JP5847317B2 - 着脱式の放散器を備えた過酸化水素蒸気ユニット用の仕切り器具 - Google Patents

着脱式の放散器を備えた過酸化水素蒸気ユニット用の仕切り器具 Download PDF

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Description

本発明は、蒸気状の化学物質を用いて、領域およびその中に配置された物品を除染するための装置に関するものである。
囲繞体で定められた領域(例えばホテルの部屋、オフィス、実験室、建築物、巡航客船、空港ターミナルなど)を、過酸化水素蒸気(vaporized hydrogen peroxide,VHP)などの蒸気状化学物質にその領域(およびその中の物品)を曝すことによって除染することがある。過酸化水素蒸気は、計量された過酸化水素水溶液を蒸気化することで生成され得る。この過酸化水素蒸気は、キャリアガス(例えば空気)によって領域へと運び込まれる。ここで使う用語「除染」とは、殺菌、消毒のことも含めて生物学的汚染物を不活化することを意味するが、これに限定されるものではない。
通例では、VHPを発生させるためにVHPユニットが用いられる。一般的にVHPユニットは部屋の中に配置され、その部屋は、VHPが周囲環境に流出してしまうことを防ぐために密封される。場合によっては、VHPユニットを汚染してしまう危険性が増加するのでVHPユニットを部屋の中に置くことをエンドユーザが望まないこともある。また、部屋がしっかりと除染されるまでは部屋に入るのは危険だとユーザが判断することもあり得る。
米国特許出願公開第2013/0078143号明細書
本発明は、VHPユニットが部屋の外に配置された状態の領域に、VHPユニットを繋ぐための器具を提供する。
本発明の好ましい実施形態により、囲繞体で定められた領域を除染するためのシステムが提供される。このシステムは、除染剤を発生するための除染ユニットを備える。この除染ユニットは、自身の内部にチャンバを画定する筐体を備える。送風器が、キャリアガスを、筐体の吸入口からチャンバを通して排出口へ搬送する。発生器が、筐体を通して搬送されるキャリアガスへと除染剤蒸気を導く。仕切り器具が、除染ユニットを囲繞体と繋ぐ。この仕切り器具は、囲繞体の開口部を封止する障壁体を備える。この障壁体は、除染剤蒸気に対する耐性のある柔軟な隔膜を有する。この隔膜は、囲繞体の開口部を横切る。第1のポートおよび第2のポートが、隔膜を抜けてキャリアガスが流れられるようにする。調節可能な枠体が、隔膜が囲繞体の開口部内で緊張した封止係合状態で保持されるように位置合せされることで障壁体を囲繞体の開口部内に封じる。排出導管が、その一端では除染ユニットの排出口と接続され、他端では障壁体の第1のポートと接続される。この排出導管は、キャリアガスを除染ユニットから囲繞体の領域へ搬送する流路を形成する。戻り導管が、その一端では除染ユニットの吸入口と接続され、他端では障壁体の第2のポートと接続される。この戻り導管は、キャリアガスを囲繞体から除染ユニットへ搬送する流路を形成する。
本発明の別実施形態によれば、除染ユニットを囲繞体と繋ぐための器具が提供される。この器具は、除染ユニットから囲繞体へキャリアガスを搬送するための流路を形成する排出導管を備える。戻り導管が、囲繞体から除染ユニットへキャリアガスを搬送するための流路を形成する。障壁体が、囲繞体の開口部を封止する。この障壁体は、囲繞体の開口部を横切る柔軟な隔膜を備える。吸入ポートと排出ポートが、隔膜を抜けてキャリアガスが流れられるようにする。調節可能な枠体が、隔膜が囲繞体の開口部内で緊張した封止係合状態で保持されるように位置合わせされることで障壁体を囲繞体の開口部に固定する。
本発明の利点は、領域を除染するための除染ユニットにある。
また、本発明における他の利点として、除染ユニットの蒸気発生器が領域の外部に配置された状態の、上述したような除染ユニットを提供する、ということがある。
本発明のもう一つの利点は、除染ユニットが領域の外部に配置され得るようにするための仕切り器具にある。
さらに、本発明における他の利点として、簡単かつ迅速に除染ユニットを領域へ接続するためのポートを備えた、上述したような仕切り器具を提供する、ということがある。
そして本発明のもう一つの利点として、様々なサイズの開口部に仕切り器具を簡単に設置できるようにするための調節可能な枠体を備えた、上述したような仕切り器具を提供する、ということがある。
これらの利点およびその他の利点は、好ましい実施形態についての以下の説明、付属の図面、添付の特許請求の範囲に基づき、明らかになるであろう。
本発明は、特定の部品の物理的形状および部品の配置について、本明細書にて詳細に記載され本明細書の一部を形成する付属の図面に図示される好ましい実施形態をとることができる。
