JP5840789B2 - 共焦点分光計および共焦点分光計における画像形成方法 - Google Patents

共焦点分光計および共焦点分光計における画像形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、共焦点分光計および共焦点分光計における画像形成方法に関する。
共焦点分光計は共通の焦点を有する光学系を基に作動する。これにより結像すべき対象物における散乱光の空間的に点状の測定を行うことができる。従来の単チャネル分光計は一般に1つのチャネルに対しスペクトルの撮影用の1つの行カメラを利用する。それゆえ対象物表面のラスタ化によって初めて、すなわち時間的スキャンによって、対象物の空間分解された画像を検出することが可能である。
多チャネル分光計は表面の行状の走査用のカメラチップを利用するもので、カメラチップ上のスペクトル分解が空間分解とは垂直方向に行われる。この種の系はいわゆるハイパースペクトル画像形成系(ハイパースペクトラルイメージング)としても知られている。この系でも対象物表面のラスタ化が対象物の画像形成の検出に必要である。
特許文献1は、対象物のプロフィルのコード化が多色光源のスペクトラル経過を介して行われる共焦点分光計系を開示している。このため色収差を有する結像光学系が使用されており、光軸に沿って結像焦点の波長に依存する位置を作成している。
特許文献2は、結像すべき対象物上に照明パターンを結像するため変調手段を使用して、照明パターンシーケンスを介して対象物の空間分解を可能にする共焦点分光結像系を開示している。
欧州特許第1984770B1号公報 独国特許第69730030T2号公報
静止状態にある対象物のため各画像点に対し画像コントラストを作成するため反射光もしくは散乱光のスペクトルを提供する画像形成分光計が求められている。
この課題は、本発明によれば、広帯域光源と、光源の前に配置され結像(撮像)すべき対象物の視野を光源により照明するように設計された多数(複数)の通過孔の構造化された配置を備えた回転可能な第1の絞り装置と、多数(複数)の通過孔の構造化された配置の結像を対象物上に集束させるように設計された結像光学系と、対象物から反射された光を結像光学系の光軸に垂直な分散軸に沿ってスペクトル分散するように設計された分散素子と、スペクトル分散された反射光を対象物のスペクトル分解された画像を作成するために検出するように設計された検出器装置を備えた共焦点分光計によって解決される(請求項1)
共焦点分光計に関する本願発明の実施態様は次の通りである。
・さらに、第1の絞り装置の複数の通過孔の構造化された配置に相当する複数の通過孔の構造化された配置を備えた回転可能な第2の絞り装置を備え、第2の絞り装置が分散素子と検出器装置との間に配置され、対象物から反射されたスペクトル分散光が第2の絞り装置の複数の通過孔の構造化された配置により検出器装置上に共焦点で結像される(請求項2)。
・第2の絞り装置が検出器装置により検出すべき対象物の反射光の波長の選択のため分光計の光軸に垂直方向にシフト可能である(請求項3)。
・第1の絞り装置および/または第2の絞り装置(48)がニプコー円板である(請求項4)。
・結像光学系が、光源から対象物に当たる光のための第1の光路と、対象物から反射された光のための第2の光路とを有し、分散素子が第2の光路に配置される(請求項5)。
・分散素子がプリズム、回折格子、干渉フィルタまたは音響光学変調器を含む(請求項6)。
・検出器装置がCCDセンサアレイ、CMOSセンサアレイまたはアバランシェホトダイオードアレイを有し、検出器装置が対象物の反射された画像点をアレイ軸に沿ってスペクトル分解するように設計されている(請求項7)。
・光源(11)が白色光源である(請求項8)。
本発明の主要な考えは、1つの分光計において対象物の画像の完全な空間分解と完全なスペクトル分解とを時間的に同時に可能にすることにある。このため結像絞り装置とこの結像絞り装置に相当する検出器絞り装置とを有する共焦点技術が使用され、その際これらの絞り装置はそれぞれ通過孔の構造化されたパターンを有する。この場合分散素子が結像光学系内に配置されないときには種々の絞り装置を使用することができる。代替的に結像光学系内に入射および反射光用の種々の光路を実現できるので、同一の絞り装置を結像と光検出に利用することができる。
