JP5842829B2 - 基地局装置、端末装置、無線通信システム、及び方法 - Google Patents
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Description
近年、LTE(Long Term Evolution)の導入に伴い、データ通信トラヒックが劇的に増加することが予想されている。そこで、マクロセルと比較してセル半径の小さいセル(ピコセルなど)を形成する小型基地局装置を、マクロセル圏内に配置することが検討されている(非特許文献1参照)。
多量のデータ通信を行う端末装置をマクロセルからピコセルへ移動させて、ピコセルから通信させることで、増加するトラフィックに対応することができる。
つまり、ピコセルのセル中央付近(ピコセルを形成する小型基地局装置の近傍)では、マクロセルを形成する基地局装置からの電波に比べて、ピコセルを形成する小型基地局装置からの電波の方が強い。したがって、ピコセルの端末装置の通信品質は、比較的良好である。
しかし、ピコセルを形成する小型基地局装置から離れると、小型基地局装置からの電波が弱くなる。この結果、ピコセルのセルエッジ付近では、マクロセルからの電波の干渉を受け易くなる。
また、マクロセルが使用可能な周波数(キャリア)のうち、不使用とする周波数(ブランクキャリア)を設けておくことも考えられる。ピコセル内の端末装置は、そのブランクキャリアを利用して通信を行い、マクロセルにおいて通信に利用されているキャリアをできるだけ利用しないことで、端末装置が、ピコセルのセルエッジ付近に位置していていても、通信品質の低下を抑制できる
ここで、基地局装置が、セル内における端末装置の位置(基地局装置からの距離)を認識するには、端末装置に通信品質を測定させて、その結果を基地局装置に送信させることで行える。しかし、このようにして、セル内における端末装置の位置(基地局装置からの距離)を認識しようとすると、基地局装置と端末装置との間で通信を行うことが必要となる。
ことを特徴とする方法である。
(30)前記選択部は、前記第2無線リソースサブセットの通信品質に基づいて、又は、前記第1無線リソースサブセット及び第2無線リソースサブセットの通信品質に基づいて、選択を行うことができる。
(31)前記選択部は、前記レポートが取得されるまでの間は、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態を選択するのが好ましい。この場合、前記レポートが取得される前であっても、干渉を回避できる。
[1.通信システムの構成]
図1は、無線通信システムの構成を示す概略図である。この通信システムは、複数の基地局装置(BS;Base Station)1を備えたセル方式のシステムである。本実施形態の無線通信システムは、例えば、LTEが適用されるシステムであり、各基地局装置1と、端末装置(UE;User Equipment)2との間において、LTEに準拠した通信が行われる。ただし、通信方式は、LTEに限られるものではない。
以下では、マクロ基地局装置をマクロBS、ピコ基地局装置をピコBS、フェムト基地局装置をフェムトBSというものとする。
なお、LTEにおいて、マクロBS及びピコBSは、「eNB」とよばれ、フェムトBSは、「HeNB」とよばれる。
さらに、eNB間はX2インターフェースと呼ばれる通信インターフェースによる回線7によって相互に接続されており、eNB間で直接的に情報交換のための通信が可能である。ただし、現行の標準では、フェムトBS1cはX2インターフェースを持つことができない。
なお、X2インターフェースによる接続は、図2に示す接続に限られず、任意のeNB間に設けることができる。
なお、フェムトBS1cは、HeNBゲートウェイ(GW)5を介さずに、S1インターフェースによって、MME3と接続されていてもよい。
なお、各基地局装置1a,1b,1c間は、基地局間ネットワーク等を利用して、基地局間同期が確保されている。
本実施形態の通信システムが準拠するLTEにおいて採用可能なFDD方式においては、上り信号(端末装置から基地局装置への送信信号)と、下り信号(基地局装置から端末装置への送信信号)との間で、互いに異なる使用周波数を割り当てることで、上り通信と下り通信とを同時に行う。
DLフレームを構成するサブフレームは、それぞれ2つのスロットにより構成されている。また、1つのスロットは、7個(♯0〜♯6)のOFDMシンボルにより構成されている(Normal Cyclic Prefixの場合)。
また、図中、データ伝送の上での基本単位領域であるリソースブロック(RB:Resource Block)は、周波数軸方向に12サブキャリア、時間軸方向に7OFDMシンボル(1スロット)で定められる。
また、DLフレームの周波数方向の帯域幅は、最大20MHzで複数の設定値が規定されている。
PBCHには、通信帯域幅や、無線フレーム番号等を含んだマスタ情報ブロック(MIB:Master Information Block)が格納されている。
PDSCHに格納されるユーザデータの割り当てについては、各サブフレームの先頭に割り当てられているPDCCHに格納される、下りの無線リソース割当に関するリソース割当情報により端末装置に通知される。このリソース割当情報は、各PDSCHの無線リソース割当を示す情報であり、端末装置は、このリソース割当情報によって、そのサブフレーム内に自己に対するデータが格納されていることを認識できる。
