JP2018185457A - 共焦点顕微鏡、及び撮像方法 - Google Patents

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治彦 楠瀬
英郎 瀧澤
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英郎 瀧澤
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Abstract

【課題】共焦点画像を効率よく取得することができる共焦点顕微鏡、及び観察方法を提供する。【解決手段】本発明の一態様にかかる共焦点顕微鏡100は、RGBの波長帯を含む照明光を発生する光源11と、光源11からの照明光L1を第1の方向に沿ったライン状にして、試料に導く照明光学系10であって、前記ライン状の照明光を走査するガルバノミラー23を有する照明光学系10と、ライン状の照明光L1によって照明された試料からの検出光L2を導く検出光学系30であって、検出光L2をY方向に波長分散させる分光プリズム31を有する検出光学系30と、波長分散された検出光L2を検出する検出器40であって、RGBのカラーフィルタを有する第1〜第3の画素列41〜43を有する検出器40と、を備えたものである。【選択図】図1

Description

本発明は、共焦点顕微鏡、及び共焦点画像の撮像方法に関する。
特許文献1にはマルチカラー共焦点(コンフォーカル)顕微鏡が開示されている。特許文献1の共焦点顕微鏡は、ピンホールと、ホログラムカラーフィルタと、検出器とを備えている。ホログラムカラーフィルタは、ピンホールを通って入射した光を分光し、集光している。そして、検出器は、ホログラムカラーフィルタが集光した光を波長毎に検出している。さらに、ホログラムカラーフィルタの代わりに集光用レンズと回折格子、ダイクロイックミラーを用いることが記載されている。
また、特許文献2には、2つの光源と2つの検出器を用いた多色走査型顕微鏡が開示されている。第1の光源からの第1の波長の励起ビームと、第2の光源からの第2の波長の励起ビームは、カラースプリッタによって、異なる角度で結合される。そして、第1の励起ビームと第2の励起ビームとは、標本の異なる位置に入射する。さらに、走査型顕微鏡が共焦点顕微鏡であると記載されている。
特開2002−236257号公報 特開2017−502344号公報
このような共焦点顕微鏡において、2色以上の多色画像を取得するためには、照明光を走査する必要がある。しかしながら、ピンホールを用いているため、試料の一点しか照明することができない。よって、試料の2次元画像を取得するためには、2次元走査が必要となってしまう。また、特許文献2では、異なる角度で伝播するため、光学系の調整が複雑になってしまう。
本発明は、このような事情を背景としてなされたものであり、多色の共焦点画像を効率よく取得することができる共焦点顕微鏡、及び撮像方法を提供するものである。
本実施形態の一態様にかかる共焦点顕微鏡は、第1の波長帯と、前記第1の波長帯と異なる第2の波長帯とを含む照明光を発生する光源と、前記光源からの照明光を第1の方向に沿ったライン状にして、試料に導く照明光学系であって、試料上における前記ライン状の照明光を走査するスキャナを有する照明光学系と、前記ライン状の照明光によって照明された前記試料からの検出光を導く検出光学系であって、前記検出光を前記第1の方向と異なる第2の方向に波長分散させる波長分散素子を有する検出光学系と、前記第1の方向に沿って配列された複数の画素を含むラインセンサを用いて、前記波長分散素子によって波長分散された検出光を検出する光検出器であって、前記第1の波長帯の光を透過する第1のカラーフィルタを有する第1のラインセンサと、前記第2の波長帯の光を透過する第2のカラーフィルタを有する第2のラインセンサと、を有する検出器と、を備えたものである。多色の共焦点画像を効率よく取得することができる。
上記の共焦点顕微鏡において、前記第1の波長帯と前記第2の波長帯との間の波長帯を遮光する波長フィルタが光路中に設けられていてもよい。
上記の共焦点顕微鏡において、前記照明光が、前記第1及び第2の波長帯と異なる第3の波長帯を含み、前記検出器が第3の波長帯の光を透過する第3のカラーフィルタを有する第3のラインセンサを有していてもよい。
上記の共焦点顕微鏡において、前記波長分散素子が分光プリズムであり、前記分光プリズムが、光軸と垂直な方向でかつ、前記第2の方向と垂直な方向な回転軸周りに回転可能に設けられていてもよい。
上記の共焦点顕微鏡において、前記分光プリズムが、光軸に沿った方向に移動可能に設けられていてもよい。
