JP5847745B2 - イオン注入装置およびイオン注入装置の状態判定方法 - Google Patents

イオン注入装置およびイオン注入装置の状態判定方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、イオン注入装置およびイオン注入装置の状態判定方法に関する。
従来、半導体装置が形成される半導体ウェハ等の基板に対してイオンビームを照射することにより、基板へ所望のイオンを注入するイオン注入装置がある。イオン注入装置は、一般に、正電荷を有するイオンを基板へ注入する。このため、基板では、注入されるイオンによって表面が過剰に正に帯電する所謂チャージアップが発生することがある。かかる基板のチャージアップは、基板に形成された半導体素子の破損の原因になることがある。
このため、プラズマ発生部によってプラズマを発生させ、プラズマ中の電子をイオンと共に基板へ供給することにより、正に帯電した基板の表面を電気的に中和するイオン注入装置がある。
しかしながら、プラズマ発生部を備えた従来のイオン注入装置では、プラズマ発生部から基板へ正常に電子が供給されているか否かを精度よく判定することが困難であるという問題がある。
特開2004−327250号公報 特開平4−357657号公報
本発明の一つの実施形態は、プラズマ発生部から基板へ正常に電子が供給されているか否かを精度よく判定することができるイオン注入装置およびイオン注入装置の状態判定方法を提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態によれば、イオン注入装置が提供される。イオン注入装置は、イオン注入部と、位置検出部と、電荷供給部と、電流値検出部と、判定部とを備える。イオン注入部は、第1導電型のイオンを含むイオンビームによって基板の表面を走査して前記イオンを前記基板へ注入する。位置検出部は、前記基板における前記イオンビームの走査位置を検出する。電荷供給部は、プラズマを発生し、前記プラズマに含まれる第2導電型の電荷を放出して前記基板へ供給する。電流値検出部は、前記電荷供給部によって放出される前記電荷の量に応じて変化する電流値を検出する。判定部は、前記位置検出部によって検出される前記走査位置の変化に伴う、前記電流値検出部によって検出される前記電流値の変化に基づいて、前記基板の帯電状態を判定する。
実施形態に係るイオン注入装置の動作を示す説明図。 実施形態に係るイオン注入装置全体の構成を示す説明図。 実施形態に係るイオン注入部および電荷供給部の構成例を示す説明図。 実施形態に係るイオン注入装置の動作の一例を示す説明図。 実施形態に係るイオン注入装置の動作の一例を示す説明図。 実施形態に係る判定部によるウェハおよび電荷供給部の状態判定方法の一例を示す説明図。 実施形態に係る制御部が実行する処理を示すフローチャート。 実施形態に係る判定部によるウェハおよび電荷供給部の状態判定方法の他の一例を示す説明図。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるイオン注入装置およびイオン注入装置の状態判定方法を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るイオン注入装置1の動作を示す説明図である。以下では、正電荷を有するイオンを処理対象の基板となるウェハWに注入しつつ、ウェハWへ電子を供給する場合について説明するが、ウェハWに注入するイオンは負電荷を有するものでもよい。かかる場合、電子に代えて正電荷をウェハWへ供給する。
なお、図1には、ウェハWへ注入するイオンを「+」で示しており、ウェハへ供給する電子を「e」で示している。また、図1には、イオン注入装置1の一部分を示している。イオン注入装置1全体の構成については、図2〜図4を参照して後述する。
図1に示すように、イオン注入装置1は、イオン注入部2と、電荷供給部3と、制御部4とを備える。イオン注入部2は、処理対象のウェハWへ正電荷を有するイオンを注入する処理部である。なお、ここでは、イオン注入部2によって直径LのウェハWにイオンを注入する場合について説明する。
かかるイオン注入部2は、後述するイオン発生部によって発生させたイオンを含むイオンビームBをウェハWへ向けて照射しながら、例えば、ウェハ保持部21によって上下にウェハWを移動(図1における白抜き矢印参照)させる。これにより、ウェハWの表面がイオンビームBによって上下に往復走査され、ウェハWの表面全体にイオンが注入される。