P−SCH,S−SCH,PBCH、PDCCHその他の制御チャネルには、端末装置2がPDSCHにて送信されるデータ信号を受信するために必要な各種の制御信号を含んでいるため、これらの制御チャネルが、電波干渉を受けると、PDSCHによって送信されたデータ信号の受信に支障を来たす。
図1に示すように、ピコセルPCのセルエッジ付近に位置する端末装置2aには、マクロBS1aからの電波(干渉波)が届き易い上、ピコBS1bからの電波(希望波)の強度が弱くなるため、マクロBS1aからの干渉を受ける可能性がある。
なお、ピコセルPCのセル中央付近(ピコBS1b近傍)に位置する端末装置2bには、ピコBS1bからの比較的強い電波が届くため、マクロBS1aからの干渉の影響は小さい。
なお、不使用となる無線リソースは、周波数であってもよい。例えば、マクロBS1aが使用可能な周波数(キャリア)のうち、不使用とする周波数(ブランクキャリア)を確保してもよい。ピコBS1bは、マクロBS1aが不使用の周波数(ブランクキャリア)で、ピコBS1bに接続する端末装置2aへの送信を行えば、マクロBS1aからの干渉は無くなる。
以下の説明では、無線リソースの例としてサブフレームを挙げて説明するが、以下の説明は、無線リソースが周波数(キャリア)である場合にも適用される。
図5(c)に示すように、マクロBS1aのABSに対応するタイミングのピコBS1bのサブフレームは、マクロBS1aからの干渉を受けないサブフレームとなる。したがって、ピコBS1bは、マクロBS1aのABSに対応するタイミングのサブフレームで送信を行うことで、マクロBS1aからピコBS1bに接続する端末装置2aへの干渉を回避できる。
一方、ピコBS1bに接続した端末装置2bが、ピコセル中央付近(ピコBS1bの近傍)に位置している場合には、第2サブフレームサブセットBに属するサブフレーム#0,#1,#3,#4,#6,#7,#9又は、フレーム全体(#0〜#9すべて)を利用して送信しても、マクロセル側からの干渉が少ない。
したがって、ピコBS1bは、端末装置2bの位置(セルエッジ付近か、セル中央付近か)に応じて、当該端末2bへの送信に用いるサブフレームを決定することで、干渉を低減することができる。
パターンを複数設けることで、近隣のマクロセル側のABSパターン(フレーム中のABSの位置)に応じて、適切なパターンを適宜選択することができる。
さらに、サブセットは、2つに限定されるものではなく、3以上であってもよい。
また、図6のマクロセルのABSパターンの場合、図6のパターン1〜4において、サブセットBは、マクロBS1aから干渉を受ける可能性があるサブセット(#0,#1,#3,#4,#6,#7,#9)のうちのいずれかを、1又は複数個含んで構成された第2サブフレームサブセットである。
MBMSは、ブロードキャストサービスであるため、MBMSに用いられるMBSFNサブフレームでは、MBMSに係る情報の他、当該サブフレームがMBSFNサブフレームである旨等の必要最小限の制御情報が制御チャネル(サブフレーム先頭側の2シンボル)を用いて送信され、特定の端末装置に向けた制御情報は送信されない。
このように、ブランクサブフレーム(通信周波数の不使用区間)は、信号が全く存在しないものである必要はなく、実質的に信号のブランクが存在するものであれば足りる。
また、ブランクサブフレームは、実際には使用されていても、信号の電力が小さく抑えられており、基地局装置から十分に離れると実質的に使用されていないものとみなせるものであってもよい。
図7(a)は、ピコBS1bの構成を示し、図7(b)は端末装置2の構成を示している。なお、図7(a)の構成は、フェムトBS1cが有していても良い。
ABS情報取得部11は、マクロBS1a(他の基地局装置)から、マクロBS1a(他の基地局装置)が送信する送信フレーム中におけるABS(ブランクサブフレーム)の位置を示す情報(ABS情報)を取得するためのものである。
サブセット情報は、少なくとも、第2サブフレームサブセットBを構成するサブフレームを端末装置2が特定することができる情報である。サブセット情報には、第1サブフレームサブセットAを構成するサブフレームを、端末装置2が特定することができる情報を含んでいても良い。
CQIレポートは、端末装置2が、第2サブフレームサブセットBを構成するサブセットについて測定した通信品質の測定結果に関するものである。また、CQIレポートには、第1サブフレームサブセットAを構成するサブセットについて測定した通信品質の測定結果に関するものを含んでいてもよい。
送信状態には、第1送信状態と第2送信状態とがある。選択部15は、第1送信状態及び第2送信状態のいずれか一方を選択する。ピコBS1bは、選択された送信状態で送信を行う。なお、送信状態としては、第1送信状態及び第2送信状態以外の他の送信状態があってもよい。
第2送信状態では、マクロBS1aから干渉を受ける可能性があるサブフレームを含んで構成されている第2サブフレームサブセットBだけ、又は第1サブフレームサブセットA及び第2サブフレームサブセットBの双方、を利用して送信が行われる。
一方、端末装置2が測定した第2サブフレームサブセットBのCQI(通信品質;チャネル品質)が良好な場合、マクロセルからの干渉が少なく、CQIを測定した端末装置2は、ピコセルPCの中央付近に位置していると、判断できる。したがって、状態選択部15は、第2送信状態を選択する。
なお、第2サブフレームサブセットBのCQIが良好か否かの判断は、CQIが良好か否かを示す閾値との比較によって行うことができる。