囲繞体で定められた領域を除染するための除染ユニットの概略図。 除染ユニットの部分断面図であり、ユニットの頂部に取り付けられた、加熱される放散器を示す図。 本発明に係る、除染ユニットを領域と繋ぐための仕切り器具の部分断面図。 図3に示す仕切り器具および除染ユニットの斜視図。 図4に示す仕切り器具の障壁体の斜視図。 図4に示す仕切り器具の枠体の分解組み立て斜視図。 図5に示す障壁体のポートに接続された導管の部分断面図。 除染ユニットの排出口に接続された仕切り器具の曲がり管の部分断面図。
ここで参照する図面は本発明の実施形態の一例を解説する目的のために図示するものに過ぎず、これと同一の形態に限定するものではなく、図1においては囲繞体14で定められた領域12を除染するための除染ユニット10の概略図を図示している。領域12および囲繞体14は、図3に最もよく表れている。
以下においては、領域を除染するために除染ユニット10および過酸化水素蒸気を用いるものに関して本発明を説明する。ただし、他種の化学物質を用いて領域12が除染されてもよいと認められる。
図1〜図4は、参照により本明細書に組み入れられる、「加熱される放散器を備えた過酸化水素蒸気化器」と題された特許文献1において詳細に説明されているような除染ユニット10を示している。以下において本発明は、領域12を除染するのにこの特許文献1のユニット10を用いることに関連して説明される。ただし、領域12を除染するのに除染ユニットの別の実施形態を用いてもよいと認められる。
ユニット10は主に、外装筐体部材20、内部流体機構40、空気圧縮器102、貯蔵器112、制御器122、放散器140からなる。電力を必要とするユニット10を電源(図示せず)へと接続するために、ケーブル22が備えられる。内部流体機構40、空気圧縮器102、貯蔵器112、制御器122は、外装筐体部材20により画定される内部キャビティ24内に配設される。
ユニット10の移動をし易くするため、外装筐体部材20に車輪26が取り付けられている。外装筐体部材20は第1の開口32および第2の開口34を備えている。第1の開口32は外装筐体部材20の側壁に形成されている。第2の開口34は外装筐体部材20の頂壁に形成されている。
内部流体機構40は主に、導通路42、送風器44、内部筐体70からなる。導通路42は、外装筐体部材20の第1の開口32を貫通して延びる入口端と、内部筐体60に繋がる出口端とを有している。導通路42の入口端から外向きにフランジ46が広がっている。導通路42の底壁は導通路42の曲がり角に向けて下方向へ傾斜しており、導通路42の低所部分あるいは液溜め部を形成している。
導通路42の液溜め部に近接センサ48が配設されている。センサ48は、導通路42の液溜め部内での過酸化水素水の存否を示す信号を発する。
空気を導通路42の入口端から導通路42の出口端へと搬送するために、送風器44が導通路42内に配置されている。実施形態の一例においては、送風器44が空気をおよそ600立方フィート毎分(cubic feet per minute,CFM)の流速で導通路42を通して循環させる。送風器44はモータ52により駆動される。電流センサ54がモータ52から延びる電力リード線に接続されていて、モータ52を通過する電流量を示す信号を発する。
温度センサ62、湿度センサ64、過酸化水素蒸気(VHP)センサ66が導通路42内に配設される。温度センサ62は導通路42を通って搬送される空気の温度を示す信号を制御器122へ発する。湿度センサ64は導通路42を通って搬送される空気内の水蒸気濃度(すなわち相対湿度(relative humidity,RH))を示す信号を制御器122へ発する。絶対湿度は温度センサ62と湿度センサ64によってそれぞれ検出される温度とRHから算出することができ、また、湿度センサ64の変形例として、絶対湿度を直接測定するセンサ形式を採ることもできる。VHPセンサ66は、好ましくは近赤外線(infrared,IR)センサまたは電気化学センサである。後述するように、一つ以上の温度センサ62や、湿度センサ64や、VHPセンサ66を、ユニット10の外側に配置することも想定される。
内部筐体70はその内部に蒸気化チャンバ72を画定する。チャンバ72に繋がる吸入口74および排出口76が内部筐体70に形成されている。内部筐体70の排出口76は、外装筐体部材20の第2の開口34を貫通して延びている。図2に示されているように、内部筐体70の上方部分はテーパ部82および頸状部84を備えている。頸状部84は内部筐体70の排出口76を形成する。外向きに広がった環状フランジ86が頸状部84の端部に設けられている。フランジ86が外装筐体部材20の外側に位置することになるように、内部筐体70の頸状部84が外装筐体部材20の第2の開口を貫通して延びている。
噴霧器92がチャンバ72内に配設されている。噴霧器92は内部筐体70の排出口76へと向けられたノズル94を備えている。ここで示す実施形態においては、噴霧器92は直径およそ2ミクロンの液滴を生じる。