電荷供給部3は、イオンビームBの照射経路へ電子を放出することで、イオン注入中のウェハW表面へ電子を供給する処理部である。これにより、イオン注入装置1では、正電荷を有するイオンの注入によって正に帯電するウェハWを電荷供給部3から放出される電子によって電気的に中和することで、ウェハWに形成済みの半導体素子の過帯電による破損や特性の劣化を抑制することができる。
かかる電荷供給部3は、外部から導入される材料ガスGを使用してプラズマPSを発生させる。プラズマPSに含まれる電子は、イオンビームBに含まれるイオンの正電荷、および、正に帯電したウェハWに引き寄せられ、イオンビームBの照射経路へ放出されてイオンビームBとともにウェハWの表面へ供給される。
プラズマPSが放出される場合、グランドGNDから電荷供給部3を介して電子の放出口へ向かう方向へ電子の流れが形成される。つまり、電荷供給部3からグランドGNDへ向かう方向へ電流(以下、「プラズマ放出電流I」と記載する)が流れる。電荷供給部3には、かかるプラズマ放出電流Iの電流値を検出する電流値検出部31がグランドGNDとの間に接続される。
制御部4は、ウェハ保持部21から入力されるウェハWにおけるイオンビームBの走査位置の変化に伴う、電流値検出部31によって検出される電流値の変化量に基づいて、ウェハWの帯電状態を判定する。これにより、イオン注入装置1では、ウェハWの帯電状態を正確に判定することができる。
ここで、プラズマ放出電流Iの電流値は、電荷供給部3から放出された電子量に比例して増減する値である。このため、例えば、単純に、プラズマ放出電流Iの電流値をモニタリングすることで、ウェハWの帯電状態を大まかに判定することは可能である。
しかし、図1に示すように、電荷供給部3から放出された電子は、全てがウェハWへ供給されるのではなく、一部、ウェハWへ供給されないものもある。このため、単純に、プラズマ放出電流Iの電流値をモニタリングするだけでは、ウェハWの帯電状態を正確に判定することが困難である。
そこで、制御部4は、ウェハWにおけるイオンビームBの走査位置の変化に伴う、プラズマ放出電流Iの電流値の変化量に基づいて、ウェハWの帯電状態を正確に判定する。具体的には、例えば、イオンビームBによってウェハWの端縁位置を走査する場合には、ウェハWの中央位置を走査する場合よりも、ウェハWにおけるイオンビームBの照射面積が狭い。
そして、ウェハWにおけるイオンビームBの照射面積が狭い領域では、照射面積が広い領域よりも蓄積されている正電荷の量が少ない。このため、照射面積が狭いウェハWの端縁位置をイオンビームBによって走査している場合は、照射面積の広いウェハWの中央位置を走査している場合に比べて、ウェハW表面に蓄積された正電荷によって電荷供給部3から引き出される電子の量が少なくなる。
つまり、ウェハWにおけるイオンビームBの走査位置が端縁位置から中央へ向かうにつれてプラズマ放出電流Iの電流値は増大する。その後、ウェハWにおけるイオンビームBの走査位置が中央位置から端縁位置へ向かうにつれてプラズマ放出電流Iの電流値は減少する。このため、イオンビームBの走査位置がウェハWにおける端縁位置から中央位置へ向かうにつれて、プラズマ放出電流Iの電流値が増大していれば、ウェハWの帯電が正常に中和されていると正確に判断することができる。
一方、イオンビームBの走査位置がウェハWにおける端縁位置から中央位置へ向かっているにも関わらず、プラズマ放出電流Iの電流値が増大していなければ、ウェハWの帯電が正常に中和されず、依然として帯電していると正確に判断することができる。なお、イオンビームBの走査位置がウェハWにおける中央位置から端縁位置へ向かっている場合についても、同様の論理からウェハWの帯電状態を正確に判断することが可能である。
そこで、制御部4は、ウェハ保持部21から入力されるウェハWにおけるイオンビームBの走査位置の変化に伴う、電流値検出部31によって検出される電流値の変化量に基づいて、ウェハWの帯電状態を判定する。これにより、イオン注入装置1では、ウェハWの帯電状態を正確に判定することができる。
以下、図2〜図8を参照し、イオン注入装置1の具体例について、さらに詳細に説明する。図2は、実施形態に係るイオン注入装置1全体の構成を示す説明図である。図2に示すように、イオン注入装置1は、イオン注入部2と、電荷供給部3と、電流値検出部31と、制御部4と、出力部7と、記憶部8とを備える。