サブセット情報取得部21は、端末装置2が接続した基地局装置(ピコPBS1b)から、サブセット情報を取得する。
CQI測定部22は、サブセット情報取得部21が取得したサブセット情報に基づき、第2サブフレームサブセットBを構成するサブフレームのCQIを測定する。CQI測定部22は、第1サブフレームサブセットAを構成するサブフレームのCQI、又は、フレーム全体のCQIを測定することもできる。
図8は、ピコBS1bが、マクロセルからの干渉を回避するための適切な送信状態を選択するための処理手順を示している。
まず、ピコBS1bのABS情報取得部11は、マクロBSのABS情報を取得する(ステップS1−1)。図9に示すように、ABS情報の取得は、マクロBS1aから、基地局間ネットワークを介して行うことができる。また、ピコBS1bは、無線通信によって、マクロBS1aからABS情報を取得しても良いし、マクロBS1aに接続した端末装置(MUE)2から、無線通信によって、ABS情報を取得してもよい。
端末装置(ピコUE)2のサブセット情報取得部21は、ピコBS1bから通知されたサブセット情報を取得する(ステップS1−4)。
CQI測定部22は、第2サブフレームサブセットBを構成するサブフレームにおいてCQIの測定を行う(ステップS1−5)。CQIの測定は、第2サブフレームサブセットを構成する各サブフレームについて行われ、各サブフレームについての測定結果の平均値が、第2サブフレームサブセットのCQIとなる。
ピコBS1bのCQIレポート取得部14は、端末装置2が送信したCQIレポートを受信する(ステップS1−7)。
そして、状態選択部15は、取得したCQIレポートに基づいて、第1送信状態及び第2送信状態のうち、適切な送信状態を選択し、ピコBS1bは、CQIレポートを送信してきた端末装置2に対して、選択した送信状態での送信を行う。
[6.1 第1例]
図8に示す処理手順に従うと、ピコBS1bが、適切な送信状態を選択できるのは、ピコBS1bと端末装置2との間で、サブセット情報の通知等のための通信がなされた後である。つまり、ピコBS1bが、CQIレポートを取得し(ステップS1−7)、適切な送信状態の選択(S1−8)が行われる前においても、ピコBS1bから端末装置2への送信が行われる。
RACH Procedureは、アップリンクのタイミング同期、PHYレイヤの通信に必要なユーザID(C−RNTI)の決定・通知を行うものである。また、RRC connection setupは、端末装置と基地局装置との間の通信チャネル(Radio Bear)の可否、チャネルのコンフィグ情報を通知するものである。
また、本実施形態において、RRC Connection Setupは、CQIレポートに関するコンフィグ情報(TS36.331CQI-ReportConfig)を含んでおり、端末装置2は、コンフィグ情報の取得以降、CQIレポートを、基地局装置に対して送信可能である。
なお、RRC Connection requestは、端末装置と基地局装置側で通信ができるようにRRCレイヤの接続の確立を要求するものであり、無線接続制御に関するメッセージである。
一方、状態選択部15は、第2サブフレームサブセットBを使用不可と判断した場合、第1送信状態を選択する。
そこで、ピコBS1bの状態選択部15は、CQIレポート取得するまでの間は、CQIレポートに基づくことなく、端末装置2がセルエッジ付近に位置しているとみなして、セルエッジ付近用の第1サブフレームサブセットAを使用する第1送信状態を選択する。
図11の”ABS Subset Information Element”の部分は、”absSubset”というIEを定義している。”absSubset”では、複数(図11では15個;patern1〜patarn15)のサブフレームサブセットのパターンのうちのいずれか一つのパターンが指定される。ここでのパターンは、図6のパターン(サブセットの組み合わせ)とは異なり、一つのサブフレームサブセットを構成するサブフレームの異なるパターンを示すものである。つまり、図11のパターンによって、一つのサブフレームサブセットを構成するサブフレームが特定される。なお、”absSubset”は、サブフレームサブセットを構成するサブフレームを、ビットマップなどによって指定するものであってもよい。
無線接続制御におけるメッセージであるRRC Connection Setup又はRRC Connection Reconfigurationは、共通のIEとして、”radioResourceConfigDedicated”を有している。”radioResourceConfigDedicated”は、無線に関する設定情報を定義するものである。サブセット情報(”ABSSubsetList-v10x0”)を、RRC Connection Setup又はRRC Connection Reconfigurationに含める場合、例えば、図12に示すように、”radioResourceConfigDedicated”に、図11に示すサブセット情報(”ABSSubsetList-v10x0”)を格納することができる。
なお、サブセット情報の追加は、オプションであり、サブセット情報を通知する必要がない場合には、メッセージ中にサブセット情報は含まれない。
図10では、サブセット情報は、接続確立処理中に送信されるRRC connection Setupのメッセージに含めて送信されるのに対し、図13に示す第2例では、サブセット情報は、報知情報(Broadcast Information)として送信されるシステム情報(SIB)に含めて送信される。