噴霧器92に加圧された空気を供給するために、空気圧縮器102が設けられている。配管104が空気圧縮器102を噴霧器92へと繋いでいる。配管104内に圧力センサ106が配設されている。圧力センサ106は配管104内の空気の圧力を示す信号を制御器122へ発する。
予め定められた量の過酸化水素水溶液を貯蔵するために、貯蔵器112が設けられている。配管114が貯蔵器112を噴霧器92へと繋いでいる。配管114内に、計量された量の過酸化水素水を貯蔵器112から噴霧器92へ搬送するポンプ116が設けられている。ここで示す実施形態においては、ポンプ116は、噴霧器92へ向かう計量された過酸化水素水溶液の量の監視を可能とするエンコーダ(図示せず)を備えている。ポンプ116はモータ118によって駆動される。貯蔵器112から噴霧器92へ向かう過酸化水素水溶液の量が可変となるように、モータ118を可変速としてもよい。
制御器122は、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラと、記憶素子と、無線通信インタフェースとを備えているとよい。ケーブル126により、入出力手段124(例えばLEDまたはLCDディスプレイ)が制御器122へ接続されている。制御器122は、ユニット10の動作を制御するために、空気圧縮器102と、モータ52,118と、近接センサ48と、電流センサ54と、温度センサ62と、湿度センサ64と、VHPセンサ66と、圧力センサ106に接続されている。
ユニット10には放散器140が取り付けられている。除染されるべき領域内にユニット10が配置される場合に、放散器140は特に有用である。ユニット10の図示の実施形態においては、領域12の外におけるユニット10の配置が可能となるように、放散器140はユニット10から取り外せるよう作られている。本発明は、放散器140の具体的な形態について、図2に示すものや後述のものに限定されるわけではないことが、本出願を読み進めることにより理解されるであろう。
ここで、図2について、放散器140は主に本体142、取付具150、蓋144、加熱素子(図示せず)、クランプ具170からなる。本体142は、第1の端部142aおよび第2の端部142bを有する漏斗状の形状をしている。図示の実施形態においては、本体142の直径は、第1の端部142aにおける第1の直径から第2の端部142bにおける第2の直径へと、連続的に増加していく。
取付具150は、複数のスペーサ152および取付用鍔具154を備えている。各スペーサ152の第1の端部が本体142に取り付けられる。各スペーサ152の第2の端部は取付用鍔具154に取り付けられる。鍔具154は全体的に平坦な、円環状の部材である。
蓋144は本体142の第2の端部142bを覆う。蓋144は全体的に円盤状で、その中央部を貫いて延びる穴(図示せず)を有している。棒体162、固定具164a,164b、座金166が蓋144を本体142に固定する。棒体162の第1の端部および第2の端部はその表面に形成されたネジ筋を有している。固定具164a,164bは棒体162にネジ締めされる。座金166は棒体162の第1の端部に配置されるような寸法になっている。
加熱素子(図示せず)は本体142内に配設される。ケーブル128の一端が制御器122へ接続され、他端が加熱素子に接続されて、制御器122が加熱素子の動作を制御できるようにしている。
クランプ具170が放散器140を内部筐体70のフランジ86に固定する。クランプ具170は従来のドラムロックリングに類似しており、内部筐体70への/からの放散器140の取付け/取外しが迅速かつ容易に行えるようになっている。クランプ具170は主に、第1のリング部172と、第2のリング部174と、ガスケット176からなる。ガスケット176は、フランジ86と取付用鍔具154の外周縁を囲んで配置されるような寸法にされている。第1のリング部172の第1の端部が、第2のリング部174の第1の端部に蝶番式で接続される。第2のリング部の第2の端部に対して第1のリング部172の第2の端部を取付け/取外しするために、ボルト178(図8に最も良く表されている)が備えられている。第1のリング部172と第2のリング部174の両方とも、その内方に取付用鍔部154と、ガスケット176と、フランジ86とを受容する寸法にされたC字状の断面を有している。このように、クランプ具170は、内部筐体70のフランジ86への/からの放散器140の取付け/取外しが容易かつ迅速に行えるようにできている。
上述したような、エンドユーザが除染ユニット10を囲繞体14の外部に配置することを望む場合に、本発明は特に有用である。本発明においては、ユニット10を領域12と流体的に接続するため、仕切り器具200が囲繞体14の開口部16に取り付く。