本実施の形態にかかる共焦点画像の撮像方法は、第1の波長帯と、前記第1の波長帯と異なる第2の波長帯とを含む照明光を発生するステップと、第1の方向に沿ったライン状の前記照明光の光路中に配置されたスキャナを用いて、試料上における前記ライン状の照明光を走査するステップと、前記ライン状の照明光によって照明された前記試料からの検出光の光路中に配置された波長分散素子を用いて、前記検出光を前記第1の方向と異なる第2の方向に波長分散させるステップと、前記第1の方向に沿って配列された複数の画素を含むラインセンサを用いて、前記波長分散素子によって波長分散された検出光を検出する、前記第1の波長帯の光を透過する第1のカラーフィルタを有する第1のラインセンサと、前記第2の波長帯の光を透過する第2のカラーフィルタを有する第2のラインセンサとを有する検出器を用いて、波長分散された検出光を検出するステップと、を備えたものである。これにより、多色の共焦点画像を効率よく取得することができる。
上記の撮像方法において、前記照明光又は前記検出光の光路中に設けられた波長フィルタによって、前記第1の波長帯と前記第2の波長帯との間の波長帯を遮光してもよい。
上記の撮像方法において、前記照明光が、前記第1及び第2の波長帯と異なる第3の波長帯を含み、前記検出器が第3の波長帯の光を透過する第3のカラーフィルタを有する第3のラインセンサを有していてもよい。
上記の撮像方法において、前記波長分散素子が分光プリズムであり、前記分光プリズムが、光軸と垂直な方向でかつ、前記第2の方向と垂直な方向な回転軸周りに回転することで、第2の方向において、前記検出器に対する検出光の入射位置を調整するようにしてもよい。
上記の撮像方法において、前記分光プリズムが、光軸に沿った方向に移動することで、前記検出器に対する第1の波長帯の検出光と第2の波長帯の検出光の入射位置間隔を調整するようにしてもよい。
本発明によれば、多色の共焦点画像を効率よく取得することができる共焦点顕微鏡、及び撮像方法を提供することができる。
本実施の形態1にかかる共焦点顕微鏡の構成を示す図である。 検出器の画素配列を模式的に示す図である。 分光プリズムによって分散された検出光を示す図である。 各画素列に入射する検出光を説明するための図である。 各画素列に入射する検出光を説明するための図である。 本実施の形態2にかかる共焦点顕微鏡の構成を示す図である。 カラーフィルタの透過率スペクトルを示すグラフである。 各画素列に入射する検出光を説明するための図である。 各画素列に入射する検出光を説明するための図である。 波長分散された検出光の光路を説明するための図である。 分光プリズムの材料毎の屈折値とアッベ数を示す表である。 検出光の入射位置間の距離を示す表である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。まず、図1を用いて本実施形態に係る共焦点顕微鏡100の全体構成を説明する。共焦点顕微鏡100はライン状の照明光を用いたラインコンフォーカル(スリットコンフォーカル)光学系を有している。共焦点顕微鏡100は、多色の共焦点画像を取得することができる。なお、以下の説明では、光軸方向をZ方向とし、光軸と直交する平面をXY平面としている。なお、XY平面内において、X方向とY方向とは、互いに直交する方向である。
共焦点顕微鏡100は、光源11と、照明光学系10と、検出光学系30、検出器40と、ステージ51とを備えている。ステージ51には、試料50が載置されている。照明光学系10は、光源11からの照明光を試料50まで導く。検出光学系30は、試料50からの検出光を検出器40まで導く。
まず、照明光学系10について説明する。照明光学系10は、バンドルファイバ12、レンズ15、スリット16、偏光ビームスプリッタ(以下、PBS)21、レンズ22、ガルバノミラー23、レンズ24、レンズ25、1/4波長板26、及び対物レンズ27を備えている。
光源11は、試料50を照明するための照明光を発生する。ここで、光源11は、キセノンランプなどのランプ光源を用いることが好ましい。あるいは、光源11は、輝線が離間したスペクトル分布を持つ水銀ランプなどであってもよい。また、光源11は、多色光源であり、白色光源であることが好ましい。フルカラーでの観察を行うため、光源11は、赤色(R)、緑色(G)、及び青色(B)の波長帯の光を含む照明光を発生する。また、光源11は、後述するカラーフィルタの透過波長帯域に輝線を有するランプ光源でもよい。もちろん、異なる波長を発生する単色光源を複数組み合わせることで、光源11を構成しても良い。
光源11は、バンドルファイバ12に連結されている。よって、光源11で発生した照明光は各光ファイバ内を伝搬する。バンドルファイバ12の出射端12aにおいて、照明光が所定のスポット形状となるように複数の光ファイバが束ねられている。例えば、バンドルファイバ12から出射した照明光L1は、直径6mmの円形のスポットを形成する。
バンドルファイバ12を出射した照明光L1は、レンズ15で集光される。レンズ15は例えば、焦点距離f=50mmのレンズである。レンズ15の集光位置には、スリット16が配置されている。スリット16は、X方向を長手方向(紙面に垂直方向)とする開口部を有している。照明光L1がスリット16を通過することで、照明光L1がライン状の照明光に変換される。なお、照明光L1をライン状に変換する手段としては、スリット16に限らず、シリンドリカルレンズを用いることも可能である。さらには、シリンドリカルレンズとスリット16を組み合わせることで、ライン状の照明光L1を生成しても良い。バンドルファイバ12の出射端12aをライン状にして、ライン状の照明光L1を形成してもよい。