したがって、ピコBS1bの状態選択部15は、接続確立処理の比較的早い段階で、端末装置2からCQIレポートを取得し、第1送信状態又は第2送信状態の選択をすることができる(ステップS3−2)。
つまり、図13に示す手順では、図10に示す手順よりも、比較的早期に送信状態の選択が行える。
図14〜図16は、端末装置2へのサブセット情報の通知を、ハンドオーバ処理中に行う例を示している。
端末装置2が、マクロBS1aと通信を開始して(ステップS4−1)、通信中になっている際に(ステップS4−2)、図14に示すように端末装置2がピコBS1bのエリアPC内に移動すると(ステップS4−3)、マクロBS1aでは、当該端末装置2についてマクロBS1aからピコBS1bへのハンドオーバの要否の判断を行う(ステップS4−4)。
また、ハンドオーバ処理に先立って、ピコPS1bでは、マクロBS1aのABS情報の取得が行われている(ステップS4−5)。ステップS4−5は、図8のステップS1−1と同様の処理であり、ABS情報の取得方法は、図9に示す様々な方法が採用できる。
第3例において、ピコBS1bの通知部13は、サブセット情報を、ハンドオーバ要求に対する応答(Handover Request Acknowledge)に含めて、マクロBS1aに通知する。
このように、第3例では、サブセット情報が、ピコBS1bから、マクロBS1aを介して、端末装置2へ通知される。しかも、ハンドオーバ処理中は、端末装置2は、ターゲット基地局装置であるピコBS1bだけでなく、ソース基地局装置であるマクロBS1aとも通信可能であるから、サブセット情報を、ピコBS1bから、マクロBS1aを介して、端末装置2へ通知するのに適している。
そして、ピコBS1bは、CQIレポートを取得するまでは、第1サブフレームサブセットAを利用する第1送信状態で送信する。しかし、第2例のように、事前にサブセット情報を取得しているため、RACH Procedureによって、ピコBS1bとの間で同期がとれると、CQI測定部22によるCQIの測定を直ちに行うことができる(ステップS5−1)。
したがって、ピコBS1bの状態選択部15は、ハンドオーバ処理完了前の比較的早い段階で、端末装置2からCQIレポートを取得し、第1送信状態又は第2送信状態の選択をすることができる(ステップS5−2)。
図17は、第4例におけるピコBS1b及び端末装置2の構成を示している。図17に示すピコBS1bの構成は、図7に示すピコBS1の構成と共通している。図17に示す端末装置2は、図7に示す端末装置2にタイミング制御部23を追加したものである。
タイミング制御部23bは、CQI測定部22にCQIの測定を実行させるタイミングを制御する。
第4例では、図18に示すように、本実施形態の端末装置2は、ピコセルPC内に位置しているが、ピコBS1bとの接続を確立していない状態であるアイドルモードにおいて、予め、CQIを測定しておく。そして、端末装置2は、アイドルモードから、ピコBS1bとの接続確立モード(Connected Mode)に遷移する際に、ピコBS1bに対してCQIレポートを送信する。これにより、ピコBS1bは、早期に、適切な送信状態を選択することができる。
本実施形態において、ピコBS1bから端末装置2へのサブセット情報の通知には、ピコBS1b及び端末装置2のRRCレイヤの伝送(Signalling)で、情報の受け渡しを行う。
図19に示すように、ピコBS1bとの接続(RRC Connection)が確立していないアイドル状態の端末装置2に、ピコBS1bから送信されたサブセット情報を事前取得させるため、ピコBS1bのサブセット情報通知部13は、サブセット情報を、報知情報(システム情報;SIB)に含めて送信する(ステップS6−1)。基地局装置との接続が確立していなくても、ピコセルPC内に位置する端末装置2は、報知情報であるシステム情報を読み取ることができる。
したがって、端末装置2のサブセット情報取得部21は、端末装置2がアイドルモードであっても、ピコBS1bからの報知情報を受信することで、当該報知情報に含まれるサブセット情報を事前取得できる(ステップS6−2)。また、サブセット情報が、報知情報として送信されるため、セルPC内の全ての端末装置2に対して、共通のサブセット情報を同時に通知することができる。
位置登録処理とは、端末装置2が位置するエリア(セル)を基地局間ネットワークの管理装置(MME)に登録するための処理である。位置登録処理の際には、端末装置2と基地局装置1との間で一時的に接続(RRC Connection)を確立して接続確立モードとなる処理が行われる。なお、位置登録処理が終了すると、端末装置2は、接続確立モードからアイドルモードに戻り、端末装置2と基地局装置1との間の無線リンクは切断される。
そうすれば、端末装置2は、その後、通信のために、ピコBS1bとの接続を確立する前のアイドルモードにおいて、サブセット情報を既に取得できていることになる。
端末装置2へ通知されるサブセット情報は、図21において、ピコBS1bから端末装置2へ送信されるメッセージ、例えば、RRC Connection Setup又はRRC Connection Reconfigurationなどの無線接続制御におけるメッセージ、に含めて送信される。
なお、図22に示すシステム情報(報知情報)は、第2例のようにサブセット情報をシステム情報(報知情報)に含めて送信する場合にも使用できる。
