JP5840755B1 - ボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、側面に特徴的な加工を施すことによって使用者が簡単な捻転動作で効率的に短縮し減容することができると共に、減容後も残存物の保存に適した保存用ボトルおよびその減容した形状を強固に固定するための簡便な係止方法を提供する。【解決手段】特徴的な長さと角度を持つ山折りの折り目と谷折りの折り目を付した、上下両端の仮想断面が正多角形である帯状の折り畳み部位をひとつ以上、胴体側面の一部として持つ合成樹脂製または金属薄板製のボトルにシート状の商品ラベルを貼付して提供し、使用者は商品ラベルを一旦はがした後、ボトルを捻転させるという簡単な動作によってこのボトル短縮、減容することができると共に、はがしておいた商品ラベルを再度巻き付けるという簡便な方法により、減容後のボトルの形状を強固に固定し、引き続き残存物の保存に適した保存用ボトルとして利用することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、側面に特徴的な加工を施すことによって使用者が簡単な捻転動作で効率的に短縮し減容することができると共に、減容後も残存物の保存に適した保存用ボトルおよびその減容した形状を強固に固定するための簡便な係止方法を提供する技術に関するものである。
ボトルに入った炭酸飲料を一度開栓してその一部を消費し、飲み残しが生じた場合、再度閉栓してもボトルの内圧が回復するまでは飲料中の炭酸ガスが気化し続け、いわゆる炭酸抜けの状態を生じて食味を損なうという問題点がある。従来、炭酸抜けを防ぐ方法としてはボトル内に気体を圧入し早期に内圧を回復する方法が考えられ既に実用化されているが、専用の特殊な装置または器具を必要とし簡便さに欠けるという欠点があった。
また、ボトルに入ったワインなどの飲料や油脂を含む豆類など酸化し易い食品の一部を消費し、使い残しが生じた場合には、再度閉栓してもボトル内部に残った空気に含まれる酸素により酸化が進み、食味を損なうという問題点がある。従来、このような閉栓後の食品の酸化を防ぐ方法としてはボトル内に酸素を含まない気体を圧入したり、脱酸素剤を同封したり、抜気を行うなどの方法が考えられ既に実用化されているが、やはり専用の特殊な装置、薬剤、または器具を必要とし簡便さに欠けるという欠点があった。
特殊な装置、薬剤または器具を必要とせず前記の問題点を解決するには、ボトルの内容積を減容させることによって、炭酸飲料の場合にはボトル内圧の回復を早期化したり、酸化し易い食品の場合にはボトル内に残存する酸素の量を減少させる方法が考えられるが、従来の技術では空になったボトルを減容することはできるが残存物を入れたまま継続して利用することを想定しておらず、減容後のボトルが保存用ボトルとしては継続して使い難かったり(特許文献1参照)、蛇腹部を設け蛇腹部を折り畳むことによって減容するため折り目が縦方向に重複して効率的に減容することが難しく、また減容後のボトルに内圧がかかった際には減容後の形状を簡便かつ強固に固定することが難しいという点で(非特許文献1参照)、問題点の解決に十分な効果を持つものではなかった。
特許公開2006−248614号公報
登録実用新案第3029901号公報
一度開栓し内容物を一部消費した後にボトル内に残った炭酸飲料の炭酸抜けや酸化し易い食品の酸化を、特殊な装置、薬剤または器具を必要とせず軽減するためには、ボトルの内容積を減容させることによって、炭酸飲料の場合にはボトル内圧の回復を早期化したり、酸化し易い食品の場合にはボトル内に残存する酸素の量を減少させる方法が考えられるが、従来の技術では減容後のボトルが保存用ボトルとしての機能性を低下させてしまったり、減容後のボトルの形状を簡便かつ強固に固定することが難しいなどの点で、問題点の解決に十分な効果を持つものではなかった。
本発明は上記のような欠点をなくすため、簡便かつ効率的に減容することができ、減容後も残存物の保存用ボトルとして継続して利用可能なボトルと、その減容後の形状を簡便かつ強固に固定するための係止方法を提供することを課題とする。