スリット16を通過した照明光L1は、広がりながら伝搬して、PBS21に入射する。PBS21は照明光L1を試料50の方向に反射する。なお、PBS21は,偏光状態に応じて、光を反射、又は透過する。よって、PBS21で反射した照明光L1は、所定の方向の直線偏光となっている。
PBS21で反射した照明光L1は、レンズ22に入射する。レンズ22は、照明光L1を屈折して、平行光束とする。レンズ22からの照明光L1は、ガルバノミラー23に入射する。ガルバノミラー23は照明光L1を走査するスキャナである。ここでは、試料50上において、X方向に沿ったライン状の照明光L1がY方向に走査されるように、照明光L1を走査する。これにより、試料50の2次元領域の共焦点画像を取得することができる。もちろん、MEMS(micro electro mechanical system)ミラーやポリゴンミラー等の他のスキャナを用いてもよい。また、ガルバノミラー23は、対物レンズ27の瞳と共役な位置に配置されている。
ガルバノミラー23で反射した照明光L1は、レンズ24、レンズ25を介して、1/4波長板26に入射する。なお、レンズ24は、例えば、焦点距離f=50であり、レンズ25は、焦点距離f=100mmのレンズである。
レンズ25からの照明光L1は、1/4波長板26を透過して、対物レンズ27に入射する。対物レンズ27は、照明光L1を屈折して,試料50上に集光する。上記のように、照明光L1がスリット16を通過しているため、試料50のライン状の領域が照明されている。さらに、X方向に沿ったライン状の照明光L1が、ガルバノミラー23によってY方向に走査されている。試料50を照明した照明光L1は試料50に応じて反射する。試料50で反射した照明光L1は、検出光L2となる。
このように、照明光学系10は、光源11からの照明光を、第1の方向に沿ったライン状にして、試料50に導いている。さらに、照明光学系10は、試料50におけるライン状の照明光L1を走査するスキャナとして、ガルバノミラー23を有している。X方向に沿ったライン状の照明光L1の光路中に配置されたガルバノミラー23を用いて、試料50上におけるライン状の照明光L1を走査する。よって、試料50の2次元領域を撮像することができる。
また、試料50は、ステージ51上に保持されている。ステージ51は、XYZステージなどの3次元駆動ステージである。よって、ステージ51はX方向、Y方向、Z方向に試料50を移動させることができる。ステージ51がXY方向に駆動することで、試料50の任意の位置を観察することができる。また、ステージ51をZ方向に駆動することで、試料50の任意の高さの共焦点画像を取得することができる。
次に、試料50からの検出光L2を検出器40に導くための検出光学系30について説明する。検出器40は、対物レンズ27、1/4波長板26、レンズ25、レンズ24、ガルバノミラー23、レンズ22、PBS21、及び分光プリズム31を備えている。
試料50からの検出光L2は、照明光L1の光路を反対方向に伝搬する。具体的には、試料50で反射した検出光L2は、対物レンズ27で屈折されて、1/4波長板26に入射する。よって、PBS21で反射した光が2回、1/4波長板26を通過する。これにより、1/4波長板26に入射する前の照明光L1と、1/4波長板26を通過した後の検出光L2とは、偏光方向が直交する直線偏光となっている。
そして、1/4波長板26を透過した検出光L2は、レンズ25、及びレンズ24を介して、ガルバノミラー23に入射する。ガルバノミラー23は、検出光L2をデスキャンする。そして、ガルバノミラー23で反射した検出光L2は、レンズ22を介して、PBS21に入射する。レンズ22は、試料50の像を検出器40に結像する結像レンズである。
上記のように、PBS21で反射した照明光L1の偏光方向と、PBS21に入射する検出光L2の偏光方向は直交している。よって、検出光L2は、PBS21を透過する。これにより、照明光L1の光路と、検出光L2の光路が分岐される。もちろん、PBS21の代わりにハーフミラーなどを用いて、光路を分岐してもよい。
PBS21を透過した検出光L2は、分光プリズム31に入射する。分光プリズム31は、波長に応じて光を分散させる波長分散素子である。よって、分光プリズム31を通過した検出光L2は、Y方向に分散している。分光プリズム31で分散された検出光41は、検出器40に入射する。
検出器40は、複数の画素を備えたCCD(Charged Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等である。ここでは、検出器40は、3ラインセンサとなっている。検出器40の画素には、R、G、Bのカラーフィルタ44が形成されている。Rのカラーフィルタ44は、Rの光を透過して、G、及びBの光を遮光する。Gのカラーフィルタ44は、Gの光を透過して、R、及びBの光を遮光する。Bのカラーフィルタ44は、Bの光を透過して、R、及びGの光を遮光する。検出器40の各画素は、カラーフィルタ44を通過した検出光L2を検出する。
