JP5849132B1 - スライドファスナー - Google Patents

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Abstract

【課題】一対のファスナーテープの各ファスナーエレメント列の噛合操作時における、蝶棒のスライダーへの挿入操作の困難性を和らげるスライドファスナーを提供する。【解決手段】一対のファスナーテープ（１）（５）の互いに対向する側縁にそれぞれ列設されたファスナーエレメントからなるファスナーエレメント列（２）（６）を噛合させるせる際に、一方のファスナーエレメント列の下端に固設された箱体（３）に、他方のファスナーエレメント列（６）の下端に固設された蝶棒（７）を、スライダー（４）を介して挿入し、スライダー（４）を上方に引き上げるスライドファスナーにおいて、蝶棒（７）を箱体（３）に嵌入する際に、スライダー（４）の肩口（４ａ）に挿入する導入案内片（８）を蝶棒（７）の下端に設けた。【選択図】図１

Description

本発明は、スライドファスナーに関する。
一対のファスナーテープの互いに対向する側縁にそれぞれ列設されたファスナーエレメントからなるファスナーエレメント列を互いに噛合させる際に、一方のファスナーエレメント列の下端に固設された箱体に、他方のファスナーエレメント列の下端に固設された蝶棒を、スライダーを介して挿入し、スライダーを上方に引き上げるスライドファスナーは周知である。（特許文献１）
国際公開番号 ＷＯ２０１２/０６３３４０号公報
一対のファスナーテープの各ファスナーエレメント列を互いに噛合させる際には、一方のファスナーエレメント列の下端に設けられた箱体に、他方のファスナーエレメント列の蝶棒を嵌入すべく、スライダーの一方の肩口に該蝶棒を挿入する必要があるが、一般的にスライダーや蝶棒は小形であるうえに、取扱者の指の感覚の状況により、蝶棒のスライダーへの挿入操作が容易でない場合がある。
本発明は、一対のファスナーテープの各ファスナーエレメント列の噛合操作時における、蝶棒のスライダーへの挿入操作の困難性を和らげるスライドファスナーの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項１記載の発明は、一対のファスナーテープの互いに対向する側縁にそれぞれ列設されたファスナーエレメントからなるファスナーエレメント列を噛合させる際に、一方のファスナーエレメント列の下端に固設された箱体に、他方のファスナーエレメント列の下端に固設された蝶棒を、スライダーを介して挿入し、スライダーを上方に引き上げるスライドファスナーにおいて、前記蝶棒を前記箱体に嵌入する際に、前記スライダーの肩口に挿入する導入案内片を前記蝶棒の下端に設け、前記導入案内片は、その基部が前記蝶棒に搖動自在に枢着されていることを特徴とする。
請求項２記載の発明は、請求項１に記載のスライドファスナーにおいて、前記導入案内片は、先細り形状であることを特徴とする。
請求項３記載の発明は、請求項１または２記載のスライドファスナーにおいて、
前記箱体は、前記導入案内片が該箱体に嵌入された状態において、該導入案内片を包囲する長さを有することを特徴とする。
本発明によれば、スライドファスナーにおける蝶棒のスライダーへの挿入操作の困難性を和らげる効果を奏する。
本発明の一実施形態を示すスライドファスナーの正面図であって、ファスナーエレメント列が互いに分離した状態を示す。 図１に示すファスナーエレメント列が噛合した状態を示すスライドファスナーの正面図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。
図１は、スライドファスナーの互いに対向する一対のファスナーエレメント列を噛合させる際の形態を示しており、同図において、第１のファスナーテープ１は、第１のファスナーエレメント列２と、この第１のファスナーエレメント列２の下端に後述の箱棒を介して配置された箱体３と、この箱体３の上端に位置するスライダー４を備えている。
第２のファスナーテープ５は、第２のファスナーエレメント列６と、この第２のファスナーエレメント列２の下端に配置された蝶棒７と、この蝶棒７の下端部に設けられた導入案内片８を備えている。導入案内片８は、先細り形状であり、上端基部が蝶棒７の下端部に搖動可能に軸１０で枢着されている。
箱体３は、図２において、第１のファスナーテープ１における第１のファスナーエレメント列２の下端に設けられた箱棒９に固定されている。
図１において、第１のファスナーエレメント列２と第２のファスナーエレメント列６との噛合は、導入案内片８を、スライダー４にその肩口４ａから挿入し、スライダー４を介して箱体３に挿入貫通させ、図２に示すように、蝶棒７を箱体３に挿入固定した後、周知の如く、スライダー４の引き手１１をもって、スライダー４を上方に移動させることによって行われる。箱体３は導入案内片８が下方に突出可能な開口をその下側面に有する。
図２において、蝶棒７が箱体３に挿入された状態で導入案内片８が箱体３から下方に突出するのを避けるために、箱体３のサイズを仮想線１２で示す大きさに拡大することができる。
１ 第１のファスナーテープ
２ 第１のファスナーエレメント列
３ 箱体
４ スライダー
５ 第２のファスナーテープ
６ 第２のファスナーエレメント列
７ 蝶棒
８ 導入案内片
９ 箱棒
１０ 軸

Claims (3)

  1. 一対のファスナーテープの互いに対向する側縁にそれぞれ列設されたファスナーエレメントからなるファスナーエレメント列を噛合させる際に、一方のファスナーエレメント列の下端に固設された箱体に、他方のファスナーエレメント列の下端に固設された蝶棒を、スライダーを介して挿入し、スライダーを上方に引き上げるスライドファスナーにおいて、
    前記蝶棒を前記箱体に嵌入する際に、前記スライダーの肩口に挿入する導入案内片を前記蝶棒の下端に設け、前記導入案内片は、その基部が前記蝶棒に搖動自在に枢着されていることを特徴とするスライドファスナー。
  2. 請求項１記載のスライドファスナーにおいて、
    前記導入案内片は、先細り形状であることを特徴とするスライドファスナー。
  3. 請求項１または２記載のスライドファスナーにおいて、
    前記箱体は、前記導入案内片が該箱体に嵌入された状態において、該導入案内片を包囲する長さを有することを特徴とするスライドファスナー。
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