ここで、図3〜図8を参照して、本発明の望ましい実施形態に係る仕切り器具200を示す。仕切り器具200は、障壁体210と、枠体240と、排出導管276と、戻り導管286とを備えている。
図5に最も良く表されている障壁体210は、柔軟な隔膜212と、第1のポート具222Aと、第2のポート具222Bとを備えている。隔膜212は過酸化水素に対する耐性のある材料から作られている。柔軟な隔膜212には第1の開口(図示せず)と第2の開口214が形成されている。第1の開口の周りには、第1の、間隔を空けて並ぶ複数の穴(図示せず)が配置されている。これらの穴は第1の開口の中心軸から同じだけの距離をとって配置されている。第2の開口の周りには、第2の、間隔を空けて並ぶ複数の穴216が配置されている。複数の穴216は第2の開口の中心軸から同じだけの距離をとって配置されている。
第1のポート具222Aは障壁体210の吸入ポートを形成する。第2のポート具222Bは障壁体210の排出ポートを形成する。第1のポート具222Aと第2のポート具222Bは本質的には同じものである。そのため、第2のポート具222Bについてのみ詳細に説明する。
図7に最も良く表されている第2のポート具222Bは、第1の部分224および第2の部分228を有している。第1の部分224は管状の形状になっており、その第1の端部から第2の端部にかけて延びる洞口224aを形成する。第1の部分224の第2の端部には外向きに広がるフランジ224bが形成されている。間隔を空けて並ぶ複数の穴226がフランジ224bを貫いて延びている。第2のポート具222Bの第2の部分228は、平坦で、自身を通り抜けて延びる開口228aを形成する円環状の部材である。間隔を空けて並ぶ複数の穴232が第2の部分228を貫いて延びている。
第1の部分224は隔膜212の一方の面に配置され、第2の部分228は隔膜212の反対側の面に配置される。図7に示すように、第2のポート具222Bの第1の部分224および第2の部分228は、第1の部分224の洞口224aと、隔膜212の第2の開口214と、第2の部分228の開口228aが互いにズレ無く合うように位置決めおよび寸法決めされている。さらに、第1の部分224のフランジ224b上で間隔を空けて並ぶ複数の穴226と、第2の開口214周りの複数の穴216と、第2の部分228の複数の穴232は、各穴226が対応する穴216および対応する穴232とズレ無く合うように寸法決めおよび位置決めされている。穴216,226,232の組のそれぞれを通って、ボルト234が延びている。ナット236が各ボルト234の端部にネジ合わさって、第1の部分224と第2の部分228との間で隔膜212を締め付ける。
図6を参照してみると、枠体240が最も良く表されている。枠体240は、障壁体210を囲繞体14の開口部16内に固定する。枠体240のサイズを囲繞体14の開口部16のサイズに基づいて変更できるように、枠体240は全体として五本(5つ)の入れ子式部品を有している。枠体240は、上方部品242Aと、下方部品242Bと、第1の左右方部品252Aと、第2の左右方部品252Bと、横断支柱部品262とを備えている。
上方部品242Aと下方部品242Bは本質的には同じものであり、下方部品242Bについてのみ詳細な説明をする。下方部品242Bは伸縮肢244aおよび基部肢244bを有する。伸縮肢244aは、基部肢244b内へと入れ子になって基部肢244b内でスライドして動くような寸法にされている。ここで示す実施形態においては、伸縮肢244aは矩形状の棒体であり、基部肢244bは矩形状の筒体である。伸縮肢244aおよび基部肢244bはこれと別の形状となっていてもよく、例えば円形状や三角形状とすることも考えられる。
基部肢の一端の近くで、基部肢244bの壁を貫通して穴(図示せず)が延びている。ナット246が基部肢244bの外表面に取り付けられる。具体的には、ナット246は基部肢244bの穴と揃うように位置決めされる。ナット246は基部肢244bに溶接されていてもよい。つまみネジ248は、ナット246にネジ込めて、かつ穴を抜けて基部肢244bの内部空間にまで及ぶ寸法にされている。
第1の左右方部品252Aおよび第2の左右方部品252Bは、上方部品242Aおよび下方部品242Bと類似のものである。そのため、第1の左右方部品252Aおよび第2の左右方部品252Bの各部については、上方部品242Aおよび下方部品242Bの各部と類似のものには同じ符号を付している。また、第1の左右方部品252Aは本質的には第2の左右方部品252Bと同じものである。そのため、第1の左右方部品252Aについてのみ詳細に説明する。
第1の左右方部品252Aは、下方部品242Bについて上述したような、伸縮肢244aおよび基部肢244bを有している。さらに、第1の左右方部品252Aの伸縮肢244aの一端には、切り欠き254aが形成されている。第1の左右方部品252Aの基部肢244bの一端には、もう一つの切り欠き254bが形成されている。切り欠き254a,254bは、詳しくは後述するような寸法にされている。