検出器40は、検出光L2の検出光量に応じた検出信号を処理装置53に出力する。処理装置53は、例えば、パーソナルコンピュータなどで有り、コンピュータプログラムに従って動作するプロセッサやメモリなどを有している。メモリは、画素毎の検出信号を記憶する。さらに、処理装置53は、ステージ51の駆動位置、及びガルバノミラー23の走査位置を制御している。処理装置53は、検出信号と、試料50上の位置を対応付けて記憶する。そして、処理装置53は、画素毎の検出信号を合成することで、共焦点画像を生成する。
検出光学系30は、ライン状の照明光L1によって照明された試料50からの検出光を導いている。検出光学系30は、検出光L2をY方向に波長分散させる分光プリズム31を有している。ライン状の照明光L1によって照明された試料50からの検出光L2の光路中に配置された分光プリズム31を用いて、検出光L2をY方向に波長分散させている。
スリット16は対物レンズ27の焦点位置と共役な位置に配置されている。よって、スリット16の像が試料50に投影される。試料50と検出器40は対物レンズ27の焦点位置と共役な位置に配置されている。すなわち、対物レンズ27の焦点以外からの光は、検出器40の画素の外側に入射する。よって、処理装置53は、共焦点画像を形成することができる。
ここで、検出器40の画素配列について、図2を用いて説明する。図2は、検出器40の受光面における画素配置を模式的に示すXY平面図である。検出器40は、第1の画素列41と、第2の画素列42と、第3の画素列43と、を備えている。例えば、検出器40は、3つの画素列41〜43を備えた3ラインCCDである。
第1の画素列41は、複数の画素48RがX方向に並んで配置された第1のラインセンサを構成する。複数の画素48Rは、Rのカラーフィルタを備えている。よって、第1の画素列41の各画素48Rは、赤色の検出光L2を検出する。
第2の画素列42は、複数の画素48GがX方向に並んで配置された第2のラインセンサを構成する。複数の画素48Gは、Gのカラーフィルタを備えている。よって、第2の画素列42の各画素48Gは、緑色の検出光L2を検出する。第2の画素列42は第1の画素列41から間隔を隔てて配置されている。
第3の画素列43は、複数の画素48BがX方向に並んで配置された第3のラインセンサを構成する。複数の画素48Gは、Bのカラーフィルタを備えている。よって、第3の画素列43の各画素48Bは、青色の検出光L2を検出する。第3の画素列43は第2の画素列42から間隔を隔てて配置されている。
また、画素の配列方向であるX方向が照明光のライン方向に対応している。よって、ライン状の照明領域からの検出光L2を各画素列41〜43が検出する。なお、CCDの電荷転送方向はX方向となっている。そして、検出器40は、3つのラインセンサ(ラインCCD)が1パッケージ内に配置されている。そして、3つのラインセンサの画素列41〜43がY方向に離間して配置されている。検出器40はラインセンサが3つ並んだデバイスであるため、それぞれのラインセンサの信号の読み出し方向がX方向となっている。
このように、第1の画素列41、第2の画素列42、及び第3の画素列43は、それぞれ異なる色のカラーフィルタを有している。したがって、第1の画素列41、第2の画素列42、及び第3の画素列43で検出される検出光L2は、異なる波長帯となっている。
第1の画素列41と第2の画素列42と第3の画素列43の画素数は、同じとなっている。第1の画素列41は例えば、1024個の画素48Rを有している。同様に、第2の画素列42、第3の画素列43は、それぞれ、1024個の画素48Rを有している。この場合、検出器40は、3×1024個の画素48を有している。もちろん、1列の画素数は1024に限られるものではない。
以下、Rの検出光L2を検出する第1の画素列41をRの画素列41、Gの検出光L2を検出する第2の画素列42をGの画素列42、Bの検出光L2を検出する第3の画素列43をBの画素列43と称する。Rの画素列41は、Gの画素列42の+Y側に配置されている。Y方向において、Gの画素列42は、Rの画素列42とBの画素列43との間に配置されている。Bの画素列43は、Bの画素列の−Y側に配置されている。3つの画素列41〜43は、互いに間隔を隔てて配置されている。
ここで、Y方向における画素サイズは、8μmとなっている。画素列41〜43のそれぞれは、Y方向における幅が8μmの帯状(ライン状の)領域となる。各画素列が存在する領域が光を検出する検出領域となる。1つの画素列に対応する検出領域の幅は、8μmとなっている。さらに、Rの画素列41、Gの画素列42、及びBの画素列43の3つの画素列が30μmピッチで配置されている。画素列41〜画素列43は平行、かつ等間隔に離れて配置されている。