イオン注入部2は、前述したように、ウェハWの表面へイオンを注入する処理部であり、ウェハWにおけるイオンビームBの走査位置を検出する位置検出部21cを備える。また、電荷供給部3は、イオンビームBの照射経路へ電子を放出する処理部であり、電流値検出部31と接続される。電流値検出部31は、検出したプラズマ放出電流Iの電流値を制御部4へ出力する。
ここで、イオン注入部2および電荷供給部3の構成の一例について、図3を参照して説明する。図3は、実施形態に係るイオン注入部2および電荷供給部3の構成例を示す説明図である。図3に示すように、イオン注入部2は、ウェハ保持部21と、イオン発生部22と、引出電極23と、質量分析部24と、加速部25とを備える。
イオン発生部22は、ウェハWへ注入するイオンを発生させる処理部である。かかるイオン発生部22は、所定のソースガスをプラズマ化させることによって、所望のイオンを発生させる。引出電極23は、イオン発生部22によって発生させた所望のイオンをイオン発生部22から引き出す電極である。かかる引出電極23は、引出電源23aの負極へ接続される。また、引出電源23aの正極は、イオン発生部22へ接続される。
これにより、引出電極23は、正に帯電した所望のイオンをイオン発生部22から引き出すことができる。そして、イオン発生部22から引き出されたイオンは、イオンビームBとなって質量分析部24へ入射する。
質量分析部24は、イオンビームBに含まれるイオンのうち、所定質量のイオンを選択的に通過させる処理部である。かかる質量分析部24は、イオンビームBの通過経路の両脇にアナライザマグネット(図示略)を備える。さらに、質量分析部24は、イオンビームBの出射部に、分析スリット24aを備える。
アナライザマグネットは、イオンビームBへ磁力をかけることにより、所望のイオンよりも質量が大きなイオンを含むイオンビームB1と所望のイオンよりも質量が小さなイオンを含むイオンビームB2とをイオンビームBから分離する。
分析スリット24aは、所望のイオンよりも質量が大きなイオンを含むイオンビームB1と所望のイオンよりも質量が小さなイオンを含むイオンビームB2を遮り、所望のイオンを含むイオンビームBを選択的に質量分析部24から出射させるスリットである。
加速部25は、質量分析部24から入射されるイオンビームBのイオンを加速させ、ウェハWへの注入に必要なエネルギーをイオンへ与える処理部である。かかる加速部25は、加速電源25a、集束部25b、スキャン部25c等を備える。
加速電源25aは、正極が質量分析部24におけるイオンビームBの出射部へ接続され、負極がウェハ保持部21へ接続された電源である。かかる加速電源25aによって質量分析部24とウェハ保持部21との間に生じる電位差により、加速部25内を通過するイオンビームBのイオンを加速させ、ウェハWへの注入に必要なエネルギーをイオンへ与える。
集束部25bは、質量分析部24から入射されるイオンビームBを集光レンズ(例えば、四極子レンズ)によって集光させてスキャン部25cへ出射する処理部である。また、スキャン部25cは、集束部25bから入射されるイオンビームBがウェハWに対して垂直に照射されるようにイオンビームBを平行にする処理部である。
かかる集束部25bは、スキャナとパラレルレンズとを備える。スキャナは、質量分析部24から入射されるイオンビームBを静電気力によってXY平面上で走査させる静電プレートである。
また、パラレルレンズは、スキャナから入射されるイオンビームBを電界によって平行化するダイポールレンズである。なお、ここでは、図示を省略したが、加速部25は、スキャン部25cの後段に、イオンビームBからエネルギーコンタミネーションを除去するエネルギーフィルタ等を備える。
ウェハ保持部21は、イオンの注入対象となるウェハWを保持する処理部である。かかるウェハ保持部21は、吸着保持部21aと、ウェハ移動部21bと、位置検出部21cとを備える。吸着保持部21aは、ウェハWを吸着して保持するチャックである。ウェハ移動部21bは、ウェハWを保持した吸着保持部21aをウェハWの直径方向へ、例えば、上下に往復移動させる。
また、位置検出部21cは、ウェハ移動部21bの移動に伴って変化するウェハWにおけるイオンビームBの走査位置を検出するセンサである。かかる位置検出部21cは、検出した走査位置を示す信号を制御部4へ出力する。なお、ウェハ保持部21は、不図示のファラデーカップの内部に設けられる。ファラデーカップは、ウェハWへ注入されるイオンの数を計数する処理部である。