一実施態様によれば、分光計は、第1の絞り装置の多数の通過孔の構造化された配置に相当する多数の通過孔の構造化された配置を備えた回転可能な第2の絞り装置を備え、第2の絞り装置が分散素子と検出器装置との間に配置され、対象物から反射されたスペクトル分散光が第2の絞り装置の多数の通過孔の構造化された配置により検出器装置上に共焦点で結像される。この場合第2の絞り装置は、対象物の反射光の検出器装置により検出すべき波長の選択のため分光計の光軸と垂直方向にシフト可能にされると有利である。これは有利なことに反射光の結像すべき波長の機械的選択を可能にする。これにより極めて短時間内で対象物の完全に空間的にスペクトル分解された画像が共焦点で検出できる。
一実施態様によれば、第1の絞り装置および/または第2の絞り装置はニプコー円板とすることができる。このようにすれば対象物全体の幾何学的に最適化された照明が異なる通過孔を通って重複的な入射光なしに行うことができる。
一実施態様によれば、結像光学系は、光源から対象物に当たる光用の第1の光路と、対象物からの反射光用の第2の光路とを有し、分散素子が第2の光路に配置される。これにより有利なことに、同一の絞り装置を反射光の結像と入射光の結像に使用することができる。これにより複数の絞り装置の煩雑な同期化はもはや不要になる。さらにこれにより分光計のコンパクトな構造が可能になる。
別の実施態様によれば、第1の絞り装置は、光源の光を第1の列ラスタの列に結像するように設計された多数の円筒レンズを有することができる。これは、光源の光強度を最大限に利用できるという利点を提供する。なぜなら光源のほぼ全部の光が列ラスタにコリメートされるからである。
別の実施態様によれば、分散素子はプリズム、回折格子、干渉フィルタまたは音響光学変調器を含むことができる。
別の実施態様によれば、検出器装置はCCDセンサアレイ、CMOSセンサアレイまたはアバランシェホトダイオードを有することができる。この場合検出器装置は、対象物の反射された画像点をアレイ軸に沿ってスペクトル分解するように設計されている。これは特に、対象物の個々の画像ピクセルがそれぞれ検出器装置のアレイのピクセルのサブアレイ上に結像できるので有利である。ピクセルのこのサブアレイにより対象物の空間的にもスペクトル的にも分解された画像が作られるので、これは特に医療用の画像形成の応用において対象物の空間的表示における情報の豊富化を意味する。
別の実施態様によれば光源は白色光源とすることができる。これにより有利なことに画像形成の各時点で各スペクトル成分が反射光スペクトルにおいても同様に検出用に供される。特にこれにより反射光スペクトルの種々の波長を同時に検出することができる。
本発明は別の態様によれば、以下の工程、すなわち多数の通過孔の構造化された配置を備えた回転可能な絞り装置により広帯域光源を結像する工程、多数の通過孔の構造化された配置の結像を結像すべき対象物上に集束させる工程、対象物により反射された光を分散素子によりスペクトル分散する工程、スペクトル分散された反射光を多数の通過孔の構造化された配置を備えた回転可能な絞り装置上に集束させる工程、対象物のスペクトル分解された画像の作成のため回転可能な絞り装置を通過する反射光を検出する工程を有する共焦点分光計における画像形成方法を提供する(請求項9)
共焦点分光計における画像形成方法に関する本発明の実施態様は次の通りである
・さらに、反射光の波長選択のため分光計の光軸に垂直方向に回転可能な絞り装置をシフトする工程を有する(請求項10)。
・さらに、反射光の波長選択のため分光計の光軸に垂直方向に分散装置をシフトする工程を有する(請求項11)。
・分散装置がプリズム、回折格子、干渉フィルタまたは音響光学変調器を含む(請求項12)。
・反射光を検出する工程が、CCDセンサアレイ、CMOSセンサアレイまたはアバランシェホトダイオードアレイにより実施され、対象物の反射された画像点がアレイ軸に沿ってスペクトル分解される(請求項13)。
・光源を結像する工程が、光源を複数の通過孔の構造化された配置の上に、複数の通過孔に所属する円筒レンズにより結像する(請求項14)。
・光源が白色光源である(請求項15)。
別の実施態様によれば、この方法は、検出された光の波長の選択のため分散素子に沿って回転可能な絞り装置をシフトする工程を含む。これにより反射光スペクトルの種々の波長が分光撮影中に検出用に選択できる。
代替的な実施態様によれば、この方法は、検出光の波長選択のため分光計の光軸に対し垂直方向に分散素子をシフトする工程を含む。これは、絞り装置が位置固定に保持できるという利点を有し、これはまさに回転絞り装置において著しい構造的な利点をもたらすことになる。
その他の修正点および変化点は従属請求項の特徴部分から明らかである。
本発明の種々の実施形態および実施態様を以下に添付の図面を参照して詳述する。