伸長状態で垂直に立てた場合に、接地面と平行となる上下1組の合同の正多角形の仮想断面(101−1、101−2)を持つ非折り畳み部位(103−1、103−2)と、前記上下1組の非折り畳み部位の間に前記非折り畳み部位の仮想断面(101−1、101−2)と相似でより小さな仮想断面(101−3)と、を胴体側面の一部として持つ合成樹脂製または金属薄板製のボトルであって、前記上下1組のうちの一方の非折り畳み部位(103−1)の正多角形の仮想断面(101−1)の各頂点から前記小さな仮想断面(101−3)にあたる正多角形の隣り合う2つの頂点に向けて山折りの折り目(104)と谷折りの折り目(105)とが付され、前記小さな仮想断面(101−3)にあたる正多角形の各頂点から前記上下1組のうちのもう一方の非折り畳み部位(103−2)の正多角形の仮想断面(101−2)の隣り合う2つの頂点に向けて山折りの折り目(104)と谷折りの折り目(105)とが付され、前記小さな仮想断面(101−3)を含む前記非折り畳み部位(103−1、103−2)の間の全体が、前記非折り畳み部位(103−1、103−2)の仮想断面(101−1、101−2)の正多角形の1辺、山折りの折り目(104)及び谷折りの折り目(105)で形成される3角形と、前記小さな仮想断面(101−3)の1辺、山折りの折り目(104)及び谷折りの折り目(105)で形成される3角形との組み合わせによって構成される構造とすると共に、前記仮想断面(101−1、101−2、101−3)の多角形の1辺を底辺とし、山折りの折り目(104)に当たる辺と谷折りの折り目(105)に当たる辺を残りの2辺として構成される3角形において、山折りの折り目(104)に当たる辺と谷折りの折り目(105)に当たる辺の長さを、各辺で結ばれた上下1組の仮想断面(101−1と101−3または101−2と101−3)を中心点が重なるように同一平面上に配置した際に、それぞれ底辺の属さない側の仮想断面の仮想外接円(106)上に3角形の頂角が形成される長さを基準としてその95%から105%の範囲の長さとすることで、前記1組の非折り畳み部位(103−1、103−2)の仮想断面(101−1、101−2)を中心点が重なるように同一平面上に捻って折り畳んだ際に、前記上下1組の非折り畳み部位(103−1、103−2)の正多角形の仮想断面(101−1、101−2)が全周にわたって高さ方向の距離を消失して重なることを特徴とするボトルを提供する。
前記のボトルを商品として提供する際にはシート状の商品ラベルを巻き付けて提供すると共に、当該ボトル側面の折り畳み部位の上端および下端に近接している非折り畳み部位の表面、または当該シート状の商品ラベルの裏面に予め粘着剤を塗布し、使用者がボトルを捻転、短縮して減容する動作の前にシート状の商品ラベルを予めはがしておき、続いて使用者が当該ボトルを開栓状態で捻転、短縮して減容した後に折り畳み部位が折り畳まれた結果、近接状態となっている2つの非折り畳み部位にまたがって減容前に予めはがしておいたシート状の商品ラベルを再度巻き付けて貼付、粘着させて当該2つの非折り畳み部位を固定することを特徴とする、前記のボトルの減容後の形状を固定するための係止方法を提供する。
また、ボトルの減容後の形状をより強固に係止するため、前記ボトル側面の折り畳み部位の上端および下端に近接している2つの非折り畳み部位が、ボトルを上方から見て外側に一定の幅をもって張り出し、張り出した部位と張り出していない部位との境界にエッジ部分を形成する構造とすると共に、前記シート状の商品ラベルを前記の外側に張り出した2つの非折り畳み部位の幅の合計よりも広い幅をもって提供し、ボトル減容後に当該シート状の商品ラベルを再度巻き付ける際には前記の外側に張り出した2つの非折り畳み部位をエッジ部分を含んで完全に覆うように前記シート状の商品ラベルを貼付、粘着することが可能であることを特徴とする保存用ボトルとその減容後の形状を固定するための係止方法を提供する。
ボトルに入った炭酸飲料を一度開栓してその一部を消費し、飲み残しが生じた場合、本発明によるボトルでは特殊な装置を必要とせず、開栓状態のままボトルを捻転するという簡便な動作のみによって効果的にボトルの高さを短縮し内容積を減容させると共にその形状を簡便に固定することが可能であるため、再度閉栓した後のボトル内圧の回復を早期化して飲み残した炭酸飲料の炭酸抜けを軽減し、その結果食味が損なわれることを軽減することができ利便性が高い。