電荷供給部3は、前述のようにプラズマを発生させ、プラズマ中の電子をイオンビームBの照射経路へ放出する処理部である。かかる電荷供給部3は、イオンビームBの照射経路となるイオン注入部2の加速部25内へ電子を放出する。
図2へ戻り、制御部4は、判定部5と注入停止部6とを備える。判定部5は、位置検出部21cによって検出される走査位置の変化に伴って変化する、電流値検出部31によって検出される電流値の変化量に基づいて、ウェハWの帯電状態を判定する処理部である。
かかる判定部5は、イオン注入によってウェハWが帯電しているか否かを判定し、判定結果を出力部7へ出力する。出力部7は、判定部5による判定結果を表示、音声等によって出力して報知する報知装置である。
また、判定部5は、位置検出部21cによって検出される走査位置、および、電流値検出部31によって検出される電流値に基づいて、電荷供給部3によって電子が正常に放出されているか否かを示す放出状態を判定する。そして、判定部5は、判定した放出状態を示す情報を注入停止部6へ出力する。
また、判定部5は、放出状態の判定を行う際に生成する後述の照射面積増減傾向と、放出電荷増減傾向とを対応付けた情報を記憶部8へ出力する。記憶部8は、判定部5から入力される照射面積増減傾向と、放出電荷増減傾向とを対応付けた情報を記憶する。
注入停止部6は、電荷供給部3が正常に電子を放出していないことを示す放出状態が判定部5から入力される場合に、イオン注入部2へイオンの注入動作を停止させる指令を出力する。これにより、イオン注入装置1では、電荷供給部3が正常に作動していない状態でイオンの注入が継続されて不良品が発生することを防止することができる。
以下、図4〜図6を参照し、イオン注入装置1の動作と、判定部5によるウェハWおよび電荷供給部3の状態判定方法の一例について説明する。図4および図5は、実施形態に係るイオン注入装置1の動作の一例を示す説明図であり、図6は、実施形態に係る判定部5によるウェハWおよび電荷供給部3の状態判定方法の一例を示す説明図である。
なお、図4および図5には、図1に示すイオン注入装置1の一部を示しており、図4および図5に示す構成要素については、図2に示す符号と同一の符号を付することにより、その説明を省略する。
ここでは、プラズマ放出電流Iの電流値が、ウェハWの帯電状態の変化によって増減し、ウェハWの帯電状態以外の要因では増減しないものとして説明する。また、プラズマ放出電流Iの電流値が、ウェハWの帯電状態の変化に加え、ウェハWの帯電状態以外の要因で増減する場合については、図8を参照して後述する。
図4に示すように、イオン注入装置1では、例えば、ウェハWの上端よりも上方からイオンビームBの照射を開始し、イオンビームBの照射を継続しつつウェハ保持部21によってイオンビームBの上端よりも上方までウェハWを移動させる。その後、ウェハ保持部21によってウェハWを下方へ移動させながら、イオンビームBの照射を継続する。
そして、イオン注入装置1は、かかるウェハWの上下往復移動を繰り返しながらイオンビームBによってウェハWの表面を往復走査することで、ウェハWの表面全体にイオンの注入を行う。なお、ここでは、例えば、イオンビームBの断面の上下の長さがウェハWの直径Lよりも短く、断面の左右の長さ(幅)がウェハWの直径Lよりも長いとする。
また、イオン注入装置1は、イオンをウェハWへ注入している期間に、ウェハWにおけるイオンビームBの走査位置を所定周期(例えば、数msec間隔)で順次検出する。また、イオン注入装置1は、イオンをウェハWへ注入している期間に、イオンビームBの走査位置を検出するタイミングと同期したタイミングで、プラズマ放出電流Iの電流値を順次検出する。
ここで、図4に示すように、イオン注入装置1では、イオンビームBによってウェハWの上端位置を走査している場合、ウェハWにおけるイオンビームBの照射面積が比較的小さいので、ウェハWに注入されるイオン(正電荷)の量が比較的少ない。
このため、ウェハW表面の帯電量も少なく、ウェハW表面のイオン(正電荷)によって電荷供給部3から引き出される電子の量も少ない。したがって、イオンビームBによってウェハWの上端位置を走査している場合、図6に示すように、イオン注入装置1によって取得されるプラズマ放出電流Iの電流値は、比較的小さな値となる。