図1は共焦点分光計の概略図を示す。 図2は共焦点分光計の絞り装置の概略図を示す。 図3は共焦点分光計の検出器装置上における列ラスタの画像形成の概略図を示す。 図4は共焦点分光計の絞り装置の概略図を示す。 図5は共焦点分光計の検出器装置上における列ラスタの画像形成の概略図を示す。 図6は共焦点分光計の絞り装置の概略図を示す。 図7は共焦点分光計における画像形成方法の概略図を示す。 図8は本発明の一態様による共焦点分光計の概略図を示す。 図9は本発明の別の態様による共焦点分光計の絞り装置の概略図を示す。 図10は本発明の別の態様による共焦点分光計の概略図を示す。 図11は本発明の別の態様による共焦点分光計の画像形成方法の概略図を示す。
以下に説明する実施態様および発展形態は意義があるかぎり任意に互いに組み合わせることができる。本発明の別の可能性のある実施形態、発展態様および補充態様は予めまたは以下に実施例について記述した発明の特徴の明確には挙げていない組み合わせをも含むものとする。
添付の図面は発明の実施形態のさらなる理解に供すべきものである。これらの図面は実施形態を具現化するもので明細書の記載と関連して発明の原理および構想の説明に役立つ。ほかの実施形態および多くの利点は図面を参照して明らかにされる。図面の各要素は必ずしも互いに寸法通りに示されてはいない。同じ符号はこの場合同じまたは同様に作用する部材を示す。以下に使用する方向を表す用語「上」「下」「右」「左」「前」「後」等は単に図面を容易に理解するために使用され、普遍性を限定するものではない。
図1は共焦点分光計100の概略図である。分光計100は、光源11の光を分光分析すべき対象物16上に集束させるように設定された結像系1を有する。分光計100はさらに、対象物16により散乱および/または反射された光を検出しそれから対象物16の画像を作成する検出器系2を有する。
結像系1は光源11を有する。光源11は広帯域または多色光源11とすることができ、すなわち光源11は光を広い周波数もしくは波長範囲にわたり放出する。たとえば光源11は白色ランプ、グローバー、ネルンストランプ、ニッケルクロムコイル、ハロゲンガス放電ランプ、キセノンガス放電ランプ、スーパールミネセンスダイオード、LEDまたは同様の多色光源とすることができる。さらに光源11の放出スペクトルのスペクトル波長範囲は紫外線範囲、可視光範囲および/または赤外線範囲とすることができる。
光源11から放出された光はレンズ12を介して平行光束にコリメートされ、第1の絞り装置14に向けられる。第1の絞り装置14は列またはスリット形のラスタを有することができる。この種の列ラスタ(列グリッド)の一例は図2に概略的に示されている。図2の第1の絞り装置14は通過スリット14kから成る構造を有する。通過スリットは列状パターンで配置されているので、2つの隣接する通過スリット14kおよび14k+1は横方向に予め規定された間隔をあけられている。この場合通過スリット14kの数は任意である。同様に通過スリット14kの幅も任意の大きさである。通過スリット14kは対象物16上の分解すべき範囲の長さに相当する長さを有することができる。
結像系1では、コリメートされた光が円筒レンズ13aを介して円筒レンズ装置13内で第1の絞り装置14の列ラスタ14kの列に集束されるようにされている。この場合各通過スリット14kにはそれぞれ円筒レンズ13aの1つが割り当てられる。円筒レンズ装置13はたとえば第1の絞り装置14と一体に接続することができる。円筒レンズ13により光源11の光の大部分が第1の絞り装置14の列ラスタ14kを対象物16上に投影するために利用される。
第1の絞り装置14を通過する光は第1の結像光学系15を介して対象物16に集束される。この場合対象物16はその表面の焦点16a上に光源11の光により照明される。照明は第1の絞り装置14の列構造のパターンにおいて行われる。このためたとえば鏡胴レンズ15a並びに対物レンズ装置15bが使用される。
対象物16により散乱もしくは反射された光は対物レンズ装置15bにより再び結像光学系15に戻される。結像光学系15にはビームスプリッタ素子15cが配置されるが、これはたとえば偏光ビームスプリッタ、干渉フィルタまたは入射光線を分割する同様の光学素子とすることができる。散乱光もしくは反射光は光軸を備えた光路を介して検出器系2に導かれる。
検出器系2はスペクトル分散素子21を有しており、これは対象物の広帯域の反射光を分散方向に沿ってスペクトル的に分割する作用をする。分散方向軸Dはこの場合光軸Aに垂直方向にあるので、散乱光もしくは反射光のスペクトル情報は分散方向軸Dに沿って分解される。分散素子21はたとえばプリズム、回折格子、ホログラフ格子、ブレーズ格子、音響光学変調器、干渉フィルタまたは同様の素子とすることができる。