また、ボトルに入ったワインなどの飲料や油脂を含む豆類など酸化し易い食品の一部を消費し、使い残しが生じた場合、本発明によるボトルでは特殊な装置を必要とせず、開栓状態のままボトルを捻転するという簡便な動作のみによって効果的にボトルの高さを短縮し内容積を減容してボトル内に残存する酸素の量を減少させることが可能であると共にその形状を簡便に固定することができるため、再度閉栓した後の使い残しの食品の酸化による品質低下を軽減し、その結果食味が損なわれることを軽減することができ利便性が高い。
本発明によるボトルではボトルの減容後の形状を固定するために特殊な装置、薬剤、または器具を必要とせず、商品と共に提供される商品ラベルを減容前に予めはがしておき、ボトルの減容後に再度巻き付けて貼付、粘着させるという簡便な動作、方法のみによってボトルの形状を固定することが可能であるため、利便性が高い。
また、当該ボトルの減容後の形状をより強固に係止したい場合には、本発明によるボトルではボトル側面の折り畳み部位の上端および下端に近接している2つの非折り畳み部位が、ボトルを上方から見て外側に一定の幅をもって張り出し、張り出した部位と張り出していない部位との境界にエッジ部分を形成する構造とし、保存用ボトルの減容後の形状を固定する際、前記の外側に張り出した2つの非折り畳み部位をエッジ部分を含んで完全に覆うようにシート状の商品ラベルを巻き付けて貼付、粘着させるだけでより強固に減容後のボトルの形状を固定することができるため、利便性が高い。
また、当該ボトルの減容率を高めたい場合には、ボトル側面の折り畳み部位を連続して、または非折り畳み部分を挟んで複数個設けることにより捻転、短縮後の減容率を倍加できるため、利便性が高い。
本発明によるボトルを新たに商品化する際、ボトル生産者が必要とする追加的な生産設備投資、研究開発投資は、主としてボトル成形時の金型等の変更、合目的的な商品シートの開発等に限定され、ボトルの素材としてはPETやアルミニウムなど通常使われる素材を継続して利用可能であり、また流通等においても特に追加的なコストを要しないため、商品差別化のための投資額が少額で済み、投資効果が高く利便性が高い。
本発明によるボトルの正面斜視図である。 本発明によるボトルの捻転、減容前の正面斜視図および断面を上から見た平面図である。 本発明によるボトルの捻転、減容後の正面斜視図および断面を上から見た平面図である。 捻転、減容前の本発明によるボトルの折り畳み部位の展開図とその上下両端の仮想断面の断面図を組み合わせた図である。
本発明では、伸長状態で垂直に立てた場合に、接地面と平行となる上下1組の合同の正多角形の仮想断面(101−1、101−2)を持つ非折り畳み部位(103−1、103−2)と、前記上下1組の非折り畳み部位の間に前記非折り畳み部位の仮想断面(101−1、101−2)と相似でより小さな仮想断面(101−3)と、を胴体側面の一部として持つ合成樹脂製または金属薄板製のボトルであって、前記上下1組のうちの一方の非折り畳み部位(103−1)の正多角形の仮想断面(101−1)の各頂点から前記小さな仮想断面(101−3)にあたる正多角形の隣り合う2つの頂点に向けて山折りの折り目(104)と谷折りの折り目(105)とが付され、前記小さな仮想断面(101−3)にあたる正多角形の各頂点から前記上下1組のうちのもう一方の非折り畳み部位(103−2)の正多角形の仮想断面(101−2)の隣り合う2つの頂点に向けて山折りの折り目(104)と谷折りの折り目(105)とが付され、前記小さな仮想断面(101−3)を含む前記非折り畳み部位(103−1、103−2)の間の全体が、前記非折り畳み部位(103−1、103−2)の仮想断面(101−1、101−2)の正多角形の1辺、山折りの折り目(104)及び谷折りの折り目(105)で形成される3角形と、前記小さな仮想断面(101−3)の1辺、山折りの折り目(104)及び谷折りの折り目(105)で形成される3角形との組み合わせによって構成される構造とすると共に、前記仮想断面(101−1、101−2、101−3)の多角形の1辺を底辺とし、山折りの折り目(104)に当たる辺と谷折りの折り目(105)に当たる辺を残りの2辺として構成される3角形において、山折りの折り目(104)に当たる辺と谷折りの折り目(105)に当たる辺の長さを、各辺で結ばれた上下1組の仮想断面(101−1と101−3または101−2と101−3)を中心点が重なるように同一平面上に配置した際に、それぞれ底辺の属さない側の仮想断面の仮想外接円(106)上に3角形の頂角が形成される長さを基準としてその95%から105%の範囲の長さとすることで、前記1組の非折り畳み部位(103−1、103−2)の仮想断面(101−1、101−2)を中心点が重なるように同一平面上に捻って折り畳んだ際に、前記上下1組の非折り畳み部位(103−1、103−2)の正多角形の仮想断面(101−1、101−2)が全周にわたって高さ方向の距離を消失して重なることを特徴とするボトルを提供する。