なお、サブセット情報を含める報知情報は、SIB2に限定されるものではない。例えば、サブセット情報取得部21を、SIB2以外の他のSIBに格納させてもよい。また、サブセット情報の追加は、オプションであり、サブセット情報を通知する必要がない場合には、SIB2中にサブセット情報は含まれない。
なお、サブセット情報の追加は、オプションであり、サブセット情報を通知する必要がない場合には、メッセージ中にサブセット情報は含まれない。
端末装置(移動端末)2は、アイドルモードにおいても移動することがあるから、アイドルモードの端末装置2のピコセルPCでの位置(セルエッジ付近又はセル中央付近)をピコBS1bが認識することはできない。
そこで、アイドルモードの端末装置2のCQI測定部22は、報知情報から入手、又は、位置登録処理のための接続確立処理手順(無線接続制御)で入手したサブセット情報に基づいて、CQIの測定を事前に行っておく。CQIの測定をアイドルモード中に予め行っておくことで、端末装置2は、ピコBS1bとの接続を確立する際又はその後において、速やかに、CQIレポートをピコBS1bに送信することができる。この結果、ピコBS1bは、端末装置2の位置を早い段階で認識することが可能となる。
RRCレイヤのタイミング制御部23は、CQI測定のタイミングを制御し、CQIを測定すべきタイミングとなったら、CQI測定指示を、MACレイヤに通知する。CQI測定指示には、CQIを測定すべき、サブフレームサブセットを示す情報が含まれる。
CQI測定指示を受けたPHYレイヤのCQI測定部22は、当該指示に従って、測定すべきサブフレームサブセットのCQI測定を行う(ステップS7−3)。CQIレポート送信部24がRRCレイヤに設けられる場合には、CQI測定結果は、PHYレイヤからMACレイヤに通知され、さらに、MACレイヤからRRCレイヤのCQIレポート送信部24に通知される。
MACレイヤのタイミング制御部23は、自らCQI測定のタイミングを制御するスケジューリングを行い(ステップS8−2)、CQIを測定すべきタイミングとなったら、PHYレイヤのCQI測定部22に、CQI測定指示を通知し、CQI測定部22にCQI測定を実行させる。CQI測定部22は、測定すべきサブフレームサブセットのCQI測定を行う(ステップS8−3)。
図24(a)は、CQI測定を周期的に行う場合の第1の処理手順を示している。図24(a)は、タイミング制御部23が、RRCレイヤに設けられている場合を示しており、タイミング制御部23は、CQI測定を行う周期をタイマで計測し(ステップS9−1,S9−2)、所定の周期ごとに、CQI測定指示をMACレイヤへ通知する。MACレイヤでは、RRCレイヤからの測定指示に従って、PHYレイヤにCQI測定指示を通知する(ステップS9−3)。PHYレイヤのCQI測定部22は、通知を受けると、CQI測定を行う(ステップS9−4)。
なお、タイミングを計測するタイマを、MACレイヤに設けておいても良い。
CQI測定結果を受け取ったCQIレポート送信部24は、CQIレポートを、ピコBS1bへ送信する。CQIレポート送信部24は、CQIレポートを、端末装置2とピコBS1bとの接続(RRC Connection)の確立のために端末装置2からピコBS1bに送信されるメッセージ(無線接続制御に関するメッセージ)に含めて送信する。
接続(RRC Connection)の確立のためのメッセージ(無線接続制御に関するメッセージ)としては、図25に示すように、例えば、RRC Connection Request、RRC Connection Setup Complete 又は、RRC Connection Reconfiguration Completeを用いることができる。接続(RRC Connection)の確立のためのメッセージ(無線接続制御に関するメッセージ)とともに、CQIレポートが送信されることで、ピコBS1bは、接続確立後、直ちに、適切な送信状態で送信を行うことができる。
なお、CQIレポートは、端末装置2から基地局装置1へ送信される他のメッセージに格納して送信してもよい。
また、図30において、「CQI測定結果通知(2)」で示すように、接続(RRC Connection)確立処理直後において、MACレイヤでの通知が可能となったタイミングで通知することができる。
第4例のようなCQIの事前測定は、端末装置2が、接続確立前から、接続しようとするピコBS1bのセル圏内に位置している場合には、有効である。しかし、端末装置2が、他のセル(例えば、マクロセルMC)から、ピコセルPCに移動してきて、ピコBS1bとの接続を確立しようとする場合には、ピコセルPCにおけるCQIの事前測定が困難である。
前記前処理として、端末装置2は、接続確立処理を行おうとする際には、まず、接続を確立しようとするピコBS1bから指定されたサブセットのCQI測定結果(CQI情報)を有しているか否かを判断する(ステップS11−1)。接続を確立しようとするピコBS1bのCQI測定結果(CQI情報)を有している場合には、それ以前のアイドルモード中も、ピコセルPCに在圏しており、[6.4.1 アイドルモード(Idle Mode)でのCQI事前測定]で説明したように、ピコセルPCでのCQI事前測定が行われている。したがって、端末装置2は、[6.4.2 CQIレポート送信]で説明したように、接続確立処理中又は接続処理確立直後に、CQIレポート送信を行わせる第1手順を実行する。