従って、Rの画素列41とGの画素列42との間には、非検出領域45が配置されている。また、Gの画素列42とBの画素列43との間には、非検出領域46が配置されている。非検出領域45、46では、検出光L2を検出しない。すなわち、非検出領域45、46は光に対する感度がなく、検出領域となる画素列41〜43のみに入射した検出光L2に応じて検出信号が生成される。非検出領域45、46はそれぞれ、Y方向における幅が約22μmの帯状の領域である。よって、Y方向において、画素列の幅、すなわち、検出領域の幅は、非検出領域45、46の幅よりも狭くなっている。
次に、検出器40に入射する検出光L2について説明する。図3は、分光プリズム31で分散されて、検出器40で検出される検出光L2の光路を示す図である。なお、図3では、赤色の検出光L2を検出光L2Rとし、緑色の検出光L2を検出光L2Gとし、青色の検出光L2を検出光L2Bとして示している。
レンズ22で集光された検出光L2は、分光プリズム31を透過して、検出器40に入射する。レンズ22は、検出光L2を検出器40の受光面に集光している。また、分光プリズム31は、波長に応じて、検出光L2をY方向に分散させる。すなわち、分光プリズム31は、RGBの光に対して異なる屈折率を有している。従って、分光プリズム31を透過した検出光L2は、波長に応じた角度で伝搬している。
したがって、検出光L2Rと、検出光L2Gと、検出光L2Bとが、検出器40の受光面において、異なる位置に入射する。検出光L2Rは、検出光L2Gと検出光L2Bよりも+Y側に入射する。検出光L2Bは、検出光L2Gよりも−Y側に入射する。さらに、レンズ22は、検出光L2RをRの画素列41に集光している。同様に、レンズ22は検出光L2GをGの画素列42に集光し、検出光L2BをBの画素列43に集光している。
ここで、図4、及び図5を用いて、画素列41〜43で検出される検出光について説明する。図4、及び図5は検出光L2R、L2G、L2Bの空間分布と、画素列41〜43の配置を模式的に示す図である。図4は、レンズ22の焦点位置が検出器40の受光面と一致している場合を示している。図5は、レンズ22の焦点位置が検出器40の受光面からずれている場合を示している。また、図4、図5において、左側には画素列41〜43の配置を示すYX平面図が示され、右側には、Y方向における検出光L2R、L2G、L2Bの強度分布が示されている。
図4のように、レンズ22の焦点位置が検出器40の受光面に一致している場合、検出光L2R、L2G、L2Bは急峻なピークを形成している。そして、検出光L2Rのピーク位置は、Rの画素列41の中心位置に一致している。同様に、検出光L2Gのピーク位置は、Gの画素列42の中心位置に一致して、検出光L2Bのピーク位置は、Bの画素列43の位置に一致している。3つの画素列41〜43は、分散方向(Y方向)に互いに離間して配置されている。
図4の場合、検出光L2Rのほとんどは、Gの画素列42、及びBの画素列43に入射せずに、Rの画素列41で検出される。同様に、検出光L2Gのほとんどは、Rの画素列41、及びBの画素列43に入射せずに、Gの画素列42で検出される。検出光L2Bのほとんどは、Rの画素列41、及びGの画素列42に入射せずに、Bの画素列43で検出される。
図5のように、レンズ22の焦点位置が検出器40の受光面からずれている場合、検出光L2R、L2G、L2Bはブロードなピークを形成している。検出光L2R、L2G、L2Bのピーク位置は、それぞれ、Rの画素列41、Gの画素列42、Bの画素列43の位置に一致している。
図5の場合、検出光L2Rの強度分布がブロードになっているため、検出光L2Rの一部がGの画素列42に入射してしまう。しかしながら、Gの画素列42にはGのカラーフィルタが設けられている。よって、Gの画素列42は、カラーフィルタによって、検出光L2Rが遮光されるため、検出光L2Gのみを検出する。
同様に、検出光L2Gの一部は、Rの画素列41、及びBの画素列43に入射する。しかしながら、カラーフィルタによって、Rの画素列41は、検出光L2Rのみを検出し、Bの画素列43は、検出光L2Gのみを検出する。
このように、分散方向において、3つの画素列41〜43が離間して配置されており、かつ、3つの画素列41〜43には、異なる色のカラーフィルタが設けられている。これにより、焦点位置がずれた場合であっても、各画素列41〜43が、対応する色と異なる色の検出光を検出するのを防ぐことができる。よって、共焦点画像における混色を防ぐことができ、適切なカラー画像を形成することができる。特に、3次元画像を取得するために、試料50の高さを変えると、試料50の表面から焦点位置がずれる。あるいは、試料50の表面に凹凸が形成されている場合、ライン状の照明光L1において、一部の焦点位置が試料50の表面からずれる。このような場合でも、それぞれの位置及び高さで適切な共焦点画像を取得することができる。
