荷リンクの負荷よりも低いかどうか、を確認することを特徴とする請求項4に記載の端末装置。 - 前記経路再決定手段は、前記選択した通信の経路を再決定した後、さらに、再決定前の旧経路には含まれていないが再決定後の新経路には含まれているリンクの送信側の端末に対して当該リンクの設定を指示するとともに、旧経路には含まれているが新経路には含まれていないリンクの送信側の端末に対して当該リンクの開放を指示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の端末装置。
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