第1の左右方部品252Aの基部肢244bの中央部近くに、C字状のブラケット256が取り付けられている。ブラケット256の脚部のそれぞれはピン258を受容するための穴(図示せず)を有している。
横断支柱部品262は、一端にて第1の左右方部品252Aに接続され、他端にて第2の左右方部品252Bに接続される。横断支柱部品262は上方部品242Aおよび下方部品242Bと類似のものである。そのため、横断支柱部品262の各部については、上方部品242Aおよび下方部品242Bの各部と類似のものには同じ符号を付している。
横断支柱部品262は、下方部品242Bについて上述したような、伸縮肢244aおよび基部肢244bを有している。横断支柱部品262の伸縮肢244aの一端部を貫いて貫通穴(図示せず)が延びている。横断支柱部品262の基部肢244bの一端部を貫いてもう一つの貫通穴(図示せず)が延びている。前述の貫通穴のそれぞれはピン258を受容する寸法にされている。
横断支柱部品262は第1の左右方部品252Aおよび第2の左右方部品252Bに取り付けられる。具体的には、横断支柱部品262の基部肢244bの一端部にある貫通穴が、第1の左右方部品252Aのブラケット256の穴と揃うように位置決めおよび寸法決めされている。ピン258が、ブラケット256の穴と基部肢244bの一端部の貫通穴に挿入されて、横断支柱部品262を第1の左右方部品252Aに対して旋回可能に接続する。同様に、横断支柱部品262の伸縮肢244aの一端部にある貫通穴は、第2の左右方部品252Bのブラケット256の穴と揃うように位置決めおよび寸法決めされている。ピン258が、ブラケット256の穴と伸縮肢244aの一端部の貫通穴に挿入されて、横断支柱部品262を第2の左右方部品252Bに対して旋回可能に接続する。
上方部品242Aと、下方部品242Bと、第1の左右方部品252Aと、第2の左右方部品252Bと、横断支柱部品262と、の伸縮肢244aは、前述の部品242A,242B,252A,252B,262の対応する基部肢244b内へと挿入される。そして、図6に示すように、上方部品242Aおよび下方部品242Bは、第1の左右方部品252Aおよび第2の左右方部品252Bの対応する切り欠き254a,254bに突き当てて配置される。
上述したような、エンドユーザが除染ユニット10を囲繞体14の外部に配置することを望む場合に、本発明は特に有用である。ユニット10を囲繞体14へ結合するにあたって、放散器は内部流体機構40から取り外される。仕切り器具200の曲がり管272が内部流体機構40に取り付けられる。図8に最も良く表されているように、曲がり管272の一端には外向きに広がったフランジ274がある。曲がり管272のフランジ274は内部流体機構40のフランジ86と合致するよう寸法決めされている。放散器140と同様に、クランプ具170が、曲がり管272のフランジ274を内部流体機構40のフランジに固定する。
ここで、図3を参照すると、排出導管276が、曲がり管272を障壁体210の第1のポート具222Aへ流体的に接続している。排出導管276は柔軟な導管で、曲がり管272と障壁体210の第1のポート具222Aとの間の多少のずれを調整できるようになっている。クランプ278は、管形状の部材に導管を固定するための従来のホースクランプである。
図3を再度参照するが、結合パイプ282が導通路42を戻り導管286の一端に接続している。パイプ282のフランジ(図示せず)は導通路42と合致するよう寸法決めされている。クランプ具284がこのパイプ282のフランジを導通路42に固定する。クランプ具284は本質的にはクランプ具170と同じものであり、詳細については上述している。そのため、クランプ具280の詳細については説明しない。
戻り導管286の他端は、障壁体210の第2のポート具222Bに接続している。戻り導管286は柔軟な導管で、結合パイプ282と障壁体210の第2のポート具222Bとの間の多少のずれを調整できるようになっている。ホースクランプ278は円形のホースを円形の器具へ取り付けるための従来のホースクランプである。
本発明では、領域12内に、図3において箱290で表されるセンサ群が配設される。ケーブル292が、一端ではこのセンサ群に接続され、他端では制御器122に接続される。制御器122は、領域12内における1つ以上の測定された特性、例えば温度、湿度、VHP濃度、を示すセンサ群からの信号を受信する。領域12における温度、湿度、VHP濃度を示す信号を発信するために、温度センサ62、湿度センサ64、VHPセンサ66を、ユニット10内に配置する代わりに、箱290内に配置してもよいということである。図3に示すように、ケーブル292は障壁体210の下に這わされている。ケーブル292と障壁体210との間にできる隙間を塞ぐために、封止材を用いることも考えられる。また、ケーブル292が隔膜212を抜けて入り込めるようにするための更なるポートを、障壁体210が備えることも考えられる。