その後、図5に示すように、イオン注入装置1では、イオンビームBによってウェハW表面の中央位置まで走査して行くと、ウェハWにおけるイオンビームBの照射面積が増大するので、ウェハWに注入されるイオン(正電荷)も増大する。
これにより、ウェハW表面の帯電量も増大するので、ウェハW表面のイオン(正電荷)によって電荷供給部3から引き出される電子量も増大する。したがって、図6に示すように、イオンビームBによってウェハWの上端位置から中央位置まで走査する期間に、イオン注入装置1によって取得されるプラズマ放出電流Iの電流値は、徐々に増大する。
その後、イオン注入装置1では、イオンビームBによってウェハWの表面を中央位置から下端まで走査していくと、ウェハWにおけるイオンビームBの照射面積が徐々に小さくなる。したがって、図6に示すように、イオンビームBによってウェハWの表面を中央位置から下端位置まで走査する期間に、イオン注入装置1によって取得されるプラズマ放出電流Iの電流値は、徐々に減少する。
そして、判定部5は、図6に示すようなウェハWにおけるイオンビームBの走査位置と、プラズマ放出電流Iの電流値との対応関係を示す情報を取得する。かかる情報は、ウェハWにおけるイオンビームBの照射面積の増減傾向と、プラズマ放出電流Iの電流値の増減傾向とを対応付けた情報である。
ここで、図6に示すように、イオンビームBの走査位置がウェハW表面の上端位置から中央位置までの区間、つまり、イオンビームBの照射面積が増大傾向にある区間に電流値が増大傾向にある場合、ウェハWの帯電状態に応じた電子が供給されていることになる。また、イオンビームBの照射面積が減少傾向にある区間に電流値が減少傾向にある場合、ウェハWの帯電状態に応じた電子が供給されていることになる。
このように、ウェハWにおけるイオンビームBの照射面積が増減傾向と、プラズマ放出電流Iの電流値の増減傾向とが同じ場合、判定部5は、電荷供給部3から正常に電子が放出されており、ウェハWの帯電が正常に中和されていると判定する。そして、判定部5は、電荷供給部3の状態を示す情報を注入停止部6へ出力し、ウェハWの帯電状態を示す情報を出力部7へ出力する。また、判定部5は、図6に示す照射面積の増減傾向と、電流値の増減傾向とを対応付けた情報を記憶部8へ出力して記憶させる。
一方、図6に一点鎖線で示すように、走査位置が上端位置から中央位置までの照射面積が増大傾向にある区間、および、走査位置が中央位置から下端位置までの照射面積が減少傾向にある区間で電流値が変化しない場合がある。また、図6に二点鎖線で示すように、走査位置が上端位置から中央位置までの照射面積が増大傾向にある区間で電流値が減少傾向になり、走査位置が中央位置から下端位置までの照射面積が減少傾向にある区間で電流値が増大傾向になる場合がある。かかる場合、ウェハWの帯電が正常に中和されない。
そこで、判定部5は、図6に一点鎖線や二点鎖線で示すような、照射面積の増減傾向と、電流値の増減傾向とが相反する場合、電荷供給部3から正常に電子が供給されておらず、ウェハWの帯電が正常に中和されていないと判定する。そして、判定部5は、電荷供給部3の状態を示す情報を注入停止部6へ出力して、イオンの注入を停止させ、ウェハWの帯電状態を示す情報を出力部7へ出力する。
次に、図7を参照し、実施形態に係る制御部4が実行する処理について説明する。図7は、実施形態に係る制御部4が実行する処理を示すフローチャートである。制御部4は、イオン注入部2によるイオンの注入が開始された場合に、図7に示す処理を実行する。
具体的には、図7に示すように、制御部4は、位置検出部21cからウェハWにおけるイオンビームBの走査位置を取得し(ステップS101)、電流値検出部31からプラズマ放出電流Iの電流値を取得する(ステップS102)。続いて、制御部4は、イオンビームBの照射位置から判別した照射面積の増減傾向と、プラズマ放出電流Iの電流値から判別した電流値の増減傾向とが相反するか否かを判定する(ステップS103)。
そして、制御部4は、照射面積の増減傾向と電流値の増減傾向とが相反すると判定した場合(ステップS103,Yes)、イオン注入部2によるイオンの注入を停止させ(ステップS104)、処理を終了する。一方、照射面積の増減傾向と電流値の増減傾向とが相反していないと判定した場合(ステップS103,No)、制御部4は、イオンの注入が完了したか否かを判定する(ステップS105)。