図1は、本発明によるボトルであって、前記折り畳み部位(102)を上下に連続して2つ持つと共に、ひとつの折り畳み部位(102)の上下両端の仮想断面(101)が正7角形である捻転、短縮前の伸長状態におけるボトルの正面斜視図である。図2は図1と同じ状態にあるボトルの正面斜視図ならびに、その状態で示したひとつの断面(I)を上から見た平面図を合わせて示したものである。また、図3は、捻転、短縮後の状態における同じボトルの正面斜視図ならびに、捻転、短縮前には断面(I)であった断面(II)を上から見た平面図を示したものである。図4は、上下に連続した2つの折り畳み部位(102)のうち下側の折り畳み部位(102)を平面に伸展、展開した展開図と、当該折り畳み部位(102)の上下両端にあたる仮想断面(101)の断面図を組み合わせて示したものである。
なお、使用者が本発明のボトルを捻転、短縮する際には、前記折り畳み部位(102)を挟んだボトルの上下各部分を相対的に捻転させるが、図1および図2に例示するように正面から見て斜め左下方向に折り目を付した場合、ボトルの上方部分を捻転させる方向はボトルを上方から見た場合の左回り、すなわち反時計回り方向となる。また、これとは反対向きに斜め右下方向にそれぞれの折り目を付した場合には、ボトルを捻転させる方向はボトルを上方から見た場合の右回り、すなわち時計回り方向となる。
例えば、使用者が本発明のボトルに入った炭酸飲料を一部消費して飲み残しを保存しようとする場合、使用者はボトルの開放部(107)を開栓したまま、このボトルの折り畳み部位(102)の上下を相対的に捻転させる。それにより折り畳み部位(102)の山折りの折り目(104)、谷折りの折り目(105)のそれぞれには折り目をさらに折り畳もうとする力が働き、捻転する角度を大きくする動作に応じて折り畳み部位(102)が徐々に折り畳まれていくと同時にボトル全体の高さは減少していく。その際、前記3角形(△ABC)において山折りの折り目(104)と底辺(辺BC)に挟まれた底角(∠ABC)が鈍角である方が、使用者による捻転の動作は行い易い。
図3に示すように折り畳み部位(102)の全てが完全に折り畳まれ、最終的にその空間的な高さを消失した場合、上下1組の仮想断面(101)は同一の平面上に配置されることになるが、その状態においては、折り畳み部位(102)の一部分である3角形(△ABC)も同じ平面上に配置されることになる。当該3角形(△ABC)の頂角(∠BAC)を挟む山折りの折り目(104)にあたる辺、谷折りの折り目(105)にあたる辺の長さは、伸長状態においては上下1組となる仮想断面(101)の空間的な距離と前記3角形(△ABC)の底角の角度により様々な値を取るが、2つの仮想断面(101)にあたる正多角形のいずれの頂点を3角形の頂角(∠BAC)としても折り畳み部位(102)の全てが完全に折り畳まれ空間的な高さを消失した状態となるためには、当該3角形(△ABC)の山折りの折り目(104)に当たる辺と谷折りの折り目(105)に当たる辺は、原則として前記1組の仮想断面(101)を中心点が重なるように同一平面上に配置した際に底辺の属さない側の仮想断面(101)の仮想外接円(106)上で交わり、3角形の頂角(∠BAC)を形成する長さである必要がある。逆にこの条件を満たしていない場合には上下1組の仮想断面(101)を構成する全ての3角形(△ABC)を同一の平面に配置しようとしても3辺のいずれかに歪みが生じ、完全に高さを消失するように折り畳むことはできない。
ただし、ボトルの素材が十分に柔軟であったり伸縮性を有する場合には、上記記載の条件をわずかに逸脱した場合であっても折り畳み時の歪みを吸収しつつ非折り畳み部位(103)が近接するように折り畳み部位(102)を折り畳み、ボトルを短縮することができる可能性がある。従って、本特許申請の請求項1においては、山折りの折り目(104)に当たる辺と谷折りの折り目(105)に当たる辺の長さを定義するにあたり基準となる長さの95%から105%の範囲をもって定義している。