スペクトル分散された光は集束レンズ22を介して第2の絞り装置23に集束される。第2の絞り装置23はこの場合特に第1の絞り装置14と同様の列ラスタを有することができる。スペクトル分散された光は第2の絞り装置23を通って検出器装置24上に結像される。
この場合検出器装置24としては、一次元センサアレイ、たとえばCCDセンサアレイ、CMOSセンサアレイ、アバランシェホトダイオードアレイまたは同様の光に敏感なセンサ素子の行マトリックスを有することが可能である。検出器装置24はこの場合第2の絞り装置23と共に分散方向軸Dに沿ってシフトすることができるので、第2の絞り装置23によりそれぞれ分散素子21のスペクトル分散された光の一部を選択して検出器装置24上に結像することができる。
代替的に第2の絞り装置23を用いないことも可能である。この場合には二次元センサアレイ、たとえばCCDセンサアレイ、CMOSセンサアレイ、アバランシェホトダイオードアレイまたは同様の光に敏感なセンサ素子の面状マトリックスを検出器装置24として使用することができる。このようにしてスペクトル分散された光の各波長成分は分散方向軸Dに平行なアレイ軸に沿って検出される。このためスペクトル分散された光は集束レンズ22を介して直接検出器装置24上に集束される。このような検出器装置24の例示的な実施形態は図3に概略的に具体化されている。
図3は検出器ピクセルから成るアレイ24aを有する検出器装置24を示す。この場合検出器ピクセルをたとえばアレイ24aの個々のセンサ素子が含むことができる。第1の絞り装置14のビームラスタ14kはこの場合共焦点で検出器アレイ24aに結像される。この場合たとえば列結像25xから成る線パターンが生じる。図示の列結像25kはこの場合それぞれ反射およびスペクトル分散された光の一定の波長に相当する。対象物16の画像点は検出器アレイ24aのサブアレイ26k,nに結像される。この場合主列方向Rでは対象物16の空間的分解が垂直方向に行われるのに対し、アレイ軸Sに沿ってはスペクトル分解が行われる。
破線の枠にはサブアレイ26k,nの2つの隣接ピクセル26k+1,n、26k,n+1が示されている。隣接ピクセル26k+1,nはこの場合ピクセル26k,nに横の空間方向に続く対象物16の画像点を結像するのに対し、隣接ピクセル26k,n+1はピクセル26k,nに縦の空間方向に続く対象物16の画像点を写す。アレイ軸Sに沿って各サブアレイ内では対象物16の各画像点のスペクトル分解が行われる。なぜならスペクトル分散素子21が対象物画像のスペクトル分割をたとえばアレイ軸Sと一致する分散方向軸Dに沿って行うからである。反射光の求めるべきスペクトル範囲の選択はたとえばサブアレイ26k,n内のそれぞれアレイ軸Sに沿っているスペクトル的に所属するピクセルの電子制御を介して行うことができる。
第2の絞り装置23が使用される場合には、第1の絞り装置13の位置を基準に分散方向軸Dに沿った第2の絞り装置23の横方向のシフトに相当するスペクトル分散光のスペクトル部分のみがそれぞれ検出器装置24に向けられる。換言すれば第2の絞り装置23の列ラスタの横方向のシフトにより反射光のスペクトル選択が行われるので、二次元検出器装置24の一部のみが照明される。
図4は第2の絞り装置23の概略図である。第2の絞り装置23はこの場合第1の絞り装置14の列ラスタに相当し得る列ラスタ23kを有することができる。分散方向軸Dに沿って一定の距離dだけ横方向にシフトすることにより第2の絞り装置23は反射光のスペクトル的に分割された一定部分を選択することができる。予め定められた異なる距離dだけ第2の絞り装置23のシフトの変化により散乱もしくは反射光の全スペクトルが検出器アレイ24aのサブアレイ26k,nのアレイ軸Sに沿って結像される。
図5は対象物16の画像のスペクトル成分の例示的結像の概略図を示す。たとえば第1の絞り装置14に対し予め定められた距離dだけ横方向にシフトされた絞り装置23が検出器アレイ24a上に列パターン23kを結像するものとする。この列パターン23kは列パターン25kに対してアレイ軸Sに沿ってシフトされ、同時に対象物の分散もしくは反射光の別のスペクトル範囲を検出器アレイ24aに結像する。これにより検出器装置24のサブアレイ26k,nにおける対象物16の画像点の拡大を介して同時に対象物の空間分解、すなわち対象物の画像形成と、スペクトル分解が行われる。
スペクトル画像検出はたとえば絞り装置23のスキャン的な横方向のシフト運動を介して行われる。代替的に検出器装置24のピクセルの電子制御を介してスペクトル選択を講じることも可能である。