ここで、ユニット10の動作を、ユニット10が領域12の外に置かれている場合の領域12との関連において説明する。ここで、図3,図4を参照すると、障壁体210は枠体240を覆って設置されており、枠体240は囲繞体14の開口部16内に隔膜212を固定するよう拡げられている。具体的には、伸縮肢244aと基部肢244bとが囲繞体14の開口部16の対応する辺の長さにわたって延びるように、各伸縮肢244aが対応する基部肢244bから伸びている。そして、つまみネジ248が各伸縮肢244aを所望の位置で対応する基部肢244b内部に固定し、それにより所望の状態で枠体240の固定が行われる。具体的には、隔膜212が囲繞体14の開口部16内でぴったりと、あるいは緊張した状態で保持されるように、枠体240が開口部16内に位置合わせされる。
上述したように、枠体240は、第1の左右方部品252Aと第2の左右方部品252Bとを囲繞体14の開口部16内で支えるための、少なくとも一つの横断支柱部品262を備えている。囲繞体14の開口部16が十分に大きいサイズのときは、第1の左右方部品252Aと第2の左右方部品252Bとを囲繞体14の開口部16内でしっかりと支えるために、二本(2つ)以上の横断支柱部品を枠体240が備えることも考えられる。例えば、第1の横断支柱部品262を開口部16の上方部に配置し、第2の横断支柱部品262を開口部16の底方部に配置してもよい。このように、前述の横断支柱部品は、第1の左右方部品252Aおよび第2の左右方部品252Bの上方部と下方部の支えとなる。
以上にて詳述したように、仕切り器具200は囲繞体14の開口部16内に固定される。排出導管276および戻り導管286はユニット10を領域12へ流体的に接続する。特に、本発明が提供する仕切り器具200においては、枠体240が、仕切り器具200を色々なサイズの様々な開口内に配置できるようにするための入れ子部分を備えるようになっている。枠体240の入れ子部分は、仕切り器具200が囲繞体14の開口部16のサイズに合わせて迅速かつ容易にその形状を変更できるようにする。
領域12およびその内部に配置された物品を除染するために、除染サイクルが開始される。制御器122は除染サイクルの間、モータ52,118および空気圧縮器102の動作を制御するようにプログラムされている。制御器122がモータ52を稼動させることで除染サイクルを開始する。モータ52は送風器44を作動させ、これにより、周囲空気が領域から、第2のポート具222Bを抜けて、戻り導管286を通って、ユニット10へと引き込まれる。周囲空気は、導通路42を通り、蒸気化チャンバ72を経て、内部筐体70の排出口76を通り抜けて、排出導管276を通過して、第1のポート具222Aを抜けて領域12へと戻るように搬送される。電流センサ54は、モータ52を通って流れる電流量を示す信号を制御器122へ送信する。前述の信号に基づき、制御器122は、モータ52が予め定められた許容動作パラメータの範囲内で動作しているかどうかを判定する。
制御器122は噴霧器92へ圧縮空気を供給するために空気圧縮器102を稼動させ、ポンプ116に噴霧器92への過酸化水素水溶液の供給をさせるためにモータ118を稼動させる。特に、所定の流速での噴霧器92への過酸化水素水溶液の供給をポンプ116にさせるために、制御器122はモータ118のスピードを制御する。圧力センサ106は配管104内の圧力を示す信号を発する。圧力センサ106からの前述の信号に基づき、制御器122は、空気圧縮器102が予め定められた許容動作パラメータの範囲内で動作しているかどうかを判定する。
噴霧器92は、空気圧縮器102からの圧縮ガスと、貯蔵器112からの過酸化水素水溶液とを合わせて、蒸気化チャンバ72へと吹き込まれる過酸化水素水の細かな霧を形成する。霧状にされた過酸化水素の噴霧は周囲空気中で気化し、過酸化水素蒸気を形成する。過酸化水素蒸気はチャンバ72を通して循環させられている周囲空気に連行される。これにより、周囲空気はキャリアガスとして働き、過酸化水素蒸気と混ざって空気/VHP混合気を形成する。
上述したように、導通路42は低所部分あるいは液溜め部を有している。過酸化水素水の一部がチャンバ72内で気化しなかった場合に、その過酸化水素水はチャンバ72の下方へと滴下し、導通路42の液溜め部に集まる。導通路42の液溜め部に設けられた近接センサ48は、導通路42の液溜め部に予め定められた量の過酸化水素水が集まっている場合に制御器122へと信号を送信する。制御器190は、近接センサ48からの前述の信号を受信すると、モータ118の駆動をやめ、導通路42に過剰な過酸化水素水が蓄積されていることを示す警報をユーザに発するようプログラムされている。