図4では、これまで説明した折り畳み部位(102)の構造をより明確化するため、図1および図2で示した状態のボトルにおいて上下に連続して配置した2つの折り畳み部位(102)のうち、下側の折り畳み部位(102)を平面に展開、伸展した展開図と、当該下側の折り畳み部位(102)の上下両端にあたる2つの仮想断面(101)の断面図を、折り畳み部位(102)と共有するひとつの辺をそれぞれつなげたまま組み合わせて示した。2つの断面図には、当該共有する辺を底辺とする3角形(△ABC)が完全に折り畳まれた場合の3角形(△ABC)と、その3角形の頂角(∠BAC)がその上に位置するべき前記の仮想外接円(106)を仮想線で併せて示した。なお、2つの断面図のうち右下に配した仮想外接円半径の短い方の断面図は、図2において示した断面(I)をボトルを立てた場合の下側から見た場合の断面を示すものである。
以上のような折り畳み部位(102)を有するボトルを提供することにより、使用者は開栓状態でボトルを捻転するという簡便な動作のみによって折り畳み部位(102)をボトルの中心軸内側方向に完全に折りたたみ、ボトルを効率的に短縮し減容させることが可能となる。特に、図1から図4で示した実施例では折り畳み部位(102)を上下に2つ連続して配置しているため、極めて効率的にボトルの内容積を減容させることができる。
次に、捻転、短縮し減容した後のボトルの形状を維持するための係止方法について説明するが、本発明では、当該ボトルを商品として提供する際に合成樹脂などの素材でできたシート状の商品ラベルをボトルの側面に巻き付けて提供すると共に、このシート状の商品ラベルを減容後のボトルの形状を維持するための係止具として利用することを前提とする。
具体的にはボトル側面の折り畳み部位(102)の上下両端に近接している非折り畳み部位(103)の表面または前記のシート状の商品ラベルの裏面に予め粘着剤を塗布して提供し、使用者はボトルを捻転し短縮させる動作の前にシート状の商品ラベルを予めはがしておく。ボトルを捻転し短縮させた後、前記折り畳み部位(102)が完全に折り畳まれた状態においては、折り畳み部位(102)の上下につながる2つの非折り畳み部位(103)どうしは図3の正面斜視図に示すように相互に近接した配置となっているので、使用者は予めはがしておいたシート状の合成樹脂製商品ラベルを当該2つの非折り畳み部位(103)にまたがって再度巻き付けて貼付するという簡便な方法によって減容後のボトルの形状を強固に係止し維持することができ、保存用のボトルとして引き続き利用することができる。
なお減容後、前記の係止方法によりボトルの形状を固定した上でボトルを再度閉栓すると、ボトル内に残存した残存物が炭酸飲料の場合には炭酸ガスの気化によりボトルの内圧は上昇する。この内圧上昇はボトルの容積を復元しようとする力、すなわち最終的に減容状態を係止した商品ラベルの粘着面を剥離しようとする力として作用するが、そのような場合において、例えば側面に蛇腹状の折り畳み部位を備えたボトル(非特許文献1参照)においてはこの力はボトルの長手方向に沿った直線的な一方向の力として作用する一方、本発明のボトルの場合には捻転を加えて短縮しているため、ボトルの長手方向および横手方向あたる回転方向という二つの方向の、より小さな力に分散される。従って係止具として使用する商品ラベルとボトル表面との間の粘着力が同等の場合には、本発明によるボトルの方が、蛇腹状の折り畳み部位を備えたボトルよりもより大きな内圧に対して減容後のボトルの形状を維持することが可能となる。
さらに、前記折り畳み部位(102)の両端に近接している非折り畳み部位(103)を、図1から図3に例示しているようにボトルを上方から見て外側に一定の幅を持って張り出し、張り出した部位と張り出していない部位との境界にエッジ部分(108)を形成する構造とし、捻転、短縮後の非折り畳み部位(103)の張り出した部位を当該エッジ部分(108)を含んで完全に覆うような幅を持つシート状の商品ラベルを提供しておいてこれを巻き付けて貼付すれば、ボトルの容積を復元しようとする力が強く働いた場合に、当該エッジ部分(108)においてその力は商品用シートとボトル表面の粘着面に対してより垂直に近い角度で、シートとボトル表面をより強く圧着する方向に働き、捻転、短縮後のボトルの形状を係止する力を高める効果を生じる。また、十分に粘着力が高い状態にあっては、商品ラベル素材自体の引っ張り強度をボトルの形状を係止する力として援用できるという効果もある。このように、炭酸飲料用ボトルのように減容後のボトルの形状をより強固に固定し維持したい場合には、ボトルに前記のエッジ部分(108)を設けることはその目的に対して極めて有効な手段となる。