たとえば医療分野における一定の応用に対しては分解すべきスペクトル範囲の予備選択を講じることが重要である。図6は第2の絞り装置23の概略図を示し、この絞り装置は第1の列ラスタ23kのほかに第1の列ラスタ23kに対し予め定めた距離だけシフトされた第2の列ラスタ27kを有する。この列ラスタの数は図6では例として2つだけ示されているが、たとえば任意の数の列ラスタを多数の分解すべき波長範囲の選択に使用することも原理的には可能である。波長範囲の予備選択により第2の絞り装置23を動かす必要はもはやなくなる。なぜなら各列ラスタ23kおよび27kはそれらに与えられたスペクトル分散された波長範囲を検出器アレイ24aの分離ピクセル範囲に投影できるからである。このようにしてたとえば高い光感度を有する一次元検出器アレイ24a、たとえばアバランシェホトダイオードアレイを使用することができる。なぜなら検出器装置24の予め定められた列範囲だけが対象物16からの光の検出に使用できるからである。考えられる応用は画像形成的組織診断における良種の組織と腫瘍組織との間のスペクトラルコントラストの獲得である。
図7は、共焦点分光計、特に図1に示した共焦点分光計100における画像形成のための方法200の概略図を示す。方法200は第1の工程201として列パターンを作成するため主列方向の第1の列ラスタを有する第1の絞り装置への広帯域光源の結像を含む。光源はこの場合たとえば白色光源または多色光源とすることができる。光源の結像はこの場合、光源が第1の列ラスタの列上にこれらの列に所属する多数の円筒レンズにより結像されるようにして行われる。
第2の工程202において結像(撮像)すべき対象物への列パターンの集束が行われる。第3の工程203において主列方向に垂直な分散軸に沿って対象物により反射された光のスペクトル分散が行われる。スペクトル分散はたとえばプリズム、回折格子、干渉フィルタまたは音響光学変調器により実施される。
第4の工程204ではスペクトル分散された反射光の検出器装置への集束が行われる。この場合スペクトル分散光を第1の列ラスタの主列方向の第2の列ラスタを有する第2の絞り装置へ集束させることが可能である。この場合対象物から反射された光の分割はビームスプリッタ素子により列パターンの結像の光路から行うことが可能である。
第5の工程205では対象物のスペクトル分解画像を作成するため反射光の検出が行われる。反射光の検出はたとえば二次元CCDセンサアレイ、CMOSセンサアレイまたはアバランシェホトダイオードにより実施できる。この場合対象物の反射された画像点はアレイ軸に沿ってスペクトル分解される。第2の絞り装置が使用されれば、検出された光の波長の選択のために第2の絞り装置を分散軸方向に沿ってシフトすることができる。この場合検出器装置としては一次元センサアレイ、たとえば感度のよい一次元アバランシェホトダイオードアレイも使用することができ、これを第2の絞り装置と共に分散軸方向に沿ってシフトすることができる。
図8は共焦点分光計300の概略図を示す。分光計300は結像系1を含み、この結像系は光源11の光を分光分析すべき対象物16上に集束させるように設計されている。分光計300はさらに検出器系2を含み、この系は対象物16により散乱および/または反射された光を検出してそこから対象物16の画像を作成するように設計されている。
結像系1は光源11を含む。光源11は広帯域または多色光源11とすることができ、すなわち光源11は広い周波数もしくは波長範囲の光を放出する。たとえば光源11は白色光源、グローバー、ネルンストランプ、ニッケルクロムコイル、ハロゲンガス放電ランプ、キセノンガス放電ランプ、スーパールミネセンスダイオード、LEDまたは同様の多色光源とすることができる。さらに光源11の放出スペクトルを含むスペクトル波長範囲は紫外線範囲、可視光範囲および/または赤外線範囲とすることができる。
光源11から放出された光はレンズ12を介して平行光束にコリメートされ、第1の絞り装置34に向けられる。第1の絞り装置34は多数の通過孔、いわゆるピンホールの構造化された配置を有することができる。この種の構造化された配置の一例はたとえば図9に示したニプコー円板である。
図9の第1の絞り装置34は円板状であり通過孔35kの構造を有する。通過孔35kは円板状の同心的な種々の直径を有する軌道36kに沿って配置されているので、2つの隣接通過孔35kと35k+1は第1の絞り装置34の周囲に沿って予め定められた間隔だけ離間している。この場合通過孔35kの数は任意である。第1の絞り装置34を速く回転することにより対象物16の全体が絞り装置34の全体にわたって時間的にスキャンされる。なぜなら対象物16の各画像点は軌道36kの段階的配置により絞り装置34の一回転中に少なくとも1つの通過孔35kにより一度は通過させられるからである。絞り装置34はニプコー円板とも呼ばれる。