本発明においては、箱290で表される領域12内のセンサ群が、領域12内の1つ以上の測定された特性を示す信号を制御器122へ送信する。この測定された特性に基づき、制御器122は領域12を除染するためユニット10の動作を制御する。
領域12を除染するのに十分なだけの時間、予め定められたレベルの過酸化水素に領域12が曝された後で、エンドユーザが除染ユニット10を仕切り器具200から取り外すことが想定されている。エンドユーザが、領域12内の過酸化水素が所定の濃度になるまで時間と共に自然に分解されるようにすることも考えられる。一方、エンドユーザが無害化ユニットおよび/または換気ユニットを、上記にて詳述した方法と同様にして仕切り器具200に接続してもよい。キャリアガスは、無害化ユニットおよび/または換気ユニットを通して循環され、エンドユーザが領域12に入っても安全なレベルにまで、速やかに領域12内の過酸化水素濃度を減少させる。それからエンドユーザは、排出導管276および戻り導管286を、無害化ユニットおよび/または換気ユニットそして第1のポート具222Aおよび第2のポート具222Bからそれぞれ取り外す。開口部16から障壁体210を取り外すにあたって、ユーザは、枠体240の伸縮肢244aが対応する基部肢244b内部に引っ込むように、枠体240のつまみネジ248をゆるめる。そして、障壁体210を囲繞体14の開口部16から取り除くとよい。
また、仕切り器具200が、除染ユニットと、無害化ユニットと、換気ユニットとを内部に備えたシステムに接続されることも考えられる。このシステムは、前述のユニットのそれぞれを選択的に仕切り器具200と接続するための、複数の内部バルブを備えているとよい。このシステムでは、領域を除染するにあたって、エンドユーザが仕切り器具200を複数のユニットへ繰り返し取り付けたり取り外したりする必要がない。
このように、本発明は、除染ユニット、無害化ユニット、あるいは換気ユニットなどのユニットを、迅速かつ容易に囲繞体へ取り付けるようにするための仕切り器具を、エンドユーザがそのユニットを領域の外側に配置できるようにする形で提供するものである。本発明は、領域を周囲環境から流体的に隔離するための障壁体と、ユニットが領域と流体的に接続できるようにするためのポートを提供する。
本発明においては、仕切り器具は、入れ子部分を有する枠体を備えており、この入れ子部分は、枠体を領域の開口部内にぴったりと収まるように調節可能とするためのものである。とりわけ、枠体は、領域を周囲環境から流体的に隔離されたままにしつつ、色々なサイズの様々な開口にぴったりと収まるように調節可能である。図4に示すように、囲繞体14の開口部16は部屋の戸口として例示される。囲繞体14の開口部は、窓や、ダクト口や、その他の、囲繞体14の領域12へ至ることができるあらゆる開口であってもよいと考えられる。
以上の記載は本発明の具体的な実施形態の一例である。この実施形態は例示のために説明されたものに過ぎず、本発明の趣旨および範囲を逸脱しない範囲で当業者により様々な変更および改良がなされてもよいものであると理解されたい。そうしたあらゆる改良および変更は、それが請求項に係る発明およびその均等物の範囲にある限り、本発明に含まれるものであることが企図されている。

Claims (19)

  1. 除染ユニットを囲繞体と繋ぐための器具であって、
    キャリアガスを前記除染ユニットから前記囲繞体へと搬送するための流路を形成する排出導管と、
    前記キャリアガスを前記囲繞体から前記除染ユニットへと搬送するための流路を形成する戻り導管と、
    前記囲繞体の開口部を横切る柔軟な隔膜ならびにその隔膜を抜けて前記キャリアガスが流れるようにするための吸入ポートおよび排出ポートを有しており前記囲繞体の前記開口部を封止するための障壁体と、
    前記隔膜が前記囲繞体の開口部内で緊張した封止係合状態で保持されるように位置合わせされることで前記障壁体を前記囲繞体の開口部内に固定するための調節可能な枠体と、
    を備えたことを特徴とする器具。
  2. 前記調節可能な枠体が、
    前記囲繞体の前記開口部の左右辺に封止係合状態で前記隔膜を保持するための左右方部品と、
    前記囲繞体の前記開口部の天辺に封止係合状態で前記隔膜を保持するための上方部品と、
    前記囲繞体の前記開口部の底辺に封止係合状態で前記隔膜を保持するための下方部品と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の器具。
  3. 前記左右方部品が、前記開口部の前記左右辺の長さにわたって延びるように寸法決めされる入れ子部分を有することを特徴とする請求項2に記載の器具。
  4. 前記上方部品が、前記開口部の前記天辺の幅にわたって延びるように寸法決めされる入れ子部分を有することを特徴とする請求項2に記載の器具。
  5. 前記下方部品が、前記開口部の前記底辺の幅にわたって延びるように寸法決めされる入れ子部分を有することを特徴とする請求項2に記載の器具。
