JP5840924B2 - 歯科治療用マイクロモータハンドピース - Google Patents

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本発明は、歯科治療用マイクロモータハンドピースに係り、より詳細には、ハンドピース内に配設された回転軸と、ヘッド部内に配設され前記回転軸によって回転される回転筒とを有し、該回転筒に歯牙切削バーを挿着して歯牙の治療を行う歯牙治療用マイクロモータハンドピースにおいて、前記回転軸によって前記回転筒を該回転筒の軸方面に往復動可能とし、もって、歯科治療における歯牙切削バーの軸方向への手操作をなくし、更には、前記回転軸の回転を歯車を介することなく前記回転筒に伝達可能とし、もって、歯車の噛合に起因する騒音をなくし、静かな環境での歯科治療を可能としたものである。
図2は、従来の歯科治療用マイクロエンジンの一例を説明するための要部構成図で、図中、10は歯科用ハンドピース、10′は該歯科用ハンドピースのヘッド部、20は該ヘッド部10′に対して着脱自在に螺合される蓋部材で、ヘッド部10′内にはスリーブ11が回転自在に配設されている。12はハンドピース本体(図示しない)内に配設されているモータ等によって回転される回転軸、13,14は該回転軸12の回転を前記スリーブ11に伝達するための歯車、15は軸12を回転自在に支えるボールベアリング、16,17はスリーブ11を回転自在に支えるボールベアリングで、これらによって、スリーブ11はヘッド部10′内に回転自在に配設されている。30は前記スリーブ11内に挿抜自在に挿入されるリーマ又はファイル等の歯牙切削バーで、該歯牙切削バー30を前記回転軸12の回転によって回転し、例えば、根管の拡大等の治療作業を行う。なお、根管拡大用のファイルとして上下運動を主として切削を行うタイプのものがあり、本発明はこの種のファイルを用いることを意図してなされたものである。
特開2006−167360公報
上記従来の歯科治療用マイクロモータハンドピースによると、回転軸12の回転が歯車13、14を介して歯牙切削バー30に伝達されるものであり、歯牙切削バー30は単に回転されるものであり、軸方向の移動は術者の手作業によって行われており、例えば、根管拡大作業等において、術者は、回転している切削バー30を歯牙根管内表面に当てながら該切削バーを上下動して根管の拡大作業等をしており、回転している切削バーを歯牙の根管内表面に適切な圧力で接しながら上下動させる操作が大変であった。また、回転軸12の回転を歯車13,14を介して歯牙切削バー30に伝達するようにしており、歯車の噛合音が術者にとっても患者にとっても煩い等の問題もあった。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、回転軸12の回転を該回転軸と直交する被回転軸11に伝達する動力伝達機構において、被回転軸11を該被回転軸11の軸方向にも往復可能とし、更には、前記回転軸12の回転を前記被回転軸11に伝達するのに歯車13,14を使用せず、もって、歯車の噛合音をなくした静かな作業環境を提供することを目的としてなされたものである。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、ハンドピース内に配設された回転軸と、ヘッド部内に配設され前記回転軸と直交し前記回転軸によって回転される回転筒とを有し、該回転筒に歯牙切削バーを挿着して歯牙の治療を行う歯牙治療用マイクロモータハンドピースにおいて、前記回転軸は先端部に該回転軸に対して偏心した突出部を有し、前記回転筒は前記突出部が挿入される周溝を有し、該回転筒は前記回転軸が回転された時に、前記回転筒が該回転筒の軸方向に往復動し、更に、前記回転軸は前記突起部の基部を前表面とする大径部を有し、前記回転筒は前記大径部の前記前表面と接触する大径部を有し、該大径部の外周面は前記回転軸の大径部の前記前表面の半径部分と摩擦接触し、該摩擦接触により前記回転軸の回転を前記回転筒に伝達するようにするとともに、前記回転軸と該回転軸を回転可能に支持する固定部材との間に、前記回転軸を前方に押圧するためのバネ部材を有することを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記回転軸の大径部前表面及び前記回転筒の大径部外周面が粗面に形成されていることを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記回転軸の大径部前表面と前記回転筒の大径部外周面の間に摩擦抵抗の大きいOリングが介装されていることを特徴としたものである。
本発明によると、歯科治療用マイクロモータハンドピースにおいて、モータ等によって回転される回転軸の回転を歯牙切削バーに伝達するに当り、該歯牙切削バーを該歯牙切削バーの軸方向にも往復動可能に伝達するようにしたので、歯牙の根管拡大作業等において、術者は、手作業にて歯牙切削バーを軸方向に移動させる必要がなく、根管拡大作業を非常に楽に行うことができる。また、作業中、歯車の噛合による騒音もないので、静かな環境で根管拡大作業を行うことができる。
本発明による歯科治療マイクロモータハンドピースの一実施例を説明するためのヘッド部構成図である。 従来の歯科治療用マイクロモータハンドピースのヘッド部の構成例を示す図である。
図1は、本発明による歯科治療用マイクロモータハンドピースの一実施例を説明するためのヘッド部の構成例を示す図で、図中、1は歯科治療用マイクロモータハンドピース、1’は該マイクロモータハンドピースのヘッド部、2はハンドピース1内に配設されているモータ(図示せず)等によって回転される回転軸、3は該回転軸2によって回転される回転筒で、該回転筒3は含油軸受4,5等によってヘッド部1’内に回転・往復運動可能に支持されており、この回転筒3にリーマ又はファイル等の歯牙切削バー(図示せず)が挿抜自在に装着されるようになっている。
本発明においては、回転軸2の先端には該回転軸2の回転中心(0−0軸)に対して偏心(Y−Y軸)した突出部2aを有し、回転筒3の外周には、該突出部2aが挿入される環状溝3aを有する。従って、回転軸2を回転すると回転筒3は軸方向(矢印A方向)に往復動し、従って、該回転筒3内に装着された歯牙切削バーも矢印A方向に往復動される。
更に、回転軸2は前記突出部2aの基部を前端表面とする大径部2bを有し、一方の回転筒3も大径環状部3bを有し、この回転筒3の大径環状部3bの外周表面3b’が前記回転軸2の前記大径部2bの表面の半径部分2b’と接触し、残りの半径部分2b”とは接触しないようになっている。従って、回転軸2を回転すると、接触面2b’と3b’との間の摩擦力により、該回転軸2の紙面の垂直力方向に働く力が回転筒3に伝達され、該回転筒3が回転される。なお、本発明においては、回転軸2の大径部2bの残りの半径部分2b”の表面は、回転筒3とは接触しておらず、そのため、回転筒3には接触面2b’と3b’との間に働く紙面に垂直方向の力のみが伝達され、回転筒3は回転軸2によって回転される。
回転軸2の回転を回転筒3に効果的に伝達するには、接触面2b’と3b’との接触圧を大きくしたり、接触面の摩擦を大きくすることが考えられるが、接触圧を大きくするためには、例えば、回転軸2を回転可能に支持する支持部材6と含油軸受7との間にバネ部材8を設け、該バネ部材8により、回転軸2を前方(矢印B方向)に押圧するようにすればよい。また、摩擦力を大きくするためには、接触面2b’及び3b’の表面を粗面にしたり、これら表面の間に摩擦力の大きいOリング(点線にて表示)を介装するようにするとよい。
上述のように、本発明によると、回転軸2の回転を該回転軸2に直交する被回転軸(回転筒)3に伝達する際に、傘歯車等の歯車を介することなく伝達することができ、歯車の噛合による騒音等がなく、静かな環境を保つことができる。特に、本発明を歯科治療用マイクロモータに適用した場合、静かな環境で歯科治療を行うことができ、更には、本発明を歯科治療における根管拡大ハンドピースに適用した場合、歯牙切削バーを上下(切削バーの軸方向)に操作する必要がなく、治療作業をより容易にかつ精密に行うことが可能となる。
更に、本発明によるハンドピースを用いると、以下のような利点がある。
上下運動と回転運動の組み合わせによる切削部位の均一化:
上下運動のみではファイルの刃がある部分においてのみ歯の切削をしてしまうことになり、刃がついていない部分は切削がされないが、本発明のハンドピースによると、回転運動を行い刃の位置を移動させ、根管の内壁を均一に切削することができる。
ファイルの破折防止:
ファイルは細いものが多く、過剰な負荷が加わった際に根管内で破折し、根管内に残留してしまう場合があるが、本発明のハンドピースによると、回転運動を行うのに歯車を用いていないので回転運動を伝達するトルクが小さく、また、ある一定のトルクが加わった際にすべりが発生するため、ファイル破折のリスクを低減することができる。
1…歯科治療用マイクロモータハンドピース、1’…ヘッド部、2…回転軸、2a…突出部、2b…大径部、2b’,2b”…大径部前表面、3…回転筒、3b…大径部、3b’…大径部外周表面、4,5…軸受け、8…バネ。