結像系1ではコリメートされた光がレンズ装置33のレンズ33aを介して第1の絞り装置34の通過孔に集束されるようにしている。この場合各通過孔35 k にはそれぞれレンズ33aの1つが所属するようにできる。レンズ装置33はたとえば第1の絞り装置34に一体に接続することができる。レンズ33により光源11の光の大部分が第1の絞り装置34の通過孔35 k の構造を対象物16上に投影するために利用される。
第1の絞り装置34を通過する光は第1の結像光学系15を介して対象物16に集束される。この場合対象物16の表面は焦点16a上に光源11の光により照明される。照明は第1の絞り装置34の回転により対象物16の全視野上で行われる。このためたとえば鏡胴レンズ15a並びに対物レンズ装置15bが使用される。
対象物16から散乱もしくは反射された光は対物レンズ装置15bにより再び結像光学系15に戻される。結像光学系15にはビームスプリッタ素子15cが配置されており、これはたとえば偏光ビームスプリッタ、干渉フィルタまたは同様の入射光線を分割する光学素子とすることができる。散乱もしくは反射光は光軸Aを有する光路を介して検出器系2に導かれる。
検出器系2はスペクトル分散素子44を有し、これは対象物の広帯域に反射された光をスペクトル分割する作用をする。分散方向軸Dはこの場合光軸Aに対し垂直にあるので、散乱もしくは反射光のスペクトル情報が分散方向軸Dに沿って分解される。分散素子44はたとえばプリズム、回折格子、ホログラフ格子、ブレーズ格子、音響光学変調器、干渉フィルタまたは同様の素子を有することができる。
スペクトル分散光は集束レンズ22を介して第2の絞り装置48に集束される。第2の絞り装置48はこの場合特に第1の絞り装置34に類似した通過孔パターン35kを有することができる。スペクトル分散光は第2の絞り装置48を通って検出器装置24上に結像される。検出器装置24はたとえば二次元CCDセンサアレイ、CMOSセンサアレイ、アバランシェホトダイオードアレイまたは同様の光に敏感なセンサ素子のマトリックスを有することができる。
第2の絞り装置48はこの場合軸Bを中心に回転できるので、通過孔の回転は第の絞り装置48の通過孔35kの回転と一致する。これにより対象物16により反射もしくは散乱された光は第の絞り装置48と共焦点で結像される。これは深さ選択が行われることを意味する。なぜなら焦点16aの焦点深さ内にある対象物16の画像点だけが第2の絞り装置48を通って結像されるからである。
分散軸Dに沿った分散素子44のスペクトル分散により対象物16の共焦点で検出された光のスペクトル選択のためのこの分散軸Dに沿った第2の絞り装置48の横方向のシフトが行われる。換言すれば対象物16の完全な横方向の分解と同時に、第1の絞り装置34と第2の絞り装置48との間の横方向のシフトが光軸Aを基準に調整されることにより対象物16のスペクトル分解が同時に可能である。
代替的に、分散素子44の操作により光軸に関するスペクトルのシフトを達成することも可能である。たとえば分散素子44としてのプリズムを回転するかまたは分散素子44としての音響光学変調器を相応に調整することができる。
図10には別の共焦点分光計400が概略図で示されている。図10の分光計400は図8の分光計300とは主として、第1の絞り装置34が共通の照明および結像装置として利用されることで区別される。このため第1の絞り装置34の後に結像光学系45が設けられ、ここでビームスプリッタ素子45a、45b、45c、45dおよびミラー素子45e、45fにより入射および反射光の種々の光路が実現される。
このためレンズ12の後に偏光器41が設けられ、光源11からの光がリニア偏光される。入射光はビームスプリッタ45a、45bを、これらが偏光ビームスプリッタ、たとえばs偏光ビームスプリッタを有するときには直線状に通過する。p偏光ビームスプリッタ45c、45d並びにミラー素子45e、45fを介して入射光は光路Wに沿って対象物に導かれる。λ/4板46により90°の偏光位相回転が行われる。
対象物16から散乱もしくは反射された光はλ/4板46により改めて90°位相シフトされるので、反射光はp偏光ビームスプリッタ45d、45cを妨げられることなく直線的に通過でき、ビームスプリッタ45bに光路Xに沿って偏向される。光路W、Xの光学的路長はこの場合同一とすることができる。光路Xには対象物の反射もしくは散乱光のスペクトル分割を行うスペクトル分散素子43、たとえばプリズムが設けられる。ビームスプリッタ45aの回転により反射もしくは散乱光のスペクトル選択が行われ、絞り装置34を介してビームスプリッタ42に導かれてそこから集束レンズ22により検出器装置24に導かれる。代替的にスペクトル分散素子41の回転により検出器装置24への結像のための波長選択を達成することも可能である。