  6. 前記左右方部品を前記開口部の前記左右辺に対して支えるための少なくとも1つの横断支柱部品をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の器具。
  7. 前記横断支柱部品の一端が前記左右方部品の一方に取り付けられ、前記横断支柱部品の他端が前記左右方部品の他方に取り付けられることを特徴とする請求項6に記載の器具。
  8. 前記障壁体の前記吸入ポートが、
    前記隔膜の一方の面に配置された第1の部分と、
    前記隔膜の反対の面に配置された第2の部分と、
    前記第1の部分および前記第2の部分を前記隔膜に固定するための複数の固定具と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の器具。
  9. 前記障壁体の前記排出ポートが、
    前記隔膜の一方の面に配置された第1の部分と、
    前記隔膜の反対の面に配置された第2の部分と、
    前記第1の部分および前記第2の部分を前記隔膜に固定するための複数の固定具と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の器具。
  10. 前記開口部が戸口であることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  11. 囲繞体で定められた領域を除染するためのシステムにおいて、除染剤蒸気を発生する除染ユニットと、前記除染ユニットを前記囲繞体と繋ぐための請求項1に記載の器具としての仕切り器具と、が設けられており、
    前記除染ユニットは、
    その内部にチャンバを画定し前記チャンバと流体的に連絡する吸入口および排出口を有する筐体と、
    前記筐体の前記吸入口から、前記チャンバを通して、前記排出口までキャリアガスを搬送するための送風器と、
    前記筐体を通って搬送される前記キャリアガスへと除染剤蒸気を導入するための発生器と、
    を備えており、
    前記仕切り器具の隔膜は前記除染剤蒸気に耐性があり、
    前記仕切り器具の排出導管は、一端が前記除染ユニットの前記排出口に接続され、他端が前記障壁体の前記第1のポートに接続され、前記キャリアガスを前記除染ユニットから前記囲繞体の前記領域へ搬送するための流路を形成し、
    前記仕切り器具の戻り導管は、一端が前記除染ユニットの前記吸入口に接続され、他端が前記障壁体の前記第2のポートに接続され、前記キャリアガスを前記領域から前記除染ユニットへと搬送するための流路を形成すること
    を特徴とする、領域を定める囲繞体を除染するための、請求項1に記載の器具を備えるシステム。
  12. 前記発生器が、前記除染剤蒸気を前記キャリアガスへと導入するためのノズルを有することを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  13. 前記排出導管を前記除染ユニットの前記排出口に取り付けるためのクランプ具をさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  14. 前記戻り導管を前記除染ユニットの前記吸入口に取り付けるためのクランプ具をさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  15. 前記除染剤蒸気が過酸化水素蒸気であることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  16. 前記除染ユニットが、
    前記領域内の前記キャリアガスの特性を示す信号を発する複数のセンサと、
    前記除染ユニットの動作を制御し、前記キャリアガスへと注入され得る前記除染剤蒸気の最大流速を前記複数のセンサから受信した信号に基づき算出するために前記複数のセンサと接続された制御器と、
    をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項11に記載のシステム。
  17. 前記複数のセンサが前記領域内に配設されたことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  18. 前記複数のセンサが前記除染ユニットの前記チャンバ内に配設されたことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  19. 前記複数のセンサが、湿度センサ、温度センサ、過酸化水素蒸気濃度センサのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項16に記載のシステム。
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