Claims (3)

  1. ハンドピース内に配設された回転軸と、ヘッド部内に配設され前記回転軸と直交し前記回転軸によって回転される回転筒とを有し、該回転筒に歯牙切削バーを挿着して歯牙の治療を行う歯牙治療用マイクロモータハンドピースにおいて、前記回転軸は先端部に該回転軸に対して偏心した突出部を有し、前記回転筒は前記突出部が挿入される周溝を有し、該回転筒は前記回転軸が回転された時に、前記回転筒が該回転筒の軸方向に往復動し、更に、前記回転軸は前記突起部の基部を前表面とする大径部を有し、前記回転筒は前記大径部の前記前表面と接触する大径部を有し、該大径部の外周面は前記回転軸の大径部の前記前表面の半径部分と摩擦接触し、該摩擦接触により前記回転軸の回転を前記回転筒に伝達するようにするとともに、前記回転軸と該回転軸を回転可能に支持する固定部材との間に、前記回転軸を前方に押圧するためのバネ部材を有することを特徴とする歯科治療用マイクロモータハンドピース。
  2. 前記回転軸の大径部前表面及び前記回転筒の大径部外周面が粗面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の歯科治療用マイクロモータハンドピース。
  3. 前記回転軸の大径部前表面と前記回転筒の大径部外周面の間に摩擦抵抗の大きいOリングが介装されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科治療用マイクロモータハンドピース。
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