図11には共焦点分光計、特に図8から図10に関連して説明した共焦点分光計300または400における画像形成方法500の概略図を示す。
第1の工程501では多数の通過孔の構造化された配置を有する回転可能な絞り装置による広帯域光源の結像が行われる。この場合光源は白色光源または多色光源を含み得る。回転可能な絞り装置はこの場合たとえばニプコー円板を含み得る。第2の工程502では結像すべき対象物への多数の通過孔の構造化された配置の結像の集束が行われる。この場合光源の結像は通過孔に所属する多数のレンズによる多数の通過孔の構造化された配置への光源の結像を含み得る。
第3の工程503では対象物により反射された光のスペクトル分散が分散素子、たとえばプリズム、回折格子、干渉フィルタまたは音響光学変調器により行われる。第4の工程504では多数の通過孔の構造化された配置を有する回転可能な絞り装置へのスペクトル分散された反射光の集束が行われる。この場合回転可能な絞り装置は検出された光の波長選択のため分光計の光軸に垂直にシフトされる。代替的に分散素子が検出された光の波長選択のため分光計の光軸に垂直にシフトされる。
第5の工程505では対象物のスペクトル分解された画像の作成のため回転可能な絞り装置を通過する反射光の検出が行われる。反射光の検出はCCDセンサアレイ、CMOSセンサアレイまたはアバランシェホトダイオードアレイにより実施できるので、対象物の反射された画像点はアレイ軸に沿ってスペクトル分解できる。
原理、技術的効果および特徴を図面のそれぞれ1つを参照して説明してきたが、図の1つで説明した実施形態を残りの図に示した別の実施形態へ変更および修正することは簡単に可能である。
本発明は、広帯域光源、光源の前に配置され多数の通過孔の構造化された配置を備えるとともに結像(撮像)すべき対象物の視野を光源により照射するように設計された第1の絞り装置、多数の通過孔の構造化された配置の結像を対象物に集束させるように設計された結像光学系、対象物からの反射光を分散軸に沿って結像光学系の光軸と垂直にスペクトル分散させるように設計された分散素子、およびスペクトル分散された反射光を対象物のスペクトル分解された画像の作成のために検出するように設計された検出器装置を備えた共焦点分光計に関する。
1 結像系
2 検出器系
11 光源
12 レンズ
13 円筒レンズ装置
14 第1の絞り装置
15 結像光学系
16 対象物
21 スペクトル分散素子
22 集束レンズ
23 第2の絞り装置
24 検出器装置
33 レンズ装置
34 第1の絞り装置
41 偏光器
42 ビームスプリッタ
43 分散素子
44 分散素子
45 結像光学系
46 λ/4板
48 第2の絞り装置
100 共焦点分光計
300 共焦点分光計
400 共焦点分光計

Claims (14)

  1. 広帯域光源(11)と、
    前記光源(11)の前に配置され結像すべき対象物(16)の視野を前記光源(11)により照明するように設計された複数の通過孔(35k)の構造化された配置を備えた回転可能な第1の絞り装置(34)と、
    前記複数の通過孔(35k)の構造化された配置の結像を前記対象物(16)上に集束させるように設計された結像光学系(15)と、
    前記対象物(16)から反射された光を前記結像光学系(15)の光軸(A)に垂直な分散軸に沿ってスペクトル分散するように設計された分散素子(44)と、
    前記スペクトル分散された反射光を、前記対象物(16)のスペクトル分解された画像を作成するために、検出するように設計された検出器装置(24)と
    前記第1の絞り装置(34)の前記複数の通過孔(35 k )の構造化された配置に相当する複数の通過孔の構造化された配置を備えた回転可能な第2の絞り装置(48)を備え、
    前記第2の絞り装置(48)が前記分散素子(44)と前記検出器装置(24)との間に配置され、前記対象物(16)から反射されたスペクトル分散光が前記第2の絞り装置(48)の前記複数の通過孔の構造化された配置により前記検出器装置(24)上に共焦点で結像される
    共焦点分光計。
  2. 前記第2の絞り装置(48)が前記検出器装置(24)により検出すべき前記対象物(16)の反射光の波長の選択のため分光計(330;400)の光軸に垂直方向にシフト可能である請求項記載の分光計。