また、1ラインの照明光L1で試料50を照明しているため、マルチライン照明のように他の照明ラインからのゴーストが生じるのを防ぐことができる。また、RGBそれぞれの光を3板式のCCDラインセンサで検出する場合、2つのダイクロイックミラーで検出光を分岐するため、それぞれの光学系で調整が必要となる。これに対して、本実施形態では、1つの検出器でRGBの検出光L2R、L2G、L2Bを別々に検出することができる。よって、光学系を容易に調整することができる。これにより、効率よく共焦点画像を取得することができる。
さらに、図3に示すように分光プリズム31の角度や位置を調整することで、検出器40に対する検出光L2の入射位置を調整することができる。例えば、矢印Aの方向に分光プリズム31を回転させることで、検出光L2R、L2G、L2Bの入射位置をY方向に調整することができる。このようにすることで、分光プリズム31をビームポジショナとして機能させることができる。光学系の調整を簡素化することができ、効率よく共焦点画像を取得することができる。この場合の分光プリズム31の回転軸は、光軸方向に垂直な方向であり、かつ、分散方向(Y方向)と垂直な方向である。分光プリズム31の回転軸は、X方向と平行になる。
さらに、分光プリズム31を光軸の方向(図3中の矢印B)に移動させることで、検出光L2R、L2G、L2Bの入射位置の間隔を調整することができる。これにより、検出される波長帯の間隔を調整することができる。例えば、検出器40に分光プリズム31を近づけていくと、検出器40の受光面における分散量が小さくなる。よって、3つの画素列41〜43検出される検出光の波長の違いをより小さくすることができる。
なお、上記の説明では、RGBの3色を用いてフルカラーの共焦点画像を取得する共焦点顕微鏡100について説明したが、共焦点顕微鏡100は、少なくとも2色の光で共焦点画像を取得するものでもよい。すなわち、光源11は、少なくとも2色を発生させる光源であればよい。第1の波長帯と、第1の波長帯と異なる第2の波長帯とを含む照明光を発生するものであればよい。この場合は、検出器40は、第1及び第2の画素列を有する2ラインセンサであればよい。そして、第1の画素列に第1の波長帯の光を透過する第1のカラーフィルタが設けられており、第2の画素列には、第2の波長帯を透過する第2のカラーフィルタが設けられている。
さらには、RGB以外の波長帯による共焦点画像を取得するようにしてもよい。この場合、検出したい波長の光を透過するカラーフィルタを各画素列に設ければよい。さらに、同時に検出する検出光は、3色に限られるものでなく、4色以上であってもよい。例えば、4色の検出光を同時に検出する場合、4つの画素列を有する4ラインセンサを用いて、それぞれの画素列でカラーフィルタの透過波長を変えればよい。すなわち、本実施の形態にかかる共焦点顕微鏡によれば、2色以上の多色の共焦点画像を撮像することができる。
実施の形態2.
実施の形態2にかかる共焦点顕微鏡200について、図6を用いて説明する。図6は、共焦点顕微鏡200の全体構成を示す図である。図6では、図1の共焦点顕微鏡100に対して、波長フィルタ13、14が追加されている。なお、波長フィルタ13、14以外の共焦点顕微鏡200の構成については、実施の形態1の共焦点顕微鏡100と同様であるため、適宜説明を省略する。
図6に示すように、バンドルファイバ12とレンズ15との間に、波長フィルタ13、14が追加されている。したがって、バンドルファイバ12から出射した照明光L1が波長フィルタ13、14を通過して、レンズ15に入射する。波長フィルタ13、14は、所定の波長帯の光を遮光するバンドカットフィルタ(バンドストップフィルタ)である。具体的には、波長フィルタ13は、赤色と緑色の間の中間波長帯の光(例えば、黄色の光)を遮光する。波長フィルタ14は、青色と緑色の間の中間波長帯の光(例えば、青緑の光)を遮光する。
なお、波長フィルタ13、14を設ける位置については、特に限定されるものではない。波長フィルタ13、及び波長フィルタ14は、照明光学系10の光路中、又は検出光学系30の光路中に配置されていればよい。例えば、光源11の内部に波長フィルタ13、14が配置されていてもよい。波長フィルタ13、及び波長フィルタ14は、照明光L1又は検出光L2の所定の波長帯を遮光すればよい。さらに、波長フィルタ13と波長フィルタ14とは、離れた位置に配置されていてもよい。また、図6では2枚の波長フィルタ13、14が示されている例が示されているが、波長フィルタ13の数は1枚でもよく、あるいは3枚以上でよい。
ここで、光源11がランプ光源などの白色光源であるとする。この場合、照明光L1には、RGBの中間色が含まれている。具体的には、照明光L1には、RとGの間の波長帯の光(以下、Y(黄色)の光とする)と、GとBの間の波長帯の光(以下、GB(青緑)に光とする)が含まれている。よって、試料50で反射した検出光L2にもYの光とGBの光とが含まれている。
ここで、検出器40の画素の前面に設けられたカラーフィルタの特性について、図7を用いて説明する。図7は、RGBのカラーフィルタ44のスペクトル特性の一例を示す図である。図7の横軸は波長、縦軸は透過率を示している。Rのカラーフィルタは、波長約580nmで約50%の透過率を有している。したがって、Yの光が画素48Rに入射すると、画素48RがYの光のほぼ半分を検出する。同様に、画素48GがYの光、及びGBの光を検出し、画素48BがGBの光を検出する。このように、カラーフィルタは、RGBの中間色の光を透過してしまう。