第2手順では、CQIの事前測定が行われていないことから、端末装置2と基地局装置1との接続が確立した後に、CQI測定及びCQIレポート送信を行う。
図26では、図10と同様に、端末装置2のCQI測定部22によるCQIの測定は、接続(RRC Connection)確立処理(無線接続制御)の後に行われる(ステップS12−1)。ピコBS1bの状態選択部15は、端末装置2からCQIレポートを取得した後、第1送信状態又は第2送信状態の選択をする(ステップS12−2)。なお、図32のS12−2では、選択部15による選択を、第2サブフレームサブセットBの使用の可否(第2送信状態の可否)の判断として示した。
一方、状態選択部15は、第2サブフレームサブセットBを使用不可と判断した場合、第1送信状態を選択する。
また、状態選択部15は、CQIレポートを取得するまでは、第1送信状態を選択する。したがって、接続確立処理中、及び、接続が確立してからCQIレポートを取得するまでは、第1サブフレームサブセットAだけを使用した送信が行われる。
そこで、ピコBS1bの状態選択部15は、CQIレポート取得するまでの間は、CQIレポートに基づくことなく、端末装置2がセルエッジ付近に位置しているとみなして、セルエッジ付近用の第1サブフレームサブセットAを使用する第1送信状態を選択する。
また、第5例において、RRC Connection Setupは、CQIレポートに関するコンフィグ情報(TS36.331CQI-ReportConfig)を含んでおり、端末装置2は、コンフィグ情報の取得以降、CQIレポートを、基地局装置に対して送信可能である。
また、図32において、RACH Procedureは、アップリンクのタイミング同期、PHYレイヤの通信に必要なユーザID(C−RNTI)の決定・通知を行うものである。
2:端末装置
3:MME
5:ゲートウェイ
6:S1インターフェース
7:X2インターフェース
11:ABS情報取得部
12:パターン選択部
13:サブセット情報通知部
14:CQIレポート取得部
15:状態選択部
21:サブセット情報取得部
22:CQI測定部
23:タイミング制御部
24:CQIレポート送信部
A:第1サブフレームサブセット
B:第2サブフレームサブセット
Claims (26)
- 端末装置との間で無線通信を行う基地局装置であって、
通信品質の測定結果に関するレポートを前記端末装置から取得するレポート取得部と、
送信状態を選択する選択部と、
を備え、
前記送信状態には、他の基地局装置から干渉を受けない1又は複数の無線リソースを含んで構成される第1無線リソースサブセットを利用して送信が行われる第1送信状態、及び、他の基地局装置から干渉を受ける可能性がある1又は複数の無線リソースを含んで構成される第2無線リソースサブセットを少なくとも利用して送信が行われる第2送信状態、が少なくとも含まれ、
前記レポート取得部は、前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の無線リソースサブセットの通信品質の測定結果に関するレポートを、前記端末装置から取得し、
前記選択部は、前記レポートが取得されると、前記レポートに基づいて、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態及び第2送信状態のいずれか一方を選択するとともに、
前記レポートが取得されるまでの間は、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態を選択する
ことを特徴とする基地局装置。 - 前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の前記無線リソースサブセットを示すサブセット情報を、通知する通知部を更に備え、
前記通知部は、前記端末装置に対して前記サブセット情報を通知可能である他の基地局装置に対して、前記サブセット情報を通知する
請求項1記載の基地局装置。 - 前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の前記無線リソースサブセットを示すサブセット情報を、通知する通知部を更に備え、
前記通知部は、前記端末装置が自基地局装置へハンドオーバするためのハンドオーバ処理中に、前記サブセット情報をハンドオーバ処理におけるソース基地局装置へ通知する
請求項1又は2記載の基地局装置。 - 前記通知部は、ハンドオーバ処理のために前記ソース基地局装置に送信されるメッセージに前記サブセット情報を含めることで、前記サブセット情報を前記ソース基地局装置へ通知する
請求項3記載の基地局装置。 - ハンドオーバ処理のために前記ソース基地局装置に送信される前記メッセージは、前記ソース基地局装置から送信されたハンドオーバ要求に対する応答である
請求項4記載の基地局装置。 - 前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の前記無線リソースサブセットを示すサブセット情報を、前記端末装置へ通知する通知部を更に備えている
請求項1記載の基地局装置。 - 前記通知部は、前記サブセット情報を報知情報として送信する
請求項6記載の基地局装置。 - 前記通知部は、前記端末装置と前記基地局装置との接続を確立する接続確立処理中に、前記サブセット情報を前記端末装置へ通知する
請求項6記載の基地局装置。 - 前記通知部は、前記端末装置と前記基地局装置との接続の確立のために前記基地局装置から前記端末装置に送信されるメッセージに前記サブセット情報を含めることで、前記サブセット情報を前記端末装置へ通知する