  3. 前記第1の絞り装置(34)および前記第2の絞り装置(48)の少なくとも一方がニプコー円板である請求項1または2記載の分光計。
  4. 広帯域光源(11)と、
    前記光源(11)の前に配置された偏光器(41)と、
    前記偏光器(41)の前に配置され結像すべき対象物(16)の視野を前記光源(11)により照明するように設計された複数の通過孔(35 k )の構造化された配置を備えた回転可能な第1の絞り装置(34)と、
    前記複数の通過孔(35 k )の構造化された配置の結像を前記対象物(16)上に集束させるように設計された結像光学系(15)と、
    前記対象物(16)から反射された光を前記結像光学系(15)の光軸(A)に垂直な分散軸に沿ってスペクトル分散するように設計された分散素子(43)と、
    前記スペクトル分散された反射光を、前記対象物(16)のスペクトル分解された画像を作成するために、検出するように設計された検出器装置(24)を備え、
    前記結像光学系(15)が、
    前記第1の絞り装置(34)と前記対象物(16)の間に、第1、第2、第3および第4のビームスプリッタ(45a,45b,45c,45d)と、λ/4板を備え、
    前記光源(11)から前記対象物(16)に当たる光のための第1の光路(W)と、前記対象物(16)から反射された光のための第2の光路(X)とを有し、
    前記第1の光路(W)が、前記第3および第4のビームスプリッタ(45c,45d)とミラー(45e,45f)を介して形成され、
    前記第2の光路(X)が、前記第1および第2のビームスプリッタ(45a,45b)と前記分散素子(43)とを介して形成され、
    前記第1の光路(W)の光路長と前記第2の光路(X)の光路長が同一である分光計。
  5. 前記分散素子(44;43)がプリズム、回折格子、干渉フィルタまたは音響光学変調器を含む請求項1からの1つに記載の分光計。
  6. 前記検出器装置(24)がCCDセンサアレイ、CMOSセンサアレイまたはアバランシェホトダイオードアレイを有し、前記検出器装置(24)が前記対象物(16)の反射された画像点をアレイ軸(S)に沿ってスペクトル分解するように設計されている請求項1からの1つに記載の分光計。
  7. 前記光源(11)が白色光源である請求項1からの1つに記載の分光計。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載の分光計における画像形成方法であって、
    複数の通過孔(35k)の構造化された配置を備えた回転可能な絞り装置(34)により広帯域光源(11)を結像する工程(501)、
    前記複数の通過孔(35k)の構造化された配置の結像を結像すべき対象物(16)上に集束させる工程(502)、
    前記対象物(16)により反射された光を分散素子(44;43)によりスペクトル分散する工程(503)、
    前記スペクトル分散された反射光を、前記複数の通過孔(35k)の構造化された配置を備えた回転可能な絞り装置(34;48)上に集束させる工程(504)、
    対象物(16)のスペクトル分解された画像の作成のため回転可能な前記絞り装置(34;48)を通過する反射光を検出する工程(505)
    有する画像形成方法。
  9. さらに、反射光の波長選択のため分光計(300;400)の光軸に垂直方向に回転可能な前記絞り装置(48)をシフトする工程を有する請求項記載の方法。
  10. さらに、反射光の波長選択のため分光計(300;400)の光軸に垂直方向に前記分散素子44;43)をシフトする工程を有する請求項記載の方法。
  11. 前記分散素子44;43)がプリズム、回折格子、干渉フィルタまたは音響光学変調器を含む請求項から10の1つに記載の方法。
  12. 前記反射光を検出する工程が、CCDセンサアレイ、CMOSセンサアレイまたはアバランシェホトダイオードアレイにより実施され、前記対象物(16)の反射された画像点がアレイ軸(S)に沿ってスペクトル分解される請求項から11の1つに記載の方法。
  13. 前記光源(11)を結像する工程(501)が、前記光源(11)を前記複数の通過孔(35k)の構造化された配置の上に、前記複数の通過孔に所属する円筒レンズ(33a)により結像することを含む請求項から12の1つに記載の方法。
  14. 前記光源(11)が白色光源である請求項から13の1つに記載の方法。
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