図8、図9を用いて、画素列41〜43で検出される検出光について説明する。図8、及び図9は検出光L2R、L2Y,L2G、L2GB、L2Bの空間分布と、画素列41〜43の配置を模式的に示す図である。図8は、レンズ22の焦点位置が検出器40の受光面と一致している場合を示している。図9は、レンズ22の焦点位置が検出器40の受光面からずれている場合を示している。また、図8、図9において、左側には画素列の配置を示すXY平面図が示され、右側には、Y方向における検出光L2R、L2Y、L2G、L2GB、L2Bの強度分布が示されている。検出光L2Yは黄色の検出光L2であり、検出光L2GBは、青緑色の検出光L2である。
図8に示すように、合焦位置にある場合は、図4と同様に、検出光L2R、L2Y,L2G、L2GB、L2Bの強度分布は急峻なピークを形成している。図9に示すように、合焦位置にない場合は、図5と同様に、検出光L2R、L2Y,L2G、L2GB、L2Bの強度分布はブロードなピークを形成している。
また、合焦位置にある場合でも、検出光L2Yは、Rの画素列41、Gの画素列42に入射する。検出光L2GBは、Gの画素列42と、Bの画素列43に入射する。さらに、RGBのカラーフィルタでは、検出光L2Y、L2GBを完全には遮光できないため、Rの画素列41は、検出光L2Yを検出する.同様に、Gの画素列42は、検出光L2Y、L2GBを検出し、Bの画素列43は、検出光L2GBを検出する。
このような混色が発生すると、カラー共焦点画像を適切に取得できなくなってしまうおそれがある。例えば、焦点位置のずれにより、検出光量が変化してしまう。そこで、本実施の形態では、照明光L1、及び検出光L2の光路中に波長フィルタ13、14を配置している。波長フィルタ13はYの照明光L1を遮光し、波長フィルタ14は、GBの照明光L1を遮光する。また、波長フィルタ13、14は、RGBの照明光L1を透過する。すなわち、波長フィルタ13、14は、RGBの中間色のみを遮光する。
このように波長フィルタ13、14を設けることで、検出器40における混色を防ぐことができる。すなわち、カラーフィルタの遮光特性が急峻に変化しない場合でも、適切なカラー共焦点画像を取得することができる。RGBの中間色による混色が発生することを防ぐことができる。スペクトル特性における透過波長とカット波長とのエッジが急峻になっている特殊なカラーフィルタを用いることなく、一般的なカラーフィルタを用いるkとができる。よって、検出器40の部品コストを低減することができる。
もちろん、検出器の画素に、中間色を遮光できる狭帯域のカラーフィルタを設けることで、波長フィルタ13、14を不要とすることができる。あるいは、照明光L1が中間色を含まないスペクトルを有していてもよい。
(設計例)
以下、分光プリズム31と検出器40の設計例について説明する。図10は、分光プリズム31で波長分散された検出光L2R、L2G、L2Bの光路を模式的に示す図である。なお、設計例においては、検出光L2Rの波長を630nm、検出光L2Gの波長を540nm、検出光L2Bの波長を460nmとしている。また、分光プリズム31と検出器40との間の距離を100mmとしている。
図11は、分光プリズム31の屈折率とアッベ数を示す表である。ここでは、分光プリズム31の材料として、BK7、石英、SF15、SK2が挙げられている。そして、図11には、630nm(R)、540nm(G)、460nm(B)での屈折率がそれぞれ示されている。
図12は、検出器40の受光面における検出光L2R、L2G、L2Bの集光位置間の距離を示す表である。図12では、検出光L2Rと検出光L2Gとの集光位置間の距離を赤−緑とし、検出光L2Bと検出光L2Gとの集光位置間の距離を青−緑としている。さらに、分光プリズム31の材料と、分光プリズム31のプリズム頂角αを変えた、計算を行った計算結果が示されている。なお、ここでは、分光プリズム31の1点から検出光L2R、L2G、L2Bが出射すると仮定している。図2のように、画素列が30μmピッチであるとすると、プリズム頂角αは2〜3°程度でよい。
ここで、検出器40と分光プリズム31との距離が100mm画素列のピッチが30μmであるとする。
分光プリズム31における屈折率特性によって、青−緑間の距離は、赤−緑間の距離よりも大きくなっている。したがって、Y方向における第1の画素列41と第2の画素列42との間の間隔を、第2の画素列42と第3の画素列43との間の間隔よりも狭くすることが好ましい。還元すると、Y方向における第1の画素列41と第2の画素列42との間の間隔と、第2の画素列42と第3の画素列43との間の間隔とを同じ場合、検出する波長帯の間隔が異なる。
ここで、検出器40と分光プリズム31との距離が100mmとし、画素列のピッチが30μmで、分光プリズム31の材料がBK7であるとする。Rの中心波長が710nm、Gの中心波長が540nm、Bの中心波長が450nmの場合、分光プリズム31の頂角αは2.73°となる。