そして、制御部4は、イオンの注入が完了していないと判定した場合(ステップS105,No)処理をステップS101へ移す。一方、イオンの注入が完了したと判定した場合(ステップS105,Yes)、制御部4は、ウェハWの帯電状態を示す情報を出力部7によって出力させる(ステップS106)。そして、制御部4は、照射面積の増減傾向と電流値の増減傾向とを対応付けた情報を電荷放出状態情報として記憶部8に記憶させ(ステップS107)、処理を終了する。
なお、上述した実施形態では、プラズマ放出電流Iの電流値が、ウェハWの帯電状態の変化によって増減し、その他の要因では増減しないものとして説明したが、プラズマ放出電流Iの電流値は、ウェハWの帯電状態以外の要因で増減することがある。ここで、図8を参照し、プラズマ放出電流Iの電流値が、ウェハWの帯電状態の変化に加え、ウェハWの帯電状態以外の要因で増減する場合について説明する。
図8は、実施形態に係る判定部5によるウェハWおよび電荷供給部3の状態判定方法の他の一例を示す説明図である。例えば、図1に示すイオン注入装置1では、ウェハWを上方へ移動させた場合に、ウェハ保持部21へイオンビームBが照射され、ウェハ保持部21が帯電することがある。
かかる場合、イオンビームBによってウェハWの下端を走査する場合に、ウェハWの帯電によって電荷供給部3から引き出される電子に加え、ウェハ保持部21の帯電によっても電荷供給部3から電子が引き出される。このため、図8の(a)〜(c)に示すように、ウェハWの下端を走査する場合の方が、上端を走査する場合よりもプラズマ放出電流Iの電流値が大きくなることがある。
また、ウェハ保持部21の帯電以外にも、イオン注入装置1内部の他の構成要素やウェハW周辺の環境等、様々な外的要因によってプラズマ放出電流Iの電流値は不規則に変化する。このため、前述した電荷放出状態情報は、図6に示すような略二次曲線上にならない場合もある。
そこで、判定部5は、例えば、図8の(a)に示すように、走査位置の変化に伴う電流値の変化が不規則な電荷放出状態情報を取得した場合、走査位置が上端の場合の電流値と、下端の場合の電流値とを結ぶ関数(以下、「基準直線」と記載する)を算出する。さらに、判定部5は、不規則に変化する電流値の曲線の中で、基準直線に対して上に凸となる各領域の面積と、基準直線に対して下に凸となる各領域の面積とを算出する。
そして、判定部5は、算出した上に凸の領域の総面積が下に凸の領域の総面積よりも大きい場合に、電荷供給部3から正常に電子が放出され、ウェハWの帯電が正常に中和されていると判定する。例えば、図8の(a)に示す電荷放出状態情報を取得した場合、凸の領域の総面積が下に凸の領域の総面積よりも大きいため、電荷供給部3から正常に電子が放出され、ウェハWの帯電が正常に中和されていると判定する。
一方、図8の(b)、(c)に示すように、凸の領域の総面積が下に凸の領域の総面積以下の場合、判定部5は、電荷供給部3から正常に電子が放出されておらず、ウェハWの帯電が正常に中和されていないと判定する。これにより、大半の走査区間で照射面積および電流値の増減傾向が相反しておらず、実際には、正常に電子が放出されているにも関わらず、何らかの外的要因により一部区間で増減傾向が相反した場合に、電子の放出状態を誤判定することを防止することができる。
上述したように、実施形態に係るイオン注入装置は、イオン注入部と、位置検出部と、電荷供給部と、電流値検出部と、判定部とを備える。イオン注入部は、第1導電型のイオンを含むイオンビームによって基板の表面を走査してイオンを基板へ注入する。位置検出部は、基板におけるイオンビームの走査位置を検出する。電荷供給部は、プラズマを発生し、プラズマに含まれる第2導電型の電荷を放出して基板へ供給する。電流値検出部は、電荷供給部によって放出される電荷の量に応じて変化する電流値を検出する。
そして、判定部は、位置検出部によって検出される走査位置の変化に伴う、電流値検出部によって検出される電流値の変化に基づいて、基板の帯電状態を判定する。これにより、イオン注入装置は、電荷供給部から基板へ正常に電子が供給されているか否かを精度よく判定することができる。
また、判定部は、走査位置の変化に基づいて、基板におけるイオンビームの照射面積の増減傾向を判定し、電流値の変化に基づいて、電荷供給部によって放出される電荷の増減傾向を判定する。そして、判定部は、照射面積の増減傾向および電荷の増減傾向に基づいて、電荷供給部による電荷の放出状態を判定する。これにより、イオン注入装置は、電荷供給部から正常に電荷が放出されているか否かを精度よく判定することができる。