請求項8記載の基地局装置。 - 前記第2送信状態では、第1無線リソースサブセット及び第2無線リソースサブセットを利用して送信が行われる
請求項1〜9のいずれか1項に記載の基地局装置。 - 前記無線リソースは、時間リソース又は周波数リソースである
請求項1〜10のいずれか1項に記載の基地局装置。 - 前記無線リソースは、サブフレーム又はキャリアである
請求項1〜11のいずれか1項に記載の基地局装置。 - 基地局装置との間で無線通信を行う端末装置であって、
無線リソースサブセットの通信品質を測定する測定部と、
前記測定部による測定結果に関するレポートを前記基地局装置に送信する送信部と、
前記測定部によって通信品質を測定すべき無線リソースサブセットを示すサブセット情報を、取得するサブセット情報取得部と、を備え、
前記サブセット情報取得部は、他の基地局装置から干渉を受けない1又は複数の無線リソースを含んで構成される第1無線リソースサブセットを利用して前記基地局装置から送信された前記サブセット情報を取得し、
前記サブセット情報は、他の基地局装置から干渉を受ける可能性がある1又は複数の無線リソースを含んで構成される第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の無線リソースサブセットを示す情報である
ことを特徴とする端末装置。 - 基地局装置と、前記基地局装置との間で無線通信を行う端末装置と、を含む無線通信システムであって、
前記基地局装置は、通信品質の測定結果に関するレポートを前記端末装置から取得するレポート取得部と、送信状態を選択する選択部と、を備え、
前記送信状態には、他の基地局装置から干渉を受けない1又は複数の無線リソースを含んで構成される第1無線リソースサブセットを利用して送信が行われる第1送信状態、及び、他の基地局装置から干渉を受ける可能性がある1又は複数の無線リソースを含んで構成される第2無線リソースサブセットを少なくとも利用して送信が行われる第2送信状態、が少なくとも含まれ、
前記レポート取得部は、前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の無線リソースサブセットの通信品質の測定結果に関するレポートを、前記端末装置から取得し、
前記選択部は、前記レポートが取得されると、前記レポートに基づいて、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態及び第2送信状態のいずれか一方を選択するとともに、
前記レポートが取得されるまでの間は、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態を選択する
ことを特徴とする無線通信システム。 - 前記基地局装置は、前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の前記無線リソースサブセットを示すサブセット情報を、通知する通知部を更に備え、
前記通知部は、前記端末装置に対して前記サブセット情報を通知可能である他の基地局装置に対して、前記サブセット情報を通知し、
前記他の基地局装置が、前記サブセット情報を、前記端末装置へ通知する
請求項14記載の無線通信システム。 - 基地局装置が送信状態を選択する方法であって、
前記送信状態には、他の基地局装置から干渉を受けない1又は複数の無線リソースを含んで構成される第1無線リソースサブセットを利用して送信が行われる第1送信状態、及び、他の基地局装置から干渉を受ける可能性がある1又は複数の無線リソースを含んで構成される第2無線リソースサブセットを少なくとも利用して送信が行われる第2送信状態、が少なくとも含まれ、
前記基地局装置は、
前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の無線リソースサブセットの通信品質の測定結果に関するレポートを前記端末装置から取得するまでの間は、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態を選択し、
前記レポートを取得すると、前記レポートに基づいて、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態及び第2送信状態のいずれか一方を選択する
ことを特徴とする方法。 - 端末装置との間で無線通信を行う基地局装置であって、
通信品質の測定結果に関するレポートを前記端末装置から取得するレポート取得部と、
送信状態を選択する選択部と、
を備え、
前記送信状態には、他の基地局装置から干渉を受けない1又は複数の無線リソースを含んで構成される第1無線リソースサブセットを利用して送信が行われる第1送信状態、及び、他の基地局装置から干渉を受ける可能性がある1又は複数の無線リソースを含んで構成される第2無線リソースサブセットを少なくとも利用して送信が行われる第2送信状態、が少なくとも含まれ、
前記レポート取得部は、前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の無線リソースサブセットの通信品質の測定結果に関するレポートを、前記端末装置から取得し、
前記選択部は、前記端末装置から送信された前記レポートに基づいて、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態及び第2送信状態のいずれか一方を選択し、