図3で示したように、分光プリズム31を移動又は回転させると、画素列41〜43で検出される検出光の波長を調整することができる。しかしながら、画素列41〜43の間隔は固定されているため、画素列41〜43で検出される検出光の波長を独立に調整することは困難である。このため、中間色を含む照明光L1を発生する白色光源を光源11として用いて、中間色を波長フィルタ13、波長フィルタ14で遮光することが好ましい。このようにすることで、光学系の調整をより容易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態よる限定は受けない。
10 検出光学系
11 光源
12 バンドルファイバ
13 波長フィルタ
14 波長フィルタ
15 レンズ
16 スリット
21 PBS
22 レンズ
23 ガルバノミラー
24 レンズ
25 レンズ
26 1/4波長板
27 対物レンズ
30 検出光学系
31 分光プリズム
40 検出器
41 画素列
42 画素列
43 画素列
44 カラーフィルタ
48 画素
50 試料
51 ステージ
100 共焦点顕微鏡

Claims (10)

  1. 第1の波長帯と、前記第1の波長帯と異なる第2の波長帯とを含む照明光を発生する光源と、
    前記光源からの照明光を第1の方向に沿ったライン状にして、試料に導く照明光学系であって、試料上における前記ライン状の照明光を走査するスキャナを有する照明光学系と、
    前記ライン状の照明光によって照明された前記試料からの検出光を導く検出光学系であって、前記検出光を前記第1の方向と異なる第2の方向に波長分散させる波長分散素子を有する検出光学系と、
    前記第1の方向に沿って配列された複数の画素を含むラインセンサを用いて、前記波長分散素子によって波長分散された検出光を検出する光検出器であって、前記第1の波長帯の光を透過する第1のカラーフィルタを有する第1のラインセンサと、前記第2の波長帯の光を透過する第2のカラーフィルタを有する第2のラインセンサと、を備えた検出器と、
    共焦点顕微鏡。
  2. 前記第1の波長帯と前記第2の波長帯との間の波長帯を遮光する波長フィルタが光路中に設けられている請求項1に記載の共焦点顕微鏡。
  3. 前記照明光が、前記第1及び第2の波長帯と異なる第3の波長帯を含み、
    前記検出器が第3の波長帯の光を透過する第3のカラーフィルタを有する第3のラインセンサを有している請求項1、又は2に記載の共焦点顕微鏡。
  4. 前記波長分散素子が分光プリズムであり、
    前記分光プリズムが、光軸と垂直な方向でかつ、前記第2の方向と垂直な方向な回転軸周りに回転可能に設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の共焦点顕微鏡。
  5. 前記分光プリズムが、光軸に沿った方向に移動可能に設けられている請求項4に記載の共焦点顕微鏡。
  6. 第1の波長帯と、前記第1の波長帯と異なる第2の波長帯とを含む照明光を発生するステップと、
    第1の方向に沿ったライン状の前記照明光の光路中に配置されたスキャナを用いて、試料上における前記ライン状の照明光を走査するステップと、
    前記ライン状の照明光によって照明された前記試料からの検出光の光路中に配置された波長分散素子を用いて、前記検出光を前記第1の方向と異なる第2の方向に波長分散させるステップと、
    前記第1の方向に沿って配列された複数の画素を含むラインセンサを用いて、前記波長分散素子によって波長分散された検出光を検出するステップであって、前記第1の波長帯の光を透過する第1のカラーフィルタを有する第1のラインセンサと、前記第2の波長帯の光を透過する第2のカラーフィルタを有する第2のラインセンサとを有する検出器を用いて、波長分散された検出光を検出するステップと、を備えた共焦点画像の撮像方法。
  7. 前記照明光又は前記検出光の光路中に設けられた波長フィルタによって、前記第1の波長帯と前記第2の波長帯との間の波長帯を遮光する請求項6に記載の撮像方法。
  8. 前記照明光が、前記第1及び第2の波長帯と異なる第3の波長帯を含み、
    前記検出器が第3の波長帯の光を透過する第3のカラーフィルタを有する第3のラインセンサを有している請求項6、又は7に記載の撮像方法。
  9. 前記波長分散素子が分光プリズムであり、
    前記分光プリズムが、光軸と垂直な方向でかつ、前記第2の方向と垂直な方向な回転軸周りに回転することで、第2の方向において、前記検出器に対する検出光の入射位置を調整する請求項6〜8のいずれか1項に記載の撮像方法。
  10. 前記分光プリズムが、光軸に沿った方向に移動することで、前記検出器に対する第1の波長帯の検出光と第2の波長帯の検出光の入射位置間隔を調整する請求項9に記載の撮像方法。
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