また、イオン注入装置は、判定部によって判定される照射面積の増減傾向、および、電荷の増減傾向が相反する場合に、イオン注入部によるイオンの注入を停止させる注入停止部をさらに備える。これにより、イオン注入装置は、電荷供給部から正常に電荷が供給されないまま基板へイオンが注入されることによる基板の過剰な帯電によって、基板に既に形成されている半導体素子が破損したり、特性が劣化したりすることを防止することができる。
また、イオン注入装置は、判定部によって判定される照射面積の増減傾向、および、電荷の増減傾向が対応付けられた情報を記憶する記憶部をさらに備える。これにより、例えば、イオン注入装置のユーザは、記憶部によって順次記憶される情報に基づいて、イオン注入装置の状態の経時変化を監視することで、イオン注入装置のメンテナンスが必要な時期を予測することができる。したがって、イオン注入装置によれば、不測の装置停止を未然に防止することができる。
なお、上述した判定部5が行う各判定処理、判定結果の出力処理、電子供給状態情報の記憶処理を行うタイミングは一例である。これらの各種処理は、例えば、1Lot(25枚のウェハW)を処理する毎や、各ウェハWを処理する毎、イオンビームBによるウェハWの一走査毎等、任意に変更することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 イオン注入装置、2 イオン注入部、3 電荷供給部、4 制御部、5 判定部、6 注入停止部、7 出力部、8 記憶部、21c 位置検出部、31 電流値検出部、B イオンビーム、I プラズマ放出電流、PS プラズマ、W ウェハ

Claims (4)

  1. 第1導電型のイオンを含むイオンビームによって基板の表面を走査して前記イオンを前記基板へ注入するイオン注入部と、
    前記基板における前記イオンビームの走査位置を検出する位置検出部と、
    プラズマを発生し、前記プラズマに含まれる第2導電型の電荷を放出して前記基板へ供給する電荷供給部と、
    前記電荷供給部によって放出される前記電荷の量に応じて変化する電流値を検出する電流値検出部と、
    前記位置検出部によって検出される前記走査位置の変化に伴う、前記電流値検出部によって検出される前記電流値の変化に基づいて、前記基板の帯電状態を判定する判定部と
    を備え
    前記判定部は、
    前記走査位置の変化に基づいて、前記基板における前記イオンビームの照射面積の増減傾向を判定し、前記電流値の変化に基づいて、前記電荷供給部によって放出される電荷の増減傾向を判定し、前記照射面積の増減傾向および前記電荷の増減傾向に基づいて、前記電荷供給部による前記電荷の放出状態を判定することを特徴とするイオン注入装置。
  2. 前記判定部によって判定される前記照射面積の増減傾向、および、前記電荷の増減傾向が相反する場合に、前記イオン注入部による前記イオンの注入を停止させる注入停止部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のイオン注入装置。
  3. 前記判定部によって判定される前記照射面積の増減傾向、および、前記電荷の増減傾向が対応付けられた情報を記憶する記憶部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のイオン注入装置。
  4. 第1導電型のイオンを含むイオンビームによって基板の表面を走査して前記イオンを前記基板へ注入する工程と、
    前記基板における前記イオンビームの走査位置を検出する工程と、
    プラズマを発生し、前記プラズマに含まれる第2導電型の電荷を放出して前記基板へ供給する工程と、
    放出される前記電荷の量に応じて変化する電流値を検出する工程と、
    前記走査位置の変化に伴う、前記電流値の変化に基づいて、前記基板の帯電状態を判定する工程と
    前記基板における前記イオンビームの照射面積の増減傾向を前記走査位置の変化に基づいて判定し、放出される前記第2導電型の電荷の増減傾向を前記電流値の変化に基づいて判定し、前記照射面積の増減傾向および前記電荷の増減傾向に基づいて、前記第2導電型の電荷の放出状態を判定する工程と
    を含むことを特徴とするイオン注入装置の状態判定方法。
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