前記レポート取得部が取得する前記レポートは、前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の前記無線リソースサブセットの通信品質を、前記端末装置と前記基地局装置との接続が確立する前に前記端末装置に測定させて得られた測定結果に関するものであり、
前記選択部は、前記レポートが取得されるまでの間は、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態を選択する
ことを特徴とする基地局装置。 - 前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の前記無線リソースサブセットを示すサブセット情報を、前記端末装置へ通知する通知部を更に備えている
請求項17記載の基地局装置。 - 前記通知部は、前記サブセット情報を報知情報として送信する
請求項18記載の基地局装置。 - 前記通知部は、前記端末装置の位置するエリアを登録する位置登録処理中に、前記端末装置への前記サブセット情報の通知を行う
請求項18記載の基地局装置。 - 前記レポート取得部は、前記端末装置と前記基地局装置との接続を確立する接続確立処理中または前記接続確立処理の直後に、前記端末装置から前記レポートを取得する
請求項17〜20のいずれか1項に記載の基地局装置。 - 前記レポートは、前記端末装置と前記基地局装置との接続の確立のために前記端末装置から前記基地局装置に送信されるメッセージに含まれており、
前記レポート取得部は、前記メッセージを前記端末装置から受信することで、前記レポートを取得する
請求項21記載の基地局装置。 - 前記レポート取得部は、前記接続確立処理中または前記接続確立処理の直後において、前記端末装置と前記基地局装置との接続の確立のために前記端末装置から前記基地局装置に送信されるメッセージとは別に、前記端末装置から前記レポートを取得する
請求項21記載の基地局装置。 - 前記選択部は、前記第2無線リソースサブセットの通信品質に基づいて、又は、前記第1無線リソースサブセット及び第2無線リソースサブセットの通信品質に基づいて、選択を行う
請求項17〜23のいずれか1項に記載の基地局装置。 - 基地局装置と、前記基地局装置との間で無線通信を行う端末装置と、を含む無線通信システムであって、
前記基地局装置は、
通信品質の測定結果に関するレポートを前記端末装置から取得するレポート取得部と、
送信状態を選択する選択部と、
を備え、
前記送信状態には、他の基地局装置から干渉を受けない1又は複数の無線リソースを含んで構成される第1無線リソースサブセットを利用して送信が行われる第1送信状態、及び、他の基地局装置から干渉を受ける可能性がある1又は複数の無線リソースを含んで構成される第2無線リソースサブセットを少なくとも利用して送信が行われる第2送信状態、が少なくとも含まれ、
前記レポート取得部は、前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の無線リソースサブセットの通信品質の測定結果に関するレポートを、前記端末装置から取得し、
前記選択部は、前記端末装置から送信された前記レポートに基づいて、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態及び前記第2送信状態のいずれか一方を選択し、
前記端末装置は、
前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の前記無線リソースサブセットの通信品質を測定する測定部と、
前記測定部による測定結果に関するレポートを前記基地局装置に送信する送信部と、
を備え、
前記測定部は、前記通信品質の測定を、前記端末装置と前記基地局装置との接続が確立する前に行い、
前記選択部は、前記レポートが取得されるまでの間は、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態を選択する
ことを特徴とする無線通信システム。 - 端末装置がダウンリンクの通信品質を測定する測定ステップと、
前記端末装置が前記通信品質の測定結果に関するレポートを基地局装置に送信する送信ステップと、
前記基地局装置が送信状態を選択する選択ステップと、
を含み、
前記送信状態には、他の基地局装置から干渉を受けない1又は複数の無線リソースを含んで構成される第1無線リソースサブセットを利用して送信が行われる第1送信状態、及び、他の基地局装置から干渉を受ける可能性がある1又は複数の無線リソースを含んで構成される第2無線リソースサブセットを少なくとも利用して送信が行われる第2送信状態が少なくとも含まれ、
前記測定ステップでは、前記第2無線リソースサブセットを含む1又は複数の無線リソースサブセットの通信品質が測定され、
前記選択ステップでは、前記端末装置から送信された前記レポートに基づいて、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態及び第2送信状態のいずれか一方が選択され、
前記測定ステップは、前記端末装置と前記基地局装置との接続が確立する前に行われ、
前記基地局装置は、前記レポートを取得するまでの間は、前記端末装置への送信状態として前記第1送信状態を選択する
ことを特徴とする方法。
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