101 折り畳み部位の上下両端の仮想断面
101−1 折り畳み部位の上端の仮想断面
101−2 同 下端の仮想断面
101−3 同 中間の小さな仮想断面
102 折り畳み部位
103 非折り畳み部位
103−1 上側の非折り畳み部位
103−2 下側の非折り畳み部位
104 山折りの折り目
105 谷折りの折り目
106 仮想断面にあたる正多角形の仮想外接円
107 ボトルの開放部
108 エッジ部分
I ボトルの捻転、短縮前における断面
II ボトルの捻転、短縮後における断面
A 折り畳み部位の両端の仮想断面にあたる正多角形の任意の頂点
B 任意の頂点Aから山折りの折り目で結ばれた正多角形の頂点
C 任意の頂点Aから谷折りの折り目で結ばれた正多角形の頂点

Claims (3)

  1. 伸長状態で垂直に立てた場合に、接地面と平行となる上下1組の合同の正多角形の仮想断面(101−1、101−2)を持つ非折り畳み部位(103−1、103−2)と、
    前記上下1組の非折り畳み部位の間に前記非折り畳み部位の仮想断面(101−1、101−2)と相似でより小さな仮想断面(101−3)と、
    を胴体側面の一部として持つ合成樹脂製または金属薄板製のボトルであって、
    前記上下1組のうちの一方の非折り畳み部位(103−1)の正多角形の仮想断面(101−1)の各頂点から前記小さな仮想断面(101−3)にあたる正多角形の隣り合う2つの頂点に向けて山折りの折り目(104)と谷折りの折り目(105)とが付され、
    前記小さな仮想断面(101−3)にあたる正多角形の各頂点から前記上下1組のうちのもう一方の非折り畳み部位(103−2)の正多角形の仮想断面(101−2)の隣り合う2つの頂点に向けて山折りの折り目(104)と谷折りの折り目(105)とが付され、
    前記小さな仮想断面(101−3)を含む前記非折り畳み部位(103−1、103−2)の間の全体が、前記非折り畳み部位(103−1、103−2)の仮想断面(101−1、101−2)の正多角形の1辺、山折りの折り目(104)及び谷折りの折り目(105)で形成される3角形と、前記小さな仮想断面(101−3)の1辺、山折りの折り目(104)及び谷折りの折り目(105)で形成される3角形との組み合わせによって構成される構造とすると共に、
    前記仮想断面(101−1、101−2、101−3)の多角形の1辺を底辺とし、山折りの折り目(104)に当たる辺と谷折りの折り目(105)に当たる辺を残りの2辺として構成される3角形において、山折りの折り目(104)に当たる辺と谷折りの折り目(105)に当たる辺の長さを、各辺で結ばれた上下1組の仮想断面(101−1と101−3または101−2と101−3)を中心点が重なるように同一平面上に配置した際に、それぞれ底辺の属さない側の仮想断面の仮想外接円(106)上に3角形の頂角が形成される長さを基準としてその95%から105%の範囲の長さとすることで、
    前記1組の非折り畳み部位(103−1、103−2)の仮想断面(101−1、101−2)を中心点が重なるように同一平面上に捻って折り畳んだ際に、前記上下1組の非折り畳み部位(103−1、103−2)の正多角形の仮想断面(101−1、101−2)が全周にわたって高さ方向の距離を消失して重なることを特徴とするボトル。
  2. シート状の商品ラベルが巻き付けられており、
    前記非折り畳み部位の表面、または前記シート状の商品ラベルの裏面に予め粘着剤が塗布されていることを特徴とする、請求項1に記載のボトル。
  3. 前記非折り畳み部位は、上方から見たときに一定の幅をもって外側に張り出しており、
    前記シート状の商品ラベルは、前記の外側に張り出した2つの非折り畳み部位の幅の合計よりも広い幅であることを特徴とする、請求項2に記載のボトル。
JP2014243505A 2014-11-13 2014-11-13 ボトル Expired - Fee Related JP5840755B1 (ja)

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